JPH10165488A - 酸化処理方法及びそれに用いる薬剤と器具 - Google Patents

酸化処理方法及びそれに用いる薬剤と器具

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JPH10165488A
JPH10165488A JP8358376A JP35837696A JPH10165488A JP H10165488 A JPH10165488 A JP H10165488A JP 8358376 A JP8358376 A JP 8358376A JP 35837696 A JP35837696 A JP 35837696A JP H10165488 A JPH10165488 A JP H10165488A
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JP
Japan
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oxidation treatment
gas
substance
oxidizing
treatment method
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JP8358376A
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Hiroyuki Okura
博之 大蔵
Shigeki Masuda
茂樹 増田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 酸化処理によって除菌、消臭、発毛育毛、毛
髪の開裂したシスチン結合の再結合を行なうことができ
る酸化処理方法及びそれに用いる薬剤と器具に関するも
のである。 【構成】 酸化能を有する気体を発生する物質や、酸化
能を有する気体を発生する物質を吸着能を有する物質に
吸着させたものを用い、そこから発生する酸化能を有す
る気体によって酸化処理を行なう方法及びそれに用いる
薬剤と器具。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は酸化処理によって除菌、
消臭、発毛育毛、毛髪の開裂したシスチン結合の再結合
を行なうことができる酸化処理方法及びそれに用いる薬
剤と器具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から除菌、消臭、発毛育毛、毛髪の
開裂したシスチン結合の再結合などを目的とした酸化処
理方法には液状や固体の酸化剤、酸化能を有する気体で
あるオゾンが用いられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし液状や固体の酸
化剤は、高濃度のものを直接に使用すると酸化作用が過
剰に働いてしまう。さらに低濃度のものでは不安定で、
保存中に酸化剤成分の分解が進んでしまうため効力が失
なわれてしまう。また液状や固体の酸化剤は気体のもの
と比較して残留性が高いため、使用後は洗い流すなどの
作業が必要である。次に酸化能を有する気体であるオゾ
ンを用いる場合、オゾンを発生させるには空気あるいは
酸素中で高圧放電させる方法、希硫酸を電気分解する方
法などがあるが、エネルギー的にも高い電力費が必要
で、発生装置も高価なもので、持ち運びも不便であり、
装置の整備や修理などのメインテナンスも当然必要とな
るものであった。
【0004】本発明は、上記のような従来の問題を解決
して過剰な酸化作用が働くこともなく、残留性もなく、
使用後の洗い流すなどの作業も不要で、電力や高価な装
置を必要とせず、持ち運びが容易で、面倒なメインテナ
ンスも行わずに、除菌、消臭、発毛育毛、毛髪の開裂し
たシスチン結合の再結合などを行なうことができる酸化
処理方法及びそれに用いる薬剤と器具を提供することを
目的として完成されたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明の酸化処理方法は、酸化能を有する
気体を発生する物質や、酸化能を有する気体を発生する
物質を吸着能を有する物質に吸着させたものを用い、そ
こから発生する二酸化塩素、過酸化水素、塩素などの酸
化能を有する気体を用いた酸化処理によって頭皮、毛
髪、皮膚、動物の被毛、食器、調理器具などの除菌、消
臭、頭皮の発毛育毛、毛髪の開裂したシスチン結合の再
結合を行なうことを特徴とするものである。さらに本発
明の酸化処理に用いる薬剤は、酸化能を有する気体を発
生する物質を吸着能を有するシリカゲルなどの物質に吸
着させたことを特徴とするものである。また本発明の酸
化処理に用いる器具は、酸化能を有する気体を発生する
物質や、本発明の酸化処理に用いる薬剤の入った容器に
噴射ノズルを取り付けたことを特徴とするものと、噴射
ノズルが櫛歯状もしくはブラシ歯状になっていることを
特徴とするものである。
【0006】
【発明の実施の態様】本発明は、酸化能を有する気体を
発生する物質や、酸化能を有する気体を発生する物質を
シリカゲルなどの吸着能を有する物質に吸着させたもの
を用い、そこから発生する二酸化塩素、過酸化水素、塩
素などの酸化能を有する気体によって酸化処理を行なう
ものであり、これによって頭皮、毛髪、皮膚、動物の被
毛、食器、調理器具などの除菌、消臭、頭皮における発
毛育毛を阻害する物質である5α−ジヒドロテストステ
ロンを酸化して不活性化することによる発毛育毛、パー
マネントウェーブ用第1剤などの還元剤による処理その
他でシスチン結合が開裂した毛髪のシスチン結合の再結
合を行なう酸化処理方法と、酸化能を有する気体を発生
する物質をシリカゲルなどの吸着能を有する物質に吸着
させた酸化処理に用いる薬剤と、さらに酸化能を有する
気体を発生する物質や上記の酸化処理に用いる薬剤を入
れた容器に噴射ノズルを取り付けてあるもので、噴射ノ
ズルとしては櫛歯状やブラシ歯状のものなどからなる酸
化処理に用いる器具からなるものである。
【0007】
【実施例】本発明に用いる酸化能を有する気体を発生す
る物質としては亜塩素酸ナトリウム、次亜塩素酸ナトリ
ウム、過酸化水素水、過硫酸アンモニウムなどがあり、
組合わせて使用する例としては、過マンガン酸カリウム
と塩酸、塩素酸カリウムと塩酸などがある。
【0008】酸化能を有する気体を発生する物質として
亜塩素酸ナトリウムを用いた場合は、亜塩素酸ナトリウ
ムが空気中の炭酸ガスや水分を吸収することによって二
酸化塩素を徐々に発生する。酸化能を有する気体を発生
する物質として過硫酸アンモニウムを用いた場合では、
過硫酸アンモニウムが空気中の水分を吸収することによ
って硫酸水素アンモニウムと過酸化水素を徐々に発生す
る。酸化能を有する気体を発生する物質として塩酸と過
マンガン酸カリウムを組み合わせて用いた場合、塩酸か
ら発生する塩化水素が過マンガン酸カリウムによって酸
化され塩素を発生する。二酸化塩素、過酸化水素、塩素
は、いずれも強力な酸化能を有する気体である。
【0009】酸化能を有する気体を発生する物質を吸着
させるための吸着能を有する物質としてはシリカゲルな
どが用いられる。これらは酸化能を有する気体を発生す
る物質を固定する役割をするほか、吸着量を調節するこ
とによって、酸化能を有する気体の発生量を調節するこ
とができる。
【0010】これらの気体は、きわめて強い酸化能を有
し、あらゆる細菌やウィルスを瞬時に死滅させる作用が
ある。また悪臭の原因となるメルカプト化合物やアミン
類なども酸化分解するため強い消臭作用を示す。さらに
気体によって酸化処理するため、残留性もなく後で洗い
流す必要がない。従って例えば病気や怪我その他の身体
的都合によって洗髪や入浴ができない日が続くような場
合、本発明の酸化処理を毛髪や頭皮、皮膚に対して行な
えば、雑菌やにおいの原因となる物質を酸化作用によっ
て除去でき、さらに残留性がないため使用後洗い流さな
くてもよく、ベットに横になった状態でも行なうことが
できるため介護などの際にもきわめて有用である。ま
た、犬などの動物の被毛をこれによって酸化処理を行な
えば、被毛についた細菌やウィルスも除かれ、においも
解消され衛生的であり、しかも水などによる洗い流す作
業が不要なので、室内においても被毛の手入れを行なう
ことができる。また食器や調理器具を保管するケースや
食器棚、収納庫の中に酸化能を有する気体を発生する物
質や、本発明の酸化処理に用いる薬剤を置いておけば、
酸化能を有する気体が少しずつ発生して、一緒に保管さ
れている食器や調理器具を包み込むため、除菌、消臭さ
れ衛生的に保つことができる。
【0011】次に頭皮の発毛、育毛について説明する。
一般に森林の伐採作業に従事している者には、禿がきわ
めて少ないといわれているが、その理由は、森林の樹木
の光合成などで発生するオゾンの酸化能によるもので、
頭皮における発毛、育毛を阻害する物質である5α−ジ
ヒドロテストステロンをオゾンが酸化して不活性化され
ることによって、発毛、育毛が促される。本発明の酸化
処理を頭皮に対して行なえば、森林のオゾンの場合と同
様に、酸化能を有する気体によって5α−ジヒドロテス
トステロンが酸化されて不活性化するため、発毛、育毛
が促進され、さらにオゾン発生装置のような高い購入
費、電力の浪費、メインテナンスも必要なく、器具の持
ち運びも面倒ではない。
【0012】また美容室などで行なわれるパーマネント
ウェーブ用第1剤などの還元剤によって毛髪を処理した
場合には、毛髪中のシスチン結合は開裂した状態であ
る。これにパーマネントウェーブ用第2剤などの酸化剤
を作用させてシスチン結合を再結合させるわけである
が、これだけではまだ酸化が不十分であるため、シスチ
ン結合の再結合が不完全で、まだ一部のシスチン結合は
開裂したままの状態で残っており、特に毛髪表面付近の
シスチン結合は再生しにくい。そのためパーマ後にシャ
ンプーをする度にシスチン結合の開裂した部分から毛髪
内のたんぱく質やアミノ酸などが流れ出て、毛髪のダメ
ージが次第に進んで損傷毛となってしまう。しかし本発
明の酸化処理を行なうと、シスチン結合が開裂したまま
の状態で残っている部分も瞬時に再結合され、その結果
毛髪内部のたんぱく質やアミノ酸の流れ出る隙間もなく
なるためダメージも起こらず、またパーマの定着も良く
なる。毛髪表面付近のシスチン結合の再結合も完全にさ
れるので毛髪の艶もよくなり、酸化処理作用が強力なた
め、毛髪に残ったパーマ液特有のにおいも解消される。
例えば酸化能を有する気体を発生する物質として亜塩素
酸ナトリウムを用いた場合、発生する二酸化塩素は酸化
能が強く、一般のパーマネントウェーブ用第2剤で再結
合されずに残っているシスチン結合の開裂した状態のも
のも瞬間的に完全に再結合することが可能である。
【0013】次に本発明の酸化処理に用いる薬剤につい
て説明する。酸化処理に使用する薬剤はシリカゲルなど
の吸着能を有する物質に酸化能を有する気体を発生する
物質を吸着させたものである。用いるシリカゲルは一般
には白色球状のものでよく、これに亜塩素酸ナトリウム
などの酸化能を有する気体を発生する物質を吸着させ
る。亜塩素酸ナトリウムはシリカゲルの吸着作用によっ
てシリカゲル球内に固定されるが、やがて空気中の水分
や炭酸ガスの作用によって徐々に少しづつ分解し二酸化
塩素の気体を発生する。
【0014】また本発明の酸化処理に用いる器具として
は、酸化能を有する気体を発生する物質あるいは本発明
に用いる薬剤1を入れた容器2に噴射ノズル3を取り付
けたもので、容器2内で発生した酸化能を有する気体を
噴射ノズル3より噴射するものである。さらに噴射ノズ
ル3の形状としては、櫛歯状の噴射ノズル4や、ブラシ
歯状の噴射ノズル5のようなものを用いることもでき
る。櫛歯状の噴射ノズル4や、ブラシ歯状の噴射ノズル
5の内部は中空になってして、容器2内部の空間とつな
がっており、容器2内で発生した酸化能を有する気体
は、その中空を通ってきて外部へ噴射される。これらの
容器を用いれば、毛髪や動物の被毛をコーミングあるい
はブラッシングしながら酸化処理を行なうことができ
る。
【0015】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明の酸化処理は過剰な酸化作用が働くこともなく、残留
性もなく使用後の洗い流す作業も不要で、電力や高価な
装置を必要とせず、器具の持ち運びや面倒なメインテナ
ンスの問題も解消したもので、これによって除菌、消
臭、発毛育毛、パーマネントウェーブ用第1剤などの還
元剤によってシスチン結合が開裂した毛髪のシスチン結
合の再結合を行なうことができるものである。よって本
発明は従来の問題点を一掃した酸化処理方法及びそれに
用いる薬剤と器具として、産業の発展に寄与するところ
は極めて大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】酸化能を有する気体を発生する物質あるいは本
発明に使用する薬剤を入れた容器に噴射ノズルを取り付
けた本発明に使用する器具の一例を示す断面図である。
【図2】酸化能を有する気体を発生する物質あるいは本
発明に使用する薬剤を入れた容器に櫛歯状の噴射ノズル
を取り付けた本発明に使用する器具の一例を示す断面図
である。
【図3】酸化能を有する気体を発生する物質あるいは本
発明に使用する薬剤を入れた容器にブラシ歯状の噴射ノ
ズルを取り付けた本発明に使用する器具の一例を示す正
面図である。
【符号の説明】
1 酸化能を有する気体を発生する物質あるいは本発明
に用いる薬剤 2 容器 3 噴射ノズル 4 櫛歯状の噴射ノズル 5 ブラシ歯状の噴射ノズル

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸化能を有する気体を発生する物質を用
    い、そこから発生する酸化能を有する気体によって酸化
    処理を行なうことを特徴とする酸化処理方法。
  2. 【請求項2】 酸化能を有する気体を発生する物質を、
    吸着能を有する物質に吸着させ、そこから発生する酸化
    能を有する気体によって酸化処理を行なうことを特徴と
    する酸化処理方法。
  3. 【請求項3】 吸着能を有する物質がシリカゲルである
    請求項2に記載の酸化処理方法。
  4. 【請求項4】 酸化能を有する気体が二酸化塩素である
    請求項1又は2又は3に記載の酸化処理方法。
  5. 【請求項5】 酸化能を有する気体が過酸化水素である
    請求項1又は2又は3に記載の酸化処理方法。
  6. 【請求項6】 酸化能を有する気体が塩素である請求項
    1又は2又は3に記載の酸化処理方法。
  7. 【請求項7】 頭皮の酸化処理を行なう請求項1又は2
    又は3又は4又は5又は6に記載の酸化処理方法。
  8. 【請求項8】 毛髪の酸化処理を行なう請求項1又は2
    又は3又は4又は5又は6に記載の酸化処理方法。
  9. 【請求項9】 皮膚の酸化処理を行なう請求項1又は2
    又は3又は4又は5又は6に記載の酸化処理方法。
  10. 【請求項10】 動物の被毛の酸化処理を行なう請求項
    1又は2又は3又は4又は5又は6に記載の酸化処理方
    法。
  11. 【請求項11】 食器、調理器具の酸化処理を行なう請
    求項1又は2又は3又は4又は5又は6に記載の酸化処
    理方法。
  12. 【請求項12】 酸化処理によって除菌を行なう請求項
    7又は8又は9又は10又は11に記載の酸化処理方
    法。
  13. 【請求項13】 酸化処理によって消臭を行なう請求項
    7又は8又は9又は10又は11に記載の酸化処理方
    法。
  14. 【請求項14】 酸化処理によって発毛、育毛を行なう
    請求項7に記載の酸化処理方法。
  15. 【請求項15】 酸化処理によって、開裂したシスチン
    結合の再結合を行なう請求項8に記載の酸化処理方法。
  16. 【請求項16】 酸化能を有する気体を発生する物質
    を、吸着能を有する物質に吸着させたことを特徴とする
    酸化処理に用いる薬剤。
  17. 【請求項17】 吸着能を有する物質がシリカゲルであ
    る請求項16に記載の酸化処理に用いる薬剤。
  18. 【請求項18】 酸化能を有する気体を発生する物質又
    は、請求項16又は17に記載の酸化処理に用いる薬剤
    を入れた容器に噴射ノズルを取り付け、容器内で発生し
    た酸化能を有する気体を噴射ノズルから噴射することを
    特徴とする酸化処理に用いる器具。
  19. 【請求項19】 噴射ノズルが櫛歯状であり、その内部
    が中空になっており容器内部の空間とつながっており、
    容器内で発生した酸化能を有する気体を噴射する請求項
    18に記載の酸化処理に用いる器具。
  20. 【請求項20】 噴射ノズルがブラシ歯状であり、その
    内部が中空になっており容器内部の空間とつながってお
    り、容器内で発生した酸化能を有する気体を噴射する請
    求項18に記載の酸化処理に用いる器具。
JP8358376A 1996-12-09 1996-12-09 酸化処理方法及びそれに用いる薬剤と器具 Pending JPH10165488A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015165891A (ja) * 2005-11-28 2015-09-24 大幸薬品株式会社 浮遊ウイルス感染対策方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015165891A (ja) * 2005-11-28 2015-09-24 大幸薬品株式会社 浮遊ウイルス感染対策方法

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