JPH10165529A - 防災用具 - Google Patents

防災用具

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JPH10165529A
JPH10165529A JP8266535A JP26653596A JPH10165529A JP H10165529 A JPH10165529 A JP H10165529A JP 8266535 A JP8266535 A JP 8266535A JP 26653596 A JP26653596 A JP 26653596A JP H10165529 A JPH10165529 A JP H10165529A
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JP
Japan
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disaster prevention
prevention tool
tip
view
scoop
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JP8266535A
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English (en)
Inventor
Mitsuhiro Fujiwara
充弘 藤原
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Original Assignee
Individual
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 実践に役立つ防災用具を安価にして提供する
こと。 【解決手段】 バール1である防災用具で、先端に破砕
用のビット2を備えるとともに、ビット2に続く杆部
3,4,5が伸縮調節可能に構成されている。また、同
ビット2の一側面に、かませ部材13,14に係止する
凹凸状の係止部9が形成されている。さらに、バール1
の尾端部が、2人が掴めるように左右両側に突出する柄
部を備えている。また、前記ビット2近傍の一側面に
は、折り畳み可能な支点部材11が設けられている。ス
コップである防災用具で、掬い部22が柄部23に対し
先後転回自在になっていて、転回によりスコップの本来
の機能と掻き寄せ機能を選択できるようになっている。
また、掬い部22の先端部のみが略直角に起立自在にも
なっている。先端打撃面に破砕刃を備えた防災用具であ
って、破砕刃は、複数の刃部に分かれている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、地震などの災害
に際して有効に機能を発揮する防災用具に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、都市において直下型の大地震が発
生して甚大な被害を受けたところであるが、その被害が
大きくなったのは1つには防災用具の備えがなかったか
らであるとされる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、これまでの
防災用具は、一般型のものであるに過ぎなかったため、
実践に役立たなかった。この発明は前記課題を解決する
ためになされたもので、実践に役立つ防災用具を安価に
して提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、バールである防災用具であ
って、先端に破砕用のビットを備えるとともに、ビット
に続く杆部が伸縮調節可能に構成されている。
【0005】請求項2記載の発明は、請求項1におい
て、ビットの一側面には、かませ部材に係止する凹凸状
の係止部が形成されている。
【0006】請求項3記載の発明は、請求項1または2
において、尾端部が左右両側に突出する柄部を備えてい
る。
【0007】請求項4記載の発明は、請求項1から3ま
でのいずれかにおいて、ビット近傍の一側面には、折り
畳み可能な支点部材が設けられている。
【0008】請求項5記載の発明は、かませ部材である
防災用具であって、1対のかませ部材でなり、これらの
かませ部材のうちの一方の外周には、互いに離れて金属
枠製の保護カバーが装着され、他方のものの外周には、
前記両保護カバー間に嵌まり合う関係にある別の保護カ
バーが装着されている。
【0009】請求項6記載の発明は、スコップである防
災用具であって、掬い部が柄部に対し先後転回自在にな
っていて、転回によりスコップの本来の機能と掻き寄せ
機能を選択できるようになっている。
【0010】請求項7記載の発明は、請求項6におい
て、掬い部の先端部のみが略直角に起立自在になってい
る。
【0011】請求項8記載の発明は、先端打撃面に破砕
刃を備えた防災用具であって、破砕刃は、複数の刃部に
分かれている。
【0012】請求項9記載の発明は、油圧ジャッキであ
る防災用具であって、押し上げ台には、スペーサが嵌合
自在になっている。
【0013】請求項10記載の発明は、請求項9におい
て、スペーサの上端は突起状になっている。
【0014】請求項11記載の発明は、有底型の本体に
開閉可能な蓋を備える容器に移動用車輪を付した防災用
具容器の内部および/または外部に付帯可能にした。
【0015】請求項12記載の発明は、請求項11にお
いて、長尺の用具であり、防災用具容器の外部に脱着自
在に付帯されて長短に変換自在とされるとともに、長く
された時に防災用具容器の引っ張り用の部材を兼ねるよ
うにされた。
【0016】請求項13記載の発明は、バールとして使
用できる防災用具であって、杆部の尾端部が左右両側に
突出する柄部を備えているとともに先端部には左右両側
に突出するこじ回し杆がアタッチメントとして着脱自在
に装着されるようになっている。
【0017】請求項14記載の発明は、バールとして使
用できる防災用具であって、杆部の先端部にはカッター
がアタッチメントとして着脱自在になっている。
【0018】請求項15記載の発明は、バールとして使
用できる防災用具であって、その杆部の途中に支点アタ
ッチメントを付加可能にしたもので、同アタッチメント
は、前記杆部の外周に着脱自在に嵌め合わされる筒状部
と同筒状部から突出し横軸を挿通可能な孔付きの取付部
を持つ取付ブラケットと、同取付ブラケットに前記横軸
を介して前記杆部の長手方向に回転調節可能に取り付け
られる支点台とを備える。
【0019】請求項16記載の発明は、請求項15にお
いて、支点台は油圧ジャッキである。
【0020】請求項17記載の発明は、請求項15にお
いて、支点台は杆部の左右両側に配され脚部で構成され
ている。
【0021】請求項18記載の発明は、バールとして使
用される防災用具であって、杆部の先端部には、家屋の
倒壊などに際して突っ張り役をする油圧ジャッキがアタ
ッチメントとして付加可能になっている。
【0022】請求項19記載の発明は、バールとして使
用される防災用具であって、杆部には、梯子の桟を付加
可能になっている。
【0023】請求項20記載の発明は、請求項19にお
いて、引き上げ用の紐が設けられている。
【0024】請求項21記載の発明は、ハンマーとして
使用される防災用具であって、その頭部には破砕用の突
起が形成され、同突起には紐の一端が結合される一方、
紐の他端は杆部とともに握ることが可能なように延ばさ
れている。
【0025】請求項22記載の発明は、請求項21にお
いて、突起には、更に小さい突起が配されている。
【0026】請求項23記載の発明は、スコップである
防災用具であって、掬い部の左右両側あるいは一側がS
字状になるような形態で曲がって形成されている。
【0027】請求項24記載の発明は、請求項23にお
いて、掬い部の面には、同掬い部の回転により土中等に
進入してゆく進入促進突起が設けられている。
【0028】請求項25記載の発明は、スコップである
防災用具であって、その柄部には、ハンマーが着脱可能
とされ、柄部の尾端部を叩打可能になっている。
【0029】請求項26記載の発明は、スコップである
防災用具であって、その柄部には、釘抜きが付されてい
る。
【0030】請求項27記載の発明は、スコップである
防災用具であって、その柄部の尾端部に設けられた握り
部には、補助握り部が追加可能になっている。
【0031】請求項28記載の発明は、つるはしである
防災用具であって、その柄部先端には、つるはし本体の
抜けを阻止する紐が掛けられるとともに、同紐は長く延
ばされている。
【0032】請求項29記載の発明は、油圧ジャッキで
ある防災用具であって、本来の架台の底面には、本来の
架台よりも広い面を持つ安定化台が設けられている。
【0033】請求項30記載の発明は、請求項29にお
いて、安定化台の底面にはスリップ防止手段が形成され
ている。
【0034】請求項31記載の発明は、樹木等を切断可
能な防災用具としても使用可能な用具であって、紐間
に、チェーン式のソーを設けてなる。
【0035】請求項32記載の発明は、請求項31にお
いて、チェーン式のソーは、切断用の刃片の他に切断深
さを規定するローラーを備えた片も配列している。
【0036】請求項33記載の発明は、担架である防災
用具であって、防災用具を納めるケースのカバーを適宜
の方向に沿って分離可能にして展開自在にすることで担
架を形成するようにする。
【0037】請求項34記載の発明は、担架である防災
用具であって、防災用具を納めるケースのカバー内面に
沿って外部に展開自在な部材を備えておき、担架の面を
形成可能に構成した。
【0038】請求項35記載の発明は、担架である防災
用具であって、梯子を利用して担架を形成可能に構成し
た。
【0039】請求項36記載の発明は、担架である防災
用具であって、脚立を利用して担架を形成可能に構成し
た。
【0040】請求項37記載の発明は、請求項35また
は36において、車輪を組み合わせて運搬車にもなるよ
うに構成した。
【0041】請求項38記載の発明は、つるはしに類似
した用具であって、柄部の先端につるはしの先端一方を
備えるとともに先端他方にはスコップや三つ子等の他の
用具が脱着可能とされている。
【0042】請求項39記載の発明は、請求項38にお
いて、先端には、他に破砕機能を兼ね備えた釘抜きが設
けられている。
【0043】請求項40記載の発明は、請求項38また
は39において、先端には、ハンマーが備え付けられて
いる。
【0044】請求項41記載の発明は、請求項38から
40までのいずれかにおいて、スコップは、つるはしの
先端一方の突出する方向に直交して伸びるスコップが設
けられている。
【0045】
【発明の実施の形態】以下、図示した実施形態を参照し
てこの発明を詳細に説明する。図1は一実施形態を示す
斜視図である。同実施形態において、1は1.5m〜2
m程度の長尺ものになるバールである防災用具であっ
て、先端に先鋭状の破砕用ビット2を備えるとともに、
ビット2に続く第1杆部3は金属角パイプ製であってビ
ット2の尾端に連続して溶接固着されている。
【0046】第2杆邸4、第3杆部5も共に金属角パイ
プ製で、第2杆部4は第1杆部3に、また、第3杆部5
は第2杆部4にそれぞれ伸縮調節可能であるとともに、
ボルト6と蝶ナット7により止着可能になっている。
【0047】このバール1の先端のビットの底面には、
木質のかませ部材8に係止する凹凸状の係止部9が形成
されている。一方、尾端部には、バール1に直交して左
右両側に突出する柄部10を備えている。尚、ビット2
近傍の底面に、折り畳み可能な支点部材11を備えて転
回自在にしてもよい。
【0048】また、仮想線で示すように、ボルト6を側
方に向けて長いものにし、このボルト6を利用して左手
で把持して作業できるようにしてもよい。このボルト6
外周に外パイプを備えて把持しやすくしてもよい。
【0049】さらに、仮想線で示すように、バール1の
先端側外周には、かませ部材を兼ねる円板形あるいは四
角板形の前板12を付してもよい。この前板12は、破
壊作業時にかませ部材の役をする他に、破壊したものが
手前に飛び散るのを阻止し、さらに、打ち込み量を一定
にして中に待機する被害者にバール先端が当たらないよ
うにするストッパとしての機能ももつとともに、作業す
る一方の手のずれを防止するようにも機能する。同前板
12は前方が見えやすいように、孔や外周切欠を設けた
り、透明材で形成したりしてもよい。また、同前板12
は、バール1に対して前後に移動調節可能にしてもよ
い。
【0050】尚、以下の各実施形態でも同様であるが、
図1に示すように、防災用具には紐(ロープ)Rを尾端
部や先端部に結び付けておくことで、この紐Rを利用し
て、例えば、防災用具を牽き出すのが有利になったり、
用具ケース内に収納するのに吊って収納したり、あるい
は紐Rとともに杆部を握ることで作業が滑らず確実にで
きるなどの有利さがある。
【0051】図2はかませ部材である防災用具いついて
の実施形態であって、1対のかませ部材13,14でな
り、これらのかませ部材13,14のうちの一方13の
外周には、互いに離れて金属枠製の保護カバー15,1
6が被せて装着され、他方のもの14の外周には、前記
両保護カバー15,16間に嵌まり合う関係にある別の
保護カバー17が装着されている。
【0052】保護カバー17が保護カバー15,16の
間にくるように両かませ部材13,14を嵌め合うこと
により高いかませ部材を提供することができる。尚、こ
れらのかませ部材13,14は、仮想線のように、ボル
ト・ナット18,19で互いに連結一体化するようにし
てもよい。
【0053】図3に示す実施形態はスコップである防災
用具であって、ボルト21の挿脱により掬い部22が柄
部23に対し図4に示すように先後転回自在になってい
る。図3のように通常の状態にすることによりスコップ
本来の機能を発揮する一方、図4のように掬い部22を
転回することにより土砂等を掻き寄せる機能をもたせる
ことができる。
【0054】尚、図3に仮想線で示すように、掬い部2
2が中間で折れて土砂等を引き掻くことができるように
してもよい。
【0055】図5に示す実施形態は同じくスコップであ
る防災用具であって、その先後転回の他の方式をもつも
のについての一例である。すなわち、掬い部25の裏面
に挿通部26を備えておいて柄部27が挿脱できるよう
にするとともに、先後転回ののちにボルト27で止着で
きるようにしてもよい。
【0056】尚、柄部27の先側には仮想線のようにヒ
ンジ部28とボルトナット29を構成しておいて、土掻
きができるようにしてもよい。この場合、ボルトナット
29は図示の状態と柄部27の折れ曲がる先端外周にき
た状態とに位置を変えることができる。
【0057】図6に示す実施形態は大ハンマーについて
のもので、その先端打撃面の一方に破砕刃31を備えた
ものであって、同破砕刃31は、Vノッチ32をもって
複数の刃部に分かれている。破砕刃31は2つであるが
3以上に分かれていてもよい。尚、柄部33には滑り止
め用のグリップ34を先後位置に装着してある。
【0058】図7に示す実施形態は同じく大ハンマーに
ついてのもので、その打撃部を円錐状にして先端に十字
状のノッチ36による分割型打撃面37を形成して破砕
機能を持たせてある。
【0059】図8に示す実施形態は油圧ジャッキについ
てのもので、同油圧ジャッキは、本体40にロッド41
を介して押し上げ台42を備え、ハンドル43により押
し上げ台42を上昇させ得るようになっている。この油
圧ジャッキの押し上げ台42にスペーサ44が嵌合自在
になっている。このスペーサ44は右に示すように、高
さの異なるものを使用してもよい。
【0060】図9は同じく油圧ジャッキについての実施
形態で、スペーサ46の上端が突起46aを備えてい
る。この突起46aを介して押し上げれば、相手である
コンクリートや木材などが容易に破壊される。この突起
46aは複数でもよい。
【0061】図10もスペーサ48が突起状になったも
ので、更にその先に係止突起48aが形成され、これに
より、相手がずれないように持ち上げることができる。
【0062】図11は油圧ジャッキの台座50下に傾斜
台51を介装して油圧ジャッキのセット角度を自在に変
更できるようにしたものである。
【0063】図12はファイアマンが使用するピック付
き斧についての実施形態で、同斧部53とピック部54
にはそれぞれ安全のためのカバー55,56が着脱自在
に止め具57により取り付けられている。
【0064】図13のピック付き斧についての実施形態
で、この場合のカバー60は斧全体を被い、ボルトナッ
ト61で着脱自在とされている。尚、カバー60は別板
で相対面する1対の板であってもよい。
【0065】図14から図16は、市販の油圧ジャッキ
70に付属機構を組み合わせて地震で埋設された人をよ
り迅速かつ確実に救助するためになされた実施形態を示
している。油圧ジャッキ70は、台板75上にケーシン
グ付きのシリンダである本体71を備え、同本体71
は、図16に示すジャッキ台72付きのロッド73を昇
降自在に備えている。
【0066】同ロッド73には、昇降調節可能なネジ軸
74を備えて持ち上げ対象の高さにマッチングし得るよ
うになっている。台板75上では、挿脱自在な持ち上げ
ハンドル76によりポンプ部77を作用させるようにさ
れる一方、解除ノブ78が回転操作可能に設けられてい
る。
【0067】ところで、この油圧ジャッキ70それ自体
は数トンのものを持ち上げ自在に構成されてはいるが、
台板75からジャッキ台72間が一般に高くなっている
ため、これを地震災害現場で使用するには無理な面があ
る。すなわち、地震現場では家屋がつぶれており、隙間
が殆どないことが多いからである。従って、これらの図
に示すように、付属機構を組み合わせてつぶれた家屋に
でも対処できるようにした。
【0068】台板75の前側には、装置の左右にあるよ
うに受板80が止め具81により着脱自在にかつ台板7
5と略同一面状になるように取り付けられている。その
先端部80aは先鋭状とされ、隙間に突き入れやすくな
っている。尚、装置を突き入れやすくするため、図15
の平面図に示すように、両受板80の先部はテーパー形
にもなっている。
【0069】ジャッキ台72を備えたネジ軸74の外周
を利用して略L字形をしたリフター83が取り付けられ
ている。同リフター83は、受板80と同一レベルまで
下がる下端の持ち上げ部84と、同持ち上げ部84に続
く背部85と、左右1対のリフトアーム86とを備え
る。リフトアーム86の上端には、図16に示すよう
に、横軸87を介してコの字形をした固定片88が取り
付けられ、同固定片88がネジ軸74回りに嵌合される
とともにピース89を介装することで軸90あるいはボ
ルトで油圧ジャッキ70側に装着される。リフトアーム
86の上端を固定片88のように形成して直接ネジ軸7
4回りに装着してもよい。
【0070】また、リフトアーム86の下寄りの箇所に
は、受板80の垂直に伸びる部分として油圧ジャッキ7
0の前面に沿って設けたガイド92に沿うように昇降案
内するローラー93が取り付けられている。
【0071】この装置は、油圧ジャッキ式の簡易リフタ
ーとして構成され、図14に実線で示すように、下端の
受板80間にリフター83が同一レベルに待機するよう
にしてあるので、地震災害時に倒壊した家屋の少しの隙
間にも突き入れることができる。特に、実施形態のよう
に先端が先鋭状になっていると、隙間のない場合でも突
き込むことができる。突き込んだ状態で、持ち上げハン
ドル76を上下に往復操作することでジャッキ台72が
徐々に持ち上がる。これに伴いリフター83が持ち上が
って受板80との間隔が拡がり、その結果、倒壊箇所を
拡開することができる。
【0072】尚、前記リフティングにより倒壊箇所を拡
開した状態でその箇所に用意したかませ片をかませてお
き、解除ノブ78を操作して同装置を脱去してのち、リ
フター83にかませ片を載せ付けて再度倒壊箇所を拡開
するか、あるいは油圧ジャッキ70自体を倒壊箇所に突
っ込んで拡開するようにすれば、更に拡開量を大きくす
ることが可能になる。尚、リフター83は、ジャッキ台
72自体に着脱可能あるは完全固着式に装着してもよ
い。また、台板75には下方に向けて転回自在な脚材を
付してもよい。
【0073】さらに、持ち上げ部84には、倒壊部材を
壊す突起を付してもよい。また、油圧ジャッキ70側
は、リフター83を装着しやすい構成に構造変更するこ
ともできる。例えば、ロッドの上端に専用の装着台を付
すなどである。さらに、受板80の方が1枚でありリフ
ター83の方が2枚であってもよい。また、受板80お
よびリフター83はパイプやロッド状の部材で構成して
もよい。さらに、受板80と台板75とは当初より一体
形成してもよい。
【0074】図17に示す実施形態は、主に拡開量を油
圧ジャッキ70の最大ストロークよりも大きく得るため
のものである。すなわち、受板80は前記と同様に設け
られている。リフター95は持ち上げ部96とリフトア
ーム97等で構成され、その基端部が、本体71外周に
嵌着されて一部が上方に伸びる支持部材98に軸99を
介して上下揺動可能に装着されている。油圧ジャッキ7
0の首部には作動片100が取り付けられ、同作動片1
00に取り付けられた連動軸101が、リフトアーム9
7の長孔102に係合している。
【0075】従って、油圧ジャッキ70を上昇操作する
と、作動片100が上昇し、連動軸101および長孔1
02を介してリフトアーム97を持ち上げる。リフトア
ーム97の先端は油圧ジャッキ70よりも2倍以上持ち
上がる。
【0076】図18は、リフトアーム105の支点10
6を油圧ジャッキ70の台板側にもってきた実施形態を
示している。107は受板、108は持ち上げレバーで
あり、同レバー108は、ロッド側とリフトアーム10
5間を継ぐものである。
【0077】図19は、車両用簡易ジャッキ110に救
助用のリフター111を構成した実施形態を示してい
る。ジャッキ110は、下端に台座112を備え、上端
に受盤113を備えており、台座112を利用して受板
114を装着する一方、受盤113を利用してリフトア
ーム115を連動自在に結合してある。尚、連動軸11
6に対応するリフトアーム115の箇所には長孔が形成
されている。また、仮想線のように、リフトアーム11
5の先端にはフック117を付してもよい。このフック
117は、図14から図18に示す実施形態においても
実施できる。
【0078】図20に示す実施形態は、油圧ジャッキ7
0を取付台120を介して扉枠121の上端コーナーに
常備式に装着して、地震発生により開かなくなった扉1
22を強制的にこじ開けるように構成したものである。
尚、この油圧ジャッキ70は、取付台120から取り外
し可能であり、これにより、扉122をこじ開けたあと
に同油圧ジャッキ70を別の用途に使用できるようにな
っている。この油圧ジャッキ70は、図14から図19
に示す拡開式のリフターを付属させることができる。そ
の付属時点は、前記別の用途に使用する前であっても常
備する際でもよい。
【0079】尚、仮想線で示すように、天井設置型ある
いは吊持型の蛍光灯124を地震時の激しい振動から護
るため、それを下方域で受けるように網状体125を張
設してもよい。この網状体125は、下方からみて模様
になるように色付けして配色に工夫すれば更に良い。同
網状体125は、ビニールシート内に配したものでもよ
い。
【0080】図21に示す実施形態は、高所から飛び降
りる人を救助するためのエアークッション127を消火
器128の噴出ガスを利用して膨らませるようにしたも
のである。
【0081】図22に示す実施形態は、地震で揺れる最
中に人が逃げ易くするための履物130についてのもの
で、同履物130は、その裏底にOリング型をしたゴム
クッション131…を備え付けたものである。同ゴムク
ッション131…により多少歩行床面が揺れてもそれを
吸収して上手く戸外に脱出あるいは室内で避難できるも
のである。
【0082】図23に示す実施形態は、食卓などのテー
ブル133についての地震対策例を示す。同テーブル1
33は、天板134と底板135を備え、これらの間を
屈曲自在な縦リンク136で左右において継ぎ、これら
のリンク136間を継ぐ作動リンク137を作動させる
ように天板134底面の油圧ジャッキ138を備え付け
てある。
【0083】通常は天板134が図示より少し下がった
状態にあるが、地震から避難する際は、油圧ジャッキ1
38を前記操作ハンドル等により作動させると、作動リ
ンク137を介して縦リンク136が立ち上がるように
連動する。これにより、天板134は持ち上がって避難
する者がテーブル内に入り易くなる。その後、油圧ジャ
ッキ138の油圧ロックを解除すれば、天板134は下
がってより安全になる。
【0084】図24に示す実施形態は、床面上に油圧ジ
ャッキ140を設置してこれにより天板141が上昇し
得るようにし、この上昇とともにヒンジ142で取り付
けた下端のゴムクッション143…が脚部144の下に
介装されて安全になるようにしてある。
【0085】図25ないし図30に示す実施形態は、
(株)サンリバープラスチックス社製のプラスチックド
ラム(高分子量、高密度ポリエチレン使用)を防災用具
容器150に利用して防災用具セットSを構成したもの
である。同容器150は、図26に断面を示すように、
胴部151aと底部151bを備えた本体151に蓋1
52を脱着式に開閉できるようにしたもので、蓋152
はその耳が本体151の上端の耳に被さるようにされる
とともに、断面くの字形で周一部が切り離されたスチー
ル製の蓋締めリング153で外方から締め付けられるこ
とで蓋設されるようになっている。
【0086】この蓋締めリング153は、図28に示す
ようなボルト締め式でもよいが、図27に示すようなワ
ンタッチ開閉操作手段にしてある。すなわち、蓋締めリ
ング153の切離し部153aの対向する部分内周にブ
ラケット154を突設し、同ブラケット154の一方に
係止ピン155を、また、他方のブラケット154に操
作レバー156を取り付けてある。
【0087】操作レバー156には、ロックレバー15
7が取り付けられており、同ロックレバー157の先端
には係止フック157aが形成されている。操作レバー
156をレバーピン158を中心にして図示のロック状
態からドラム内向きに戻すと、ロックレバー157が係
止ピン155を中心に回転するので次第にロック状態が
緩み、切離し部153aが開いて蓋締めリング153は
緩むことで同リング153および蓋152は取り外し可
能になる。
【0088】蓋152を閉めてリング153を装着し、
係止フック157aを係止ピン155に係止させて操作
レバー156をリング153の方向に揺動させると、リ
ング153は次第に締まり、レバーピン158と係止ピ
ン155を結ぶ線上をロックレバー158のロックピン
159が越えることにより、リング153は締め付け状
態でロックされる。
【0089】この防災用具容器150の外周には、他
に、中段リング161、下段リング162が同じ帯板ス
チール材料としてボルトナット163で締め付けられて
いる。これらのリング161,162は、一方のみでも
よい。また、断面がくの字の前記蓋締めリング153を
利用してもよく、この場合、ゴムを介装することができ
る。
【0090】下段リング162の外周からは、図28に
その平面図を示すように、アングル材によるブラケット
165が左右1対突出し、同ブラケット165を介して
車軸166が通され、これに車輪167が設けられてい
る。この車輪167の下面は容器150の底面と同一に
なっているが、容器150の底面よりも高くても低くて
もよい。
【0091】容器150内には、スコップ170、ツル
ハシ171、レスキュー斧172、更に図示しない破砕
用ハンマー等が入れられ、そのため、容器150の内底
には、損傷防止用の底パッド174および内周パッド1
75が貼り付けなどにより備えてある。防災用具の中に
は、比較的長い前記のようなものの他、かませ材176
や油圧ジャッキ177さらにロープ178のように容器
150内にそのまま入れると取り出し難い物もある。し
たがって、これらのものは、フック179により容器1
50に吊り下げて取り出しやすい高さにあるようにして
ある。
【0092】防災用具の中でもバールについては、伸縮
型であるが容器150内に収まらない程の長尺の場合が
ある。図26は短くした際の長尺型バール181を示
し、同バール181は、各リング153.161,16
2の車輪167側にそれぞれ1対ずつ突設されたブラケ
ット180にアイボルト184と溶接ナット185によ
り縦向きに装着されている。同バール181は、四角パ
イプでなる柄杆部182とその中で伸縮自在になった先
杆部183からなり、先杆部183は四角ロッドあるい
はパイプであり、その先端には破砕用の楔状ビット18
3aを備える。
【0093】柄杆部182の底部には底蓋182aが設
けられ、先杆部183の尾端がここに当たるようになっ
ている。これにより、先杆部183に上下3段階に明け
られた孔が柄杆部182に同じく明けた孔に合致し、前
記アイボルト184が通される。ビット183aには安
全のため保護キャップ186が被せられるとともに図2
5に示すようにアイボルト184で脱着自在になってい
る。尚、バール181の下端部は車輪167間に収まっ
ている。また、容器150全体は、樹脂シート製の保護
カバー187で覆われるようになっている。同カバー1
87は省略されることがある。
【0094】同防災用具を入れた容器150は、カバー
187で覆われて図25に示すようにバール181が短
くなった状態で突き出して収納状態にされる。地震や水
害などによりこの用具が必要になると、カバー187が
取り外されて図26に示す状態とされる。そのあと、必
要に応じて、アイボルト184を弛めるか外すことによ
り先杆部183を伸ばして上端のアイボルト184によ
り先杆邸183を柄杆部182に固定する。この伸びた
状態は図29に示されている。先杆部183を掴んで手
前に倒して引っ張れば車輪167により人力で移動可能
になる。
【0095】また、自転車188やバイク(図示省略)
により牽引しようとする場合、図30に示すように、ア
イボルト184を利用して牽引リンク189を装着し、
同リンク189の先部の脱着リング190を自転車18
8の荷台191等に係止する。容器150は垂直でなく
斜めになって牽引されるので、軽く安定して牽引するこ
とができる。尚、リンク189には、当てパッド192
を備えて自転車188に凭れ掛かるようになっている。
牽引リンク189によらず、先杆部183を伸ばして自
転車188に係止できるようにしてもよい。
【0096】尚、移動したあとや移動せずにバール18
1を使用したい場合は、アイボルト184を外せば、別
途バール181を使用できる。
【0097】また、バールの他の実施形態として、図3
1に示すものがある。同バール194は、外パイプがビ
ット195aを備えた先杆部195とされ、その中にT
字形柄196aを備えた柄杆部196を挿し込んであ
る。尚、196bは孔で、柄杆部196を伸ばした際に
先杆部195の上端孔に合致してアイボルト184によ
り固定する際に使われる。
【0098】図32に示す実施形態は、蓋152付容器
150を非常用水の蓄溜用に利用するようにしたもので
ある。容器150はガード198で耐震対策を採ってあ
るとともに、台所等の蛇口199への通常ルート200
とは別に流入ルート201と流出ルート202を容器1
50経由で構成し、それぞれのルート200,201に
バルブ203を備えるとともに、流出ルート202には
水中ポンプ204を備えて汲み出し可能にしてある。
【0099】この非常用水は、流入ルート202上のバ
ルブ203を開くことで容器150内に蓄溜しておくこ
とができる。そして、同バルブ203を閉止しておけば
通常ルート200を経由して通常の水道使用が可能であ
る。地震等の発生時には、流出ルート202側のバルブ
203を開いて水中ポンプ204を駆動すれば蛇口19
9から用水を利用できる。
【0100】これとは別に、仮想線のように通常ルート
206を容器150内に通し、同配管の途中を容器15
0内で供給可能にしておき、蛇口199に連通してあ
る。容器150の蓋152は水圧が作用しても開かない
ようにしておく。こうすれば、常時容器150内に用水
が満杯になっており、蛇口199の方も常時使用が可能
であるし、構造も簡単に済む。図33に示す実施形態
は、容器150を風呂に利用したものを示している。
【0101】図34に示す実施形態は、防災用具を装備
した容器であるカバー付の防災用具セットSを花壇架台
209内のスペースに常備するようにしたものである。
図35に示すように、階段形花壇架台211の下に収納
するようにしてもよい。
【0102】また、図36に示す実施形態は、円筒形あ
るいは角筒形等のベンチ213内にセットSを収納し、
必要な時は鍵214付の蓋215を開いて使用するよう
にする。この場合、開かれた蓋215はセット208の
ガイド路になる。
【0103】尚、図36に示す実施形態において、ベン
チ213は、それ自体が可搬可能なように車輪付きのも
のであってもよい。また、同ベンチ213内には、非常
食や飲料水が保管されるようにしてもよい。飲料水につ
いては、ベンチ213に開けた孔を通じて雨水が溜まる
ようにしてもよい。
【0104】図37に示す実施形態は、土中217にセ
ットSを埋め込んで、同セットSを防水手段219で包
み込むとともに、地表にはその埋め込み場所を明示する
ための標示220を設置しておくものである。
【0105】図38ないし図45に示す実施形態は、地
震や水害等の災害に遭遇した被災者(あるいは避難者)
を収容するためになされた退避設備セットについてのも
のである。図38に示すセットは、全体を180センチ
(1間)程度に高く形成した囲いで、一部を除いて共通
の原板を用いたパネル300を、縦180センチ横27
0センチ程度に形成したものを3面配して互いのコーナ
ーを組み合わせ、残る1面は、縦180センチ横90セ
ンチのパネル301を出入り口302が形成されるよう
に配して組み合わせたものである。
【0106】これらの板300,301でなるセット
は、各コーナーにターンバックル式の引継材303…が
設けられ、仮想線のようにも掛けられることもある。ま
た、別の仮想線のように、居住者が頭を打たないように
折り曲げ式にすることもある。そして、出入り口302
には、アコーデオンカーテン式の開閉戸304が設けら
れるととに、同開閉戸304は係止金具305を介して
鍵により閉止も可能になっている。
【0107】室内には床カーペット306が敷設される
とともに、出入り口302を入った個所には履物を置く
ための切欠307が形成されている。また、パネル30
0の適所には、通気孔308が適所に形成されて通気網
309が取り付けられる。
【0108】尚、パネル300は、例えば、仮想線の仕
切線aで示すように、縦180センチ横90センチのも
のを共通型として形成しておき、これらを継ぎ合わせて
図示のようなものに組み立てることもできる。この場
合、図38に別途取り出して示すように、パネル300
の上下コーナーにL形の切欠300aを、同切欠300
aの上にボルト孔300bをそれぞれ形成しておき、こ
れに下から嵌まり込むようなU字形止め具310と図示
しないボルトナットによりパネル300同士を接続する
ようにしてもよい。止め具310はパネル300の表裏
に個別に当たる1対の板状の金具であってもよい。
【0109】図39に示す実施形態は、パネル300,
300あるいは300,301相互の連結の構造につい
てのもので、結合レール311は断面が矢形で、パネル
間に嵌まり込む継ぎ311aと、パネルの外側にくる直
角形の外側突起311bと、パネルの内側にくる直角形
の内側突起311cで構成されている。このレール31
1を上あるいは下からパネル間に差し込み、あとは、前
記した引継材303で引っ張ればパネル同士が結合す
る。
【0110】尚、パネル間を、三角形の水平な板とこの
板から下向きに垂直に突出する取付片とでコーナー板を
形成し、前記取付片が両パネルの内あるいは外側に止め
付けられるようにしてもよい。
【0111】図40に示す実施形態は、セットの上方に
対をなすようにアーチ形のガイドレール312を配し、
同レール312に沿って伸縮自在な天蓋313を設けて
もよい。この天蓋313は網状で蚊帳を兼ねるものにし
てもよい。尚、天蓋313は水平に伸縮できるようにし
てもよい。
【0112】図41に示す実施形態は、1階セット31
5と2階セット316とを下側の差し込みパイプ317
に上側の差し込みバー318を挿入することで2階建て
あるいは3階建ての退避設備セットを構成するようにし
たものである。
【0113】図42に示す実施形態は、セット320に
脚321を備えて台座322の孔に差し込むようにした
もので、これにより、セット320を高座に設定するこ
とができる。尚、台座322の底にはキャスタ323を
備えるようにすれば、セット全体の移動も可能になる。
また、台座322には、蓋324付の収納凹所325を
形成してもよい。さらに、屋根セット326を付加して
もよく、この場合、差し込みバー327を差し込みパイ
プ328に挿入する方式にする。また、屋根上にはソー
ラーシステム329を装備することもできる。
【0114】図43に示す実施形態は、1つのセット3
31に別セット331を追加的に備え付ける方式につい
てのもので、四角筒形の連結受材332を外面に備え、
これらを二股形の連結材333を上方から差し込んで互
いを連結するようにしてある。尚、仮想線のように出入
り口334や連通口335を形成する。また、前記各実
施形態でも採用できるが、パネルには覗き窓336を形
成して安否の確認が簡単にできるようにする。更なるセ
ットの追加も可能である。尚、前記各実施形態における
パネルは、発泡樹脂材でもよい。また、セットの表には
被災地区名などを付した標識を備え付けることもある。
【0115】図44に示す実施形態は、室内に簡易棚3
40を設備したものを示す。この棚340は、架台34
1上のヒンジ342に上下揺動可能に備えた棚本体34
3と、同本体343の先端にヒンジ344を介して備え
付けた突っ張り345からなる。この棚340は仮想線
のように上方に折り畳むことができる他、伸展時にはベ
ッドとしても使用できる。前記各実施形態のセットは、
屋内、屋外および屋上等に設置することができる。
【0116】図45に示す実施形態は、室内にハンモッ
ク347を吊り下げるようにしたものである。この構造
は、図44に同様のものとする。
【0117】図46に示す実施形態は、ソファー・ベッ
ドについてのもので、同ソファー・ベッドは、実線で示
すようにソファー350にもなり、倒すと仮想線のよう
にベッド351にもなるものである。この場合、地震対
策として、正面からみて左右1対のガードパイプ352
がソファー350の底部内を通過して設けられ、同パイ
プ352の両者間にアッパーガード353が一体に通さ
れてなるものである。
【0118】アッパーガード353に衝撃がかかると、
同ガード353に備えた図示しないクッションで第1の
緩衝がなされ、ガードパイプ352を伝ってソファー3
50内の別のクッションで第2の緩衝がなされるもので
ある。この緩衝は、ベッド351にした際にも同様に得
られるものである。仮想線のようにガードパイプ352
には別にクッション354を付加してもよい。
【0119】図47に示す実施形態は、破砕用具である
バールについてのもので、同バールは、2段階に伸縮可
能な杆部400を備え尾端部に握り部401と紐Rを備
えるものであり、その先端部には、ボルトナット402
により着脱可能なように、こじ回しアタッチメント40
3を装着するようにしてある。
【0120】このアタッチメント403は、杆部の先端
に側方に突き出すこじバー404を備えたもので、同バ
ー404は仮想線のようにハの字に形成してもよい。こ
のアタッチメント403は、装着して握り部401をこ
じ回すことで同時にこじ回されるのである。
【0121】図48に示す実施形態は、バールの先端に
切断刃405を装着したもので、ハンマー406で叩く
ことで災害現場で有効である。
【0122】図49に示す実施形態は、バールの外周に
その止め具407を利用して支点用の取付ブラケット4
08を装着するようにしたものである。同ブラケット4
08は、バールの外周に嵌め合わされる取付筒部409
に突出片410を備え、同突出片410に横軸411を
介して支点架台412を連結したものである。
【0123】同支点架台412は、縦板に底板を組み合
わせたものと、仮想線のように、油圧ジャッキ413に
することもある。この油圧ジャッキ413は、上端に横
軸411を差し込む孔を備える。
【0124】図50(平面図)および図51(側面図)
に示す実施形態もバールに支点を構成するもので、左右
1対の縦筒415をバールに止め付けるとともに左右間
を連結材416で一体化してある。そして、縦筒415
には、上下に伸縮自在に脚材417を備えてある。41
8は蝶ボルトである。
【0125】図52に示す実施形態は、他のアタッチメ
ントである。このアタッチメント420は、水道栓のコ
ックを回すためのものである。
【0126】図53に示す実施形態は、家屋内の廊下や
玄関壁などが倒れかける際の防止策として創作されたも
ので、この用具は、バールの先端に受盤422を挿通固
定し、同受盤422に油圧ジャッキ423を当てがって
油圧力で倒壊を防止するようにしたものである。
【0127】図54から図56に示す実施形態は、ハン
マーについてのもので、図55は図54の矢印A方向か
ら、図56は図54の矢印Bの方向からみたものであ
る。同ハンマーは、先端に三角形の破砕突起425を備
え、同突起425に紐Rの一端を結び他端は杆部の突起
426に結んである。破砕突起426には、更に小さい
のこ歯427を形成してもよい。紐Rを杆部とともに握
ることで滑らずに作業をすることができる。
【0128】図57に示す実施形態は、バールを梯子と
して利用できるようにしたものである。バールの長手方
向には複数の孔が開けられており、同孔を介して桟42
9を差し込んで梯子としたものである。
【0129】図58に示す実施形態は、スコップの掬い
部431が上からみてS字になるように反り曲られてい
る。これにより、土中へのこじ回し掘削が促進される。
尚、尾端部には、握り部432を利用してハンマー43
3が差し込まれ、スコップを叩打自在になっている。
【0130】図59に示す実施形態は、スコップの先端
に進入促進突起435を備えたもので、同突起435
は、矢印方向へのこじ回しにより土中に食い込んでゆく
ものである。尚、先端にスクリューねじ436を付けて
もよい。
【0131】図60に示す実施形態は、バールの尾端部
に釘抜き部438を備えたもので、図示の上側は裏面に
なっている。尚、握り部439には補助バー440を挿
脱自在にしてもよい。また、同バー440は先端にねじ
部を備え握り部439に溶接ナット441を備え付けて
おいてねじ込むようにしてもよい。
【0132】図61に示す実施形態は、つるはしの先端
本体443が柄部444に沿って抜けないようにしたも
ので、この場合、紐Rで縛り込むとともに長く延ばして
ある。
【0133】図62に示す実施形態は、油圧ジャッキに
ついてのもので、同油圧ジャッキは、通常狭い面積の底
板446を備えたものであるので不安定である。同底板
446に充分広い面積をもつ安定化盤447を溶接固定
したものである。尚、この油圧ジャッキにも紐Rを備え
るとともに、杭448で打ち込み固定するようにしても
よい。また、仮想線のように、安定化盤447は、下向
きにあるいは上向きに突起449を設けてもよい。
【0134】図63に示す実施形態は、油圧ジャッキに
備えた安定化盤447の底面にスリップ防止突起451
を形成したものである。
【0135】図64および図65に示す実施形態は、防
災用具の他に一般用具としても使用できる手動型チェー
ンソーについてのものである。この手動型チェーンソー
は、図66に示すように紐Rの中途に構成されるもの
で、453は切断用チェーン片、454はローラー用チ
ェーン片であり、切断用チェーン片453は、刃部を備
えたもので3枚並列配置され、その前後間に深さ規定す
るローラー455を備えたローラー用チェーン片454
を配列してある。
【0136】図66に矢印で示すように紐Rを押し牽き
することで樹木を切断することができる。
【0137】図67に示す実施形態は、バネ457を紐
Rに備えたものに前記切断チェーン458を備えたもの
で、これを車両により押し牽きすることで倒壊家屋など
も簡単に壊すことができる。
【0138】図68に示す実施形態は、道路脇に配され
たガードレール460を防災用具入れ461にしたもの
で、ガードレール460の支柱462間に相当する部分
にガードレールを寸断したもので形成した防災用具入れ
461を開閉可能にしたものである。尚、蓋463が設
けられている。
【0139】図69に示す実施形態は、同じく道路脇に
配された棚体465とその外側に配した補助ポール46
6を利用してハンモック467を吊り掛けたものであ
る。
【0140】図70に示す実施形態は、防災用具ケース
469を保護するためのカバー470を矢印Xのように
ファスナー471で切り離し自在にして展開可能にして
担架を構成できるようにしたものである。持つ個所は、
紐を付けたり、把手状の孔を開けたりする。
【0141】図71に示す実施形態は、同じくカバー4
73の内面に沿って引き出し自在な補助内面シート47
4を備え付けておき、仮想線のように引き出すことで担
架を形成可能にしたものである。このシート474の一
端およびカバー473には紐475を備え付けてある。
【0142】図72に示す実施形態は、図70に示すよ
うな担架になるものを「救出中」と表記して緊急標示シ
ートとしても使用できるようにしたものである。同シー
トは、バール477を一端に差し込み、同バール477
を回すことで丸巻きにされる。尚、バール等の防災用具
をこのように丸巻きにしておくと、ケース内あるいは他
の防災用具と衝当せず保護される有利さもある。
【0143】図73ないし図75に示す実施形態は、担
架あるいは運搬車として使用可能な簡易組立式のものに
関し、2本の梯子479を並列にし、その間に、ハンド
ル480を備えた牽き手481を挟んでボルトナット4
82で連結一体化して出来たものである。
【0144】梯子479は、パイプ製の桟483…を備
えるもので、同桟483内を通じてボルト482を1本
通ししてナットで締め付けてある。両側には、側板48
4が立てられ、同側板484は、緊急の組み立てを考慮
して、前後端部のみのボルト482を利用して取り付け
られている。そのため側板484の下辺には切欠485
が形成されている。
【0145】後端には、ヒンジ486により前後に開閉
可能なように背板487が備え付けられ、同背板487
は、開いた時はストッパ488に受担される一方、閉じ
る時は上端のロック片489が側板484の係止溝49
0に係合することでロックされるようになっている。
【0146】そして、担架あるいは運搬車の左右両側に
は、ボルト482を利用して車輪491が取り付けられ
ている。この車輪491は、図73に仮想線で示すよう
に、梯子479間にスペーサ492を挟み付けてその前
方に車輪491をもってくることで3輪車にすることも
できる。この場合、後方に仮想線で示すように、車輪4
91の後方2輪491を後寄りに配すこともできる。
【0147】尚、図75に仮想線で示すように、側板4
87間にハンモック493を配したり、側板487から
補助側板494を立ててその上方を覆うように天蓋シー
ト495を設けてテント付の車両にすることもできる。
【0148】尚、図76に示す実施形態のように、1本
の梯子479により担架あるいは車両を構成することも
できる。これは狭い通路にも対応できる。497は梯子
上に載せた床板である。また、図77に示すように、1
本あるいは複数本の梯子479を地震で地割れ499を
した間に渡架するようにしてもよい。この場合も歩み板
500を敷設する。
【0149】図78に示す実施形態は、脚立502を前
記同様に担架あるは車両として利用したものである。脚
立502は、脚下部が開いていてそのままで持ち手50
3になり、上端に車輪504を付すことで簡単に組み立
てできる。尚、仮想線のように、車輪504を配すこと
で3輪車にもなる。
【0150】図79に示す実施形態は、つるはしの先端
部分を特殊なものにしたつるはし類似用具に関するもの
である。この特殊つるはし510は、鉄パイプ(あるい
は鉄棒)製の柄部511を有する。同柄部511は、多
数突起によりスリップ止め機能をもつグリップ部511
aを中途外周に一体形成してあるとともに基部破砕突起
511bを備えるものである。
【0151】柄部511の先端には、孔が開けられて長
く伸びるロープ512の一端が結び付けられている。こ
のロープ512は、前記実施形態と同様の機能をもつ。
柄部511の先端には、外筒部513を嵌め込むように
なっているとともに、同外筒部513の一側には、つる
はしとして通常備わる破砕刃514の一方のものが一体
形成されている。
【0152】外筒部513の他側には、取付ブロック5
15が突設され、同ブロック515を介してスコップ掬
い体516が脱着可能にボルト517で装着されてい
る。同ボルト517は蝶ボルトであれば脱着が簡単にで
きる。勿論、通常のボルトと蝶ナットとの組み合わせで
もよい。
【0153】前記取付ブロック515には、同時に図示
した三つ子518等の他の用具先端を取付けることもで
きる。尚、この取付ブロック515に対して取付けられ
るものは、その面内に回転調節可能にしてもよい。ま
た、外筒部513の他の外周部にはハンマーブロック5
19が一体あるいは脱着可能に取り付けられている。
尚、外筒ブロック513は、止めボルト520により柄
部511に固着されるようになっている。
【0154】さらに、外筒部513の先端からは、破砕
刃を兼ねる釘抜き521が一体に形成されている。同釘
抜き521は、柄部511の長手方向先端方向に突出し
ている。
【0155】図80に示す実施形態は、スコップ掬い体
516を前記とは直交する方向に取り付けられるように
したものである。破砕刃514の基部と取付ブロック5
15に対応して孔を開けてあり、これらに掬い体516
の基部がボルトナット523で取り付けられるようにな
っている。尚、この掬い体516は、基部中央の切欠状
の取付孔524を備え、同取付孔524が、外筒部51
3の外周に沿うようになるとともに前記釘抜き521を
も避け得るようになっている。
【0156】尚、図80に示す実施形態の他、掬い体5
16は破砕刃514と同じ方向に突出して取り付けられ
るようにしてもよい。この場合、破砕刃514を掬い体
516よりも突き出すようにする。逆に、柄部511の
先端にスコップ掬い体516を所望の方向性をもって取
り付け、同掬い体516を厚板製としてその先端に破砕
刃片を突設してもよい。また、掬い体の先端に破砕刃を
一体形成したものを柄部に装着するようにしてもよい。
【0157】図81に示す実施形態は、柄部511の先
端に破砕刃514とスコップ掬い体516を直角一体成
形体をピン527で回転可能に止め付けておき、一方の
破砕刃514が起立した際には掬い体516が柄部51
1に沿って固定され、掬い体514が起立した際には破
砕刃514が柄部511に沿って固定されるようにした
ものである。釘抜き等を付属させるのは自由である。
【0158】図82に示す実施形態は、防災用具容器6
00の前面上端にヒンジ602を介して蓋601を備
え、把手603で開閉自在にしたもので、内部には防災
用具が各種入れられて蓋601を開閉することで取り出
し可能になっている。また、604は車輪で、ハンドル
605を把持することで搬送可能になっている。側面a
あるいは前面bを開閉することもできる。
【0159】図83に示す実施形態は、バールを前部6
10と後部611とで分割式に構成し、これらの間をつ
なぎ筒612により接続したもので、613は止着具、
614はアイボルトを示し、615は後端とアイボルト
614間を結ぶロープである。
【0160】図84に示す実施形態は、バールを前部6
10と後部611により構成し、これらの間をヒンジ6
17付きつなぎ筒618で接続するとともに、ボルト6
19で止着したものである。
【0161】図85に示す実施形態は、簡易型の防災用
具容器についてのもので、同容器は、プラスチックある
いは金属製でなり、ロック具622により、下本体62
0と上本体621が開閉可能になっている。
【0162】図86に示す実施形態は、防災用具容器を
やや長くU字状にした吊り紐631により吊り具630
に吊り掛けて常備可能になっている。
【0163】図87に示す実施形態は、一方を開放状に
形成した架台700の中央からボルト701付きの支持
筒702を立設し、同筒702に防災用具であるバール
703を差し込み、脱着自在にしたものである。同バー
ル703の上端には、キャップ704がボルト701で
脱着自在に取り付けられるとともに、キャップ704の
外周には衣服等のハンガー705…が取り付けられてい
る。
【0164】同バール703は、災害時に上下のボルト
701を取り外すことで使用可能になる。尚、架台70
0内には、油圧ジャッキ706などの防災用具を各種常
備することができる。また、架台700の上には、傘立
て707が構成されるとともにその一側には更に防災用
具入れ708が構成されている。
【0165】図88に示す実施形態は、同じく防災用具
としてのバール710を非常時にも使用可能にしたもの
で、重し711に支持筒712を固定しておき、同筒7
12にボルト713を介してバール710を差し込み固
定して脱着自在にしたもので、そのバール710の上端
には竿受け714を止め付けて竿715を載せ掛けるよ
うにしてある。すなわち、バール710が支柱になって
いる。尚、同図矢印のように重し711の中に防災用具
を出し入れ可能にしてもよい。
【0166】図89に示す実施形態は、図90に示すよ
うなパンタグラフ式の車載用ジャッキ717との組み合
わせで使用されるもので、地震時に家屋等が倒壊した際
に倒壊物を軽い力で持ち上げて拡げることで救助可能に
するものであり、特に、倒壊個所に直接車載用ジャッキ
717を介装して持ち上げる際の危険をなくすことがで
きるものである。
【0167】すなわち、図89に示すように、この補具
718は、固定側となる下本体719と、同本体719
よりヒンジ720を介して先端の口が上に持ち上がるよ
うになる上本体721よりなる。下本体719は、後端
に座板722を備えるとともに、同座板722にヒンジ
720の固定側を装着したもので、さらに、座板722
から前向きに下部材723を延ばして形成してある。下
部材723は、左右1対のL形鋼724とその間を継ぐ
継部材725で形成されるとともに、リブ726や連結
材727も配してある。L形鋼724の先端にはのこ歯
728が形成されている。
【0168】上本体721は、のこ歯730の付いた左
右1対のL形鋼731と、その基部に設けられた回転側
のヒンジと、L形鋼731の先端間を継ぐ先端部材73
2よりなる。L形鋼731間は別につなぎ板733で連
結されている。
【0169】上本体721のL型鋼731間には、車載
用ジャッキ717の上端が当たって同上本体721が持
ち上がるような門形をした連動部材734が取り付けら
れている。
【0170】この補具は718は、図89に示す低い状
態にして、同じく低くした車載用ジャッキ717を連動
部材734と下本体719間に介装する。そして、倒壊
した個所に先端を差し込んだあと、車載用ジャッキ71
7を立ち上げることで、連動部材734を介してヒンジ
720を中心に上本体721が持ち上がる。これによ
り、少し離れた位置を作動源として倒壊個所を押し拡げ
ることが可能になる。尚、車載用ジャッキに代えて油圧
ジャッキを用いることもできる。
【0171】図91に示す実施形態は、倒壊したもの7
36を掴んで牽き出すための防災用具737である。同
防災用具737は、コの字形をした本体738と、同本
体738の上壁部数個所に設けられたガイド739…に
沿って昇降可能にしたガイドバー740…と、同ガイド
バー740…の下端に取り付けられた押さえ板741と
を備える。
【0172】本体738には、適所にリブ743…が溶
接されているとともに、背面および上面にはロープ74
4を結合可能なフック745が突設されている。上壁と
押さえ板741間にはエアーバッグ746が介装されて
おり、このバッグ746は、手動式のエアーポンプ74
7によりゲージ748を介してエアーホース749で結
ばれている。エアーポンプ747を手動操作すること
で、エアーバッグ746が膨らみ、押さえ板741が押
し下げられることで、本体738との間に倒壊したもの
736を強固に挟持することができる。そして、ウイン
チあるいは手動による牽き操作により牽き出すことがで
きる。
【0173】図92および図93に示す実施形態は、消
防ホース750が金具751付きのもので通常は放水パ
イプが接続されるのであるが、この場合は、カッター7
52を駆動させる防災用具753を装着して放水による
消火作用とともに倒壊物の切断処理を可能にしたもので
ある。
【0174】同防災用具753は、金具751に接続可
能なジョイント754を後端に備えた本体755を有
し、同本体755もは通路が形成されるとともに、回転
自在なインペラ756が内蔵されている。同インペラ7
56を駆動した水は、本体755の先端の放水口757
を通じて前方に噴射されるようになっている。本体75
5の一側の開閉可能な蓋758の一側を介して回転軸7
59が取り出され、同回転軸759にカッター752が
装着されて回転自在になっている。760はカバー、7
61はグリップである。
【0175】尚、ホース750の金具751近傍には、
エンジンポンプEの回転を制御するためのコントローラ
Cが装備され、ホース750の外周に沿って導かれた制
御コード770により手元操作でカッター752の回転
を変換自在にしてある。また、図示はしないが、カッタ
ー752を断切自在なクラッチを装備してもよい。
【0176】図94に示す実施形態は、本体751が左
右に分岐状に形成され、それぞれにインペラ756が内
蔵されるとともに、放水口757も左右1対配され、さ
らに、本体751間にカッター752を装備したもので
ある。これによれば、カッター752が中心線上にきて
安定作業ができる。
【0177】尚、カッター752の左右両側面にインペ
ラ756を装着して本体751からの水で駆動されるよ
うにしてもよい。
【0178】図95に示す実施形態は、消防ホース75
0からの水力を利用して救助用の砕岩ビット763を駆
動するようにしたものである。764は本体で、インペ
ラ765を回転駆動させるとともに同軸に突出する回転
軸で外部一側の回転盤766を回転させる。この回転盤
766は、ガイド767に沿って進退駆動自在なビット
763をリンク768を介して連動自在になっている。
769はグリップである。
【0179】図96に示す実施形態は、本体771にイ
ンペラ772を内蔵するとともに、同本体771の先端
側部から前向きに伝動ケース773を備え付け、同ケー
ス773内にインペラ772からの回転軸774で駆動
される伝動装置775を内蔵したもので、同伝動装置7
75の先端の軸を側方に取り出してカッター776を駆
動するようにしたものである。
【0180】このように伝動装置を介してカッター77
6の軸を前位置に配することで、切断深さを大きく取る
ことができる。
【0181】図97に示す実施形態は、チェーンソー7
78を消防水力で駆動するようにしたものである。
【0182】図98に示す実施形態は、一般家庭の散水
用のホースリール780から繰り出されたホース781
の先端に、簡易型のカッター装置782を接続できるよ
うに構成したものである。尚、同装置782には、手元
操作可能な水量調節コック783が設けられている。こ
の装置782には前方への水噴射口が開口している。
【0183】図99に示す実施形態は、同じく金具78
5付き消防ホース786に、コンクリート穿孔筒787
を駆動自在に接続できるようにしたものである。コンク
リート穿孔筒787は、先端に受け板788を備え後端
にジョイント789を備えた基筒790をゴムシール7
91を介して前記金具785に接続可能にしてある。
【0184】基筒790にコンクリート穿孔筒787を
回転自在にするため、スラスト軸受792とラジアル軸
受793とを介して回転支持してある。コンクリート穿
孔筒787は、前後を2つに分離して結合し、内部にラ
センインペラ794が設けられている。この実施形態の
場合、インペラ794は前後2段であるが1段であった
り3段以上でもよい。尚、この実施形態では、コンクリ
ート穿孔筒787が前後に分割式で結合可能に構成され
ており、これにより、インペラ756の装着作業や基筒
790とコンクリート穿孔筒787との軸受を介する組
立作業などが容易に行えるようになる。また、フランジ
795を大径にすれば穿孔作業時のガードにもなる。ま
た、放水も同時になされるので、救急作業時に発生する
塵埃等が抑えられる。
【0185】図100に示す実施形態は、コンクリート
穿孔筒787の後端からより内部に軸受797を配し、
同軸受797を通孔798付の円板799で支持させる
とともに、基筒790の先端に装着した孔800付回転
板801の中央に軸803を固定してその先端を前記軸
受797に支持させたものである。これによれば、コン
クリート穿孔筒787の回転支持状態が安定する。尚、
基筒790の先端外周にも通孔803が明けられてい
る。
【0186】図101に示す実施形態は、土嚢用の嚢8
05…内に緊急時に効率良く迅速に土砂を入れることが
できるハンガー806に関する。同ハンガー806は、
土面807に垂直に打ち込まれて立設される杭形のスタ
ンド部807を備え、同スタンド部807は、頭部に当
て板808を備えて打ち込み易くなっている。
【0187】809はスライダで、ロック810により
スタンド部807に止め付け得るとともに昇降調節も可
能である。このスライダ809の両側にはアーム811
が延びており、同アーム811の左右2か所からは前方
に向けて延びるハンガーアーム812が取り付けられて
いる。
【0188】ハンガーアーム812は、基部に嚢805
…が複数枚セッティング可能であり、その中間と先端近
傍にはU字状に曲がった係合部813,813が形成さ
れている。これまでは、嚢805を拡げて保持する者と
土砂を放り入れる者の2人掛かりの作業であったが、こ
のハンガー806を使用すると、1人の作業者でも簡単
迅速に作業が進む。
【0189】すなわち、当て板808を叩打することで
スタンド部807を立設し、同ハンガー806には、予
めあるいはその後嚢805…が多数枚吊り掛けられるの
で、その表側の1枚から順にハンガーアーム812に沿
って取り出し、同嚢805に付された突片814を前後
の係合部813にくるまで移動させることで図示のよう
に嚢805が拡開した状態に準備される。ハンガーアー
ム812は水平でもよい。同ハンガーアーム812の場
合、先端が次第に下がりぎみになっているので、嚢80
5の前縁部が下がって土砂を放り込み易くなっている。
同ハンガーアーム812は、仮想線のようにさらに長く
前下がりになるように形成してもよい。
【0190】尚、嚢805の底は地面から浮いた状態に
セットする場合と地面に受担された状態にセットするこ
とができる。浮いた状態にセットする場合、嚢805に
土砂を入れても浮いた状態を保つようにする場合と、次
第に地面に受担されるようになる場合とがある。また、
始めから嚢805を地面に受担させる場合も、図示の程
度に嚢805が折れ曲がらない程度にする場合と、大き
く曲がる程度にする場合とがある。これらのセットの仕
方はスタンド部807の打ち込み程度で自由に決めるこ
とができる。
【0191】また、ハンガーアーム812は、図示実施
形態では、重みで次第に曲がるようにしてあるが、殆ど
曲がらないバーやパイプで形成してもよい。さらに、後
述する実施形態でも同様にいえるが、ハンガーアーム8
12は1本でもよい。この場合、左右中に配する場合と
図示の一方のハンガーアーム812の位置に配す場合と
がある。尚、815は締め紐である。
【0192】図102に示す実施形態は、ハンガーアー
ム812が当初は下がった状態にあって土砂の放り込み
がし易く最後には持ち上がって多くの土砂を入れること
ができるようにヒンジ817で支持したものである。
【0193】図103に示す実施形態は、スタンド部8
19をV字形(あるいはコの字形)をした座部820
と、その前部から斜め後方に立ち上がる変曲部821
と、垂直に立ち上がる支持部822とで構成し、支持部
822から左右1対のハンガーアーム823を突出する
ことで、座部820を介して土中にアンカー824を打
ち込むことで固定されるようになっている。尚、矢印の
ように、支持部822を昇降調節自在にしてもよい。変
曲部821および支持部822、ハンガーアーム823
は左右1対設けられているが、その一方で形成してもよ
い。座部820を土砂で埋め付けて固定を図るようにし
てもよい。
【0194】図104に示す実施形態は、防災用具を出
し入れ可能にした防災用具容器825を装着した脚立8
26の一側に、主車輪827と昇降自在な補助車輪82
8を取り付け、その他側を担架として使えるようにした
ものである。829はランプであり、同脚立826は担
架として使用できるだけでなく、矢印のように回転させ
て延ばせば梯子にもなるとともに、防災用具を使用する
こともできるものである。
【0195】図105に示す実施形態は、救助用に多用
なエンジンウエルダ830を内蔵した機体831の一側
が仕切832により防災用具入れ833になっていて手
すり834をもって移動することで搬送可能なものであ
るとともに、前板および後板835,836を仮想線の
ように持ち上げれば機体上面とともに担架面837を構
成することもできる。
【0196】図106に示す実施形態は、隣合うなど離
間したビル840,841の間での救助方式に関するも
ので、図107に示すように、ペットボトルを利用した
水噴射式ロケット玩具842に細い紐843を結び付け
るとともに、同紐843に更に救助用のやや太いロープ
844を結び付けて図106のように一方のビル840
の屋上に設置可能とし、他方のビル841に向けてロケ
ット玩具842を飛ばすようにしたものである。これに
より、他方のビル841で救助を待つ人845…にロー
プ844を届けることができて一刻も早く救助すること
ができる。尚、図107に仮想線で示すように、ロケッ
トの先端には緩衝安全キャップ846を装着することも
できる。
【0197】
【発明の効果】この発明は以上のように構成されている
ので、実践に役立つ防災用具を安価にして提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態である防災用具の1つで
あるバールの斜視図。
【図2】かませ部材の実施形態を示す斜視図。
【図3】スコップについての実施形態を示す斜視図。
【図4】同スコップの掬い部を先後転回させた状態を示
す斜視図。
【図5】スコップについての他の実施形態を示す斜視
図。
【図6】大ハンマーについての実施形態を示す斜視図。
【図7】大ハンマーについての他の実施形態を示す斜視
図。
【図8】油圧ジャッキについての実施形態を示す側面
図。
【図9】油圧ジャッキについての他の実施形態を示す側
面図。
【図10】油圧ジャッキについての他の実施形態を示す
側面図。
【図11】油圧ジャッキについての他の実施形態を示す
側面図。
【図12】ピック付き斧についての実施形態を示す斜視
図。
【図13】同斧についての他の実施形態を示す側面図。
【図14】油圧ジャッキに救助用の付属機構を付した実
施形態を示す側面図。
【図15】同実施形態の平面図。
【図16】同実施形態のリフター装着例を示す分解斜視
図。
【図17】油圧ジャッキ式救助装置の他の実施形態を示
す側面図。
【図18】油圧ジャッキ式救助装置の他の実施形態を示
す側面図。
【図19】簡易ジャッキ式救助装置の一実施形態を示す
側面図。
【図20】付加的な実施形態を示す側面図。
【図21】同付加的な実施形態を示す側面図。
【図22】避難用テーブルについての実施形態を示す正
面図。
【図23】避難用テーブルについての実施形態を示す正
面図。
【図24】避難用テーブルについての実施形態を示す正
面図。
【図25】防災用具セットについての実施形態を示す外
観図。
【図26】同セットの半断面外観図。
【図27】図26の平面図。
【図28】図26のH−H線断面図。
【図29】防災用具セットの入力牽引状態を示す側面
図。
【図30】同セットの自転車での牽引状態を示す側面
図。
【図31】他の構造の長尺型バールを付帯する防災用具
セットを示す側面図。
【図32】防災用具容器を用水溜めに使用した例を示す
模式図。
【図33】防災用具容器を風呂に流用した例を示す模式
図。
【図34】防災用具セットを花壇架台内に収容した実施
形態を示す側面図。
【図35】防災用具セットを階段型花壇架台内に収容し
た実施形態を示す側面図。
【図36】ベンチ内に防災用具セットを収納した実施形
態を示す斜視図。
【図37】土中埋込式に防災用具セットを収納した実施
形態を示す断面図。
【図38】退避設備セットの一実施形態を示す斜視図。
【図39】同退避設備セットのパネルの結合方法を示す
斜視分解図。
【図40】天蓋付の退避設備セットを示す斜視図。
【図41】2階建て退避設備セットの実施形態を示す分
解斜視図。
【図42】台座付退避設備セットの実施形態を示す分解
斜視図。
【図43】退避設備セットを追加する際の方法を示す斜
視図。
【図44】室内に棚を装備してベッドを兼ねるようにし
た実施形態を示す側面図。
【図45】ハンモックを室内に装備する実施形態を示す
正面図。
【図46】ソファー・ベッドについての地震対策案を示
す側面図。
【図47】バールをこじ回し式にした実施形態を示す斜
視図。
【図48】切断刃をアタッチメントとした実施形態を示
す斜視図。
【図49】バール等の支点架台を示す側面図。
【図50】他の支点架台を示す平面図。
【図51】図50の側面図。
【図52】コック回しアタッチメント付バールの実施形
態を示す斜視図。
【図53】倒壊防止用の用具を示す正面図。
【図54】破砕突起付きハンマーの側面図。
【図55】図54のA矢視図。
【図56】図54のB矢視図。
【図57】バール本体を梯子として利用した実施形態を
示す正面図。
【図58】スコップの他の実施形態を示す斜視図。
【図59】スコップの他の実施形態を示す斜視図。
【図60】スコップの他の実施形態を示す斜視図。
【図61】つるはしの他の実施形態を示す斜視図。
【図62】油圧ジャッキの他の実施形態を示す側面図。
【図63】図62の油圧ジャッキの底面図。
【図64】手動型チェーンソーの要部平面図。
【図65】図64の側面図。
【図66】同チェーンソーの使用例を示す斜視図。
【図67】チェーンソーの他の使用例を示す正面図。
【図68】ガードレールを防災用具とした例を示す模式
断面図。
【図69】棚体を利用してハンモックを構成した実施形
態を示す正面図。
【図70】防災用具ケースに付されるカバーを担架とす
る実施形態を示す斜視図。
【図71】防災用具カバーを担架にする他の実施形態を
示す斜視図。
【図72】防災用具を担架で丸巻きにし標示を付した実
施形態を示す斜視図。
【図73】梯子を担架あるいは運搬車両にした実施形態
を示す平面図。
【図74】図73の側面図。
【図75】図73のP−P線断面図。
【図76】1本の梯子を担架にした実施形態を示す平面
図。
【図77】地割れの渡しに梯子を利用した実施形態を示
す正面図。
【図78】脚立を担架あるいは車両に利用した実施形態
を示す平面図。
【図79】特殊つるはしについての実施形態を示す斜視
図。
【図80】他の特殊つるはしについての実施形態を示す
正面図。
【図81】特殊つるはしの他の実施形態を示す側面図。
【図82】防災用具容器の他の実施形態を示す斜視図。
【図83】バールの他の実施形態を示す側面図。
【図84】バールの他の実施形態を示す側面図。
【図85】簡易型防災用具容器を示す正面図。
【図86】簡易型防災用具容器の他の実施形態を示す正
面図。
【図87】バールを衣服類のハンガーの支柱にした実施
形態を示す斜視図。
【図88】バールを洗濯物干しの支柱にした実施形態を
示す斜視図。
【図89】車載用ジャッキ利用の補具についての実施形
態を示す斜視図。
【図90】同補具に車載用ジャッキを組み合わせて持ち
上げる様子を示す斜視図。
【図91】牽き出し補具の実施形態を使用状態において
示す斜視図。
【図92】消防水で駆動するカッター装置の1実施形態
を示す平面図。
【図93】同カッター装置の側面図。
【図94】カッター装置の他の実施形態を示す平面図。
【図95】砕岩装置を消防水で駆動する実施形態を示す
側面図。
【図96】カッター装置の他の実施形態を示す側面図。
【図97】チェーンソー装置を消防水で駆動するように
した実施形態を示す側面図。
【図98】家庭用水道水でカッター装置を駆動するよう
にした方式を示す側面図。
【図99】コンクリート穿孔装置を消防水で駆動するよ
うにした実施形態を示す半断面図。
【図100】コンクリート穿孔装置の他の実施形態を示
す半断面図。
【図101】土嚢に土砂を入れるハンガー装置の一例を
示す斜視図。
【図102】同ハンガー装置の他の実施形態を示す模式
図。
【図103】同ハンガー装置の他の実施形態を示す模式
斜視図。
【図104】防災用具容器付脚立を担架にした実施形態
を示す側面図。
【図105】エンジンウエルダ内蔵の可搬車が担架にな
る実施形態を示す側面図。
【図106】ロケット玩具による救助方式を示す模式
図。
【図107】同ロケット玩具に紐とロープを付けた状態
を示す斜視図。
【符号の説明】
1…バール、2…ビット、3,4,5…杆部、9…係止
部、11…支点部材、13,14…かませ部材、15,
16,17…保護カバー、22,25…掬い部、31…
破砕刃、42…押し上げ台、44,46…スペーサ、4
6a…突起、150…防災用具容器、152…蓋、16
7…車輪、170,171,172,176,177,
178,181,194……防災用具。
【手続補正書】
【提出日】平成9年1月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、地震などの災害
に際して有効に機能を発揮する防災用具に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、都市において直下型の大地震が発
生して甚大な被害を受けたところであるが、その被害が
大きくなったのは1つには防災用具の備えがなかったか
らであるとされる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、これまでの
防災用具は、一般型のものであるに過ぎなかったため、
実践に役立たなかった。この発明は前記課題を解決する
ためになされたもので、実践に役立つ防災用具を安価に
して提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、バールである防災用具であ
って、先端に破砕用のビットを備えるとともに、ビット
に続く杆部が伸縮調節可能に構成されている。請求項2
記載の発明は、請求項1において、ビットの一側面に
は、かませ部材に係止する凹凸状の係止部が形成されて
いる。請求項3記載の発明は、請求項1または2におい
て、尾端部が左右両側に突出する柄部を備えている。請
求項4記載の発明は、請求項1から3までのいずれかに
おいて、ビット近傍の一側面には、折り畳み可能な支点
部材が設けられている。請求項5記載の発明は、かませ
部材である防災用具であって、1対のかませ部材でな
り、これらのかませ部材のうちの一方の外周には、互い
に離れて金属枠製の保護カバーが装着され、他方のもの
の外周には、前記両保護カバー間に嵌まり合う関係にあ
る別の保護カバーが装着されている。請求項6記載の発
明は、スコップである防災用具であって、掬い部が柄部
に対し先後転回自在になっていて、転回によりスコップ
の本来の機能と掻き寄せ機能を選択できるようになって
いる。請求項7記載の発明は、請求項6において、掬い
部の先端部のみが略直角に起立自在になっている。請求
項8記載の発明は、先端打撃面に破砕刃を備えた防災用
具であって、破砕刃は、複数の刃部に分かれている。請
求項9記載の発明は、バールとして使用できる防災用具
であって、杆部の尾端部が左右両側に突出する柄部を備
えているとともに先端部には左右両側に突出するこじ回
し杆がアタッチメントとして着脱自在に装着されるよう
になっている。請求項10記載の発明は、バールとして
使用できる防災用具であって、杆部の先端部にはカッタ
ーがアタッチメントとして着脱自在になっている。請求
項11記載の発明は、バールとして使用できる防災用具
であって、その杆部の途中に支点アタッチメントを付加
可能にしたもので、同アタッチメントは、前記杆部の外
周に着脱自在に嵌め合わされる筒状部と同筒状部から突
出し横軸を挿通可能な孔付きの取付部を持つ取付ブラケ
ットと、同取付ブラケットに前記横軸を介して前記杆部
の長手方向に回転調節可能に取り付けられる支点台とを
備える。請求項12記載の発明は、請求項11におい
て、支点台は油圧ジャッキである。請求項13記載の発
明は、請求項11において、支点台は杆部の左右両側に
配された脚部で構成されている。請求項14記載の発明
は、バールとして使用される防災用具であって、杆部の
先端部には、家屋の倒壊などに際して突っ張り役をする
油圧ジャッキがアタッチメントとして付加可能になって
いる。請求項15記載の発明は、バールとして使用され
る防災用具であって、杆部には、梯子の桟を付加可能に
なっている。請求項16記載の発明は、請求項15にお
いて、引き上げ用の紐が設けられている。請求項17記
載の発明は、ハンマーとして使用される防災用具であっ
て、その頭部には破砕用の突起が形成され、同突起には
紐の一端が結合される一方、紐の他端は杆部とともに握
ることが可能なように延ばされている。請求項18記載
の発明は、請求項17において、突起には、更に小さい
突起が配されている。請求項19記載の発明は、スコッ
プである防災用具であって、掬い部の左右両側あるいは
一側がS字状になるような形態で曲がって形成されてい
る。請求項20記載の発明は、請求項19において、掬
い部の面には、同掬い部の回転により土中等に進入して
ゆく進入促進突起が設けられている。請求項21記載の
発明は、スコップである防災用具であって、その柄部に
は、ハンマーが着脱可能とされ、柄部の尾端部を叩打可
能になっている。請求項22記載の発明は、スコップで
ある防災用具であって、その柄部には、釘抜きが付され
ている。請求項23記載の発明は、スコップである防災
用具であって、その柄部の尾端部に設けられた握り部に
は、補助握り部が追加可能になっている。請求項24記
載の発明は、つるはしである防災用具であって、その柄
部先端には、つるはし本体の抜けを阻止する紐が掛けら
れるとともに、同紐は長く延ばされている。請求項25
記載の発明は、樹木等を切断可能な防災用具としても使
用可能な用具であって、紐間に、チェーン式のソーを設
けてなる。請求項26記載の発明は、請求項25におい
て、チェーン式のソーは、切断用の刃片の他に切断深さ
を規定するローラーを備えた片も配列している。請求項
27記載の発明は、つるはしに類似した用具であって、
柄部の先端につるはしの先端一方を備えるとともに先端
他方にはスコップや三つ子等の他の用具が脱着可能とさ
れている。請求項28記載の発明は、請求項27におい
て、先端には、他に破砕機能を兼ね備えた釘抜きが設け
られている。請求項29記載の発明は、請求項27また
は28において、先端には、ハンマーが備え付けられて
いる。請求項30記載の発明は、請求項27から29ま
でのいずれかにおいて、スコップは、つるはしの先端一
方の突出する方向に直交して伸びるスコップが設けられ
ている。請求項31記載の発明は、バール等のように長
い棒状部分を有する防災用具を構成の一部として、家具
等の生活用品を構成して前記防災用具を必要に応じて取
り外して使用可能とされている。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、図示した実施形態を参照し
てこの発明を詳細に説明する。図1は一実施形態を示す
斜視図である。同実施形態において、1は1.5m〜2
m程度の長尺ものになるバールである防災用具であっ
て、先端に先鋭状の破砕用ビット2を備えるとともに、
ビット2に続く第1杆部3は金属角パイプ製であってビ
ット2の尾端に連続して溶接固着されている。
【0006】第2杆部4、第3杆部5も共に金属角パイ
プ製で、第2杆部4は第1杆部3に、また、第3杆部5
は第2杆部4にそれぞれ伸縮調節可能であるとともに、
ボルト6と蝶ナット7により止着可能になっている。
【0007】このバール1の先端のビットの底面には、
木質のかませ部材8に係止する凹凸状の係止部9が形成
されている。一方、尾端部には、バール1に直交して左
右両側に突出する柄部10を備えている。尚、ビット2
近傍の底面に、折り畳み可能な支点部材11を備えて転
回自在にしてもよい。
【0008】また、仮想線で示すように、ボルト6を側
方に向けて長いものにし、このボルト6を利用して左手
で把持して作業できるようにしてもよい。このボルト6
外周に外パイプを備えて把持しやすくしてもよい。
【0009】さらに、仮想線で示すように、バール1の
先端側外周には、かませ部材を兼ねる円板形あるいは四
角板形の前板12を付してもよい。この前板12は、破
壊作業時にかませ部材の役をする他に、破壊したものが
手前に飛び散るのを阻止し、さらに、打ち込み量を一定
にして中に待機する被害者にバール先端が当たらないよ
うにするストッパとしての機能ももつとともに、作業す
る一方の手のずれを防止するようにも機能する。同前板
12は前方が見えやすいように、孔や外周切欠を設けた
り、透明材で形成したりしてもよい。また、同前板12
は、バール1に対して前後に移動調節可能にしてもよ
い。
【0010】尚、以下の各実施形態でも同様であるが、
図1に示すように、防災用具には紐(ロープ)Rを尾端
部や先端部に結び付けておくことで、この紐Rを利用し
て、例えば、防災用具を牽き出すのが有利になったり、
用具ケース内に収納するのに吊って収納したり、あるい
は紐Rとともに杆部を握ることで作業が滑らず確実にで
きるなどの有利さがある。
【0011】図2はかませ部材である防災用具いついて
の実施形態であって、1対のかませ部材13,14でな
り、これらのかませ部材13,14のうちの一方13の
外周には、互いに離れて金属枠製の保護カバー15,1
6が被せて装着され、他方のもの14の外周には、前記
両保護カバー15,16間に嵌まり合う関係にある別の
保護カバー17が装着されている。
【0012】保護カバー17が保護カバー15,16の
間にくるように両かませ部材13,14を嵌め合うこと
により高いかませ部材を提供することができる。尚、こ
れらのかませ部材13,14は、仮想線のように、ボル
ト・ナット18,19で互いに連結一体化するようにし
てもよい。
【0013】図3に示す実施形態はスコップである防災
用具であって、ボルト21の挿脱により掬い部22が柄
部23に対し図4に示すように先後転回自在になってい
る。図3のように通常の状態にすることによりスコップ
本来の機能を発揮する一方、図4のように掬い部22を
転回することにより土砂等を掻き寄せる機能をもたせる
ことができる。
【0014】尚、図3に仮想線で示すように、掬い部2
2が中間で折れて土砂等を引き掻くことができるように
してもよい。
【0015】図5に示す実施形態は同じくスコップであ
る防災用具であって、その先後転回の他の方式をもつも
のについての一例である。すなわち、掬い部25の裏面
に挿通部26を備えておいて柄部27が挿脱できるよう
にするとともに、先後転回ののちにボルト27で止着で
きるようにしてもよい。
【0016】尚、柄部27の先側には仮想線のようにヒ
ンジ部28とボルトナット29を構成しておいて、土掻
きができるようにしてもよい。この場合、ボルトナット
29は図示の状態と柄部27の折れ曲がる先端外周にき
た状態とに位置を変えることができる。
【0017】図6に示す実施形態は大ハンマーについて
のもので、その先端打撃面の一方に破砕刃31を備えた
ものであって、同破砕刃31は、Vノッチ32をもって
複数の刃部に分かれている。破砕刃31は2つであるが
3以上に分かれていてもよい。尚、柄部33には滑り止
め用のグリップ34を先後位置に装着してある。
【0018】図7に示す実施形態は同じく大ハンマーに
ついてのもので、その打撃部を円錐状にして先端に十字
状のノッチ36による分割型打撃面37を形成して破砕
機能を持たせてある。
【0019】図8はファイアマンが使用するピック付き
斧についての実施形態で、同斧部53とピック部54に
はそれぞれ安全のためのカバー55,56が着脱自在に
止め具57により取り付けられている。
【0020】図9のピック付き斧についての実施形態
で、この場合のカバー60は斧全体を被い、ボルトナッ
ト61で着脱自在とされている。尚、カバー60は別板
で相対面する1対の板であってもよい。
【0021】図10に示す実施形態は、高所から飛び降
りる人を救助するためのエアークッション127を消火
器128の噴出ガスを利用して膨らませるようにしたも
のである。
【0022】図11に示す実施形態は、地震で揺れる最
中に人が逃げ易くするための履物130についてのもの
で、同履物130は、その裏底にOリング型をしたゴム
クッション131…を備え付けたものである。同ゴムク
ッション131…により多少歩行床面が揺れてもそれを
吸収して上手く戸外に脱出あるいは室内で避難できるも
のである。
【0023】図12に示す実施形態は、食卓などのテー
ブル133についての地震対策例を示す。同テーブル1
33は、天板134と底板135を備え、これらの間を
屈曲自在な縦リンク136で左右において継ぎ、これら
のリンク136間を継ぐ作動リンク137を作動させる
ように天板134底面の油圧ジャッキ138を備え付け
てある。
【0024】通常は天板134が図示より少し下がった
状態にあるが、地震から避難する際は、油圧ジャッキ1
38を前記操作ハンドル等により作動させると、作動リ
ンク137を介して縦リンク136が立ち上がるように
連動する。これにより、天板134は持ち上がって避難
する者がテーブル内に入り易くなる。その後、油圧ジャ
ッキ138の油圧ロックを解除すれば、天板134は下
がってより安全になる。
【0025】図13に示す実施形態は、床面上に油圧ジ
ャッキ140を設置してこれにより天板141が上昇し
得るようにし、この上昇とともにヒンジ142で取り付
けた下端のゴムクッション143‥‥が脚部144の下
に介装されて安全になるようにしてある。
【0026】図14ないし図21に示す実施形態は、地
震や水害等の災害に遭遇した被災者(あるいは避難者)
を収容するためになされた退避設備セットについてのも
のである。図14に示すセットは、全体を180センチ
(1間)程度に高く形成した囲いで、一部を除いて共通
の原板を用いたパネル300を、縦180センチ横27
0センチ程度に形成したものを3面配して互いのコーナ
ーを組み合わせ、残る1面は、縦180センチ横90セ
ンチのパネル301を出入り口302が形成されるよう
に配して組み合わせたものである。
【0027】これらの板300,301でなるセット
は、各コーナーにターンバックル式の引継材303…が
設けられ、仮想線のようにも掛けられることもある。ま
た、別の仮想線のように、居住者が頭を打たないように
折り曲げ式にすることもある。そして、出入り口302
には、アコーデオンカーテン式の開閉戸304が設けら
れるととに、同開閉戸304は係止金具305を介して
鍵により閉止も可能になっている。
【0028】室内には床カーペット306が敷設される
とともに、出入り口302を入った個所には履物を置く
ための切欠307が形成されている。また、パネル30
0の適所には、通気孔308が適所に形成されて通気網
309が取り付けられる。
【0029】尚、パネル300は、例えば、仮想線の仕
切線aで示すように、縦180センチ横90センチのも
のを共通型として形成しておき、これらを継ぎ合わせて
図示のようなものに組み立てることもできる。この場
合、図14に別途取り出して示すように、パネル300
の上下コーナーにL形の切欠300aを、同切欠300
aの上にボルト孔300bをそれぞれ形成しておき、こ
れに下から嵌まり込むようなU字形止め具310と図示
しないボルトナットによりパネル300同士を接続する
ようにしてもよい。止め具310はパネル300の表裏
に個別に当たる1対の板状の金具であってもよい。
【0030】図15に示す実施形態は、パネル300,
300あるいは300,301相互の連結の構造につい
てのもので、結合レール311は断面が矢形で、パネル
間に嵌まり込む継ぎ311aと、パネルの外側にくる直
角形の外側突起311bと、パネルの内側にくる直角形
の内側突起311cで構成されている。このレール31
1を上あるいは下からパネル間に差し込み、あとは、前
記した引継材303で引っ張ればパネル同士が結合す
る。
【0031】尚、パネル間を、三角形の水平な板とこの
板から下向きに垂直に突出する取付片とでコーナー板を
形成し、前記取付片が両パネルの内あるいは外側に止め
付けられるようにしてもよい。
【0032】図16に示す実施形態は、セットの上方に
対をなすようにアーチ形のガイドレール312を配し、
同レール312に沿って伸縮自在な天蓋313を設けて
もよい。この天蓋313は網状で蚊帳を兼ねるものにし
てもよい。尚、天蓋313は水平に伸縮できるようにし
てもよい。
【0033】図17に示す実施形態は、1階セット31
5と2階セット316とを下側の差し込みパイプ317
に上側の差し込みバー318を挿入することで2階建て
あるいは3階建ての退避設備セットを構成するようにし
たものである。
【0034】図18に示す実施形態は、セット320に
脚321を備えて台座322の孔に差し込むようにした
もので、これにより、セット320を高座に設定するこ
とができる。尚、台座322の底にはキャスタ323を
備えるようにすれば、セット全体の移動も可能になる。
また、台座322には、蓋324付の収納凹所325を
形成してもよい。さらに、屋根セット326を付加して
もよく、この場合、差し込みバー327を差し込みパイ
プ328に挿入する方式にする。また、屋根上にはソー
ラーシステム329を装備することもできる。
【0035】図19に示す実施形態は、1つのセット3
31に別セット331を追加的に備え付ける方式につい
てのもので、四角筒形の連結受材332を外面に備え、
これらを二股形の連結材333を上方から差し込んで互
いを連結するようにしてある。尚、仮想線のように出入
り口334や連通口335を形成する。また、前記各実
施形態でも採用できるが、パネルには覗き窓336を形
成して安否の確認が簡単にできるようにする。更なるセ
ットの追加も可能である。尚、前記各実施形態における
パネルは、発泡樹脂材でもよい。また、セットの表には
被災地区名などを付した標識を備え付けることもある。
【0036】図20に示す実施形態は、室内に簡易棚3
40を設備したものを示す。この棚340は、架台34
1上のヒンジ342に上下揺動可能に備えた棚本体34
3と、同本体343の先端にヒンジ344を介して備え
付けた突っ張り345からなる。この棚340は仮想線
のように上方に折り畳むことができる他、伸展時にはベ
ッドとしても使用できる。前記各実施形態のセットは、
屋内、屋外および屋上等に設置することができる。
【0037】図21に示す実施形態は、室内にハンモッ
ク347を吊り下げるようにしたものである。この構造
は、図20に同様のものとする。
【0038】図22に示す実施形態は、ソファー・ベッ
ドについてのもので、同ソファー・ベッドは、実線で示
すようにソファー350にもなり、倒すと仮想線のよう
にベッド351にもなるものである。この場合、地震対
策として、正面からみて左右1対のガードパイプ352
がソファー350の底部内を通過して設けられ、同パイ
プ352の両者間にアッパーガード353が一体に通さ
れてなるものである。
【0039】アッパーガード353に衝撃がかかると、
同ガード353に備えた図示しないクッションで第1の
緩衝がなされ、ガードパイプ352を伝ってソファー3
50内の別のクッションで第2の緩衝がなされるもので
ある。この緩衝は、ベッド351にした際にも同様に得
られるものである。仮想線のようにガードパイプ352
には別にクッション354を付加してもよい。
【0040】図23に示す実施形態は、破砕用具である
バールについてのもので、同バールは、2段階に伸縮可
能な杆部400を備え尾端部に握り部401と紐Rを備
えるものであり、その先端部には、ボルトナット402
により着脱可能なように、こじ回しアタッチメント40
3を装着するようにしてある。
【0041】このアタッチメント403は、杆部の先端
に側方に突き出すこじバー404を備えたもので、同バ
ー404は仮想線のようにハの字に形成してもよい。こ
のアタッチメント403は、装着して握り部401をこ
じ回すことで同時にこじ回されるのである。
【0042】図24に示す実施形態は、バールの先端に
切断刃405を装着したもので、ハンマー406で叩く
ことで災害現場で有効である。
【0043】図25に示す実施形態は、バールの外周に
その止め具407を利用して支点用の取付ブラケット4
08を装着するようにしたものである。同ブラケット4
08は、バールの外周に嵌め合わされる取付筒部409
に突出片410を備え、同突出片410に横軸411を
介して支点架台412を連結したものである。
【0044】同支点架台412は、縦板に底板を組み合
わせたものと、仮想線のように、油圧ジャッキ413に
することもある。この油圧ジャッキ413は、上端に横
軸411を差し込む孔を備える。
【0045】図26(平面図)および図27(側面図)
に示す実施形態もバールに支点を構成するもので、左右
1対の縦筒415をバールに止め付けるとともに左右間
を連結材416で一体化してある。そして、縦筒415
には、上下に伸縮自在に脚材417を備えてある。41
8は蝶ボルトである。
【0046】図28に示す実施形態は、他のアタッチメ
ントである。このアタッチメント420は、水道栓のコ
ックを回すためのものである。
【0047】図29に示す実施形態は、家屋内の廊下や
玄関壁などが倒れかける際の防止策として創作されたも
ので、この用具は、バールの先端に受盤422を挿通固
定し、同受盤422に油圧ジャッキ423を当てがって
油圧力で倒壊を防止するようにしたものである。
【0048】図30から図32に示す実施形態は、ハン
マーについてのもので、図31は図30の矢印A方向か
ら、図32は図30の矢印Bの方向からみたものであ
る。同ハンマーは、先端に三角形の破砕突起425を備
え、同突起425に紐Rの一端を結び他端は杆部の突起
426に結んである。破砕突起426には、更に小さい
のこ歯427を形成してもよい。紐Rを杆部とともに握
ることで滑らずに作業をすることができる。
【0049】図33に示す実施形態は、バールを梯子と
して利用できるようにしたものである。バールの長手方
向には複数の孔が開けられており、同孔を介して桟42
9を差し込んで梯子としたものである。
【0050】図34に示す実施形態は、スコップの掬い
部431が上からみてS字になるように反り曲られてい
る。これにより、土中へのこじ回し掘削が促進される。
尚、尾端部には、握り部432を利用してハンマー43
3が差し込まれ、スコップを叩打自在になっている。
【0051】図35に示す実施形態は、スコップの先端
に進入促進突起435を備えたもので、同突起435
は、矢印方向へのこじ回しにより土中に食い込んでゆく
ものである。尚、先端にスクリューねじ436を付けて
もよい。
【0052】図36に示す実施形態は、バールの尾端部
に釘抜き部438を備えたもので、図示の上側は裏面に
なっている。尚、握り部439には補助バー440を挿
脱自在にしてもよい。また、同バー440は先端にねじ
部を備え握り部439に溶接ナット441を備え付けて
おいてねじ込むようにしてもよい。
【0053】図37に示す実施形態は、つるはしの先端
本体443が柄部444に沿って抜けないようにしたも
ので、この場合、紐Rで縛り込むとともに長く延ばして
ある。
【0054】図38および図39に示す実施形態は、防
災用具の他に一般用具としても使用できる手動型チェー
ンソーについてのものである。この手動型チェーンソー
は、図40に示すように紐Rの中途に構成されるもの
で、453は切断用チェーン片、454はローラー用チ
ェーン片であり、切断用チェーン片453は、刃部を備
えたもので3枚並列配置され、その前後間に深さ規定す
るローラー455を備えたローラー用チェーン片454
を配列してある。
【0055】図40に矢印で示すように紐Rを押し牽き
することで樹木を切断することができる。
【0056】図41に示す実施形態は、バネ457を紐
Rに備えたものに前記切断チェーン458を備えたもの
で、これを車両により押し牽きすることで倒壊家屋など
も簡単に壊すことができる。
【0057】図42に示す実施形態は、つるはしの先端
部分を特殊なものにしたつるはし類似用具に関するもの
である。この特殊つるはし510は、鉄パイプ(あるい
は鉄棒)製の柄邸511を有する。同柄部511は、多
数突起によりスリップ止め機能をもつグリップ部511
aを中途外周に一体形成してあるとともに基部破砕突起
511bを備えるものである。
【0058】柄部511の先端には、孔が開けられて長
く伸びるロープ512の一端が結び付けられている。こ
のロープ512は、前記実施形態と同様の機能をもつ。
柄部511の先端には、外筒部513を嵌め込むように
なっているとともに、同外筒部513の一側には、つる
はしとして通常備わる破砕刃514の一方のものが一体
形成されている。
【0059】外筒部513の他側には、取付ブロック5
15が突設され、同ブロック515を介してスコップ掬
い体516が脱着可能にボルト517で装着されてい
る。同ボルト517は蝶ボルトであれば脱着が簡単にで
きる。勿論、通常のボルトと蝶ナットとの組み合わせで
もよい。
【0060】前記取付ブロック515には、同時に図示
した三つ子518等の他の用具先端を取付けることもで
きる。尚、この取付ブロック515に対して取付けられ
るものは、その面内に回転調節可能にしてもよい。ま
た、外筒部513の他の外周部にはハンマーブロック5
19が一体あるいは脱着可能に取り付けられている。
尚、外筒ブロック513は、止めボルト520により柄
部511に固着されるようになっている。
【0061】さらに、外筒部513の先端からは、破砕
刃を兼ねる釘抜き521が一体に形成されている。同釘
抜き521は、柄部511の長手方向先端方向に突出し
ている。
【0062】図43に示す実施形態は、スコップ掬い体
516を前記とは直交する方向に取り付けられるように
したものである。破砕刃514の基部と取付ブロック5
15に対応して孔を開けてあり、これらに掬い体516
の基部がボルトナット523で取り付けられるようにな
っている。尚、この掬い体516は、基部中央の切欠状
の取付孔524を備え、同取付孔524が、外筒部51
3の外周に沿うようになるとともに前記釘抜き521を
も避け得るようになっている。
【0063】尚、図43に示す実施形態の他、掬い体5
16は破砕刃514と同じ方向に突出して取り付けられ
るようにしてもよい。この場合、破砕刃514を掬い体
516よりも突き出すようにする。逆に、柄部511の
先端にスコップ掬い体516を所望の方向性をもって取
り付け、同掬い体516を厚板製としてその先端に破砕
刃片を突設してもよい。また、掬い体の先端に破砕刃を
一体形成したものを柄部に装着するようにしてもよい。
【0064】図44に示す実施形態は、柄部511の先
端に破砕刃514とスコップ掬い体516を直角一体成
形体をピン527で回転可能に止め付けておき、一方の
破砕刃514が起立した際には掬い体516が柄部51
1に沿って固定され、掬い体514が起立した際には破
砕刃514が柄部511に沿って固定されるようにした
ものである。釘抜き等を付属させるのは自由である。
【0065】図45に示す実施形態は、バールを前部6
10と後部611とで分割式に構成し、これらの間をつ
なぎ筒612により接続したもので、613は止着具、
614はアイボルトを示し、615は後端とアイボルト
614間を結ぶロープである。
【0066】図46に示す実施形態は、バールを前部6
10と後部611により構成し、これらの間をヒンジ6
17付きつなぎ筒618で接続するとともに、ボルト6
19で止着したものである。
【0067】図47に示す実施形態は、一方を開放状に
形成した架台700の中央からボルト701付きの支持
筒702を立設し、同筒702に防災用具であるバール
703を差し込み、脱着自在にしたものである。同バー
ル703の上端には、キャップ704がボルト701で
脱着自在に取り付けられるとともに、キャップ704の
外周には衣服等のハンガー705…が取り付けられてい
る。
【0068】同バール703は、災害時に上下のボルト
701を取り外すことで使用可能になる。尚、架台70
0内には、油圧ジャッキ706などの防災用具を各種常
備することができる。また、架台700の上には、傘立
て707が構成されるとともにその一側には更に防災用
具入れ708が構成されている。
【0069】図48に示す実施形態は、同じく防災用具
としてのバール710を非常時にも使用可能にしたもの
で、重し711に支持筒712を固定しておき、同筒7
12にボルト713を介してバール710を差し込み固
定して脱着自在にしたもので、そのバール710の上端
には竿受け714を止め付けて竿715を載せ掛けるよ
うにしてある。すなわち、バール710が支柱になって
いる。尚、同図矢印のように重し711の中に防災用具
を出し入れ可能にしてもよい。
【0070】
【発明の効果】この発明は以上のように構成されている
ので、実践に役立つ防災用具を安価にして提供すること
ができる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態である防災用具の1つで
あるバールの斜視図。
【図2】かませ部材の実施形態を示す斜視図。
【図3】スコップについての実施形態を示す斜視図。
【図4】同スコップの掬い部を先後転回させた状態を示
す斜視図。
【図5】スコップについての他の実施形態を示す斜視
図。
【図6】大ハンマーについての実施形態を示す斜視図。
【図7】大ハンマーについての他の実施形態を示す斜視
図。
【図8】ピック付き斧についての実施形態を示す斜視
図。
【図9】同斧についての他の実施形態を示す側面図。
【図10】同付加的な実施形態を示す側面図。
【図11】避難用テーブルについての実施形態を示す正
面図。
【図12】避難用テーブルについての実施形態を示す正
面図。
【図13】避難用テーブルについての実施形態を示す正
面図。
【図14】退避設備セットの一実施形態を示す斜視図。
【図15】同退避設備セットのパネルの結合方法を示す
斜視分解図。
【図16】天蓋付の退避設備セットを示す斜視図。
【図17】2階建て退避設備セットの実施形態を示す分
解斜視図。
【図18】台座付退避設備セットの実施形態を示す分解
斜視図。
【図19】退避設備セットを追加する際の方法を示す斜
視図。
【図20】室内に棚を装備してベッドを兼ねるようにし
た実施形態を示す側面図。
【図21】ハンモックを室内に装備する実施形態を示す
正面図。
【図22】ソファー・ベッドについての地震対策案を示
す側面図。
【図23】バールをこじ回し式にした実施形態を示す斜
視図。
【図24】切断刃をアタッチメントとした実施形態を示
す斜視図。
【図25】バール等の支点架台を示す側面図。
【図26】他の支点架台を示す平面図。
【図27】図50の側面図。
【図28】コック回しアタッチメント付バールの実施形
態を示す斜視図。
【図29】倒壊防止用の用具を示す正面図。
【図30】破砕突起付きハンマーの側面図。
【図31】図54のA矢視図。
【図32】図54のB矢視図。
【図33】バール本体を梯子として利用した実施形態を
示す正面図。
【図34】スコップの他の実施形態を示す斜視図。
【図35】スコップの他の実施形態を示す斜視図。
【図36】スコップの他の実施形態を示す斜視図。
【図37】つるはしの他の実施形態を示す斜視図。
【図38】手動型チェーンソーの要部平面図。
【図39】図64の側面図。
【図40】同チェーンソーの使用例を示す斜視図。
【図41】チェーンソーの他の使用例を示す正面図。
【図42】特殊つるはしについての実施形態を示す斜視
図。
【図43】他の特殊つるはしについての実施形態を示す
正面図。
【図44】特殊つるはしの他の実施形態を示す側面図。
【図45】バールの他の実施形態を示す側面図。
【図46】バールの他の実施形態を示す側面図。
【図47】バールを衣服類のハンガーの支柱にした実施
形態を示す斜視図。
【図48】バールを洗濯物干しの支柱にした実施形態を
示す斜視図。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 1,400,610,611,703,710…バー
ル、2…ビット、3,4,5…杆部、9…係止部、11
…支点部材、13,14…かませ部材、15,16,1
7…保護カバー、22,25…掬い部、31…破砕刃、
401…握り部 403…こじ回しアタッチメント 405…切断刃 4
12…支点架台 413,423…油圧ジャッキ。
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図11】
【図21】
【図10】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図26】
【図31】
【図32】
【図34】
【図18】
【図19】
【図20】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図27】
【図28】
【図35】
【図29】
【図30】
【図33】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図43】
【図41】
【図42】
【図44】
【図45】
【図46】
【図47】
【図48】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B66F 15/00 B66F 15/00 E02F 3/02 E02F 3/02 B B25D 1/02

Claims (41)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バールである防災用具であって、先端に
    破砕用のビットを備えるとともに、ビットに続く杆部が
    伸縮調節可能に構成されている防災用具。
  2. 【請求項2】 請求項1において、ビットの一側面に
    は、かませ部材に係止する凹凸状の係止部が形成されて
    いる防災用具。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、尾端部が左
    右両側に突出する柄部を備えている防災用具。
  4. 【請求項4】 請求項1から3までのいずれかにおい
    て、ビット近傍の一側面には、折り畳み可能な支点部材
    が設けられている防災用具。
  5. 【請求項5】 かませ部材である防災用具であって、1
    対のかませ部材でなり、これらのかませ部材のうちの一
    方の外周には、互いに離れて金属枠製の保護カバーが装
    着され、他方のものの外周には、前記両保護カバー間に
    嵌まり合う関係にある別の保護カバーが装着されている
    防災用具。
  6. 【請求項6】 スコップである防災用具であって、掬い
    部が柄部に対し先後転回自在になっていて、転回により
    スコップの本来の機能と掻き寄せ機能を選択できるよう
    になっている防災用具。
  7. 【請求項7】 請求項6において、掬い部の先端部のみ
    が略直角に起立自在になっている防災用具。
  8. 【請求項8】 先端打撃面に破砕刃を備えた防災用具で
    あって、破砕刃は、複数の刃部に分かれている防災用
    具。
  9. 【請求項9】 油圧ジャッキである防災用具であって、
    押し上げ台には、スペーサが嵌合自在になっている防災
    用具。
  10. 【請求項10】 請求項9において、スペーサの上端は
    突起状になっている防災用具。
  11. 【請求項11】 有底型の本体に開閉可能な蓋を備える
    容器に移動用車輪を付した防災用具容器の内部および/
    または外部に付帯可能にした防災用具。
  12. 【請求項12】 請求項11において、長尺の用具であ
    り、防災用具容器の外部に脱着自在に付帯されて長短に
    変換自在とされるとともに、長くされた時に防災用具容
    器の引っ張り用の部材を兼ねるようにされた防災用具。
  13. 【請求項13】 バールとして使用できる防災用具であ
    って、杆部の尾端部が左右両側に突出する柄部を備えて
    いるとともに先端部には左右両側に突出するこじ回し杆
    がアタッチメントとして着脱自在に装着されるようにな
    っている防災用具。
  14. 【請求項14】 バールとして使用できる防災用具であ
    って、杆邪の先端部にはカッターがアタッチメントとし
    て着脱自在になっている防災用具。
  15. 【請求項15】 バールとして使用できる防災用具であ
    って、その杆部の途中に支点アタッチメントを付加可能
    にしたもので、同アタッチメントは、前記杆部の外周に
    着脱自在に嵌め合わされる筒状部と同筒状部から突出し
    横軸を挿通可能な孔付きの取付部を持つ取付ブラケット
    と、同取付ブラケットに前記横軸を介して前記杆部の長
    手方向に回転調節可能に取り付けられる支点台とを備え
    る防災用具。
  16. 【請求項16】 請求項15において、支点台は油圧ジ
    ャッキである防災用具。
  17. 【請求項17】 請求項15において、支点台は杆部の
    左右両側に配され脚部で構成されている防災用具。
  18. 【請求項18】 バールとして使用される防災用具であ
    って、杆部の先端部には、家屋の倒壊などに際して突っ
    張り役をする油圧ジャッキがアタッチメントとして付加
    可能になっている防災用具。
  19. 【請求項19】 バールとして使用される防災用具であ
    って、杆部には、梯子の桟を付加可能になっている防災
    用具。
  20. 【請求項20】 請求項19において、引き上げ用の紐
    が設けられている防災用具。
  21. 【請求項21】 ハンマーとして使用される防災用具で
    あって、その頭部には破砕用の突起が形成され、同突起
    には紐の一端が結合される一方、紐の他端は杆部ととも
    に握ることが可能なように延ばされている防災用具。
  22. 【請求項22】 請求項21において、突起には、更に
    小さい突起が配されている防災用具。
  23. 【請求項23】 スコップである防災用具であって、掬
    い部の左右両側あるいは一側がS字状になるような形態
    で曲がって形成されている防災用具。
  24. 【請求項24】 請求項23において、掬い部の面に
    は、同掬い部の回転により土中等に進入してゆく進入促
    進突起が設けられている防災用具。
  25. 【請求項25】 スコップである防災用具であって、そ
    の柄部には、ハンマーが着脱可能とされ、柄部の尾端部
    を叩打可能になっている防災用具。
  26. 【請求項26】 スコップである防災用具であって、そ
    の柄部には、釘抜きが付されている防災用具。
  27. 【請求項27】 スコップである防災用具であって、そ
    の柄部の尾端部に設けられた握り部には、補助握り部が
    追加可能になっている防災用具。
  28. 【請求項28】 つるはしである防災用具であって、そ
    の柄部先端には、つるはし本体の抜けを阻止する紐が掛
    けられるとともに、同紐は長く延ばされている防災用
    具。
  29. 【請求項29】 油圧ジャッキである防災用具であっ
    て、本来の架台の底面には、本来の架台よりも広い面を
    持つ安定化台が設けられている防災用具。
  30. 【請求項30】 請求項29において、安定化台の底面
    にはスリップ防止手段が形成されている防災用具。
  31. 【請求項31】 樹木等を切断可能な防災用具としても
    使用可能な用具であって、紐間に、チェーン式のソーを
    設けてなる防災等の用具。
  32. 【請求項32】 請求項31において、チェーン式のソ
    ーは、切断用の刃片の他に切断深さを規定するローラー
    を備えた片も配列している防災用具。
  33. 【請求項33】 担架である防災用具であって、防災用
    具を納めるケースのカバーを適宜の方向に沿って分離可
    能にして展開自在にすることで担架を形成するようにす
    る防災用具。
  34. 【請求項34】 担架である防災用具であって、防災用
    具を納めるケースのカバー内面に沿って外部に展開自在
    な部材を備えておき、担架の面を形成可能に構成した防
    災用具。
  35. 【請求項35】 担架である防災用具であって、梯子を
    利用して担架を形成可能に構成した防災用具。
  36. 【請求項36】 担架である防災用具であって、脚立を
    利用して担架を形成可能に構成した防災用具。
  37. 【請求項37】 請求項35または36において、車輪
    を組み合わせて運搬車にもなるように構成した防災用
    具。
  38. 【請求項38】 つるはしに類似した用具であって、柄
    邪の先端につるはしの先端一方を備えるとともに先端他
    方にはスコップや三つ子等の他の用具が脱着可能とされ
    ている防災用具。
  39. 【請求項39】 請求項38において、先端には、他に
    破砕機能を兼ね備えた釘抜きが設けられている防災用
    具。
  40. 【請求項40】 請求項38または39において、先端
    には、ハンマーが備え付けられている防災用具。
  41. 【請求項41】 請求項38から40までのいずれかに
    おいて、スコップは、つるはしの先端一方の突出ずる方
    向に直交して伸びるスコップが設けられている防災用
    具。
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