JPH10165732A - フィルターバッグ用シート - Google Patents

フィルターバッグ用シート

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JPH10165732A
JPH10165732A JP8326587A JP32658796A JPH10165732A JP H10165732 A JPH10165732 A JP H10165732A JP 8326587 A JP8326587 A JP 8326587A JP 32658796 A JP32658796 A JP 32658796A JP H10165732 A JPH10165732 A JP H10165732A
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JP
Japan
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heat
sheet
fibers
filter bag
layer
Prior art date
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JP8326587A
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English (en)
Inventor
Akiko Mitsushiba
晶子 三柴
Wataru Hattori
渡 服部
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New Oji Paper Co Ltd
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Oji Paper Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、製袋加工時のシートの取扱いが容易
で、かつ熱カレンダー処理を施すことなく、高いヒート
シール強度を保持し、抽出性の良好なフィルターバッグ
用シートを提供するものである。 【解決手段】ヒートシール性を有するフィルターバッグ
用シートであって、前記シートが、熱融着繊維を主体と
するヒートシール層(A)と天然繊維を主体とする非ヒ
ートシール層(B)からなり、ウエット状態で2層を抄
合わせた後、熱風ドライヤー等の非接触型加熱装置によ
って、乾燥、および熱溶融繊維が溶融、接着されている
ことを特徴とするものである。なお、A層の熱融着繊維
はポリプロピレン繊維がより有効であり、該繊維が全シ
ート重量あたり20〜50重量%配合されているフィル
ターバッグ用シートである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヒートシール性を
有したシートに麦茶やウーロン茶等のお茶葉類、または
鰹節等のだし類を入れて袋状とし、袋ごと煮出し、また
は水出し抽出をするフィルターバッグ用シートに関する
ものである。さらに詳しく述べるならば、本発明は製袋
加工時に取扱いやすく、また煮出し抽出に耐えうる高い
ヒートシール強度を有し、しかも、高い抽出性を確保で
きるフィルターバッグ用シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、紅茶や緑茶、ウーロン茶等のお茶
葉成分の抽出を目的としたフィルターバッグ用として
は、天然パルプ繊維を主体としたヒートシール加工を施
さないクリンプタイプと、熱融着繊維を主体としヒート
シール加工によって製袋するタイプに大別することがで
きる。
【0003】本発明で述べるフィルターバッグとは、後
者であり、お茶葉に限らず鰹節等のだし類をヒートシー
ル性を有するシートからなる包装袋に詰めたものであ
る。ヒートシールタイプのフィルターバッグはそのまま
やかんの中で煮出しをするだけでお茶やだしを容易に抽
出することができ、また、ティーバッグには水出し用も
多く、そのまま水に入れておくだけで香り高いお茶を抽
出することができる。さらに抽出後はフィルターバッグ
のまま捨てることができるという便利さから麦茶やウー
ロン茶用ティーバッグとして幅広く利用されている。
【0004】ティーバッグ用としての、フィルターバッ
グ用シートには、下記のような品質、機能が要求され
る。 (1)お茶葉の香りを損なう様な成分を含有せず、異臭
がないこと。また有害な物質を含まないこと。 (2)製袋加工に必要な乾燥シート強度を保持している
こと。 (3)お茶成分の煮出し中に破袋しない高い湿潤シート
強度を保持していること。 (4)お茶成分の抽出速度が早いこと。ただし、お茶葉
が袋外に抜け出さないこと。 (5)所定のヒートシール温度、速度で加工した際に高
いヒートシール強度を発現でき、煮出し中にヒートシー
ル部がはがれないこと。
【0005】従来、ヒートシール性を有し、ティーバッ
グ等に利用されるシートには、特公昭48−20910
号公報、および特公昭51−26523号公報に開示さ
れているように、ポリオレフィン繊維と天然繊維を混合
し、単層抄紙されたシートが使用されていた。これら単
層構造のシートでは、製袋加工におけるヒートシール工
程での熱融着繊維の加工機への付着が発生するため、そ
の防止対策として実開昭51−37102号公報、特開
平7−54299号公報にはヒートシール性を有する層
とヒートシール性を有さない層とを積層させた2層構造
のシートの使用が開示されている。
【0006】これら特許での熱融着繊維としては、ポリ
エチレン繊維やポリプロピレン繊維が、特開昭60−1
4830号公報ではポリエステル繊維とともに低融点の
ポリエステル繊維(バインダー繊維)とを混抄する方法
が開示されている。また2層の層間強度を向上させるた
め、ポリオレフィン系の合成パルプを配合することも知
られている。
【0007】ポリオレフィン繊維を溶融させる場合、通
常シートを120℃程度のヤンキードライヤーにて乾燥
させた後、ポリオレフィン繊維が完全に溶融する温度で
熱カレンダーをかける方法がとられている。すなわち熱
融着繊維の融点以上の熱カレンダー処理を行うことによ
って熱融着繊維同士の交点での溶融接着を促進し、シー
ト強度を向上させるとともに、熱融着繊維が非ヒートシ
ール層にも浸透することによってヒートシール層と非ヒ
ートシール層との層間強度も向上させることができる。
【0008】また、実開昭61−206700号公報に
は、乾式ではあるがポリオレフィン繊維、およびこれら
複合繊維を混合し熱ロールによって低融点成分のみを溶
融接着させる方法が開示されているが、低融点成分のみ
を溶融させた部分がフィルム状となってフィルターバッ
グへの水の進入を悪くしてしまい、お茶成分の抽出性が
悪化してしまう。
【0009】以上のようにこれまでの熱融着繊維の溶融
方法はタッチ圧をかけた状態で直接ドライヤーにシート
を接着させてシートを熱処理しているため、シートの密
度が高くなり、こしがなくなってしまい、製袋時の取扱
いが不便であるとの問題もかかえている。
【0010】このように、製袋加工時のシートの取扱い
が容易で、またヒートシール強度が高く、お茶成分の抽
出性に優れたフィルターバッグ用シートの出現が望まれ
ていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明
は、製袋加工時のシートの取扱いが容易で、かつ熱カレ
ンダー処理を施すことなく、高いヒートシール強度を保
持し得、抽出性の良好なフィルターバッグ用シートを提
供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、かかる現
状に鑑み、ヒートシール性を有するフィルターバッグ用
シートにおいて、製袋加工性が良好で、高いヒートシー
ル強度を有し、さらにお茶成分の抽出性も良いフィルタ
ーバッグ用シートについて鋭意研究を重ねた結果、熱融
着繊維を含有した湿紙を非接触型加熱装置で、乾燥、お
よび熱融着繊維を溶融、接着することにより、製袋加工
時のシートの取扱いが容易で、また高いヒートシール強
度を保持し得、さらにお茶成分の抽出性の良好なフィル
ターバッグ用シートが得られることを見い出し、本発明
を完成するに至った。
【0013】本発明は、ヒートシール性を有するフィル
ターバッグ用シートであって、前記シートが、熱融着繊
維を主体とするヒートシール層(A)と天然繊維を主体
とする非ヒートシール層(B)からなり、ウエット状態
で2層を抄合わせた後、非接触型加熱装置によって、乾
燥、および熱融着繊維が溶融、接着されることを特徴と
するものである。また、本発明は、A層の熱融着繊維が
ポリプロピレン繊維であり、該繊維が全シート重量あた
り20〜50重量%配合されているフィルターバッグ用
シートである。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明のフィルターバッグ用シー
トを得るための熱融着繊維には、ポリエチレン繊維、ポ
リプロピレン繊維、ポリエステル繊維、およびこれら複
合繊維等が挙げられ、用途によって各種選択できる。し
かしながら、ポリエチレン繊維は融点が120〜140
℃と低く、溶融しやすいもののヒートシール強度がやや
劣る場合がある。
【0015】またポリエステル繊維は変性された低融点
のポリエステル繊維もあるが、通常は約250℃程度の
融点であり、乾燥工程での溶融、およびヒートシール時
の溶融に高温を必要とする欠点を有している。したがっ
てより好ましくはポリプロピレン繊維を使用するのが良
い。
【0016】ポリプロピレン繊維としては、ポリプロピ
レン単繊維、ポリエチレンを並列、もしくは鞘とする複
合繊維、または低融点のポリプロピレンを並列、もしく
は鞘とする複合繊維等が使用できる。配合量はA層とB
層を合わせた絶乾での全シート重量あたり、20〜50
重量%とするのが良い。熱融着繊維が20重量%未満で
はヒートシール部の接着強度が低く、また50重量%を
超えると非ヒートシール層を抜けて熱融着繊維が溶出し
てしまいヒートシール時の熱板に付着してしまう。
【0017】要求されるヒートシール強度は、その用途
によって異なるものの、煮出し抽出を目的とする場合、
ヒートシール強度が170g/15mm以下では、煮出
し時にフィルターバッグのヒートシール部が剥離するお
それがあるため、実用的にはそれ以上のヒートシール強
度が好ましい。ヒートシール強度の測定方法は、本明細
書の実施例の段落にて評価方法の項で記載する。
【0018】熱融着繊維と混抄する天然繊維は、非木材
パルプとしてポーラス性と強度を兼ね備えた材料である
麻パルプが好適に用いられる。特に入手の容易さ、品質
の適性、価格等を考慮するとフィリピン産、エクアドル
産のマニラ麻が主として用いられる。また、麻パルプ以
外に通常の木材パルプ等を適宜配合することができる。
【0019】麻パルプのカナダ標準濾水度(csf)
[JIS P−8121に準ずる]としては、未叩解
(720〜740mlcsf)から400mlcsfの
範囲内で使用することが好ましい。濾水度が400ml
csf以下ではシートが目詰まりとなってしまい、お茶
の抽出性が悪化してしまう。
【0020】また、天然繊維を主体とするB層について
も、非木材パルプとして、麻パルプが好適に用いられる
とともに、通常の木材パルプ等を適宜配合することがで
きる。さらに、A層、B層とも天然繊維以外に、ポリビ
ニルアルコール繊維やレーヨン繊維等の熱融着性の低い
合成繊維も適宜配合することができる。
【0021】シート坪量は、2層積層後の全体の坪量と
して所望するフィルターバッグの用途に応じて、8〜4
0g/m2の範囲で適宜選択して使用される。またこの
時の各層の坪量比は、ヒートシール加工時における非ヒ
ートシール層の熱伝導性、ヒートシール層で溶融した熱
融着繊維が非ヒートシール層を介して、加工機へ付着す
る可能性を考慮して、ヒートシール層:非ヒートシール
層=1:1〜4:1の範囲内にあることが好ましい。
【0022】本発明の積層シートは、一般に使用される
多層抄きが可能な湿式抄紙機、例えば、円網抄紙機、傾
斜抄紙機等の組み合わせにより抄紙することで得られ
る。シートの乾燥は、熱風ドライヤー(例えばスルード
ライヤーなど)や赤外線ヒーターなどの非接触型加熱装
置で行うのが良く、シートに圧力がかからずに乾燥、加
熱、溶融できる。またはシートが直接加熱面に接しない
乾燥、加熱方法であれば、特にこれらに限定されない。
乾燥と溶融を別々の装置で行っても良い。単一の非接触
型加熱装置を用いる場合、乾燥温度は熱融着繊維を溶融
させるのに必要な温度であり、例えばポリプロピレン繊
維を溶融させるためには160℃以上が必要となる。
【0023】従来のヤンキードライヤー、および熱カレ
ンダー処理による熱融着繊維の溶融では、シートがつぶ
れてしまい、ポーラス性が損なわれるとともに、シート
のこしがなくなり、製袋加工時のシートが取り扱いにく
い。またヤンキードライヤーでは、熱融着繊維がフィル
ム状に溶融するため、お茶の抽出性も悪化してしまう。
【0024】一方熱風ドライヤーのような非接触型の乾
燥方法であれば、シートが圧着されることがなくポーラ
スなシートを形成できるため、お茶抽出性が良好である
のはもちろんのこと、シートのこしが高いので製袋加工
時にシートが扱いやすい。
【0025】また、フィルターバッグ用シートには特に
高い湿潤強度が要求されるため、天然パルプ繊維に対す
る湿潤紙力増強剤を抄紙時に添加することができる。湿
潤紙力増強剤としては、ポリアミドエピクロルヒドリン
樹脂がパルプ繊維に容易に定着するカチオン性を有し、
しかもホルマリンを含まないと言う点で好適に用いられ
る。また、アニオン系の紙力増強剤を併用することによ
り、より湿潤強度の向上が図れる。
【0026】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明
するが、もちろん本発明はこれによって限定されるもの
ではない。なお、実施例、および比較例中の%は特に断
らない限り重量%を示す。
【0027】実施例1 ヒートシール層には、熱融着繊維として、ポリプロピレ
ン繊維(ダイワボウ社製 商標PZ、2d×5mm、融
点160〜165℃)を50%、天然繊維としてマニラ
麻:NBKP=1:1でブレンドしたパルプ(500m
lcsfに混合叩解)を50%混合分散した紙料を用い
た。
【0028】また、非ヒートシール層はマニラ麻:NB
KP=1:1でブレンドしたパルプ(500mlcsf
に混合叩解)100%とし、湿潤紙力増強剤としてポリ
アミドエピクロルヒドリン樹脂(日本PMC社製、商標
WS570)を有効成分対パルプ1%、アニオン系紙力
増強剤としてアンモニウムCMC(ニチリン化学社製、
商標キッコレートNAーL)を有効成分対パルプ1%内
添し、これを紙料とした。
【0029】各々の紙料を角型手抄きマシンによりヒー
トシール層の坪量を絶乾10g/m 2、非ヒートシール
層は10g/m2として抄紙し、この2層をウエット状
態で重ね合わせ、180℃の熱風ドライヤーにて乾燥、
溶融させ、絶乾坪量20g/m 2のフィルターバッグ用
シートを得た。
【0030】実施例2 ヒートシール層にはポリプロピレン繊維を60%、天然
繊維分を40%配合した紙料を用い、ヒートシール層の
絶乾坪量を15g/m2、非ヒートシール層の絶乾坪量
を5g/m2とした以外は実施例1と同様の条件にて抄
紙し、フィルターバッグ用シートを得た。
【0031】実施例3 熱融着繊維としてポリエチレン合成パルプ(三井東圧社
製 商標SWP−E790、融点135℃)とした以外
は実施例1と同様の条件にて抄紙し、フィルターバッグ
用シートを得た。
【0032】実施例4 熱融着繊維として変性ポリエステル繊維(ユニチカ社製
商標メルティー3300、6d×5mm、融点130
℃)を使用した以外は実施例1と同様の条件にて抄紙
し、フィルターバッグ用シートを得た。
【0033】実施例5 乾燥、溶融に赤外線ヒーターを使用した以外は実施例1
と同様の条件にて抄紙し、フィルターバッグ用シートを
得た。
【0034】実施例6 ヒートシール層にはポリプロピレン繊維を30%、天然
繊維分(実施例1に同じ、以下同様)を70%配合した
紙料を用いた以外は実施例1と同様の条件にて抄紙し、
フィルターバッグ用シートを得た。
【0035】実施例7 ヒートシール層にはポリプロピレン繊維を70%、天然
繊維分を30%配合した紙料を用い、実施例2と同様の
条件にて抄紙し、フィルターバッグ用シートを得た。
【0036】比較例1 ヒートシール層にはポリプロピレン繊維を50%、天然
繊維分を50%配合した紙料を用い、ヒートシール層の
絶乾坪量を10g/m2、非ヒートシール層の絶乾坪量
を10g/m2として抄紙し、2層をウエット状態で重
ね合わせ、120℃のヤンキードライヤーで乾燥させた
後、180℃の熱カレンダーに通し、フィルターバッグ
用シートを得た。
【0037】比較例2 ヒートシール層にはポリプロピレン(融点160〜16
5℃)を芯成分とし、ポリエチレン(融点125〜13
0℃)を鞘成分とする複合繊維(ダイワボウ社製、商標
NBF(H)、2d×5mm)を50%、天然繊維分を
50%配合した紙料を用い、ヒートシール層の絶乾坪量
10g/m2、非ヒートシール層の絶乾坪量10g/m2
として抄紙し、2層をウエット状態で重ね合わせ、13
0℃のヤンキードライヤーで乾燥させ、鞘成分のみを溶
融させてフィルターバッグ用シートを得た。
【0038】評価方法 上記実施例、比較例によって得られたフィルターバッグ
用シートを、以下の項目について評価した。
【0039】(1)製袋加工時のシートの取扱いやすさ 製袋加工時のシートの取扱いやすさの評価として、シー
トのこわさ(JISP−8143に準じる)を測定し、
また実際に製袋加工する時の扱いやすさを官能評価で示
した。扱いやすいものを○とし、扱いにくいものを×と
した。なお、シートのこわさは取扱いやすさとの相関か
ら見て、10cm3/100以上が必要であると判断す
る。
【0040】(2)ヒートシール加工時の接着強度 熱板温度180℃、シール加圧4kg/cm2、シール
時間1秒にて、非ヒートシール層を外側(熱板に接す
る)、ヒートシール層が内側となるようにフィルターバ
ッグ用シート2枚を重ねて、ヒートシール加工し、その
後、接着部分の180°での剥離強度を引張り試験機を
用いて測定した。ヒートシール強度が170kg/15
mm以下では使用に支障を生じる可能性があり、これ以
上のヒートシール強度が要求される。
【0041】(3)ヒートシール加工時の熱板接着の有
無 上記ヒートシール加工終了後、フィルターバッグ用シー
トを熱板から剥離する際に熱板への熱融着繊維の付着の
有無を確認した。繊維の付着のないものを○とし、付着
したものを×とした。
【0042】(4)お茶成分の抽出性 ヒートシール加工によりお茶葉を内包したフィルターバ
ッグを作製し、100℃の熱湯に5分間浸漬した後の抽
出液の色を目視評価した。抽出性が良好なものは○と
し、抽出性不良のものは×とした。以上の評価結果を表
1に示した。
【0043】
【表1】
【0044】表1から明かなように、本発明で述べた範
囲で熱融着繊維が配合されており、かつ熱風ドライヤ
ー、または赤外線ヒーターなどの非接触型加熱装置で、
乾燥、および熱融着繊維が溶融、接着されている場合
は、シートのこしが高く、取扱い易いフィルターバッグ
用シートが得られる。またヒートシール時の高い接着強
度が得られ、お茶の抽出性も良好である(実施例1〜
5)。
【0045】さらに熱融着繊維(ポリプロピレン繊維)
が少ない場合にはヒートシール部の接着強度が低く(実
施例6)、多く配合した場合には、熱板に熱融着繊維が
付着してしまう(実施例7)欠点があるものの、非接触
型装置で乾燥、溶融された効果で、取り扱い性やお茶の
抽出性は良好であった。一方、熱カレンダー処理、およ
びヤンキードライヤーによって乾燥、溶融された場合
は、シートのこわさが低く、扱いにくいものになる(比
較例1、2)。また鞘成分のみをヤンキードライヤーに
て溶融させた場合には、お茶の抽出性も悪い(比較例
2)。
【0046】
【発明の効果】本発明によるフィルターバッグ用シート
は、シートのこわさ(こし)が高いため製袋加工時に取
扱いやすく、熱カレンダーで後処理することなしに、ポ
ーラスなシートを形成でき、高い通水性を維持し、お茶
の抽出性に優れているという効果を奏する。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱融着繊維を主体とするヒートシール層
    (A)と天然繊維を主体とする非ヒートシール層(B)
    との2層抄合わせシートにおいて、ウエット状態で2層
    を抄合わせた後、非接触型加熱装置によって、乾燥、お
    よび熱融着繊維を溶融、接着させることを特徴とするフ
    ィルターバッグ用シート。
  2. 【請求項2】 A層の熱融着繊維がポリプロピレン繊維
    であり、該繊維が全シート重量あたり20〜50重量%
    配合されている請求項1記載のフィルターバッグ用シー
    ト。
JP8326587A 1996-12-06 1996-12-06 フィルターバッグ用シート Pending JPH10165732A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001057316A1 (fr) * 2000-02-03 2001-08-09 Mitsui Chemicals, Inc. Papier de thermo-scellage presentant une permeabilite a l'air
JP2002227100A (ja) * 2001-02-01 2002-08-14 Daio Paper Corp 包装用袋用紙
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