JPH10165771A - 浸透膜を使用する流体からの有機物の除去法 - Google Patents
浸透膜を使用する流体からの有機物の除去法Info
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- JPH10165771A JPH10165771A JP32490696A JP32490696A JPH10165771A JP H10165771 A JPH10165771 A JP H10165771A JP 32490696 A JP32490696 A JP 32490696A JP 32490696 A JP32490696 A JP 32490696A JP H10165771 A JPH10165771 A JP H10165771A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 流体からの凝縮性有機物の除去方法を提供す
る。 【解決手段】 凝縮性有機物で汚染された流体を使用す
る。選択率≧20をもつポリ(アルキルスルホン)浸透
膜を用意する。流体を膜の表面にそって通過させる。有
機物が膜中を浸透する。浸透した有機物をリサイクルさ
せる。
る。 【解決手段】 凝縮性有機物で汚染された流体を使用す
る。選択率≧20をもつポリ(アルキルスルホン)浸透
膜を用意する。流体を膜の表面にそって通過させる。有
機物が膜中を浸透する。浸透した有機物をリサイクルさ
せる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は浸透性膜を使用して
流体(たとえば空気流または水流)から凝縮性有機物を
除去する方法に関する。
流体(たとえば空気流または水流)から凝縮性有機物を
除去する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】多くの工業的方法において、少量の凝縮
性有機物(すなわち蒸気または液体)で汚染された副生
物流体(空気または水)の流れが生成する。エコロジー
的理由のために、これらの汚染流を周囲環境に単に放出
することは望ましくない。有機物の種類および量が法的
な閾値を越えるときは特にそうである。その上、この液
流から有機物を分離してそれらをリサイクルまたは廃棄
するのが経済的に有利でありうる。従って、副生物流か
ら有機物を分離する必要がある。
性有機物(すなわち蒸気または液体)で汚染された副生
物流体(空気または水)の流れが生成する。エコロジー
的理由のために、これらの汚染流を周囲環境に単に放出
することは望ましくない。有機物の種類および量が法的
な閾値を越えるときは特にそうである。その上、この液
流から有機物を分離してそれらをリサイクルまたは廃棄
するのが経済的に有利でありうる。従って、副生物流か
ら有機物を分離する必要がある。
【0003】有機物分離の問題を解決する1つの試みは
膜技術の使用である。Katoh,M.らの“Hydr
ocarbon Vapor Recovery wi
chMembrane Technology”,NK
K TechnicalReview,Vol.56,
(1989)pp.67−72参照。この試みでは浸透
選択性層、多孔質(微孔性)膜層、および支持用布帛を
もつ複合膜を用いる。この複合膜は平らなシートの形体
にある。この複合膜を巻いてラセン巻きモジュールを作
る。浸透選択性層は超薄型(数ミクロン)で炭化水素ま
たは他の有機蒸気を選択的に浸透すると記述されてい
る。浸透選択性層の化学組成は記載されていない。以上
にかんがみ、流出流の有機蒸気を除去するための浸透選
択性材料として使用するために材料を確認する必要があ
る。
膜技術の使用である。Katoh,M.らの“Hydr
ocarbon Vapor Recovery wi
chMembrane Technology”,NK
K TechnicalReview,Vol.56,
(1989)pp.67−72参照。この試みでは浸透
選択性層、多孔質(微孔性)膜層、および支持用布帛を
もつ複合膜を用いる。この複合膜は平らなシートの形体
にある。この複合膜を巻いてラセン巻きモジュールを作
る。浸透選択性層は超薄型(数ミクロン)で炭化水素ま
たは他の有機蒸気を選択的に浸透すると記述されてい
る。浸透選択性層の化学組成は記載されていない。以上
にかんがみ、流出流の有機蒸気を除去するための浸透選
択性材料として使用するために材料を確認する必要があ
る。
【0004】ポリ(アルキルスルホン)は知られてい
る。米国特許第3,928,294号および第4,17
9,757号;Concise Encycloped
iaof Polymer Science and
Engineering,John Wiley &
Sons,NYC,NY(1990)pp.674−6
75;Kirk−Othmer Encycloped
ia of Chemical Technolog
y,3rd Edition,John Wiley
& Sons,NYC,NY(1983)Vol.2
1,page 966;Grady,D.N.,“Ol
efin/Sulfur DioxideCopoly
mers,”Polymer News,Gordon
andBreach Science Publis
her,Inc.,Vol.3(1976),pp.1
44−146;Gray,D.N.,“The Sta
tus of Olefin−SO2 Copolym
ers as Biomaterials”,Biom
edical and Dental Applica
tions,Plenum Publishing C
orporation,NYC,NY(1981)pp
21−26;およびGray,D.N.,“Polym
eric Membranes for Artifi
cial Lungs”,American Chem
ical Society(1984)を参照された
い。
る。米国特許第3,928,294号および第4,17
9,757号;Concise Encycloped
iaof Polymer Science and
Engineering,John Wiley &
Sons,NYC,NY(1990)pp.674−6
75;Kirk−Othmer Encycloped
ia of Chemical Technolog
y,3rd Edition,John Wiley
& Sons,NYC,NY(1983)Vol.2
1,page 966;Grady,D.N.,“Ol
efin/Sulfur DioxideCopoly
mers,”Polymer News,Gordon
andBreach Science Publis
her,Inc.,Vol.3(1976),pp.1
44−146;Gray,D.N.,“The Sta
tus of Olefin−SO2 Copolym
ers as Biomaterials”,Biom
edical and Dental Applica
tions,Plenum Publishing C
orporation,NYC,NY(1981)pp
21−26;およびGray,D.N.,“Polym
eric Membranes for Artifi
cial Lungs”,American Chem
ical Society(1984)を参照された
い。
【0005】微孔性ポリプロピレン(たとえばCELG
ARD膜)上の超薄ポリ(アルキルスルホン)コーティ
ングは知られている。Gray,“The Statu
s・・・”、蒸気の第24頁参照。この複合膜の浸透選
択性(または選択率)は4.1である。
ARD膜)上の超薄ポリ(アルキルスルホン)コーティ
ングは知られている。Gray,“The Statu
s・・・”、蒸気の第24頁参照。この複合膜の浸透選
択性(または選択率)は4.1である。
【0006】
【発明の要約】本発明は流体からの凝縮性有機物の除去
法に関する。まず凝縮性有機物で汚染された流体を用意
する。20以上の選択率をもつポリ(アルキルスルホ
ン)浸透膜を用意する。この流体を膜表面にそって通過
させる。有機物は膜を通って浸透する。浸透した有機物
をリサイクルさせる。
法に関する。まず凝縮性有機物で汚染された流体を用意
する。20以上の選択率をもつポリ(アルキルスルホ
ン)浸透膜を用意する。この流体を膜表面にそって通過
させる。有機物は膜を通って浸透する。浸透した有機物
をリサイクルさせる。
【0007】本発明を説明する目的で好ましい形体を図
面に示すが、本発明は図に示される正確な配列と機器に
限定されるものではない。
面に示すが、本発明は図に示される正確な配列と機器に
限定されるものではない。
【0008】
【発明の詳細な記述】浸透膜とは流体から凝縮性有機物
を除去するのに好適な膜のことをいう。このような膜は
蒸気分離および過蒸発法に使用することができる。本発
明は好ましくは蒸気分離法に使用され、その重要性は実
施例に示してある。蒸気分離は空気流から有機物を除去
するための膜分離技術である。過蒸発は有機物を液体
(たとえば水)から除く膜分離技術である。有機物また
は凝縮性有機物とは凝縮性の非バイオ物質たとえば炭化
水素のことをいう。有機物の例としてトルエン、ヘキサ
ン、ガソリン蒸気などがあげられる。
を除去するのに好適な膜のことをいう。このような膜は
蒸気分離および過蒸発法に使用することができる。本発
明は好ましくは蒸気分離法に使用され、その重要性は実
施例に示してある。蒸気分離は空気流から有機物を除去
するための膜分離技術である。過蒸発は有機物を液体
(たとえば水)から除く膜分離技術である。有機物また
は凝縮性有機物とは凝縮性の非バイオ物質たとえば炭化
水素のことをいう。有機物の例としてトルエン、ヘキサ
ン、ガソリン蒸気などがあげられる。
【0009】この浸透膜は除去されるべき有機物に対し
より大きな親和性をもつ。たとえば、この浸透膜は、標
的となる有機物(すなわち除去されるべき有機物)が流
体よりも大きい親和力または溶解度をもつポリマーから
作ることができ又はこれらのポリマーで被覆することが
できる。この膜は20以上の選択率(即ち浸透選択性)
をもつべきである。選択率は浸透性の大きい物質と浸透
性の小さい物質との浸透速度の比である。有機物は浸透
膜に優先的に集まる。以下により詳細に述べる好ましい
態様は微孔性基材とその上のポリ(アルキルスルホン)
コーティングを含み、蒸気分離法に関して論じるが、本
発明はこれには限定されない。
より大きな親和性をもつ。たとえば、この浸透膜は、標
的となる有機物(すなわち除去されるべき有機物)が流
体よりも大きい親和力または溶解度をもつポリマーから
作ることができ又はこれらのポリマーで被覆することが
できる。この膜は20以上の選択率(即ち浸透選択性)
をもつべきである。選択率は浸透性の大きい物質と浸透
性の小さい物質との浸透速度の比である。有機物は浸透
膜に優先的に集まる。以下により詳細に述べる好ましい
態様は微孔性基材とその上のポリ(アルキルスルホン)
コーティングを含み、蒸気分離法に関して論じるが、本
発明はこれには限定されない。
【0010】微孔性基材とは微孔性または多孔性の浸透
性フィルムのことをいう。この微孔性基材はコーティン
グ即ち被膜(以下に更に詳細に述べる)の支持体として
働く。微孔性基材は浸透膜を横切る有機物の物質移動の
速度限定要素であるべきではない。好ましくは、基材は
ポリオレフィンからなり、最も好ましくはポリプロピレ
ンからなる。基材は適宜の形体にあることができ、たと
えば平らなシートまたは中空繊維がある。より好ましく
は、基材は中空繊維である。このような基材は米国ノー
スカロライナ州チャーロットのヘキスト・セラニーズ・
コーポレーションから入手しうるCELGARD中空繊
維の商品名で商業的に入手しうる。
性フィルムのことをいう。この微孔性基材はコーティン
グ即ち被膜(以下に更に詳細に述べる)の支持体として
働く。微孔性基材は浸透膜を横切る有機物の物質移動の
速度限定要素であるべきではない。好ましくは、基材は
ポリオレフィンからなり、最も好ましくはポリプロピレ
ンからなる。基材は適宜の形体にあることができ、たと
えば平らなシートまたは中空繊維がある。より好ましく
は、基材は中空繊維である。このような基材は米国ノー
スカロライナ州チャーロットのヘキスト・セラニーズ・
コーポレーションから入手しうるCELGARD中空繊
維の商品名で商業的に入手しうる。
【0011】ポリ(アルキルスルホン)コーティングと
は好ましくは基材上のそのポリマーの超薄層のことをい
う。この薄層は0.1〜10ミクロンの厚さの範囲にあ
り、好ましくは2〜5ミクロンの厚さである。下限値は
十分なポリマーが有機物を引き付ける値と定義され、上
限値はポリマーのコストによって及び物質移動の考慮に
よって定義される。ポリ(アルキルスルホン)とはオレ
フィン・二酸化イオウコポリマー(ポリ(オレフィンス
ルホン)およびポリ(アルキルスルホン)としても知ら
れている)のことをいう。このようなポリ(アルキルス
ルホン)は化学式(−R−SO2 −R−)x をもつ。た
だしRはいづれかの好適なモノマーであり、xは0より
大きい数字である。このようなポリ(アルキルスルホ
ン)は米国オハイオ州マウミーのアナトラーゼ・インコ
ーポレーテッドからバイオブランドPAS−16として
商業的に入手しうる。
は好ましくは基材上のそのポリマーの超薄層のことをい
う。この薄層は0.1〜10ミクロンの厚さの範囲にあ
り、好ましくは2〜5ミクロンの厚さである。下限値は
十分なポリマーが有機物を引き付ける値と定義され、上
限値はポリマーのコストによって及び物質移動の考慮に
よって定義される。ポリ(アルキルスルホン)とはオレ
フィン・二酸化イオウコポリマー(ポリ(オレフィンス
ルホン)およびポリ(アルキルスルホン)としても知ら
れている)のことをいう。このようなポリ(アルキルス
ルホン)は化学式(−R−SO2 −R−)x をもつ。た
だしRはいづれかの好適なモノマーであり、xは0より
大きい数字である。このようなポリ(アルキルスルホ
ン)は米国オハイオ州マウミーのアナトラーゼ・インコ
ーポレーテッドからバイオブランドPAS−16として
商業的に入手しうる。
【0012】流体はいづれかの物質たとえばガスまたは
液体でありうる。好ましいガスは空気である。好ましい
流体は水である。いづれの場合にも、有機物は0.5%
v/v以上の量で流体中に存在する。モジュールとは膜
を収納するための適宜の接触材のことをいう。好ましく
は、米国特許第5,264,171号および第5,35
2,361号に記載のモジュールが使用される。これら
の特許の双方を引用によってここにくみ入れる。好まし
くは、中空繊維が布帛としてモジュールにくみ入れられ
る。布帛の例としては織物と編物がある。好ましい布帛
は横糸として中空繊維および縦糸としてポリプロピレン
繊維を用いた編物である。このようなモジュールはLI
QUI−CELモジュールなる商品名で米国ノースカロ
ライナ州チャーロットのヘキスト・セラニーズ・コーポ
レーションから商業的に入手しうる。有機物はリサイク
ルまたは廃棄することができる。好ましいリサイクル法
は凝縮である。
液体でありうる。好ましいガスは空気である。好ましい
流体は水である。いづれの場合にも、有機物は0.5%
v/v以上の量で流体中に存在する。モジュールとは膜
を収納するための適宜の接触材のことをいう。好ましく
は、米国特許第5,264,171号および第5,35
2,361号に記載のモジュールが使用される。これら
の特許の双方を引用によってここにくみ入れる。好まし
くは、中空繊維が布帛としてモジュールにくみ入れられ
る。布帛の例としては織物と編物がある。好ましい布帛
は横糸として中空繊維および縦糸としてポリプロピレン
繊維を用いた編物である。このようなモジュールはLI
QUI−CELモジュールなる商品名で米国ノースカロ
ライナ州チャーロットのヘキスト・セラニーズ・コーポ
レーションから商業的に入手しうる。有機物はリサイク
ルまたは廃棄することができる。好ましいリサイクル法
は凝縮である。
【0013】図面を参照して、同じ数字は同じ要素を示
す。図1には蒸気分離装置10が示してある。有機物
(蒸気として)と空気を含む供給流12をブロワー14
からモジュール16に供給する。浸透膜(図示していな
い)はモジュール16内に収納されている。空気20は
モジュール16に供給される。有機物は膜を浸透して
(すなわち膜を横切って)浸透物22を形成する。残留
流18は減少した量の有機物を含む。浸透物22中の有
機物は縮合装置24を経て除くことができる。真空ポン
プ26を用いて浸透物22上の真空が保たれる。他の方
法の形態も当業者に知られているように可能である。た
とえば上記のKatohの報文を参照されたい。この報
文を引用によってここにくみ入れる。
す。図1には蒸気分離装置10が示してある。有機物
(蒸気として)と空気を含む供給流12をブロワー14
からモジュール16に供給する。浸透膜(図示していな
い)はモジュール16内に収納されている。空気20は
モジュール16に供給される。有機物は膜を浸透して
(すなわち膜を横切って)浸透物22を形成する。残留
流18は減少した量の有機物を含む。浸透物22中の有
機物は縮合装置24を経て除くことができる。真空ポン
プ26を用いて浸透物22上の真空が保たれる。他の方
法の形態も当業者に知られているように可能である。た
とえば上記のKatohの報文を参照されたい。この報
文を引用によってここにくみ入れる。
【0014】図2を参照して、そこには米国特許第5,
264,171号により製造した好ましいモジュール1
6が示されている。モジュール16は一般にシエル30
と多数の管32を含む。管32は微孔性繊維である。中
心の管34はシエル30の縦軸にそって配置される。中
心の管34は孔あき管であって、流体が入り、出ること
ができる。バッフル36は端部の中間の中心管34に固
定することができる。シエル30、管シート38、およ
び管32の外面はシエル面40を形成する。シエル面4
0は入口42および出口44を備える。シエル面40を
通る物質の流れは符号46によって示される。管32の
内面または内腔は部分的に管面48を形成する。管面4
8は入口50と出口52を備える。モジュール16は上
記の形態に限定されない。
264,171号により製造した好ましいモジュール1
6が示されている。モジュール16は一般にシエル30
と多数の管32を含む。管32は微孔性繊維である。中
心の管34はシエル30の縦軸にそって配置される。中
心の管34は孔あき管であって、流体が入り、出ること
ができる。バッフル36は端部の中間の中心管34に固
定することができる。シエル30、管シート38、およ
び管32の外面はシエル面40を形成する。シエル面4
0は入口42および出口44を備える。シエル面40を
通る物質の流れは符号46によって示される。管32の
内面または内腔は部分的に管面48を形成する。管面4
8は入口50と出口52を備える。モジュール16は上
記の形態に限定されない。
【0015】
【実施例】次の実施例は本発明のえらばれた態様を示し
ている。然し本発明の範囲は図示された態様に限定され
ると解すべきではない。 実施例1 フィルムの製造 THF(テトラヒドロフラン)溶媒中のPAS−16の
1.25%溶液を製造した。約100μmの厚さのフィ
ルムを作るように計算した量の溶液を金属リングにピペ
ットで入れ、次いでこのTHF溶液を約20〜25℃で
たとえば約12時間徐々に蒸発させることによってこの
溶液から密なフィルムをキャストした。密に詰まった鎖
および最小の多孔性をもつ密なフィルムを作るためには
遅い蒸発が望ましかった。フィルムをキャストし、溶媒
を蒸発させた後に、フィルムをカットして試験セルに適
合させ、それらの平均の厚さを測定した。
ている。然し本発明の範囲は図示された態様に限定され
ると解すべきではない。 実施例1 フィルムの製造 THF(テトラヒドロフラン)溶媒中のPAS−16の
1.25%溶液を製造した。約100μmの厚さのフィ
ルムを作るように計算した量の溶液を金属リングにピペ
ットで入れ、次いでこのTHF溶液を約20〜25℃で
たとえば約12時間徐々に蒸発させることによってこの
溶液から密なフィルムをキャストした。密に詰まった鎖
および最小の多孔性をもつ密なフィルムを作るためには
遅い蒸発が望ましかった。フィルムをキャストし、溶媒
を蒸発させた後に、フィルムをカットして試験セルに適
合させ、それらの平均の厚さを測定した。
【0016】実施例2 フィルムの製造 THF(テトラヒドロフラン)溶媒中のPAS−16の
4重量%溶液を製造し、約100μmの厚さにキャスト
し、実施例1に示す方法により試験セルに入れた。
4重量%溶液を製造し、約100μmの厚さにキャスト
し、実施例1に示す方法により試験セルに入れた。
【0017】実施例3 アセトン浸透率 実施例1および2により製造した試験セル中の約35.
00cm2 の表面積(浸透)をもつ約142μm(5.
6ミル)厚さのフィルム試料の一面(供給物の面)をア
セトン蒸気富化窒素ガス流に露出した。この富化流は液
体アセトン(20−25℃/2psig)に窒素ガス
(20−25℃/2psig)を吹き込むことによって
発生させた。このガス流を、フィルムの表面を横切って
約20.7kPa(約3.0psi)の供給圧および約
195.2ml/分の供給流量で送った。通常の真空ポ
ンプを使用してフィルムの他面(浸透物の面)に部分真
空(737〜759トールあるいは29.0−29.9
インチHg)を発生させた。アセトンと窒素を種々の速
度で膜に通し、残余のガス流を約13.8kPa(約
2.0psi)の圧力(残留圧力)でセルから200m
l/分−55ml/分の流量で出した。試験は室温(2
3.9〜30.0℃)で約3時間(10.8×10
3 秒)行なった。
00cm2 の表面積(浸透)をもつ約142μm(5.
6ミル)厚さのフィルム試料の一面(供給物の面)をア
セトン蒸気富化窒素ガス流に露出した。この富化流は液
体アセトン(20−25℃/2psig)に窒素ガス
(20−25℃/2psig)を吹き込むことによって
発生させた。このガス流を、フィルムの表面を横切って
約20.7kPa(約3.0psi)の供給圧および約
195.2ml/分の供給流量で送った。通常の真空ポ
ンプを使用してフィルムの他面(浸透物の面)に部分真
空(737〜759トールあるいは29.0−29.9
インチHg)を発生させた。アセトンと窒素を種々の速
度で膜に通し、残余のガス流を約13.8kPa(約
2.0psi)の圧力(残留圧力)でセルから200m
l/分−55ml/分の流量で出した。試験は室温(2
3.9〜30.0℃)で約3時間(10.8×10
3 秒)行なった。
【0018】浸透物流中のアセトンは液体窒素トラップ
中で凝縮させ凍結させたが、窒素浸透物はトラップを通
過させ保持しなかった。トラップしたアセトン浸透物を
測定し、フィルム試料を通るアセトンの浸透率を次の式
を使用して計算した。
中で凝縮させ凍結させたが、窒素浸透物はトラップを通
過させ保持しなかった。トラップしたアセトン浸透物を
測定し、フィルム試料を通るアセトンの浸透率を次の式
を使用して計算した。
【0019】
【数1】
【0020】試験時間は4.5×103 秒であった。浸
透物として集めたアセトンは26.6gであった。アセ
トンフラックス(Q)は16.8×10-5g/cm2 ・
sec(または64×10-3標準cc/cm2 ・se
c)であった。
透物として集めたアセトンは26.6gであった。アセ
トンフラックス(Q)は16.8×10-5g/cm2 ・
sec(または64×10-3標準cc/cm2 ・se
c)であった。
【0021】実施例4 窒素浸透率 実施例3で使用した試験セル中のフィルム試料も、実施
例3のアセトン浸透試験の前および後の両者の窒素浸透
率について試験した。窒素ガスをフィルムの片面に、代
表的に50または100psiの供給圧力で、加え、一
定量の窒素が膜を通過するに要した時間を、セルの浸透
物側に接続した石けん泡フローメータを使用して測定し
た。フィルム試料の窒素浸透率に応じて、時間、ガス容
量、および供給圧力を変えた。次の式を使用して時間お
よび容量の測定から浸透率を計算した。
例3のアセトン浸透試験の前および後の両者の窒素浸透
率について試験した。窒素ガスをフィルムの片面に、代
表的に50または100psiの供給圧力で、加え、一
定量の窒素が膜を通過するに要した時間を、セルの浸透
物側に接続した石けん泡フローメータを使用して測定し
た。フィルム試料の窒素浸透率に応じて、時間、ガス容
量、および供給圧力を変えた。次の式を使用して時間お
よび容量の測定から浸透率を計算した。
【0022】
【数2】
【0023】N2 フラックスは(実施例3に示すのと同
じ条件下で)1.11×10-3標準cc/cm2 ・se
c)であった。選択率(アセトン/N2 )は64/1.
11または58.6であった。
じ条件下で)1.11×10-3標準cc/cm2 ・se
c)であった。選択率(アセトン/N2 )は64/1.
11または58.6であった。
【0024】実施例5 繊維およびモジュールの製造 CELGARD多孔質ポリプロピレン中空繊維をPAS
−16の層でコートした。コートは繊維をTHF中のP
AS−16の2.5重量%溶液に浸漬し、溶媒を繊維か
ら蒸発させることによって行なった。コートした繊維は
PAS−16の2.5ミクロン厚さの層をもっていた。
これらのコートした繊維をポリプロピレン縦糸繊維をも
つ織物に編み、この織物を図1のモジュール中の膜とし
て役立てた。このモジュールは0.6cm2 の膜面積を
もっていた。
−16の層でコートした。コートは繊維をTHF中のP
AS−16の2.5重量%溶液に浸漬し、溶媒を繊維か
ら蒸発させることによって行なった。コートした繊維は
PAS−16の2.5ミクロン厚さの層をもっていた。
これらのコートした繊維をポリプロピレン縦糸繊維をも
つ織物に編み、この織物を図1のモジュール中の膜とし
て役立てた。このモジュールは0.6cm2 の膜面積を
もっていた。
【0025】実施例6 モジュールの試験結果 実施例5に述べたようにして製造したモジュールを使用
して、若干の試験を室温(約25℃)で行なった。この
モジュールの浸透率を実施例4の方法に実質的に従って
試験し、25×10-10 標準cm3 −cm/sec./
cm2 /cmHgであると決定された。
して、若干の試験を室温(約25℃)で行なった。この
モジュールの浸透率を実施例4の方法に実質的に従って
試験し、25×10-10 標準cm3 −cm/sec./
cm2 /cmHgであると決定された。
【0026】アセトンおよびヘキサンのそれぞれの浸透
率の2つの試験を、5psig(ポンド/平方インチ)
の供給圧および1標準立方フィート/分(SCFM)の
供給流量を4つの試験のそれぞれにおいて使用して、2
5℃の温度で行なった。それぞれの試験において、膜の
浸透面に真空を加え、アセトンまたはヘキサンの浸透物
の供給流濃度および残存流濃度を測定し、浸透物の量、
浸透物のフラックス、およびアセトンまたはヘキサンの
浸透率を計算するために使用した。窒素に比べてのアセ
トンまたはヘキサンの膜の選択率を、有機物の浸透度/
N2 の浸透度の比をとることによって計算した。これら
の結果を下記の表1に示す。
率の2つの試験を、5psig(ポンド/平方インチ)
の供給圧および1標準立方フィート/分(SCFM)の
供給流量を4つの試験のそれぞれにおいて使用して、2
5℃の温度で行なった。それぞれの試験において、膜の
浸透面に真空を加え、アセトンまたはヘキサンの浸透物
の供給流濃度および残存流濃度を測定し、浸透物の量、
浸透物のフラックス、およびアセトンまたはヘキサンの
浸透率を計算するために使用した。窒素に比べてのアセ
トンまたはヘキサンの膜の選択率を、有機物の浸透度/
N2 の浸透度の比をとることによって計算した。これら
の結果を下記の表1に示す。
【0027】
【表1】
【0028】ここに示さなかった本発明の多くの変化が
当業者によって明らかなように起こりうる。本発明はこ
こに述べた態様に限定されるものではなく、特許請求の
範囲内にある主題のすべてを包含するものである。
当業者によって明らかなように起こりうる。本発明はこ
こに述べた態様に限定されるものではなく、特許請求の
範囲内にある主題のすべてを包含するものである。
【図1】本発明を具体化した蒸気分離装置の説明図であ
る。
る。
【図2】本発明により製造したモジュールの具体例の断
面図である。
面図である。
【符号の説明】 10 蒸気分離装置 16 モジュール 24 結合装置 30 シエル 32 多数の管 34 中心の管 36 バッフル 38 管シート 48 管面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ラビ プラサド アメリカ合衆国ノース カロライナ州 28210 チャーロッテ キングス キャニ オン ドライブ 9130
Claims (7)
- 【請求項1】 次の諸工程すなわち、 凝縮性有機物で汚染された流体を用意し;20以上の選
択率をもつポリ(アルキルスルホン)浸透性膜を用意
し;この膜の表面にそって有機物で汚染された流体を通
過させ;有機物を膜に選択的に誘引して有機物を膜に浸
透させ;そして浸透した有機物を分離する;ことを特徴
とする流体からの凝縮性有機物の除去方法。 - 【請求項2】 膜がその上にポリ(アルキルスルホン)
コーティングをもつ微孔性基材からなる請求項1の方
法。 - 【請求項3】 膜が中空繊維からなる請求項2の方法。
- 【請求項4】 基材がポリオレフィンからなる請求項2
の方法。 - 【請求項5】 ポリオレフィンがポリプロピレンである
請求項4の方法。 - 【請求項6】 中空繊維が布帛中にくみ込まれている請
求項3の方法。 - 【請求項7】 膜がモジュールにくみ込まれている請求
項1の方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32490696A JPH10165771A (ja) | 1996-12-05 | 1996-12-05 | 浸透膜を使用する流体からの有機物の除去法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32490696A JPH10165771A (ja) | 1996-12-05 | 1996-12-05 | 浸透膜を使用する流体からの有機物の除去法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10165771A true JPH10165771A (ja) | 1998-06-23 |
Family
ID=18170950
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32490696A Pending JPH10165771A (ja) | 1996-12-05 | 1996-12-05 | 浸透膜を使用する流体からの有機物の除去法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10165771A (ja) |
-
1996
- 1996-12-05 JP JP32490696A patent/JPH10165771A/ja active Pending
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