JPH10166836A - 減衰力可変制御式緩衝器 - Google Patents
減衰力可変制御式緩衝器Info
- Publication number
- JPH10166836A JPH10166836A JP33418296A JP33418296A JPH10166836A JP H10166836 A JPH10166836 A JP H10166836A JP 33418296 A JP33418296 A JP 33418296A JP 33418296 A JP33418296 A JP 33418296A JP H10166836 A JPH10166836 A JP H10166836A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- damping force
- external input
- value corresponding
- line
- valve
- Prior art date
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- Vehicle Body Suspensions (AREA)
- Fluid-Damping Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 不感帯域におけるユラユラ感ゴツゴツ感の両
方を解消できるとともに、車両の安定感及び乗り心地を
向上できる減衰力可変制御式緩衝器を提供する。 【解決手段】 減衰力を変化させる減衰力制御バルブ
と、外部入力が所定値を越えるまでは上記減衰力を所定
の不感帯ラインに対応した値に固定し、外部入力が上記
所定値を最初に越えた後は、上記減衰力を外部入力に応
じた値でかつ所定の最小〜最大制御ラインに対応した値
に制御する減衰力制御手段とを備えた減衰力可変制御式
緩衝器において、ピストン速度に応じて該速度が大きい
ほど大きい値をとる待機ラインTを上記不感帯ラインに
代えて設け、上記減衰力制御手段は、外部入力が上記所
定値を越えるまでは上記減衰力を上記待機ラインに対応
した値に可変制御し、外部入力が上記所定値を最初に越
えた後は、上記減衰力を外部入力に応じた値でかつ所定
の最小〜最大制御ラインに対応した値に制御する。
方を解消できるとともに、車両の安定感及び乗り心地を
向上できる減衰力可変制御式緩衝器を提供する。 【解決手段】 減衰力を変化させる減衰力制御バルブ
と、外部入力が所定値を越えるまでは上記減衰力を所定
の不感帯ラインに対応した値に固定し、外部入力が上記
所定値を最初に越えた後は、上記減衰力を外部入力に応
じた値でかつ所定の最小〜最大制御ラインに対応した値
に制御する減衰力制御手段とを備えた減衰力可変制御式
緩衝器において、ピストン速度に応じて該速度が大きい
ほど大きい値をとる待機ラインTを上記不感帯ラインに
代えて設け、上記減衰力制御手段は、外部入力が上記所
定値を越えるまでは上記減衰力を上記待機ラインに対応
した値に可変制御し、外部入力が上記所定値を最初に越
えた後は、上記減衰力を外部入力に応じた値でかつ所定
の最小〜最大制御ラインに対応した値に制御する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行状態に応じて
減衰力を可変制御するようにした減衰力可変制御式油圧
緩衝器に関する。
減衰力を可変制御するようにした減衰力可変制御式油圧
緩衝器に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の自動車や自動二輪車では、走行速
度,路面状態等に基づく走行状態によって減衰力を自由
に可変制御する減衰力可変制御式油圧緩衝器を採用する
場合がある。この緩衝器は、シリンダ内を相対移動する
ピストンの移動速度(ピストン速度)や移動位置(ピス
トンストローク)、及び車体の上下加速度(外部入力)
等を検出し、該検出された車両の走行状態に応じて、減
衰力が予め設定されたパターンになるように上記制御バ
ルブにより作動油の流動抵抗を可変制御するように構成
されている。
度,路面状態等に基づく走行状態によって減衰力を自由
に可変制御する減衰力可変制御式油圧緩衝器を採用する
場合がある。この緩衝器は、シリンダ内を相対移動する
ピストンの移動速度(ピストン速度)や移動位置(ピス
トンストローク)、及び車体の上下加速度(外部入力)
等を検出し、該検出された車両の走行状態に応じて、減
衰力が予め設定されたパターンになるように上記制御バ
ルブにより作動油の流動抵抗を可変制御するように構成
されている。
【0003】このような減衰力可変制御式緩衝器では、
上記加速度センサで検出された車体の上下加速度(外部
入力)が所定値を最初に越えるまでは、上記減衰力制御
バルブに供給する電流値を、図7の最小制御ライン(不
感帯ライン)Minに対応した値に固定して減衰力の可
変制御を行わないという、いわゆる不感帯領域を有して
いる。この最小限の電流値は、制御バルブの応答性を確
保できる範囲で最も小さい値に設定されており、例えば
最大制御ラインMaxの5〜10%の減衰力が得られる
程度の電流値が選択されている。そして、上記外部入力
が一旦上記所定値を越えた後は、上記制御バルブに供給
される電流値は、上記最小制御ラインMinと最大制御
ラインMaxとに対応した値の範囲内で外部入力に応じ
た値に制御され、該外部入力に応じた減衰力に制御され
る。
上記加速度センサで検出された車体の上下加速度(外部
入力)が所定値を最初に越えるまでは、上記減衰力制御
バルブに供給する電流値を、図7の最小制御ライン(不
感帯ライン)Minに対応した値に固定して減衰力の可
変制御を行わないという、いわゆる不感帯領域を有して
いる。この最小限の電流値は、制御バルブの応答性を確
保できる範囲で最も小さい値に設定されており、例えば
最大制御ラインMaxの5〜10%の減衰力が得られる
程度の電流値が選択されている。そして、上記外部入力
が一旦上記所定値を越えた後は、上記制御バルブに供給
される電流値は、上記最小制御ラインMinと最大制御
ラインMaxとに対応した値の範囲内で外部入力に応じ
た値に制御され、該外部入力に応じた減衰力に制御され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の緩衝器で
は、外部入力が上記所定値を少し越える程度の比較的大
きい路面凸部を通過する場合(図7の領域A参照)に
は、上記最小限の電流値に固定されており減衰力が小さ
いので上記乗り上げ時のショックを吸収でき、しかもこ
の場合は外部入力が上記所定値を越えることからその直
後に通常の減衰力制御に移るので問題は生じない。とこ
ろが、外部入力が上記所定値を越えない程度の路面の微
小なうねりを通過する場合や車両の小さい揺れの場合
(図7の領域A´参照)には、不感帯域から制御領域に
移行することができずに、車体がユラユラする感じとな
り、車両の安定感が悪いという問題がある。また、最初
に上記所定値を大きく越える外部入力があった場合、こ
の瞬間はまだ減衰力の制御が開始されていないので車体
が大きく振られるという問題がある(図7の領域B参
照)。
は、外部入力が上記所定値を少し越える程度の比較的大
きい路面凸部を通過する場合(図7の領域A参照)に
は、上記最小限の電流値に固定されており減衰力が小さ
いので上記乗り上げ時のショックを吸収でき、しかもこ
の場合は外部入力が上記所定値を越えることからその直
後に通常の減衰力制御に移るので問題は生じない。とこ
ろが、外部入力が上記所定値を越えない程度の路面の微
小なうねりを通過する場合や車両の小さい揺れの場合
(図7の領域A´参照)には、不感帯域から制御領域に
移行することができずに、車体がユラユラする感じとな
り、車両の安定感が悪いという問題がある。また、最初
に上記所定値を大きく越える外部入力があった場合、こ
の瞬間はまだ減衰力の制御が開始されていないので車体
が大きく振られるという問題がある(図7の領域B参
照)。
【0005】上記ユラユラ感を回避するには、上記不感
帯ライン(最小制御ライン)を図7に破線で示すMi
n′のように高く設定することが考えられる。しかしな
がらこのようにすると路面の小さい突起を通過する場合
(ピストンスピード小,図7の領域C参照)のように小
入力時でもダンパ減衰力が大きいので車体が突き上げら
れるゴツゴツ感が強くなり、乗り心地が悪化するといっ
た問題が生じる。また上記最小制御ラインを高くする
と、それだけ減衰力制御範囲が狭くなるという問題もあ
る。
帯ライン(最小制御ライン)を図7に破線で示すMi
n′のように高く設定することが考えられる。しかしな
がらこのようにすると路面の小さい突起を通過する場合
(ピストンスピード小,図7の領域C参照)のように小
入力時でもダンパ減衰力が大きいので車体が突き上げら
れるゴツゴツ感が強くなり、乗り心地が悪化するといっ
た問題が生じる。また上記最小制御ラインを高くする
と、それだけ減衰力制御範囲が狭くなるという問題もあ
る。
【0006】本発明は、上記従来の状況に鑑みてなされ
たもので、不感帯域におけるユラユラ感,ゴツゴツ感の
両方を解消できるとともに、最初の車体の振られも小さ
くでき、車両の安定感及び乗り心地を向上できる減衰力
可変制御式緩衝器を提供することを目的としている。
たもので、不感帯域におけるユラユラ感,ゴツゴツ感の
両方を解消できるとともに、最初の車体の振られも小さ
くでき、車両の安定感及び乗り心地を向上できる減衰力
可変制御式緩衝器を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、シリンダ内を
ピストンにより伸側油室と圧側油室とに画成するととも
に余剰作動油を貯留する貯留室を設け、減衰力をを変化
させる減衰力制御バルブと、外部入力が所定値を越える
までは上記減衰力を所定の不感帯ラインに対応した値に
固定し、外部入力が上記所定値を最初に越えた後は、上
記減衰力を外部入力に応じた値でかつ所定の最小〜最大
制御ラインに対応した値に制御する減衰力制御手段とを
備えた減衰力可変制御式緩衝器において、ピストン速度
に応じて該速度が大きいほど大きい値をとる待機ライン
を上記不感帯ラインに代えて設け、上記減衰力制御手段
は、外部入力が上記所定値を越えるまでは上記減衰力を
上記待機ラインに対応した値に可変制御し、外部入力が
上記所定値を最初に越えた後は、上記減衰力を外部入力
に応じた値でかつ所定の最小〜最大制御ラインに対応し
た値に制御することを特徴としている。
ピストンにより伸側油室と圧側油室とに画成するととも
に余剰作動油を貯留する貯留室を設け、減衰力をを変化
させる減衰力制御バルブと、外部入力が所定値を越える
までは上記減衰力を所定の不感帯ラインに対応した値に
固定し、外部入力が上記所定値を最初に越えた後は、上
記減衰力を外部入力に応じた値でかつ所定の最小〜最大
制御ラインに対応した値に制御する減衰力制御手段とを
備えた減衰力可変制御式緩衝器において、ピストン速度
に応じて該速度が大きいほど大きい値をとる待機ライン
を上記不感帯ラインに代えて設け、上記減衰力制御手段
は、外部入力が上記所定値を越えるまでは上記減衰力を
上記待機ラインに対応した値に可変制御し、外部入力が
上記所定値を最初に越えた後は、上記減衰力を外部入力
に応じた値でかつ所定の最小〜最大制御ラインに対応し
た値に制御することを特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。図1ないし図7は、本発明の
一実施形態による減衰力可変制御式緩衝器を説明するた
めの図であり、図1は本実施形態の緩衝器が採用された
懸架装置の模式図、図2は緩衝器の断面模式図、図3,
図4は緩衝器の制御バルブ部分の断面側面図,断面平面
図、図5は緩衝器のパイロット弁部分を示す図、図6は
待機ラインにおける減衰力−ピストンスピード特性を示
す図、図7は減衰力制御特性図である。
図面に基づいて説明する。図1ないし図7は、本発明の
一実施形態による減衰力可変制御式緩衝器を説明するた
めの図であり、図1は本実施形態の緩衝器が採用された
懸架装置の模式図、図2は緩衝器の断面模式図、図3,
図4は緩衝器の制御バルブ部分の断面側面図,断面平面
図、図5は緩衝器のパイロット弁部分を示す図、図6は
待機ラインにおける減衰力−ピストンスピード特性を示
す図、図7は減衰力制御特性図である。
【0009】図において、1は本実施形態の緩衝器12
0が採用された懸架装置であり、該懸架装置1は、車輪
2が軸支されたサスペンションアーム3を車体4により
上下揺動自在に枢支し、該サスペンションアーム3と車
体4との間にコイルスプリング5及び緩衝器120を介
設して構成されている。
0が採用された懸架装置であり、該懸架装置1は、車輪
2が軸支されたサスペンションアーム3を車体4により
上下揺動自在に枢支し、該サスペンションアーム3と車
体4との間にコイルスプリング5及び緩衝器120を介
設して構成されている。
【0010】上記緩衝器120は、下端部が上記サスペ
ンションアーム3に連結されたシリンダ70内をピスト
ン90により伸側油室70aと圧側油室70bとに画成
してなり、該ピストン90に接続されたピストンロッド
10の上端部が上記車体4に連結されている。上記ピス
トン90には圧側油室70bから伸側油室70aへの作
動油の流れのみを許容し、逆方向の流れを阻止する一方
向弁90aが配設されている。
ンションアーム3に連結されたシリンダ70内をピスト
ン90により伸側油室70aと圧側油室70bとに画成
してなり、該ピストン90に接続されたピストンロッド
10の上端部が上記車体4に連結されている。上記ピス
トン90には圧側油室70bから伸側油室70aへの作
動油の流れのみを許容し、逆方向の流れを阻止する一方
向弁90aが配設されている。
【0011】また上記懸架装置1には、ピストン90の
相対移動により発生する減衰力を可変制御する減衰力制
御バルブ110と、上記ピストン90のシリンダ70に
対する相対移動速度(ピストンスピード)や位置(スト
ローク)及び車体の上下加速度(外部入力)等の走行条
件を示すデータを検出する各種センサ11と、上記走行
条件に応じて上記制御バルブ110を予め設定された減
衰特性パターンに基づいて制御する制御装置(コントロ
ーラ)12とが設けられている。ここで上記減衰力特性
としてユーザの好みのものを手動スイッチ等により上記
制御装置12に適宜入力するようにしても良い。なお、
13は上記制御装置12と制御バルブ110とを接続す
る電気配線である。
相対移動により発生する減衰力を可変制御する減衰力制
御バルブ110と、上記ピストン90のシリンダ70に
対する相対移動速度(ピストンスピード)や位置(スト
ローク)及び車体の上下加速度(外部入力)等の走行条
件を示すデータを検出する各種センサ11と、上記走行
条件に応じて上記制御バルブ110を予め設定された減
衰特性パターンに基づいて制御する制御装置(コントロ
ーラ)12とが設けられている。ここで上記減衰力特性
としてユーザの好みのものを手動スイッチ等により上記
制御装置12に適宜入力するようにしても良い。なお、
13は上記制御装置12と制御バルブ110とを接続す
る電気配線である。
【0012】上記シリンダ70の外周にはこれを囲むよ
うに外筒71が装着されている。該シリンダ70,及び
外筒71の上端はロッドガイド71aにより閉塞されて
おり、下端はベース板71bで閉塞されている。上記外
筒71とシリンダ70とで形成された空間が上記ピスト
ンロッド10のシリンダ内進入体積に相当する量以上の
作動油を貯留する貯留室70cとなっている。なお、こ
の貯留室70c内には所定圧力のガスが充填されてい
る。
うに外筒71が装着されている。該シリンダ70,及び
外筒71の上端はロッドガイド71aにより閉塞されて
おり、下端はベース板71bで閉塞されている。上記外
筒71とシリンダ70とで形成された空間が上記ピスト
ンロッド10のシリンダ内進入体積に相当する量以上の
作動油を貯留する貯留室70cとなっている。なお、こ
の貯留室70c内には所定圧力のガスが充填されてい
る。
【0013】上記シリンダ70と外筒71との間にはガ
イドパイプ72が軸方向に挿入配置されている。このガ
イドパイプ72の上端開口は上記ロッドガイド71aに
形成された環状の連通孔72aを介して上記伸側油室7
0aに連通しており、下端開口はガイド部材74の導入
孔74aに連通している。
イドパイプ72が軸方向に挿入配置されている。このガ
イドパイプ72の上端開口は上記ロッドガイド71aに
形成された環状の連通孔72aを介して上記伸側油室7
0aに連通しており、下端開口はガイド部材74の導入
孔74aに連通している。
【0014】上記ガイド部材74は、シリンダ軸方向に
見て外表面が円弧状に形成された板状のものであり、上
記ガイドロッド71aを装着する前に該ガイド部材74
及びガイドパイプ72をシリンダ70と外筒71との間
に挿入することにより、支持ボディ73の支持片73a
によって保持されている。なお、この支持ボディ73は
筒状をなしており、外筒71にシリンダ軸と直角方向に
向けて挿入されて溶接固定されている。
見て外表面が円弧状に形成された板状のものであり、上
記ガイドロッド71aを装着する前に該ガイド部材74
及びガイドパイプ72をシリンダ70と外筒71との間
に挿入することにより、支持ボディ73の支持片73a
によって保持されている。なお、この支持ボディ73は
筒状をなしており、外筒71にシリンダ軸と直角方向に
向けて挿入されて溶接固定されている。
【0015】上記減衰力制御バルブ110は、上記外筒
71の外面下部に取り付けられたいわゆる外付けタイプ
のもので、圧縮行程,伸張行程の何れにおいてもシリン
ダ70内の作動油が上記ガイドパイプ72,導入孔74
a制御バルブ110の主弁18,導出孔74bを経て上
記貯留室70cに流れるようになっている。
71の外面下部に取り付けられたいわゆる外付けタイプ
のもので、圧縮行程,伸張行程の何れにおいてもシリン
ダ70内の作動油が上記ガイドパイプ72,導入孔74
a制御バルブ110の主弁18,導出孔74bを経て上
記貯留室70cに流れるようになっている。
【0016】上記減衰力制御バルブ110は、以下の手
順で組み立てられたものである。まず、上記支持ボディ
73内に、外周面,内周面にゴム製のシール75a,7
5bが焼き付け固定されたシール部材75を挿入し、該
シール部材75の円弧状の内表面を上記ガイド部材74
の円弧状の外表面に当接させる。そして、外ボディ15
に内ボディ17を螺挿し、これに主弁18,中間ボディ
16,パイロット弁35,リニアソレノイド44等を予
め組み付けたサブアッシーユニットを上記支持ボディ7
3内に外側から挿入する。さらに、該支持ボディ73に
蓋ボディ92を螺装することにより内ボディ17の先端
を上記シール部材75に圧着させる。
順で組み立てられたものである。まず、上記支持ボディ
73内に、外周面,内周面にゴム製のシール75a,7
5bが焼き付け固定されたシール部材75を挿入し、該
シール部材75の円弧状の内表面を上記ガイド部材74
の円弧状の外表面に当接させる。そして、外ボディ15
に内ボディ17を螺挿し、これに主弁18,中間ボディ
16,パイロット弁35,リニアソレノイド44等を予
め組み付けたサブアッシーユニットを上記支持ボディ7
3内に外側から挿入する。さらに、該支持ボディ73に
蓋ボディ92を螺装することにより内ボディ17の先端
を上記シール部材75に圧着させる。
【0017】上記内ボディ17の軸心にはスライド孔1
7aが形成されており、該スライド孔17a内に上記主
弁18が軸方向にスライド可能に装填されている。また
該内ボディ17には上記ガイド部材74の導入孔74a
と導出孔74bとを連通する主油路19が形成されてお
り、該主油路19の開口19aは上記主弁18により開
閉される。
7aが形成されており、該スライド孔17a内に上記主
弁18が軸方向にスライド可能に装填されている。また
該内ボディ17には上記ガイド部材74の導入孔74a
と導出孔74bとを連通する主油路19が形成されてお
り、該主油路19の開口19aは上記主弁18により開
閉される。
【0018】上記主弁18は後部に凹室18aを有し、
先端部にテーパ状に形成されたシール面18bが上記開
口19aの周縁(弁座)に当接するように構成されてお
り、該主弁18のシール面18bの先端面部分にシリン
ダ70内の圧力がガイドパイプ72を介して作用する。
先端部にテーパ状に形成されたシール面18bが上記開
口19aの周縁(弁座)に当接するように構成されてお
り、該主弁18のシール面18bの先端面部分にシリン
ダ70内の圧力がガイドパイプ72を介して作用する。
【0019】上記主弁18の凹室18a内には、樹脂製
又は金属製で筒状の防振リング22の先端部が相対的に
軸方向にスライド可能に挿入されており、該防振リング
22の後端フランジは上記中間ボディ16の前面に当接
している。また上記凹室18aの底部にはスペーサ26
が配設されている。上記防振リング22の後端フランジ
と上記底部のスペーサ26内に形成された穴18dの底
面との間には、該スペーサ26を介在させて該防振リン
グ22を上記中間ボディ16の前面に押圧固定するとと
もに、上記主弁18を前方に付勢する二重コイルバネ2
3が縮装されている。
又は金属製で筒状の防振リング22の先端部が相対的に
軸方向にスライド可能に挿入されており、該防振リング
22の後端フランジは上記中間ボディ16の前面に当接
している。また上記凹室18aの底部にはスペーサ26
が配設されている。上記防振リング22の後端フランジ
と上記底部のスペーサ26内に形成された穴18dの底
面との間には、該スペーサ26を介在させて該防振リン
グ22を上記中間ボディ16の前面に押圧固定するとと
もに、上記主弁18を前方に付勢する二重コイルバネ2
3が縮装されている。
【0020】上記二重コイルバネ23は、上記スペーサ
26を挟んで直列に重ねられた大,小コイルバネ24,
25で構成されている。該大コイルバネ24の前端は、
上記スペーサ26の前フランジ26aに後方から当接し
ており、上記小コイルバネ25の後端はスペーサ26の
内底に、また、その前端は主弁18の穴18dにそれぞ
れ当接している。ここで、主弁18の全閉状態では、上
記スペーサ26の前フランジ26aと凹室18aの底面
との間には若干の隙間が開くように上記コイルバネ寸法
が設定されている。
26を挟んで直列に重ねられた大,小コイルバネ24,
25で構成されている。該大コイルバネ24の前端は、
上記スペーサ26の前フランジ26aに後方から当接し
ており、上記小コイルバネ25の後端はスペーサ26の
内底に、また、その前端は主弁18の穴18dにそれぞ
れ当接している。ここで、主弁18の全閉状態では、上
記スペーサ26の前フランジ26aと凹室18aの底面
との間には若干の隙間が開くように上記コイルバネ寸法
が設定されている。
【0021】このようにして、上記主弁18の凹室18
a,穴18d,上記防振リング22,及び中間ボディ1
6の前面で囲まれた空間が副油室31となっている。上
記穴18dはこれに螺挿されたノズル76を介して上記
ガイド部材74の導入孔74aに連通している。また上
記スペーサ26には、上記穴18dと上記凹室18a内
とを連通する連通穴26bが形成されており、これによ
り上記副油室31内にシリンダ内の圧力が導入されるよ
うになっている。
a,穴18d,上記防振リング22,及び中間ボディ1
6の前面で囲まれた空間が副油室31となっている。上
記穴18dはこれに螺挿されたノズル76を介して上記
ガイド部材74の導入孔74aに連通している。また上
記スペーサ26には、上記穴18dと上記凹室18a内
とを連通する連通穴26bが形成されており、これによ
り上記副油室31内にシリンダ内の圧力が導入されるよ
うになっている。
【0022】上記副油室31はパイロット弁35を介し
てパイロット通路36に連通しており、該パイロット通
路36は上記主油路19に連通している。上記パイロッ
ト通路36は、パイロット弁35の下流側から半径方向
に伸びる複数の放射路部39と、該各放射路部39をつ
なぐ環状部40とで構成されており、該環状部40が主
油路19に連通している。
てパイロット通路36に連通しており、該パイロット通
路36は上記主油路19に連通している。上記パイロッ
ト通路36は、パイロット弁35の下流側から半径方向
に伸びる複数の放射路部39と、該各放射路部39をつ
なぐ環状部40とで構成されており、該環状部40が主
油路19に連通している。
【0023】上記パイロット弁35は、中間ボディ16
の軸心部分に弁室41を凹設し、該弁室41内に弁体4
2を軸方向にスライド可能に配設するとともに、該弁体
42をこれの弁軸42dに装着されたプランジャ43を
介してリニヤソレノイド44により閉方向に付勢するよ
うに構成されている。
の軸心部分に弁室41を凹設し、該弁室41内に弁体4
2を軸方向にスライド可能に配設するとともに、該弁体
42をこれの弁軸42dに装着されたプランジャ43を
介してリニヤソレノイド44により閉方向に付勢するよ
うに構成されている。
【0024】図5(a)〜図5(c)に示すように、上
記弁室41の底壁41cの上面(後面)には環状の開口
溝(弁孔)41aが凹設され、下面(前面)には3つの
略楕円状の凹溝41bが凹設されており、該凹溝41b
及び上記開口溝41aを介して上記弁室41と副油室3
1とが連通可能となっている。
記弁室41の底壁41cの上面(後面)には環状の開口
溝(弁孔)41aが凹設され、下面(前面)には3つの
略楕円状の凹溝41bが凹設されており、該凹溝41b
及び上記開口溝41aを介して上記弁室41と副油室3
1とが連通可能となっている。
【0025】上記弁体42は、円盤部42aの下面(前
面)に環状の凸部42bを一体に突設するとともに、該
弁体42の下面(前面)側から上面(後面)側に連通す
る3つの略楕円状の貫通穴42cを形成した構造のもの
である。該弁体42の上昇(後退)により、上記凸部4
2bと上記開口溝41aの周縁部(弁座)との間にパイ
ロット開口が形成され、該パイロット開口を通って流れ
る作動油の流れ方向は、該弁体42の移動方向と交差す
るようになっている。ここで上記弁座及び凸部42bの
下面(受圧面)は弁体42の移動方向bと直交してい
る。これによりパイロット弁35の同一ストロークにお
ける実質的開口面積を大きくすることができるので、走
行状態の変化に対する応答性を向上できるとともに、パ
イロット弁35の振動を低減できる。
面)に環状の凸部42bを一体に突設するとともに、該
弁体42の下面(前面)側から上面(後面)側に連通す
る3つの略楕円状の貫通穴42cを形成した構造のもの
である。該弁体42の上昇(後退)により、上記凸部4
2bと上記開口溝41aの周縁部(弁座)との間にパイ
ロット開口が形成され、該パイロット開口を通って流れ
る作動油の流れ方向は、該弁体42の移動方向と交差す
るようになっている。ここで上記弁座及び凸部42bの
下面(受圧面)は弁体42の移動方向bと直交してい
る。これによりパイロット弁35の同一ストロークにお
ける実質的開口面積を大きくすることができるので、走
行状態の変化に対する応答性を向上できるとともに、パ
イロット弁35の振動を低減できる。
【0026】上記リニヤソレノイド44は、上記外ボデ
ィ15に内蔵されており、励磁されるとその励磁力に対
応した前向き(閉方向)の力をプランジャ43を介して
上記弁体42に付与する。上記励磁力を制御することに
より、上記パイロット弁35の開き始める副油室31の
内圧が変化するようになっており、この励磁力の制御が
減衰力可変手段として機能する。なお、上記励磁力は上
記電気配線13を介してリニヤソレノイド44に伝達さ
れる電流の大きさによって制御される。
ィ15に内蔵されており、励磁されるとその励磁力に対
応した前向き(閉方向)の力をプランジャ43を介して
上記弁体42に付与する。上記励磁力を制御することに
より、上記パイロット弁35の開き始める副油室31の
内圧が変化するようになっており、この励磁力の制御が
減衰力可変手段として機能する。なお、上記励磁力は上
記電気配線13を介してリニヤソレノイド44に伝達さ
れる電流の大きさによって制御される。
【0027】ここで上記リニヤソレノイド44への電力
供給が停止されると、弁体42は副油室31内の圧力に
より、弁体42の円盤部42aの後端面がスペーサ44
bの前端面に当接するまで上昇する。この場合、図5
(b)に二点鎖線で示すように、上記円盤部42aの外
周面により上記パイロット通路36の放射路部39が閉
じられる。
供給が停止されると、弁体42は副油室31内の圧力に
より、弁体42の円盤部42aの後端面がスペーサ44
bの前端面に当接するまで上昇する。この場合、図5
(b)に二点鎖線で示すように、上記円盤部42aの外
周面により上記パイロット通路36の放射路部39が閉
じられる。
【0028】一方、上記中間ボディ16には上記円盤部
42aにより放射路部39が閉じられた場合の、副油室
31内の圧力を所定圧に調整するための圧力調整弁50
が設けられている。該圧力調整弁50は、上記弁室41
の円盤部42aより前側部分と上記パイロット通路36
の環状部40内とを連通する連通穴50a内にボール5
0bを配設し、該ボール50bを付勢ばね50cで閉方
向に付勢した構造のものである。
42aにより放射路部39が閉じられた場合の、副油室
31内の圧力を所定圧に調整するための圧力調整弁50
が設けられている。該圧力調整弁50は、上記弁室41
の円盤部42aより前側部分と上記パイロット通路36
の環状部40内とを連通する連通穴50a内にボール5
0bを配設し、該ボール50bを付勢ばね50cで閉方
向に付勢した構造のものである。
【0029】上記主弁18の後端面,主弁挿入穴17a
の内周面,上記パイロット弁35の底壁41c,及び上
記凹室18a内にスライド自在に挿入された上記防振リ
ング22で囲まれた空間がダンピング室54となってお
り、該ダンピング室54の容積は、上記主弁18の進退
移動、つまり該主弁18の開度に伴って変化するように
なっている。
の内周面,上記パイロット弁35の底壁41c,及び上
記凹室18a内にスライド自在に挿入された上記防振リ
ング22で囲まれた空間がダンピング室54となってお
り、該ダンピング室54の容積は、上記主弁18の進退
移動、つまり該主弁18の開度に伴って変化するように
なっている。
【0030】上記主弁18の凹室18aと上記防振リン
グ22の外周面との隙間でもってオリフィスが形成され
ており、上記主弁18の開度の変化に伴ってダンピング
室54の容積が変化すると、作動油が上記オリフィスを
介して副油室31とダンピング室54との間を流動し、
この際に主弁18に働く主弁減衰力が発生する。このよ
うにして上記主弁18の振動を抑制するダンピング機構
が構成されている。
グ22の外周面との隙間でもってオリフィスが形成され
ており、上記主弁18の開度の変化に伴ってダンピング
室54の容積が変化すると、作動油が上記オリフィスを
介して副油室31とダンピング室54との間を流動し、
この際に主弁18に働く主弁減衰力が発生する。このよ
うにして上記主弁18の振動を抑制するダンピング機構
が構成されている。
【0031】そして上記シリンダ70,外筒71の下端
部に配設されたベース板71bには、図2に示すよう
に、圧側油室70bと貯留室70cとを連通する補給通
路63が形成されており、該補給通路63には貯留室7
0cから圧側油室70bへの作動油の流れのみを許容す
るチェック弁64が配設されている。
部に配設されたベース板71bには、図2に示すよう
に、圧側油室70bと貯留室70cとを連通する補給通
路63が形成されており、該補給通路63には貯留室7
0cから圧側油室70bへの作動油の流れのみを許容す
るチェック弁64が配設されている。
【0032】次に、本実施形態における懸架装置1の動
作について説明する。本実施形態の懸架装置1の上記コ
ントローラ12は、走行開始後、上記センサ11により
車体の上下加速度に基づいて検出された外部入力が所定
値を越えるまでは、待機モードとし、上記制御バルブ1
10のニリアソレノイド44に供給する電流を、図7に
示す待機ラインTに対応した値に制御し、減衰力の外部
入力に対応した可変制御は行わない。
作について説明する。本実施形態の懸架装置1の上記コ
ントローラ12は、走行開始後、上記センサ11により
車体の上下加速度に基づいて検出された外部入力が所定
値を越えるまでは、待機モードとし、上記制御バルブ1
10のニリアソレノイド44に供給する電流を、図7に
示す待機ラインTに対応した値に制御し、減衰力の外部
入力に対応した可変制御は行わない。
【0033】ここで上記待機ラインTは、ピストン速度
に応じて該速度が大きいほど大きい値になるように設定
されている。この待機ラインTは、採用される車両毎の
実験等により上記ユラユラ感,及びゴツゴツ感を解消で
きるように設定されるものであり、具体的には例えば図
6に示すように、従来の減衰力制御バルブを備えていな
いタイプの緩衝器におけるピストン速度−減衰力特性L
に近い特性で、かつ該特性よりも乗り心地重視の観点か
ら若干低い減衰力となるように設定されている。
に応じて該速度が大きいほど大きい値になるように設定
されている。この待機ラインTは、採用される車両毎の
実験等により上記ユラユラ感,及びゴツゴツ感を解消で
きるように設定されるものであり、具体的には例えば図
6に示すように、従来の減衰力制御バルブを備えていな
いタイプの緩衝器におけるピストン速度−減衰力特性L
に近い特性で、かつ該特性よりも乗り心地重視の観点か
ら若干低い減衰力となるように設定されている。
【0034】そして上記コントローラ12は、外部入力
が上記所定値を一旦越えた後は、上記制御バルブ110
による減衰力可変制御を開始し、該制御バルブ110に
供給する電流を、上記最小制御ライン(最大減衰力の5
〜10%)から最大制御ライン(100%)の範囲内に
おいて外部入力に応じた目標減衰力が得られるように可
変制御する。なお、減衰力可変制御が開始された後、上
記目標減衰力が上記待機ラインTで示された値を越えな
い状態が所定時間継続した場合は上記待機モードに戻
る。
が上記所定値を一旦越えた後は、上記制御バルブ110
による減衰力可変制御を開始し、該制御バルブ110に
供給する電流を、上記最小制御ライン(最大減衰力の5
〜10%)から最大制御ライン(100%)の範囲内に
おいて外部入力に応じた目標減衰力が得られるように可
変制御する。なお、減衰力可変制御が開始された後、上
記目標減衰力が上記待機ラインTで示された値を越えな
い状態が所定時間継続した場合は上記待機モードに戻
る。
【0035】上記緩衝器120は具体的には以下の動作
を行う。路面の凸部等により上記車輪2が突き上げられ
て緩衝器120が圧縮行程になると、ピストンロッド1
0,及びピストン90がシリンダ70内に図1,図2の
下方に相対的に進入することとなり、ピストンロッド1
0の進入体積分だけシリンダ内容積が減少し、また一方
向弁90aが設けてあることから、圧側油室70b及び
伸側油室70aが昇圧し、このシリンダ内圧力がガイド
パイプ72,導入孔74aを介して主弁18に作用する
とともに、オリフィス76を通って副油室31に導入さ
れ、該副油室31も昇圧する。
を行う。路面の凸部等により上記車輪2が突き上げられ
て緩衝器120が圧縮行程になると、ピストンロッド1
0,及びピストン90がシリンダ70内に図1,図2の
下方に相対的に進入することとなり、ピストンロッド1
0の進入体積分だけシリンダ内容積が減少し、また一方
向弁90aが設けてあることから、圧側油室70b及び
伸側油室70aが昇圧し、このシリンダ内圧力がガイド
パイプ72,導入孔74aを介して主弁18に作用する
とともに、オリフィス76を通って副油室31に導入さ
れ、該副油室31も昇圧する。
【0036】上記副油室31の内圧により上記弁体42
に作用する開方向力が上記リニヤソレノイド44による
付勢力を越えると該弁体42が開口溝41aを開き、副
油室31の内圧が低下し、主弁18は導入孔74aの圧
力により押し開かれ、これにより作動油は上記ピストン
ロッド進入体積相当分だけガイドパイプ72,制御バル
ブ110を通り、貯留室70cに流入し、この際に、上
記シリンダ内圧力×ピストンロッド断面積に相当するダ
ンパ圧減衰力が発生する。
に作用する開方向力が上記リニヤソレノイド44による
付勢力を越えると該弁体42が開口溝41aを開き、副
油室31の内圧が低下し、主弁18は導入孔74aの圧
力により押し開かれ、これにより作動油は上記ピストン
ロッド進入体積相当分だけガイドパイプ72,制御バル
ブ110を通り、貯留室70cに流入し、この際に、上
記シリンダ内圧力×ピストンロッド断面積に相当するダ
ンパ圧減衰力が発生する。
【0037】上記車輪2が下降し、緩衝器120が伸張
する場合には、ピストン90は相対的に上向きに引き上
げられる。この場合一方向弁90aが閉じるので伸側油
室70aが昇圧し、この伸側圧力がガイドパイプ72,
導入孔74aを介して主弁18に作用するとともに、オ
リフィス76を通って副油室31に導入され、該副油室
31も昇圧する。
する場合には、ピストン90は相対的に上向きに引き上
げられる。この場合一方向弁90aが閉じるので伸側油
室70aが昇圧し、この伸側圧力がガイドパイプ72,
導入孔74aを介して主弁18に作用するとともに、オ
リフィス76を通って副油室31に導入され、該副油室
31も昇圧する。
【0038】上記副油室31の内圧により弁体42に作
用する開方向力がリニヤソレノイド44による付勢力を
越えると上記弁体42が開口溝41aを開き、副油室3
1の内圧が低下し、主弁18は導入孔74aの圧力によ
り押し開かれ、これにより作動油は伸側油室70aから
貯留室70cに流入し、この際に上記伸側圧力×(ピス
トン面積−ピストンロッド面積)に相当する伸ダンパ減
衰力が発生する。なお、圧側油室7b内には貯留70c
内の作動油がチェック弁64を通って補給される。
用する開方向力がリニヤソレノイド44による付勢力を
越えると上記弁体42が開口溝41aを開き、副油室3
1の内圧が低下し、主弁18は導入孔74aの圧力によ
り押し開かれ、これにより作動油は伸側油室70aから
貯留室70cに流入し、この際に上記伸側圧力×(ピス
トン面積−ピストンロッド面積)に相当する伸ダンパ減
衰力が発生する。なお、圧側油室7b内には貯留70c
内の作動油がチェック弁64を通って補給される。
【0039】このように本実施形態の懸架装置1では、
外部入力が所定値を最初に越えるまでは待機モードと
し、制御バルブ110に供給される電流は、待機ライン
Tで示すようにピストン速度が大きくなるほど大きな減
衰力が得られる値に制御される。そのため路面の微小な
うねりや車体の揺れであってもピストン速度が高くなる
と減衰力も高くなるのでユラユラ感を抑制でき、車体の
安定感を向上できる。また最初に比較的大きな外部入力
が加わった場合、ピストン速度に応じて減衰力も大きく
なるので、車体の振られを小さくできる。
外部入力が所定値を最初に越えるまでは待機モードと
し、制御バルブ110に供給される電流は、待機ライン
Tで示すようにピストン速度が大きくなるほど大きな減
衰力が得られる値に制御される。そのため路面の微小な
うねりや車体の揺れであってもピストン速度が高くなる
と減衰力も高くなるのでユラユラ感を抑制でき、車体の
安定感を向上できる。また最初に比較的大きな外部入力
が加わった場合、ピストン速度に応じて減衰力も大きく
なるので、車体の振られを小さくできる。
【0040】また、ピストン速度が小さい領域では減衰
力は小さいので、従来の不感帯ラインをMinからMi
n′に高く設定した場合のようなゴツゴツ感を解消で
き、乗り心地を向上できる。また本実施形態では待機ラ
インTを上記不感帯ライン(最小制御ライン)とは別個
に設けたので、上記最小制御ラインを高くした場合に比
べ減衰力の制御範囲を広く有効に活用できる。
力は小さいので、従来の不感帯ラインをMinからMi
n′に高く設定した場合のようなゴツゴツ感を解消で
き、乗り心地を向上できる。また本実施形態では待機ラ
インTを上記不感帯ライン(最小制御ライン)とは別個
に設けたので、上記最小制御ラインを高くした場合に比
べ減衰力の制御範囲を広く有効に活用できる。
【0041】
【発明の効果】以上のように本発明に係る減衰力可変制
御式緩衝器によれば、待機ラインを従来の不感帯ライン
に代えて設け、かつ該待機ラインをピストン速度が大き
いほど大きい値に変化させ、外部入力が所定値を越える
までは、制御バルブによる減衰力を上記待機ラインに応
じた値に制御するようにしたので、路面の微小なうねり
や車体の揺れであってもピストン速度が高くなると減衰
力も高くなるのでユラユラ感を抑制して車体の安定感を
向上でき、また最初に比較的大きな外部入力が加わった
場合、ピストン速度に応じて減衰力も大きくなるので、
車体の振られを小さくできる効果がある。
御式緩衝器によれば、待機ラインを従来の不感帯ライン
に代えて設け、かつ該待機ラインをピストン速度が大き
いほど大きい値に変化させ、外部入力が所定値を越える
までは、制御バルブによる減衰力を上記待機ラインに応
じた値に制御するようにしたので、路面の微小なうねり
や車体の揺れであってもピストン速度が高くなると減衰
力も高くなるのでユラユラ感を抑制して車体の安定感を
向上でき、また最初に比較的大きな外部入力が加わった
場合、ピストン速度に応じて減衰力も大きくなるので、
車体の振られを小さくできる効果がある。
【0042】また、ピストン速度が小さい領域では減衰
力は小さいので、従来の不感帯ラインをMinからMi
n′に高く設定した場合のようなゴツゴツ感を解消で
き、乗り心地を向上できる効果がある。
力は小さいので、従来の不感帯ラインをMinからMi
n′に高く設定した場合のようなゴツゴツ感を解消で
き、乗り心地を向上できる効果がある。
【0043】さらにまた、待機ラインを従来の不感帯ラ
イン(最小制御ライン)とは別個に設けたので、上記最
小制御ラインを高くした場合に比べ減衰力の制御範囲を
広く有効に活用できる効果がある。
イン(最小制御ライン)とは別個に設けたので、上記最
小制御ラインを高くした場合に比べ減衰力の制御範囲を
広く有効に活用できる効果がある。
【図1】本発明の一実施形態による減衰力可変制御式緩
衝器が採用された懸架装置の模式図である。
衝器が採用された懸架装置の模式図である。
【図2】上記緩衝器の断面図である。
【図3】上記緩衝器の減衰力制御バルブの断面側面図で
ある。
ある。
【図4】上記減衰力制御バルブの断面平面図である。
【図5】上記減衰力制御バルブのパイロット弁部分を示
す図である。
す図である。
【図6】上記緩衝器の待機ラインにおけるピストン速度
と減衰力との関係を示す特性図である。
と減衰力との関係を示す特性図である。
【図7】上記緩衝器の減衰力制御特性図である。
12 コントローラ(減衰力制御手段) 70 シリンダ 70a 伸側油室 70b 圧側油室 70c 貯留室 90 ピストン 110 減衰力制御バルブ 120 減衰力可変制御式緩衝器 Max 最大制御ライン Min 最小制御ライン(不感帯ライン) T 待機ライン
Claims (1)
- 【請求項1】 シリンダ内をピストンにより伸側油室と
圧側油室とに画成するとともに余剰作動油を貯留する貯
留室を設け、減衰力を変化させる減衰力制御バルブと、
外部入力が所定値を越えるまでは上記減衰力を所定の不
感帯ラインに対応した値に固定し、外部入力が上記所定
値を最初に越えた後は、上記減衰力を外部入力に応じた
値でかつ所定の最小〜最大制御ラインに対応した値に制
御する減衰力制御手段とを備えた減衰力可変制御式緩衝
器において、ピストン速度に応じて該速度が大きいほど
大きい値をとる待機ラインを上記不感帯ラインに代えて
設け、上記減衰力制御手段は、外部入力が上記所定値を
越えるまでは上記減衰力を上記待機ラインに対応した値
に可変制御し、外部入力が上記所定値を最初に越えた後
は、上記減衰力を外部入力に応じた値でかつ所定の最小
〜最大制御ラインに対応した値に制御することを特徴と
する減衰力可変制御式緩衝器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33418296A JPH10166836A (ja) | 1996-12-13 | 1996-12-13 | 減衰力可変制御式緩衝器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33418296A JPH10166836A (ja) | 1996-12-13 | 1996-12-13 | 減衰力可変制御式緩衝器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10166836A true JPH10166836A (ja) | 1998-06-23 |
Family
ID=18274463
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33418296A Pending JPH10166836A (ja) | 1996-12-13 | 1996-12-13 | 減衰力可変制御式緩衝器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10166836A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006052831A (ja) * | 2004-07-16 | 2006-02-23 | Nissan Motor Co Ltd | 車両用ショックアブソーバ |
| JP2008012959A (ja) * | 2006-07-03 | 2008-01-24 | Kayaba Ind Co Ltd | 緩衝器の制御装置 |
| WO2011099143A1 (ja) * | 2010-02-12 | 2011-08-18 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | サスペンション装置 |
| KR20120135066A (ko) * | 2011-05-31 | 2012-12-12 | 히다치 오토모티브 시스템즈 가부시키가이샤 | 완충기 |
-
1996
- 1996-12-13 JP JP33418296A patent/JPH10166836A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006052831A (ja) * | 2004-07-16 | 2006-02-23 | Nissan Motor Co Ltd | 車両用ショックアブソーバ |
| JP2008012959A (ja) * | 2006-07-03 | 2008-01-24 | Kayaba Ind Co Ltd | 緩衝器の制御装置 |
| KR101330842B1 (ko) * | 2006-07-03 | 2013-11-18 | 카야바 고교 가부시기가이샤 | 충격 흡수기를 위한 제어 장치 및 방법 |
| WO2011099143A1 (ja) * | 2010-02-12 | 2011-08-18 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | サスペンション装置 |
| CN102822559A (zh) * | 2010-02-12 | 2012-12-12 | 日立汽车系统株式会社 | 悬架装置 |
| JP5582318B2 (ja) * | 2010-02-12 | 2014-09-03 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | サスペンション装置 |
| KR20120135066A (ko) * | 2011-05-31 | 2012-12-12 | 히다치 오토모티브 시스템즈 가부시키가이샤 | 완충기 |
| JP2013011342A (ja) * | 2011-05-31 | 2013-01-17 | Hitachi Automotive Systems Ltd | 緩衝器 |
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