JPH10167731A - 複合酸化鉄微粒子の製造方法 - Google Patents

複合酸化鉄微粒子の製造方法

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JPH10167731A
JPH10167731A JP8324152A JP32415296A JPH10167731A JP H10167731 A JPH10167731 A JP H10167731A JP 8324152 A JP8324152 A JP 8324152A JP 32415296 A JP32415296 A JP 32415296A JP H10167731 A JPH10167731 A JP H10167731A
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iron oxide
oxide fine
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chloride
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JP8324152A
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Yoshiki Shibuya
佳樹 渋谷
Tatsuo Inoue
辰雄 井上
Hiroshi Sakaguchi
央 坂口
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IROX N K K KK
KOKAN KOGYO KK
Kokan Mining Co Ltd
JFE Engineering Corp
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IROX N K K KK
KOKAN KOGYO KK
Kokan Mining Co Ltd
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F1/00Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties
    • H01F1/01Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials
    • H01F1/03Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity
    • H01F1/12Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of soft-magnetic materials
    • H01F1/34Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of soft-magnetic materials non-metallic substances, e.g. ferrites
    • H01F1/36Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of soft-magnetic materials non-metallic substances, e.g. ferrites in the form of particles

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  • Compounds Of Iron (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複合酸化鉄微粒子の残留塩素を簡単に低減する
方法を提供する 【解決手段】少なくとも塩化鉄と塩化マンガンとを含有
する混合水溶液からなる原料液を噴霧する工程と、噴霧
された原料液滴に燃焼炎の熱を直接与えて酸化反応させ
るとともに気相成長により複合酸化鉄微粒子を生成させ
る工程と、生成した複合酸化鉄微粒子を含むガス流を、
マンガンの再塩化温度を越え600℃以下の温度で固気
分離器に通し、ガス流から複合酸化鉄微粒子を固気分離
する工程とを備えた複合酸化鉄微粒子の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はソフトフェライトの
原料として用いられる複合酸化鉄微粒子を製造する方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】塩化鉄水溶液と塩化マンガン水溶液の混
合液、またはこれに亜鉛、ニッケル、銅のうち一種また
は二種以上の金属塩化物水溶液を混合した原料液を噴霧
し、燃焼炎の熱により熱分解させる噴霧焙焼法、もしく
はそれを改善した気相成長法による複合酸化鉄微粒子の
製造に関して、これまでさまざまの研究開発が行われて
きた。これらの方法は、いずれも反応の終了した粉体を
ガスと同方向に並流的に輸送し、冷却後にガスと分離し
て複合酸化鉄を得る方法である。
【0003】これらの方法によれば原料に亜鉛塩化物の
ように揮発性が高く、酸化しにくい成分が混ざっていて
も一応目的の複合酸化物が得られる。しかし、その品質
を制御するのは困難であり、特に亜鉛の歩留まりが低い
などの組成の安定性に問題があった。これを解決するた
めに、特開平4−260601号公報では300〜45
0℃と低い温度とし、ガスとの分離回収を一個所だけで
行うことにより組成の安定性を向上することが開示され
ている。また特開平6−293521号公報には噴霧焙
焼による反応5秒以内に400℃以下に急冷することで
製品中の亜鉛塩化物を減少することが開示されている。
【0004】しかし、これらのケースではマンガンの塩
化物に起因する残留塩素については考慮していない。す
なわち、特開平6−293521号公報の例では、複合
酸化物に塩化マンガンが1.7重量%も残留していた。
一方、特開平6−144838号公報では塩素残留を
0.04重量%とかなり低くできた例が記載されている
が、そこに開示されている方法とは、通常の噴霧焙焼を
低温で行った後にそこで得られた中間生成物をロータリ
ーキルンに入れ、二段階の温度で40分づつ処理すると
いう複雑な工程であり、実用化するにはエンジニアリン
グやコストの面で困難を伴うことが予想される。
【0005】これらの従来技術は固気分離の温度を下げ
ることで、そこにかかる負担を低減しようという基本的
な考え方にそって研究されたものであるが、酸露点以下
の温度の部分が系内に露出していると塩酸の結露が発生
し重大な問題となるため、大変な苦労をしながら冷却を
しているのが実状である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは先に気相
成長法による複合酸化鉄微粒子の製迫方法を提案してい
る(特開平7−335023号)。この方法によれば亜
鉛の歩留まりの心配は全く無く、磁気特性が良好でしか
も粒度が大きくかつ均一な複合酸化鉄微粒子を製造する
ことができる。本発明は、特にこの方法を改良したもの
で、その目的とするところは得られた複合酸化鉄微粒子
の残留塩素を簡単に低減する方法を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明者は、まず、塩素の存在形態を調べた。すな
わち、製品の複合酸化鉄微粒子を化学分析して塩素濃度
を測定すれば、残留塩素の量を知ることができるが、気
相成長法の場合には急冷するなどの工夫を特にしなくて
ももともと残留塩素は1〜3重量%と少なめであり、X
線解析では塩素の存在形態を特定することができなかっ
た。そこで残留塩素が純水による洗浄で除去できること
を利用し、洗液の分析と水洗前後の複合酸化鉄微粒子の
組成変化を測定することで、塩素の存在形態がすべて塩
化マンガンであることをつきとめた。
【0008】またその塩化マンガンの存在位置である
が、水洗で容易に残留塩素を除去できることから、微粒
子内部に取り込まれたものではなく、微粒子表面に存在
していることが推測される。通常の噴霧焙焼では未反応
物は塩化亜鉛のような揮発性の成分を除いて粒子内部に
残されることが多いが、気相成長法ではその条件が整っ
ていれば粒子内部に未反応物が入り込むことはなく、冷
却過程で微粒子表面に結露沈着する。従って表面に存在
する塩化マンガンの由来は、未反応物なのかそれとも微
粒子の表面が反応で生成した塩酸ガスにより再塩化した
ものなのかがわからず、試行錯誤による対策しか立てら
れなかった。
【0009】次に、本発明者は、塩化マンガンの由来を
特定するために、マンガンの塩化物と酸化物の反応平衡
を調査した。 MnCl2 +H2 O+Fe23 =MnFe24 +2
HCl 上の反応式においてMnCl2 が気相の場合および固・
液相の場合の2通りについて200〜1000℃の範囲
を50℃刻みで各温度における反応による自由エネルギ
ー変化から平衡定数Kpを算出した。更にこの平衡定数
を使用して、実際の雰囲気で反応の進む方向を確認する
ための計算を同じく各温度で行った。あわせてその雰囲
気での塩化マンガン蒸気の露点を蒸気圧から逆算する計
算も行った。
【0010】図1はこれらの計算結果を、横軸に温度、
縦軸に平衡水蒸気分圧をとってプロットしたものを示
す。また表1はこの計算の前提となる条件を示す。平衡
水蒸気分圧が実際の水蒸気分圧よりも小さければ反応は
酸化側へ進み、大きければ反応が塩化側へ進む。また、
その比が数倍程度ならば平衡がどこに落ち着くか、ある
いは実際の非平衡状態がどうなるか慣重な検討を要する
が、比が2桁以上であれば結果を予想することができ
る。すなわち、このグラフを実際の温度履歴にそって解
釈することによってマンガンの挙動をシミュレートする
ことができる。
【0011】このグラフの中に水平点線で示す実際の水
蒸気分圧はこの条件では0.44気圧であるが、水溶液
を噴霧した結果であるから当然水蒸気がある程度存在す
るはずであり、またこのようなプロセスを高圧で操業す
ることは考えられないので、水蒸気分圧はおのずと狭い
範囲に入る。しかも縦軸は対数目盛となっているので、
条件を相当変化させてもこの水平点線の位置はほとんど
変化しない。
【0012】このグラフの中の垂直点線で示す塩化マン
ガンの露点は、この条件では744℃であり、これより
高い温度では塩化マンガンは完全に蒸発してガスになり
得る。塩化マンガンがガスの場合の平衡水蒸気分圧のカ
ーブは、744℃以上の温度においても実際の水蒸気分
圧よりも桁違いに小さく、気相成長法では容易にマンガ
ンが酸化することがわかる。従ってマンガンの未反応物
が存在するはずはなく、残留塩素は再塩化反応によるも
のと考えられる。
【0013】つぎに冷却過程における再塩化反応の速度
について検討した。酸化して塩化マンガンの蒸気が存在
しなくなれば、塩化マンガンの露点は当然低下してゆく
が、再塩化反応を考える場含に沸点よりもはるかに低い
この温度では、塩化した瞬間に生成するのは固・液相で
ある。塩化マンガンが固・液相の場合の平衡水蒸気分圧
のカーブは温度の低下とともに急激に上昇し、460℃
で実際の水蒸気分圧となる。そして温度が460℃より
も低くなると、平衡水蒸気分圧はすぐに桁違いに大きく
なってしまって、再塩化反応が急激に進むことが理解で
きる。
【0014】本発明は、このシミユレーション結果をも
とに完成されたもので、気相成長法により生成した複合
酸化鉄微粒子をガス流から分離する部分の雰囲気温度を
マンガンフェライト中のマンガンの平衡が塩化側へ進ま
ない温度に保つという方法である。この方法により残留
塩素の少ない良質の複合酸化鉄微粒子を得ることが可能
となった。
【0015】また、固気分離器としてセラミックフィル
ターを使用する場合には、逆洗用パルスエアーが系内に
入りしかも捕集された微粒子に瞬時に直接触れるもので
あるから、当然この温度も管理する必要があり、少なく
とも酸露点以上、可能ならば固気分離器と同じ温度まで
予熱して使用することにより、この方法を確実に適用す
ることが可能である。
【0016】すなわち、本発明は、少なくとも塩化鉄と
塩化マンガンとを含有する混合水溶液からなる原料液を
噴霧する工程と、噴霧された原料液滴に燃焼炎の熱を直
接与えて酸化反応させるとともに気相成長により複合酸
化鉄微粒子を生成させる工程と、生成した複合酸化鉄微
粒子を含むガス流を、マンガンの再塩化温度を越え60
0℃以下の温度で固気分離器に通し、ガス流から複合酸
化鉄微粒子を固気分離する工程とを備えた複合酸化鉄微
粒子の製造方法であり、混合水溶液は、さらに亜鉛塩化
物、ニッケル塩化物、及び銅塩化物の群から選択された
一種または二種以上を含有することができ、さらに、固
気分離器にセラミックフィルターを使用した場合、固気
分離器の逆洗用パルスエアーを酸露点以上200℃以下
に予熱するのが望ましい。
【0017】
【表1】
【0018】
【発明の実施の形態】図2は本発明の適用される気相成
長法による複合酸化鉄製造プロセスのフロー図である。
以下、図2にしたがってプロセスの説明をする。燃料ガ
スと燃焼用空気はバーナー1へ供給され、反応炉2内で
燃焼し燃焼炎を形成している。この燃焼炎の内側から塩
化鉄、塩化マンガンの金属塩化物、さらに、亜鉛塩化
物、ニッケル塩化物、銅塩化物金属塩化物を含む水溶液
に塩酸を混合した原料液を噴霧する。このことにより、
塩化水素の存在する還元性雰囲気中で水分が蒸発し、塩
化物の結晶水が遊離し、無水塩化物結晶となるが、この
塩化物は酸化することがないことがない。そして、無水
塩化物結晶は燃焼炎の内側で順次昇華していく。この時
の炉内温度は、塩化マンガンが全量確実に蒸発するため
に、約800℃以上の領域が存在することが必要であ
る。
【0019】無水塩化物は、外側の酸化性雰囲気の部分
に出ると、酸素と水蒸気により酸化反応し、気相成長し
て、複合酸化鉄微粒子を生成する。複合酸化鉄微粒子を
含む燃焼ガス、反応生成ガスからなる流れに希釈冷却用
空気を吹き込み、セラミックフィルター3に導く。セラ
ミックフィルター3には、パルスエアー予熱器4からパ
ルスエアーが吹き込まれ、固気分離される。複合酸化鉄
微粒子はダブルダンパー5で回収され、塩酸は塩酸回収
塔6で回収される。
【0020】この場合、複合酸化鉄微粒子を混合ガス流
に搬送させて固気分離器へ流入させる間に、強制的な冷
却は一切せずに自然放冷に任せておけば、固気分離気内
の温度は600℃以下まで下がる。保温などを施すこと
により、更に高い温度で固気分離器を操業することも可
能だが、装置材料に特殊なものが必要になり、設備費が
高くなること、および固気分離の方式によっては圧力損
失が大きくなり、ブロアーの負荷が増加するので、上限
温度は600℃が望ましい。一方、下限温度は、残留塩
素の少ない良質の微粒子を得るためにマンガンが再塩化
する温度を越える温度、温度管理上望ましくは500℃
とする。
【0021】固気分離器は一般に使用されるものの中で
電気集塵機、サイクロン、セラミックフィルターなど、
高温に耐えるものであれば使用可能である。ここではセ
ラミックフィルターを使用し、逆洗用パルスエアーはフ
ィルターハウジング内で塩酸の結露を発生させないよう
に、酸露点以上に予熱されて使用されるのが望ましい。
ただし上限は実用上200℃とする。理論上はもっと高
温まで予熱するのが望ましいが、200℃を越えると、
パルスエアー用の弁が非常に高価なものとなるためであ
る。パルスエアーの配管をフィルターハウジング内で長
めにすることで、実際に捕集された微粒子に触れる際の
温度を雰囲気温度に近付けるなどの工夫することが好ま
しい。逆洗により払い落とされた複合酸化鉄微粒子はフ
ィルターハウジング下部からダブルダンパーを介して系
外に排出され、塩酸蒸気に曝される環境から脱すること
になる。一方フィルターを通過した廃ガスは塩酸回収装
置を経て大気に放散される。
【0022】図3は、このブロセスで反応条件をほぼ一
定にしながら、固気分離器の温度を広く変化させて捕集
した複合酸化鉄微粒子の残留塩素を縦軸に、圃気分離器
内の雰囲気温度を横軸にとってブロットしたものを示
す。固気分離器内での平均暴露時間の違いや、冷却方法
の違いなどにより多少のばらつきがあるものの、450
℃以上ではすべて0.4重量%以下の塩素残留量となっ
ていて、それより低い温度のものとは太きく異なる結果
となっている。すなわち平衡水蒸気分圧を頼りに行った
シミユレーションの精度が高かったことを示している。
【0023】以上のように、本発明によれば、残留塩素
を0.4重量%と従来に比べて著しく軽減したので、残
留塩素の除去処理工程での負荷が著しく軽減される。そ
して、以上のようなプロセスを採用することにより、所
望の粒度をおよびほぼ理論どおりの組成を有する均一な
複合酸化鉄微粒子が得られる。
【0024】
【実施例】表2は本発明の実施例および比較例を整理し
たまとめを示す。また、ここで挙げた例の反応部での条
件は表1に示される計算の前提条件と同等である。な
お、下記実施例、比較例において、マンガンの再塩化温
度は460℃である。
【0025】
【表2】 (実施例1)この実施例は、反応部からセラミックフィ
ルターまでの煙道を自然放冷に任せ、微粒子がフィルタ
ーに捕捉されてから払い落とされるまでの平均暴露時間
を22秒とした例である。この例ではパルスエアーの予
熱温度は170℃、捕集部の雰囲気温度は490℃であ
った。このとき得られた複合酸化鉄微粒子の分析結呆は
残留塩素濃度0.22重量%であり、この反応条件での
一連の結果の中で最低値であった。 (実施例2)実施例1と同様であるが、平均暴露時間を
1分40秒とした例である。この例ではパルスエアーの
予熱温度は190℃、捕集部の雰囲気温度は541℃で
あった。暴露時間を長くしても温度が十分に高いため再
塩化反応は進まず、このとき得られた複合酸化鉄微粒子
の分析結果は残留塩素濃度0.25重量%であった。 (比較例1)この比較例では、反応部からセラミックフ
ィルターまでの煙道外面を空気により強制冷却し、平均
暴露時間は22秒とした例である。この例ではパルスエ
アーの予熱温度は170℃、捕集部の雰囲気温度は41
8℃であった。この温度は反応平衡が塩化側へ進む温度
であり、このとき得られた複合酸化鉄微粒子の分析結果
は残留塩素濃度1.13重量%であった。 (比較例2)比較例1と同様であるが、平均暴露時間を
1分40秒とした例である。この例ではパルスエアーの
予熱温度は170℃、捕集部の界囲気温度は432℃で
あった。比較例1よりも雰囲気温度が多少高いものの、
暴露時間が長いために再塩化がより多く進み、このとき
得られた複合酸化鉄微粒子の分析桔果は残留塩素濃度
1.87重量%であった。 (比較例3)実施例1と同様であり、平均暴露時間も2
2秒だが、パルスエアーを予熱せずに常温のまま使用し
た例である。この例では冷たいバルスエアーが頻繁に入
るため、捕集部の雰囲気温度が下がり気味で、458℃
であった。温度が低くなってしまったせいもあると推測
されるが、このとき得られた複合酸化鉄微粒子の分析結
果は残留塩素濃度0.57重量%でパルスエアーを予熱
した例の2倍以上も再塩化反応が進んでいた。
【0026】
【発明の効果】本発明の方法により、気相成長法で生成
したマンガンを含む複合酸化鉄微粒子をガス流から分離
すると、マンガン酸化物の再塩化を最低限に抑えること
ができる。また本発明の方法を実施するには、多くの場
合これまで行っていた煙道での強制的冷却をやめてしま
うだけでよく、大幅に設備費を増加させることなく、ブ
ロセスを簡単にする方向で製品の品質を格段に向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】塩化マンガンが固・液相の平衡水蒸気分圧及び
塩化マンガンが気相の平衡水蒸気分圧を、実際の水蒸気
分圧と塩化マンガン蒸気の露点と共に記載した図。
【図2】本発明に適用される気相成長法による複合酸化
鉄製造プロセスのフロー図。
【図3】固気分離器の温度を変化させて捕集した複合酸
化鉄微粒子の残留塩素を縦軸に、固気分離器内の雰囲気
温度を横軸にとってブロットしたグラフ。
【符号の説明】
1…バーナー、 2…反応炉、 3…セラミックフィルター、 4…パルスエアー予熱器、 5…ダブルダンパー、 6…塩素回収塔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渋谷 佳樹 東京都千代田区丸の内二丁目3番2号 鋼 管鉱業株式会社内 (72)発明者 井上 辰雄 神奈川県川崎市中原区下小田中1−26 (72)発明者 坂口 央 埼玉県浦和市駒場1−1−7

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも塩化鉄と塩化マンガンとを含
    有する混合水溶液からなる原料液を噴霧する工程と、噴
    霧された原料液滴に燃焼炎の熱を直接与えて酸化反応さ
    せるとともに気相成長により複合酸化鉄微粒子を生成さ
    せる工程と、生成した複合酸化鉄微粒子を含むガス流
    を、マンガンの再塩化温度を越え600℃以下の温度で
    固気分離器に通し、ガス流から複合酸化鉄微粒子を固気
    分離する工程とを備えた複合酸化鉄微粒子の製造方法。
  2. 【請求項2】 混合水溶液は、さらに亜鉛塩化物、ニッ
    ケル塩化物、及び銅塩化物の群から選択された一種また
    は二種以上を含有している請求項1に記載の複合酸化鉄
    微粒子の製造方法。
  3. 【請求項3】 固気分離器はセラミックフィルターを備
    え、固気分離器の逆洗用パルスエアーは酸露点以上20
    0℃以下に予熱される複合酸化鉄微粒子の製造方法。
JP8324152A 1996-12-04 1996-12-04 複合酸化鉄微粒子の製造方法 Pending JPH10167731A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1284485A1 (de) * 2001-08-16 2003-02-19 Degussa AG Superparamagnetische oxidische Partikel, Verfahren zu deren Herstellung und ihre Verwendung

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1284485A1 (de) * 2001-08-16 2003-02-19 Degussa AG Superparamagnetische oxidische Partikel, Verfahren zu deren Herstellung und ihre Verwendung
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