JPH10168368A - インク、その付与方法及び付与装置 - Google Patents
インク、その付与方法及び付与装置Info
- Publication number
- JPH10168368A JPH10168368A JP32667296A JP32667296A JPH10168368A JP H10168368 A JPH10168368 A JP H10168368A JP 32667296 A JP32667296 A JP 32667296A JP 32667296 A JP32667296 A JP 32667296A JP H10168368 A JPH10168368 A JP H10168368A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink
- colorant
- mainly composed
- substance
- medium
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Ink Jet (AREA)
- Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
- Coloring (AREA)
- Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
Abstract
となく、またプリンターにも特別の機構を設けることな
しにインクの滲みのない高品位な画像を得ること。 【解決手段】少なくとも、着色剤を主体としてなる荷電
を有する粒子(A)と、その反対荷電を有する物質
(B)と、媒体を含有してなることを特徴とするイン
ク、インクの付与方法及び付与装置。
Description
防止処理を施さなくても高品位な画像あるいは均一な色
無地を得るインクの付与に関するものである。特に、イ
ンクジェット、スプレー、パッディング等によるインク
の被記録媒体への付与に適するものである。
オンデマンド型とコンティニュアス型があるが、いずれ
の場合もインク滴の安定した吐出のために一般に数セン
チポイズの低粘度のインクが用いられる。
を用いると、被記録媒体上でのインクの滲みが発生して
高品位な画像が得られなくなる。この問題に対し、例え
ば、特開昭61−215787号公報に開示されている
ように、被記録媒体に、特定のインクに対応する特定物
質を用いて前処理し、インクとその前処理物質と反応さ
せて滲みを抑制する方法、あるいは特開昭61−552
77号公報や特開昭58−24492号公報に開示され
ているように、インクの自由度は比較的高い方法であっ
て、水溶性樹脂や高吸水性樹脂を用いて被記録媒体を前
処理し、要するにインクをそれら樹脂に保持させて滲み
を抑制する方法等、提案されている殆ど全部が被記録媒
体に前処理を施すことにより解決が図られている。
理を施す方法によると、例えばオフィスや個人でパソコ
ンに接続して用いるインクジェットプリンターでは、専
用紙を用いなければならないためにランニングコストが
高くついたり、手近な紙が使えないという問題が生じ
る。また、上記の特開昭61−215787号公報等で
用途が開示されているように、被記録媒体を布帛とする
インクジェット染色に適用する場合においても、同様の
ことが言える。
8975号公報では、被記録媒体上でインクを加熱して
増粘させて滲みを抑制する方法が開示されている。この
方法によると、被記録媒体の前処理を必要としないた
め、上記のような問題は回避できるが、しかしこの場合
は、インクジェットプリンターに加熱機構を設けなけれ
ばならず、通常のプリンターに比べて大型化や電力代増
加等の問題が生じる。
だけではなく、概略的にはインクの吐出機構のみが大き
く異なるスプレー記録についても同様である。
な各種の滲み抑制方法の問題点を解決し、被記録媒体に
前処理を必要とせず、またプリンターも特別の機構を設
けることなしにインクの滲みを抑制することを目的とす
るものである。
課題を解決するため、以下の構成を有する。
てなる荷電を有する粒子(A)と、その反対荷電を有す
る物質(B)と、媒体を含有してなることを特徴とする
インクである。
の構成を有する。
てなる荷電を有する粒子(A)と、その反対荷電を有す
る物質(B)と、媒体を含有してなることを特徴とする
インクを、被記録媒体にインクジェット法あるいはスプ
レー法あるいはパッディング法によって付与することを
特徴とするインクの付与方法である。
構成を有する。
てなる荷電を有する粒子(A)と、その反対荷電を有す
る物質(B)と、媒体を含有してなることを特徴とする
インクが装填されたインクタンクと、該インクを吐出す
る機構を備えてなることを特徴とするインクの付与装置
である。
る。
主体としてなる荷電を有する粒子(A)と、その反対荷
電を有する物質(B)と、媒体を含有してなる。この構
成を採ることにより、インクが静置されている場合に
は、着色剤を主体としてなる荷電を有する粒子(A)
と、その反対荷電を有する物質(B)の間には引力が働
いて互いの運動を束縛するので、インク全体としては粘
度が高くなる。しかしながら、インクが流動すると、
(A)と(B)は引き離され、インク全体としては粘度
が低くなる。これは、回転式粘度計の粘度によって容易
に確かめられる。即ち、回転が低い時(即ち、ずり速度
が低いとき)はインクの見掛け粘度は高いのに対し、回
転が高い時(即ち、ずり速度が高いとき)はインクの見
掛け粘度は低くなる(見掛け粘度は、あるずり速度にお
いて生じるずり応力を、そのずり速度で除算して得られ
る)。このような現象はチキソトロピー(擬塑性)とし
て知られているが、このようなインクをインクジェット
プリンター等に装填して被記録媒体に付与すると、イン
クが吐出する部分は高いずり速度の環境に相当するので
実質的にインク粘度が低下してインクは吐出され、イン
ク滴が被記録媒体に着弾したときは低いずり速度の環境
に相当し、滲みが広がる前に粘度が上がり、滲みは抑制
されるのである。
おける見掛け粘度をη1 、ずり速度38/秒における見
掛け粘度をη2 とするとき、 2η1 <η2 の関係を満たすようなチキソトロピー性を示すインク
が、より好ましく用いられる。また、そのような条件の
中で、インクジェット法に用いる場合には、η1 が20
cp以下であると好ましく、10cp以下であると更に
好ましく、5cp以下であるとなお更に好ましく、3c
p以下であると特に好ましい。スプレー法に用いる場合
には、η1 が100cp以下であると好ましく、50c
p以下であると更に好ましく、20cp以下であると特
に好ましい。パッディング法に用いる場合には、η1 が
50cp以下であると好ましく、30cp以下であると
更に好ましく、20cp以下であると特に好ましい。な
お、実際の測定にあたっては、装置上の制約や、精度の
問題等があるので、本発明で言うずり速度380/秒は
実際には360〜400/秒を、38/秒は30〜50
/秒の範囲を実質的に指す。
として特開昭62−101669号公報には、特定の水
溶性高分子を添加する方法が開示されている。しかしな
がら、一般にこのような水溶性高分子を添加したインク
は、インクジェットプリンターにおいてノズルが詰ま
る、滴が切れない、サテライト滴が発生する等のインク
の吐出特性を悪化させる問題がある。これに対して本発
明は、水溶性高分子の添加を必要としないので、インク
の吐出特性に優れているという特長がある。
(A)と荷電を有する物質(B)の荷電の発生源は特に
限定されないが、媒体である時にイオン性基を利用する
のが簡単であって好ましい。特に、着色剤を主体として
なる荷電を有する粒子(A)の荷電については、主とし
てその着色剤を媒体に分散させる分散剤のイオン性基に
基づくのが、基本的には種々の着色剤に適用し得るので
好ましい。即ち、分散剤として公知の各種アニオン性界
面活性剤やカチオン性界面活性剤が好ましく用いられ
る。
されないが、例えば上記のようなイオン性基を利用する
場合、2価以上の金属塩やポリアニオンやポリカチオン
等が好ましく用いられる。より好ましい形態は粒子状で
あって、それが荷電を有することである。更にまた、粒
子状の中でも羽毛状は好ましい。
実際には、粒子間引力が強すぎて凝集し、ずり速度を与
えても再分散しないこともあり得る。従って、適度な斥
力を与えて総合的に弱い引力にすることが重要であり、
インクの高安定性に繋がる。その斥力の発生源は特に限
定されないが、着色剤を主体としてなる荷電を有する粒
子(A)及び/またはその反対荷電を有する物質(B)
に、荷電によらずに媒体に分散させる分散剤を吸着もし
くは固定化することによって達成される。具体的には例
えば非イオン性界面活性剤を使用することである。
(A)及びその反対荷電を有する物質(B)((B)に
ついては粒子の場合)の粒子径については、特に限定さ
れるものではないが、いずれも0.01〜10μmであ
ると好ましく、0.02〜5μmであるとなお好まし
く、0.03〜1μmであると更に好ましく、0.04
〜0.7μmであると特に好ましい。
(A)と、その反対荷電を有する物質(B)との比は、
上記粒子径も関係するので、本発明の目的を達成する範
囲内で適宜選ばれるべきであるが、好ましくは重量比で
10:1〜1:10である。より好ましくは5:1〜
1:5、なお好ましくは3:1〜1:3、更に好ましく
は1.5:1〜1:1.5である。
定されず、染料でも顔料でも用いられる。好ましくは実
質的に媒体に溶解しないかまたは非常に溶解しにくい着
色剤であって、例えば媒体が水を主体とするときには各
種分散染料や顔料等は好ましい一例である。
(A)の反対の荷電を有する物質(B)については、特
に限定されず、着色剤を主体とする粒子であっても構わ
ないし、特に色には関与しない物質であっても構わな
い。前者の場合は、着色剤の色あるいは種類は、着色剤
を主体としてなる粒子(A)の着色剤と同じであっても
異なっても良い。目的に応じて設計すれば良く、例えば
濃色を表現したい時は同色にすれば良い。後者の場合
は、多色のインクを調製する際、共通した組成物を使え
ることになるので調製が簡便になり、製造コストも抑制
できる。その場合には、マイナスの荷電を有する物とし
ては、例えば、主としてケイ素酸化物からなるコロイダ
ルシリカ(二酸化ケイ素)等の無機物はそれ自身が荷電
を有しているので好ましい一例である。その他にも、例
えば、アクリル酸やメタクリル酸モノマーが例えばスチ
レンやメタクリル酸エステル物、ジビニルベンゼン等と
乳化共重合されたラテックス粒子等や、各種のアニオン
性界面活性剤やポリアニオン化合物(例えば、ポリアク
リル酸や芳香族スルホン酸ホルマリン縮合物等)によっ
て分散安定化された種々の粒子等が挙げられる。粒子と
しては、例えば、ポリエステル系樹脂やエポキシ系樹脂
を主成分とする微粒子、2,4−ジヒドロキシベンゾフ
ェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノ
ン、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベ
ンゾフェノン、エチル−2−シアノ−3,3’−ジフェ
ニルアクリレート、2,6−ジ−t−ブチルフェノー
ル、4,4’−ビス−(2,6−ジ−t−ブチルフェノ
ール)、1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)
ベンゼン、4−イソオクチルフェノール、4,4’−ジ
オキシジフェニル、2,5−ジ−t−ブチルヒドロキノ
ン、バライト、沈降性硫酸バリウム、白亜、沈降性炭酸
カルシウム、胡粉、クレー、タルク、シリカホワイト、
アルミナホワイト、チタンホワイト、ベントナイト、ケ
イ酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、酸化チタン、亜
鉛華、リトポン、鉛白、酸化ジルコン、アンチモンホワ
イト等が挙げられる。また、逆に、プラスの荷電を有す
る粒子としては、例えば、カチオン表面処理された、主
としてケイ素酸化物からなるコロイダルシリカ、アルミ
ナゾル(酸化アルミナ)等の無機物が好ましい一例であ
る。その他、各種のカチオン性界面活性剤やポリカチオ
ン化合物によって分散安定化された種々の粒子も用いる
ことができる。これに用いられる粒子としては、上記と
同様であるので省略する。
きた如く、水を主体とするものが目的を達成しやすいの
で好ましいが、いわゆる溶剤系であっても構わない。
例を挙げると、水と有機溶剤からなる媒体であって、有
機溶剤としては、エチレングリコール、ジエチレングリ
コール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリ
コール、ポリエチレングリコール、プロパンジオール、
ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、
ブタンジオール、ペンタンジオール、へキシレングリコ
ール、チオジグリコール等のグリコール類、グリセリ
ン、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレン
グリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモ
ノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエ
ーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル等の
多価アルコールの低級アルキルエーテル類、トリエタノ
ールアミン等のアミン類、2−ピロリドン、N−メチル
−2−ピロリドン等のピロリドン類等の少なくとも1種
を使用することができる。特に好ましくは、水と炭素原
子数が3〜6のアルキレングリコールから成る液体であ
る。
分として合目的的に他の各種の添加剤を加えることがで
きる。例えば、バインダ、界面活性剤、pH調製剤、防
腐剤、消泡剤、伝導度調製剤、粘度調製剤、キレート化
剤等を配合できる。
たインクを用いてインクジェット法やスプレー法によっ
て被記録媒体に付与する方法である。このような構成を
採ることによって、従来ほぼ必須であった被記録媒体へ
の滲み防止処理をすることなしに、滲みの抑制された高
品位な画像が得られるのである。
インクジェット記録方式やスプレー記録方式が対象とす
る各種素材が対象となる。例えば、紙、金属、プラスチ
ック、フィルム、糸、布帛、布帛製品、食品、ガラス、
陶器等が挙げられる。好ましくは、にじみが顕著に現れ
る素材であり、微細な繊維状物から成る構造体、即ち紙
や糸、布帛、布帛製品等である。特に好ましくは布帛で
ある。なお、布帛は、一般に大別して織物、編物、不織
布等に分類され、本発明はそれら全てを対象とし得る
が、本発明の効果(従来の低粘度インクと本発明のイン
クの滲み量の差)が最も顕著に現れやすいのが一般に織
物である。
染料とした場合、その着色剤のインクを用いて被記録媒
体にインクジェットプリントし、その後に染料を被記録
媒体に染着することも好ましいものである。被記録媒体
に応じた染料選択は、染色業界では広く知られているこ
となので、ここではごく基本的な一例を挙げるに留める
が、例えば、ポリエステル系の被記録媒体であれば分散
染料、絹やナイロン等のポリアミド系の被記録媒体であ
れば酸性染料や反応染料、綿等のセルロース系の被記録
媒体であれば直接染料や反応染料、アクリル系等の被記
録媒体であれば塩基性染料等である。なお、ここで染料
が媒体に溶解するような場合、例えば媒体が水系の時に
水溶性染料を選択するような場合、その水溶性染料を適
当な方法で実質的に水不溶化して用いれば良い。例え
ば、芒硝や硫安等の塩を添加して溶解度を下げるとか多
孔質の微粒子に吸収させて用いるとかマイクロカプセル
化するとか等が挙げられるが、これらに限定されるもの
ではない。
ジェット法やスプレー法等のもっぱら文字や絵や柄や識
別マーク等の図柄を対象とするプリント法にのみ効果が
あるのではなく、本発明のインクを用いてパッディング
によって無地色を表現することにもムラのない無地を表
現できる効果があることが判った。特に上記のような布
帛を被記録媒体とする場合に効果がある。
や個人で用いる紙へのプリント等には好ましく用いられ
る。また、布帛におけるポリエステル/綿やポリエステ
ル/羊毛等の混紡品等へのプリント等に用いることも可
能である。これらのような場合には、インク中に被記録
媒体に着色剤を固着させるバインダーが含まれていると
がなお好ましい。一般に、特にオフィスや個人向けでは
フルカラー画像を得るために、少なくともイエロー、シ
アン、マゼンタの3色、あるいはそれに加えてブラック
の4色が用いられることが多く、本発明もそれに準じれ
ば良いが、そればかりではなく、蛍光性の顔料や金属光
沢を付与するための顔料、温度変化によって色が変わる
顔料等も用い得る。即ち、本発明では、有機顔料や無機
顔料、複合顔料等、その種類を問わず、目的に応じた顔
料を選択して用いれば良い。
ィルムのシート状物等にプリントして、後で布帛等にプ
リント面を重ね合わせて加熱して布帛を染色する、いわ
ゆる転写捺染等にも好ましく利用できるものである。
インクが装填されたインクタンクとそのインクを吐出す
る機構を備えたものであり、インク吐出機構としては特
にインクジェット方式やスプレー方式等が挙げられる。
インクジェット方式としては特に限定されず、オンデマ
ンド方式としては圧電素子を用いたものや発熱素子を用
いたもの等、コンティニュアス方式としては荷電電圧制
御型や偏向電圧制御型やHertz 型等が用いられるが、よ
り好ましいのは後述する。より好ましい形態はそれを装
填するインクの付与装置のインクタンクには、流動性の
確保、及び場合によっては沈降抑制のため、少なくとも
インクを攪拌する手段が備えられていることである。こ
の攪拌手段は、一般的に使われているような攪拌羽根等
や水流ポンプ等のようなもので十分であって、特殊な攪
拌機構を必要とするものではない。ただし、本発明のイ
ンクは、組合せによってはむしろ系全体が非常に軽微な
ゲル状態となって沈降が抑制される場合もあり、その場
合には攪拌する手段はなくても良い。
ップする機構を備えているのも好ましい。あるいは、ノ
ズル近辺をワイプする機構が設けられているのも好まし
い。
流路を変形させるよう機構が備えられていることであ
る。これによって、インク粘度が低下し、円滑なインク
吐出が確保できる。その変形は周波数の高い振動による
ものであることが好ましく、変形手段としては電磁石を
利用したものや圧電(ピエゾ)素子を利用したもの等が
用いられるが、応答速度の点で圧電素子は好ましい。特
に、インク滴の発生手段が圧電素子である場合、特に好
ましい。例えば、Stemme型やGould 型を原型とするオン
デマンド型のインク滴発生機構や圧電素子を用いたコン
ティニュアス型のインク滴発生機構は好ましいものであ
る。
のインクの供給をポンプ等を用いて強制的に送り出すよ
うな機構を備えるインクの付与装置は特に好ましい。
に詳細に説明する。なお、本発明の有効性や権利の範囲
はこれによって限定されたり、制限を受けるものではな
い。
計(東機産業(株)RE100L型粘度計、ローター
(コーン):1゜34’×R24)で測定した。見掛け
粘度の値は、装置の精度、サンプル量の誤差等により±
20%程度の誤差を含む。
電を有する粒子(A)の分散液を以下のようにして調製
した。フルカラー画像を得るために、着色剤として4種
類用いた。
ロー82、CIディスパースレッド362、CIディス
パースブルー87、配合ブラックを用い、それぞれをア
ニオン性界面活性剤であるスチレン付加フェノールのエ
チレンオキサイド付加物のスルホン化物で水に分散させ
た。
付加モル数やスルホン化度等は任意であって本発明の効
果に格別の影響を及ぼすものではないが、以下の実施例
ではスチレン付加モル数は5、エチレンオキサイド付加
モル数10のものを用いた。次に、上記4種類の分散液
それぞれに、エチレンオキサイド鎖とプロピレンオキサ
イド鎖からなる非イオン性界面活性剤(旭電化(株)プ
ルロニックL−44)を添加し、着色剤を主体とする荷
電を有する粒子(A)の分散液を得た。
子(A)の反対の荷電を有する粒子(B)の分散液を以
下のようにして調製した。これは、上記の各色に対して
共通に用いられるものであった。日産化学工業(株)ス
ノーテックスAK(カチオン処理されたコロイダルシリ
カ)に、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル系の非
イオン性界面活性剤(日本油脂(株)ノニオンL−4)
を添加し、粒子(B)の分散液を得た。
子(A)の分散液(4種類)のそれぞれに反対荷電を有
する粒子(B)の分散液を混合し、本発明のインクとし
た。得られたインクの見掛け粘度を、回転式粘度計で測
定した結果、いずれのインクも100rpm(ずり速度
約380/秒)のときに約3cp、20rpm(ずり速
度約80/秒)のときに約5cp、10rpm(ずり速
度約38/秒)のときに約8cpと、チキソトロピー性
を示した。
ンクジェットプリンタIO−735に装填し、オフィス
で広く用いられている複写機用のPPC用紙に画像を描
かせた結果、いずれのインクも正常に吐出し、なおかつ
フェザリング等の滲みのない画像を得ることができた。
に、更に乾燥防止剤であるエチレングリコールと防腐剤
を添加して得られたインクを、ノズルにキャップ機構を
備え、インクタンクには攪拌機構が設けられた4色の荷
電量偏向型コンティニュアスインクジェットプリンター
に装填した。これを用いて、精錬工程を経たポリエステ
ル繊維からなる、タテ糸が無撚、ヨコ糸が強撚の平織物
にインクジェットプリントした結果、滲みのない高品位
な画質であった。
ーミングによって発色させ、次いでソーピングを行っ
た。その結果、滲みが生じることなしに非常に綺麗な高
品位の画像を染着させることができた。
ンクを攪拌し続け、1ヶ月放置した後、再度同じ実験を
繰り返した結果、インクは正常に吐出し、得られる画像
も滲みのない高品位なものであった。
電を有する粒子(A)の分散液を以下のようにして調製
した。フルカラー画像を得るために、着色剤として4種
類用いた。先ず、着色剤として山陽色素(株)Emac
ol CT イエロー4627、同レッド4315、同
ブルー4814、同ブラック4926をそれぞれ水に分
散させた。これらはカチオン分散体であった。
リエチレングリコールアルキルエーテル系の非イオン性
界面活性剤(第一工業製薬(株)ノイゲンET100)
を添加し、着色剤を主体とする荷電を有する粒子(A)
の分散液を得た。
子(A)の反対の荷電を有する粒子(B)の分散液を以
下のようにして調製した。これは、上記の各色に対して
共通に用いられるものであった。日産化学工業(株)ス
ノーテックス20L(アニオン性コロイダルシリカ)
に、ソルビタンエステルエーテル系の非イオン性界面活
性剤(日本油脂(株)ノニオンLT−221)を添加
し、粒子(B)の分散液を得た。
子(A)の分散液(4種類)のそれぞれに反対荷電を有
する粒子(B)の分散液を混合し、本発明のインクとし
た。
業(株)R型粘度計)で測定した結果、いずれのインク
も実施例1同様のチキソトロピー性を示した。
カラーインクジェットプリンタMJ−800Cに装填
し、オフィスで広く用いられている複写機用のPPC用
紙に画像を描かせた結果、いずれのインクも正常に吐出
し、なおかつフェザリング等の滲みのない画像を得るこ
とができた。
に、更に乾燥防止剤であるジエチレングリコールと防腐
剤を添加して得られたインクを、実施例2で用いたコン
ティニュアスインクジェットプリンターに装填した。こ
れを用いて、精錬工程を経たポリエステル短繊維と綿か
らなる混紡布帛にインクジェットプリントした結果、滲
みのない高品位な画質が得られた。
に、更にバインダー成分として、山陽色素(株)Ema
col CT バインダーD2301、同D2803、
同D2600を添加した。
ュアスインクジェットプリンターに装填し、実施例4で
用いた布帛にインクジェットプリントした。
た後、150℃で2分間熱処理した。その結果、滲みが
生じることなしに非常に綺麗な高品位の画像を定着させ
ることができた。
する粒子(A)の分散液として、アニオン性界面活性剤
により分散安定化された配合ブラックの分散染料の分散
液を用いた。
(A)の反対の荷電を有する粒子(B)の分散液とし
て、羽毛状の形状をした日産化学工業(株)アルミナゾ
ル−100の分散液を用いた。
ポリエステル布帛をパッディングし、マングルで絞り、
テンターにて乾燥させた。
により洗浄した。得られた染色布帛は、非常に均染性に
優れたものであった。
体とする荷電を有する粒子(A)の分散液のみを用いて
同様の操作を行った。
ーションが起こっており、不均染なものであった。
を施すことなく、滲みのない高品位な画像を得ることが
できる。
Claims (28)
- 【請求項1】少なくとも、着色剤を主体としてなる荷電
を有する粒子(A)と、その反対荷電を有する物質
(B)と、媒体を含有してなることを特徴とするイン
ク。 - 【請求項2】インクジェット法あるいはスプレー法ある
いはパッディング法に用いられることを特徴とする請求
項1に記載のインク。 - 【請求項3】物質(B)が粒子状であることを特徴とす
る請求項1または2に記載のインク。 - 【請求項4】着色剤を主体としてなる荷電を有する粒子
(A)と、その反対荷電を有する物質(B)との重量比
が10:1〜1:10であることを特徴とする請求項1
または2に記載のインク。 - 【請求項5】着色剤を主体としてなる荷電を有する粒子
(A)及び/またはその反対荷電を有する物質(B)の
荷電がイオン性基によって発現されてなることを特徴と
する請求項1または2に記載のインク。 - 【請求項6】着色剤を主体としてなる荷電を有する粒子
(A)の荷電が、主として該着色剤を媒体に分散せしめ
る分散剤のイオン性基によるものであることを特徴とす
る請求項1または2に記載のインク。 - 【請求項7】着色剤を主体としてなる荷電を有する粒子
(A)及び/またはその反対荷電を有する物質(B)
は、荷電によらずに媒体に分散せしめる分散剤を含有し
てなることを特徴とする請求項1または2に記載のイン
ク。 - 【請求項8】荷電によらずに媒体に分散せしめる分散剤
が非イオン性界面活性剤であることを特徴とする請求項
7に記載のインク。 - 【請求項9】着色剤が染料であることを特徴とする請求
項1または2に記載のインク。 - 【請求項10】着色剤が分散染料であることを特徴とす
る請求項1または2に記載のインク。 - 【請求項11】着色剤が顔料であることを特徴とする請
求項1または2に記載のインク。 - 【請求項12】媒体が水を含有してなることを特徴とす
る請求項1または2に記載のインク。 - 【請求項13】着色剤を主体としてなる荷電を有する粒
子(A)の反対の荷電を有する物質(B)が、主として
着色剤からなることを特徴とする請求項1に記載のイン
ク。 - 【請求項14】着色剤を主体としてなる荷電を有する粒
子(A)の反対の荷電を有する物質(B)が、主として
無機物からなることを特徴とする請求項1または2に記
載のインク。 - 【請求項15】チキソトロピー性を有することを特徴と
する請求項1または2に記載のインク。 - 【請求項16】ずり速度380/秒における見掛け粘度
をη1 、ずり速度38/秒における見掛け粘度をη2 と
するとき、 2η1 <η2 の関係を満たすことを特徴とする請求項1または2に記
載のインク。 - 【請求項17】ずり速度380/秒における見掛け粘度
η1 が20cp以下であることを特徴とする請求項16
に記載のインク。 - 【請求項18】少なくとも、請求項1〜17のいずれか
に記載のインクを、被記録媒体にインクジェット法ある
いはスプレー法あるいはパッディング法によって付与す
ることを特徴とするインクの付与方法。 - 【請求項19】被記録媒体が布帛であることを特徴とす
る請求項18に記載のインクの付与方法。 - 【請求項20】着色剤が染料であるインクを被記録媒体
に付与する工程と、インクが付与された被記録媒体に該
インク中の染料を染着せしめる工程からなることを特徴
とする請求項18に記載のインクの付与方法。 - 【請求項21】着色剤が顔料であることを特徴とする請
求項18に記載のインクの付与方法。 - 【請求項22】少なくとも、請求項1〜17のいずれか
に記載のインクが装填されたインクタンクと、該インク
を吐出する機構を備えてなることを特徴とするインクの
付与装置。 - 【請求項23】請求項22に記載のインクの付与装置で
あって、該装置のインクタンクには、少なくともインク
を攪拌する手段を備えてなることを特徴とするインクの
付与装置。 - 【請求項24】請求項22に記載のインクの付与装置で
あって、インクを吐出するノズル近辺をキャップする手
段を備えてなることを特徴とするインクの付与装置。 - 【請求項25】ノズル近傍のインク流路において、該イ
ンク流路を変形せしめる手段が備えられてなることを特
徴とする請求項22に記載のインクの付与装置。 - 【請求項26】該インク流路を変形せしめる手段が、圧
電素子であることを特徴とする請求項25に記載のイン
クの付与装置。 - 【請求項27】該インク流路を変形せしめる手段が、イ
ンク滴の発生手段であることを特徴とする請求項25に
記載のインクの付与装置。 - 【請求項28】インクタンクからインクを吐出する機構
にインク供給するためのポンプが備えられてなることを
特徴とする請求項25に記載のインクの付与装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32667296A JP4158206B2 (ja) | 1996-12-06 | 1996-12-06 | インク、その付与方法及び付与装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32667296A JP4158206B2 (ja) | 1996-12-06 | 1996-12-06 | インク、その付与方法及び付与装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10168368A true JPH10168368A (ja) | 1998-06-23 |
| JP4158206B2 JP4158206B2 (ja) | 2008-10-01 |
Family
ID=18190382
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32667296A Expired - Fee Related JP4158206B2 (ja) | 1996-12-06 | 1996-12-06 | インク、その付与方法及び付与装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4158206B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003089762A (ja) * | 2001-09-18 | 2003-03-28 | Brother Ind Ltd | インクジェット記録用インク及びインクジェット記録用カラーインクセット |
| WO2004003092A1 (ja) * | 2002-06-27 | 2004-01-08 | Riso Kagaku Corporation | 非水系インク組成物及びその製造方法 |
| JP2005263837A (ja) * | 2004-03-16 | 2005-09-29 | Konica Minolta Holdings Inc | インクジェット捺染インクセット、インクジェット捺染用ブラックインク及びそれを用いたインクジェット捺染方法 |
| WO2013151170A1 (ja) * | 2012-04-06 | 2013-10-10 | 住友化学株式会社 | 塗布システムおよび発光装置の製造方法 |
-
1996
- 1996-12-06 JP JP32667296A patent/JP4158206B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003089762A (ja) * | 2001-09-18 | 2003-03-28 | Brother Ind Ltd | インクジェット記録用インク及びインクジェット記録用カラーインクセット |
| WO2004003092A1 (ja) * | 2002-06-27 | 2004-01-08 | Riso Kagaku Corporation | 非水系インク組成物及びその製造方法 |
| JP2005263837A (ja) * | 2004-03-16 | 2005-09-29 | Konica Minolta Holdings Inc | インクジェット捺染インクセット、インクジェット捺染用ブラックインク及びそれを用いたインクジェット捺染方法 |
| WO2013151170A1 (ja) * | 2012-04-06 | 2013-10-10 | 住友化学株式会社 | 塗布システムおよび発光装置の製造方法 |
| CN104206017A (zh) * | 2012-04-06 | 2014-12-10 | 住友化学株式会社 | 涂布系统和发光装置的制造方法 |
| JPWO2013151170A1 (ja) * | 2012-04-06 | 2015-12-17 | 住友化学株式会社 | 塗布システムおよび発光装置の製造方法 |
| US9466807B2 (en) | 2012-04-06 | 2016-10-11 | Sumitomo Chemical Company, Limited | Coating system and method for manufacturing light-emitting device |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP4158206B2 (ja) | 2008-10-01 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US8857966B2 (en) | Inkjet printing ink | |
| EP0757731B1 (en) | An ink composition for use in ink jet printing of textiles | |
| EP0778907B1 (en) | An ink composition for use in ink jet printing of textiles | |
| US10246821B2 (en) | In-line digital printing system for textile materials | |
| US9040623B2 (en) | Ink for inkjet textile printing and an inkjet textile printing method using the same | |
| JP4969578B2 (ja) | ホワイトインクおよびカラーインクを用いた、織物のデジタル印刷 | |
| EP1158029A1 (en) | Novel ink jet inks and method of printing | |
| JP2017171907A (ja) | 捺染用インクジェットインク、インクカートリッジ、及びインクジェット捺染方法 | |
| CA2785703A1 (en) | Rheology modified ink and printing process | |
| JP7405854B2 (ja) | 前処理液と、顔料と分散染料との混合物とを含むテキスタイル印刷流体セット | |
| US20140068877A1 (en) | Pretreatment of textile for inkjet printing | |
| Marie et al. | Pigment ink formulation for inkjet printing of different textile materials | |
| JP7293797B2 (ja) | 水性インクジェット用組成物および記録物の製造方法 | |
| JPH10168368A (ja) | インク、その付与方法及び付与装置 | |
| WO2022015323A1 (en) | White inkjet ink | |
| JP3291976B2 (ja) | インクジェット記録方法 | |
| TW202039696A (zh) | 印染用印墨組及纖維的印染方法 | |
| JPH11269785A (ja) | インク/媒体組み合わせ物 | |
| WO2022173425A1 (en) | Fluid set for textile printing | |
| JPH08325492A (ja) | インクジェット用インクおよびインクジェット記録方法 | |
| EP4100475A1 (en) | White inkjet ink | |
| US12319822B2 (en) | Ink jet composition and ink jet recording method | |
| WO2020194875A1 (ja) | 水性インクジェット用組成物および記録物の製造方法 | |
| JP2007238687A (ja) | インクジェット捺染方法 | |
| JP2506618B2 (ja) | インクジエツト着色抜染方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050404 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060221 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060421 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080624 |
|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080707 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110725 Year of fee payment: 3 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |