JPH10168565A - イオン化pvd装置および半導体装置の製造方法 - Google Patents

イオン化pvd装置および半導体装置の製造方法

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JPH10168565A
JPH10168565A JP8333698A JP33369896A JPH10168565A JP H10168565 A JPH10168565 A JP H10168565A JP 8333698 A JP8333698 A JP 8333698A JP 33369896 A JP33369896 A JP 33369896A JP H10168565 A JPH10168565 A JP H10168565A
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vacuum vessel
plasma
semiconductor substrate
magnetic field
sputtering target
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JP8333698A
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Shuji Nakao
修治 中尾
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Mitsubishi Electric Corp
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    • C23C14/22—Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material characterised by the process of coating
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 垂直成長性の良好な成膜が可能なイオン化P
VD装置、特に、半導体基板のコンタクトホールにおい
て、中性金属原子による金属膜の形成割合を低減して、
ボトムカバレッジの良好な成膜が可能な比較的簡単な構
成のイオン化PVD装置および、当該イオン化PVD装
置を用いた半導体装置の製造方法を提供する。 【解決手段】 真空容器1外部に、真空容器1の中心軸
および中心軸の延長軸と同心をなすように、空芯コイル
MG1〜MG4が配設されている。空芯コイルMG1〜
MG4は、真空容器1内に、その輪郭形状にほぼ沿った
S字形の磁場MFを形成するための電磁石であり、空芯
コイルMG1およびMG4は、真空容器1の両端部近傍
の直線部分の磁場を形成するように、空芯コイルMG2
およびMG3は、真空容器1の屈曲部分の磁場を形成す
るように配設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はイオン化PVD装置
および半導体装置の製造方法に関し、特に、垂直成長性
の良好な成膜が可能なイオン化PVD装置および、当該
イオン化PVD装置を用いた半導体装置の製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】まず、図9を用いて、従来のイオン化P
VD(Physical Vapour Deposition)装置90の構成を
説明する。図9は、イオン化PVD装置90の構成を説
明するための概略断面図である。
【0003】イオン化PVD装置90は、図9に示すよ
うに有底、有蓋の筒状の真空容器20を備え、当該真空
容器20内には、高周波コイル(RFコイル)21、ス
パッタリングターゲット22、ウエハサセプタ23が組
み込まれている。
【0004】高周波コイル21は、その中心軸の方向と
真空容器20の中心軸の方向が一致するように真空容器
20内の中央部に配置され、2つの端部は、真空容器2
0の側壁部201に設けられた電流導入端子(フィード
スルー端子)24Aおよび24Bを介して、それぞれ高
周波電源R1および接地電位GNDに電気的に接続され
ている。
【0005】スパッタリングターゲット22は、真空容
器20の側壁部201から、電気絶縁体25を介して電
気的に絶縁された蓋部202に取り付けられ、蓋部20
2を介してDC電源D1の負出力端子に電気的に接続さ
れている。なお、真空容器20の側壁部201および底
部203は接地電位GNDに電気的に接続されている。
【0006】また、スパッタリングターゲット22の外
縁部はダークスペースシールド27によって覆われる構
成となっている。
【0007】ウエハサセプタ23はウエハ30を搭載
し、当該ウエハ30に高周波バイアスを付加するための
装置であり、ウエハ30を搭載する載置台231と、当
該載置台231を支持する支柱232とを備えている。
なお、支柱232は、真空容器20の底部203を貫通
して高周波電源R2に接続される構成となっており、支
柱232は電気絶縁体26によって底部203から電気
的に絶縁された構成となっている。
【0008】次に、イオン化PVD装置90の動作につ
いて図9を参照しつつ説明する。まず、真空容器20を
密閉し、図示しない排気口から真空容器20内の空気を
排出し、真空容器20内の圧力を所定値まで下げる。そ
して、図示しないガス導入口から希ガス、例えばアルゴ
ンガスなどを真空容器20内に導入し、真空容器20内
の圧力を所定値まで高める。
【0009】ここで、スパッタリングターゲット22は
蓋部202を介してDC電源D1の負出力端子に電気的
に接続されているので、DC電源D1から電圧を印加す
ることで、カソードとして機能する。また、真空容器2
0の側壁部201は接地電位に接続されているのでアノ
ードとなり、DC電源D1の出力電圧が所定値に達する
と、真空容器20内にプラズマAPが生成される。
【0010】プラズマAP中のアルゴンイオンは、負電
位であるスパッタリングターゲット22に衝突し、当該
スパッタリングターゲット22の構成材料、例えばチタ
ン(Ti)を中性原子として、あるいはチタンイオンと
して叩き出す(スパッタする)。なお、スパッタリング
ターゲット22の材質は、後に説明するウエハ30に形
成すべき所望の膜の組成に合わせて決定される。
【0011】高周波コイル21はプラズマAPの形成領
域を取り囲むように配置されており、当該高周波コイル
21に高周波電源R1から高周波電流を流すことで、プ
ラズマAP中に誘導電界が形成される。この誘導電界に
よりプラズマAP中の電子が加速され、加速された電子
による電離作用でプラズマの密度(電離度)を高めるこ
とができる。
【0012】ここで、スパッタリングターゲット22か
ら叩き出されたチタンの中性原子あるいはイオンは、プ
ラズマAP中に入り、中性原子は加速された電子により
イオン化されることになる。
【0013】そして、チタンのイオンはプラズマAP中
を移動し、ウエハ30に接近する。ウエハ30の表面と
プラズマAPとの間には、高周波電源R2からウエハサ
セプタ23を介してウエハ30に印加された高周波電圧
により誘起された、ウエハ−プラズマ間DC電界が存在
するので、当該DC電界によりチタンのイオンが加速さ
れ、ウエハ30に対してほぼ垂直に入射することにな
る。
【0014】チタンのイオンがウエハ30に対してほぼ
垂直に入射すれば、ウエハ30において形成された垂直
のコンタクトホール内では、ホールの底部(ボトム)に
のみチタン膜が形成され、ホールの壁面にはチタン膜が
形成されない、ボトムカバレッジの良好な成膜を行うこ
とができる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ここで、ウエハ30に
垂直に入射する金属イオンにより形成される金属膜の割
合よりも、大きな角度広がりを有してウエハ30に入射
する中性金属原子により形成される金属膜の割合が多け
れば、垂直成長性が悪くボトムカバレッジは劣化する。
【0016】すなわち、コンタクトホールの底部だけで
なく、壁面にも金属膜が形成され、コンタクトホールが
塞がれることになる。
【0017】その原因となる、中性金属原子はプラズマ
AP中にある。先に説明したように中性金属原子はスパ
ッタリングターゲット22から供給されるが、その全て
がイオン化されるわけではなく、イオン化されるのは数
パーセント程度である。従って、プラズマAP中には金
属イオン以上に中性金属原子が存在している。
【0018】中性金属原子の全てがウエハ30に入射す
るわけではないが、少なくとも、ウエハ方向の速度成分
を有する中性金属原子はウエハ30に入射することにな
る。そして、上に説明したイオン化PVD装置90で
は、当該中性金属原子のウエハ30への入射を防止する
構成は設けられていない。
【0019】また、中性金属原子のイオン化率を飛躍的
に高めることができれば、中性金属原子の影響を低減で
きるが、イオン化PVD装置90に組み込まれている高
周波コイル21では不十分であり、アーク放電によるプ
ラズマ生成機構や、スパッタリング以外の方法で中性金
属原子を供給する構成が必要であり、装置構成が複雑に
なる。
【0020】本発明は上記のような問題点を解消するた
めになされたもので、垂直成長性の良好な成膜が可能な
イオン化PVD装置、特に、半導体基板のコンタクトホ
ールにおいて、中性金属原子による金属膜の形成割合を
低減して、ボトムカバレッジの良好な成膜が可能な比較
的簡単な構成のイオン化PVD装置を提供するととも
に、当該イオン化PVD装置を用いた半導体装置の製造
方法を提供する。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明に係る請求項1記
載のイオン化PVD装置は、輪郭形状が略S字形であっ
て、その両端が開口部となった真空容器と、半導体基板
が配置される一方の開口部側とは反対の、他方の開口部
側に配設されたスパッタリングターゲットと、前記スパ
ッタリングターゲットを負電極とし、前記真空容器を正
電極として、両電極間でプラズマを生成するプラズマ生
成手段と、前記半導体基板にバイアス電圧を印加するバ
イアス電圧印加手段と、前記真空容器の形状に合わせて
前記真空容器内に略S字形の磁場を形成するように、前
記真空容器の外部に配設された磁場形成手段とを備え、
前記真空容器は、互いに反対方向に屈曲した1組の屈曲
部を有し、前記一方および他方の開口部が、対面しない
位置関係となるように構成されている。
【0022】本発明に係る請求項2記載のイオン化PV
D装置は、前記磁場形成手段が、複数の空芯コイルと、
前記複数の空芯コイルに電流を供給する電源とを備え、
前記複数の空芯コイルが、少なくとも前記真空容器の前
記1組の屈曲部を取り囲むように配設されている。
【0023】本発明に係る請求項3記載のイオン化PV
D装置は、前記磁場形成手段が、前記真空容器の外壁
に、前記真空容器の形状に合わせてコイル材を巻き回し
て形成された一体形の空芯コイルと、前記一体形の空芯
コイルに電流を供給する電源とを備えている。
【0024】本発明に係る請求項4記載のイオン化PV
D装置は、前記真空容器の前記一方の開口部を塞ぐこと
が可能な、着脱自在の第1の蓋と、前記真空容器の前記
他方の開口部を塞ぐことが可能な、着脱自在の第2の蓋
と、前記第1および第2の蓋と前記真空容器との間にそ
れぞれ介挿され、前記第1および第2の蓋と前記真空容
器を電気的に絶縁する第1および第2の電気絶縁体とを
備え、前記半導体基板が前記第1の蓋に取り付けられ、
前記スパッタリングターゲットが前記第2の蓋に取り付
けられている。
【0025】本発明に係る請求項5記載のイオン化PV
D装置は、前記バイアス電圧印加手段が、その一方の出
力端子が前記第1の蓋に電気的に接続され、その他方の
出力端子が接地電位に接続された高周波電源と、前記第
1の蓋と前記高周波電源との間に介挿され、前記半導体
基板を直流的に絶縁する容量素子とを備えている。
【0026】本発明に係る請求項6記載のイオン化PV
D装置は、前記真空容器の内壁に沿って配設され、前記
プラズマ中の中性粒子を捕捉する中性粒子捕捉手段をさ
らに備え、前記中性粒子捕捉手段は、中央部に所定の大
きさの開口部を有した複数の金属板と、前記複数の金属
板の主面間を接続し、前記複数の金属板の配列体を形成
する筒状の複数のフレキシブル板とを備えている。
【0027】本発明に係る請求項7記載の半導体装置の
製造方法は、請求項1記載のイオン化PVD装置を準備
する工程と、前記真空容器内の空気を排気して、前記真
空容器内の気圧を第1の圧力まで低減する工程と、前記
真空容器内に少なくとも1種類の気体を導入して、前記
真空容器内の気圧を第2の圧力まで高める工程と、前記
スパッタリングターゲットを負電極とし、前記真空容器
を正電極として、両電極間に直流電圧を印加して、前記
少なくとも1種類の気体のプラズマを生成する工程と、
前記半導体基板に前記バイアス電圧印加手段からバイア
ス電圧を印加する工程と、前記磁場形成手段により、前
記真空容器の形状に合わせて前記真空容器内に略S字形
の磁場を形成する工程とを備え、前記半導体基板上に、
前記スパッタリングターゲットの材質を主材料とする所
定の膜を形成する。
【0028】本発明に係る請求項8記載の半導体装置の
製造方法は、前記半導体基板が、当該半導体基板の主面
に垂直に形成された少なくとも1のコンタクトホールを
有し、前記所定の膜は、前記少なくとも1のコンタクト
ホールの底部に形成され、バリアメタルとして機能する
膜である。
【0029】本発明に係る請求項9記載の半導体装置の
製造方法は、前記少なくとも1種類の気体が、窒素ガ
ス、あるいはアンモニアガスを含み、前記バリアメタル
として機能する膜は、前記スパッタリングターゲットの
材質を主材料とする窒化膜で構成されている。
【0030】
【発明の実施の形態】
<A.実施の形態> <1.装置構成>本発明に係るイオン化PVD(Physic
al Vapour Deposition)装置の実施の形態として、図1
にイオン化PVD装置100を示す。
【0031】図1はイオン化PVD装置100の構成を
説明するための概略断面図である。イオン化PVD装置
100は、図1に示すように、輪郭形状が略S字形の真
空容器1を備えている。真空容器1の両端は開口部とな
っており、第1蓋2および第2蓋3で密閉する構成とな
っている。そして、第1蓋2の真空容器1側には、例え
ば半導体基板5(以後ウエハと呼称)を搭載するウエハ
サセプタ4が取り付けられ、第2蓋3の真空容器1側に
はスパッタリングターゲット6が取り付けられている。
【0032】ウエハサセプタ4はウエハ5を搭載し、当
該ウエハ5に高周波バイアスを付加するための装置であ
り、第1蓋2を介して高周波電源R10に接続される構
成となっている。なお、第1蓋2は電気絶縁体7によっ
て真空容器1から電気的に絶縁された構成となってい
る。また、第1蓋2と高周波電源R10との間には、キ
ャパシタC1が電気的に介挿されている。
【0033】スパッタリングターゲット6は、第2蓋3
を介してDC電源D10の負出力端子に電気的に接続さ
れている。なお、第2蓋3は電気絶縁体8によって真空
容器1から電気的に絶縁された構成となっている。ここ
で、真空容器1は接地電位GNDに電気的に接続されて
いる。
【0034】また、ウエハサセプタ4およびスパッタリ
ングターゲット6の外縁部は、それぞれダークスペース
シールド9および10によって覆われる構成となってい
る。ダークスペースシールド9および10は、ウエハサ
セプタ4およびスパッタリングターゲット6の外縁部近
傍の第1蓋2および第2蓋3が、後に説明するプラズマ
に曝され、第1蓋2および第2蓋3の構成金属がプラズ
マ中に混入するのを防ぐための構成である。
【0035】そして、図1において、真空容器1外部
に、真空容器1の中心軸および中心軸の延長軸と同心を
なすように、空芯コイルMG1〜MG4(磁場形成手
段)が配設されている。空芯コイルMG1〜MG4は、
真空容器1内に、その輪郭形状にほぼ沿ったS字形の磁
場MFを形成するための電磁石であり、空芯コイルMG
1およびMG4は、真空容器1の両端部近傍の直線部分
の磁場を形成するように、空芯コイルMG2およびMG
3は、真空容器1の屈曲部分の磁場を形成するように配
設されている。なお、空芯コイルMG1〜MG4は直流
電源に接続されているが、図中では省略する。
【0036】<1−1.空芯コイルの配置例>なお、図
1に示すイオン化PVD装置100では、空芯コイルM
G1〜MG4は、それぞれが1個のコイルとして示され
ているが、必ずしも1個のコイルが配置されるとは限ら
れない。例えば、それぞれ真空容器1の屈曲部分の形状
によっては、1つの屈曲部分に1個のコイルでは、屈曲
部分の形状に沿った磁場を形成できないことがある。こ
のような場合には、空芯コイルMG2およびMG3に代
えて、屈曲部分の形状に合わせて複数のコイルを配置す
ることになる。この場合の配置例を図2に示す。
【0037】図2において、空芯コイルMG2に代わっ
て空芯コイルMG21、MG22が配設され、空芯コイ
ルMG3に代わって空芯コイルMG31、MG32が配
設されている。
【0038】また、図1においては真空容器1の中心軸
の延長軸と同心をなすように空芯コイルMG1およびM
G4を配設した構成を示したが、真空容器1の中心軸と
同心をなすように(真空容器を取り囲むように)空芯コ
イルを配設しても良いことは言うまでもない。
【0039】すなわち、図3に示すように真空容器1の
両端部近傍の直線部分を囲むように、空芯コイルMG1
1およびMG41を配設しても良い。
【0040】また、図4に示すように、空芯コイルMG
1およびMG4とともに、空芯コイルMG11およびM
G41を配設した構成としても良い。
【0041】なお、複数の空芯コイルにより磁場を形成
するので、空芯コイルの配置を変更することで磁場の形
状を変更でき、プラズマの状態が変化しても、対応する
ことができる。
【0042】<1−2.中性粒子トラップの構成例>図
1のAA’線における真空容器1の断面形状はリング状
であり、その内径は300mm程度である。そして、真
空容器1の内壁に沿って中性粒子トラップ11(中性粒
子捕捉手段)が配設されている。
【0043】図5に、中性粒子トラップ11の形状の一
例を断面斜視図として示す。図5に示すように、中性粒
子トラップ11は、内径200mm、外径300mm、
厚み0.2mm程度の複数の金属リング111と、当該
複数の金属リング111の主面間を接続し、複数の金属
リング111の配列体を形成する複数の管状のフレキシ
ブル板112とで構成されている。従って、中性粒子ト
ラップ11は自在に変形でき、真空容器1内に挿入する
ことで、金属リング111を真空容器1の直線部の壁面
はもちろん、屈曲部の壁面にも配設することができる。
【0044】なお、以上の説明では真空容器1の断面形
状をリング状としたが、矩形状であっても良い。その場
合は、中性粒子トラップ11も矩形状となり、金属リン
グ111およびフレキシブル板112も矩形となる。
【0045】<2.装置動作>次に、イオン化PVD装
置100の動作について図1および図6を参照しつつ説
明する。図6はイオン化PVD装置100の真空機器お
よびガス導入機器の配置例を示す図である。
【0046】まず、ウエハサセプタ4にウエハ5を取り
付けた第1蓋2および、スパッタリングターゲット6が
取り付けられた第2蓋3を真空容器1に取り付けて真空
容器20を密閉する。
【0047】そして、図6に示す真空排気装置15によ
って真空容器1内の空気を排出し、真空測定器16をモ
ニターしながら真空容器1内の圧力を1×10-7Torr程
度(第1の圧力)まで下げる。次に、ガス導入系17か
らスパッタリングレートの高い希ガス、例えばアルゴン
ガスなどを真空測定器16をモニターしながら真空容器
1に導入し、真空容器1内の圧力を2×10-3Torr程度
(第2の圧力)まで高める。
【0048】ここで、スパッタリングターゲット6は第
2蓋3を介してDC電源D10の負出力端子に電気的に
接続されているので、DC電源D10から電圧を印加す
ることで、カソードとして機能する。また、真空容器1
は接地電位に接続されているのでアノードとなり、DC
電源D10の出力電圧が−500V程度に達すると、真
空容器1内にプラズマAPが生成される。なお、プラズ
マは正確に描写することができないので、プラズマが形
成される領域を破線で示し、それをプラズマAPと呼称
する。
【0049】ここで、図1に示すように、第1蓋2と高
周波電源R10との間には、キャパシタC1が電気的に
介挿されているので、ウエハ5を介してプラズマAPの
電流(直流電流)が高周波電源R10側に流れることが
防止され、プラズマ電流によるウエハ5の破損を防止で
きる。
【0050】プラズマAPを構成する主たるイオンはア
ルゴンイオンであり、当該アルゴンイオンは負電位であ
るスパッタリングターゲット6に衝突し、当該スパッタ
リングターゲット6の構成材料、例えばチタン(Ti)
を中性原子として、あるいはチタンイオンとして叩き出
す(スパッタする)。なお、スパッタリングターゲット
6の材質は、後に説明するウエハ5に形成すべき所望の
膜の組成に合わせて決定される。
【0051】ここで、スパッタリングターゲット6から
叩き出されたチタンの中性原子あるいはイオンは、プラ
ズマAP中に入り、中性原子の一部はプラズマAP中の
電子によりイオン化され、空芯コイルMG1〜MG2に
図示しない電源から電流を流すことで形成されたS字形
の磁場MFの磁力線にトラップされて、ウエハ5に導か
れる。
【0052】なお、磁場MFはチタンイオンをウエハ5
に導くだけでなく、プラズマAPが真空容器1の壁方向
に拡散するのを抑制して、すなわちプラズマを閉じこめ
て、プラズマの密度(電離度)を高める機能を有してい
る。
【0053】一方、イオン化されなかったチタンの中性
原子は磁力線にトラップされないため、ほぼスパッタリ
ングターゲット6から叩き出された際の方向に直線的に
飛行し、真空容器1の壁面に配設された、中性粒子トラ
ップ11に入射し捕捉される。
【0054】ここで、真空容器1がS字形状であり、一
方の開口部と他方の開口部とは対面しない構成となって
おり、スパッタリングターゲット6とウエハ5とが対面
する構成ではないので、チタンの中性原子がウエハ5に
入射する割合は低減する。
【0055】すなわち、スパッタリングターゲット6に
対して垂直に近い角度で叩き出されたチタンの中性原子
は、真空容器1の屈曲部の中性粒子トラップ11に捕ら
えられ、上記以外の角度でスパッタリングターゲット6
から叩き出されたチタンの中性原子の大部分は、真空容
器1の両端部近傍の直線部分の中性粒子トラップ11に
捕らえられるので、チタンの中性原子がウエハ5に入射
することが防止される。
【0056】そして、ウエハ5の表面とプラズマAPと
の間には、高周波電源R10からウエハサセプタ4を介
してウエハ5に印加された高周波電圧により誘起され
た、ウエハ−プラズマ間DC電界が存在するので、S字
形の磁場MFを構成する磁力線にトラップされて、ウエ
ハ5に導かれたチタンイオンは、当該DC電界により加
速され、ウエハ5に対してほぼ垂直に入射することにな
る。
【0057】チタンイオンはウエハ5に対してほぼ垂直
に入射するが、上に説明したようにチタンの中性原子が
ウエハ5に入射することが防止されるので、ウエハ5に
おいて形成された垂直のコンタクトホール内では、ホー
ルの底部(ボトム)にのみチタン膜が形成され、ホール
の壁面にはチタン膜が形成されない、ボトムカバレッジ
の良好な成膜を行うことができる。
【0058】<2−1.半導体装置の製造におけるイオ
ン化PVD装置の位置付け>コンタクトホールの底部に
のみ形成したチタン膜はバリアメタルとして作用する。
すなわち、コンタクトホールの底部がシリコン半導体層
の露出面であって、ホール内に例えばアルミニウム(A
l)の配線層を埋め込む場合、シリコン半導体層にアル
ミニウムが直接接触すると、アルミニウムおよびシリコ
ンの相互侵入により、シリコン半導体層およびアルミニ
ウム配線層に不具合が生じる。チタン膜はこのような不
具合を防止することができる。
【0059】なお、バリアメタルとしては、タングステ
ン(W)や、窒化チタン(TiN)、タングステンチタ
ン(TiW)なども使用でき、所望のバリアメタルに合
わせてスパッタリングターゲット22の材質や、導入す
るガスの種類を変えることで対応できる。
【0060】例えば、図6に示すガス導入系17からア
ルゴンガスとともに窒化ガス(窒素ガスあるいはアンモ
ニアガス)を導入し、アルゴンイオンと窒素イオンとを
主たる構成とするプラズマを生成することで、コンタク
トホールの底部に窒化チタン膜を形成することができ
る。
【0061】また、コンタクトホールの底部にチタン膜
を形成した後、窒化ガス(窒素ガスあるいはアンモニア
ガス)中でウエハ5をアニールすることで、化学的な反
応によりコンタクトホールの底部に窒化チタン膜を形成
することができる。
【0062】なお、ウエハ5のアニールは、コンタクト
ホールの底部にチタン膜を形成した後、ウエハ5をアニ
ール用の真空容器に移し替えて行う。その際に、ウエハ
5が酸素雰囲気(大気)に曝されないようにするため、
図1に示す真空容器1に、アニール用の真空容器を接続
し、ウエハ5の搬送が真空中で行われるようにする。
【0063】なお、アニール用の真空容器には、ウエハ
5を加熱するためのハロゲンランプや、キセノンフラッ
シュランプなどを備えているが、アニール方法そのもの
は一般的であり、詳細な説明は省略する。
【0064】また、アニール用の真空容器は、電気絶縁
体7に延長容器を接続し、当該延長容器に接続する構成
としても良いし、電気絶縁体7の壁面に接続口を設け、
そこにアニール用の真空容器を接続するようにしても良
い。
【0065】<2−2.S字形磁場による作用効果>こ
こで、真空容器および磁場をS字形にしたことによるも
う1つの作用効果について説明する。S字形の真空容器
1は、構造的にスパッタリングターゲット6とウエハ5
とが対面しないので、チタンの中性原子がウエハ5に入
射する割合を低減できるが、このような構造はS字形以
外、例えば、L字形やJ字形でも可能である。
【0066】図7にL字形の輪郭形状を有する真空容器
1Aを示す。真空容器1Aの両端にスパッタリングター
ゲット6およびウエハ5を配置すれば、スパッタリング
ターゲット6とウエハ5とは対面しない。しかし、この
構造では以下に説明するような問題が生じる。
【0067】すなわち、真空容器1Aの屈曲部において
は、屈曲部の径方向外側に向かうほど、すなわち図7中
の矢印の方向に向かうほど磁場は弱くなって、磁場勾配
ができている。一般に磁場勾配が存在すると、荷電粒子
が磁場勾配に直角に移動する荷電粒子のドリフトという
現象が発生するが、荷電粒子の極性によって移動方向が
異なる。そして、正電荷の荷電粒子すなわちイオンと、
負電荷の荷電粒子すなわち電子とが分離する荷電分離現
象が発生し、それが原因で電場が形成されることにな
る。
【0068】そして、電場と磁場が存在すると、イオン
と電子は電場と磁場の両方に垂直な1方向にドリフトす
る(E×Bドリフト)。その方向は磁場が弱くなってい
る方向であり、図7中の矢印の方向である。
【0069】イオンと電子が移動するということは、プ
ラズマが移動することを意味し、真空容器1Aの屈曲部
の径方向外側にプラズマの密度分布が偏ることになる。
図7において密度の高いプラズマ領域PRを破線で模式
的に示す。
【0070】このように偏った密度分布のプラズマにウ
エハ5が曝されると、密度の高いプラズマに曝された部
分には、厚い金属膜が形成され、密度の低いプラズマに
曝された部分には、薄い金属膜が形成されることにな
り、均一な成膜ができなくなる。
【0071】S字形の真空容器1は、この問題を解消す
ることができる。図8に、S字形の真空容器1における
密度の高いプラズマ領域PRを破線で模式的に示す。
【0072】図8に示すように、真空容器1の第1の屈
曲部L1(スパッタリングターゲット6に近い側の屈曲
部)で生じたプラズマの偏りは、第2の屈曲部L2にお
いて反対方向に移動することになる。その際、プラズマ
密度の偏りが解消され、ウエハ5の近傍では、ほぼ均一
な分布となる。従って、ウエハ5において均一な成膜が
可能となる。
【0073】このように、略S字形の真空容器を使用
し、略S字形の磁場を形成することで、ウエハ近傍にお
けるプラズマ密度が均一で、均一な成膜が可能なイオン
化PVD装置を得ることができる。なお、真空容器およ
び磁場の形状は、略S字形に限定されず、互いに反対方
向に屈曲した屈曲部を同数ずつ有し、それらが屈曲部に
おけるプラズマ密度の偏りを解消できるように配置され
た構成であれば同様の効果を奏する。
【0074】<3.特徴的作用効果>以上説明したよう
に本発明に係るイオン化PVD装置によれば、スパッタ
リングターゲットから供給された金属の中性原子が、ウ
エハ(半導体基板)に入射することが防止されるので、
ウエハにおいて形成された垂直のコンタクトホール内で
は、ホールの底部にのみ所望の膜が形成され、ホールの
壁面には成膜されず、垂直成長性に優れ、ボトムカバレ
ッジの良好な成膜を行うことができる。
【0075】また、S字形の真空容器を使用し、S字形
の磁場を形成することで、屈曲部におけるプラズマの偏
りが解消され、ウエハ近傍におけるプラズマ密度が均一
で、均一な成膜が可能なイオン化PVD装置を得ること
ができる。
【0076】また、一般的なDC放電によるプラズマを
使用するので、プラズマ生成のための装置構成が比較的
簡単であり、空芯コイルを使用するとしても、装置の製
造コスト増加を抑制できる。
【0077】<B.実施の形態の変形例>以上説明した
本発明に係る実施の形態では、複数の空芯コイルにより
S字形の磁場を形成する構成について説明したが、単一
の空芯コイルによってS字形の磁場を形成する構成とし
ても良い。
【0078】すなわち、真空容器1の外壁を芯として、
真空容器1の形状に合わせてコイル材を巻き回して形成
した一体形の空芯コイルによりS字形の磁場を形成して
も良い。
【0079】このような構成とすることで、真空容器1
の形状に良く一致したS字形の磁場を形成することがで
きる。
【0080】なお、コイル材は真空容器1の外壁に直接
巻き付ける構成としても良いし、何らかの絶縁材を介し
て巻き付ける構成としても良い。
【0081】また、一体形の空芯コイルを使用する場合
には、真空容器1においてガス導入ポートや真空排気ポ
ート、真空測定ポートを設けない構成にする必要があ
る。そのためには、例えば、第1蓋2あるいは第2蓋3
の代わりに、ガス導入ポート、真空排気ポート、真空測
定ポートを備えた別個の真空容器を接続する構成として
も良い。その場合には、ウエハ5あるいはスパッタリン
グターゲット6は、当該別個の真空容器と真空容器1と
の接続部分近傍に配置されることになる。
【0082】また、以上説明した本発明に係る実施の形
態では、半導体基板のコンタクトホールのボトムに垂直
成長性の良好な金属膜を形成する構成について示した
が、イオン化PVD装置の用途はこれに限定されるもの
ではなく、半導体装置の配線層の形成や、コンタクトホ
ールの埋め込みプラグの形成など、垂直成長を所望する
膜の形成に使用できることは言うまでもない。
【0083】
【発明の効果】本発明に係る請求項1記載のイオン化P
VD装置によれば、一方および他方の開口部が、対面し
ない位置関係となるように構成された略S字形の真空容
器を使用し、その内部に形状に合わせた略S字形の磁場
を形成することで、真空容器内に形成されたプラズマの
イオンによるスパッタリングで放出された、スパッタリ
ングターゲット材料の中性原子が、半導体基板に入射す
ることが防止されるので、半導体基板には印加されたバ
イアス電圧によって垂直方向に加速された、スパッタリ
ングターゲット材料のイオンが入射する割合が増し、垂
直成長性に優れた成膜が可能なイオン化PVD装置を提
供できる。従って、例えば、半導体基板のコンタクトホ
ール内では、ホールの底部にのみ所望の膜が形成され、
ホールの壁面には成膜されず、ボトムカバレッジの良好
な成膜を行うことができる。また、真空容器が、互いに
反対方向に屈曲した1組の屈曲部を有して略S字形とな
っているので、電場と磁場の存在によるプラズマのE×
Bドリフトに起因するプラズマの偏りが解消され、半導
体基板近傍におけるプラズマ密度が均一となり、均一な
成膜が可能なイオン化PVD装置を得ることができる。
また、一般的なDC放電によるプラズマを使用するの
で、プラズマ生成のための装置構成が比較的簡単であ
り、磁場形成手段が必要であるとしても、装置の製造コ
スト増加を抑制できる。
【0084】本発明に係る請求項2記載のイオン化PV
D装置によれば、少なくとも真空容器の1組の屈曲部を
取り囲むように配設された複数の空芯コイルに電流を流
すことで略S字形の磁場を形成するので、空芯コイルの
配置を変更することで磁場の形状を変更でき、プラズマ
の状態が変化しても、半導体基板近傍におけるプラズマ
密度を最適に保つことができる。
【0085】本発明に係る請求項3記載のイオン化PV
D装置によれば、一体形の空芯コイルに電流を流すこと
で略S字形の磁場を形成するので、真空容器の形状に良
く一致した磁場を形成することができる。
【0086】本発明に係る請求項4記載のイオン化PV
D装置によれば、第1の蓋および第2の蓋を着脱するこ
とで、半導体基板およびスパッタリングターゲットの変
更が容易にできる。また、半導体基板およびスパッタリ
ングターゲットを、真空容器から電気的に絶縁する具体
的な構成が得られる。
【0087】本発明に係る請求項5記載のイオン化PV
D装置によれば、半導体基板に印加されるバイアス電圧
が高周波で与えられるので、半導体基板の表面とプラズ
マとの間には、高周波電圧により誘起された、直流電界
が形成され、半導体基板には当該直流電界により加速さ
れたイオンをほぼ垂直に入射させることができる。ま
た、半導体基板を直流的に絶縁することができるので、
半導体基板を介してプラズマの電流(直流電流)が高周
波電源側に流れることが防止され、プラズマ電流による
半導体基板の破損を防止できる。
【0088】本発明に係る請求項6記載のイオン化PV
D装置によれば、プラズマ中の中性粒子が半導体基板に
到達することが確実に防止される。また、中性粒子捕捉
手段は金属板の配列体の形状を可変できるので、真空容
器の屈曲部にも配置することが可能となり、中性粒子捕
捉の効果を高めることができる。
【0089】本発明に係る請求項7記載の半導体装置の
製造方法によれば、真空容器内に形成されたプラズマの
イオンによるスパッタリングで放出された、スパッタリ
ングターゲット材料の中性原子が、半導体基板に入射す
ることが防止され、半導体基板に印加されたバイアス電
圧によって垂直方向に加速された、スパッタリングター
ゲット材料のイオンが入射する割合が増すことで、垂直
成長性に優れた成膜が可能なイオン化PVD装置を使用
するので、スパッタリングターゲットの材質を主材料と
する所定の膜を半導体基板上に垂直方向に形成すること
ができる。
【0090】本発明に係る請求項8記載の半導体装置の
製造方法によれば、半導体基板の主面に垂直に形成され
た少なくとも1のコンタクトホールの底部に、バリアメ
タルとして機能する膜が形成されることになり、バリア
メタルを必要とする半導体装置を得ることができる。
【0091】本発明に係る請求項9記載の半導体装置の
製造方法によれば、バリアメタルとして機能する膜を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る実施の形態のイオン化PVD装
置の概略構成を示す断面図である。
【図2】 本発明に係る実施の形態の空芯コイルの配置
例を説明する図である。
【図3】 本発明に係る実施の形態の空芯コイルの配置
例を説明する図である。
【図4】 本発明に係る実施の形態の空芯コイルの配置
例を説明する図である。
【図5】 本発明に係る実施の形態の中性粒子トラップ
の構成を説明する図である。
【図6】 本発明に係る実施の形態の真空機器およびガ
ス導入機器の配置例を示す図である。
【図7】 プラズマの偏りを説明する模式図である。
【図8】 本発明に係る実施の形態のプラズマの偏りを
説明する模式図である。
【図9】 従来のイオン化PVD装置の概略構成を示す
断面図である。
【符号の説明】
1 真空容器、2 第1蓋、3 第2蓋、5 ウエハ、
6 スパッタリングターゲット、7,8 電気絶縁体、
11 中性粒子トラップ、AP プラズマ、MG1〜M
G4 空芯コイル、111 金属リング、112 フレ
キシブル板。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 輪郭形状が略S字形であって、その両端
    が開口部となった真空容器と、 半導体基板が配置される一方の開口部側とは反対の、他
    方の開口部側に配設されたスパッタリングターゲット
    と、 前記スパッタリングターゲットを負電極とし、前記真空
    容器を正電極として、両電極間でプラズマを生成するプ
    ラズマ生成手段と、 前記半導体基板にバイアス電圧を印加するバイアス電圧
    印加手段と、 前記真空容器の形状に合わせて前記真空容器内に略S字
    形の磁場を形成するように、前記真空容器の外部に配設
    された磁場形成手段とを備え、 前記真空容器は、 互いに反対方向に屈曲した1組の屈曲部を有し、 前記一方および他方の開口部が、対面しない位置関係と
    なるように構成されるイオン化PVD装置。
  2. 【請求項2】 前記磁場形成手段は、 複数の空芯コイルと、 前記複数の空芯コイルに電流を供給する電源とを備え、 前記複数の空芯コイルは、少なくとも前記真空容器の前
    記1組の屈曲部を取り囲むように配設される、請求項1
    記載のイオン化PVD装置。
  3. 【請求項3】 前記磁場形成手段は、 前記真空容器の外壁に、前記真空容器の形状に合わせて
    コイル材を巻き回して形成された一体形の空芯コイル
    と、 前記一体形の空芯コイルに電流を供給する電源とを備え
    る、請求項1記載のイオン化PVD装置。
  4. 【請求項4】 前記真空容器の前記一方の開口部を塞ぐ
    ことが可能な、着脱自在の第1の蓋と、 前記真空容器の前記他方の開口部を塞ぐことが可能な、
    着脱自在の第2の蓋と、 前記第1および第2の蓋と前記真空容器との間にそれぞ
    れ介挿され、前記第1および第2の蓋と前記真空容器を
    電気的に絶縁する第1および第2の電気絶縁体とを備
    え、 前記半導体基板は前記第1の蓋に取り付けられ、 前記スパッタリングターゲットは前記第2の蓋に取り付
    けられる、請求項1記載のイオン化PVD装置。
  5. 【請求項5】 前記バイアス電圧印加手段は、 その一方の出力端子が前記第1の蓋に電気的に接続さ
    れ、その他方の出力端子が接地電位に接続された高周波
    電源と、 前記第1の蓋と前記高周波電源との間に介挿され、前記
    半導体基板を直流的に絶縁する容量素子とを備える、請
    求項4記載のイオン化PVD装置。
  6. 【請求項6】 前記真空容器の内壁に沿って配設され、
    前記プラズマ中の中性粒子を捕捉する中性粒子捕捉手段
    をさらに備え、 前記中性粒子捕捉手段は、 中央部に所定の大きさの開口部を有した複数の金属板
    と、 前記複数の金属板の主面間を接続し、前記複数の金属板
    の配列体を形成する筒状の複数のフレキシブル板とを備
    える請求項1記載のイオン化PVD装置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載のイオン化PVD装置を準
    備する工程と、 前記真空容器内の空気を排気して、前記真空容器内の気
    圧を第1の圧力まで低減する工程と、 前記真空容器内に少なくとも1種類の気体を導入して、
    前記真空容器内の気圧を第2の圧力まで高める工程と、 前記スパッタリングターゲットを負電極とし、前記真空
    容器を正電極として、両電極間に直流電圧を印加して、
    前記少なくとも1種類の気体のプラズマを生成する工程
    と、 前記半導体基板に前記バイアス電圧印加手段からバイア
    ス電圧を印加する工程と、 前記磁場形成手段により、前記真空容器の形状に合わせ
    て前記真空容器内に略S字形の磁場を形成する工程とを
    備え、 前記半導体基板上に、前記スパッタリングターゲットの
    材質を主材料とする所定の膜を形成する半導体装置の製
    造方法。
  8. 【請求項8】 前記半導体基板は、当該半導体基板の主
    面に垂直に形成された少なくとも1のコンタクトホール
    を有し、 前記所定の膜は、前記少なくとも1のコンタクトホール
    の底部に形成され、バリアメタルとして機能する膜であ
    る請求項7記載の半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記少なくとも1種類の気体は、窒素ガ
    ス、あるいはアンモニアガスを含み、前記バリアメタル
    として機能する膜は、前記スパッタリングターゲットの
    材質を主材料とする窒化膜で構成される請求項8記載の
    半導体装置の製造方法。
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