JPH10168770A - ゴム物品補強用スチールコードおよびその製造方法と空気入りタイヤ - Google Patents
ゴム物品補強用スチールコードおよびその製造方法と空気入りタイヤInfo
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- JPH10168770A JPH10168770A JP8328251A JP32825196A JPH10168770A JP H10168770 A JPH10168770 A JP H10168770A JP 8328251 A JP8328251 A JP 8328251A JP 32825196 A JP32825196 A JP 32825196A JP H10168770 A JPH10168770 A JP H10168770A
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- JP
- Japan
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- twisting
- steel cord
- cord
- twisted
- filaments
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- D—TEXTILES; PAPER
- D07—ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
- D07B—ROPES OR CABLES IN GENERAL
- D07B1/00—Constructional features of ropes or cables
- D07B1/06—Ropes or cables built-up from metal wires, e.g. of section wires around a hemp core
- D07B1/0606—Reinforcing cords for rubber or plastic articles
- D07B1/0646—Reinforcing cords for rubber or plastic articles comprising longitudinally preformed wires
- D07B1/0653—Reinforcing cords for rubber or plastic articles comprising longitudinally preformed wires in the core
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D07—ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
- D07B—ROPES OR CABLES IN GENERAL
- D07B1/00—Constructional features of ropes or cables
- D07B1/06—Ropes or cables built-up from metal wires, e.g. of section wires around a hemp core
- D07B1/0606—Reinforcing cords for rubber or plastic articles
- D07B1/0613—Reinforcing cords for rubber or plastic articles the reinforcing cords being characterised by the rope configuration
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D07—ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
- D07B—ROPES OR CABLES IN GENERAL
- D07B2201/00—Ropes or cables
- D07B2201/20—Rope or cable components
- D07B2201/2015—Strands
- D07B2201/2022—Strands coreless
Landscapes
- Ropes Or Cables (AREA)
- Tires In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 特にタイヤのベルト材の面内曲げ剛性が高く
かつ面外曲げ剛性の低い特性を与えることのできる、コ
ード断面で交差する2方向において曲げ剛性が大きく異
なるスチールコードを提供する。 【解決手段】 複数本のスチールフィラメントを撚り合
わせずに並置したフィラメント束の複数束を、捩じらず
に撚り合わせたストランドを複数、捩じらずに撚り合わ
せる。
かつ面外曲げ剛性の低い特性を与えることのできる、コ
ード断面で交差する2方向において曲げ剛性が大きく異
なるスチールコードを提供する。 【解決手段】 複数本のスチールフィラメントを撚り合
わせずに並置したフィラメント束の複数束を、捩じらず
に撚り合わせたストランドを複数、捩じらずに撚り合わ
せる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、空気入りタイヤ
や工業用ベルト等のゴム物品の補強材として使用され
る、スチールコードに関し、特に曲げ剛性の有利な向上
をはかろうとするものである。
や工業用ベルト等のゴム物品の補強材として使用され
る、スチールコードに関し、特に曲げ剛性の有利な向上
をはかろうとするものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の走行時における、操縦安定性の
向上には、一定入力の操舵に対して、車両進行方向と直
交する向きに発生する、コーナリングフォースを大きく
することが有利である。このコーナリングフォースを大
きくするには、タイヤの転動時にタイヤの接地域で発生
する、トレッド陸部の横すべり変形を大きくする必要が
ある。この横すべり変形量は、タイヤのトレッド陸部を
支えるベルトのコーナリングフォースによる変形、すな
わち図1(a) に示すベルトプライに、同図(b) に示す、
ベルトの各層の面に沿う向きに生じる変形(以下、面内
曲げ変形という)に影響される。すなわち、大きなコー
ナリングフォースを発生するには、ベルト部の面内曲げ
変形を抑制することが好ましく、従って面内曲げ変形に
抗する能力(以下、面内曲げ剛性という)の高いことが
要求される。
向上には、一定入力の操舵に対して、車両進行方向と直
交する向きに発生する、コーナリングフォースを大きく
することが有利である。このコーナリングフォースを大
きくするには、タイヤの転動時にタイヤの接地域で発生
する、トレッド陸部の横すべり変形を大きくする必要が
ある。この横すべり変形量は、タイヤのトレッド陸部を
支えるベルトのコーナリングフォースによる変形、すな
わち図1(a) に示すベルトプライに、同図(b) に示す、
ベルトの各層の面に沿う向きに生じる変形(以下、面内
曲げ変形という)に影響される。すなわち、大きなコー
ナリングフォースを発生するには、ベルト部の面内曲げ
変形を抑制することが好ましく、従って面内曲げ変形に
抗する能力(以下、面内曲げ剛性という)の高いことが
要求される。
【0003】また、優れた振動乗り心地性を得るために
は、路面の多少の凹凸に対しても接地面積を確保するこ
とが有効であり、これには図1(c) に示す、ベルトの面
と直交する向きに生じる変形に抗する能力(以下、面外
曲げ剛性という)の低いことが要求される。
は、路面の多少の凹凸に対しても接地面積を確保するこ
とが有効であり、これには図1(c) に示す、ベルトの面
と直交する向きに生じる変形に抗する能力(以下、面外
曲げ剛性という)の低いことが要求される。
【0004】従って、タイヤのベルトに求められる曲げ
剛性は、面内および面外の異なる向きでの曲げ剛性をそ
れぞれ適正化する必要があり、これらの曲げ剛性はベル
トの補強を司るスチールコードの性能に影響される。例
えば、曲げ剛性の高いスチールコードを用いること、あ
るいはスチールコードのベルトへの打ち込み本数を多く
することによって、ベルトの曲げ剛性を大きくすること
ができる。
剛性は、面内および面外の異なる向きでの曲げ剛性をそ
れぞれ適正化する必要があり、これらの曲げ剛性はベル
トの補強を司るスチールコードの性能に影響される。例
えば、曲げ剛性の高いスチールコードを用いること、あ
るいはスチールコードのベルトへの打ち込み本数を多く
することによって、ベルトの曲げ剛性を大きくすること
ができる。
【0005】ところが、在来のコードは、その断面形状
がほぼ円形であるところからコード径方向の特性は等方
的であり、仮にフィラメントを増径しても等しく剛性が
上昇するため、ベルトの面内曲げ剛性および面外曲げ剛
性がともに上昇する結果、ベルトの面内曲げ剛性を高め
る一方で面外曲げ剛性を低くすることは難しい。
がほぼ円形であるところからコード径方向の特性は等方
的であり、仮にフィラメントを増径しても等しく剛性が
上昇するため、ベルトの面内曲げ剛性および面外曲げ剛
性がともに上昇する結果、ベルトの面内曲げ剛性を高め
る一方で面外曲げ剛性を低くすることは難しい。
【0006】一方、コードの曲げ剛性が曲げられる方向
により異なる、いわゆる異方性をもつコードが提案され
ている。例えば、コードの輪郭形状を楕円に規制するこ
とによって異方性をもたせたコードが知られている。こ
のコードは、その長径がベルト幅方向に沿う向きで配置
することによって、ベルトにおける面内曲げ剛性を高め
る一方で面外曲げ剛性を低くするのである。
により異なる、いわゆる異方性をもつコードが提案され
ている。例えば、コードの輪郭形状を楕円に規制するこ
とによって異方性をもたせたコードが知られている。こ
のコードは、その長径がベルト幅方向に沿う向きで配置
することによって、ベルトにおける面内曲げ剛性を高め
る一方で面外曲げ剛性を低くするのである。
【0007】しかしながら、コードの輪郭形状を楕円に
しても、所期した異方性が得られず、コードの曲げ剛性
は、コードを構成するフィラメントの曲げ剛性の和にほ
ぼ等しくなる。なぜなら、コードを構成する各フィラメ
ントがコードの軸を中立軸として曲げ変形すると、フィ
ラメントは半ピッチの長さにおいて同等の引張りおよび
圧縮を受けてフィラメントがコード軸方向にずれるた
め、コードの輪郭形状を楕円とすることで導入した歪み
が解消されて異方性が発揮されないのである。
しても、所期した異方性が得られず、コードの曲げ剛性
は、コードを構成するフィラメントの曲げ剛性の和にほ
ぼ等しくなる。なぜなら、コードを構成する各フィラメ
ントがコードの軸を中立軸として曲げ変形すると、フィ
ラメントは半ピッチの長さにおいて同等の引張りおよび
圧縮を受けてフィラメントがコード軸方向にずれるた
め、コードの輪郭形状を楕円とすることで導入した歪み
が解消されて異方性が発揮されないのである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明の目
的は、特にタイヤのベルト材の面内曲げ剛性が高くかつ
面外曲げ剛性の低い特性を与えることのできる、コード
断面で交差する2方向において曲げ剛性が大きく異なる
スチールコードおよびこのコードの製造方法を提供する
ことにある。
的は、特にタイヤのベルト材の面内曲げ剛性が高くかつ
面外曲げ剛性の低い特性を与えることのできる、コード
断面で交差する2方向において曲げ剛性が大きく異なる
スチールコードおよびこのコードの製造方法を提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち、この発明は、
複数本のスチールフィラメントを撚り合わせずに並置し
てフィラメントの束とし、このフィラメント束の複数束
を捩じらずに撚り合わせてストランドとし、このストラ
ンドの複数を捩じらずに撚り合わせて成るゴム物品補強
用スチールコードである。
複数本のスチールフィラメントを撚り合わせずに並置し
てフィラメントの束とし、このフィラメント束の複数束
を捩じらずに撚り合わせてストランドとし、このストラ
ンドの複数を捩じらずに撚り合わせて成るゴム物品補強
用スチールコードである。
【0010】ここで、フィラメント束は2〜4本のフィ
ラメントからなること、ストランドは、2〜5束のフィ
ラメント束からなること、そしてコードは、2〜4本の
ストランドからなること、がそれぞれ有利に適合する。
ラメントからなること、ストランドは、2〜5束のフィ
ラメント束からなること、そしてコードは、2〜4本の
ストランドからなること、がそれぞれ有利に適合する。
【0011】なお、上記のスチールコードは、複数本の
フィラメントを撚らずに束ねたフィラメント束が巻き付
けられた、スプールを複数個用意してチューブラー撚線
機にセットし、各スプールからフィラメント束を巻きだ
して撚線機に導いて、複数のフィラメント束を撚り合わ
せてストランドを形成し、かくして得られたストランド
の2〜4本を、撚り合わせることによって、製造方法す
ることができる。
フィラメントを撚らずに束ねたフィラメント束が巻き付
けられた、スプールを複数個用意してチューブラー撚線
機にセットし、各スプールからフィラメント束を巻きだ
して撚線機に導いて、複数のフィラメント束を撚り合わ
せてストランドを形成し、かくして得られたストランド
の2〜4本を、撚り合わせることによって、製造方法す
ることができる。
【0012】また、この発明は、1対のビード部間でト
ロイド状に延びるラジアル配列コードのプライからなる
カーカスを骨格とし、このカーカス上に、少なくとも1
層のベルトをそなえる空気入りラジアルタイヤであっ
て、該ベルトに、上記のスチールコードを、その長径が
ベルトの幅方向に沿う配置で適用して成る空気入りラジ
アルタイヤである。
ロイド状に延びるラジアル配列コードのプライからなる
カーカスを骨格とし、このカーカス上に、少なくとも1
層のベルトをそなえる空気入りラジアルタイヤであっ
て、該ベルトに、上記のスチールコードを、その長径が
ベルトの幅方向に沿う配置で適用して成る空気入りラジ
アルタイヤである。
【0013】さて、図2〜6に、この発明に従うゴム物
品補強用スチールコードについて示す。これらのスチー
ルコードは、2本のスチールフィラメント1A,1Bを撚り
合わせずに並置したフィラメント束2Aおよび、同じく2
本のスチールフィラメント1C,1Dを撚り合わせずに並置
したフィラメント束2Bを、捩じらずに撚り合わせて成る
ストランド3Aと、同様に2本のスチールフィラメント1
E,1Fによるフィラメント束2Cおよび2本のスチールフ
ィラメント1G,1Hによるフィラメント束2Dを捩じらずに
撚り合わせて成るストランド3Bと、を捩じらずに撚り合
わせたものである。
品補強用スチールコードについて示す。これらのスチー
ルコードは、2本のスチールフィラメント1A,1Bを撚り
合わせずに並置したフィラメント束2Aおよび、同じく2
本のスチールフィラメント1C,1Dを撚り合わせずに並置
したフィラメント束2Bを、捩じらずに撚り合わせて成る
ストランド3Aと、同様に2本のスチールフィラメント1
E,1Fによるフィラメント束2Cおよび2本のスチールフ
ィラメント1G,1Hによるフィラメント束2Dを捩じらずに
撚り合わせて成るストランド3Bと、を捩じらずに撚り合
わせたものである。
【0014】この発明に従うスチールコードは、フィラ
メント束同士の撚り合わせ、そしてストランド同士の撚
り合わせに、捩りのないところに特徴があり、フィラメ
ント束同士およびストランド同士の撚り方向並びに撚り
ピッチ等は任意に設定できる。ちなみに、図2および3
に示したコードは、フィラメント束同士の撚りピッチが
ストランド同士の撚りピッチの半分であり、残る図4〜
6に示したコードは、フィラメント束同士の撚りピッチ
とストランド同士の撚りピッチとが同一の例である。ま
た、撚り方向は、図6に示したコードがフィラメント束
同士とストランド同士とで逆である他は、全ての例でフ
ィラメント束同士とストランド同士とで同じ向きであ
る。
メント束同士の撚り合わせ、そしてストランド同士の撚
り合わせに、捩りのないところに特徴があり、フィラメ
ント束同士およびストランド同士の撚り方向並びに撚り
ピッチ等は任意に設定できる。ちなみに、図2および3
に示したコードは、フィラメント束同士の撚りピッチが
ストランド同士の撚りピッチの半分であり、残る図4〜
6に示したコードは、フィラメント束同士の撚りピッチ
とストランド同士の撚りピッチとが同一の例である。ま
た、撚り方向は、図6に示したコードがフィラメント束
同士とストランド同士とで逆である他は、全ての例でフ
ィラメント束同士とストランド同士とで同じ向きであ
る。
【0015】上記の規制に従って得られたコードは、コ
ード断面において交差する2方向における曲げ剛性が大
きく異なるため、このコードをベルトに適用したタイヤ
においては、そのベルトの曲げ剛性に異方性を付与する
ことができる。すなわち、フィラメントを撚らずに並置
したフィラメント束を捩じらずに撚り合わせると、コー
ドの軸を中立軸とした曲げ変形において、フィラメント
の長手方向で交互に生じる、圧縮歪みおよび引張り歪み
が、異なる大きさになる結果、曲げ剛性に異方性が付与
されるのである。さらに、ストランド同士も捩じらずに
撚り合わせるため、ストランドに付与した異方性が解消
されることはない。
ード断面において交差する2方向における曲げ剛性が大
きく異なるため、このコードをベルトに適用したタイヤ
においては、そのベルトの曲げ剛性に異方性を付与する
ことができる。すなわち、フィラメントを撚らずに並置
したフィラメント束を捩じらずに撚り合わせると、コー
ドの軸を中立軸とした曲げ変形において、フィラメント
の長手方向で交互に生じる、圧縮歪みおよび引張り歪み
が、異なる大きさになる結果、曲げ剛性に異方性が付与
されるのである。さらに、ストランド同士も捩じらずに
撚り合わせるため、ストランドに付与した異方性が解消
されることはない。
【0016】なお、フィラメント束を構成するフィラメ
ントの本数およびストランドを構成するフィラメント束
の束数は、複数であればよいが、2〜4本のフィラメン
トからフィラメント束を、2〜5束のフィラメント束か
らストランドを、そして2〜4本のストランドからコー
ドを、それぞれ構成することが好ましい。さらに、上記
コードをタイヤのベルトに適用する場合の打込み数は、
18〜25本/50mm程度とすることが、好ましい。
ントの本数およびストランドを構成するフィラメント束
の束数は、複数であればよいが、2〜4本のフィラメン
トからフィラメント束を、2〜5束のフィラメント束か
らストランドを、そして2〜4本のストランドからコー
ドを、それぞれ構成することが好ましい。さらに、上記
コードをタイヤのベルトに適用する場合の打込み数は、
18〜25本/50mm程度とすることが、好ましい。
【0017】なお、この発明のスチールコードを製造す
るには、まず2〜4本のフィラメントを撚らずに束ねて
からスプールに巻き付け、次に、このスプールを2〜5
個用意してチューブラー撚線機にセットし、各スプール
からフィラメント束を巻きだして撚線機に導いて、2〜
5束のフィラメント束を撚り合わせてストランドを形成
する。かくして得られたストランドの2〜4本を、同様
に撚り合わせて、コードが得られる。
るには、まず2〜4本のフィラメントを撚らずに束ねて
からスプールに巻き付け、次に、このスプールを2〜5
個用意してチューブラー撚線機にセットし、各スプール
からフィラメント束を巻きだして撚線機に導いて、2〜
5束のフィラメント束を撚り合わせてストランドを形成
する。かくして得られたストランドの2〜4本を、同様
に撚り合わせて、コードが得られる。
【0018】さらに、この発明に従うコードを、例えば
図7に示す空気入りタイヤのベルトに、ベルトの幅方向
にコードの長径がベルトの幅方向に沿う配置で適用する
ことによって、ベルトにおける面内曲げ剛性を高めて、
タイヤのコーナリング時の変形を抑えることができる。
一方で、ベルトの面外曲げ剛性は低くくなるため、路面
の凹凸に対する接地性が向上する。従って、タイヤ全体
の性能が向上し、特に操縦安定性に優れたタイヤが得ら
れる。なお、図7に示す空気入りタイヤは、1対のビー
ドコア4間でトロイド状に延びるカーカス5、このカー
カス5のクラウン部のタイヤ径方向外側に配置した、例
えば2層のベルト6およびこのベルト6のタイヤ径方向
外側に配置したトレッド7から成るものである。
図7に示す空気入りタイヤのベルトに、ベルトの幅方向
にコードの長径がベルトの幅方向に沿う配置で適用する
ことによって、ベルトにおける面内曲げ剛性を高めて、
タイヤのコーナリング時の変形を抑えることができる。
一方で、ベルトの面外曲げ剛性は低くくなるため、路面
の凹凸に対する接地性が向上する。従って、タイヤ全体
の性能が向上し、特に操縦安定性に優れたタイヤが得ら
れる。なお、図7に示す空気入りタイヤは、1対のビー
ドコア4間でトロイド状に延びるカーカス5、このカー
カス5のクラウン部のタイヤ径方向外側に配置した、例
えば2層のベルト6およびこのベルト6のタイヤ径方向
外側に配置したトレッド7から成るものである。
【0019】
【実施例】種々のフィラメントを使用して、図2,3,
4,5および6、そして図8〜10に示す構造のスチール
コードを表1に示す仕様の下に、それぞれ作製し、各ス
チールコードを同表に示す打ち込み数にてベルトに適用
し、図7に示した構造のタイヤをサイズ185 /70R14で
試作した。なお、ベルト6は、カーカス5上に、タイヤ
の赤道面に対してスチールコードが左22°の角度で傾斜
する向きで第1ベルト層6aを配置し、さらにその上にタ
イヤの赤道面に対してスチールコードが右22°の角度で
傾斜する向きで第2ベルト層6bを配置して成る。
4,5および6、そして図8〜10に示す構造のスチール
コードを表1に示す仕様の下に、それぞれ作製し、各ス
チールコードを同表に示す打ち込み数にてベルトに適用
し、図7に示した構造のタイヤをサイズ185 /70R14で
試作した。なお、ベルト6は、カーカス5上に、タイヤ
の赤道面に対してスチールコードが左22°の角度で傾斜
する向きで第1ベルト層6aを配置し、さらにその上にタ
イヤの赤道面に対してスチールコードが右22°の角度で
傾斜する向きで第2ベルト層6bを配置して成る。
【0020】かくして得られたタイヤについて、規定リ
ムに装着後に規定内圧を充填し乗用車に装着して、舗装
路上で50000 km走行を行った3人のドライバーによるフ
ィーリング評価を、操縦安定性および乗り心地性につい
て行った。このフィーリング評価は10点満点で行い、3
人のドライバーの平均値を算出した。これらの評価結果
を、表1に併記する。
ムに装着後に規定内圧を充填し乗用車に装着して、舗装
路上で50000 km走行を行った3人のドライバーによるフ
ィーリング評価を、操縦安定性および乗り心地性につい
て行った。このフィーリング評価は10点満点で行い、3
人のドライバーの平均値を算出した。これらの評価結果
を、表1に併記する。
【0021】
【表1】
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のコード
は、その曲げ剛性が高い異方性を有するため、例えばタ
イヤのベルトに用いた場合、面外曲げ剛性を増加させる
ことなく面内曲げ剛性を高めることができ、タイヤ走行
時のグリップ力を低下させることなく操縦安定性を高め
ることができ、工業上極めて有用である。
は、その曲げ剛性が高い異方性を有するため、例えばタ
イヤのベルトに用いた場合、面外曲げ剛性を増加させる
ことなく面内曲げ剛性を高めることができ、タイヤ走行
時のグリップ力を低下させることなく操縦安定性を高め
ることができ、工業上極めて有用である。
【図1】タイヤのベルトにおける曲げ剛性を説明する模
式図である。
式図である。
【図2】この発明のコード構造を示した図である。
【図3】この発明のコード構造を示した図である。
【図4】この発明のコード構造を示した図である。
【図5】この発明のコード構造を示した図である。
【図6】この発明のコード構造を示した図である。
【図7】この発明のタイヤ構造を示した図である。
【図8】従来のコード構造を示す模式図である。
【図9】従来のコード構造を示す模式図である。
【図10】比較のコード構造を示す模式図である。
1a〜1h フィラメント 2a〜2d フィラメント束 3a, 3b ストランド 4 ビードコア 5 カーカス 6 ベルト 6a 第1ベルト層 6b 第2ベルト層 7 トレッド
Claims (6)
- 【請求項1】 複数本のスチールフィラメントを撚り合
わせずに並置してフィラメントの束とし、このフィラメ
ント束の複数束を捩じらずに撚り合わせてストランドと
し、このストランドの複数を捩じらずに撚り合わせて成
るゴム物品補強用スチールコード。 - 【請求項2】 フィラメント束は2〜4本のフィラメン
トからなる請求項1に記載のゴム物品補強用スチールコ
ード。 - 【請求項3】 ストランドは、2〜5束のフィラメント
束からなる請求項1または2に記載のゴム物品補強用ス
チールコード。 - 【請求項4】 コードは、2〜4本のストランドからな
る請求項1、2または3に記載のゴム物品補強用スチー
ルコード。 - 【請求項5】 複数本のフィラメントを撚らずに束ねた
フィラメント束が巻き付けられた、スプールを複数個用
意してチューブラー撚線機にセットし、各スプールから
フィラメント束を巻きだして撚線機に導いて、複数のフ
ィラメント束を撚り合わせてストランドを形成し、かく
して得られたストランドの2〜4本を、撚り合わせたこ
とを特徴とするゴム物品補強用スチールコードの製造方
法。 - 【請求項6】 1対のビード部間でトロイド状に延びる
ラジアル配列コードのプライからなるカーカスを骨格と
し、このカーカス上に、少なくとも1層のベルト層をそ
なえる空気入りラジアルタイヤであって、該ベルト層
に、請求項1に記載のスチールコードを、その長径がベ
ルトの幅方向に沿う配置で適用して成る空気入りラジア
ルタイヤ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8328251A JPH10168770A (ja) | 1996-12-09 | 1996-12-09 | ゴム物品補強用スチールコードおよびその製造方法と空気入りタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8328251A JPH10168770A (ja) | 1996-12-09 | 1996-12-09 | ゴム物品補強用スチールコードおよびその製造方法と空気入りタイヤ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10168770A true JPH10168770A (ja) | 1998-06-23 |
Family
ID=18208135
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8328251A Withdrawn JPH10168770A (ja) | 1996-12-09 | 1996-12-09 | ゴム物品補強用スチールコードおよびその製造方法と空気入りタイヤ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10168770A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008126643A1 (ja) * | 2007-04-06 | 2008-10-23 | Bridgestone Corporation | 空気入りラジアルタイヤ |
| JP2009023508A (ja) * | 2007-07-19 | 2009-02-05 | Bridgestone Corp | タイヤおよびその製造方法 |
-
1996
- 1996-12-09 JP JP8328251A patent/JPH10168770A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008126643A1 (ja) * | 2007-04-06 | 2008-10-23 | Bridgestone Corporation | 空気入りラジアルタイヤ |
| JP2009023508A (ja) * | 2007-07-19 | 2009-02-05 | Bridgestone Corp | タイヤおよびその製造方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20040415 |