JPH10168925A - 中空基礎杭の補修方法 - Google Patents
中空基礎杭の補修方法Info
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- JPH10168925A JPH10168925A JP33005696A JP33005696A JPH10168925A JP H10168925 A JPH10168925 A JP H10168925A JP 33005696 A JP33005696 A JP 33005696A JP 33005696 A JP33005696 A JP 33005696A JP H10168925 A JPH10168925 A JP H10168925A
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Abstract
わずに作業を行うことができ、深さ方向の任意の位置の
損傷に対しても対応が可能な中空基礎杭の補修方法を提
供する。 【解決手段】 地震で損傷を受けた位置を特定した後、
中空基礎杭1の孔1a内に、ワイヤ10で吊り下げなが
ら、金属パイプ5よりなる補強材4を挿入し、損傷を受
けた位置で補強材4を固定する。その際、金属パイプ5
の外周に配した膨脹性材料6を膨脹させることで、補強
材4を中空基礎杭1の孔内に固定する。
Description
を受けた中空基礎杭の補修方法に係り、特に深さ方向の
任意の箇所に損傷がある場合にも有効に対応できる中空
基礎杭の補修方法に関する。
構造物ばかりでなく、基礎杭にまで及ぶことがある。従
来、基礎杭が損傷した場合には、次のような対策が考え
られている。まず、基礎部分を掘り出して作業スペース
を確保する。次に、上部構造物を仮り受けして、基礎杭
の被災箇所のコンクリートや鉄筋を除去する。次に、除
去した部分に鋼管や鉄筋を再配置し、コンクリートを打
設・養生した後、型枠撤去、仮り受け解除を行い、埋め
戻しを行う。
空間の制限された狭いスペースでの作業を余儀なくされ
るので、上記のような大掛かりな工事は困難が予測され
る。特に、基礎杭の深部に損傷箇所がある場合には、堀
り返しの困難さから上記の方法は対応が不可能であり、
確実に実現可能な補修方法が望まれていた。
を補修する場合に、杭頭部あるいは杭上部の周辺に小さ
なスペースを確保するだけで、大掛かりな工事を行わず
に作業を行うことができ、しかも、深さ方向の任意の位
置の損傷に対して対応が可能で、費用や時間もあまりか
かからない中空基礎杭の補修方法を提供することを目的
とする。
法は、深さ方向の任意の位置で損傷を受けた中杭基礎杭
の補修方法において、前記損傷を受けた位置を特定した
後、前記中空基礎杭の孔内に補強材を挿入し、前記損傷
を受けた位置で前記補強材を固定することを特徴とす
る。
おいて、前記補強材が長さ方向に継ぎ足し可能な短尺の
パイプより構成されており、該補強材を複数本継ぎ足し
た状態で中空基礎杭の孔内に挿入し固定することを特徴
とする。
おいて、前記補強材が短尺のパイプより構成されてお
り、前記中空基礎杭の孔内に複数の補強材を吊り下げて
挿入する際に、下側の補強材の吊り下げ材を上側の補強
材の内部に挿通させることを特徴とする。
3のいずれかにおいて、前記補強材が金属パイプとその
外周に配された膨脹性材料とから構成されており、水分
の吸収によって前記膨脹性材料を膨脹させて中空基礎杭
の孔壁に圧接させることにより、補強材を中空基礎杭の
孔内に固定することを特徴とする。
3のいずれかにおいて、前記補強材と中空基礎杭の孔壁
との隙間にモルタル等の充填材を充填固化させること
で、補強材を中空基礎杭の内部に固定することを特徴と
する。
3のいずれかにおいて、前記補強材をパイプ材から構成
した場合に、その内部にモルタル等の充填材を充填固化
させることを特徴とする。
基づいて説明する。図1は第1実施形態の補修方法の説
明図である。ここで補修の対象とする中空基礎杭1は、
地盤T内に深く埋設されており、先の検査(ここでは説
明せず)により、深さ方向のある位置にひび割れ(損
傷)3が入っていることが分かっている。なお、この中
空基礎杭1は、折れ曲がってはおらず、鉛直方向の強度
は依然十分に保っているものとする。この中空基礎杭1
の補修に当たっては、予め地盤表層部の基礎部分が掘り
返されており、中空基礎杭1の杭頭部周辺が作業スペー
スとして開放されている。なお、図1では建物の基礎版
や上部構造の図示を省略してある。
る。補強材4は、図2に示すように、長さ方向に継ぎ足
し可能な短尺の金属パイプ(例えば、十分な曲げ剛性を
持つ鋼管)5と、その外周に配された膨脹性材料6とか
ら構成されている。金属パイプ5を継ぎ足し可能とする
ために、金属パイプ5の両端には、それぞれ雄ネジ5a
と雌ネジ5bが形成され、順次ネジ結合しながら継ぎ足
せるようになっている。また、金属パイプ5の上端に
は、補強材4を吊り下げられるように、吊り下げワイヤ
(吊り下げ材)10(図1参照)の係止孔8が円周方向
に複数設けられている。
リマー系材料の混合物からなり、通水性フィルムや可溶
性シートでできた袋(図示略)に収容され、その袋を金
属パイプ5の外周面に接着することで、金属パイプ5の
外周に保持されている。補強材4は、この膨脹性材料6
を外周に配した状態で、全体の外径が、中空基礎杭1の
孔1aの内径よりも小さく形成されており、中空基礎杭
1の孔1aの内部に容易に挿入できるようになってい
る。
示すように、補強材4の上端の係止孔8(図2参照)に
吊り下げワイヤ10の先端を掛けて、上方から補強材4
を吊り下げ支持し、その状態で中空基礎杭1の孔1a内
に挿入して、ひび割れ3のある位置に位置決めする。そ
して、吊り下げワイヤ10の上端を杭頭部または杭上部
に固定することで、補強材4をひび割れ3のある位置に
保持する。
材料6が水分を吸って膨脹し、中空基礎杭1の孔壁に圧
接する。そして、その圧接力によって、補強材4がその
位置に固定される。この状態になると、吊り下げワイヤ
10による保持力は不要になるので、取り除いてもよ
い。なお、中空基礎杭1の孔1a内が湿潤状態にない場
合には、膨脹性材料6に十分な水分を与えることで膨脹
させる。
に固定すると、中空基礎杭1に水平力が作用しても、内
部の金属パイプ5の剛性により、基礎杭としての強度を
発揮することができる。なお、強度が不足するおそれの
ある場合には、図示のように金属パイプ5の内部にモル
タル7を充填固化させてもよい。モルタル以外にコンク
リート等の充填材を用いることもできる。
孔1a内に補強材4を挿入して損傷箇所にて固定するだ
けであるから、中空基礎杭1を大きく掘り返すような大
掛かりな工事が不要であり、杭頭部あるいは杭上部に比
較的小さな作業スペースを確保するだけで作業が可能と
なる。また、損傷箇所のある深さまで補強材4を挿入し
て固定すればよいので、任意の深さの損傷に対して適用
することができる。したがって、現実の被災に対して容
易に実現可能であり、費用や時間も少なくてすむ等の利
点が得られる。また、金属パイプ5の外周に配した膨脹
性材料6により補強材4を中空基礎杭1の孔1a内に固
定するので、膨脹性材料6が膨脹するまでの間だけ、吊
り下げワイヤ10で補強材4を保持しておけばよく、作
業が容易にできる。さらに、1つの補強材4は短尺であ
るから、損傷箇所のみに補強材4を配置することがで
き、過剰補強とならず、資材の無駄や作業時間の無駄も
省ける。
たって存在する場合は、図3の第2実施形態あるいは図
4の第3実施形態のように、前記補強材4を長さ方向に
複数本継ぎ足した状態で、中空基礎杭1の孔1a内に挿
入し固定すればよい。特に後者のものでは、深さ方向全
域に対応する長さに補強材4を継ぎ足しているので、吊
り下げワイヤ10による保持は不要となる。
上記のネジ式の他に、ピン等を用いた嵌め込み結合式等
を採用することができる。また、補強材4を構成する金
属パイプ5は、中空基礎杭1の孔1aの形状に合わせれ
ばよく、矩形や楕円等にしてもよい。さらに、補強材と
しては金属パイプを用いることに限らず、アラミド繊
維、ガラス繊維、カーボン繊維、PC鋼線等により強化
したエポキシ、ビニルエステル等の樹脂からなる強化プ
ラスチック製のパイプ材も採用可能である。
存在する場合は、図5の第4実施形態のように、損傷箇
所のみに対応させて複数の補強材4を離して配置する。
その際、下側の補強材4の吊り下げワイヤ10を、上側
の補強材4の金属パイプ5の内部に挿通させることで、
離間した損傷箇所に正確に各補強材4を配置することが
できる。
外周全体を覆うように膨脹性材料6を取り付けた構成の
補強材4を用いた場合を示したが、膨張性材料6を間隔
をあけて部分的に取り付けることでも良い。また、金属
パイプ5だけで補強材4を構成し、後から金属パイプ5
と中空基礎杭1の孔壁との隙間にモルタル等の充填材を
充填固化させることで、金属パイプ5を中空基礎杭1の
内部に固定してもよい。
なっている基礎杭に本発明を適用した場合を示したが、
中空でない既設の基礎杭にボーリングすることで基礎杭
を中空にし、その後で本発明を適用してもよい。
補修方法によれば、中空基礎杭の孔内に補強材を挿入し
て損傷箇所にて固定するだけであるから、基礎杭を大き
く掘り返すような大掛かりな工事が不要であり、杭頭部
あるいは杭上部に比較的小さな作業スペースを確保する
だけで作業可能である。また、損傷箇所のある深さまで
補強材を挿入して固定すればよいので、任意の深さの損
傷に対して適用することができる。したがって、現実の
被災に対して実現可能であり、費用や時間も少なくてす
む。
材を長さ方向に継ぎ足し可能な短尺パイプで構成したの
で、補修箇所が深さ方向の広い範囲にわたっていても、
補強材を継ぎ足すことで容易に全範囲に対応することが
できる。また、1つの補強材は短尺であるから、損傷箇
所のみに補強材を配置することができ、過剰補強となら
ず、資材の無駄や作業時間の無駄も省ける。
箇所が複数に分かれていても、補強材を補修箇所のみに
無駄なく配置することができる。
パイプの外周に配した膨脹性材料により、補強材を中空
基礎杭の孔内に固定することができるので、補強材の固
定が容易であり、作業性の向上が図れる。
材を確実に中空基礎杭の孔内に固定することができる。
材自体の強度アップが図れるので、中空基礎杭に対する
補強効果を高めることができる。
上から見た平面図、(b)は(a)図のIb−Ib矢視
断面図である。
で、(a)は上から見た平面図、(b)は側面図であ
る。
杭の側断面図である。
杭の側断面図である。
杭の側断面図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 深さ方向の任意の位置で損傷を受けた中
杭基礎杭の補修方法において、前記損傷を受けた位置を
特定した後、前記中空基礎杭の孔内に補強材を挿入し、
前記損傷を受けた位置で前記補強材を固定することを特
徴とする中空基礎杭の補修方法。 - 【請求項2】 前記補強材が長さ方向に継ぎ足し可能な
短尺のパイプより構成されており、該補強材を複数本継
ぎ足した状態で中空基礎杭の孔内に挿入し固定すること
を特徴とする請求項1記載の中空基礎杭の補修方法。 - 【請求項3】 前記補強材が短尺のパイプより構成され
ており、前記中空基礎杭の孔内に複数の補強材を吊り下
げて挿入する際に、下側の補強材の吊り下げ材を上側の
補強材の内部に挿通させることを特徴とする請求項1記
載の中空基礎杭の補修方法。 - 【請求項4】 前記補強材が金属パイプとその外周に配
された膨脹性材料とから構成されており、水分の吸収に
よって前記膨脹性材料を膨脹させて中空基礎杭の孔壁に
圧接させることにより、補強材を中空基礎杭の孔内に固
定することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載
の中空基礎杭の補修方法。 - 【請求項5】 前記補強材と中空基礎杭の孔壁との隙間
にモルタル等の充填材を充填固化させることで、補強材
を中空基礎杭の内部に固定することを特徴とする請求項
1〜3のいずれかに記載の中空基礎杭の補修方法。 - 【請求項6】 前記補強材をパイプ材から構成した場合
に、その内部にモルタル等の充填材を充填固化させるこ
とを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の中空基
礎杭の補修方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33005696A JP3579815B2 (ja) | 1996-12-10 | 1996-12-10 | 中空基礎杭の補修方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33005696A JP3579815B2 (ja) | 1996-12-10 | 1996-12-10 | 中空基礎杭の補修方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10168925A true JPH10168925A (ja) | 1998-06-23 |
| JP3579815B2 JP3579815B2 (ja) | 2004-10-20 |
Family
ID=18228294
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33005696A Expired - Fee Related JP3579815B2 (ja) | 1996-12-10 | 1996-12-10 | 中空基礎杭の補修方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3579815B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014227735A (ja) * | 2013-05-23 | 2014-12-08 | 株式会社大林組 | 杭基礎構造、及び、杭基礎構造の構築方法 |
| KR102044636B1 (ko) * | 2018-08-29 | 2019-11-13 | 이종우 | 콘크리트파일 |
-
1996
- 1996-12-10 JP JP33005696A patent/JP3579815B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014227735A (ja) * | 2013-05-23 | 2014-12-08 | 株式会社大林組 | 杭基礎構造、及び、杭基礎構造の構築方法 |
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3579815B2 (ja) | 2004-10-20 |
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