JPH10169191A - 鋼材の接合構造およびこれに用いられるブッシング - Google Patents

鋼材の接合構造およびこれに用いられるブッシング

Info

Publication number
JPH10169191A
JPH10169191A JP8334310A JP33431096A JPH10169191A JP H10169191 A JPH10169191 A JP H10169191A JP 8334310 A JP8334310 A JP 8334310A JP 33431096 A JP33431096 A JP 33431096A JP H10169191 A JPH10169191 A JP H10169191A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steel
bushing
hole
steel materials
joined
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8334310A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3896179B2 (ja
Inventor
Nobutaka Tamura
暢崇 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HOUSING TAMURA KK
Original Assignee
HOUSING TAMURA KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by HOUSING TAMURA KK filed Critical HOUSING TAMURA KK
Priority to JP33431096A priority Critical patent/JP3896179B2/ja
Publication of JPH10169191A publication Critical patent/JPH10169191A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3896179B2 publication Critical patent/JP3896179B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
  • Bolts, Nuts, And Washers (AREA)
  • Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)
  • Bridges Or Land Bridges (AREA)
  • Forms Removed On Construction Sites Or Auxiliary Members Thereof (AREA)
  • Lining And Supports For Tunnels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 相互に接合される鋼材の相対位置がずれてい
る場合であっても、手間のかかる作業を必要とすること
なく、鋼材の接合一体化作業を容易に行うことができる
とともに、確実な応力伝達を図る。 【解決手段】 接続用プレート7,8には、それぞれ鋼
殻1A、1Aないしは連結材3と整合する位置に貫通孔
9,10が形成されている。それぞれの貫通孔内には、
ブッシング11が嵌合される。ブッシング11には、そ
の回転中心に対して偏心した軸方向に延びる挿通孔13
が形成されている。ブッシング11,12を回転する
と、挿通孔13の絶対位置が回転中心を中心として変化
する。セグメント1側の貫通孔と連結材3の貫通孔との
位置がずれていても、ブッシング11,12を適宜回転
することにより、それぞれに形成された挿通孔13を整
合させることができる。挿通孔13にボルトを挿通して
ナットを締結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば鋼材の接
合構造およびこれに用いられるブッシングに関し、より
詳細には、トンネルの掘削内周面に沿って複数設置され
ることによりトンネル覆工体を構成するセグメントを隣
接するセグメントの当接面において互いに接合するため
のセグメントの接合構造、または柱と梁とを接合するた
め、それぞれに一体化されたプレートを互いに接合する
ための接合構造、さらにはトラス型橋梁の主構を構築す
るために鋼材を接合する接合構造、並びにこれに用いら
れるブッシングに関する。
【0002】
【従来の技術】特に、都市土木の分野において、地中に
トンネルを掘削形成して行くための工法としてシールド
工法が知られている。このシールド工法は、先端に切削
カッターを備えた筒状のシールド掘進機を使用し、これ
を前進させてトンネルを掘削してゆくとともに、トンネ
ルの掘削内周面には、これに沿って多数のセグメントを
設置することにより、トンネル覆工体を形成しながらト
ンネルを構築して行くものである。
【0003】近年、シールド掘進機による掘削断面を有
効に活用することを目的として、矩形断面のシールド掘
進機によるシールド工法が開発されており、かかる矩形
断面のシールド工法においても、セグメントを断面矩形
状に組み立てて、トンネルの掘削内周面を覆う覆工体が
形成されることになる。
【0004】このようなセグメントにより履工された断
面矩形状のトンネルを、計画断面の外周部に沿って複数
掘削形成した後、隣接するセグメント間を止水して掘削
するとともに両者を連結し、該連結部に配筋してコンク
リートを打設することにより本体構造物を構築し、さら
に当該本体構造物により覆われた内部空間を掘削するこ
とにより、大型地下構造物(道路トンネル、鉄道トンネ
ル、地下駐車場等)を構築する工法が知られている。
【0005】隣接する二つのセグメントを連結する方法
としては、二つのセグメント間に跨るように鉄筋を配筋
してコンクリートを打設したり、両セグメントの側部間
に跨る鋼材をあてがい、それぞれのセグメントおよび鋼
材の当接部に形成されたボルト孔を合致させ、双方のボ
ルト孔にボルトを挿通し、ナットを締め付けるボルト結
合することが行われている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、隣接する二
つのセグメントを強固に接合し、応力伝達を確実にする
ためには、コンクリート打設による前者の方法にあって
は配筋数を増大する必要があるし、ボルト接合する後者
の方法にあっては、鋼材の厚さやボルトの締結箇所を増
加する必要がある。
【0007】しかしながら、このようなセグメントの接
合方法によれば、隣接するセグメントの当接面におい
て、ボルト孔の位置合わせするための作業に手間がかか
るし、当該当接面においてボルト孔による断面欠損が生
じることになる。しかも、隣接するセグメントの相対位
置は、施工誤差などにより、高低差を生じたり設計位置
より離間したり接近したりすることが多いため、あらか
じめボルト孔が形成されていてもこれらを整合させるこ
とが困難となる場合もある。
【0008】このような課題は、上記セグメントの接合
構造のみならず、柱と梁とを接合するためそれぞれに一
体化されたプレートを互いに接合するための接合構造、
さらにはトラス型橋梁の主構を構築するために鋼材を接
合する接合構造などの鋼材の接合構造においても、同様
に生ずる。
【0009】そこで、この発明は、このような従来の課
題に着目してなされたもので、相互に接合される鋼材の
相対位置がずれている場合であっても、手間のかかる作
業を必要とすることなく、鋼材の接合一体化作業を容易
に行うことができるとともに、確実な応力伝達を図るこ
とのできる鋼材の接合構造およびこれに用いられるブッ
シングを提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成になされたもので、請求項1にかかる発明は、次の
各要件(1)〜(3)を具備し、相互に密接ないし近接
した対面状態で複数の鋼材を接合することを特徴とする
鋼材の接合構造に関するものである。(1)それぞれの
鋼材には一または複数の貫通孔が形成され、該貫通孔の
うち少なくともいずれかが、相互に接合される鋼材を重
ね合わせたときに該鋼材の重なり部に位置している。貫
通孔は、断面形状が円形である。(2)相互に接合され
る鋼材の重なり部に位置する貫通孔には、対面する鋼材
の少なくともいずれかにブッシングが回転自在に収納さ
れる。ブッシングの外径は貫通孔の内径とほぼ同径であ
る。ブッシングには、回転軸と偏心した挿通孔が形成さ
れている。(3)相互に接合される鋼材の少なくともい
ずれかに設けられたブッシングの挿通孔を整合させた状
態で複数の挿通孔に跨ってピン、リベットまたはボルト
等の連結具を挿通して接合が行われる。
【0011】請求項2にかかる発明は、次の各要件
(1)〜(3)を具備し、相互に密接ないし近接した対
面状態で複数の鋼材を接合することを特徴とする鋼材の
接合構造に関するものである。(1)それぞれの鋼材に
は一または複数の貫通孔が形成され、該貫通孔のうち少
なくともいずれかが、相互に接合される鋼材を重ね合わ
せたときに該鋼材の重なり部に位置している。貫通孔
は、断面形状が円形である。(2)相互に接合される鋼
材の重なり部に位置する貫通孔には、対面する鋼材のい
ずれか一方にブッシングが回転自在に収納される。ブッ
シングの外径は貫通孔の内径とほぼ同径である。ブッシ
ングには、回転軸と偏心した挿通孔が形成されている。
(3)相互に接合される鋼材のいずれかに設けられたブ
ッシングの挿通孔と他方に形成された貫通孔とを整合さ
せた状態で該ブッシングの挿通孔および貫通孔に跨って
ピン、リベットまたはボルト等の連結具を挿通して接合
が行われる。
【0012】請求項3にかかる発明は、相互に接合され
る鋼材の他方に形成された貫通孔と、前記ピン、リベッ
トまたはボルト等の連結具との間に硬化材が注入されて
なることを特徴とするものである。。
【0013】請求項4にかかる発明は、前記ブッシング
には、軸方向の一端側にフランジが形成されていること
を特徴とするものである。
【0014】請求項5にかかる発明は、前記ブッシング
に形成されるフランジの内側、および該フランジが当接
する貫通孔の周縁のうち少なくともいずれかが粗面加工
されていることを特徴とする。
【0015】請求項6にかかる発明は、前記ブッシング
に形成される挿通孔は、該ブッシングの回転軸を回避し
て形成されていることを特徴とする。
【0016】請求項7にかかる発明は、前記鋼材の重な
り部は、他の部位より極厚になっていることを特徴とす
る。
【0017】請求項8にかかる発明は、前記極厚部は、
前記鋼材と別体となっている補強プレートであり、該補
強プレートは、該鋼材に隅肉溶接されていることを特徴
とする。
【0018】請求項9にかかる発明は、前記鋼材はC形
鋼またはH形鋼であり、前記補強プレートが該C形鋼ま
たはH形鋼のウエブおよび上下フランジの内面に接触す
るよう嵌合配置されていることを特徴とする。
【0019】請求項10にかかる発明は、前記鋼材は、
トンネルの掘削内周面に沿って複数設置されることによ
りトンネル覆工体を構成し、隣接するセグメントとの当
接面において相互に接合されるものであることを特徴と
する。
【0020】請求項11にかかる発明は、前記鋼材は、
柱に一体化された第1のプレートと、該第1のプレート
との間で相互に密接ないし近接した対面状態となり、か
つ梁または該梁に一体化された第2のプレートであるこ
とを特徴とする。
【0021】請求項12にかかる発明は、請求項1ない
し11のいずれかに記載の鋼材の接合構造に用いられる
回転体であって、相互に接合される鋼材に形成された貫
通孔に回転自在に収納されるとともに、外径が該貫通孔
の内径とほぼ同径で、かつ回転軸と偏心した挿通孔が形
成されていることを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】次に、この発明の好ましい実施の
形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
この実施形態にかかる鋼材の接続構造は、図1に示すよ
うに、鋼材であるセグメント1により履工された断面矩
形状のトンネル2を、計画断面の外周部に沿って複数掘
削形成した後、隣接するセグメント1,1間を止水して
掘削するとともに両者を連結する構造に関するものであ
る。
【0023】セグメント1,1は、H形鋼等の形鋼や鋼
板等の鋼材を、溶接等により組み付けてなる鋼製のもの
で、補強リブなどにより補強されて、周囲の地盤からの
荷重に耐え得る強固な構造を備えている。
【0024】セグメント1,1を接続する構造は、ま
ず、図1のA部拡大断面図である図2に示されるよう
に、セグメント1,1間に跨ってC形鋼もしくはH形鋼
からなる連結材3(本実施形態では、C形鋼)があてが
われる。セグメント1,1を構成する鋼殻1A,1Aと
連結材3の重なり部には、それぞれ、複数(本実施形態
では2×2で配置された計4個)の貫通孔5,6が、相
互に一部が重なり合う位置に形成されている。すべての
貫通孔5,6は断面形状が円形である。また、本実施形
態では、すべての貫通孔5,6が同径となっているが、
異径であってもよい。なお、図2の例では、セグメント
1側の鋼殻1Aに形成された貫通孔5と連結材3に形成
された貫通孔6との位置が整合している。
【0025】鋼殻1Aの内側と連結材3の内側には、鋼
殻1Aと連結材3との重なり部と同等な平面形態を有
し、かつ極厚の接続用プレート7,8が配置されてい
る。連結材3側の接続用プレート8は、ウェブおよび上
下フランジの内面に嵌合されているとともにすべての面
で隅肉溶接されている。接続用プレート7,8には、そ
れぞれ鋼殻1A、1Aないしは連結材3と整合する位置
に貫通孔9,10が形成されている。
【0026】そして、それぞれの貫通孔5,6内には、
図3(a),(b)または図4(a),(b)に示され
る形態を有するブッシング11または12が嵌合される
(図2では、ブッシング11が嵌合されている)。貫通
孔5,6の内径とブッシング11、12の外径とはほぼ
一致しており、ブッシング11,12は接続用プレート
7,8に対して回転可能となっている。なお、このよう
な回転を可能とするため、ブッシング11,12の厚さ
寸法は接続用プレート7,8の厚さ寸法と鋼殻1Aまた
は連結材3との合計寸法より若干小さくなっている。
【0027】ブッシング11,12には、その回転中心
に対して偏心した軸方向に延びる挿通孔13が形成され
ている。ブッシング11はフランジ11aを備えたもの
であり、ブッシング12はフランジを備えないものであ
って、これらのブッシングは適宜使用される。図3およ
び図4の例では、ブッシング11,12の回転中心より
外側に挿通孔13が配置されているため、ブッシング1
1,12を回転すると、挿通孔13の絶対位置が回転中
心を中心として変化することになるが、本発明において
偏心量は任意である。本実施形態では、セグメント1側
の貫通孔5と連結材3の貫通孔6との位置がずれていて
も、貫通孔5,6が挿通孔13より大きい重なりを有し
ていれば、図5(a),(b),(c)に示すように、
ブッシング11,12を適宜回転することにより、それ
ぞれに形成された挿通孔13を整合させることができる
のである。
【0028】図6(a),(b),(c)は、本発明に
かかる鋼材の接合構造の実施方法を順に示すものであ
る。すなわち、まず同図(a)に示されるように、隣接
するセグメント1,1の鋼殻1A、1A間に連結材3を
水平状態であてがい、図中二点鎖線で示されるようにシ
ャコ万等を用いて仮止めをする。本例では、左側のセグ
メント1に対し、右側のセグメント1がわずかに上方に
位置ずれした状態を示している。連結材3をあてがう際
には、できるだけ多くの(すべてが好ましい)貫通孔
5,6が挿通孔13より大きい重なりを有するようにそ
の高さ位置あるいは傾斜を任意に設定する。
【0029】次いで、一方の鋼殻1A(図6では左側)
と連結材3との重なり部に設けられる接続用プレート
7,8に形成されたすべての貫通孔9,10にブッシン
グ11または12が嵌合される。本例では、ブッシング
は、連結材の仮止め後に嵌合しているが、仮止め前に嵌
合することもできる。そして、ブッシング11,12を
適宜回転させることにより、両者の挿通孔13,13を
整合させた後、挿通孔13,13にボルトBを挿通して
ナットNを締結する。
【0030】さらに、他方の鋼殻1A(同図中で右側)
と連結材3との重なり部においても、同様に、すべての
貫通孔5,6にブッシング11または12を嵌合し、ブ
ッシング11,12を適宜回転させることで両者の挿通
孔13,13を整合させ、ボルトBを挿通してナットN
を締結する。
【0031】その後、ボルトナットを本締めすることに
より、隣接した二つのセグメント1,1間が連結材3を
介して剛接合され、鋼殻1A、連結材3のメタルタッチ
効果により、効率よく応力伝達を行うことが可能にな
る。本実施形態では、接続用プレート8が、C形鋼また
はH形鋼の上下フランジの内面に接触するよう嵌合配置
されているとともに、プレート7,8が隅肉溶接されて
いるので、応力伝達が確実になる。なお、上記ボルト
B,ナットNに代えて、ピン、リベットなどの他の連結
具を用いてもよいことはもちろんである。
【0032】上記より、本発明によれば、従来のように
コンクリートを打設する作業を要することなく、ボルト
締結箇所を低減することができて断面欠損を抑えること
ができる。
【0033】以上のように、セグメント1側の貫通孔5
と連結材3の貫通孔6との位置がずれていても、ブッシ
ング11,12を適宜回転することにより、それぞれに
形成された挿通孔13,13を整合させることができ、
セグメント1の鋼殻1A、1Aを連結材3を介して剛接
合することができるのである。
【0034】図7から図12は、隣接するセグメント
1,1の相対位置が種々の態様をもってずれている場合
であってもこれらのセグメント鋼殻1A,1Aを剛接合
することができることを示している。以下、“高低広
狭”とは、あらかじめ計画された位置に対してそれぞれ
高い、低い、広い、狭いということを意味する。
【0035】図7は左側に位置する鋼殻1Aに対し右側
に位置する鋼殻1Aがわずかに高い場合、図8はわずか
に低い場合をそれぞれ示している。図7,8では連結材
3が水平状態で配置されており、波線より右側に図示さ
れる位置関係が連結材3を水平状態で配置する場合の同
図における最大高低差を示している。
【0036】これに対し、図9,図10は、左側に位置
する鋼殻1Aに対し右側に位置する鋼殻1Aが大きく高
い場合、または大きく低い場合をそれぞれ示している。
このような場合には、連結材3を水平状態としたままで
ブッシング11,12の挿通孔13,13を整合させる
ことは困難な場合が多いので、前者では右上がりに、後
者では左上がりに連結材3を傾斜させることで貫通孔
9,10(ブッシング11,12)の重なり代を確保す
る。このような場合であっても、ブッシング11,12
を整合することができるので、セグメント1,1を剛接
合することができる。
【0037】図11,図12は、左右に位置する鋼殻1
A、1Aの間隔が広い場合と狭い場合とをそれぞれ示し
ている。
【0038】なお、図7から図12では、同一垂直平面
内において隣接するセグメント1,1の鋼殻1A、1A
の相対位置が設計位置よりずれた場合について説明した
が、トンネルの軸方向、すなわち図1および図6におけ
る紙面と直交する方向、または図2における左右方向に
ずれた場合には、鋼殻1Aと連結材3との間に所定厚さ
の板状鋼材であるスペーサを介在させることにより、容
易に対応することができる。
【0039】ここで、スペーサは、上述したように板状
鋼材であってもよいし、H形鋼の上下フランジ内に極厚
の接続用プレートを嵌合配置して形成されるものであっ
てもよいし、これに板状鋼材を組み合わせたものであっ
てもよい。
【0040】図13は本発明の変形例を一図中に示して
いる。まず同図では、鋼殻1Aと連結材3との間に表面
に摩擦処理加工がなされたプレート20が介在されてい
る。同図中で左下に示される21はワッシャであり、ブ
ッシング12と組み合わせて使用することができる。ま
た、左上に示される例はブッシングを介さずに右上に示
されるブッシングと接合されるものであり、右側に示さ
れる例はプレート7の端面に対面する表面に摩擦処理加
工が施された他のプレート22がさらにあてがわれてい
る。右下に示される例はプレート22にグラフト等の硬
化剤を注入する注入口22aが形成され、プレート7に
はこの注入口22aと連通するグラフト室23が形成さ
れている。以上の各例によっても上述した実施形態と同
様の効果が得られる。図13に示された変形例は、上述
した、あるいは後述する他の実施形態と一種または二種
以上を任意に組み合わせて実施することができ、これら
の組み合わせにかかる実施例も本発明の範囲内に含まれ
るものである。
【0041】なお、この発明は上記実施の態様のもの限
定されるものではなく、各請求項に記載された構成の範
囲内において、種々変更して採用することができる。例
えば、接続用プレート7,8を隅肉溶接することは本発
明において必須ではなく、嵌合するだけであってもよい
し、嵌合できない形態のものにあっては鋼材の内面にあ
てがうだけであってもよい。また、接続用プレートを用
いることなく、鋼殻1Aまたは連結材3に該プレートに
相当する肉厚部を形成してもよい。
【0042】また、ブッシング11,12に形成される
フランジ11aの内側、および該フランジ11aが当接
する貫通孔の周縁のうち少なくともいずれかを粗面加工
することが好ましい。
【0043】ブッシング11,12は、その回転中心と
偏心したサブブッシングをブッシングに対して回転可能
に設け、前記挿通孔13を該サブブッシングの回転中心
に対して偏心して設けることもできる。この場合、接合
される二つの鋼材間の微調整を図ることができる。
【0044】また、この発明の接合構造を、矩形断面の
シールドトンネル内に覆工体を設けるべく、セグメント
をトンネルの周方向に接続一体化するために採用する場
合について記載したが、セグメントをトンネルの軸方向
に接続一体化するために使用することもでき、矩形断面
のみならず円形やその他の断面形状の覆工体を設けるべ
く採用することもできる。
【0045】また、この発明の接合構造およびこれに用
いられるブッシングは、シールド工法のみならず、トン
ネル掘進機によるトンネル工法等の、その他のトンネル
工法において使用されるセグメントを接続一体化するた
めに用いることもできる。
【0046】さらに、この発明の接合構造およびこれに
用いられるブッシングは、柱と梁とを接合するため、そ
れぞれに一体化されたプレートを互いに接合するための
接合構造、さらにはトラス型橋梁の主構を構築するため
に鋼材を接合する接合構造にも適用することができる。
【0047】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、この発明の
鋼材の接合構造およびこれに用いられるブッシングによ
れば、多数の配筋後にコンクリートを打設したり手間の
かかる作業を必要とすることなく、二つの鋼材の接合一
体化作業を容易に行うことができるとともに、メタルタ
ッチ効果により、強度不足を生じることなく効率の良い
応力伝達を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される大型地下構造部の例を示す
断面図である。
【図2】図1の拡大されたA部断面図である。
【図3】(a)は本発明にかかるブッシングの断面図、
(b)は同平面図である。
【図4】(a)はブッシングの他の例を示す断面図、
(b)は同平面図である。
【図5】(a),(b),(c)はブッシングの作用説
明図である。
【図6】(a),(b),(c)は本発明の作業手順を
示す側面図である。
【図7】本発明の作用を説明するモデル的な側面図であ
る。
【図8】本発明の作用を説明するモデル的な側面図であ
る。
【図9】本発明の作用を説明するモデル的な側面図であ
る。
【図10】本発明の作用を説明するモデル的な側面図で
ある。
【図11】本発明の作用を説明するモデル的な側面図で
ある。
【図12】本発明の作用を説明するモデル的な側面図で
ある。
【図13】本発明の他の実施形態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 セグメント 1A 鋼殻 3 連結材 5,6 貫通孔 7,8 接続用プレート 9,10 貫通孔 11,12 ブッシング 13 挿通孔 B ボルト N ナット

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の各要件(1)〜(3)を具備し、相
    互に密接ないし近接した対面状態で複数の鋼材を接合す
    ることを特徴とする鋼材の接合構造。 (1)それぞれの鋼材には一または複数の貫通孔が形成
    され、該貫通孔のうち少なくともいずれかが、相互に接
    合される鋼材を重ね合わせたときに該鋼材の重なり部に
    位置している。貫通孔は、断面形状が円形である。 (2)相互に接合される鋼材の重なり部に位置する貫通
    孔には、対面する鋼材の少なくともいずれかにブッシン
    グが回転自在に収納される。ブッシングの外径は貫通孔
    の内径とほぼ同径である。ブッシングには、回転軸と偏
    心した挿通孔が形成されている。 (3)相互に接合される鋼材の少なくともいずれかに設
    けられたブッシングの挿通孔を整合させた状態で複数の
    挿通孔に跨ってピン、リベットまたはボルト等の連結具
    を挿通して接合が行われる。
  2. 【請求項2】 次の各要件(1)〜(3)を具備し、相
    互に密接ないし近接した対面状態で複数の鋼材を接合す
    ることを特徴とする鋼材の接合構造。 (1)それぞれの鋼材には一または複数の貫通孔が形成
    され、該貫通孔のうち少なくともいずれかが、相互に接
    合される鋼材を重ね合わせたときに該鋼材の重なり部に
    位置している。貫通孔は、断面形状が円形である。 (2)相互に接合される鋼材の重なり部に位置する貫通
    孔には、対面する鋼材のいずれか一方にブッシングが回
    転自在に収納される。ブッシングの外径は貫通孔の内径
    とほぼ同径である。ブッシングには、回転軸と偏心した
    挿通孔が形成されている。 (3)相互に接合される鋼材のいずれかに設けられたブ
    ッシングの挿通孔と他方に形成された貫通孔とを整合さ
    せた状態で該ブッシングの挿通孔および貫通孔に跨って
    ピン、リベットまたはボルト等の連結具を挿通して接合
    が行われる。
  3. 【請求項3】 相互に接合される鋼材の他方に形成され
    た貫通孔と、前記ピン、リベットまたはボルト等の連結
    具との間に硬化材が注入されてなることを特徴とする請
    求項2に記載の鋼材の接合構造。
  4. 【請求項4】 前記ブッシングには、軸方向の一端側に
    フランジが形成されていることを特徴とする請求項1な
    いし3のいずれかの項に記載の鋼材の接合構造。
  5. 【請求項5】 前記ブッシングに形成されるフランジの
    内側、および該フランジが当接する貫通孔の周縁のうち
    少なくともいずれかが粗面加工されていることを特徴と
    する請求項1ないし4のいずれかの項に記載の鋼材の接
    合構造。
  6. 【請求項6】 前記ブッシングに形成される挿通孔は、
    該ブッシングの回転軸を回避して形成されていることを
    特徴とする請求項1ないし5のいずれかの項に記載の鋼
    材の接合構造。
  7. 【請求項7】 前記鋼材の重なり部は、他の部位より極
    厚になっていることを特徴とする請求項1ないし6のい
    ずれかの項に記載の鋼材の接合構造。
  8. 【請求項8】 前記極厚部は、前記鋼材と別体となって
    いる補強プレートであり、該補強プレートは、該鋼材に
    隅肉溶接されていることを特徴とする請求項7に記載の
    鋼材の接合構造。
  9. 【請求項9】 前記鋼材はC形鋼またはH形鋼であり、
    前記補強プレートが該C形鋼またはH形鋼のウエブおよ
    び上下フランジの内面に接触するよう嵌合配置されてい
    ることを特徴とする請求項7または8に記載の鋼材の接
    合構造。
  10. 【請求項10】 前記鋼材は、トンネルの掘削内周面に
    沿って複数設置されることによりトンネル覆工体を構成
    し、隣接するセグメントとの当接面において相互に接合
    されるものであることを特徴とする請求項1ないし9の
    いずれかの項に記載の鋼材の接合構造。
  11. 【請求項11】 前記鋼材は、柱に一体化された第1の
    プレートと、該第1のプレートとの間で相互に密接ない
    し近接した対面状態となり、かつ梁または該梁に一体化
    された第2のプレートであることを特徴とする請求項1
    ないし9のいずれかの項に記載の鋼材の接合構造。
  12. 【請求項12】 請求項1ないし11のいずれかに記載
    の鋼材の接合構造に用いられ、相互に接合される鋼材に
    形成された貫通孔に回転自在に収納されるとともに、外
    径が該貫通孔の内径とほぼ同径で、かつ回転軸と偏心し
    た挿通孔が形成されていることを特徴とするブッシン
    グ。
JP33431096A 1996-12-13 1996-12-13 鋼材の接合構造 Expired - Lifetime JP3896179B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33431096A JP3896179B2 (ja) 1996-12-13 1996-12-13 鋼材の接合構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33431096A JP3896179B2 (ja) 1996-12-13 1996-12-13 鋼材の接合構造

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006238191A Division JP4189418B2 (ja) 2006-09-01 2006-09-01 鋼材の接合構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10169191A true JPH10169191A (ja) 1998-06-23
JP3896179B2 JP3896179B2 (ja) 2007-03-22

Family

ID=18275929

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33431096A Expired - Lifetime JP3896179B2 (ja) 1996-12-13 1996-12-13 鋼材の接合構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3896179B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008057578A (ja) * 2006-08-29 2008-03-13 Chugoku Electric Power Co Inc:The 連結構造及び連結方法
CN103807276A (zh) * 2014-01-22 2014-05-21 昆山协多利金属有限公司 一种垫片
JP2015175213A (ja) * 2014-03-18 2015-10-05 株式会社熊谷組 トンネル覆工用のセグメント及びそのリング継手板
CN111472915A (zh) * 2020-05-28 2020-07-31 重庆红江机械有限责任公司 一种滚轮销组件、导向活塞及喷油泵
JP2020197100A (ja) * 2019-06-05 2020-12-10 清水建設株式会社 セグメントリング間継手、セグメント、及びセグメント組立方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008057578A (ja) * 2006-08-29 2008-03-13 Chugoku Electric Power Co Inc:The 連結構造及び連結方法
CN103807276A (zh) * 2014-01-22 2014-05-21 昆山协多利金属有限公司 一种垫片
JP2015175213A (ja) * 2014-03-18 2015-10-05 株式会社熊谷組 トンネル覆工用のセグメント及びそのリング継手板
JP2020197100A (ja) * 2019-06-05 2020-12-10 清水建設株式会社 セグメントリング間継手、セグメント、及びセグメント組立方法
CN111472915A (zh) * 2020-05-28 2020-07-31 重庆红江机械有限责任公司 一种滚轮销组件、导向活塞及喷油泵

Also Published As

Publication number Publication date
JP3896179B2 (ja) 2007-03-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2018131865A (ja) トンネル支保工
JPH10169191A (ja) 鋼材の接合構造およびこれに用いられるブッシング
JP4566914B2 (ja) 再接合セグメント及び連結トンネルの構築方法
JPH10227199A (ja) 大断面トンネルの施工方法
JP4131467B2 (ja) トンネル支保構造およびトンネル支保工法
JP4143430B2 (ja) 組立鋼殻及びトンネル拡大部覆工
JP4584498B2 (ja) 補強リング及び継手板の取付け構造
JP7587964B2 (ja) シールドトンネルの覆工構造
JP4189418B2 (ja) 鋼材の接合構造
JP3939309B2 (ja) セグメント形立坑ケーシング
JP3584416B2 (ja) トンネルおよびその構築方法
JPH10115197A (ja) 鋼材のジョイント構造およびこれに用いられる補強プレート
JP2022121244A (ja) 補強構造及び補強方法
JP2988370B2 (ja) セグメントの接合部構造
JPH09177334A (ja) 既設柱の補強方法
JP2645890B2 (ja) 掘削穴の覆工用筒状壁体
JP4066279B2 (ja) 鋼製セグメントの連結部補強構造
JP2015059395A (ja) トンネル接続構造およびトンネル接続方法
JP2691156B2 (ja) 掘削穴の覆工用筒状壁体
JP2725972B2 (ja) 地下構造物の構築方法およびそれに用いるセグメントピース
JPH0748846A (ja) ソイルセメント柱列壁を利用した合成地下壁の構築方法
JP2750353B2 (ja) 掘削穴の覆工用筒状壁体
JP6811299B1 (ja) Bセグメントとkセグメントからなるセグメントセット、切り開きトンネル及びその施工方法
JP2000199400A (ja) 掘削孔における覆工体の構造及びその施工方法
JPH0681393A (ja) 鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁接合部における仕口構造

Legal Events

Date Code Title Description
A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20031210

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050906

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060704

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060901

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20060922

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20060922

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20060922

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061121

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061218

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091222

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101222

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111222

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121222

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131222

Year of fee payment: 7

EXPY Cancellation because of completion of term