JPH10169490A - 成層燃焼内燃機関のアイドル回転数制御装置 - Google Patents
成層燃焼内燃機関のアイドル回転数制御装置Info
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- JPH10169490A JPH10169490A JP33226396A JP33226396A JPH10169490A JP H10169490 A JPH10169490 A JP H10169490A JP 33226396 A JP33226396 A JP 33226396A JP 33226396 A JP33226396 A JP 33226396A JP H10169490 A JPH10169490 A JP H10169490A
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Abstract
制御装置において、アイドリング時の燃焼が不安定とな
ってしまうのを防止する。 【解決手段】エンジン1の第1吸気弁6a及び第2吸気
弁6b近傍のシリンダヘッド4内壁面周辺部には燃料噴
射弁11が配置され、燃料噴射弁11からの燃料は、直
接的に気筒1a内に噴射される。吸気ダクト20内には
ステップモータ22によって開閉されるスロットル弁2
3が配設されている。電子制御装置(ECU)30は、
エンジン1のアイドリング時に、成層燃焼のみならず均
質燃焼でのアイドル回転数制御、つまり、燃料噴射量の
制御のみならず、吸入空気量の制御を行うことによりア
イドル回転数制御を行う。そのため、燃焼状態の安定化
が図られる。また、ECU30は、本制御に際し、燃焼
状態に応じた制御量という概念を用いる。
Description
る内燃機関のアイドル回転数制御装置に関するものであ
る。
においては、燃料噴射弁からの燃料は吸気ポートに噴射
され、燃焼室には予め燃料と空気との均質混合気が供給
される。かかるエンジンでは、アクセル操作に連動する
スロットル弁によって吸気通路が開閉され、この開閉に
より、エンジンの燃焼室に供給される吸入空気量(結果
的には燃料と空気とが均質に混合された気体の量)が調
整され、もってエンジン出力が制御される。
術では、スロットル弁の絞り動作に伴って大きな吸気負
圧が発生し、ポンピングロスが大きくなって効率は低く
なる。これに対し、スロットル弁の絞りを小とし、燃焼
室に直接燃料を供給することにより、点火プラグの近傍
に可燃混合気を存在させ、当該部分の空燃比を高めて、
着火性を向上するようにしたいわゆる「成層燃焼」とい
う技術が知られている。かかる技術においては、エンジ
ンの低負荷時には、噴射された燃料が、点火プラグ周り
に偏在供給されるとともに、スロットル弁がほぼ全開に
開かれて成層燃焼が実行される。これにより、ポンピン
グロスの低減が図られ、燃費の向上が図られる。
て、例えば特開平4−370343号公報に開示された
ものが知られている。この技術では、運転条件により成
層燃焼又は均質燃焼のいずれかの燃焼方式が採用され、
少なくとも低・中負荷時には成層燃焼の燃料噴射及び点
火が制御され、高負荷時には均質燃焼の燃料噴射及び点
火が制御される。そして、エンジンのアイドリング時に
は、冷却水温に応じて燃料噴射量のみが増減制御され
る。このような技術により、低負荷時の成層燃焼が良好
に保たれるとともに、冷間時の暖機の促進が図られてい
る。
報に記載された技術においては、次に記すような問題が
生じうる。すなわち、アイドリング時において、成層燃
焼が行われた場合に、エンジンの燃焼状態が悪くなる場
合が生じうる。かかる場合において、成層燃焼によるア
イドル回転数の制御、つまり、燃料噴射量の増減制御が
行われた場合には、燃焼が不安定となってしまうおそれ
があった。
のであって、その目的は、成層燃焼を行いうる内燃機関
のアイドル回転数制御装置において、アイドリング時の
燃焼が不安定となってしまうのを防止することのできる
成層燃焼内燃機関のアイドル回転数制御装置を提供する
ことにある。
に、請求項1に記載の発明においては、図1に示すよう
に、成層燃焼及び均質燃焼を行いうる内燃機関M1と、
前記内燃機関M1の運転状態を検出する運転状態検出手
段M2と、前記運転状態検出手段M2の検出結果に基づ
き、制御量を算出し、その制御量に基づいて前記内燃機
関M1のアイドリング時の回転数を制御するための制御
手段M3とを備えた成層燃焼内燃機関のアイドル回転数
制御装置であって、前記運転状態検出手段M2の検出結
果に基づき、前記内燃機関M1の燃焼状態を成層燃焼と
するか均質燃焼とするかを判断する燃焼状態判断手段M
4と、前記燃焼状態判断手段M4により判断された燃焼
状態が均質燃焼状態であるとき、均質燃焼状態での前記
制御量を算出し、その制御量に基づいて前記内燃機関M
1のアイドリング時の回転数を制御する均質アイドル制
御手段M5とを設けたことをその要旨としている。
成層燃焼及び均質燃焼を行いうる内燃機関と、前記内燃
機関の運転状態を検出する運転状態検出手段と、前記運
転状態検出手段の検出結果に基づき、制御量を算出し、
その制御量に基づいて前記内燃機関のアイドリング時の
回転数を制御するための制御手段とを備えた成層燃焼内
燃機関のアイドル回転数制御装置であって、前記運転状
態検出手段の検出結果に基づき、前記内燃機関の燃焼状
態を成層燃焼とするか均質燃焼とするかを判断する燃焼
状態判断手段と、前記燃焼状態判断手段により判断され
た燃焼状態が成層燃焼状態の場合には、成層燃焼状態で
の前記制御量を算出し、その制御量に基づいて前記内燃
機関のアイドリング時の回転数を制御する成層アイドル
制御手段と、前記燃焼状態判断手段により判断された燃
焼状態が均質燃焼状態の場合には、均質燃焼状態での前
記制御量を算出し、その制御量に基づいて前記内燃機関
のアイドリング時の回転数を制御する均質アイドル制御
手段とを設けたことをその要旨としている。
項1又は2に記載の成層燃焼内燃機関のアイドル回転数
制御装置において、前記均質アイドル制御手段による前
記制御量は、前記内燃機関の吸入空気量であることをそ
の要旨としている。
項2に記載の成層燃焼内燃機関のアイドル回転数制御装
置において、前記成層アイドル制御手段による前記制御
量は、前記内燃機関に供給される燃料量であることをそ
の要旨としている。
項1から4のいずれかに記載の成層燃焼内燃機関のアイ
ドル回転数制御装置において、前記制御量は次回の制御
時に反映されるべき学習値であることをその要旨として
いる。
1から5のいずれかに記載の成層燃焼内燃機関のアイド
ル回転数制御装置において、前記制御量は、均質燃焼状
態か否かに関わりなく無次元のパラメータとして共有化
されたものであることをその要旨としている。
項3に記載の成層燃焼内燃機関のアイドル回転数制御装
置において、前記吸入空気量を調整するための手段は、
前記内燃機関の吸気通路に設けられたスロットル弁及び
該スロットル弁を開閉するためのアクチュエータよりな
る電子制御式スロットル機構、並びに吸気通路に設けら
れたスロットル弁をバイパスするバイパス吸気通路に設
けられたアイドルスピードコントロールバルブ及び該バ
ルブを開閉するためのアクチュエータよりなるISC機
構のうち少なくとも1つによって構成されていることを
その要旨としている。
ば、図1に示すように、成層燃焼及び均質燃焼を行いう
る内燃機関M1の運転状態が運転状態検出手段M2によ
り検出される。そして、その検出結果に基づき、制御手
段M3では、制御量が算出され、その制御量に基づいて
内燃機関M1のアイドリング時の回転数が制御される。
の検出結果に基づき、内燃機関M1の燃焼状態を成層燃
焼とするか均質燃焼とするかが、燃焼状態判断手段M4
により判断される。そして、判断された燃焼状態が均質
燃焼状態であるとき、均質アイドル制御手段M5では、
均質燃焼状態での制御量が算出され、その制御量に基づ
いて内燃機関M1のアイドリング時の回転数が制御され
る。
合には、均質燃焼状態でのアイドル回転数制御が行われ
ることととなる。そのため、燃焼状態の安定化が図られ
うる。
には請求項1に記載の発明と同等の作用が奏される。す
なわち、燃焼状態判断手段により判断された燃焼状態が
成層燃焼状態の場合には、成層アイドル制御手段によ
り、成層燃焼状態での制御量が算出され、その制御量に
基づいて内燃機関のアイドリング時の回転数が制御され
る。一方、燃焼状態判断手段により判断された燃焼状態
が均質燃焼状態の場合には、均質アイドル制御手段によ
り、均質燃焼状態での制御量が算出され、その制御量に
基づいて内燃機関のアイドリング時の回転数が制御され
る。
請求項1及び2に記載の発明の作用に加えて、前記均質
アイドル制御手段による前記制御量は、前記内燃機関の
吸入空気量である。従って、一般的な内燃機関(均質燃
焼のみを行う内燃機関)と同じく、吸入空気量が制御さ
れることでアイドル回転数が制御されることとなり、燃
焼状態のより一層の安定化が図られる。
請求項2に記載の発明の作用に加えて、前記成層アイド
ル制御手段による前記制御量は、前記内燃機関に供給さ
れる燃料量である。従って、成層燃焼を維持しつつアイ
ドル回転数の制御を行うことができ、ひいては燃費の向
上が図られうる。
請求項1から4に記載の発明の作用に加えて、前記制御
量は次回の制御時に反映されるべき学習値である。従っ
て、次回のアイドル回転数制御が行われる際に、燃焼状
態のいかんにかかわず、適切かつ安定したアイドル回転
数が確保されうる。
求項1から5に記載の発明の作用に加えて、前記制御量
は、均質燃焼状態か否かに関わりなく無次元のパラメー
タとして共有化されたものである。従って、1つのロジ
ックでもって、異なる制御対象に対する制御が可能とな
り、制御の簡素化が図られる。
請求項3に記載の発明の作用に加えて、前記吸入空気量
を調整するための手段は、前記内燃機関の吸気通路に設
けられたスロットル弁及び該スロットル弁を開閉するた
めのアクチュエータよりなる電子制御式スロットル機
構、並びに吸気通路に設けられたスロットル弁をバイパ
スするバイパス吸気通路に設けられたアイドルスピード
コントロールバルブ及び該バルブを開閉するためのアク
チュエータよりなるISC機構のうち少なくとも1つに
よって構成されている。従って、アイドル回転数を制御
するための別途のアクチュエータを特に設ける必要がな
い。
燃機関のアイドル回転数制御装置を具体化した一実施の
形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
された筒内噴射式エンジンのアイドル回転数制御装置を
示す概略構成図である。内燃機関としてのエンジン1
は、例えば4つの気筒1aを具備し、これら各気筒1a
の燃焼室構造が図3に示されている。これらの図に示す
ように、エンジン1はシリンダブロック2内にピストン
を備えており、当該ピストンはシリンダブロック2内で
往復運動する。シリンダブロック2の上部にはシリンダ
ヘッド4が設けられ、前記ピストンとシリンダヘッド4
との間には燃焼室5が形成されている。また、本実施の
形態では1気筒1aあたり、4つの弁が配置されてお
り、図中において、符号6aとして第1吸気弁、6bと
して第2吸気弁、7aとして第1吸気ポート、7bとし
て第2吸気ポート、8として一対の排気弁、9として一
対の排気ポートがそれぞれ示されている。
はヘリカル型吸気ポートからなり、第2の吸気ポート7
bはほぼ真っ直ぐに延びるストレートポートからなる。
また、シリンダヘッド4の内壁面の中央部には、点火プ
ラグ10が配設されている。この点火プラグ10には、
図示しないディストリビュータを介してイグナイタ12
からの高電圧が印加されるようになっている。そして、
この点火プラグ10の点火タイミングは、イグナイタ1
2からの高電圧の出力タイミングにより決定される。さ
らに、第1吸気弁6a及び第2吸気弁6b近傍のシリン
ダヘッド4内壁面周辺部には燃料噴射弁11が配置され
ている。すなわち、本実施の形態においては、燃料噴射
弁11からの燃料は、直接的に気筒1a内に噴射される
ようになっており、均質燃焼のみならず、いわゆる成層
燃焼も行われるようになっている。
ポート7a及び第2吸気ポート7bは、それぞれ各吸気
マニホルド15内に形成された第1吸気路15a及び第
2吸気路15bを介してサージタンク16内に連結され
ている。各第2吸気通路15b内にはそれぞれスワール
コントロールバルブ17が配置されている。これらのス
ワールコントロールバルブ17は共通のシャフト18を
介して、アクチュエータとしてのステップモータ19に
連結されている。このステップモータ19は、後述する
電子制御装置(以下単に「ECU」という)30からの
出力信号に基づいて制御される。
を介してエアクリーナ21に連結され、吸気ダクト20
内には、別途のステップモータ22によって開閉される
スロットル弁23が配設されている。つまり、本実施の
形態のスロットル弁23はいわゆる電子制御式のもので
あり、基本的には、ステップモータ22が前記ECU3
0からの出力信号に基づいて駆動されることにより、ス
ロットル弁23が開閉制御される。そして、このスロッ
トル弁23の開閉により、吸気ダクト20を通過して燃
焼室5内に導入される吸入空気量が調節されるようにな
っている。本実施の形態では、吸気ダクト20、サージ
タンク16並びに第1吸気路15a及び第2吸気路15
b等により、吸気通路が構成されている。また、スロッ
トル弁23の近傍には、その開度(スロットル開度T
A)を検出するためのスロットルセンサ25が設けられ
ている。なお、前記各気筒の排気ポート9には排気マニ
ホルド14が接続されている。そして、燃焼後の排気ガ
スは当該排気マニホルド14を介して図示しない排気ダ
クトへ排出されるようになっている。
ス循環(EGR)装置51が設けられている。このEG
R装置51は、排気ガス循環通路としてのEGR通路5
2と、同通路52の途中に設けられた排気ガス循環弁と
してのEGRバルブ53とを含んでいる。EGR通路5
2は、スロットル弁23の下流側の吸気ダクト20と、
排気ダクトとの間を連通するよう設けられている。ま
た、EGRバルブ53は、弁座、弁体及びステップモー
タ(いずれも図示せず)を内蔵しており、これらにより
EGR機構が構成されている。EGRバルブ53の開度
は、ステップモータが弁体を弁座に対して断続的に変位
させることにより、変動する。そして、EGRバルブ5
3が開くことにより、排気ダクトへ排出された排気ガス
の一部がEGR通路52へと流れる。その排気ガスは、
EGRバルブ53を介して吸気ダクト20へ流れる。す
なわち、排気ガスの一部がEGR装置51によって吸入
混合気中に再循環する。このとき、EGRバルブ53の
開度が調節されることにより、排気ガスの再循環量が調
整されるのである。
ンピュータからなっており、双方向性バス31を介して
相互に接続されたRAM(ランダムアクセスメモリ)3
2、ROM(リードオンリメモリ)33、マイクロプロ
セッサからなるCPU(中央処理装置)34、入力ポー
ト35及び出力ポート36を具備している。本実施の形
態においては、当該ECU30により、制御手段、燃焼
状態判断手段、均質アイドル制御手段及び成層アイドル
制御手段が構成されている。
ルペダル24の踏込み量に比例した出力電圧を発生する
アクセルセンサ26Aが接続され、該アクセルセンサ2
6Aによりアクセル開度ACCPが検出される。当該ア
クセルセンサ26Aの出力電圧は、AD変換器37を介
して入力ポート35に入力される。また、同じくアクセ
ルペダル24には、アクセルペダル24の踏込み量が
「0」であることを検出するための全閉スイッチ26B
が設けられている。すなわち、この全閉スイッチ26B
は、アクセルペダル24の踏込み量が「0」である場合
に全閉信号として「1」の信号を、そうでない場合には
「0」の信号を発生する。そして、該全閉スイッチ26
Bの出力電圧も入力ポート35に入力されるようになっ
ている。
1aが吸気上死点に達したときに出力パルスを発生し、
この出力パルスが入力ポート35に入力される。クラン
ク角センサ28は例えばクランクシャフトが30°CA
回転する毎に出力パルスを発生し、この出力パルスが入
力ポートに入力される。CPU34では上死点センサ2
7の出力パルスとクランク角センサ28の出力パルスか
らエンジン回転数NEが算出される(読み込まれる)。
スワールコントロールバルブセンサ29により検出さ
れ、これによりスワールコントロールバルブ(SCV)
17の開度が検出されるようになっている。そして、ス
ワールコントロールバルブセンサ29の出力はA/D変
換器37を介して入力ポート35に入力される。
り、スロットル開度TAが検出される。このスロットル
センサ25の出力はA/D変換器37を介して入力ポー
ト35に入力される。
16内の圧力(吸気圧PIM)を検出する吸気圧センサ
61が設けられている。さらに、エンジン1の冷却水の
温度(冷却水温THW)を検出する水温センサ62が設
けられている。これら両センサ61,62の出力もA/
D変換器37を介して入力ポート35に入力されるよう
になっている。
センサ25、アクセルセンサ26A、全閉スイッチ26
B、上死点センサ27、クランク角センサ28、スワー
ルコントロールバルブセンサ29、吸気圧センサ61及
び水温センサ62等により、運転状態検出手段が構成さ
れている。
路38を介して各燃料噴射弁11、各ステップモータ1
9,22、イグナイタ12及びEGRバルブ53(ステ
ップモータ)に接続されている。そして、ECU30は
各センサ等25〜29,61,62からの信号に基づ
き、ROM33内に格納された制御プログラムに従い、
燃料噴射弁11、ステップモータ19,22、イグナイ
タ12及びEGRバルブ53等を好適に制御する。
のアイドル回転数制御装置における本実施の形態に係る
各種制御に関するプログラムについて、フローチャート
を参照して説明する。すなわち、図4は、本実施の形態
におけるアイドル回転数制御を行うに際し、学習値(均
質燃焼用学習値DJDG及び成層燃焼用学習値TJD
G)を算出するための「学習値算出ルーチン」を示すフ
ローチャートであって、ECU30により、例えば、所
定クランク角毎の割り込みで実行される。なお、このル
ーチンで算出された学習値(均質燃焼用学習値DJDG
及び成層燃焼用学習値TJDG)は、別途後述するルー
チンにおいて、最終的なアイドリング時の制御量DCA
Lの算出に反映される。また、別途のルーチンにおい
て、ECU30は、上記各センサ等25〜29,61,
62からの信号に基づき、成層燃焼を実行するか、均質
燃焼を実行するのかを判断し、その判断結果に応じて燃
焼状態を制御する。例えば、始動時等において、冷却水
温THWが所定温度よりも低い場合には、燃料の霧化が
さほど良くないため、均質燃焼を実行する。また、低・
中回転数、低・中負荷の場合には、成層燃焼を実行す
る。さらに、高回転数、高負荷の場合には、均質燃焼を
実行する。
30は、先ず、ステップ101において、学習条件が成
立しているか否かを判断する。ここで、学習条件として
は、現在アイドリング状態にあること、エンジン回転数
NEが大きく変動していないこと、その他の外乱がない
こと等が挙げられる。そして、学習条件が成立していな
い場合には、その後の処理を一旦終了する。これに対
し、学習条件が成立している場合には、ステップ102
へ移行する。
tDGを算出する。ここで、この現在の学習値tDGと
いうのは、上記制御量DCALと同様、無次元のパラメ
ータであって、例えば所定の基準量(例えば無負荷時の
燃料噴射量、或いはスロットル開度)に対する割合でも
って表される値である。すなわち、現在成層燃焼での運
転が実行されている場合には、アイドル回転数の制御
は、直接燃料噴射量が制御されることにより行われてい
るため、そのときのフィードバック制御時の目標燃料噴
射量(単位は[mm3 /st])がどれだけであるかに
基づいて、現在の学習値tDGが算出される。一方、現
在均質燃焼での運転が実行されている場合には、アイド
ル回転数の制御は、スロットル弁23の開閉制御により
吸入空気量が制御されることによって行われているた
め、そのときのフィードバック制御時の目標スロットル
開度(単位は[°])がどれだけであるかに基づいて、
現在の学習値tDGが算出される。
質燃焼での運転がなされているか否かを判断する。そし
て、均質燃焼での運転がなされている場合には、ステッ
プ104へ移行する。ステップ104においては、今回
算出された現在の学習値tDGを均質燃焼用学習値DJ
DGとして設定し、その後の処理を一旦終了する。
ない場合には、ステップ105において、今回算出され
た現在の学習値tDGを成層燃焼用学習値TJDGとし
て設定し、その後の処理を一旦終了する。
においては、そのとどきの燃焼状態に応じて、現在の学
習値tDGが、それぞれ均質燃焼用学習値DJDG又は
成層燃焼用学習値TJDGとして設定される。
習値(均質燃焼用学習値DJDG及び成層燃焼用学習値
TJDG)をどのように反映するのかについて説明す
る。すなわち、図5は、本実施の形態におけるアイドル
回転数制御を行うに際し、学習値(均質燃焼用学習値D
JDG及び成層燃焼用学習値TJDG)を用いて最終的
なアイドリング時の制御量DCALを算出し、それによ
りアイドル回転数制御を行う「学習値反映処理ルーチ
ン」を示すフローチャートであって、ECU30によ
り、例えば、所定クランク角毎の割り込みで実行され
る。
30は、まずステップ201において、現在が始動時で
あるか否かを判断する。ここで、始動時には、良好な燃
焼、良好なエンジン始動性を確保するため、均質燃焼で
の運転が行われる。このため、現在が始動時である場合
には、後述するステップ204へ移行する。これに対
し、現在が始動時でない場合には、ステップ202へ移
行する。
焼が要求されているか否かを判断する。そして、成層燃
焼が要求されれいる場合には、ステップ203へ移行す
る。ステップ203においては、現在設定されている成
層燃焼用学習値TJDGを学習値DGとして設定する。
そして、ステップ205へ移行する。
成層燃焼が要求されていない場合には、均質燃焼が要求
されているものとして、ステップ201で肯定判定され
た場合と同様、ステップ204へ移行する。ステップ2
04においては、現在設定されている均質燃焼用学習値
DJDGを学習値DGとして設定する。そして、ステッ
プ205へ移行する。
行して、ステップ205においては、今回設定された学
習値DGに基づき、制御量DCALを算出し、設定す
る。すなわち、今回設定された学習値DGに対し、別途
算出された補正項(水温補正項DTHW、始動時補正項
DSTA、トルコン補正項DE、エアコン補正項DA
C、パワステ補正項DPS等)を加算した値を、新たな
制御量DCALとして設定するのである。なお、これら
の補正項は、成層燃焼が行われているか、均質燃焼が行
われているかにかかわらず、定められる値である。そし
て、ECU30はその後の処理を一旦終了する。
ン」においては、そのときの燃焼状態に応じて、均質燃
焼用学習値DJDG又は成層燃焼用学習値TJDGが学
習値DGとして設定され、それによりアイドリング時の
制御量DCALが設定される。また、このように設定さ
れた制御量DCALは、それぞれの燃焼状態に応じて次
のようにしてアイドル回転数制御に反映される。すなわ
ち、現在成層燃焼での運転が実行されている場合には、
上述のとおり、アイドル回転数の制御は、燃料噴射量が
制御されることにより行われる。従って、そのときの燃
料噴射量QFiscは次式(1)により設定される。
オフセット量。また、現在均質燃焼での運転が実行され
ている場合には、上述のとおり、アイドル回転数の制御
は、スロットル弁23の開閉制御により吸入空気量が制
御されることによって行われる。従って、そのときのス
ロットル開度QAiscは次式(2)により設定され
る。
量。次に、本実施の形態の作用及び効果について説明す
る。
エンジン1のアイドル回転数制御において、エンジン1
の運転状態によって、成層燃焼でのアイドル回転数制
御、つまり、燃料噴射量を制御することによりアイドル
回転数制御を行うのではなく、均質燃焼でのアイドル回
転数制御、つまり、スロットル弁23の開度を制御する
ことにより吸入空気量の制御が行われる。そのため、燃
焼状態の安定化を図ることができる。
状態が設定された場合には、成層燃焼でのアイドル回転
数制御が行われる。このため、エンジン1に供給される
燃料噴射量の制御により、成層燃焼を維持しつつアイド
ル回転数の制御を行うことができ、ひいては燃費の向上
を図ることができる。
態が異なるアイドル回転数の制御に際し、制御量DCA
Lという概念を用いることとした。この制御量DCAL
は、均質燃焼状態か否かに関わりなく無次元のパラメー
タとして共有化されたものである。従って、1つのロジ
ックでもって、燃料噴射弁11、ステップモータ22と
いった異なる制御対象に対する制御が可能となり、制御
の著しい簡素化を図ることができる。
CALをそのまま均質燃焼時に用いた場合、或いは均質
燃焼時の制御量DCALをそのまま成層燃焼時に用いた
場合には、それぞれ制御対象が異なるため、燃料噴射量
或いは吸入空気量が要求される量と異なったものとなっ
てしまう場合がある。かかる場合には、エンジン回転数
のオーバーシュート、アンダーシュート等が懸念される
が、本実施の形態では、制御量DCALの算出、すなわ
ち、学習値DGを使用するに際し、均質燃焼用学習値D
JDG又は成層燃焼用学習値TJDGをそのときの燃焼
状態に応じて使い分けて用いることとした。
噴射弁11、ステップモータ22の機能上の相違によ
り、燃料噴射弁11と、ステップモータ22との間で両
者の特性が対応しない場合であっても、均質燃焼用学習
値DJDG又は成層燃焼用学習値TJDGをそれぞれ用
いることで、予定した通りの燃料噴射量或いは吸入空気
量を確保することができる。その結果、制御性の低下を
損なうのを抑制することができる。
DCALの算出に際しては、次回の制御時に反映される
べき学習値DGを採用することとした。このため、次回
のアイドル回転数制御が行われる際に、燃焼状態のいか
んにかかわず、適切かつ安定したアイドル回転数を確保
することができる。
入空気量を調整するための手段として、スロットル弁2
3及びステップモータ22よりなる電子制御式スロット
ル機構を採用することとした。このため、従って、アイ
ドル回転数を制御するための別途のアクチュエータを特
に設ける必要がなく、コストの上昇を抑制することがで
きる。
はなく、次のように変更してもよい。 (1)上記実施の形態では、スロットル弁23及びスッ
テップモータ22よりなる電子制御式スロットル機構を
採用することで吸入空気量を調整することとした。これ
に対し、吸気通路に設けられたスロットル弁23をバイ
パスするバイパス吸気通路に設けられたアイドルスピー
ドコントロールバルブ及び該バルブを開閉するためのア
クチュエータよりなるISC機構によって吸入空気量を
調整することとしてもよい。
エンジン1に本発明を具体化するようにしたが、いわゆ
る一般的な成層燃焼、或いは弱成層燃焼を行うタイプの
ものに具体化してもよい。例えば吸気ポート7a,7b
の吸気弁6a,6bの傘部の裏側に向かって噴射するタ
イプのものも含まれる。また、吸気弁6a,6b側に燃
料噴射弁が設けられてはいるが、直接シリンダボア(燃
焼室5)内に噴射するタイプのものも含まれる。
機関としてガソリンエンジン1の場合に本発明を具体化
したが、その外にもディーゼルエンジン等の場合等にも
具体化できる。
慮しない制御内容としても差し支えない。
成層燃焼を行いうる内燃機関のアイドル回転数制御装置
において、アイドリング時の燃焼が不安定となってしま
うのを防止することができるという優れた効果を奏す
る。
る。
ドル回転数制御装置を示す概略構成図である。
る。
ン」を示すフローチャートである。
チン」を示すフローチャートである。
示すタイミングチャートである。
2…ステップモータ、23…スロットル弁、25…運転
状態検出手段を構成するスロットルセンサ、26A…運
転状態検出手段を構成するアクセルセンサ、26B…運
転状態検出手段を構成する全閉スイッチ、27…運転状
態検出手段を構成する上死点センサ、28…運転状態検
出手段を構成するクランク角センサ、29…運転状態検
出手段を構成するスワールコントロールバルブセンサ、
30…制御手段、燃焼状態判断手段、均質アイドル制御
手段、成層アイドル制御手段を構成するECU、61…
運転状態検出手段を構成する吸気圧センサ、62…運転
状態検出手段を構成する水温センサ。
Claims (7)
- 【請求項1】 成層燃焼及び均質燃焼を行いうる内燃機
関と、 前記内燃機関の運転状態を検出する運転状態検出手段
と、 前記運転状態検出手段の検出結果に基づき、制御量を算
出し、その制御量に基づいて前記内燃機関のアイドリン
グ時の回転数を制御するための制御手段とを備えた成層
燃焼内燃機関のアイドル回転数制御装置であって、 前記運転状態検出手段の検出結果に基づき、前記内燃機
関の燃焼状態を成層燃焼とするか均質燃焼とするかを判
断する燃焼状態判断手段と、 前記燃焼状態判断手段により判断された燃焼状態が均質
燃焼状態であるとき、均質燃焼状態での前記制御量を算
出し、その制御量に基づいて前記内燃機関のアイドリン
グ時の回転数を制御する均質アイドル制御手段とを設け
たことを特徴とする成層燃焼内燃機関のアイドル回転数
制御装置。 - 【請求項2】 成層燃焼及び均質燃焼を行いうる内燃機
関と、 前記内燃機関の運転状態を検出する運転状態検出手段
と、 前記運転状態検出手段の検出結果に基づき、制御量を算
出し、その制御量に基づいて前記内燃機関のアイドリン
グ時の回転数を制御するための制御手段とを備えた成層
燃焼内燃機関のアイドル回転数制御装置であって、 前記運転状態検出手段の検出結果に基づき、前記内燃機
関の燃焼状態を成層燃焼とするか均質燃焼とするかを判
断する燃焼状態判断手段と、 前記燃焼状態判断手段により判断された燃焼状態が成層
燃焼状態の場合には、成層燃焼状態での前記制御量を算
出し、その制御量に基づいて前記内燃機関のアイドリン
グ時の回転数を制御する成層アイドル制御手段と、 前記燃焼状態判断手段により判断された燃焼状態が均質
燃焼状態の場合には、均質燃焼状態での前記制御量を算
出し、その制御量に基づいて前記内燃機関のアイドリン
グ時の回転数を制御する均質アイドル制御手段とを設け
たことを特徴とする成層燃焼内燃機関のアイドル回転数
制御装置。 - 【請求項3】 前記均質アイドル制御手段による前記制
御量は、前記内燃機関の吸入空気量であることを特徴と
する請求項1又は2に記載の成層燃焼内燃機関のアイド
ル回転数制御装置。 - 【請求項4】 前記成層アイドル制御手段による前記制
御量は、前記内燃機関に供給される燃料量であることを
特徴とする請求項2に記載の成層燃焼内燃機関のアイド
ル回転数制御装置。 - 【請求項5】 前記制御量は次回の制御時に反映される
べき学習値であることを特徴とする請求項1から4のい
ずれかに記載の成層燃焼内燃機関のアイドル回転数制御
装置。 - 【請求項6】 前記制御量は、均質燃焼状態か否かに関
わりなく無次元のパラメータとして共有化されたもので
あることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載
の成層燃焼内燃機関のアイドル回転数制御装置。 - 【請求項7】 前記吸入空気量を調整するための手段
は、前記内燃機関の吸気通路に設けられたスロットル弁
及び該スロットル弁を開閉するためのアクチュエータよ
りなる電子制御式スロットル機構、並びに吸気通路に設
けられたスロットル弁をバイパスするバイパス吸気通路
に設けられたアイドルスピードコントロールバルブ及び
該バルブを開閉するためのアクチュエータよりなるIS
C機構のうち少なくとも1つによって構成されているこ
とを特徴とする請求項3に記載の成層燃焼内燃機関のア
イドル回転数制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33226396A JP3500021B2 (ja) | 1996-12-12 | 1996-12-12 | 成層燃焼内燃機関のアイドル回転数制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33226396A JP3500021B2 (ja) | 1996-12-12 | 1996-12-12 | 成層燃焼内燃機関のアイドル回転数制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10169490A true JPH10169490A (ja) | 1998-06-23 |
| JP3500021B2 JP3500021B2 (ja) | 2004-02-23 |
Family
ID=18252998
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33226396A Expired - Lifetime JP3500021B2 (ja) | 1996-12-12 | 1996-12-12 | 成層燃焼内燃機関のアイドル回転数制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3500021B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1158152A2 (en) | 2000-05-23 | 2001-11-28 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Fuel supply amount control apparatus and method for internal combustion engine |
| JP2002115583A (ja) * | 2000-09-04 | 2002-04-19 | Robert Bosch Gmbh | 損失モーメント適合方法、内燃機関用制御装置、コンピュータプログラムおよびコンピュータプログラムプロダクト |
| JP2004506122A (ja) * | 2000-08-10 | 2004-02-26 | ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング | 内燃機関の運転変数の制御方法および装置 |
-
1996
- 1996-12-12 JP JP33226396A patent/JP3500021B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1158152A2 (en) | 2000-05-23 | 2001-11-28 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Fuel supply amount control apparatus and method for internal combustion engine |
| US6352491B2 (en) | 2000-05-23 | 2002-03-05 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Fuel supply amount control apparatus and method for internal combustion engine |
| JP2004506122A (ja) * | 2000-08-10 | 2004-02-26 | ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング | 内燃機関の運転変数の制御方法および装置 |
| JP2002115583A (ja) * | 2000-09-04 | 2002-04-19 | Robert Bosch Gmbh | 損失モーメント適合方法、内燃機関用制御装置、コンピュータプログラムおよびコンピュータプログラムプロダクト |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3500021B2 (ja) | 2004-02-23 |
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