JPH10169974A - 給湯器における燃焼装置およびその運転方法 - Google Patents

給湯器における燃焼装置およびその運転方法

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JPH10169974A
JPH10169974A JP32723396A JP32723396A JPH10169974A JP H10169974 A JPH10169974 A JP H10169974A JP 32723396 A JP32723396 A JP 32723396A JP 32723396 A JP32723396 A JP 32723396A JP H10169974 A JPH10169974 A JP H10169974A
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JP
Japan
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combustion
thermoelectric generator
burner
pilot burner
battery
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JP32723396A
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Inventor
Katsuya Kitayama
勝也 北山
Masanori Enomoto
正徳 榎本
Shingo Kimura
新悟 木村
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Gastar Co Ltd
Original Assignee
Gastar Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】熱発電素子と電池の共働で装置全体の制御を短
時間に開始する給湯器の燃焼装置及びその運転方法の提
供。 【解決手段】電源が電池Eと熱発電素子30の燃焼装置
10の初動時の比例弁42への通常範囲の給電と、パイ
ロットバーナ用電磁弁43Aの開状態の維持と、イグナ
イター15でのパイロットバーナ13への着火とを電池
で行い、パイロットバーナの着火で熱発電素子の起電力
が比例弁への給電とパイロットバーナ用電磁弁の状態保
持とが可能なレベルに達したら、燃焼装置を制御する電
源を電池から熱発電素子に切り替え、流水スイッチが入
ったら、通常範囲を越えて比例弁へ給電し、熱発電素子
の起電力が燃焼ファン14の起動可能なレベルに達した
ら、燃焼ファンを始動し、メインバーナ用電磁弁43B
を開けてメインバーナ12に着火し、比例弁への給電を
通常範囲に戻し、燃焼ファンによる強制燃焼を開始す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、給湯器における燃
焼装置およびその運転方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の燃焼装置およびその運転方
法としては、例えば、特公平3−18089号に示すよ
うな燃焼装置におけるものがある。
【0003】すなわち、メインバーナの点火当初は電磁
弁の制御のための電源とする熱発電素子の起電力が小さ
いので必要な起電力を発生させるために強制ホールド用
バーナを使用して熱発電素子を加熱するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の燃焼装置における運転方法では、燃焼ファン
等の機器類を含めた装置全体の制御が可能な程の熱発電
素子の起電力を得ることが難しかった。
【0005】また、熱発電素子は過渡特性が良くないた
めに一定以上の起電力が安定して供給されるためには十
分大きな起電力の発生が必要であるという問題点があっ
た。本発明は、このような従来の問題点に着目してなさ
れたもので、熱発電素子と電池とを共働させて、速やか
に熱発電素子だけによる装置全体の制御に入ることがで
きる給湯器における燃焼装置の運転方法を提供すること
を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの要旨とするところは、次の各項に存する。
【0007】[1]給湯器における電池(E)と熱発電
素子(30)を電源に有する燃焼装置(10)におい
て、該燃焼装置(10)のガス流路(40)に設けた手
動ガスコック(41)と、該手動ガスコック(41)の
下流で分岐してパイロットバーナ(13)に連結された
パイロットバーナガス流路(40A)およびメインバー
ナ(12)に連結されたメインバーナガス流路(40
B)とを具備し、前記パイロットバーナガス流路は(4
0A)、前記手動ガスコック(41)から前記パイロッ
トバーナ(13)の間に前記電池(E)と前記熱発電素
子(30)とを電源とする給電が可能なパイロットバー
ナ用比例弁(42A)とパイロットバーナ用電磁弁(4
3A)とを備え、前記メインバーナガス流路は(40
B)、前記手動ガスコック(41)から前記メインバー
ナ(12)の間に前記熱発電素子(30)を電源とする
給電が可能なメインバーナ用比例弁(42B)とメイン
バーナ用電磁弁(43B)とを備え、前記各比例弁(4
2A、42B)の制御により前記熱発電素子(30)は
前記燃焼装置(10)の燃焼ファン(14)を駆動させ
て強制燃焼を行うための電力の発生が可能なことを特徴
とする給湯器における燃焼装置(10)。
【0008】[2]給湯器における電池(E)と熱発電
素子(30)を電源に有する燃焼装置(10)におい
て、該燃焼装置(10)のガス流路(40)に手動ガス
コック(41)を具備し、前記ガス流路(40)は前記
電池(E)と前記熱発電素子(30)とを電源とする給
電が可能な比例弁(42)を設けた前記手動ガスコック
(41)の上流部と、パイロットバーナガス流路(40
A)とメインバーナガス流路(40B)とに分岐した前
記手動ガスコック(41)の下流部とからなり、前記パ
イロットバーナガス流路(40A)は前記電池(E)と
前記熱発電素子(30)とを電源とする給電が可能なパ
イロットバーナ用電磁弁(43A)を設けた分岐ガス流
路(401)とオリフィス(44)を設けた分岐ガス流
路(402)の2つに分岐し、下流で再度合流してパイ
ロットバーナ(13)に連結され、前記メインバーナガ
ス流路(40B)は前記電池(E)と前記熱発電素子
(30)とを電源とする給電が可能なメインバーナ用第
1電磁弁(43B)を設けた分岐ガス流路(403)
と、前記電池(E)と前記熱発電素子(30)とを電源
とする給電が可能なメインバーナ用第2電磁弁(43
C)を設けた分岐ガス流路(404)の2つに分岐し、
下流で再度合流してメインバーナ(12)に連結され、
前記比例弁(42)および前記各電磁弁(43A、43
B、43C)の制御により前記熱発電素子(30)は前
記燃焼装置(10)の燃焼ファン(14)を駆動させて
強制燃焼を行うための電力の発生が可能なことを特徴と
する給湯器における燃焼装置(10)。
【0009】[3]給湯器における電池(E)と熱発電
素子(30)を電源に有する燃焼装置(10)の運転方
法において、初動時における比例弁(42)への自然燃
焼及び強制燃焼を可能とする通常範囲の給電と、パイロ
ットバーナ用電磁弁(43A)を開けた状態の維持と、
イグナイター(15)によるパイロットバーナ(13)
への着火動作とを前記電池(E)で行い、前記パイロッ
トバーナ(13)の着火によって前記熱発電素子(3
0)の起電力が前記比例弁(42)への前記給電と前記
パイロットバーナ用電磁弁(43A)の状態保持とが可
能なレベルに達したら、前記燃焼装置(10)の制御の
ための電源を前記電池(E)から前記熱発電素子(3
0)に切り替え、流水スイッチが入ったら、前記比例弁
(42)に前記通常範囲を越えた給電をし、前記熱発電
素子(30)の起電力が燃焼ファン(14)の起動可能
なレベルに達したら、該燃焼ファン(14)を始動し、
メインバーナ用電磁弁(43B)を開けてメインバーナ
(12)に着火し、前記比例弁(42)への給電を前記
通常範囲に戻し、前記燃焼ファン(14)による強制燃
焼を開始することを特徴とする給湯器における燃焼装置
(10)の運転方法。
【0010】[4]給湯器における電池(E)と熱発電
素子(30)を電源に有する燃焼装置(10)の運転方
法において、初動時におけるパイロットバーナ用比例弁
(42A)への自然燃焼及び強制燃焼を可能とする通常
範囲の給電と、パイロットバーナ用電磁弁(43A)を
開けた状態の維持と、イグナイター(15)によるパイ
ロットバーナ(13)への着火動作とを前記電池(E)
で行い、前記パイロットバーナ(13)の着火によって
前記熱発電素子(30)の起電力が前記パイロットバー
ナ用比例弁(42A)への給電と、前記パイロットバー
ナ用電磁弁(43A)の状態保持と、メインバーナ用比
例弁(42B)への給電及びメインバーナ用電磁弁(4
3B)の状態保持とが可能なレベルに達したら、前記燃
焼装置(10)の制御のための電源を前記電池(E)か
ら前記熱発電素子(30)に切り替え、流水スイッチが
入ったら、前記メインバーナ用電磁弁(43B)を開け
てメインバーナ(12)に着火し、前記パイロットバー
ナ用比例弁(42A)には前記通常範囲を越えて給電
し、前記メインバーナ用比例弁(42B)には前記通常
範囲内で自然燃焼が可能な低いレベルの給電をし、水調
弁(52)の制御を行い、前記熱発電素子の起電力が前
記燃焼ファン(14)の起動可能なレベルに達したら、
該燃焼ファン(14)を始動し、前記パイロットバーナ
用比例弁(42A)及び前記メインバーナ用比例弁(4
2B)への給電を前記通常範囲の給電量に戻し、前記燃
焼ファン(14)による強制燃焼を開始することを特徴
とする給湯器における燃焼装置(10)の運転方法。
【0011】[5]給湯器における電池(E)と熱発電
素子(30)を電源に有する燃焼装置(10)の運転方
法において、初動時における比例弁(42)への自然燃
焼及び強制燃焼を可能とする通常範囲の給電と、パイロ
ットバーナ用電磁弁(43A)を設けた流路(401)
に並設したオリフィス(44)を有する流路(402)
を通してパイロットバーナ(13)に供給されるガスを
イグナイター(15)により着火する動作とを前記電池
(E)で行い、前記パイロットバーナ(13)の着火に
よって前記熱発電素子(30)の起電力が前記比例弁
(42)への給電と前記パイロットバーナ用電磁弁(4
3A)とメインバーナ(12)へのガス流路(40B)
に並列に配設された2つのメインバーナ用電磁弁(43
B、43C)の状態保持とが可能なレベルに達したら、
前記燃焼装置(10)の制御のための電源を前記電池
(E)から前記熱発電素子(30)に切り替え、流水ス
イッチが入ったら、前記パイロットバーナ用電磁弁(4
3A)及び前記2つのメインバーナ用電磁弁(43B、
43C)の一方を開けてメインバーナ(12)に着火す
るとともに水調弁(52)の制御を開始し、前記熱発電
素子(30)の起電力が燃焼ファン(14)の起動可能
レベルに達したら、該燃焼ファン(14)を始動し、前
記2つのメインバーナ用電磁弁(43B、43C)の他
の一方を開け、前記燃焼ファン(14)による強制燃焼
を開始することを特徴とする給湯器における燃焼装置
(10)の運転方法。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の各種
形態を説明する。
【0013】図1から図4は本発明の第1の実施の形態
を示している。
【0014】図1に示すように、給湯器の燃焼装置10
はメインバーナ12、パイロットバーナ13、燃焼ファ
ン14、パイロットバーナ13に点火するためのイグナ
イター15、燃焼装置10の制御を行う制御部60、燃
焼装置10の制御の電源の電池E及び熱発電素子30等
を具備している。
【0015】燃焼装置10への燃焼ガスはガス流路40
によって供給される。ガス流路40には、上流から比例
弁42、手動ガスコック41がその順に設けられてい
る。比例弁42及び手動ガスコック41は制御部60と
電気的に接続されている。比例弁42は制御部60によ
って、燃焼装置10が自然燃焼から強制燃焼まで可能な
通常範囲の制御を行う通常制御データ(例えば、10乃
至50mAの電流。)又は熱発電素子30のキックアッ
プを行うためのキックアップ制御データ(例えば、10
0mAの電流。)で制御される。
【0016】ガス流路40は手動ガスコック41の下流
部でガスをパイロットバーナ13に供給するためのパイ
ロットバーナガス流路40Aとガスをメインバーナ12
に供給するためのメインバーナガス流路40Bとに分岐
している。
【0017】パイロットバーナガス流路40Aは途中に
パイロットバーナ用電磁弁43Aが設けられており、端
部にはパイロットバーナ13が連結されている。パイロ
ットバーナ13には点火用のイグナイター15と、点火
を検出するためのフレームロッド17が近設されてい
る。
【0018】メインバーナガス流路40Bは途中にメイ
ンバーナ用電磁弁43Bが設けられており、端部にはメ
インバーナ12が連結されている。メインバーナ12の
下方には空気を供給するための燃焼ファン14が設けら
れている。
【0019】パイロットバーナ用電磁弁43A、イグナ
イター15、フレームロッド17、メインバーナ用電磁
弁43B及び燃焼ファン14は何れも制御部60と電気
的に接続されている。更に、燃焼ファン14は次に述べ
る熱発電素子30と電気的に接続されており、熱発電素
子30から駆動電力の供給を受ける。
【0020】電源である熱発電素子30は燃焼室11の
外部に取り付けられており、燃焼室11の内部に設けら
れた加熱部31と燃焼室11の外部の冷却部32との間
に挟着されている。
【0021】冷却部32は水による冷却装置で、その水
は給水路50によって供給され、冷却部32を出た水は
燃焼装置10内の熱交換器16内へ流入する。
【0022】給水路50には冷却部32の上流部に水量
センサ(水流スイッチ)51と水調弁52とをこの順に
設けてある。冷却部32を出た給水路50は燃焼装置1
0内に入り、熱交換器16内に連通されている。冷却部
32、水量センサ51及び水調弁52は何れも制御部6
0と電気的に接続されている。
【0023】燃焼装置10で加熱された熱湯は給湯路7
0を通って燃焼装置10の外に出て給湯部80へ供給さ
れる。燃焼装置10と給湯部80との間には熱湯の温度
を計るために、例えばサーミスタ温度計等の温度計71
が設けられている。温度計71は制御部60と電気的に
接続されている。
【0024】制御部60は図示しないが制御回路、電圧
比較回路、スイッチング回路等を有し、上記の構成要素
からのデータに基づいて燃焼装置10の制御を行うもの
である。
【0025】次に作用を説明する。
【0026】図2のフローチャートを参照すると、手動
ガスコック41をONにすると(101)、電池Eから
の電力によってパイロットバーナ13がONとなり(1
02)、パイロットバーナ用電磁弁43Aが開くと共に
イグナイター15がパイロットバーナ13の着火を行う
(103)。このとき、比例弁42は前記の通常制御デ
ータで制御される。また、イグナイター15は例えば4
秒間の点火動作を行う。
【0027】パイロットバーナ13の着火の検出はフレ
ームロッド17が行い(104)、着火の検出ができな
いときは、ステップ103及び104の動作を所定回数
(例えば4回)行う(105)。所定回数行っても着火
が検出できないときは、イグナイター15をOFFにす
ると共にパイロットバーナ用電磁弁43Aを閉じる(1
06)。
【0028】フレームロッド17がパイロットバーナ1
3の着火を検出したときは(104)、イグナイター1
5の点火動作を停止させる(107)。このときのパイ
ロットバーナ13の火力は図3に示したように、400
kcalである。
【0029】熱発電素子30の起電力が比例弁42の通
常制御データでの制御とパイロットバーナ用電磁弁43
Aの状態保持とが可能な大きさに達したら(108)、
比例弁42とパイロットバーナ用電磁弁43Aの制御の
ための電源を電池Eから熱発電素子30に切り換える
(109)。
【0030】流水スイッチがONになったら(11
0)、比例弁42を前記のキックアップ制御データによ
る制御に切り換えると共に水調弁52の制御を開始する
(111)。このときはパイロットバーナ13の火力が
図3に示したように、1,000kcalに跳ね上が
る。
【0031】熱発電素子30の起電力が燃焼ファン14
の起動可能な大きさに達したら燃焼ファン14を始動し
(112)、メインバーナ用電磁弁43Bを開けてメイ
ンバーナ12に着火し、比例弁42を通常制御データで
の制御に戻す(113)。
【0032】熱発電素子30の起電力が最大に近い値に
なったら(114)、燃焼ファン14、比例弁42及び
水調弁52を制御して強制燃焼を開始する(115)。
【0033】このようにして、熱発電素子と電池とを共
働させ、パイロットバーナの能力を可変にしたことによ
り、速やかに熱発電素子だけで装置全体の制御に入るこ
とができる。
【0034】なお、上記においては比例弁42の制御に
2つの制御データを用いたが、3つ以上の制御データを
用いることで熱発電素子30の過渡特性に対して、より
緻密な制御を行うことができる。
【0035】図4から図6は本発明の第2の実施の形態
を示している。
【0036】なお、第1の実施の形態と同種の部位には
同一符号を付し、重複した説明を省略する。
【0037】図4に示したように、本実施の形態におけ
る燃焼装置は上記実施の形態で示したものと異なり、ガ
ス流路40に設けた比例弁42は手動ガスコック41の
上流部には設けられておらず、下流部で2つに分岐した
パイロットバーナガス流路40Aとメインバーナガス流
路40Bの各に設けられている。
【0038】パイロットバーナガス流路40Aは下流に
向かって順に比例弁42Aとパイロットバーナ用電磁弁
43Aとが設けられており、端部はパイロットバーナ1
3に連結されている。
【0039】メインバーナガス流路40Bにも同様に下
流に向かって順に比例弁42Bとメインバーナ用電磁弁
43Bとが設けられており、端部はメインバーナ12に
連結されている。
【0040】各比例弁42A、42Bを制御するために
制御部60には、例えば、100mAの給電で制御する
キックアップ制御データと、例えば、10乃至50mA
の通常範囲の給電で強制燃焼が可能な制御をする通常制
御データ、更に、例えば通常範囲中10乃至30mAの
低レベルの給電で自然燃焼の制御をする低域通常制御デ
ータが設定されている。
【0041】次に作用を説明する。
【0042】図5のフローチャートを参照すると、手動
ガスコック41をONにすると(201)、電池Eから
の電力によってパイロットバーナ13がONとなり(2
02)、パイロットバーナ用電磁弁43Aが開くと共に
イグナイター15がパイロットバーナ13の着火を行う
(203)。このとき、比例弁42A及び比例弁42B
は前記の通常制御データで制御される。また、イグナイ
ター15は例えば4秒間の点火動作を行う。
【0043】パイロットバーナ13の着火の検出はフレ
ームロッド17が行い(204)、着火の検出ができな
いときは、ステップ203及び204の動作を所定回数
(例えば4回)行う(205)。所定回数行っても着火
が検出できないときは、イグナイター15をOFFにす
ると共にパイロットバーナ用電磁弁43Aを閉じる(2
06)。
【0044】フレームロッド17がパイロットバーナ1
3の着火を検出したときは(204)、イグナイター1
5の点火動作を停止させる(207)。このときのパイ
ロットバーナ13の火力は図6に示したように、400
kcalである。
【0045】熱発電素子30の起電力がパイロットバー
ナ用比例弁42Aとメインバーナ用比例弁42Bの通常
制御データでの制御及び、パイロットバーナ用電磁弁4
3Aとメインバーナ用電磁弁43Bの状態保持とが可能
な大きさに達したら(208)、比例弁42A、42B
と電磁弁43A、43Bの制御のための電源を電池Eか
ら熱発電素子30に切り換える(209)。
【0046】流水スイッチがONになったら(21
0)、メインバーナ用電磁弁43Bを開けてメインバー
ナ12に着火し、パイロットバーナ用比例弁42Aを前
記のキックアップ制御データによる制御に切り換え、メ
インバーナ用比例弁42Bは低域通常制御データによる
制御に切り換え、それと共に水調弁52の制御を開始し
て出湯温度を維持する(211)。このときはパイロッ
トバーナ13及びメインバーナ12の火力は図6に示し
たように、1,000kcalに跳ね上がる。
【0047】熱発電素子30の起電力が燃焼ファン14
の起動可能な大きさに達したら燃焼ファン14を始動し
(212)、パイロットバーナ用比例弁42A及びメイ
ンバーナ用比例弁42Bの制御を通常制御データに切り
換える(213)。
【0048】熱発電素子30の起電力が最大に近い値に
なったら(214)、燃焼ファン14、パイロットバー
ナ用比例弁42A、メインバーナ用比例弁42B及び水
調弁52を制御して強制燃焼を開始する(215)。
【0049】このようにして、熱発電素子と電池とを共
働させ、パイロットバーナの能力を可変にしたことによ
り、速やかに熱発電素子だけで装置全体の制御に入るこ
とができる。
【0050】なお、上記のステップ211において、水
調弁52の制御を開始して出湯温度を維持するようにし
たが、燃焼運転の終了時に水調弁52が絞った位置にな
るようにして、次回の運転開始時にはメインバーナ用比
例弁42Bの制御のみで出湯温度の維持をするようにし
てもよい。
【0051】図7及び図8は本発明の第3の実施の形態
を示している。
【0052】なお、上記2つの実施の形態と同種の部位
には同一符号を付し、重複した説明を省略する。
【0053】図7を参照すると、燃焼装置10のガス流
路40に設けた比例弁42は第1の実施の形態と同様に
手動ガスコック41の上流部に設けられている。また、
手動ガスコック41の下流部は分岐したパイロットバー
ナガス流路40Aとメインバーナガス流路40Bとを有
している。
【0054】パイロットバーナガス流路40Aは更に2
つの分岐ガス流路401、402に分岐している。分岐
ガス流路401にはパイロットバーナ用電磁弁43Aが
設けられている。一方、分岐ガス流路402にはオリフ
ィス44が設けられている。2つの分岐ガス流路40
1、402は下流で再度合流した後、パイロットバーナ
13に連結されている。
【0055】同様にメインバーナガス流路40Bも2つ
の分岐ガス流路403、404に分岐している。分岐ガ
ス流路403にはメインバーナ用第1電磁弁43Bが設
けられている。一方、分岐ガス流路404にはメインバ
ーナ用第2電磁弁43Cが設けられている。これらの分
岐ガス流路403、404は下流で再度合流してメイン
バーナ12に連結されている。
【0056】次に作用を説明する。
【0057】図8のフローチャートを参照すると、手動
ガスコック41をONにすると(301)、電池Eから
の電力によってパイロットバーナ13がONとなる(3
02)。このときに、パイロットバーナ用電磁弁43A
は閉じられており、パイロットバーナ13に供給される
燃焼ガスはオリフィス44の設けられたパイロットバー
ナガス流路40Aの分岐ガス流路402を通して供給さ
れる。
【0058】パイロットバーナ13の着火をイグナイタ
ー15に行わせる(303)。点火動作はイグナイター
15を例えば4秒間動作させて行う。
【0059】パイロットバーナ13の着火の検出はフレ
ームロッド17が行い(304)、着火の検出ができな
いときは、ステップ303及び304の動作を所定回数
(例えば4回)行う(305)。所定回数行っても着火
が検出できないときは、イグナイター15をOFFにす
る(306)。
【0060】フレームロッド17がパイロットバーナ1
3の着火を検出したときは(304)、イグナイター1
5の点火動作を停止させる(307)。このときのパイ
ロットバーナ13の火力は400kcalである。
【0061】パイロットバーナ13の着火によって熱発
電素子30の起電力が比例弁42の制御とパイロットバ
ーナ用電磁弁43A及びメインバーナ12へのガス流路
40Bに並列に配設された2つのメインバーナ用電磁弁
43B、43Cの状態保持とが可能なレベルに達したら
(308)、燃焼装置10の制御のための電源を電池E
から熱発電素子30に切り替える(309)。
【0062】次に流水スイッチが入ったら(310)、
パイロットバーナ用電磁弁43Aと2つのメインバーナ
用電磁弁43B、43Cのどちらか一方を開けてメイン
バーナ12に着火するとともに水調弁52の制御を開始
する(311)。
【0063】このとき、パイロットバーナ13の火力を
1,000kcalとし、メインバーナ12の火力を1
0,000kcalとする。
【0064】熱発電素子30の起電力が燃焼ファン14
の起動可能な大きさに達したら、燃焼ファン14を始動
し(312)、2つのメインバーナ用電磁弁43B、4
3Cのうち閉じていた方を開ける(313)。
【0065】熱発電素子30の起電力が最大に近い値に
なったら(314)、燃焼ファン14、比例弁42及び
水調弁52を制御して燃焼ファン14による強制燃焼を
開始する(315)。
【0066】このようにして、熱発電素子と電池とを共
働させ、パイロットバーナの能力を可変にしたことによ
り、速やかに熱発電素子だけで装置全体の制御に入るこ
とができる。
【0067】なお、比例弁42はガス圧調整弁(ガバ
ナ)に替えてもよい。
【0068】前記実施の形態においては、熱発電素子の
起電力が燃焼ファンの制御が可能なレベルに達した後に
比例弁の制御データを切り換えたが、熱発電素子の起電
力で燃焼ファンが多少でも駆動可能になったときに、そ
の状態で不燃が起きないような比例弁の制御データを用
いて無段階制御を行うようにしてもよい。
【0069】また、燃焼ファンが駆動中に自然燃焼にし
ても不燃が起きない程度の能力(例えば、10,000
kcalくらい)で燃焼装置を運転し、燃焼ファンは補
助的に使用してもよい。
【0070】
【発明の効果】本発明にかかる燃焼装置の運転方法によ
れば、熱発電素子と電池とを共働させてパイロットバー
ナの能力を可変にしたので、速やかに熱発電素子だけに
よる燃焼装置全体の制御に入ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかる燃焼装置を
示す略示図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態にかかる燃焼装置の
運転方法を示すフローチャートである。
【図3】本発明の第1の実施の形態にかかる燃焼装置の
運転中に比例弁の制御に使用される制御データと燃焼装
置の出力を示す説明図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態にかかる燃焼装置を
示す略示図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態にかかる燃焼装置の
運転方法を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第2の実施の形態にかかる燃焼装置の
運転中に比例弁の制御に使用される制御データと燃焼装
置の出力を示す説明図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態にかかる燃焼装置を
示す略示図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態にかかる燃焼装置の
運転方法を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10…燃焼装置 12…メインバーナ 13…パイロットバーナ 14…燃焼ファン 15…イグナイター 30…熱発電素子 40…ガス流路 40A…パイロットバーナガス流路 40B…メインバーナガス流路 41…手動ガスコック 42…比例弁 42A…パイロットバーナ用比例弁 42B…メインバーナ用比例弁 43A…パイロットバーナ用電磁弁 43B…メインバーナ用電磁弁(メインバーナ用第1電
磁弁) 43C…メインバーナ用第2電磁弁 44…オリフィス 52…水調弁 E…電池 401…分岐ガス流路 402…分岐ガス流路 403…分岐ガス流路 404…分岐ガス流路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】給湯器における電池と熱発電素子を電源に
    有する燃焼装置において、 該燃焼装置のガス流路に設けた手動ガスコックと、 該手動ガスコックの下流で分岐してパイロットバーナに
    連結されたパイロットバーナガス流路およびメインバー
    ナに連結されたメインバーナガス流路とを具備し、 前記パイロットバーナガス流路は、前記手動ガスコック
    から前記パイロットバーナの間に前記電池と前記熱発電
    素子とを電源とする給電が可能なパイロットバーナ用比
    例弁とパイロットバーナ用電磁弁とを備え、 前記メインバーナガス流路は、前記手動ガスコックから
    前記メインバーナの間に前記熱発電素子を電源とする給
    電が可能なメインバーナ用比例弁とメインバーナ用電磁
    弁とを備え、 前記各比例弁の制御により前記熱発電素子は前記燃焼装
    置の燃焼ファンを駆動させて強制燃焼を行うための電力
    の発生が可能なことを特徴とする給湯器における燃焼装
    置。
  2. 【請求項2】給湯器における電池と熱発電素子を電源に
    有する燃焼装置において、 該燃焼装置のガス流路に手動ガスコックを具備し、 前記ガス流路は前記電池と前記熱発電素子とを電源とす
    る給電が可能な比例弁を設けた前記手動ガスコックの上
    流部と、パイロットバーナガス流路とメインバーナガス
    流路とに分岐した前記手動ガスコックの下流部とからな
    り、 前記パイロットバーナガス流路は前記電池と前記熱発電
    素子とを電源とする給電が可能なパイロットバーナ用電
    磁弁を設けた分岐ガス流路とオリフィスを設けた分岐ガ
    ス流路の2つに分岐し、下流で再度合流してパイロット
    バーナに連結され、 前記メインバーナガス流路は前記電池と前記熱発電素子
    とを電源とする給電が可能なメインバーナ用第1電磁弁
    を設けた分岐ガス流路と、前記電池と前記熱発電素子と
    を電源とする給電が可能なメインバーナ用第2電磁弁を
    設けた分岐ガス流路の2つに分岐し、下流で再度合流し
    てメインバーナに連結され、 前記比例弁および前記各電磁弁の制御により前記熱発電
    素子は前記燃焼装置の燃焼ファンを駆動させて強制燃焼
    を行うための電力の発生が可能なことを特徴とする給湯
    器における燃焼装置。
  3. 【請求項3】給湯器における電池と熱発電素子を電源に
    有する燃焼装置の運転方法において、 初動時における比例弁への自然燃焼及び強制燃焼を可能
    とする通常範囲の給電と、パイロットバーナ用電磁弁を
    開けた状態の維持と、イグナイターによるパイロットバ
    ーナへの着火動作とを前記電池で行い、 前記パイロットバーナの着火によって前記熱発電素子の
    起電力が前記比例弁への前記給電と前記パイロットバー
    ナ用電磁弁の状態保持とが可能なレベルに達したら、前
    記燃焼装置の制御のための電源を前記電池から前記熱発
    電素子に切り替え、 流水スイッチが入ったら、前記比例弁に前記通常範囲を
    越えた給電をし、 前記熱発電素子の起電力が燃焼ファンの起動可能なレベ
    ルに達したら、該燃焼ファンを始動し、メインバーナ用
    電磁弁を開けてメインバーナに着火し、前記比例弁への
    給電を前記通常範囲に戻し、前記燃焼ファンによる強制
    燃焼を開始することを特徴とする給湯器における燃焼装
    置の運転方法。
  4. 【請求項4】給湯器における電池と熱発電素子を電源に
    有する燃焼装置の運転方法において、 初動時におけるパイロットバーナ用比例弁への自然燃焼
    及び強制燃焼を可能とする通常範囲の給電と、パイロッ
    トバーナ用電磁弁を開けた状態の維持と、イグナイター
    によるパイロットバーナへの着火動作とを前記電池で行
    い、 前記パイロットバーナの着火によって前記熱発電素子の
    起電力が前記パイロットバーナ用比例弁への給電と、前
    記パイロットバーナ用電磁弁の状態保持と、メインバー
    ナ用比例弁への給電及びメインバーナ用電磁弁の状態保
    持とが可能なレベルに達したら、前記燃焼装置の制御の
    ための電源を前記電池から前記熱発電素子に切り替え、 流水スイッチが入ったら、前記メインバーナ用電磁弁を
    開けてメインバーナに着火し、前記パイロットバーナ用
    比例弁には前記通常範囲を越えて給電し、前記メインバ
    ーナ用比例弁には前記通常範囲内で自然燃焼が可能な低
    いレベルの給電をし、水調弁の制御を行い、 前記熱発電素子の起電力が前記燃焼ファンの起動可能な
    レベルに達したら、該燃焼ファンを始動し、前記パイロ
    ットバーナ用比例弁及び前記メインバーナ用比例弁への
    給電を前記通常範囲の給電量に戻し、前記燃焼ファンに
    よる強制燃焼を開始することを特徴とする給湯器におけ
    る燃焼装置の運転方法。
  5. 【請求項5】給湯器における電池と熱発電素子を電源に
    有する燃焼装置の運転方法において、 初動時における比例弁への自然燃焼及び強制燃焼を可能
    とする通常範囲の給電と、パイロットバーナ用電磁弁を
    設けた流路に並設したオリフィスを有する流路を通して
    パイロットバーナに供給されるガスをイグナイターによ
    り着火する動作とを前記電池で行い、 前記パイロットバーナの着火によって前記熱発電素子の
    起電力が前記比例弁への給電と前記パイロットバーナ用
    電磁弁とメインバーナへのガス流路に並列に配設された
    2つのメインバーナ用電磁弁の状態保持とが可能なレベ
    ルに達したら、前記燃焼装置の制御のための電源を前記
    電池から前記熱発電素子に切り替え、 流水スイッチが入ったら、前記パイロットバーナ用電磁
    弁及び前記2つのメインバーナ用電磁弁の一方を開けて
    メインバーナに着火するとともに水調弁の制御を開始
    し、 前記熱発電素子の起電力が燃焼ファンの起動可能レベル
    に達したら、該燃焼ファンを始動し、前記2つのメイン
    バーナ用電磁弁の他の一方を開け、前記燃焼ファンによ
    る強制燃焼を開始することを特徴とする給湯器における
    燃焼装置の運転方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001038794A1 (en) * 1999-11-29 2001-05-31 Honeywell International Inc. Motor step-less speed control with active feedback of phase detector
JP2012097925A (ja) * 2010-10-29 2012-05-24 Gastar Corp 燃焼装置
JP2015178952A (ja) * 2015-06-10 2015-10-08 株式会社ガスター 燃焼装置
CN106556152A (zh) * 2015-09-30 2017-04-05 黄俊铭 智能型热水器点火系统
CN110831802A (zh) * 2017-07-05 2020-02-21 沃尔沃卡车集团 用于内燃发动机的气箱装置

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