JPH10170257A - 測距装置 - Google Patents

測距装置

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JPH10170257A
JPH10170257A JP33242496A JP33242496A JPH10170257A JP H10170257 A JPH10170257 A JP H10170257A JP 33242496 A JP33242496 A JP 33242496A JP 33242496 A JP33242496 A JP 33242496A JP H10170257 A JPH10170257 A JP H10170257A
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distance
area
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distance measuring
sensors
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  • Measurement Of Optical Distance (AREA)
  • Focusing (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮影画面内の主要被写体の位置や背景被写体
による輝度の影響を受けることなく、主要被写体を正確
に測距することができる簡単な構成の測距装置を提供す
る。 【解決手段】 視差を有する異なる視野から観測した被
写体6の輝度分布に従った光パターン3a,3bを各出
力する左右一対のラインセンサ2a,2bと、このライ
ンセンサ2a,2bの中央エリア部分または周辺エリア
部分を選択する選択手段10bと、この選択手段10b
により選択された各エリア部分について上記ラインセン
サ2a,2bの出力をそれぞれ比較して上記被写体6の
視差に基づく相対位置差を算出する演算手段10aと、
この演算手段10aによる上記各エリア部分に係る算出
結果を比較して算出された相対位置差の大きい結果を選
択して焦点合わせ距離とするCPU10とを備えた測距
装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、測距装置、より詳
しくは、視差を有する異なる視野から観測した被写体像
の輝度分布に従った光パターン信号をそれぞれ出力する
2つのラインセンサを備えた測距装置に関する。
【0002】
【従来の技術】スチルカメラやビデオカメラ等に使用さ
れる測距装置は、従来より種々のものが提案されてい
て、光を利用して被写体までの距離を測定するものが多
く、これらは主として、測距装置側から信号光を被写体
に向けて投射するアクティブタイプと、被写体の輝度分
布像を利用するパッシブタイプとに大別される。
【0003】これらは共に三角測距を基本原理としてお
り、アクティブタイプは投光と受光の位置間隔を基本の
長さ(基線長)として、また、パッシブタイプは2つの
受光位置を基準として、その視差に基づく被写体像の相
対位置差によって被写体までの距離を求めるようになっ
ている。
【0004】この被写体までの距離を求めるためには、
被写体像の受光位置ごとの光量を測定する必要があり、
例えば複数の光センサを線状に並べて設けたラインセン
サを利用する。
【0005】まず、このようなラインセンサを用いたパ
ッシブ型の測距装置の構成について図20を参照して説
明する。
【0006】この測距装置は、被写体6からの光が入射
するものであって、基線長Bだけ離して配置された2つ
の受光レンズ1a,1bと、この受光レンズ1a,1b
を介して入射した光により符号3a,3bに示すような
光パターンがそれぞれ形成されて光電変換を行うライン
センサ2a,2bと、このラインセンサ2a,2bの出
力をデジタル信号に変換するA/D変換器4と、このA
/D変換器4の出力に基づいて被写体までの距離Lを算
出する演算手段5と、この演算手段5と上記A/D変換
器4の出力が入力されて各種の制御を行うCPU10と
を有して構成されている。
【0007】次に、このような測距装置による測距方法
について説明する。
【0008】上記ラインセンサ2a,2b上に形成され
る光パターン3a,3bは、被写体6上の輝度分布と両
受光レンズ1a,1bの相対位置関係とに依存する。
【0009】より詳しくは、両光パターン3a,3bの
相対位置差xは、上記基線長Bと、受光レンズ1a,1
bとラインセンサ2a,2bとの間の距離fと、被写体
距離Lとに依存して、次に示すような関係、 x=B×f/L が成立する。
【0010】ラインセンサ2a,2bの出力に基づい
て、このような演算を行うことにより上記相対位置差x
を算出する手段(相関演算)については、例えば特公平
7−54371号公報などに記載されている。
【0011】また、この光パターン3a,3bのどの部
分を利用して測距するかも重要な技術である。
【0012】例えば図5に示すように、人物などの主要
被写体6aの斜め後方に山などの背景被写体6bがある
情景を撮影しようとした場合に、主要被写体6aを測距
しようとしても、ラインセンサ2aを構成するセンサR
n2に入射した光を加味してしまうと、背景被写体6bの
輝度が混入(遠近混在)してしまって、主要被写体6a
への正しい測距を行うことができなくなる。
【0013】つまり、正しい測距を行うためには、図5
中に示すR1 からRn1までの各センサの出力(主要被写
体6aに係るセンサ出力)は利用しても、Rn2のセンサ
の出力(背景被写体6bに係るセンサ出力)は利用しな
いようにする技術が必要となる。
【0014】こうした技術手段としては、例えば特公平
5−88445号公報に、対物レンズの焦点状態に応じ
て相対的な位置関係が変化する第1並びに第2の像を形
成する光学系と、上記第1並びに第2の像のそれぞれを
複数の光電変換素子で検出するセンサとを有し、このセ
ンサの出力に基づいて上記第1並びに第2の像の相対変
位量を求めることにより対物レンズの焦点状態を検出す
る焦点検出装置において、上記第1並びに第2の像を検
出する光電変換素子の出力の相関量の極値をもって2像
の一致の程度を表す評価量とし、上記評価量と所定値を
比較して2像の一致が悪い際には上記センサの出力を上
記第1並びに第2の像毎に複数領域に分割し、各領域毎
に上記第1並びに第2の像の相対変位量を求める焦点検
出装置が記載されている。
【0015】また、特開平2−135311号公報は、
被写体から異なる光路で撮影レンズに入射し通過した2
光束を、一対の被写体像として個々に検出面上に形成す
る焦点検出光学系と、上記検出面上に配列された複数の
受光素子からなり、上記一対の被写体像の一方が投影さ
れ、該被写体像の光強度分布に対応した被写体像信号を
発生する第1受光素子列と、上記検出面上に配列された
複数の受光素子からなり、上記一対に被写体像の他方が
投影され、該被写体像の光強度分布に対応した被写体像
信号を発生する第2受光素子列と、上記第1受光素子列
から所定の受光素子列を選択し、該所定の受光素子列を
そのまま固定部分検出領域として設定するかまたは上記
所定の受光素子列からシフトした領域の受光素子列を順
次新たな移動部分検出領域として設定し、上記固定部分
検出領域もしくは上記移動部分検出領域からの被写体像
信号と上記第2受光素子列からの被写体像信号との相対
的ずれ量を検出する検出手段とからなる焦点検出装置に
おいて、上記検出手段は、上記初期検出領域を選択する
際に、上記第1受光素子列内で予め設定された隣接する
検出領域間の境界の近傍について隣接する受光素子間の
上記被写体像信号の変化を検出し、被写体像信号の変化
の少ない受光素子間に上記初期検出領域の境界を設定す
る焦点検出装置が記載されている。つまり、ラインセン
サを構成する各受光素子のデータの変化を調べて、その
変化率の小さい所を利用しているものである。
【0016】一方、ズームレンズを備えたカメラにおい
て、撮影レンズの焦点距離を変化させた場合に該焦点距
離に応じて測距枠を切り換える技術は古くから知られて
おり、例えば特開昭53−99935号公報等に記載の
ものが挙げられる。該公報に記載のものは、撮影レンズ
の焦点距離が変化しても画面内の測距エリアを一定に保
つようにして、上述したような背景被写体6bの輝度混
入による誤差の発生を防止するようにしたものである。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上述したような特公平
7−54371号公報に記載のものでは、測距結果が被
写体の撮影画面内における位置に依存してしまう点や、
上述したような背景による誤差が発生することには触れ
ておらず、どのような被写体に対しても正しい測距を行
うことができる測距装置とはなっていなかった。
【0018】また、上記特公平5−88445号公報,
特開平2−135311号公報,特開昭53−9993
5号公報等に記載のものでは、限られた測距ポイントに
対する測距精度の向上は可能であるが、例えば図6に示
すような、主要被写体が撮影画面中央部の測距枠から離
れた画面周辺部にある場合には、正しい測距を行うこと
ができなかった。
【0019】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、撮影画面内の主要被写体の位置や背景被写体によ
る輝度の影響を受けることなく、主要被写体を正確に測
距することができる簡単な構成の測距装置を提供するこ
とを目的としている。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、第1の発明による測距装置は、視差を有する異な
る視野から観測した被写体像の輝度分布に従った光パタ
ーン信号をそれぞれ出力する2つのラインセンサと、上
記ラインセンサの第1エリア部分を選択する第1の選択
手段と、上記ラインセンサの上記第1エリア部分を含む
第2エリア部分を選択する第2の選択手段と、上記第1
の選択手段と上記第2の選択手段により選択された各エ
リア部分について上記2つのラインセンサの光パターン
信号をそれぞれ比較して上記被写体像の視差に基づく相
対位置差を算出する算出手段と、上記第1エリア部分を
用いたときの上記算出手段による算出結果と上記第2エ
リア部分を用いたときの上記算出手段による算出結果と
を比較して算出された上記相対位置差の大きい結果を選
択して焦点合わせ距離とする決定手段とを備えたもので
ある。
【0021】また、第2の発明による測距装置は、視差
を有する異なる視野から観測した被写体像の輝度分布に
従った光パターン信号をそれぞれ出力する2つのライン
センサと、上記ラインセンサの出力電流を積分してデジ
タル値に変換する変換手段と、上記ラインセンサの内少
なくとも一方のラインセンサの第1エリア部分を選択し
て上記積分状態を制御する第1積分制御状態と上記ライ
ンセンサの内少なくとも一方のラインセンサの第2エリ
ア部分を選択して上記積分状態を制御する第2積分制御
状態とを切り換えて制御する積分制御切換手段と、上記
第1積分制御状態および上記第2積分制御状態で積分さ
れた各積分結果に基づいて上記2つのラインセンサ各部
分からの光パターン信号とを比較して上記被写体像の視
差に基づく光パターンの相対位置差を算出する算出手段
と、上記算出手段により上記第1積分制御状態を用いた
ときの算出結果と上記第2積分制御状態を用いたときの
算出結果とを比較して最終的な相対位置差を選択して決
定する決定手段とを備えたものである。
【0022】さらに、第3の発明による測距装置は、上
記第2の発明による測距装置において、上記測距装置が
カメラに搭載されていて、上記第1エリア部分は撮影画
面中央部に対応するエリアであり、上記第2エリア部分
は上記中央部を除くエリアであるものである。
【0023】従って、第1の発明による測距装置は、2
つのラインセンサが視差を有する異なる視野から観測し
た被写体像の輝度分布に従った光パターン信号をそれぞ
れ出力し、第1の選択手段が上記ラインセンサの第1エ
リア部分を選択し、第2の選択手段が上記ラインセンサ
の上記第1エリア部分を含む第2エリア部分を選択し、
算出手段が上記第1の選択手段と上記第2の選択手段に
より選択された各エリア部分について上記2つのライン
センサの光パターン信号をそれぞれ比較して上記被写体
像の視差に基づく相対位置差を算出し、決定手段が上記
第1エリア部分を用いたときの上記算出手段による算出
結果と上記第2エリア部分を用いたときの上記算出手段
による算出結果とを比較して算出された上記相対位置差
の大きい結果を選択して焦点合わせ距離とする。
【0024】また、第2の発明による測距装置は、2つ
のラインセンサが視差を有する異なる視野から観測した
被写体像の輝度分布に従った光パターン信号をそれぞれ
出力し、変換手段が上記ラインセンサの出力電流を積分
してデジタル値に変換し、積分制御切換手段が上記ライ
ンセンサの内少なくとも一方のラインセンサの第1エリ
ア部分を選択して上記積分状態を制御する第1積分制御
状態と上記ラインセンサの内少なくとも一方のラインセ
ンサの第2エリア部分を選択して上記積分状態を制御す
る第2積分制御状態とを切り換えて制御し、算出手段が
上記第1積分制御状態および上記第2積分制御状態で積
分された各積分結果に基づいて上記2つのラインセンサ
各部分からの光パターン信号とを比較して上記被写体像
の視差に基づく光パターンの相対位置差を算出し、決定
手段が上記算出手段により上記第1積分制御状態を用い
たときの算出結果と上記第2積分制御状態を用いたとき
の算出結果とを比較して最終的な相対位置差を選択して
決定する。
【0025】さらに、第3の発明による測距装置は、カ
メラに搭載されていて、上記第1エリア部分は撮影画面
中央部に対応するエリアであり、上記第2エリア部分は
上記中央部を除くエリアである。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1から図8は本発明の第1の実
施形態を示したものであり、図1はパッシブ方式の測距
装置の構成を示すブロック図、図2は(A)右側,
(B)左側のラインセンサによる積分出力を示す図、図
3はシフトセンサ数Sに対する左右のセンサ出力の絶対
値総和FFを示す線図、図4は補間演算を説明するため
の図である。
【0027】まず、図1を参照して、本実施形態のパッ
シブ方式の測距装置の構成について説明する。
【0028】この測距装置は、被写体6からの光が入射
するものであって、基線長Bだけ離して配置された2つ
の受光レンズ1a,1bと、この受光レンズ1a,1b
を介して入射した光により符号3a,3bに示すような
光パターンがそれぞれ形成されて光電変換を行うライン
センサ2a,2bと、このラインセンサ2a,2bの出
力をデジタル信号に変換するA/D変換器4と、このA
/D変換器4の出力に基づいて上記ラインセンサ2a,
2bを構成するセンサの内の使用するエリアを選択する
選択手段10bと選択したエリアに係る情報により後述
するような相関演算や補間演算を行って被写体までの距
離Lを算出する演算手段10aとを含む例えばワンチッ
プマイコン等からなる演算制御手段であるCPU10
と、このCPU10からの選択エリアに係る情報に基づ
いて上記ラインセンサ2a,2bの出力の内の上記A/
D変換器4に入力されるエリアまたはA/D変換器4か
ら上記CPU10に入力されるエリアを切り換えるエリ
ア切換手段11と、上記CPU10の出力に基づいて撮
影レンズのピントを調節するピント合わせ手段12とを
有して構成されている。
【0029】本実施形態は、このような構成により、C
PU10が、その演算手段10aによって相関演算や補
間演算を行うに際して、像ずれ量を求めるためのライン
センサ2a,2bの出力を上記エリア切換手段11によ
り切り換えて、広い測距枠(図7(A)参照)と狭い測
距枠(図7(B)参照)を選択して演算を行うことがで
きるようにし、さらに、これらの異なる測距枠を用いて
各演算された被写体距離から適切な方を選択手段10b
により選択して、カメラの撮影レンズ等のピント合わせ
をすることができるようにしたものである。
【0030】なお、ここに、上記演算とは、後で詳しく
説明する相関演算、補間演算、さらに、三角測距の原理
による距離算出などを示すが、広い測距枠と狭い測距枠
の何れを選択するかを判断するときには、これらの内の
どれかの演算結果を用いて選択すれば良い。
【0031】次に、図1から図4を参照して、パッシブ
方式の測距装置における光パターンの相対位置差算出の
方法について詳しく説明する。
【0032】左右の受光レンズ1a,1bの位置の差で
ある基線長Bにより、ラインセンサ2a,2b上に入射
する光分布の相対位置差xは、被写体距離Lに依存して
変化する。各受光レンズ1a,1bの焦点距離をfとす
ると、被写体距離Lは、
【数1】L=B×f/x として求められる。
【0033】ラインセンサ2a,2bを構成する各セン
サは、光の入射量に応じた電流信号を出力するために、
これらをA/D変換器4によりデジタル信号に変換すれ
ば、上記CPU10の演算手段10aによる相関演算お
よび補間演算によって、上記相対位置差xを算出するこ
とができる。
【0034】この結果に基づいて、上記CPU10にお
いてさらに上記数式1に基づいて演算を行うことによ
り、被写体距離Lを求めることができる。これが一般的
なパッシブ式三角測距方式の基本原理である。
【0035】こうした技術手段によりカメラの撮影レン
ズのピント合わせを行うときには、このCPU10が、
カメラ全体の動作を制御するようにして、ピント合わせ
手段12により撮影レンズ中のピント合わせレンズをモ
ータ等のアクチュエータを介して制御することにより、
自動焦点(AF)機能付きカメラを構成することができ
る。
【0036】上述したように、像ずれ量演算(上記相対
位置差xの演算)においては、センサピッチSPの単位
でどれだけ左右の像がずれているかを調べる相関演算の
ステップと、このセンサピッチSPよりも細かい分解能
でさらに正確に左右の像のずれ量を算出する補間演算の
ステップとを必要とする。
【0037】そこで、まず相関演算について説明する。
【0038】右側のラインセンサ2a上に、図1に示す
ような光パターン3aが入射した場合に、該ラインセン
サ2aが複数のセンサR1 〜R6 により構成されている
ものとすると、これらセンサR1 〜R6 の出力の大きさ
は、例えば図2(A)に棒グラフとして示すような分布
となる。
【0039】ここでRは右側のセンサであることを示
し、このRに付けられた添え字の1から6が、例えば受
光レンズ1aの光軸を基準としたときのセンサの絶対位
置を示しているものとする。
【0040】このとき、もし、左側のラインセンサ2b
を構成する左側のセンサL1 〜L6から、上記右側のセ
ンサR1 〜R6 と同じ信号が出力される場合には、上記
相対位置差xは0となるために、上記数式1により被写
体距離Lは無限遠ということになる。
【0041】また、被写体が有限の距離にある場合に
は、上記相対位置差xとセンサピッチSPから決定され
るシフトセンサ数Sだけシフトしたところの左側のセン
サL1〜L6 に、上記センサR1 〜R6 に類似した出力
が得られる(図2(B)参照)。
【0042】このシフトセンサ数Sを求めるには、ある
右側のセンサの出力から対応する左側のセンサの出力を
引き算して、その絶対値を各センサ毎に加算した結果F
Fを用いればよい。すなわち、次の数式2に示すよう
に、まず右側のセンサRiと左側のセンサLiの出力を
引き算し、その絶対値をとって、ある幅でiを変化させ
てこれらを加算する。
【数2】FF(i)=Σ|R(i)−L(i)|
【0043】そして、右側のセンサRiまたは左側のセ
ンサLiの一方のセンサを1つだけずらして、先に差を
とった隣のセンサと同様に差をとると、次のような数式
3により表現することができる。
【数3】 FF(i+1)=Σ|R(i+1)−L(i)|
【0044】このように順次、ずらし量SIFTを変更
しながら上記FFをグラフにすると、図3に示すような
グラフが作成される。このとき、右側のセンサRと左側
のセンサLの差の和であるFFが、最小値Fmin となる
ずらし量SIFTのところが最もよく対応がとれている
と考えられるために、このときのずらし量SIFTが上
記シフトセンサ数Sとして求められる。
【0045】このシフトセンサ数Sを加味して左右のラ
インセンサ2a,2bの出力分布を図示すると、図2
(A),(B)に示すように、シフトセンサ数Sだけず
れた左側の各センサLから、対応する添え字の付いた右
側の各センサRとほぼ同様の出力が得られる。
【0046】次に、補間演算について説明する。
【0047】実際の2つのラインセンサ2a,2b上の
像ずれ量は、センサピッチSPを単位としてその整数倍
だけ正確にずれているわけではなく、一般的には端数が
存在する。
【0048】そこで、正確な測距を行うためには、像ず
れ量をセンサピッチSPよりも細かい精度によって検出
しなければならず、このプロセスを補間演算と呼んでい
る。この補間演算について、図4を参照して説明する。
【0049】図4において、上記ラインセンサ2a,2
bのそれぞれの一部を構成する右側の各センサRと左側
の各センサLの出力は、上述の相関演算により算出した
上記シフトセンサ数Sだけシフトさせた後の比較し易い
状態にして、並べて図示してある。
【0050】従って、図4中のL0 からL4 は、正確に
はLs からLs+4 と記載するべきものであるが、繁雑に
なるのを避けるために添え字のSについてはその記載を
省略している。
【0051】左側のセンサLには、上記シフトセンサ数
Sだけシフトをした後も、右側のセンサRを基準として
さらに相対位置差xだけのずれ量が残っている光が入射
しているものとする。
【0052】このときに、例えばセンサL1 には、セン
サR0 に入射する光とセンサR1 に入射する光とに各対
応する光が混じり合って入射している。同様にして、他
の左側の各センサLにも、右側のセンサRを基準として
相対位置差xだけずれた光がそれぞれ入射しているため
に、各センサLの出力は、次の数式4から数式6に示す
ように表現されることがわかる。
【数4】L1 =(1−x)・R1 +xR0
【数5】L2 =(1−x)・R2 +xR1
【数6】L3 =(1−x)・R3 +xR2
【0053】上記最小値Fmin と、この最小値Fmin か
ら上記シフト量をプラス方向とマイナス方向にずらした
FFの値F−1,F+1は、この各Rn,Lnの出力を
用いて表現すると、次の数式7から数式9に示すように
なる。
【数7】Fmin =Σ|Rn −Ln |
【数8】F-1=Σ|Rn-1 −Ln |
【数9】F+1=Σ|Rn+1 −Ln |
【0054】さらに、上記数式4から数式6を用いて上
記数式7から数式9を展開すると、次の数式10から数
式12に示すようになる。
【数10】 Fmin =|R1 −L1 |+|R2 −L2 |+|R3 −L3 | =|R1-(1-x)R1-xR0|+|R2-(1-x)R2-xR1|+|R3-(1-x)R3-xR2| =|R1-R1+xR1-xR0|+|R2-R2+xR2-xR1|+|R3-R3+xR3-xR2| =x|R1 −R0 |+x|R2 −R1 |+x|R3 −R2 | =x{|R1 −R0 |+|R2 −R1 |+|R3 −R2 |}
【数11】 F-1 =|R0 −L1 |+|R1 −L2 |+|R2 −L3 | =|R0-(1-x)R1-xR0|+|R1-(1-x)R2-xR1|+|R2-(1-x)R3-xR2| =|R0-R1+xR1-xR0|+|R1-R2+xR2-xR1|+|R2-R3+xR3-xR2| =|(1−x)(R0−R1)|+|(1−x)(R1−R2)|+|(1−x)(R2−R3)| =(1−x){|R0 −R1 |+|R1 −R2 |+|R2 −R3 |}
【数12】 F+1 =|R2 −L1 |+|R3 −L2 |+|R4 −L3 | =|R2-(1-x)R1-xR0|+|R3-(1-x)R2-xR1|+|R4-(1-x)R3-xR2| =|R2-R1+xR1-xR0|+|R3-R2+xR2-xR1|+|R4-R3+xR3-xR2| =x{|R1-R0|+|R2-R1|+|R3-R2|}+|R2-R1|+|R3-R2|+|R4-R3| ≒(1+x){|R0 −R1 |+|R1 −R2 |+|R2 −R3 |}
【0055】上記数式10から数式12に現れる項につ
いて、
【数13】 (ΣΔR)={|R0 −R1 |+|R1 −R2 |+|R2 −R3 |} と表現すると、これら数式10から数式12はそれぞれ
数式14から数式16に示されるようになる。
【数14】Fmin =(ΣΔR)x
【数15】F-1=(ΣΔR)(1−x)
【数16】F+1=(ΣΔR)(1+x)
【0056】これらを用いて、(F-1−Fmin )/(F
+1−Fmin )を計算すると、数式17に示すようにな
る。
【数17】 (F-1−Fmin )/(F+1−Fmin ) ={(ΣΔR)(1−x)−(ΣΔR)x}/{(ΣΔR)(1+x)−(ΣΔR)x} ={(ΣΔR)(1−2x)}/(ΣΔR) =1−2x
【0057】こうして、数式17に示すように、上記項
(ΣΔR)に依存することなく、先の相対位置差(像ず
れ量)xを求めることができる。これが補間演算であ
る。
【0058】これらの相関演算および補間演算は、CP
U10内の演算手段10aにおいて所定のプログラムに
従って行われるが、演算手段をCPUと別体に設けた場
合には、該演算手段によって行うようにしても良い。
【0059】ここで、上述した撮影画面内に、遠方の被
写体と近い被写体とが混在する場合について説明する。
【0060】例えば、図5に示すようなシーンにおい
て、主要被写体6aを正しく測距しようとする場合に
は、測距エリアWは、人などの主要被写体6aの例えば
顔の幅Kよりも狭い(W<K)方がよい。つまり、幅K
よりも広いと、背景被写体6bからラインセンサ2aに
入射する光の情報までが演算に加味されてしまうため
に、高精度の測距を行うことができなくなるからである
(これを遠近混在誤差という。)。
【0061】この測距エリアWは、ラインセンサ2a,
2bのセンサピッチSPや、使用するセンサ数E,被写
体距離L,受光レンズ1a,1bとラインセンサ2a,
2bとの間の距離fに、次の数式18に示すように依存
する。
【数18】W=L×SP×E/f
【0062】図5からわかるように、顔の幅Kは被写体
距離Lが変化しても一定であるのに対して、測距エリア
Wは、上記数式18に示したように、被写体距離Lに比
例して変化する。
【0063】つまり、被写体距離Lが変化した場合に、
測距エリアWを顔の幅K以下にするためには、上記セン
サピッチSPと距離fとは一定であるから、使用するセ
ンサ数Eを切り換えれば良い。
【0064】一方、遠近混在がなければ、相関エリアは
広いほうが、ラインセンサ2a,2bを各構成するセン
サのノイズが相殺されて測距精度が高くなる。従って、
近距離では相関エリアは広いほうが有利となる。また、
相関エリアが広いほうが、測距する視野が広がる(広視
野化する)ために、水平方向に測距することができる領
域が広がるというメリットがある。
【0065】このようにして、測距エリアを可変となる
ように構成するとともに、変化させた測距エリアにより
測距を行い、撮影状況に応じた適切な方の測距結果を用
いることにより、近距離から遠距離までを高精度に測距
をすることができるようにしたのが本実施形態である。
【0066】図7は(A)広い測距枠,(B)狭い測距
枠の撮影画面をそれぞれ示す図である。
【0067】今、図7に示すように、画面のほぼ中央に
比較的輝度の低い主要被写体6aが位置し、この主要被
写体6aの右後ろに輝度の高い背景被写体6bが位置す
る撮影画面40を測距する場合について考える。
【0068】このような撮影画面40において、図7
(A)に示すような広い測距枠41aを用いて測距を行
うと、主要被写体6aからの光だけでなく、背景被写体
6bからの光も加味して測距してしまうことになる。
【0069】このとき、上述したように背景被写体6b
の方が輝度が高いために、該背景被写体6bの輝度分布
に引っ張られて、測距結果は実際の主要被写体6aまで
の距離よりも遠距離となってしまう。
【0070】一方、もし背景被写体6bの輝度が主要被
写体6aの輝度に比べて低ければ、それほど大きな誤差
とはならない。
【0071】そこで本実施形態においては、測距枠41
aを図7(A)に示すような広いものから図7(B)に
示すような狭いものへ、また逆に図7(B)に示すよう
な狭いものから図7(A)に示すような広いものへと変
更することができるように構成されている。
【0072】上述のような主要被写体6aに比して背景
被写体6bの輝度が高い場合には、図7(B)に示すよ
うな狭い測距枠41aを使用することにより、背景被写
体6bの影響を受けないために、より正確な測距を行う
ことが可能となる。
【0073】これに対して、図6に示すような撮影画面
においては、上記図7(B)に示すような狭い測距枠を
用いた場合には、測距枠41が主要被写体6a内に正し
く収まっていないために、正確な測距を行うことは不可
能であり、いわゆるピンぼけになってしまう。
【0074】このような場合には、上記図7(A)に示
したような広い測距枠41aを用いることにより、主要
被写体6aを測距枠41a内に入れることができるため
に、測距を行うことが可能となる。特に、背景被写体の
輝度が低い場合には、該背景被写体に影響されることな
く正確に測距を行うことができる。
【0075】こうして、本実施形態は、広い測距枠と狭
い測距枠の双方により測距を行い、撮影を行う被写体の
状態に応じた適切な測距結果が得られた方の測距枠を選
択することにより、画面内の広い範囲を測距する必要が
ある場合にも、逆光時などにおける背景被写体の影響が
大きい場合にも、対応することができるようにしたもの
である。
【0076】次に、このような実施形態の作用につい
て、図8を参照して説明する。図8は測距装置による基
本的な測距動作を示すフローチャートである。
【0077】測距動作がスタートすると、上記図7
(A)に示したような広い測距枠41aにより測距を行
って被写体までの距離を算出し、その広視野測距結果を
LHに記憶させておく(ステップS1)。
【0078】次に、同様にして、上記図7(B)に示し
たような狭い測距枠41aにより測距を行って被写体ま
での距離を算出し、その狭視野測距結果をLSに記憶さ
せておく(ステップS2)。
【0079】こうして得られた測距結果LS,LHの内
のどちらがより近い被写体距離となるかを比較して(ス
テップS3)、狭視野測距結果LSの方が近い被写体距
離となる場合にはピント合わせ手段12によってその被
写体距離に撮影レンズのピントを合わせ(ステップS
4)、一方、広視野測距結果LHの方が近い被写体距離
となる場合には同様にその被写体距離に撮影レンズのピ
ントを合わせる(ステップS5)。
【0080】このように簡単な動作によって、図7に示
したような遠近混在が起こりやすい逆光シーンや、図6
に示したような撮影画面の中央に被写体が存在しないシ
ーンの何れの場合にも、正しく測距を行ってピントを合
わせることが可能となる。
【0081】つまり、図7に示したようなシーンでは、
広視野測距結果LHは遠近混在によって遠距離側となる
ために、上記ステップS3において、より正確な狭視野
測距結果LSが選択されるからである。
【0082】また、図6に示したようなシーンでは、狭
い測距枠は背景被写体を測距するためにLSが遠距離を
示すのに対し、広視野測距結果LHは主要被写体の輝度
分布情報を取得して比較的近距離を示すために、上記ス
テップS3において、より正確な広視野測距結果LHが
選択されるからである。
【0083】なお、上述ではCPU10に演算手段10
aおよび選択手段10bを内蔵したが、これに限るもの
ではなく、これらをCPU10の外部に別体として設け
るようにしても良い。
【0084】このような実施形態によれば、広い測距枠
による測距結果と狭い測距枠による測距結果とを比較し
て用いるようにしたために、画面の中央部に主要被写体
が位置していないような場合や、画面のほぼ中央部に比
較的輝度の低い主要被写体が位置するとともにその両側
あるいは片側の後ろに輝度の高い背景被写体が位置する
ような場合にも、より正確な測距を行うことができる。
【0085】また、被写体距離に応じて測距枠をあまり
細かく切り換えると、計算が繁雑になって測距時間が長
くなってしまうことが考えられるが、本実施形態におい
ては広い測距枠と狭い測距枠の2つを用いるようにした
ために、測距時間が長くなるような影響は殆ど現れるこ
とはなく、測距装置をカメラに適用する場合にも、シャ
ッタタイムラグが長くなるなどの好ましくない結果を生
じることもない。
【0086】図9から図15は本発明の第2の実施形態
を示したものであり、図9は測距装置の構成を示すブロ
ック図、図10は測距装置におけるゲート手段および積
分判定手段の詳細な構成を示す回路図、図11は測距装
置を搭載したカメラを示す斜視図である。この第2の実
施形態において、上述した第1の実施形態と同様である
部分については同一の符号を付して説明を省略し、主と
して異なる点についてのみ説明する。
【0087】図9から図11を参照して、この第2の実
施形態の測距装置を搭載したカメラについて説明する。
【0088】このカメラ51は、図11に示すように、
カメラ上面の例えば該カメラを保持する右手の人差指で
押圧可能な位置に配設されたレリーズボタン54と、カ
メラ前面側のほぼ中央部に配設された撮影レンズ52
と、この撮影レンズ52の上部に配設された撮影範囲を
視認するためのファインダ53と、このファインダ53
の図面右側に配設された被写体までの距離を測定するた
めの測距装置である測距ユニット50とを有して構成さ
れている。
【0089】上記測距ユニット50は、図9に示すよう
に、被写体6a,6bからの光が入射するものであっ
て、基線長Bだけ離して配置された2つの受光レンズ1
a,1bと、この受光レンズ1a,1bを介して入射し
た光を光電変換するラインセンサ2a,2bと、このラ
インセンサ2a,2bの出力が入力するゲート手段7
と、このゲート手段7の出力に基づき積分判定を行う積
分判定手段22と、この積分判定手段22の結果に基づ
き上記ゲート手段7の出力をデジタル信号に変換してC
PU10に出力するA/D変換器4と、このA/D変換
器4の出力に基づいてCPU10において算出された選
択エリアに係る情報により上記ラインセンサ2a,2b
の出力の内の上記ゲート手段7に入力されるエリアまた
はゲート手段7から上記CPU10に入力されるエリア
を切り換える選択手段21とを有して構成されている。
【0090】さらに、本実施形態におけるラインセンサ
2a,2bの出力を選択して取り出す構成について説明
する。
【0091】電子回路には電源電圧等の制約があるため
に、扱える信号にはダイナミックレンジの許容幅があ
り、被写体からの輝度信号もこのダイナミックレンジ内
に適切に収めるための技術が必要である。
【0092】従って、各ラインセンサ2a,2bに入射
した光の強さを検出させるために、その出力光電流をコ
ンデンサに積分して電圧変換する場合も、積分時間の制
御に工夫を施す必要がある。
【0093】つまり、積分時間が長過ぎると積分電圧が
大きくなり過ぎることがあり、また短か過ぎると後段で
処理するに十分な大きさの積分電圧とはならないことが
あるからである。
【0094】より具体的には、本実施形態は、ラインセ
ンサ2a,2bを構成するセンサの内のどのセンサの出
力を基準にして積分時間の制御を行うか、という技術手
段に着目したものであり、CPU10により選択手段2
1を介してゲート手段7を制御して、積分判定手段22
に入力されるラインセンサ2a,2bを構成するセンサ
の出力を選択することにより、想定された撮影シーンに
応じた積分制御を行うようにしたものである。
【0095】このセンサ出力を切り換えるための構成に
ついて、図10を参照して説明する。図10は、上記図
9に示したゲート手段7や積分判定手段22の詳細を示
す回路図である。
【0096】センサ29a,29bは、共に上記ライン
センサ2aを構成するセンサであり、これらのセンサ2
9a,29bに入射した光量に依存する光電流は、アナ
ログスイッチ38a,38bがオンしている間は、積分
アンプ31a,31bと積分用コンデンサ32a,32
bによって積分されて、電圧信号に変換される。
【0097】電流が積分されると各積分アンプ31a,
31bの出力は低下するが、これによって、アナログス
イッチ30a,30bを介して基準電圧Vrefに接続
されたPMOSトランジスタ35a,35bのゲート電
位が低下し、ゲート電位の低下に従ってドレイン電流が
増加して、抵抗37の電圧降下量が大きくなる。
【0098】この抵抗37に流れるドレイン電流は、各
センサの内で最も多くの光電流を出力したものに依存す
るために、この降下電圧をA/D変換器4によりモニタ
することによって、最も多く光が入射して光電流を最も
多く出力しているセンサの出力をCPU10がモニタす
ることができる。
【0099】また、アナログスイッチ36a,36bが
オンすると積分電圧を初期化することができ、上記アナ
ログスイッチ30a,30b等がオフしているセンサに
ついては、この最も多く光電流が入射しているセンサの
検出から除外される。
【0100】つまり、上記アナログスイッチ30a,3
0b等のスイッチがオンしているセンサに従って積分の
制御が行われるが、具体的にはこれらのセンサ出力が所
定値となったときに、上記アナログスイッチ38a,3
8bをオフして積分を停止するようにすればよい。
【0101】また、各積分電圧はバッファ回路33a,
33bを介してA/D変換器4に入力される。アレイ状
に多数が並設されたセンサの積分出力を同時にA/D変
換することはできないために、アナログスイッチ34
a,34bを順次オンさせて、各出力をA/D変換器4
に入力していくようにする。
【0102】上記選択手段21は、これらの各アナログ
スイッチ30a,30b,34a,34b,36a,3
6b,38a,38bを制御して、積分の初期化、開
始、終了、A/D変換等の動作切換えを行うものであ
る。
【0103】また、上記図9に示したように、異なる方
向に位置する被写体6a,6bを測距するには、ライン
センサ2aにおける基準センサを、各々図中の符号60
または符号61に示す位置にあるセンサに切り換えてお
けば良い。
【0104】このように、ラインセンサ2a,2bの内
のどのセンサの出力を用いてずれ量計算を行なうかによ
って、撮影画面内の異なる領域の測距を行うことが可能
となる。
【0105】このセンサ領域の切り換えは、図10に示
したようなA/D変換器4に入力する積分電圧を、アナ
ログスイッチ34a,34bにより切り換えるようにし
ても良いし、あるいは、CPU10がセンサ出力を取得
した後に、距離計算に利用するものを取捨選択するよう
にしてもよい。
【0106】次に、このような構成を前提として行われ
る測距について、図12,図13を参照して説明する。
【0107】図12は撮影画面内のほぼ中央部に主要被
写体が位置し左右に2つの背景被写体が位置する場合の
測距を示す図、図13は撮影画面内の左右に2つの主要
被写体が位置しほぼ中央部に背景被写体が位置する場合
の測距を示す図である。
【0108】図12(A)に示すように、撮影画面40
内のほぼ中央部に比較的輝度の低い主要被写体6aが位
置し、この主要被写体6aの左右の後ろに輝度の高い背
景被写体6bが位置する撮影画面40を測距する場合に
ついて説明する。
【0109】主要被写体6aよりも背景被写体6bの方
が明るい場合には、図12(B)に示すように、ライン
センサ2a,2bの全域で積分終了制御を行うと、輝度
の高い背景被写体6bからの光を受けたセンサ部分で積
分の終了判定レベルV1に達してしまい、測定したい主
要被写体6aの例えば顔の部分については十分な信号を
得られず、上述したようなずれ量判定を行うに足る輝度
差がなく、正確な測距を行うことができない。
【0110】そこで図12(D)に示すように、積分判
定を行うセンサを中央部の区間Wに位置するセンサだけ
に設定すると、図12(C)に示すように、背景被写体
6bは回路のダイナミックレンジの関係から飽和してし
まうものの、主要被写体6aには輝度差の信号が生じ
て、測距を行うことが可能となる。
【0111】次に、図13(A)に示すように、撮影画
面40内の左右に比較的輝度の低い2つの主要被写体6
aが位置し、ほぼ中央部に輝度の高い背景被写体6bが
位置する撮影画面40を測距する場合について説明す
る。
【0112】主要被写体6aよりも背景被写体6bの方
が明るい場合には、ラインセンサ2a,2bの全域で積
分終了制御を行うと、やはり輝度の高い背景被写体6b
からの光を受けたセンサ部分で積分の終了判定レベルV
Iに達してしまい、測定したい主要被写体6aの例えば
顔の部分については十分な信号が得られず、上述したよ
うなずれ量判定を行うに足る輝度差がなく、正確な測距
を行うことができない。これは、上記図12(D)に示
したような中央部分のみで積分する場合はなおさらであ
る。
【0113】そこで図13(D)に示すように、積分判
定を行うセンサの対象として中央部に位置するセンサを
外して、周辺の区間W1,W2に位置するセンサだけに
設定すると、図13(C)に示すように、背景被写体6
bは回路のダイナミックレンジの関係から飽和してしま
うものの、主要被写体6aには輝度差の信号が生じて、
測距を行うことが可能となる。
【0114】従って、この第2の実施形態においては、
測距を2回行い、この2つの場合において上記図12
(D)と図13(D)に示すようなエリアについて積分
制御を行い、2回の測距で得られた画面内の各点の測距
結果から、最終的なピント合わせを行うための被写体距
離を求めるものである。
【0115】上述したように、遠近混在した撮影画面を
測距する場合には、測距結果が遠距離側に引っ張られる
ために、最も至近となる結果を選択することにより、主
要被写体の位置に関わらず、正確な主要被写体距離を選
び出すことができる。
【0116】このような実施形態の作用を図14のフロ
ーチャートを参照して説明する。
【0117】動作が始まると、図15(A)に示すよう
に、積分判定するセンサのエリアを中央部に絞って画面
内のL,S,Rの3点について測距してその結果をlS
1,lL1,lR1とし(ステップS11)、次に、図15
(B)に示すように、逆に中央部を除外した領域で積分
制御を行って、同様にL,S,Rの3点について測距し
てその結果をlS2,lL2,lR2とする(ステップS1
2)。
【0118】こうして、積分判定範囲を切り換えつつ測
距を行う。
【0119】また、遠近混在が発生し難いように、中央
部に積分判定エリアを設定したときは、そうでないとき
よりも中央部の相関演算を行うエリアの幅Wを狭くして
おくほうが効果的である(図15中、W<W1)。
【0120】さらに、このエリア切り換えは、画面内中
心部に被写体が位置しない場合には、なるべく相関エリ
アを広くした方が、被写体がどの位置にあっても測距す
ることができる確立が高くなることを想定している。
【0121】そして、上記ステップS11およびステッ
プS12において得られた合計6点の測距結果lS1,l
L1,lR1,lS2,lL2,lR2から、最も至近を示す距離
を選択してlp とし(ステップS13)、この至近距離
lp に基づいてカメラの撮影レンズ等のピント合わせを
行う(ステップS14)。
【0122】こうして、遠近が混在した測距結果は除去
されて、主要被写体までの距離を正しく求めることがで
きる。
【0123】このような第2の実施形態によれば、上述
の第1の実施形態とほぼ同様の効果を奏すると共に、主
要被写体が撮影画面内のどこに位置していても測距を行
うことができ、この測距装置をカメラに適用することに
より、逆光シーンや遠近混在し易いシーンにおいても良
好なピント合わせをすることができるAFカメラを構成
することが可能となる。そして、本実施形態は、背景被
写体に比して主要被写体の輝度が低く、しかもその輝度
比が大きい場合に特に有効である。
【0124】図16から図19は本発明の第3の実施形
態を示したものであり、図16は測距装置を搭載したカ
メラの構成を示すブロック図、図17は撮影画面内の測
距エリアを示す図、図18は使用される積分判定エリア
の変化を示す図、図19はカメラによる測距動作を示す
フローチャートである。
【0125】この第3の実施形態において、上述した第
1,第2の実施形態と同様である部分については同一の
符号を付して説明を省略し、主として異なる点について
のみ説明する。
【0126】このカメラは、図16に示すように、被写
体光が入射する2つの受光レンズ1a,1bと、この受
光レンズ1a,1bを介して入射した光を光電変換する
ラインセンサ2a,2bと、このラインセンサ2a,2
bのアナログ出力をデジタル信号に変換するとともに変
換されたデジタルデータを記憶する機能を有するA/D
変換器4と、このA/D変換器4により変換されたデジ
タル信号をCPU10のポート19に出力しまたは該ポ
ート19から信号を入力するシリアル通信用の回路でな
る出力回路7aと、上記A/D変換器4の出力に基づき
相関演算等を行う例えば高速のハードロジック回路で構
成されている相関回路24とを有する測距装置である測
距ユニット100を備えている。
【0127】この測距ユニット100からの出力は、シ
リアル通信用のポートやカメラの各機能を制御する端子
等からなる上記ポート19を介してCPU10に入力さ
れるようになっており、このCPU10は、上記ポート
19を制御する演算用レジスタ14およびレジスタ18
と、上記ポート19を制御するための演算を含む各種の
演算を行う演算手段17と、データを一時的に記憶して
おくためのRAM15と、所定のアルゴリズムでこれら
を制御するための命令プログラムが記憶されているRO
M16とを有して構成されていて、上記ポート19から
は上記A/D変換器4へ制御出力が行われるようになっ
ている。
【0128】さらに、上記ポート19からは、カメラに
設けられたシャッタ8,ピント合わせ手段12,ズーム
機構27などに制御出力が行われ、該カメラの撮影レン
ズ13は、ピント合わせ手段12によりピント調節のた
めに駆動されるとともに、上記ズーム機構27を介して
ズーミングが行われるようになっている。
【0129】また、上記ズーム機構27によって設定さ
れた撮影レンズ13のズーミング位置は、焦点距離検出
手段28により検出されて、ポート19を介して上記C
PU10に入力されるようになっている。
【0130】さらに、このカメラには、上記ズーム機構
27によるズーミングに連動して画角を切り換えるファ
インダ25が設けられており、撮影者26は、このファ
インダ25を見ながら構図等の設定を行うようになって
いる。なお、ファインダ25内には、撮影範囲を示すた
めの測距枠25aが設けられている。
【0131】また、上記ポート19へは、カメラに設け
られたEEPROM9から補正用のデータが入力される
ようになっている。
【0132】すなわち、上記EEPROM9は、電気的
に書き込み可能なROMであり、カメラの部品のばらつ
きや、組み立て精度のばらつきに等よって生じる誤差を
補正するための補正係数が記憶されている。
【0133】つまり、製造ラインの調整工程において、
カメラに係る補正値の検出が行われるとともに、検出さ
れた補正値のこのEEPROM9への記憶が行われて、
CPU10は該EEPROM9の補正データを参照しな
がらカメラの制御を行うようになっている。
【0134】ここで、上述したように、カメラの撮影レ
ンズ13がズーミングを行うのに連動してファインダ2
5も連動してズーミングするようになっているが、測距
ユニット100については、その受光レンズ1a,1b
やラインセンサ2a,2bの位置精度が測距精度に密接
に関連するために、メカ的にズーミングを連動させるこ
とは困難である。
【0135】従って、図17に示すように、ファインダ
視野はズーミングに連動して符号40aと符号40bに
示すように変化するのに対して、測距可能エリア42は
変化しないようになっている。
【0136】そこで、この測距可能エリア42を5つの
領域L1 ,L2 ,S,R1 ,R2 に分割しても、符号4
0aに示す広角側のファインダ視野と符号40bに示す
望遠側のファインダ視野とでは、撮影画面内における測
距エリアの配置や大きさが異なってしまう。
【0137】撮影レンズのズーミングに対応するため
に、測距エリアそのものや、相関エリアのセンサ数を切
り換えることも考えられるが、ズームレンズにより撮影
を行う際の測距精度としては、一般に、焦点深度の関係
から、望遠側の測距精度をより高く保つ必要がある。し
かし、望遠側で視野に合わせて測距エリアを狭くしてし
まうと、測距時のノイズの影響を受け易くなったり、量
子化誤差の影響によりかえって測距精度が劣化してしま
う可能性がある。また、演算を焦点距離によって切り換
えるのも構成が複雑になる。
【0138】そこで、本実施形態は、図18(B),
(C)に示すように、周辺測距時の積分判定エリアを、
焦点距離に応じて切り換えるようにしたものである。こ
の手段は、積分判定の優先を変更するだけであるため
に、構成が簡単でありながら、かつ効果的なズーミング
連動の測距装置を構成することが可能となる。
【0139】なお、相関回路24は、上述ではCPU1
0とは別体に設けたが、CPU10の内部に設けて、後
述する図19に示すようなフローチャートの演算によっ
てシフト量S(シフトセンサ数)を算出するようにして
も良い。
【0140】図19はカメラの測距動作を示すフローチ
ャートである。
【0141】動作が始まると、図18(A)に示すよう
に、積分判定エリアを中央部の狭い領域S1のみに設定
して測距を行い、その結果をLS1とする(ステップS2
1)。これにより、画面中央部の被写体の逆光や遠近混
在誤差の影響を対策している。
【0142】これは、主要被写体の大部分は画面中央部
に位置するために、中央部については2回測距を行うこ
とにより、一層信頼性の高い測距を行なうようにしたも
のである。
【0143】次に、上記焦点距離検出手段28により検
出された撮影レンズ13の焦点距離fが、所定値f0 よ
りも大きいか否かを判定し(ステップS22)、大きい
場合には、図18(B)に示すように望遠用に狭い領域
L2 ,R1 を積分判定エリアに設定する(ステップS2
4)。
【0144】一方、上記ステップS22において、焦点
距離fが所定値f0 以下である場合には、図18(C)
に示すように広角用に広い領域L1 ,R2 を積分判定エ
リアに設定する(ステップS23)。
【0145】こうして決められた積分判定領域に従っ
て、ラインセンサ2a,2bの基準を変更しながら、図
18に示すような5つの領域L1 ,L2 ,S2 ,R1 ,
R2 に対して、2つの受光レンズ1a,1bの視差に基
づく被写体輝度分布のずれ量を、相関演算や補間演算等
によって判定し、各領域に位置する被写体までの距離を
算出する(ステップS25)。
【0146】ここで、求められた画面中央部の測距結果
Ls2と、上記ステップS21において求められたより狭
い領域を使っての中央部の測距結果Ls1とをもう一度比
較する(ステップS26)。
【0147】この2つの測距結果Ls1,Ls2がほぼ等し
い場合には、遠近混在による誤差はないものとして、測
距エリアを広くとってより精度の高いLs2を加味し、L
s1とLs2の平均値を最終的な中央の測距結果Lsとする
(ステップS28)。
【0148】上記ステップS26において、逆に2つの
測距結果Ls1,Ls2の差が大きい場合には、遠近混在に
よる誤差が発生していると考えて、測距結果Ls1を最終
的な中央の測距結果Lsとする(ステップS27)。
【0149】このような過程により決定された中央の測
距結果Ls、および周辺の測距結果LL1,LL2,LR1,
LR2の中から、最も至近となる測距結果をピント合わせ
に用いる最終的な測距結果Lpとして(ステップS2
9)、この測距結果Lpに基づいてピント合わせ手段1
2を駆動することにより撮影レンズ13のピント合わせ
を行う(ステップS30)。
【0150】このような第3の実施形態によれば、上述
の第1,第2の実施形態とほぼ同様の効果を奏すると共
に、撮影レンズの焦点距離によって測距エリアの優先度
を変更するようにしたために、画面内のどこに被写体が
位置しても正しい被写体距離を測定することができる。
【0151】また、主要被写体の存在確立の高い画面中
央部については2回測距を行ってその平均値を用いるこ
とにより、信頼性を一層高めるようにしたために、さら
に正確なピント合わせが可能となる。一方、画面周辺部
については測距演算を1回のみ行うようにしたために、
より高速に測距を行うことが可能となる。
【0152】なお、上記各実施形態を説明する際には、
最至近距離を選択するという表現を用いて選択方法を分
かり易く表現したが、各領域につき、距離を求める前の
状態、つまり相関演算後または補間演算後におけるずれ
量を比較して選択するようにしても同様である。これ
は、ずれ量と測距距離とは一対一に対応するからであ
る。すなわち、ずれ量が大きいほど被写体が至近側にあ
ることを示すために、このずれ量を用いる場合には、最
大ずれ量を選択するという表現を用いても良い。
【0153】[付記]以上詳述したような本発明の上記
実施形態によれば、以下のごとき構成を得ることができ
る。
【0154】(1) 視差を有する異なる視野から観測
した被写体像の輝度分布に従った光パターン信号をそれ
ぞれ出力する2つのラインセンサと、上記一方のライン
センサの第1エリア部分を選択する第1の選択手段と、
上記一方のラインセンサの上記第1エリア部分を含む第
2エリア部分を選択する第2の選択手段と、上記第1の
選択手段および上記第2の選択手段により選択された各
エリア部分からの光パターン信号と、他方のラインセン
サの光パターン信号出力とを比較して、上記被写体像の
視差に基づく相対位置差を算出する算出手段と、上記第
1エリア部分を用いたときの上記算出手段による算出結
果と上記第2エリア部分を用いたときの上記算出手段に
よる算出結果とを比較して、算出された上記相対位置差
の大きい結果を選択する選択手段と、を備えたことを特
徴とする測距装置。
【0155】(2) 視差を有する異なる視野から観測
した被写体像の輝度分布に従った光パターン信号をそれ
ぞれ出力する2つのラインセンサと、上記ラインセンサ
の出力電流を積分してデジタル値に変換する変換手段
と、上記ラインセンサの一方または両方のラインセンサ
の第1エリア部分を選択して、上記積分状態を制御する
第1積分制御状態と、上記ラインセンサの一方または両
方のラインセンサの第2エリア部分を選択して、上記積
分状態を制御する第2積分制御状態と、を切り換えて制
御する積分制御切換手段と、上記第1積分制御状態およ
び上記第2積分制御状態で積分された各積分結果に基づ
いて、上記2つのラインセンサ各部分からの光パターン
信号とを比較して上記被写体像の視差に基づく光パター
ンの相対位置差を算出する算出手段と、上記算出手段に
より上記第1積分制御状態を用いたときの算出結果と上
記第2積分制御状態を用いたときの算出結果とを比較し
て、最終的な相対位置差を選択する選択手段と、を備え
たことを特徴とする測距装置。
【0156】(3) 上記測距装置はカメラに搭載され
るものであって、上記第1エリア部分は撮影画面中央部
に対応するエリアであり、上記第2エリア部分は上記中
央部を除くエリアであるように配設するセンサ配置手段
と、上記カメラの撮影レンズの焦点距離情報を判定する
判定手段と、を有し、上記判定手段の判定結果に応じ
て、第2積分制御状態における上記第2エリア部分はそ
の積分位置を切り換えて制御されることを特徴とする付
記(2)に記載の測距装置。
【0157】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、撮
影画面内の主要被写体の位置や背景被写体による輝度の
影響を受けることなく、主要被写体を正確に測距するこ
とができる簡単な構成の測距装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態のパッシブ方式の測距
装置の構成を示すブロック図。
【図2】上記第1の実施形態において、(A)右側,
(B)左側のラインセンサによる積分出力を示す図。
【図3】上記第1の実施形態において、シフトセンサ数
Sに対する左右のセンサ出力の絶対値総和FFを示す線
図。
【図4】上記第1の実施形態における補間演算を説明す
るための図。
【図5】上記第1の実施形態において、主要被写体の斜
め後方に背景被写体が位置する様子を示す平面図。
【図6】上記第1の実施形態において、主要被写体が撮
影画面の中央部の測距枠から離れた画面周辺部に位置す
る状態を示す図。
【図7】上記第1の実施形態の測距装置における(A)
広い測距枠,(B)狭い測距枠の撮影画面をそれぞれ示
す図。
【図8】上記第1の実施形態の測距装置による基本的な
測距動作を示すフローチャート。
【図9】本発明の第2の実施形態の測距装置の構成を示
すブロック図。
【図10】上記第2の実施形態の測距装置におけるゲー
ト手段および積分判定手段の詳細な構成を示す回路図。
【図11】上記第2の実施形態の測距装置を搭載したカ
メラを示す斜視図。
【図12】上記第2の実施形態において、撮影画面内の
ほぼ中央部に主要被写体が位置し、左右に2つの背景被
写体が位置する場合の測距を示す図。
【図13】上記第2の実施形態において、撮影画面内の
左右に2つの主要被写体が位置し、ほぼ中央部に背景被
写体が位置する場合の測距を示す図。
【図14】上記第2の実施形態の作用を示すフローチャ
ート。
【図15】上記第2の実施形態において、使用される積
分判定エリアの変化を示す図。
【図16】本発明の第3の実施形態の測距装置を搭載し
たカメラの構成を示すブロック図。
【図17】上記第3の実施形態における撮影画面内の測
距エリアを示す図。
【図18】上記第3の実施形態において、使用される積
分判定エリアの変化を示す図。
【図19】上記第3の実施形態のカメラによる測距動作
を示すフローチャート。
【図20】従来のラインセンサを用いたパッシブ型測距
装置の構成を示すブロック図。
【符号の説明】
2a,2b…ラインセンサ 4…A/D変換器(変換手段) 6…被写体 6a…主要被写体 6b…背景被写体 7…ゲート手段 7a…出力回路 10…CPU(決定手段) 10a,17…演算手段(算出手段) 10b,21…選択手段(第1の選択手段,第2の選択手
段,積分制御切換手段) 11…エリア切換手段 12…ピント合わせ手段 13,52…撮影レンズ 22…積分判定手段 24…相関回路(算出手段) 28…焦点距離検出手段 50,100…測距ユニット(測距装置) 51…カメラ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 視差を有する異なる視野から観測した被
    写体像の輝度分布に従った光パターン信号をそれぞれ出
    力する2つのラインセンサと、 上記ラインセンサの第1エリア部分を選択する第1の選
    択手段と、 上記ラインセンサの上記第1エリア部分を含む第2エリ
    ア部分を選択する第2の選択手段と、 上記第1の選択手段と上記第2の選択手段により選択さ
    れた各エリア部分について、上記2つのラインセンサの
    光パターン信号をそれぞれ比較して、上記被写体像の視
    差に基づく相対位置差を算出する算出手段と、 上記第1エリア部分を用いたときの上記算出手段による
    算出結果と上記第2エリア部分を用いたときの上記算出
    手段による算出結果とを比較して、算出された上記相対
    位置差の大きい結果を選択して焦点合わせ距離とする決
    定手段と、 を備えたことを特徴とする測距装置。
  2. 【請求項2】 視差を有する異なる視野から観測した被
    写体像の輝度分布に従った光パターン信号をそれぞれ出
    力する2つのラインセンサと、 上記ラインセンサの出力電流を積分してデジタル値に変
    換する変換手段と、 上記ラインセンサの内少なくとも一方のラインセンサの
    第1エリア部分を選択して、上記積分状態を制御する第
    1積分制御状態と、上記ラインセンサの内少なくとも一
    方のラインセンサの第2エリア部分を選択して、上記積
    分状態を制御する第2積分制御状態と、を切り換えて制
    御する積分制御切換手段と、 上記第1積分制御状態および上記第2積分制御状態で積
    分された各積分結果に基づいて、上記2つのラインセン
    サ各部分からの光パターン信号とを比較して上記被写体
    像の視差に基づく光パターンの相対位置差を算出する算
    出手段と、 上記算出手段により上記第1積分制御状態を用いたとき
    の算出結果と上記第2積分制御状態を用いたときの算出
    結果とを比較して、最終的な相対位置差を選択して決定
    する決定手段と、 を備えたことを特徴とする測距装置。
  3. 【請求項3】 上記測距装置はカメラに搭載されてい
    て、上記第1エリア部分は撮影画面中央部に対応するエ
    リアであり、上記第2エリア部分は上記中央部を除くエ
    リアであることを特徴とする請求項2に記載の測距装
    置。
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