JPH10170698A - 使用済燃料乾式貯蔵設備 - Google Patents
使用済燃料乾式貯蔵設備Info
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- JPH10170698A JPH10170698A JP8333345A JP33334596A JPH10170698A JP H10170698 A JPH10170698 A JP H10170698A JP 8333345 A JP8333345 A JP 8333345A JP 33334596 A JP33334596 A JP 33334596A JP H10170698 A JPH10170698 A JP H10170698A
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- JP
- Japan
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- spent fuel
- fuel
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- outside
- pipe
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Landscapes
- Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】貯蔵中の燃料容器の健全性を向上させ、長期間
安全に貯蔵する。 【解決手段】使用済燃料乾式貯蔵設備1は燃料収納管7
を内部に備えた貯蔵室2を備える。燃料収納管7は内部
に使用済燃料密封容器6を収納し貯蔵する。貯蔵室2は
完全に密封され、内部に冷却空気の流れる管12が設置
され、使用済燃料5からの熱を除去する。貯蔵室2には
内部のガスを置換する装置14が設置され、貯蔵室2内
部のガスを希ガスや窒素で置換する。
安全に貯蔵する。 【解決手段】使用済燃料乾式貯蔵設備1は燃料収納管7
を内部に備えた貯蔵室2を備える。燃料収納管7は内部
に使用済燃料密封容器6を収納し貯蔵する。貯蔵室2は
完全に密封され、内部に冷却空気の流れる管12が設置
され、使用済燃料5からの熱を除去する。貯蔵室2には
内部のガスを置換する装置14が設置され、貯蔵室2内
部のガスを希ガスや窒素で置換する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は原子力発電所から発
生する使用済燃料を貯蔵する設備に関する。
生する使用済燃料を貯蔵する設備に関する。
【0002】
【従来の技術】原子力発電所から発生する使用済燃料集
合体は、再使用可能なウラン及びプルトニウム等の核燃
料物質を回収するために再処理されるまでの間、原子力
発電所内の貯蔵プールに保管される。しかし、年々増大
する使用済燃料を低コストで貯蔵可能な新たな貯蔵設備
の建設が望まれている。
合体は、再使用可能なウラン及びプルトニウム等の核燃
料物質を回収するために再処理されるまでの間、原子力
発電所内の貯蔵プールに保管される。しかし、年々増大
する使用済燃料を低コストで貯蔵可能な新たな貯蔵設備
の建設が望まれている。
【0003】これらの目的に対応した使用済燃料貯蔵設
備は、使用済燃料の密封容器を周囲に流れる空気によっ
て冷却しながら貯蔵する使用済燃料乾式貯蔵設備があ
る。この貯蔵設備の例は、特公平5−11598号公報,特開
平2−17500号公報,特開昭61−162797号公報に記載され
た貯蔵設備がある。
備は、使用済燃料の密封容器を周囲に流れる空気によっ
て冷却しながら貯蔵する使用済燃料乾式貯蔵設備があ
る。この貯蔵設備の例は、特公平5−11598号公報,特開
平2−17500号公報,特開昭61−162797号公報に記載され
た貯蔵設備がある。
【0004】特公平5−11598号公報に示された使用済燃
料乾式貯蔵設備は、コンクリート製建屋内の貯蔵室に多
数の円筒状金属製管(収納管)を設置し、この収納管内部
に使用済燃料を密封した容器を1本又は複数本を軸方向
に積み重ねて貯蔵される。使用済燃料からの崩壊熱は、
収納管上端部を保持する貯蔵室天井と収納管下端部を保
持する貯蔵室床との間に形成される冷却空気流路内を流
れる空気によって冷却される。冷却空気流路内を流れる
空気は自然喚起により貯蔵室外部より取り込まれた外気
であり、貯蔵室内部を流れた後、貯蔵室外部に放出され
る。個々の収納管には収納管内部のガスを吸引するパイ
プが接続され、放射線を検出するモニタ装置を接続し
て、使用済燃料および使用済燃料密封容器の健全性を評
価する。
料乾式貯蔵設備は、コンクリート製建屋内の貯蔵室に多
数の円筒状金属製管(収納管)を設置し、この収納管内部
に使用済燃料を密封した容器を1本又は複数本を軸方向
に積み重ねて貯蔵される。使用済燃料からの崩壊熱は、
収納管上端部を保持する貯蔵室天井と収納管下端部を保
持する貯蔵室床との間に形成される冷却空気流路内を流
れる空気によって冷却される。冷却空気流路内を流れる
空気は自然喚起により貯蔵室外部より取り込まれた外気
であり、貯蔵室内部を流れた後、貯蔵室外部に放出され
る。個々の収納管には収納管内部のガスを吸引するパイ
プが接続され、放射線を検出するモニタ装置を接続し
て、使用済燃料および使用済燃料密封容器の健全性を評
価する。
【0005】特開平2−17500号公報に示された使用済燃
料乾式貯蔵設備も、特公平5−11598号公報と同様に、コ
ンクリート製建屋内の貯蔵室に多数の円筒状金属製管
(収納管)を設置し、この収納管内部に使用済燃料を密
封した容器を1本又は複数本を軸方向に積み重ねて貯蔵
される。使用済燃料からの崩壊熱は、収納管上端部を保
持する貯蔵室天井と収納管下端部を保持する貯蔵室床と
の間に形成される冷却空気流路内を流れる空気によって
冷却される。冷却空気流路内を流れる空気は自然喚起に
より貯蔵室外部より取り込まれた外気であり、貯蔵室内
部を流れた後、貯蔵室外部に放出される。個々の収納管
には収納管内部のガスを吸引するパイプが接続されてい
る。このパイプに放射線を検出するモニタ装置を接続し
て、使用済燃料および使用済燃料密封容器の健全性を評
価することが可能である。
料乾式貯蔵設備も、特公平5−11598号公報と同様に、コ
ンクリート製建屋内の貯蔵室に多数の円筒状金属製管
(収納管)を設置し、この収納管内部に使用済燃料を密
封した容器を1本又は複数本を軸方向に積み重ねて貯蔵
される。使用済燃料からの崩壊熱は、収納管上端部を保
持する貯蔵室天井と収納管下端部を保持する貯蔵室床と
の間に形成される冷却空気流路内を流れる空気によって
冷却される。冷却空気流路内を流れる空気は自然喚起に
より貯蔵室外部より取り込まれた外気であり、貯蔵室内
部を流れた後、貯蔵室外部に放出される。個々の収納管
には収納管内部のガスを吸引するパイプが接続されてい
る。このパイプに放射線を検出するモニタ装置を接続し
て、使用済燃料および使用済燃料密封容器の健全性を評
価することが可能である。
【0006】特開昭61−162797号公報に示された使用済
燃料乾式貯蔵設備は、貯蔵室内に並設された円筒状支持
体内に使用済燃料の密封容器を1本ずつ垂直に立てられ
た姿勢で貯蔵される。使用済燃料からの崩壊熱は貯蔵室
床および天井で形成する冷却空気流路を流れる空気によ
って冷却される。貯蔵室の上部および下部には冷却空気
流路が接続され、その流路は互いに貯蔵室上方で接続
し、貯蔵室を含む空気の循環流路を形成する。循環流路
上方の更に上には隔壁で隔たれた別の冷却空気流路が形
成され、貯蔵設備外部より空気を取り入れ、排気筒を通
じて外部に放出される。冷却空気循環流路上方と外部に
接続する冷却空気流路との間には熱交換用のヒートパイ
プを設け、貯蔵室内の熱はヒートパイプを通じて外部に
放出される。
燃料乾式貯蔵設備は、貯蔵室内に並設された円筒状支持
体内に使用済燃料の密封容器を1本ずつ垂直に立てられ
た姿勢で貯蔵される。使用済燃料からの崩壊熱は貯蔵室
床および天井で形成する冷却空気流路を流れる空気によ
って冷却される。貯蔵室の上部および下部には冷却空気
流路が接続され、その流路は互いに貯蔵室上方で接続
し、貯蔵室を含む空気の循環流路を形成する。循環流路
上方の更に上には隔壁で隔たれた別の冷却空気流路が形
成され、貯蔵設備外部より空気を取り入れ、排気筒を通
じて外部に放出される。冷却空気循環流路上方と外部に
接続する冷却空気流路との間には熱交換用のヒートパイ
プを設け、貯蔵室内の熱はヒートパイプを通じて外部に
放出される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】使用済燃料の貯蔵は例
えば50年の長期におよぶため、放射性物質が外部に漏
洩しないよう使用済燃料およびその密封容器の健全性を
長期間保ち、また放射性物質の外部への漏洩を最小限に
する必要がある。そのためには貯蔵室の環境変化を少な
くし、酸素や水分をなるべく取り除くことや、外部から
遮断された空間に貯蔵することが必要である。
えば50年の長期におよぶため、放射性物質が外部に漏
洩しないよう使用済燃料およびその密封容器の健全性を
長期間保ち、また放射性物質の外部への漏洩を最小限に
する必要がある。そのためには貯蔵室の環境変化を少な
くし、酸素や水分をなるべく取り除くことや、外部から
遮断された空間に貯蔵することが必要である。
【0008】しかし、特公平5−11598号公報に示された
使用済燃料乾式貯蔵設備では、冷却空気は外部より取り
入れ、燃料収納管を冷却したのちはそのまま外部へ放出
される。そのため、燃料収納管は直接外部の空気に触れ
ることになり、50年以上の長期に貯蔵する場合も、貯
蔵期間中は湿度や気温変化の影響を受けることになる。
また、貯蔵期間中に燃料収納管に破損が起こった際に
は、放射性物質はそのまま外部へ放出される危険性が高
くなる。
使用済燃料乾式貯蔵設備では、冷却空気は外部より取り
入れ、燃料収納管を冷却したのちはそのまま外部へ放出
される。そのため、燃料収納管は直接外部の空気に触れ
ることになり、50年以上の長期に貯蔵する場合も、貯
蔵期間中は湿度や気温変化の影響を受けることになる。
また、貯蔵期間中に燃料収納管に破損が起こった際に
は、放射性物質はそのまま外部へ放出される危険性が高
くなる。
【0009】特開平2−17500号公報に示された使用済燃
料乾式貯蔵設備も、特公平5−11598号公報と同様に、冷
却空気は外部より取り入れ、燃料収納管を冷却したのち
はそのまま外部へ放出される。そのため、燃料収納管は
直接外部の空気に触れることになり、50年以上の長期
に貯蔵する場合も、貯蔵期間中は湿度や気温変化の影響
を受けることになる。また、貯蔵期間中に燃料収納管に
破損が起こった際には、放射線モニタ装置はそのまま外
部へ放出される危険性が高くなる。
料乾式貯蔵設備も、特公平5−11598号公報と同様に、冷
却空気は外部より取り入れ、燃料収納管を冷却したのち
はそのまま外部へ放出される。そのため、燃料収納管は
直接外部の空気に触れることになり、50年以上の長期
に貯蔵する場合も、貯蔵期間中は湿度や気温変化の影響
を受けることになる。また、貯蔵期間中に燃料収納管に
破損が起こった際には、放射線モニタ装置はそのまま外
部へ放出される危険性が高くなる。
【0010】特開昭61−162797号公報に示された使用済
燃料乾式貯蔵設備は、貯蔵室は密封構造であり、貯蔵室
内のガスは外部から遮断されているため、貯蔵室内の環
境変化を少なくすることができ、貯蔵期間中に燃料収納
管に破損が起こった場合でも、貯蔵室内に漏洩した放射
性物質が外部へ放出されることはない。しかし、使用済
燃料から発生する崩壊熱を除去するため、貯蔵室内部の
ガスの循環流路とその流路の最上部にヒートパイプを設
置し、さらにヒートパイプの凝縮部を冷却するための冷
却空気流路を設けて、ヒートパイプを経由して熱を外部
に放出する。そのため、ヒートパイプの熱効率を良くす
るためにヒートパイプの外表面を定期的に洗浄する必要
があるので煩雑な保守作業を必要とし、ヒートパイプ自
身の使用可能期間も短いため、交換作業も数年に一度は
必要となる。また、冷却空気の流路を2系統設ける必要
から、貯蔵施設の規模も大きくなる。
燃料乾式貯蔵設備は、貯蔵室は密封構造であり、貯蔵室
内のガスは外部から遮断されているため、貯蔵室内の環
境変化を少なくすることができ、貯蔵期間中に燃料収納
管に破損が起こった場合でも、貯蔵室内に漏洩した放射
性物質が外部へ放出されることはない。しかし、使用済
燃料から発生する崩壊熱を除去するため、貯蔵室内部の
ガスの循環流路とその流路の最上部にヒートパイプを設
置し、さらにヒートパイプの凝縮部を冷却するための冷
却空気流路を設けて、ヒートパイプを経由して熱を外部
に放出する。そのため、ヒートパイプの熱効率を良くす
るためにヒートパイプの外表面を定期的に洗浄する必要
があるので煩雑な保守作業を必要とし、ヒートパイプ自
身の使用可能期間も短いため、交換作業も数年に一度は
必要となる。また、冷却空気の流路を2系統設ける必要
から、貯蔵施設の規模も大きくなる。
【0011】本発明の目的は、長期間使用済燃料を貯蔵
する場合において、放射性物質の外部への漏洩がない施
設構造とすることで長期間安全に貯蔵することができる
使用済燃料乾式貯蔵設備を提供することにある。
する場合において、放射性物質の外部への漏洩がない施
設構造とすることで長期間安全に貯蔵することができる
使用済燃料乾式貯蔵設備を提供することにある。
【0012】本発明の他の目的は、使用済燃料および使
用済燃料密封容器を長期間健全に保ち、安全に貯蔵する
ことができる使用済燃料乾式貯蔵設備を提供することに
ある。
用済燃料密封容器を長期間健全に保ち、安全に貯蔵する
ことができる使用済燃料乾式貯蔵設備を提供することに
ある。
【0013】本発明の他の目的は、使用済燃料から発生
する崩壊熱を効率よく除去することができる使用済燃料
乾式貯蔵設備を提供することにある。
する崩壊熱を効率よく除去することができる使用済燃料
乾式貯蔵設備を提供することにある。
【0014】本発明の他の目的は、使用済燃料から発生
する崩壊熱の量に応じて、使用済燃料および使用済燃料
密封容器の健全性向上と放射性物質の漏洩監視の作業量
を減少させることができる使用済燃料乾式貯蔵設備を提
供することにある。
する崩壊熱の量に応じて、使用済燃料および使用済燃料
密封容器の健全性向上と放射性物質の漏洩監視の作業量
を減少させることができる使用済燃料乾式貯蔵設備を提
供することにある。
【0015】本発明の他の目的は、使用済燃料を長期間
より安全に貯蔵することのできる使用済燃料乾式貯蔵設
備を提供することにある。
より安全に貯蔵することのできる使用済燃料乾式貯蔵設
備を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の目的を達成する
請求項1の発明の特徴は、使用済燃料密封容器を貯蔵す
る貯蔵室内を外部と遮断し、貯蔵室外部より内部を貫通
して再び外部へ通じる冷却媒体を流す流路を設けること
にある。
請求項1の発明の特徴は、使用済燃料密封容器を貯蔵す
る貯蔵室内を外部と遮断し、貯蔵室外部より内部を貫通
して再び外部へ通じる冷却媒体を流す流路を設けること
にある。
【0017】本発明の他の目的を達成する請求項2の発
明の特徴は、請求項1の発明の特徴に加えて、前記貯蔵
室内のガスを希ガス,窒素,二酸化炭素で置換すること
にある。
明の特徴は、請求項1の発明の特徴に加えて、前記貯蔵
室内のガスを希ガス,窒素,二酸化炭素で置換すること
にある。
【0018】本発明の他の目的を達成する請求項3の発
明の特徴は、請求項1または2の発明の特徴に加えて、
冷却媒体に空気,水を使用することにある。
明の特徴は、請求項1または2の発明の特徴に加えて、
冷却媒体に空気,水を使用することにある。
【0019】本発明の他の目的を達成する請求項4の発
明の特徴は、請求項1,2または3の発明の特徴に加え
て、冷却媒体を流す流路に冷却媒体を流すためのポンプ
を備え付けることにある。
明の特徴は、請求項1,2または3の発明の特徴に加え
て、冷却媒体を流す流路に冷却媒体を流すためのポンプ
を備え付けることにある。
【0020】本発明の他の目的を達成する請求項5の発
明の特徴は、請求項1,2,3または4の発明の特徴に
加えて、冷却媒体を流す流路を金属製の管とし、その上
に使用済燃料密封容器を載せて貯蔵することにある。
明の特徴は、請求項1,2,3または4の発明の特徴に
加えて、冷却媒体を流す流路を金属製の管とし、その上
に使用済燃料密封容器を載せて貯蔵することにある。
【0021】本発明の他の目的を達成する請求項6の発
明の特徴は、請求項1,2,3,4または5の発明の特
徴に加えて、貯蔵室内部の壁,床,天井の内側を金属板
で覆い、その金属板で密封構造を形成することにある。
明の特徴は、請求項1,2,3,4または5の発明の特
徴に加えて、貯蔵室内部の壁,床,天井の内側を金属板
で覆い、その金属板で密封構造を形成することにある。
【0022】本発明の他の目的を達成する請求項7の発
明の特徴は、貯蔵室内部の壁,床,天井の内側を金属板
で覆うことで、貯蔵室と冷却空気流路の接続部分を塞ぐ
だけで貯蔵室全体を密封することができることにある。
明の特徴は、貯蔵室内部の壁,床,天井の内側を金属板
で覆うことで、貯蔵室と冷却空気流路の接続部分を塞ぐ
だけで貯蔵室全体を密封することができることにある。
【0023】本発明の他の目的を達成する請求項8の発
明の特徴は、請求項6または7の発明の特徴に加えて、
複数の金属部品を貯蔵室壁を貫通して貯蔵室外側にのば
すことにある。
明の特徴は、請求項6または7の発明の特徴に加えて、
複数の金属部品を貯蔵室壁を貫通して貯蔵室外側にのば
すことにある。
【0024】本発明の他の目的を達成する請求項9の発
明の特徴は、請求項1,2,3,4,5,6,7または
8の発明の特徴に加えて、使用済燃料密封容器を2重管
構造にすることにある。
明の特徴は、請求項1,2,3,4,5,6,7または
8の発明の特徴に加えて、使用済燃料密封容器を2重管
構造にすることにある。
【0025】
(実施例1)本発明の一実施例である使用済燃料乾式貯
蔵設備を、図1,図2および図3を用いて説明する。本
実施例の使用済燃料乾式貯蔵設備1はコンクリート製の
建屋で、内部に燃料貯蔵室2および燃料装荷室3を有す
る。燃料装荷室3は燃料貯蔵室2の上方に位置する。
蔵設備を、図1,図2および図3を用いて説明する。本
実施例の使用済燃料乾式貯蔵設備1はコンクリート製の
建屋で、内部に燃料貯蔵室2および燃料装荷室3を有す
る。燃料装荷室3は燃料貯蔵室2の上方に位置する。
【0026】燃料装荷室3には燃料移送クレーン4が設
置され、使用済燃料5をヘリウムと共に密封した燃料密
封容器6を、燃料貯蔵室2内に設置されている任意の燃
料収納管7およびその蓋8の上方に移動させることがで
きる。使用済燃料を貯蔵する場合は、燃料密封容器6を
空いている燃料収納管7の上に移動させ、蓋8を取り外
して燃料貯蔵室2内の燃料収納管7に入れ、再び蓋8を
元に戻して貯蔵を開始する。
置され、使用済燃料5をヘリウムと共に密封した燃料密
封容器6を、燃料貯蔵室2内に設置されている任意の燃
料収納管7およびその蓋8の上方に移動させることがで
きる。使用済燃料を貯蔵する場合は、燃料密封容器6を
空いている燃料収納管7の上に移動させ、蓋8を取り外
して燃料貯蔵室2内の燃料収納管7に入れ、再び蓋8を
元に戻して貯蔵を開始する。
【0027】燃料貯蔵室2内部の壁,床,天井の表面に
は金属板9が隙間なく設置され、燃料貯蔵室2内部を完
全に密封している。そのため、万が一にも使用済燃料5
や燃料密封容器6,燃料収納管7が破損して、燃料貯蔵
室2内に放射性物質が漏洩した場合でも、貯蔵設備1の
外部にその放射性物質が流れ出す恐れはない。燃料収納
管7は、燃料貯蔵室2内を水平に設置された水平支持棒
10および燃料収納管7下に設置された垂直支持棒11
によって下から支えられている。
は金属板9が隙間なく設置され、燃料貯蔵室2内部を完
全に密封している。そのため、万が一にも使用済燃料5
や燃料密封容器6,燃料収納管7が破損して、燃料貯蔵
室2内に放射性物質が漏洩した場合でも、貯蔵設備1の
外部にその放射性物質が流れ出す恐れはない。燃料収納
管7は、燃料貯蔵室2内を水平に設置された水平支持棒
10および燃料収納管7下に設置された垂直支持棒11
によって下から支えられている。
【0028】また燃料貯蔵室2内部には、冷却空気を流
す管12が設置されている。空気を流す管12は一方の
端で燃料貯蔵室2下部より壁を貫通して外部と接続し、
一部は燃料貯蔵室2の反対側の壁まで床近くを水平に延
ばしたのち壁表面付近を上昇して、もう一部はすぐに壁
表面付近を上昇したのち燃料貯蔵室2の反対側の壁まで
天井付近を水平に延ばして、燃料貯蔵室2上部より壁を
貫通して再び外部と接続する。冷却空気は管12の燃料
貯蔵室2下部で外部と接続された開口部より流入し、燃
料貯蔵室2内部で使用済燃料5より発生する崩壊熱によ
って暖められながら、燃料貯蔵室2上部で外部と接続さ
れた開口部へと流れる。開口部はさらに冷却空気の排気
塔13に接続し、冷却空気は排気塔13内を上昇した
後、外部へ放出される。このように、冷却空気の流路
は、燃料貯蔵室2の下部より燃料貯蔵室2内部を通って
燃料貯蔵室2上部へ、さらに排気塔13を通って上部よ
り外部に通じているため、冷却空気が暖められ外部の空
気より密度が小さくなることから起こる自然対流効果
で、自然に冷却空気が管12内を、使用済燃料5から発
生する崩壊熱を奪いながら流れていく。
す管12が設置されている。空気を流す管12は一方の
端で燃料貯蔵室2下部より壁を貫通して外部と接続し、
一部は燃料貯蔵室2の反対側の壁まで床近くを水平に延
ばしたのち壁表面付近を上昇して、もう一部はすぐに壁
表面付近を上昇したのち燃料貯蔵室2の反対側の壁まで
天井付近を水平に延ばして、燃料貯蔵室2上部より壁を
貫通して再び外部と接続する。冷却空気は管12の燃料
貯蔵室2下部で外部と接続された開口部より流入し、燃
料貯蔵室2内部で使用済燃料5より発生する崩壊熱によ
って暖められながら、燃料貯蔵室2上部で外部と接続さ
れた開口部へと流れる。開口部はさらに冷却空気の排気
塔13に接続し、冷却空気は排気塔13内を上昇した
後、外部へ放出される。このように、冷却空気の流路
は、燃料貯蔵室2の下部より燃料貯蔵室2内部を通って
燃料貯蔵室2上部へ、さらに排気塔13を通って上部よ
り外部に通じているため、冷却空気が暖められ外部の空
気より密度が小さくなることから起こる自然対流効果
で、自然に冷却空気が管12内を、使用済燃料5から発
生する崩壊熱を奪いながら流れていく。
【0029】燃料貯蔵室2内部は密閉されているため、
内部のガスを置換することが可能である。燃料貯蔵室2
には、内部のガスを置換する装置14が設置され、例え
ば、窒素で燃料貯蔵室2内部のガスが置き換えられたと
する。使用済燃料の貯蔵期間は50年以上もの長期にわ
たる場合もあるため、その期間できるだけ燃料収納管7
の破損を防がなければならない。窒素は空気中の酸素に
比べ反応性が非常に低いため、燃料収納管7の腐食によ
る破損に対して有利である。また、十分乾燥した窒素で
置換すれば、水分による腐食に対しても有利となり、燃
料収納管の破損を著しく減少させることができる。
内部のガスを置換することが可能である。燃料貯蔵室2
には、内部のガスを置換する装置14が設置され、例え
ば、窒素で燃料貯蔵室2内部のガスが置き換えられたと
する。使用済燃料の貯蔵期間は50年以上もの長期にわ
たる場合もあるため、その期間できるだけ燃料収納管7
の破損を防がなければならない。窒素は空気中の酸素に
比べ反応性が非常に低いため、燃料収納管7の腐食によ
る破損に対して有利である。また、十分乾燥した窒素で
置換すれば、水分による腐食に対しても有利となり、燃
料収納管の破損を著しく減少させることができる。
【0030】また、燃料貯蔵室2上部には放射線モニタ
装置15とヘリウム検出器16が設置され、使用済燃料
5,使用済燃料密封容器6,燃料収納管7が破損し、使
用済燃料5からの放射性物質や燃料密封容器6内部に封
入されているヘリウムが燃料貯蔵室2内に漏洩した場
合、それを検出し管理者に知らせ、適切な処置を行うこ
ととなる。
装置15とヘリウム検出器16が設置され、使用済燃料
5,使用済燃料密封容器6,燃料収納管7が破損し、使
用済燃料5からの放射性物質や燃料密封容器6内部に封
入されているヘリウムが燃料貯蔵室2内に漏洩した場
合、それを検出し管理者に知らせ、適切な処置を行うこ
ととなる。
【0031】(実施例2)本発明の他の実施例である使
用済燃料乾式貯蔵設備を、図4,図5および図6を用い
て説明する。本実施例は使用済燃料からの崩壊熱が比較
的大きい場合に適している。
用済燃料乾式貯蔵設備を、図4,図5および図6を用い
て説明する。本実施例は使用済燃料からの崩壊熱が比較
的大きい場合に適している。
【0032】図4で示される使用済燃料乾式貯蔵設備1
7は、実施例1と同様にコンクリート製の建屋で、内部
に燃料貯蔵室2と燃料装荷室3を有し、燃料装荷室3は
燃料貯蔵室2の上方に位置する。燃料装荷室3の構造は
実施例1と同様である。
7は、実施例1と同様にコンクリート製の建屋で、内部
に燃料貯蔵室2と燃料装荷室3を有し、燃料装荷室3は
燃料貯蔵室2の上方に位置する。燃料装荷室3の構造は
実施例1と同様である。
【0033】燃料装荷室3には燃料移送クレーン4が設
置され、実施例1と同様に、使用済燃料5をヘリウムと
共に密封した燃料密封容器18を、燃料貯蔵室2内の任
意の燃料貯蔵位置19およびその蓋8の上方に移動させ
ることができる。使用済燃料を貯蔵する場合は、燃料密
封容器6を空いている燃料貯蔵位置19の上に移動さ
せ、蓋8を取り外して燃料貯蔵室2内の燃料貯蔵位置1
9に入れ、再び蓋8を元に戻して貯蔵を開始する。
置され、実施例1と同様に、使用済燃料5をヘリウムと
共に密封した燃料密封容器18を、燃料貯蔵室2内の任
意の燃料貯蔵位置19およびその蓋8の上方に移動させ
ることができる。使用済燃料を貯蔵する場合は、燃料密
封容器6を空いている燃料貯蔵位置19の上に移動さ
せ、蓋8を取り外して燃料貯蔵室2内の燃料貯蔵位置1
9に入れ、再び蓋8を元に戻して貯蔵を開始する。
【0034】燃料貯蔵室2内部の壁,床,天井の表面に
は実施例1と同様に金属板9が隙間なく設置され、燃料
貯蔵室2内部を完全に密封している。そのため、万が一
にも使用済燃料5や燃料密封容器18が破損して、燃料
貯蔵室2内に放射性物質が漏洩した場合でも、貯蔵設備
1の外部にその放射性物質が流れ出す恐れはない。
は実施例1と同様に金属板9が隙間なく設置され、燃料
貯蔵室2内部を完全に密封している。そのため、万が一
にも使用済燃料5や燃料密封容器18が破損して、燃料
貯蔵室2内に放射性物質が漏洩した場合でも、貯蔵設備
1の外部にその放射性物質が流れ出す恐れはない。
【0035】燃料貯蔵室2内部には、冷却水を流す管2
0が実施例1の冷却空気を流す管12と同様に設置され
ている。水を流す管20は一方の端で燃料貯蔵室2外部
に設置された冷却水送水装置21に接続され、ここより
冷却水が管20へと送られる。冷却水を送る管20は燃
料貯蔵室2上部より燃料貯蔵室2内に入る。管20の一
部はそのまま燃料貯蔵室2天井付近を水平に延ばし、反
対側の壁より燃料貯蔵室2外部へと接続する。残りの管
20は壁付近を下へ延ばした後、床のよりやや高い位置
に水平に反対側の壁まで管20を延ばし外部へと接続す
る。外部へと延ばした管20は、燃料貯蔵室2外部に設
置された冷却水ポンプ22へと接続し、これも管20内
の冷却水を流す役割をはたす。
0が実施例1の冷却空気を流す管12と同様に設置され
ている。水を流す管20は一方の端で燃料貯蔵室2外部
に設置された冷却水送水装置21に接続され、ここより
冷却水が管20へと送られる。冷却水を送る管20は燃
料貯蔵室2上部より燃料貯蔵室2内に入る。管20の一
部はそのまま燃料貯蔵室2天井付近を水平に延ばし、反
対側の壁より燃料貯蔵室2外部へと接続する。残りの管
20は壁付近を下へ延ばした後、床のよりやや高い位置
に水平に反対側の壁まで管20を延ばし外部へと接続す
る。外部へと延ばした管20は、燃料貯蔵室2外部に設
置された冷却水ポンプ22へと接続し、これも管20内
の冷却水を流す役割をはたす。
【0036】燃料貯蔵室2内の床付近に水平に設置され
た冷却水を流す管20は角型の形状をしており、燃料密
封容器18は管20の上に置かれて貯蔵される。燃料密
封容器18の横には、燃料貯蔵室2の床より天井まで垂
直支持棒11が設置され、燃料密封容器18が転倒する
のを防ぐ。燃料密封容器18は冷却水が流れる管20の
上に接触して置かれているため、使用済燃料5から発生
する崩壊熱の多くは、金属製の燃料密封容器18,管2
0を伝導伝熱で伝わり、冷却水へと伝わる。そのため、
崩壊熱を効率よく燃料貯蔵室2の外部へ除去することが
できる。
た冷却水を流す管20は角型の形状をしており、燃料密
封容器18は管20の上に置かれて貯蔵される。燃料密
封容器18の横には、燃料貯蔵室2の床より天井まで垂
直支持棒11が設置され、燃料密封容器18が転倒する
のを防ぐ。燃料密封容器18は冷却水が流れる管20の
上に接触して置かれているため、使用済燃料5から発生
する崩壊熱の多くは、金属製の燃料密封容器18,管2
0を伝導伝熱で伝わり、冷却水へと伝わる。そのため、
崩壊熱を効率よく燃料貯蔵室2の外部へ除去することが
できる。
【0037】実施例1と同様、燃料貯蔵室2内部は密閉
されているため、内部のガスを置換することが可能であ
る。燃料貯蔵室2には、内部のガスを置換する装置14
が設置され、例えば、ヘリウムで燃料貯蔵室2内部のガ
スが置き換えられたとする。ヘリウムも窒素同様、空気
中の酸素に比べ反応性が非常に低いため、燃料密封容器
18の腐食による破損を著しく減少させることができ
る。また、ヘリウムは空気や窒素と比較して熱伝導率が
高いため、燃料密封容器18表面から崩壊熱を効率よく
冷却水を流れる管20に伝える。
されているため、内部のガスを置換することが可能であ
る。燃料貯蔵室2には、内部のガスを置換する装置14
が設置され、例えば、ヘリウムで燃料貯蔵室2内部のガ
スが置き換えられたとする。ヘリウムも窒素同様、空気
中の酸素に比べ反応性が非常に低いため、燃料密封容器
18の腐食による破損を著しく減少させることができ
る。また、ヘリウムは空気や窒素と比較して熱伝導率が
高いため、燃料密封容器18表面から崩壊熱を効率よく
冷却水を流れる管20に伝える。
【0038】燃料密封容器18は二重管構造をなし、外
側または内側のどちらか一方が破損した場合でも、内部
の放射性物質が漏洩することがないようにして、長期間
の貯蔵でも放射性物質が燃料貯蔵室2内に漏洩すること
を最小限におさえる。しかし、二重管構造の使用済燃料
密封容器18の外側と内側の両方の管が万が一にも破損
し、使用済燃料5からの放射性物質が燃料貯蔵室2内に
漏洩した場合、燃料貯蔵室2上部には放射線モニタ装置
15が設置されているため、使用済燃料5、それを検出
し管理者に知らせ、適切な処置を行うこととなる。
側または内側のどちらか一方が破損した場合でも、内部
の放射性物質が漏洩することがないようにして、長期間
の貯蔵でも放射性物質が燃料貯蔵室2内に漏洩すること
を最小限におさえる。しかし、二重管構造の使用済燃料
密封容器18の外側と内側の両方の管が万が一にも破損
し、使用済燃料5からの放射性物質が燃料貯蔵室2内に
漏洩した場合、燃料貯蔵室2上部には放射線モニタ装置
15が設置されているため、使用済燃料5、それを検出
し管理者に知らせ、適切な処置を行うこととなる。
【0039】(実施例3)さらに本発明の他の実施例で
ある使用済燃料乾式貯蔵設備を、図7および図8を用い
て説明する。本実施例は使用後長期間が経過して使用済
燃料からの崩壊熱が比較的小さい場合に適している。
ある使用済燃料乾式貯蔵設備を、図7および図8を用い
て説明する。本実施例は使用後長期間が経過して使用済
燃料からの崩壊熱が比較的小さい場合に適している。
【0040】図7で示される使用済燃料乾式貯蔵設備2
3は、実施例1および実施例2と同様にコンクリート製
の建屋で、内部に燃料貯蔵室2と燃料装荷室3を有し、
燃料装荷室3は燃料貯蔵室2の上方に位置する。燃料装
荷室3の構造は実施例1と同様である。燃料貯蔵室2は
地面より下に位置し、燃料装荷室3の床はほぼ地面と同
じ高さとなっている。
3は、実施例1および実施例2と同様にコンクリート製
の建屋で、内部に燃料貯蔵室2と燃料装荷室3を有し、
燃料装荷室3は燃料貯蔵室2の上方に位置する。燃料装
荷室3の構造は実施例1と同様である。燃料貯蔵室2は
地面より下に位置し、燃料装荷室3の床はほぼ地面と同
じ高さとなっている。
【0041】燃料貯蔵室2の床よりやや高い位置に等間
隔で水平支持棒10が設置されている。水平支持棒10
の方向は冷却空気流れ方向およびその垂直方向の2種が
あり、それぞれが互いに直角で交差している。この交差
した位置が燃料貯蔵位置19の中心となる。
隔で水平支持棒10が設置されている。水平支持棒10
の方向は冷却空気流れ方向およびその垂直方向の2種が
あり、それぞれが互いに直角で交差している。この交差
した位置が燃料貯蔵位置19の中心となる。
【0042】使用済燃料5はヘリウムと共に燃料密封容
器18に密封されるが、ここで用いられる燃料密封容器
18は二重管構造を成している。このため、燃料収納管
7がなくても使用済燃料5は二重に密封されていること
になる。
器18に密封されるが、ここで用いられる燃料密封容器
18は二重管構造を成している。このため、燃料収納管
7がなくても使用済燃料5は二重に密封されていること
になる。
【0043】燃料密封容器18は燃料装荷室3より燃料
貯蔵位置19に置かれ貯蔵される。燃料貯蔵室2の天井
部は燃料密封容器18の最上端よりも上に位置する。燃
料密封容器18が貯蔵されると、燃料貯蔵室2床と燃料
密封容器18下端および燃料貯蔵室2天井と燃料密封容
器18上端の間に空間が形成され、冷却空気の流路とな
る。下部の空間は燃料貯蔵室2片側で冷却空気流入口2
4と接続し、上部の空間は冷却空気流入口24の反対側
で冷却空気流出口25と接続する。冷却空気流出口25
は冷却空気流入口24よりも高い位置にあり、自然対流
の効果で、燃料貯蔵室2内に冷却空気が流れる。冷却空
気はまず燃料貯蔵室2下部の空間に入った後、燃料密封
容器18の間を上昇し、燃料貯蔵室2上部の空間に流
れ、冷却空気流出口を経て貯蔵施設23外部に放出され
る。
貯蔵位置19に置かれ貯蔵される。燃料貯蔵室2の天井
部は燃料密封容器18の最上端よりも上に位置する。燃
料密封容器18が貯蔵されると、燃料貯蔵室2床と燃料
密封容器18下端および燃料貯蔵室2天井と燃料密封容
器18上端の間に空間が形成され、冷却空気の流路とな
る。下部の空間は燃料貯蔵室2片側で冷却空気流入口2
4と接続し、上部の空間は冷却空気流入口24の反対側
で冷却空気流出口25と接続する。冷却空気流出口25
は冷却空気流入口24よりも高い位置にあり、自然対流
の効果で、燃料貯蔵室2内に冷却空気が流れる。冷却空
気はまず燃料貯蔵室2下部の空間に入った後、燃料密封
容器18の間を上昇し、燃料貯蔵室2上部の空間に流
れ、冷却空気流出口を経て貯蔵施設23外部に放出され
る。
【0044】燃料貯蔵室2の内側は全面が金属板9で覆
われており、金属板9の接続部分は隙間が存在しないよ
う完全に溶接されている。またこの金属板9と接続し、
燃料貯蔵室2のコンクリート壁を貫通して地中にのびる
放熱フィン26が燃料貯蔵室2の床および側面全体に多
数設置されている。
われており、金属板9の接続部分は隙間が存在しないよ
う完全に溶接されている。またこの金属板9と接続し、
燃料貯蔵室2のコンクリート壁を貫通して地中にのびる
放熱フィン26が燃料貯蔵室2の床および側面全体に多
数設置されている。
【0045】冷却空気流出口25には、空気の流速計2
7および温度センサ28が設置されている。この測定結
果を元に計算することで貯蔵中の使用済燃料5の崩壊熱
の総量を知ることができる。貯蔵期間が数年〜数十年経
過し、冷却空気の流速および温度の測定結果から使用済
燃料5の崩壊熱の量がある一定以下の値にまで減少した
と判断したら冷却空気流路を金属板29で塞ぎ、燃料貯
蔵室2を密閉する。この状態を図8に示す。このとき、
使用済燃料貯蔵施設23のうちの地上にある部分は不要
なので、老朽化が進まない間に撤去してもよい。密閉す
るときの崩壊熱の量の閾値は燃料貯蔵室2の大きさ,放
熱フィン26の大きさと数量,貯蔵施設23周囲の地
質,温度環境等で決定される。
7および温度センサ28が設置されている。この測定結
果を元に計算することで貯蔵中の使用済燃料5の崩壊熱
の総量を知ることができる。貯蔵期間が数年〜数十年経
過し、冷却空気の流速および温度の測定結果から使用済
燃料5の崩壊熱の量がある一定以下の値にまで減少した
と判断したら冷却空気流路を金属板29で塞ぎ、燃料貯
蔵室2を密閉する。この状態を図8に示す。このとき、
使用済燃料貯蔵施設23のうちの地上にある部分は不要
なので、老朽化が進まない間に撤去してもよい。密閉す
るときの崩壊熱の量の閾値は燃料貯蔵室2の大きさ,放
熱フィン26の大きさと数量,貯蔵施設23周囲の地
質,温度環境等で決定される。
【0046】燃料貯蔵室2を密封した後は、燃料貯蔵室
2内部の空気を窒素で置き換え、燃料密封容器18の長
期健全性をはかる。また燃料貯蔵室2の天井部に1ヶ
所、放射線モニタ装置15を設け、燃料貯蔵室2全体を
一括して監視し、監視作業の軽減をはかることができ
る。さらに地中は温度,湿度変化が小さいため、貯蔵施
設23のコンクリート壁の耐久性が地上よりもよいた
め、長期間使用済燃料5を安全に貯蔵することができ
る。
2内部の空気を窒素で置き換え、燃料密封容器18の長
期健全性をはかる。また燃料貯蔵室2の天井部に1ヶ
所、放射線モニタ装置15を設け、燃料貯蔵室2全体を
一括して監視し、監視作業の軽減をはかることができ
る。さらに地中は温度,湿度変化が小さいため、貯蔵施
設23のコンクリート壁の耐久性が地上よりもよいた
め、長期間使用済燃料5を安全に貯蔵することができ
る。
【0047】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、燃料貯蔵室を
密封することで、燃料密封容器からの放射性物質の漏洩
があった場合も、施設より外部への放出を防ぐことがで
きる。また、貯蔵室内に冷却媒体を流す流路を備え付け
ることで、使用済燃料からの崩壊熱を外部に効率よく放
出することができる。
密封することで、燃料密封容器からの放射性物質の漏洩
があった場合も、施設より外部への放出を防ぐことがで
きる。また、貯蔵室内に冷却媒体を流す流路を備え付け
ることで、使用済燃料からの崩壊熱を外部に効率よく放
出することができる。
【0048】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
で得られる効果を生じると共に、収納容器内の空気を希
ガス,窒素または二酸化炭素で置換することで、ガス中
の酸素が大幅に減少し、収納容器や燃料密封容器の酸化
反応が減少するため、長期間安全に使用済燃料を貯蔵す
ることができる。
で得られる効果を生じると共に、収納容器内の空気を希
ガス,窒素または二酸化炭素で置換することで、ガス中
の酸素が大幅に減少し、収納容器や燃料密封容器の酸化
反応が減少するため、長期間安全に使用済燃料を貯蔵す
ることができる。
【0049】請求項3の発明によれば、請求項1または
2の発明で得られる効果を生じると共に、冷却媒体を外
部から容易に安価に供給することができる。
2の発明で得られる効果を生じると共に、冷却媒体を外
部から容易に安価に供給することができる。
【0050】請求項4の発明によれば、請求項1,2ま
たは3の発明で得られる効果を生じると共に、除熱に十
分必要な量の冷却媒体を供給することができる。
たは3の発明で得られる効果を生じると共に、除熱に十
分必要な量の冷却媒体を供給することができる。
【0051】請求項5の発明によれば、請求項1,2,
3または4の発明で得られる効果を生じると共に、燃料
密封容器から冷却媒体へ熱が伝わりやすくなり、使用済
燃料からの崩壊熱の除熱量が十分得られる。
3または4の発明で得られる効果を生じると共に、燃料
密封容器から冷却媒体へ熱が伝わりやすくなり、使用済
燃料からの崩壊熱の除熱量が十分得られる。
【0052】請求項6の発明によれば、請求項1,2,
3,4または5の発明で得られる効果を生じると共に、
燃料貯蔵室の密封を十分に行うことができる。
3,4または5の発明で得られる効果を生じると共に、
燃料貯蔵室の密封を十分に行うことができる。
【0053】請求項7の発明によれば、冷却空気の流路
を塞ぐことによって、容易に燃料貯蔵室全体を密封する
ことができ、燃料貯蔵室全体を一度に監視することで監
視作業の軽減をはかることができる。
を塞ぐことによって、容易に燃料貯蔵室全体を密封する
ことができ、燃料貯蔵室全体を一度に監視することで監
視作業の軽減をはかることができる。
【0054】請求項8の発明によれば、請求項6または
7の発明で得られる効果を生じると共に、燃料貯蔵室か
らの放熱面積が増加するため、貯蔵中の使用済燃料およ
び燃料密封容器の温度が低減し、健全性が増加する。
7の発明で得られる効果を生じると共に、燃料貯蔵室か
らの放熱面積が増加するため、貯蔵中の使用済燃料およ
び燃料密封容器の温度が低減し、健全性が増加する。
【0055】請求項9の発明によれば、請求項1,2,
3,4,5,6,7または8の発明で得られる効果を生
じると共に、燃料密封容器を2重とすることで容器内部
からのガスや放射性物質が漏洩する可能性が大幅に減少
し、長期間安全に使用済燃料を貯蔵することができる。
3,4,5,6,7または8の発明で得られる効果を生
じると共に、燃料密封容器を2重とすることで容器内部
からのガスや放射性物質が漏洩する可能性が大幅に減少
し、長期間安全に使用済燃料を貯蔵することができる。
【図1】図2のI−I断面を示し、本発明の一実施例で
ある使用済燃料乾式貯蔵設備の縦断面図。
ある使用済燃料乾式貯蔵設備の縦断面図。
【図2】図1のII−II断面図。
【図3】図1のIII−III断面図。
【図4】図5のIV−IV断面を示し、本発明の他の実施例
である使用済燃料乾式貯蔵設備の縦断面図。
である使用済燃料乾式貯蔵設備の縦断面図。
【図5】図4のV−V断面図。
【図6】図4のVI−VI断面図。
【図7】本発明の他の実施例である使用済燃料乾式貯蔵
設備の縦断面図。
設備の縦断面図。
【図8】図7から燃料貯蔵室を密封した後の使用済燃料
乾式貯蔵設備の縦断面図。
乾式貯蔵設備の縦断面図。
1…使用済燃料乾式貯蔵設備、2…燃料貯蔵室、3…燃
料装荷室、4…燃料移送クレーン、5…使用済燃料、6
…燃料密封容器、7…燃料収納管、8…蓋、9…金属
板、10…水平支持棒、11…垂直支持棒、12…冷却
空気を流す管、13…排気塔、14…ガス置換器、15
…放射線モニタ装置、16…ヘリウム検出器、30…地
面。
料装荷室、4…燃料移送クレーン、5…使用済燃料、6
…燃料密封容器、7…燃料収納管、8…蓋、9…金属
板、10…水平支持棒、11…垂直支持棒、12…冷却
空気を流す管、13…排気塔、14…ガス置換器、15
…放射線モニタ装置、16…ヘリウム検出器、30…地
面。
Claims (9)
- 【請求項1】原子力発電所から発生する使用済燃料を密
封した容器を複数貯蔵する貯蔵室を備えた使用済燃料乾
式貯蔵設備において、 前記貯蔵室は密封され、前記貯蔵室の外部より内部を貫
通して再び外部に通じる冷却媒体を流す流路が備え付け
られたことを特徴とする使用済燃料乾式貯蔵設備。 - 【請求項2】前記貯蔵室内のガスを、希ガス,窒素,二
酸化炭素のいずれか、またはこれらを複数種混合したガ
スで置換した請求項1の使用済燃料乾式貯蔵設備。 - 【請求項3】前記冷却媒体を、空気、または水とする請
求項1または2の使用済燃料乾式貯蔵設備。 - 【請求項4】前記冷却媒体を流す流路に冷却媒体を流す
ためのポンプを備え付けた請求項1,2または3の使用
済燃料乾式貯蔵設備。 - 【請求項5】前記冷却媒体の流路を金属製の管とし、使
用済燃料集合体の密封容器をその管の上に載せて貯蔵を
行う請求項1,2,3または4の使用済燃料乾式貯蔵設
備。 - 【請求項6】前記貯蔵室内部の壁,床、および天井の内
側を金属板で覆うことで、前記金属板で形成される使用
済燃料の貯蔵空間を密封構造とする請求項1,2,3,
4または5の使用済燃料乾式貯蔵設備。 - 【請求項7】原子力発電所から発生する使用済燃料を密
封した容器を複数貯蔵する貯蔵室を備え、前記貯蔵室外
部と内部を接続し冷却空気を取り入れ及び排出する流路
を設け、貯蔵室内部と外部の空気の密度差より発生する
空気流動により使用済燃料から発生する熱を除去する使
用済燃料乾式貯蔵設備において、 前記貯蔵室内部の壁,床、および天井の内側を金属板で
覆い、前記冷却空気の流路と貯蔵室内部の接続部分を塞
ぐことによって前記金属板で形成される使用済燃料の貯
蔵空間が密封構造となることを特徴とする使用済燃料乾
式貯蔵設備。 - 【請求項8】前記貯蔵室内部の壁,床、および天井の内
側を覆う金属板と接続し前記貯蔵室の壁を貫通して貯蔵
室外部にも接続するように設置された金属部品を複数備
える請求項6または7の使用済燃料乾式貯蔵設備。 - 【請求項9】前記使用済燃料を密封する密封容器が、2
重管構造である請求項1,2,3,4,5,6,7また
は8の使用済燃料乾式貯蔵設備。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8333345A JPH10170698A (ja) | 1996-12-13 | 1996-12-13 | 使用済燃料乾式貯蔵設備 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8333345A JPH10170698A (ja) | 1996-12-13 | 1996-12-13 | 使用済燃料乾式貯蔵設備 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10170698A true JPH10170698A (ja) | 1998-06-26 |
Family
ID=18265082
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8333345A Pending JPH10170698A (ja) | 1996-12-13 | 1996-12-13 | 使用済燃料乾式貯蔵設備 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10170698A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6674828B1 (en) * | 2002-06-14 | 2004-01-06 | David P. Weber | Safe lift and process for transporting canisters of spent nuclear fuel |
| US7139358B2 (en) * | 2002-02-05 | 2006-11-21 | Holtec International, Inc. | Below grade cask transfer facility |
| JP2014035264A (ja) * | 2012-08-08 | 2014-02-24 | Toshiba Corp | 冷却装置 |
-
1996
- 1996-12-13 JP JP8333345A patent/JPH10170698A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7139358B2 (en) * | 2002-02-05 | 2006-11-21 | Holtec International, Inc. | Below grade cask transfer facility |
| US6674828B1 (en) * | 2002-06-14 | 2004-01-06 | David P. Weber | Safe lift and process for transporting canisters of spent nuclear fuel |
| JP2014035264A (ja) * | 2012-08-08 | 2014-02-24 | Toshiba Corp | 冷却装置 |
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