JPH10172143A - 薄膜媒体の製造方法およびその製造装置 - Google Patents
薄膜媒体の製造方法およびその製造装置Info
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- JPH10172143A JPH10172143A JP8328337A JP32833796A JPH10172143A JP H10172143 A JPH10172143 A JP H10172143A JP 8328337 A JP8328337 A JP 8328337A JP 32833796 A JP32833796 A JP 32833796A JP H10172143 A JPH10172143 A JP H10172143A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 熱じわの発生を防止した薄膜媒体の製造方法
およびその製造装置を得る。 【解決手段】 基板上に薄膜を設けてなる薄膜媒体2の
製造方法およびその製造装置であって、減圧真空槽9
と、この減圧真空槽9内に配設された連続する複数個の
加熱ロール5,6,7と、これら複数個の加熱ロール
5,6,7に表面および裏面を交互に添接させて薄膜媒
体2を走行させる走行手段とを備えたことを特徴とする
ものである。
およびその製造装置を得る。 【解決手段】 基板上に薄膜を設けてなる薄膜媒体2の
製造方法およびその製造装置であって、減圧真空槽9
と、この減圧真空槽9内に配設された連続する複数個の
加熱ロール5,6,7と、これら複数個の加熱ロール
5,6,7に表面および裏面を交互に添接させて薄膜媒
体2を走行させる走行手段とを備えたことを特徴とする
ものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、金属薄膜型の磁
気記録テープ等の薄膜媒体の製造方法およびその製造装
置に関するものである。
気記録テープ等の薄膜媒体の製造方法およびその製造装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高密度記録に適した金属薄膜型の磁気記
録テープは、通常、カールしていることが多い。そし
て、このカールは、磁気ヘッドとの当たりを悪くするこ
とから、除去することが要望されている。したがって、
このカールを除去するために、例えば、加熱ロールによ
ってカールを除去することが試みられている。
録テープは、通常、カールしていることが多い。そし
て、このカールは、磁気ヘッドとの当たりを悪くするこ
とから、除去することが要望されている。したがって、
このカールを除去するために、例えば、加熱ロールによ
ってカールを除去することが試みられている。
【0003】しかしながら、このような加熱手段では、
従来より熱じわの発生が多くみられ、薄膜媒体の品質を
低下させる原因となっていた。
従来より熱じわの発生が多くみられ、薄膜媒体の品質を
低下させる原因となっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この熱じわの原因に
は、例えば、加熱ロールと薄膜媒体との間の空気の咬み
込みによる加熱むらや、加熱ロール出側で薄膜媒体が急
激に冷却されることによる薄膜媒体の急激な収縮が考え
られ、完全な加熱手段は実用化されていなかった。この
発明は、上記従来の問題点を解決するものであり、熱じ
わの発生を防止した薄膜媒体の製造方法およびその製造
装置を提供することを目的とする。
は、例えば、加熱ロールと薄膜媒体との間の空気の咬み
込みによる加熱むらや、加熱ロール出側で薄膜媒体が急
激に冷却されることによる薄膜媒体の急激な収縮が考え
られ、完全な加熱手段は実用化されていなかった。この
発明は、上記従来の問題点を解決するものであり、熱じ
わの発生を防止した薄膜媒体の製造方法およびその製造
装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1は、基板上に薄
膜を設けてなる薄膜媒体の製造方法であって、減圧真空
中で、連続する複数個の加熱ロールに、薄膜媒体の表面
および裏面を交互に添接させて薄膜媒体を走行させる加
熱工程を含むことを特徴とするものである。請求項1記
載の薄膜媒体の製造方法によると、減圧真空中で薄膜媒
体の表裏面を加熱ロールに交互に添接させて走行するの
で、薄膜媒体と加熱ロールとの間における空気の咬み込
みを防ぎ、薄膜媒体が加熱ロールに密着し、薄膜媒体へ
の熱の移動が速やかかつ均一に行われる。また、減圧真
空下では、加熱ロールから送出された薄膜媒体からの空
気による熱の逃げがなく、薄膜媒体の急激な冷却による
急激な収縮を防止できる。
膜を設けてなる薄膜媒体の製造方法であって、減圧真空
中で、連続する複数個の加熱ロールに、薄膜媒体の表面
および裏面を交互に添接させて薄膜媒体を走行させる加
熱工程を含むことを特徴とするものである。請求項1記
載の薄膜媒体の製造方法によると、減圧真空中で薄膜媒
体の表裏面を加熱ロールに交互に添接させて走行するの
で、薄膜媒体と加熱ロールとの間における空気の咬み込
みを防ぎ、薄膜媒体が加熱ロールに密着し、薄膜媒体へ
の熱の移動が速やかかつ均一に行われる。また、減圧真
空下では、加熱ロールから送出された薄膜媒体からの空
気による熱の逃げがなく、薄膜媒体の急激な冷却による
急激な収縮を防止できる。
【0006】請求項2は、基板上に薄膜を設けてなる薄
膜媒体の製造装置であって、減圧真空槽と、この減圧真
空槽内に配設された連続する複数個の加熱ロールと、こ
れら複数個の加熱ロールに表面および裏面を交互に添接
させて薄膜媒体を走行させる走行手段とを備えたことを
特徴とするものである。請求項2記載の薄膜媒体の製造
装置によると、減圧真空中で薄膜媒体の表裏面を加熱ロ
ールに交互に添接させて走行するので、薄膜媒体と加熱
ロールとの間における空気の咬み込みを防ぎ、薄膜媒体
が加熱ロールに密着し、薄膜媒体への熱の移動が速やか
かつ均一に行われる。また、減圧真空下では、加熱ロー
ルから送出された薄膜媒体からの空気による熱の逃げが
なく、薄膜媒体の急激な冷却による急激な収縮を防止で
きる。
膜媒体の製造装置であって、減圧真空槽と、この減圧真
空槽内に配設された連続する複数個の加熱ロールと、こ
れら複数個の加熱ロールに表面および裏面を交互に添接
させて薄膜媒体を走行させる走行手段とを備えたことを
特徴とするものである。請求項2記載の薄膜媒体の製造
装置によると、減圧真空中で薄膜媒体の表裏面を加熱ロ
ールに交互に添接させて走行するので、薄膜媒体と加熱
ロールとの間における空気の咬み込みを防ぎ、薄膜媒体
が加熱ロールに密着し、薄膜媒体への熱の移動が速やか
かつ均一に行われる。また、減圧真空下では、加熱ロー
ルから送出された薄膜媒体からの空気による熱の逃げが
なく、薄膜媒体の急激な冷却による急激な収縮を防止で
きる。
【0007】請求項3は、基板上に薄膜を設けてなる薄
膜媒体の製造装置であって、真空中で基板上に薄膜を設
けて薄膜媒体とする成膜手段と、減圧真空槽と、この減
圧真空槽内に配設された連続する複数個の加熱ロール
と、これら複数個の加熱ロールに表面および裏面を交互
に添接させて薄膜媒体を走行させる走行手段とを備えた
ことを特徴とするものである。
膜媒体の製造装置であって、真空中で基板上に薄膜を設
けて薄膜媒体とする成膜手段と、減圧真空槽と、この減
圧真空槽内に配設された連続する複数個の加熱ロール
と、これら複数個の加熱ロールに表面および裏面を交互
に添接させて薄膜媒体を走行させる走行手段とを備えた
ことを特徴とするものである。
【0008】請求項3記載の薄膜媒体の製造装置による
と、減圧真空中で薄膜媒体の表裏面を加熱ロールに交互
に添接させて走行するので、薄膜媒体と加熱ロールとの
間における空気の咬み込みを防ぎ、薄膜媒体が加熱ロー
ルに密着し、薄膜媒体への熱の移動が速やかかつ均一に
行われる。また、減圧真空下では、加熱ロールから送出
された薄膜媒体からの空気による熱の逃げがなく、薄膜
媒体の急激な冷却による急激な収縮を防止できる。
と、減圧真空中で薄膜媒体の表裏面を加熱ロールに交互
に添接させて走行するので、薄膜媒体と加熱ロールとの
間における空気の咬み込みを防ぎ、薄膜媒体が加熱ロー
ルに密着し、薄膜媒体への熱の移動が速やかかつ均一に
行われる。また、減圧真空下では、加熱ロールから送出
された薄膜媒体からの空気による熱の逃げがなく、薄膜
媒体の急激な冷却による急激な収縮を防止できる。
【0009】
第1の実施の形態 この発明の第1の実施の形態における薄膜媒体の製造方
法およびその製造装置について、図1を用いて説明す
る。図1において、1は加熱装置、2は薄膜媒体、3は
供給側ロール、4はニップロール、5は第1加熱ロー
ル、6は第2加熱ロール、7は第3加熱ロール、8は巻
取側ロール、9は減圧真空槽である。なお、供給側ロー
ル3,ニップロール4,巻取側ロール8にて走行手段を
構成している。
法およびその製造装置について、図1を用いて説明す
る。図1において、1は加熱装置、2は薄膜媒体、3は
供給側ロール、4はニップロール、5は第1加熱ロー
ル、6は第2加熱ロール、7は第3加熱ロール、8は巻
取側ロール、9は減圧真空槽である。なお、供給側ロー
ル3,ニップロール4,巻取側ロール8にて走行手段を
構成している。
【0010】薄膜媒体2は、例えば、基板上に金属薄膜
を設けてなる磁気記録テープである。加熱装置1の減圧
真空槽9内を10-2〜10-4Torr程度の真空度のも
のに排気した後、供給側ロール3より送出される薄膜媒
体2を第1加熱ロール5に添接させる。このとき、薄膜
媒体2を第1加熱ロール5とニップロール4とで挟むよ
うに、ばね,油圧シリンダ,エアシリンダ等の付勢部材
4aにより付勢する。そして、第1加熱ロール5より送
出された薄膜媒体2を第2加熱ロール6に添接させる。
このとき、第1加熱ロール5に添接する薄膜媒体2の一
方の面とは逆の他方の面が第2加熱ロール6に添接す
る。さらに、第2加熱ロール6より送出された薄膜媒体
2を第3加熱ロール7に添接させる。このとき、第2加
熱ロール6に添接する薄膜媒体2の一方の面とは逆の他
方の面が第3加熱ロール7に添接する。つぎに、第3加
熱ロール7より送出された薄膜媒体2を巻取側ロール8
に巻取っていく。
を設けてなる磁気記録テープである。加熱装置1の減圧
真空槽9内を10-2〜10-4Torr程度の真空度のも
のに排気した後、供給側ロール3より送出される薄膜媒
体2を第1加熱ロール5に添接させる。このとき、薄膜
媒体2を第1加熱ロール5とニップロール4とで挟むよ
うに、ばね,油圧シリンダ,エアシリンダ等の付勢部材
4aにより付勢する。そして、第1加熱ロール5より送
出された薄膜媒体2を第2加熱ロール6に添接させる。
このとき、第1加熱ロール5に添接する薄膜媒体2の一
方の面とは逆の他方の面が第2加熱ロール6に添接す
る。さらに、第2加熱ロール6より送出された薄膜媒体
2を第3加熱ロール7に添接させる。このとき、第2加
熱ロール6に添接する薄膜媒体2の一方の面とは逆の他
方の面が第3加熱ロール7に添接する。つぎに、第3加
熱ロール7より送出された薄膜媒体2を巻取側ロール8
に巻取っていく。
【0011】以上説明した構成の薄膜媒体の製造装置に
おける薄膜媒体の製造方法について説明する。加熱工程
において、供給側ロール3および巻取側ロール8には巻
取力を与え、薄膜媒体2にテンションが掛かった状態、
すなわち第1加熱ロール5,第2加熱ロール6および第
3加熱ロール7に薄膜媒体2が圧着された状態で薄膜媒
体2を走行させる。
おける薄膜媒体の製造方法について説明する。加熱工程
において、供給側ロール3および巻取側ロール8には巻
取力を与え、薄膜媒体2にテンションが掛かった状態、
すなわち第1加熱ロール5,第2加熱ロール6および第
3加熱ロール7に薄膜媒体2が圧着された状態で薄膜媒
体2を走行させる。
【0012】このとき、減圧真空槽9内は10-2〜10
-4Torr程度の真空下にあり、薄膜媒体2にはテンシ
ョンが掛かり各加熱ロール5,6,7に薄膜媒体2が圧
着しており、さらに薄膜媒体2はニップロール4により
第1加熱ロール5に圧着しているので、薄膜媒体2と第
1加熱ロール5との間、薄膜媒体2と第2加熱ロール6
との間および薄膜媒体2と第3加熱ロール7との間の密
着は極めて良く、熱の移動は速やかに均一に行われる。
-4Torr程度の真空下にあり、薄膜媒体2にはテンシ
ョンが掛かり各加熱ロール5,6,7に薄膜媒体2が圧
着しており、さらに薄膜媒体2はニップロール4により
第1加熱ロール5に圧着しているので、薄膜媒体2と第
1加熱ロール5との間、薄膜媒体2と第2加熱ロール6
との間および薄膜媒体2と第3加熱ロール7との間の密
着は極めて良く、熱の移動は速やかに均一に行われる。
【0013】ここで、第1加熱ロール5,第2加熱ロー
ル6および第3加熱ロール7の温度を薄膜媒体2の基板
の材質(PET,PEN,アラミド等)に適した温度に
設定し、薄膜媒体2に急激な温度変化が加わらないよう
にする。このように構成された薄膜媒体の製造方法およ
びその製造装置によると、減圧真空中で薄膜媒体2の表
裏面を加熱ロール5,6,7に交互に添接させて走行す
るので、薄膜媒体2と加熱ロール5,6,7との間にお
ける空気の咬み込みを防ぎ、薄膜媒体2が加熱ロール
5,6,7に密着し、薄膜媒体2への熱の移動が速やか
かつ均一に行われる。
ル6および第3加熱ロール7の温度を薄膜媒体2の基板
の材質(PET,PEN,アラミド等)に適した温度に
設定し、薄膜媒体2に急激な温度変化が加わらないよう
にする。このように構成された薄膜媒体の製造方法およ
びその製造装置によると、減圧真空中で薄膜媒体2の表
裏面を加熱ロール5,6,7に交互に添接させて走行す
るので、薄膜媒体2と加熱ロール5,6,7との間にお
ける空気の咬み込みを防ぎ、薄膜媒体2が加熱ロール
5,6,7に密着し、薄膜媒体2への熱の移動が速やか
かつ均一に行われる。
【0014】さらに、減圧真空槽9内は10-2〜10-4
Torr程度の真空下にあるので、各加熱ロールよ5,
6,7り送出された薄膜媒体2からの空気による熱の逃
げがなく、これに起因して薄膜媒体2が急激に冷却され
ることによる温度低下がなく、薄膜媒体2の急激な収縮
を防止できる。よって、加熱むらや熱収縮による熱じわ
が発生せず、薄膜媒体2のカール除去が効率よく行え
る。
Torr程度の真空下にあるので、各加熱ロールよ5,
6,7り送出された薄膜媒体2からの空気による熱の逃
げがなく、これに起因して薄膜媒体2が急激に冷却され
ることによる温度低下がなく、薄膜媒体2の急激な収縮
を防止できる。よって、加熱むらや熱収縮による熱じわ
が発生せず、薄膜媒体2のカール除去が効率よく行え
る。
【0015】なお、減圧真空槽9内の真空度が上がって
いれば、薄膜媒体2への影響が考えられるニップロール
4は使用する必要がない。また、加熱ロール5,6,7
は、この例では3個であるが、基板の材質にもよるが、
2個以上であれば良い。第2の実施の形態この発明の第
2の実施の形態における薄膜媒体の製造方法およびその
製造装置について、図2を用いて説明する。
いれば、薄膜媒体2への影響が考えられるニップロール
4は使用する必要がない。また、加熱ロール5,6,7
は、この例では3個であるが、基板の材質にもよるが、
2個以上であれば良い。第2の実施の形態この発明の第
2の実施の形態における薄膜媒体の製造方法およびその
製造装置について、図2を用いて説明する。
【0016】図2において、1は加熱装置、2は薄膜媒
体、3は供給側ロール、4はニップロール、5は第1加
熱ロール、6は第2加熱ロール、7は第3加熱ロール、
8は巻取側ロール、9は減圧真空槽であり、11は蒸着
装置、12は基板、13は冷却キャンロール、14は遮
蔽板、15は酸素ガス供給ノズル、16はルツボ、17
はルツボ16内に供給された磁性金属材料、18は電子
銃、19は真空槽である。なお、蒸着装置11にて成膜
手段を構成している。
体、3は供給側ロール、4はニップロール、5は第1加
熱ロール、6は第2加熱ロール、7は第3加熱ロール、
8は巻取側ロール、9は減圧真空槽であり、11は蒸着
装置、12は基板、13は冷却キャンロール、14は遮
蔽板、15は酸素ガス供給ノズル、16はルツボ、17
はルツボ16内に供給された磁性金属材料、18は電子
銃、19は真空槽である。なお、蒸着装置11にて成膜
手段を構成している。
【0017】このように構成された薄膜媒体の製造装置
において、蒸着装置11の真空槽19内を10-4〜10
-6Torr程度の真空度のものに排気した後、電子銃1
8からのビーム加熱によりルツボ16内の磁性金属材料
17を溶融して蒸発させる。ここで、供給側ロール3よ
り送出される基板12を冷却キャンロール13に添接さ
せて走行させ、この添接する基板12に対して0.05
〜1μm厚の磁性金属材料17を蒸着させ、薄膜媒体2
を成膜する。このとき、供給側ロール3には巻取力を与
え、基板12にテンションが掛かった状態で薄膜媒体2
を成膜する。この薄膜媒体2の形成に際して、蒸着部分
に酸素ガス供給ノズル15から酸素を供給し、強制酸化
させることによって薄膜媒体2の表層部分を酸化させ、
酸化膜による保護膜を形成する。
において、蒸着装置11の真空槽19内を10-4〜10
-6Torr程度の真空度のものに排気した後、電子銃1
8からのビーム加熱によりルツボ16内の磁性金属材料
17を溶融して蒸発させる。ここで、供給側ロール3よ
り送出される基板12を冷却キャンロール13に添接さ
せて走行させ、この添接する基板12に対して0.05
〜1μm厚の磁性金属材料17を蒸着させ、薄膜媒体2
を成膜する。このとき、供給側ロール3には巻取力を与
え、基板12にテンションが掛かった状態で薄膜媒体2
を成膜する。この薄膜媒体2の形成に際して、蒸着部分
に酸素ガス供給ノズル15から酸素を供給し、強制酸化
させることによって薄膜媒体2の表層部分を酸化させ、
酸化膜による保護膜を形成する。
【0018】また、加熱装置1の減圧真空槽9内は10
-2〜10-4Torr程度の真空度のものに排気してい
る。以下の構成については、前記第1の実施の形態と同
様である。第1の実施の形態では供給ロール3より送出
される薄膜媒体2を第1加熱ロール5に添接させるのに
対し、本実施の形態では蒸着装置11より供給される薄
膜媒体2を第1加熱ロール5に添接させる点が異なるに
過ぎず、その他の基本的な技術は同じなので、詳細な説
明は省略する。
-2〜10-4Torr程度の真空度のものに排気してい
る。以下の構成については、前記第1の実施の形態と同
様である。第1の実施の形態では供給ロール3より送出
される薄膜媒体2を第1加熱ロール5に添接させるのに
対し、本実施の形態では蒸着装置11より供給される薄
膜媒体2を第1加熱ロール5に添接させる点が異なるに
過ぎず、その他の基本的な技術は同じなので、詳細な説
明は省略する。
【0019】以上説明した構成の薄膜媒体の製造装置に
おける薄膜媒体の製造方法について説明する。上記蒸着
工程において、磁性金属材料17を蒸着させ、薄膜媒体
2を成膜するに際して、蒸着部分に過大な熱が加わって
いる。しかし、薄膜媒体2は冷却キャンロール13に添
接されて走行しているので、蒸着による熱は冷却キャン
ロール13や走行系の金属ロール等により奪われるが、
薄膜媒体2が急速に常温程度まで冷却されると、薄膜媒
体2が熱収縮し熱じわが発生する。そこで、急激な冷却
が起きないように、続く加熱工程において、徐々に冷却
するようにする。
おける薄膜媒体の製造方法について説明する。上記蒸着
工程において、磁性金属材料17を蒸着させ、薄膜媒体
2を成膜するに際して、蒸着部分に過大な熱が加わって
いる。しかし、薄膜媒体2は冷却キャンロール13に添
接されて走行しているので、蒸着による熱は冷却キャン
ロール13や走行系の金属ロール等により奪われるが、
薄膜媒体2が急速に常温程度まで冷却されると、薄膜媒
体2が熱収縮し熱じわが発生する。そこで、急激な冷却
が起きないように、続く加熱工程において、徐々に冷却
するようにする。
【0020】まず、巻取側ロール8に巻取力を与え、薄
膜媒体2にテンションが掛かった状態、すなわち第1加
熱ロール5,第2加熱ロール6および第3加熱ロール7
に薄膜媒体2が圧着された状態で薄膜媒体2を走行させ
る。このとき、減圧真空槽9内は10-2〜10-4Tor
r程度の真空下にあり、薄膜媒体2にはテンションが掛
かり各加熱ロール5,6,7に薄膜媒体2が圧着してお
り、さらに薄膜媒体2はニップロール4により第1加熱
ロール5に圧着しているので、薄膜媒体2と第1加熱ロ
ール5との間、薄膜媒体2と第2加熱ロール6との間お
よび薄膜媒体2と第3加熱ロール7との間の密着は極め
て良く、熱の移動は速やかに均一に行われる。
膜媒体2にテンションが掛かった状態、すなわち第1加
熱ロール5,第2加熱ロール6および第3加熱ロール7
に薄膜媒体2が圧着された状態で薄膜媒体2を走行させ
る。このとき、減圧真空槽9内は10-2〜10-4Tor
r程度の真空下にあり、薄膜媒体2にはテンションが掛
かり各加熱ロール5,6,7に薄膜媒体2が圧着してお
り、さらに薄膜媒体2はニップロール4により第1加熱
ロール5に圧着しているので、薄膜媒体2と第1加熱ロ
ール5との間、薄膜媒体2と第2加熱ロール6との間お
よび薄膜媒体2と第3加熱ロール7との間の密着は極め
て良く、熱の移動は速やかに均一に行われる。
【0021】ここで、第1加熱ロール5,第2加熱ロー
ル6および第3加熱ロール7の温度を適切な温度に設定
し、薄膜媒体2に急激な温度変化が加わらないようにす
る。このように構成された薄膜媒体の製造方法およびそ
の製造装置によると、減圧真空中で薄膜媒体2の表裏面
を加熱ロール5,6,7に交互に添接させて走行するの
で、薄膜媒体2と加熱ロール5,6,7との間における
空気の咬み込みを防ぎ、薄膜媒体2が加熱ロール5,
6,7に密着し、薄膜媒体2への熱の移動が速やかかつ
均一に行われる。
ル6および第3加熱ロール7の温度を適切な温度に設定
し、薄膜媒体2に急激な温度変化が加わらないようにす
る。このように構成された薄膜媒体の製造方法およびそ
の製造装置によると、減圧真空中で薄膜媒体2の表裏面
を加熱ロール5,6,7に交互に添接させて走行するの
で、薄膜媒体2と加熱ロール5,6,7との間における
空気の咬み込みを防ぎ、薄膜媒体2が加熱ロール5,
6,7に密着し、薄膜媒体2への熱の移動が速やかかつ
均一に行われる。
【0022】さらに、減圧真空槽9内は10-2〜10-4
Torr程度の真空下にあるので、各加熱ロールよ5,
6,7り送出された薄膜媒体2からの空気による熱の逃
げがなく、これに起因して薄膜媒体2が急激に冷却され
ることによる温度低下がなく、薄膜媒体2の急激な収縮
を防止できる。よって、蒸着工程において、加熱むらや
熱収縮による熱じわが発生せず、薄膜媒体2のカール除
去が効率よく行える。
Torr程度の真空下にあるので、各加熱ロールよ5,
6,7り送出された薄膜媒体2からの空気による熱の逃
げがなく、これに起因して薄膜媒体2が急激に冷却され
ることによる温度低下がなく、薄膜媒体2の急激な収縮
を防止できる。よって、蒸着工程において、加熱むらや
熱収縮による熱じわが発生せず、薄膜媒体2のカール除
去が効率よく行える。
【0023】
【発明の効果】請求項1記載の薄膜媒体の製造方法によ
ると、減圧真空中で薄膜媒体の表裏面を加熱ロールに交
互に添接させて走行するので、薄膜媒体と加熱ロールと
の間における空気の咬み込みを防ぎ、薄膜媒体が加熱ロ
ールに密着し、薄膜媒体への熱の移動が速やかかつ均一
に行われる。また、減圧真空下では、加熱ロールから送
出された薄膜媒体からの空気による熱の逃げがなく、薄
膜媒体の急激な冷却による急激な収縮を防止できる。よ
って、加熱むらや熱収縮による熱じわが発生せず、薄膜
媒体のカール除去が効率よく行え、熱じわのない品質の
良い薄膜媒体が得られる。
ると、減圧真空中で薄膜媒体の表裏面を加熱ロールに交
互に添接させて走行するので、薄膜媒体と加熱ロールと
の間における空気の咬み込みを防ぎ、薄膜媒体が加熱ロ
ールに密着し、薄膜媒体への熱の移動が速やかかつ均一
に行われる。また、減圧真空下では、加熱ロールから送
出された薄膜媒体からの空気による熱の逃げがなく、薄
膜媒体の急激な冷却による急激な収縮を防止できる。よ
って、加熱むらや熱収縮による熱じわが発生せず、薄膜
媒体のカール除去が効率よく行え、熱じわのない品質の
良い薄膜媒体が得られる。
【0024】請求項2記載の薄膜媒体の製造装置による
と、減圧真空中で薄膜媒体の表裏面を加熱ロールに交互
に添接させて走行するので、薄膜媒体と加熱ロールとの
間における空気の咬み込みを防ぎ、薄膜媒体が加熱ロー
ルに密着し、薄膜媒体への熱の移動が速やかかつ均一に
行われる。また、減圧真空下では、加熱ロールから送出
された薄膜媒体からの空気による熱の逃げがなく、薄膜
媒体の急激な冷却による急激な収縮を防止できる。よっ
て、加熱むらや熱収縮による熱じわが発生せず、薄膜媒
体のカール除去が効率よく行え、熱じわのない品質の良
い薄膜媒体が得られる。
と、減圧真空中で薄膜媒体の表裏面を加熱ロールに交互
に添接させて走行するので、薄膜媒体と加熱ロールとの
間における空気の咬み込みを防ぎ、薄膜媒体が加熱ロー
ルに密着し、薄膜媒体への熱の移動が速やかかつ均一に
行われる。また、減圧真空下では、加熱ロールから送出
された薄膜媒体からの空気による熱の逃げがなく、薄膜
媒体の急激な冷却による急激な収縮を防止できる。よっ
て、加熱むらや熱収縮による熱じわが発生せず、薄膜媒
体のカール除去が効率よく行え、熱じわのない品質の良
い薄膜媒体が得られる。
【0025】請求項3記載の薄膜媒体の製造装置による
と、減圧真空中で薄膜媒体の表裏面を加熱ロールに交互
に添接させて走行するので、薄膜媒体と加熱ロールとの
間における空気の咬み込みを防ぎ、薄膜媒体が加熱ロー
ルに密着し、薄膜媒体への熱の移動が速やかかつ均一に
行われる。また、減圧真空下では、加熱ロールから送出
された薄膜媒体からの空気による熱の逃げがなく、薄膜
媒体の急激な冷却による急激な収縮を防止できる。よっ
て、蒸着工程において、加熱むらや熱収縮による熱じわ
が発生せず、薄膜媒体のカール除去が効率よく行え、熱
じわのない品質の良い薄膜媒体が得られる。
と、減圧真空中で薄膜媒体の表裏面を加熱ロールに交互
に添接させて走行するので、薄膜媒体と加熱ロールとの
間における空気の咬み込みを防ぎ、薄膜媒体が加熱ロー
ルに密着し、薄膜媒体への熱の移動が速やかかつ均一に
行われる。また、減圧真空下では、加熱ロールから送出
された薄膜媒体からの空気による熱の逃げがなく、薄膜
媒体の急激な冷却による急激な収縮を防止できる。よっ
て、蒸着工程において、加熱むらや熱収縮による熱じわ
が発生せず、薄膜媒体のカール除去が効率よく行え、熱
じわのない品質の良い薄膜媒体が得られる。
【図1】この発明の第1の実施の形態における薄膜媒体
の製造装置の概略図である。
の製造装置の概略図である。
【図2】この発明の第2の実施の形態における薄膜媒体
の製造装置の概略図である。
の製造装置の概略図である。
1 加熱装置 2 薄膜媒体 3 供給側ロール 5 第1加熱ロール 6 第2加熱ロール 7 第3加熱ロール 8 巻取側ロール 9 減圧真空槽 11 蒸着装置 12 基板 13 冷却キャンロール 16 ルツボ 17 磁性金属材料 19 真空槽
Claims (3)
- 【請求項1】 基板上に薄膜を設けてなる薄膜媒体の製
造方法であって、 減圧真空中で、連続する複数個の加熱ロールに、薄膜媒
体の表面および裏面を交互に添接させて前記薄膜媒体を
走行させる加熱工程を含むことを特徴とする薄膜媒体の
製造方法。 - 【請求項2】 基板上に薄膜を設けてなる薄膜媒体の製
造装置であって、 減圧真空槽と、この減圧真空槽内に配設された連続する
複数個の加熱ロールと、これら複数個の加熱ロールに表
面および裏面を交互に添接させて薄膜媒体を走行させる
走行手段とを備えたことを特徴とする薄膜媒体の製造装
置。 - 【請求項3】 基板上に薄膜を設けてなる薄膜媒体の製
造装置であって、 真空中で基板上に薄膜を設けて薄膜媒体とする成膜手段
と、減圧真空槽と、この減圧真空槽内に配設された連続
する複数個の加熱ロールと、これら複数個の加熱ロール
に表面および裏面を交互に添接させて前記薄膜媒体を走
行させる走行手段とを備えたことを特徴とする薄膜媒体
の製造装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8328337A JPH10172143A (ja) | 1996-12-09 | 1996-12-09 | 薄膜媒体の製造方法およびその製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8328337A JPH10172143A (ja) | 1996-12-09 | 1996-12-09 | 薄膜媒体の製造方法およびその製造装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10172143A true JPH10172143A (ja) | 1998-06-26 |
Family
ID=18209116
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8328337A Pending JPH10172143A (ja) | 1996-12-09 | 1996-12-09 | 薄膜媒体の製造方法およびその製造装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10172143A (ja) |
-
1996
- 1996-12-09 JP JP8328337A patent/JPH10172143A/ja active Pending
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