JPH1017232A - エレベータの地震感知装置 - Google Patents
エレベータの地震感知装置Info
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- JPH1017232A JPH1017232A JP17490296A JP17490296A JPH1017232A JP H1017232 A JPH1017232 A JP H1017232A JP 17490296 A JP17490296 A JP 17490296A JP 17490296 A JP17490296 A JP 17490296A JP H1017232 A JPH1017232 A JP H1017232A
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- Japan
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- elevator
- damage
- earthquake
- equipment
- vibration
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- Indicating And Signalling Devices For Elevators (AREA)
- Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 迅速かつ高効率にエレベータの復旧を行なえ
るエレベータの地震感知装置を提供する。 【解決手段】 エレベータ機器に取り付けた加速度検出
手段5が出力した加速度を地震感知装置の地震検知手段
16で検知し、演算手段13で求めたエレベータ機器の
変位を予め記憶してある許容値と比較して被害が発生し
たか否かを被害判定手段17で判定し、振動判定手段1
7で算出値が許容値内であればエレベータ機器に損傷が
ないと判定した後、エレベータを自動低速運転手段19
で低速で運転させ、この低速運転中に振動判定手段17
でエレベータ正常時の加速度と比較して異常の有無を判
定するようにし、被害がないと判定したとき自動復帰手
段14でエレベータを平常運転に戻し、また被害がある
と判定したとき被害伝達手段20でエレベータの損傷を
外部に通報する。
るエレベータの地震感知装置を提供する。 【解決手段】 エレベータ機器に取り付けた加速度検出
手段5が出力した加速度を地震感知装置の地震検知手段
16で検知し、演算手段13で求めたエレベータ機器の
変位を予め記憶してある許容値と比較して被害が発生し
たか否かを被害判定手段17で判定し、振動判定手段1
7で算出値が許容値内であればエレベータ機器に損傷が
ないと判定した後、エレベータを自動低速運転手段19
で低速で運転させ、この低速運転中に振動判定手段17
でエレベータ正常時の加速度と比較して異常の有無を判
定するようにし、被害がないと判定したとき自動復帰手
段14でエレベータを平常運転に戻し、また被害がある
と判定したとき被害伝達手段20でエレベータの損傷を
外部に通報する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエレベータの地震感
知装置に係わり、特に、地震時のエレベータ機器の振動
を用いてその損傷を予測診断するエレベータの地震感知
装置に関する。
知装置に係わり、特に、地震時のエレベータ機器の振動
を用いてその損傷を予測診断するエレベータの地震感知
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のエレベータの地震感知装置は、地
震の振動を2段階に分けて検知するよう設定しており、
検知した振動が低設定値から高設定値の間であればエレ
ベータを停止させ、その後、設定した時間内に高設定値
を超える振動が伝波してこなければ、エレベータを自動
的に平常運転に戻している。一方、検知した振動が高設
定値を超えた場合、エレベータの保守員がエレベータ機
器に損傷がないかを点検した後、手動で地震感知装置を
リセットしてエレベータを平常運転に戻すようにしてい
た。
震の振動を2段階に分けて検知するよう設定しており、
検知した振動が低設定値から高設定値の間であればエレ
ベータを停止させ、その後、設定した時間内に高設定値
を超える振動が伝波してこなければ、エレベータを自動
的に平常運転に戻している。一方、検知した振動が高設
定値を超えた場合、エレベータの保守員がエレベータ機
器に損傷がないかを点検した後、手動で地震感知装置を
リセットしてエレベータを平常運転に戻すようにしてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
エレベータの地震感知装置は、上述のように地震の振動
が地震感知装置の高設定値を超えた場合、エレベータの
保守員が点検に赴いてエレベータの各機器に損傷がない
ことを確認した後にエレベータを平常運転に戻していた
ため、広範囲で強い地震が発生して多くのエレベータが
停止した場合、これらエレベータの全てを点検するため
にエレベータの保守員を派遣しなければならず、復旧ま
でに多大な時間と労力を要することになってしまう。
エレベータの地震感知装置は、上述のように地震の振動
が地震感知装置の高設定値を超えた場合、エレベータの
保守員が点検に赴いてエレベータの各機器に損傷がない
ことを確認した後にエレベータを平常運転に戻していた
ため、広範囲で強い地震が発生して多くのエレベータが
停止した場合、これらエレベータの全てを点検するため
にエレベータの保守員を派遣しなければならず、復旧ま
でに多大な時間と労力を要することになってしまう。
【0004】本発明の目的とするところは、迅速かつ効
率的にエレベータの復旧を行なえるエレベータの地震感
知装置を提供するにある。
率的にエレベータの復旧を行なえるエレベータの地震感
知装置を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、地震の振動を検知し、検知した振動が所定
の設定値より大きい場合にエレベータを停止させるエレ
ベータの地震感知装置において、エレベータ機器に設け
た加速度検出手段から地震を検知する地震検知手段と、
地震時の上記エレベータ機器に作用する変位を算出する
演算手段と、この算出した変位と上記エレベータ機器の
許容値を比較し、上記算出した変位が上記許容値を超え
たとき上記エレベータ機器が被害を受けたと判定する被
害判定手段とを設けたことを特徴とする。
するために、地震の振動を検知し、検知した振動が所定
の設定値より大きい場合にエレベータを停止させるエレ
ベータの地震感知装置において、エレベータ機器に設け
た加速度検出手段から地震を検知する地震検知手段と、
地震時の上記エレベータ機器に作用する変位を算出する
演算手段と、この算出した変位と上記エレベータ機器の
許容値を比較し、上記算出した変位が上記許容値を超え
たとき上記エレベータ機器が被害を受けたと判定する被
害判定手段とを設けたことを特徴とする。
【0006】上述したように本発明のエレベータの地震
感知装置は、エレベータ機器に取り付けた加速度検出手
段からエレベータ機器の変位を求め、これを予め記憶し
た許容値と比較し、許容値を超えている場合に被害が発
生したと判定する被害判定手段を設けたため、被害判定
手段により正確に被害を判定して、エレベータに被害が
発生した場合にのみ、外部に通報するようにすることが
できるようになり、迅速かつ高効率にエレベータの復旧
を行なうことができる。
感知装置は、エレベータ機器に取り付けた加速度検出手
段からエレベータ機器の変位を求め、これを予め記憶し
た許容値と比較し、許容値を超えている場合に被害が発
生したと判定する被害判定手段を設けたため、被害判定
手段により正確に被害を判定して、エレベータに被害が
発生した場合にのみ、外部に通報するようにすることが
できるようになり、迅速かつ高効率にエレベータの復旧
を行なうことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
によって説明する。図1は本発明の一実施の形態による
エレベータの地震感知装置を採用したエレベータの構成
図で、昇降路の上部の機械室に設けられた巻上機6の綱
車7に主ロープ11を掛け、この主ロープ11の一端を
ガイドレール3に沿って昇降する乗りかご1に連結し、
その他端をガイドレール4に沿って昇降する釣り合いお
もり2に連結している。機械室に設置された制御盤8と
乗りかご1と釣り合いおもり2とには、加速度検出手段
5がそれぞれ取り付けられており、設定値以上の加速度
を検知したとき、地震感知装置30が作動するように構
成されている。
によって説明する。図1は本発明の一実施の形態による
エレベータの地震感知装置を採用したエレベータの構成
図で、昇降路の上部の機械室に設けられた巻上機6の綱
車7に主ロープ11を掛け、この主ロープ11の一端を
ガイドレール3に沿って昇降する乗りかご1に連結し、
その他端をガイドレール4に沿って昇降する釣り合いお
もり2に連結している。機械室に設置された制御盤8と
乗りかご1と釣り合いおもり2とには、加速度検出手段
5がそれぞれ取り付けられており、設定値以上の加速度
を検知したとき、地震感知装置30が作動するように構
成されている。
【0008】この地震感知装置30は、機械室に設置さ
れた制御盤8、乗りかご1および釣り合いおもり2にそ
れぞれ取り付けた加速度検出手段5と、設定値以上の加
速度を検知したとき地震と判定する地震検知手段16
と、地震を検知するとエレベータに停止命令を与えるエ
レベータ停止指令回路15と、加速度検出手段5から出
力された加速度データを一時記憶しておくバッファ12
と、加速度検出手段5の加速度データからガイドレール
3,4および制御盤8に作用する力や変位を算出する演
算手段13と、この演算手段13の演算結果と記憶して
いるガイドレール3,4および制御盤8の許容値を比較
してガイドレール3,4および制御盤8の被害を判定す
る被害判定手段18と、この被害判定手段18において
被害がないと判定したとき制御盤8にエレベータの自動
低速運転指令を与える自動低速運転手段19と、この自
動低速運転手段19によってエレベータの低速運転を行
なったときの乗りかご1、釣り合いおもり2および制御
盤8の加速度を検出すると共に、検出した加速度データ
と記憶しているエレベータ正常時の乗りかご1、釣り合
いおもり2および制御盤8の加速度を比較してガイドレ
ール3,4および制御盤8の被害の有無を判定する振動
判定手段17と、この振動判定手段17において損害が
ないと判定されたとき制御盤8に復帰指令を与える自動
復帰手段14と、被害判定手段18において被害がある
と判定したとき、また振動判定手段17において被害が
あると判定したとき、外部にガイドレール3,4および
制御盤8の損傷を与える被害伝達手段20とを備えてい
る。
れた制御盤8、乗りかご1および釣り合いおもり2にそ
れぞれ取り付けた加速度検出手段5と、設定値以上の加
速度を検知したとき地震と判定する地震検知手段16
と、地震を検知するとエレベータに停止命令を与えるエ
レベータ停止指令回路15と、加速度検出手段5から出
力された加速度データを一時記憶しておくバッファ12
と、加速度検出手段5の加速度データからガイドレール
3,4および制御盤8に作用する力や変位を算出する演
算手段13と、この演算手段13の演算結果と記憶して
いるガイドレール3,4および制御盤8の許容値を比較
してガイドレール3,4および制御盤8の被害を判定す
る被害判定手段18と、この被害判定手段18において
被害がないと判定したとき制御盤8にエレベータの自動
低速運転指令を与える自動低速運転手段19と、この自
動低速運転手段19によってエレベータの低速運転を行
なったときの乗りかご1、釣り合いおもり2および制御
盤8の加速度を検出すると共に、検出した加速度データ
と記憶しているエレベータ正常時の乗りかご1、釣り合
いおもり2および制御盤8の加速度を比較してガイドレ
ール3,4および制御盤8の被害の有無を判定する振動
判定手段17と、この振動判定手段17において損害が
ないと判定されたとき制御盤8に復帰指令を与える自動
復帰手段14と、被害判定手段18において被害がある
と判定したとき、また振動判定手段17において被害が
あると判定したとき、外部にガイドレール3,4および
制御盤8の損傷を与える被害伝達手段20とを備えてい
る。
【0009】次に、図1に示した地震感知装置30の動
作を、図5のフローチャートと共に説明する。地震が発
生すると、図5のフローチャートに示すように、ステッ
プS1で乗りかご1、釣り合いおもり2および制御盤8
に取り付けられた加速度検出手段5が出力した加速度を
地震検知手段16に取り込む。この地震検知手段16
は、ステップS2で設定値以上の加速度が出力されてい
ないか常に監視しており、設定値以上の加速度であった
ときには、エレベータ停止指令回路15を介して制御盤
8に停止信号を送り、ステップS3で直ちにエレベータ
を停止させる。これと共に、ステップS4で地震時の乗
りかご1、釣り合いおもり2および制御盤8の加速度デ
ータをバッファ12に記憶させると共に、演算手段13
によって既にバッファ12に記憶してある加速度データ
からガイドレール3,4および制御盤8に作用する力お
よび変位を算出する。
作を、図5のフローチャートと共に説明する。地震が発
生すると、図5のフローチャートに示すように、ステッ
プS1で乗りかご1、釣り合いおもり2および制御盤8
に取り付けられた加速度検出手段5が出力した加速度を
地震検知手段16に取り込む。この地震検知手段16
は、ステップS2で設定値以上の加速度が出力されてい
ないか常に監視しており、設定値以上の加速度であった
ときには、エレベータ停止指令回路15を介して制御盤
8に停止信号を送り、ステップS3で直ちにエレベータ
を停止させる。これと共に、ステップS4で地震時の乗
りかご1、釣り合いおもり2および制御盤8の加速度デ
ータをバッファ12に記憶させると共に、演算手段13
によって既にバッファ12に記憶してある加速度データ
からガイドレール3,4および制御盤8に作用する力お
よび変位を算出する。
【0010】ここで、ガイドレール3に作用する応力
は、図2および図3の昇降路の横断面図および縦断面図
に示すように、乗りかご1に加わった力がガイドシュー
9を介してガイドレール3にX方向のPX2とY方向の
PY2の力として作用するが、これは乗りかご1に設け
た加速度検出手段5で検出したX方向の加速度データα
X1と、Y方向の加速度データαY1から算出できる。
まず乗りかご1に作用する応力PX1,PY1は次の式
(1)で表すことができる。
は、図2および図3の昇降路の横断面図および縦断面図
に示すように、乗りかご1に加わった力がガイドシュー
9を介してガイドレール3にX方向のPX2とY方向の
PY2の力として作用するが、これは乗りかご1に設け
た加速度検出手段5で検出したX方向の加速度データα
X1と、Y方向の加速度データαY1から算出できる。
まず乗りかご1に作用する応力PX1,PY1は次の式
(1)で表すことができる。
【0011】 PX1(PY1)=m1・αX1(αY1)/g …………(1) この式(1)で、m1は乗りかご1の重量、gは重力加
速度を示しており、X方向およびY方向に働く応力σX
およびσYは、次の式(2)で表すことができる。
速度を示しており、X方向およびY方向に働く応力σX
およびσYは、次の式(2)で表すことができる。
【0012】 σX(σY)=7・β・PX2(PY2)・L/(40・ZX(ZY)) …………(2) この式(2)で、βは荷重低減率、Lはレールブラケッ
ト21の間隔、Zはガイドレール3の断面係数を表して
いる。ガイドシュー9の1個当たりに作用する力は、X
方向にはPXを二分力した値、Y方向にはPYを4分力
した値が作用するので、PX2,PY2は次の式
(3),式(4)で表すことができる。
ト21の間隔、Zはガイドレール3の断面係数を表して
いる。ガイドシュー9の1個当たりに作用する力は、X
方向にはPXを二分力した値、Y方向にはPYを4分力
した値が作用するので、PX2,PY2は次の式
(3),式(4)で表すことができる。
【0013】 PX2=PX1/2 …………(3) PY2=PY1/4 …………(4) 従って、これら式(2)〜式(4)からガイドレール3
に作用する応力σXおよびσYは、式(5)および式
(6)で表すことができる。
に作用する応力σXおよびσYは、式(5)および式
(6)で表すことができる。
【0014】 σX=7・β・m1・αX1・L/(2・40・ZX・g)…………(5) σY=7・β・m1・αY1・L/(4・40・ZY・g)…………(6) またガイドレール3のX方向の変位δXとY方向の変位
δYは、式(7)で表すことができる。
δYは、式(7)で表すことができる。
【0015】 δX(δY)=11・β・PX2(PY2)・L3/(960・E・1X( 1Y)) …………(7) この式(7)で、Eはガイドレール3のヤング率、Iは
ガイドレール3の断面二次モーメントを示しており、こ
の式(7)および式(3),式(4)よりガイドレール
3の変位は次の式(8),式(9)で表すことができ
る。
ガイドレール3の断面二次モーメントを示しており、こ
の式(7)および式(3),式(4)よりガイドレール
3の変位は次の式(8),式(9)で表すことができ
る。
【0016】 δX=11・β・m1・αX1・L3/(2・960・E・I・g) …………(8) δY=1・β・m1・αY1・L3/(2・960・E・I・g) …………(9) 式(5),式(6),式(8),式(9)において、m
1,β,I,z,E,Lは既知定数であり、予め演算手
段13に記憶させておく。
1,β,I,z,E,Lは既知定数であり、予め演算手
段13に記憶させておく。
【0017】また、釣り合いおもり2のガイドレール4
に作用する応力、変位も同様にして求めることができ
る。さらに図4は制御盤8の断面図を示しており、地震
のとき制御盤8はPX3,PZ3の力を受ける。PX3
は、加速度検出手段5で検出したX方向およびZ方向の
加速度データαX2およびαZ2から式(10)で求め
ることができる。
に作用する応力、変位も同様にして求めることができ
る。さらに図4は制御盤8の断面図を示しており、地震
のとき制御盤8はPX3,PZ3の力を受ける。PX3
は、加速度検出手段5で検出したX方向およびZ方向の
加速度データαX2およびαZ2から式(10)で求め
ることができる。
【0018】 PX3(Pz3)=m2・αX2(αZ3)/g …………(10) 制御盤8を倒す方向に働くモーメントMeは、次の式
(11)で表すことができる。
(11)で表すことができる。
【0019】 Me=PX3・H =m2・αX2・H/g …………(11) この式(11)のm2は制御盤の重量、Hは制御盤の重
心高さを表している。また、制御盤を復元する方向に働
くモーメントMfは式(12)で表すことができる。
心高さを表している。また、制御盤を復元する方向に働
くモーメントMfは式(12)で表すことができる。
【0020】 Mf=(m2−Pz3)・A+FR・B =(m2−m2・αz2/g)・A+FR・B …………(12) この式(12)において、Aは制御盤8の側面から重心
までの距離、Bは制御盤8の幅、FRは制御盤8と床面
を連結するアンカーボルト22の引き抜き荷重を表して
いる。式(11),式(12)のm2,H,a,B,F
Rは既知定数であり、予め演算手段13に記憶させてお
く。
までの距離、Bは制御盤8の幅、FRは制御盤8と床面
を連結するアンカーボルト22の引き抜き荷重を表して
いる。式(11),式(12)のm2,H,a,B,F
Rは既知定数であり、予め演算手段13に記憶させてお
く。
【0021】上述のようにして演算手段13で求めたガ
イドレール3の変位δX,δYは、図5に示すステップ
S5で被害判定手段18によって予め記憶したガイドレ
ール3の許容応力と比較して、ガイドレール3の曲がり
の被害が発生したかを判定する。また被害判定手段18
は、演算手段13によって求めたガイドレール3の変位
δX,δYと、予め記憶したガイドレール3とガイドシ
ュー9の掛かり代Lを比較し、乗りかご1がガイドレー
ル3から外れる被害が発生したかを判定する。さらに被
害判定手段18は、演算手段13によって求めた、制御
盤を倒す方向に働くモーメントMeと、制御盤を復元す
る方向に働くモーメントMfを比較し、Me>Mfであ
れば制御盤8が転倒すると判定する。これらステップS
5での比較によって許容値を超えてエレベータに被害あ
りと判定した場合、ステップS6で、被害伝達手段20
からエレベータ保守会社に被害を伝達する。その後、ス
テップS7でエレベータ保守会社から派遣されたエレベ
ータの保守員がエレベータの点検および修復を行なう。
この間、エレベータを動かすと二次災害の起こる恐れが
あるため、エレベータの保守員が手動によって地震感知
装置30のリセットを行なわない限りエレベータが動か
ないようにしている。しかし、エレベータの点検および
修復が終了した後に地震感知装置30のリセットを行な
うと、ステップS8でエレベータを平常運転に復帰させ
ることができる。
イドレール3の変位δX,δYは、図5に示すステップ
S5で被害判定手段18によって予め記憶したガイドレ
ール3の許容応力と比較して、ガイドレール3の曲がり
の被害が発生したかを判定する。また被害判定手段18
は、演算手段13によって求めたガイドレール3の変位
δX,δYと、予め記憶したガイドレール3とガイドシ
ュー9の掛かり代Lを比較し、乗りかご1がガイドレー
ル3から外れる被害が発生したかを判定する。さらに被
害判定手段18は、演算手段13によって求めた、制御
盤を倒す方向に働くモーメントMeと、制御盤を復元す
る方向に働くモーメントMfを比較し、Me>Mfであ
れば制御盤8が転倒すると判定する。これらステップS
5での比較によって許容値を超えてエレベータに被害あ
りと判定した場合、ステップS6で、被害伝達手段20
からエレベータ保守会社に被害を伝達する。その後、ス
テップS7でエレベータ保守会社から派遣されたエレベ
ータの保守員がエレベータの点検および修復を行なう。
この間、エレベータを動かすと二次災害の起こる恐れが
あるため、エレベータの保守員が手動によって地震感知
装置30のリセットを行なわない限りエレベータが動か
ないようにしている。しかし、エレベータの点検および
修復が終了した後に地震感知装置30のリセットを行な
うと、ステップS8でエレベータを平常運転に復帰させ
ることができる。
【0022】このように、地震時のエレベータ機器の加
速度データからエレベータ機器に作用する力や変位を演
算手段13で算出し、求めた変位とエレベータ機器の許
容値を比較してエレベータ機器の被害を判定する被害判
定手段18を設け、この被害判定手段18により求めた
変位が許容値を超えたときエレベータ機器が被害を受け
たと判定するようにしたため、被害判定手段18により
エレベータ機器に被害が発生していないと判定した地震
に対して、エレベータに被害が発生したか否か人海戦術
によって確認する必要がなく、迅速かつ高効率にエレベ
ータの復旧を行なうことができる。
速度データからエレベータ機器に作用する力や変位を演
算手段13で算出し、求めた変位とエレベータ機器の許
容値を比較してエレベータ機器の被害を判定する被害判
定手段18を設け、この被害判定手段18により求めた
変位が許容値を超えたときエレベータ機器が被害を受け
たと判定するようにしたため、被害判定手段18により
エレベータ機器に被害が発生していないと判定した地震
に対して、エレベータに被害が発生したか否か人海戦術
によって確認する必要がなく、迅速かつ高効率にエレベ
ータの復旧を行なうことができる。
【0023】従って、ステップS5でエレベータ機器の
許容値の方が算出値よりも大きい場合、図1に示した自
動復帰手段14から制御盤8に平常運転への復帰指令を
与えるようにすることができる。しかし、ここでは信頼
性を一層向上するために、ステップS5での比較によっ
てエレベータ機器に作用した応力および変位が許容値の
範囲内にあると判定した場合、図6に示したフローチャ
ートに従うようにしている。つまり、エレベータに被害
がないと判定したとしても、エレベータ機器や建屋の老
朽化などの要因によって許容値以下の力でエレベータ機
器が破損する可能性があるため、再度エレベータ機器に
被害がないことを確認するようにしている。具体的には
ステップS9で自動低速運転手段19を作動させ、制御
盤8に指令を与えてエレベータを低速運転させ、ステッ
プS10で、加速度検出手段5によって乗りかご1、釣
り合いおもり2および制御盤8の加速度を検出するよう
にしている。このステップS10で得られた振動データ
と、予め記憶しているエレベータ正常時の振動データ
を、次のステップS11で振動判定手段17によって比
較して、エレベータ機器に被害が発生していないかを判
定する。その結果、エレベータに被害なしと判定した場
合は、ステップS12で自動復帰手段14によりエレベ
ータを平常運転に復帰させる。しかし、ステップS11
でエレベータに被害ありと判定した場合は、ステップS
13でエレベータ停止指令回路15によってエレベータ
を停止させる。その後、ステップS14で、被害伝達手
段20からエレベータ保守会社に被害を伝達し、ステッ
プS15でエレベータ保守会社から派遣されたエレベー
タの保守員がエレベータの点検および修復を終了してか
ら地震感知装置をリセットして、ステップS16でエレ
ベータを平常運転に復帰させる。
許容値の方が算出値よりも大きい場合、図1に示した自
動復帰手段14から制御盤8に平常運転への復帰指令を
与えるようにすることができる。しかし、ここでは信頼
性を一層向上するために、ステップS5での比較によっ
てエレベータ機器に作用した応力および変位が許容値の
範囲内にあると判定した場合、図6に示したフローチャ
ートに従うようにしている。つまり、エレベータに被害
がないと判定したとしても、エレベータ機器や建屋の老
朽化などの要因によって許容値以下の力でエレベータ機
器が破損する可能性があるため、再度エレベータ機器に
被害がないことを確認するようにしている。具体的には
ステップS9で自動低速運転手段19を作動させ、制御
盤8に指令を与えてエレベータを低速運転させ、ステッ
プS10で、加速度検出手段5によって乗りかご1、釣
り合いおもり2および制御盤8の加速度を検出するよう
にしている。このステップS10で得られた振動データ
と、予め記憶しているエレベータ正常時の振動データ
を、次のステップS11で振動判定手段17によって比
較して、エレベータ機器に被害が発生していないかを判
定する。その結果、エレベータに被害なしと判定した場
合は、ステップS12で自動復帰手段14によりエレベ
ータを平常運転に復帰させる。しかし、ステップS11
でエレベータに被害ありと判定した場合は、ステップS
13でエレベータ停止指令回路15によってエレベータ
を停止させる。その後、ステップS14で、被害伝達手
段20からエレベータ保守会社に被害を伝達し、ステッ
プS15でエレベータ保守会社から派遣されたエレベー
タの保守員がエレベータの点検および修復を終了してか
ら地震感知装置をリセットして、ステップS16でエレ
ベータを平常運転に復帰させる。
【0024】このように、被害判定手段18が被害なし
と判定した場合でも、エレベータ機器を動作させて自己
診断する自動低速運転手段19と振動判定手段17とを
設けたため、被害が発生していないことを再確認してか
らエレベータを平常運転に復帰させることができるよう
になり、実際に被害が発生している場合にエレベータを
平常運転に復帰させるのを防止することができる。
と判定した場合でも、エレベータ機器を動作させて自己
診断する自動低速運転手段19と振動判定手段17とを
設けたため、被害が発生していないことを再確認してか
らエレベータを平常運転に復帰させることができるよう
になり、実際に被害が発生している場合にエレベータを
平常運転に復帰させるのを防止することができる。
【0025】尚、上述した実施の形態では、機械室に設
置された制御盤8、乗りかご1および釣り合いおもり2
にそれぞれ加速度検出手段5を取り付け、これらを被害
判定の対象にしたが、これに限定することなくトラクシ
ョンマシンなど他のエレベータ機器を被害判定の対象に
選定することができる。
置された制御盤8、乗りかご1および釣り合いおもり2
にそれぞれ加速度検出手段5を取り付け、これらを被害
判定の対象にしたが、これに限定することなくトラクシ
ョンマシンなど他のエレベータ機器を被害判定の対象に
選定することができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明によるエレベ
ータの地震感知装置は、エレベータ機器に取り付けた加
速度検出手段からエレベータ機器の変位を求め、これを
予め記憶した許容値と比較し、許容値を超えている場合
に被害が発生したと判定する被害判定手段を設けたた
め、被害判定手段により正確に被害を判定して、エレベ
ータに被害が発生した場合にのみ、外部に通報するよう
にすることができるようになり、迅速かつ高効率にエレ
ベータの復旧を行なうことができる。
ータの地震感知装置は、エレベータ機器に取り付けた加
速度検出手段からエレベータ機器の変位を求め、これを
予め記憶した許容値と比較し、許容値を超えている場合
に被害が発生したと判定する被害判定手段を設けたた
め、被害判定手段により正確に被害を判定して、エレベ
ータに被害が発生した場合にのみ、外部に通報するよう
にすることができるようになり、迅速かつ高効率にエレ
ベータの復旧を行なうことができる。
【図1】本発明の一実施の形態によるエレベータの地震
感知装置を備えたエレベータの構成図である。
感知装置を備えたエレベータの構成図である。
【図2】ガイドレールに作用する応力を示した昇降路の
横断面図である。
横断面図である。
【図3】ガイドレールに作用する応力を示した昇降路の
縦断面図である。
縦断面図である。
【図4】制御盤に作用する応力を示した制御盤の断面図
である。
である。
【図5】図1に示したエレベータの地震感知装置の動作
を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
【図6】図5に示したフローチャートに続く他のフロー
チャートである。
チャートである。
5 加速度検出手段 13 演算手段 14 自動復帰手段 16 地震検知手段 17 振動判定手段 18 被害判定手段 19 自動低速運転手段 20 被害伝達手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 八巻 正光 東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株 式会社日立ビルシステムサービス内
Claims (5)
- 【請求項1】 地震の振動を検知し、検知した振動が所
定の設定値より大きい場合にエレベータを停止させるエ
レベータの地震感知装置において、エレベータ機器に設
けた加速度検出手段から地震を検知する地震検知手段
と、地震時の上記エレベータ機器に作用する変位を算出
する演算手段と、この算出した変位と上記エレベータ機
器の許容値を比較し、上記算出した変位が上記許容値を
超えたとき上記エレベータ機器が被害を受けたと判定す
る被害判定手段とを設けたことを特徴とするエレベータ
の地震感知装置。 - 【請求項2】 請求項1記載のものにおいて、上記演算
手段は地震時の上記エレベータ機器に作用する力および
変位を算出するようにし、上記被害判定手段は、この算
出した力および変位と上記エレベータ機器の許容値を比
較するようにしたことを特徴とするエレベータの地震感
知装置。 - 【請求項3】 請求項1記載のものにおいて、上記被害
判定手段によって上記算出した力および変位が上記エレ
ベータ機器の許容値内と判定したときエレベータの低速
運転を行なう自動低速運転手段と、この自動低速運転手
段による低速運転中に上記加速度検出手段で測定した上
記エレベータ機器の振動を上記エレベータの正常時の振
動と比較して、上記エレベータ機器の被害の有無を判定
する振動判定手段を設けたことを特徴とするエレベータ
の地震感知装置。 - 【請求項4】 請求項3記載のものにおいて、上記振動
判定手段でエレベータ機器に被害がないと判定したとき
上記エレベータを平常運転に戻す自動復帰手段を設けた
ことを特徴とするエレベータの地震感知装置。 - 【請求項5】 請求項1および3記載のものにおいて、
上記被害判定手段および上記振動判定手段でエレベータ
機器に被害があると判定したとき外部に通報する被害伝
達手段を設けたことを特徴とするエレベータの地震感知
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17490296A JPH1017232A (ja) | 1996-07-04 | 1996-07-04 | エレベータの地震感知装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17490296A JPH1017232A (ja) | 1996-07-04 | 1996-07-04 | エレベータの地震感知装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1017232A true JPH1017232A (ja) | 1998-01-20 |
Family
ID=15986698
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17490296A Pending JPH1017232A (ja) | 1996-07-04 | 1996-07-04 | エレベータの地震感知装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1017232A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007153575A (ja) * | 2005-12-07 | 2007-06-21 | Mitsubishi Electric Corp | エレベータの制御装置 |
| CN101613045B (zh) | 2008-06-25 | 2012-02-29 | 株式会社日立制作所 | 电梯的运行恢复方法及装置 |
| JP2013035627A (ja) * | 2011-08-04 | 2013-02-21 | Hitachi Building Systems Co Ltd | エレベータの地震時復旧診断運転装置 |
| WO2016166829A1 (ja) * | 2015-04-15 | 2016-10-20 | 三菱電機株式会社 | エレベーター制御システム |
| JP2019104568A (ja) * | 2017-12-11 | 2019-06-27 | 東芝エレベータ株式会社 | エレベータ装置及び診断方法 |
| JP2020200176A (ja) * | 2019-06-13 | 2020-12-17 | 東芝エレベータ株式会社 | エレベータシステム |
-
1996
- 1996-07-04 JP JP17490296A patent/JPH1017232A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007153575A (ja) * | 2005-12-07 | 2007-06-21 | Mitsubishi Electric Corp | エレベータの制御装置 |
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| WO2016166829A1 (ja) * | 2015-04-15 | 2016-10-20 | 三菱電機株式会社 | エレベーター制御システム |
| JPWO2016166829A1 (ja) * | 2015-04-15 | 2017-07-27 | 三菱電機株式会社 | エレベーター制御システム |
| JP2019104568A (ja) * | 2017-12-11 | 2019-06-27 | 東芝エレベータ株式会社 | エレベータ装置及び診断方法 |
| JP2020200176A (ja) * | 2019-06-13 | 2020-12-17 | 東芝エレベータ株式会社 | エレベータシステム |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20040806 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20040907 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20050208 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |