JPH10172465A - インライン3ビーム方式陰極線管用電子銃 - Google Patents
インライン3ビーム方式陰極線管用電子銃Info
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- JPH10172465A JPH10172465A JP33211396A JP33211396A JPH10172465A JP H10172465 A JPH10172465 A JP H10172465A JP 33211396 A JP33211396 A JP 33211396A JP 33211396 A JP33211396 A JP 33211396A JP H10172465 A JPH10172465 A JP H10172465A
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- convergence
- plate
- phosphor screen
- electrode
- cathode ray
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Abstract
(57)【要約】
【課題】蛍光体スクリーン面の周辺部に衝突する電子ビ
ームのスポット形状を真円に近づけることができ、良好
な解像度特性を有するインライン3ビーム方式陰極線管
用電子銃を提供する。 【解決手段】インライン3ビーム方式陰極線管用電子銃
は、2枚のコンバージェンスシールド板17、及び該コ
ンバージェンスシールド板17の左右外側に配置された
コンバージェンスプレート18から成る静電偏向板16
を備えており、それぞれのコンバージェンスプレート1
8の蛍光体スクリーン面側端部18Aは、コンバージェ
ンスシールド板17の蛍光体スクリーン面側端部17A
よりも蛍光体スクリーン面側に向かって突出し、コンバ
ージェンスシールド板17の蛍光体スクリーン面側端部
には、3本の電子ビームを上下に挟む位置にコンバージ
ェンスシールド平行板19が配されている。
ームのスポット形状を真円に近づけることができ、良好
な解像度特性を有するインライン3ビーム方式陰極線管
用電子銃を提供する。 【解決手段】インライン3ビーム方式陰極線管用電子銃
は、2枚のコンバージェンスシールド板17、及び該コ
ンバージェンスシールド板17の左右外側に配置された
コンバージェンスプレート18から成る静電偏向板16
を備えており、それぞれのコンバージェンスプレート1
8の蛍光体スクリーン面側端部18Aは、コンバージェ
ンスシールド板17の蛍光体スクリーン面側端部17A
よりも蛍光体スクリーン面側に向かって突出し、コンバ
ージェンスシールド板17の蛍光体スクリーン面側端部
には、3本の電子ビームを上下に挟む位置にコンバージ
ェンスシールド平行板19が配されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インライン3ビー
ム方式陰極線管用電子銃に関する。
ム方式陰極線管用電子銃に関する。
【0002】
【従来の技術】図12に模式図を示す従来のカラー陰極
線管においては、一般に、解像度特性は、蛍光体スクリ
ーン面上における電子ビームのスポットの大きさ及び形
状に大きく依存している。即ち、かかる電子ビームのス
ポット径が小さく、且つ真円に近くなければ、良好な解
像度特性を得ることができない。
線管においては、一般に、解像度特性は、蛍光体スクリ
ーン面上における電子ビームのスポットの大きさ及び形
状に大きく依存している。即ち、かかる電子ビームのス
ポット径が小さく、且つ真円に近くなければ、良好な解
像度特性を得ることができない。
【0003】電子ビームの偏向角度が大きくなるに従
い、陰極線管用電子銃から蛍光体スクリーン面に至る電
子ビームの軌道は長くなる。それ故、蛍光体スクリーン
面の中央部で径小、且つ真円の電子ビームスポット形状
が得られるようにフォーカス電圧を保つと、蛍光体スク
リーン面の周辺部ではオーバーフォーカス状態となる
(図13の模式図を参照)。その結果、蛍光体スクリー
ン面の周辺部においては径小且つ真円の電子ビームスポ
ット形状が得られず、良好な解像度が得られなくなる。
い、陰極線管用電子銃から蛍光体スクリーン面に至る電
子ビームの軌道は長くなる。それ故、蛍光体スクリーン
面の中央部で径小、且つ真円の電子ビームスポット形状
が得られるようにフォーカス電圧を保つと、蛍光体スク
リーン面の周辺部ではオーバーフォーカス状態となる
(図13の模式図を参照)。その結果、蛍光体スクリー
ン面の周辺部においては径小且つ真円の電子ビームスポ
ット形状が得られず、良好な解像度が得られなくなる。
【0004】そこで、近年、電子ビームの偏向角度が大
きくなるに従い、即ち、蛍光体スクリーン面の周辺部に
衝突する電子ビームに対して、フォーカス電圧を高くし
て主レンズ作用を弱めるダイナミックフォーカス効果を
有する陰極線管用電子銃が案出されている。しかしなが
ら、このダイナミックフォーカス方式のみでは、R,
G,B各色の電子ビームのそれぞれに関して、蛍光体ス
クリーン面上での最適なフォーカスを得ることができて
も、電子ビームを蛍光体スクリーン面の周辺部に偏向し
た際にコンバージェンスのずれが生じてくる。即ち、3
つのカソードが水平一直線上に配置されたインライン3
ビーム方式の従来の陰極線管用電子銃において、偏向ヨ
ークの偏向磁界を斉一磁界とした場合、蛍光体スクリー
ン面の中心部でコンバーゼンスさせても、蛍光体スクリ
ーン面の上下左右の周辺部においては、縦弓型のコンバ
ーゼンスエラー(オーバーコンバーゼンス)が生じる。
きくなるに従い、即ち、蛍光体スクリーン面の周辺部に
衝突する電子ビームに対して、フォーカス電圧を高くし
て主レンズ作用を弱めるダイナミックフォーカス効果を
有する陰極線管用電子銃が案出されている。しかしなが
ら、このダイナミックフォーカス方式のみでは、R,
G,B各色の電子ビームのそれぞれに関して、蛍光体ス
クリーン面上での最適なフォーカスを得ることができて
も、電子ビームを蛍光体スクリーン面の周辺部に偏向し
た際にコンバージェンスのずれが生じてくる。即ち、3
つのカソードが水平一直線上に配置されたインライン3
ビーム方式の従来の陰極線管用電子銃において、偏向ヨ
ークの偏向磁界を斉一磁界とした場合、蛍光体スクリー
ン面の中心部でコンバーゼンスさせても、蛍光体スクリ
ーン面の上下左右の周辺部においては、縦弓型のコンバ
ーゼンスエラー(オーバーコンバーゼンス)が生じる。
【0005】それ故、従来、偏向ヨークによる水平偏向
磁界分布をピンクッション状とし、垂直偏向磁界分布を
バレル状として、ダイナミックコンバーゼンスを行って
いる。しかしながら、このような構成の非斉一磁界の偏
向ヨークを用いた場合、偏向ヨークを通過し、そして蛍
光体スクリーン面の周辺部に向かって偏向された電子ビ
ームは、図14に模式的に示すように、その垂直方向
(縦方向、Y方向)に集束作用(凸レンズ効果)を受
け、一方、水平方向(横方向、X方向)に発散作用(凹
レンズ効果)を受ける。その結果、蛍光体スクリーン面
の周辺部における電子ビームのスポット形状は真円には
ならず、横長の形状となる。従って、蛍光体スクリーン
面の左右の周辺部では、電子ビームのスポット形状が歪
んだり、フォーカス特性が劣化するという問題がある。
磁界分布をピンクッション状とし、垂直偏向磁界分布を
バレル状として、ダイナミックコンバーゼンスを行って
いる。しかしながら、このような構成の非斉一磁界の偏
向ヨークを用いた場合、偏向ヨークを通過し、そして蛍
光体スクリーン面の周辺部に向かって偏向された電子ビ
ームは、図14に模式的に示すように、その垂直方向
(縦方向、Y方向)に集束作用(凸レンズ効果)を受
け、一方、水平方向(横方向、X方向)に発散作用(凹
レンズ効果)を受ける。その結果、蛍光体スクリーン面
の周辺部における電子ビームのスポット形状は真円には
ならず、横長の形状となる。従って、蛍光体スクリーン
面の左右の周辺部では、電子ビームのスポット形状が歪
んだり、フォーカス特性が劣化するという問題がある。
【0006】このような問題を解決するために、所謂静
電四重極(以下、単に四重極と呼ぶ)電界を形成するた
めの四重極レンズを有する陰極線管用電子銃が公知であ
る。図4の(A)に、一般に広く用いられている四重極
レンズを内蔵したハイユニポテンシャルフォーカス(H
−UPF)形式のカラー陰極線管用電子銃の概念図を示
す。このカラー陰極線管用電子銃は、3つのカソード1
0、第1電極11、第2電極12、中間電極12A、第
3電極13、第4電極14、第5電極15、及び静電偏
向板16から構成されている。そして、第1電極11〜
中間電極12Aによってプリフォーカスレンズ系が形成
される。一方、第3電極13〜第5電極15によって主
フォーカスレンズ系が形成される。ここで、第4電極1
4は、図5の(A)に模式的な斜視図を示し、図5の
(B)に模式的な平面図を示すように、第4_1電極14
A、第4_2電極14B、第4_3電極14Cの3つの電極
から構成されている。
電四重極(以下、単に四重極と呼ぶ)電界を形成するた
めの四重極レンズを有する陰極線管用電子銃が公知であ
る。図4の(A)に、一般に広く用いられている四重極
レンズを内蔵したハイユニポテンシャルフォーカス(H
−UPF)形式のカラー陰極線管用電子銃の概念図を示
す。このカラー陰極線管用電子銃は、3つのカソード1
0、第1電極11、第2電極12、中間電極12A、第
3電極13、第4電極14、第5電極15、及び静電偏
向板16から構成されている。そして、第1電極11〜
中間電極12Aによってプリフォーカスレンズ系が形成
される。一方、第3電極13〜第5電極15によって主
フォーカスレンズ系が形成される。ここで、第4電極1
4は、図5の(A)に模式的な斜視図を示し、図5の
(B)に模式的な平面図を示すように、第4_1電極14
A、第4_2電極14B、第4_3電極14Cの3つの電極
から構成されている。
【0007】このカラー陰極線管用電子銃においては、
図4の(B)に示すように、第3電極13及び第5電極
15に、アノードボタン(図12参照)を介して高圧の
アノード電圧VAが印加される。一方、第4_2電極14
Bには、ステムピンを介して、一定のフォーカス電圧V
Fが印加される。更には、第4_1電極14A及び第4_3
電極14Cには、フォーカス電圧VFの水平偏向に同期
したパラボラ電圧VPとフォーカス電圧VFとが重畳され
たダイナミックフォーカス電圧VDF(VF+VP)が印加
される(図7参照)。尚、図4の(B)において、「C
S」はコンバージェンスシールド板を意味し、「CP」
はコンバージェンスプレートを意味する。
図4の(B)に示すように、第3電極13及び第5電極
15に、アノードボタン(図12参照)を介して高圧の
アノード電圧VAが印加される。一方、第4_2電極14
Bには、ステムピンを介して、一定のフォーカス電圧V
Fが印加される。更には、第4_1電極14A及び第4_3
電極14Cには、フォーカス電圧VFの水平偏向に同期
したパラボラ電圧VPとフォーカス電圧VFとが重畳され
たダイナミックフォーカス電圧VDF(VF+VP)が印加
される(図7参照)。尚、図4の(B)において、「C
S」はコンバージェンスシールド板を意味し、「CP」
はコンバージェンスプレートを意味する。
【0008】図6に模式的な斜視図を示すように、静電
偏向板16は、2枚のコンバージェンスシールド板1
7、及びコンバージェンスシールド板17の左右外側に
配置されたコンバージェンスプレート18から構成され
ている。尚、図6は、静電偏向板16を蛍光体スクリー
ン面側から眺めた部分的な図である。コンバージェンス
シールド板17にはアノード電圧VAが印加される。一
方、コンバージェンスプレート18には、アノード電圧
VAの95%程度の電圧が印加される。これによって、
図6の(B)に模式図を示すように、静電偏向板16の
コンバージェンスシールド板17とコンバージェンスプ
レート18との間に挟まれた空間内を通過する電子ビー
ム(黒丸で示す)は、2枚のコンバージェンスシールド
板17に挟まれた空間内を通過する電子ビームの方向に
曲げられる。
偏向板16は、2枚のコンバージェンスシールド板1
7、及びコンバージェンスシールド板17の左右外側に
配置されたコンバージェンスプレート18から構成され
ている。尚、図6は、静電偏向板16を蛍光体スクリー
ン面側から眺めた部分的な図である。コンバージェンス
シールド板17にはアノード電圧VAが印加される。一
方、コンバージェンスプレート18には、アノード電圧
VAの95%程度の電圧が印加される。これによって、
図6の(B)に模式図を示すように、静電偏向板16の
コンバージェンスシールド板17とコンバージェンスプ
レート18との間に挟まれた空間内を通過する電子ビー
ム(黒丸で示す)は、2枚のコンバージェンスシールド
板17に挟まれた空間内を通過する電子ビームの方向に
曲げられる。
【0009】電子ビームが蛍光体スクリーン面の左右端
部に衝突するとき、図7に示すように、第4_1電極14
A及び第4_3電極14Cの電位(VDF)は第4_2電極1
4Bの電位(VF)よりも高くなる。一方、第4_3電極
14Cの電位(VDF)と第5電極15の電位(VA)の
差は小さくなる。これによって、第4電極14と第5電
極15との間に形成されるフォーカスレンズに強度変化
が生じる結果、蛍光体スクリーン面の左右端部に衝突す
る電子ビームにおいては、主フォーカスレンズ系の焦点
距離が長くなり、ダイナミックフォーカス効果を得るこ
とができる。また、第4電極14によって四重極レンズ
が形成される。この四重極レンズにおいては、蛍光体ス
クリーン面の左右端部に衝突する電子ビームに対して四
重極レンズ効果が強く働き、第4電極14を通過する電
子ビームに対して、その垂直方向(縦方向、Y方向)に
発散作用(凹レンズ効果)を及ぼし、一方、水平方向
(横方向、X方向)に集束作用(凸レンズ効果)を及ぼ
す(図8の模式図を参照)。その結果、蛍光体スクリー
ン面の周辺部に向かって偏向された電子ビームに対する
偏向ヨークによって及ぼされた四重極レンズ効果が打ち
消され、蛍光体スクリーン面の周辺部における電子ビー
ムのスポット形状は真円に近づく。尚、蛍光体スクリー
ン面の中央部に電子ビームが衝突する際には、第4電極
14及び偏向ヨークによる四重極レンズ効果は発生せ
ず、通常のユニポテンシャルフォーカスレンズとして陰
極線管用電子銃は動作する。
部に衝突するとき、図7に示すように、第4_1電極14
A及び第4_3電極14Cの電位(VDF)は第4_2電極1
4Bの電位(VF)よりも高くなる。一方、第4_3電極
14Cの電位(VDF)と第5電極15の電位(VA)の
差は小さくなる。これによって、第4電極14と第5電
極15との間に形成されるフォーカスレンズに強度変化
が生じる結果、蛍光体スクリーン面の左右端部に衝突す
る電子ビームにおいては、主フォーカスレンズ系の焦点
距離が長くなり、ダイナミックフォーカス効果を得るこ
とができる。また、第4電極14によって四重極レンズ
が形成される。この四重極レンズにおいては、蛍光体ス
クリーン面の左右端部に衝突する電子ビームに対して四
重極レンズ効果が強く働き、第4電極14を通過する電
子ビームに対して、その垂直方向(縦方向、Y方向)に
発散作用(凹レンズ効果)を及ぼし、一方、水平方向
(横方向、X方向)に集束作用(凸レンズ効果)を及ぼ
す(図8の模式図を参照)。その結果、蛍光体スクリー
ン面の周辺部に向かって偏向された電子ビームに対する
偏向ヨークによって及ぼされた四重極レンズ効果が打ち
消され、蛍光体スクリーン面の周辺部における電子ビー
ムのスポット形状は真円に近づく。尚、蛍光体スクリー
ン面の中央部に電子ビームが衝突する際には、第4電極
14及び偏向ヨークによる四重極レンズ効果は発生せ
ず、通常のユニポテンシャルフォーカスレンズとして陰
極線管用電子銃は動作する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4に
示した構造の陰極線管用電子銃においては、偏向ヨーク
と第4電極14とは、管軸方向(Z方向)に或る距離を
置いて配置されている。それ故、図9に光学的モデルを
示すように、蛍光体スクリーン面の周辺部に電子ビーム
が衝突する場合の結像倍率は、縦方向の結像倍率M
Y(=bY/aY)と比較して横方向の結像倍率MX(=b
X/aX)の方が大きく、蛍光体スクリーン面の周辺部に
衝突する電子ビームのスポット形状は横長となる。この
状態、及び電子ビームが蛍光体スクリーン面の中央部に
衝突したときの、電子ビームのスポット形状を、図11
に模式的に示す。
示した構造の陰極線管用電子銃においては、偏向ヨーク
と第4電極14とは、管軸方向(Z方向)に或る距離を
置いて配置されている。それ故、図9に光学的モデルを
示すように、蛍光体スクリーン面の周辺部に電子ビーム
が衝突する場合の結像倍率は、縦方向の結像倍率M
Y(=bY/aY)と比較して横方向の結像倍率MX(=b
X/aX)の方が大きく、蛍光体スクリーン面の周辺部に
衝突する電子ビームのスポット形状は横長となる。この
状態、及び電子ビームが蛍光体スクリーン面の中央部に
衝突したときの、電子ビームのスポット形状を、図11
に模式的に示す。
【0011】従って、本発明の目的は、蛍光体スクリー
ン面の周辺部に衝突する電子ビームのスポット形状を真
円に近づけることができ、良好な解像度特性を有するイ
ンライン3ビーム方式陰極線管用電子銃を提供すること
にある。
ン面の周辺部に衝突する電子ビームのスポット形状を真
円に近づけることができ、良好な解像度特性を有するイ
ンライン3ビーム方式陰極線管用電子銃を提供すること
にある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明のインライン3ビーム方式陰極線管用電子銃
は、(イ)カソードと、(ロ)プリフォーカスレンズ系
と、(ハ)主フォーカスレンズ系と、(ニ)2枚のコン
バージェンスシールド板、及び該コンバージェンスシー
ルド板の左右外側に配置されたコンバージェンスプレー
トから成る静電偏向板を備えている。そして、それぞれ
のコンバージェンスプレートの蛍光体スクリーン面側の
端部は、コンバージェンスシールド板の蛍光体スクリー
ン面側の端部よりも蛍光体スクリーン面側に向かって突
出し、コンバージェンスシールド板の蛍光体スクリーン
面側の端部には、3本の電子ビームを上下に挟む位置に
コンバージェンスシールド平行板が配されていることを
特徴とする。
めの本発明のインライン3ビーム方式陰極線管用電子銃
は、(イ)カソードと、(ロ)プリフォーカスレンズ系
と、(ハ)主フォーカスレンズ系と、(ニ)2枚のコン
バージェンスシールド板、及び該コンバージェンスシー
ルド板の左右外側に配置されたコンバージェンスプレー
トから成る静電偏向板を備えている。そして、それぞれ
のコンバージェンスプレートの蛍光体スクリーン面側の
端部は、コンバージェンスシールド板の蛍光体スクリー
ン面側の端部よりも蛍光体スクリーン面側に向かって突
出し、コンバージェンスシールド板の蛍光体スクリーン
面側の端部には、3本の電子ビームを上下に挟む位置に
コンバージェンスシールド平行板が配されていることを
特徴とする。
【0013】本発明のインライン3ビーム方式陰極線管
用電子銃においては、コンバージェンスプレートの突出
部分とコンバージェンスシールド平行板とによって四重
極電界が形成され、更には、この四重極電界によって電
子ビームを縦長に成形することが好ましい。
用電子銃においては、コンバージェンスプレートの突出
部分とコンバージェンスシールド平行板とによって四重
極電界が形成され、更には、この四重極電界によって電
子ビームを縦長に成形することが好ましい。
【0014】本発明のインライン3ビーム方式陰極線管
用電子銃においては、主フォーカスレンズ系には、四重
極電界を形成するための四重極電極が組み込まれている
ことが好ましく、更には、この四重極電界によって蛍光
体スクリーン面の中央部に衝突する電子ビームを横長に
成形することが好ましい。
用電子銃においては、主フォーカスレンズ系には、四重
極電界を形成するための四重極電極が組み込まれている
ことが好ましく、更には、この四重極電界によって蛍光
体スクリーン面の中央部に衝突する電子ビームを横長に
成形することが好ましい。
【0015】本発明のインライン3ビーム方式陰極線管
用電子銃においては、コンバージェンスプレートの突出
部分とコンバージェンスシールド平行板とを設けること
によって、これらで囲まれた空間内に四重極電界を形成
することができる結果、偏向ヨークによって形成される
四重極電界との間の距離を短くすることができる。その
結果、図3に光学的モデルを示すように、蛍光体スクリ
ーン面の周辺部に電子ビームが衝突するときの横方向の
結像倍率MXが、縦方向の結像倍率MYに近づき、蛍光体
スクリーン面の周辺部に衝突する電子ビームのスポット
形状は真円に近づく。尚、コンバージェンスプレートの
突出部分とコンバージェンスシールド平行板とを設ける
ことによりこれらで囲まれた空間内に形成される四重極
電界を、便宜上、静電偏向板における四重極電界と呼
ぶ。
用電子銃においては、コンバージェンスプレートの突出
部分とコンバージェンスシールド平行板とを設けること
によって、これらで囲まれた空間内に四重極電界を形成
することができる結果、偏向ヨークによって形成される
四重極電界との間の距離を短くすることができる。その
結果、図3に光学的モデルを示すように、蛍光体スクリ
ーン面の周辺部に電子ビームが衝突するときの横方向の
結像倍率MXが、縦方向の結像倍率MYに近づき、蛍光体
スクリーン面の周辺部に衝突する電子ビームのスポット
形状は真円に近づく。尚、コンバージェンスプレートの
突出部分とコンバージェンスシールド平行板とを設ける
ことによりこれらで囲まれた空間内に形成される四重極
電界を、便宜上、静電偏向板における四重極電界と呼
ぶ。
【0016】蛍光体スクリーン面の中央部に電子ビーム
が衝突するときには、偏向ヨークによる四重極レンズ効
果は発生しない。それ故、静電偏向板における四重極電
界によって、蛍光体スクリーン面の中央部に衝突する電
子ビームのスポット形状は縦長となる。然るに、主フォ
ーカスレンズ系に四重極電界を形成するための四重極電
極を組み込み、この四重極電界によって蛍光体スクリー
ン面の中央部に衝突する電子ビームを横長に成形すれ
ば、蛍光体スクリーン面の中央部に衝突する電子ビーム
のスポット形状は真円に近づく。この主フォーカスレン
ズ系に四重極電界を形成するための組み込まれた四重極
電極は、図9に光学的モデルを示した従来のカラー陰極
線管用電子銃の第4電極14における四重極レンズ効果
とは、逆の四重極レンズ効果を奏する。
が衝突するときには、偏向ヨークによる四重極レンズ効
果は発生しない。それ故、静電偏向板における四重極電
界によって、蛍光体スクリーン面の中央部に衝突する電
子ビームのスポット形状は縦長となる。然るに、主フォ
ーカスレンズ系に四重極電界を形成するための四重極電
極を組み込み、この四重極電界によって蛍光体スクリー
ン面の中央部に衝突する電子ビームを横長に成形すれ
ば、蛍光体スクリーン面の中央部に衝突する電子ビーム
のスポット形状は真円に近づく。この主フォーカスレン
ズ系に四重極電界を形成するための組み込まれた四重極
電極は、図9に光学的モデルを示した従来のカラー陰極
線管用電子銃の第4電極14における四重極レンズ効果
とは、逆の四重極レンズ効果を奏する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、発明の実
施の形態(以下、実施の形態と略称する)に基づき本発
明を説明する。
施の形態(以下、実施の形態と略称する)に基づき本発
明を説明する。
【0018】実施の形態におけるインライン3ビーム方
式陰極線管用電子銃の構造は、静電偏向板の構造を除
き、基本的には図4及び図5に示した従来のハイユニポ
テンシャルフォーカス(H−UPF)形式のインライン
3ビーム方式陰極線管用電子銃の構造と同様とした。即
ち、本発明のインライン3ビーム方式陰極線管用電子銃
は、3つのカソード10と、第1電極11、第2電極1
2、中間電極12A、第3電極13、第4電極14、第
5電極15、及び静電偏向板16から構成されている。
そして、第1電極11〜中間電極12Aによってプリフ
ォーカスレンズ系が形成される。一方、第3電極13〜
第5電極15によって主フォーカスレンズ系が形成され
る。ここで、第4電極14は、図5の(A)に模式的な
斜視図を示し、図5の(B)に模式的な平面図を示すよ
うに、第4_1電極14A、第4_2電極14B、第4_3電
極14Cの3つの電極(四重極電界を形成するための四
重極電極)から構成されている。
式陰極線管用電子銃の構造は、静電偏向板の構造を除
き、基本的には図4及び図5に示した従来のハイユニポ
テンシャルフォーカス(H−UPF)形式のインライン
3ビーム方式陰極線管用電子銃の構造と同様とした。即
ち、本発明のインライン3ビーム方式陰極線管用電子銃
は、3つのカソード10と、第1電極11、第2電極1
2、中間電極12A、第3電極13、第4電極14、第
5電極15、及び静電偏向板16から構成されている。
そして、第1電極11〜中間電極12Aによってプリフ
ォーカスレンズ系が形成される。一方、第3電極13〜
第5電極15によって主フォーカスレンズ系が形成され
る。ここで、第4電極14は、図5の(A)に模式的な
斜視図を示し、図5の(B)に模式的な平面図を示すよ
うに、第4_1電極14A、第4_2電極14B、第4_3電
極14Cの3つの電極(四重極電界を形成するための四
重極電極)から構成されている。
【0019】実施の形態におけるカラー陰極線管用電子
銃においても、図4の(B)に示すように、第3電極1
3及び第5電極15に、アノードボタン(図12参照)
を介して高圧のアノード電圧VAが印加される。一方、
第4_2電極14Bには、ステムピンを介して、一定のフ
ォーカス電圧VFが印加される。更には、第4_1電極1
4A及び第4_3電極14Cには、フォーカス電圧VFの
水平偏向に同期したパラボラ電圧VPをフォーカス電圧
VFから減じたダイナミックフォーカス電圧VDF(VF−
VP)が印加される(図2参照)。この点は、図7に示
した従来のインライン3ビーム方式陰極線管用電子銃に
おけるダイナミックフォーカス電圧VDFと異なる。
銃においても、図4の(B)に示すように、第3電極1
3及び第5電極15に、アノードボタン(図12参照)
を介して高圧のアノード電圧VAが印加される。一方、
第4_2電極14Bには、ステムピンを介して、一定のフ
ォーカス電圧VFが印加される。更には、第4_1電極1
4A及び第4_3電極14Cには、フォーカス電圧VFの
水平偏向に同期したパラボラ電圧VPをフォーカス電圧
VFから減じたダイナミックフォーカス電圧VDF(VF−
VP)が印加される(図2参照)。この点は、図7に示
した従来のインライン3ビーム方式陰極線管用電子銃に
おけるダイナミックフォーカス電圧VDFと異なる。
【0020】電子ビームが蛍光体スクリーン面の左右端
部に衝突するとき、図2に示すように、第4_1電極14
A及び第4_3電極14Cの電位(VDF)は第4_2電極1
4Bの電位(VF)に近づく。また、第4_3電極14C
の電位(VDF)と第5電極15の電位(VA)の差は小
さくなる。これによって、第4電極14と第5電極15
との間に形成されるフォーカスレンズに強度変化が生じ
る結果、蛍光体スクリーン面の左右端部に衝突する電子
ビームにおいては、主フォーカスレンズ系の焦点距離が
長くなり、ダイナミックフォーカス効果を得ることがで
きる。また、第4電極14によって四重極レンズは形成
されない。
部に衝突するとき、図2に示すように、第4_1電極14
A及び第4_3電極14Cの電位(VDF)は第4_2電極1
4Bの電位(VF)に近づく。また、第4_3電極14C
の電位(VDF)と第5電極15の電位(VA)の差は小
さくなる。これによって、第4電極14と第5電極15
との間に形成されるフォーカスレンズに強度変化が生じ
る結果、蛍光体スクリーン面の左右端部に衝突する電子
ビームにおいては、主フォーカスレンズ系の焦点距離が
長くなり、ダイナミックフォーカス効果を得ることがで
きる。また、第4電極14によって四重極レンズは形成
されない。
【0021】一方、電子ビームが蛍光体スクリーン面の
中央部に衝突するとき、図2に示すように、第4_1電極
14A及び第4_3電極14Cの電位(VDF)は第4_2電
極14Bの電位(VF)より低くなる。また、第4_3電
極14Cの電位(VDF)と第5電極15の電位(VA)
の差は大きくなる。これによって、第4電極14と第5
電極15との間に形成されるフォーカスレンズに強度変
化が生じる結果、蛍光体スクリーン面の中央部に衝突す
る電子ビームにおいては、主フォーカスレンズ系の焦点
距離が短くなり、ダイナミックフォーカス効果を得るこ
とができる。また、第4電極14によって四重極レンズ
が形成される。この第4電極14によって形成される四
重極レンズにおいては、第4電極14を通過する電子ビ
ームに対して、その垂直方向(縦方向、Y方向)に集束
作用(凸レンズ効果)を及ぼし、一方、水平方向(横方
向、X方向)に発散作用(凹レンズ効果)を及ぼす。こ
のように、第4電極14によって形成される四重極電界
は、蛍光体スクリーン面の中央部に衝突する電子ビーム
を横長に成形する作用を有する。
中央部に衝突するとき、図2に示すように、第4_1電極
14A及び第4_3電極14Cの電位(VDF)は第4_2電
極14Bの電位(VF)より低くなる。また、第4_3電
極14Cの電位(VDF)と第5電極15の電位(VA)
の差は大きくなる。これによって、第4電極14と第5
電極15との間に形成されるフォーカスレンズに強度変
化が生じる結果、蛍光体スクリーン面の中央部に衝突す
る電子ビームにおいては、主フォーカスレンズ系の焦点
距離が短くなり、ダイナミックフォーカス効果を得るこ
とができる。また、第4電極14によって四重極レンズ
が形成される。この第4電極14によって形成される四
重極レンズにおいては、第4電極14を通過する電子ビ
ームに対して、その垂直方向(縦方向、Y方向)に集束
作用(凸レンズ効果)を及ぼし、一方、水平方向(横方
向、X方向)に発散作用(凹レンズ効果)を及ぼす。こ
のように、第4電極14によって形成される四重極電界
は、蛍光体スクリーン面の中央部に衝突する電子ビーム
を横長に成形する作用を有する。
【0022】図1に模式的な斜視図を示すように、静電
偏向板16は、2枚のコンバージェンスシールド板1
7、及びコンバージェンスシールド板17の左右外側に
配置されたコンバージェンスプレート18から構成され
ている。尚、図1は、静電偏向板16を蛍光体スクリー
ン面側から眺めた部分的な図である。それぞれのコンバ
ージェンスプレート18の蛍光体スクリーン面側の端部
18Aは、コンバージェンスシールド板17の蛍光体ス
クリーン面側の端部17Aよりも蛍光体スクリーン面側
に向かって突出している。また、コンバージェンスシー
ルド板17の蛍光体スクリーン面側の端部17Aには、
3本の電子ビームを上下に挟む位置にコンバージェンス
シールド平行板19が配されている。静電偏向板16
は、例えばステンレススチール板に切断、折り曲げ加工
を施し、溶接することによって作製することができる。
尚、静電偏向板16は、図示しないガラスビードに取り
付けられている。
偏向板16は、2枚のコンバージェンスシールド板1
7、及びコンバージェンスシールド板17の左右外側に
配置されたコンバージェンスプレート18から構成され
ている。尚、図1は、静電偏向板16を蛍光体スクリー
ン面側から眺めた部分的な図である。それぞれのコンバ
ージェンスプレート18の蛍光体スクリーン面側の端部
18Aは、コンバージェンスシールド板17の蛍光体ス
クリーン面側の端部17Aよりも蛍光体スクリーン面側
に向かって突出している。また、コンバージェンスシー
ルド板17の蛍光体スクリーン面側の端部17Aには、
3本の電子ビームを上下に挟む位置にコンバージェンス
シールド平行板19が配されている。静電偏向板16
は、例えばステンレススチール板に切断、折り曲げ加工
を施し、溶接することによって作製することができる。
尚、静電偏向板16は、図示しないガラスビードに取り
付けられている。
【0023】コンバージェンスシールド板17にはアノ
ード電圧VAが印加される。一方、コンバージェンスプ
レート18には、アノード電圧VAの95%程度の電圧
が印加される。これによって、図1の(B)に模式図を
示すように、静電偏向板16のコンバージェンスシール
ド板17とコンバージェンスプレート18との間に挟ま
れた空間内を通過する電子ビーム(黒丸で示す)は、2
枚のコンバージェンスシールド板17に挟まれた空間内
を通過する電子ビームの方向に曲げられる。一方、図1
の(C)に模式図を示すように、コンバージェンスプレ
ート18の突出部分18Bとコンバージェンスシールド
平行板19とによって静電偏向板における四重極電界が
形成される。この静電偏向板における四重極電界は、通
過する電子ビームを縦長に成形する作用を有する。即
ち、コンバージェンスプレート18の突出部分18Bと
コンバージェンスシールド平行板19とによって囲まれ
た空間内を通過する電子ビーム(黒丸で示す)は、縦長
となる。尚、図1の(B)及び(C)は、図1の(A)
に示した静電偏向板16を線B−B及び線C−Cに沿っ
て切断したときの模式図である。
ード電圧VAが印加される。一方、コンバージェンスプ
レート18には、アノード電圧VAの95%程度の電圧
が印加される。これによって、図1の(B)に模式図を
示すように、静電偏向板16のコンバージェンスシール
ド板17とコンバージェンスプレート18との間に挟ま
れた空間内を通過する電子ビーム(黒丸で示す)は、2
枚のコンバージェンスシールド板17に挟まれた空間内
を通過する電子ビームの方向に曲げられる。一方、図1
の(C)に模式図を示すように、コンバージェンスプレ
ート18の突出部分18Bとコンバージェンスシールド
平行板19とによって静電偏向板における四重極電界が
形成される。この静電偏向板における四重極電界は、通
過する電子ビームを縦長に成形する作用を有する。即
ち、コンバージェンスプレート18の突出部分18Bと
コンバージェンスシールド平行板19とによって囲まれ
た空間内を通過する電子ビーム(黒丸で示す)は、縦長
となる。尚、図1の(B)及び(C)は、図1の(A)
に示した静電偏向板16を線B−B及び線C−Cに沿っ
て切断したときの模式図である。
【0024】蛍光体スクリーン面の中央部に電子ビーム
が衝突するとき、第4電極14によって形成された四重
極電界により電子ビームは横長となる。一方、コンバー
ジェンスプレート18の突出部分18Bとコンバージェ
ンスシールド平行板19とによって囲まれた空間内を通
過する電子ビームは、縦長となる。その結果、第4電極
14による四重極レンズ効果と静電偏向板16による四
重極レンズ効果とが打ち消され、蛍光体スクリーン面の
中央部に衝突する電子ビームのスポット形状は真円に近
づく。尚、蛍光体スクリーン面の中央部に電子ビームが
衝突するときには、偏向ヨークは動作していない。
が衝突するとき、第4電極14によって形成された四重
極電界により電子ビームは横長となる。一方、コンバー
ジェンスプレート18の突出部分18Bとコンバージェ
ンスシールド平行板19とによって囲まれた空間内を通
過する電子ビームは、縦長となる。その結果、第4電極
14による四重極レンズ効果と静電偏向板16による四
重極レンズ効果とが打ち消され、蛍光体スクリーン面の
中央部に衝突する電子ビームのスポット形状は真円に近
づく。尚、蛍光体スクリーン面の中央部に電子ビームが
衝突するときには、偏向ヨークは動作していない。
【0025】蛍光体スクリーン面の左右周辺部に電子ビ
ームが衝突するとき、第4電極14によって四重極電界
は形成されていない。一方、コンバージェンスプレート
18の突出部分18Bとコンバージェンスシールド平行
板19とによって囲まれた空間内を通過する電子ビーム
は、縦長となる。また、偏向ヨークが動作しているの
で、偏向ヨークを通過した電子ビームは横長となる。以
上の結果から、静電偏向板16による四重極レンズ効果
と偏向ヨークによる四重極レンズ効果とが打ち消され、
蛍光体スクリーン面の左右周辺部に衝突する電子ビーム
のスポット形状は、図10に模式的に示すように、真円
に近づく。
ームが衝突するとき、第4電極14によって四重極電界
は形成されていない。一方、コンバージェンスプレート
18の突出部分18Bとコンバージェンスシールド平行
板19とによって囲まれた空間内を通過する電子ビーム
は、縦長となる。また、偏向ヨークが動作しているの
で、偏向ヨークを通過した電子ビームは横長となる。以
上の結果から、静電偏向板16による四重極レンズ効果
と偏向ヨークによる四重極レンズ効果とが打ち消され、
蛍光体スクリーン面の左右周辺部に衝突する電子ビーム
のスポット形状は、図10に模式的に示すように、真円
に近づく。
【0026】以上、本発明を、発明の実施の形態に基づ
き説明したが、本発明はこれに限定されるものではな
い。発明の実施の形態にて説明したインライン3ビーム
方式陰極線管用電子銃の構造や静電偏向板の構造は例示
であり、適宜設計変更することができる。発明の実施の
形態においては、コンバージェンスシールド板の蛍光体
スクリーン面側の端部から一体的にコンバージェンスシ
ールド平行板が延びる構造としたが、コンバージェンス
シールド板とコンバージェンスシールド平行板を別個に
作製し、コンバージェンスシールド平行板をコンバージ
ェンスシールド板に溶接等によって取り付けてもよい
し、配線等によってコンバージェンスシールド平行板と
コンバージェンスシールド板とを電気的に接続してもよ
い。あるいは又、コンバージェンスシールド平行板とコ
ンバージェンスシールド板とを電気的に接続しない状態
で組み立て、コンバージェンスシールド平行板に適切な
電圧を印加できる構造としてもよく、この場合には、コ
ンバージェンスシールド平行板とコンバージェンスシー
ルド板とに同一の電圧を印加してもよいし、異なる電圧
を印加してもよい。インライン3ビーム方式陰極線管用
電子銃の形式としては、ハイユニポテンシャルフォーカ
ス形式に限定されず、例えば、バイポテンシャルフォー
カスレンズ形式、ユニポテンシャルフォーカスレンズ形
式、ハイバイポテンシャルフォーカスレンズ形式、トラ
イポテンシャルフォーカスレンズ形式、バイユニポテン
シャルフォーカスレンズ形式、ユニバイポテンシャルフ
ォーカスレンズ形式、その他の複合レンズ形式のカラー
陰極線管用電子銃を挙げることができる。
き説明したが、本発明はこれに限定されるものではな
い。発明の実施の形態にて説明したインライン3ビーム
方式陰極線管用電子銃の構造や静電偏向板の構造は例示
であり、適宜設計変更することができる。発明の実施の
形態においては、コンバージェンスシールド板の蛍光体
スクリーン面側の端部から一体的にコンバージェンスシ
ールド平行板が延びる構造としたが、コンバージェンス
シールド板とコンバージェンスシールド平行板を別個に
作製し、コンバージェンスシールド平行板をコンバージ
ェンスシールド板に溶接等によって取り付けてもよい
し、配線等によってコンバージェンスシールド平行板と
コンバージェンスシールド板とを電気的に接続してもよ
い。あるいは又、コンバージェンスシールド平行板とコ
ンバージェンスシールド板とを電気的に接続しない状態
で組み立て、コンバージェンスシールド平行板に適切な
電圧を印加できる構造としてもよく、この場合には、コ
ンバージェンスシールド平行板とコンバージェンスシー
ルド板とに同一の電圧を印加してもよいし、異なる電圧
を印加してもよい。インライン3ビーム方式陰極線管用
電子銃の形式としては、ハイユニポテンシャルフォーカ
ス形式に限定されず、例えば、バイポテンシャルフォー
カスレンズ形式、ユニポテンシャルフォーカスレンズ形
式、ハイバイポテンシャルフォーカスレンズ形式、トラ
イポテンシャルフォーカスレンズ形式、バイユニポテン
シャルフォーカスレンズ形式、ユニバイポテンシャルフ
ォーカスレンズ形式、その他の複合レンズ形式のカラー
陰極線管用電子銃を挙げることができる。
【0027】
【発明の効果】本発明のインライン3ビーム方式陰極線
管用電子銃においては、静電偏向板に四重極電界を形成
することができる結果、偏向ヨークによって形成される
四重極電界との間の距離を短くすることができるので、
蛍光体スクリーン面の周辺部に衝突する電子ビームのス
ポット形状を真円に近づけることができる。また、主フ
ォーカスレンズ系に四重極電界を形成するための四重極
電極を組み込むことによって、蛍光体スクリーン面の中
央部に衝突する電子ビームのスポット形状を真円に近づ
けることができる。
管用電子銃においては、静電偏向板に四重極電界を形成
することができる結果、偏向ヨークによって形成される
四重極電界との間の距離を短くすることができるので、
蛍光体スクリーン面の周辺部に衝突する電子ビームのス
ポット形状を真円に近づけることができる。また、主フ
ォーカスレンズ系に四重極電界を形成するための四重極
電極を組み込むことによって、蛍光体スクリーン面の中
央部に衝突する電子ビームのスポット形状を真円に近づ
けることができる。
【図1】本発明のインライン3ビーム方式陰極線管用電
子銃における静電偏向板の模式的な斜視図、及びかかる
静電偏向板を通過する電子ビームの受ける作用を示す模
式図である。
子銃における静電偏向板の模式的な斜視図、及びかかる
静電偏向板を通過する電子ビームの受ける作用を示す模
式図である。
【図2】本発明のインライン3ビーム方式陰極線管用電
子銃におけるダイナミックフォーカス電圧VDFの模式図
である。
子銃におけるダイナミックフォーカス電圧VDFの模式図
である。
【図3】本発明のインライン3ビーム方式陰極線管用電
子銃において、蛍光体スクリーン面の周辺部に電子ビー
ムが衝突する場合の光学的モデルを示す図である。
子銃において、蛍光体スクリーン面の周辺部に電子ビー
ムが衝突する場合の光学的モデルを示す図である。
【図4】ハイユニポテンシャルフォーカス形式のカラー
陰極線管用電子銃の概念図である。
陰極線管用電子銃の概念図である。
【図5】第4電極の模式的な斜視図及び平面図である。
【図6】従来の静電偏向板の模式的な斜視図、及びかか
る静電偏向板を通過する電子ビームの受ける作用を示す
模式図である。
る静電偏向板を通過する電子ビームの受ける作用を示す
模式図である。
【図7】従来のダイナミックフォーカス電圧VDFの模式
図である。
図である。
【図8】従来の第4電極を通過する電子ビームに対して
及ぼされる四重極レンズ効果を示す模式図である。
及ぼされる四重極レンズ効果を示す模式図である。
【図9】従来の陰極線管用電子銃における蛍光体スクリ
ーン面の周辺部に電子ビームが衝突する場合の光学的モ
デルを示す図である。
ーン面の周辺部に電子ビームが衝突する場合の光学的モ
デルを示す図である。
【図10】本発明の陰極線管用電子銃における電子ビー
ムが蛍光体スクリーン面の中央部及びコーナー部に衝突
したときの、電子ビームのスポット形状を模式的に示す
図である。
ムが蛍光体スクリーン面の中央部及びコーナー部に衝突
したときの、電子ビームのスポット形状を模式的に示す
図である。
【図11】従来の陰極線管用電子銃における電子ビーム
が蛍光体スクリーン面の中央部及びコーナー部に衝突し
たときの、電子ビームのスポット形状を模式的に示す図
である。
が蛍光体スクリーン面の中央部及びコーナー部に衝突し
たときの、電子ビームのスポット形状を模式的に示す図
である。
【図12】従来のカラー陰極線管の模式図である。
【図13】蛍光体スクリーン面の周辺に衝突する電子ビ
ームがオーバーフォーカス状態となる状態を示す模式図
である。
ームがオーバーフォーカス状態となる状態を示す模式図
である。
【図14】蛍光体スクリーン面の周辺部に向かって偏向
された電子ビームが偏向ヨークにて受ける作用を示す模
式図である。
された電子ビームが偏向ヨークにて受ける作用を示す模
式図である。
10・・・カソード、11・・・第1電極、12・・・
第2電極、12A・・・中間電極、13・・・第3電
極、14・・・第4電極、14A・・・第4_1電極、1
4B・・・第4_2電極、14C・・・第4_3電極、15
・・・第5電極、16・・・静電偏向板、17・・・コ
ンバージェンスシールド板、17A・・・コンバージェ
ンスシールド板の蛍光体スクリーン面側の端部、18・
・・コンバージェンスプレート、18A・・・コンバー
ジェンスプレートの蛍光体スクリーン面側の端部、18
B・・・コンバージェンスプレートの突出部分、19・
・・コンバージェンスシールド平行板
第2電極、12A・・・中間電極、13・・・第3電
極、14・・・第4電極、14A・・・第4_1電極、1
4B・・・第4_2電極、14C・・・第4_3電極、15
・・・第5電極、16・・・静電偏向板、17・・・コ
ンバージェンスシールド板、17A・・・コンバージェ
ンスシールド板の蛍光体スクリーン面側の端部、18・
・・コンバージェンスプレート、18A・・・コンバー
ジェンスプレートの蛍光体スクリーン面側の端部、18
B・・・コンバージェンスプレートの突出部分、19・
・・コンバージェンスシールド平行板
Claims (5)
- 【請求項1】(イ)カソードと、 (ロ)プリフォーカスレンズ系と、 (ハ)主フォーカスレンズ系と、 (ニ)2枚のコンバージェンスシールド板、及び該コン
バージェンスシールド板の左右外側に配置されたコンバ
ージェンスプレートから成る静電偏向板、を備えたイン
ライン3ビーム方式陰極線管用電子銃であって、 それぞれのコンバージェンスプレートの蛍光体スクリー
ン面側の端部は、コンバージェンスシールド板の蛍光体
スクリーン面側の端部よりも蛍光体スクリーン面側に向
かって突出し、 コンバージェンスシールド板の蛍光体スクリーン面側の
端部には、3本の電子ビームを上下に挟む位置にコンバ
ージェンスシールド平行板が配されていることを特徴と
するインライン3ビーム方式陰極線管用電子銃。 - 【請求項2】コンバージェンスプレートの突出部分とコ
ンバージェンスシールド平行板とによって四重極電界が
形成されることを特徴とする請求項1に記載のインライ
ン3ビーム方式陰極線管用電子銃。 - 【請求項3】四重極電界によって電子ビームを縦長に成
形することを特徴とする請求項2に記載のインライン3
ビーム方式陰極線管用電子銃。 - 【請求項4】主フォーカスレンズ系には、四重極電界を
形成するための四重極電極が組み込まれていることを特
徴とする請求項1に記載のインライン3ビーム方式陰極
線管用電子銃。 - 【請求項5】四重極電界によって蛍光体スクリーン面の
中央部に衝突する電子ビームを横長に成形することを特
徴とする請求項4に記載のインライン3ビーム方式陰極
線管用電子銃。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33211396A JPH10172465A (ja) | 1996-12-12 | 1996-12-12 | インライン3ビーム方式陰極線管用電子銃 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33211396A JPH10172465A (ja) | 1996-12-12 | 1996-12-12 | インライン3ビーム方式陰極線管用電子銃 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10172465A true JPH10172465A (ja) | 1998-06-26 |
Family
ID=18251306
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33211396A Pending JPH10172465A (ja) | 1996-12-12 | 1996-12-12 | インライン3ビーム方式陰極線管用電子銃 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10172465A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999046794A1 (fr) * | 1998-03-13 | 1999-09-16 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Tube cathodique |
| WO2000003410A1 (fr) * | 1998-07-10 | 2000-01-20 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Tube cathodique |
-
1996
- 1996-12-12 JP JP33211396A patent/JPH10172465A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999046794A1 (fr) * | 1998-03-13 | 1999-09-16 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Tube cathodique |
| US6339293B1 (en) | 1998-03-13 | 2002-01-15 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Cathoderay tube |
| WO2000003410A1 (fr) * | 1998-07-10 | 2000-01-20 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Tube cathodique |
| US6479926B1 (en) | 1998-07-10 | 2002-11-12 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Cathode ray tube |
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