JPH10172469A - インライン3ビーム方式陰極線管用電子銃 - Google Patents
インライン3ビーム方式陰極線管用電子銃Info
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- JPH10172469A JPH10172469A JP33893596A JP33893596A JPH10172469A JP H10172469 A JPH10172469 A JP H10172469A JP 33893596 A JP33893596 A JP 33893596A JP 33893596 A JP33893596 A JP 33893596A JP H10172469 A JPH10172469 A JP H10172469A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】電子ビームに生じる球面収差を小さくすること
ができ、しかも、陰極線管の奥行きを短くし得る電子銃
を提供する。 【解決手段】インライン3ビーム方式陰極線管用電子銃
は、水平方向に平行に配置された3つのカソードと、第
1電極と、第2電極12と、中間電極20と、主フォー
カス電極群13等とを備え、(イ)サイド電子ビームが
通過する中間電極20に設けられた電子ビーム通過孔2
6Aの近傍の第2電極12側には凹面24が形成され、
(ロ)サイド電子ビームが通過する第2電極12に設け
られた電子ビーム通過孔12Aの中心線Z2は、凹面2
4の中心線ZM1よりもセンター電子ビーム側に位置し、
(ハ)サイド電子ビームが通過する中間電極20に設け
られた電子ビーム通過孔26Aの中心線ZM2は、凹面2
4の中心線ZM1よりもセンター電子ビーム側に位置す
る。
ができ、しかも、陰極線管の奥行きを短くし得る電子銃
を提供する。 【解決手段】インライン3ビーム方式陰極線管用電子銃
は、水平方向に平行に配置された3つのカソードと、第
1電極と、第2電極12と、中間電極20と、主フォー
カス電極群13等とを備え、(イ)サイド電子ビームが
通過する中間電極20に設けられた電子ビーム通過孔2
6Aの近傍の第2電極12側には凹面24が形成され、
(ロ)サイド電子ビームが通過する第2電極12に設け
られた電子ビーム通過孔12Aの中心線Z2は、凹面2
4の中心線ZM1よりもセンター電子ビーム側に位置し、
(ハ)サイド電子ビームが通過する中間電極20に設け
られた電子ビーム通過孔26Aの中心線ZM2は、凹面2
4の中心線ZM1よりもセンター電子ビーム側に位置す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インライン3ビー
ム方式陰極線管用電子銃に関する。
ム方式陰極線管用電子銃に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、カラー陰極線管の高解像度化に伴
い、カラー陰極線管用電子銃のフォーカス特性の向上が
重要な課題となっており、その改善手段の1つに球面収
差の低減が挙げられる。かかる球面収差を低減するため
に、第2電極(第2グリッド)と第3電極(第3グリッ
ド)の間に中間電極を配設することが効果的であること
が知られている。このような構造を有するインライン3
ビーム方式陰極線管用電子銃が、例えば特開昭63−1
0440号公報から公知である。この特許公開公報に開
示された電子銃においては、第3グリッドG3は、第2
グリッドG2と対向する前段側端面板31(中間電極に
相当する)と、第4グリッドG4と対向する後段側端面
板32から構成されている。
い、カラー陰極線管用電子銃のフォーカス特性の向上が
重要な課題となっており、その改善手段の1つに球面収
差の低減が挙げられる。かかる球面収差を低減するため
に、第2電極(第2グリッド)と第3電極(第3グリッ
ド)の間に中間電極を配設することが効果的であること
が知られている。このような構造を有するインライン3
ビーム方式陰極線管用電子銃が、例えば特開昭63−1
0440号公報から公知である。この特許公開公報に開
示された電子銃においては、第3グリッドG3は、第2
グリッドG2と対向する前段側端面板31(中間電極に
相当する)と、第4グリッドG4と対向する後段側端面
板32から構成されている。
【0003】カラー陰極線管の大型化に伴い、カラー陰
極線管の奥行き(電子銃の中心軸線方向のカラー陰極線
管の長さ)を縮小することも重要な課題の1つである。
インライン3ビーム方式陰極線管用電子銃においては、
構造上、両端のカソードから射出された電子ビーム(以
下、サイド電子ビームと呼ぶ)と中央のカソードから射
出された電子ビーム(以下、センター電子ビームと呼
ぶ)の射出位置ピッチ、即ち、カソードの配置間隔を広
くとり、サイド電子ビームの主フォーカスレンズ系への
入射角を大きくすることによって、カラー陰極線管の奥
行きを短くしている。ところで、ネック部の径の制限か
ら、両端のカソードから射出されたサイド電子ビームと
中央のカソードから射出されたセンター電子ビームとが
平行となるように、それぞれのカソードを配置した場
合、カソードの配置間隔を最も広くすることができる。
しかしながら、特開昭63−10440号公報に開示さ
れたインライン3ビーム方式陰極線管用電子銃において
は、サイド電子ビームを射出するカソードは電子銃の中
心軸線と所定の角度を成して配置されている。
極線管の奥行き(電子銃の中心軸線方向のカラー陰極線
管の長さ)を縮小することも重要な課題の1つである。
インライン3ビーム方式陰極線管用電子銃においては、
構造上、両端のカソードから射出された電子ビーム(以
下、サイド電子ビームと呼ぶ)と中央のカソードから射
出された電子ビーム(以下、センター電子ビームと呼
ぶ)の射出位置ピッチ、即ち、カソードの配置間隔を広
くとり、サイド電子ビームの主フォーカスレンズ系への
入射角を大きくすることによって、カラー陰極線管の奥
行きを短くしている。ところで、ネック部の径の制限か
ら、両端のカソードから射出されたサイド電子ビームと
中央のカソードから射出されたセンター電子ビームとが
平行となるように、それぞれのカソードを配置した場
合、カソードの配置間隔を最も広くすることができる。
しかしながら、特開昭63−10440号公報に開示さ
れたインライン3ビーム方式陰極線管用電子銃において
は、サイド電子ビームを射出するカソードは電子銃の中
心軸線と所定の角度を成して配置されている。
【0004】このように、両端のカソードから射出され
たサイド電子ビームと中央のカソードから射出されたセ
ンター電子ビームとが平行となるように、それぞれのカ
ソードを配置した場合、サイド電子ビームをセンター電
子ビームの方向に偏向させて、3本の電子ビームを一点
で交差させる必要がある。かかる技術が、例えば、特開
平6−20622号公報から公知である。図7に概念図
を示すこのユニポテンシャルフォーカス形式のインライ
ン3ビーム方式陰極線管用電子銃は、カソード1R,1
G,1B、第1グリッド電極G1、第2グリッド電極
G2、第3グリッド電極G3、第4グリッド電極G4、第
5グリッド電極G5及びコンバージェンス偏向器2から
構成されている。そして、この特許公開公報において
は、第2グリッド電極G2と第3グリッド電極G3によっ
て形成された電界によって、サイド電子ビームがセンタ
ー電子ビーム方向に偏向され、主フォーカスレンズ系に
入射する構造となっている。
たサイド電子ビームと中央のカソードから射出されたセ
ンター電子ビームとが平行となるように、それぞれのカ
ソードを配置した場合、サイド電子ビームをセンター電
子ビームの方向に偏向させて、3本の電子ビームを一点
で交差させる必要がある。かかる技術が、例えば、特開
平6−20622号公報から公知である。図7に概念図
を示すこのユニポテンシャルフォーカス形式のインライ
ン3ビーム方式陰極線管用電子銃は、カソード1R,1
G,1B、第1グリッド電極G1、第2グリッド電極
G2、第3グリッド電極G3、第4グリッド電極G4、第
5グリッド電極G5及びコンバージェンス偏向器2から
構成されている。そして、この特許公開公報において
は、第2グリッド電極G2と第3グリッド電極G3によっ
て形成された電界によって、サイド電子ビームがセンタ
ー電子ビーム方向に偏向され、主フォーカスレンズ系に
入射する構造となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】特開平6−20622
号公報に開示されたインライン3ビーム方式陰極線管用
電子銃において、球面収差の低減を図るためには、第2
グリッド電極G2と第3グリッド電極G3との間に中間電
極を配設する必要がある。しかしながら、このように中
間電極を配設する構造とした場合、第2グリッド電極G
2と中間電極との間、及び中間電極と第3グリッド電極
G3との間に、平行電界が形成される。その結果、中間
電極及び第3グリッド電極G3で形成されるプリフォー
カスレンズ系、並びに、第3グリッド電極G3、第4グ
リッド電極G4及び第5グリッド電極G5で形成される主
フォーカスレンズ系に入射するサイド電子ビームを、フ
ラウンフォーファの条件を満足して、即ち、こま収差が
零になる条件を与える位置で、交差させることが極めて
困難となる。それ故、サイド電子ビームをこま収差が零
になる条件を与える位置で交差させるためには、サイド
電子ビームを射出するカソードを電子銃の中心軸線と所
定の角度を成して配置する必要がある。然るに、これで
はカソードの配置間隔を広くすることができず、陰極線
管の奥行きを短くすることができない。
号公報に開示されたインライン3ビーム方式陰極線管用
電子銃において、球面収差の低減を図るためには、第2
グリッド電極G2と第3グリッド電極G3との間に中間電
極を配設する必要がある。しかしながら、このように中
間電極を配設する構造とした場合、第2グリッド電極G
2と中間電極との間、及び中間電極と第3グリッド電極
G3との間に、平行電界が形成される。その結果、中間
電極及び第3グリッド電極G3で形成されるプリフォー
カスレンズ系、並びに、第3グリッド電極G3、第4グ
リッド電極G4及び第5グリッド電極G5で形成される主
フォーカスレンズ系に入射するサイド電子ビームを、フ
ラウンフォーファの条件を満足して、即ち、こま収差が
零になる条件を与える位置で、交差させることが極めて
困難となる。それ故、サイド電子ビームをこま収差が零
になる条件を与える位置で交差させるためには、サイド
電子ビームを射出するカソードを電子銃の中心軸線と所
定の角度を成して配置する必要がある。然るに、これで
はカソードの配置間隔を広くすることができず、陰極線
管の奥行きを短くすることができない。
【0006】従って、本発明の目的は、電子ビームに生
じる球面収差を小さくすることができ、しかも、フラウ
ンフォーファの条件を満足して電子ビームを交差させる
ことができ、更には、両端のカソードから射出されたサ
イド電子ビームと中央のカソードから射出されたセンタ
ー電子ビームとが平行となるように、それぞれのカソー
ドを配置し得るインライン3ビーム方式陰極線管用電子
銃を提供することにある。
じる球面収差を小さくすることができ、しかも、フラウ
ンフォーファの条件を満足して電子ビームを交差させる
ことができ、更には、両端のカソードから射出されたサ
イド電子ビームと中央のカソードから射出されたセンタ
ー電子ビームとが平行となるように、それぞれのカソー
ドを配置し得るインライン3ビーム方式陰極線管用電子
銃を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明のインライン3ビーム方式陰極線管用電子銃
は、水平方向に平行に配置された3つのカソードと、第
1電極と、第2電極と、中間電極と、主フォーカス電極
群とを備え、中間電極によって形成された電界内で両端
のカソードから射出されたサイド電子ビームを中央のカ
ソードから射出されたセンター電子ビームの方向に偏向
して、3本の電子ビームを一点で交差させるインライン
3ビーム方式陰極線管用電子銃である。そして、(イ)
サイド電子ビームが通過する中間電極に設けられた電子
ビーム通過孔の近傍の第2電極側には凹面が形成され、
(ロ)サイド電子ビームが通過する第2電極に設けられ
た電子ビーム通過孔の中心線は、該凹面の中心線よりも
センター電子ビーム側に位置し、(ハ)サイド電子ビー
ムが通過する中間電極に設けられた電子ビーム通過孔の
中心線は、該凹面の中心線よりもセンター電子ビーム側
に位置することを特徴とする。
めの本発明のインライン3ビーム方式陰極線管用電子銃
は、水平方向に平行に配置された3つのカソードと、第
1電極と、第2電極と、中間電極と、主フォーカス電極
群とを備え、中間電極によって形成された電界内で両端
のカソードから射出されたサイド電子ビームを中央のカ
ソードから射出されたセンター電子ビームの方向に偏向
して、3本の電子ビームを一点で交差させるインライン
3ビーム方式陰極線管用電子銃である。そして、(イ)
サイド電子ビームが通過する中間電極に設けられた電子
ビーム通過孔の近傍の第2電極側には凹面が形成され、
(ロ)サイド電子ビームが通過する第2電極に設けられ
た電子ビーム通過孔の中心線は、該凹面の中心線よりも
センター電子ビーム側に位置し、(ハ)サイド電子ビー
ムが通過する中間電極に設けられた電子ビーム通過孔の
中心線は、該凹面の中心線よりもセンター電子ビーム側
に位置することを特徴とする。
【0008】本発明のインライン3ビーム方式陰極線管
用電子銃においては、サイド電子ビームが通過する中間
電極に設けられた電子ビーム通過孔の中心線が、センタ
ー電子ビームの方向と平行であってもよい。即ち、サイ
ド電子ビームが通過する中間電極に設けられた電子ビー
ム通過孔の中心線が、電子銃の中心軸線と平行とするこ
とができる。あるいは又、センター電子ビームの方向に
対して傾いていてもよい。即ち、サイド電子ビームが通
過する中間電極に設けられた電子ビーム通過孔の中心線
が、電子銃の中心軸線に対して傾いていてもよい。尚、
中間電極に印加される電圧は、第2電極に印加される電
圧よりも高いことが好ましい。
用電子銃においては、サイド電子ビームが通過する中間
電極に設けられた電子ビーム通過孔の中心線が、センタ
ー電子ビームの方向と平行であってもよい。即ち、サイ
ド電子ビームが通過する中間電極に設けられた電子ビー
ム通過孔の中心線が、電子銃の中心軸線と平行とするこ
とができる。あるいは又、センター電子ビームの方向に
対して傾いていてもよい。即ち、サイド電子ビームが通
過する中間電極に設けられた電子ビーム通過孔の中心線
が、電子銃の中心軸線に対して傾いていてもよい。尚、
中間電極に印加される電圧は、第2電極に印加される電
圧よりも高いことが好ましい。
【0009】本発明のインライン3ビーム方式陰極線管
用電子銃においては、サイド電子ビームが通過する中間
電極に設けられた電子ビーム通過孔の構造を特定の構成
とすることによって、第2電極と中間電極との間に凹レ
ンズ効果を有する電界が形成され、しかも、サイド電子
ビームは、中間電極の凹面近傍に形成された電界によっ
て、センター電子ビームの方向に偏向される。
用電子銃においては、サイド電子ビームが通過する中間
電極に設けられた電子ビーム通過孔の構造を特定の構成
とすることによって、第2電極と中間電極との間に凹レ
ンズ効果を有する電界が形成され、しかも、サイド電子
ビームは、中間電極の凹面近傍に形成された電界によっ
て、センター電子ビームの方向に偏向される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、発明の実
施の形態(以下、実施の形態と略称する)に基づき本発
明を説明する。
施の形態(以下、実施の形態と略称する)に基づき本発
明を説明する。
【0011】実施の形態におけるインライン3ビーム方
式陰極線管用電子銃の構造の概念図を、図5の(A)に
示す。実施の形態におけるインライン3ビーム方式陰極
線管用電子銃は、水平方向に平行に配置された3つのカ
ソードと、第1電極と、第2電極と、中間電極と、主フ
ォーカス電極群とを備えている。より具体的には、実施
の形態におけるハイユニポテンシャルフォーカス(H−
UPF)形式のインライン3ビーム方式陰極線管用電子
銃は、射出される電子ビームが相互に平行となるように
平行に且つ同一水平面内に配置された3つのカソード1
0A,10B,10C、第1電極(制御電極)11、第
2電極(加速電極)12、中間電極20、ユニポテンシ
ャルフォーカスを構成するカソード側の高圧電極である
第3電極13、フォーカス電極である第4電極14、ユ
ニポテンシャルフォーカスを構成する蛍光体スクリーン
面側の高圧電極である第5電極15、及び静電偏向板1
6が順次配設されて構成されている。そして、第1電極
11〜中間電極20によってプリフォーカスレンズ系が
形成される。一方、第3電極13〜第5電極15(主フ
ォーカス電極群)によって主フォーカスレンズ系が形成
される。
式陰極線管用電子銃の構造の概念図を、図5の(A)に
示す。実施の形態におけるインライン3ビーム方式陰極
線管用電子銃は、水平方向に平行に配置された3つのカ
ソードと、第1電極と、第2電極と、中間電極と、主フ
ォーカス電極群とを備えている。より具体的には、実施
の形態におけるハイユニポテンシャルフォーカス(H−
UPF)形式のインライン3ビーム方式陰極線管用電子
銃は、射出される電子ビームが相互に平行となるように
平行に且つ同一水平面内に配置された3つのカソード1
0A,10B,10C、第1電極(制御電極)11、第
2電極(加速電極)12、中間電極20、ユニポテンシ
ャルフォーカスを構成するカソード側の高圧電極である
第3電極13、フォーカス電極である第4電極14、ユ
ニポテンシャルフォーカスを構成する蛍光体スクリーン
面側の高圧電極である第5電極15、及び静電偏向板1
6が順次配設されて構成されている。そして、第1電極
11〜中間電極20によってプリフォーカスレンズ系が
形成される。一方、第3電極13〜第5電極15(主フ
ォーカス電極群)によって主フォーカスレンズ系が形成
される。
【0012】図1の(A)に、第2電極12、中間電極
20及び第3電極13の拡大された模式的な一部断面図
を示す。また、中間電極20を第2電極側から眺めた模
式的な部分的平面図を図1の(B)に示し、模式的な一
部断面図を図2に示す。図1の(A)に示すように、第
2電極12には、両端のカソード10A,10Cから射
出されたサイド電子ビームが通過する電子ビーム通過孔
12A,12Cが形成されている。更には、中央のカソ
ード10Bから射出されたセンター電子ビームが通過す
る電子ビーム通過孔12Bが形成されている。第3電極
13には、両端のカソード10A,10Cから射出され
たサイド電子ビームが通過する電子ビーム通過孔13
A,13Cが形成されている。更には、中央のカソード
10Bから射出されたセンター電子ビームが通過する電
子ビーム通過孔13Bが形成されている。尚、電子ビー
ム通過孔12C,13Cの図示は省略した。
20及び第3電極13の拡大された模式的な一部断面図
を示す。また、中間電極20を第2電極側から眺めた模
式的な部分的平面図を図1の(B)に示し、模式的な一
部断面図を図2に示す。図1の(A)に示すように、第
2電極12には、両端のカソード10A,10Cから射
出されたサイド電子ビームが通過する電子ビーム通過孔
12A,12Cが形成されている。更には、中央のカソ
ード10Bから射出されたセンター電子ビームが通過す
る電子ビーム通過孔12Bが形成されている。第3電極
13には、両端のカソード10A,10Cから射出され
たサイド電子ビームが通過する電子ビーム通過孔13
A,13Cが形成されている。更には、中央のカソード
10Bから射出されたセンター電子ビームが通過する電
子ビーム通過孔13Bが形成されている。尚、電子ビー
ム通過孔12C,13Cの図示は省略した。
【0013】中間電極20は、電極本体21と、電極本
体21から第2電極12側に延びる側壁部22と、側壁
部22の第2電極12側先端から第2電極12と平行に
延びる先端面23から構成されている。中間電極20の
先端面23には、両端のカソード10A,10Cから射
出されたサイド電子ビームが通過する電子ビーム通過孔
26A,26C、及び中央のカソード10Bから射出さ
れたセンター電子ビームが通過する電子ビーム通過孔2
6Bが形成されている。また、サイド電子ビームが通過
する中間電極20の先端面23に設けられた電子ビーム
通過孔26A,26Cの近傍の第2電極12側には凹面
24が形成されている。電極本体21にも3つの電子ビ
ーム通過孔21A,21B,21Cが形成されており、
サイド電子ビームは電子ビーム通過孔21A,21Cを
通過し、センター電子ビームは電子ビーム通過孔21B
を通過する。尚、電子ビーム通過孔26C,21Cの図
示は省略した。中間電極20の先端面23における凹面
24は、例えばプレス加工法にて形成することができ
る。また、先端面23における電子ビーム通過孔26
A,26B,26Cは、パンチング加工法にて形成する
ことができる。
体21から第2電極12側に延びる側壁部22と、側壁
部22の第2電極12側先端から第2電極12と平行に
延びる先端面23から構成されている。中間電極20の
先端面23には、両端のカソード10A,10Cから射
出されたサイド電子ビームが通過する電子ビーム通過孔
26A,26C、及び中央のカソード10Bから射出さ
れたセンター電子ビームが通過する電子ビーム通過孔2
6Bが形成されている。また、サイド電子ビームが通過
する中間電極20の先端面23に設けられた電子ビーム
通過孔26A,26Cの近傍の第2電極12側には凹面
24が形成されている。電極本体21にも3つの電子ビ
ーム通過孔21A,21B,21Cが形成されており、
サイド電子ビームは電子ビーム通過孔21A,21Cを
通過し、センター電子ビームは電子ビーム通過孔21B
を通過する。尚、電子ビーム通過孔26C,21Cの図
示は省略した。中間電極20の先端面23における凹面
24は、例えばプレス加工法にて形成することができ
る。また、先端面23における電子ビーム通過孔26
A,26B,26Cは、パンチング加工法にて形成する
ことができる。
【0014】図2に示すように、サイド電子ビームが通
過する第2電極12に設けられた電子ビーム通過孔12
A,12Cの中心線Z2は、凹面24の中心線ZM1より
も、センター電子ビーム側に位置する。更には、サイド
電子ビームが通過する中間電極20に設けられた電子ビ
ーム通過孔26A,26Cの中心線ZM2は、凹面24の
中心線ZM1よりもセンター電子ビーム側に位置する。ま
た、サイド電子ビームが通過する中間電極20に設けら
れた電子ビーム通過孔26A,26Cの中心線ZM2は、
センター電子ビームの方向と平行である。尚、サイド電
子ビームが通過する中間電極20に設けられた電子ビー
ム通過孔26A,26Cの中心線ZM2は、サイド電子ビ
ームが通過する中間電極20に設けられた電子ビーム通
過孔26A,26Cの中心線ZM2よりもセンター電子ビ
ーム側に位置する。
過する第2電極12に設けられた電子ビーム通過孔12
A,12Cの中心線Z2は、凹面24の中心線ZM1より
も、センター電子ビーム側に位置する。更には、サイド
電子ビームが通過する中間電極20に設けられた電子ビ
ーム通過孔26A,26Cの中心線ZM2は、凹面24の
中心線ZM1よりもセンター電子ビーム側に位置する。ま
た、サイド電子ビームが通過する中間電極20に設けら
れた電子ビーム通過孔26A,26Cの中心線ZM2は、
センター電子ビームの方向と平行である。尚、サイド電
子ビームが通過する中間電極20に設けられた電子ビー
ム通過孔26A,26Cの中心線ZM2は、サイド電子ビ
ームが通過する中間電極20に設けられた電子ビーム通
過孔26A,26Cの中心線ZM2よりもセンター電子ビ
ーム側に位置する。
【0015】図5の(B)に示すように、第3電極13
及び第5電極15には、陰極線管のファンネル部に設け
られたアノードボタン(図6参照)からアノード電圧V
Aが印加される。一方、第4電極14には、陰極線管の
ステムピン(図6参照)から一定のフォーカス電圧VF
が印加される。更に、中間電極20には、ステムピンか
ら一定の電圧VMが印加される。また、静電偏向板16
を構成するコンバージェンスシールド板(CS)にはア
ノード電圧VAが印加され、コンバージェンスプレート
(CP)にはアノード電圧VAの95%程度の電圧が印
加される。各電極に印加する電圧を、以下の表1のとお
りとした。
及び第5電極15には、陰極線管のファンネル部に設け
られたアノードボタン(図6参照)からアノード電圧V
Aが印加される。一方、第4電極14には、陰極線管の
ステムピン(図6参照)から一定のフォーカス電圧VF
が印加される。更に、中間電極20には、ステムピンか
ら一定の電圧VMが印加される。また、静電偏向板16
を構成するコンバージェンスシールド板(CS)にはア
ノード電圧VAが印加され、コンバージェンスプレート
(CP)にはアノード電圧VAの95%程度の電圧が印
加される。各電極に印加する電圧を、以下の表1のとお
りとした。
【0016】
【表1】 カソード:0〜170V 第1電極:0V 第2電極:300〜900V 中間電極:5〜15kV 第3電極、第5電極及びCS:25〜32kV 第4電極:0〜10kV CP :23〜30kV
【0017】中間電極20に印加される電圧は第2電極
12に印加される電圧よりも高い。それ故、第2電極1
2と中間電極20との間に凹レンズ効果を有する電界が
形成される。しかも、サイド電子ビームは、中間電極2
0の凹面24近傍に形成された電界によって、センター
電子ビームの方向に偏向される。このような電位図及び
電子ビームの軌道を図3に示す。こうして、サイド電子
ビームを中間電極20によって形成された電界内でセン
ター電子ビームの方向に偏向させることによって、フラ
ウンフォーファの条件を満足して、即ち、こま収差が零
になる条件を与える位置で、3本の電子ビームを一点で
交差させることができる。また、主フォーカスレンズ系
の前段である中間電極20と第3電極13によって凸レ
ンズを形成することで、主フォーカスレンズ系における
球面収差を低減することができ、インライン3ビーム方
式陰極線管用電子銃のフォーカス特性の向上を図ること
ができる。
12に印加される電圧よりも高い。それ故、第2電極1
2と中間電極20との間に凹レンズ効果を有する電界が
形成される。しかも、サイド電子ビームは、中間電極2
0の凹面24近傍に形成された電界によって、センター
電子ビームの方向に偏向される。このような電位図及び
電子ビームの軌道を図3に示す。こうして、サイド電子
ビームを中間電極20によって形成された電界内でセン
ター電子ビームの方向に偏向させることによって、フラ
ウンフォーファの条件を満足して、即ち、こま収差が零
になる条件を与える位置で、3本の電子ビームを一点で
交差させることができる。また、主フォーカスレンズ系
の前段である中間電極20と第3電極13によって凸レ
ンズを形成することで、主フォーカスレンズ系における
球面収差を低減することができ、インライン3ビーム方
式陰極線管用電子銃のフォーカス特性の向上を図ること
ができる。
【0018】以上、本発明を、発明の実施の形態に基づ
き説明したが、本発明はこれに限定されるものではな
い。発明の実施の形態にて説明したインライン3ビーム
方式陰極線管用電子銃の構造や中間電極の構造は例示で
あり、適宜設計変更することができる。例えば、図4に
示すように、サイド電子ビームが通過する中間電極20
に設けられた電子ビーム通過孔26A,26Cの中心線
ZM2を、センター電子ビームの方向に対して傾けてもよ
い。
き説明したが、本発明はこれに限定されるものではな
い。発明の実施の形態にて説明したインライン3ビーム
方式陰極線管用電子銃の構造や中間電極の構造は例示で
あり、適宜設計変更することができる。例えば、図4に
示すように、サイド電子ビームが通過する中間電極20
に設けられた電子ビーム通過孔26A,26Cの中心線
ZM2を、センター電子ビームの方向に対して傾けてもよ
い。
【0019】本発明のインライン3ビーム方式陰極線管
用電子銃の形式としては、ハイユニポテンシャルフォー
カス形式に限定されず、例えば、バイポテンシャルフォ
ーカスレンズ形式、ユニポテンシャルフォーカスレンズ
形式、ハイバイポテンシャルフォーカスレンズ形式、ト
ライポテンシャルフォーカスレンズ形式、バイユニポテ
ンシャルフォーカスレンズ形式、ユニバイポテンシャル
フォーカスレンズ形式、その他の複合レンズ形式のカラ
ー陰極線管用電子銃を挙げることができる。
用電子銃の形式としては、ハイユニポテンシャルフォー
カス形式に限定されず、例えば、バイポテンシャルフォ
ーカスレンズ形式、ユニポテンシャルフォーカスレンズ
形式、ハイバイポテンシャルフォーカスレンズ形式、ト
ライポテンシャルフォーカスレンズ形式、バイユニポテ
ンシャルフォーカスレンズ形式、ユニバイポテンシャル
フォーカスレンズ形式、その他の複合レンズ形式のカラ
ー陰極線管用電子銃を挙げることができる。
【0020】
【発明の効果】本発明のインライン3ビーム方式陰極線
管用電子銃においては、中間電極の構造に特徴を持たせ
ることによって、サイド電子ビームがセンター電子ビー
ムの方向に偏向されるので、両端のカソードから射出さ
れた電子ビームと中央のカソードから射出された電子ビ
ームとが平行となるようにそれぞれのカソードを配置す
ることができ、且つ、フラウンフォーファの条件を満足
して電子ビームを容易に交差させることができる。その
結果、陰極線管の奥行きを短くすることが可能となる。
しかも、中間電極が設けられているので、電子ビームに
生じる球面収差を小さくすることができ、フォーカス特
性の向上を図ることができる。
管用電子銃においては、中間電極の構造に特徴を持たせ
ることによって、サイド電子ビームがセンター電子ビー
ムの方向に偏向されるので、両端のカソードから射出さ
れた電子ビームと中央のカソードから射出された電子ビ
ームとが平行となるようにそれぞれのカソードを配置す
ることができ、且つ、フラウンフォーファの条件を満足
して電子ビームを容易に交差させることができる。その
結果、陰極線管の奥行きを短くすることが可能となる。
しかも、中間電極が設けられているので、電子ビームに
生じる球面収差を小さくすることができ、フォーカス特
性の向上を図ることができる。
【図1】本発明のインライン3ビーム方式陰極線管用電
子銃における第2電極、中間電極、及び第3電極の拡大
された模式的な一部断面図、並びに、中間電極の模式的
な部分的斜視図である。
子銃における第2電極、中間電極、及び第3電極の拡大
された模式的な一部断面図、並びに、中間電極の模式的
な部分的斜視図である。
【図2】本発明のインライン3ビーム方式陰極線管用電
子銃における中間電極の拡大された模式的な一部断面図
である。
子銃における中間電極の拡大された模式的な一部断面図
である。
【図3】本発明のインライン3ビーム方式陰極線管用電
子銃における電位図及び電子ビームの軌道を示す図であ
る。
子銃における電位図及び電子ビームの軌道を示す図であ
る。
【図4】本発明のインライン3ビーム方式陰極線管用電
子銃における中間電極の変形例を示すための、第2電
極、中間電極、及び第3電極の拡大された模式的な一部
断面図である。
子銃における中間電極の変形例を示すための、第2電
極、中間電極、及び第3電極の拡大された模式的な一部
断面図である。
【図5】本発明のインライン3ビーム方式陰極線管用電
子銃の概念図である。
子銃の概念図である。
【図6】カラー陰極線管の模式図である。
【図7】従来のインライン3ビーム方式陰極線管用電子
銃の模式図である。
銃の模式図である。
【符号の説明】 10A,10B,10C・・・カソード、11・・・第
1電極、12・・・第2電極、12A,12B,12C
・・・第2電極に設けられた電子ビーム通過孔、13・
・・第3電極、13A,13B,13C・・・第3電極
に設けられた電子ビーム通過孔、14・・・第4電極、
15・・・第5電極、16・・・静電偏向板、20・・
・中間電極、21・・・電極本体、21A,21B,2
1C・・・中間電極の電極本体に設けられた電子ビーム
通過孔、22・・・側壁部、23・・・先端面、24・
・・凹面、25・・・底面、26A,26B,26C・
・・中間電極の先端面に設けられた電子ビーム通過孔、
Z2・・・第2電極に設けられた電子ビーム通過孔の中
心線、ZM1・・・中間電極の凹面の中心線、ZM2・・・
中間電極に設けられた電子ビーム通過孔の中心線
1電極、12・・・第2電極、12A,12B,12C
・・・第2電極に設けられた電子ビーム通過孔、13・
・・第3電極、13A,13B,13C・・・第3電極
に設けられた電子ビーム通過孔、14・・・第4電極、
15・・・第5電極、16・・・静電偏向板、20・・
・中間電極、21・・・電極本体、21A,21B,2
1C・・・中間電極の電極本体に設けられた電子ビーム
通過孔、22・・・側壁部、23・・・先端面、24・
・・凹面、25・・・底面、26A,26B,26C・
・・中間電極の先端面に設けられた電子ビーム通過孔、
Z2・・・第2電極に設けられた電子ビーム通過孔の中
心線、ZM1・・・中間電極の凹面の中心線、ZM2・・・
中間電極に設けられた電子ビーム通過孔の中心線
Claims (4)
- 【請求項1】水平方向に平行に配置された3つのカソー
ドと、第1電極と、第2電極と、中間電極と、主フォー
カス電極群とを備え、中間電極によって形成された電界
内で両端のカソードから射出されたサイド電子ビームを
中央のカソードから射出されたセンター電子ビームの方
向に偏向して、3本の電子ビームを一点で交差させるイ
ンライン3ビーム方式陰極線管用電子銃であって、 サイド電子ビームが通過する中間電極に設けられた電子
ビーム通過孔の近傍の第2電極側には凹面が形成され、 サイド電子ビームが通過する第2電極に設けられた電子
ビーム通過孔の中心線は、該凹面の中心線よりもセンタ
ー電子ビーム側に位置し、 サイド電子ビームが通過する中間電極に設けられた電子
ビーム通過孔の中心線は、該凹面の中心線よりもセンタ
ー電子ビーム側に位置することを特徴とするインライン
3ビーム方式陰極線管用電子銃。 - 【請求項2】サイド電子ビームが通過する中間電極に設
けられた電子ビーム通過孔の中心線は、センター電子ビ
ームの方向と平行であることを特徴とする請求項1に記
載のインライン3ビーム方式陰極線管用電子銃。 - 【請求項3】サイド電子ビームが通過する中間電極に設
けられた電子ビーム通過孔の中心線は、センター電子ビ
ームの方向に対して傾いていることを特徴とする請求項
1に記載のインライン3ビーム方式陰極線管用電子銃。 - 【請求項4】中間電極に印加される電圧は、第2電極に
印加される電圧よりも高いことを特徴とする請求項1に
記載のインライン3ビーム方式陰極線管用電子銃。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33893596A JPH10172469A (ja) | 1996-12-04 | 1996-12-04 | インライン3ビーム方式陰極線管用電子銃 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33893596A JPH10172469A (ja) | 1996-12-04 | 1996-12-04 | インライン3ビーム方式陰極線管用電子銃 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10172469A true JPH10172469A (ja) | 1998-06-26 |
Family
ID=18322716
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33893596A Pending JPH10172469A (ja) | 1996-12-04 | 1996-12-04 | インライン3ビーム方式陰極線管用電子銃 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10172469A (ja) |
-
1996
- 1996-12-04 JP JP33893596A patent/JPH10172469A/ja active Pending
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