JPH10172731A - 正特性サーミスタ発熱体 - Google Patents
正特性サーミスタ発熱体Info
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- JPH10172731A JPH10172731A JP8331764A JP33176496A JPH10172731A JP H10172731 A JPH10172731 A JP H10172731A JP 8331764 A JP8331764 A JP 8331764A JP 33176496 A JP33176496 A JP 33176496A JP H10172731 A JPH10172731 A JP H10172731A
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- positive temperature
- heating element
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- Thermistors And Varistors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 金属放熱体を用いて発熱量を増大した温風用
に使用される正特性サーミスタ発熱体において、長期間
の使用に対して発熱量の低下を解消した信頼性の高い正
特性サーミスタ発熱体を提供することを目的とする。 【解決手段】 正特性サーミスタ12の両面に電極を付
与したものに、薄い金属板を連続L型に折り曲げたL型
放熱体11と金属端子板13を有し、上記L型放熱体1
1は上記正特性サーミスタ12の両電極に直接固着さ
れ、上記金属端子板13は上記L型放熱体11に溶接点
14によって固着された構造である。
に使用される正特性サーミスタ発熱体において、長期間
の使用に対して発熱量の低下を解消した信頼性の高い正
特性サーミスタ発熱体を提供することを目的とする。 【解決手段】 正特性サーミスタ12の両面に電極を付
与したものに、薄い金属板を連続L型に折り曲げたL型
放熱体11と金属端子板13を有し、上記L型放熱体1
1は上記正特性サーミスタ12の両電極に直接固着さ
れ、上記金属端子板13は上記L型放熱体11に溶接点
14によって固着された構造である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は正特性サーミスタを
用いた発熱体で、特に金属放熱体を用いて発熱量を増大
した温風用に使用される正特性サーミスタ発熱体に関す
るものである。
用いた発熱体で、特に金属放熱体を用いて発熱量を増大
した温風用に使用される正特性サーミスタ発熱体に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】正特性サーミスタはある温度(キュリー
温度)以上になると、急激にその抵抗値が上昇する性質
を持った半導体セラミックスであることはよく知られて
いる。従って、正特性サーミスタの両電極に電圧を印加
すると自己発熱が起こり、正特性サーミスタの自己制御
作用により一定の温度を保つ。このような正特性サーミ
スタを用いた発熱体は赤熱等の加熱が起こらない安全な
発熱体であることから幅広く応用されている。
温度)以上になると、急激にその抵抗値が上昇する性質
を持った半導体セラミックスであることはよく知られて
いる。従って、正特性サーミスタの両電極に電圧を印加
すると自己発熱が起こり、正特性サーミスタの自己制御
作用により一定の温度を保つ。このような正特性サーミ
スタを用いた発熱体は赤熱等の加熱が起こらない安全な
発熱体であることから幅広く応用されている。
【0003】更に、この正特性サーミスタを用いて、こ
れに金属放熱体を貼り合わせ、その発熱量を増大する方
式が考えられている。正特性サーミスタと金属放熱体と
を組み合わせて発熱体を構成し、大きな発熱量を得て、
且つ信頼性の高い発熱体を得るためには、次のような3
点が重要となる。 (1)正特性サーミスタの発熱が均一で且つ、最大にな
ること。 (2)放熱体の表面積が最大、細密に構成され、且つ熱
の電導が良好なこと。 (3)正特性サーミスタと放熱体とが熱的、電気的及び
機械的に信頼性良く固着されること。
れに金属放熱体を貼り合わせ、その発熱量を増大する方
式が考えられている。正特性サーミスタと金属放熱体と
を組み合わせて発熱体を構成し、大きな発熱量を得て、
且つ信頼性の高い発熱体を得るためには、次のような3
点が重要となる。 (1)正特性サーミスタの発熱が均一で且つ、最大にな
ること。 (2)放熱体の表面積が最大、細密に構成され、且つ熱
の電導が良好なこと。 (3)正特性サーミスタと放熱体とが熱的、電気的及び
機械的に信頼性良く固着されること。
【0004】上記(1)の正特性サーミスタの発熱を均
一および最大にするためには、正特性サーミスタの面の
最大面に電極を設け、その面全体に放熱体を固着すれば
良いことが一般的に知られている。
一および最大にするためには、正特性サーミスタの面の
最大面に電極を設け、その面全体に放熱体を固着すれば
良いことが一般的に知られている。
【0005】図2は従来の正特性サーミスタ発熱体を示
す斜視図である。図2において、金属放熱体5は薄い金
属の板を連続コルゲート型(波型)に加工し、金属端子
板4とスペーサ6の間に金属放熱体5をはさみ、その接
触部分をブレージング工法で固着したものである。
す斜視図である。図2において、金属放熱体5は薄い金
属の板を連続コルゲート型(波型)に加工し、金属端子
板4とスペーサ6の間に金属放熱体5をはさみ、その接
触部分をブレージング工法で固着したものである。
【0006】そのスペーサ6面に正特性サーミスタ2の
電極面を直接固着してある。この金属放熱体5には熱伝
導性の良いアルミニウムが一般的に使用されている。正
特性サーミスタ2と金属放熱体5との固着はネジ等の圧
接または接着剤等で固着されている。
電極面を直接固着してある。この金属放熱体5には熱伝
導性の良いアルミニウムが一般的に使用されている。正
特性サーミスタ2と金属放熱体5との固着はネジ等の圧
接または接着剤等で固着されている。
【0007】図3は、更に従来の他の正特性サーミスタ
発熱体を示す斜視図である。薄い金属板を連続Z型に折
り曲げて造られた放熱体7は、曲げ面の上下面は放熱体
7のみで平面を確保する特徴を持ったものであり、金属
端子板3と放熱体7を溶接点9で固着したものである。
この放熱体7の金属端子板3の反対側に図2と同様に正
特性サーミスタ2の電極面を直接固着してある。
発熱体を示す斜視図である。薄い金属板を連続Z型に折
り曲げて造られた放熱体7は、曲げ面の上下面は放熱体
7のみで平面を確保する特徴を持ったものであり、金属
端子板3と放熱体7を溶接点9で固着したものである。
この放熱体7の金属端子板3の反対側に図2と同様に正
特性サーミスタ2の電極面を直接固着してある。
【0008】図4は、更に従来の他の正特性サーミスタ
発熱体を示す斜視図である。薄い金属板を連続I型に折
り曲げて造られた放熱体8は、曲げ面の上下面は放熱体
8のみで平面を確保する特徴を持ったものであり、金属
端子板3と放熱体8を溶接点9で固着したものである。
この放熱体8の金属端子板3の反対側に図2、図3と同
様に正特性サーミスタ2の電極面を直接固着してある。
放熱体8の材質も熱伝導性の良いアルミニウムが一般的
に使用されている。
発熱体を示す斜視図である。薄い金属板を連続I型に折
り曲げて造られた放熱体8は、曲げ面の上下面は放熱体
8のみで平面を確保する特徴を持ったものであり、金属
端子板3と放熱体8を溶接点9で固着したものである。
この放熱体8の金属端子板3の反対側に図2、図3と同
様に正特性サーミスタ2の電極面を直接固着してある。
放熱体8の材質も熱伝導性の良いアルミニウムが一般的
に使用されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前述したように正特性
サーミスタ発熱体の発熱量を大きくするには、 (1)正特性サーミスタの最大面に電極を設ける。 (2)放熱体の表面積が最大且つ、細密に構成されてお
り、熱伝導が良好なこと。 (3)正特性サーミスタと放熱体が熱的、電気的、機械
的に信頼性良く固着されている。 ことが必要である。
サーミスタ発熱体の発熱量を大きくするには、 (1)正特性サーミスタの最大面に電極を設ける。 (2)放熱体の表面積が最大且つ、細密に構成されてお
り、熱伝導が良好なこと。 (3)正特性サーミスタと放熱体が熱的、電気的、機械
的に信頼性良く固着されている。 ことが必要である。
【0010】図2に示す従来の正特性サーミスタ発熱体
は、上記条件を満たすものであり、薄い金属板をコルゲ
ート型に加工した放熱体5、金属端子板4、スペーサ6
をブレージング工法で一体化したものであることから金
属どうしの完全な結合となる。従って、良好な熱伝導を
得ることができる。また、放熱体5と正特性サーミスタ
2との結合面もスペーサ6を介しているために、その面
積は最大を確保することができる。従って、正特性サー
ミスタ2で発生した熱は効率良く放熱体5に伝えられ、
大きな発熱量の正特性サーミスタ発熱体が得られる。
は、上記条件を満たすものであり、薄い金属板をコルゲ
ート型に加工した放熱体5、金属端子板4、スペーサ6
をブレージング工法で一体化したものであることから金
属どうしの完全な結合となる。従って、良好な熱伝導を
得ることができる。また、放熱体5と正特性サーミスタ
2との結合面もスペーサ6を介しているために、その面
積は最大を確保することができる。従って、正特性サー
ミスタ2で発生した熱は効率良く放熱体5に伝えられ、
大きな発熱量の正特性サーミスタ発熱体が得られる。
【0011】しかし、金属のスペーサ6とセラミックの
正特性サーミスタ2の熱膨脹係数が大きく異なることか
ら、正特性サーミスタ発熱体が動作して温度が上昇する
につれスペーサ6と正特性サーミスタ2の電極面とにズ
レが生じ、そのズレは正特性サーミスタ2とスペーサ6
の接合面の差し渡し距離lに比例して生じる。そのた
め、長期間使用していると両者の熱結合が悪くなり発熱
量が低下することなどの信頼性問題を有していた。
正特性サーミスタ2の熱膨脹係数が大きく異なることか
ら、正特性サーミスタ発熱体が動作して温度が上昇する
につれスペーサ6と正特性サーミスタ2の電極面とにズ
レが生じ、そのズレは正特性サーミスタ2とスペーサ6
の接合面の差し渡し距離lに比例して生じる。そのた
め、長期間使用していると両者の熱結合が悪くなり発熱
量が低下することなどの信頼性問題を有していた。
【0012】また、上記で述べたように従来の正特性サ
ーミスタ発熱体においては、放熱体の構成に複数の部品
を用いた場合、それらを結合して一体化する場合にブレ
ージング方法を用いるのが一般的であった。このブレー
ジング方法は放熱体を構成する複数の部品どうしを完全
に金属で結合するために、正特性サーミスタ2と一体化
した放熱体との熱結合は十分に行われ、熱効率の良好な
放熱を得るには有効な方法であった。
ーミスタ発熱体においては、放熱体の構成に複数の部品
を用いた場合、それらを結合して一体化する場合にブレ
ージング方法を用いるのが一般的であった。このブレー
ジング方法は放熱体を構成する複数の部品どうしを完全
に金属で結合するために、正特性サーミスタ2と一体化
した放熱体との熱結合は十分に行われ、熱効率の良好な
放熱を得るには有効な方法であった。
【0013】しかしながら、ブレージングのためには6
00℃以上の加熱を必要とするために、放熱体に使用さ
れる金属材料は焼鈍され、強度が著しく弱くなる欠点が
あった。そのため、強い力により一体化された放熱体を
正特性サーミスタ2に圧着して熱結合を良くして大きな
発熱量を得ようとすると、その放熱体は潰れてしまい、
大きな発熱量の正特性サーミスタ発熱体が得られなかっ
た。
00℃以上の加熱を必要とするために、放熱体に使用さ
れる金属材料は焼鈍され、強度が著しく弱くなる欠点が
あった。そのため、強い力により一体化された放熱体を
正特性サーミスタ2に圧着して熱結合を良くして大きな
発熱量を得ようとすると、その放熱体は潰れてしまい、
大きな発熱量の正特性サーミスタ発熱体が得られなかっ
た。
【0014】図3に示す従来の正特性サーミスタ発熱体
は、薄い金属板を連続Z型に折り曲げて造られた放熱体
7に金属端子板3を溶接点9で固定した放熱体と正特性
サーミスタ2を固着したものである。このZ型放熱体7
は、その加工形状からZ型放熱体7の上下面は小さな平
面を連続的に並べた形の平面が得られるために、正特性
サーミスタ2との接合面側に図2に示すようなスペーサ
6を必要としないと同時に、ブレージングで固着せずと
も放熱体として一体化が形成される。
は、薄い金属板を連続Z型に折り曲げて造られた放熱体
7に金属端子板3を溶接点9で固定した放熱体と正特性
サーミスタ2を固着したものである。このZ型放熱体7
は、その加工形状からZ型放熱体7の上下面は小さな平
面を連続的に並べた形の平面が得られるために、正特性
サーミスタ2との接合面側に図2に示すようなスペーサ
6を必要としないと同時に、ブレージングで固着せずと
も放熱体として一体化が形成される。
【0015】その放熱体は図2に示す例と同様に細密
で、且つ正特性サーミスタ2との結合面も最大面積で確
保できる。
で、且つ正特性サーミスタ2との結合面も最大面積で確
保できる。
【0016】従って、正特性サーミスタ2で発生した熱
は効率良く放熱体7に伝えられ、大きな発熱量の正特性
サーミスタ発熱体が得られる。
は効率良く放熱体7に伝えられ、大きな発熱量の正特性
サーミスタ発熱体が得られる。
【0017】又、図2のブレージング方法で一体化した
放熱体5の場合はスペーサ6と正特性サーミスタ2との
熱膨脹係数の違いから、その接合面でズレが起こってい
た。このズレは正特性サーミスタ発熱体の動作時の熱膨
脹係数の違いによって起こり、熱結合低下に結び付く。
しかし、Z型放熱体7の場合は小さな平面を並べて得ら
れる平面のため、熱膨脹によるズレは起こり難い。セラ
ミックと放熱体との熱膨脹係数の差によるズレ(歪み)
は、正特性サーミスタ2と放熱体7と接触している面の
最大長さに比例することが知られている。
放熱体5の場合はスペーサ6と正特性サーミスタ2との
熱膨脹係数の違いから、その接合面でズレが起こってい
た。このズレは正特性サーミスタ発熱体の動作時の熱膨
脹係数の違いによって起こり、熱結合低下に結び付く。
しかし、Z型放熱体7の場合は小さな平面を並べて得ら
れる平面のため、熱膨脹によるズレは起こり難い。セラ
ミックと放熱体との熱膨脹係数の差によるズレ(歪み)
は、正特性サーミスタ2と放熱体7と接触している面の
最大長さに比例することが知られている。
【0018】このことから、図3のl1(Z型放熱体7
の底部の長辺)とl2(Z型放熱体7の底部短辺)の長
さによって決まる。従って、この場合l2の長さをl1
の長さより短くしておけば必然的に熱膨脹によるズレは
起こり難い。このZ型放熱体7を使用した正特性サーミ
スタ発熱体は、図2の放熱体5のコルゲート型と同表面
積のZ型放熱体7であるのに、放熱体の形状の違いから
約20%の発熱量低下があった。
の底部の長辺)とl2(Z型放熱体7の底部短辺)の長
さによって決まる。従って、この場合l2の長さをl1
の長さより短くしておけば必然的に熱膨脹によるズレは
起こり難い。このZ型放熱体7を使用した正特性サーミ
スタ発熱体は、図2の放熱体5のコルゲート型と同表面
積のZ型放熱体7であるのに、放熱体の形状の違いから
約20%の発熱量低下があった。
【0019】図4に示す従来の正特性サーミスタ発熱体
は、薄い金属板を連続I型に折り曲げて造られた放熱体
8に金属端子板3を溶接点9で固定した放熱体と正特性
サーミスタ2を固着したものである。このI型放熱体8
は、その加工形状からI型放熱体8の上下面は図3のZ
型放熱体7と同様に小さな平面を連続的に並べた形の平
面が得られるために、正特性サーミスタ2との接合面側
に図2に示すようなスペーサ6を必要としないと同時
に、ブレージングで固着せずとも放熱体として一体化が
形成される。
は、薄い金属板を連続I型に折り曲げて造られた放熱体
8に金属端子板3を溶接点9で固定した放熱体と正特性
サーミスタ2を固着したものである。このI型放熱体8
は、その加工形状からI型放熱体8の上下面は図3のZ
型放熱体7と同様に小さな平面を連続的に並べた形の平
面が得られるために、正特性サーミスタ2との接合面側
に図2に示すようなスペーサ6を必要としないと同時
に、ブレージングで固着せずとも放熱体として一体化が
形成される。
【0020】その放熱体は図2に示す例と同様に細密
で、且つ正特性サーミスタ2との結合面も最大面積で確
保できる。従って、正特性サーミスタ2で発生した熱は
効率良く放熱体8に伝えられ、大きな発熱量の正特性サ
ーミスタ発熱体が得られる。また、図2のブレージング
方法で一体化した放熱体5の場合はスペーサ6と正特性
サーミスタ2との熱膨脹係数の違いから、その接合面で
ズレが起こっていた。このズレは正特性サーミスタ発熱
体の動作時の熱膨脹係数の違いによって起こり、熱結合
低下に結び付く。
で、且つ正特性サーミスタ2との結合面も最大面積で確
保できる。従って、正特性サーミスタ2で発生した熱は
効率良く放熱体8に伝えられ、大きな発熱量の正特性サ
ーミスタ発熱体が得られる。また、図2のブレージング
方法で一体化した放熱体5の場合はスペーサ6と正特性
サーミスタ2との熱膨脹係数の違いから、その接合面で
ズレが起こっていた。このズレは正特性サーミスタ発熱
体の動作時の熱膨脹係数の違いによって起こり、熱結合
低下に結び付く。
【0021】しかし、I型放熱体8の場合はZ型放熱体
7と同様に小さな平面を並べて得られる平面のため、熱
膨脹によるズレは起こり難い。セラミックと放熱体との
熱膨脹係数の差によるズレ(歪み)は、正特性サーミス
タ2と放熱体8と接触している面の最大長さに比例する
ことが知られている。
7と同様に小さな平面を並べて得られる平面のため、熱
膨脹によるズレは起こり難い。セラミックと放熱体との
熱膨脹係数の差によるズレ(歪み)は、正特性サーミス
タ2と放熱体8と接触している面の最大長さに比例する
ことが知られている。
【0022】このことから、図3のZ型放熱体7と同様
に図4のl3(I型放熱体8の底部の長辺)とl4(I
型放熱体8の底部短辺)の長さによって決まる。従っ
て、この場合l4の長さをl3の長さより短くしておけ
ば必然的に熱膨脹によるズレは起こり難い。このI型放
熱体8を使用した正特性サーミスタ発熱体は、図2の放
熱体5のコルゲート型と同表面積のI型放熱体8であ
り、放熱体の形状もZ型放熱体7と異なり非常に良く似
ている。
に図4のl3(I型放熱体8の底部の長辺)とl4(I
型放熱体8の底部短辺)の長さによって決まる。従っ
て、この場合l4の長さをl3の長さより短くしておけ
ば必然的に熱膨脹によるズレは起こり難い。このI型放
熱体8を使用した正特性サーミスタ発熱体は、図2の放
熱体5のコルゲート型と同表面積のI型放熱体8であ
り、放熱体の形状もZ型放熱体7と異なり非常に良く似
ている。
【0023】そのため、図3のZ型放熱体7を使用した
正特性サーミスタ発熱体で問題となった約20%の発熱
量低下は起こらない。しかし、I型放熱体8の加工は複
雑な曲げ加工を必要とし、プレス加工時に大きな圧力を
必要としていた。また、より良い正特性サーミスタ発熱
体を得るためには、正特性サーミスタ2とI型放熱体8
が熱的、電気的、機械的に信頼性良く固着する必要があ
るために、強い力で一体化されたI型放熱体8に正特性
サーミスタ2を大きな圧力で固着しようとするとその放
熱体8は潰れてしまい、大きな発熱量の正特性サーミス
タ発熱体が得られなかった。
正特性サーミスタ発熱体で問題となった約20%の発熱
量低下は起こらない。しかし、I型放熱体8の加工は複
雑な曲げ加工を必要とし、プレス加工時に大きな圧力を
必要としていた。また、より良い正特性サーミスタ発熱
体を得るためには、正特性サーミスタ2とI型放熱体8
が熱的、電気的、機械的に信頼性良く固着する必要があ
るために、強い力で一体化されたI型放熱体8に正特性
サーミスタ2を大きな圧力で固着しようとするとその放
熱体8は潰れてしまい、大きな発熱量の正特性サーミス
タ発熱体が得られなかった。
【0024】本発明は放熱体における上記の問題点を解
決するもので、従来のI型放熱体の特徴を確保しつつ、
欠点であった複雑な曲げ加工による放熱体加工の困難
さ、圧力により潰れの問題を解消した正特性サーミスタ
発熱体を提供することを目的とするものである。
決するもので、従来のI型放熱体の特徴を確保しつつ、
欠点であった複雑な曲げ加工による放熱体加工の困難
さ、圧力により潰れの問題を解消した正特性サーミスタ
発熱体を提供することを目的とするものである。
【0025】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本発明の正特性サーミスタ発熱体は、正特性サ
ーミスタの両面に電極を設けたものに、薄い金属板を連
続L型に折り曲げたL型放熱体と金属端子板を溶接によ
り直接固着して構成した金属放熱体を上記正特性サーミ
スタの両電極に直接固着された構成としたものである。
るために本発明の正特性サーミスタ発熱体は、正特性サ
ーミスタの両面に電極を設けたものに、薄い金属板を連
続L型に折り曲げたL型放熱体と金属端子板を溶接によ
り直接固着して構成した金属放熱体を上記正特性サーミ
スタの両電極に直接固着された構成としたものである。
【0026】上記構成とすることにより、信頼性の高い
正特性サーミスタ発熱体が得られることになる。
正特性サーミスタ発熱体が得られることになる。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、両面に電極を施した正特性サーミスタと、薄い金属
板を連続L型に折り曲げたL型放熱体に金属端子板を溶
接にて直接固着して構成された金属放熱体からなり、上
記正特性サーミスタの両電極に上記金属放熱体を直接固
着したものであり、強度が強く、発熱量の高い正特性サ
ーミスタ発熱体が得られることになる。
は、両面に電極を施した正特性サーミスタと、薄い金属
板を連続L型に折り曲げたL型放熱体に金属端子板を溶
接にて直接固着して構成された金属放熱体からなり、上
記正特性サーミスタの両電極に上記金属放熱体を直接固
着したものであり、強度が強く、発熱量の高い正特性サ
ーミスタ発熱体が得られることになる。
【0028】以下、具体的な本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。図1は本発明の一実施の形態
による正特性サーミスタ発熱体の斜視図であり、図1に
おいて、正特性サーミスタ12は薄板状の形状をしてお
り、その両面にはアルミニウムの溶射による電極(図示
せず)が付与されている。11はアルミニウムの薄い板
を連続L型に折り曲げ加工して成形したL型放熱体であ
る。このL型放熱体11に金属端子板13を溶接点14
で固着してあり、L型放熱体11と正特性サーミスタ1
2との直接固着には、その固着面に絶縁性または導電性
の接着剤(図示せず)によって行われている。
て図面を用いて説明する。図1は本発明の一実施の形態
による正特性サーミスタ発熱体の斜視図であり、図1に
おいて、正特性サーミスタ12は薄板状の形状をしてお
り、その両面にはアルミニウムの溶射による電極(図示
せず)が付与されている。11はアルミニウムの薄い板
を連続L型に折り曲げ加工して成形したL型放熱体であ
る。このL型放熱体11に金属端子板13を溶接点14
で固着してあり、L型放熱体11と正特性サーミスタ1
2との直接固着には、その固着面に絶縁性または導電性
の接着剤(図示せず)によって行われている。
【0029】ここで、セラミックと金属との熱膨脹係数
の差によるズレ(歪み)は、正特性サーミスタ12とL
型放熱体11と接触している面の最大長さに比例するこ
とが知られている。このことから、図1のl5(L型放
熱体11の底部の長辺)とl6(L型放熱体11の底部
短辺)の長い方によって決まる。
の差によるズレ(歪み)は、正特性サーミスタ12とL
型放熱体11と接触している面の最大長さに比例するこ
とが知られている。このことから、図1のl5(L型放
熱体11の底部の長辺)とl6(L型放熱体11の底部
短辺)の長い方によって決まる。
【0030】従って、この場合l6の長さをl5の長さ
より短くしておけば必然的に熱膨脹によるズレは起こり
難い。このL型放熱体11を使用した正特性サーミスタ
発熱体は、図2の放熱体5のコルゲート型と同表面積の
L型放熱体11で放熱部の形状もZ型放熱体7とは異な
り、図2の放熱体5のコルゲート型と似ている。そし
て、正特性サーミスタ発熱体にZ型放熱体7を使用した
場合に約20%の発熱量低下が見られたが、L型放熱体
11を使用した場合は図2の放熱体5のコルゲート型を
使用した場合と同等の発熱量が得られ、発熱量低下は認
められなかった。
より短くしておけば必然的に熱膨脹によるズレは起こり
難い。このL型放熱体11を使用した正特性サーミスタ
発熱体は、図2の放熱体5のコルゲート型と同表面積の
L型放熱体11で放熱部の形状もZ型放熱体7とは異な
り、図2の放熱体5のコルゲート型と似ている。そし
て、正特性サーミスタ発熱体にZ型放熱体7を使用した
場合に約20%の発熱量低下が見られたが、L型放熱体
11を使用した場合は図2の放熱体5のコルゲート型を
使用した場合と同等の発熱量が得られ、発熱量低下は認
められなかった。
【0031】また、L型放熱体11の上下面はなるべく
平面にして、正特性サーミスタ12との接触面の熱結合
が良好となるようにすることが望ましい。さらに、L型
放熱体11と金属端子板13とは溶接点14によって固
着するが、溶接を容易にするためには両者を同一材質と
した方が良い。
平面にして、正特性サーミスタ12との接触面の熱結合
が良好となるようにすることが望ましい。さらに、L型
放熱体11と金属端子板13とは溶接点14によって固
着するが、溶接を容易にするためには両者を同一材質と
した方が良い。
【0032】従来の図4のI型放熱体8から図1のL型
放熱体11に変えることにより、従来問題となっていた
I型放熱体8の加工では複雑な曲げ加工のため強い圧力
での加工が必要だったが、L型放熱体11にすることで
曲げ回数が8回から6回に低減される。その効果は、L
型放熱体11の加工設備でプレスの圧力はその分だけ少
なくて済むことになる。従って、設備の小型化が可能と
なった。
放熱体11に変えることにより、従来問題となっていた
I型放熱体8の加工では複雑な曲げ加工のため強い圧力
での加工が必要だったが、L型放熱体11にすることで
曲げ回数が8回から6回に低減される。その効果は、L
型放熱体11の加工設備でプレスの圧力はその分だけ少
なくて済むことになる。従って、設備の小型化が可能と
なった。
【0033】また、従来のI型放熱体8では、より良い
正特性サーミスタ発熱体を得るためには、正特性サーミ
スタ2とI型放熱体8が熱的、電気的、機械的に信頼性
良く固着する必要があるために、強い力で一体化された
I型放熱体8に正特性サーミスタ2を大きな圧力で固着
しようとするとその放熱体8は潰れてしまうといった問
題があった。これは、I型放熱体8は放熱体の平面に対
して垂直方向の放熱体の小さな一つ一つの曲げが影響し
ている。I型放熱体8の場合は垂直方向に対して4箇所
の曲げがあるが、L型放熱体11の場合は2箇所の曲げ
である。垂直方向への圧力には曲げは弱い一面を抱えて
おり、必然的には曲げが少ない方が垂直方向の圧力には
有効である。このことから、L型放熱体11を用いるこ
とにより、高耐圧力に耐える大きな発熱量の正特性サー
ミスタ発熱体が得られることになる。又、溶接には、溶
接部に触らずに溶接できるレーザ溶接などが適してい
る。
正特性サーミスタ発熱体を得るためには、正特性サーミ
スタ2とI型放熱体8が熱的、電気的、機械的に信頼性
良く固着する必要があるために、強い力で一体化された
I型放熱体8に正特性サーミスタ2を大きな圧力で固着
しようとするとその放熱体8は潰れてしまうといった問
題があった。これは、I型放熱体8は放熱体の平面に対
して垂直方向の放熱体の小さな一つ一つの曲げが影響し
ている。I型放熱体8の場合は垂直方向に対して4箇所
の曲げがあるが、L型放熱体11の場合は2箇所の曲げ
である。垂直方向への圧力には曲げは弱い一面を抱えて
おり、必然的には曲げが少ない方が垂直方向の圧力には
有効である。このことから、L型放熱体11を用いるこ
とにより、高耐圧力に耐える大きな発熱量の正特性サー
ミスタ発熱体が得られることになる。又、溶接には、溶
接部に触らずに溶接できるレーザ溶接などが適してい
る。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明の正特性サーミスタ
発熱体によると、正特性サーミスタとの接合面が一平面
となり最大面積で接合でき、且つ放熱部の表面積が細密
な金属製放熱体をブレージング処理などの高熱処理をし
ないで提供でき、これを用いた正特性サーミスタ発熱体
は、L型放熱体と正特性サーミスタの固着強度を強くし
ても放熱体が変形せず、大きな発熱量が得られる。ま
た、正特性サーミスタとL型放熱体の接合面は細かく分
割されており、そのため熱歪みは緩和され、長期間使用
しても信頼性の高いものとすることができる。更に、金
属端子板の放熱体への接合もスポット溶接であるため、
金属端子板への熱伝導は悪くなり、金属端子板の温度が
低くて使い易い正特性サーミスタ発熱体を提供すること
ができる。
発熱体によると、正特性サーミスタとの接合面が一平面
となり最大面積で接合でき、且つ放熱部の表面積が細密
な金属製放熱体をブレージング処理などの高熱処理をし
ないで提供でき、これを用いた正特性サーミスタ発熱体
は、L型放熱体と正特性サーミスタの固着強度を強くし
ても放熱体が変形せず、大きな発熱量が得られる。ま
た、正特性サーミスタとL型放熱体の接合面は細かく分
割されており、そのため熱歪みは緩和され、長期間使用
しても信頼性の高いものとすることができる。更に、金
属端子板の放熱体への接合もスポット溶接であるため、
金属端子板への熱伝導は悪くなり、金属端子板の温度が
低くて使い易い正特性サーミスタ発熱体を提供すること
ができる。
【図1】本発明の一実施の形態による正特性サーミスタ
発熱体を示す斜視図
発熱体を示す斜視図
【図2】従来の正特性サーミスタ発熱体を示す斜視図
【図3】従来の他の正特性サーミスタ発熱体を示す斜視
図
図
【図4】従来の他の正特性サーミスタ発熱体を示す斜視
図
図
11 L型放熱体 12 正特性サーミスタ 13 金属端子板 14 溶接点
Claims (1)
- 【請求項1】 両面に電極を施した正特性サーミスタ
と、薄い金属板を連続L型に折り曲げたL型放熱体に金
属端子板を溶接にて直接固着して構成された金属放熱体
からなり、上記正特性サーミスタの両電極に上記金属放
熱体を直接固着してなる正特性サーミスタ発熱体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8331764A JPH10172731A (ja) | 1996-12-12 | 1996-12-12 | 正特性サーミスタ発熱体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8331764A JPH10172731A (ja) | 1996-12-12 | 1996-12-12 | 正特性サーミスタ発熱体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10172731A true JPH10172731A (ja) | 1998-06-26 |
Family
ID=18247366
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8331764A Pending JPH10172731A (ja) | 1996-12-12 | 1996-12-12 | 正特性サーミスタ発熱体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10172731A (ja) |
-
1996
- 1996-12-12 JP JP8331764A patent/JPH10172731A/ja active Pending
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