JPH10173604A - 周波数変調装置 - Google Patents

周波数変調装置

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JPH10173604A
JPH10173604A JP8325740A JP32574096A JPH10173604A JP H10173604 A JPH10173604 A JP H10173604A JP 8325740 A JP8325740 A JP 8325740A JP 32574096 A JP32574096 A JP 32574096A JP H10173604 A JPH10173604 A JP H10173604A
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優 布施
Katsuyuki Fujito
克行 藤戸
Koji Kikushima
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体レーザの光周波数変調動作とヘテロダ
イン検波とを用いて生成したビート信号から振幅変動お
よび平均値変動を除去することである。 【解決手段】 周波数変調すべき電気信号は、第1およ
び第2の信号に2分岐される。FMレーザ102は、定
常状態では波長λ1 の光を発振し、入力する第1の信号
の振幅変化を、光強度変化および光周波数変化に変換し
た光信号を出力する。光検波部106は、上記光信号と
局発光源104から出力された波長λ0 の光とを入力
し、自乗検波特性により光信号の光強度変調成分を電流
振幅変化として変換・出力すると共に、入力した2つの
光の波長差Δλに相当する周波数においてビート信号を
生成・出力する。識別部110は、第2の信号を基にし
て作成された閾値を用いてビート信号を識別・パルス化
し、このパルス化されたビート信号は、LPF311に
より高周波成分を除去される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、周波数変調装置
(以下、FM変調装置と呼ぶ)に関し、より特定的に
は、光信号処理技術により、高周波かつ広帯域の周波数
変調信号を生成する周波数変調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体レーザの光周波数変調動作
および光ヘテロダイン検波を利用して周波数変調信号
(以下、FM変調信号と呼ぶ)を生成するFM変調装置
が研究開発されている。このFM変調装置により生成さ
れたFM変調信号は、通常の電気方式により生成された
ものよりも、大きな周波数偏移量を有し、かつ広い帯域
を有している。そのため、このFM変調装置は、CAT
V等で用いられるAM−FDM(振幅変調−周波数分割
多重)多チャンネル信号を一括してFM変調信号に変換
するものとして有望視されている。以下には、従来のF
M変調装置として、文献;K.Kikushima e
t.al.“150‐km Non‐Repeated
60‐Channel AM‐Video Tran
smission Employing Optica
l Heterodyne AM/FM Conver
ter”,ECOC’95,Th.L.3.1,Bru
ssels,1995」に記載されたものを採り上げて
説明する。
【0003】図4は、従来のFM変調装置の構成を示す
ブロック図である。図4において、FM変調装置は、信
号源101と、周波数変調用レーザ(以下、FMレーザ
と呼ぶ)102と、第1の光導波部103と、局発光源
104と、第2の光導波部105と、光検波部106と
を備えている。
【0004】上記のように構成されたFM変調装置にお
いて、信号源101はFM変調すべき元信号となる電気
信号を出力する。FMレーザ102は、例えば、半導体
レーザで構成され、注入電流一定の定常状態では波長λ
1 の光を発振する。しかし、FMレーザ102は、それ
への注入電流を振幅変調すると、その出力光強度が変調
されると共に、その発振波長(または光周波数)も変調
を受けるため、波長λ1 を中心とした光周波数変調信号
を出力する。第1の光導波部103は、FMレーザ10
2から出力された光周波数変調信号を導く。局発光源1
04は、FMレーザ102の発振波長λ1 と所定量△λ
だけ異なる波長λ0 の光を出力する。第2の光導波部1
05は、局発光源104からの無変調光を導く。第1お
よび第2の光導波部103および105によって導かれ
る2つの光は、共に光検波部106に入力される。
【0005】光検波部106は、自乗検波特性を有する
フォトダイオードなどで構成され、入力光の光強度変調
成分を電流振幅変調成分(以下、IM−DD成分と呼
ぶ)に変換して出力すると共に、異なる波長の2つの光
が入力された場合には、当該2つの光の波長差に相当す
る周波数にビート成分を発生する性質を有する(この動
作はヘテロダイン検波と呼ばれる)。したがって、光検
波部106は、FMレーザ102からの出力光信号と、
局発光源104からの出力光とを入力すると、2つの光
の波長差△λに相当する周波数においてビート信号を出
力する。
【0006】以上のようにして得られたビート信号は、
信号源101からの出力信号を元信号としたFM変調信
号であり、FMレーザ102と局発光源104に適当な
ものを使用することによって、一般の電気回路によるF
M変調装置では実現困難である数GHz以上の中心周波
数(搬送波周波数)および数100MHz以上の周波数
偏移量を有するFM変調信号を容易に生成することがで
きる。
【0007】しかしながら、上記のような従来のFM変
調装置で生成されたFM変調信号は、FMレーザ102
において発生する光強度変調成分のため、振幅変動およ
び平均値変動を有する。この振幅変動および平均値変動
は、FM変調信号の復調時に波形歪みが生じる要因とな
る。これを、以下に詳しく説明する。
【0008】図5は、図4に示すFM変調装置の各部に
おける信号のスペクトルと波形の関係を説明するための
模式図である。FMレーザ102から出力される光信号
が光周波数変調成分のみを有し、これがヘテロダイン検
波される場合、図5(a)に示すように、振幅変動およ
び平均値変動を有しない理想的なFM変調信号が生成さ
れる。つまり、理想的なFM変調信号のスペクトルは、
FMレーザ102と局発光源104との発振波長差(λ
1 −λ0 )に相当する周波数fc を中心に左右対称の形
状を示す。一方、上述したように、FMレーザ102か
ら出力される光信号が、光周波数変調と同時に光強度変
調(IM変調)も受けている場合、図5(b)に示すよ
うに、ヘテロダイン検波成分のスペクトル形状は左右非
対称となり、その波形は振幅変動(IM変調成分)を伴
う(以下、このような信号をFM+IM信号と呼ぶ)。
さらに、本FM変調装置では、光検波部106において
光強度変調成分が自乗検波された成分(IM−DD成
分)がFM+IM信号に重畳される。そのため、本FM
変調装置は、図5(c)に示すように、平均値(または
低周波成分)がIM−DD成分によって変動するような
FM+IM信号を、FM変調信号として出力することと
なる。
【0009】次に、本FM変調装置によって生成される
高周波・広帯域FM変調信号を復調するためのFM復調
回路について説明する。図6は、かかるFM復調回路の
代表的な構成を示すブロック図である。図6において、
FM復調回路は、識別部601と、遅延部602と、A
NDゲート603と、低域通過フィルタ(以下、LPF
と呼ぶ)604とを備えている。また、図中には、本F
M復調回路に理想的なFM変調信号(図5(a)参照)
が入力された場合における各部の信号波形も併せて示
す。識別部601は、例えば、ANDゲートなどの論理
素子で構成されており、入力されたFM変調信号を、一
定の閾値Vref を用いて識別を行い、パルス信号(論理
信号)に変換する(パルス化)。また、識別部601
は、パルス信号を2分岐して出力するために2つの出力
ポートを有しており、一方の出力ポートから出力された
パルス信号は、ANDゲート603に直接入力され、他
方の出力ポートから出力されたパルス信号は、遅延部6
02において所定の伝搬遅延量を与えられた後、AND
ゲート603に入力される。ANDゲート603は、入
力された2つのパルス信号の論理和信号を生成し、LP
F604は、前述した信号源101から出力される電気
信号の占有周波数帯域に対応した所定の低周波成分のみ
を通過させ、これによって、FM復調信号を得る。
【0010】以上のようにして得られたFM復調信号の
振幅変動成分は、FM変調信号の周波数変動成分に一意
に対応している。しかしながら、既に説明したように、
本FM変調装置では、理想的なFM変調信号を生成する
ことは不可能であり、振幅変動(IM変調成分)および
平均値変動(IM−DD成分)を伴ったFM変調信号
(図5(c)参照)が出力される。このため、図6に示
したFM復調回路のように、固定的な閾値Vref でFM
変調信号の識別を行う構成では、図7からも明らかなよ
うに、正確な識別は難しく、FM復調信号の波形に歪み
が生じる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、半導
体レーザの光周波数変調動作およびヘテロダイン検波を
利用してFM変調信号を生成する場合、半導体レーザか
らの出力光信号に光強度変動が同時に発生し、FM変調
信号には振幅変動および平均値変動が生じる。そのた
め、FM復調回路において、FM変調信号の正確な復調
を行うことができないという問題点があった。
【0012】それ故に、本発明の目的は、半導体レーザ
の光周波数変調動作およびヘテロダイン検波を利用して
生成したビート信号、すなわち広帯域FM変調信号の振
幅変動および平均値変動を除去する周波数変調装置を提
供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段および発明の効果】第1の
発明に係る周波数変調装置は、電気信号を出力する信号
源と、信号源から出力された電気信号を所定の位相関係
で第1の信号と第2の信号とに2分岐して出力する分岐
部と、入力電気信号が変化しない定常状態において波長
λ1 の光を発振し、入力電気信号の振幅の変化を、光強
度の振幅の変化に一意に変換すると共に光周波数の変化
に一意に変換する性質を有しており、第1の信号を光信
号に変換して出力する周波数変調用レーザ(以下、FM
レーザと呼ぶ)と、FMレーザからの出力光信号を導く
第1の光導波部と、FMレーザの発振波長λ1 と所定量
△λだけ異なる波長λ0 の光を出力する局発光源と、局
発光源からの出力光を導く第2の光導波部と、自乗検波
特性により、入力光の光強度変化を電流振幅変化として
変換すると共に、異なる波長の2つの光が入力された場
合には、当該2つの光の波長差に相当する周波数にビー
ト成分を発生する性質を有しており、第1の光導波部に
よって導かれたFMレーザからの出力光信号と、第2の
光導波部によって導かれた局発光源からの出力光とを入
力し、当該出力光信号と出力光との波長差△λに相当す
る周波数においてビート信号を出力する光検波部と、光
検波部から出力されるビート信号と、分岐部から出力さ
れる第2の信号とを入力し、入力した第2の信号の瞬時
レベルを閾値として、入力したビート信号をパルス化し
て出力する識別部とを備える。
【0014】FMレーザの注入電流を変調することによ
って光周波数変調信号を発生し、これをヘテロダイン検
波することによってFM変調信号を生成する際、FMレ
ーザから出力される光信号は、その光強度も同時に変調
を受ける。そのため、生成されたFM変調信号には、振
幅変動(IM変調成分)および平均値変動(IM−DD
成分)が生じ、これが復調時に波形歪みを発生させる。
そこで、上記第1の発明では、光検波部から出力された
ビート信号を、経時変化する閾値で識別(パルス化)す
る構成とし、この閾値としては、分岐部から出力される
第2の信号レベルを使用する。この第2の信号は、上記
振幅変動および平均値変動に対応して経時変化するた
め、これを閾値として、ビート信号を識別することによ
り、ビート信号の振幅変動および平均値変動を吸収して
正確にビート信号をパルス化する。つまり、本発明によ
れば、振幅変動および平均値変動が除去され、かつパル
ス化されたFM変調信号を生成する周波数変調装置を実
現することができる。
【0015】第2の発明は、第1の発明において、分岐
部が出力する第2の信号に、所定の利得または損失を与
え、当該第2の信号の振幅を調整する振幅調整部と、分
岐部が出力する第2の信号の伝搬遅延量を調整する遅延
調整部とをさらに備え、識別部からの出力信号における
パルス周波数変化と、ビート信号の周波数変化とが一致
するように、所定の利得または損失と、伝搬遅延量とが
設定されることを特徴とする。
【0016】上記第2の発明では、振幅調整部および遅
延調整部が、上記閾値として使用される第2の信号の振
幅および伝搬遅延量を最適に設定する。したがって、識
別部は、振幅変動および平均値変動を吸収し、さらに正
確にビート信号をパルス化する。これによって、振幅変
動および平均値変動が除去され、かつパルス化されたF
M変調信号を生成する周波数変調装置を実現することが
できる。
【0017】第3の発明は、第1または第2の発明にお
いて、識別部からの出力信号を入力し、所定の周波数以
下の低周波成分のみを通過させる低域通過フィルタをさ
らに備える。
【0018】上記第3の発明では、低域通過フィルタ
は、識別部におけるパルス化に際して発生した余分な高
周波成分を除去する。これによって、さらに理想的なF
M変調信号を生成する周波数変調装置を実現することが
できる。
【0019】第4の発明は、第1〜第3の発明におい
て、分岐部は、第1の信号と第2の信号とが同相関係に
なるように、入力した電気信号を2分岐し、遅延調整部
は、第1の信号が分岐部からFMレーザおよび光検波部
を経由して識別部に到達するまでの伝搬時間t1 と、第
2の信号が分岐部から振幅調整部および遅延調整部を経
由して識別部に到達するまでの伝搬時間t2 とが等しく
なるように、第2の信号に与える伝搬遅延量を調整し、
振幅調整部は、識別部に入力する第2の信号の瞬時レベ
ル変動量が、識別部に入力するビート信号の平均値変動
量に一致するように調整することを特徴とする。
【0020】上記第4の発明では、第1の信号と第2の
信号とが同相関係になるように分岐出力され、第1の信
号が分岐部からFMレーザおよび光検波部を経由して識
別部に到達するまでの伝搬時間t1 と、第2の信号が分
岐部から振幅調整部および遅延調整部を経由して識別部
に到達するまでの伝搬時間t2 が互いに等しくなるよう
に設定されていると共に、識別部に入力する第2の信号
の瞬時レベル変動が、識別部に入力するビート信号の平
均値変動に一致するように設定されることにより、振幅
変動および平均値変動を除去し復調歪みの少ない理想的
なFM変調信号を生成することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施形態
に係る周波数変調装置(以下、FM変調装置と呼ぶ)の
構成を示すブロック図である。図1において、FM変調
装置は、信号源101と、周波数変調用レーザ(以下、
FMレーザと呼ぶ)102と、第1の光導波部103
と、局発光源104と、第2の光導波部105と、光検
波部106と、分岐部107と、振幅調整部108と、
遅延調整部109と、識別部110を備えている。
【0022】図2は、図1に示すFM変調装置の各部に
おける信号の波形を説明するための模式図である。図2
(a)および(b)は、識別部110への入力信号の波
形および識別部110からの出力信号の波形を示してい
る。なお、図2(c)は、後述する第2の実施形態に係
るFM変調装置の動作を説明する際に必要となるもので
あるため、ここではその説明を省略する。
【0023】次に、図1に示すFM変調装置の動作を、
図2を用いて説明する。本FM変調装置において、信号
源101は周波数変調すべき元信号となる電気信号を出
力する。分岐部107は、信号源101から出力された
電気信号を2分岐し、その一方を第1の信号としてFM
レーザ102に、他方を第2の信号として出力する。F
Mレーザ102は、代表的には半導体レーザで構成さ
れ、注入電流一定の定常状態では波長λ1 の光を発振す
る。しかし、FMレーザ102は、第1の信号により注
入電流を振幅変調すると、その出力光強度が変調される
と共に、発振波長(または光周波数)も変調を受けるた
め、波長λ1 を中心とした光周波数変調信号を出力す
る。第1の光導波部103は、FMレーザ102から出
力された光周波数変調信号を光検波部106へと導く。
局発光源104は、FMレーザ102の発振波長λ1 と
所定量△λだけ異なる波長λ0 の光(無変調光)を出力
する。第2の光導波部105は、局発光源104からの
無変調光を光検波部106へと導く。第1および第2の
光導波部103および105によって導かれる2つの光
は、共に光検波部106に入力される。光検波部106
は、自乗検波特性を有するフォトダイオードなどで構成
され、ヘテロダイン検波により、FMレーザ102から
の出力光信号と局発光源104からの出力光とが入力さ
れると、それらのビート信号を出力する。このビート信
号は、2つの光の波長差△λに相当する周波数を有する
電気信号である。
【0024】振幅調整部108および遅延調整部109
は、分岐部107から出力された第2の信号の振幅およ
び伝搬遅延量を調整する(詳細は後述する)。識別部1
10は、光検波部106から出力されたビート信号に対
して、振幅調整部108と遅延調整部109によって振
幅および伝搬遅延量を調整された第2の信号の瞬時レベ
ルを、経時変化する閾値Vs として識別を行い(図2
(a)参照)、当該ビート信号をパルス化して出力する
(図2(b)参照)。
【0025】ここで、分岐部107から出力される第1
の信号と第2の信号の間の位相関係と、振幅調整部10
8および遅延調整部109によって第2の信号に与えら
れる利得(もしくは損失)および伝搬遅延量とは、識別
部110からの出力信号におけるパルス周波数変化と、
光検波部106から出力されるビート信号の周波数変化
とが一致するように設定される。つまり、分岐部107
は、第1の信号と第2の信号とを同相関係になるように
分岐する。また、遅延調整部109は、第1の信号が分
岐部107からFMレーザ102および光検波部106
を経由して識別部110に到達するまでの伝搬時間t1
と、第2の信号が分岐部107から振幅調整部108お
よび遅延調整部109を経由して識別部110に到達す
るまでの伝搬時間t2 とが等しくなるように、第2の信
号に与える伝搬遅延量を設定する。さらに、振幅調整部
108は、識別部110に入力する第2の信号の瞬時レ
ベル変動量と、識別部110に入力するビート信号の平
均値変動量とが一致するように、第2の信号の振幅を調
整する。
【0026】識別部110は、上記のように伝搬遅延量
および振幅を調整された第2の信号の瞬時レベルを閾値
Vs として、入力したビート信号を識別しパルス化す
る。そのため、識別部110は、振幅変動および平均値
変動(図2(a)参照)が除去され、かつパルス化され
たFM変調信号を出力することとなる。そのため、この
FM変調信号を復調して得られるFM復調信号に波形歪
みが生じない。
【0027】図3は、本発明の第2の実施形態に係るF
M変調装置の構成を示すブロック図である。図3におい
て、FM変調装置は、信号源101と、FMレーザ10
2と、第1の光導波部103と、局発光源104と、第
2の光導波部105と、光検波部106と、分岐部10
7と、振幅調整部108と、遅延調整部109と、識別
部110と、低域通過フィルタ(以下、LPFと呼ぶ)
311を備えている。図3に示すFM変調装置は、図1
に示すFM変調装置と比較して、LPF311を付加し
た点のみが異なる。それ以外の構成については、図1に
示すFM変調装置と同様であるため、相当する部分には
同一の参照番号を付し、その説明を省略する。また、前
述した図2(c)は、図3に示すFM変調装置のLPF
311からの出力信号の波形を説明するための図であ
る。
【0028】次に、図3に示すFM変調装置の動作を、
図2(c)を用いて説明する。なお、図3に示す周波数
変換装置の動作は、図1に示す周波数変換装置の動作と
比較して、以下に説明する点で異なる。それ以外の動作
は、第1の実施形態において述べたものと同様であるた
め、その説明を省略する。LPF311は、識別部11
0によってパルス化されたビート信号を入力し、パルス
化の際に発生した余分な高周波成分を除去することによ
って、より理想的な広帯域FM変調信号を出力する(図
2(c)参照)。
【0029】以上の第1および第2の実施形態では、振
幅調整部108および遅延調整部109は、分岐部10
7と識別部110との間(FMレーザ102および光検
波部106を経由しない側)に設置され、第2の信号の
振幅および伝搬遅延量を調整する構成とした。しかし、
適切なFMレーザ102、光検波部106あるいは適切
な分岐比を有する分岐部107を用いることによって第
2の信号の瞬時レベル変動量と、識別部110に入力す
るビート信号の平均値変動量とを一致させることがで
き、さらに、第1の光導波部103の長さを調節するこ
とによって上記伝搬遅延量を調整することができるの
で、振幅調整部108および遅延調整部109は、省略
される場合もある。また、振幅調整部108および遅延
調整部109は、必要に応じて、分岐部107とFMレ
ーザ102の間または光検波部106と識別部110の
間などに設けられ、第1の信号の振幅あるいは伝搬遅延
量を調整する構成も考えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るFM変調装置の
構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示すFM変調装置の各部における信号波
形を説明するための図である。
【図3】本発明の第2の実施形態に係るFM変調装置の
構成を示すブロック図である。
【図4】従来のFM変調装置の構成を示すブロック図で
ある。
【図5】図4に示すFM変調装置の各部における信号の
スペクトルと波形の関係を説明するための模式図であ
る。
【図6】図4に示すFM変調装置によって生成される広
帯域FM変調信号を復調するための代表的なFM復調回
路の構成を示すブロック図である。
【図7】図4に示すFM変調装置によって生成される広
帯域FM変調信号の有する振幅変動成分および平均値変
動成分が、FM復調動作に及ぼす影響を説明するための
図である。
【符号の説明】
101…信号源 102…周波数変調用レーザ(FMレーザ) 103…第1の光導波部 104…局発光源 105…第2の光導波部 106…光検波部 107…分岐部 108…振幅調整部 109…遅延調整部 110…識別部 311…低域通過フィルタ(LPF)
【手続補正書】
【提出日】平成9年11月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項3
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項4
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】次に、本FM変調装置によって生成される
高周波・広帯域FM変調信号を復調するためのFM復調
回路について説明する。図6は、かかるFM復調回路の
代表的な構成を示すブロック図である。図6において、
FM復調回路は、識別部601と、遅延部602と、A
NDゲート603と、低域通過フィルタ(以下、LPF
と呼ぶ)604とを備えている。また、図中には、本F
M復調回路に理想的なFM変調信号(図5(a)参照)
が入力された場合における各部の信号波形も併せて示
す。識別部601は、例えば、ANDゲートなどの論理
素子で構成されており、入力されたFM変調信号を、一
定の閾値Vref を用いて識別を行い、パルス信号(論理
信号)に変換する(パルス化)。また、識別部601
は、パルス信号を2分岐して出力するために2つの出力
ポートを有しており、一方の出力ポートから出力された
パルス信号は、ANDゲート603に直接入力され、他
方の出力ポートから出力されたパルス信号は、遅延部6
02において所定の伝搬遅延量を与えられた後、AND
ゲート603に入力される。ANDゲート603は、入
力された2つのパルス信号の論理積信号を生成し、LP
F604は、前述した信号源101から出力される電気
信号の占有周波数帯域に対応した所定の低周波成分のみ
を通過させ、これによって、FM復調信号を得る。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】第3の発明は、第2の発明において、前記
分岐部は、第1の信号と第2の信号とが同相関係になる
ように、入力した電気信号を2分岐し、前記遅延調整部
は、第1の信号が前記分岐部から前記FMレーザおよび
前記光検波部を経由して前記識別部に到達するまでの伝
搬時間t1 と、前記第2の信号が前記分岐部から前記振
幅調整部および遅延調整部を経由して前記識別部に到達
するまでの伝搬時間t2 とが等しくなるように、第2の
信号に与える伝搬遅延量を調整し、前記振幅調整部は、
前記識別部に入力する第2の信号のレベル変動量が、前
記識別部に入力する前記ビート信号の平均値変動量に一
致するように調整することを特徴とする。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】上記第3の発明では、第1の信号と第2の
信号とが同相関係になるように分岐出力され、第1の信
号が分岐部からFMレーザおよび光検波部を経由して識
別部に到達するまでの伝搬時間t1 と、第2の信号が分
岐部から振幅調整部および遅延調整部を経由して識別部
に到達するまでの伝搬時間t2 が互いに等しくなるよう
に設定されていると共に、識別部に入力する第2の信号
の瞬時レベル変動が、識別部に入力するビート信号の平
均値変動に一致するように設定されることにより、振幅
変動および平均値変動を除去し復調歪みの少ない理想的
なFM変調信号を生成することができる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】第4の発明は、第1〜第3のいずれかの発
明において、識別部からの出力信号を入力し、所定の周
波数以下の低周波成分のみを通過させる低域通過フィル
タをさらに備える。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】上記第4の発明では、低域通過フィルタ
は、識別部におけるパルス化に際して発生した余分な高
周波成分を除去する。これによって、さらに理想的なF
M変調信号を生成する周波数変調装置を実現することが
できる。 以上
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菊島 浩二 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気信号を出力する信号源と、 前記信号源から出力された電気信号を所定の位相関係で
    第1の信号と第2の信号とに2分岐して出力する分岐部
    と、 入力電気信号が変化しない定常状態において波長λ1 の
    光を発振し、入力電気信号の振幅の変化を、光強度の振
    幅の変化に一意に変換すると共に光周波数の変化に一意
    に変換する性質を有しており、前記第1の信号を光信号
    に変換して出力する周波数変調用レーザ(以下、FMレ
    ーザと呼ぶ)と、 前記FMレーザからの出力光信号を導く第1の光導波部
    と、 前記FMレーザの発振波長λ1 と所定量△λだけ異なる
    波長λ0 の光を出力する局発光源と、 前記局発光源からの出力光を導く第2の光導波部と、 自乗検波特性により、入力光の光強度変化を電流振幅変
    化として変換すると共に、異なる波長の2つの光が入力
    された場合には、当該2つの光の波長差に相当する周波
    数にビート成分を発生する性質を有しており、前記第1
    の光導波部によって導かれた前記FMレーザからの出力
    光信号と、前記第2の光導波部によって導かれた前記局
    発光源からの出力光とを入力し、当該出力光信号と出力
    光との波長差△λに相当する周波数においてビート信号
    を出力する光検波部と、 前記光検波部から出力されるビート信号と、前記分岐部
    から出力される第2の信号とを入力し、入力した第2の
    信号のレベルを閾値として、入力したビート信号をパル
    ス化して出力する識別部とを備える、周波数変調装置。
  2. 【請求項2】 前記分岐部が出力する第2の信号に、所
    定の利得または損失を与え、当該第2の信号の振幅を調
    整する振幅調整部と、 前記分岐部が出力する第2の信号の伝搬遅延量を調整す
    る遅延調整部とをさらに備え、 前記識別部からの出力信号におけるパルス周波数変化
    と、前記ビート信号の周波数変化とが一致するように、
    前記所定の利得または損失と、伝搬遅延量とが設定され
    ることを特徴とする、請求項1に記載の周波数変調装
    置。
  3. 【請求項3】 前記識別部からの出力信号を入力し、所
    定の周波数以下の低周波成分のみを通過させる低域通過
    フィルタをさらに備える、請求項1または2に記載の周
    波数変調装置。
  4. 【請求項4】 前記分岐部は、第1の信号と第2の信号
    とが同相関係になるように、入力した電気信号を2分岐
    し、 前記遅延調整部は、第1の信号が前記分岐部から前記F
    Mレーザおよび前記光検波部を経由して前記識別部に到
    達するまでの伝搬時間t1 と、前記第2の信号が前記分
    岐部から前記振幅調整部および遅延調整部を経由して前
    記識別部に到達するまでの伝搬時間t2 とが等しくなる
    ように、第2の信号に与える伝搬遅延量を調整し、 前記振幅調整部は、前記識別部に入力する第2の信号の
    レベル変動量が、前記識別部に入力する前記ビート信号
    の平均値変動量に一致するように調整することを特徴と
    する、請求項1〜3のいずれかに記載の周波数変調装
    置。
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