JPH10173681A - 代替ルート決定方法およびネットワーク用ノード - Google Patents

代替ルート決定方法およびネットワーク用ノード

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JPH10173681A
JPH10173681A JP34588997A JP34588997A JPH10173681A JP H10173681 A JPH10173681 A JP H10173681A JP 34588997 A JP34588997 A JP 34588997A JP 34588997 A JP34588997 A JP 34588997A JP H10173681 A JPH10173681 A JP H10173681A
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Mark Bentall
マーク・ベンタル
Charles Hargrave Turton Brian
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 故障後のネットワークにおける代替ルートを
選択する方法、そのネットワーク、及びそのネットワー
クのノードを提供する。 【解決手段】 ネットワークの復旧のために、複数の代
替ルートが決定される。代替ルートに沿ったノード間で
メッセージを伝達し、代替ルート中の各リンクの予備容
量を決定する。ネットワークの故障した部分の一方の選
択器ノードで構成される各代替ルートに対するリンク予
備容量のデータべースに基づき、代替ルートが選択され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は故障後のネットワー
クにおける代替ルートを提供する方法に関し、特にネッ
トワーク中で代替ルートを選ぶ方法、ネットワーク、お
よびネットワークのノードに関する。
【0002】
【従来の技術】メッシュ型ネットワークのようなネット
ワークにおいては、1つのノードと他のノードの間には
通信を行うことができるルートが多数ある。ルーティン
グアルゴリズムの多くの型は、最短ルートを見つけるこ
と、または、利用可能な容量を最大限に用いることが知
られている。ルーティング方法の特別な場合、または適
用は、故障が検出された後、ネットワークを復旧するた
めのものである。そのような故障は、ノードのリンクの
逸失の形、あるいはノードの逸失の形をとることもあ
る。ネットワーク復旧方法は予め計画されたもの、また
は適応的なものとに分類できる。予め計画された方法に
は、ネットワーク・トポロジの知識を要する。適応的方
法は、故障の周辺のネットワークのトポロジをリアルタ
イムで発見することを含む。これはノードでなんらかの
処理能力を用いることを含む。
【0003】従来の方法はノードで分配された処理を含
むこともあるし、あるいは遠隔処理手段によって中央集
中制御を含むこともある。
【0004】従来は、復旧方法の評価には3つの主なも
のがあった。まず、代替ルートを用いることで復旧す
る、故障したリンクの容量のパーセンテージが測定され
る。次に代替ルートの長さが測られる(より短いルート
が通常好まれる)。さらに、代替ルートを確認して確立
するための時間が測定される。
【0005】明らかに復旧方法の実行は、代替ルートに
予備容量がどれだけあるかに強く依存している。代替ル
ートの負荷が大きく、予備容量が少ししかなければ、代
替ルートがより多く必要とされ、代替ルートはより長く
なりがちである。
【0006】ある既知のアルゴリズム(グローバー・W
D著、「自己回復ネットワーク−k最短リンク用の分布
アルゴリズム−リアル・タイムネットワーク復旧中のア
プリケーションを有するマルティグラフのパス解除」、
アルバータ大学博士論文、1989年秋季号、第76頁
から第106頁)には、いかなるノードにおいてもネッ
トワーク・トポロジを知ることなくシーケンスを処理す
る完全分布k最短パスを開示している。この処理は図1
のステップ50からステップ55に示される。
【0007】図1のステップ50においては、リンク故
障が起きた場合、故障リンクの終端側で保護ノードを識
別する。ステップ51においては、各チャンネル毎に、
タンデムノードを介して保護ノード間にメッセージを送
信することによって予備パスを検索する。ステップ52
においては、メッセージが伝搬するにつれて、タンデム
ノードは容量を割り当てる。ステップ53においては、
ホップをカウントすることによって最短のルートを決定
する。ステップ54においては、各チャンネルの最短ル
ートに対してのみ、確認メッセージがタンデムノードを
介して返送され、タンデムノードは割り当てられている
が確認されていない容量を解放する。ステップ55にお
いては、どのチャンネルに対してもルートが見つから
ず、確認メッセージの返送がない場合、処理を繰り返
す。
【0008】図2は処理に含まれるノードの配置を示す
概略図である。図2は比較的簡単な装置を示している。
実際問題、壊れたリンクのまわりには多くのノードがあ
る。
【0009】リンク故障が生じると、2つの保護ノード
が故障したリンクの終端に割り当てられる。2つの保護
ノードは固有の識別ノード番号を、送信器63と選択器
64に送る。送信器は故障したチャネルごとに、送信器
から選択器へ伝播するあふれ箇所を作り、利用可能な予
備のパスを捜す。タンデムノード65として知られる検
索伝播に含まれるノードは、あふれ例に予備のチャネル
を割り当て、あふれ例が使われるホップ数のカウントを
増やすようにする。選択器があふれ例を受けると、選択
器はホップカウントを読み、最短ルートを識別する。最
短ルートが識別されると、タンデムノードによって割り
当てられる容量は、識別された最短ノード上にない場合
は廃棄される。故障したリンクを用いるチャネルごと
に、同じ方法が実施される。
【0010】この他に、複数候補選択器の概念を含む基
礎的なアルゴリズムの変形も提案されている。それは、
小峰等による「輸送ネットワークの複数のリンクとノー
ド故障用の分布復旧アルゴリズム」(IEEE Glo
becom 1990のプロシーディング、第459頁
から第463頁)に示されている。さらに「復旧メッセ
ージ移送メカニズムと2重検索自己修復ATMネットワ
ークの復旧特性」(IEEEジャーナル第12巻、19
94年1月、通信における選択領域、第149頁から第
157頁)において2重検索が開示されている。送信器
と選択器は互いに相手の役割を果たし、両方向の検索を
可能にする。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、そのような方
法は、多くのチャネルがあるときは、多数の件について
検索することになりかねない。送信器と選択器間で一つ
の検索項だけを用いることは、河村等による「ATMネ
ットワークの仮想パス概念を利用する自己修復技術」
(日本における電子と通信、第1部、第75巻、第4
号、1992年、第86頁から第96頁)によって知ら
れている。しかし、この方法は、チャネルベースで、チ
ャネルのグループの容量に関する情報を得ている検索項
を含む。繰り返して言えば、チャネルが多数あるところ
では、あふれ例も大きく複雑になる。
【0012】上述した全ての方法に関しては、各タンデ
ムノードによって割り当てられ識別された予備容量やチ
ャネルベースによって、例えばATMシステムにおける
各仮想パス(VP)に対して、第1仮想パスは、最短ル
ートが確認されるまで、代替ルートの広い領域に予備容
量を一時的に割当ててもよい。このような一時的な割当
ては、後続する仮想パスをブロックすることもあるし、
または非常に長いルートを強いて捜させることもある。
したがって、このような復旧方法の機能は貧弱となるこ
ともあり、特に負荷が重く予備容量もほとんどない広域
電話通信ネットワークのようなネットワーク上では、特
にそうである。
【0013】隣接リンクまたはノード上の故障の100
%復旧を要求された予備容量の最小量を計算するため
に、ネットワーク構成または設計段階で複雑な最大フロ
ー・アルゴリズムを用いることもまた知られている。こ
れらは復旧アルゴリズムの実施試験を可能にして、それ
らがどのくらい最適の復旧に近づいているかが分かる。
本当のネットワークは、100%の復旧が可能でないほ
どしばしば負荷が重いため、これは非現実的である。し
たがって、このような重い負荷のネットワークにより適
しているアルゴリズムが必要となる。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は改善された方法
とシステムを提供するものである。本発明の第1発明に
よれば、複数のノード、ノード間のリンクを有するネッ
トワークの一部が故障した後、ネットワーク中のノード
間で通信を行うための代替ルートを決定する方法におい
て:故障した部分のまわりに複数の代替ルートを決定
し、代替ルートに沿ってメッセージをノード間で伝達
し、上記代替ルート中の各リンクの予備容量を決定し、
少なくとも決定されたリンク予備容量に基づいて、上記
の可能な代替ルートからの通信に対して、1つの代替ル
ートを選択するように構成される。
【0015】本発明の第2の発明による代替ルート決定
方法は、少なくとも1つのノードを選択器ノードとして
選択し、決定された予備容量に関する情報を選択器ノー
ドへ伝達するステップをさらに含み、その1つの代替ル
ートを選択するステップは選択器ノードが行うように構
成される。。ここで、選択器ノードで代替ルートを選択
することは、復旧プロセスが分布することを意味する。
【0016】本発明の第3の発明による代替ルート決定
方法は、選択器を用いて、始めに決定されたリンク予備
容量および第1の代替ルートによって占められている容
量に基づいて、通信をするための代替ルートを選択する
ステップをさらに含むように構成される。
【0017】本発明の第4の発明による代替ルート決定
方法は、選択されたルートによって使用される各リンク
の予備容量の少なくとも1部を選択したルートに割り当
てるステップをさらに含むように構成される。
【0018】本発明の第5の発明による代替ルート決定
方法は、代替ルートが故障した部分の近隣のノードを使
ったかどうか決定するステップをさらに含み、その選択
ステップは、故障部分の近隣で使用される決定されたノ
ード数に基づいて行われるように構成される。
【0019】本発明の第6の発明による代替ルート決定
方法は、ルートが仮想パスを含むように構成される。
【0020】本発明の第7の発明による代替ルート決定
方法は、故障部位の一方において送信器ノードを選択
し、そこからメッセージが送信され、故障部位の他方に
おいて選択器ノードを選択し、メッセージを受信するス
テップをさらに含み、決定された予備容量に関する情報
は選択器ノードに保存され、選択されたステップは選択
器ノードによって実行されるように構成される。
【0021】本発明の第8の発明による代替ルート決定
方法は、選択器ノードは、故障する前に通信に用いられ
たオリジナルルート上のノードの一つであるように構成
される。
【0022】本発明の第9の発明による代替ルート決定
方法は、オリジナルルート上で、故障した部分から少な
くとも1つの候補選択器ノードが識別され、メッセージ
は候補選択器にも送信され、選択器を通過していない代
替ルートを決定するように構成される。
【0023】本発明の第10の発明による代替ルート決
定方法は、選択された代替ルートを変化させ、最適化さ
せるステップを含むように構成される。
【0024】本発明の第11の発明による代替ルート決
定方法は、選択した代替ルートを変更しそれを最適化す
るステップをさらに含むように構成される。
【0025】本発明の第12の発明による代替ルート決
定方法は、最適化のステップは選択された代替ルート長
を減少させるステップを含むように構成される。
【0026】本発明の第13の発明による代替ルート決
定方法は、最適化のステップは、故障した部分の近隣の
ノードを用いないようにするステップを含むように構成
される。
【0027】本発明の第14の発明による代替ルート決
定方法は、代替ルートの1つの予備容量の1部を第1の
通信に割り当て、始めに決定された予備容量と既に割り
当てられた予備容量に基づいて、残りの予備容量を同時
に発生する他の通信に割り当てるステップを含み、複数
の通信を同時に行うための代替ルートを提供するように
構成される。
【0028】本発明の第15の発明による代替ルート決
定方法は、選択された代替ルートを通信用に用いるステ
ップをさらに含むように構成される。
【0029】本発明の第16の発明による代替ルート供
給方法は、複数のノードおよびノード間のリンクから構
成されるネットワークの一部に複数の通信に影響がでる
故障が起きた後、ネットワークのノード間で同時に発生
する複数の通信を行うために代替ルートを供給する方法
において:ルートのが故障を決定し、故障した部分の周
りの代替ルートを決定し、故障した部分の近隣のノード
の少なくとも1つを選択器ノードとして選択し、代替ル
ート上の予備容量を決定し、選択器ノードを用いて、代
替ルート上で決定された予備容量を複数の同時発生する
通信への割り当てを制御するステップを含むように構成
される。
【0030】本発明の第17の発明によるネットワーク
は、ノードを介してネットワーク上で設定されたルート
に沿って情報を伝達するために、ノードを接続する複数
のノードとリンクを含むネットワークにおいて:ネット
ワークの1部が故障した場合、複数の代替ルートを決定
する手段と、代替ルートの沿ってメッセージを伝達し、
代替ルート中の各リンクの予備容量を決定する手段と、
決定されたリンク予備容量に基づいて、代替ルートの1
つを選択する手段とを含むように構成される。
【0031】本発明の第18の発明によるネットワーク
用ノードは、リンクで相互接続された複数のノードから
なり、ネットワーク上に設定されたルートに沿って情報
を伝達するネットワーク用ノードにおいて:ネットワー
クの1部が故障した場合、複数の代替ルートを決定する
手段と、代替ルートの沿ってメッセージを伝達し、代替
ルート中の各リンクの予備容量を決定する手段と、各リ
ンクの予備容量に関した情報を受信し、その受信した情
報に基づいて、代替ルートの少なくとも1つを選択する
手段とを含むように構成される。
【0032】
【発明の実施の形態】図2はネットワークの構成を示す
図である。図2において、終端ノード61から終端ノー
ド62の代替ルートは、送信器ノード63、タンデムノ
ード65,および選択器ノード64を介してもよい。
【0033】図3は本発明の一実施の形態を示す概略図
である。メッセージは代替ルートに沿って送られ、ステ
ップ100で、ネットワーク破壊部分周辺における代替
ルートの各リンクの予備容量を決定する。このようにし
て、代替ルートはローカルベースで確認され、予備的計
画、検索を集中制御、または代替ルートの計算が必要で
なくなる。ステップ101は、リンクの予備容量を基礎
として可能な代替ルートのうちの1つを選択する。ステ
ップ102で、選ばれた代替ルートを用いて通信が続け
られる。
【0034】図4は、本発明の他の側面を示す図であ
る。ステップ110において、パスの故障が決定され
る。ステップ111において、代替ルートが決定され
る。ステップ112では、選択器ノード64が、図2に
示されるように、故障近傍で選択される。ステップ11
3では、代替ルート各々の予備容量が決定される。
【0035】最後にステップ114では、代替ルートの
うちの1つ以上が選ばれ、この選ばれた代替ルート上の
予備容量の割当ては、選択器ノード64によって制御さ
れる。図1の先行技術と比較すると、代替ルート上の予
備容量の割当て上で、予備容量の割り当ては選択器ノー
ドによって局所的に中央制御されれ、これによって、よ
り効率的な割当てが可能になり、タンデムノードによっ
て一時的な割当てが引き起こす障害を避けることができ
る。
【0036】ネットワークのノードの説明 図5は、上述の方法において用いられるノードを示す概
略図である。各ノード70は終端ノード61と62の機
能を実行できることが好ましく、通信をネットワークで
使用されるプロトコルに変換するネットワーク終端装置
を含んでもよい。使用されるネットワーク・プロトコル
のタイプに適した装置は当業者によって実現可能である
ため、このような終端ノードの機能は詳細には説明され
ていない。図5のノード70もまた、送信器ノード6
3、選択器ノード64、およびタンデムノード65の機
能を実施できることが好ましい。これらの機能は、ノー
ド70中の復旧機能73で行われる。リンク間の通信を
切り替える機能は、切り替え機能71によって実行され
る。切り替え機能はルート機能72によって制御され、
局所的に保持されたデータベース74を参照する。管理
機能とメンテナンス機能(OAM)はOAM75で行わ
れる。
【0037】実際上、切り替え機能71は、専用のハー
ドウェアによって実行され、動作速度を最大にする。ル
ーティング、復旧機能、OAM機能は、1つの従来のプ
ロセッサで実行されてもよいし、複数の従来のプロセッ
サで実行されてもよい。
【0038】本発明はSONETに基づく光ハイアラー
キ輸送ネットワークに適用されてもよいが、特にATM
ネットワークまたはフレーム・リレー・ネットワークへ
の適用において有利である。これらの後者の2つのタイ
プは、フレーム・リレーの場合には、仮想回路を有する
セル志向であり、仮想接続(VC)と呼ばれる仮想パス
(VP)とVPのグループは終端ノード間に設定され、
それによって、所定の通信または通信部分の全てのパケ
ットは、同じルートに沿って通過する。通信が電話を含
むときには、仮想パスは、呼の始めに、呼の間の仮想パ
スに沿って通過するセルを両方向に設定する。呼の終わ
りに、仮想パスは取り壊される。このようにリンク上で
は、いつでも多くの仮想パスが確立される。
【0039】図5におけるノード70の切り替え機能7
1は、ノードに到着した各ATMセルから、仮想パス識
別子を読む。切り替え機能は、ルーティング機能72を
介して、データベース・セクション74に保持されたル
ーティング・テーブルを参照する。ルーティングテーブ
ルは、どのリンクが適当な仮想パスによって用いられる
かを指示し、そのリンクにパケットを送る。
【0040】次にルーティング機能について、図6を用
いて説明する。着信セルについては、ステップ81で、
セルの宛先が決定される。ステップ82で、セル中のV
PI(仮想パスインジケータ)またはセルの宛先のイン
ジケータに従って、パスルーティング機能は復旧プロセ
スにセルを送る。ステップ83で、一方、前述のよう
に、ルーティングテーブルに従って他のリンク上へセル
を送る。セルが復旧したパスに属していれば、ステップ
84で示すようにバッファされる。セルがノード上で動
いているアプリケーションまたはOAM機能に用いられ
るなら、ステップ85においてノード内でルーティング
される。
【0041】ステップ90において、発信セルは、ルー
ティングテーブルから宛先ノードを決定することによっ
て、ルーティング機能によって扱われる。ルーティング
テーブルの内容に従って、セルは所定のリンク上の前方
送信用の切り替え機能91の適当な部分に送られる。
【0042】図5に示されたデータベース74につい
て、図7を用いて説明する。パスルーティングテーブル
120は、確立された仮想パスのトラックを保存する。
全ての宛先用のルーティングテーブルには、同じく12
0が用いられる。ルーティング機能はノードの通常動作
において、これらのテーブルを使用する。
【0043】ノードが選択器として機能しているとき、
特に復旧目的で、復旧機能に用いられる他の2つのデー
タベース122と123が示される。まず代替ルートデ
ータベースが、送信器によって送信されたメッセージに
よって検索された各代替ルートへのエントリにより保持
される。各エントリはルート上のノード数に関して、所
定の代替ルート用のホップカウントを少なくとも1つは
含む。さらに故障した部分からのノードの距離の指示を
記録する。各々の代替ルートの各々に対する「点数(ス
コア)」について、図8を用いてより詳細に説明する。
【0044】代替ルートの他のパラメータが記録され、
ストアされ、選択器が故障したパス周辺の最適な代替ル
ートを選ぶのを助ける。
【0045】図8は復旧機能73の概略図である。一般
的にOAM(管理機能とメンテナンス)機能は、ノード
周辺のリンク状態を監視し、リンクが故障したかどうか
を決定する。したがって、復旧機能はステップ130
で、OAMから警報指示を受領する。故障したリンクま
たは故障部分のどちらかのノードが警報を発し、復旧を
始める。故障部分の各側のノードは、保護ノードと呼ば
れる。各ノードはパスルーティングテーブル120を維
持するため、保護ノードは故障リンクを用いる仮想パス
に気づく。
【0046】次のステップは、図8のステップ131で
示されるように、保護ノードの一対のうちどちらが送信
器であるべきか、どちらが選択器であるべきかを決定す
る。各保護ノードは、他の保護ノードのノードIDを知
っているので、送信器/選択器選択は、ノードIDを参
照することによってなされる。例えば、より高いノード
IDを選択器とすることもできる。この点では、代替ル
ートは見つけられず、決定は独立に行われる。残りの動
作中のリンク上のより少ない予備容量を持つノードを、
選択器ノードとして選択をすることはメリットがある。
これは、復旧にとっての最悪のボトルネックは、送信器
または選択器への最終的なホップである可能性が高いた
めである。図14と図15を用いて以下に説明されるよ
うに、選択器が候補者選択器を用いてバイパスされるの
で、送信器周辺のボトルネックが送信器と選択器の適当
な選択によって減らされるなら、総体的に、復旧機能は
より良く実行される。
【0047】図8に示されるように次のステップは、送
信器か選択器の機能を適当に実施すること、すなわち、
図8のステップ132、133,134に示されるよう
に、候補者選択器かタンデムノードの機能を実施するこ
とである。
【0048】選択器ノード機能の説明 図9を用いて、選択器ノードの基礎的な機能の概要を説
明する。選択器ノードはステップ140で、送信器から
タンデムノードを介して多くの検索メッセージを受け
る。メッセージのあふれ例は、送信器と選択器間の全て
の予備容量を検索するが、前の方法と違って、容量を特
定のパスに割り当てることはしない。ステップ141で
選択器ノードは、少くとも各ルートのホップカウント
と、ルート上の各リンクの予備容量と、選択器が故障リ
ンクによって影響される各仮想パスに最適な代替ルート
を選ぶのを援助する他のパラメータを含む、代替ルート
のデータベースを構築する。影響を受けた仮想パスを復
旧するため、最初の完全なパスが到着するとすぐに、選
択器は容量の割り当てを開始する。割り当ては、使用さ
れる特別な割り当てアルゴリズムによる。予備容量の使
用効率に関する異なる結果から、様々な種類の割り当て
アルゴリズムが考えられる。送信器からあふれメッセー
ジを受けることによって容量が確認されるとすぐに、簡
単なFCFS(先入り先出し)アルゴリズムは仮想パス
を、ランダムに予備容量に割り当てる。
【0049】選択器は図9のステップ142で、メッセ
ージを送信器に送り返すことによってパスにとって十分
な容量を持つ各パスの最短ルートを確認する。代替ルー
トのデータベースはステップ143で、他の仮想パスに
利用できる減少した予備容量を反映するように修正され
る。選択器はステップ144に示すように、すべてが復
旧されるか、すべての残りの仮想パスが代替ルート上の
予備容量不足によってブロックされるまで、影響された
仮想パスのリストを通して続ける。
【0050】ステップ145で、選択器ノードは、全て
のノードに放送し、復旧プロセスのためにまだ取ってあ
る予備容量を廃棄する。影響されたすべての仮想パスが
回復するために、このようなことがただ一度だけ起こ
る。
【0051】リンクの故障が続く間、設定される新しい
仮想パスは、故障部分を避けるために再ルーティングさ
れる。これは、通常、あふれメッセージによって識別さ
れた代替ルートを用いる復旧プロセスの部分としてでは
なく実行されるが、故障部分近傍およびおそらくはそれ
より広い領域で、ノードのルーティングテーブルを変え
ることによって実行される。
【0052】他の可能な指定または割り当てアルゴリズ
ムには、ループ消去を含んだFCFS(先入り先出
し)、そしてループ消去および遅延を含んだFCFSが
ある。ループ消去に関しては、図19および図22を用
いて後で詳細に説明する。簡単に述べれば、容量を割り
当てる前に(または割り当てた後に)、パスがそれ自身
と交わる交点を識別するために、メッセージがパスに沿
って送信される。これは、パスが3つの部分、すなわ
ち、故障部分の前と後に位置する仮想パスのオリジナル
部分、そして故障した部位の周囲の、2つの壊れた部分
をつなぐ第3のバイパス部分を有している場合は複雑に
なる。ループ消去メッセージは、交点でループをバイパ
スし、バイパスしたループを通過し、ループ中の各リン
クの容量を廃棄しても良い。最後に、ループ消去メッセ
ージを選択器に返し、廃棄された容量を他の仮想パスに
おいて復旧のために使えるよう、廃棄された容量を知ら
せる。
【0053】ループ消去の効果を増強するには、遅延が
あった場合、現在のホップカウントよりも少ないホップ
カウントを有する他の復旧パスは、一定期間閉鎖され
る。現在の復旧パス長より長いまたは同じ長さの復旧さ
れたパスからすべてのループが消去された場合、現在の
最も短いパスのホップカウントは少なくされる。すべて
のループ消去メッセージが返送されるのに十分な遅延が
あれば、割り当てアルゴリズムは最短ループフリー復旧
パスにおいて継続される。ループ消去処理に用いられる
最大遅延は見積もることができ、ループ消去が失敗した
場合に正確なタイムアウト値が与えられる。これによっ
て、メッセージはが変形したり、失われた場合でも、フ
ェールセーフ動作をさせることができる。
【0054】タンデムノード動作の説明 図10において、ステップ149において、送信器から
のあふれメッセージを受信して初めて、タンデムノード
は故障した部位を知らされる。ステップ150におい
て、メッセージがすでにタンデムノードを通っていたら
廃棄される。各ノードから各出力リンクへ通過するあふ
れメッセージの特徴として、ループを巡り、同じタンデ
ムノードに戻ってくるメッセージもある。そのようなメ
ッセージを廃棄するために、各メッセージは通過したノ
ードを記録する。一方、ノードは、どのあふれメッセー
ジを見て、通過させたかを記憶してもよい。
【0055】ステップ151において、タンデムノード
はそのリンクの予備容量に関する情報をメッセージに付
加する。ステップ152において、メッセージに含まれ
るホップカウントを1つ歩進する。ステップ153に示
すように、ある点でタンデムノードはこの復旧処理用に
すべての予備容量を取っておく。各あふれメッセージ
は、ネットワークの同じ領域で複数の故障が起きた場合
のために、どの復旧処理に関係しているか示すインジケ
ータを有している。以下に説明するように、予備容量は
複数の復旧処理間で共用されることもある。ノードは特
定の復旧処理に用いられる予備容量の量を記録し、同じ
復旧プロセスに属する他のメッセージに同量の予備容量
が与えられるようにする。
【0056】ステップ152において、あふれメッセー
ジは、ホップカウントが一定の閾値を越えない限り、タ
ンデムノードによって他のすべてのリンク上に放送され
る。このようにホップカウントに制限を与えることによ
って、あふれメッセージ幅を制限することができ、ネッ
トワークを妨害しないようにする。このホップカウント
の制限は、代替ルートの望ましい長さに従って選択でき
る。
【0057】ステップ155において、タンデムノード
は選択器からの確認を待ち、確認を受け取ったときにだ
け、仮想パスが必要な分だけ予備容量を割り当てる。
【0058】割り当てる容量がない場合にも、タンデム
ノードはこれを記録して放送されたあふれメッセージで
伝達し、選択器ノード中のデータベースに予備容量不足
が反映されるようにする。
【0059】送信器ノード動作の説明 図11において、送信器ノードの機能が示されている。
ステップ160において、仮想パスを隣接したノードに
設置する。仮想パスにおけるルートの故障はステップ1
61で検出される。ステップ162において、送信器は
代替ルートを見つけるためにすべての隣接したノードを
介して選択器へメッセージを送り、これら代替ルートの
リンク上にある予備容量に関する情報をこの選択器ノー
ドへ伝達する。ステップ163において、ルート確認が
選択器ノードから受信された時にのみ、送信器がルーテ
ィングテーブルを変更することによって、選択されたル
ートに沿って仮想パスを再ルーチングする。送信器中の
ルーティングテーブルも書き換えられ、後続の仮想パス
は、故障した部位から離れたところで設置される。選択
器のように、送信器も、それまで故障したリンクが送信
していた宛先のルーティングテーブルを修正するよう他
のノードに知らせ、後続の仮想パスが故障部分とならな
いようにすることもできる。
【0060】複数リンクの故障について すべての予備容量はその復旧場所に割り当てられるの
で、このアルゴリズムでは複数のリンク故障を処理する
のは複雑となる。一つの処理がある場合は、すべての容
量が一つの処理に割り当てられるべきである。しかしな
がら、複数の処理が同時に、または別の時に行われて
も、デッドロックは避けなければならない。
【0061】2つ以上の故障が起きた場合、利用できる
予備容量の量が復旧アルゴリズムを制限する。他の復旧
作業を行っていると検出された場合には、一定期間後、
復旧した部分を再試行する機能があるとよいとされてい
る。この処理が終了した段階で再び復旧検索を行うこと
ができるが、アルゴリズムが初期の復旧検索を試みる妨
げにはならない。
【0062】2つのアルゴリズムが同時に開始した場
合、双方のアルゴリズムを引き戻し、故障部位間で容量
を分割して復旧を行うか、片方が復旧を終了させるまで
もう一方を後戻りさせるような機能があるとよい。第1
の方法では、2つのアルゴリズムが、タンデムノードを
制限する別々のあふれ検索を行い、予備容量の一組の部
分を各アルゴリズムに割り当てることができる。第2の
方法では、遅延した復旧作業にかかる時間を増やすこと
ができる。
【0063】ノードの故障 ノードの故障を処理する第1のステップでは、隣接ノー
ドに対して、リンクの故障ではなく、ノードの故障であ
ると決定する。この処理は、フジイ H.およびヨシカ
イ N.等の「復旧メッセージ転送メカニズムおよびダ
ブルサーチ自己治癒ネットワークの特徴」、IEEE
J.セレクト.エリアズ通信、Vol.12、第1号、
第149頁〜第157頁、1994年1月号、により詳
細に記載されている。一旦、故障がノードで起きたとノ
ードが認識したときに、どのVPが「エンド・ホップ」
ノードを宛先としているか決定するのに十分な情報をノ
ードが含んでいることが望ましい。「第2の」という言
葉は、2ホップ前、または2(先入り先出し)ホップ後
ろのノードを指す。保護ノード間に幾つかの送信器/選
択器箇所を設け、全てのノードがお互い1つの送信器/
選択器箇所を有するようにするのは都合がよい。これは
以下に説明する方法で実行可能である。以下の説明中、
故障したノードは容疑ノードと呼ぶ。
【0064】保護ノードは、容疑ノードが動作不可能で
あると認識したら、他の保護ノード、すなわち、そのノ
ードの第2のホップテーブル・エントリ中の他の全ての
ノードに指示を出す。各ノードは、ノードIDに対して
「保護ノード・シーケンスリスト」中に相対的な位置を
占めている。このシーケンスは、最も高いIDを有する
保護ノードが第1のノードになり、最も低いIDを有す
るノードを最後のノードとなる。例えば、保護ノード・
シーケンスリストが、図12に示すようにC,D,H,
Lであるとすると、各保護ノードはそのシーケンスリス
ト中でより低い他の保護ノードに対する送信器状態を有
している。同様に、各保護ノードはシーケンスリスト中
でより高い他の各ノードに対する選択器状態を有してい
る。この例では、表1において送信器/選択器状態が示
されている。
【0065】
【表1】
【0066】従って、すべての送信器状態は、この表中
に各選択状態にあふれ検索例を作成する。検索の間、各
タンデムノードは送信器/選択器の組の数に対して、容
量の部分を確保する。この情報は検索メッセージ中に保
管され、式1によって示される。
【0067】
【数1】
【0068】ここでは、Nは保護ノードの数である。容
量を確認し、ループ消去を行う処理は、以上に述べた通
りである。図13は、各送信器/選択器対に対する様々
な復旧処理に対して、管理ノードがどのように選択器お
よび送信器として動作できるかを示したものであり、た
とえば、保護ノード「H」171の場合について図示し
たものである。
【0069】図13において、送信器状態をノード
「L」にし、選択器状態をノード「CおよびD」にし、
メッセージを検索し、タンデムノードに各送信器および
選択器の組に予備容量の一部を予約する要求を放送す
る。
【0070】候補選択器 図14に示されているように、選択ノード64の周りの
ボトルネックを防ぐため、一部の機能は、候補選択ノー
ド180に委任される。選択された他のパスは、選択ノ
ードをバイパスする。その動作は図15で説明する。図
15は候補選択ノードを説明するためにフローチャート
である。図15のステップ181において、選択ノード
64は送信器からあふれメッセージをタンデムノードを
介して受信する。ステップ182において、このような
候補選択器の終端、または故障した部分をバイパス・パ
スを示すメッセージは主選択器64へ送られる。
【0071】ステップ183において、候補選択器は、
選択器から確認を受信し、送信器へパスバックを戻す。
ステップ184において、候補選択器は、主選択器から
送信器への要求の確認を受領し、バイパス・パスおよび
もとの故障したパスを接続する。最後に、ステップ18
5において、確認は選択器に送信され、主選択器・候補
選択器間の古いパスは破棄され、他の復旧パス用に使え
るようにする。
【0072】候補選択器によって避けられたボトルネッ
クは、カットセットを用いて説明する。カットセットと
は2つのリンクでり、除去されたとき、グラフを2つに
分割する。復旧処理において、ループ消去がネットワー
クで行われない場合、最小限の容量を有する送信器と選
択器を分離するカットセットは、制限要素(最小カット
セット)となる。最小のカットセットは、1ホップ中
に、保護ノードの周りに最小カットセット容量を有して
存在することが多い。どちらの保存ノードを主選択器に
してもよいことを考えると、最小カットセット容量を有
するノードを主選択器として選択し、候補選択器を主選
択器に割り当てることによって、最小カットセットは増
加する。復旧処理の間、主選択器は復旧に関する情報の
データベースを保持する。
【0073】候補選択器の概念は、従来の方法と比べ、
送信器が各候補選択器と主選択器の間に、1つのあふれ
例を作る点が異なる。これを行うには、送信器がすべて
の第2ホップノードのノード識別が要求される。すべて
の検索例に対して、タンデムノードは選択器(候補、ま
たは主)に同じ予備容量を通報する。候補選択器は自分
宛のメッセージを受信すると、受信した情報を主選択器
に通報する。データベースから、主選択器は、その候補
選択器を通過する故障したVPと、その復旧に用いるこ
とのできる予備容量の量を識別する。主選択器は候補選
択器に復旧処理があったら知らせる。この処理が終了し
たら、候補選択器がループ消去を開始し、破棄された容
量を選択器に知らせる。
【0074】選択器が最小数の隣接するノードを有する
よう選択された場合、候補選択器の概念は、一番起こり
やすそうな最小カットセットを消去する。原理的には、
送信器側でも同じ概念が予見できる。
【0075】最適化 図16は、復旧容量が最適化によってどのように向上す
るか示すフローチャートである。図16において、ステ
ップ190において、復旧ルートを選択した後、ステッ
プ191において、できるだけ早く現存する仮想パスを
復旧するため、容量が割り当てられる。ステップ192
において、ルートが最適化されているかどうか決定す
る。最適化されている場合は、ルートを変更し、ステッ
プ194で、用いられていない容量を破棄する。
【0076】以上で述べたように、適当な割り当てアル
ゴリズムを選択することによって、容量が割り当てられ
る前に最適化を行うこともできる。以下に述べる最適化
方法は、容量の割り当て前でも、後でも使用できる。
【0077】図17は、ルートを最適化する3つのオプ
ションを示す図である。図18において説明されるよう
に、ステップ200で、故障した部位からの距離を評価
し、対的な点数が各ルートに与えられる。ステップ20
1で、相非ループパス長減少を行ってもよく、これは図
23を用いて後で説明する。ステップ202で、ループ
消去され、これは図19〜22を用いて説明する。
【0078】故障したパスからの距離の評価 点数システムの概念は、故障部位に最も近い輻輳したリ
ンクから復旧パスを離すことである。そのような技術
は、復旧量を増加させるかもしれないが、もっと長いパ
スを用いる。このパスはすでに存在するが、復旧処理に
対しては関係がないため、「サイレントパス」と呼ばれ
る。
【0079】図18はサイレントパスと現在復旧された
パスと差違を示す。このようなサイレントパスを評価す
るために、各サイレントパスは故障したリンクからの距
離に基づいた点数が与えられる。最適パスはその点数に
基づいて他のパラメータと共に選択される。
【0080】距離点数決定 最初のタスクは、故障したリンクからの距離をノードに
知らせ、点数を割り当てる。これは、送信器と選択器間
の2パス放送によって行う。故障が検出されたとき、保
護ノードは1つのメッセージを他の保護ノードへ放送す
る。メッセージがネットワーク上を広がるにつれ、ホッ
プカウントが維持される。受信した最も低いホップカウ
ントに基づいて、故障したリンクからの距離を中間ノー
ドに供給する。受信した最小カウントより大きいホップ
カウントを有していると、ノードがメッセージを終了す
るので、検索は破棄される。
【0081】距離点数値 各リンクに割り当てられた点数は、短いパス上にある故
障したリンクからより近いリンクの代わりに、選択され
るべき故障リンクからより遠い1組の数のリンクが許可
されるように設計される。例えば、リンクの数が最大3
と設定される場合、1つだけ大きい点数を有するリンク
よりも、1つだけ小さい点数を有する3つのリンクを含
むことができる。
【0082】リンクの点数を決定するには、その点で点
数が無関係になる所定の距離、例えば0となるべきであ
る。この例では、故障部分から4ホップを越えるリンク
が点数0を有しているものとする。従って、設定された
リンクの数が3であれば、点数は以下のようになる。 ・故障したリンクから4ホップ離れたリンクの点数は
2、 ・故障したリンクから3ホップ離れたリンクの点数は
(4ホップ離れたリンク×3)+1=7、 ・故障したリンクから2ホップ離れたリンクの点数(3
ホップ離れたリンク×3)+1=22、 ・故障したリンクから1ホップ離れた、つまり送信器ま
たは選択器に接続されたリンクの点数(2ホップ離れた
リンク×3)+1=67。
【0083】距離点数を用いた最適パス この点数が最小になると、パスの長さは制御されるが、
パスは最短ルートの故障についてのさらなるルートを取
る。これは、次の復旧アルゴリズムのいずれかかに従っ
て、またはその2つを組み合わせることによって実行可
能である。
【0084】案1:選択器は、最も小さい点数を有する
復旧ルートを選ぶ。通常、候補選択器を介したルートは
低い点数を有するため、最初に選ばれる。
【0085】案2:最適化アルゴリズムは、選択器を用
いることによって、またはパスが確立された時に、パス
上で行われる。確立されたパスを用いる場合は、廃棄さ
れた容量はすぐには選択器に割り当てることができな
い。選択器または候補選択器によって初期化された最適
化は、選択器に知らせる能力を有している。
【0086】案2で用いられた最適化アルゴリズムは、
最適化されたパスに割り当てようとする容量を選択器に
知らせなくてはならない。最適化アルゴリズムは、復旧
されたパスの終端間で検索方法を用いることによって、
サイレントパスを決定することができる。一旦この点が
見つかったら、以下に述べる復旧アルゴリズムとの互換
性を確保するために、以下の1組のルールがその後に続
く。 ・サイレントパス用に選択器からの容量を要求し、 ・サイレントパスを設定し、 ・復旧パス上の冗長容量を廃棄し、 ・選択器へ成功/故障および廃棄容量の確認を返送す
る。
【0087】図18において、アルゴリズムが最短パス
に第1の割り当て案を実行するため、最初の復旧ルート
が選択される。リンク上の容量が他のパスに割り当てら
れるか、故障したリンクからさらに他のリンクへ移さ
れ、特に送信器から主選択器へ移される。点数システム
は、各リンクに与えられた点数を最小化することによっ
て、どのようにして故障したリンクからのサイレントパ
スが見つけられるかを示す。
【0088】サイレントパスの確立は、全体の割り当て
アルゴリズムに用いられる制御方法に依存する。案2で
説明された技術は、ここで説明する復旧アルゴリズムに
適している。他の復旧方法との互換性を確実にするに
は、変更の必要がある場合もある。
【0089】ループ消去 オリジナルパスから選択器(主または候補)へのパスと
送信器から選択器へのパスは、独立し、ループを含まな
い。この2つが連結するとループが生じる。図19A、
19B、19Cはどんなに簡単にループが生じるかを示
す図である。特に、高いネットワーク負荷で動作し、遅
延検知トラヒックを送っている場合は、ループに含まれ
ている容量をすべて廃棄し、故障したパスの復旧用に再
割り当てするのが好ましい。
【0090】この復旧アルゴリズムに対してループ消去
アルゴリズムを行うには、主選択器をデータベース保持
者として考える必要がある。従ってループ消去アルゴリ
ズムは、1つの解決策に収束し、候補/主選択器に知ら
せなければならない。分布的にループ消去を行うと、選
択器において必要な処理電力を減少させ、フェールセー
フの解決策を設計するのに役立つ。VCループ消去が実
行可能であるにもかかわらず、アルゴリズムはVPを用
いて示される。
【0091】図20は復旧パスを示し、それぞれes
らsへのA、またecからcへのB、sからcへのRが
すべてのノードの通路になる。ここでsおよびcは送信
器および選択器ノード、esおよびecは、それぞれ送信
器と選択器側のオリジナルパスの終端を示す。オリジナ
ルパスはループを含んでいないため、AおよびBは共通
なノードを有していない。ノードA‖R‖B(ここで‖
は並列を示す)の通路によって形成された復旧パス中で
は、ループができる。グラフ理論から生じる基礎的な結
果によれば、通路A‖R‖Bはループのないパスを含
む。このパスが、A’‖R’‖B’であるとすると
(A’は終端esとs’を有するAのサブ通路)、R’
は終端ecとcを有するRのサブ通路であり、B’は終
端s’とc’を有するBのサブ通路である。このアルゴ
リズムはs’およびc’を見つけ、解決策を送信する機
能を有する。
【0092】ノードs’およびc’において、ループが
消去される前にバイパスされるような、また予備容量が
実際に廃棄された後にのみ選択器のデータベースを更新
するようなフェールセーフの方法で、アルゴリズムを変
化させる必要がある。独立した交点は2つしか存在しな
いため、復旧したパス中には、リンクのはずれたループ
は最大2つまで、1つはs’を、他はc’を有するルー
プがあってもよい。
【0093】復旧パスが割り当てられた時、選択器がこ
のアルゴリズムを開始する。以上の理論に基づき、復旧
パスとオリジナルパスとの交点が決定されなければなら
ないことが分かる。そうするには、送信器/選択器間の
パス、およびその対応する終端es、ecは、A,Bおよ
びRの印が付けられている。3つのパスの部分は、各ノ
ードのルーティングテーブル内でパス型フィールドを用
いて記されている。この処理を行うには、いくつかのフ
ィールドを有するメッセージMが用いられる。このフィ
ールドは、インデックス値、パスタイプ、ループ廃棄通
知(rel)、s’検出(S’)、c’検出(C’)お
よび廃棄容量のテーブルを含む。
【0094】1つのインデックスMは、選択器からVP
を通ってecへ送信される。パスタイプ=BおよびS’
であり、C’およびrelはクリアされる。ここで、パ
ス中の各ノードは、そのVPに対するインデックスおよ
びパスタイプ値を記録する。メッセージは、ecからセ
ットBノードの識別を示した選択器へ反映される。Aお
よびRに属するノードの識別はその後処理される。選択
器は、パスタイプ=Rを有する復旧ルートを介してMを
送信器へ送信し、送信器に届くまで各ノードはそのイン
デックスおよびパスタイプを記録する。送信器とes
の間において、パスタイプ=Aでその処理は繰り返され
る。A,BおよびRが識別され、s’およびc’の有効
ノードを発見し、VPは交差接続する必要がある。es
は、S’ビットセットを有するMを反映し、A中の各ノ
ードは、R、例えば、同一のインデックスパスタイプの
R・VP中に記録された同一のインデックスをチェック
する。
【0095】そのような記録が存在する場合、パスは交
差し、Mは復旧パス上をC’ビットセットを有する選択
器の方向に送られる。この点から最初に現れた、同一の
インデックスパスタイプB・VPがRとBの交点ノー
ド、例えばc’を示し、結果としてMを受信したとき、
ノードはパスタイプBを有する同一のインデックスVP
をチェックする。もし、そのようなパスが見つかった
ら、c’も見つかり、タイプBおよびRを有するVP間
を接続することができる。ノードは、c’の状態を記録
し、S’をセットし、C’をクリアし、s’を位置づけ
るため、Mを送信器へ返送する。s’は、タイプAの、
同じインデックスパスを位置づけるための第1のノード
(これはc’と同じノードであってもよい)である。従
って、AとRの交点、例えば、s’を位置づける。Rタ
イプおよびAタイプのVPは、点s’で接続され、通路
A’はA’‖R’‖B’、すなわち、ループなしパスを
完成する。
【0096】s’およびc’が識別され、パスが減少し
た時点で、ループは廃棄される。選択器は廃棄された容
量を知らされる必要があるので、s’に関するループが
まず廃棄されなければならない。この処理は、relビ
ットセットを有する復旧されたルート上で、単にMを送
信器に向けて送信することによって行う。各ノードは着
信VPを廃棄し、その情報をMのテーブルに記録する。
s’が処理を終了し、Mがループを完了した時点でre
lビットをクリアし、Mをc’に向けて送信する。点
c’において、M’が生成され、MおよびM’はそれぞ
れRタイプおよびBタイプパスに沿って、relビット
セットと共に選択器に向けて送られる。廃棄された容量
は記録され、選択器において双方のメッセージが終了す
る。選択器は、MおよびM’からのデータをデータベー
スに含むようにしてもよい。
【0097】パスがループのない形に変更されるまでル
ープは削除されないため、MまたはM’のどちらかが失
われた場合には、アルゴリズムはフェールセーフとな
る。すべてのループが削除されたとき、選択器は廃棄さ
れた容量だけを知らされ、容量の割り当ての重複がない
ようにしている。この方法では、送信器または選択器を
含んでいるループを検索し、従って、故障部分の近くの
最も輻輳した領域で容量を再利用を容易にする。
【0098】図21Aおよび21Bは、この処理の主な
ステップをまとめている。ステップ130において、選
択器はループ消去を開始し、まだ選択器に接続されてい
るオリジナルパスの終端へメッセージを送信する。ステ
ップ131では、パスタイプBのセグメントを位置を決
めるために、メッセージは選択器へ返送される。次に、
ステップ132では、選択器から送信器へ復旧パスを介
してメッセージが送られ、パスタイプRセグメントの位
置を決める。ステップ133において、第3のセグメン
トタイプAは、送信器からオリジナルパスを介して、ま
だ送信器に接続されている終端ノードへ送られたメッセ
ージによって識別される。ステップ134において、パ
スタイプAセグメントがパスタイプRセグメントと交わ
るまで、メッセージは、終端からオリジナルパスを介し
て送信される。
【0099】図21Bのステップ135において、メッ
セージはパスタイプRセグメントがパスタイプBセグメ
ント(ノードC)と交差するまで、復旧パスを介してノ
ードnから選択器へ送られる。ここで、送信器の周りの
第1のループは切断される。ステップ136において、
メッセージはパスタイプRセグメントがパスタイプAセ
グメント(ノードS’)と交差するまで復旧パスを介し
てC’から送信器へ送信される。ここで、第2のループ
が切断される。ステップ137において、メッセージは
第2のループを介してS’からS’へ送信される。容量
は各ノードで廃棄されメッセージ中に記録される。最後
に、ステップ138において、メッセージはS’から
C’へ送信される。メッセージはC’において、2重化
され、双方は第1のループの半分を介して選択器へ送信
される。各ノードにおいて、容量は廃棄されたメッセー
ジ中に記録され、選択器へ伝達されて廃棄された容量を
再利用できるようにする。
【0100】図22は、ループ消去を行っているメッセ
ージの状態を示す図である。以下に示す状態遷移表で
は、ループ消去メッセージを伝達するノードに対して、
現在のおよび次の状態が示され、各遷移に対して現在の
ノードによって受信されるメッセージが示され、さら
に、現在のノードが取るべき動作が示される。
【0101】
【表2】
【0102】次に、図22および表2を用いてメッセー
ジの遷移について説明する。まず、状態がStartに
あるとき、表2に示すように受信メッセージが「rel
=1、or、s’=1、or、c’=1」であると、そ
のメッセージMを削除し、Startに戻る。Star
tの実施の形態において、メッセージのパスタイプがA
であると、状態Aに遷移し、メッセージのパスタイプが
Bであると、状態Bに遷移し、メッセージのパスタイプ
がRであると、状態Rに遷移する。状態A,B,Rにお
いて、それぞれメッセージが「rel=1」であると、
着信VPを廃棄し状態Endに遷移する。状態Rにおい
て、メッセージのパスタイプがAであると、状態ARに
遷移する。状態BRにおいて、メッセージが「c’=
1,rel=0」であると、状態c’に遷移し、メッセ
ージが「rel=1」であると、着信VPを廃棄し状態
Endに遷移する。状態ARにおいて、メッセージが
「s’=1,rel=0」であると、状態s’に遷移
し、メッセージが「rel=1」であると、着信VPを
廃棄し状態Endに遷移する。本発明にとって重要でな
い他の遷移部分は図示されているが説明を省略した。
【0103】非ループパス長減少 以下に、他の分布最適化処理を説明する。この処理は他
の処理と併用してもよい。図23では、ループを含まな
い復旧されたリンクが、どのようにしてリンク上で不必
要な容量を占めてしまうかを示している。与えられた容
量は、パスを移動するのに用いられる。現在、このよう
なパスを決定するには、グローバル復旧アルゴリズムが
必要であるが、これには時間がかかり、かなりの量のデ
ータ処理が必要になる。復旧能力を高めるために、高ス
ピード復旧技術用の、ローカルに制御される最適化方法
を以下に説明する。
【0104】この最適化処理では、単に、1つしかリン
クを用いていないパスの減少を決定して行われる。以下
の説明における基本的処理は、単純化された例である。
このアルゴリズムでは、復旧パスによって占められた複
数のリンクに置き換えることのできる1つのリンクを探
すので、処理が簡単で済む。従って、その1つのリンク
の終端は、復旧パス上になければならない。この最適化
処理は、その1つのリンクがパス上にないとき、そのリ
ンクによって分離されたパス上にすでにあるノードの簡
単なテストとなる。これは、1つのメッセージを終端の
1つから他方へ送信することによって行われる。メッセ
ージはパス上の各ノードを通過するたび、リンクに特有
なIDをマークする。その後、各ノードは、隣接ノード
が(パス上にあると分かっているノードは除く)同じI
Dを有しているかどうかテストする。もし、ノードが見
つかった場合は、そのノードが同じパス上に存在し、以
前に隣接していたノードについては終端に近いことを示
している。従って、パスは減少され、要求のあったリン
クで十分な予備容量を用いることができる。
【0105】結論、および実施時の考慮 本発明は、特に、ノード複雑予備容量割り当てを用い
た、高負荷ネットワークの復旧に適している。従来のア
ルゴリズムでは、平均60%のネットワークが用いられ
ていなければならず、予備容量は約40%であった。そ
のときでさえも、十分な予備容量を得られるよう、あら
かじめ容量の割り当てを計画せねばならず、そうでなけ
れば100%の復旧は望めなかった。しかしながら、現
在用いられているネットワークの多くは、コスト削減の
ため、90%以上の負荷を有している。本発明は、予備
容量が約10%しかない場合に、復旧作業を向上させる
のに適している。復旧作業は、変化し続けるネットワー
ク構成に動的に適応する分布方法を用いる。また、ネッ
トワーク計画を援助するのに用いてもよい。
【0106】仮想パスを用いたATMネットワークに使
用いる場合、VPを最低保障容量レベルに下げることに
よって予備容量を増やすことができる。また、優先付け
することによって、また選択的にトラヒックを削除する
ことによって負荷を減らし、予備容量を増やすことも可
能である。
【0107】VPの容量は、接続セットアップ時に決定
される。ネットワークのパスがVPに対して見つからな
い場合は、VPを小さな単位に分割してもかまわない。
この処理は、仮想接続(VC)スイッチにおいてのみ行
うことができ、そうでないときはVPが全体として復旧
されなければならない。これは、最良な結果をけるため
に用いることのできるATMネットワークの利点の1つ
である。
【0108】復旧アルゴリズムを実行するとき、ネット
ワーク中の全てのノードは、送信器、主選択器、候補選
択器またはタンデムノードの機能を実行する能力を有し
ていなければならない。ループ消去アルゴリズムは、こ
れらの機能と並行して行なわれなければならない。復旧
の間、送信器から主選択器へ、また各候補選択器へ続く
全てのパスに関するデータベースを統合し、保持する必
要があるため、主選択器の機能は大方プロセッサおよび
メモリを内包している。
【0109】メモリの平均使用度はネットワークの平均
度合いに依存し、式(2)を用いて求められる。
【0110】
【式2】
【0111】ここで、NDは平均ネットワーク度合い、
HCは制限あふれ検索ホップカウントを示す。式(2)
において、(ND+1)は候補選択器に対するものであ
り、候補選択器が1つしかない場合には、式(2)から
取り除く必要がある。候補選択器を用いるとエントリ数
が増えるが、候補選択器を用いないと、制限ホップカウ
ントが急激に増加し、エントリがさらに必要となる。
【0112】典型的には、ループ消去を伴う候補選択器
を用いる方法では、通常6ホップしか必要とされない。
従って、平均度合いのネットワークには、約4百万のエ
ントリが必要となる。候補選択器を有しないオリジナル
FCFSアルゴリズムでは、13までのホップが必要と
なり、約67百万のエントリが必要となる。
【0113】処理電力はソフトウエアの設計によって変
わるので、見積もりが困難である。処理能力を測定する
ために、32Mバイトのメモリを有するサンSPARC
ステーション10においてシミュレーションを行った。
遅延を付加し、候補選択器を有するループ消去アルゴリ
ズムでは、処理には1秒以下しかかからなかった。これ
には、復旧パスを決定するフラッディング処理や、ルー
プ消去アルゴリズムの分散処理にかかった時間も含まれ
ている。処理電力は、メモリの使用状況以外に、ネット
ワーク上の予備容量とその分布によっても異なる。現在
の交換機は、このようなアルゴリズムを行うのに十分な
処理能力を有しているはずである。
【0114】このアルゴリズムは、ネットワーク内のサ
ービスの品質を種々のレベルにすることができる。これ
は、VPに対して注文のQoSを作成するだけでなく、
ネットワーク内の異なるリンクに品質を割り当てること
を意味する。従って、VPルーティングは、VP長、リ
ンクQoSおよびサービスQoSのパラメータによって
決定される。低い優先順位のパスを削除し、高い優先順
位のパスと入れ替えるバンピングと呼ばれる技術を用い
ることも可能である。
【0115】さらに、候補ノードの概念を広げることに
よって多くのバリエーションが可能である。候補選択器
セットは選択器に隣接する全てのノードを含む。候補選
択器セットの概念を用いることによって、ノード故障、
例えば、選択器ノードの故障に対する復旧作業を向上さ
せる。ノードの候補選択器セットをリンク故障に用いる
と、候補選択器に関するカットセット容量を増やすこと
ができ、従って、アルゴリズムの効率が良くなる。この
概念を送信器に隣接した全てのノードまで広げると、最
小カットセット容量が増え、復旧処理の効率がさらに向
上する結果となる。
【0116】以上に述べてきたように、送信器が各候補
選択器と「主」選択器の間に1つのあふれ例を生成する
ことを提案する。これを行うには、送信器は各VPに対
するすべての候補ノードのノード識別を要求する。これ
は、ノード復旧に必要であるため、それなりの理由があ
る。すべての検索例に対して、タンデムノードは選択器
(候補または主)に同量の予備容量を知らせる。候補選
択器が自分宛のメッセージを受信すると、受信した情報
を主選択器に知らせる。データベースに基づき、主選択
器は候補選択器を通過した故障VP、およびその復旧に
利用できる予備容量の量を識別する。主選択器は、復旧
処理すべてを候補選択器に通知する。その通知が終了し
たら、候補選択器はループ消去処理を開始し、廃棄され
た容量があればその旨主選択器に知らせる。このメッセ
ージ伝達構成は、候補選択器という概念を導入するとき
さらに複雑になり、適切な構成を作るには注意が必要と
なる場合もある。
【0117】従来のアルゴリズムに対して、本発明の復
旧処理の向上は、候補選択器を用いる場合に最も発揮さ
れる。従って、適用時に候補送信器を候補選択器に割り
当てるなど、候補送信器の概念を拡大することによって
さらに復旧処理の効率が向上する。候補ノード復旧を完
全に行うには、送信器と選択器の間には1つのあふれ例
しか必要でない。さらなる処理が選択器ノードに導入さ
れる。選択器は、候補選択器から候補送信器への各VP
のルート、例えば、3ホップを知っておく必要がある。
選択器が復旧パスを受信すると、送信器/選択器放送検
索処理を介して、候補ノード復旧に対するパスをテスト
することもできる。すべての復旧パスに対して、隣接す
る各送信器を候補送信器と呼ぶ。同様に、隣接する各選
択器を候補選択器と呼ぶ。候補送信器ノードが候補選択
器ノードである場合もある。
【0118】各復旧パスの詳細が主選択器に着くと、選
択器は、候補送信器および候補選択器へのリンク、例え
ば、パス中の第1のリンクと最後のリンク、を無視する
ことによって、容量を増やすことができるかどうか決定
する。もし、容量を増やすことが可能であるならば、こ
の復旧パスにおける復旧容量は、両候補ノードを含んだ
すべての故障VPに対して増加する。このようなVP
は、候補送信器/選択器VP(CSCVP)として知ら
れている。これ以上のCSCVPが復旧できなくなった
ときには、復旧パスは、候補送信リンクと候補選択器リ
ンクを含むように考慮される。各考慮において、アルゴ
リズムは、それぞれ、候補送信器VP(CSVP)およ
び候補選択器VP(CCVP)を復旧しようとする。C
SVPは、候補送信器と実際の選択器の間に延びるよう
に定義され、CCVPは候補選択器と実際の送信器の間
に延びるように定義される。
【0119】復旧パスを変更する度に、パスの容量は変
更された復旧パスの最小値、例えば、候補ノードリンク
の最小量、またはパスの変更されていない部分に残って
いる容量に設定される。CSCVPがもう無いときに、
CSVPおよびCCVPが存在し、復旧パス容量は、再
設定された両方の候補ノードリンクを有する復旧パスの
最小値に設定される。全ての他の故障したVPは、復旧
パス全体で処理される。この方法を用いると、送信器お
よび選択器に関するカットセット容量を、より頻繁に増
やすことができる。すべてのVPを最初にフィットした
アルゴリズムを用いて復旧パスに割り当てると、一見、
アルゴリズムの効率を悪くすると思えるかもしれない。
しかしながら、計算時間を短くしたい場合に有用であ
る。最悪のまたは最良のケースに対しては、さらに処理
が必要となり、処理の向上は望めない。他のバリエーシ
ョンも、クレームの範囲内で当業界の技術者には自明で
ある。
【0120】
【発明の効果】本発明の第1の発明によれば、各リンク
の予備容量を決定することは、チャネルまたは仮想パス
ベースで容量を割り当てるより、予備容量の不十分な一
時的割り当てを減少できる。
【0121】本発明の第2の発明によれば、選択器ノー
ドは、メッセージ伝達量を減らしたり、応答を早めた
り、各ノードにおける既存の処理能力をより経済的に使
用したりことができるため、集中制御器は必要なくな
る。
【0122】本発明の第3の発明によれば、要求された
容量を単に割り当てるよりも、リンク予備容量を決定す
ることによって、ネットワーク故障に影響された各ルー
ト毎に代替ルートに対して検索メッセージを送出する必
要はない。このようにして検索メッセージの数は減少さ
れ、応答時間も減り、代替ルートの容量割り当ての効率
も向上する。後者の利点は、検索メッセージによって故
障部分の周辺により長い代替ルートの特定のパスに対し
ても、一時的な容量の割り当てをする必要がなくなるこ
とである。
【0123】本発明の第4の発明によれば、代替ルート
が選択された後にのみ予備容量を割り当てることもま
た、上記の長所を可能にする。選択ステップは、上述の
ように代替ルートが最適化されるまで遅延できる。
【0124】本発明の第5の発明によれば、故障部分の
近隣で用いられるノードの数に基づいて選択することに
よって、選択は、故障部分に近いノードを用いない代替
ルートに重み付けできる。多くのルートが故障部分で交
差するところでは、復旧のための予備容量は故障部分近
隣で制限される。したがって、代替ルートの付加的な長
さを制限するものではあるが、故障部分近隣を回避する
代替ルートは、予備容量の全体的な利用状態を向上させ
る。
【0125】本発明の第6の発明によれば、ATMネッ
トワーク中の仮想パスは、ネットワークを介して通過す
る情報によってルートを決定されてもよいが、そのよう
なパスまたは回路は、ハードウエアよりむしろソフトウ
エアの動作によって作られたり壊されたりするため、一
時的に多くのパスまたは回路を作るほうが、より簡単で
より迅速に行われる。これによって復旧がより困難にな
ることもある。本発明は特にこのようなネットワークに
適している。
【0126】本発明の第7の発明によれば、故障部位の
一方送信器ノードからメッセージを送信し、故障部位の
他方の選択器ノードで選択ステップを実行することによ
って、ローカル的な中央集中処理の形態が復旧のために
用いられるので、複雑で維持が困難な全体的な中央集中
制御器を用いる必要が無くなる。処理はノード間に完全
に分布され、その処理は他の目的のための処理能力も持
ち合わせることができる。その処理においては、ネット
ワーク構成を前もって知る必要がなく、処理はネットワ
ーク構成における変化に完全に適応できる。それにも関
わらず、選択器ノードは故障部分周辺のネットワークに
関する情報を集め、単にその近隣の情報のみでなく、故
障部分周辺のネットワークに関する情報を考慮して選択
ステップを行うため、ローカル的な中央集中制御器が必
要となる。
【0127】本発明の第8の発明によれば、選択器ノー
ドが通信のためのオリジナルルートの一つである場合
は、選択器ノードは、オリジナルル−トの部分を選択さ
れた代替ルート中に簡単に収容できる。
【0128】本発明の第9の発明によれば、候補選択器
は選択器を通過していない代替ルートを選択するための
選択処理要求を引き継ぐことができ、従って、選択器に
よって実行される処理量を減少させることができ、故障
部分から離れた代替ルートを選択することができる。
【0129】本発明の第10の発明によれば、選択され
たルートの最適化によって予備容量がより良く使われる
ようにすることができる。特に代替ルートの選択が、3
つのセクション、すなわち、故障部分の前のオリジナル
ルートと、故障部分の後のオリジナルルートと、故障ル
ート周辺の迂回セクションからなる場合には、迂回部分
はオリジナルルートの部分に沿って、または近くに、戻
ることもある。このように、全体的なルートを最適化し
て、そのような無駄なバックトラックを除去することが
可能となる。
【0130】本発明の第16の発明によれば、選択器ノ
ードを用いて割り当てを制御することによって、復旧処
理を能率的に分配することができる。リンク容量を決定
するために同一の検索メッセージを用いることによっ
て、容量を一時的に割り当てることなく、多数のルート
の復旧改善ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の復旧方法を示すフローチャートであ
る。
【図2】 一般的なネットワークの概略図である。
【図3】 本発明の復旧方法を示すフローチャートであ
る。
【図4】 本発明の復旧方法を示すフローチャートであ
る。
【図5】 図2のネットワークに用いられるノードの内
部の構造を示す概略図である。
【図6】 図5のノードのルーティング機能を示す概略
図である。
【図7】 図5のノードのデータベースを示す概略図で
ある。
【図8】 図5のノードの復旧機能を示すフローチャー
トである。
【図9】 本発明の方法における選択器ノードの動作を
示すフローチャートである。
【図10】 本発明の方法におけるタンデムノードの機
能を示すフローチャートである。
【図11】 本発明の方法の送信器ノードの機能を示す
フローチャートである。
【図12】 故障ノードを含むネットワークを示す図で
ある。
【図13】 図12の保護ノード「H」を示す概略図で
ある。
【図14】 候補選択器ノードと主選択器ノードを含む
ネットワークを示す図である。
【図15】 候補選択器のいくつかの機能を示すフロー
チャートである。
【図16】 本発明の最適化を用いた復旧方法を示すフ
ローチャートである。
【図17】 図16におけるルートが最適化されたかど
うかを決定する詳細ステップである。
【図18】 故障箇所からの距離の評価を行うネットワ
ークを示す図である。
【図19】 ネットワーク中にノードおよび、ループ消
去処理を示す図である。
【図20】 ノードのネットワークおよび、ループ消去
メッセージが後続するパスを示す図である。
【図21A】 ループ消去メッセージの動作を示すフロ
ーチャートである。
【図21B】 ループ消去メッセージの動作を示すフロ
ーチャートである。
【図22】 ループ消去実行メッセージ用の状態図を示
す図である。
【図23】 非ループパス長の減少を示す概略図であ
る。
【符号の説明】
61 終端 62 終端 63 送信器ノード 64 選択器ノード 65 タンデムノード 70 ノード 71 切り替え 72 ルーティング機能 73 復旧 74 データベース 75 OAM 170 保護ノード「C」 171 保護ノード「H」 172 故障したノード 173 保護ノード「D」 174 保護ノード「L」 180 候補選択器ノード
【数2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マーク・ベンタル イギリス国,エヌピー2 1エスエヌ,グ エント,ブラックウッド,ブラン デュー 29 (72)発明者 ブライアン・チャールス・ハーグラブ・タ ートン イギリス国,シーエフ64 5ティーティ ー,サウス グラム,ペナース,サリー, エルワーシー クロース 14

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のノード、ノード間のリンクを有す
    るネットワークの一部が故障した後、ネットワーク中の
    ノード間で通信を行うための代替ルートを決定する方法
    において:故障した部分のまわりに複数の代替ルートを
    決定し、 代替ルートに沿ってメッセージをノード間で伝達し、上
    記代替ルート中の各リンクの予備容量を決定し、 少なくとも決定されたリンク予備容量に基づいて、上記
    の可能な代替ルートからの通信に対して、1つの代替ル
    ートを選択することを特徴とする代替ルート決定方法。
  2. 【請求項2】 少なくとも1つのノードを選択器ノード
    として選択し、 決定された予備容量に関する情報を選択器ノードへ伝達
    するステップをさらに含み、 前記1つの代替ルートを選択するステップは選択器ノー
    ドが行うことを特徴とする請求項1記載の代替ルート決
    定方法。
  3. 【請求項3】 選択器を用いて、始めに決定されたリン
    ク予備容量および第1の代替ルートによって占められて
    いる容量に基づいて、通信をするための代替ルートを選
    択するステップをさらに含むことを特徴とする請求項2
    記載の代替ルート決定方法。
  4. 【請求項4】 選択されたルートによって使用される各
    リンクの予備容量の少なくとも1部を選択したルートに
    割り当てるステップをさらに含むことを特徴とする請求
    項1乃至3のいづれかに記載の代替ルート決定方法。
  5. 【請求項5】 代替ルートが故障した部分の近隣のノー
    ドを使ったかどうか決定するステップをさらに含み、 前記選択ステップは、故障部分の近隣で使用される決定
    されたノード数に基づいて行われることを特徴とする請
    求項1乃至4のいづれかに記載の代替ルート決定方法。
  6. 【請求項6】 ルートが仮想パスを含むことを特徴とす
    る上記請求項1乃至5のいづれかに記載の代替ルート決
    定方法。
  7. 【請求項7】 故障部位の一方において送信器ノードを
    選択し、そこからメッセージが送信され、 故障部位の他方において選択器ノードを選択し、メッセ
    ージを受信するステップをさらに含み、 決定された予備容量に関する情報は選択器ノードに保存
    され、選択されたステップは選択器ノードによって実行
    されることを特徴とする請求項1乃至6のいづれかに記
    載の代替ルート決定方法。
  8. 【請求項8】 前記選択器ノードは、故障する前に通信
    に用いられたオリジナルルート上のノードの一つである
    ことを特徴とする請求項7記載の代替ルート決定方法。
  9. 【請求項9】 オリジナルルート上で、故障した部分か
    ら少なくとも1つの候補選択器ノードが識別され、メッ
    セージは候補選択器にも送信され、選択器を通過してい
    ない代替ルートを決定することを特徴とする請求項8記
    載の代替ルート決定方法。
  10. 【請求項10】 通信用のオリジナルルート上で、故障
    した部分から少なくとも1つの候補送信器ノードが識別
    され、メッセージが候補送信器ノードから送信され、送
    信器を通過していない代替ルートを決定することを特徴
    とする請求項8または9記載の代替ルート決定方法。
  11. 【請求項11】 選択した代替ルートを変更しそれを最
    適化するステップをさらに含むことを特徴とする請求項
    1乃至10のいづれかに記載の代替ルート決定方法。
  12. 【請求項12】 最適化のステップは選択された代替ル
    ート長を減少させるステップを含むことを特徴とする請
    求項11記載の代替ルート決定方法。
  13. 【請求項13】 最適化のステップは、故障した部分の
    近隣のノードを用いないようにするステップを含んだこ
    とを特徴とする請求項11または12記載の代替ルート
    決定方法。
  14. 【請求項14】 代替ルートの1つの予備容量の1部を
    第1の通信に割り当て、 始めに決定された予備容量と既に割り当てられた予備容
    量に基づいて、残りの予備容量を同時に発生する他の通
    信に割り当てるステップを含み、 複数の通信を同時に行うための代替ルートを提供するこ
    とを特徴とする請求項1乃至13のいづれかに記載の代
    替ルート決定方法。
  15. 【請求項15】 選択された代替ルートを通信用に用い
    るステップをさらに含むことを特徴とする請求項1乃至
    14のいづれかに記載の代替ルート決定方法。
  16. 【請求項16】 複数のノードおよびノード間のリンク
    から構成されるネットワークの一部に複数の通信に影響
    がでる故障が起きた後、ネットワークのノード間で同時
    に発生する複数の通信を行うために代替ルートを供給す
    る方法において:ルートのが故障を決定し、 故障した部分の周りの代替ルートを決定し、 故障した部分の近隣のノードの少なくとも1つを選択器
    ノードとして選択し、代替ルート上の予備容量を決定
    し、選択器ノードを用いて、代替ルート上で決定された
    予備容量を複数の同時発生する通信への割り当てを制御
    するステップを含むことを特徴とする代替ルート供給方
    法。
  17. 【請求項17】 ノードを介してネットワーク上で設定
    されたルートに沿って情報を伝達するために、ノードを
    接続する複数のノードとリンクを含むネットワークにお
    いて:ネットワークの1部が故障した場合、複数の代替
    ルートを決定する手段と、 代替ルートの沿ってメッセージを伝達し、代替ルート中
    の各リンクの予備容量を決定する手段と、 決定されたリンク予備容量に基づいて、代替ルートの1
    つを選択する手段とを含むことを特徴とするネットワー
    ク。
  18. 【請求項18】 リンクで相互接続された複数のノード
    からなり、ネットワーク上に設定されたルートに沿って
    情報を伝達するネットワーク用ノードにおいて:ネット
    ワークの1部が故障した場合、複数の代替ルートを決定
    する手段と、 代替ルートの沿ってメッセージを伝達し、代替ルート中
    の各リンクの予備容量を決定する手段と、 各リンクの予備容量に関した情報を受信し、その受信し
    た情報に基づいて、代替ルートの少なくとも1つを選択
    する手段とを含むことを特徴とするネットワーク用ノー
    ド。
JP34588997A 1996-11-29 1997-12-01 代替ルート決定方法およびネットワーク用ノード Pending JPH10173681A (ja)

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GB9625020.4 1996-11-29
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