JPH10174106A - 映像データ圧縮装置およびその方法 - Google Patents

映像データ圧縮装置およびその方法

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JPH10174106A
JPH10174106A JP33208096A JP33208096A JPH10174106A JP H10174106 A JPH10174106 A JP H10174106A JP 33208096 A JP33208096 A JP 33208096A JP 33208096 A JP33208096 A JP 33208096A JP H10174106 A JPH10174106 A JP H10174106A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】映像データの圧縮符号化を繰り返す場合に、前
回のピクチャータイプをエンコーダ側で自動検出し、G
OP位相を合わせて圧縮符号化する。 【解決手段】動き補償部240〜DCT部244は、入
力映像データを動き補償およびDCT等してDCT係数
を生成する。バックサーチ部248は、DCT係数の各
量子化ステップによる除算結果の剰余の総和に極小値が
あるか否かを検出し、極小値があるピクチャーを、前回
の圧縮符号化においてIピクチャーに圧縮符号化された
と判定し、前回の圧縮符号化時のGOPの構成(ピクチ
ャー数NおよびPピクチャーの間隔M)を判定する。ピ
クチャータイプ制御部250は、判定したGOP構成に
基づいてピクチャー並べ替え部200を制御し、圧縮符
号化部20が前回と同じGOP位相で圧縮符号化を行え
る順序に入力映像データのピクチャーを並び替えさせ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、MPEG
方式等により圧縮符号化した映像データを記録し、再生
した映像データを伸長復号して出力するビデオテープレ
コーダ(VTR装置)を直列(タンデム)接続して映像
データの複写(ダビング)を行う場合に、伸長復号した
映像データの各ピクチャーを、前回の圧縮符号化の際と
同じ種類のピクチャーに圧縮符号化する映像データ圧縮
装置およびその方法に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】近
年、映像データ圧縮の分野においては、動き補償(M
C;motion compensation)処理と離散余弦変換(DC
T;discrete cosine transfer )等の直交変換による冗
長度低減処理との組合せによって符号化効率を高めた、
いわゆるMC−DCT方式として、MPEG2(moving
picture experts group 2)方式が盛んに用いられてい
る。
【0003】このMPEG2方式は通常、非圧縮映像デ
ータを、他のピクチャーの画素データを用いずに伸長復
号が可能な1枚のIピクチャー(intra coded picture)
、および、前のピクチャーの画素データを用いて伸長
復号するPピクチャー(predictive coded picture)と、
前後のピクチャーの画素データを用いて伸長復号するB
ピクチャー(bi-directionally predictive coded pictu
re) とを所定数ずつ含むGOP(group of picture)単位
に圧縮符号化する。
【0004】ここで、例えば、テレビジョン放送局間で
映像データの伝送を行う際、あるいは、複数のビデオテ
ープレコーダ(VTR装置)を用いて映像データの複写
(ダビング)を行う際には、既にMPEG2方式により
圧縮符号化してある映像データを伸長復号し、再度、圧
縮符号化するために、圧縮符号化装置(エンコーダ)と
伸長復号装置(デコーダ)とを直列に接続(タンデム接
続)する必要が生じることがある。
【0005】このように、エンコーダとデコーダとをタ
ンデム接続して映像データの圧縮符号化と伸長復号を繰
り返した場合、映像の品質が劣化する。特に、テレビジ
ョン放送局設備等の業務用システムにおいては高い映像
品質が要求されるので、タンデム接続したエンコーダお
よびデコーダによる圧縮符号化および伸長復号に伴う映
像品質の劣化防止が厳しく要求される。
【0006】タンデム接続したエンコーダおよびデコー
ダにおいて生じる映像品質の劣化を最小にするために
は、圧縮符号化および伸長復号において用いられる量子
化ステップを同じにする必要があり、量子化ステップを
圧縮映像データとともに保持しておかねばならない。
【0007】動き補償処理を行わずに圧縮符号化する場
合には、例えば、特開平5−284458号公報および
特開平6−319112号公報に開示されているよう
に、以前の圧縮符号化で使用された量子化ステップ、あ
るいは、その倍数関係にある量子化ステップを用いる
と、DCT係数の剰余総和が極小になるという性質を利
用し、最小の極小値を示す量子化ステップを最適な量子
化ステップとして求めるバックサーチという優れた方式
を用いることにより、圧縮符号化時と伸長復号時とで量
子化ステップを等しくし、映像品質の劣化を防ぐことが
できる。
【0008】しかしながら、GOPがIピクチャーとB
ピクチャーをそれぞれ1枚ずつ含む2フレーム構成をと
る場合や、GOPが15フレーム構成をとる場合におい
ては、タンデム接続時の映像品質の劣化を抑えるため
に、量子化ステップを合わせるよりも、まず、毎回、同
じピクチャーを同じ種類のピクチャー(ピクチャータイ
プ)に圧縮符号化すること、つまり、圧縮符号化のたび
にGOPの位相を合わせることが重要である。
【0009】GOPの位相が崩れると、上述したバック
サーチ方式を用いることができなくなる上に、Bピクチ
ャーあるいはPピクチャーから伸長復号したピクチャー
を、Iピクチャーに圧縮符号化するというように、同じ
ピクチャーを異なったピクチャータイプに圧縮符号化し
てしまい、圧縮符号化のたびに映像の情報量を大きく失
い、大幅に映像の品質を大きく劣化させてしまう。
【0010】このような不具合に対処するためには、例
えば、特開平6−284414号公報に開示されている
ように、伸長復号時にピクチャータイプと復号された映
像データとを多重化して出力し、エンコーダは、多重化
されたピクチャータイプを参照してGOPの位相を合わ
せて圧縮符号化を行う方法が考えられている。
【0011】しかしながら、特開平6−284414号
公報に開示された方法によると、ピクチャータイプの情
報を、映像データの有効画素以外の部分に多重すること
になり、例えばテレビジョン放送局の操作卓(スイッチ
ャー)あるいは方式が異なるデジタルVTR装置等がタ
ンデム接続されたエンコーダおよびデコーダの間に入っ
たときに、ピクチャータイプの情報がブランキングされ
る等して失われてしまう可能性がある。
【0012】このように、ピクチャータイプの情報が失
われてしまったり、ピクチャータイプの情報が別の情報
やランダムデータに置換された場合には、次のエンコー
ダーがランダムデータ等をピクチャータイプの情報であ
ると誤って検出し、でたらめなピクチャータイプでエン
コードしてしまい、却って映像の品質の劣化が大きくな
ってしまう可能性がある。
【0013】本発明は、上述した不具合を解決するべく
なされたものであり、ピクチャータイプの情報を特別に
有効画素データと多重化しなくても、前回の圧縮符号化
時のピクチャータイプをエンコーダ側で自動検出し、G
OP位相を合わせて圧縮符号化することができる映像デ
ータ圧縮装置およびその方法を提供することを目的とす
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明にかかる映像データ圧縮装置は、Iピクチャ
ー、PピクチャーおよびBピクチャーの組み合わせに圧
縮処理された圧縮映像データを伸長した映像データのピ
クチャーの内、前記圧縮処理においてIピクチャーに圧
縮符号化されたピクチャーを検出するIピクチャー検出
手段と、検出したIピクチャーの間隔に基づいて、前記
映像データのピクチャーそれぞれが、前記圧縮処理にお
いて、Iピクチャー、PピクチャーおよびBピクチャー
内のいずれのピクチャー種別に圧縮されたかを判定する
ピクチャー種別判定手段と、前記映像データのピクチャ
ーそれぞれを、前記圧縮処理においてと同じピクチャー
種別に圧縮する映像データ圧縮手段とを有する。
【0015】好適には、前記Iピクチャー検出手段は、
前記映像データのピクチャーそれぞれをマクロブロック
ごとに直行変換して直行変換データを生成する直行変換
手段と、生成した前記映像データのピクチャーそれぞれ
のマクロブロックごとの前記直行変換データを複数の量
子化ステップそれぞれにより除算する除算手段と、前記
映像データのピクチャーそれぞれのマクロブロックごと
の前記直行変換データの前記複数の量子化ステップによ
る除算結果それぞれの剰余の総和を算出する剰余総和算
出手段と、前記剰余の総和の極小値があるか否かに基づ
いて、前記映像データのピクチャーが、前記圧縮処理に
おいてIピクチャーに圧縮符号化されたか否かを検出す
る検出手段とを有する。
【0016】好適には、前記Iピクチャー検出手段は、
前記映像データのピクチャーそれぞれのマクロブロック
の一部を直行変換して直行変換データを生成する直行変
換手段と、生成した前記映像データのピクチャーそれぞ
れのマクロブロックの一部の前記直行変換データを複数
の量子化ステップそれぞれにより除算する除算手段と、
前記映像データのピクチャーそれぞれのマクロブロック
の一部の前記直行変換データの前記複数の量子化ステッ
プによる除算結果それぞれの剰余の総和を算出する剰余
総和算出手段と、前記剰余の総和の極小値があるか否か
に基づいて、前記映像データのピクチャーが、前記圧縮
処理においてIピクチャーに圧縮符号化されたか否かを
検出する検出手段とを有する。
【0017】好適には、前記Iピクチャー検出手段は、
前記剰余の総和の極小値が最小となる量子化ステップを
選択する量子化ステップ選択手段を有し、前記映像デー
タ圧縮手段は、選択した前記量子化ステップを用いて前
記映像データを量子化する量子化手段を有する。
【0018】好適には、前記Iピクチャー検出手段は、
前記映像データ圧縮手段が前記映像データを圧縮する前
に、前記圧縮処理においてIピクチャーに圧縮符号化さ
れたピクチャーを検出する。
【0019】本発明に係る映像データ圧縮装置は、非圧
縮映像データをIピクチャー、PピクチャーおよびBピ
クチャーの組み合わせに圧縮処理するMPEG方式等に
より圧縮符号化され、さらに、伸長復号された映像デー
タを、再度、圧縮符号化する際に、映像データを前回の
圧縮符号化時と同じ種類のピクチャーに圧縮符号化す
る。
【0020】本発明に係る映像データ圧縮装置におい
て、Iピクチャー検出手段は、バックサーチに用いられ
る処理を利用して、既に圧縮符号化を経ている映像デー
タのピクチャーの内、前回の圧縮符号化においてIピク
チャーに圧縮符号化されたピクチャーを検出する。つま
り、まず、Iピクチャー検出手段は、まず、映像データ
をマクロブロックごとにDCT等の直行変換し、DCT
係数を求める。
【0021】次に、前回の圧縮符号化においてIピクチ
ャーに圧縮符号化されたピクチャーのDCT係数を、前
回の圧縮符号化時と同じ量子化ステップ、または、前回
の圧縮符号化時の整数倍の量子化ステップで除算した場
合にのみ、除算の結果として得られる剰余の総和が極小
値を示すことを利用し、DCT係数の剰余の総和に極小
値が現れるピクチャーを、前回の圧縮符号化時にIピク
チャーに圧縮符号化されたものであると判定する。
【0022】ピクチャー種別判定手段は、例えば、前回
の圧縮符号化時にIピクチャーに圧縮符号化されたと判
定されたピクチャーの間隔から、前回の圧縮符号化時の
GOPのピクチャー数(N)、および、Pピクチャーの
間隔(M)を導出し、映像データの各ピクチャーが前回
の圧縮符号化においていずれの種類のピクチャーに圧縮
符号化されたかを判定する。
【0023】映像データ圧縮手段は、映像データの各ピ
クチャーを、前回の圧縮符号化においてと同じ種類のピ
クチャーに圧縮符号化するために適した順番に並び替
え、前回の圧縮符号化においてと同じGOP位相および
圧縮符号化方式で圧縮符号化する。
【0024】また、本発明に係る映像データ圧縮方法
は、Iピクチャー、PピクチャーおよびBピクチャーの
組み合わせに圧縮処理された圧縮映像データを伸長した
映像データのピクチャーの内、前記圧縮処理においてI
ピクチャーに圧縮符号化されたピクチャーを検出し、検
出したIピクチャーの間隔に基づいて、前記映像データ
のピクチャーそれぞれが、前記圧縮処理において、Iピ
クチャー、PピクチャーおよびBピクチャー内のいずれ
のピクチャー種別に圧縮されたかを判定し、前記映像デ
ータのピクチャーそれぞれを、前記圧縮処理においてと
同じピクチャー種別に圧縮する。
【0025】好適には、前記映像データのピクチャーそ
れぞれをマクロブロックごとに直行変換して直行変換デ
ータを生成し、生成した前記映像データのピクチャーそ
れぞれのマクロブロックごとの前記直行変換データを複
数の量子化ステップそれぞれにより除算し、前記映像デ
ータのピクチャーそれぞれのマクロブロックごとの前記
直行変換データの前記複数の量子化ステップによる除算
結果それぞれの剰余の総和を算出し、前記剰余の総和の
極小値があるか否かに基づいて、前記映像データのピク
チャーが、前記圧縮処理においてIピクチャーに圧縮符
号化されたか否かを検出する。
【0026】好適には、前記映像データのピクチャーそ
れぞれのマクロブロックの一部を直行変換して直行変換
データを生成し、生成した前記映像データのピクチャー
それぞれのマクロブロックの一部の前記直行変換データ
を複数の量子化ステップそれぞれにより除算し、前記映
像データのピクチャーそれぞれのマクロブロックの一部
の前記直行変換データの前記複数の量子化ステップによ
る除算結果それぞれの剰余の総和を算出し、前記剰余の
総和の極小値があるか否かに基づいて、前記映像データ
のピクチャーが、前記圧縮処理においてIピクチャーに
圧縮符号化されたか否かを検出する。
【0027】好適には、前記剰余の総和の極小値が最小
となる量子化ステップを選択し、選択した前記量子化ス
テップを用いて前記映像データを量子化する。
【0028】好適には、前記映像データを圧縮する前
に、前記圧縮処理においてIピクチャーに圧縮符号化さ
れたピクチャーを検出する。
【0029】
【発明の実施の形態】第1実施形態 以下、本発明の第1の実施形態を説明する。
【0030】第1実施形態の背景 例えば、テレビジョン放送局間で複数のVTR装置を用
いて映像データのダビングを行う際には、既にMPEG
2方式により圧縮符号化してある映像データを伸長復号
し、再度、圧縮符号化するために、エンコーダとデコー
ダとをタンデム接続する必要が生じることがある。この
ように、映像データの圧縮符号化と伸長復号を繰り返し
た場合、映像の品質が劣化してしまう。
【0031】映像データの圧縮符号化と伸長復号を繰り
返した場合の映像品質の劣化を最小にするためには、上
述したバックサーチ等により圧縮符号化および伸長復号
において用いられる量子化ステップを同じにし、さら
に、圧縮符号化のたびにGOPの位相を合わせることが
重要である。
【0032】GOPの位相が崩れると、上述したバック
サーチ方式を用いることができなくなる上に、Bピクチ
ャーあるいはPピクチャーから伸長復号したピクチャー
を、Iピクチャーに圧縮符号化するというように、同じ
ピクチャーを異なったピクチャータイプに圧縮符号化し
てしまい、圧縮符号化のたびに映像の情報量を大きく失
い、大幅に映像の品質を大きく劣化させてしまう。
【0033】第1の実施形態に示すエンコーダ2(2
a,2b)は、上述した不具合を解決するべくなされた
ものであり、ピクチャータイプの情報を特別に有効画素
データと多重化しなくても、前回の圧縮符号化時のピク
チャータイプをエンコーダ側で自動検出し、GOP位相
を合わせて圧縮符号化することができるように構成され
ている。
【0034】映像データ処理システム1 以下、映像データ用のエンコーダおよびデコーダがタン
デム接続された映像データ処理システム1を説明する。
本発明に係るエンコーダは、映像データ処理システム1
において用いられる。
【0035】図1は、本発明に係るエンコーダ2が用い
られる映像データ処理システム1の構成を示す図であ
る。図1に示すように、映像データ処理システム1は、
VTR装置あるいはハードディスク装置等の記録装置、
または、通信回線あるいは伝送路等の記録・伝送装置(b
rr channel) 3a〜3cを介して、エンコーダ(encoder
1, encoder2)2a,2bとデコーダ(decoder1, decoder
2)4a,4bとが直列に接続(タンデム接続)された構
成を採る。
【0036】なお、明確に映像データ処理システム1の
構成を採らない場合であっても、例えば、入力される非
圧縮映像データをMPEG2方式等により圧縮符号化し
てVTRテープに記録し、再生時に伸長複合化して出力
するVTR装置を複数、接続して映像データの複写を行
う場合にも、映像データが通る経路は、実質的に映像デ
ータ処理システム1と同じになる。また、エンコーダ2
(2a,2b)は、複数の種類のピクチャーを含むGO
Pに非圧縮映像データを圧縮符号化する場合に本発明に
特徴的な効果を奏する。
【0037】映像データ処理システム1において、エン
コーダ2aは、例えば、MPEG2方式といったMC−
DCT方式により、外部から入力される非圧縮映像デー
タ(入力映像データ)を複数の種類のピクチャーを含む
GOPの単位に圧縮符号化して圧縮映像データ(圧縮符
号化されたビットストリーム)を生成し、記録・伝送装
置3(3a)を介してデコーダ4aに伝送する。
【0038】デコーダ4aは、記録・伝送装置3aを介
してエンコーダ2aから入力された圧縮映像データを伸
長復号して、例えば、編集処理等に適したD−1ディジ
タルVTR用の非圧縮(フルビット)の映像データに戻
し、記録・伝送装置3(3b)を介してエンコーダ2b
に伝送する。エンコーダ2bは、エンコーダ2aと同じ
方式により、記録・伝送装置3bを介してデコーダ4a
から入力されたフルビットの映像データを圧縮符号化
し、記録・伝送装置3(3c)を介してデコーダ4bに
伝送する。デコーダ4bは、デコーダ4aと同様に、記
録・伝送装置3cを介してエンコーダ2bから入力され
た圧縮映像データを伸長復号して出力映像データとして
出力する。
【0039】なお、映像データ処理システム1において
は、タンデム接続された、エンコーダ2、記録・伝送装
置3およびデコーダ4が、必要に応じて3段以上、含ま
れることがあり、3段目以降の各構成部分は、2段目以
前と同様に映像データの圧縮符号化、伝送および伸長復
号を行う。
【0040】また、図1においては、フルビットチャネ
ル(full bit channel )と記載された記録・伝送装置3
bとしては、単に、伸長復号したフルビットの映像デー
タを伝送あるいは記録・再生する装置のほかに、例え
ば、伸長復号した映像データをディジタル/アナログ
(D/A)変換してアナログVTR装置に記録し、再び
アナログ/ディジタル(A/D)変換してデジタル映像
データに戻す装置、あるいは、スイッチャーや特殊効果
装置を介して映像データに対して編集、加工を加える装
置も含まれる。このような装置においても、映像データ
とともに記録したピクチャータイプの情報が失われるの
で、エンコーダ2(2a,2b)は、本発明に特徴的な
効果を奏する。
【0041】エンコーダ2(2a,2b) 図2は、図1に示した第1の実施形態における本発明に
係るエンコーダ2(2a,2b)の構成を示す図であ
る。図2に示すように、エンコーダ2は、圧縮符号化部
20および圧縮制御部24から構成される。
【0042】圧縮符号化部20は、ピクチャー並べ替え
部200、走査変換ブロック化部202、動き検出部2
04、FIFO206,220、減算回路207、DC
T部208、量子化部210、可変長符号化部(VL
C)212、逆量子化部214、逆DCT(IDCT)
部216、加算回路218および動き補償部222から
構成される。圧縮制御部24は、動き補償部240、減
算回路242、DCT部244、予測部246、バック
サーチ(back search) 部248およびピクチャータイプ
制御部250から構成される。
【0043】エンコーダ2は、これらの構成部分によ
り、既にMPEG2方式等による圧縮符号化および伸長
復号を1回以上経た入力映像データ(video in)から、前
回の圧縮符号化におけるGOP位相を検出するととも
に、前回の圧縮符号化における量子化ステップをバック
サーチ方式により再生し、前回と同じ量子化ステップお
よびGOP位相で再び入力映像データを圧縮符号化し、
エンコーダとデコーダをタンデム接続して映像データの
圧縮符号化および伸長復号を繰り返した場合の映像の品
質の劣化を防止する。
【0044】エンコーダ2の各構成部分 以下、エンコーダ2の各構成部分を説明する。
【0045】圧縮符号化部20 圧縮符号化部20は、一般的なMPEG2方式のエンコ
ーダと同様に、入力映像データに対して動き補償処理、
DCT処理および可変長符号化処理を行って圧縮符号化
する。圧縮符号化部20において、ピクチャー並べ替え
部200は、ピクチャータイプ制御部250の制御に従
って、入力映像データのピクチャーが圧縮符号化後にい
ずれのピクチャータイプとなるかに応じて圧縮符号化に
適した順番に入力映像データのピクチャーを並び替え、
走査変換ブロック化部202に対して出力する。
【0046】走査変換ブロック化部202は、ピクチャ
ー並べ替え部200から入力された映像データをフィー
ルド/フレーム変換し、さらにマクロブロック化して動
き検出部204および圧縮制御部24の動き補償部24
0に対して出力する。動き検出部204は、走査変換ブ
ロック化部202から入力される映像データをFIFO
206および圧縮制御部24の減算回路242に対して
出力するとともに、走査変換ブロック化部202から入
力される映像データをマクロブロック単位に処理してそ
の動きを検出し、映像の動きを示す動きベクトルを生成
して動き補償部240およびFIFO220に対して出
力する。
【0047】FIFO206は、動き検出部204から
入力された映像データをバッファリングし、圧縮制御部
24のDCT部244、予測部246およびバックサー
チ部248における処理(予備符号化処理)に要する時
間だけ遅延を与えて減算回路207に対して出力する。
【0048】減算回路207は、FIFO206から入
力される映像データに含まれるピクチャーの内、圧縮符
号化後にIピクチャーとなるピクチャーの映像データを
そのままDCT部208に対して出力する。また、減算
回路207は、FIFO206から入力される映像デー
タに含まれるピクチャーの内、圧縮符号化後にPピクチ
ャーまたはBピクチャーとなるピクチャーの映像データ
から動き補償部222の出力映像データを減算し、予測
誤差データを生成してDCT部208に対して出力す
る。
【0049】DCT部208は、減算回路207から入
力される圧縮符号化後にIピクチャーとなる映像デー
タ、および、圧縮符号化後にPピクチャーまたはBピク
チャーとなる映像データの予測誤差データをDCT処理
し、DCT処理の結果として得られたDCT係数を量子
化部210に対して出力する。量子化部210は、圧縮
制御部24のバックサーチ部248から入力される量子
化インデックスが示す量子化ステップで、DCT部20
8から入力されたDCT係数を量子化し、量子化データ
として可変長符号化部212および逆量子化部214に
対して出力する。
【0050】可変長符号化部212は、量子化部210
から入力される量子化データを、例えばランレングス符
号化方式により可変長符号化し、出力映像データ(strea
m out)として出力する。逆量子化部214は、入力され
る量子化データに対して、量子化部210と逆の処理を
行ってDCT係数を再生し、逆DCT部216に対して
出力する。
【0051】逆DCT部216は、入力されるDCT係
数に対してDCT部208と逆の処理を行って映像デー
タを再生し、加算回路218に対して出力する。加算回
路218は、逆DCT部216から入力される映像デー
タと、動き補償部222から入力される映像データとを
加算して映像データを再生し、動き補償部222に対し
て出力する。
【0052】FIFO220は、動き検出部204から
入力される動きベクトルをバッファリングし、FIFO
206〜加算回路218の処理に要する時間だけ遅延し
て動き補償部222に対して出力する。動き補償部22
2は、加算回路218から入力される映像データに対し
て、FIFO220から入力される動きベクトルを用い
た動き補償処理を行い、減算回路207およびDCT部
208に対して出力する。
【0053】圧縮制御部24 圧縮制御部24は、入力映像データの前回の圧縮符号化
における量子化ステップおよびGOP位相を検出し、こ
れらが一致するように圧縮符号化部20を制御する。ま
た、圧縮制御部24は、入力映像データの絵柄の複雑さ
および動きの速さ〔絵柄の難しさ(難度);difficult
y〕に基づいて、可変長符号化部212から出力される
出力映像データの総量(データレート)が、1〜数GO
P分の圧縮映像データを生成する時間(単位期間)ごと
の出力映像データの許容値〔例えば伝送路の伝送容量
等〕以下であって、この許容値にほぼ等しくする量子化
ステップを算出し、量子化インデックスの形式で量子化
部210に設定する。
【0054】圧縮制御部24において、動き補償部24
0は、圧縮符号化部20の動き補償部222と同様に、
走査変換ブロック化部202から入力される映像データ
に対して、動き検出部204から入力される動きベクト
ルを用いて動き補償処理を行い、減算回路242に対し
て出力する。減算回路242は、圧縮符号化部20の減
算回路207と同様に、動き検出部204から入力され
る映像データから、動き補償部240から入力される動
き補償された映像データを減算し、Iピクチャーの映像
データ、および、PピクチャーまたはBピクチャーの予
測誤差データを生成し、DCT部244に対して出力す
る。
【0055】DCT部244は、圧縮符号化部20のD
CT部208と同様に、減算回路242から入力された
Iピクチャーの映像データ、および、Pピクチャーまた
はBピクチャーの予測誤差データをDCT変換し、DC
T処理の結果として得られたDCT係数を生成して予測
部246に対して出力する。
【0056】予測部246は、DCT部244から入力
されたDCT係数をバックサーチ部248に対して出力
する。また、予測部246は、例えば、1〜数GOP分
の圧縮映像データを生成する時間を単位期間として、こ
の単位期間ごとに固定値の量子化ステップ(fix-q) でD
CT部244から入力されたDCT係数を量子化して量
子化データを生成する。
【0057】また、予測部246は、映像データ処理シ
ステム1(エンコーダ2)の使用者等によって外部から
設定され、上記許容値を示す目標データ量、および、生
成した量子化データのデータ量(発生符号量)に基づい
て、入力映像データの絵柄の難しさ(難度)を単位期間
ごとに見積もる。
【0058】また、予測部246は、見積もった入力映
像データの絵柄の難しさに応じて、入力映像データの絵
柄が難しい部分に多くのデータ量(データレート)を割
り当て、入力映像データの絵柄が簡単な部分に少ないデ
ータ量(データレート)を割り当てて出力映像データの
品質を全体として高く保ち、しかも、出力映像データの
総量が上記許容値を超えないようにするために実際に用
いるべき量子化ステップを示す量子化インデックスを単
位期間ごとに算出し、バックサーチ部248に対して出
力する。
【0059】なお、予測部246においては、上述した
固定値の量子化ステップでDCT係数を量子化して量子
化インデックスを予測する方法の他に、例えば、DCT
部244から入力されるDCT係数をいくつかの仮の量
子化値を用いて量子化して量子化データを生成し、生成
した量子化データのデータ量(発生符号量)と目標デー
タ量(許容値)とを比較して、これらのいずれが多いか
に応じて二分木検索により最適な量子化ステップを予測
する方法〔バイナリサーチ(binary search) 〕を採るこ
とも可能である。
【0060】バックサーチ部248の処理の概要 バックサーチ部248は、予測部246から入力される
量子化インデックス、および、DCT部244から予測
部246を介して入力されるDCT係数に基づいて、前
回の圧縮符号化においてイントラ符号化されたピクチャ
ーを検出し、検出結果をピクチャータイプ制御部250
に対して出力する。
【0061】また、バックサーチ部248は、バックサ
ーチにより入力映像データが1度以上の圧縮符号化を経
ているか否かを判断し、前回の圧縮符号化において用い
られた量子化ステップを示す量子化インデックスを生成
し、圧縮符号化部20の量子化部210に設定する。
【0062】つまり、バックサーチ部248は、予測部
246が予測した量子化インデックスが示す量子化ステ
ップおよびその近傍の値で、DCT部244から予測部
246を介して入力されるDCT係数を除算し、除算結
果の剰余の総和が著しく小さい値を示す量子化ステップ
が存在する場合には、この著しく小さい値を示す量子化
ステップを前回の圧縮符号化において用いられた量子化
ステップと判定し、この量子化ステップを示す量子化イ
ンデックスを量子化部210に対して出力する。
【0063】バックサーチ部248の処理の詳細 さらに、バックサーチ部248の入力映像データのIピ
クチャーの検出処理の内容を詳細に説明する。バックサ
ーチ部248におけるGOP位相の検出処理は、入力映
像データに含まれるIピクチャーから伸長復号されたピ
クチャー(単に「入力映像データのIピクチャー」とも
記す)を、次の圧縮符号化においても再びIピクチャー
に圧縮符号化(イントラ符号化)した場合にのみ、バッ
クサーチにより求められるDCT係数の剰余総和が顕著
な極小を示すという性質に着目して行われる。
【0064】この理由は、PピクチャーまたはBピクチ
ャーは、動き補償処理により算出した予測誤差データを
DCT処理し、量子化することにより圧縮符号化されて
いるために、PピクチャーまたはBピクチャーを逆DC
T処理、逆量子化および動き補償して伸長復号しても、
伸長復号の結果として得られる映像データの値は量子化
ステップの整数倍にはなりえないからである。従って、
PピクチャーまたはBピクチャーを伸長復号して得られ
たピクチャー(単に「入力映像データのPピクチャー,
Bピクチャー」とも記す)をイントラ符号化し、バック
サーチ処理した場合には、DCT係数の剰余の総和に極
小点は存在せず、見つけることはできない。
【0065】また、同様に、入力映像データのBピクチ
ャー(Pピクチャー)を再度同じBピクチャー(Pピク
チャー)に圧縮符号化し、バックサーチ処理した場合に
も、前回の圧縮符号化で求められた動きベクトルと、次
回の圧縮符号化により歪んだ映像から求められた動きベ
クトルとは同一にはならず、また、前回の圧縮符号化お
よび伸長復号による映像の歪みのために、次回の圧縮符
号化において得られる予測誤差データは、前回の圧縮符
号化の際に得られた予測誤差データと同一にはならな
い。従って、次回、入力映像データのBピクチャーまた
はPピクチャーを前回と同じピクチャータイプに圧縮符
号化しても、バックサーチ処理において、DCT係数の
剰余の総和が顕著に小さい値になる極小点が見つかる確
率は非常に低い。
【0066】以上説明したピクチャータイプごとのバッ
クサーチ処理における性質を利用すると、入力映像デー
タのピクチャーが、前回、イントラ符号化されたもので
あるか否かを、バックサーチ処理においてDCT係数の
顕著な極小値を生じるか否かに基づいて自動的に検出す
ることができる。
【0067】バックサーチ部248は、DCT係数の剰
余の総和に顕著な極小値が存在するか否か、例えば、予
測部246から入力された量子化インデックスが示す量
子化ステップでDCT係数を除算した場合の剰余の総和
に対して、バックサーチ部248におけるバックサーチ
処理により求められたDCT係数の剰余の総和の比率
が、ある一定の閾値以下になるか否かを判断することに
より、エンコーダ2が入力映像データのIピクチャーを
イントラ符号化したか否かを判断することができる。
【0068】このように、バックサーチ部248は、入
力映像データのIピクチャーの位置を検出することによ
り、入力映像データのIピクチャーの間隔(GOPに含
まれるピクチャーの数N)を判定することができ、判定
結果をピクチャータイプ制御部250に通知する。
【0069】ピクチャータイプ制御部250は、求めた
Iピクチャーの間隔と、映像データ処理システム1のエ
ンコーダ2a,2bおよびデコーダ4a,4bが用いる
GOPの構成(GOP内にいずれのピクチャータイプが
どのような順番で含まれるか;GOPシーケンス)とに
基づいて、GOP内のPピクチャーの間隔(M)を判定
することができ、さらに、入力映像データの各ピクチャ
ーが、前回、いずれのピクチャータイプに圧縮符号化さ
れたかを判定することができる。
【0070】ピクチャータイプ制御部250は、以上説
明したように判定した入力映像データが前回の圧縮符号
化においていずれのピクチャータイプに圧縮符号化され
たかを示す情報に基づいて、入力映像データの各ピクチ
ャーが前回と同じピクチャータイプに圧縮符号化され、
前回の圧縮符号化と次回の圧縮符号化におけるGOP位
相が保たれるようにピクチャー並べ替え部200を制御
し、ピクチャーの並び替えを行わせる。
【0071】エンコーダ2の動作 以下、図3をさらに参照して図1および図2に示したエ
ンコーダ2(図1,図2)の動作を説明する。圧縮制御
部24の動き補償部240は、圧縮符号化部20のピク
チャー並べ替え部200および走査変換ブロック化部2
02が処理した映像データを動き補償する。減算回路2
42は、Iピクチャーの映像データ、および、Pピクチ
ャーまたはBピクチャーの予測誤差データを生成する。
DCT部244は、Iピクチャーの映像データ、およ
び、PピクチャーまたはBピクチャーの予測誤差データ
をDCT変換し、DCT係数を生成する。
【0072】予測部246は、例えば、1GOP分の圧
縮映像データを生成する時間を単位期間として、この単
位期間ごとに固定値の量子化ステップ(fix-q) でDCT
部244から入力されたDCT係数を量子化して量子化
データを生成し、その発生符号量に基づいて、入力映像
データの難度を見積もり、さらに、量子化インデックス
を単位期間ごとに算出する。
【0073】バックサーチ部248は、予測部246が
生成した量子化インデックスと、DCT部244が生成
したDCT係数とに基づいて、前回の圧縮符号化におい
てイントラ符号化されたピクチャーを検出し、さらに、
バックサーチにより前回の圧縮符号化において用いられ
た量子化ステップを示す量子化インデックスを生成す
る。図3は、図1および図2に示したエンコーダ2(2
a,2b)のバックサーチ部248およびピクチャータ
イプ制御部250の処理内容、つまり、いかにイントラ
符号化する入力映像データのピクチャーを指定するかを
例示するフローチャート図である。
【0074】図3に示すように、ステップ100(S1
00)において、バックサーチ部248は、変数jを初
期値1とする。ステップ102(S102)において、
バックサーチ部248は、圧縮符号化部20の動き補償
部240、減算回路242およびDCT部244が入力
映像データの第j番目のピクチャーを圧縮処理した結果
として得られたDCT係数に対してバックサーチ処理を
行い、DCT係数の剰余の総和Rmin,j と、予測部24
6が得た量子化ステップ(その前の量子化ステップ)に
よるDCT係数の剰余の総和Rj とを記憶する。
【0075】ステップ104(S104)において、バ
ックサーチ部248は、変数jと、それまでに求めたG
OPのピクチャー数Nとを比較し、変数jがピクチャー
数Nより大きい場合にはS108の処理に進み、変数j
がピクチャー数N以下である場合にはS106の処理に
進む。ステップ106(S106)において、バックサ
ーチ部248は、変数jに1を加算(インクリメント)
する。
【0076】S100〜S106の処理が構成するルー
プ処理において、バックサーチ部248は、N枚(1G
OP分)のピクチャーについて、バックサーチ処理によ
り得られるDCT係数の剰余の総和Rsub,j と、予測部
246が固定値の量子化ステップでDCT係数を量子化
することにより、あるいは、バイナリサーチにより得た
量子化ステップで量子化したときの剰余総和Rj とを保
存する処理を行う。
【0077】ステップ108(S108)において、バ
ックサーチ部248は、予測部246が得た量子化ステ
ップにより得られる剰余総和Rj に対する、S100〜
S106の処理が構成するループ処理により得られたN
個の剰余総和Rsub,j の比率(Rmin,j /Rj )の最小
値〔min(Rmin,j /Rj )〕と、所定の閾値Thと
を比較する。
【0078】バックサーチ部248は、最小値〔min
(Rmin,j /Rj )〕が閾値Th以上である場合には、
入力映像データが1度も圧縮符号化を経ていないオリジ
ナルの映像データであると判断してS100の処理に進
み、最小値〔min(Rmin,j /Rj )〕が閾値Th未
満である場合には、入力映像データが既に圧縮符号化を
経ている(ダビング後の)映像データであると判断して
S110の処理に進む。
【0079】ステップ110(S110)において、バ
ックサーチ部248は、S108の処理において、最小
値〔min(Rmin,j /Rj )〕を与える第jmin 番目
のピクチャーを入力映像データのIピクチャーと判断
し、ピクチャータイプ制御部250に対して通知する。
ステップ112(S112)において、ピクチャータイ
プ制御部250は、第jmin 番目のピクチャーが、GO
Pの第1番目のピクチャーであるか否かを判断し、第j
min 番目のピクチャーがGOPの第1番目のピクチャー
である場合にはS100の処理に進み、第jmin 番目の
ピクチャーがGOPの第1番目のピクチャーでない場合
にはS114の処理に進む。
【0080】S112の処理において、第jmin 番目の
ピクチャーがGOPの第1番目のピクチャーであるとい
うことは、現在のバックサーチ処理の対象となっている
GOPの位相(構成)が、の前回のバックサーチ処理の
対象となっていたGOPの位相(構成)と同じであるこ
とを意味するので、ピクチャータイプ制御部250は、
GOPの位相の変更を要さない。
【0081】反対に、S112の処理において、第j
min 番目のピクチャーがGOPの第1番目のピクチャー
でないということは、バックサーチ部248の現在の処
理の対象となっているGOPの位相(構成)が、バック
サーチ部248の前回の処理の対象となっていたGOP
の位相(構成)と異なっていることを意味するので、ピ
クチャータイプ制御部250は、GOPの位相の変更を
要する。
【0082】ステップ114(S114)において、ピ
クチャータイプ制御部250は、第N+jmin 番目の入
力映像データのピクチャーをイントラ符号化するよう
に、ピクチャーの並び替えの順番を変更するようにピク
チャー並べ替え部200を制御する。ステップ116
(S116)において、ピクチャータイプ制御部250
は、変数jに数値jmin を代入し、S102の処理に進
む。
【0083】圧縮符号化部20のピクチャー並べ替え部
200は、以上説明したピクチャータイプ制御部250
の制御に従って、入力映像データのピクチャーの順番を
並び替える。走査変換ブロック化部202は、映像デー
タをフィールド/フレーム変換し、さらにマクロブロッ
ク化する。
【0084】動き検出部204は、映像データをマクロ
ブロック単位に処理してその動きを検出し、映像の動き
を示す動きベクトルを生成する。FIFO206は、映
像データをバッファリングし、所定の時間遅延を与え
る。減算回路207は、圧縮符号化後にPピクチャーま
たはBピクチャーとなるピクチャーの予測誤差データを
生成する。
【0085】DCT部208は、圧縮符号化後にIピク
チャーとなる映像データ、および、Pピクチャーまたは
Bピクチャーとなる映像データの予測誤差データをDC
T処理し、DCT係数を生成する。量子化部210は、
圧縮制御部24のバックサーチ部248が生成した量子
化インデックスが示す量子化ステップで、DCT部20
8から入力されたDCT係数を量子化し、量子化データ
を生成する。可変長符号化部212は、量子化部210
から入力される量子化データを可変長符号化し、出力映
像データ(stream out)として出力する。
【0086】逆量子化部214は、量子化データを逆量
子化処理してDCT係数を再生する。逆DCT部216
は、再生されたDCT係数を逆DCT処理して映像デー
タを再生する。加算回路218は、逆DCT部216か
ら入力される映像データと、動き補償部222から入力
される映像データとを加算する。
【0087】FIFO220は、動き検出部204から
入力される動きベクトルをバッファリングし、所定の時
間遅延を与える。動き補償部222は、加算回路218
から入力される映像データに対して、FIFO220か
ら入力される動きベクトルを用いた動き補償処理を行
う。
【0088】変形例 以下、図4を参照して、第1の実施形態の変形例を説明
する。エンコーダ2(図1,図2)は、圧縮符号化部2
0の量子化部210に設定する量子化インデックスを求
めるバックサーチ処理を行う際に、前回の圧縮符号化の
際のピクチャータイプを検出し、ピクチャー並べ替え部
200のピクチャーの並び替え処理を制御するように構
成されているので、遅延量が多く、しかも、ピクチャー
並べ替え部200におけるピクチャーの並び替えの順番
を迅速に変更することができない。
【0089】しかしながら、バックサーチ処理により、
DCT係数の剰余総和の極小点を見つけるためには、必
ずしもピクチャーの全てのDCT係数の剰余総和を算出
する必要はなく、ピクチャー中のいくつかのマクロブロ
ックを抽出して、剰余総和の極小点が存在するか否かを
調べれば充分である。
【0090】以下に説明する第1の実施形態に示したエ
ンコーダ2の変形例(エンコーダ5)は、このような点
に着目し、エンコーダ2の処理速度を改善するのために
なされたものであり、量子化インデックスを生成する機
能と、GOPの位相を検出する機能とを分離し、予めG
OP位相を検出してから入力映像データを圧縮符号化す
るように構成されている。
【0091】図4は、第1の実施形態の変形例のエンコ
ーダ5の構成を示す図である。なお、図4においては、
エンコーダ5の構成部分の内、エンコーダ2と同一のも
のには図2と同じ符号が付してある。図4に示すよう
に、エンコーダ5は、圧縮符号化部20と圧縮制御部2
6から構成される。圧縮制御部26は、圧縮制御部24
(図2)にGOP位相制御部28を付加した構成を採
る。GOP位相制御部28は、ブロック抽出部280、
DCT部282、予測部284およびバックサーチ部2
86から構成される。
【0092】圧縮制御部26のGOP位相制御部28に
おいて、ブロック抽出部280は、入力映像データの各
ピクチャーから数ブロック分の映像データを抽出し、D
CT部282に対して出力する。DCT部282は、ブ
ロック抽出部280から入力された数ブロック分の映像
データをDCT処理し、DCT処理により得られたDC
T係数を予測部284に対して出力する。
【0093】予測部284は、圧縮制御部24の予測部
246と同様に、単位期間ごとに固定値の量子化ステッ
プ(fix-q) またはバイナリサーチにより入力映像データ
の絵柄の難しさを見積もり、実際に用いるべき量子化ス
テップを示す量子化インデックスを単位期間ごとに算出
してバックサーチ部286に対して出力する。
【0094】バックサーチ部286は、エンコーダ2に
おける圧縮制御部24のバックサーチ部248と同様
に、予測部284から入力される量子化インデックス、
および、DCT部282から予測部284を介して入力
されるDCT係数を用いてバックサーチ処理を行い、入
力映像データのGOP位相(Iピクチャー)を検出し、
ピクチャータイプ制御部250に通知する。ピクチャー
タイプ制御部250は、エンコーダ2においてと同様
に、バックサーチ部286から入力されるIピクチャー
の位置を示す情報に従って、圧縮符号化部20のピクチ
ャー並べ替え部200の処理を制御する。
【0095】なお、エンコーダ2と異なり、エンコーダ
5においては、GOP位相の検出(Iピクチャーの検
出)に先立つ動き補償は行なわれないので、GOP位相
制御部28のバックサーチ部286は、入力映像データ
の全てのピクチャーに対してイントラ符号化して得られ
たDCT係数に対してバックサーチ処理を行うことにな
る。従って、結果的に、GOP位相制御部28による入
力映像データが既に圧縮符号化を経ているか否かの判定
は非常に簡単になる。
【0096】また、図1および図2に示したエンコーダ
2(2a,2b)の各構成部分は、同一の機能および性
能を実現可能である限り、ソフトウェア的に構成される
かハードウェア的に構成されるかを問わない。また、エ
ンコーダ2の各構成部分は、同一の機能および性能を実
現可能な他の装置に置換可能である。また、エンコーダ
2は、適切な変形を加えることにより、映像データの
他、例えば、音声データといった冗長性を有する他の種
類のデータの圧縮符号化に応用することができる。
【0097】効果 以上説明したように、エンコーダ2,5によれば、前回
の圧縮符号化と同じGOP位相を保って次回の圧縮符号
化を行うことができ、図1に示した映像データ処理シス
テム1における映像の品質の劣化を防ぐことができる。
また、エンコーダ2,5においては、ピクチャータイプ
情報が失われた場合、あるいは、1度も圧縮符号化を経
ていないオリジナルの映像データが入力された場合に、
圧縮映像データとピクチャータイプを示す情報とを多重
化し、ピクチャータイプ情報に基づいて次回の圧縮符号
化を行う従来の方法において生じていた誤動作等の不具
合は発生しない。
【0098】また、エンコーダ2,5においては、例え
ば、圧縮映像データをアナログ映像信号に戻し、再度、
ディジタル圧縮映像データとして記録等を行う場合に
も、アナログ映像データに戻す前の圧縮映像データと同
じGOP位相で圧縮符号化を行うことができ、映像の品
質の劣化を防ぐことができる。また、エンコーダ5は、
ピクチャーの一部のマクロブロックを用いてGOP位相
を検出するので、エンコーダ2に比べて大幅に装置規模
が増大することがない。また、エンコーダ5によると、
GOP位相を検出するために要する処理時間が短縮され
るので、エンコーダ2に比べて遅延時間を短縮すること
ができる。
【0099】第2実施形態 以下、本発明の第2の実施形態を説明する。
【0100】第2の実施形態の背景 MPEG2方式等のMC−DCT方式等の圧縮符号化技
術を、映像データの放送、通信あるいは伝送に用いる場
合には、圧縮符号化して得られる圧縮映像データのデー
タ量(発生符号量)を伝送路の伝送容量以下に押さえ込
むためには、MPEG方式のTM5等に代表されるよう
に、通常、フィードバックによる量子化ステップの制御
が行なわれる。
【0101】このフィードバックによる量子化ステップ
の制御は、過去の量子化ステップ(量子化インデック
ス)と、この量子化ステップに対応する発生符号量との
関係により、その時点のバッファ残量に適合する量子化
ステップ(量子化インデックス)を動的(ダイナミッ
ク)に調節することにより行われる。
【0102】しかしながら、このフィードバック制御方
式は、長い時間で見たときは所望のデータレートに符号
発生量を抑え込むことができるものの、瞬間的に見る
と、発生符号量の増大を招くことがある。従って、テレ
ビジョン放送業務用デジタルVTR装置あるいは録再型
ディスク装置への応用を考えると、例えばインサート編
集、可変速再生あるいは記録エラーのコンシール(conce
al) に対応できるように、ある単位期間ごとに、発生符
号量が必ず目標符号量となるように発生符号量を制御
し、VTRテープあるいはMOディスク等のディスク記
録媒体の特定の場所に記録するという制御がさらに必要
になる。
【0103】また、高い映像の品質が要求されるテレビ
ジョン放送局用においては、タンデム接続したエンコー
ダおよびデコーダ(コーデック)により圧縮符号化およ
び伸長復号を繰り返した場合の映像の品質の劣化防止も
厳しく要求される。
【0104】従って、映像データ処理システム1(図
1)等において圧縮符号化および伸長復号を繰り返す場
合には、各圧縮符号化処理における量子化ステップを同
じにするために、例えば、エンコーダ2,5(図1,図
2,図4)のバックサーチ部248によるバックサーチ
処理が用いられる。
【0105】しかしながら、エンコーダ2,5のバック
サーチ部248のバックサーチ処理においては、DCT
係数の剰余総和の中に、所定の閾値を超える割合の著し
い極小点が存在するか否かに基づいて、前回の圧縮符号
化において用いられた量子化ステップを検出する方法が
採られるため、この閾値を小さく設定しすぎると、本
来、DCT係数の剰余総和の極小点が存在しない、一度
の圧縮符号化も経ていないオリジナル映像データのピク
チャーのいくつかのマクロブロックから、DCT係数の
剰余総和の極小点が誤って検出される可能性がある。
【0106】バックサーチ部248がDCT係数の剰余
総和を誤って検出し、誤って生成した量子化ステップ
(量子化インデックス)に基づいて圧縮符号化部20の
量子化部210が量子化を行うと、最適な量子化ステッ
プよりも大きい値でDCT係数を量子化してしまい、結
果として映像の品質が大きく劣化してしまう可能性があ
る。
【0107】また逆に、DCT係数の剰余総和の検出に
用いる閾値を過度に大きく設定すると、既に圧縮符号化
を経ている映像データが入力されても、ピクチャー内の
いくつかのマクロブロックではDCT係数の剰余総和の
極小点を検出できない可能性がある。本来、検出される
べき極小点が検出できないと、前回の圧縮符号化にいて
と異なる量子化ステップで、次回の圧縮符号化における
量子化処理が行われ、映像の品質が大きく劣化してしま
う。これらの観点から、DCT係数の剰余総和の検出に
用いる閾値を適切に選択する必要があるが、以上のよう
な不具合の解決は難しく、さらに、入力映像データの絵
柄によっては、以上の不具合が顕著に現れる可能性もあ
る。
【0108】さらに、MPEG 4:2:2 Profile方
式を用いる装置には、例えば、GOPがIピクチャーお
よびBピクチャーの2フレーム構成となっているものが
あり、また、MP@ML方式を用いる装置には、GOP
が15フレーム構成を採ることが代表的である。
【0109】一方、複数フレーム構成のGOPを用いる
MC−DCT方式のエンコーダおよびデコーダにおいて
は、圧縮符号化の際に動き補償処理を行うピクチャータ
イプにおいて前回と同じ動きベクトルを再現することは
不可能であるため、次回の圧縮符号化における動きベク
トルおよび予測誤差の再現性が低く、結果として、前回
の圧縮符号化においてBピクチャーおよびPピクチャー
に圧縮符号化されたピクチャーのDCT係数の剰余総和
に顕著な極小点は存在しない。
【0110】従って、バックサーチ部248において前
回の圧縮符号化においてイントラ符号化されたピクチャ
ーを検出するための閾値を用いてバックサーチ処理を行
っても、前回の圧縮符号化においてBピクチャーおよび
Pピクチャーに圧縮符号化されたピクチャーからは、D
CT係数の極小点を検出できない。第2の実施形態は、
このような不具合を解決し、ピクチャータイプの誤検出
を防ぐことができるバックサーチ処理をズムを実現し、
例えば、複数のディジタルVTR装置を接続して映像デ
ータを複写する際等の映像の品質劣化を防ぐことを目的
としている。
【0111】図5は、第2の実施形態における本発明に
係るエンコーダ6の構成を示す図である。なお、図5に
おいては、エンコーダ6の構成部分のうち、図2に示し
たエンコーダ2および図4に示したエンコーダ5の構成
部分と同じものには、同一の符号を付してある。
【0112】図5に示すように、エンコーダ6は、圧縮
符号化部20、圧縮制御部30およびビデオインデック
ス(video index;仮称)検出部32から構成され、圧縮
制御部30は、エンコーダ2,5(図1,図2,図4)
の圧縮制御部24にスイッチ(sw)回路300を付加した
構成を採る。なお、第2の実施形態において示すエンコ
ーダ6は、圧縮符号化において動き補償を行うように構
成されているが、動き補償処理は必須ではない。
【0113】エンコーダ6は、例えば、映像データ処理
システム1(図1)において、エンコーダ2,5の代わ
りに用いられ、エンコーダ2,5と同様に、入力映像デ
ータに含まれる各ピクチャーが前回、いずれのピクチャ
ータイプに圧縮符号化されたかを検出し、さらに、前回
と同じ量子化ステップでDCT係数を量子化し、圧縮符
号化を行う。
【0114】エンコーダ6におけるバックサーチ処理 エンコーダ6におけるバックサーチ処理は、バックサー
チアルゴリズムは、一度も圧縮符号化を経ていないオリ
ジナルの映像に対しては使用しないほうがよく、同じ圧
縮符号化方式を用いるエンコーダによる圧縮符号化を既
に経ている映像データに対してのみ適用することが好ま
しいという性質に着眼して変更されている。
【0115】つまり、第1の実施形態において示したエ
ンコーダ2,5においては、入力映像データの全てのピ
クチャーに対してバックサーチ処理を行い、オリジナル
の映像データにおいてはDCT係数の剰余総和に極小点
が見つからず、既に圧縮符号化を経た映像データにおい
てのみ剰余総和に極小点が見つかってバックサーチ処理
が有効となること期待しているが、この期待どおりとな
らない場合がある。
【0116】そこで、第2の実施形態において示すエン
コーダ6は、ビデオインデックスを用いて、入力される
映像データのピクチャーが、既に圧縮符号化を経た映像
データかオリジナルの映像データかを識別し、オリジナ
ルの映像データ、および、前回、他の方式により圧縮符
号化された映像データであると識別された場合には、バ
ックサーチ処理を実行せず、逆に、前回、同じ方式によ
り圧縮符号化され、かつ、前回のGOP位相が次の圧縮
符号化におけるGOP移動と同じ場合にのみバックサー
チ処理を実行するように構成されている。
【0117】前回の圧縮符号化方式の検出方法 次に、前回の圧縮符号化方式が、次回の圧縮符号化方式
と同じか否かを検出する方法を説明する。現在、SMP
TEにおいて、ビデオインデックスと呼ばれるエンコー
ド条件を示す情報を、デコーダ側で映像データに多重化
することが標準化されつつある。映像データに正しいビ
デオインデックスが多重化されているか否かを検出する
ことにより、エンコーダ6の入力部分において、入力映
像データが前回、同じ方式により圧縮符号化されたか否
か、および、次回の圧縮符号化におけるGOPの位相
(構造)と前回の圧縮符号化におけるGOPの位相とが
一致しているか否かを判定することができる。以下、映
像データ処理システム1において、デコーダ4a,4b
がビデオインデックスを映像データに多重化する場合に
ついて説明を行う。
【0118】ビデオインデックス検出部32の動作の概
以下、ビデオインデックス検出部32の動作の概要を説
明する。ビデオインデックス検出部32は、入力映像デ
ータに正しいビデオインデックス情報が多重化されてい
るか否かを監視し、入力映像データに正しいビデオイン
デックス情報が多重化されており、かつ、次回の圧縮符
号化におけるGOPの位相(構造)と前回の圧縮符号化
におけるGOPの位相とが一致している場合にのみ、次
回の圧縮符号化におけるGOPの位相(構造)と前回の
圧縮符号化におけるGOPの位相とが一致するようにピ
クチャータイプ制御部250を介してピクチャー並べ替
え部200の動作を制御し、さらに、スイッチ回路30
0を制御して入力端子bを選択させ、圧縮制御部24の
バックサーチ部248の処理により決定された量子化ス
テップ(量子化インデックス)を量子化部210に対し
て出力させる。
【0119】また、ビデオインデックス検出部32は、
逆に、ビデオインデックスが入力映像データに全く多重
化されていなかったり、多重化されていても違う圧縮符
号化方式を示していたり、あるいは、同じ圧縮符号化方
式を示していても、編集作業等によりGOP位相が変更
されたりといったように、次回の圧縮符号化におけるG
OP位相で圧縮符号化を行わない方がよい場合に、スイ
ッチ回路300を制御して入力端子aを選択させ、予測
部246により固定量子化ステップあるいはバイナリー
サーチにより求められた量子化ステップ(インデック
ス)を量子化部210に対して出力させる。
【0120】ビデオインデックス検出部32の動作の詳
以下、図7をさらに参照して、ビデオインデックス検出
部32の詳細な動作を説明する。図7は、図5に示した
エンコーダ6のビデオインデックス検出部32の動作を
例示するフローチャート図であって、ビデオインデック
ス検出部32が1ピクチャーの映像データを取り込んで
から、量子化インデックスを生成するまでが例示されて
いる。
【0121】図7に示すように、ステップ200(S2
00)において、エンコーダ6のビデオインデックス検
出部32は、次の入力映像データを1ピクチャー分取り
込む。ステップ202(S202)において、ビデオイ
ンデックス検出部32は、次の入力映像データが取り込
めたか否かを判断し、入力映像データが取り込めなかっ
た場合には処理を終了する。ステップ204(S20
4)において、ビデオインデックス検出部32は、入力
映像データのビデオインデックスが多重化されているべ
き位置のデータ(例えば3バイト)の全てを分離し、読
み出す。
【0122】ステップ206(S206)において、ビ
デオインデックス検出部32は、読み出した3バイトの
データに対してCRCチェックを行う。CRCチェック
の結果、3バイトのデータが正しい場合にはS208の
処理に進み、正しくない場合にはS216の処理に進
む。
【0123】ステップ208(S208)において、ビ
デオインデックス検出部32は、ビデオインデックスに
含まれるGOP構成、Pピクチャーの間隔(M)および
量子化方法(Q_type)を示すピクチャーごとの変
更がないデータに基づいて、次回(現在)の圧縮符号化
におけるこれらの条件と、前回の圧縮符号化におけるこ
れらの条件とが一致するか否かを判断する。一致する場
合にはS210の処理に進み、一致しない場合にはS2
16の処理に進む。
【0124】ステップ210(S210)において、ビ
デオインデックス検出部32は、インデックスに含まれ
ているピクチャータイプ(picture type)およびフレーム
数(N;frame number)と、次回(現在)の圧縮符号化
において期待されるピクチャータイプおよびフレーム数
(N)とを比較し、これらが一致するか否かを判断す
る。一致する場合にはS212の処理に進み、一致しな
い場合にはS216の処理に進む。
【0125】つまり、ビデオインデックス検出部32
は、ビデオインデックスに含まれるピクチャータイプを
示すデータおよびフレーム番号を示すデータと、期待さ
れているパターンとが一致する否かを調べる。例えば、
GOPがBピクチャーおよびIピクチャーそれぞれ1枚
ずつの2フレーム構成である場合には、表示順で、GO
Pの1枚目はBピクチャー、2枚目はIピクチャーとな
ることが期待される。
【0126】従って、ビデオインデックス検出部32
は、ビデオインデックスデータに含まれるフレーム番号
を示すデータ(Frame No.) が1であって、かつ、ビデオ
インデックスデータに含まれるピクチャータイプを示す
データがBピクチャーである場合、および、ビデオイン
デックスデータに含まれるフレーム番号を示すデータ(F
rame No.) が2であって、かつ、ビデオインデックスデ
ータに含まれるピクチャータイプを示すデータがIピク
チャーである場合の2つの場合にのみビデオインデック
スが正しいと判断する。
【0127】ステップ212(S212)において、ビ
デオインデックス検出部32は、インデックスに含まれ
ているGOP位相を示す情報が、次回(現在)の圧縮符
号化におけるGOP位相と一致するか否かを判断する。
一致する場合にはS214の処理に進み、一致しない場
合にはS216の処理に進む。
【0128】つまり、ビデオインデックス検出部32
は、次回(現在)の圧縮符号化におけるGOP位相と、
ビデオインデックスに含まれるGOP位相を示すデータ
とが一致している場合にのみ、バックサーチ部248が
生成した量子化インデックスを有効にする。
【0129】ステップ214(S214)において、ビ
デオインデックス検出部32は、スイッチ回路300を
制御して入力端子b側を選択させ、圧縮符号化部20の
量子化部210にバックサーチ部248が生成した量子
化インデックスを出力させる。
【0130】つまり、ビデオインデックス検出部32
は、S202,S206〜S212の処理に示した全て
の条件が満たされた場合にのみ、バックサーチ部248
におけるバックサーチ処理を有効化し、S214の処理
においてスイッチ回路300を制御し、バックサーチ部
248が生成した量子化インデックスを量子化部210
に対して出力させる。
【0131】ステップ216(S216)において、ビ
デオインデックス検出部32は、スイッチ回路300に
入力端子a側を選択させ、量子化部210が、バックサ
ーチ部248が生成した量子化インデックスではなく、
予測部246が生成した量子化インデックスを用いて量
子化を行うように制御する〔フリーラン(free run)処
理〕。つまり、ビデオインデックス検出部32は、S2
02,S206〜S212の処理に示した条件のいずれ
かが満たされない場合には、バックサーチ部248にお
けるバックサーチ処理を無効化し、S216においてス
イッチ回路300を制御し、予測部246が生成した量
子化インデックスを量子化部210に対して出力させ
る。
【0132】デコーダ4(4a,4b) 図6は、図1に示したデコーダ4(4a,4b)の構成
を示す図である。映像データ処理システム1(図1)に
おいて、エンコーダ2,5の代わりにエンコーダ6を用
いる場合、デコーダ4a,4bは、図6に示すように、
伸長復号部40に、ビデオインデックス多重化部414
を付加した構成を採る。
【0133】伸長復号部40は、一般的な映像データ用
デコーダ装置と同様に、バッファメモリ(buffer)40
0、可変長復号部(VLD)402、逆量子化部40
4、逆DCT部406、動き補償部408、スイッチ回
路410、ピクチャー並べ替え部412およびピクチャ
ータイプ制御部416から構成される。
【0134】伸長復号部40は、エンコーダ2から入力
される圧縮映像データを伸長復号し、フルビットの映像
データを生成してビデオインデックス多重化部414に
対して出力する。ビデオインデックス多重化部414
は、ピクチャータイプ制御部416が検出した圧縮映像
データのGOPシーケンスに基づいて、前回の圧縮符号
化の方式およびGOP構成等を示すビデオインデックス
を生成し、ピクチャー並べ替え部412から入力される
映像データにビデオインデックスを付加し、エンコーダ
2に対して出力する。
【0135】第2の実施形態における映像データ処理シ
ステム1の動作 以下、エンコーダ6(図5)およびデコーダ4(図6)
を用いた映像データ処理システム1(図1)の動作を説
明する。エンコーダ6(6a)は、入力される映像デー
タを圧縮符号化し、記録・伝送装置3aを介してデコー
ダ4(4a)に対して伝送する。デコーダ4aは、エン
コーダ6aから入力された圧縮映像データを伸長復号し
てフルビットの映像データを生成し、ビデオインデック
スデータを多重化して、記録・伝送装置3bを介してエ
ンコーダ6(6b)に伝送する。
【0136】エンコーダ6bにおいて、ビデオインデッ
クス検出部32(図5)は、ピクチャー1枚分の映像デ
ータが入力されるたびに、図7に示した処理を行い、入
力された映像データに多重化されたビデオインデックス
が正しいか否かを判断し、スイッチ回路300を制御し
て、圧縮符号化部20の量子化部210に、バックサー
チ部248が生成した量子化ステップ(量子化インデッ
クス)および予測部246が生成した量子化ステップ
(量子化インデックス)のいずれかを設定するととも
に、ピクチャータイプ制御部250を介して圧縮符号化
部20のピクチャー並べ替え部200を制御し、エンコ
ーダ6bにおける圧縮符号化に適した順番に入力映像デ
ータのピクチャーを並べ替えさせる。
【0137】圧縮符号化部20のピクチャー並べ替え部
200以降の各構成部分、および、圧縮制御部30は、
エンコーダ2,5と同様に入力映像データを圧縮符号化
し、記録・伝送装置3cを介してデコーダ4bに伝送す
る。
【0138】なお、エンコーダ6におけるように、ビデ
オインデックスに基づいて圧縮符号化部20のピクチャ
ー並べ替え部200を制御する場合、次回の圧縮符号化
時においても前回の圧縮符号化時のピクチャータイプを
把握できるので、前回の圧縮符号化時のピクチャータイ
プに基づいて、次回以降の圧縮符号化において圧縮制御
部30のバックサーチ部248のバックサーチ処理にお
いて用いられる閾値を、ピクチャータイプに応じて最適
化することが可能である。
【0139】つまり、前回の圧縮符号化時にイントラ符
号化されたピクチャーを、次回もイントラ符号化する場
合には、バックサーチ処理(図3)においてDCT係数
の剰余総和の顕著な極小点が現れやすい。従って、バッ
クサーチ処理に用いる閾値を大きめに設定することによ
り、DCT係数の剰余総和の極小点の誤検出が防止でき
る。
【0140】逆に、上述のように、前回の圧縮符号化に
おいてBピクチャーおよびPピクチャーに圧縮符号化さ
れたピクチャーを、次回の圧縮符号化においても同じピ
クチャータイプに圧縮符号化する場合には、動き予測を
用いた圧縮符号化であるために、前回の圧縮符号化にお
いて求められた動きベクトルと、次回以降の歪んだ映像
データから求められた動きベクトルとは一致せず、Pピ
クチャーおよびBピクチャーの予測誤差をDCT処理し
て得られたDCT係数の剰余総和を求めても、極小点が
さほど顕著には現れない。
【0141】このため、前回の圧縮符号化においてBピ
クチャーおよびPピクチャーに圧縮符号化されたピクチ
ャーを、次回の圧縮符号化においても同じピクチャータ
イプに圧縮符号化する場合には、バックサーチ部248
のバックサー処理において用いる閾値を高めに設定する
と、バックサーチ部248は、正しい量子化ステップ
(量子化インデックス)を求めることができない可能性
が生じる。
【0142】従って、前回の圧縮符号化においてBピク
チャーおよびPピクチャーに圧縮符号化されたピクチャ
ーを、次回の圧縮符号化においても同じピクチャータイ
プに圧縮符号化する場合には、バックサーチ部248の
バックサー処理において用いる閾値を、上記イントラ符
号化を行う場合に比べて小さい値とすることにより、バ
ックサーチ部248は正しい量子化ステップ(量子化イ
ンデックス)を求めることができるようになる。
【0143】変形例 なお、図5に示したエンコーダ6においては、ビデオイ
ンデックス検出部32がスイッチ回路300を制御して
量子化ステップ(量子化インデックス)の変更を行う
が、ビデオインデックス検出部32の動作を、バックサ
ーチ部248の動作を直接にON/OFFするように変
更し、バックサーチ部248の動作を、ビデオインデッ
クス検出部32により動作がOFFにされた場合に、予
測部246から入力された量子化ステップ(量子化イン
デックス)を量子化部210に対して出力し、動作がO
Nにされた場合に、バックサーチ部248自体が生成し
た量子化ステップ(量子化インデックス)を量子化部2
10に対して出力するように変更してもよい。また、エ
ンコーダ6に対しても、エンコーダ2,5(図1,図
2,図4)に対してと同様な変更が可能である。
【0144】効果 以上説明したように、第2の実施形態に示したエンコー
ダ6によれば、圧縮符号化部30のビデオインデックス
検出部32が、オリジナルの映像データが入力された場
合には、バックサーチ部248のバックサーチ処理を無
効化するので、オリジナルの映像データを大きい量子化
ステップを用いて圧縮符号化するといった誤動作を防止
することができ、オリジナルの映像データを圧縮符号化
して得られる圧縮映像データの映像の品質が向上する。
【0145】また、エンコーダ6においては、圧縮符号
化部30のビデオインデックス検出部32が、オリジナ
ルの映像データが入力された場合には、バックサーチ部
248のバックサーチ処理が無効化されるので、既に圧
縮符号化を経た映像データが入力された場合にバックサ
ーチ部248が用いる閾値の値を小さく最適化すること
ができ、DCT係数の剰余総和の極小点の検出もれを防
ぐことができ、バックサーチ処理の制度が向上する。従
って結果的に、エンコーダ6によれば、既に圧縮符号化
を経た映像データを圧縮符号化して得られる圧縮映像デ
ータの品質も向上する。
【0146】第3実施形態 以下、本発明の第3実施形態を説明する。
【0147】第3の実施形態の背景 図8は、映像データ圧縮・多重化装置7の構成例を示す
図である。例えば、テレビジョン放送局間で複数の圧縮
映像データを多重化し、通信回線を介して伝送したい場
合がある。このような場合、例えば、図8に例示する映
像データ圧縮・多重化装置7が用いられる。
【0148】図8に示すように、映像データ圧縮・多重
化装置7は、3個のエンコーダ70a〜70cおよび多
重化装置72から構成される。映像データ圧縮・多重化
装置7において、エンコーダ70a〜70cは、それぞ
れ例えばディジタルVTR装置から入力される入力映像
データCH1〜CH3を圧縮符号化し、それぞれ固定デ
ータレートFR1〜FR3の圧縮時映像データCH1’
〜CH3’として多重化装置72に対して出力する。多
重化装置72は、エンコーダ70a〜70cから入力さ
れた圧縮映像データCH1’〜CH3’を多重化し、出
力データレートTの出力映像データとして通信回線(図
示せず)に対して出力する。
【0149】多重化装置72に接続される通信回線の伝
送容量は予め決まっているので、多重化装置72の出力
データレートTは、この通信回線の伝送容量(許容値)
以下に制限される。従って、映像データ圧縮・多重化装
置7のユーザーは、エンコーダ70a〜70cそれぞれ
に対して、多重化装置72の出力データレートを配分し
て、圧縮映像データのデータレートFR1〜FR3(F
R1+FR2+FR3≦T)を設定する必要がある。
【0150】このような場合には、単純にエンコーダ7
0a〜70cそれぞれに出力データレートTの1/3の
データレートを設定する方法の他に、入力映像データC
H1〜CH3の難度に応じて出力データレートTを配分
する方法が採られることがあり、後者の配分方法は統計
多重と呼ばれる。
【0151】例えば、多重化装置72の出力データレー
トTが10Mbpsであり、入力映像データCH1が、
難しい絵柄のスポーツ映像の映像データであり、入力映
像データCH2が、比較的難しい絵柄のニュース映像の
映像データであり、入力映像データCH3が、比較的易
しい絵柄の映画の映像データである場合に、ユーザー
は、統計多重化方式に従って、エンコーダ70aにデー
タレートFR1として5Mbpsを配分し、エンコーダ
70bにデータレートFR2として3Mbpsを配分
し、エンコーダ70cにデータレートFR3として2M
bpsを配分し、それぞれに対して設定する。
【0152】しかしながら、映像データの絵柄の難しさ
は経時的に変化し、入力映像データCH3の絵柄が、入
力映像データCH1の絵柄よりも大幅に難しくなる場合
がある。このような場合、映像データ圧縮・多重化装置
7によれば、エンコーダ70a〜70cに対してデータ
レートFR1〜FR3が固定的に設定されているので、
圧縮映像データCH3’の映像の品質が大幅に劣化して
しまう。第3の実施形態は、このような不具合を解決す
るためになされたものである。
【0153】映像データ圧縮・多重化装置8の構成 図9は、第3の実施形態における本発明に係る映像デー
タ圧縮・多重化装置8の構成を示す図であって、映像デ
ータ圧縮・多重化装置8が3つの入力映像データを圧縮
符号化し、多重化する場合を例示する。なお、映像デー
タ圧縮・多重化装置8の構成部分の内、エンコーダ2,
5(図1,図2,図4)および映像データ圧縮・多重化
装置7(図7)と同じものには同一の符号が付してあ
る。
【0154】図9に示すように、映像データ圧縮・多重
化装置8は、エンコーダ2,5,6のいずれかと同じ構
成のエンコーダ80a〜80c、多重化装置72および
制御部(CPU)82から構成される。映像データ圧縮
・多重化装置8において、エンコーダ80a〜80cの
圧縮制御部24(26,30、以下、単に圧縮制御部2
4と記す)の予測部246は、制御部82に対して、固
定値の量子化ステップにより単位期間ごとに求めた入力
映像データCH1〜CH3の発生符号量(難度)を出力
し、制御部82から単位期間ごとに入力される目標デー
タ量に基づいて、量子化部210に対する量子化ステッ
プを算出するように動作が変更されており、バックサー
チ部248は動作していても動作が無効にされていても
よい。
【0155】制御部82の動作の概要 制御部82は、エンコーダ80a〜80cからそれぞれ
単位期間(例えば1GOP分の圧縮映像データを生成す
る時間)ごとに入力される入力映像データの難度に基づ
いて、エンコーダ80a〜80cそれぞれに配分するデ
ータレートの値を算出し、エンコーダ80a〜80cの
圧縮符号化部24の予測部246に設定して、エンコー
ダ80a〜80cそれぞれが出力する圧縮映像データC
H1’〜CH3’のデータレートE1〜E3を単位期間
ごとに動的に調節する。
【0156】映像データ圧縮・多重化装置8の動作 以下、映像データ圧縮・多重化装置8の動作をさらに説
明する。エンコーダ80a〜80cそれぞれにおいて、
圧縮制御部24の予測部246が、単位期間(1GO
P)分の入力映像データCH1〜CH3それぞれの難度
D1〜D3を制御部82に対して出力する。
【0157】制御部82は、下の式1−1または式1−
2により、単位期間ごとの合計許容発生符号量Pを算出
する。
【0158】
【数1】 P=〔T(bps)×N(枚)〕/30(フレーム) =TN/30(ビット) …(NTSCの場合;1−1) P=〔T(bps)×N(枚)〕/25(フレーム) =TN/25(ビット) …(PALの場合;1−2) ただし、Nは単位期間(1GOP)に含まれるピクチャ
ー数であり、Tは、映像データ圧縮・多重化装置8に接
続される通信回線等が許容するデータレートである。
【0159】さらに、制御部82は、予測部246から
入力された入力映像データCH1〜CH3の難度D1〜
D3を用いて、下の式2−1〜式2−3,式3−1〜式
3−3に示すように、合計許容発生符号量Pを例えば比
例配分し、目標符号量E1〜E3を算出し、圧縮制御部
24の予測部246に設定する。
【0160】
【数2】 E1=(TN/30)×〔D1/(D1+D2+D3)〕 (ビット) …(2−1) E2=(TN/30)×〔D2/(D1+D2+D3)〕 (ビット) …(2−2) E3=(TN/30)×〔D3/(D1+D2+D3)〕 (ビット) …(2−3) ただし、式2−1〜式2−3は入力映像データがNTS
C方式の場合に適合し、E1〜E3の小数点以下は切り
捨てである。
【0161】
【数3】 E1=(TN/25)×〔D1/(D1+D2+D3)〕 (ビット) …(3−1) E2=(TN/25)×〔D2/(D1+D2+D3)〕 (ビット) …(3−2) E3=(TN/25)×〔D3/(D1+D2+D3)〕 (ビット) …(3−3) ただし、式3−1〜式3−3は入力映像データがPAL
方式の場合に適合する。
【0162】なお、映像データ圧縮・多重化装置8がn
個の入力映像データを処理する場合を一般的に示すと、
各エンコーダ80a〜80nに配分される目標データ量
Eiは、下の式4−1,式4−2により表される。
【0163】
【数4】 Ei=(TN/30)×〔Di/(D1+…+Dn)〕 (ビット) …(NTSCの場合;4−1) Ei=(TN/25)×〔D2/(D1+D2+D3)〕 (ビット) …(PALの場合;4−2) ただし、i=1〜n、Eiの小数点以下は切り捨てであ
る。
【0164】具体例を挙げる。例えば、入力映像データ
がNTSC方式であり、N=30枚、T=10(Mbp
s)、D1=10(Mbit)、D2=20(Mbi
t)、D3=30(Mbit)である場合には、制御部
82は、入力映像データCH1〜CH3の難度D1〜D
3を用いて、目標データ量E1〜E3を、下の式5−1
〜式5−3に示すように算出する。
【0165】
【数5】 E1=〔(10×30)/30〕×〔10/(10+20+30)〕 =約1.6Mbps …(5−1) E2=〔(10×30)/30〕×〔20/(10+20+30)〕 =約3.3Mbps …(5−2) E3=〔(10×30)/30〕×〔30/(10+20+30)〕 =約5.0Mbps …(5−3)
【0166】エンコーダ80a〜80cそれぞれの予測
部246は、バックサーチ部248から設定された目標
データ量に基づいて量子化ステップ(量子化インデック
ス)を算出して圧縮符号化部20の量子化部210に設
定する。エンコーダ80a〜80cそれぞれの圧縮符号
化部20は、バックサーチ部248が設定した量子化ス
テップ(量子化インデックス)を用いて圧縮符号化を行
い、単位期間ごとに目標データ量E1〜E3以下であっ
て、ほぼ目標データ量E1〜E3に近いデータ量の圧縮
時映像データCH1’〜CH3’を生成し、多重化装置
72に対して出力する。多重化装置72は、エンコーダ
80a〜80cからそれぞれ入力される圧縮映像データ
CH1’〜CH3’を多重化して出力映像データを生成
し、通信回線(図示せず)に対して出力する。
【0167】変形例1 以下、第3の実施形態において説明した映像データ圧縮
・多重化装置8の動作の第1の変形例を説明する。例え
は、映像データ圧縮・多重化装置8に入力される映像デ
ータの1つが、スポーツプログラム等の絵柄が難しい映
像データである場合に、この映像データ全体を通じて、
高いデータレートで圧縮符号化を行いたい場合がある。
【0168】このような場合には、エンコーダ80a〜
80cそれぞれの予測部246から入力される難度D1
〜D3〔一般化してDk(k=1〜n)と記す〕に対し
て重み付け係数Akを乗算してプライオリティ(重み)
を付け、下の式6−1,式6−2に示すように目標デー
タ量Ekを算出するように、制御部82の動作を変形す
ればよい。
【0169】
【数6】 Ek=(TN/30)×〔Ak×Dk/(A1×D1+…+An×Dn)〕 …(NTSCの場合;6−1) Ek=(TN/25)×〔Ak×Dk/(A1×D1+…+An×Dn)〕 …(PALの場合;6−2)
【0170】具体例を挙げる。入力映像データがNTS
C方式であり、N=30枚、T=10(Mbps)、D
1=10(Mbit)、D2=20(Mbit)、D3
=30(Mbit)であり、入力映像データCH1〜C
H3に対する重み付け係数A1〜A3がそれぞれ1,
3,2である場合には、下の式7−1〜式7−3に示す
ように目標データ量E1〜E3を求めることができる。
【0171】
【数7】 E1=(10×30/30) ×〔(1×10)/(1×10+3×20+2×30)〕 =約0.7Mbps …(7−1) E2=(10×30/30) ×〔(3×20)/(1×10+3×20+2×30)〕 =約4.6Mbps …(7−2) E3=(10×30/30) ×〔(2×30)/(1×10+3×20+2×30)〕 =約4.6Mbps …(7−3)
【0172】変形例2 以下、図10を参照して、第3の実施形態において示し
た映像データ圧縮・多重化装置8の第2の変形例を説明
する。図10は、図9に示した映像データ圧縮・多重化
装置8の第2の変形例の動作を示すフローチャート図で
ある。
【0173】エンコーダ80a〜80cそれぞれの圧縮
符号化部20のFIFO206の容量に応じて、GOP
単位ではなく、1フレーム分の圧縮映像データを生成す
る時間から数秒程度をフレキシブルに単位期間とするこ
とが可能である。
【0174】図10に示すように、ステップ300(S
300)において、制御部82は、エンコーダ80a〜
80cそれぞれが算出した入力映像データCH1〜CH
3のフレームごとの難度d1〜d3をフレームごとに取
り込む。ステップ302(S302)において、制御部
82は、取り込んだ入力映像データの難度d1〜d3を
累加算(D1=d1++,D2=d2++,D3=d3
++)する。
【0175】ステップ304(S304)において、制
御部82は、計数したフレーム数がNであるかいなか、
つまり、S302の処理において、1単位期間(Nフレ
ーム分の圧縮映像データを生成する時間)の難度D1〜
D3の累加算が終了したか否かを判断する。終了した場
合にはS306の処理に進み、終了していない場合には
S302の処理に戻る。
【0176】ステップ306(S306)において、制
御部82は、式2−1〜式2−3(入力映像データがN
TSC方式である場合)または式3−1〜式3−3(入
力映像データがPAL方式である場合)により、目標デ
ータ量E1〜E3を算出する。
【0177】ステップ308(S308)において、制
御部82は、エンコーダ80a〜80cそれぞれの圧縮
制御部24の予測部246に、算出した目標データ量E
1〜E3を設定し、圧縮映像データのデータレートE1
〜E3を調節する。さらに、エンコーダ80a〜80c
それぞれの圧縮符号化部20は、設定された目標データ
量E1〜E3を用いて入力映像データCH1〜CH3を
圧縮符号化し、その単位期間における発生符号量が目標
データ量E1〜E3以下であって、目標データ量E1〜
E3とほぼ同じ圧縮映像データCH1’〜CH3’を発
生し、出力する。
【0178】なお、映像データ圧縮・多重化装置8のエ
ンコーダ80a〜80cの数は例示であって、多重化装
置72の入力端子数および制御部82の処理内容を適切
に変形することにより、任意の数とすることができる。
また、映像データ圧縮・多重化装置8に対しても、エン
コーダ2,5,6に対してと同様な変形が可能である。
また、映像データ圧縮・多重化装置7,8を、映像デー
タ処理システム1においてエンコーダ2,5,6の代わ
りに用いることができる。
【0179】効果 以上第3の実施形態において説明したように、本発明に
係る映像データ圧縮・多重化装置8によれば、圧縮制御
部24の予測部246が求める入力映像データの難度に
基づいて、複数の入力映像データそれぞれに配分する出
力データレートの値をダイナミックに調節することがで
き、多重化装置72の出力データレートを有効利用する
ことができ、しかも、圧縮映像データCH1’〜CH
3’の映像の品質が全体として向上する。
【0180】また、映像データ圧縮・多重化装置8の第
1の変形例によれば、入力映像データの難度に重み付け
して目標データ量の算出を行うことにより、より効果的
な圧縮映像データの多重化が可能となる。また、映像デ
ータ圧縮・多重化装置8の第2の変形例によれば、目標
データ量の調節の単位期間を、GOP単位にではなく、
1フレーム単位にフレキシブルに変更することができ
る。
【0181】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るデー
タ圧縮装置およびその方法によれば、ピクチャータイプ
の情報を特別に有効画素データと多重化しなくても、前
回の圧縮符号化時のピクチャータイプをエンコーダ側で
自動検出し、GOP位相を合わせて圧縮符号化すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るエンコーダが用いられる映像デー
タ処理システムの構成を示す図である。
【図2】図1に示した第1の実施形態における本発明に
係るエンコーダの構成を示す図である。
【図3】図1および図2に示したエンコーダのバックサ
ーチ部およびピクチャータイプ制御部の処理内容を例示
するフローチャート図である。
【図4】第1の実施形態の変形例のエンコーダの構成を
示す図である。
【図5】第2の実施形態における本発明に係るエンコー
ダの構成を示す図である。
【図6】図1に示したデコーダの構成を示す図である。
【図7】図5に示したエンコーダのビデオインデックス
検出部の動作を例示するフローチャート図である。
【図8】映像データ圧縮・多重化装置の構成例を示す図
である。
【図9】第3の実施形態における本発明に係る映像デー
タ圧縮・多重化装置の構成を示す図である。
【図10】図9に示した映像データ圧縮・多重化装置の
第2の変形例の動作を示すフローチャート図である。
【符号の説明】
1…映像データ処理システム、2(2a,2b),5,
6…エンコーダ、20…圧縮符号化部、200…ピクチ
ャー並べ替え部、202…走査変換ブロック化部、20
4…動き検出部、206…FIFO、208…DCT
部、210…量子化部、212…可変長符号化部、21
4…逆量子化部、216…逆DCT部、218…加算回
路、220…FIFO、222…動き補償部、24,2
6,30…圧縮制御部、240…動き補償部、242…
減算回路、244…DCT部、246…予測部、248
…バックサーチ部、250…ピクチャータイプ制御部、
28…GOP位相制御部、280…ブロック抽出部、2
82…DCT部、284…予測部、286…バックサー
チ部、300…スイッチ回路、32…ビデオインデック
ス検出部、3(3a〜3c)…記録・伝送装置、4(4
a,4b)…デコーダ、40…伸長復号部、400…バ
ッファメモリ、402…可変長復号部、404…逆量子
化部、406…逆DCT部、408…動き補償部、41
0…スイッチ回路、412…ピクチャー並べ替え部、4
14…ビデオインデックス多重化部、416…ピクチャ
ータイプ制御部、7,8…映像データ圧縮・多重化装
置、70a〜70c,80a〜80c…エンコーダ、7
2…多重化装置、82…制御部。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】Iピクチャー、PピクチャーおよびBピク
    チャーの組み合わせに圧縮処理された圧縮映像データを
    伸長した映像データのピクチャーの内、前記圧縮処理に
    おいてIピクチャーに圧縮符号化されたピクチャーを検
    出するIピクチャー検出手段と、 検出したIピクチャーの間隔に基づいて、前記映像デー
    タのピクチャーそれぞれが、前記圧縮処理において、I
    ピクチャー、PピクチャーおよびBピクチャー内のいず
    れのピクチャー種別に圧縮されたかを判定するピクチャ
    ー種別判定手段と、 前記映像データのピクチャーそれぞれを、前記圧縮処理
    においてと同じピクチャー種別に圧縮する映像データ圧
    縮手段とを有する映像データ圧縮装置。
  2. 【請求項2】前記Iピクチャー検出手段は、 前記映像データのピクチャーそれぞれをマクロブロック
    ごとに直行変換して直行変換データを生成する直行変換
    手段と、 生成した前記映像データのピクチャーそれぞれのマクロ
    ブロックごとの前記直行変換データを複数の量子化ステ
    ップそれぞれにより除算する除算手段と、 前記映像データのピクチャーそれぞれのマクロブロック
    ごとの前記直行変換データの前記複数の量子化ステップ
    による除算結果それぞれの剰余の総和を算出する剰余総
    和算出手段と、 前記剰余の総和の極小値があるか否かに基づいて、前記
    映像データのピクチャーが、前記圧縮処理においてIピ
    クチャーに圧縮符号化されたか否かを検出する検出手段
    とを有する請求項1に記載の映像データ圧縮装置。
  3. 【請求項3】前記Iピクチャー検出手段は、 前記映像データのピクチャーそれぞれのマクロブロック
    の一部を直行変換して直行変換データを生成する直行変
    換手段と、 生成した前記映像データのピクチャーそれぞれのマクロ
    ブロックの一部の前記直行変換データを複数の量子化ス
    テップそれぞれにより除算する除算手段と、 前記映像データのピクチャーそれぞれのマクロブロック
    の一部の前記直行変換データの前記複数の量子化ステッ
    プによる除算結果それぞれの剰余の総和を算出する剰余
    総和算出手段と、 前記剰余の総和の極小値があるか否かに基づいて、前記
    映像データのピクチャーが、前記圧縮処理においてIピ
    クチャーに圧縮符号化されたか否かを検出する検出手段
    とを有する請求項1に記載の映像データ圧縮装置。
  4. 【請求項4】前記Iピクチャー検出手段は、 前記剰余の総和の極小値が最小となる量子化ステップを
    選択する量子化ステップ選択手段を有し、 前記映像データ圧縮手段は、 選択した前記量子化ステップを用いて前記映像データを
    量子化する量子化手段を有する請求項2に記載の映像デ
    ータ圧縮装置。
  5. 【請求項5】前記Iピクチャー検出手段は、前記映像デ
    ータ圧縮手段が前記映像データを圧縮する前に、前記圧
    縮処理においてIピクチャーに圧縮符号化されたピクチ
    ャーを検出する請求項2に記載の映像データ圧縮装置。
  6. 【請求項6】Iピクチャー、PピクチャーおよびBピク
    チャーの組み合わせに圧縮処理された圧縮映像データを
    伸長した映像データのピクチャーの内、前記圧縮処理に
    おいてIピクチャーに圧縮符号化されたピクチャーを検
    出し、 検出したIピクチャーの間隔に基づいて、前記映像デー
    タのピクチャーそれぞれが、前記圧縮処理において、I
    ピクチャー、PピクチャーおよびBピクチャー内のいず
    れのピクチャー種別に圧縮されたかを判定し、 前記映像データのピクチャーそれぞれを、前記圧縮処理
    においてと同じピクチャー種別に圧縮する映像データ圧
    縮方法。
  7. 【請求項7】前記映像データのピクチャーそれぞれをマ
    クロブロックごとに直行変換して直行変換データを生成
    し、 生成した前記映像データのピクチャーそれぞれのマクロ
    ブロックごとの前記直行変換データを複数の量子化ステ
    ップそれぞれにより除算し、 前記映像データのピクチャーそれぞれのマクロブロック
    ごとの前記直行変換データの前記複数の量子化ステップ
    による除算結果それぞれの剰余の総和を算出し、 前記剰余の総和の極小値があるか否かに基づいて、前記
    映像データのピクチャーが、前記圧縮処理においてIピ
    クチャーに圧縮符号化されたか否かを検出する請求項6
    に記載の映像データ圧縮方法。
  8. 【請求項8】前記映像データのピクチャーそれぞれのマ
    クロブロックの一部を直行変換して直行変換データを生
    成し、 生成した前記映像データのピクチャーそれぞれのマクロ
    ブロックの一部の前記直行変換データを複数の量子化ス
    テップそれぞれにより除算し、 前記映像データのピクチャーそれぞれのマクロブロック
    の一部の前記直行変換データの前記複数の量子化ステッ
    プによる除算結果それぞれの剰余の総和を算出し、 前記剰余の総和の極小値があるか否かに基づいて、前記
    映像データのピクチャーが、前記圧縮処理においてIピ
    クチャーに圧縮符号化されたか否かを検出する請求項6
    に記載の映像データ圧縮方法。
  9. 【請求項9】前記剰余の総和の極小値が最小となる量子
    化ステップを選択し、 選択した前記量子化ステップを用いて前記映像データを
    量子化する請求項7に記載の映像データ圧縮方法。
  10. 【請求項10】前記映像データを圧縮する前に、前記圧
    縮処理においてIピクチャーに圧縮符号化されたピクチ
    ャーを検出する請求項7に記載の映像データ圧縮方法。
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