JPH10174155A - ホーム網探索装置、それを備えた移動局及び移動局のホーム網探索方法 - Google Patents

ホーム網探索装置、それを備えた移動局及び移動局のホーム網探索方法

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JPH10174155A
JPH10174155A JP9032447A JP3244797A JPH10174155A JP H10174155 A JPH10174155 A JP H10174155A JP 9032447 A JP9032447 A JP 9032447A JP 3244797 A JP3244797 A JP 3244797A JP H10174155 A JPH10174155 A JP H10174155A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動局によるホーム網の探索頻度を最適化す
る。 【解決手段】 あるセルを選択してから次に別のセルを
再選択するまでの時間間隔の平均値を演算する(S1
0)。セル選択の平均時間間隔の演算値が、所定の第1
の値(例えば、30分)以下の場合、S10で演算した
セル選択の平均時間間隔に対応したホーム網探索頻度を
決定する(S14)。一方、セル選択の平均時間間隔が
第1の値よりも大きい場合、第1の値に対応したホーム
網探索頻度を決定する(S16)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体通信システ
ムに供される移動局のホーム網探索装置及び方法に関
し、より詳しくは、ローミングが可能な移動体通信シス
テムにおいて、移動局がホーム網の探索を実行する頻度
を最適化するための装置及び方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】欧州のセルラー電話システムなどでは、
地理的な範囲が、公衆陸上移動体通信網(PLMN:Pu
blic Land Mobile Network)と呼称される隣接する複数
のセクションに分割されている。そして、各セクション
の境界は、範囲の広さ、地勢、人口密度、或いは国境な
どによってしばしば決定される。
【0003】欧州に限らず、日本を含むその他の地域の
セルラー方式の移動体通信システムでは、独自のサービ
スエリアを有する複数の事業者の移動体通信網(PLM
N)が存在している場合が多い(それぞれの事業者の移
動体通信網のサービスエリアは部分的に重なりあってい
る場合が多い)。
【0004】全てのPLMNの範囲は、さらに、複数の
セルに分割されている。即ち、セルは、PLMNのサー
ビスエリアをカバーするための地理的な小領域として見
ることができる。これらの小領域(複数のセル)は、部
分的に重なり合ってPLMNのサービスエリアを完全に
覆い尽くしている。各セルには、移動局との通信を行う
基地局が配置されている。換言すれば、PLMNを構成
する各基地局の通信エリアがセルに相当する。
【0005】各セルには、移動局との通信のために、個
別に周波数が割り当てられている。また、隣接する複数
のセル内での移動局ユーザ間での電波干渉を回避するた
めに、隣接関係にあるセルには、互いに異なった周波数
が割り当てられている。
【0006】上記の移動局は、通常、歩行者又は自動車
で移動している者によって使用されるハンドヘルド電話
機である。この移動局は、他の移動局、又は固定された
通信網上の常設の電話機(公衆電話網の電話機等)と連
絡をとることができる。この場合、移動局のユーザは、
セルでの通信を介して、他のユーザと連絡をすることに
なる。
【0007】また、移動体通信システムがローミング・
サービス(加入区域外で他の移動体通信事業者の通信網
に接続するサービス)を提供している場合、移動局は自
由にローミングを行うこともできる。これにより、移動
局は、移動体通信システムのエリア内であれば、様々な
場所を通って移動しながらも動作可能となっている。そ
して、良好な通信状態を確保するために(セル間を移動
しても通信を可能とするために)、移動局は、移動中に
隣接するセルと通信しながらセルを変更して行く。
【0008】ところで、移動局のユーザが他の電話ユー
ザと通信するための専用のチャネルを有している場合、
その通信を中継するセルの選択についての決定は、移動
局が行うのではなくネットワークレベルで行われる。し
かしながら、移動局が専用のチャネルを持っていない場
合、移動局は自らがセルの位置を確認してセルを決定す
ることになる。そこで、移動局は、近隣のセルから送信
される無線信号のパワーレベルを頻繁に監視している。
そして、監視しているパワーレベル及びセルから受信し
た情報に基づいて、移動局は、近隣のセルとの位置関係
を確認して最適(電波搬送状態が良好な)なセルを決定
する。そして、移動局は、このようにして特定のセルを
選ぶことによって、当該セルが属しているPLMNも同
時に選択したことになる。
【0009】ところで、ローミング・サービスを受ける
ことができる場合、移動局は、近隣の最適なセルを探索
することに加えて、ホーム公衆陸上移動体通信網(HP
LMN:Home Public Land Mobile Network )を探索す
ることになる。このHPLMNはホーム網とも称され、
移動局のユーザが加入者契約している移動体通信事業者
の通信網であり、利用するには最も都合のよい通信網で
ある。
【0010】自動通信網選択モードに設定されている場
合、移動局は、自動的にHPLMNを選択し且つ登録す
ることを試みる。一方、手動通信網選択モードでは、通
常、HPLMNは、選択可能な複数のPLMNの中の一
つであり、ユーザが選択可能なPLMNの中から任意の
PLMNを選択することができる。
【0011】HPLMNのサーチを必要とするセルラー
電話システムを例示すれば、GSM( Global System f
or Mobile Communications)システム、PCS 190
0(Personal Communications Service at 1900 Mhz
)、及びDCS 1800(Digital Cellular System
at 1800 Mhz )などがある。上記のGSMシステムの
詳細については、「The GSM System for Mobile Commun
ications」というテキスト(Michel Mouly and Marie-B
ernadette Paulet, Mouly and Paulet, 1992)に記載さ
れている。
【0012】例えば、上記のGSMセルラー電話システ
ムは、一式の包括的な仕様書に基づいて運用されてい
る。そして、GSMセルラー電話についての記載は、欧
州電気通信標準(European Telecommunications Standa
rd)のGSM 02.11にあり、そこには、移動局が他のP
LMNへ移動したとき、自局のHPLMNに戻るための
試みを行うべきことが明記されている。そして、この仕
様書には、ホーム網を探索する時間間隔を30分とする
旨が記載されている。さらに、この仕様書には、ホーム
網を探索する時間間隔として30分より短い値を使用す
れば、過度にバッテリを消耗する結果になる旨の警告の
記載も含まれている。
【0013】ここで、従来から行われているHPLMN
の探索を開始するときの移動局の動作を、図1のフロー
チャートを参照して説明する。
【0014】先ず、HPLMN探索ルーチンの開始とと
もにタイマを30分に設定する(S51)。次に、タイ
マに設定した期間が満了するまで待機する(S52)。
次に、タイマに設定した期間が満了すれば、HPLMN
の探索を行う(S53)。そして、HPLMNを検出す
ることができたか否か(すなわち、HPLMN内のセル
に配置された基地局からの電波を受信できたか否か)を
判断する(S54)。ここで、もしHPLMNを検出
(HPLMNに属するセルからの電波を良好な状態で受
信)することができたならば、このHPLMN探索ルー
チンを終了する。一方、もしHPLMNを検出できなか
った場合は、上記S51に移行し、再度、タイマを30
分に設定して上記の処理を繰り返す。
【0015】上記のように、移動局がHPLMNを探索
することによって、他のPLMN(すなわち、自分が加
入していない事業者の通信網であり、ローミング先網)
ではなく、出来るだけ自分のHPLMNを介して通信し
ようとするのは、以下の理由による。その一つは、移動
局がHPLMNを介して他のユーザと通話するときは、
HPLMNで定められた予め分かっている所定の通話料
金で済むということである。これに対して、移動局が様
々な料金体系を持つ他のPLMNを使用した場合、通話
料金が予想外に高くなっていることに気づかない場合も
ある。その他にも、HPLMNでは、他のPLMNでは
利用することができない通話転送(callforwarding )
や通話規制(call barring)などの特別なサービスをそ
の加入者に提供しており、HPLMNを利用することの
利点は多い。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、自分の
HPLMNを介して通信することが望ましいにもかかわ
らず、上記従来の構成では、HPLMNを探索する時間
間隔が所定値(例えば上記のように30分)に固定され
ており、比較的HPLMNの探索頻度が低いので、移動
中の移動局が、ローミング先網からHPLMNの領域内
に戻ってきた後に長時間が過ぎても、当該移動局が他の
PLMN(HPLMN以外のPLMN)の電波を捕捉し
続けることがある。この結果、移動局は必要以上に頻繁
にHPLMN以外の他のPLMNに滞在することにな
る。
【0017】しかしながら、上記の不都合を解消するた
めにHPLMNを絶えず探索するというのは、移動局に
とっては必ずしも望ましいとは言えない。それは、移動
局が探索ルーチンを実行するには、電源電力の消費を伴
うからである。すなわち、頻繁な探索動作によって電源
電力が大幅に消耗し、移動局の動作可能時間が減少して
しまうのである。
【0018】そこで、移動局が、過度に多くのHPLM
Nの探索処理を行って電源電力を不必要に消耗すること
なく、HPLMNの探索頻度を増大させる(HPLMN
を探索する時間間隔として実用的と考えられている30
分よりも短い時間間隔でHPLMNの探索を行う)こと
ができれば、非常に有益である。
【0019】本発明は、上記に鑑みてなされたものであ
り、その目的は、出来るだけ自分のHPLMNを介した
通信の機会を多くすることと省電力化という相反する2
つの目的間の調和を図り、移動局によるHPLMNの探
索頻度を最適化することができる装置及び方法を提供す
ることにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るホ
ーム網探索装置は、ホーム網だけでなくホーム網以外の
移動体通信網を介しても通信可能な移動局に設けられ、
ホーム網を間欠的に探索するものであって、上記の課題
を解決するために、複数のセルからなる移動体通信網の
セルを移動局が選択する頻度を検出するセル選択頻度検
出手段と、上記セル選択頻度検出手段からのセル選択頻
度情報に応じてホーム網の探索頻度を決定するホーム網
探索頻度決定手段とを備えていることを特徴としてい
る。
【0021】上記セル選択頻度検出手段が出力するセル
選択頻度情報としては、請求項2ないし4に記載のよう
に移動局がセルを選択してから次に別のセルを再選択す
るまでの時間間隔(時間間隔の平均値)を用いることが
できる。その他に、セル選択頻度を表すものとして、所
定期間(期間の長さは任意)内に発生したセル選択の回
数がある。
【0022】上記の構成によれば、ホーム網探索頻度を
決定する前に、先ず、セル選択頻度検出手段がセル選択
頻度を検出する。このセル選択頻度は、移動局の移動速
度の指針となるものである。すなわち、移動局の移動速
度が速いほど、移動局はセルのサービス範囲内をより速
く抜け出して他のセルのサービス範囲へと移るので、セ
ル選択の頻度がより高くなることから、セル選択頻度と
移動局の移動速度との間には比較的強い相関関係がある
のである。
【0023】そして、移動局の移動速度が速いほど、移
動局はローミング先の移動体通信網から自分のホーム網
へ早く戻る可能性が高く、セル選択頻度検出手段からの
セル選択頻度情報に応じてホーム網の探索頻度を決定す
れば、移動局が、過度に多くのホーム網の探索処理を行
って電源電力を不必要に消耗することなく、ホーム網の
探索頻度を最適化することができる。
【0024】請求項2の発明に係るホーム網探索装置
は、請求項1に記載の発明の構成において、上記セル選
択頻度検出手段が、移動局がセルを選択してから次に別
のセルを再選択するまでの時間間隔を測定するセル選択
時間間隔測定手段を備え、最新のセル選択の時間間隔を
セル選択頻度情報としてホーム網探索頻度決定手段へ出
力することを特徴としている。
【0025】上記の構成によれば、移動局がセルを選択
してから次に別のセルを再選択するまでの時間間隔(セ
ル選択の時間間隔)の最新の測定値をセル選択頻度情報
としている。移動局の現在の移動速度が速いほど、ある
セルを選択してから当該セルの端に到達して別のセルを
再選択するまでの時間間隔は短くなる(すなわち、セル
選択頻度は高くなる)。このように、最新のセル選択の
時間間隔測定値は、移動局の移動速度の指針となるセル
選択頻度情報として使用可能である。最新のセル選択の
時間間隔測定値をセル選択頻度情報として使用すること
によって、セルの選択が行われる毎にセル選択頻度情報
が得られ、例えば所定期間内に発生したセル選択の回数
をカウントしてセル選択頻度を求める場合よりも細かく
ホーム網の探索頻度を変更(微調整)することができ
る。
【0026】請求項3の発明に係るホーム網探索装置
は、請求項1に記載の発明の構成において、上記セル選
択頻度検出手段が、移動局がセルを選択してから次に別
のセルを再選択するまでの時間間隔を測定するセル選択
時間間隔測定手段と、最新のセル選択の時間間隔測定値
を含むより新しいセル選択の時間間隔測定値をn個(n
は2以上の整数)記憶する記憶手段と、上記記憶手段が
記憶しているn個のセル選択の時間間隔測定値の平均値
を演算する平均化手段とを備え、平均化手段が求めたセ
ル選択の平均時間間隔をセル選択頻度情報としてホーム
網探索頻度決定手段へ出力することを特徴としている。
【0027】上記の構成によれば、セル選択の時間間隔
測定値を最新のものからn個まで記憶手段に記憶してお
き、セル選択の時間間隔の移動平均をとるようになって
おり、上記請求項2の発明と同様に、セルの選択が行わ
れる毎にセル選択頻度情報が得られ、且つ、請求項2の
発明よりもセル選択の頻度をより正確に求めることがで
きる。
【0028】請求項4の発明に係るホーム網探索装置
は、請求項3に記載の発明の構成において、上記平均化
手段が、最新のセル選択の時間間隔測定値の重みが最大
になるように各測定値に重み付けをして加重平均を演算
することによって、セル選択の平均時間間隔を求めるこ
とを特徴としている。
【0029】上記の構成によれば、現在の移動速度と最
も関連の強い最新のセル選択の時間間隔測定値に最大の
ウエイトを与えてセル選択の平均時間間隔を加重平均値
とすることで、請求項3の発明よりもセル選択の頻度を
より正確に求めることができる。
【0030】請求項5の発明に係るホーム網探索装置
は、請求項3又は4に記載の発明の構成において、さら
に、移動局の起動時に、上記記憶手段にn個の初期値を
記憶させる初期値設定手段を含み、上記記憶手段は、上
記全ての初期値が実際のセル選択の時間間隔測定値と置
き換わるまで、実際のセル選択の時間間隔が測定される
毎に、記憶している初期値を実際のセル選択の時間間隔
測定値と置き換えることを特徴としている。
【0031】上記の構成によれば、移動局の起動時に
は、セル選択の時間間隔測定値が存在しないが、その代
わりに初期値(例えば、従来よりホーム網探索の時間間
隔の標準となっている30分)を記憶手段に記憶させて
いる。そして、起動後、移動局がセルの再選択の動作を
行うことによって実際のセル選択の時間間隔測定値が得
られるようになれば、最新のセル選択の時間間隔測定値
が得られる毎に、初期値が実際のセル選択の時間間隔測
定値に置き換えられる。これにより、セル選択の時間間
隔が実測されるまで、所定の初期値がセル選択の平均時
間間隔の計算に使用され、起動直後においても動作の正
常化が図れる。
【0032】請求項6の発明に係るホーム網探索装置
は、請求項1、2、3、4又は5に記載の発明の構成に
おいて、上記ホーム網探索頻度決定手段が、ホーム網探
索頻度決定手段へ出力する前のセル選択頻度情報を補正
する補正手段を備え、補正されたセル選択頻度情報をホ
ーム網探索頻度決定手段へ出力することを特徴としてい
る。上記補正手段としては、例えばホーム網探索頻度決
定手段へ出力する前のセル選択頻度情報に倍率(減率)
を与えるために、セル選択頻度情報を所定の値で割るよ
うな構成が考えられる。
【0033】上記の構成によれば、ホーム網探索頻度決
定手段へ出力される前にセル選択頻度情報を補正(変
更)しており、これによって、ホーム網の探索頻度を補
正(調整)することができる。
【0034】請求項7の発明に係るホーム網探索装置
は、請求項1、2、3、4、5又は6に記載の発明の構
成において、上記ホーム網探索頻度決定手段が、セル選
択頻度検出手段からのセル選択頻度情報と所定の基準値
とを比較する比較手段を備え、セル選択頻度情報が基準
値以上の頻度を示す場合には、セル選択頻度情報に応じ
たホーム網探索の時間間隔を設定する一方、セル選択頻
度情報が基準値より低い頻度を示す場合には、ホーム網
探索の時間間隔を所定の上限値に設定することを特徴と
している。
【0035】上記の構成によれば、ホーム網探索頻度
(ホーム網探索の時間間隔)を決定するに際し、セル選
択頻度情報と所定の基準値とを比較し、もし、セル選択
頻度情報が基準値より低い頻度を示すならば、ホーム網
探索の時間間隔を予め定められた上限値(例えば、従来
よりホーム網探索の時間間隔の標準となっている30
分)とする。これによって、セル選択頻度が基準値より
低い場合でも、一定のホーム網探索頻度を確保すること
ができる。
【0036】請求項8の発明に係る移動局は、ホーム網
だけでなくホーム網以外の移動体通信網を介しても通信
可能な移動体通信システムの移動局であって、上記請求
項1、2、3、4、5、6又は7記載のホーム網探索装
置を備えていることを特徴としている。これにより、移
動局は、過度に多くのホーム網の探索処理を行って電源
電力を不必要に消耗するようなこともなく、従来よりも
高い確率でホーム網を発見することができる。
【0037】請求項9の発明に係る移動局のホーム網探
索方法は、ホーム網だけでなくホーム網以外の移動体通
信網を介しても通信可能な移動局がホーム網を間欠的に
探索する方法であって、上記の課題を解決するために、
複数のセルからなる移動体通信網のセルを移動局が選択
する頻度を検出するステップと、上記ステップで検出し
たセル選択頻度情報に応じたホーム網の探索頻度でホー
ム網の探索を行うステップとを含んでいることを特徴と
している。
【0038】上記の構成によれば、上記請求項1の発明
と同様に、移動局は、過度に多くのホーム網の探索処理
を行って電源電力を不必要に消耗することなく、ホーム
網の探索頻度を最適化することができる。
【0039】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について、
図2ないし図8に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。
【0040】移動局がHPLMN(ホーム網)を探索す
る頻度を決定するための本実施形態に係る方法を、図2
フローチャートを参照して説明する。
【0041】先ず、HPLMN探索ルーチンの開始とと
もに、移動局は、あるセルを選択してから次に別のセル
を再選択するまでの時間間隔(以下、セル選択の時間間
隔と称する)の平均値を演算する(S10)。次に、以
下の処理でなされるホーム網の探索頻度を決定するため
に、上記S10で求めたセル選択の平均時間間隔の演算
値が、所定の第1の値(例えば、30分)よりも小さい
か否かを判断する(S12)。尚、この第1の値が、特
許請求の範囲に記載の基準値及び上限値に対応する。
【0042】ここで、セル選択の平均時間間隔が第1の
値以下の場合、S10で演算したセル選択の平均時間間
隔に対応したホーム網探索頻度を決定する(S14)。
すなわち、ホーム網を探索してから次にホーム網を探索
するまでの時間間隔(以下、ホーム網探索の時間間隔と
称する)を、S10で演算したセル選択の平均時間間隔
と同じ値に設定する(又はS10で演算した平均時間間
隔に所定の補正を加えた値に設定してもよい)。一方、
S10で演算したセル選択の平均時間間隔が第1の値よ
りも大きい場合、第1の値に対応したホーム網探索頻度
を決定する(S16)。すなわち、ホーム網探索の時間
間隔を、所定の第1の値(例えば、30分)に設定す
る。
【0043】尚、上記S12及び16を省略して処理を
単純化してもよい。すなわち、S10において上記のセ
ル選択の平均時間間隔を演算した後は、常にS14に移
行し、ホーム網の探索頻度をセル選択の平均時間間隔に
対応した頻度に設定するのである。
【0044】このように、本実施形態に係る移動局のホ
ーム網探索方法は、セルが移動局によって選択される頻
度を決定するステップと、当該セル選択頻度に応じたホ
ーム網探索頻度でホーム網を探索するするステップとを
含んでいる。
【0045】図3は、移動局がホーム網を探索する頻度
を決定するための本実施形態に係るシステム構成を示す
ブロック図である。移動局に具備されるHPLMN探索
頻度ジェネレータ(セル選択頻度検出手段、ホーム網探
索頻度決定手段)18は、移動局がセルを選択する頻度
を検知するため、及びセル選択頻度に対応したホーム網
探索頻度の情報(ライン22を介して出力される)を生
成するために、ライン20を介してセル選択の時間間隔
測定値を入力する。
【0046】より詳細に説明すると、移動局がホーム網
を探索する頻度を決定するシステムは、図示しないセル
選択時間間隔測定手段が測定したセル選択の時間間隔の
測定値を記憶するための記憶レジスタ(記憶手段)24
を含んでいる。この記憶レジスタ24は、ライン20を
介して最も新しいセル選択の時間間隔測定値を入力する
ための入力部と、現在記憶しているセル選択の時間間隔
測定値をライン25を介して供給するための出力部とを
有している。
【0047】上記図3のシステムは、さらに、セル選択
の時間間隔測定値と所定の第1の値とを比較するための
比較回路(比較手段)26を含んでいる。この比較回路
26は、上記の記憶レジスタ24の出力部と機能的に結
合してライン28を介してセル選択の時間間隔測定値を
入力するための第1の入力部と、ライン30を介して所
定の第1の値(例えば30分)を入力するための第2の
入力部と、ライン22を介して以下の1)及び2)に示
すようにしてHPLMN探索頻度の情報を供給するため
の出力部とを有している。
【0048】1)上記のセル選択の時間間隔測定値が上
記の第1の値よりも小さい場合に、比較回路26は、当
該セル選択の時間間隔測定値に応じた探索頻度の情報を
出力する。
【0049】2)上記のセル選択の時間間隔測定値が上
記の第1の値よりも大きい場合に、比較回路26は、当
該第1の値に応じた探索頻度の情報を出力する。
【0050】このように、本実施の形態に係る移動局の
ホーム網探索装置は、最も新しいセル選択の時間間隔測
定値を記憶する記憶レジスタ24と、当該最も新しいセ
ル選択の時間間隔測定値と所定の第1の値とを比較し
て、上記1)及び2)に示すようなHPLMN探索頻度
の情報を出力する比較回路26とを具備している。
【0051】尚、図3には、記憶レジスタ24が後述す
るn個のレジスタからなる構成、及び、記憶レジスタ2
4及び比較回路26以外のその他の部材32・36・4
0が図示されているが、記憶レジスタ24の構成を単純
化し、上記その他の部材32・36・40を省略した構
成でもよい。また、さらに構成を単純化するには、上記
比較回路26の代わりに、第1の値との比較を行わずに
記憶レジスタ24の記憶内容のみに基づいてHPLMN
探索頻度の情報を出力する回路を用いればよい。
【0052】記憶レジスタ24が記憶する最新のセル選
択の時間間隔測定値は、セルが移動局によって選択され
る頻度を表すものである。移動局の現在の移動速度が速
いほど、あるセルを選択してから当該セルの端に到達し
て別のセルを再選択するまでの時間間隔は短くなる。す
なわち、最新のセル選択の時間間隔測定値は、移動局の
移動速度の指針となるものである。移動局の移動速度が
速ければ、ローミング先のPLMNから自分のHPLM
Nへ早く戻る可能性が高く、上記のように、最新のセル
選択の時間間隔測定値に基づいてホーム網探索頻度を決
定すれば、移動局が、過度に多くのHPLMNの探索処
理を行って電源電力を不必要に消耗することなく、HP
LMNの探索頻度を最適化することができる。
【0053】ところで、上記のように、最新のセル選択
の時間間隔測定値は、セルが移動局によって選択される
頻度を表すものであるが、複数のセル選択の時間間隔測
定値の平均値を計算した方が、セル選択の頻度をより正
確に求めることができる。そこで、最新の測定値を含む
n個のセル選択の時間間隔測定値の移動平均をとる構成
を、次に説明する。
【0054】上記図3に記載のシステムは、さらに、記
憶レジスタ24が記憶している複数のセル選択の時間間
隔測定値を加算するための加算回路32を含んでいる。
この加算回路32は、記憶レジスタ24の出力部と機能
的に結合してライン25を介してセル選択の時間間隔測
定値を入力するための入力部と、ライン34を介してセ
ル選択の時間間隔の加算値を出力するための出力部とを
有している。
【0055】本システムは、さらに、セル選択の時間間
隔の加算値を平均化する値(例えば加算回路32で加算
されるセル選択の時間間隔測定値の数n)で割る第1の
除算回路36を含んでいる。この第1の除算回路36
は、上記の加算回路32の出力部と機能的に結合してラ
イン34を介してセル選択の時間間隔の加算値を入力す
るための入力部と、ライン38を介してセル選択の平均
時間間隔を出力するための出力部とを有している。
【0056】尚、この例では、上記の加算回路32及び
第1の除算回路36によって、特許請求の範囲に記載の
平均化手段が構成されている。
【0057】本システムは、さらに、第1の値(例えば
30分)と比較するために、上記の第1の除算回路36
の出力部と機能的に結合してライン25及びライン28
を介してセル選択の平均時間間隔を入力するための第1
の入力部を有する比較回路26を含んでいる。
【0058】上記の構成における好適な実施の一形態と
しては、第1の除算回路36における平均化する値(除
数)を、加算回路32で加算されるセル選択の時間間隔
測定値の数と同じ「n」とし、当該第1の除算回路36
がセル選択の時間間隔の加算値を「n」で割ることによ
って平均時間間隔を求める構成が考えられる。
【0059】本システムは、さらに、上記のセル選択の
平均時間間隔を所定の第2の値(例えば、値「m」)で
割る第2の除算回路(補正手段)40を含んでいる。こ
の第2の除算回路40は、上記の第1の除算回路36の
出力部と機能的に結合してライン38を介してセル選択
の平均時間間隔を入力するための入力部と、比較回路2
6の第1の入力部と機能的に結合してライン28を介し
て上記第1の値と比較される補正された平均時間間隔を
供給する出力部を有している。これにより、上記のセル
選択の平均時間間隔は、第1の値と比較される前に第2
の除算回路40によって変更(補正)される。
【0060】上記の構成において、好適な実施の一形態
としては、上記記憶レジスタ24がn個の逐次記憶レジ
スタ(シフトレジスタ)からなるシステムであり、当該
システム内の個々のレジスタが記憶しているセル選択の
時間間隔測定値を読み出した値が、ライン25を介して
加算回路32の入力部へ供給されるようにする構成が考
えられる。
【0061】上記記憶レジスタ24の初段に位置する第
1の記憶レジスタ42は、ライン20を介してセル選択
の時間間隔の最新値を入力するための入力部を有してい
る。この第1の記憶レジスタ42は、後段の第nの記憶
レジスタの入力部と機能的に結合しており、記憶してい
るセル選択の時間間隔測定値を後段へシフトするための
出力部を有している。この第1の記憶レジスタ42の出
力部は、加算回路32の入力部にも機能的に結合してい
る。また、記憶レジスタ24が有するn個の記憶レジス
タは順次接続されており、最新のn個のセル選択の時間
間隔測定値を格納すると共に、加算回路32の各入力部
へ最新のn個のセル選択の時間間隔測定値を供給するよ
うになっている。
【0062】上記記憶レジスタ24は、タップ付きのフ
ァーストインファーストアウト(FIFO)記憶システ
ムとすることも可能である。第1の記憶レジスタ42
は、ライン44を介して第2の記憶レジスタ48の入力
部と機能的に結合している出力部を有する。また、第2
の記憶レジスタ48は、ライン50へ記憶内容を出力す
る上記第2の記憶レジスタ48を介して、ライン54へ
記憶内容を出力する第3の記憶レジスタ52にも機能的
に結合してる。そして、第1の記憶レジスタ42は、最
終的に、ライン56へ記憶内容を出力する第nの記憶レ
ジスタ46にも結合している。これにより、最新のn個
のセル選択の時間間隔測定値が、ライン44・50・5
4・56を介して加算回路32へ供給されることにな
る。尚、記憶レジスタ24を構成するレジスタの数nは
任意に設定することができ、図3では5個以上のレジス
タを必要とする場合において第3の記憶レジスタ52と
第nの記憶レジスタ46との間に必要数のレジスタが設
けられる。
【0063】上記の構成では、セル選択の時間間隔の算
術平均を求めているが、複数のセル選択の時間間隔測定
値の中でも、より新しい測定値ほど、移動局の現在の移
動速度との関連性が強いので、測定値の持つ経時要素を
考慮して重み付けをして加重平均(重み付き平均)をと
った方が、セル選択の頻度をより正確に求めることがで
きる。そこで、次に、セル選択の時間間隔測定値の加重
平均をとる構成を、次に説明する。
【0064】図4は、図3のシステムに加重平均を行う
ための増幅器を追加した構成を示す詳細図である。HP
LMN探索頻度ジェネレータ18によって感知されたセ
ル選択の時間間隔の最新の測定値には、ホーム網探索頻
度を生成する上で最も高いプライオリティ(最大の重
み)が付けられる。本システムでは、所定のゲインG1
・G2・G3・…・Gnをそれぞれ有するn個の増幅器
を含んでいる。
【0065】ライン44上の信号を入力とする第1の増
幅器58は、第1の記憶レジスタ42の出力部と機能的
に結合している。また、この第1の増幅器58は、ライ
ン60を介して加算回路32の入力部と機能的に結合し
ており、セル選択の時間間隔測定値を増幅して加算回路
32へ出力する。
【0066】上記と同様に、第2の増幅器62は、第2
の記憶レジスタ48からの出力をライン50を介して入
力するための入力部と、増幅信号をライン64を介して
加算回路32へ出力するための出力部とを有している。
また、第3の増幅器66は、第3の記憶レジスタ52か
らの出力をライン54を介して入力するための入力部
と、増幅信号をライン68を介して加算回路32へ出力
するための出力部とを有している。また、第nの増幅器
70は、第nの記憶レジスタ46からの出力をライン5
6を介して入力するための入力部と、増幅信号をライン
72を介して加算回路32へ出力するための出力部とを
有している。
【0067】すなわち、上記の記憶レジスタの数と同じ
数の増幅器が設けられている。記憶レジスタと増幅器と
のn個のペアを形成するために、ライン44・50・5
4・56にそれぞれ接続されたn個の増幅器は、n個の
記憶レジスタの各出力部と加算回路32の入力部との間
に機能的に結合している。これにより、セル選択の時間
間隔の加重平均を求めるために、最新のセル選択の時間
間隔測定値を強調することができる。
【0068】図4のシステムの好適な実施の一形態は、
移動局に電源を投入したときのスタートアップ状態(起
動時)において、次の動作を行うものである。すなわ
ち、移動局が、自局のスタートアップ時にアクセス可能
な少なくともn個の初期値を格納している図示しない永
久記憶装置を有しており、スタートアップのときに、n
個の記憶レジスタ42・48・52・46の各々に、上
記の初期値を記憶するのである。
【0069】尚、この例では、上記の永久記憶装置と、
この永久記憶装置から初期値を読みだして記憶レジスタ
24に記憶させる図示しないコントローラとによって、
特許請求の範囲に記載の初期値設定手段が構成されてい
る。
【0070】その後、移動局がセルの再選択の動作を行
うことによって実際のセル選択の時間間隔測定値が得ら
れるようになれば、第1の記憶レジスタ42が最新のセ
ル選択の時間間隔測定値を入力する毎に、第nの記憶レ
ジスタ46から初期値を除去する。そして、初期値を実
際のセル選択の時間間隔測定値に置き換える動作を、n
個の記憶レジスタ42・48・52・46内に記憶され
た初期値がなくなるまで繰り返す。これにより、セル選
択の時間間隔が実測されるまで、所定の初期値がセル選
択の平均時間間隔の計算に使用され、スタートアップの
直後においても動作の正常化が図れる。
【0071】上記の構成において、図4の加算回路32
は、直列接続された(n−1)段の順次加算回路とする
こともできる。この場合、第1の記憶レジスタ42及び
第2の記憶レジスタ48の出力は、初段に位置する第1
の加算回路で加算され、当該第1の加算回路の出力は、
第3の記憶レジスタ52の出力と加算される。このよう
にして、それまでの記憶レジスタの全出力は、第nの記
憶レジスタ46の出力と加算された上で、最終的に、ラ
イン34を介してセル選択の時間間隔の加算値として出
力される。
【0072】次に、図2のルーチンをより詳細に示した
図5のフローチャートを参照して、本実施形態の移動局
のホーム網探索方法を詳細に説明する。
【0073】HPLMNの探索ルーチンの開始後に行わ
れるS76は、セル選択の平均時間間隔の演算を行うス
テップである。本発明の実施の一形態において移動局が
HPLMNを探索する頻度を決定する方法は、セル選択
の時間間隔の加算値を得るためにn個の測定された時間
間隔を加算するステップと、セル選択の平均時間間隔を
求めるために上記の時間間隔の加算値をnで割るステッ
プとを含んでいる(S76)。
【0074】次に実行されるS78は、セル選択の平均
時間間隔に倍率を与えるための処理であり、ホーム網探
索頻度を決定する前にセル選択の平均時間間隔を補正す
るために、上記S76で計算されたセル選択の平均時間
間隔を所定の第2の値で割るステップである。尚、この
補正処理は、セル選択の平均時間間隔に重み付けを行う
方法としても利用可能である。例えば、第2の値である
除数mを大きくすれば、mが小さい場合よりもHPLM
Nの探索の開始タンミングが早められ、検索頻度を増大
させることができる。
【0075】次に実行されるS80は、S78で得られ
たセル選択の平均時間間隔が第1の値よりも小さいか否
かを判断するステップである。上記の第1の値は、典型
的な値としてはGSM仕様書のGSM 2.11 に基づいた
30分であるが、これに限定されるものではなく、特に
上記S78でmを大きな値に設定している場合などは、
30分以外の値を使用することも可能である。
【0076】ここで、セル選択の平均時間間隔が第1の
値よりも小さい場合は、S82に移行する。このS82
は、上記のS76で計算されたセル選択の平均時間間隔
に対応したホーム網探索頻度を選択するステップであ
る。一方、S80においてセル選択の平均時間間隔が第
1の値よりも大きい場合は、S84に移行する。このS
84は、第1の値に対応したホーム網探索頻度を選択す
るステップである。
【0077】上記のS82又はS84によって最適なホ
ーム網探索の時間間隔が設定された後に実行されるS8
6は、当該設定期間が経過したか否かを判断するステッ
プである。ここで、設定期間が満了していなければ、次
にS88に移行する。このS88は、新しいセルを選択
したか否か(換言すれば、最新のセル選択の時間間隔測
定値が新たに生成されたか否か)を判断するステップで
ある。このS88の判断でYESの場合、次にS90に
移行する。このS90は、記憶している最も古いセル選
択の時間間隔測定値を削除するステップである。このS
90の後はS92に移行し、最新のセル選択の時間間隔
測定値を記憶することになる。
【0078】好適な実施の一形態は、n個までのセル選
択の時間間隔測定値を記憶レジスタ24内に保持するも
のであって、各測定値が得られてからの経過時間に応じ
て、これらの測定値を時系列的に体系化するステップを
含んでいる。すなわち、好適な実施形態は、測定されて
からの経過時間に応じて時系列的に体系化された最新の
n個の時間間隔を記憶する(最新のn個の時間間隔に対
して時系列的に体系化した記憶管理を行う)ステップ
と、S92において記憶されたn個のセル選択の時間間
隔測定値に基づいて、S76においてセル選択の平均時
間間隔を計算するステップとを含んでいる。
【0079】上記のS88において、新しいセルの選択
が行われなかった場合は、S86に戻り、再度、ホーム
網探索の時間間隔として設定した期間が満了したか否か
を判断する。このS86において、もし設定期間が満了
したと判断すれば、S94へ移行し、HPLMNの探索
処理を開始する。この場合、次にS96に移行し、HP
LMNを検出できたか否かを判断する。このS96にお
いて、もしHPLMNを検出できなかった場合はS76
に戻り、再度、セル選択の平均時間間隔の演算を行う。
一方、S96において、もしHPLMNを検出できた場
合には、当該ルーチンを終了する。
【0080】図6ないし図8は、図2のルーチンをさら
に詳細に示したフローチャートである。これらのフロー
チャートを参照して、本実施形態の移動局のホーム網探
索方法をさらに詳細に説明する。
【0081】本ルーチンは、移動局の電源投入(スター
トアップ)によって開始され(図6のS98)。これに
よって移動局は、電力が供給されるスタートアップ状態
に遷移する。また、移動局は、このスタートアップの間
にアクセス可能な少なくともn個の初期値を格納してい
る図示しない永久記憶装置を有している。そして、移動
局は、スタートアップ時に、上記の永久記憶装置に格納
されているn個の初期値を読みだし、セル選択の時間間
隔の初期値として記憶するステップを含む初期化処理を
実行する。
【0082】その後、S100に移行し、必要な通信条
件を満たす適格な移動体通信網の探索を実行する(すな
わち、自分のHPLMN及びルーミング可能なPLMN
の電波の受信を試みる)。この探索処理は、移動局が、
無線周波数の受信レベル強度を監視することにより、近
隣に位置するセルを検出する処理を含む。必要な通信条
件を満たす適格な全てのセルを検出すれば、次に、移動
体通信網を選択するS102へと移行する。すなわち、
移動局は、S100で検出した近隣のセルに属する移動
体通信網を選択する。
【0083】次に実行されるS104は、移動体通信網
への位置登録(網のデータベースに移動局の位置情報を
登録する処理)が必要か否かを判断するステップであ
る。例えば、GSMシステムのPLMNは、移動局に位
置登録機能を持たせている。このGSM電話システムで
は、未だ専用チャネルを使用していない移動局の位置を
認識するために、移動局は、選択したセルに自局の位置
を示さなければならない。このような事態は、システム
(網)が移動局の現在位置を登録していないうちに移動
局の電源が切られたときに、しばしば生じる。移動体通
信網は、他の電話ユーザから移動局のユーザへの通信
(呼出し)も出来るようにする必要があるので、上記の
位置情報の登録は重要である。もし位置登録が必要な場
合は、S106に移行し、選択した移動体通信網に対し
て位置情報の更新登録を行う。
【0084】S104又はS106の次に、移動局は、
選択した移動体通信網がHPLMNであるか否かを判断
する(S108)。このS108において、もし移動体
通信網がHPLMNであれば、S110に移行する。こ
のS110は、選択したPLMNの電波を捕捉するステ
ップである。この場合、移動局は、PLMNからの受信
信号を消失するまで(S112でYESとなるまで)選
択した特定のPLMNの電波を捕捉し続ける。移動局が
選択したPLMNに属するどのセルを介しても正常に通
信できなくなった場合に、受信信号の消失が発生する。
この受信信号の消失が発生したときは、S100に戻
り、再度必要な通信条件を満たす適格な移動体通信網の
探索を行う。
【0085】上記S108において、選択された移動体
通信網がHPLMNでなければ、次に、移動局が手動モ
ードに設定されているか否かを判断するS114に移行
する。手動モードでは、移動局のユーザは、移動体通信
網の選択を手動で行うことができる。そこで、もし手動
モードが選択されていれば、S110に移行し、ユーザ
が選択したPLMNの電波を捕捉することになる。
【0086】上記S114において、移動局が手動モー
ドに設定されていないと判断した場合は、次に、S11
6に移行する。このS116は、探索によって検出した
移動体通信網と同じ地域内に、ホーム網(HPLMN)
があるか否かを判断するステップである。もしなけれ
ば、移動局は、ホーム網を検出するには離れすぎている
とみなし、S110に移行し、現在検出しているPLM
Nの電波を捕捉することになる。
【0087】上記S106において、現在検出している
PLMNがHPLMNと同じ地域に存在する場合、次
に、セル選択の時間間隔の加重平均を演算するS118
(図7)に移行する。実施の一形態としては、ホーム網
探索頻度を決定する場合に、セル選択の時間間隔の最新
の測定値には、ホーム網探索頻度を生成する上で最も高
いプライオリティ(最大の重み)を割り当てるステップ
を実行することが望ましい。そこで、セル選択の平均時
間間隔を演算する上で、複数あるセル選択の時間間隔測
定値の中でもより新しい測定値ほど高いプライオリティ
(大きな重み)を持たせることにより、セル選択の時間
間隔の平均を加重平均として計算する。
【0088】また、好適な実施の形態は、最も新しく測
定されたセル選択の時間間隔が最も高いプライオリティ
を持つようなセル選択の時間間隔の加重平均を求めるた
めに、次のステップを含んでいる。すなわち、測定され
てからの経過時間に応じて時系列的に体系化して記憶さ
れたセル選択の時間間隔測定値にプライオリティを付け
る(重み付けをする)ことによって、セル選択の平均時
間間隔を演算するステップを含んでいる。
【0089】加重平均は、個々のセル選択の時間間隔測
定値に、セル選択の時間間隔測定値がどのくらい新しい
かという経時的要素に関する線型の算術関数を掛けて重
み付けをした後、平均化の演算をすることによって計算
することができる。また、非線型加重平均は、セル選択
の時間間隔測定値に、上記の経時的要素に関する非線型
関数(指数関数)を掛けることによって、同様に計算す
ることができる。
【0090】上記S118の次に実行されるS120
は、セル選択の平均時間間隔に倍率を与えて補正するス
テップであり、このステップは、セル選択の平均時間間
隔の補正処理を行うために、S118で演算されたセル
選択の平均時間間隔を所定の第2の値で割るステップを
含んでいる。
【0091】次に実行されるS122は、上記で補正さ
れたセル選択の平均時間間隔が所定の第1の値よりも小
さいか否かを判断するステップである。上記の第1の値
は、典型的には30分であり、これに限定されないが、
ここではこの値を使用するものとする。もし、上記で補
正されたセル選択の平均時間間隔が30分よりも小さい
場合は、次にS124に移行する。このS124は、上
記の補正されたセル選択の平均時間間隔に対応する値
を、ホーム網探索の時間間隔(サーチレート)として設
定するステップである。S122において、もし上記で
補正されたセル選択の平均時間間隔が30分よりも大き
い場合は、S126に移行する。このS126は、ホー
ム網探索の時間間隔(サーチレート)を30分に設定す
るステップである。
【0092】上記S124又はS126の次に実行され
るS128(図8)は、S124又はS126で設定さ
れたホーム網探索のインターバル時間が経過したか否か
を判断するステップである。もし、設定されたインター
バル時間が既に経過している場合は、図6のS100に
移行し、再度、必要な通信条件を満たす適格な移動体通
信網の探索を行う。一方、S128において設定された
インターバル時間に達していない場合は、図8のS13
0に移行し、セル選択の時間間隔測定値が新しく生成さ
れたか否か(すなわち、新たなセルが選択された否か)
を判断する。
【0093】上記S130において、セル選択の時間間
隔が新たに測定されている場合、S132に移行し、現
在記憶中のセル選択の時間間隔測定値で最も古い測定値
を除去する。その後、S134に移行し、記憶レジスタ
24内に最新のセル選択の時間間隔測定値を記憶する。
その後、S136に移行し、上記S118と同様にして
セル選択の時間間隔の加重平均を演算する。尚、実施の
一形態としては、移動局の近隣のセルを選択してから別
の近隣のセルを選択するまでの時間間隔を測定するステ
ップと、測定したセル選択の時間間隔を記憶するステッ
プと、測定後の経過時間に応じて記憶しているセル選択
の時間間隔を時系列的に体系化する(測定後の経過時間
に応じた記憶管理を行う)ステップとを含んでいること
が望ましい。
【0094】その他の好適な実施の形態は、セル選択の
時間間隔が測定される毎に、記憶レジスタ24内の初期
値をセル選択の時間間隔測定値に置換するステップを含
み、これにより、n個のセル選択の時間間隔測定値が得
られると、初期値は全てセル選択の時間間隔測定値に置
き代わり、そして、当該n個のセル選択の時間間隔測定
値は、測定後の経過時間に応じて時系列的に体系化され
た上で記憶される。また、この実施の形態の方法は、さ
らに、新しいセル選択の時間間隔測定値が生成される毎
に当該最新の測定値を記憶レジスタ24に記憶するため
に、記憶レジスタ24から最も古いセル選択の時間間隔
測定値を除去するステップと共に、最新のセル選択の時
間間隔測定値を記憶レジスタ24に追加記憶するステッ
プとを含んでいる。これにより、移動局のスタートアッ
プ時において初期値をセル選択の平均時間間隔を演算す
るために使用していても、当該初期値は実際の測定によ
り得られたセル選択の時間間隔に置き代えられる。さら
に、その後も、セル選択の時間間隔の最新のn個の測定
値が、平均時間間隔の演算に使用されるように、より古
いセル選択の時間間隔測定値は、順次、より新しい時間
間隔測定値に置き代えられる。
【0095】上記S136の次に実行されるS138
は、S120と同様にして、セル選択の平均時間間隔に
倍率を与えて補正するステップである。その後、S14
0に移行し、上記S136及びS138にて求められた
新たな平均時間間隔(補正値)が、上記S118及びS
120にて先に計算された平均時間間隔(補正値)より
も大きいか否かを判断する。このS140において、新
たな平均時間間隔(補正値)が前回の値よりも大きけれ
ば、次にS142に移行する。このS142は、前回の
ホーム網探索からの経過時間が、新たに得られたセル選
択の平均時間間隔(補正値)よりも大きいか否かを判断
するステップである。もし、上記の経過時間が新たに得
られたセル選択の平均時間間隔(補正値)よりも大きい
場合、S144に移行し、前回のホーム網探索からの経
過時間を計時しているタイマを停止させる。このS14
4を実行した後、S100(図6)に戻り、再度必要な
通信条件を満たす適格な移動体通信網の探索を開始す
る。
【0096】上記S142において、上記の経過時間が
新たに得られたセル選択の平均時間間隔(補正値)以下
の場合は、次にS146に移行する。このS146は、
新たに求められたセル選択の平均時間間隔(補正値)と
前回のホーム網探索からの経過時間との差に等しい時間
に設定し直して上記タイマを再始動させるステップであ
る。このステップの後、S148に移行し、移動局が現
在選択している移動体通信網内の全てのセルからの信号
を受信できなくなったか否かを判断する。
【0097】また、上記S140において、新たな平均
時間間隔(補正値)が前回の値以下の場合にも、S14
8に移行し、上記と同様の判断を行う。さらに、上記S
130において、セル選択の時間間隔測定値が新しく生
成されていない場合もS148に移行する。
【0098】上記S148において、もし移動局が現在
の移動体通信網内の何れのセルとも通信できないような
場合、S144に移行して上記タイマを停止させた後、
S100(図6)に戻り、再度必要な通信条件を満たす
適格な移動体通信網の探索を開始する。
【0099】上記S148において、もし受信信号を消
失しなければ(移動局が現在の移動体通信網内の何れか
のセルからの信号を受信できれば)、次にS150へ移
行し、移動局とセルとの間に呼が設定されているか否か
を判断する。このS150において、呼の設定がなされ
ていなければ、S128に移行し、タイマに設定した時
間の経過を待つことになる。
【0100】一方、上記S150において、呼の設定が
なされていれば、図7のS152に移行し、タイマを停
止させる。S152の後、S154に移行し、移動局が
専用(チャネル)モードになっているか否かを判断す
る。専用(チャネル)モードにおいては、移動局はユー
ザ間通信のためのチャネルが割り当てられている。
【0101】上記S154において、もし移動局が専用
(チャネル)モードになっていれば、S156に移行
し、ハンドオーバが必要か否かを判断する。上記ハンド
オーバとは、現在通信しているセルの領域端に近づいた
ために当該セルとの通信品質が劣化したとき、通信状態
を改善するために他のセルとの通信に切り換えることで
ある。もし、ハンドオーバが必要であれば、S158に
移行し、ハンドオーバを実行する。ハンドオーバによ
り、移動局は、通信を中継するセルを変更することにな
るので、新たなセル選択の時間間隔測定値が生成され
る。その後、S160に移行し、S132と同様にし
て、記憶レジスタ24に記憶されている最も古いセル選
択の時間間隔測定値を除去する。さらにその後、S16
2に移行し、S134と同様にして、記憶レジスタ24
内に最新のセル選択の時間間隔測定値を記憶する。
【0102】S162の後は、再びS154へ移行し、
移動局が未だ専用(チャネル)モードになっているか否
かを判断する。このS154で、移動局がもはや専用
(チャネル)モードではない場合、次にS118に移行
し、再度、セル選択の時間間隔の加重平均を演算する。
また、上記S156においてハンドオーバが不要であれ
ば、移動局がもはや専用(チャネル)モードではなくな
って新たな加重平均を演算するために最終的にS118
へ移行するまで、S154及びS156のループ処理を
繰り返す。
【0103】下記の表1ないし表4は、加重平均の計算
を実行するためにC言語で記載されたソフトウェアプロ
グラムである。
【0104】表1は、セル選択の時間間隔の最新の測定
値を記憶レジスタ24に書き込む処理、及びセル選択の
時間間隔の最も古い測定値を消去する処理を示してい
る。
【0105】
【表1】
【0106】表1の上半分は、ソフトウェアプロセスの
注釈であり、一方、同表の下半分は、実際のコードであ
る。図3を参照して、上記のコードは、(n−1)番目
の記憶レジスタの記憶内容をn番目の記憶レジスタへシ
フトさせるための命令である。これにより、第(n−
1)の記憶レジスタの記憶内容が第nの記憶レジスタ4
6へ、また、第(n−2)の記憶レジスタの記憶内容が
第(n−1)の記憶レジスタ46へ、以下同様にして、
第1の記憶レジスタ42の記憶内容が第2の記憶レジス
タ48へシフトされるまで、順次、各記憶レジスタの記
憶内容が次段の記憶レジスタへとシフトする。そして、
最終的に、ライン20を介して入力される最も新しいセ
ル選択の時間間隔測定値が、第1の記憶レジスタ42に
記憶される。
【0107】表2は、記憶レジスタ24に保持されてい
る複数のセル選択の時間間隔測定値から加重平均を計算
するためのプログラムを示している。
【0108】
【表2】
【0109】第nの記憶レジスタ46の記憶内容には、
当該記憶内容を変化させる関数が掛けられる。各記憶レ
ジスタの記憶内容には、異なるプライオリティ(重み)
が与えられる。そして、各記憶レジスタの記憶内容に
は、順次、重み関数が掛けられると共に、平均を出すた
めに加算される。n個の全ての記憶レジスタの記憶内容
に重み関数が乗算され、平均を出すために加算された
後、当該加算値は、平均時間間隔を求めるためにnで割
られ、さらに倍率を与える(補正する)ためにmで割ら
れる。
【0110】表3は、上表2に示される加重平均処理に
使用するための線型加重関数を生成するための命令を示
している。
【0111】
【表3】
【0112】関数f(n)は、nの値に応じて変化す
る。K及びCは定数であり、定数Kには(−(n+
1))が掛けられる。この関数f(n)は、nの値が最
小のときに最大になる。そして、nの値が小さいほど、
上記の関数式のとる値は大きくなる。これにより、最も
新しいセル選択の時間間隔測定値が記憶されている記憶
レジスタの記憶内容には、最も大きい数値(重み)が掛
けられることになり、セル選択の平均時間間隔の計算で
最大の重み付けがなされる。
【0113】表4は、非線型加重関数を生成するための
命令を示している。
【0114】
【表4】
【0115】表4中のKは定数であり、値nの指数式で
割られる。表3と同様に、nの値が小さいほど上記の関
数式は大きくなる。この非線型加重関数は、加重平均時
間間隔を計算する上で最も新しいセル選択の時間間隔測
定値に対して、線型関数よりもさらに高いプライオリテ
ィ(重み)を与える。
【0116】上記のように、本実施の形態に係る装置及
び方法は、移動局がホーム網を探索すべき頻度を決定す
るための改良技術を提供するものである。本実施の形態
に係る装置及び方法を適用する移動局は、ホーム網の探
索を開始するために、もはや常時30分も待つ必要はな
い。それにもかかわらず、ホーム網の探索は、電源電力
を過度に消費するような頻度で開始されることもない。
上述のように、移動局は、セルを再選択する頻度によっ
て自局の移動状態(速度)を評価している。そして、こ
のセル選択頻度を、ホーム網探索頻度を決定するために
使用している。すなわち、セルを選択する頻度が高くな
るほど、ホーム網を探索する頻度も高くしている。これ
により、移動局の移動速度に応じた最適なホーム網探索
の時間間隔の設定が可能となる。
【0117】本実施の形態に係る方法は、地理的なエリ
アにサービスを提供し、当該地理的なエリアに複数の移
動体通信網を含んでいる次の様な無線通信システムに適
用される。上記の各移動体通信網は、複数の通信用セル
を含み、また、上記無線通信システムは、上記セルを介
してユーザ情報の送受信を行うための複数の移動局を含
み、各移動局は、通信用の近隣の1つのセルを選択する
ために、移動体通信網内のセルを識別し、このとき、各
移動局は、選択することが望ましい所定のホーム網から
のセルであるか否かも識別する。この様なシステムにお
いて移動局がホーム網を探索する(その探索頻度を決定
する)本実施の形態の方法は、 a)移動局によってセルが選択される頻度を決定するス
テップと、 b)上記で決定したセル選択頻度に応じたホーム網探索
頻度でホーム網を探索するステップとを含んでいること
を第1の特徴としている。
【0118】また、本実施の形態の方法は、上記第1の
特徴の構成において、さらに、 c)セル選択の平均時間間隔を計算するステップと、 d)以下のi)及びii)に示す様にホーム網探索頻度を
決定するために、上記ステップc)で計算された平均時
間間隔が所定の第1の値より小さいか否かを決定するス
テップとを含んでいることを第2の特徴としている。
【0119】i)上記の平均時間間隔が第1の値以下の
場合、上記ステップc)で計算された平均時間間隔に応
じたホーム網探索頻度とする。
【0120】ii)上記の平均時間間隔が第1の値よりも
大きい場合、第1の値に応じたホーム網探索頻度とす
る。
【0121】また、本実施の形態の方法は、上記第2の
特徴の構成において、さらに、 e)上記ステップd)で行われるホーム網探索頻度の決
定の前に、上記のセル選択の平均時間間隔を補正するた
めに、上記ステップc)で計算された平均時間間隔を所
定の第2の値で割るステップを含んでいることを第3の
特徴としている。
【0122】また、本実施の形態の方法は、上記第3の
特徴の構成において、さらに、 f)移動局によってセルが選択される時間間隔を測定す
るステップと、 g)上記ステップf)で測定された時間間隔を記憶する
ステップと、 h)上記ステップg)で記憶されたセル選択の時間間隔
測定値を、測定された後の経過時間に応じて時系列的に
体系化する(管理する)ステップとを含んでいることを
第4の特徴としている。
【0123】また、本実施の形態の方法は、上記第4の
特徴の構成において、さらに、 i)最も新しいセル選択の時間間隔測定値のプライオリ
ティ(重み)を最も高くしてなる時間間隔の加重平均を
求めるために、ステップh)で時系列的に体系化された
セル選択の時間間隔測定値にプライオリティを付与する
(重みを付ける)ことによって、上記ステップc)にお
いてセル選択の平均時間間隔を計算するステップを含ん
でいることを第5の特徴としている。
【0124】また、本実施の形態の方法は、上記第4の
特徴の構成において、 j)ステップf)の測定で得られた最も新しいn個のセ
ル選択の時間間隔測定値を、ステップh)で時系列的に
体系化した上で記憶するステップと、 k)上記ステップj)で記憶したn個のセル選択の時間
間隔測定値を用いて、ステップc)においてセル選択の
平均時間間隔を計算するステップとを含んでいることを
第6の特徴としている。
【0125】また、本実施の形態の方法は、上記移動局
が、先ず電力が供給されるスタートアップ状態となり得
るものであり、この移動局が、スタートアップ時にアク
セス可能な少なくともn個の初期値を格納している永久
記憶装置を有している場合に適用され、上記第6の特徴
の構成において、さらに、 l)セル選択の初期の時間間隔を与えるために、スター
トアップの際にn個の初期値を記憶装置に記憶するステ
ップと、 m)n個のセル選択の時間間隔測定値が得られた後は、
初期値が全て測定値に置き換えられ、そして、n個のセ
ル選択の時間間隔測定値がステップh)で時系列的に体
系化されるように、ステップf)によってセル選択の時
間間隔が測定される毎に、記憶している初期値を測定さ
れた時間間隔に置き換えるステップと、 n)ステップf)で得られた新しい測定値が常に記憶さ
れるように、最も古いセル選択の時間間隔測定値を記憶
装置から除くと共に、最も新しいセル選択の時間間隔測
定値を記憶装置に追加するステップとを含んでいること
を第7の特徴としている。これにより、移動局のスター
トアップ時にはセル選択の時間間隔の平均を計算するた
めに初期値が使用され、セル選択の時間間隔が測定され
たときには初期値が実際の時間間隔測定値と置き換えら
れ、そして、最も新しいn個のセル選択の時間間隔測定
値が平均時間間隔の計算に使用されるように、より古い
セル選択の時間間隔測定値はより新しい時間間隔測定値
と置き換えられることになる。
【0126】また、本実施の形態の方法は、上記第1の
特徴の構成において、さらに、最も新しいセル選択の時
間間隔測定値に、ホーム網探索頻度を決定するにあたっ
て最も高いプライオリティを付与するステップを含んで
いることを第8の特徴としている。
【0127】また、本実施の形態の方法は、上記第2の
特徴の構成において、さらに、セル選択の時間間隔の加
算値を得るために、n個のセル選択の時間間隔測定値を
加算するステップと、ステップc)においてセル選択の
平均時間間隔を得るために、上記のセル選択の時間間隔
の加算値をnで割るステップとを含んでいることを第9
の特徴としている。
【0128】本実施の形態に係る装置は、地理的なエリ
アにサービスを提供し、当該地理的なエリアに複数の移
動体通信網を含んでいる次の様な無線通信システムに適
用される。上記の各移動体通信網は、複数の通信用セル
を含み、また、上記無線通信システムは、上記セルを介
してユーザ情報の送受信を行うための複数の移動局を含
み、各移動局は、通信用の近隣の1つのセルを選択する
ために、移動体通信網内のセルを識別し、このとき、各
移動局は、選択することが望ましい所定のホーム網から
のセルであるか否かも識別する。この様なシステムにお
いて移動局がホーム網を探索する(その探索頻度を決定
する)ための本実施の形態の装置は、図3に示すよう
に、移動局がセルを選択する頻度を検知し、且つ、当該
セル選択頻度に応じてホーム網の探索頻度を決定するた
めのHPLMN探索頻度ジェネレータ18を含んでいる
ことを第10の特徴としている。
【0129】また、本実施の形態の装置は、上記第10
の特徴の構成において、さらに、セル選択の時間間隔の
測定値を記憶するものであって、最も新しいセル選択の
時間間隔測定値を受け入れるための入力部と、記憶して
いるセル選択の時間間隔測定値を供給するための出力部
とを有する記憶レジスタ24と、上記のセル選択の時間
間隔測定値と所定の第1の値とを比較する比較回路26
とを含み、上記の比較回路26は、上記セル選択の時間
間隔測定値を受け入れるために上記記憶レジスタの出力
部に機能的に結合された第1の入力部と、上記第1の値
を受け入れるための第2の入力部と、以下に示す様にホ
ーム網探索頻度の情報を出力するための出力部とを有す
ることを第11の特徴としている。
【0130】i)上記の時間間隔が第1の値以下の場
合、上記の測定された時間間隔に応じたホーム網探索頻
度の情報を出力する。
【0131】ii)上記の時間間隔が第1の値よりも大き
い場合、第1の値に応じたホーム網探索頻度の情報を出
力する。
【0132】また、本実施の形態の装置は、上記第11
の特徴の構成において、さらに、複数のセル選択の時間
間隔測定値を加算するものであって、複数のセル選択の
時間間隔測定値を受け入れるために上記記憶レジスタ2
4の出力部に機能的に結合された入力部と、時間間隔の
加算値を出力するための出力部とを有する加算回路32
と、上記の時間間隔の加算値を、平均化するための値
(アベレージングバリュー)で割るものであって、上記
時間間隔の加算値を受け入れるために上記加算回路32
の出力部に機能的に結合された入力部と、セル選択の平
均時間間隔を出力するための出力部とを有する第1の除
算回路36とを含み、第1の値と比較される平均時間間
隔を受け入れるために、上記比較回路26の第1の入力
部は、上記第1の除算回路36の出力部と機能的に結合
されていることを第12の特徴としている。
【0133】また、本実施の形態の装置は、上記第12
の特徴の構成において、さらに、セル選択の平均時間間
隔を所定の第2の値で割るためのものであって、セル選
択の平均時間間隔を受け入れるために上記第1の除算回
路36の出力部と機能的に結合されている入力部と、第
1の値と比較される補正された平均時間間隔を比較回路
26へ供給するために比較回路26の第1の入力部と機
能的に結合されている出力部とを有する第2の除算回路
40とを含んでいることを第13の特徴としている。こ
れにより、上記セル選択の平均時間間隔は、比較回路2
6で所定の第1の値と比較される前に、変更(補正)さ
れる。
【0134】また、本実施の形態の装置は、上記第12
の特徴の構成において、上記記憶レジスタ24は、第1
ないし第nのn個の逐次記憶レジスタ42・48・52
・46からなり、第1の記憶レジスタ42は最も新しい
セル選択の時間間隔測定値を受け入れる入力部を有し、
且つ、この第1の記憶レジスタ42は、記憶しているセ
ル選択の時間間隔測定値をシフトするために、後段の記
憶レジスタの入力部に機能的に結合されている出力部を
有し、この第1の記憶レジスタ42の出力部は、上記加
算回路32の入力部にも機能的に結合されており、さら
に、上記のn個の記憶レジスタ42・48・52・46
は、最新のn個のセル選択の時間間隔測定値を記憶する
ために、順次接続されており、最新のn個のセル選択の
時間間隔測定値を上記加算回路32の入力部へ供給する
ことを第14の特徴としている。
【0135】また、本実施の形態の装置は、上記第14
の特徴の構成において、さらに、図4に示すように、n
個の所定のゲインG1・G2・G3・…・Gnを有する
n個の増幅器58・62・66・70を含み、第1の増
幅器58は、セル選択の時間間隔測定値を増幅するため
に、上記第1の記憶レジスタ42の出力部と機能的に結
合している入力部と、上記加算回路32の入力部と機能
的に結合している出力部とを有し、n個の記憶レジスタ
と増幅器とのペアを形成するために、上記のn個の増幅
器58・62・66・70の入力部の各々は、上記のn
個の記憶レジスタ42・48・52・46の各々及び加
算回路32に機能的に結合されていることを第15の特
徴としている。これにより、セル選択の時間間隔の加重
平均を得るために、最も新しいセル選択の時間間隔測定
値を強調することができる。
【0136】また、本実施の形態の装置は、上記第12
の特徴又は第14の特徴の構成において、平均化するた
めの値(除数)がセル選択の時間間隔の個数nと等し
く、n個のセル選択の時間間隔測定値は、上記加算回路
32によって加算され、セル選択の平均時間間隔を得る
ために、上記第1の除算回路36は、時間間隔の加算値
をnで割ることを第16の特徴としている。
【0137】また、本実施の形態の装置は、上記第16
の特徴の構成において、さらに、セル選択の平均時間間
隔を所定の第2の値で割る第2の除算回路40を含み、
この第2の除算回路40は、セル選択の平均時間間隔を
受け入れるために上記第1の除算回路36の出力部と機
能的に結合している入力部と、第1の値と比較される補
正された平均時間間隔を供給するために上記比較回路2
6の第1の入力部と機能的に結合している出力部とを有
していることを第17の特徴としている。これにより、
上記セル選択の平均時間間隔は、所定の第1の値と比較
される前に、変更(補正)される。
【0138】また、本実施の形態の装置は、上記移動局
が、先ず電力が供給されるスタートアップ状態となり得
るものであり、この移動局が、スタートアップ時にアク
セス可能な少なくともn個の初期値を格納している永久
記憶装置を有している場合に適用され、上記第14の特
徴の構成において、スタートアップの際にn個の初期値
が上記のn個の記憶レジスタ42・48・52・46の
それぞれに記憶され、上記の記憶レジスタ42・48・
52・46内に記憶されている初期値がなくなるまで、
第1の記憶レジスタ42によって最新のセル選択の時間
間隔測定値が受け入れられる毎に、上記初期値を実際に
測定されたセル選択の時間間隔と置き換えながら、初期
値の1つを第nの記憶レジスタ46から除去することを
第18の特徴としている。これによって、実際のセル選
択の時間間隔が測定されるまで、セル選択の平均時間間
隔の計算のために初期値が使用される。
【0139】また、本実施の形態の装置は、上記第10
の特徴の構成において、上記HPLMN探索頻度ジェネ
レータ18によって感知された最も新しいセル選択の時
間間隔測定値は、ホーム網探索頻度を決定する上で最も
高いプライオリティが付与されることを第19の特徴と
している。
【0140】上述の本実施の形態は、ソフトウェアプロ
グラムを実行するマイクロプロセッサを用いることによ
って、容易に実現可能である。勿論、本実施の形態は、
ハードウェアでも確実に実現可能である。
【0141】本実施の形態に係る装置及び方法は、GS
M、DCS 1800(Digital Cellular System at 1
800 Mhz )、及びPCS 1900(Personal Communi
cations Service at 1900 Mhz )を含む種々のセルラー
電話システムや、第二世代ディジタルコードレス電話シ
ステム(パーソナル・ハンディホン・システム)等のセ
ル方式(又はマイクロセル方式)の移動体通信システム
全般に適用可能である。
【0142】上記の説明は、あくまでも、本発明の技術
内容を明らかにするものであって、そのような具体例に
のみ限定して狭義に解釈されるべきものではなく、本発
明の範囲内で、いろいろと変更して実施することができ
るものである。
【0143】
【発明の効果】請求項1の発明に係るホーム網探索装置
は、ホーム網だけでなくホーム網以外の移動体通信網を
介しても通信可能な移動局に設けられ、ホーム網を間欠
的に探索するものであって、以上のように、複数のセル
からなる移動体通信網のセルを移動局が選択する頻度を
検出するセル選択頻度検出手段と、上記セル選択頻度検
出手段からのセル選択頻度情報に応じてホーム網の探索
頻度を決定するホーム網探索頻度決定手段とを備えてい
る構成である。
【0144】それゆえ、移動局の移動速度を反映してホ
ーム網の探索頻度を最適化することができるので、過度
に多くのホーム網の探索処理を行って電源電力を不必要
に消耗するようなこともなく、ホーム網を発見する確率
を従来よりも高くすることができるという効果を奏す
る。
【0145】請求項2の発明に係るホーム網探索装置
は、以上のように、請求項1に記載の発明の構成におい
て、上記セル選択頻度検出手段が、移動局がセルを選択
してから次に別のセルを再選択するまでの時間間隔を測
定するセル選択時間間隔測定手段を備え、最新のセル選
択の時間間隔をセル選択頻度情報としてホーム網探索頻
度決定手段へ出力する構成である。
【0146】それゆえ、上記請求項1の発明の効果に加
えて、セルの選択が行われる毎にセル選択頻度情報が得
られ、移動局の移動速度に応じて細かくホーム網の探索
頻度を変更(微調整)することができるという効果を併
せて奏する。
【0147】請求項3の発明に係るホーム網探索装置
は、以上のように、請求項1に記載の発明の構成におい
て、上記セル選択頻度検出手段が、移動局がセルを選択
してから次に別のセルを再選択するまでの時間間隔を測
定するセル選択時間間隔測定手段と、最新のセル選択の
時間間隔測定値を含むより新しいセル選択の時間間隔測
定値をn個(nは2以上の整数)記憶する記憶手段と、
上記記憶手段が記憶しているn個のセル選択の時間間隔
測定値の平均値を演算する平均化手段とを備え、平均化
手段が求めたセル選択の平均時間間隔をセル選択頻度情
報としてホーム網探索頻度決定手段へ出力する構成であ
る。
【0148】それゆえ、上記請求項1の発明の効果に加
えて、セルの選択が行われる毎にセル選択頻度情報が得
られ、移動局の移動速度に応じて細かくホーム網の探索
頻度を変更(微調整)することができるという効果を併
せて奏する。また、上記請求項2の発明よりもセル選択
の頻度をより正確に求めることができる。
【0149】請求項4の発明に係るホーム網探索装置
は、以上のように、請求項3に記載の発明の構成におい
て、上記平均化手段が、最新のセル選択の時間間隔測定
値の重みが最大になるように各測定値に重み付けをして
加重平均を演算することによって、セル選択の平均時間
間隔を求める構成である。
【0150】それゆえ、上記請求項3の発明と同様の効
果を奏すると共に、請求項3の発明よりも移動局の現在
速度を十分反映してホーム網の探索頻度を最適化するこ
とができる。
【0151】請求項5の発明に係るホーム網探索装置
は、以上のように、請求項3又は4に記載の発明の構成
において、さらに、移動局の起動時に、上記記憶手段に
n個の初期値を記憶させる初期値設定手段を含み、上記
記憶手段は、上記全ての初期値が実際のセル選択の時間
間隔測定値と置き換わるまで、実際のセル選択の時間間
隔が測定される毎に、記憶している初期値を実際のセル
選択の時間間隔測定値と置き換える構成である。
【0152】それゆえ、請求項3又は4の発明の効果に
加えて、セル選択の時間間隔が実測されるまで、所定の
初期値がセル選択の平均時間間隔の計算に使用されるこ
とにより、移動局の起動直後においても動作の正常化が
図れるという効果を併せて奏する。
【0153】請求項6の発明に係るホーム網探索装置
は、以上のように、請求項1、2、3、4又は5に記載
の発明の構成において、上記ホーム網探索頻度決定手段
が、ホーム網探索頻度決定手段へ出力する前のセル選択
頻度情報を補正する補正手段を備え、補正されたセル選
択頻度情報をホーム網探索頻度決定手段へ出力する構成
である。
【0154】それゆえ、請求項1、2、3、4又は5の
発明の効果に加えて、セル選択頻度情報の補正(変更)
により、容易にホーム網の探索頻度を補正(調整)を行
うことができるという効果を併せて奏する。
【0155】請求項7の発明に係るホーム網探索装置
は、以上のように、請求項1、2、3、4、5又は6に
記載の発明の構成において、上記ホーム網探索頻度決定
手段が、セル選択頻度検出手段からのセル選択頻度情報
と所定の基準値とを比較する比較手段を備え、セル選択
頻度情報が基準値以上の頻度を示す場合には、セル選択
頻度情報に応じたホーム網探索の時間間隔を設定する一
方、セル選択頻度情報が基準値より低い頻度を示す場合
には、ホーム網探索の時間間隔を所定の上限値に設定す
る構成である。
【0156】それゆえ、請求項1、2、3、4、5又は
6の発明の効果に加えて、セル選択頻度が基準値より低
い場合でも、一定のホーム網探索頻度を確保することが
できるという効果を併せて奏する。
【0157】請求項8の発明に係る移動局は、以上のよ
うに、上記請求項1、2、3、4、5、6又は7記載の
ホーム網探索装置を備えている構成である。それゆえ、
過度に多くのホーム網の探索処理を行って電源電力を不
必要に消耗するようなこともなく、従来よりも高い確率
でホーム網を発見することができるという効果を奏す
る。
【0158】請求項9の発明に係る移動局のホーム網探
索方法は、以上のように、ホーム網だけでなくホーム網
以外の移動体通信網を介しても通信可能な移動局がホー
ム網を間欠的に探索する方法であって、複数のセルから
なる移動体通信網のセルを移動局が選択する頻度を検出
するステップと、上記ステップで検出したセル選択頻度
情報に応じたホーム網の探索頻度でホーム網の探索を行
うステップとを含んでいる構成である。
【0159】それゆえ、移動局の移動速度を反映してホ
ーム網の探索頻度を最適化することができるので、過度
に多くのホーム網の探索処理を行って電源電力を不必要
に消耗するようなこともなく、ホーム網を発見する確率
を従来よりも高くすることができるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例を示すものであり、移動局がホーム網の
探索を開始するときの処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図2】本発明の実施の一形態を示すものであり、移動
局がホーム網を探索する頻度を決定するための処理手順
を示すフローチャートである。
【図3】本発明の実施の一形態を示すものであり、移動
局がホーム網を探索する頻度を決定するためのシステム
構成を示す概略のブロック図である。
【図4】本発明のその他の実施の一形態を示すものであ
り、図3のシステムに加重平均を行うための増幅器を追
加した構成を示すブロック図である。
【図5】図2に示すホーム網の探索頻度を決定する処理
をより詳細に示すフローチャートである。
【図6】図2に示すホーム網の探索頻度を決定する処理
をさらに詳細に示すものであり、詳細な処理手順の一部
を示すフローチャートである。
【図7】図2に示すホーム網の探索頻度を決定する処理
をさらに詳細に示すものであり、詳細な処理手順の一部
を示すフローチャートである。
【図8】図2に示すホーム網の探索頻度を決定する処理
をさらに詳細に示すものであり、詳細な処理手順の一部
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
18 HPLMN探索頻度ジェネレ
ータ(セル選択頻度検出手段、ホーム網探索頻度決定手
段) 24 記憶レジスタ(記憶手段) 26 比較回路(比較手段) 32 加算回路(平均化手段) 36 第1の除算回路(平均化手
段) 40 第2の除算回路(補正手段) 42・46・48・52 第1ないし第nの記憶レジス
タ 58・62・66・70 第1ないし第nの増幅器
フロントページの続き (72)発明者 バークサァ アール.ケシャバシャー アメリカ合衆国 98683 ワシントン州 ヴァンクーヴァー,18ストリート 13705 エス.イー.5 (72)発明者 ジェラルド ダブリュ.マリゾフスキー アメリカ合衆国 98607 ワシントン州 カマス,クリスタル コート 4401 エ ヌ.ダブリュ.(番地なし) (72)発明者 ピーター ジェイ.セブィク アメリカ合衆国 98683 ワシントン州 ヴァンクーヴァー,19ストリート 13314 エス.イー.ディ−4

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ホーム網だけでなくホーム網以外の移動体
    通信網を介しても通信可能な移動局に設けられ、ホーム
    網を間欠的に探索するホーム網探索装置において、 複数のセルからなる移動体通信網のセルを移動局が選択
    する頻度を検出するセル選択頻度検出手段と、 上記セル選択頻度検出手段からのセル選択頻度情報に応
    じてホーム網の探索頻度を決定するホーム網探索頻度決
    定手段とを備えていることを特徴とするホーム網探索装
    置。
  2. 【請求項2】上記セル選択頻度検出手段は、移動局がセ
    ルを選択してから次に別のセルを再選択するまでの時間
    間隔を測定するセル選択時間間隔測定手段を備え、最新
    のセル選択の時間間隔をセル選択頻度情報としてホーム
    網探索頻度決定手段へ出力することを特徴とする請求項
    1記載のホーム網探索装置。
  3. 【請求項3】上記セル選択頻度検出手段は、移動局がセ
    ルを選択してから次に別のセルを再選択するまでの時間
    間隔を測定するセル選択時間間隔測定手段と、最新のセ
    ル選択の時間間隔測定値を含むより新しいセル選択の時
    間間隔測定値をn個(nは2以上の整数)記憶する記憶
    手段と、上記記憶手段が記憶しているn個のセル選択の
    時間間隔測定値の平均値を演算する平均化手段とを備
    え、平均化手段が求めたセル選択の平均時間間隔をセル
    選択頻度情報としてホーム網探索頻度決定手段へ出力す
    ることを特徴とする請求項1記載のホーム網探索装置。
  4. 【請求項4】上記平均化手段は、最新のセル選択の時間
    間隔測定値の重みが最大になるように各測定値に重み付
    けをして加重平均を演算することによって、セル選択の
    平均時間間隔を求めることを特徴とする請求項3記載の
    ホーム網探索装置。
  5. 【請求項5】移動局の起動時に、上記記憶手段にn個の
    初期値を記憶させる初期値設定手段を含み、 上記記憶手段は、上記全ての初期値が実際のセル選択の
    時間間隔測定値と置き換わるまで、実際のセル選択の時
    間間隔が測定される毎に、記憶している初期値を実際の
    セル選択の時間間隔測定値と置き換えることを特徴とす
    る請求項3又は4記載のホーム網探索装置。
  6. 【請求項6】上記ホーム網探索頻度決定手段は、ホーム
    網探索頻度決定手段へ出力する前のセル選択頻度情報を
    補正する補正手段を備え、補正されたセル選択頻度情報
    をホーム網探索頻度決定手段へ出力することを特徴とす
    る請求項1、2、3、4又は5記載のホーム網探索装
    置。
  7. 【請求項7】上記ホーム網探索頻度決定手段は、セル選
    択頻度検出手段からのセル選択頻度情報と所定の基準値
    とを比較する比較手段を備え、セル選択頻度情報が基準
    値以上の頻度を示す場合には、セル選択頻度情報に応じ
    たホーム網探索の時間間隔を設定する一方、セル選択頻
    度情報が基準値より低い頻度を示す場合には、ホーム網
    探索の時間間隔を所定の上限値に設定することを特徴と
    する請求項1、2、3、4、5又は6記載のホーム網探
    索装置。
  8. 【請求項8】ホーム網だけでなくホーム網以外の移動体
    通信網を介しても通信可能な移動体通信システムの移動
    局であって、 上記請求項1、2、3、4、5、6又は7記載のホーム
    網探索装置を備えていることを特徴とする移動局。
  9. 【請求項9】ホーム網だけでなくホーム網以外の移動体
    通信網を介しても通信可能な移動局がホーム網を間欠的
    に探索する方法であって、 複数のセルからなる移動体通信網のセルを移動局が選択
    する頻度を検出するステップと、 上記ステップで検出したセル選択頻度情報に応じたホー
    ム網の探索頻度でホーム網の探索を行うステップとを含
    んでいることを特徴とする移動局のホーム網探索方法。
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