JPH10175066A - 切断機 - Google Patents

切断機

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JPH10175066A
JPH10175066A JP33607296A JP33607296A JPH10175066A JP H10175066 A JPH10175066 A JP H10175066A JP 33607296 A JP33607296 A JP 33607296A JP 33607296 A JP33607296 A JP 33607296A JP H10175066 A JPH10175066 A JP H10175066A
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JP
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cutting
preheating
control
torch
flame
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JP33607296A
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English (en)
Inventor
Yoshimi Sano
義美 佐野
Hiroaki Nagashima
宏晶 長島
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Tanaka Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Tanaka Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数本の切断トーチを備える切断機におい
て、より高い切断品質が得られかつ稼働率が向上する技
術の開発が求められていた。 【解決手段】 切断トーチ20に係る予熱ガスや予熱酸
素の各供給流路21、22の途中に、被切断材の切断条
件が入力される制御盤10によって切断トーチ20毎に
予熱ガスや予熱酸素の流量をそれぞれ個別に制御して供
給する流量調整装置50と、該流量調整装置50を介さ
ずに予熱ガスや予熱酸素を供給するバイパス流路51
と、流量調整装置50およびバイパス流路51のいずれ
かを選択する切換弁52とを接続してなる切断機を提供
し、流量制御装置50による自動制御に加えてバイパス
流路51を利用した際の熟練工の手動制御による予熱炎
の制御を可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス切断トーチに
よって被切断材を切断する切断機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は、複数本のガス切断トーチ1を備
える切断機2を示す。この切断機2は、板材等の被切断
材3を載せる加工台4に沿って移動する移動台5と、該
移動台5に搭載され、複数本の切断トーチ1、1…を支
持して移動台5の移動方向に垂直な方向に往復動する切
断機本体6とを備えている。切断機本体6に搭載された
切断トーチ1は該切断機本体6の移動方向に沿って一列
に並列され、移動台5と切断機本体5との駆動によって
加工台4の加工平面に沿ったXY方向に互いに平行な移
動軌跡を描きつつ一体的に移動されるようになってい
る。移動台5および切断機本体6の駆動と、切断トーチ
1の配列間隔の調整とは、制御盤7にて自動的になされ
るのが一般的である。
【0003】前記切断機2で切断条件の異なる複数の切
断を同時に行うには、各切断トーチ1別にガス流量を調
整して、予熱炎を調整する必要がある。図7は、予熱炎
の調整手順を示す。まず、第1のステップaで全ての切
断トーチ1の吹管バルブ(図示せず)を閉める。次に、
第2のステップbで加工機本体6のガス導入バルブ(図
示せず)を開く。次に、第3のステップcで圧力調整器
を操作して予熱酸素流路および予熱ガス流路のガス供給
圧を調整する。次に、第4のステップdで予熱酸素およ
び予熱ガスの電磁弁(図示せず)を開く。次に、第5の
ステップeで最初のトーチの吹管バルブを開き予熱炎を
着火する。次に、第6のステップfで吹管バルブを調整
して目的の予熱炎をつくる。次に、第7のステップgで
吹管バルブ全開でも予熱炎が弱い場合には、第8のステ
ップhで圧力調整器の設定圧力を上昇させた上、第6の
ステップfに戻って目的の予熱炎をつくり直す。
【0004】最初の切断トーチ1で目的の予熱炎が得ら
れたら、第9のステップiで未調整の切断トーチ1の有
無を識別し、未調整の切断トーチ1が存在する場合に
は、第10のステップjで次の切断トーチ1について吹
管バルブを開いて着火し、第6のステップfに戻り、以
下、最初の切断トーチ1の場合と同様にして各切断トー
チ1について予熱炎の調整を行う。第9のステップiで
未調整の切断トーチ1が無くなったら、第11のステッ
プkで調整済み切断トーチ1の予熱炎の変化の有無を識
別し、変化が観察された場合には第12のステップlで
該当の切断トーチ1の吹管バルブを操作して予熱炎を再
調整し、第11のステップkに戻る。第11のステップ
kで、予熱炎が変化した切断トーチ1が存在しなくなれ
ば第13のステップmに進み、予熱酸素および予熱ガス
の電磁弁を閉じて予熱炎の調整を完了する(第14のス
テップn)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図6に示す
切断機2の場合、条件の異なる複数の切断作業を同時に
行うには、切断作業者が圧力調整器による圧力調整に加
えて、切断トーチ1個別の吹管バルブの調整をも行って
予熱炎を調整するので、作業に時間がかかるといった問
題があった。予熱炎の調整は熟練工の勘に頼っているの
が実状であり、近年では熟練工が減少していることから
すると、多数の切断トーチ1の予熱炎調整を毎回の切断
作業前に行うとなると、作業時間に対する不満が一層大
きくなるとともに、人件費も上昇してコスト的に不利に
なる。
【0006】また、途中で使用する切断トーチ1の本数
や配列間隔を変化させた場合には、設定した予熱炎の状
態が変化してしまうことがあり、設定をやり直すケース
が生じていた。この場合には、切断機2の自動運転を一
旦停止して予熱炎を調整し直さねばならず、加工時間が
延長する不満があった。
【0007】また、切断トーチ1間で予熱炎にばらつき
があると、ピアシングの予熱時間が予熱炎の一番弱い切
断トーチ1によって決定されるので、(1)予熱時間が
長くなる、(2)被切断材3の予熱に過不足を生じて切
断面の性状に影響が出る、(3)過剰な予熱によって予
熱酸素や予熱ガスが無駄になりコスト面で不利になる、
といった不満もあった。
【0008】前記問題に対処するため、本出願人は既に
特願平8−238244を出願しており、当該出願に記
載したように、制御盤に接続された流量調整装置により
各切断トーチの予熱炎を調整する技術により前記問題を
解決することができる。しかしながら、例えば、角部等
の切断では、目的の予熱炎を得るための制御が複雑にな
るほか、熟練工の勘に頼らざるを得ないような高度な切
断作業では制御盤による制御が困難であるため、かえっ
て作業能率が低下することが懸念される。また、流量制
御装置の故障やメンテナンス時には当該切断トーチが使
用できないため切断機の稼働率が低下する不満があり、
これらの点に対処することのできる技術の開発が求めら
れていた。
【0009】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
ので、切断トーチ別に流量調整装置を設置したことによ
り各切断トーチを個別にスケジュール運転することが可
能になり、条件の異なる複数の切断を同時に行う場合で
あっても各切断トーチの予熱炎の調整が自動的になされ
て切断機の連続運転を可能にするとともに、手動による
予熱炎調整をも可能にしていつでも最適予熱炎が容易に
得られ、切断製品の品質が向上する切断機を提供するこ
とを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、複数本の切断トーチが搭載され、被切断材
が載置される加工台の加工平面に沿って移動することに
より被切断材を前記切断トーチにより切断する切断機本
体を具備する切断機において、切断トーチの内の一部の
複数本または全部に係る予熱ガスや予熱酸素の各供給流
路の途中に、被切断材の切断条件が入力される制御盤に
よって切断トーチ毎に予熱ガスや予熱酸素の流量をそれ
ぞれ個別に制御して供給する流量調整装置と、該流量調
整装置を介さずに予熱ガスや予熱酸素を流量調整装置の
下流側に供給するバイパス流路と、これら流量調整装置
およびバイパス流路より供給上流側にて流量調整装置お
よびバイパス流路のいずれかを選択して予熱ガスや予熱
酸素を供給する切換弁とを接続したことを特徴とする切
断機を前記課題の解決手段とした。
【0011】切換弁としては、手動で切り換える切換弁
や電磁弁等を採用する。電気等の指令によって制御され
る切換弁(例えば電磁弁等)を採用した場合には、制御
盤と接続して該制御盤からの指令により作動する構成と
することが好ましい。この場合、切断作業者が制御盤に
入力した流量調整装置における予熱ガス、予熱酸素の圧
力、総流量等に設定した指定値の検出や、時間設定等に
より、切換弁の作動を制御する構成を採用することが可
能である。本発明では、流量調整装置とバイパス流路と
切換弁とをユニット化して組み立て、目的の供給流路に
簡便に接続できるようにした構成も採用可能である。本
発明によれば、予熱ガスおよび予熱酸素の流量調整を流
量調整装置毎に個別に制御することで、切断トーチを個
別にスケジュール運転することが可能になり、切断トー
チ毎に条件の異なる被切断材の切断を同時に行うことが
可能になる。また、切換弁によって予熱ガスおよび予熱
酸素の供給をバイパス流路に切り換えると、該当切断ト
ーチの予熱炎の調整が吹管の手動制御に切り替わる。こ
れにより、流量調整装置の制御スケジュールと無関係の
切断作業や、制御スケジュールの組み立てが困難な場合
や、流量調整装置の故障時等にも対応して、目的の切断
作業を効率良く進めることができる。各流量調整装置の
制御は、予め制御盤に入力した指令によりなされる。制
御盤に入力する指令は、各被切断材の厚さ、材質等の切
断条件や、切断開始点および終点や、各地点(加工平面
上の座標)あるいは時間での予熱ガスおよび予熱酸素の
流量等であり、これらの指令に基づいて各流量調整装置
を制御することで、常に適切な予熱炎を得る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明の切断機の実施の形態
を、図1から図5を参照して説明する。なお、図中図6
と同一の構成部分には同一の符号を付し、その説明を簡
略化する。図1は本実施形態の切断機のシステム構成を
示す図であって、図中符号10は制御盤(操作盤兼制御
盤)、11は予熱制御モジュール(MFC制御モジュー
ル)、12は制御切換ユニット、13は予熱酸素流路、
14は切断酸素流路、15は予熱ガス流路、16は切断
酸素制御モジュール、17は圧力調整器、18は圧力セ
ンサ、19はNC制御部、20は切断トーチである。こ
の切断機は、図6に示す切断機に制御盤10、予熱制御
モジュール11、制御切換ユニット12、切断酸素制御
モジュール16等を搭載して図1に示すシステムを構成
したものである。
【0013】図1において、制御盤10には複数の予熱
制御モジュール11と切断酸素制御モジュール16とが
接続され、各予熱制御モジュール11には制御切換ユニ
ット12が4組ずつ接続され、切断酸素制御モジュール
16には圧力調整器17および圧力センサ18が接続さ
れ、制御信号等の各種信号が電気信号として伝達可能に
なっている。信号の伝達手段は電気に限定されず、例え
ば油圧等の流体圧を利用することも可能である。制御盤
10は、予熱制御モジュール11を介して各制御切換ユ
ニット12を個別に制御可能になっている。なお、予熱
制御モジュール11に接続する制御切換ユニット12の
数等は、前述に限られたものでは無く、適宜変更可能で
ある。
【0014】各制御切換ユニット12は予熱酸素流路1
3および予熱ガス流路15から分岐された供給流路2
1、22の途中に介在され、同一の切断トーチ20に係
る供給流路21、22に設置した二つの制御切換ユニッ
ト12を一組としている。図2は制御切換ユニット12
の内部構成を示す。図中符号50は流量調整装置、23
は比較駆動回路、24は検出回路、25はセンサー部
(測温抵抗体)、26はコントロールバルブ、51はバ
イパス流路、52は切換弁、53は逆止弁(逆火防止用
弁)である。比較駆動回路23と、検出回路24と、セ
ンサー部25と、コントロールバルブ26とは、流量調
整装置50を構成している。検出回路24は自身の抵抗
と測温抵抗体25の抵抗とを合わせてブリッジ回路を構
成することで、測温抵抗体25近傍を流れるガスの質量
流量を測定するガス流量計測手段(サーマルマスフロー
メータ)を構成している。流量調整装置50は、制御盤
10より予熱制御モジュール11を経由して与えられた
流量指令値とガス流量計測手段での計測流量(値)とを
比較駆動回路23にて比較し、その差に応じてコントロ
ールバルブ26の開量を自動調整して、目的の流量を得
る構造になっている。なお、ガス流量計測手段は検出回
路24と測温抵抗体25に限定されるものでは無く、ガ
ス流量を検出可能であれば別の構成を適用してもよい。
【0015】この流量調整装置50における流量調整は
制御盤10からの制御で行われるものであり、(1)炎
モードの自動切換、(2)ガス噴出量のスローアップダ
ウン制御、(3)指定領域での予熱炎低下制御、の二つ
の予熱炎調整機能が与えられている。 (1)炎モードの自動切換は、(a)ピアシングのため
の予熱炎強、(b)切断時の予熱炎弱、(c)空送り時
などに適用される種火の3段階であり、各炎モードにお
ける予熱ガス流量および予熱酸素流量を予め制御盤10
に与えておくことにより、炎モードを指定するだけで所
望の炎モードの予熱炎が自動的に得られる。 (2)ガス噴出量のスローアップダウン制御は、予熱炎
の点火や消火や各炎モードの切り換え時に、予め設定し
ておいた移行時間でガス流量を変化させるもので、予熱
炎の点火や消火時には予熱酸素および予熱ガスの噴出開
始終了のタイミング設定にも適用される。 (3)指定領域での予熱炎低下制御は、制御盤10で設
定した切断スケジュールで指定した領域(時間あるいは
座標)のみ、予熱ガス流量および予熱酸素流量を減少さ
せて予熱炎を弱くする機能であり、入り組んだ部分を切
断する場合の製品の溶け込みを防止するものである。こ
れらの機能は、コントロールバルブ26の開量を自動調
整供給する流量調整装置50の構成により制御盤10で
の制御が簡略化されることで得られるものであり、予熱
炎の状態を変更しても、常に目的の炎を安定して得るこ
とができる。
【0016】バイパス流路51は、供給流路21、22
の流量調整装置50より上流側に介在させた切換弁52
に一端を接続し、供給流路21、22の流量調整装置5
0より下流側であり逆止弁53より上流の位置に他端を
接続してあり、予熱ガス、予熱酸素を流量調整装置50
を介さないでその下流側に供給するためのものである。
図3に示すように、切換弁52は電磁弁であり、通常時
は供給流路21、22と流量調整装置50との間を開い
ているが、制御盤10からの作動信号の受信時のみ、供
給流路21、22の接続をバイパス流路51に切り換え
る。この時、切断トーチ20に供給する予熱ガス、予熱
酸素は、各切断トーチ20の吹管バルブにおいて手動で
流量調整することになる。
【0017】図1に示すように、供給流路21、22の
先端は切断トーチ20に接続されており、制御切換ユニ
ット12を通過した予熱ガスおよび予熱酸素を切断トー
チ20に供給する。切断トーチ20には、切断酸素流路
14から分岐された供給流路27も接続されている。各
供給流路27には圧力調整器17で調整された圧力で切
断酸素が供給されている。切断酸素の供給圧は、制御盤
10から切断酸素制御モジュール16を介して伝達され
た指令値に基づいて圧力調整器17が調整する。圧力調
整器17には、切断酸素の供給、供給停止指令を受信し
た際に、制御盤10にて任意に設定することができる移
行時間で切断酸素の供給圧のスローアップおよびスロー
ダウンを自動的に行う機能が与えられている。
【0018】なお、供給流路27は制御切換ユニット1
2を経由して切断トーチ20に接続するようにしても良
く、これにより、切断酸素も切断トーチ20ごとに、そ
の運転指令に合わせて切断作業時のみ自動供給すること
が可能になる。したがって、使用しない切断トーチ20
に切断酸素を供給して無駄にすることが無くなり、切断
酸素の使用量を節約することができ、酸素ボンベの交換
間隔を延長することができる。
【0019】予熱酸素流路13と予熱ガス流路15の上
流側には図示していない電磁弁と圧力調整器とが介在さ
れており、電磁弁および圧力調整器とこれらに最寄りの
供給流路21、22との間には圧力センサ30が介在さ
れており、予熱酸素流路13および予熱ガス流路15の
ガス圧の計測値が切断酸素制御モジュール16を介して
制御盤10に伝達されるようになっている。
【0020】制御盤10にはNC制御部19が接続され
ており、切断機の移動台や切断機本体等の動作指令がN
C制御部19を介して与えられるようになっている。な
お、制御盤10は操作盤機能を備えており、主に被切断
材の切断条件(板厚、材質等)等の情報が直接入力され
るようになっている。なお、制御盤10は、入力した切
断条件に対する最適予熱酸素流量や予熱ガス流量を記憶
するメモリ機能を有しており、被切断材3に対する最適
予熱炎を再現可能になっている。
【0021】以下、本実施形態の切断機の作用および効
果を説明する。この切断機によれば、通常時には、供給
流路21、22が流量調整装置50と接続されて、切断
トーチ20の予熱炎が流量調整装置50によって個別に
自動制御され、切換弁52を作動させて供給流路21、
22との接続をバイパス流路51に切り換えると、切り
換えを行った該当切断トーチ20の吹管バルブでの予熱
炎の手動制御が可能になる。自動制御により条件の異な
る複数の切断作業を同時に行うには、切断酸素制御モジ
ュール16および各流量調整装置50の動作指令を制御
盤10に入力して、各切断トーチ20を個別にスケジュ
ール運転させる。これにより、全ての切断トーチ20の
切断作業の開始から終了に至るまで、各切断トーチ20
の予熱炎が自動的に制御され、途中で切断機を停止して
予熱炎を調整するといった作業が不要になり、作業時間
が短縮する。
【0022】なお、同一の予熱制御モジュール11に接
続した流量調整装置50の制御は予熱制御モジュール1
1を介してなされるので、流量調整装置50間での時間
差制御や、これら流量調整装置50で予熱炎が制御され
る切断トーチ20間の配列間隔の変化に対応した予熱炎
制御を単純化することができ、制御盤10でこれらの制
御を設定することも容易になる。
【0023】図4に示すように、この切断機では、切断
機本体6全体のガス導入バルブを開く第1のステップ2
9と、全ての切断トーチ20の吹管バルブを開く第2の
ステップ30だけで、全ての切断トーチ20の予熱炎を
調整が完了して切断可能な状態になるので、切断開始前
の予熱炎の調整作業が極めて簡略化して、切断開始前の
調整作業時間が大幅に短縮する。制御盤10には指令の
記憶機能があるので、前の切断作業の指令を呼び出すこ
とで指令の入力作業も簡略化することができ、作業毎の
予熱炎の調整作業を大幅に簡略化できる。
【0024】図5は、目的の予熱炎を得るための調整作
業手順を示す。図5に示す手順によると、まず、第1の
ステップ31で切断機本体6全体のガス導入バルブを開
く。次に、第2のステップ32で全ての切断トーチ20
の吹管バルブを開く。次に、第3のステップ33で自動
制御、手動制御のいずれかを制御盤10にて切断トーチ
20別に選択する。ここで、自動制御を選択すると、第
4のステップ34に進み、制御盤10にて目的の炎条件
(炎モード)を選択する。次に、第5のステップ35
で、予熱酸素および予熱ガスの電磁弁を開く。次に、第
6のステップ36で予熱炎を着火して炎の状態を確認す
る。ここで、目的の炎が得られてない場合には、流量調
整装置50でガス流量を調整して設定流量を調整する。
次に、第7のステップ37で予熱酸素および予熱ガスの
電磁弁を閉じる。これにより、予熱炎の調整作業が完了
し、以降、制御盤10が発信する炎モードの信号に応じ
て、所望の予熱炎が自動的に得られる。一方、第3のス
テップ33で手動制御を選択した切断トーチ20がある
場合には、図7中符号c〜nの各ステップを実行するこ
とで、予熱炎の調整を行う。
【0025】流量調整装置50の動作指令は、切断トー
チ20間の配列間隔にも対応して入力するが、切断作業
を繰り返すにしたがって制御盤10にデータが蓄積され
ていくので、切断トーチ20の配列間隔に対応した最適
の予熱ガス流量および予熱酸素流量が自動的に得られ
る。切断トーチ20の配列間隔は切断作業の途中で変更
される場合があるが、各種切断トーチ20に対応する予
熱ガス流量および予熱酸素流量を制御盤10に入力して
おくことで、予熱炎が自動的に調整されるので、切断機
を停止することなく連続的に切断を行うことができ、切
断時間を大幅に短縮することができる。
【0026】また、切断機の駆動中に切断作業をする切
断トーチ20の本数が変動する場合があるが、切断トー
チ20に供給する予熱ガス流量および予熱酸素を流量調
整装置50で個別に制御する構成になっていることか
ら、切断作業中の切断トーチ20の予熱炎には影響が無
い。しかも、流量調整装置50が3つの炎モードに対応
して予熱ガス流量および予熱酸素流量を切り換え可能に
なっているので、途中で切断を停止した切断トーチ20
で切断を再開する場合でも目的の予熱炎が確実に得ら
れ、切断機を停止して予熱炎の調整作業を行う必要が無
い。
【0027】この切断機の自動制御による切断作業で
は、切断トーチ20の予熱炎を個別に最適の状態に自在
に切り換えることから、例えば、複数の切断トーチ20
で同時に予熱を開始しても、予熱炎が最も弱い切断トー
チ20に予熱時間を合わせる必要が無く、全ての被切断
材3を過不足無く予熱することができ、その結果、
(1)より良好な切断面が得られる、(2)必要以上の
予熱を防止することで予熱酸素および予熱ガスの無駄が
無くなり、コスト面で有利である、(3)予熱時間が短
縮する、といった効果が得られる。
【0028】自動制御による流量調整装置50の制御ス
ケジュールと無関係の切断作業を途中で行う場合には、
目的の切断トーチ20に係る制御切換ユニット12の切
換弁52を作動させて供給流路21、22の接続をバイ
パス流路51に切り換えることで、吹管バルブの手動制
御にて切断作業を行う。手動制御による切断を行う時間
や位置等は、予め制御盤10に入力しておくことで、自
動的に切り換えることができる。切断条件が複雑である
等の理由で自動切断における制御スケジュールの組み立
てに手間がかかる場合に、制御スケジュールの途中に手
動制御を組み込むことで、手動制御時に熟練工が吹管バ
ルブを操作して目的の切断を行い、これにより、最終的
に目的の切断品質が確実に得られるとともに、制御スケ
ジュールの組み立てを単純化することができる。また、
手動切り換え形の切換弁52を適用した場合には、スケ
ジュール運転中の緊急の手動制御への切り換えが可能に
なるので、制御盤10への入力ミス等による予熱ミスを
防ぐことができ、切断品質を向上することができる。さ
らに、流量調整装置50の故障時やメンテナンス時で
も、手動制御の利用によって切断作業を実施することが
できるので、切断機の稼働率を高めることができる。
【0029】なお、流量調整装置は、本実施形態に示し
た構成に限定されず、予熱酸素流量および予熱ガス流量
を調整可能な構成であれば、別の構成であってもよい。
切断トーチの設置本数や、一基の予熱制御モジュール1
1に接続する制御切換ユニットの数等は、前述したもの
に限定されない。流量調整装置や切換弁は、直接制御盤
に接続することも可能である。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の切断機に
よれば、切断トーチ個別に供給する予熱ガスや予熱酸素
の流量制御を切換弁によって、流量調整装置を経由した
自動制御と、バイパス流路を経由した際の吹管バルブに
よる手動制御のいずれかに切り換えるようにしたことに
より以下のような優れた効果を奏する。 (1)自動制御を選択した際には流量調整装置によって
切断トーチ毎に個別に予熱炎を自動調整して切断トーチ
毎に条件の異なる被切断材の切断を同時に行うことが容
易になり切断の作業時間が短縮する。 (2)手動制御を選択した場合には熟練工の勘に頼らざ
るを得ないような高度な切断作業を行うことができるの
で、良好な切断面が得られる。 (3)自動制御の各切断トーチの運転スケジュールに適
宜手動制御を組み込むことで、運転スケジュールの組み
立てを簡略化することが可能になり、一層の切断時間の
短縮が可能になる。 (4)流量調整装置が故障したりメンテナンス中等であ
っても、手動による切断トーチの運転が可能であるの
で、切断機の稼働率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の切断機の実施の形態を示す概念図で
ある。
【図2】 図1の切断機に使用される制御切換ユニット
を示す概念図である。
【図3】 図2の制御切換ユニットを示すガス配管回路
図である。
【図4】 図1の切断機の予熱炎調整手順を示すフロー
チャートである。
【図5】 図1の切断機の予熱炎調整手順を示すフロー
チャートであり、予熱炎の設定を変更する場合を示す。
【図6】 複数本のガス切断トーチを備えた切断機を示
す斜視図である。
【図7】 従来の切断機における予熱炎調整手順を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
3 被切断材 4 加工台 6 切断機本体 10 制御盤(操作盤兼制御盤) 20 切断トーチ 21 供給流路 22 供給流路 50 流量調整装置 51 バイパス流路 52 切換弁 53 逆火防止器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本の切断トーチ(20)が搭載さ
    れ、被切断材(3)が載置される加工台(4)の加工平
    面に沿って移動することにより被切断材を前記切断トー
    チにより切断する切断機本体(6)を具備する切断機に
    おいて、 切断トーチの内の一部の複数本または全部に係る予熱ガ
    スや予熱酸素の各供給流路(21、22)の途中に、被
    切断材の切断条件が入力される制御盤(10)によって
    切断トーチ毎に予熱ガスや予熱酸素の流量をそれぞれ個
    別に制御して供給する流量調整装置(50)と、該流量
    調整装置を介さずに予熱ガスや予熱酸素を流量調整装置
    の下流側に供給するバイパス流路(51)と、これら流
    量調整装置およびバイパス流路より供給上流側にて流量
    調整装置およびバイパス流路のいずれかを選択して予熱
    ガスや予熱酸素を供給する切換弁(52)とを接続した
    ことを特徴とする切断機。
JP33607296A 1996-12-16 1996-12-16 切断機 Pending JPH10175066A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003080368A (ja) * 2001-09-12 2003-03-18 Takuma Abe 鋼板溶断用ガスの流出量制御装置
JP2007061858A (ja) * 2005-08-31 2007-03-15 Daiichi Sangyo Kk ガス切断機の火炎安定器

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