JPH10175850A - 変形型分割錠剤 - Google Patents
変形型分割錠剤Info
- Publication number
- JPH10175850A JPH10175850A JP35268296A JP35268296A JPH10175850A JP H10175850 A JPH10175850 A JP H10175850A JP 35268296 A JP35268296 A JP 35268296A JP 35268296 A JP35268296 A JP 35268296A JP H10175850 A JPH10175850 A JP H10175850A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tablet
- split
- modified
- lower surfaces
- shape
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Medicinal Preparation (AREA)
Abstract
時の衝撃に対して破損しにくく、病院薬局等で使用され
る自動錠剤分包機への適合性が良好である分割錠剤の提
供。 【解決手段】 長軸と短軸を有し、上表面と下表面の周
縁間に周側面を備えた変形型錠剤であって、(a) 長軸幅
と短軸幅との比が1.2:1から3:1であり、(b) 短
軸側の外形の一部に短軸幅より短くくびれた形状を有
し、(c) 上下表面に緩やかな凸面状のふくらみを設けて
あり、(d) 短軸側の外形の最もくびれた部分を結んだ中
央線部分の上下表面上に上下対向させて割溝を設けてあ
ることを特徴とする変形型分割錠剤。
Description
溝を設けた変形型分割錠剤に関する。
方向及び水平方向にくびれ部を有する分割性錠剤が記載
されている。該公報に記載の分割性錠剤は、垂直方向及
び/又は水平方向にくびれ部を形成することにより、割
溝を形成することなしに分割でき、その湾曲した形状か
ら接触面積を少なくすることによりフィルムコーティン
グの工程における接着を防止することを主たる目的とし
ている。従って、該分割性錠剤はその形状において垂直
方向のふくらみがかなり盛り上がった2以上の分割体を
有する形状であり、後記本発明の変形型分割錠剤とその
形状が異なるばかりでなく、割溝を形成せずにフィルム
コーティングの工程における接着を防止することのでき
る分割性錠剤の提供を主たる目的とした点でも異なる。
が長円形であって上下表面の左右両側にそれぞれふくら
みのある両面割線入り分割可能な錠剤が記載されてい
る。該公報に記載の錠剤は、その形状が異なるばかりで
なく、長円形の左右のふくらみをアレイ状様に大きくす
ることにより、該錠剤を静置した場合に分割可能とする
ことを目的とした錠剤である点で、後記本発明の変形型
分割錠剤とその目的が異なる。
面の両面に割溝を設けた2分割及び複数個に分割できる
円形の分割錠剤が記載されている。
を隣接させた形状で上下表面の両面に割線が入った錠剤
が記載されているが、この錠剤は外形及び上下表面がふ
くらみのない平面錠剤である点で後記本発明の変形型分
割錠剤とは異なる。
両面割線入り長短錠(商品名 セロケンL錠)が市販さ
れているが、この錠剤は長円形であるのに対し、後記本
発明の変形型分割錠剤がくびれた外形を有する点で形状
が異なる。
ることが容易であることから、最も多く使用される製剤
の形態である。即ち、錠剤の服用量を多くする場合には
錠剤の数を増やすことにより簡単に調節でき、服用量を
少なくする場合には通常錠剤を分割して調節することが
できる。しかしながら、錠剤を正確に分割することは通
常容易ではなく、分割を目的とする錠剤には、例えば上
下表面のいずれかの片面に割溝(又は割線ともいう)が
中央に設けられているような工夫がなされている。しか
し、実際にはこのような錠剤であっても、殊に円形錠剤
では、投薬の対象となる患者や、割る方向等の条件によ
っては分割時に正確に分割できないことが知られている
〔例えば、福田ら、病院薬学, Vol.1, No1, 33-35 (197
5)参照〕。そこで、錠剤を正確に分割しやすくするため
に、例えば、前記実開平7−19339号公報記載の両
面に割溝を設けた円形錠剤や、前記実開平2−1433
3号公報記載の楕円形を隣接させた形の両面割溝入り分
割錠剤等の製造が試みられている。しかし、これらの錠
剤も、錠剤の割り易さ、分割精度及び製造、輸送、調剤
時等の不慮の衝撃に対する割溝部分の強度等の問題を総
合すると十分満足できるものとは言いがたく、従って、
錠剤を割り易く、且つ正確に割れ、製造、輸送、調剤時
等の不慮の衝撃に対して十分な強度を有する分割用錠剤
の開発が望まれていた。
円形錠剤における課題を解決すべく鋭意研究した結果、
今回後記に示す変形型分割錠剤が、正確且つ容易に分割
されると共に、取り扱い時の衝撃に対して破損しにく
く、病院薬局等で使用される自動錠剤分包機への分包適
合性が良好であることを見出し、本発明を完成した。
短軸を有し、上表面と下表面の周縁間に周側面を備えた
変形型錠剤であって、(a) 長軸幅と短軸幅との比が1.
2:1から3:1であり、(b) 短軸側の外形の一部に短
軸幅より短くくびれた形状を有し、(c) 上下表面に緩や
かな凸面状のふくらみを設けてあり、(d) 短軸側の外形
の最もくびれた部分を結んだ中央線部分の上下表面上に
上下対向させて割溝を設けてあることを特徴とする変形
型分割錠剤が提供される。
つかの用語及び本発明の変形型分割錠剤の特徴につい
て、実施例の錠剤を記載した図面を参照して説明する。
互いに垂直の2方向に分けた場合に長い方を結ぶ長軸
〔例えば、図1(A)のL参照〕の端側を意味し、「短
軸側」とは、長軸に垂直な短軸(例えば、図1(A)の
S参照〕の端側を意味する。「長軸幅」とは長軸のうち
最長の長さのものの幅を意味し〔例えば、図1のD参
照)、「短軸幅」とは短軸のうち最長の長さものの幅
〔例えば、図1(A)のD'参照〕を意味する。
にほぼ垂直方向に形成された連続した面を意味する〔例
えば、図1(B)及び(C)の1h参照〕。
るくびれの最もくびれた部分〔例えば、図1の1dと1
e参照〕を結んだ線上の線〔例えば、図1(A)の1c
参照〕を意味する。「中央線部分」とは、中央線を含む
近接部分を意味する。本発明の変形型分割錠剤において
は、中央線部分に割溝を設けているので「中央線部分」
を以下の説明では「割溝部分」と称することもある。
心に向かってある幅で一定の深さに切り込んだ溝を意味
するが、割溝は錠剤が通常小さいために見た目には線の
如く見えることから割線と称されることもあり、本明細
書においては割溝と割線とは同義のものとして用いる
〔例えば、図1(B)の1p及び1q参照〕。
下表面に、錠剤の周縁から一定の長さで一定の傾斜をも
った面を施すことを意味し、その形成された面を「傾斜
縁面」と称する〔例えば、図1(B)の1i及び1j参
照〕。
て、長軸幅と短軸幅の比は通常、1.2:1〜3:1の
範囲であるが、1.5:1から2.5:1の範囲が好ま
しく、特に約2:1が好ましい。
機械等にぶつかったときに錠剤の損傷が少ないように、
円弧状〔例えば、図1(A)の1a及び1b参照〕、長
軸側の両先端の角部が丸みを帯びている直線状(例え
ば、図5参照)又は先端部が丸みを帯びている三角形状
(例えば、図7参照)が挙げられるが、円弧状が好まし
く、特に短軸幅〔例えば、図1(A)のD’参照〕が円
弧の直径である形状が好ましい。
接する周縁に面取りを施して傾斜縁面を設けていること
が好ましく、その面取り角度(α)〔例えば、図1
(B)参照〕は通常、約10度〜約50度であるが、約
30度が好ましい。
の形としては、対称形状の円弧状〔例えば、図1(A)
の1d及び1e付近参照〕、中央線の両端を底部とする
緩やかなV字状(例えば、図8参照)が挙げられるが、
フィルムコーティングを施す場合や取り扱い時の錠剤強
度の点から円弧状が好ましい。
ける点線とくびれ部分1d又は1eを結ぶ曲線参照)
は、例えば中央線の両側の延長線上に、中央線の中心点
(例えば、図2の1x参照)からそれぞれの寸法が短軸
幅(D’)(例えば、図2参照)の約1〜約3倍、好ま
しくは約1.5倍の位置(例えば、図2の1y又は1z
参照)を起点として、最大くびれ間の長さ(D'')(例
えば、図2参照)がそれぞれ短軸幅D’の約70〜約9
0%になるように円弧が設定される。
(D'')は、通常、短軸幅の約70〜約90%になるよ
うに設定するが、約75〜約85%に設定するのが好ま
しい。この理由としては、該寸法が90%を越えると、
くびれを設けた効果が乏しく分割性が低下し、一方、7
0%未満であると、上下割溝間の連結部の強度が低下
し、搬送途中あるいは調剤中、更には保管時に衝撃が加
わっただけでも割れが生じるおそれがあることが挙げら
れる。
凸面状のふくらみとしては、例えば、円弧の形状〔例え
ば、図4(B)参照〕が挙げられるが(但し、割溝部分
を除く)、好ましくは傾斜縁面を形成し、傾斜縁面の内
側の両端〔例えば、図1(B)の1k及び1l(1エ
ル)参照〕から錠剤の中央に向かってもりあがった円弧
の形状〔例えば、図1(B)参照〕が挙げられる(但
し、割溝部分を除く)。
あるが、連続的な緩やかな曲面状であってもよい。ま
た、周側面と傾斜縁面又は上下表面のふくらみとの接点
付近には、傾斜面又はふくらみではなく一部分水平な平
面、すなわち、はかま部分が形成されていてもよい。
以下であるが、約5〜約8%が好ましい。
ない場合には〔例えば、図4(B)参照〕、周側面の上
端(又は下端)とふくらみの頂上間の上下寸法(t)
〔例えば、図4(B)参照〕を、通常、錠剤の最大厚み
(T)〔例えば、図4(B)参照〕の約5〜約25%に
設定するが、約10〜約18%に設定するのが好まし
く、約15%が更に好ましい。この理由としては、上記
寸法比を5%未満にすると、上下表面が平面状に近くな
るため、ふくらみを設けた効果が乏しく、上下割溝の間
の連結部の強度が低下し、一方、25%を越えると分割
性が低下することが挙げられる。
ば、図1(B)参照〕、傾斜縁面の内側の端〔図1の1
k、1l(1エル)、1r又は1s参照〕とふくらみの
頂上間の上下寸法(t’)〔例えば、図1(B)参照〕
を周側面の端とふくらみの頂上間の上下寸法(t)〔例
えば、図1(B)参照〕の約20〜約60%に設定する
のが好ましく、約25〜約40%に設定するのが更に好
ましい。この理由としては、上記寸法比を20%未満に
すると、上下表面が平面状に近くなるため、ふくらみを
設けた効果が乏しく、上下割溝の間の連結部の強度が低
下し、一方、60%を越えると分割性が低下することが
挙げられる。
約20〜約40%であるが、約25〜約30%が好まし
い。
ば、図1(B)参照〕は、通常錠剤の最大厚み(T)の
約40〜約80%であるが、約60〜約70%が好まし
い。
は円弧状のいずれでもよいが、V字状が最も好ましい。
また、V字状の先端部付近では丸みを帯びているか、平
らになっていてもよいし、あるいは上下表面側が広くな
った台形状となっていてもよい。
(β)〔例えば、図1(B)参照〕が約40〜約120
度であり、約60〜約120度が好ましく、約90度が
更に好ましい。
深さ(H)〔例えば、図1(B)参照〕は、錠剤の最大
厚み(T)〔例えば、図1(B)参照〕の約5〜約30
%であり、好ましくは約6〜約20%の範囲であり、特
に好ましい範囲は約8〜約18%である。
剤としては、具体的には対称形である図1、図4及び図
5〜図8の錠剤が挙げられるが、これらの錠剤の左右部
分又は上下部分を分けてそれぞれ組み合わせた形の錠剤
も本発明の錠剤に含まれる。
しては、周側面を備えた変形型錠剤であって、(a) 長軸
幅と短軸幅の比が1.5:1から2.5:1であり、長
軸側の周縁部の外形は円弧状であり、(b) 中央線付近で
の短軸側外形が短軸幅(D’)より短くくびれた形状で
あり、その最大くびれ間の長さ(D'')は、短軸幅の7
5〜85%であり、(c) 上下表面と周側面とが接する周
縁に面取りを施して傾斜縁面を設けてあり、(d) 上下表
面上の緩やかな凸面状のふくらみが、傾斜縁面の内側の
両端を結ぶ円弧状であり、傾斜縁面の内側の端とふくら
みの頂上間の上下寸法(t’)が周側面の上端(又は下
端)とふくらみの頂上間の上下寸法(t)の25〜40
%であり、(e) 中央線部分の上下表面上に上下対向させ
て割溝を設け、その割溝の形状がV字状であり、割溝に
おける外方への開き角度が60度〜120度であり、上
下表面より切り込んでいる各割溝の深さが錠剤の最大厚
みに対して約6%〜約20%である変形型分割錠剤が挙
げられる。
の投与の医学的形態として適しており、所望の医薬的活
性成分も本錠剤の活性成分(以下、主薬と記すこともあ
る)として使用することができる。主薬は、例えば、錠
剤重量の約0.1 〜約90重量%で存在することができる
が、約0.1 〜約70重量%が好ましく、約0.1 〜約35
重量%が更に好ましい。
錠剤処方としては、通常の錠剤の製造のために用いられ
る処方を用いることができる。その処方に用いられる添
加物としては、例えば、賦形剤、結合剤、崩壊剤、滑沢
剤、流動化剤、吸収促進剤、着色剤が挙げられる。
方及び適当な型に設計した杵及び臼を用いて、例えば、
後記実施例に記載した形状に製錠することにより製造す
ることができる。
形に形成後、必要に応じて通常用いられるコーティング
剤を用いフィルムコーティングを施すことができる。
記実施例1及び実施例2に記載の錠剤の他に以下に示す
K錠、L錠、M錠及びN錠を挙げるが、本発明はこれら
の錠剤に限定されるものではない。
軸幅と短軸幅の比が約1.8:1であり、長軸側の周縁
部の外形が後記実施例1のそれとは異なる変形型分割錠
剤である。
軸幅と短軸幅の比が約3:1である。
軸幅と短軸幅の比が約2:1であり、長軸側の周縁部の
外形が後記実施例1のそれとは異なる変形型分割錠剤で
ある。
軸幅と短軸幅の比が約2:1であり、短軸側のくびれの
形状が実施例1のそれとは異なる変形型分割錠剤であ
る。
剤の形状の特徴を実施例として示し、本発明を詳細に説
明する。なお、以下に示す実施例に記載の錠剤の処方と
比較例に記載の錠剤の処方とは同一又は実質的に同一で
ある。
は、長軸幅D(11.5 mm)と短軸幅D’(5.75 mm)の比が
1:2であり、長軸の両端1a及び1bは短軸幅D’を
直径とする円弧状であり、中央線(即ち、割溝)1cの
両端付近の形状を短軸幅D’より更に短く円弧状にくび
れさせた対称形状に形成しており、図2に示すように、
上記円弧状のくびれ1d及び1eは,中央線の両側の延
長線上に、中央線の中心点1xからそれぞれの寸法が短
軸幅D’約1.5倍の位置(1y及び1z)を起点とし
て、それぞれ半径を6.5 mmとする円弧(─点線で示す)
を描き、最大くびれ部分、即ち寸法D''(4.75 mm)を短
軸幅D’の約83%に設定している。
下表面1gに設けた長軸方向の緩やかな凸面状のふくら
みは、長軸方向の上下表面と周側面とが接する周縁に面
取りを施してなる傾斜縁面の内側のそれぞれの端1k及
び1l(1エル)又は1m及び1nを結ぶ円弧状(半
径:81 mm)であり、傾斜縁面の内側の端(例えば1k)
とふくらみの頂上間の寸法t’(0.15 mm) を周側面の上
端(又は下端)とふくらみの頂上間の寸法t(0.55 mm)
の約27%に設定している。中央線部分の上表面1f及
び下表面1gに断面V字状として上割溝1p及び下割溝
1qを設け、これらの切り込みの割溝の深さH(0.3 m
m) は錠剤の最大厚みT(3.2 mm) に対して9.4 %で、
割溝の開き角度βは約90度に設定している。なお、傾
斜縁面の面取り角度αは約30度である。
下表面1gに設けた短軸方向の緩やかな凸面状のふくら
みは、短軸方向の上下表面とが接する周縁に面取りを施
してなる傾斜縁面の内側のそれぞれの端1r及び1s又
は1t及び1uとふくらみの頂上1vを通る円弧(半
径:14.1 mm)であり、傾斜縁面の内側の端(例えば1
r)とふくらみの頂上間の寸法t’(0.15 mm)を周側面
の端とふくらみの頂上間の寸法t(0.55 mm)の約27%
に設定している。
3(A),(B)に示すように○印部分を指で持ち、上
割溝部分1pを開く方向(A)に分割しても、閉じる方
向(B)に分割しても、割溝1p及び1qに沿って正確
に分割することができる。
(傾斜縁面のない錠剤)の形状の特徴―― 図4(A)に示すように、実施例2の変形型分割錠剤2
は、長軸幅D(11 mm)と短軸幅D’(5.5 mm) の比が
1:2であり、長軸の両端2a及び2bは短軸幅D’を
直径とする円弧状であり、中央線(割溝)2cの両端付
近の形状を短軸幅D’より更に短く円弧状にくびれさせ
た対称形状に形成しており、実施例1に示した方法と同
様にしてくびれを形成させている。最大くびれ部分、即
ち2d及び2eを結んだ寸法(4.2 mm) を短径軸D’の
約76%に設定している。
下表面2gに設けた長軸方向の緩やかな凸面状のふくら
みは、長軸方向の周側面2hの端2i’及び2j’を結
ぶ円弧状(半径:30 mm)であり、周側面の上端(又は下
端)とふくらみの頂上間の寸法t(0.5 mm) を錠剤の最
大厚みT (3.6 mm) の約14%に設定している。中央線
部分の上表面2f及び下表面2gに断面V字状として上
割溝2p及び下割溝2qを設けている。これらの割溝の
深さH(0.4 mm) は錠剤の最大厚みT(3.6 mm) に対し
て約11%に設定している。
下表面2gに設けた短軸方向の緩やかな凸面状のふくら
みは、短軸方向の周側面2hの端2r’及び2s’とふ
くらみの頂上2vを通る円弧状(半径:7.45 mm)であ
り、周側面の上端(又は下端)とふくらみの頂上間の寸
法t(0.5 mm) を錠剤の最大厚みT (3.6 mm) の約14
%に設定している。
例1及び実施例2の錠剤(図1及び図4の変形型分割錠
剤)と比較するために用いた錠剤の形状の特徴を比較例
1〜3に示し、これらの錠剤の図面についてはそれぞれ
図9〜図11に示す。
特徴―― 図9に示す比較例1の錠剤は、長円形で上下表面にふく
らみのない平面錠で、上下表面の中央線部分にそれぞれ
割溝を設けている。長軸幅と短軸幅の比は、2:1であ
り、V字状の割溝の深さは、それぞれ上下表面間の約1
3%である。
徴―― 図10に示す比較例2の錠剤は、真円形で上下表面にふ
くらみのない平面錠で、上下表面に対向して直径方向に
割溝を設けてある。V字状の割溝の深さは、それぞれ上
下表面間の約13%である。
錠)の形状の特徴―― 図11に示す比較例4の錠剤は両面割線入り変形型錠剤
(長軸幅 11.5 mm, 短軸幅 5.75 mm) で、実施例1の錠
剤とは上下表面がふくらみのない平面である点で異な
る。V字状の割溝の深さは、それぞれ上下表面間の約1
3%である。
性、衝撃の強度及び自動錠剤分包機による分包適合性に
ついての試験を示し、本発明の錠剤の優れた特徴を示
す。
説明せず、実施例及び比較例の錠剤各10錠につき、割
溝に沿って手分割するように指示した。分割方法は各パ
ネラーに任せた。
を精密に秤量し、重量の標準偏差を求め、平均値で除し
て変動係数(CV%)を算出し、その結果を表1に示
す。なお、変動係数が小さいほど分割した半錠の等量精
度が高いことを示しており、本実験においてはCV%が
4%以下の錠剤を分割性が良好な錠剤と評価した。
形型分割錠剤はCV値1.2 〜2.9 %と分割後の半錠の重
量変動が極めて小さく、上下表面が平面である長円形錠
剤(比較例1の錠剤)や真円形錠剤(比較例2の錠剤)
に比べて明らかに分割性が優れていた。なお、比較例3
の錠剤は実施例1と上下表面上が平面であることを除い
て同形状の錠剤であるので、実施例1の錠剤と同様に分
割性は優れていた。
剤又は比較例の錠剤の錠剤1錠につき1mの高さからガ
ラス板上に自然落下させる操作を15回繰り返し、破損
するに至った回数を測定した。測定は10錠について行
い、落下回数の合計を下記数1に従って算出し、その結
果を表2に示す。なお、下記数1において15回で破損
しなかった場合は落下点数を15点とした。
回数−1)×錠剤の数
きいほど強度が高いことを示しており、本実験において
65点以上のものを強度に問題がない錠剤と評価した。
形型分割錠剤は比較例1の長円形の錠剤の落下点数(2
7点)に比べて明らかに強度が優れていた。なお、実施
例1と上下表面上が平面であることを除いて同形状の比
較例3の錠剤は、実施例1及び2の錠剤よりも強度が少
し弱かった。
験し、表3に示す結果が得られた。
び2の錠剤は形状に方向性がない円形錠剤(比較例2の
錠剤)と同様に良好な分包性を示した。一方、平面錠で
ある比較例1及び3の錠剤は流動性に欠け、自動錠剤分
包機では分包することができなかった。
割錠剤は分割精度が極めて良好で、且つ搬送中、調剤中
又は保管中に衝撃が加わっても割れが生じるおそれがほ
とんどなく、病院薬局等で使用される自動錠剤分包機で
分包する際に錠剤の水平方向への回転による方向規制等
が容易にできるため分包機適合性が良好である。さらに
本発明の変形型分割錠剤はくびれた形状であるため、分
割する際に持ちやすく、高齢者にも容易に分割すること
ができる。また、分割せずにそのまま服用するときも、
大きい錠剤という印象もなく容易に服用することができ
る。
(A)は平面図、(B)は正面図及び(C)は側面図で
ある。
の形成方法を示している。
示し、(A)は下向きに割る場合を示し、(B)は上向
きに割る場合を示す。
(A)は平面図、(B)は正面図及び(C)は側面図で
ある。
錠)の平面図を示す。
錠)の平面図を示す。
錠)の平面図を示す。
錠)の平面図を示す。
及び(B)は正面図である。
面図及び(B)は正面図である。
型)を示し、(A)は平面図及び(B)は正面図であ
る。
低差) T :錠剤の最大厚み t :周側面の上端(又は下端)とふくらみの頂上間の
上下寸法 t’:1k,1l(1エル),1m,1n,1r,1
s,1t又は1uとふくらみの頂上間の上下寸法 α :面取り角度 β :割溝の開き角度 1,2:錠剤 1a,1b,2a,2b:長軸側の周縁部の外形 1c,2c:中央線 1d,1e,2d,2e:短軸側外形のくびれ部分 1f,2f:上表面 1g,2g:下表面 1h,2h:周側面 1i:上傾斜縁面 1j:下傾斜縁面 1k,1l(1エル),1r,1s:上表面の傾斜縁面
と緩やかな凸面状のふくらみとの境界 1m,1n,1t,1u:下表面の傾斜縁面と緩やかな
凸面状のふくらみとの境界 1p,2p:上割溝(部分) 1q,2q:下割溝(部分) 2i’,2j’,2r’,2s’:周側面の上端 1v,2v:短軸方向のふくらみの頂上 1x:中央線の中心点 1y,1z:円弧の中心
直方向及び水平方向にくびれ部を有する分割性錠剤が記
載されている。該公報に記載の分割性錠剤は、垂直方向
及び/又は水平方向にくびれ部を形成することにより、
割溝を形成することなしに分割でき、その湾曲した形状
から接触面積を少なくすることによりフィルムコーティ
ングの工程における接着を防止することを主たる目的と
している。従って、該分割性錠剤はその形状において垂
直方向のふくらみがかなり盛り上がった2以上の分割体
を有する形状であり、後記本発明の変形型分割錠剤とそ
の形状が異なるばかりでなく、割溝を形成せずにフィル
ムコーティングの工程における接着を防止することので
きる分割性錠剤の提供を主たる目的とした点でも異な
る。
Claims (7)
- 【請求項1】 長軸と短軸を有し、上表面と下表面の周
縁間に周側面を備えた変形型錠剤であって、(a) 長軸幅
と短軸幅との比が1.2:1から3:1であり、(b) 短
軸側の外形の一部に短軸幅より短くくびれた形状を有
し、(c) 上下表面に緩やかな凸面状のふくらみを設けて
あり、(d) 短軸側の外形の最もくびれた部分を結んだ中
央線部分の上下表面上に上下対向させて割溝を設けてあ
ることを特徴とする変形型分割錠剤。 - 【請求項2】 割溝の断面がV字状、凹状又は円弧状で
ある請求項1記載の変形型分割錠剤。 - 【請求項3】 割溝の断面がV字状であり、その外方へ
の開き角度が60度〜120度である請求項2記載の変
形型分割錠剤。 - 【請求項4】 上下表面と周側面とが接する周縁にそれ
ぞれ面取りを施して傾斜縁面を設けた請求項3記載の変
形型分割錠剤 - 【請求項5】 長軸幅と短軸幅の比が1.5:1から
2.5:1であり、長軸側の周縁部の外形が両側とも円
弧状である請求項1〜4のうちのいずれか1項記載の変
形型分割錠剤。 - 【請求項6】 長軸側の周縁部の外形が両側とも短軸幅
を直径とする円弧状である請求項5記載の変形型分割錠
剤。 - 【請求項7】 上下表面より切り込んでいる各割溝の深
さが錠剤の最大の厚みに対してそれぞれ6%〜20%で
ある請求項6記載の変形型分割錠剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35268296A JP3723305B2 (ja) | 1996-12-12 | 1996-12-12 | 変形型分割錠剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35268296A JP3723305B2 (ja) | 1996-12-12 | 1996-12-12 | 変形型分割錠剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10175850A true JPH10175850A (ja) | 1998-06-30 |
| JP3723305B2 JP3723305B2 (ja) | 2005-12-07 |
Family
ID=18425723
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35268296A Expired - Fee Related JP3723305B2 (ja) | 1996-12-12 | 1996-12-12 | 変形型分割錠剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3723305B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005145821A (ja) * | 2003-11-11 | 2005-06-09 | Kao Corp | 打錠製剤 |
| JP2012036159A (ja) * | 2010-08-11 | 2012-02-23 | Dainippon Sumitomo Pharma Co Ltd | 分割可能な錠剤 |
| JP2018034888A (ja) * | 2016-08-30 | 2018-03-08 | 秀介 大友 | 複数個連結された錠剤を、必要な個数だけ自由に取り出せるパッケージ。 |
-
1996
- 1996-12-12 JP JP35268296A patent/JP3723305B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005145821A (ja) * | 2003-11-11 | 2005-06-09 | Kao Corp | 打錠製剤 |
| JP2012036159A (ja) * | 2010-08-11 | 2012-02-23 | Dainippon Sumitomo Pharma Co Ltd | 分割可能な錠剤 |
| JP2018034888A (ja) * | 2016-08-30 | 2018-03-08 | 秀介 大友 | 複数個連結された錠剤を、必要な個数だけ自由に取り出せるパッケージ。 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3723305B2 (ja) | 2005-12-07 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US7988996B2 (en) | Pharmaceutical tablets with height greater than width | |
| JP3839065B2 (ja) | 分割錠剤及びプレススルーパック | |
| JPWO1999051207A1 (ja) | 分割錠剤及びプレススルーパック | |
| SE446061B (sv) | Multipelt delbar tablett | |
| US7622137B2 (en) | Dosage forms contained within a capsule or sachet | |
| JPH08500599A (ja) | 引き延ばされた分割可能な錠剤 | |
| CN102172345B (zh) | 用于调配包含至少一种基于分子量选择的鱼明胶的快速分散剂型的方法 | |
| US20070141155A1 (en) | Pharmaceutical tablets having height greater than width | |
| JPH10175850A (ja) | 変形型分割錠剤 | |
| ES2203172T3 (es) | Comprimido divisible con exactitud. | |
| US9918903B2 (en) | Container and method for the preparation, storage and dispensing of compounded suppositories | |
| JPS61289027A (ja) | 錠剤 | |
| WO2004087110A1 (ja) | 分割錠 | |
| JP3572871B2 (ja) | 分割錠 | |
| US7713547B2 (en) | Method of administering a partial dose of a segmented pharmaceutical tablet | |
| US20240148644A1 (en) | Gummy Configuration | |
| JP3015677B2 (ja) | フィルムコーティングを施した分割錠剤 | |
| JP2024069649A (ja) | スクロオキシ水酸化鉄含有顆粒及び医薬組成物 | |
| EP3431079B1 (en) | Tablet | |
| JP4341690B2 (ja) | 割線錠剤 | |
| US7838031B2 (en) | Method of administering a partial dose using a segmented pharmaceutical tablet | |
| JP5320759B2 (ja) | 割線錠剤 | |
| EP2004130A1 (en) | Accurately divisible tablet | |
| Ranmal et al. | Paediatric Solid Formulations | |
| JP5692270B2 (ja) | 割線錠剤 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20040430 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20041208 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041221 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050215 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20050621 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050624 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Effective date: 20050913 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050915 |
|
| R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080922 Year of fee payment: 3 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 4 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090922 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 4 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090922 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100922 Year of fee payment: 5 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110922 Year of fee payment: 6 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110922 Year of fee payment: 6 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120922 Year of fee payment: 7 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120922 Year of fee payment: 7 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130922 Year of fee payment: 8 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |