JPH10176123A - 可溶性導電ポリマーを含む防食用組成物及び防食方法 - Google Patents

可溶性導電ポリマーを含む防食用組成物及び防食方法

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JPH10176123A
JPH10176123A JP28923097A JP28923097A JPH10176123A JP H10176123 A JPH10176123 A JP H10176123A JP 28923097 A JP28923097 A JP 28923097A JP 28923097 A JP28923097 A JP 28923097A JP H10176123 A JPH10176123 A JP H10176123A
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JP
Japan
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group
conductive polymer
soluble conductive
anticorrosion
cooh
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Application number
JP28923097A
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English (en)
Inventor
Shigeru Shimizu
茂 清水
Masashi Uzawa
正志 鵜沢
Takashi Saito
隆司 斉藤
Naoki Sugama
直樹 菅間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Nitto Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水および有機溶剤に可溶で、しかも金属に対
する塗布性、被覆性が良い防食用組成物および防食方法
の提供。 【解決手段】(1)特定の構造式を有する可溶性導電ポ
リマー、または該可溶性導電ポリマーと架橋性化合物と
を含むことからなる防食用組成物、(2)前記防食用組
成物を金属の少なくとも一つの面上に塗布し、被膜を形
成させる防食方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可溶性導電ポリマ
ーを主成分とする防食用組成物及びその防食方法に関す
る。本発明に用いる防食用組成物は、溶媒、特に水及び
含水有機溶媒などに可溶なため、金属表面に塗布し、簡
単に被覆し防食することができる。
【0002】
【従来の技術】金属表面の防食方法としては、表面を被
覆する方法が一般に採られている。高分子化合物を塗布
する方法では、塗膜の欠陥部から腐食性が進行するとい
う欠点がある。また、クロム酸化合物を塗布する方法
は、非常に優れた防食効果を示すが、環境、健康の両面
から、代替方法が求められている。また、金属の電位を
一定に制御する方法も優れた効果を発揮するが、外部電
源、電位制御するための装置が必要となり、技術的、経
済的にその適用は自ずと限定される。
【0003】そこで、導電ポリマーを被覆して電位を一
定に制御して防食する方法が提案されている。例えば、
導電ポリマーとしてポリアニリンを金属表面に電解重合
で被覆する方法〔J. Electrochem. S
oc., 132,1022(1988)〕があるが、
大面積の金属表面に適用するには困難である。
【0004】また、粉末状のポリアニリンを高分子化合
物中に分散させて、金属表面に被覆する方法(特開昭6
3−199884号公報)も提案されているが、不均一
な分散のため防食効果が不十分である。
【0005】脱ドープ状態のポリアニリンをN−メチル
ピロリドンなどの極性有機溶媒に溶解する方法(特開平
03−28229号公報)が提案されているが、塗布後
プロトン酸でドープする工程が必要であり工業的に不適
である。
【0006】アンモニアなどのアミンを加え極性有機溶
剤にドープ状態のポリアニリンを溶解させる方法(特開
平03−285983号公報)も提案されているが、乾
燥時にアンモニアが揮発するため工業的に用いることが
できない。可溶性ポリアニリンとドーパントを有機溶剤
に溶解させたものを金属表面に塗布する方法(特開平5
ー320958号公報)が提案されているが、ドーパン
トを添加する必要があることから工業的に煩雑であり、
且つポリアニリンの溶解性が十分でないなどの課題点が
ある。また、水に不溶であるため溶媒として有機溶剤の
みを用いざるを得ず、地球環境問題の点からも好ましく
ない。
【0007】ドープ状態のポリアニリンを可溶化する方
法(特開平08−92479号公報)が提案されている
が、溶解性及び溶液の安定性が十分でないなどの工業的
に適用するには課題点がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように当業技術分
野では、金属の防食に際し、水及び有機溶媒のどちらに
も可溶で、しかも容易に塗布、被覆が可能であり、更に
極めて薄い皮膜でも十分な防食性能を発揮できる防食用
組成物の開発が重要な課題になっている。
【0009】本発明は、前述したような従来の防食剤が
有する欠点を克服し、水及び有機溶媒のどちらにも可溶
で、しかも金属に対する塗布性、被覆性が良く、更に極
めて薄い皮膜でも十分な防食性能を発揮できる防食用組
成物およびその防食方法を提供することを目的としてな
されたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記の好
ましい性質を有する防食用組成物を開発すべく鋭意検討
した結果、特定の可溶性導電ポリマーを主成分とする組
成物がその目的に適合しすることを見い出し、本発明に
至った。
【0011】すなわち、本発明の第1の態様は、酸性基
を有する自己ドープ型可溶性導電ポリマー(a)を含む
ことを特徴とする防食用組成物に関する。
【0012】本発明の第2の態様は、酸性基を含む自己
ドープ型可溶性導電ポリマー(a)に、さらに熱架橋性
または紫外線もしくは電子線架橋性化合物(b)および
該ポリマー(a)の酸性基と反応することができる官能
基を少なくとも2個有する化合物(c)(以下、架橋性
化合物(c)ともいう。)の少なくとも1種以上を含む
ことを特徴とする防食用組成物に関する。
【0013】本発明の第3の態様は、前記可溶性導電ポ
リマーを含む防食用組成物を、防食を施そうとする基材
の少なくとも一つの面上に塗布することにより形成され
る防食膜に関する。
【0014】本発明の第4の態様は、前記可溶性導電ポ
リマーを含む防食用組成物を防食を施そうとする基材の
少なくとも一つの面上に塗布し皮膜を形成させることを
特徴とする防食方法に関する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に関して詳しく説明
する。本発明の防食用組成物は、酸性基を有する自己ド
ープ型可溶性導電ポリマー(a)を含有することが重要
な点である。本発明の可溶性導電ポリマー(a)は酸性
基を有する自己ドープ型可溶性導電ポリマーであれば特
に限定されないが、例えば、特開昭61−197633
号公報、特開昭63−39916号公報、特開平1−3
01714号公報、特表平5−504153号公報、特
表平5−503953号公報、特開平4−32848号
公報、特開平4−328181号公報、特開平6−14
5386号公報、特開平6−56987号公報、特開平
5−226238号公報、特開平5−178989号公
報、特開平6−293828号公報、特開平7−118
524号公報、特開平6−32845号公報、特開平6
−87949号公報、特開平6−256516号公報、
特開平7−41756号公報、特開平7−48436号
公報、特開平4−268331号公報等に示された可溶
性導電ポリマーが好ましく用いられる。
【0016】具体的には、無置換および置換されたフェ
ニレンビニレン、ビニレン、チエニレン、ピロリレン、
フェニレン、イミノフェニレン、イソチアナフテン、フ
リレン、カルバゾリレンを繰り返し単位として含むπ共
役系高分子の骨格または該高分子中の窒素原子の上に、
スルホン酸基および/またはカルボン酸基、またはスル
ホン酸基および/またはカルボン酸基で置換されたアル
キル基もしくはエーテル結合を含むアルキル基を有して
いる可溶性導電ポリマーが挙げられる。この中でも特
に、チエニレン、ピロリレン、イミノフェニレン、イソ
チアナフテン等の骨格を有する可溶性導電ポリマーが好
ましく用いられる。
【0017】好ましい可溶性導電ポリマー(a)は、以
下の通りである。 一般式(1)
【化8】 (式中R1 、R2 は各々独立に、H、−SO3 -、−SO
3H、−R20SO3 -、 −R20SO3H、−OCH3 、−
CH3 、−C25、−F、−Cl、−Br、 −I、−
N(R192 、−NHCOR19、−OH、−O- 、−S
19、−OR19、−OCOR19、−NO2 、−COO
H、−R20COOH、−COOR19、 −COR19
−CHOおよび−CNからなる群より選ばれ、ここで、
19は炭素数1〜24のアルキル、アリールまたはアラ
ルキル基、R20は炭素数1〜24のアルキレン、アリー
レンまたはアラルキレン基であり、R1 およびR2 のう
ち少なくとも一つが−SO3 -、−SO3H、−R20SO3
-、 −R20SO3H、 −COOHおよび−R20CO
OHからなる群より選ばれる基である。酸性基を含む環
の割合は20〜100%である。)
【0018】一般式(2)
【化9】 (式中R3 、R4 は各々独立に、H、−SO3 -、−SO
3H、−R20SO3 -、 −R20SO3H、−OCH3 、−
CH3 、−C25、−F、−Cl、−Br、 −I、−
N(R192 、−NHCOR19、−OH、−O- 、−S
19、−OR19、−OCOR19、−NO2 、−COO
H、−R20COOH、−COOR19、 −COR19
−CHOおよび−CNからなる群より選ばれ、ここで、
19は炭素数1〜24のアルキル、アリールまたはアラ
ルキル基、R20は炭素数1〜24のアルキレン、アリー
レンまたはアラルキレン基であり、R3 およびR4 のう
ち少なくとも一つが−SO3 -、−SO3H、−R20SO3
-、 −R20SO3H、−COOHおよび−R20COOH
からなる群より選ばれる基である。酸性基を含む環の割
合は20〜100%である。)
【0019】一般式(3)
【化10】 (式中R5 〜R8 は各々独立に、H、−SO3 -、−SO
3H、−R20SO3 -、 −R20SO3H、−OCH3 、−
CH3 、−C25、−F、−Cl、−Br、 −I、−
N(R192 、−NHCOR19、−OH、−O- 、−S
19、−OR19、−OCOR19、−NO2 、−COO
H、−R20COOH、−COOR19、 −COR19
−CHOおよび−CNからなる群より選ばれ、ここで、
19は炭素数1〜24のアルキル、アリールまたはアラ
ルキル基、R20は炭素数1〜24のアルキレン、アリー
レンまたはアラルキレン基であり、R5 〜R8 のうち少
なくとも一つが−SO3 -、−SO3H、−R20SO3 -
−R20SO3H、−COOHおよび−R20COOHから
なる群より選ばれる基である。酸性基を含む環の割合は
20〜100%である。)
【0020】一般式(4)
【化11】 (式中R9 〜R13は各々独立に、H、−SO3 -、−SO
3H、−R20SO3 -、 −R20SO3H、−OCH3 、−
CH3 、−C25、−F、−Cl、−Br、 −I、−
N(R192 、−NHCOR19、−OH、−O- 、−S
19、−OR19、−OCOR19、−NO2 、−COO
H、−R20COOH、−COOR19、 −COR19
−CHOおよび−CNからなる群より選ばれ、ここで、
19は炭素数1〜24のアルキル、アリールまたはアラ
ルキル基、R20は炭素数1〜24のアルキレン、アリー
レンまたはアラルキレン基であり、R9 〜R13のうち少
なくとも一つが−SO3 -、−SO3H、−R20SO3 -
−R20SO3H、−COOHおよび−R20COOHから
なる群より選ばれる基である。酸性基を含む環の割合は
20〜100%である。)
【0021】及び、一般式(5)
【化12】 (式中R14は、−SO3 -、−SO3H、−R20SO3 -
−R20SO3H、−COOHおよび−R20COOHか
らなる群より選ばれ、ここで、R20は炭素数1〜24の
アルキレン、アリーレンまたはアラルキレン基であ
る。)、からなる群より選ばれる少なくとも一つの繰り
返し単位を含み、且つ、分子量が1000以上、好まし
くは2000以上の水溶性導電性ポリマーである。
【0022】これらの導電ポリマーの架橋においては、
ドーピングに関与するスルホン酸基およびカルボン酸基
を架橋に使用する場合には、架橋点を必要以上に多くす
ると防食性が著しく低下するという欠点がある。従っ
て、架橋剤の添加量は必要最低限にすることが好まし
い。具体的には、可溶性導電ポリマーのスルホン酸基お
よび/またはカルボン酸基に対して、50モル%以下、
好ましくは25モル%以下、より好ましくは10モル%
以下、さらに好ましくは5モル%以下に相当する量の官
能基を有する化合物(c)を用いれば、防食性の低下が
少なく、しかも耐水性および耐溶剤性が実用的であるた
め好ましい。
【0023】一方、ドーピングに関与しないスルホン酸
基やカルボン酸基を有する導電ポリマーを用いた場合
は、これらのスルホン酸基およびカルボン酸基を架橋に
用いても導電性や防食性の低下がないため好都合であ
る。例えば、アニリン系導電ポリマーのドーピングに
は、理論上芳香環2個に対して1個のスルホン酸基また
はカルボン酸基が存在すれば十分である。従って、スル
ホン酸基やカルボン酸基等の酸性基を芳香環に対して5
1%以上、好ましくは60%以上、より好ましくは70
%以上、特に好ましくは80%以上有する可溶性アニリ
ン系導電ポリマーを用いれば、理論上導電性や防食性を
低下させずに架橋させることができ、化合物(c)を十
分に添加することができる。また、スルホン酸基を芳香
環上に2個以上有する他の導電ポリマーを用いても同様
なことが可能である。
【0024】上記の導電ポリマーのうち、下記の一般式
で示される、芳香環に対するスルホン酸基および/また
はカルボン酸基の含有率が20%以上のアニリン系導電
ポリマー(6)が最も好ましく用いられる。
【化13】 (式中、0≦y≦1であり、R1 〜R18は各々独立に、
H、−SO3 - 、−SO3H、−R20SO3 -、−R20SO
3H、−OCH3 、−CH3 、−C25、−F、−C
l、−Br、−I、−N(R192 、−NHCOR19
−OH、 −O- 、−SR19、−OR19、−OCO
19、−NO2 、−COOH、−R20COOH、−CO
OR19、−COR19、−CHOおよび−CNからなる群
より選ばれ、ここで、R19は炭素数1〜24のアルキ
ル、アリールまたはアラルキル基、R20は炭素数1〜2
4のアルキレン、アリーレンまたはアラルキレン基であ
り、R1 〜R16のうち少なくとも一つが−SO3 -、−S
3H、−R20SO3 -、−R20SO3H、−COOHおよ
び−R20COOHからなる群より選ばれる基である。酸
性基を含む環の割合は20〜100%である。)
【0025】ここで、芳香環に対するスルホン酸基およ
びカルボン酸基の含有量が50%以上のアニリン系導電
ポリマーは、溶解性が非常に良好なため好ましく用いら
れ、より好ましくは70%以上、更に好ましくは90%
以上、特に好ましくは100%のポリマーが用いられ
る。
【0026】また、芳香環に付加する置換基は、防食性
および溶解性の面から電子供与性が好ましく、具体的に
はアルキル基、アルコキシ基、ハロゲン基などが好まし
く、特にアルコキシ基を有するアニリン系導電ポリマー
が最も好ましい。
【0027】これらの組み合わせの中でも、最も好まし
いアニリン系導電ポリマーの一般式(7)を下記に示
す。
【化14】 (式中、Aは、スルホン酸基、カルボン酸基、それらの
アルカリ金属塩、アンモニウム塩および置換アンモニウ
ム塩からなる群より選ばれた一つの基であり、Bはメチ
ル基、エチル基、n−プロピル基、iso−プロピル
基、n−ブチル基、iso−ブチル基、sec−ブチル
基、tert−ブチル基、ドデシル基、テトラコシル基
等のアルキル基、メトキシ基、エトキシ基、n−プロポ
キシ基、iso−プロポキシ基、n−ブトキシ基、is
o−ブトキシ基、sec−ブトキシ基、tert−ブト
キシ基、ヘプトキシ基、ヘクソオキシ基、オクトキシ
基、ドデコキシ基、テトラコソキシ基等のアルコキシ
基、フルオロ基、クロロ基、ブロモ基等のハロゲン基か
らなる群より選ばれた一つの基を示す。xは0〜1の任
意の数を示し、nは重合度を示し、好ましくは3以上で
ある。)
【0028】重量平均分子量は、GPCのポリエチレン
グリコール換算で2000以上のものが、防食性、成膜
性および膜強度が優れており好ましく用いられ、重量平
均分子量3000以上100万以下のものがより好まし
く、5000以上50万以下のものが更に好ましい。こ
こで、重量平均分子量が2000以下のポリマーは、溶
解性は優れているが、成膜性および防食性が不足するこ
とがあり、重量平均分子量が100万以上のものは防食
性は優れているが、溶解性が不十分な場合がある。
【0029】熱架橋性または紫外線(UV)もしくは電
子線(EB)架橋性化合物(b)は、特に限定されない
が、以下に示す化合物が好ましい。
【0030】熱架橋性化合物としては、エポキシ樹脂、
オリゴエステルアクリレート、キシレン樹脂、グアナミ
ン樹脂、ジアリルフタレート樹脂、ビニルエステル樹
脂、フェノール樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、フラン
樹脂、ポリイミド、ポリ(p−ヒドロキシ安息香酸)、
ポリウレタン、マレイン樹脂、メラミン樹脂およびユリ
ア樹脂などが好ましく用いられる。
【0031】UVもしくはEB架橋性化合物としては、
液状ポリブタジエン化合物、不飽和ポリエステル化合
物、ポリエン−ポリチオール化合物、カチオン重合性化
合物、アミノアルキット樹脂、ウレタンアクリレート、
エポキシアクリレート、ポリエステルアクリレート、ポ
リエーテルアクリレート、アクリレートモノマー、アク
リル系オリゴマーおよび水系アクリレートなどのアクリ
ル系ベースレジンなどが好ましく用いられる。
【0032】UVもしくはEB架橋性化合物の重合開始
剤としては、ラジカル系重合開始剤、カチオン系重合開
始剤などが用いられる。ラジカル系重合開始剤の例とし
ては、ベンゾフェノン、アセトフェノン、アセナフテン
キノンおよびベンゾフェノン誘導体、チオキサントン、
ベンゾインエーテル、ベンジルメチルケタール、α−ヒ
ドロキシアルキルフェノン、α−アミノアルキルフェノ
ン、アシルホスフィンオキサイドなどが挙げられ、水溶
性のラジカル系重合開始剤の例としては、4−(2−ヒ
ドロキシエトキシ)フェニル(2−ヒドロキシ−2−プ
ロピル)ケトン、チオキサントンアンモニウム塩、ベン
ゾフェノンアンモニウム塩などが挙げられる。カチオン
系重合開始剤の例としては、ジアリールヨードニウム
塩、トリアリールスルホニウム塩などのブレンステッド
酸発生型のもの、アリールジアゾニウム塩、鉄アレーン
錯体などのルイス酸型のものなどが挙げられる。そのほ
かにカチオンとアニオンのハイブリッド型などが例示さ
れる。
【0033】架橋性化合物(c)としては、スルホン酸
基および/またはカルボン酸基と反応することができる
官能基を分子内に少なくとも2個有する化合物であれば
特に限定されないが、水酸基、シラノール基、チオール
基、アミノ基、エポキシ基およびこれらの官能基が保護
基で保護されてなる官能基からなる群より選ばれる少な
くとも2個の官能基を有する低分子化合物および、これ
らの官能基を含んだ繰り返し単位を有する高分子化合物
が好ましく用いられる。
【0034】また、実用上十分な架橋を得るためには、
架橋性化合物(c)が成膜後の乾燥工程で気化しないこ
とが好ましいため、架橋性化合物(c)は30℃以上、
好ましくは50℃以上、より好ましくは80℃以上、特
に好ましくは100℃以上の沸点を有する。
【0035】架橋性化合物(c)の例としては、ジオー
ルおよびポリオール類、ジシラノールおよびポリシラノ
ール類、ジチオールおよびポリチオール類、ジアミンお
よびポリアミン類、エポキシ類、メラミンおよび尿素
類、糖類などの低分子化合物;水酸基、チオール基、シ
ラノール基、アミノ基またはエポキシ基を有するビニル
系、アクリル酸エステル系、メタクリル酸エステル系、
アクリルアミド系およびメタクリルアミド系モノマーの
うち少なくとも1種を繰り返し単位として有する高分子
化合物が挙げられる。
【0036】ジオールおよびポリオール類の具体例とし
ては、昭和61年1月30日、株式会社培風館発行、社
団法人高分子学会編、高分子データハンドブック・基礎
編、p283−322・表23.1に示された化合物が
用いられる。好ましくは、架橋温度が比較的低い鎖状ま
たは環状脂肪族ジオールおよびポリオール類が挙げられ
る。具体的な例として、エチレングリコール、プロピレ
ングリコール、1,2−プロパンジオール、1,2−ブ
タンジオール、1,3−ブタンジオール、2,3−ブタ
ンジオール、1,4−ブタンジオール、1,2−ペンタ
ンジオール、1,3−ペンタンジオール、1,4−ペン
タンジオール、1,5−ペンタンジオール、2,3−ペ
ンタンジオール、2,4−ペンタンジオール、1,2−
ヘキサンジオール、1,3−ヘキサンジオール、1,4
−ヘキサンジオール、1,5−ヘキサンジオール、1,
6−ヘキサンジオール、2,3−ヘキサンジオール、
2,4−ヘキサンジオール、2,5−ヘキサンジオー
ル、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、
テトラエチレングリコール、ペンタエチレングリコー
ル、ヘキサエチレングリコール、ジプロピレングリコー
ル、トリプロピレングリコール、チオジエタノール、
3,6−ジチオ−1,8−オクタンジオール、3,6,
9−トリチオ−1,11−ドデカンジオール、1,2−
シクロペンタンジオール、1,3−シクロペンタンジオ
ール、1,4−シクロペンタンジオール、1,2−シク
ロヘキサンジオール、1,3−シクロヘキサンジオー
ル、1,4−シクロヘキサンジオール、1,5−シクロ
ヘキサンジオール、1,2−シクロヘキサンジメタノー
ル、1,3−シクロヘキサンジメタノール、1,4−シ
クロヘキサンジメタノール、1,5−シクロヘキサンジ
メタノール、o−メチロールシクロヘキサノール、m−
メチロールシクロヘキサノール、p−メチロールシクロ
ヘキサノール、o−キシリレングリコール、m−キシリ
レングリコール、p−キシリレングリコール、ヒドロキ
ノン、ビスフェノールA、グリセリン、トリメチロール
プロパン、1,2,3−ブタントリオール、1,2,4
−ブタントリオール、1,2,3−ペンタントリオー
ル、1,2,4−ペンタントリオール、1,2,5−ペ
ンタントリオール、2,3,4−ペンタントリオール、
トリメチロールエタン、テトラメチロールメタン、1,
2,3−シクロヘキサントリオール、1,2,4−シク
ロヘキサントリオール、1,2,5−シクロヘキサント
リオール、1,3,5−シクロヘキサントリオール、
1,2,3−シクロヘキサントリメタノール、1,2,
4−シクロヘキサントリメタノール、1,2,5−シク
ロヘキサントリメタノール、1,3,5−シクロヘキサ
ントリメタノール等が挙げられる。
【0037】ジチオールおよびポリチオール類の具体例
としては、前記高分子データハンドブック・基礎編、p
347−349・表25.2に示された化合物が用いら
れ、具体的な例として、4−エチルベンゼン−1,3−
ジチオール、1,2−エタンジチオール、1,8−オク
タンジチオール、1,1−シクロヘキサンジチオール、
1,2−シクロヘキサンジチオール、1,1−シクロヘ
プタンジチオール、1,1−シクロペンタンジチオー
ル、1,3−ジフェニルプロパン−2,2−ジチオー
ル、2,6−ジメチルオクタン−2,6−ジチオール、
2,6−ジメチルオクタン−3,7−ジチオール、2,
4−ジメチルベンゼン−1,3−ジチオール、4,5−
ジメチルベンゼン−1,3−ジチオール、3、3ージメ
チルブタン−2,2−ジチオール、2,2−ジメチルプ
ロパン−1,3−ジチオール、1,3−ジ(p−メトキ
シフェニル)プロパン−2,2−ジチオール、3,4−
ジメトキシブタン−1,2−ジチオール等が挙げられ
る。
【0038】ジアミンおよびポリアミン類の具体例とし
ては、前記高分子データハンドブック・基礎編、p24
1−255・表21.1に示された化合物が用いられ
る。具体的な例として、エチレンジアミン、N−メチル
エチレンジアミン、N,N’−ジメチルエチレンジアミ
ン、N−エチルエチレンジアミン、N−メチル−N’−
エチルエチレンジアミン、N,N’−ジエチルエチレン
ジアミン、N−プロピルエチレンジアミン、N−イソプ
ロピルエチレンジアミン、N−ブチルエチレンジアミ
ン、N,N’−ジブチルエチレンジアミン、N−ペンチ
ルエチレンジアミン、N−ヘプチルエチレンジアミン、
N−オクチルエチレンジアミン、1,2−ジアミノプロ
パン、N,N’−ジメチル−1,2−ジアミノプロパ
ン、2,3−ジアミノブタン、1,3−ジアミノ−2−
メチルプロパン、ペンタメチレンジアミン、2,3−ジ
アミノペンタン、2,4−ジアミノペンタン、1,3−
ジアミノ−2−メチルブタン、1,4−ジアミノ−2−
メチルブタン、ヘキサメチレンジアミン、1,4−ジア
ミノヘプタン、ヘプタメチレンジアミン、2,3−ジア
ミノヘプタン、1,6−ジアミノオクタン、オクタメチ
レンジアミン、2,3−ジアミノオクタン、ノナメチレ
ンジアミン、デカメチレンジアミン、ウンデカメチレン
ジアミン、ドデカメチレンジアミン、1,12−ジアミ
ノオクタデカン、1,2−ジアミノシクロヘキサン、
1,3−ジアミノシクロヘキサン、1,4−ジアミノシ
クロヘキサン、o−フェニレンジアミン、m−フェニレ
ンジアミン、p−フェニレンジアミン、4−アミノ−2
−メチルアミノトルエン、4−アミノ−2−エチルアミ
ノトルエン、3−アミノ−4−メチルベンジルアミン、
ナフチレンジアミン−(1,2)、ナフチレンジアミン
−(1,3)、ナフチレンジアミン−(1,4)、ナフ
チレンジアミン−(1,5)、ナフチレンジアミン−
(1,6)、ナフチレンジアミン−(1,7)、ナフチ
レンジアミン−(1,8)、ナフチレンジアミン−
(2,3)、ナフチレンジアミン−(2,6)、ナフチ
レンジアミン−(2,7)、4,4’−ジアミノスチル
ベン、ビス−(4−アミノフェニル)アセチレン、エチ
レングリコール−ビス(2−アミノフェニルエーテ
ル)、2,2’−ジアミノジフェニルエーテル、2,
2’−ジアミノジフェニルスルフィド、2,2’−ジア
ミノジフェニルスルホン、2,2’−ジアミノジフェニ
ルジスルフィド、ヒドロキノン−ビス(4−アミノフェ
ニルエーテル)、4,4’−ジアミノジベンジルスルフ
ィド、2,4−ジアミノナフトール−(1)、2−オキ
シベンジジン、4,4’−ジアミノジフェニルカルビノ
ール、4,4’−ジアミノ−3’−オキシ−3−メチル
ジフェニル、4,4’−ジアミノ−2−オキシトリフェ
ニルメタン、4,4’−ジアミノトリフェニルカルビノ
ール、3,5−ジアミノカテコール、2,5−ジアミノ
−9,10−ジオキシフェナントレン、4,6−ジアミ
ノピロガロール、4,6−ジアミノ−2−メチルフルオ
ログルシン等が挙げられる。
【0039】エポキシ類の具体例としては、前記高分子
データハンドブック・基礎編、p194−195・表1
8.1および2に示された化合物が用いられる。具体的
な例として、1,3−ジグリシジル−5,5−ジメチル
ヒダントイン、1,3−ジグリシジル−5−メチル−5
−エチルヒダントイン、グリセロールジグリシジルエー
テル、N,N’−ジグリシジル−5,5−ジメチルヒダ
ントイン、ポリプロピレングリコールジグリシジルエー
テル、グリセリントリグリシジルエーテル、トリメチロ
ールプロパントリグリシジルエーテル等が挙げられる。
【0040】メラミンおよび尿素類の具体例としては、
前記高分子データハンドブック・基礎編、p237−2
38・表20.1および2に示された化合物が用いられ
る。具体的な例として、メラミン、N2 ,N4 ,N6
トリメチルメラミン、N4 −メチル−N2 −エチルメラ
ミン、ベンゾグアナミン、N2 −フェニルメラミン、N
2 ,N4 ,N6 −トリエチルメラミン、N2 ,N4 −ジ
フェニルメラミン、N2 ,N4 ,N6 −トリ−(2−ク
ロロフェニル)メラミン、N2 ,N4 ,N6 −トリフェ
ニルメラミン、N2 ,N4 ,N6 −トリ−p−トルイル
メラミン、N2,N4 ,N6 −トリ−α−ナフチルメラ
ミン、N2 ,N4 ,N6 −トリ−β−ナフチルメラミ
ン、ヘキサメトキシメチロールメラミン、尿素、チオ尿
素、グアニジン、セミカルバジド、モノホルミル尿素、
ビウレット、グアニル尿素、モノメチロール尿素、オキ
サリル尿素、エチレン尿素、エチレンチオ尿素、モノア
セチル尿素、カルボニルジ尿素、ジエナンチリデントリ
尿素等が挙げられる。
【0041】糖類の具体例としては、平成5年9月30
日、丸善株式会社発行、日本化学会編、改訂4版化学便
覧・基礎編、pI−519−523・構造式18.1−
18.105に示された化合物が用いられる。具体的な
例として、エリトリトール、D−エリトルロース、D−
エリトロース、D−トレオース、D−アラビノース、β
−D−アラビノース、β−L−アラビノース、D−キシ
ルロース、L−キシルロース、D−キシロース、α−D
−キシロース、2−デオキシ−D−リボース、2−デオ
キシ−β−D−リボース、D−リキソース、α−D−リ
キソース、α−L−リキソース、D−リブロース、D−
リボース、D−アラビトール、リビトール、D−アルト
ロース、β−D−アルトロース、D−アロース、β−D
−アロース、D−イドース、D−ガラクトース、α−D
−ガラクトース、β−D−ガラクトース、α−L−ガラ
クトース、D−キノボース、α−D−キノボース、D−
グルコース、α−D−グルコース、β−D−グルコー
ス、D−グロース、L−ソルボース、D−タガトース、
D−タロース、α−D−タロース、2−デオキシ−D−
グルコース、D−フコース、D−プシコース、D−フル
クトース、ガラクチトール、D−グルシトール、D−マ
ンニトール等が挙げられる。
【0042】また、これらの化合物の官能基がエーテ
ル、エステル、アセタール、ヘミアセタール等の保護基
で保護されてなる化合物および前記高分子データハンド
ブック・基礎編、p194−207・表18.1−1
8.13で示された、開環することにより水酸基などが
生成する化合物も架橋性化合物(c)として用いること
ができる。上記刊行物記載の架橋性化合物のすべてをこ
こに転記することは省略するが、上記刊行物の内容は参
照することにより本明細書中に取り込むものとする。
【0043】架橋性化合物(c)としての高分子化合物
を構成するモノマー(A)としては、ビニル系モノマ
ー、アクリル系モノマー、メタクリル系モノマー、アク
リルアミドおよびメタクリルアミド系モノマー、ビニル
アミン系モノマー、シラノール基含有モノマー等のモノ
マー(A)が挙げられる。ビニル系モノマーとしては、
ビニルアルコール、アリルアルコール、ビニルアミン、
アリルアミン等が挙げられる。
【0044】アクリル系モノマーとしては、2−ヒドロ
キシエチルアクリレート、2−(2−ヒドロキシエトキ
シ)エチルアクリレート、2−ヒドロキシシクロヘキシ
ルアクリレート、(1−ヒドロキシシクロヘキシル)メ
チルアクリレート、2−(2−ヒドロキシ−1,1−ジ
メチルエトキシ)−1,1−ジメチルエチルアクリレー
ト、2−ヒドロキシ−3−スルホプロピルアクリレー
ト、2−ヒドロキシ−3−ピペリジノプロピルアクリレ
ート、2−ヒドロキシ−3−フェニルエチルアクリレー
ト、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピルアクリレ
ート、2−ヒドロキシブチルアクリレート、4−ヒドロ
キシブチルアクリレート、2−ヒドロキシプロピルアク
リレート、3−ヒドロキシプロピルアクリレート、2−
ヒドロキシ−3−(プロペニルオキシ)プロピルアクリ
レート、2−ヒドロキシ−3−プロポキシプロピルアク
リレート、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピルアクリ
レート、2−ヒドロキシ−2−メトキシプロピルアクリ
レート、3−ヒドロキシ−2−(メトキシメチル)−4
−ペンテニルアクリレート、グリシジルアクリレート、
12−ヒドロキシドデシルアクリレート、13−ヒドロ
キシトリデシルアクリレート、18−ヒドロキシオクタ
デシルアクリレート、24−ヒドロキシテトラコシルア
クリレート等が挙げられる。
【0045】メタクリル系モノマーとしては、2−ヒド
ロキシエチルメタクリレート、3−ヒドロキシブチルメ
タクリレート、2−ヒドロキシプロピルメタクリレー
ト、グリシジルメタクリレート、12−ヒドロキシドデ
シルメタクリレート、13−ヒドロキシトリデシルメタ
クリレート、18−ヒドロキシオクタデシルメタクリレ
ート、24−ヒドロキシテトラコシルメタクリレート等
が挙げられる。
【0046】アクリルアミドおよびメタクリルアミド系
モノマーとしては、N−(2−ヒドロキシフェニル)メ
タクリルアミド、N−(2−ヒドロキシエチル)アクリ
ルアミド、N−(2−ヒドロキシプロピル)アクリルア
ミド、N−(1,1−ジメチル−2−ヒドロキシエチ
ル)アクリルアミド、N−(1−エチル−2−ヒドロキ
シエチル)アクリルアミド、N−(1,1−ジメチル−
3−ヒドロキシブチル)アクリルアミド、N−[1,1
−ビス(ヒドロキシメチル)エチル]アクリルアミド、
N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)アクリルアミ
ド、1−アクリルアミド−1−デオキシ−D−グルシト
ール、N−(2−ヒドロキシエチル)メタクリルアミ
ド、N−(2−ヒドロキシプロピル)メタクリルアミ
ド、N−(1,1−ジメチル−2−ヒドロキシエチル)
メタクリルアミド、N−(2,2−ジメチル−2−ヒド
ロキシエチル)メタクリルアミド、N−(1−エチル−
2−ヒドロキシエチル)メタクリルアミド、N−(1,
1−ジメチル−3−ヒドロキシプロピル)メタクリルア
ミド、N−[1,1−ビス(ヒドロキシメチル)エチ
ル]メタクリルアミド、N−[2−ヒドロキシ−1,1
−ビス(ヒドロキシメチル)エチル]メタクリルアミ
ド、N−(1,1−ジメチル−3−ヒドロキシブチル)
メタクリルアミド、N−(2−ヒドロキシエチル)−N
−メチルメタクリルアミド、1−メタクリルアミド−1
−デオキシグルシトールメタクリルアミド、N−(ヒド
ロキシメチル)アクリルアミド、N−(ヒドロキシメチ
ル)メタクリルアミド、12−ヒドロキシドデシルメタ
クリルアミド、13−ヒドロキシトリデシルメタクリル
アミド、18−ヒドロキシオクタデシルメタクリルアミ
ド、24−ヒドロキシテトラコシルメタクリルアミド、
N,N−ジメチルヒドロキシプロピルアミン−N−アク
リロイルイミド等が挙げられる。
【0047】ビニルアミン系モノマーとしては、前記高
分子データハンドブック・基礎編、p170−173・
表15.1に示されたモノマーが挙げられ、具体的な例
としてはビニルエチルアミン、ビニルブチルアミン、ビ
ニルドデシルアミン、ビニルベンジルアミン、ビニルシ
クロヘキシルアミン等が挙げられる。
【0048】シラノール基含有モノマーの具体例として
は、エチレン性不飽和のアルコキシシラン、エチレン性
不飽和のアシルオキシシラン等のシリル基含有モノマー
を加水分解し、シラノール基含有モノマーとしたものが
挙げられる。エチレン性不飽和のアルコキシシランの具
体例としては、アクリラトアルコキシシラン(例えば、
γ−アクリルオキシプロピルトリメトキシシラン、γ−
アクリルオキシプロピルトリエトキシシラン)、メタク
リラトアルコキシシラン(例えば、γ−メタクリルオキ
シプロピルトリメトキシシラン、γ−メタクリルオキシ
プロピルトリエトキシシラン、γ−メタクリルオキシプ
ロピルトリス(2−メトキシエトキシ)シラン)が挙げ
られる。エチレン性不飽和のアシルオキシランの具体例
としては、アクリラトアセトキシシラン、メタクリラト
アセトキシシラン、エチレン性不飽和のアセトキシシラ
ン(例えば、アクリラトプロピルトリアセトキシシラ
ン、メタクリラトプロピルトリアセトキシシラン)等が
挙げられる。
【0049】上記モノマーの他に、上記モノマーと共重
合可能な他のモノマー(B)を用いることもできる。共
重合可能な他のモノマー(B)は、特に限定されない
が、好ましくはビニル系モノマー、ビニルエーテル系モ
ノマー、アクリル系モノマー、メタクリル系モノマー、
アクリルアミドおよびメタクリルアミド系モノマーが挙
げられる。ビニル系モノマーとしては、前記高分子デー
タハンドブック・基礎編、p79−81・表6.1に示
されたモノマーが好ましく用いられ、具体的な例として
はアセト酢酸ビニル、アセト酢酸アリル、酢酸ビニル、
(2−エトキシエトキシ)酢酸ビニル、イソ酪酸ビニ
ル、酪酸ビニル等が挙げられる。
【0050】ビニルエーテル系モノマーとしては、前記
高分子データハンドブック・基礎編、p85−89・表
7.1に示されたモノマーが好ましく用いられ、具体的
な例としては、アルキルビニルエーテル(アルキル基と
して、メチル、エチル、n−プロピル、iso−プロピ
ル、n−ブチル、iso−ブチル、sec−ブチル、t
ert−ブチル、ドデシル、トリデシル、オクタデシ
ル、テトラコシル等が挙げられる。)アルケニルビニル
エーテル(アルケニル基として、ビニル、アリル、1−
メチルアリル、2−メチルアリル(メタリル)、3−メ
チルアリル等が挙げられる。)、アルキニルビニルエー
テル(アルキニル基として、エチニル(アセチレニ
ル)、プロピ−1−ニル、プロピ−2−ニル、ブチ−1
−ニル、ブチ−2−ニル、ブチ−3−ニル等が挙げられ
る。)、アラルキルビニルエーテル(アラルキル基とし
て、ベンジル、p−メチルベンジル等が挙げられ
る。)、フェニルビニルエーテル、オキシアルキルビニ
ルエーテル(オキシアルキル基として、2−ヒドロキシ
エチル、3−ヒドロキシプロピル、3−ヒドロキシブチ
ル、4−ヒドロキシブチル、5−ヒドロキシペンチル、
12−ヒドロキシドデシル、24−ヒドロキシテトラコ
シル、ジエチレングリコールモノ、トリエチレングリコ
ールモノ、2−メトキシエチル、2−エトキシエチル、
アセトキシメチル、2−アセトキシエチル等が挙げられ
る。)、meso−1,2−ジフェニルエチレングリコ
ールメチルビニルエーテル、m−フェニレンビス(エチ
レングリコール)ジビニルエーテル、アミノアルキルビ
ニルエーテル(アミノアルキル基として、2−アミノエ
チル、2−ジメチルアミノエチル、2−ジエチルアミノ
エチル、2−n−ブチルアミノエチル、5−ジエチルア
ミノペンチル、12−ジエチルアミノドデシル、24−
ジエチルアミノテトラコシル、ジエタノールアミンモノ
等が挙げられる。)、チオアルキルビニルエーテル(チ
オアルキル基として、2−メチルチオエチル、2−エチ
ルチオエチル、2−n−プロピルチオエチル、2−n−
ブチルチオエチル、2−n−ドデシルチオエチル、2−
n−テトラコシルチオエチル等が挙げられる。)、2−
シアノエチルビニルモノマー等が挙げられる。
【0051】アクリル系モノマーとしては、前記高分子
データハンドブック・基礎編、p106−113・表1
0.1に示されたモノマーが好ましく用いられ、具体的
な例としては、2−アセトアセトキシプロピルアクリレ
ート、エチルアクリレート、1−エチルプロピルアクリ
レート、2−エチルヘキシルアクリレート、オキシラニ
ルメチルアクリレート、シアノメチルアクリレート、
1,1−ジメチルエチルアクリレート、トリメチルシリ
ルアクリレート、ノニルアクリレート、フェニルアクリ
レート、ヘキシルアクリレート、メチルアクリレート、
1−メチルエチルアクリレート、1−メトキシエチルア
クリレート、2−メトキシエチルアクリレート等が挙げ
られる。
【0052】メタクリル系モノマーとしては、前記高分
子データハンドブック・基礎編、p122−125・表
11.1に示されたモノマーが好ましく用いられ、具体
的な例としては、1−アセチルエチルメタクリレート、
アセチルメチルメタクリレート、2−アセトキシエチル
メタクリレート、2−アセトキシプロピルメタクリレー
ト、n−アミルメタクリレート、iso−アミルメタク
リレート、tert−アミルメタクリレート、アリルメ
タクリレート、アリルオキシメチルメタクリレート、i
so−ブチルメタクリレート、エチルメタクリレート、
ジメチルアミノエチルメタクリレート、ステアリルメタ
クリレート、ノニルメタクリレート、2−ヒドロキシエ
チルメタクリレート、3−ヒドロキシブチルメタクリレ
ート、ビニルメタクリレート、n−ブチルメタクリレー
ト、メチルメタクリレート、1−メチルアミルメタクリ
レート等が挙げられる。
【0053】アクリルアミドおよびメタクリルアミド系
モノマーとしては、前記高分子データハンドブック・基
礎編、p128ー137・表12.1に示されたモノマ
ーが好ましく用いられ、具体的な例としては、アクリル
アミド、メタクリルアミド、N−メチルアクリルアミ
ド、N−エチルアクリルアミド、N−iso−プロピル
アクリルアミド、N−n−ブチルアクリルアミド、N−
sec−ブチルアクリルアミド、N−iso−ブチルア
クリルアミド、N−tert−ブチルアクリルアミド、
N−(1,1−ジメチルブチル)アクリルアミド,N−
n−オクチルアクリルアミド、N−ドデシルアクリルア
ミド、N,N−ジメチルヒドロキシプロピルアミン−N
−メタクリロイルイミド、N−メチルメタクリルアミ
ド、N−エチルメタクリルアミド、N−n−ブチルメタ
クリルアミド、N−tert−ブチルメタクリルアミ
ド、N−アリルメタクリルアミド、N,N−ジメチルア
クリルアミド、N,N−ジエチルアクリルアミド、N,
N−ジブチルアクリルアミド、N,N−ジイソブチルア
クリルアミド、N−(メトキシメチル)アクリルアミ
ド、N−(エトキシメチル)アクリルアミド、N−(n
−プロポキシメチル)アクリルアミド、N−(iso−
プロポキシメチル)アクリルアミド、N−(n−ブトキ
シメチル)アクリルアミド、N−(iso−ブトキシメ
チル)アクリルアミド、N−(アリルオキシメチル)ア
クリルアミド、N−[(2−シアノエチル)オキシメチ
ル]アクリルアミド、N,N’−メチレンビスメタクリ
ルアミド、N−(2−ジメチルアミノエチル)アクリル
アミド、N−(2−ジエチルアミノエチル)アクリルア
ミド、N−(4−ジメチルアミノブチル)アクリルアミ
ド、N−(3−ジメチルアミノプロピル)メタクリルア
ミド、N−(2,2−ジメチル−3−ジメチルアミノプ
ロピル)メタクリルアミド、N−(3−メチルアミノプ
ロピル)メタクリルアミド、2−アクリルアミドプロパ
ンスルホン酸、2−アクリルアミド−n−ブタンスルホ
ン酸、2−アクリルアミド−n−ヘキサンスルホン酸、
N−ホルミルアクリルアミド、N−アセチルアクリルア
ミド、N−(2−オキソプロピル)アクリルアミド、N
−(1−メチル−2−オキソプロピル)アクリルアミ
ド、N−(1−iso−ブチル−2−オキソプロピル)
アクリルアミド、エチル−2−アクリルアミドアセテー
ト、ジエチル−N−アクリロイルイミノビスアセテー
ト、アクリロイルジシアンジアミド、メタクリロイルジ
シアンジアミド等が挙げられる。
【0054】これら共重合可能な他のモノマー(B)の
中で好ましいものとしては、メチルメタクリレート、エ
チルメタクリレート、ブチルメタクリレート、ドデシル
メタクリレート、テトラコシルメタクリレート等のメタ
クリル酸エステル類、メチルアクリレート、エチルアク
リレート、ブチルアクリレート、ドデシルアクリレー
ト、テトラコシルアクリレート等のアクリル酸エステル
類などが用いられる。また、基材との接着性などを向上
させるため、アニオン性基を有するモノマーを用いても
良い。上記刊行物記載の化合物の全てをここに転記する
ことは省略するが、前記刊行物の内容は参照することに
より本明細書中に取り込むものとする。
【0055】共重合体のモノマー(A)の共重合比は特
に限定されないが、好ましくは0.01モル%以上、よ
り好ましくは0.1モル%以上、さらに好ましくは1モ
ル%以上、特に好ましくは5モル%以上である。
【0056】架橋性化合物(c)としての高分子化合物
は、溶媒に溶解して溶液状態で、または適当な溶媒に分
散させてエマルジョン状態で用いられる。このエマルジ
ョンには、このような分散液に通常用いられる一般的な
樹脂を添加することもできる。また、必要に応じて各種
バインダーを混合して用いても良い。用いられるバイン
ダーとしては、アクリル系樹脂、メタクリル系樹脂、ポ
リエステル系樹脂、塩化ビニル系樹脂、酢酸ビニル系樹
脂、エチレン系樹脂などの樹脂が挙げられる。
【0057】本発明の可溶性導電ポリマーを含む防食用
組成物は、可溶性導電ポリマー(a)、あるいは可溶性
導電ポリマー(a)に加えて熱架橋性または紫外線もし
くは電子線架橋性化合物(b)および架橋性化合物
(c)から選ばれた少なくとも1種以上を主成分とし、
必要に応じて溶剤(d)に溶解してなる組成物である。
【0058】具体的には、熱架橋性または紫外線もしく
は電子線架橋性化合物(b)の溶液またはこれを適当な
溶剤(d)に溶解して得た溶液に、可溶性導電ポリマー
(a)を溶解または分散させて得られる組成物;架橋性
化合物(c)を適当な溶剤(d)に溶解して得た溶液ま
たは分散して得たエマルジョンに可溶性導電ポリマー
(a)を溶解または分散させて得られる組成物;熱架橋
性または紫外線もしくは電子線架橋性化合物(b)およ
び架橋性化合物(c)を適当な溶剤(d)に溶解して得
た溶液に可溶性導電ポリマー(a)を溶解または分散さ
せて得られる組成物である。
【0059】溶剤(d)は、可溶性導電ポリマー(a)
を溶剤に溶解する場合と、溶剤に分散させる場合とで異
なったものを用いることが好ましい。
【0060】可溶性導電ポリマー(a)を溶解する場
合、溶剤(d)は、可溶性導電ポリマー(a)、熱架橋
性または紫外線もしくは電子線架橋性化合物(b)およ
び/または架橋性化合物(c)を溶解する溶媒であれば
特に限定されないが、水、メタノール、エタノール、プ
ロパノール、iso−プロパノール、ブタノール等のア
ルコール類、エチレングリコール、エチレングリコール
メチルエーテル、エチレングリコールエチルエーテル、
ジエチレングリコールメチルエーテル、ジエチレングリ
コールエチルエーテル、ジエチレングリコールブチルエ
ーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエ
チレングリコールジエチルエーテル等のエチレングリコ
ール類、プロピレングリコール、プロピレングリコール
メチルエーテル、プロピレングリコールエチルエーテ
ル、プロピレングリコールブチルエーテル、プロピレン
グリコールジメチルエーテル、プロピレングリコールジ
エチルエーテル等のプロピレングリコール類、乳酸エチ
ル、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N
−メチルピロリドン等が好ましく用いられ、これらの混
合溶媒を用いても良い。
【0061】可溶性導電ポリマー(a)を分散させるた
めに用いる溶剤(d)としては、熱架橋性または紫外線
もしくは電子線架橋性化合物(b)および/または架橋
性化合物(c)を溶解する溶媒であれば特に限定されな
いが、ベンゼン、トルエン、エチルベンゼン、プロピル
ベンゼン、tert−ブチルベンゼン、o−キシレン、
m−キシレン、p−キシレン、テトラリン、デカリン等
の芳香族炭化水素溶媒、メタノール、エタノール、n−
プロパノール、iso−プロパノール、n−ブタノー
ル、iso−ブタノール、n−ヘキサノール、n−オク
タノール、iso−オクタノール、2−エチルヘキサノ
ール等のアルコール系溶媒、プロピレングリコールメチ
ルエーテル、プロピレングリコールジメチルエーテル、
プロピレングリコールエチルエーテル、プロピレングリ
コールジエチルエーテル、プロピレングリコール−n−
プロピルエーテル、プロピレングリコール−iso−プ
ロピルエーテル、プロピレングリコールジ−n−プロピ
ルエーテル、プロピレングリコールジ−iso−プロピ
ルエーテル、プロピレングリコール−n−ブチルエーテ
ル、プロピレングリコール−iso−ブチルエーテル、
プロピレングリコールジ−n−ブチルエーテル、プロピ
レングリコールジ−iso−ブチルエーテル等のプロピ
レングリコールアルキルエーテル系溶剤、アセトン、メ
チルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、メチルア
ミルケトン、シクロヘキサノン等のケトン系溶剤、酢酸
メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸アミル等のエス
テル系溶媒、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、i
so−プロピルセロソルブ、n−ブチルセロソルブ、フ
ェニルセロソルブ、ベンジルセロソルブ等のセロソルブ
系溶剤、メチルカルビトール、エチルカルビトール、n
−プロピルカルビトール、iso−プロピルカルビトー
ル、n−ブチルカルビトール、iso−ブチルカルビト
ール、iso−アミルカルビトール、フェニルカルビト
ール、ベンジルカルビトール等のカルビトール系溶媒、
乳酸エチル、乳酸メチル等のヒドロキシエステル系溶媒
等が好ましく用いられる。
【0062】溶剤(d)を含む防食用組成物の成分
(a)、(b)、(c)および(d)の組成物比は、溶
媒(d)100重量部に対して、(a)+(b)、
(a)+(c)または(a)+(b)+(c)が好まし
くは0.01〜500重量部、より好ましくは0.1〜
200重量部、更に好ましくは0.5〜100重量部で
ある。
【0063】本発明の防食用組成物に、該組成物の分散
性や表面張力を低下させるため、様々な添加剤をさらに
添加することができる。添加剤としては、界面活性剤、
ブロッキング剤等が挙げられる。
【0064】界面活性剤としては、本発明の防食用組成
物の溶解または分散を妨害するものでなければ特に限定
されず、アニオン系、カチオン系、ノニオン系界面活性
剤が用いられるが、好ましくは、アニオン系、ノニオン
系が用いられる。
【0065】ノニオン系界面活性剤として、例えば、ポ
リオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレ
ンステアリルエーテル等のポリオキシアルキレンアルキ
ルエーテル類;ポリオキシエチレンオクチルフェニルエ
ーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル等
のポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル類;
ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノステアレー
ト、ソルビタントリオレエート等のソルビタン脂肪族エ
ステル類;ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレー
ト等のポリオキシアルキレンソルビタン脂肪族エステル
類;ポリオキシエチレンモノラウレート、ポリオキシエ
チレンモノステアレート等のポリオキシアルキレン脂肪
酸エステル類;オレイン酸モノグリセリド、ステアリン
酸モノグリセリド等のグリセリン脂肪酸エステル類;ポ
リオキシエチレン・ポリオキシプロピレン・ブロックコ
ポリマー;等を挙げることができる。
【0066】アニオン系界面活性剤として、例えば、ス
テアリン酸ナトリウム、オレイン酸ナトリウム、ラウリ
ン酸ナトリウム等の脂肪酸塩類;ドデシルベンゼンスル
ホン酸ナトリウム等のアルキルアリールスルホン酸塩
類;ラウリル硫酸ナトリウム等のアルキル硫酸エステル
塩類;モノオクチルスルホコハク酸ナトリウム、ジオク
チルスルホコハク酸ナトリウム、ポリオキシエチレンラ
ウリルスルホコハク酸ナトリウム等のアルキルスルホコ
ハク酸エステル塩およびその誘導体類;ポリオキシエチ
レンラウリルエーテル硫酸ナトリウム等のポリオキシア
ルキレンアルキルエーテル硫酸エステル類;ポリオキシ
エチレンノニルフェニルエーテル硫酸ナトリウム等のポ
リオキシアルキレンアルキルアリールエーテル硫酸エス
テル塩類;等を挙げることができる。
【0067】カチオン界面活性剤として、例えば、ラウ
リルアミンアセテート等のアルキルアミン塩;ラウリル
トリメチルアンモニウムクロリド、アルキルベンジルジ
メチルアンモニウムクロリド等の第4級アンモニウム
塩;ポリオキシエチルアルキルアミン;等を挙げること
ができる。
【0068】界面活性剤を使用する場合、その好ましい
使用量は、本発明の防食用組成物全体に対して、0〜5
重量%、好ましくは0〜3%である。その量が、3重量
%を超えると得られる薄膜の耐水性や強度が低下する場
合がある。
【0069】ブロッキング剤としては、炭素数16以上
の流動パラフィン、マイクロクリスタンワックス、天然
パラフィン、合成パラフィン、ポリオレフィンワックス
およびこれらの部分酸化物、フッ化物、塩化物等の脂肪
族炭化水素系ブロッキング剤、炭素数16以上の高級脂
肪族アルコール/高級脂肪酸等の高級脂肪族アルコール
/高級脂肪酸系ブロッキング剤、炭素数10以上の脂肪
酸の金属塩等の金属石鹸系ブロッキング剤、脂肪酸エス
テル系ブロッキング剤、脂肪酸アマイド系ブロッキング
剤、フッ素系ブロッキング剤等が挙げられる。
【0070】可溶性導電性ポリマー(a)と架橋性化合
物(b)および/または(c)の割合は、(b)/
(a)、(c)/(a)または[(b)+(c)]/
(a)が0.01/100〜99900/100、好ま
しくは0.1/100〜9900/100、より好まし
くは1/100〜900/100である。(a)に対す
る(b)、(c)または(b)+(c)の比が9990
0/100を超えると実用的な防食性が得られず、0.
01/100未満では架橋が不充分となり耐溶剤性およ
び耐水性が劣る。
【0071】また、本発明の防食用組成物に、従来公知
の腐食防止剤(例えば、ホスフェートやボレート含有顔
料のような腐食防止顔料もしくは金属酸化物顔料、また
は他の有機あるいは無機の腐食抑制剤、例えばニトロイ
ソフタル酸の塩、リン含有エステル、工業用アミン、置
換されたベンゾトリアゾール等)を含有させて用いるこ
ともできる。
【0072】本発明の防食用組成物は、基材表面に塗布
した後、加熱乾燥することによって、被膜が形成され
る。塗布方法としては、スプレーコート法、ディップコ
ート法、ロールコート法、グラビアコート法、リバース
コート法、エアナイフコート法、カーテンコート法等の
簡便な手法で導電体を形成することができる。基材とし
ては、金属であれば特に限定されず、鋼板、亜鉛鋼板等
の鉄、アルミニウム、銅、亜鉛、ニッケル、銀、コバル
ト、鉛、クロム、チタン、ステンレススチール等実質的
に全ての金属と金属合金が挙げられる。 加熱温度は、
通常50℃以上、好ましくは60〜500℃、より好ま
しくは80〜400℃である。防食皮膜の膜厚として
は、通常0.001〜1000μm、好ましくは0.0
05〜500μm、より好ましくは0.01〜100μ
mである。
【0073】上記方法で成膜後、加熱もしくは電離放射
線の照射またはこれらの組み合わせによって、防食用組
成物を水や溶剤に対して不溶化する。架橋させるための
温度は、好ましくは80℃以上、より好ましくは100
〜500℃、さらに好ましくは120〜400℃であ
る。架橋のために用いられる電離放射線としては、紫外
線(UV)、遠紫外線、電子線(EB)、陽子線などが
好ましく用いられる。また、これらを組み合わせて用い
るとより効果的である。
【0074】架橋性化合物(b)が可溶性導電ポリマー
(a)と架橋する温度は、架橋性化合物(b)の種類に
より異なり、下記表1の通りである。
【表1】 1) メチルメタクリレート−ヒドロキシエチルメタクリレート
【0075】可溶性導電ポリマー(a)と、架橋性化合
物(b)および/または(c)を含有する本発明の防食
用組成物は、(a)が(b)および/または(c)に溶
解または分散した系でもよく、(a)と(b)および/
または(c)が溶剤(d)に溶解した系でもよく、ある
いは(a)と溶剤(d)よりなる系に(b)および/ま
たは(c)が分散した系であってもよい。架橋性化合物
(b)および/または(c)が系中に分散したものを用
いると、例えば塗膜になったとき、(b)および/また
は(c)の粒子の一部を(a)が覆う形となり、粒子表
面層の一部のみが架橋した形となるので層全体としては
不溶化されるが粒子内部まで架橋反応が進まないので、
防食性の低下が極めて少なくてすむため大変好ましい。
【0076】
【実施例】以下、本発明を実施例を挙げて更に具体的に
説明するが、本発明はこれらの実施例にのみ限定される
ものではない。
【0077】[測定法]分子量分布および分子量の測定
には、水溶媒用のGPCカラムを用いて、GPC測定
(ポリエチレンオキシド換算)を行った。カラムは、水
用のものを3種類連結して用いた。また、溶離液には
0.2mol/lリン酸バッファ溶液を用いた。導電性
は、導電率の測定には4端子法、表面抵抗の測定には2
端子法を用いた。
【0078】参考例1 ポリ(2−スルホ−5−メトキシ−1,4−イミノフェ
ニレン)(I)の合成 2−アミノアニソール−4−スルホン酸100mmol
を25℃で4mol/lのアンモニア水溶液に攪拌溶解
し、ペルオキソ二硫酸アンモニウム100mmolの水
溶液を滴下した。滴下終了後25℃で12時間さらに撹
拌した後、反応生成物を濾別洗浄後乾燥し、重合体粉末
15gを得た。この重合体の体積抵抗値は9.0Ωcm
であった。
【0079】参考例2 ポリ(2−スルホ−1,4−イミノフェニレン)(II)
の合成 ポリ(2−スルホ−1,4−イミノフェニレン)(II)
を既知の方法[J.Am.Chem.Soc.,11
3,2665−2666(1991)]に従って合成し
た。得られたスルホン酸基の含有量は芳香環に対して5
2%であった。重合体(II)の体積抵抗値は50Ωcm
であった。
【0080】参考例3 ポリ(N−スルホプロピル−1,4−イミノフェニレ
ン)(III)の合成 ポリ(N−スルホプロピル−1,4−イミノフェニレ
ン)(III)を既知の方法[J.Chem.Soc.,
Chem.Commun.,1990,180]に従っ
て合成した。
【0081】参考例4 ポリ(スルホプロピル−2,5−チエニレン)(IV)の
合成 ポリ(スルホプロピル−2,5−チエニレン)(IV)を
既知の方法[第39回高分子学会予稿集、1990,5
61]に従って合成した。
【0082】参考例5 ポリ(2−カルボニル−1,4−イミノフェニレン)
(V)の合成 2−アミノアニソール−4−カルボン酸100mmol
を25℃で4mol/lのアンモニア水溶液に攪拌溶解
し、ペルオキソ二硫酸アンモニウム100mmolの水
溶液を滴下した。滴下終了後25℃で12時間さらに攪
拌した後、反応生成物を濾別洗浄後乾燥し、重合体粉末
10gを得た。
【0083】実施例1〜33 参考例1〜5で合成した可溶性導電ポリマー(a)と架
橋性化合物(b)および/または(c)とを溶剤(d)
に溶解し、防食用組成物を調製した。実施例1〜10
は、可溶性導電ポリマー(a)と架橋性化合物(c)が
溶剤(d)に共に溶解している均一系の組成物を調製す
る例であり、実施例11〜17は、溶剤(d)に可溶性
導電ポリマー(a)は溶解しているが、架橋性化合物
(c)は懸濁している不均一系の組成物を調製する例で
ある。実施例18〜23は、可溶性導電ポリマー(a)
と架橋性化合物(b)が溶剤(d)に共に溶解している
均一系の組成物、または、架橋性化合物(b)が懸濁し
ている不均一系の組成物を調製する例である。実施例2
4〜28は、架橋性化合物(b)が溶剤(d)に溶解し
ている系に可溶性導電ポリマーが分散している組成物を
調製する例である。実施例29〜33は、可溶性導電性
ポリマー(a)と、架橋性化合物(b)および(c)が
溶剤(d)に共に溶解している均一系の組成物、また
は、架橋性化合物(b)が溶剤(d)に懸濁している不
均一組成物を調製する例である。
【0084】この様にして得られた防食用組成物を亜鉛
メッキ鋼板(50mm×100mm×1mm)にロール
コート法またはスピンコート法により塗布し、表中に示
した架橋条件にて処理して、所定の膜厚の被膜を形成し
た。これら試験鋼板の長辺から5mmのところで両端を
切断し、35℃で塩水噴霧(JIS−K−5400法に
準拠)処理した後、端末からの腐食長を測定した。
【0085】比較例1〜4 防食用組成物として表中に示した組成物を用いて実施例
と同様の亜鉛メッキ鋼板に皮膜を形成し、実施例と同様
の防食試験を実施した。
【0086】上記の実施例1〜33の結果を表2〜表6
に、比較例1〜4の結果を表7に示す。ただし、表中の
略号は以下の通り。 PVA ; ポリビニルアルコール PEG−OP; ポリエチレングリコールオクチルフェ
ニルエーテル IPA ; イソプロパノール HMMM ; ヘキサメトキシメチロールメラミン 1,4-CHDO; 1,4-シクロヘキサンジオール 1,4-CHDM; 1,4-シクロヘキサンジメタノール DEG ; ジエチレングリコール DMF ; N,N−ジメチルホルムアミド UV ; 紫外線 PEG−NP; ポリエチレングリコールノニルフェニ
ルエーテル MMA ; メチルメタクリレート HEMA ; ヒドロキシエチルメタクリレート HEA ; ヒドロキシエチルアクリレート BA ; n−ブチルアクリレート MAA ; メタクリル酸 NMMA ; N−メトキシメチルアクリルアミド EA ; エチルアクリレート DAA ; ジアセトンアクリルアミド NMP ; N−メチル−2−ピロリドン
【0087】
【表2】
【0088】
【表3】
【0089】
【表4】
【0090】
【表5】
【0091】
【表6】
【0092】
【表7】
【0093】
【効果】本発明の防食用組成物は、従来の腐食抑制剤に
比べて非常に優れた防食効果を示し、かつ金属表面に簡
単に被膜を形成することができる。すなわち、 1)水及び有機溶媒のどちらにも可溶で、しかも金属に
対する塗布性、被覆性が非常に良い。 2)非常に優れた防食効果を有するため、極めて薄い皮
膜でも十分な防食性能を発揮できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C09D 201/02 C09D 201/02 C23F 11/00 C23F 11/00 D (72)発明者 菅間 直樹 神奈川県横浜市鶴見区大黒町10番1号 日 東化学工業株式会社内

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸性基を有する自己ドープ型可溶性導電
    ポリマー(a)を含むことを特徴とする可溶性導電ポリ
    マーを含む防食用組成物。
  2. 【請求項2】 自己ドープ型可溶性導電ポリマー(a)
    が、スルホン酸基および/またはカルボン酸基を有する
    可溶性導電ポリマーである請求項1記載の可溶性導電ポ
    リマーを含む防食用組成物。
  3. 【請求項3】 可溶性導電ポリマー(a)が、一般式
    (1) 【化1】 (式中R1 、R2 は各々独立に、H、−SO3 -、−SO
    3H、−R20SO3 -、 −R20SO3H、−OCH3 、−
    CH3 、−C25、−F、−Cl、−Br、 −I、−
    N(R192 、−NHCOR19、−OH、−O- 、−S
    19、−OR19、−OCOR19、−NO2 、−COO
    H、−R20COOH、−COOR19、 −COR19
    −CHOおよび−CNからなる群より選ばれ、ここで、
    19は炭素数1〜24のアルキル、アリールまたはアラ
    ルキル基、R20は炭素数1〜24のアルキレン、アリー
    レンまたはアラルキレン基であり、R1 およびR2 のう
    ち少なくとも一つが−SO3 -、−SO3H、−R20SO3
    -、 −R20SO3H、 −COOHおよび−R20CO
    OHからなる群より選ばれる基である。酸性基を含む環
    の割合は20〜100%である。)、 一般式(2) 【化2】 (式中R3 、R4 は各々独立に、H、−SO3 -、−SO
    3H、−R20SO3 -、 −R20SO3H、−OCH3 、−
    CH3 、−C25、−F、−Cl、−Br、 −I、−
    N(R192 、−NHCOR19、−OH、−O- 、−S
    19、−OR19、−OCOR19、−NO2 、−COO
    H、−R20COOH、−COOR19、 −COR19
    −CHOおよび−CNからなる群より選ばれ、ここで、
    19は炭素数1〜24のアルキル、アリールまたはアラ
    ルキル基、R20は炭素数1〜24のアルキレン、アリー
    レンまたはアラルキレン基であり、R3 およびR4 のう
    ち少なくとも一つが−SO3 -、−SO3H、−R20SO3
    -、 −R20SO3H、−COOHおよび−R20COOH
    からなる群より選ばれる基である。酸性基を含む環の割
    合は20〜100%である。)、 一般式(3) 【化3】 (式中R5 〜R8 は各々独立に、H、−SO3 -、−SO
    3H、−R20SO3 - 、 −R20SO3H、−OCH3 、−
    CH3 、−C25、−F、−Cl、−Br、 −I、−
    N(R192 、−NHCOR19、−OH、−O- 、−S
    19、−OR19、−OCOR19、−NO2 、−COO
    H、−R20COOH、−COOR19、 −COR19
    −CHOおよび−CNからなる群より選ばれ、ここで、
    19は炭素数1〜24のアルキル、アリールまたはアラ
    ルキル基、R20は炭素数1〜24のアルキレン、アリー
    レンまたはアラルキレン基であり、R5 〜R8 のうち少
    なくとも一つが−SO3 -、−SO3H、−R20SO3 -
    −R20SO3H、−COOHおよび−R20COOHから
    なる群より選ばれる基である。酸性基を含む環の割合は
    20〜100%である。)、 一般式(4) 【化4】 (式中R9 〜R13は各々独立に、H、−SO3 -、−SO
    3H、−R20SO3 -、 −R20SO3H、−OCH3 、−
    CH3 、−C25、−F、−Cl、−Br、 −I、−
    N(R192 、−NHCOR19、−OH、−O- 、−S
    19、−OR19、−OCOR19、−NO2 、−COO
    H、−R20COOH、−COOR19、 −COR19
    −CHOおよび−CNからなる群より選ばれ、ここで、
    19は炭素数1〜24のアルキル、アリールまたはアラ
    ルキル基、R20は炭素数1〜24のアルキレン、アリー
    レンまたはアラルキレン基であり、R9 〜R13のうち少
    なくとも一つが−SO3 -、−SO3H、−R20SO3 -
    −R20SO3H、−COOHおよび−R20COOHから
    なる群より選ばれる基である。酸性基を含む環の割合は
    20〜100%である。)、 及び、一般式(5) 【化5】 (式中R14は、−SO3 -、−SO3H、−R20SO3 -
    −R20SO3H、 −COOHおよび−R20COOHからなる群より選ば
    れ、ここで、R20は炭素数1〜24のアルキレン、アリ
    ーレンまたはアラルキレン基である。)、からなる群よ
    り選ばれる少なくとも一つの繰り返し単位を含み、且
    つ、分子量が2000以上の水溶性導電性ポリマーであ
    る請求項1記載の可溶性導電ポリマーを含む防食用組成
    物。
  4. 【請求項4】 可溶性導電ポリマー(a)が、一般式
    (6) 【化6】 (式中、0≦y≦1であり、R1 〜R18は各々独立に、
    H、−SO3 - 、−SO3H、−R20SO3 -、−R20SO
    3H、−OCH3 、−CH3 、−C25、−F、−C
    l、−Br、−I、−N(R192 、−NHCOR19
    −OH、 −O- 、−SR19、−OR19、−OCO
    19、−NO2 、−COOH、 −R20COOH、−COOR19、−COR19、−CHO
    および−CNからなる群より選ばれ、ここで、R19は炭
    素数1〜24のアルキル、アリールまたはアラルキル
    基、R20は炭素数1〜24のアルキレン、アリーレンま
    たはアラルキレン基であり、R1 〜R16のうち少なくと
    も一つが−SO3 -、−SO3H、 −R20SO3 -、−R20SO3H、−COOHおよび−R
    20COOHからなる群より選ばれる基である。酸性基を
    含む環の割合は20〜100%である。)で表される繰
    り返し単位を含む請求項1記載の可溶性導電ポリマーを
    含む防食用組成物。
  5. 【請求項5】 可溶性導電ポリマー(a)が、一般式
    (7) 【化7】 (式中、Aは、スルホン酸基、カルボン酸基、それらの
    アルカリ金属塩、アンモニウム塩および置換アンモニウ
    ム塩からなる群より選ばれた一つの基であり、Bはメチ
    ル基、エチル基、n−プロピル基、iso−プロピル
    基、n−ブチル基、iso−ブチル基、sec−ブチル
    基、tert−ブチル基、ドデシル基、テトラコシル
    基、メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、is
    o−プロポキシ基、n−ブトキシ基、iso−ブトキシ
    基、sec−ブトキシ基、tert−ブトキシ基、ヘプ
    トキシ基、ヘクソオキシ基、オクトキシ基、ドデコキシ
    基、テトラコソキシ基、フルオロ基、クロロ基、ブロモ
    基からなる群より選ばれた一つの基を示し、xは0〜1
    の任意の数を示し、nは重合度を示し、3以上であ
    る。)である請求項1記載の可溶性導電ポリマーを含む
    防食用組成物。
  6. 【請求項6】 可溶性導電ポリマー(a)のスルホン酸
    基を含む繰り返し単位の含有量が50%以上である請求
    項1〜5のいずれか1項記載の可溶性導電ポリマーを含
    む防食用組成物。
  7. 【請求項7】 可溶性導電ポリマー(a)の置換基が電
    子供与基である請求項1〜5のいずれか1項記載の可溶
    性導電ポリマーを含む防食用組成物。
  8. 【請求項8】 可溶性導電ポリマー(a)の置換基が電
    子供与基であり、且つスルホン酸基を含む繰り返し単位
    の含有量が80%以上である請求項1〜5のいずれか1
    項記載の可溶性導電ポリマーを含む防食用組成物。
  9. 【請求項9】 可溶性導電ポリマー(a)の置換基がア
    ルコキシ基であり、且つスルホン酸基を含む繰り返し単
    位の含有量が80%以上である請求項1〜5のいずれか
    1項記載の可溶性導電ポリマーを含む防食用組成物。
  10. 【請求項10】 可溶性導電ポリマー(a)の重量平均
    分子量が、1000〜100万の範囲である請求項1〜
    9のいずれか1項記載の可溶性導電ポリマーを含む防食
    用組成物。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10のいずれか1項記載の
    可溶性導電ポリマー(a)に、さらに熱架橋性または紫
    外線もしくは電子線架橋性化合物(b)および該ポリマ
    ー(a)の酸性基と反応することができる官能基を少な
    くとも2個有する化合物(c)(以下、架橋性化合物
    (c)ともいう。)の少なくとも1種以上を含むことを
    特徴とする可溶性導電ポリマーを含む防食用組成物。
  12. 【請求項12】 架橋性化合物(b)が、エポキシ樹
    脂、オリゴエステルアクリレート、キシレン樹脂、グア
    ナミン樹脂、ジアリルフタレート樹脂、ビニルエステル
    樹脂、フェノール樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、フラ
    ン樹脂、ポリイミド、ポリ(p−ヒドロキシ安息香
    酸)、ポリウレタン、マレイン樹脂、メラミン樹脂およ
    びユリア樹脂からなる群より選ばれる熱架橋性化合物で
    ある請求項11記載の可溶性導電ポリマーを含む防食用
    組成物。
  13. 【請求項13】 架橋性化合物(b)が、液状ポリブタ
    ジエン化合物、不飽和ポリエステル化合物、ポリエン−
    ポリチオール化合物、カチオン重合性化合物、アミノア
    ルキット樹脂、ウレタンアクリレート、エポキシアクリ
    レート、ポリエステルアクリレート、ポリエーテルアク
    リレート、アクリレートモノマー、アクリル系オリゴマ
    ーおよび水系アクリレートからなる群より選ばれる紫外
    線もしくは電子線架橋化合物である請求項11記載の可
    溶性導電ポリマーを含む防食用組成物。
  14. 【請求項14】 架橋性化合物(c)の官能基が、水酸
    基、シラノール基、チオール基、アミノ基、およびエポ
    キシ基からなる群から選ばれる請求項11記載の可溶性
    導電ポリマーを含む防食用組成物。
  15. 【請求項15】 架橋性化合物(b)および架橋性化合
    物(c)がエマルジョンである請求項11記載の可溶性
    導電ポリマーを含む防食用組成物。
  16. 【請求項16】 架橋性化合物(b)および架橋性化合
    物(c)が水溶性樹脂である請求項11記載の可溶性導
    電ポリマーを含む防食用組成物。
  17. 【請求項17】 防食を施そうとする基材の少なくとも
    一つの面上に、請求項1〜16のいずれか1項記載の可
    溶性導電ポリマーを含む防食用組成物を塗布することに
    より形成される防食膜。
  18. 【請求項18】 防食を施そうとする基材の少なくとも
    一つの面上に、請求項1〜16のいずれか1項記載の可
    溶性導電ポリマーを含む防食用組成物を塗布し皮膜を形
    成させることを特徴とする防食方法。
  19. 【請求項19】 皮膜を形成した後、加熱および/また
    は電離放射線の照射によって防食用組成物を不溶化させ
    る請求項18記載の防食方法。
  20. 【請求項20】 電離放射線の照射が、紫外線(UV)
    照射または電子線(EB)照射である請求項19記載の
    防食方法。
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