JPH1017619A - 高密度ポリエチレン - Google Patents

高密度ポリエチレン

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JPH1017619A
JPH1017619A JP17653496A JP17653496A JPH1017619A JP H1017619 A JPH1017619 A JP H1017619A JP 17653496 A JP17653496 A JP 17653496A JP 17653496 A JP17653496 A JP 17653496A JP H1017619 A JPH1017619 A JP H1017619A
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JP
Japan
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molecular weight
temperature
elution
density polyethylene
polymerization
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JP17653496A
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English (en)
Inventor
Yusuke Nagashima
祐介 永島
Yoichi Ishiwatari
洋一 石渡
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 剛性を保持しながら、高温加速化条件でのE
SCRと伸び特性に非常に優れており、また耐衝撃性、
成形性にも優れた、より広範な用途で使用することがで
き、また従来よりも高性能な成形品が得られる、新規な
高密度ポリエチレンの提供。 【解決手段】 エチレンと他のαーオレフィンとの共重
合体であって、(a)密度(ρ):0.945〜0.9
60g/cm3 、(b)αーオレフィン含量(Y):
0.20〜2.00mol%、(c)極限粘度
([η]):1.5〜5.0dl/g、(d)分子量分
布:ゲルパーミエーションクロマトグラフィ−によって
求められるMwとMnとの比(Mw/Mn)が15〜5
0、(e)昇温溶出分別とゲルパーミエーションクロマ
トグラフィ−とのクロス分別により求められる分子量ー
溶出温度ー溶出量の相関において、分子量10万以上且
つ溶出温度90℃以下の溶出成分の積算溶出量の、全積
算溶出量に対する割合(R)(wt%):R0 =17.
73Y1.59 以上であることを特徴とする高密度ポリエ
チレン。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、剛性を保持しなが
ら、高温加速化条件でのESCRと伸び特性に非常に優
れており、また耐衝撃性、成形性にも優れた新規な高密
度ポリエチレンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】高密度ポリエチレンは、耐薬品性、電気
的性質に優れており、剛性、耐衝撃性、ESCR、伸び
特性、流動性などの機械的強度及び成形性も良好である
ため、射出成形品、フィルム、パイプ、ブロー容器など
多岐にわたって使用されている。しかしながら、これら
の機械的強度のいくつかは、分子量や分子量分布などの
高密度ポリエチレンのデザイン因子に対して相反する相
関関係にある為、用途によってはこれらの特性が充分満
足できず、使用が制限されている場合が多々存在する。
例えば、分子量を高めることにより、耐衝撃性、ESC
R、及び伸び特性が改良される為、高強度な成形品が期
待されるが、一方で流動性が低下するため、押出量の低
下、押出圧力の上昇、電力消費量の上昇、成形品の外観
悪化などを引き起こす。また、二段重合等で分子量分布
を広げることにより、ESCR及び流動性は向上する
が、耐衝撃性及び伸び特性は低下の方向にある。密度を
上げた場合は、剛性は高くなるものの、ESCRや伸び
特性は悪化する傾向にある。
【0003】従来、機械的特性及び流動特性の向上を目
的として、高分子量成分と低分子量成分を混合してなる
エチレン系樹脂において、高分子量成分に短鎖分岐を多
く導入することにより改善されることが報告されている
(特公昭61ー42736号公報、特公昭61ー433
78号公報)。また、高分子量成分における分子間の短
鎖分岐分布を広くすることにより、溶融弾性、流動特
性、機械的特性等の物性、特に低温時の機械的特性を改
良する試みがなされている(特開平4ー249562号
公報)。しかし、これらの方法による改良効果はみられ
るものの、ESCR特に高温加速化条件におけるESC
Rについての改良は満足し得るものではなく、また伸び
特性についてはほとんど改良することはできない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、剛性を保持
しながら、高温加速化条件でのESCRと伸び特性に非
常に優れており、また耐衝撃性、成形性にも優れた新規
な高密度ポリエチレンを提供することを目的とするもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明らは、鋭意検討の
結果、ある特定の構成条件を全て満たした高密度ポリエ
チレンが上記の目的を達成しうることを見いだし、本発
明に到った。すなわち、本発明は、エチレンと他のαー
オレフィンとの共重合体であって、(a)密度(ρ):
0.945〜0.960g/cm3 、(b)αーオレフ
ィン含量(Y):0.20〜2.00mol%、(c)
極限粘度([η]):1.5〜5.0dl/g、(d)
分子量分布:ゲルパーミエーションクロマトグラフィ−
によって求められるMwとMnとの比(Mw/Mn)が
15〜50、(e)昇温溶出分別とゲルパーミエーショ
ンクロマトグラフィ−とのクロス分別により求められる
分子量ー溶出温度ー溶出量の相関において、分子量10
万以上且つ溶出温度90℃以下の溶出成分の積算溶出量
の、全積算溶出量に対する割合(R):R0 =17.7
3Y1.59 以上、であることを特徴とする高密度ポリエ
チレン、である。
【0006】以下に本発明の内容を詳述する。本発明の
高密度ポリエチレンは、エチレンと他のαーオレフィン
とからなる共重合体である。他のαーオレフィンとは、
コモノマーとして導入される、エチレン以外のαーオレ
フィンのことであり、具体例としては、プロピレン、1
ーブテン、1ーペンテン、1ーヘキセン、4ーメチルー
1ーペンテン、1ーオクテン等が挙げられる。これらは
単独で用いてもよく、2種以上併用してもよい。
【0007】本発明の高密度ポリエチレンは、(a)密
度(ρ)が、0.945〜0.960g/cm3 であ
り、好ましくは0.948〜0.957g/cm3 であ
る。密度(ρ)が0.945g/cm3 未満では剛性が
低下し、また0.960g/cm3 を越えると高温加速
化条件でのESCRや伸び特性が低下し、耐衝撃性も低
下する方向にある。
【0008】次に、本発明の高密度ポリエチレンは、
(b)αーオレフィン含量(Y)が、0.20〜2.0
0mol%であり、好ましくは0.30〜2.00mo
l%である。ここで、αーオレフィン含量とは、他のα
ーオレフィンの総含量のことである。αーオレフィン含
量(Y)が0.20mol%未満では高温加速化条件で
のESCRや伸び特性が低下する。αーオレフィン含量
(Y)が2.00mol%を越える高密度ポリエチレン
は、製造が困難であり、得られる組成物もゲルの発生に
より機械的特性は低下する。
【0009】続いて、本発明の高密度ポリエチレンは、
(c)極限粘度([η])が、1.5〜5.0dl/g
であり、好ましくは2.0〜4.5dl/gである。極
限粘度([η])が1.5dl/g未満では高温加速化
条件でのESCR及び伸び特性は低下し、また耐衝撃性
も劣る方向である。極限粘度([η])が5.0dl/
gを越える高密度ポリエチレンは、製造が困難であり、
また成形性も困難となるため機械的特性は十分に発現さ
れない。
【0010】さらに、本発明の高密度ポリエチレンは、
(d)分子量分布の指標として、ゲルパーミエーション
クロマトグラフィ−によって求められるMwとMnとの
比(Mw/Mn)が15〜50であり、好ましくは20
〜40である。Mw/Mnが15未満では高温加速化条
件でのESCR及び伸び特性が低下し、成形性も悪化す
る方向である。また、Mw/Mnが50を越えるとES
CRは向上するが、伸び特性が低下し、耐衝撃性も劣る
方向である。
【0011】また、本発明の高密度ポリエチレンは、
(e)昇温溶出分別とゲルパーミエーションクロマトグ
ラフィ−とのクロス分別により求められる分子量ー溶出
温度ー溶出量の相関において、分子量10万以上且つ溶
出温度90℃以下の溶出成分の積算溶出量の全積算溶出
量に対する割合(R)(単位:wt%)が次式(R0
によって求められる、 R0 =17.73Y1.59 以上、であることが必要である。RがR0未満では、高
温加速化条件でのESCRが劣り、耐衝撃性も低下する
方向である。
【0012】本発明の高密度ポリエチレンを製造する方
法については、特に制限はないが、本発明の構成を満た
すためには、コモノマーであるα−オレフィンを重点的
にポリマーの高分子部へ共重合させる必要があり、触
媒、重合方法の選択には充分注意することが望ましい。
本発明の高密度ポリエチレンは、チーグラー型触媒、フ
ィリップス型触媒、カミンスキー型触媒等によって重合
されるが、チーグラー型触媒が好ましく、特に固体担体
に担持された高活性チーグラー型触媒が好ましい。固体
担体の代表例として、ハロゲン含有マグネシウム化合物
が挙げられ、具体例としてジハロゲン化マグネシウム、
オキシマグネシウムハロゲニド等がある。触媒の主成分
である遷移金属化合物の具体例としては、四塩化チタ
ン、三塩化チタン、二塩化チタン、テトラブトキシチタ
ン、トリブトキシチタンクロリド、ジブトキシチタンジ
クロリド、四塩化バナジウム、バナジウムオキシクロリ
ド、バナジウム、バナジウムトリクロリド等があり、こ
れらは単独または組み合わせて使用することができる。
触媒を構成する有機金属化合物の代表例としては、アル
キルアルミニウム化合物、トリアルキルアルミニウム、
ジアルキルアルミニウムハライド、アルキルアルミニウ
ムジハライド、アルキルアルミニウムセスキハイド、ジ
アルキルアルミニウムハイドライド、アルキルアルミニ
ウムジハイドライド等があり、具体的には、トリメチル
アルミニウム、トリエチルアルミニウム、トロプロピル
アルミニウム、トリーnーブチルアルミニウム、トリー
iーブチルアルミニウム、トリーnーヘキシルアルミニ
ウム、トリーnーオクチルアルミニウム、ジエチルアル
ミニウムクロリド、ジエチルアルミニウムイオジド、エ
チルアルミニウムジクロリド、エチルアルミニウムセス
キクロリド、ジエチルアルミニウムヒドリド等がある。
【0013】本発明の高密度ポリエチレンは、スラリー
重合、バルク重合、ガス重合、溶液重合等の方法で製造
される。本発明の高密度ポリエチレンは、一段重合、二
段重合、若しくはそれ以上の多段重合等で製造可能であ
るが、二段重合、若しくはそれ以上の多段重合が好まし
い。本願発明において使用される好ましい方法の例を図
1を参照しながら説明する。
【0014】重合器1ではライン2よりエチレン、ヘキ
サン、水素、触媒成分等が供給される。αーオレフィン
は供給しない。これにより、低分子量のホモのポリエチ
レンが重合される。重合圧力は1〜30kg/cm
2 G、好ましくは3〜25kg/cm2 Gで、重合温度
は60〜100℃、好ましくは70〜90℃である。重
合器1内のスラリーはフラッシュドラム3に導かれ、未
反応のエチレン、水素が除かれる。除去されたエチレ
ン、水素はコンプレッサー4により昇圧された重合器1
に戻される。一方、フラッシュドラム3内のスラリー
は、ポンプ5により二段目の重合器6に導入される。重
合器6ではライン7よりエチレン、αーオレフィンコモ
ノマー、ヘキサン、水素、触媒成分等が供給されること
により、αーオレフィンが共重合され高分子量のポリエ
チレンが重合される。重合圧力は0.5〜30kg/c
2 G、好ましくは0.5〜20kg/cm2 Gで、重
合温度は40〜110℃、好ましくは60〜90℃であ
る。重合器6内のポリマーが製品として後処理工程を経
て取り出される。
【0015】本発明の高密度ポリエチレンは、また、公
知の混合方法、例えば一軸、もしくは二軸押出機または
バンバリーミキサーによる混練等により混合して得られ
るものでも構わないがこの場合も得られたαーオレフィ
ンを重点的にポリマーの高分子部へ共重合させたものと
なるように、混合前のポリエチレンを選択することが好
ましい。
【0016】本発明の高密度ポリエチレンには必要に応
じて、フェノール系、リン系、イオウ系等の酸化防止
剤、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛等の金
属石鹸類、紫外線吸収剤、光安定剤、帯電防止剤、防曇
剤、着色顔料等の公知の添加剤を混合して使用できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、実施例及び比較例によって
本発明を具体的に説明するが、これらは本発明の範囲を
制限しない。本発明で用いた各種物性は、以下の試験方
法に基づいて測定した。 (1)密度(ρ、単位:g/cm3 ) ASTMーD1505に準拠し、密度勾配管法(23
℃)で測定した (2)αーオレフィン含量(Y、単位:mol%)13 CーNMR測定より算出した。 (3)極限粘度([η]、単位:dl/g) 135℃のデカリン溶液中で極限粘度([η])を測定
した (4)分子量分布(Mw/Mn) ゲルパ−ミエ−ションクロマトグラフィーの測定によっ
て求められるMwとMnの比である。装置はWater
s社製、商品名、150ーC型を用い、東ソー(株)
製、商品名、TSKーゲルGMH6ーHTの60cmの
カラム2本と昭和電工(株)製、商品名、ATー807
/Sカラム1本を使用し、1、2、4ートリクロロベン
ゼンを溶媒として140℃で測定した。 (5)分子量10万以上且つ溶出温度90℃以下の溶出
成分の積算溶出量の全積算溶出量に対する割合(R、単
位:wt%) 昇温溶出分別とゲルパーミエーションクロマトグラフィ
ーとのクロス分別により求められる分子量ー溶出温度ー
溶出量の相関より算出した。測定装置は(株)ダイヤイ
ンスツルメンツ製、商品名、CFCーTー150A型を
用いた。ゲルパーミエーションクロマトグラフィー用カ
ラムとしては昭和電工(株)製、商品名、ADー806
MSカラム3本を使用した。溶媒はオルトジクロロベン
ゼンを使用し、昇温溶出分別部以外は常時140℃設定
で測定した。 (6)曲げ弾性率(単位:kgf/cm2 ) JISーK7203に準拠して測定した (7)80℃ーESCR(単位:hr) JIS−K6760に準拠するが、恒温水槽の水温は8
0℃に変更して測定した。試験液としては、ライオン
(株)製、商品名、リポノックスNC−140の10重
量%水溶液を使用した。 (8)引張り破壊伸び(l、単位:%) JISーK6760に準拠するが、試験速度は10mm
/secに変更し、引張り破壊伸び(l)は以下の式で
算出した。
【0018】I=(L−L0 )/L0 ×100 {ここで、I:引張り破壊伸び(%)、L:破壊時のつ
かみ具間距離(mm)、L0 :元のつかみ具間距離(m
m)を示す} (9)アイゾット衝撃強度(Iz、単位:kgf・cm
/cm2 ) JIS−K7110に準拠し、試験片形状は2号A型で
23℃にて測定した。 (10)スパイラルフロー長さ(SFD、単位:cm) 厚さ2mmのスパイラル状のキャビティをもつ金型によ
り、射出温度230℃、射出圧力1000kg/c
2 、金型温度50℃の成形条件で、試料を射出成形
し、成形されたスパイラルの長さを測定した。成形機は
東芝機械製の射出成形機、商品名、IS150ENを用
いた。
【0019】
【実施例1】図1の二段重合プロセスにおいて、まず、
低分子量のホモのポリエチレンをつくるために、反応容
積170Lの重合器1で重合した。重合温度は85℃、
重合圧力は8Kg/cm2 Gである。この重合器1に塩
化マグネシウムを基本成分とする固体担体に四塩化チタ
ンを担持した固体触媒を0.8mmol(Ti原子基
準)/hrの速度で、トリイソブチルアルミニウムを1
0mmol(金属原子基準)/hrの速度で、精製ヘキ
サンを40L/hrの速度で供給し、またエチレンを1
1L/hrの速度で、分子量調節剤として水素を気相濃
度が50mol%になるように供給し、重合を行う。
【0020】重合器1内のポリマースラリーを圧力0.
5kg/cm2 G、温度70℃のフラッシュドラム3に
導き、未反応のエチレン、水素を分離した後、重合器6
にスラリーポンプ5で昇圧し導入する。除去されたエチ
レン、水素はコンプレッサー4により昇圧された重合器
1に戻される。
【0021】重合器6では、ブテン−1が共重合された
高分子量のポリエチレンをつくるために、温度65℃、
圧力2kg/cm2 Gで行う。重合器6は内容積110
Lである。この重合器6にトリイソブチルアルミニウム
を15mmol(金属原子基準)/hrの速度で、精製
ヘキサンを60L/hr、エチレンを9kg/hrの速
度で供給し、かつ、水素とブテン−1を気相濃度がそれ
ぞれ0.7mol%、約8mol%になるように導入
し、重合を行った。重合器6内のポリマーは乾燥工程、
造粒工程を経た後ペレットとして得られる。得られた高
密度ポリエチレン及びその物性測定結果を表1に示す。
【0022】
【実施例2〜7】実施例1と同様の方法で、表1に示し
た密度、αオレフィン含量、極限粘度、分子量分布、R
(分子量10万以上且つ溶出温度90℃以下の溶出成分
の積算溶出量の、全積算溶出量に対する割合)となるよ
うに、ブテン−1等の量や重合条件を適宜変更して二段
重合を行い、表1に示す高密度ポリエチレンを得た。得
られた高密度ポリエチレンの物性測定結果を表1に示
す。
【0023】
【比較例1〜2】低分子量のポリエチレンを重合する重
合器1にもブテンー1を導入した以外は、実施例2〜7
と同様の方法により、二段重合を行い、表2に示す高密
度ポリエチレンを得た。得られた高密度ポリエチレンの
物性測定結果を表2に示す。
【0024】
【比較例3〜8】実施例2〜7と同様の方法で二段重合
を行い、表2に示す高密度ポリエチレンを得た。得られ
た高密度ポリエチレンの物性測定結果を表2に示す。図
2に実施例及び比較例のαーオレフィン含量(Y)と分
子量10万以上且つ溶出温度90℃以下の溶出成分の積
算溶出量の全積算溶出量に対する割合(R)との相関を
模式的に示すグラフを示す。比較例1、比較例2、比較
例4及び比較例7のRの値はR0 より低いことが分か
る。
【0025】表1に示されるように、本発明の構成条件
を全て満たした実施例では、同表における全ての物性に
優れているが、表2に示されるようにいずれかの構成条
件に満たない比較例では、剛性、高温加速化条件のES
CR、伸び特性のいずれかに劣ることが明確である。
【0026】
【表1】
【0027】
【表2】
【0028】
【発明の効果】本発明の高密度ポリエチレンは、剛性を
保持しながら、高温加速化条件でのESCRと伸び特性
に非常に優れており、また耐衝撃性、成形性にも優れて
いる。その結果、本発明の高密度ポリエチレンは、従来
の高密度ポリエチレンよりも、より広範な用途で使用す
ることができ、また従来よりも高性能な成形品が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施態様の二段重合プロセスのフロー
シート。
【図2】本発明の実施例及び比較例のαーオレフィン含
量(Y)と分子量10万以上且つ溶出温度90℃以下の
溶出成分の積算溶出量の全積算溶出量に対する割合
(R)との相関関係を示すグラフ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エチレンと他のαーオレフィンとの共重
    合体であって、(a)密度(ρ):0.945〜0.9
    60g/cm3 、(b)αーオレフィン含量(Y):
    0.20〜2.0mol%、(c)極限粘度
    ([η]):1.5〜5.0dl/g、(d)分子量分
    布:ゲルパーミエーションクロマトグラフィ−によって
    求められるMwとMnとの比(Mw/Mn)が15〜5
    0、(e)昇温溶出分別とゲルパーミエーションクロマ
    トグラフィ−とのクロス分別により求められる分子量ー
    溶出温度ー溶出量の相関において、分子量10万以上且
    つ溶出温度90℃以下の溶出成分の積算溶出量の、全積
    算溶出量に対する割合(R): R0 =17.73Y1.59 以上、であることを特徴とする高密度ポリエチレン。
JP17653496A 1996-07-05 1996-07-05 高密度ポリエチレン Pending JPH1017619A (ja)

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