JPH10176227A - アルミニウム切削屑のリサイクル設備 - Google Patents

アルミニウム切削屑のリサイクル設備

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JPH10176227A
JPH10176227A JP33544796A JP33544796A JPH10176227A JP H10176227 A JPH10176227 A JP H10176227A JP 33544796 A JP33544796 A JP 33544796A JP 33544796 A JP33544796 A JP 33544796A JP H10176227 A JPH10176227 A JP H10176227A
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JP
Japan
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heating
die
aluminum
press
preform
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JP33544796A
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English (en)
Inventor
Kouji Gokan
耕治 五貫
Naoya Takakusa
直也 高草
Tamotsu Kaneko
金子  保
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Chugai Ro Co Ltd
Original Assignee
Chugai Ro Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
    • Y02P10/20Recycling

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  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 省労力、省エネルギー、省スペースを図りつ
つアルミダライ粉を歩留まり良くリサイクルできるよう
にする。 【解決手段】 所定量のアルミニウム切削屑を予備成形
する予備成形装置(1)と、該予備成形装置(1)で成形さ
れた予備成形体(P)を非酸化性雰囲気中480℃以上融
点未満の温度に加熱昇温させる加熱装置(11)と、該加
熱装置(11)に隣接して配設され前記予備成形体Pを前
記温度範囲内の所定温度に維持しながら加圧焼結させる
ホットプレス装置(20)とで構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はアルミニウム切削
屑のリサイクル設備、特に、切削油の付着したアルミニ
ウム合金切削切粉を元のアルミニウム合金と同等の物性
を有する成形体としてリサイクルさせる設備に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般に、アルミニウム製品の製造業者で
は切削油が付着した粉状、チップ状又は薄板状のアルミ
ニウムの切削切粉(以下、アルミダライ粉という。)が
多量に発生する。このアルミダライ粉は、通常、スクラ
ップ価値が殆ど無いため産業廃棄物として再生処理業者
により回収され、ロータリーキルン等で脱脂処理した
後、溶解炉で再溶解され、インゴットとして製造業者に
納入されるという経過でリサイクルされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般に
製造業者と再生処理業者とは距離的に離れているため、
前記リサイクル法では両者ともアルミダライ粉の保管場
所が必要であるだけでなく、その回収及び運送に多大の
労力と費用を要するという問題がある。また、ロータリ
ーキルンや溶解炉等の設備は大きな設置空間や多量の燃
料を必要とし、しかも、脱脂や溶解の際にアルミニウム
の酸化が避けられないという問題がある。特に、アルミ
ダライ粉は表面積が大であるため、アルミダライ粉をそ
のまま溶湯に投入すると溶湯上に浮き上がり表面酸化し
て溶解時に多量の酸化物(いわゆるドロス)を生じて歩
留まりの低下を招き、全体としての歩留まりは60〜7
0%が限度であった。この問題を解決するため、電磁誘
導により溶湯に渦流を生じさせ又はポンプ等で溶湯の流
れを変えることによってアルミダライ粉を溶湯中に迅速
に沈めるようにするなどの工夫が考えられるが、その動
力費やランニングコストが大きく、また熱損失も大きく
なるという新たな問題を生じる。
【0004】他方、前記リサイクル法における問題を解
決する手段として、特公昭61ー41961号公報に
て、アルミダライ粉をそのまま4ton/cm2の圧力で所定
形状に圧縮成形して圧縮体を作り、その圧縮体をダイ内
に設置して適当な加圧手段で80kg/cm2の圧力を加えな
がら470℃の温度で加熱して焼結部品を製造する方法
が提案されている。しかしながら、この方法では、焼結
部品の引張強さが4.3kg/mm2とアルミニウム又はアル
ミニウム合金本来の引張強さ(16〜28kg/mm2)に比
べて極めて低いもので、かつ、比重がアルミニウム合金
の真比重よりも小さいものしか得られず、これを機械部
品として実用に供することは困難である。従って、前記
焼結部品を再利用するためには従来と同じく再溶融が必
要になるが、前記焼結部品を溶湯に投入すると、焼結部
品が溶湯上に浮き上がり表面酸化を生じてドロスが発生
し、歩留まりが低下するだけでなく溶融に時間がかかる
という問題があることが明らかとなった。
【0005】従って、本発明は省労力、省エネルギー、
省スペースを図りつつアルミダライ粉を歩留まり良くリ
サイクルできるようにすることを課題とするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決する手段として、所定量のアルミニウム切削屑を予備
成形する予備成形装置と、該予備成形装置で成形された
予備成形体を非酸化性雰囲気中で480℃以上融点未満
の温度範囲に加熱する加熱装置と、該加熱装置に隣接し
て配設され前記予備成形体を前記温度範囲内の所定温度
に維持しながら加圧焼結するホットプレス装置とからな
るアルミニウム切削屑のリサイクル設備を構成するよう
にしたものである。
【0007】前記加熱装置は、非酸化性雰囲気の加熱室
を形成するハウジングと、予備成形体を支持するガイド
レールと、該ガイドレール上の予備成形体を加熱する誘
導加熱コイルとで構成されている。予備成形体は、加熱
室内で誘導加熱により室温から480℃以上融点未満の
温度に加熱され、予備成形体に残留する切削油が除去さ
れる。
【0008】前記ホットプレス装置は、基本的には、可
動ダイと固定ダイからなるプレスダイと、該プレスダイ
を所定温度に加熱維持する熱板と、加熱装置内の予備成
形体をプレスダイ内に取り込む予備成形体取込機構と、
前記可動ダイを固定ダイに対して押圧してプレスダイ内
の予備成形体を加圧するシリンダと、非酸化性雰囲気の
処理室を形成するホットプレスハウジングとで構成さ
れ、ホットプレスされた焼結体をプレスダイから取り出
す焼結体取出し機構が付設される他、前記焼結体をプレ
スダイから剥離しやすくするため、必要に応じて、プレ
スダイのキャビティ表面に剥離剤を噴霧塗布する剥離剤
スプレー装置が設けられる。
【0009】ホットプレス装置での処理条件は、アルミ
ダライ粉の成分、組成によって異なるが、プレス圧力P
と温度Tは一般式:P=a−bT(Pは圧力kg/cm2,T
は摂氏温度、a及びbは定数で、900≦a≦126
0、1.5≦b≦2.2)で与えられる相関関係を満たす
ように設定される。例えば、アルミダライ粉がAl−Cu
−Si系合金、特にJIS H 5202に規定される
鋳物2種B(AC2B)である場合、プレス圧力は式:
P=926−1.5Tで与えられる値以上に設定され、
より具体的には、温度は480〜580℃、プレス圧力
80〜300kg/mm2で、式:P=926−1.5Tを満
たすように設定される。なお、プレス圧力の上限値は前
記演算値P1より150kg/cm2高い値で、これはプレス
圧力が前記式で与えられる演算値よりも低いと、比重が
アルミニウム合金本来の値よりも小さくなり、演算値P
1+150kg/cm3以上に設定しても比重の向上が期待で
きないからである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して本発
明を詳細に説明する。本発明に係るアルミニウム切削屑
のリサイクル設備は、基本的には図1に示すように所定
量のアルミダライ粉を低圧力で予備成形する予備成形装
置1、得られた予備成形体を非酸化性雰囲気中で所定温
度に加熱する加熱装置11及び予備成形体を所定温度の
非酸化性雰囲気で加圧焼結するホットプレス装置20と
で構成され、これらは連設されている。
【0011】前記予備成形装置1は、アルミダライ粉供
給機構1A及びそれに隣接して配置された圧縮機構1B
からなり、前記アルミダライ粉供給機構1Aはアルミダ
ライ粉を収容するホッパー2、該ホッパー2の底部に一
体的に形成された半円筒状ケーシング3、該ケーシング
3内にそれと同軸に配設されたスクリューフィーダー4
及び該スクリューフィーダー4の一端側に連結された駆
動モータ5とで構成されている。前記駆動モータ5は減
速機(図示せず。)を介してスクリューフィーダー4の一
端に連結されると共に、電気的には駆動モータ5への通
電を制御する制御装置(図示せず。)に接続され、所定時
間スクリューフィーダー4を駆動してアルミダライ粉を
一定量供給するようにしてある。
【0012】前記圧縮機構1Bは、上下両端が開口した
内径70〜150mmのアルミダライ粉収納用シリンダバ
レル6a、前記シリンダバレル6a内に進退可能に配設
されたプレスラム6b、このプレスラム6bを昇降させ
る加圧用油圧シリンダ7、及び前記シリンダバレル6a
の下側に配置されその下端開口部を開閉するゲートプレ
ート8からなり、前記シリンダバレル6aの上端は前記
ケーシング3の吐出端に隣接して開口している。
【0013】前記ゲートプレート8は進退用シリンダ9
に連結され、該シリンダ9によってスクリューフィーダ
ー4の軸方向と平行方向に移動し、シリンダバレル6a
の下端開口部を閉塞する成形位置とシリンダバレル6a
の開口部を解放する待機位置と、予備成形体を加熱装置
11内へ移行させる装入位置とに進退する。ホッパー2
内のアルミダライ粉は、プレスラム6bを上昇させてシ
リンダバレル6a外に後退させた時、スクリューフィー
ダー4の駆動により所定量だけシリンダバレル6a内に
供給される。シリンダバレル6a内のアルミダライ粉は
プレスラム6bを降下させてシリンダバレル6a内に進
入させた時、例えば、1トン/cm2程度の低い圧力で圧縮
成形される。なお、圧縮成形時にアルミダライ粉から出
てくる切削油を収集するため、成形位置の下方には油受
け(図示せず。)が配設されている。
【0014】前記シリンダバレル6a内で成形された予
備成形体Pは、プレスラム6bを若干上昇させた後にゲ
ートプレート8を待機位置(図1では左方)まで後退さ
せ、プレスラム6bをシリンダバレル6aの下端開口部
にまで降下させることによりプレステーブル10上に排
出される。次いで、プレスラム6bをシリンダバレル6
a上方のアルミダライ粉充填位置まで上昇させ、ゲート
プレート8を装入位置に前進させると、予備成形体Pは
加熱装置11内へ装入される。
【0015】加熱装置11は、ハウジング12、前記予
備成形装置1のプレステーブル10の延長方向にそれと
同レベルに配列されたガイドレール13及び該ガイドレ
ール13を包囲するように前記ハウジング12内に配設
された誘導加熱コイル14とからなり、その装入口12
aにはハウジング12内を外気と遮断するシャッター機
構15が配設されている。このシャッター機構15は、
昇降式仕切板15aと昇降用シリンダ15bとからな
り、予備成形体Pを装入する際にのみ装入口12aを開
くようにしてある。
【0016】前記ハウジング12はその内部に可撓性シ
ールブレード17が配設され、装入口12aの開放時に
炉気の放散を軽減するようにしてある。また、ハウジン
グ12には、そのの装入口側上部に排気口12bが形成
されると共に、窒素ガス、アルゴンガス、窒素ガスと水
素ガスとの混合ガス等の雰囲気ガス供給口(図示せず)が
設けられている。
【0017】前記ハウジング12内に送り込まれた予備
成形体Pは、後続の予備成形体Pが順次送り込まれるご
とに排出端側へ押されてガイドレール13上を間欠的に
移動しながら、非酸化性雰囲気下で誘導加熱により室温
から480℃以上融点未満の温度、例えば、540℃に
加熱される。予備成形体P中の残留切削油は、ハウジン
グ12内を移動する間にガス化して排気口12bより排
気される。
【0018】ホットプレス装置20は、基本的には、可
動ダイ21と固定ダイ22とからなるプレスダイ23、
可動ダイ21を昇降するプレス用油圧シリンダ24及び
非酸化性雰囲気の処理室を形成するホットプレスハウジ
ング25とで構成されている。前記可動ダイ21は平板
からなり、第4図に示すように、熱板26及び断熱材2
7を介して下部フレーム28に取り付けられ、その周囲
には蛇腹29で支持されたガイドテーブル30が配設さ
れている。なお、下降点における可動ダイ21の面はガ
イドテーブル30の面より若干低くしてある。下部フレ
ーム28自体はコーナー部で支柱に摺動可能に装着さ
れ、その下部にプレス用油圧シリンダ24のシャフト2
4aが取り付けられている。
【0019】他方、固定ダイ22はその底部に円錐台状
凹所とそれに連なる円筒状キャビティ22aを有し、可
動ダイ21と同様に熱板31及び断熱板32を介して上
部フレーム33に固定されている。上部フレーム33の
上部には水冷ジャケット34を介してプレス品離型用油
圧シリンダ35が取り付けられ、そのシャフト35aは
水冷ジャケット34、上部フレーム33、断熱板32及
び熱板31に設けられた穴を貫通して固定ダイ22に接
続されている。
【0020】前記ホットプレス装置20は、加熱装置1
1のハウジング12内の予備成形体Pをホットプレス装
置20内に取り込む予備成形体取込機構37と、ホット
プレスして得られた焼結体Sをプレスダイ23から取り
出す焼結体取出し機構50とを備えている。焼結体Sを
プレスダイ23から剥離しやすくするため、必要に応じ
てプレスダイ23のキャビティ表面に剥離剤を噴霧塗布
する剥離剤スプレー装置(図示せず。)を設けても良い。
【0021】前記予備成形体取込機構37は、プレスダ
イ23を挟んで加熱装置11と対向する位置に配設さ
れ、図1及び図2に示すように、一対のアーム38と、
該アーム38にリンク39を介して連結された開閉用シ
リンダ40と、該開閉用シリンダ40を進退させる移動
用シリンダ41とからなり、開閉用シリンダ40は可動
プレート42に固定されている。この可動プレート42
は、支持プレート43に設けたスペーサ44に摺動可能
に保持され、その下部には支持プレート43に固定され
た移動用シリンダ41のシャフト41aが連結され、移
動用シリンダ41によりプレスダイ23に対して進退さ
せるようにしてある。また、開閉用シリンダ40に連結
された一対のアーム38とリンク39はケーシング25
aに収容されており、開閉用シリンダ40を伸長させる
と支軸46を支点として一対のアーム38が開き、開閉
用シリンダ40を収縮させると一対のアーム38が閉じ
られて予備成形体Pを挟持できるようにしてある。
【0022】予備成形体Pの取り込みに際しては、アー
ム38を開いた状態で移動用シリンダ41を作動させて
可動プレート42を前進させると、アーム38が加熱装
置11のハウジング12内に進入し、そこで開閉用シリ
ンダ40を作動収縮させてアーム38を閉じると、一列
に並んだ予備成形体Pのうちの排出端側の2個の予備成
形体Pが図2に示すように挟まれ、そのままの状態で移
動用シリンダ41によりアーム38を可動ダイ21の位
置まで後退させてアーム38を開くと、2個の予備成形
体Pが固定ダイ22上にセットされる。
【0023】他方、焼結体取出し機構50は、図3に示
すように、予備成形装置1の正面側にプレスダイ23に
相対して配置されたシリンダ51、ガイドプレート30
及び抽出プレート53からなり、シリンダ51の先端に
はプッシュプレート52が取り付けられ、予備成形体取
り込み方向と直交方向に進退するようにしてあり、排出
プレート53を介して焼結体Sをバケット台車54内に
落下させるようにしてある。ホットプレスハウジング2
5の側壁及び前記焼結体取出し機構50を包囲するケー
シング25bには、雰囲気ガス供給ライン55が接続さ
れ、図示しない雰囲気ガス供給源から非酸化性ガスを供
給され、ホットプレスハウジング25内の空間が非酸化
性雰囲気に維持される。非酸化性ガスとしては、窒素ガ
ス、アルゴンガス、窒素ガスと水素ガスとの混合ガス等
が供給される。
【0024】使用に際しては、予備成形装置1のホッパ
ー2内のアルミダライ粉はスクリューフィーダー4によ
って所定量だけシリンダバレル6a内に送給され、そこ
でプレスラム6bにより圧縮成形され、それと同時にア
ルミダライ粉に付着していた切削油の一部が除去され
る。次いで、プレスラム6bを若干上昇させて予備成形
体Pへの加圧力を除去し、ゲートプレート8を待機位置
にまで後退させた後、再びプレスラム6bを降下させる
と、予備成形体Pがシリンダバレル6a内から押出され
プレステーブル10上に落下する。その後、次サイクル
ためプレスラム6bを上昇させるとともに、ゲートプレ
ート8を装入位置に前進させると、プレステーブル10
上に落とされた予備成形体Pが加熱装置11内に送り出
される。
【0025】加熱装置11では、予備成形装置1から予
備成形体Pが順次供給され、この予備成形体Pを非酸化
性雰囲気中で2〜30分加熱して常温から切削油の沸点
よりも高くアルミニウムの融点よりも低い温度、例え
ば、480℃〜580℃の範囲内の所定温度にまで加熱
する。この過程で、切削油は蒸発及び熱分解によりガス
化して予備成形体Pから完全に除去され、その排ガス
(ヒューム)は排気口12bから排出される。
【0026】可動ダイ21にセットされた予備成形体P
は、可動ダイ21が加圧用油圧シリンダ24の駆動によ
り上昇し、540℃に保温された可動ダイ21と固定ダ
イ22とにより、例えば、200kg/cm2のプレス圧力を
受けてホットプレスされる。ホットプレスにして得られ
た焼結体Sは、離型用油圧シリンダ35の作用により固
定ダイ22から可動ダイ21上に落とされる。可動ダイ
21はそのまま降下してガイドテーブル30の少し上ま
で降下した時点で停止させられ、そこで前記焼結体取出
し機構50の油圧シリンダ51を駆動すると、焼結体S
がプッシュプレート52によりプレス外へ抽出され、排
出プレート53を介してバケット台車54に収容され
る。次いで、前記焼結体取出し機構50のプッシュプレ
ート52が元の位置にまで戻され、可動ダイ21及び固
定ダイ22の表面に黒鉛その他の離型剤が噴霧される。
【0027】本発明に係る装置では、アルミニウム合金
に匹敵する比重を有し、かつ、それと同等の引張強さを
有する焼結体が得られる。ちなみに、幅2〜10mm、長
さ10〜30mmの渦巻状又は螺旋状のアルミニウム切削
屑(鋳物2種BのAl−Cu−Si系合金)を直径64mm、
厚さ20mm、嵩比重2.0の円板状の予備成形体とし、
これを加熱装置で窒素雰囲気中で480℃まで加熱昇温
させ、温度480℃、プレス圧力227kg/cm2の条件下
でホットプレスしたところ、比重2.701kg/cm2、引
張り強度27.1kg/mm2の焼結体が得られた。
【0028】本実施例では、予備成形体Pの加熱及びホ
ットプレス処理を窒素ガス、アルゴンガス、或いは窒素
ガスと水素ガスとの混合ガス等の非酸化性雰囲気下で処
理しているが、これらの処理を真空雰囲気下でしても良
い。また、前記実施例では、ホットプレスを上昇圧縮成
形で行う場合について説明したが、降下圧縮成形でも良
い。さらに、前記実施例では、予備成形装置、加熱装置
及びホットプレス装置を連設して非処理物を水平に、か
つ、一方向に移動させているが、必ずしもその必要はな
く、種々に変形することもできることは言うまでもな
い。
【0029】例えば、油圧ユニットを予備成形装置の後
方に移動させ予備成形装置を直接床に設置し、それに並
列に加熱手段及びホットプレス装置を配設する一方、低
い位置にある予備成形装置の予備成形体排出口から高い
位置にある加熱装置の装入口との間をエスカレータ式搬
送コンベアで連絡し、加熱装置の搬送手段が予備成形体
をエスカレータ式搬送コンベアの搬送方向と直交方向で
予備成形装置内でのアルミダライ粉の移動方向と逆方向
に搬送するように加熱装置を配設するのが好ましい。こ
の場合、予備成形装置で成形された予備成形体は、エス
カレータ式搬送コンベアで加熱装置に供給され、加熱装
置の搬送手段で搬送コンベアの搬送方向と直交方向で予
備成形装置内のアルミダライ粉の移動方向と逆方向に搬
送しながら非酸化性雰囲気下で誘導加熱され、その加熱
装置の排出端側部に配設した投入用シリンダでホットプ
レス装置に投入される。このようにすると、予備成形装
置の高さを低くできるためその安定性が向上し、また、
予備成形装置、加熱装置及びホットプレス装置を横に並
べて配設できるため、システムの全長を短くすることが
できる。
【0030】また、アルミダライ粉を予備成形装置のホ
ッパーに投入する前に切削油を分離するため、予備成形
装置の上流側にアルミダライ粉貯蔵用大型ホッパーと切
削油分離装置を配設し、貯蔵用大型ホッパーと切削油分
離装置との間及び切削油分離装置と予備成形装置のホッ
パとの間にエスカレータ式搬送コンベアをそれぞれ配設
し、貯蔵中及び貯蔵用大型ホッパーから予備成形装置に
至るまでの間にアルミダライ粉に付着した切削油を除去
するようにしても良い。
【0031】更に、アルミダライ粉の酸化の恐れの無い
予備成形装置のみを独立させて予備成形装置を複数配設
し、複数の予備成形装置で成形した予備成形体を一連の
加熱装置及びそれに連なるホットプレス装置で処理する
ようにしても良い。
【0032】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、予備成形されたアルミダライ粉の残留切削油の除去
とホットプレスとが連続して処理することができるた
め、省労力及び省エネルギーを図ることができ、また、
大面積の設置スペースを必要とするロータリーキルンや
溶解炉などが不要であるため省スペースを図ることがで
きる。しかも、個々の装置がコンパクトで容易に非酸化
性雰囲気にできるため、リサイクル過程でのドロスの発
生が無くアルミニウム回収時の歩留まりを100%近く
にすることができる。さらに、前記装置により製造され
た焼結体はアルミニウム合金に匹敵する比重を有し、か
つ、それと同等の引張強さを有するため、そのまま部品
として利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るアルミニウム切削屑リサイクル
設備の部分断面正面図
【図2】 図1の装置の焼結体取出し機構の要部説明図
【図3】 図1のA−A線から見た部分断面説明図、
【図4】 図1の装置のホットプレス装置の要部を示す
断面説明図
【符号の説明】
1: 予備成形装置 1a:アルミダライ粉供給機構 1b: 圧縮機構 2: ホッパー 3: 半円筒状ケーシング 4: スクリューフィーダー 5: 駆動モータ 7: 加圧用油圧シリンダ 8: ゲートプレート 11: 加熱装置 12: ハウジング 13: ガイドレール 14: 誘導加熱コイル 21: 可動ダイ 22: 固定ダイ 23: プレスダイ 24: 加圧用油圧シリンダ 25: ホットプレスハウジング 30: ガイドテーブル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定量のアルミニウム切削屑を予備成形
    する予備成形装置と、該予備成形装置で成形された予備
    成形体を非酸化性雰囲気中で480℃以上融点未満の温
    度範囲に加熱する加熱装置と、該加熱装置に隣接して配
    設され前記予備成形体を前記温度範囲内の所定温度に維
    持しながら加圧焼結するホットプレス装置とからなるア
    ルミニウム切削屑のリサイクル設備。
  2. 【請求項2】 前記加熱装置が、非酸化性雰囲気の加熱
    室を形成するハウジングと、該ハウジングを貫通し予備
    成形体を支持するガイドレールと、前記ハウジング内に
    配設されガイドレール上の予備成形体を加熱する誘導加
    熱コイルとからなる請求項1に記載のリサイクル設備。
  3. 【請求項3】 前記ホットプレス装置が、可動ダイと固
    定ダイからなるプレスダイと、該プレスダイを所定温度
    に加熱維持する熱板と、加熱装置内の予備成形体をプレ
    スダイ内に取り込む予備成形体取込機構と、前記可動ダ
    イを固定ダイに対して押圧してプレスダイ内の予備成形
    体を加圧するシリンダと、非酸化性雰囲気の処理室を形
    成するホットプレスハウジングとからなる請求項1又は
    2に記載のリサイクル設備。
JP33544796A 1996-12-16 1996-12-16 アルミニウム切削屑のリサイクル設備 Pending JPH10176227A (ja)

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