JPH10176641A - 車載装置用電源回路 - Google Patents

車載装置用電源回路

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JPH10176641A
JPH10176641A JP33683496A JP33683496A JPH10176641A JP H10176641 A JPH10176641 A JP H10176641A JP 33683496 A JP33683496 A JP 33683496A JP 33683496 A JP33683496 A JP 33683496A JP H10176641 A JPH10176641 A JP H10176641A
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JP
Japan
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voltage
engine
power supply
booster
supply circuit
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Application number
JP33683496A
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English (en)
Inventor
Katsuyoshi Shiraki
克佳 白木
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置の小型化が可能な車載装置用電源回路を
提供する。 【解決手段】 トランジスタTr1をスイッチングし
て、バッテリBTからの電源線とコレクタとの間に接続
されたコイルL1に電圧を誘起し、コレクタにダイオー
ドD1を介して接続されたコンデンサC1を、バッテリ
電圧+BよりコイルL1での誘起電圧分だけ高い電圧に
て充電することにより、電源電圧の昇圧を行う昇圧IC
32は、エンジン始動装置4を駆動するスタータ信号が
印加されるST端子と、バッテリ電圧+Bが印加される
EN端子とを備えており、スタータ信号がエンジン始動
装置4の駆動中を表し、且つバッテリ電圧+Bが基準電
圧V1より小さい場合に昇圧動作を行う。その結果、エ
ンジンの始動期間という限定された期間でのみ動作し、
回路の発熱が抑制されるため、定格の小さい小型の部品
にて回路を構成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンの始動装
置の作動により低下した電源電圧を補償する車載装置用
電源回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両に搭載され各種制御を行
う電子制御装置等の車載装置は、バッテリから電源供給
を受けて動作するようにされている。そして、各車載装
置では、単純なオン/オフ動作をするドライバ等の駆動
は、供給された電源をそのまま使用し、また、安定した
電圧での駆動が要求されるCPU等の駆動は、定電圧回
路を設けることにより電圧を安定化させた上で電源を使
用するようにされている。
【0003】ところで、通常、バッテリはエンジンを始
動させる始動装置等にも電源供給を行っており、このエ
ンジン始動装置の駆動には大きな電力を必要とするた
め、エンジン始動装置が作動するとバッテリ電圧が降下
し、その電圧降下は、バッテリの充電が不十分であるほ
ど大きくなる。
【0004】そして、この電圧降下によって、バッテリ
電圧が、例えば、定電圧回路が動作可能な下限電圧より
小さくなった場合、定電圧回路は安定した電源供給を行
うことができなくなり、CPUがリセットされる等し
て、車載装置の正常な動作を保証できなくなるという問
題があった。
【0005】これに対して、特開平3−294660号
公報には、バッテリ電圧が所定値以下になると、電源電
圧を所定値以上に昇圧する電源回路を備えた装置が開示
されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この装置で
は、充電系の異常等により、始めからバッテリ電圧が所
定電圧より低い場合、エンジン始動装置の未作動時にも
電源回路は昇圧動作を行い続けることになる。このた
め、電源回路の昇圧部を、連続通電が可能で発熱に耐え
られるような定格値の大きい、即ちサイズの大きい部品
を用いて構成しなければならず、電源回路(延いては車
載装置)が大型化してしまうという問題があった。
【0007】特に、安定した電圧により動作させなけれ
ばならない部品を多数備えた高機能な車載装置では、電
源回路の昇圧部での消費電流も大きくなるため、このよ
うな傾向がより顕著となる。本発明は、上記問題点を解
決するために、装置の小型化が可能な車載装置用電源回
路を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
になされた本発明の車載用電源回路においては、昇圧手
段が、バッテリからの供給電圧が所定の基準電圧より小
さい場合に、該供給電圧を基準電圧以上に昇圧するが、
昇圧禁止手段が、エンジンの始動期間以外は、昇圧手段
の動作を禁止する。
【0009】即ち、昇圧手段は、バッテリからの供給電
圧が基準電圧より小さくても、エンジンの始動期間とな
らない限り作動することがなく、一方、エンジンの始動
期間では、エンジン始動装置の作動等により、バッテリ
からの供給電圧が基準電圧より低下した場合に昇圧動作
を開始し、当該電源回路が搭載された装置の各部に供給
する電源電圧を基準電圧以上に保持する。その後、エン
ジンの始動期間が終了するか、エンジンの始動期間であ
ってもバッテリからの供給電圧が基準電圧以上になる
と、昇圧手段は昇圧動作を終了する。そして、エンジン
の始動期間の終了後は、バッテリからの供給電圧が低下
して基準電圧より小さくなっても、昇圧手段が作動する
ことはない。
【0010】このように、本発明の車載装置用電源回路
によれば、昇圧手段の動作がエンジンの始動期間に限ら
れ、昇圧手段が短期間でしか動作しないようにされてい
るので、昇圧手段での熱の発生を小さく抑えることがで
きる。その結果、当該電源回路を定格値の比較的小さ
い、即ちサイズの小さい電子部品を用いて構成でき、延
いては当該電源回路を搭載する車載装置を小型化でき
る。
【0011】ところで、昇圧禁止手段は、エンジン始動
装置の駆動信号を検出する駆動信号検出手段を備えるこ
とにより、駆動信号の出力期間を、エンジンの始動期間
とするように構成することができる。この場合、バッテ
リからの供給電圧を降下させる原因となるエンジン始動
装置が動作している間のみ、昇圧手段による昇圧動作が
可能となり、それ以外の時に昇圧手段が動作することを
確実に防止できる。
【0012】また、昇圧禁止手段は、エンジンの回転数
を検出する回転数検出手段を備えることにより、回転数
検出手段にて検出されるエンジン回転数が所定範囲内に
ある場合を、エンジンの始動期間とするように構成して
もよい。この場合、例えばエンジン制御を行う車載装置
等、該装置での処理のためにエンジン回転数検出手段を
元々備えている車載装置に適用すれば、エンジン始動装
置の駆動信号を検出する駆動信号検出手段を新たに設け
る必要がないため、装置構成を簡易化できる。
【0013】なお、エンジンの始動期間であるとの推定
に用いるエンジン回転数の所定範囲の下限は、エンジン
停止状態を所定範囲から確実に除外できるものであれば
よく、一方、所定範囲の上限は、例えばアイドリング時
の回転数に設定する等、確実にエンジンがかかった状態
を所定範囲から除外できるものであればよい。
【0014】また、このエンジン回転数の所定範囲の上
限及び下限には、ヒステリシスを設けることが望まし
い。即ち、高回転数側のヒステリシスは、エンジンがか
かった後のエンジン回転数の変動によって、昇圧回路が
動作/停止を繰り返す不安定な動作をすることを防止で
き、また低回転数側のヒステリシスは、極低温からの始
動時等、エンジン回転数が低回転数で変動した時に、昇
圧回路が同様に不安定な動作をすることを防止できるか
らである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例を図面と共
に説明する。図1は、本発明が適用された第1実施例の
車載用電子制御装置の概略構成図である。
【0016】図1に示すように、本実施例の車載用電子
制御装置(以下、ECUという)2は、バッテリBTか
ら電源供給を受けて動作し、エンジンの回転数を検出す
る電磁式の回転センサ10,アクセルの踏込量を検出す
るアクセルセンサ12,エンジンの冷却水の温度を検出
する水温センサ14,エンジンに吸入される空気の吸気
圧を検出する吸気圧センサ16等の各種センサからの検
出信号を入力し、その検出信号に基づいて、エンジンの
各シリンダへの燃料噴射を制御するインジェクタ18等
を駆動してエンジンの運転状態を制御するように構成さ
れたものである。
【0017】そして、ECU2は、CPU,ROM,R
AMを備えた周知のマイクロコンピュータ20を中心に
して構成され、回転センサ10からのアナログ信号をデ
ジタル信号に変換して入力するインタフェース回路22
と、アクセルセンサ12,水温センサ14,吸気圧セン
サ16からの検出信号の他、後述するスタータ信号等を
入力する入力バッファ24と、インジェクタ18等の各
種負荷を駆動する出力ドライバ18と、バッテリBTか
らの供給電力を、ECU2の各部に分配する電源回路3
0とを備えている。
【0018】なお、当該ECU2に電源供給するバッテ
リBTは、エンジンをクランキングして始動させるエン
ジン始動装置4にも電源供給しており、キースイッチK
SがONされている間、これらECU2及びエンジン始
動装置4に電源を供給する。また、エンジン始動装置4
は、スタータスイッチSSをONすると接点が閉じるリ
レー6を介して電源供給が行われている間だけ、エンジ
ン始動のためのクランキング動作を行う。そして、EC
U2は、リレー6の接点を作動させるコイルの端子電圧
をスタータ信号として取り込むように構成されており、
即ち、スタータ信号は、エンジン始動装置4がクランキ
ング動作を行っている間だけHighレベルとなる。
【0019】次に、本発明の主要部である電源回路30
は、バッテリBTからの供給電圧(以下、バッテリ電圧
という)+Bを、所定の昇圧条件が成立した場合に昇圧
して出力する昇圧部30aと、昇圧部30aの出力電圧
+BBを定電圧Vcc(本実施例では+5V)にして出力
する定電圧部30bとを備えている。
【0020】このうち昇圧部30aは、コレクタがコイ
ルL1を介してバッテリBTからの電源線に接続され、
エミッタが抵抗R1を介して接地されたトランジスタT
r1と、アノードがトランジスタTr1のコレクタに接
続され、カソードがコンデンサC1を介して接地された
ダイオードD1と、トランジスタTr1のエミッタ電圧
に基づいて、トランジスタTr1のベースを制御し、ダ
イオードD1のカソード側電圧が一定値となるようトラ
ンジスタTr1をスイッチングする周知の昇圧IC32
とを備えており、ダイオードD1のカソード側を当該昇
圧部30aの出力としている。
【0021】なお、昇圧IC32は、入力バッファ24
を介して当該ECU2に取り込まれるスタータ信号が印
加されるST端子と、バッテリ電圧+Bが印加されるE
N端子とを備えており、ST端子への入力信号がHighレ
ベル(+B)であり、且つEN端子への印加電圧が基準
電圧V1(本実施例では10V)より小さい場合に、昇
圧条件が成立したものとして、以下に説明する昇圧動作
を行うように設定されている。
【0022】即ち、昇圧部30aでは、昇圧条件が成立
していない場合には、昇圧IC32によってトランジス
タTr1が継続的にオフされる。この場合、単純にコイ
ルL1及びダイオードD1を介したものが昇圧部30a
の出力となり、即ち昇圧部30aの出力電圧+BB[of
f] は、バッテリ電圧+BをダイオードD1の順方向電
圧Vf分だけ降下させたもの(+B−Vf)となる。
【0023】一方、昇圧条件が成立している場合には、
昇圧IC32によってトランジスタTr1がスイッチン
グされる。この場合、トランジスタTr1がオンした時
にコレクタ電圧が低下して瞬間的にコンデンサ側への電
力供給が断たれるが、トランジスタTr1がオンからオ
フに変化すると、この時の電流変化によってコイルL1
に電圧VLが誘起され、コンデンサC1は、トランジス
タTr1がオフ時の出力電圧+BB[off] より誘起電圧
VL分だけ高い電圧(+B−Vf+VL)にて充電され
る。このため、トランジスタTr1のスイッチングを適
宜制御することにより、昇圧部30aの出力電圧+BB
[on]を任意に設定することができ、ここでは、出力電圧
+BB[on]が所定の昇圧電圧Vup(≧V1)となるよう
に設定されている。
【0024】次に、定電圧部30bは、エミッタが昇圧
部30aの出力に接続され、コレクタがコンデンサC2
を介して接地されたトランジスタTr2と、トランジス
タTr2のエミッタ電圧に基づいて、コレクタ電圧が一
定の所定電圧Vccとなるようにベース電流を制御する周
知の定電圧IC34(例えば、NEC製:μPC78L
05)とを備えており、トランジスタTr2のコレクタ
出力を、当該定電圧部30bの出力としている。
【0025】但し、定電圧IC34は、入力電圧、即ち
昇圧部30aの出力電圧+BBが、下限電圧V2(本実
施例では5.6V)以上でなければ、出力電圧として上
記所定電圧Vccを維持できないように構成されている。
このように構成された電源回路30からは、昇圧部30
aの出力(+BB)、及び定電圧部30bの出力(Vc
c)が出力され、バッテリBTの出力(+B)と共にE
CU2の各部に供給される。具体的には、例えば、出力
ドライバ26では、電力駆動される素子にはバッテリB
Tの出力(+B)、10V以上での駆動を要する特殊な
FETには昇圧部30aの出力(+BB)が印加され、
マイクロコンピュータ20等、高精度な処理を行う装置
には、定電圧部30bの出力(Vcc)が供給される。
【0026】次に、昇圧部30aの詳細な動作を図2に
示すタイムチャートに沿って説明する。図2に示すよう
に、スタータスイッチSSが操作されることにより、エ
ンジン始動装置4が動作を開始すると、バッテリ電圧+
Bが基準電圧V1より小さな値に低下する。これと同時
に、スタータ信号が入力されたST端子はHighレベルと
なり、その結果、上述の昇圧条件が成立して、昇圧IC
32による昇圧動作が開始される。
【0027】その後、スタータスイッチSSが開放さ
れ、ST端子がLow レベルとなると、その時点で昇圧条
件が不成立となるため、図2中にて示すように、バッ
テリ電圧+Bが基準電圧V1に達していなくても昇圧動
作は終了する。なお、このような状態は、例えば、バッ
テリBTの充電量が不足ぎみであるか、極低温での始動
を行った時等に起こり易い。
【0028】一方、図2中にて示すように、スタータ
スイッチSSの操作中にエンジンがかかる等して、バッ
テリ電圧+Bが基準電圧V1にまで回復すると、その時
点で昇圧条件が不成立となるため、ST端子の信号レベ
ルによらず昇圧動作は終了する。
【0029】以上、説明したように、本実施例によれ
ば、スタータ信号が入力されている間、即ちスタータス
イッチSSが操作されている間で、且つバッテリ電圧+
Bが基準電圧V1より小さい時にのみバッテリ電圧+B
を昇圧するようにされているので、トランジスタTr1
への通電が、スタータスイッチSSの操作期間を超えて
継続することがなく、昇圧部30aでの発熱を小さく抑
えることができる。その結果、昇圧部30aを構成する
電子部品として、定格が小さく、従ってサイズの小さい
ものを用いることができ、昇圧部30aの回路(延いて
は当該ECU2)を小型化できる。
【0030】次に、第2実施例について説明する。本実
施例は、第1実施例のECU2とほぼ同じ構成をしてお
り、電源回路30の構成が一部異なる点、マイクロコン
ピュータ20に電源回路30を制御するための制御ポー
トを設けた点、及びスタータ信号が電源回路30に入力
されない点が異なるだけで、他は全く同じ構成をしてい
るので、ここでは、構成の異なる点についてのみ説明す
る。
【0031】図3は、本実施例における電源回路30の
構成を表す電気回路図である。図3に示すように、本実
施例における電源回路30は、第1実施例と全く同様に
構成された昇圧部30a,定電圧部30bの他に、昇圧
IC32のST端子に印加するストローブ信号を発生さ
せるためのストローブ信号発生部30cを備えている。
なお、図3では、定電圧部30bを省略して示す。
【0032】ここで、ストローブ信号発生部30cは、
バッテリBTの電源線と、ST端子の間に直列接続され
た抵抗R2及びツェナーダイオードD2からなり、その
両端に定電圧IC34が正常に動作する下限電圧V2以
上の電圧が印加されると導通するように設定された制限
回路36と、コレクタがST端子に接続されエミッタが
接地されたトランジスタTr3、及び一端がトランジス
タTr3のベースに接続され、他端が接地された抵抗R
3からなるスイッチング回路38とを備えている。
【0033】なお、トランジスタTr3のベースは、マ
イクロコンピュータ20に設けられた制御ポートに接続
されており、マイクロコンピュータ20によって設定さ
れる制御ポートの信号レベル(High/Low )に応じて、
トランジスタTr3がオン/オフするようにされてい
る。
【0034】そして、制御ポートがHighレベルに設定さ
れた場合、トランジスタTr3がオンすることにより、
ST端子は強制的にLow レベルに保持され、昇圧IC3
2による昇圧動作が禁止される。一方、制御ポートがLo
w レベルに設定された場合、トランジスタTr3がオフ
することにより、ST端子の信号レベルは、バッテリ電
圧+Bと制限回路36の設定により決まる。即ち、バッ
テリ電圧+Bが下限電圧V2以上であれば、制限回路3
6がオンすることによりST端子にはHighレベルが印加
され、バッテリ電圧+Bが下限電圧V2より小さくなる
と、制限回路36がオフすることにより、ST端子には
Low レベルが印加される。
【0035】即ち、制御ポートがLow レベルに設定さ
れ、且つバッテリ電圧+Bが基準電圧V1から下限電圧
V2の間にある場合に、昇圧条件が成立したものとし
て、昇圧IC32が昇圧動作を行うようにされている。
なお、昇圧IC32による昇圧動作を許可する下限を、
定電圧IC34が所定電圧Vccを保証する下限電圧V2
としたのは、バッテリ電圧+Bが下限電圧V2より小さ
い状態で、昇圧部30aに昇圧動作を行わせても、昇圧
が終了した途端に、定電圧IC34は所定電圧Vccを生
成することができなくなり、ECU2全体としては正常
な動作を継続することができないためである。
【0036】ここで、制御ポートの設定を行うためにマ
イクロコンピュータ20にて実行される昇圧コントロー
ル処理を、図4に示すフローチャートに沿って説明す
る。なお、本処理は、マイクロコンピュータ20が起動
され、所定の初期化処理が実行された後、所定周期(例
えば8.2ms)で繰り返し実行される。なお、上記初
期化処理により、制御ポートはHighレベルに、また本処
理にて使用されるフラグFは0に初期設定される。
【0037】また、マイクロコンピュータ20では、本
処理とは別に、回転センサ10からの検出信号に基づい
てエンジン回転数Neを算出する処理等も実行されてい
る。図4に示すように、本処理が起動されると、まずス
テップ(以下、単に「S」とする)110では、本処理
とは別途実行される処理にて算出されたエンジン回転数
Neを取り込む。
【0038】続くS120では、エンジン回転数Neが
予め設定された下り下限回転数n1以上であるか否かを
判断し、下り下限回転数n1より小さければ、S130
に移行して、制御ポートをHighレベルに設定すると共
に、後述するヒステリシス制御のためのフラグFを0に
設定後、本処理を終了する。
【0039】先のS120にて、エンジン回転数Neが
下り下限回転数n1以上であると判断された場合は、S
140に移行して、今度はエンジン回転数Neが予め設
定された上り下限回転数n2以上であるか否かを判断
し、上り下限回転数n2より小さければ、S150に移
行する。
【0040】S150では、フラグF1が1に設定され
ているか否かを判断し、1に設定されていれば、S16
0に移行して、制御ポートをLow レベルに設定後、本処
理を終了し、一方、S150にて、フラグF1が1に設
定されていないと判断された場合は、制御ポートをHigh
レベルに設定後、本処理を終了する。
【0041】先のS140にて、エンジン回転数Neが
下り上限回転数n2以上であると判断された場合は、S
180に移行して、エンジン回転数Neが予め設定され
た下り上限回転数n3以上であるか否かを判断する。そ
して、エンジン回転数Neが下り上限回転数n3より小
さければ、S190に移行して、制御ポートをLow レベ
ルに設定すると共に、フラグFを1に設定後、本処理を
終了する。
【0042】先のステップ180にて、エンジン回転数
Neが下り上限回転数n3以上であると判断された場合
は、S200に移行して、エンジン回転数Neが予め設
定された上り上限回転数n3以上であるか否かを判断す
る。そして、エンジン回転数Neが上り上限回転数n4
以上であれば、S210に移行して、制御ポートをHigh
レベルに設定すると共に、フラグFを0に設定後、本処
理を終了し、一方、S200にて、エンジン回転数Ne
は上り上限回転数n4より小さいと判断された場合は、
S220に移行する。
【0043】S220では、フラグFが1に設定されて
いるか否かを判断し、1に設定されていれば、S230
に移行して制御ポートをLow レベルに設定後、本処理を
終了し、一方、フラグFは1に設定されていないと判断
された場合には、S240に移行して制御ポートをHigh
レベルに設定後、本処理を終了する。
【0044】即ち、本処理によれば、図5(b)に示す
ように、エンジンが始動されることによりエンジン回転
数Neが増大して上り下限回転数n2以上になると、制
御ポートがLow レベルに設定され、トランジスタTr3
がオフすることにより、昇圧部30aは、バッテリ電圧
+Bに応じて昇圧動作を行うことが可能となり、更にエ
ンジン回転数Neが増大して上り上限回転数n4以上に
なると、制御ポートがHighレベルに設定され、トランジ
スタTr3がオンすることにより、昇圧部30aによる
昇圧動作は禁止される。
【0045】なお、エンジン回転数Neが上り下限回転
数n2に達した後は、エンジン回転数Neが減少して
も、下り下限回転数n1以上であれば、制御ポートはHi
ghレベルに保持され、一方、下り下限回転数n1より小
さくなると、制御ポートがHighレベルに設定され、トラ
ンジスタTr3がオンすることにより、昇圧部30aに
よる昇圧動作は禁止される。
【0046】また、エンジン回転数Neが上り上限回転
数n4に達した後は、エンジン回転数Neが減少して
も、下り上限回転数n3以上であれば、制御ポートはLo
w レベルに保持され、一方、下り上限回転数n3より小
さくなると、制御ポートがLowレベルに設定され、トラ
ンジスタTr3がオフすることにより、昇圧部30a
は、バッテリ電圧+Bに応じて昇圧動作を行うことが可
能となる。
【0047】このため、昇圧部30a全体としては、バ
ッテリ電圧+B及びエンジン回転数Neの状態が、図5
(a)で斜線にて示す範囲にある時に、昇圧条件が成立
したものとして昇圧動作が行われ、しかも、昇圧条件が
成立する範囲において、エンジン回転数Neの上限値及
び下限値はヒステリシスを有することになる。
【0048】なお、本実施例では、n1:30[rp
m]、n2:50[rpm]、n3:400[rp
m]、n4:500[rpm]に設定されている。次
に、本実施例における昇圧部30aの動作状態を、図6
に示す表すタイムチャートに沿って説明する。
【0049】図6に示すように、スタータスイッチSS
が操作されることにより、エンジン始動装置4が動作を
開始すると、バッテリ電圧+Bが基準電圧V1より小さ
な値に低下する。しかし、エンジン回転数Neが、上り
下限回転数n2より小さい間は、制御ポートはHighレベ
ル(ST端子入力はLow レベル)に設定されたままであ
るため、上述の昇圧条件は成立しないため、昇圧動作は
開始されない。
【0050】その後、エンジン回転数Neが上昇し、上
り下限回転数n2に達すると、制御ポートがLow レベル
に設定されるため、バッテリ電圧+Bが下限電圧V2以
上であれば、ST端子入力がHighレベルとなり、その結
果、昇圧条件が成立して、昇圧IC32による昇圧動作
が開始される。
【0051】このようにして昇圧動作が一旦開始される
と、エンジン回転数Neが減少して、上り下限回転数n
2より小さくなっても、下り下限回転数n1より小さく
ならない限り、昇圧動作が中止されてしまうことがな
い。そして、エンジン回転数Neが増大して上り上限回
転数n4に達すると、制御ポートがHighレベルに設定さ
れるため、図6中にて示すように、バッテリ電圧+B
が基準電圧V1まで回復していなくても、昇圧部30a
による昇圧動作は終了する。
【0052】一方、図6中にて示すように、エンジン
回転数Neが上り上限回転数n4に達する前に、バッテ
リ電圧+Bが基準電圧V1まで回復すると、昇圧IC3
2の設定により、ST端子の信号レベルによらず、その
時点で昇圧動作は終了する。このようにエンジン回転数
Neが上り上限回転数n4を超えることにより、昇圧動
作が終了すると、エンジン回転数Neが上り上限回転数
n4より小さくなっても、下り上限回転数n3より小さ
くならない限り、昇圧動作が再開されることはない。
【0053】なお、エンジン始動時のバッテリ電圧+B
が下限電圧V2より小さい場合は、制限回路36の動作
により、制御ポートの設定(即ち、エンジンの回転数N
e)によらずST端子はLow レベルに保持されるため、
昇圧動作は行われない。ここで、図7は、図6に示した
動作を、バッテリ電圧+Bとエンジン回転数Neとの関
係に変換して示したものであり、図中Xは、図6中の
グラフに相当し、Yはに相当する。
【0054】なお、図中Z1は、キースイッチKSをオ
ンしたまま放置した結果、バッテリBTが放電してバッ
テリ電圧+Bが低下した状態を、図中Z2は、充電系の
異常等によりエンジン始動装置4を駆動していなくて
も、バッテリ電圧+Bが基準電圧V1より低下した状態
を表すものであり、本実施例では、このような場合には
昇圧動作を行わず、エンジン回転数Neからエンジン始
動中と推定される期間においてのみ昇圧動作を行うので
ある。
【0055】以上、説明したように、本実施例によれ
ば、第1実施例と同様に、エンジンの始動時のみに限定
して、短時間だけ昇圧部30aを動作させるように構成
されているので、昇圧部30aを構成する電子部品とし
て、定格の小さい、従ってサイズの小さいものを用いる
ことができ、昇圧部30aの回路(延いては当該ECU
2)を小型化できる。
【0056】また、本実施例によれば、エンジン回転数
Neからエンジンの始動を推定するようにされているの
で、スタータ信号を取り込まないようにECU2を構成
したとしても問題なく使用することができる。また、本
実施例によれば、制御ポートの信号レベルの設定を決め
るエンジン回転数Neの上限値及び下限値は、ヒステリ
シスを有しているため、エンジン回転数Neが、上限値
及び下限値付近でばらついたとしても、昇圧部30aが
動作の開始及び停止を繰り返すことがなく、動作の安定
した信頼性の高い装置を得ることができる。
【0057】以上、本発明の実施例について説明した
が、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、様
々な態様で実施することができる。例えば、上記実施例
では、電源回路30を、エンジンの制御を行うECU2
に適用したが、その他の処理を行う各種ECUやその他
の車載装置に適用してもよい。特に、エンジン始動装置
4に適用すれば、エンジンの始動性を向上させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例の電子制御装置の概略構成、及び
要部である電源回路の回路構成を表す説明図である。
【図2】 電源回路の昇圧部の動作タイミングを表すタ
イムチャートである。
【図3】 第2実施例における電源回路の回路構成図で
ある。
【図4】 マイクロコンピュータが実行する昇圧コント
ロール処理を表すフローチャートである。
【図5】 (a)は電源回路の昇圧部が昇圧を行う動作
範囲、(b)は図4の処理によるトランジスタTr3の
制御状態を表す説明図である。
【図6】 電源回路の昇圧部の動作タイミングを表すタ
イムチャートである。
【図7】 図6に示す動作を、エンジン回転数とバッテ
リ電圧との関係に変換した説明図である。
【符号の説明】
2…電子制御装置(ECU) 4…エンジン始動装
置 10…回転センサ 12…アクセルセンサ 14
…水温センサ 16…吸気圧センサ 18…インジェクタ 18
…出力ドライバ 20…マイクロコンピュータ 22…インタフェース
回路 24…入力バッファ 26…出力ドライバ 30
…電源回路 30a…昇圧部 30b…定電圧部 30c…スト
ローブ信号発生部 32…昇圧IC 34…定電圧IC 36…制限回
路 38…スイッチング回路 Tr1〜Tr3…トラ
ンジスタ L1…コイル C1,C2…コンデンサ R
1〜R3…抵抗 D1…ダイオード D2…ツェナーダイオード

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンを始動するエンジン始動装置へ
    の電源供給を行うバッテリから電源供給を受けて動作す
    る装置に搭載され、上記バッテリからの供給電圧が所定
    の基準電圧より小さい場合に、該供給電圧を上記基準電
    圧以上に昇圧する昇圧手段を備えた車載装置用電源回路
    において、 上記エンジンの始動期間以外は、上記昇圧手段の動作を
    禁止する昇圧禁止手段を設けたことを特徴とする車載装
    置用電源回路。
  2. 【請求項2】 上記昇圧禁止手段は、 上記エンジン始動装置の駆動信号を検出する駆動信号検
    出手段を備え、 上記駆動信号の出力期間を、上記エンジンの始動期間と
    することを特徴とする請求項1に記載の車載装置用電源
    回路。
  3. 【請求項3】 上記昇圧禁止手段は、 上記エンジンの回転数を検出する回転数検出手段を備
    え、 該回転数検出手段にて検出されるエンジン回転数が所定
    範囲内にある場合を、上記エンジンの始動期間とするこ
    とを特徴とする請求項1に記載の車載装置用電源回路。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の車載用電源回路におい
    て、 上記エンジン回転数の所定範囲の上限及び下限に、ヒス
    テリシスを設けたことを特徴とする車載装置用電源回
    路。
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