JPH10176671A - 圧縮機の補強装置 - Google Patents
圧縮機の補強装置Info
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- JPH10176671A JPH10176671A JP8337080A JP33708096A JPH10176671A JP H10176671 A JPH10176671 A JP H10176671A JP 8337080 A JP8337080 A JP 8337080A JP 33708096 A JP33708096 A JP 33708096A JP H10176671 A JPH10176671 A JP H10176671A
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Landscapes
- Compressor (AREA)
- Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】簡素な構成でリヤハウジングの補強を図る。
【解決手段】リヤハウジング3が、その背壁3b外面の
ほぼ全域を覆蓋する支板50を介してシリンダブロック
1に共締めされることにより、その変形が防止される。
ほぼ全域を覆蓋する支板50を介してシリンダブロック
1に共締めされることにより、その変形が防止される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、斜板式、揺動板式
等、片側圧縮形成の圧縮機に用いて好適な補強装置に関
する。
等、片側圧縮形成の圧縮機に用いて好適な補強装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般的な揺動板式圧縮機、例えば特開平
1ー142277号公報に開示の圧縮機では、吸入室及
び吐出室を画成したリヤハウジングが弁板を挟んでシリ
ンダブロックに締着されている。このリヤハウジングは
ハウジングの外郭を形成する周壁及び背壁と、ハウジン
グ内部を内外2室、つまり吐出室及び吸入室に区画する
隔壁とを備えている。そしてリヤハウジングを締着する
ボルトは通常周壁近傍に配置されており、これら周壁、
隔壁及び背壁の剛性によって、その耐圧性や吸入、吐出
室間の封止性が左右される。
1ー142277号公報に開示の圧縮機では、吸入室及
び吐出室を画成したリヤハウジングが弁板を挟んでシリ
ンダブロックに締着されている。このリヤハウジングは
ハウジングの外郭を形成する周壁及び背壁と、ハウジン
グ内部を内外2室、つまり吐出室及び吸入室に区画する
隔壁とを備えている。そしてリヤハウジングを締着する
ボルトは通常周壁近傍に配置されており、これら周壁、
隔壁及び背壁の剛性によって、その耐圧性や吸入、吐出
室間の封止性が左右される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが小型軽量化の
飽くなき追求から、リヤハウジングもそのほとんどがア
ルミ系金属からなる車両空調用圧縮機では、運転が高負
荷状態、つまり吐出室内のガス圧力が異常に上昇した場
合、強度不足に基づいたとくに背壁の変形により、もし
も弁板と衝接する隔壁の封止端に浮き(微小間隙)が生
じると、吐出室内の高圧ガスはこの間隙から吸入室へと
漏出する。そして結果的に圧縮機の効率低下、動力損失
の増大、吐出温度の上昇等幾多の不具合を誘発すること
になる。勿論、かかる現象が10MPaを上回る様な超
高圧のガス圧縮を伴う多段式圧縮機において一層生じ易
いことはいうまでもない。
飽くなき追求から、リヤハウジングもそのほとんどがア
ルミ系金属からなる車両空調用圧縮機では、運転が高負
荷状態、つまり吐出室内のガス圧力が異常に上昇した場
合、強度不足に基づいたとくに背壁の変形により、もし
も弁板と衝接する隔壁の封止端に浮き(微小間隙)が生
じると、吐出室内の高圧ガスはこの間隙から吸入室へと
漏出する。そして結果的に圧縮機の効率低下、動力損失
の増大、吐出温度の上昇等幾多の不具合を誘発すること
になる。勿論、かかる現象が10MPaを上回る様な超
高圧のガス圧縮を伴う多段式圧縮機において一層生じ易
いことはいうまでもない。
【0004】本発明は、きわめて簡素な構成でリヤハウ
ジングの補強を図ることを、解決すべき技術課題とする
ものである。
ジングの補強を図ることを、解決すべき技術課題とする
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の圧縮機の
補強装置は、複数のボアを並設したシリンダブロック
と、弁板を挟着してシリンダブロックの後端を閉塞する
リヤハウジングとを備え、該リヤハウジング内に吸入室
及び吐出室を気密的に区画する隔壁を形成し、上記各ボ
アに挿嵌されたピストンが所定の位相をもって往復動す
る形式の圧縮機において、上記リヤハウジングは、その
背壁外面のほぼ全域を覆蓋する支板を介して上記シリン
ダブロックに共締めされていることを特徴としている。
補強装置は、複数のボアを並設したシリンダブロック
と、弁板を挟着してシリンダブロックの後端を閉塞する
リヤハウジングとを備え、該リヤハウジング内に吸入室
及び吐出室を気密的に区画する隔壁を形成し、上記各ボ
アに挿嵌されたピストンが所定の位相をもって往復動す
る形式の圧縮機において、上記リヤハウジングは、その
背壁外面のほぼ全域を覆蓋する支板を介して上記シリン
ダブロックに共締めされていることを特徴としている。
【0006】この補強装置では、リヤハウジングの背壁
外面がそのほぼ全域を覆蓋する支板によってバックアッ
プされる構成となされているため、吐出室内のガス圧力
が背壁(後方)に向けて作用し、これが弁板に衝接する
隔壁の封止端に浮きを生じさせようとした場合でも、選
択された板厚をもつ支板の剛性がこれに強く抵抗して背
壁及び隔壁の変形を有効に防止する。
外面がそのほぼ全域を覆蓋する支板によってバックアッ
プされる構成となされているため、吐出室内のガス圧力
が背壁(後方)に向けて作用し、これが弁板に衝接する
隔壁の封止端に浮きを生じさせようとした場合でも、選
択された板厚をもつ支板の剛性がこれに強く抵抗して背
壁及び隔壁の変形を有効に防止する。
【0007】請求項2記載の圧縮機の補強装置は、請求
項1記載の圧縮機の補強装置において、上記リヤハウジ
ングの中央部に画成された吐出室の底面から上記背壁を
貫通する吐出口が配設され、上記支板には該吐出室を画
成する隔壁位置よりも内方域に配管接続用の通し窓が開
口されていることを特徴としている。この補強装置で
は、多段式圧縮機のリヤハウジングのように、吸入、中
間、吐出の各室が順次中央部に向けて画成されるもので
は、吐出室の底面から背壁を貫通する吐出口が配設され
るが、支板に設けられる配管接続用の通し窓は吐出室を
画成する隔壁位置よりも内方域に開口されているため、
周壁及び隔壁のすべてが支板によって確実にバックアッ
プされ、十分な補強効果が得られる。
項1記載の圧縮機の補強装置において、上記リヤハウジ
ングの中央部に画成された吐出室の底面から上記背壁を
貫通する吐出口が配設され、上記支板には該吐出室を画
成する隔壁位置よりも内方域に配管接続用の通し窓が開
口されていることを特徴としている。この補強装置で
は、多段式圧縮機のリヤハウジングのように、吸入、中
間、吐出の各室が順次中央部に向けて画成されるもので
は、吐出室の底面から背壁を貫通する吐出口が配設され
るが、支板に設けられる配管接続用の通し窓は吐出室を
画成する隔壁位置よりも内方域に開口されているため、
周壁及び隔壁のすべてが支板によって確実にバックアッ
プされ、十分な補強効果が得られる。
【0008】また、請求項3記載の圧縮機の補強装置の
ように、アルミ系金属からなるリヤハウジングを備えた
圧縮機では、体格の制限から十分満足すべき剛性を保こ
とが難しい状況にあるが、鉄系金属からなる支板の採用
により、さほど大きな重量及び体格増加を伴うことな
く、良好な補強効果を得ることができる。
ように、アルミ系金属からなるリヤハウジングを備えた
圧縮機では、体格の制限から十分満足すべき剛性を保こ
とが難しい状況にあるが、鉄系金属からなる支板の採用
により、さほど大きな重量及び体格増加を伴うことな
く、良好な補強効果を得ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施形態を
図面に基づいて説明する。一般的な片側斜板式のこの圧
縮機では、図1に示すように、シリンダブロック1の前
端側にはフロントハウジング2がボルト21により締着
され、同後端側には弁板4を挟持したリヤハウジング3
が、詳しくは後述する支板50と共にボルト22により
共締めされている。なお、これら両ハウジング2、3は
シリンダブロック1と共にアルミ系金属により作製され
ている。シリンダブロック1とフロントハウジング2と
によって形成されるクランク室5内には軸心方向に延在
する駆動軸6が収容され、駆動軸6は軸受7a、7bに
よって回転可能に支持されている。そして、シリンダブ
ロック1には駆動軸6の周囲に複数個のシリンダボア8
が穿設されており、各シリンダボア8にはピストン9が
それぞれ挿嵌されている。
図面に基づいて説明する。一般的な片側斜板式のこの圧
縮機では、図1に示すように、シリンダブロック1の前
端側にはフロントハウジング2がボルト21により締着
され、同後端側には弁板4を挟持したリヤハウジング3
が、詳しくは後述する支板50と共にボルト22により
共締めされている。なお、これら両ハウジング2、3は
シリンダブロック1と共にアルミ系金属により作製され
ている。シリンダブロック1とフロントハウジング2と
によって形成されるクランク室5内には軸心方向に延在
する駆動軸6が収容され、駆動軸6は軸受7a、7bに
よって回転可能に支持されている。そして、シリンダブ
ロック1には駆動軸6の周囲に複数個のシリンダボア8
が穿設されており、各シリンダボア8にはピストン9が
それぞれ挿嵌されている。
【0010】クランク室5内において、駆動軸6にはロ
ータ10が固着されて、フロントハウジング2との間に
軸受19を介して支承され、ロータ10の後方には貫通
孔20によって斜板11が装嵌されている。貫通孔20
は全制御範囲にわたって斜板11の傾角変位を許容する
ように屈曲長孔状に形成されており、屈曲長孔の最大、
最小傾角側の内径面にはそれぞれ所要の余裕傾角が付与
され、該貫通孔20の両側方には屈曲長孔の形成に付随
して平坦な規制面が形成されている。
ータ10が固着されて、フロントハウジング2との間に
軸受19を介して支承され、ロータ10の後方には貫通
孔20によって斜板11が装嵌されている。貫通孔20
は全制御範囲にわたって斜板11の傾角変位を許容する
ように屈曲長孔状に形成されており、屈曲長孔の最大、
最小傾角側の内径面にはそれぞれ所要の余裕傾角が付与
され、該貫通孔20の両側方には屈曲長孔の形成に付随
して平坦な規制面が形成されている。
【0011】そして、ロータ10と斜板11との間には
斜板11を後方へ付勢するコイルばね12が介装され、
一方、斜板11の外周部には係留機構としての半球部を
有するシュー14、14が突設されて、該シュー14、
14の半球部はピストン9の球状支承面と係合されてお
り、こうして、斜板11に係留される複数個のピストン
9は各シリンダブロック8内を往復動可能に収納されて
いる。
斜板11を後方へ付勢するコイルばね12が介装され、
一方、斜板11の外周部には係留機構としての半球部を
有するシュー14、14が突設されて、該シュー14、
14の半球部はピストン9の球状支承面と係合されてお
り、こうして、斜板11に係留される複数個のピストン
9は各シリンダブロック8内を往復動可能に収納されて
いる。
【0012】斜板11の前面側には、ヒンジ機構Kの一
方を構成するブラケット15が突設されており、該ブラ
ケット15にはガイドピン16の基端が固着され、同先
端には球部16aが形成されている。また、ロータ10
の上部後面側には、ヒンジ機構Kの他方を構成する支持
アーム17がガイドピン16と対向するよう軸心方向に
沿って突出されている。該支持アーム17の先端部に
は、傾斜軸線(斜板11の上下死点を結ぶ軸線)を含ん
で駆動軸心方向へ延びる面と平行に、かつ軸心に近づく
ほど後方に向け傾斜したガイド孔17aが貫設されてお
り、このように傾斜したガイド孔17aの中心線は、該
ガイド孔17aに嵌入した球部16aによって拘束され
る斜板11の傾角変位中、ピストン9の上死点位置がほ
とんど変位しないように設定されている。
方を構成するブラケット15が突設されており、該ブラ
ケット15にはガイドピン16の基端が固着され、同先
端には球部16aが形成されている。また、ロータ10
の上部後面側には、ヒンジ機構Kの他方を構成する支持
アーム17がガイドピン16と対向するよう軸心方向に
沿って突出されている。該支持アーム17の先端部に
は、傾斜軸線(斜板11の上下死点を結ぶ軸線)を含ん
で駆動軸心方向へ延びる面と平行に、かつ軸心に近づく
ほど後方に向け傾斜したガイド孔17aが貫設されてお
り、このように傾斜したガイド孔17aの中心線は、該
ガイド孔17aに嵌入した球部16aによって拘束され
る斜板11の傾角変位中、ピストン9の上死点位置がほ
とんど変位しないように設定されている。
【0013】リヤハウジング3は、周壁3a及び背壁3
bによってその外郭が形成され、内部は隔壁3cにより
吸入室30及び吐出室31に気密的に区画されている。
また、弁板4にはシリンダボア8に対応して吸入ポート
32及び吐出ポート33が開口されており、弁板4とピ
ストン9との間に形成される圧縮室が吸入ポート32及
び吐出ポート33を介して吸入室30及び吐出室31に
連通されている。各吸入ポート32にはピストン9の往
復動に応じて吸入ポート32を開閉する吸入弁が、ま
た、吐出ポート33にはピストン9の往復動に応じて吐
出ポート33をリテーナ34に規制されつつ開閉する吐
出弁(いずれも図示せず)が設けられている。
bによってその外郭が形成され、内部は隔壁3cにより
吸入室30及び吐出室31に気密的に区画されている。
また、弁板4にはシリンダボア8に対応して吸入ポート
32及び吐出ポート33が開口されており、弁板4とピ
ストン9との間に形成される圧縮室が吸入ポート32及
び吐出ポート33を介して吸入室30及び吐出室31に
連通されている。各吸入ポート32にはピストン9の往
復動に応じて吸入ポート32を開閉する吸入弁が、ま
た、吐出ポート33にはピストン9の往復動に応じて吐
出ポート33をリテーナ34に規制されつつ開閉する吐
出弁(いずれも図示せず)が設けられている。
【0014】さて、本発明のもっとも特徴的な構成は上
記支板50の介入であって、鉄系金属からなる該支板5
0は、リヤハウジング3を形成する背壁3b外面のほぼ
全域を覆蓋する表面積と、最高吐出圧力に対抗して該リ
ヤハウジング3の変形を抑止するに足る最小限の板厚と
を備えている。したがって、圧縮機が起動され、駆動軸
6と共動する斜板11が回転されると、シュー14、1
4を介して各ピストン9がシリンダボア8内で往復動
し、これにより吸入室30から圧縮室内に冷媒ガスが吸
入され、冷媒ガスは圧縮された後、吐出室31へと吐出
されるが、圧縮機の運転が高負荷状態、つまり吐出室3
1内のガス圧力が異常に上昇した場合、リヤハウジング
3のとくに背壁3b部分を後方に向けて変形させる大き
な力が作用する。
記支板50の介入であって、鉄系金属からなる該支板5
0は、リヤハウジング3を形成する背壁3b外面のほぼ
全域を覆蓋する表面積と、最高吐出圧力に対抗して該リ
ヤハウジング3の変形を抑止するに足る最小限の板厚と
を備えている。したがって、圧縮機が起動され、駆動軸
6と共動する斜板11が回転されると、シュー14、1
4を介して各ピストン9がシリンダボア8内で往復動
し、これにより吸入室30から圧縮室内に冷媒ガスが吸
入され、冷媒ガスは圧縮された後、吐出室31へと吐出
されるが、圧縮機の運転が高負荷状態、つまり吐出室3
1内のガス圧力が異常に上昇した場合、リヤハウジング
3のとくに背壁3b部分を後方に向けて変形させる大き
な力が作用する。
【0015】このとき材質並びに体格の制限がもたらす
強度不足から、もしも背壁3bに変形が起きると、その
変形は隔壁3cに伝播し、弁板4に衝接して吸入室30
と吐出室31とを気密的に区画する該隔壁3cの封止端
に浮きを生じさせることになるが、所要の板厚をもって
背壁3bの全面もバックアップする支板50の補強作用
により、背壁3b及び隔壁3cの変形は確実に防止され
る。すなわち、アルミ系金属からなるリヤハウジング3
を備えた圧縮機であっても、さほど大きな体格、重量の
増加を伴うことなく、十分満足すべき強度を確保するこ
とができる。
強度不足から、もしも背壁3bに変形が起きると、その
変形は隔壁3cに伝播し、弁板4に衝接して吸入室30
と吐出室31とを気密的に区画する該隔壁3cの封止端
に浮きを生じさせることになるが、所要の板厚をもって
背壁3bの全面もバックアップする支板50の補強作用
により、背壁3b及び隔壁3cの変形は確実に防止され
る。すなわち、アルミ系金属からなるリヤハウジング3
を備えた圧縮機であっても、さほど大きな体格、重量の
増加を伴うことなく、十分満足すべき強度を確保するこ
とができる。
【0016】図2及び図3は本発明の第2の実施形態で
ある多段式圧縮機の要部を示すものであって、この圧縮
機では、前実施形態と同様にアルミ系金属からなるシリ
ンダブロック41、フロントハウジング42及びリヤハ
ウジング43が、鉄系金属からなる支板50Aを加えた
形で通しボルト22Aにより共締めされており、シリン
ダブロック41とリヤハウジング43との間には弁板4
Aが挟持されている。そしてシリンダブロック41内に
は、低圧側(吸入圧から中間圧に圧縮する)ボアLと、
高圧側(中間圧から吐出圧に圧縮する)ボアHとが周方
向交互に配置されて、該ボアL、H内にはそれぞれ図示
しないピストンが挿嵌されている。
ある多段式圧縮機の要部を示すものであって、この圧縮
機では、前実施形態と同様にアルミ系金属からなるシリ
ンダブロック41、フロントハウジング42及びリヤハ
ウジング43が、鉄系金属からなる支板50Aを加えた
形で通しボルト22Aにより共締めされており、シリン
ダブロック41とリヤハウジング43との間には弁板4
Aが挟持されている。そしてシリンダブロック41内に
は、低圧側(吸入圧から中間圧に圧縮する)ボアLと、
高圧側(中間圧から吐出圧に圧縮する)ボアHとが周方
向交互に配置されて、該ボアL、H内にはそれぞれ図示
しないピストンが挿嵌されている。
【0017】リヤハウジング43は周壁43a及び背壁
43bによってその外郭が形成され、内部は図3から明
らかなように、吸入室44、中間室45及び吐出室46
が外側から順次内側に向けて配設され、各室は第1隔壁
43c及び第2隔壁43dにより気密的に区画されてい
る。また、吐出室46の中心部にはその底面から背壁4
3bを貫通する吐出口47が設けられ、さらに図示はし
ないが上記弁板4Aには、ボアL、Hと連通する各ポー
ト並びにこれを開閉する弁要素が装着されている。 支
板50Aは前実施形態と同様、リヤハウジング43を形
成する背壁43b外面のほぼ全域を覆蓋する表面積と、
最高吐出圧力に対抗して該リヤハウジング43の変形を
抑止するに足る最小限の板厚とを備えている。そして該
支板50Aの中央部には、上記吐出口47に結合される
配管接続用の通し窓48が貫設されるが、該通し窓48
は吐出室46を画成する第2隔壁43d位置よりも内方
域に開口されて、第1、第2隔壁43c、43dと対向
する領域の全ては該支板50Aによりバックアップされ
ている。
43bによってその外郭が形成され、内部は図3から明
らかなように、吸入室44、中間室45及び吐出室46
が外側から順次内側に向けて配設され、各室は第1隔壁
43c及び第2隔壁43dにより気密的に区画されてい
る。また、吐出室46の中心部にはその底面から背壁4
3bを貫通する吐出口47が設けられ、さらに図示はし
ないが上記弁板4Aには、ボアL、Hと連通する各ポー
ト並びにこれを開閉する弁要素が装着されている。 支
板50Aは前実施形態と同様、リヤハウジング43を形
成する背壁43b外面のほぼ全域を覆蓋する表面積と、
最高吐出圧力に対抗して該リヤハウジング43の変形を
抑止するに足る最小限の板厚とを備えている。そして該
支板50Aの中央部には、上記吐出口47に結合される
配管接続用の通し窓48が貫設されるが、該通し窓48
は吐出室46を画成する第2隔壁43d位置よりも内方
域に開口されて、第1、第2隔壁43c、43dと対向
する領域の全ては該支板50Aによりバックアップされ
ている。
【0018】したがって、支板50Aは最高吐出圧力が
10MPaを超えるような該多段式圧縮機において特に
顕著な機能を発揮し、例えばリヤハウジング43を構成
する各壁部の肉厚(剛性)が前実施形態と同等に形成さ
れたとしても、該支板50Aの補強によってリヤハウジ
ング43の変形は確実に防止される。しかも外側吸入に
始まり、圧縮ガスを順次内側に向けて送り出す該圧縮機
では、構造上の必然性から中央部が高圧の吐出室46と
なるため、吐出口47に結合される配管接続用の通し窓
48が必要となるが、該通し窓48は吐出室46を画成
する第2隔壁43d位置よりも内方域に開口されて、補
強効果にはいささかの支障もないよう配慮されている。
なお、上述の両実施形態においては、支板50、50A
がいずれも単純な平板状に形成されているが、とくに変
形を生じ易い中央部分の板厚を幾分大きく形成して剛性
の増強を図ることもできる。
10MPaを超えるような該多段式圧縮機において特に
顕著な機能を発揮し、例えばリヤハウジング43を構成
する各壁部の肉厚(剛性)が前実施形態と同等に形成さ
れたとしても、該支板50Aの補強によってリヤハウジ
ング43の変形は確実に防止される。しかも外側吸入に
始まり、圧縮ガスを順次内側に向けて送り出す該圧縮機
では、構造上の必然性から中央部が高圧の吐出室46と
なるため、吐出口47に結合される配管接続用の通し窓
48が必要となるが、該通し窓48は吐出室46を画成
する第2隔壁43d位置よりも内方域に開口されて、補
強効果にはいささかの支障もないよう配慮されている。
なお、上述の両実施形態においては、支板50、50A
がいずれも単純な平板状に形成されているが、とくに変
形を生じ易い中央部分の板厚を幾分大きく形成して剛性
の増強を図ることもできる。
【0019】
【発明の効果】以上、詳述したように本発明装置によれ
ば、圧縮機の高負荷運転時に生じ易いリヤハウジング内
の隔壁の浮きを抑制して、ガス漏れに基づく効率低下な
どの不具合を確実に防止することができる。とりわけ圧
縮機の小型、軽量化や量産性の観点から、リヤハウジン
グにはアルミ系金属が汎用されて剛性不足は否めない事
実であるが、鉄系金属からなる支板を採用すれば、たと
え数ミリメートルの板厚であってもきわめて大きな補強
効果が得られ、体格、重量の増加も至極軽微にとどめる
ことができる。
ば、圧縮機の高負荷運転時に生じ易いリヤハウジング内
の隔壁の浮きを抑制して、ガス漏れに基づく効率低下な
どの不具合を確実に防止することができる。とりわけ圧
縮機の小型、軽量化や量産性の観点から、リヤハウジン
グにはアルミ系金属が汎用されて剛性不足は否めない事
実であるが、鉄系金属からなる支板を採用すれば、たと
え数ミリメートルの板厚であってもきわめて大きな補強
効果が得られ、体格、重量の増加も至極軽微にとどめる
ことができる。
【0020】また、請求項2記載の圧縮機のように、こ
れがリヤハウジングの背壁中央部に吐出配管が接続され
る多段式圧縮機であっても、支板に開口される配管接続
用の通し窓がリヤハウジング内の隔壁のバックアップに
支障のないよう配慮されているので、支板の補強効果は
十分に発揮される。
れがリヤハウジングの背壁中央部に吐出配管が接続され
る多段式圧縮機であっても、支板に開口される配管接続
用の通し窓がリヤハウジング内の隔壁のバックアップに
支障のないよう配慮されているので、支板の補強効果は
十分に発揮される。
【図1】本発明装置の第1の実施形態を示す片側斜板式
圧縮機の縦断面図。
圧縮機の縦断面図。
【図2】本発明装置の第2の実施形態を示す多段式圧縮
機の一部断面正面図。
機の一部断面正面図。
【図3】同圧縮機に使用されるリヤハウジングの内部を
示す側面図。
示す側面図。
1はシリンダブロック、3はリヤハウジング、3bは背
壁、3cは隔壁、4は弁板、8はボア、9はピストン、
30は吸入室、31は吐出室、50は支板
壁、3cは隔壁、4は弁板、8はボア、9はピストン、
30は吸入室、31は吐出室、50は支板
Claims (3)
- 【請求項1】複数のボアを並設したシリンダブロック
と、弁板を挟着してシリンダブロックの後端を閉塞する
リヤハウジングとを備え、該リヤハウジング内に吸入室
及び吐出室を気密的に区画する隔壁を形成し、上記各ボ
アに挿嵌されたピストンが所定の位相をもって往復動す
る形式の圧縮機において、上記リヤハウジングは、その
背壁外面のほぼ全域を覆蓋する支板を介して上記シリン
ダブロックに共締めされていることを特徴とする圧縮機
の補強装置。 - 【請求項2】上記リヤハウジングの中央部に画成された
吐出室の底面から上記背壁を貫通する吐出口が配設さ
れ、上記支板には該吐出室を画成する隔壁位置よりも内
方域に配管接続用の通し窓が開口されていることを特徴
とする請求項1記載の圧縮機の補強装置。 - 【請求項3】上記リヤハウジングがアルミ系金属、上記
支板が鉄系金属からなるを特徴とする請求項1又は2記
載の圧縮機の補強装置。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8337080A JPH10176671A (ja) | 1996-12-17 | 1996-12-17 | 圧縮機の補強装置 |
| US08/990,653 US5931645A (en) | 1996-12-17 | 1997-12-15 | Multistage swash plate compressor having two different sets of cylinders in the same housing |
| KR1019970069456A KR100304490B1 (ko) | 1996-12-17 | 1997-12-17 | 구동축의불균형력을제거하기위해개량된다단식압축기 |
| DE19756031A DE19756031C2 (de) | 1996-12-17 | 1997-12-17 | Mehrstufenkompressor zur Vermeidung ungleichmäßiger Krafteinwirkung auf eine Antriebswelle |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8337080A JPH10176671A (ja) | 1996-12-17 | 1996-12-17 | 圧縮機の補強装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10176671A true JPH10176671A (ja) | 1998-06-30 |
Family
ID=18305255
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8337080A Pending JPH10176671A (ja) | 1996-12-17 | 1996-12-17 | 圧縮機の補強装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10176671A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001046587A1 (fr) * | 1999-12-20 | 2001-06-28 | Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki | Compresseur a plusieurs etages, et procede de compression multi-etagee |
| WO2001046586A1 (en) * | 1999-12-22 | 2001-06-28 | Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki | Multistage compressor |
| WO2001051809A1 (fr) * | 2000-01-11 | 2001-07-19 | Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki | Compresseur a pistons multietage |
| WO2005093254A1 (en) * | 2004-03-24 | 2005-10-06 | Ultra Electronics Limited | Fluid compressors |
| KR100821755B1 (ko) | 2006-11-30 | 2008-04-14 | 엘지전자 주식회사 | 오븐 |
| JP2009103100A (ja) * | 2007-10-25 | 2009-05-14 | Denso Corp | 車両用電動コンプレッサ |
-
1996
- 1996-12-17 JP JP8337080A patent/JPH10176671A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001046587A1 (fr) * | 1999-12-20 | 2001-06-28 | Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki | Compresseur a plusieurs etages, et procede de compression multi-etagee |
| WO2001046586A1 (en) * | 1999-12-22 | 2001-06-28 | Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki | Multistage compressor |
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| US6632074B2 (en) | 2000-01-11 | 2003-10-14 | Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki | Pressure setting means for a multistage type piston compressor |
| WO2005093254A1 (en) * | 2004-03-24 | 2005-10-06 | Ultra Electronics Limited | Fluid compressors |
| KR100821755B1 (ko) | 2006-11-30 | 2008-04-14 | 엘지전자 주식회사 | 오븐 |
| JP2009103100A (ja) * | 2007-10-25 | 2009-05-14 | Denso Corp | 車両用電動コンプレッサ |
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