JPH10177021A - 採便用具 - Google Patents

採便用具

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JPH10177021A
JPH10177021A JP8339279A JP33927996A JPH10177021A JP H10177021 A JPH10177021 A JP H10177021A JP 8339279 A JP8339279 A JP 8339279A JP 33927996 A JP33927996 A JP 33927996A JP H10177021 A JPH10177021 A JP H10177021A
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正明 河栗
Eiichi Tanaka
栄一 田中
Masahiko Matsunaka
雅彦 松中
Keiko Nakanishi
圭子 中西
Hideo Shinoda
▲ひで▼穂 篠田
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、一般家庭、病院のトイレにおける
検便用の糞便の採取のために使用する採便用具に関する
ものであり、便を受けた際に必要異常の量の糞便が滞留
し、使用者が大量の便塊により不快な感じを受けること
を和らげる採便用具を提供することを目的とする。 【解決手段】 便器内の排泄物受け手段1において、カ
ップ状の便受け部2と便受け部2を支持する弾力性を有
した支持部3で構成し、糞便の重さにより支持部3が屈
曲し、便受け部2を傾倒させ、余分な便をオーバーフロ
ーさせ、便漕に落下させることができるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般家庭、病院の
トイレにおける検便用の糞便の採取のために使用する採
便用具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般家庭、病院のトイレにおいて、大腸
がん(便潜血)、蟯虫、回虫等の検査のために糞便を採
取する場合、洋式便器においては便槽の溜水面より上に
出ている部分にトイレットペーパーを敷いて糞便するこ
とにより、ペーパー上に便を受け、その後受けた糞便
を、便採取用スティックに付着させていた。また和式便
器においては、便槽の通常の便落下位置にあたる浅い溜
水部にトイレットペーパーを敷いて糞便することによ
り、洋式便器と同様にペーパー上に便を受け、受けた糞
便を便採取用スティック等に付着させていた。
【0003】しかしこのような採便手段においては、洋
式便器の場合は便槽の角度によっては、受けた便が溜水
面に滑り落ちて、便採取用スティック等による採取がで
きないケースがあった。また洋式便器の中でもサイホン
ゼット式に代表される溜水面が広く、トイレットペーパ
ーを敷くことが困難な便器もあり、確実な採取方法とは
言えなかった。また和式便器の場合、敷いたトイレット
ペーパーに他人の尿便等で汚染された溜水部の水が浸透
して、検査の正確さに対して問題があった。
【0004】そこで紙製等の便受けを便器に設置して、
便を確実に受けるものが提案されている。例えば、実開
平5−92723号公報では、水溶性の便受け部材とこ
の部材を便器に固定する部材と組み合わせることで、水
洗式、汲取式を問わず容易に便が採取でき、かつ使用後
の始末を考慮して、便を受けることが可能で、且つ水洗
式、汲取式を問わず処分可能な材料、例えば水溶性か又
は水中にてほぐれて分散する材料から形成する採便用具
が提案されている。
【0005】これは図11に示すとおり、便器に固定す
る紙製の固定部材101と、紙製の便受け部材102か
らなる。便受け部材102は便を受けるために、側壁部
102aに挟まれた谷部102bを有する。便器固定部
材101と便受け部材102とは、一体的に形成され
る。谷部102bには便を逃がさないための窪み103
を有する便受102cを有する。便器への固定部材10
1は和式おいては便器の淵に引っ掛け、洋式においては
便器と便座の間にはさみ込む等して使用するものであ
る。
【0006】また、別の従来例として特開平7−270
403号公報では、便器を汚すことなく簡単に糞便採取
ができるとともに、配管の詰まりや汚水処理時の弊害を
招くことなく水洗処理できるようにして、検便のための
糞便採取の煩わしさを解消できる安価な採便用シートが
提案されている。
【0007】これは図12に示すとおり、両端縁部が便
器の左右縁上に重なる長さLと中間部の糞便受け部20
1の幅が糞便を受けるに足りる幅Wに形成し、糞便受け
部201の両側に伸長用切り目202を設けてなる水解
性のシート本体203の両端縁部の片面に、剥離テープ
204で覆われた水解性の両面接着テープ205を貼着
してなり、両面接着テープ205を便器の左右縁に接着
することにより便器上に張設して使用する採便用シート
である。
【0008】そしてシート本体203の両端縁部に設け
た両面接着テープ205を、剥離テープ204を剥して
露呈させた後、落とし口又は便器(以下、単に便器とい
う)の左右縁に接着することにより、便器上に張設使用
され、糞便の採取準備又は排便準備が完了する。そし
て、洋式の便器の場合は便座を倒してから排便をする
と、糞便は採便用シートの糞便受け部201で受けられ
るようになる。この場合、採便用シートは接着テープに
よって便器に固定されているので、便器内へ落下するこ
となく確実に支持されるようになるから、検便のための
糞便採取の場合は、糞便の採取を容易とするとともに水
洗処理ができ、携帯用便器に使用した場合には、便器、
便溜めを汚すことなく、糞便を採便用シートに包んで水
洗トイレ等で迅速に廃棄処理することができるものであ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例
の糞便の採取は、落下してくる便をそのまま受けるもの
で、便受け部(図11においては便受け部材102、図
12においては糞便受け部201)では排泄された便が
滞留するようにできている。このため排泄する便量が多
い場合、採取する糞便の量は、実際に検査で必要とする
採取量に比べてはるかに多い。具体的には全便量を便受
け部で受けたとして約200g、これに対して便採取用
スティック等で採取し検査で必要とする量は約0.1g
であり、便潜血等が便に対して不均一に入っていること
を考慮しても、採取のために必要な糞便量は50gもあ
れば十分である。
【0010】従って従来例では使用者が検査用サンプル
を採取する際に、滞留した糞便に対して,便採取用ステ
ィックを突き刺し、または擦り付けて採取することにな
り、糞便の滞留自体に汚さを感じることがある。これは
必要以上の量の糞便が滞留することに課題があるからで
ある。
【0011】本発明はこのような課題に対して、採取の
ために必要な糞便量を便器内で確保でき、さらに確保し
た後の余分な糞便は便槽へ自動的に落とすことができる
採便用具を提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するもので、便器内で人体が排泄する排泄物を受ける
排泄物受け手段において、排泄物受け手段は便を受ける
便受け部と便受け部を支持する支持部で構成し、便受け
部が排泄された糞便の内必要な量を確保した後、糞便の
重さにより、支持部に支持された便受け部を傾倒させる
ことにより、余分な便を便受け部上部に滞留させずにオ
ーバーフローさせ、便漕に落下させることができるもの
である。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明は、便器内で人体が排泄す
る排泄物を受ける排泄物受け手段を有し、排泄物受け手
段は便を受ける便受け部と便受け部を支持する支持部で
構成し、便受け部が排泄された糞便の内、検査に必要な
量を確保した後、糞便の重さにより、支持部に支持され
た便受け部を傾倒させることにより、余分な便を便受け
部上に滞留させないでオーバーフローさせるようにし
て、実施化し得るものである。
【0014】従って便受け部が、排泄された糞便の内検
査に必要な量を確保した後、糞便の重さにより、支持部
に支持された便受け部を傾倒させることにより、余分な
便を便受け上部に滞留させずにオーバーフローさせ、便
槽に落下させることができる。
【0015】さらに上記に加えて、排泄物の一部を採取
する採取手段を有し、採取手段は排泄物受け手段の便受
け部に挿入するとよい。
【0016】その場合、便受け部にあらかじめ挿入した
採取手段が受けた便の一部を採取することで、採取手段
を便の中に挿入する手間を省くことができる。
【0017】さらに、上記に加えて採取手段は弾力性を
有する棒材料で構成するとよい。その場合、受け手段に
確保された糞便の重さにより、弾力性を有する採取手段
が屈曲し、支持部に支持された便受け部が傾倒して余分
な量の便を便槽内に落下させることができる。
【0018】さらに上記に加えて、採取手段には、排泄
物受け手段の便受け部への挿入部分に溝孔部を設け、少
なくとも溝孔部により便受け部の便を採取するように溝
孔部は便受け部に受けた便に接する方向で排泄物受け手
段の便受け部に挿入するとよい。
【0019】その場合、便受け部に確保された糞便の重
さにより、溝孔部に糞便が圧接することにより、溝孔部
による糞便採取が容易にできる。
【0020】さらに上記に加えて、便受け部の支持部の
反対側の端部と、支持部の便受け部の反対側の端部に貫
通孔を設け、採取手段は両端部の貫通孔を貫通するよう
にするとよい。
【0021】その場合は、便受け部に確保された糞便の
重さにより、両端部の貫通孔を支点として採取手段が屈
曲し、その反発力により糞便への溝孔部の圧接力を高め
ることができ、溝孔部による糞便採取が容易にできる。
【0022】さらに上記に加えて、採取手段が屈曲する
際の支点となる突起を、支持部に設けるとよい。
【0023】その場合、便受け部に確保された糞便の重
さにより、両端の貫通孔を支点として採取手段が屈曲す
る際に、突起が支点となり採取手段の屈曲長さが短くな
ることで屈曲の反発力が高くなり、糞便への溝孔部の圧
接力を高めることができる。
【0024】さらに上記に加えて、採取手段は排泄物受
け手段に設けた貫通孔を通って、便受け部に挿入し、採
取手段に設けた溝孔部を含む部分の外径とほぼ同径の前
記貫通孔の内径とするとよい。
【0025】その場合、便受け部が採取した糞便の一部
を、採取手段が溝孔部により採取し、貫通孔を通して採
取手段を引き抜くことにより、採取手段の溝孔部に余分
に付着した糞便を掻き取ることができる。
【0026】さらに上記に加えて、排泄物受け手段を便
器に着脱可能に取り付けるとよい。そして便器・便座に
着脱自在に取り付けることができる。
【0027】さらに上記に加えて、排泄物受け手段は水
溶性材料で構成するとよい。その場合、糞便の採取によ
り汚れた排泄物受け手段を、便器から脱着し、便漕に落
下した後に汚水配管に流すことができる。
【0028】以下、本発明の実施例について図面を用い
て説明する。 (実施例1)本発明の実施例1について、図1、図2を
参照しながら説明する。
【0029】図1において、1は排泄物受け手段、2は
排泄物受け手段1の便を受けるカップ状の便受け部、3
は排泄物受け手段1の便受け部2を支持する支持部、4
は便受け部2のカップの開いた面、5は便器である。排
泄物受け手段1は便器5の上面に設置されていて、支持
部3および便受け部2は便器5の便槽内に突出してい
る。便受け部2の面4はほぼ水平であり、鉛直方向上方
に向いている。支持部3は弾力性を有した材料で構成さ
れている。ここでは便受け部2および支持部3ともに紙
材料であるパルプモールド材を用いて制作しており、支
持部3の弾力性はパルプモールド材の厚みにより調整す
る。
【0030】なお、支持部3は全体が弾力性をもたなく
とも、剛性で途中において一部屈曲するようにしてもよ
い。
【0031】図2は図1の様に構成された排泄物受け手
段1の動作説明図であり、図2(a)は便が落下し便受
け部2に入る直前の状態、図2(b)は便が便受け部2
に入った時の状態、図2(c)は便が便受け部2からオ
ーバーフローする状態を示す。
【0032】次に動作、作用について説明する。使用者
が排泄物検査の目的で、排泄物受け手段1の便受け部2
の上で排便を行う。図2(a)に示すように排泄された
便は落下し、便受け部2のカップの開いた面4から便受
け部2に入る。便受け部2に便が入ると、図2(b)に
示すように支持部3が受けた便の重量により、屈曲す
る。支持部3の屈曲により同部に支持された便受け部2
は傾倒する。そして便受け部2のカップの開いた面4も
同様に傾倒する。そして図2(c)に示すように便受け
部2のカップからはみ出した余分な便がオーバーフロー
し、便槽に落下する。使用者は排泄終了後、便受け部2
に残っている便から検査用サンプルを採取する。
【0033】(実施例2)本発明の実施例2について、
図3および図4を参照しながら説明する。
【0034】なお実施例1と同一符号のものは同一構造
を有し、説明は省略する。実施例1と異なる点は図3に
示すとおり、排泄物受け手段1に便採取手段11の保持
部13を設けて有り、便採取手段11はこの保持部13
で保持され、便受け部2に挿入したことである。便採取
手段11は弾力性を持ったポリエチレンチュープ等で棒
状等の形状を有しており、先端には便が付着しやすいス
クリュー溝部12が設けてある。
【0035】次に動作、作用について説明する。使用者
が排泄物検査の目的で、排泄物受け手段1の便受け部2
の上で排便を行う。排泄された便は実施例1と同様に、
落下後、便受け部2に入る。便受け部2に便が入ると、
図4に示すように支持部3および採取手段11が受けた
便の重量により、屈曲する。支持部3および採取手段1
1の屈曲により便受け部2は傾倒する。そして便受け部
2のカップからはみ出した余分な便がオーバーフロー
し、便槽に落下する。使用者は排泄終了後、採取手段1
1のスクリュー溝部12に付着した便を検査用サンプル
として、採取手段11を保持部13から外すことにより
採取する。
【0036】(実施例3)本発明の実施例3について、
図5を参照しながら説明する。
【0037】実施例1ないし実施例2と異なる点は図5
に示すとおり、採取手段11の先端にスクリュー溝部で
なく、溝孔部20を設けたところである。溝孔部20は
採取手段11と同断面のABS樹脂等の棒状材料に、便
受け部2で受けた便に接触する面を溝孔形状に成形した
ものである。
【0038】なお実施例1ないし実施例2と同一符号の
ものは同一構造を有し、説明は省略する。
【0039】次に動作、作用について説明する。使用者
が排泄物検査の目的で、排泄物受け手段1の便受け部2
の上で排便を行う。排泄された便は実施例2と同様に、
落下後、便受け部2に入る。便受け部2に便が入ると、
図4に示すように支持部3および採取手段11が受けた
便の重量により、屈曲する。支持部3および採取手段1
1の屈曲により便受け部2は傾倒する。そして便受け部
2のカップからはみ出した余分な便がオーバーフロー
し、便槽に落下する。使用者は排泄終了後、採取手段1
1を軸方向に引くことにより、便と接触している溝孔部
20の先端側の壁が便を掻き取り、溝孔部20に便が充
填する。
【0040】(実施例4)本発明の実施例4について、
図6および図7を参照しながら説明する。
【0041】なお実施例1ないし実施例3と同一符号の
ものは同一構造を有し、説明は省略する。
【0042】実施例1ないし実施例3と異なる点は図6
に示すとおり、便受け部2の支持部3の反対側の端部
と、支持部3の便受け部2の反対側の端部に貫通孔21
および貫通孔22を各々設け、採取手段11を両貫通孔
21と22を貫通する様に設けたものである。
【0043】次に動作、作用について説明する。使用者
が排泄物検査の目的で、排泄物受け手段1の便受け部2
の上で排便を行う。排泄された便は実施例2、実施例3
と同様に、落下後、便受け部2に入る。便受け部2に便
が入ると、図7(a)、(b)、(c)に示すように支
持部3および採取手段11が受けた便の重量により、屈
曲する。支持部3および採取手段11の屈曲により便受
け部2は傾倒する。そして便受け部2のカップからはみ
出した余分な便がオーバーフローし、便槽に落下する。
使用者は排泄終了後、採取手段11を軸方向に引くこと
により、図7(c)に示すとおり、貫通孔21から採取
手段11が外れ、屈曲していた反発力で便受け部2で受
けた便に溝孔部20が圧接されながら引かれることにな
る。そして便と接触している溝孔部20の先端側の壁が
便を掻き取り、溝孔部20に便が入る。
【0044】(実施例5)本発明の実施例5について、
図8を参照しながら説明する。
【0045】なお実施例2ないし実施例4と同一符号2
1と22のものは同一構造を有し、説明は省略する。
【0046】実施例2ないし実施例4と異なる点は図8
に示すとおり、便受け部2の支持部3の反対側の端部
と、支持部3の便受け部2の反対側の端部に貫通孔21
および貫通孔22を各々設け、採取手段11を両貫通孔
21と22を貫通する様に設け、さらに両貫通孔21と
22の間の支持部3に突起部25を設けたものである。
突起部25は支持部3の一部を突起状に成形したもの
で、その高さは貫通孔21および貫通孔22を支点とし
て屈曲する際に中間支点として作用できる程度の高さと
する。
【0047】次に動作、作用について説明する。使用者
が排泄物検査の目的で、排泄物受け手段1の便受け部2
の上で排便を行う。排泄された便は実施例4と同様に、
落下後、便受け部2に入る。便受け部2に便が入ると、
支持部3および採取手段11が受けた便の重量により、
屈曲する。支持部3および採取手段11の屈曲により便
受け部2は傾倒する。そして便受け部2のカップからは
み出した余分な便がオーバーフローし、便槽に落下す
る。使用者は排泄終了後、採取手段11を軸方向に引く
ことにより、貫通孔21から採取手段11が外れ、屈曲
していた反発力で便受け部2で受けた便に溝孔部20が
圧接されながら引かれることになるが、このとき反発力
は貫通孔22と突起部25間の距離L3に対する突起部
25と貫通孔21間の距離L1の比に反比例する。つま
りL1/L3が小さいほど反発力は大きくなる。突起部
25がないと反発力は、保持部13と貫通孔22間の距
離L4に対する貫通孔22と貫通孔21間の距離L2の
比に反比例するので、突起部25を設けたことにより、
(L2/L4)/(L1/L3)に比例して反発力が大
きくなる。そして大きくなった反発力により、便と接触
している溝孔部20の先端側の壁が便を掻き取り、溝孔
部20に便が入る。
【0048】(実施例6)本発明の実施例6について、
図9を参照しながら説明する。
【0049】なお実施例5と同一符号のものは同一構造
を有し、説明は省略する。実施例5と異なる点は図9に
示すとおり、採取手段11に設けた溝孔部20を含む部
分の外径Φbとほぼ同径の内径Φbの貫通孔22に採取
手段11を貫通したものである。ΦaはΦbよりやや大
きいが採取手段11を摺動させた際に、軸ぶれをほとん
ど起こさない程度の内径であり、実施例では採取手段1
1を直径3mmのポリエチレンチュープ、貫通孔22は内
径3.1mmに成形した。
【0050】次に動作、作用について説明する。使用者
が排泄物検査の目的で、排泄物受け手段1の便受け部2
の上で排便を行う。排泄された便は実施例4と同様に、
落下後、便受け部2に入る。便受け部2に便が入ると、
支持部3および採取手段11が受けた便の重量により、
屈曲する。支持部3および採取手段11の屈曲により便
受け部2は傾倒する。そして便受け部2のカップからは
み出した余分な便がオーバーフローし、便槽に落下す
る。使用者は排泄終了後、採取手段11を軸方向に引く
ことにより、貫通孔21から採取手段11が外れ、屈曲
していた反発力で便受け部2で受けた便に溝孔部20が
圧接されながら引かれる。そして便と接触している溝孔
部20の先端側の壁が便を掻き取り、溝孔部20に便が
充填する。この時、余分な便が採取手段11の溝孔部2
0の周辺に付着する。これを採取手段11をさらに引く
ことにより、溝孔部20が貫通孔22を通る。この際貫
通孔20の内縁により採取手段11の溝孔部20の周辺
に付着した余分な便を掻き取る。
【0051】(実施例7)本発明の実施例7について、
図10を参照しながら説明する。
【0052】なお実施例5と同一符号のものは同一構造
を有し、説明は省略する。実施例1ないし実施例6と異
なる点は図10に示すとおり、支持部3に便器5上に設
置された便座30の構成部材である排泄物受け手段1の
取り付け部31を設け、支持部3にこの取り付け部31
との嵌合部32を設けたものである。ここでは取り付け
部31はABS樹脂成形、支持部3およびその一部であ
る嵌合部32は紙材料であるパルプモールド材で構成し
た。パルプモールド材の原料としては水分散性の繊維基
材と水溶解性のバインダーを使用したが、ポリビニルア
ルコール等の材料自体に水溶解性がある材料による成形
品としてもよい。
【0053】次に動作、作用について説明する。使用者
が排泄物検査の目的で、排泄物受け手段1の便受け部2
の上で排便を行う。排泄された便は実施例4と同様に、
落下後、便受け部2に入る。便受け部2に便が入ると、
そして支持部3および採取手段11が受けた便の重量に
より、屈曲する。支持部3および採取手段11の屈曲に
より便受け部2は傾倒する。そして便受け部2のカップ
からはみ出した余分な便がオーバーフローし、便槽に落
下する。使用者は排泄終了後、採取手段11を軸方向に
引くことにより、便受け部2で受けた便に溝孔部20が
圧接されながら引かれる。そして便と接触している溝孔
部20の先端側の壁が便を掻き取り、溝孔部20に便が
入る。その後、取り付け部31から嵌合部32を脱着す
ることにより、排泄物受け手段1は便座30から外れ、
便槽に落下する。排泄物受け手段は水溶性材料で構成し
ているため、便槽内で溶解し汚水配管に流すことができ
る。
【0054】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、便受け部
が、排泄された糞便の内必要な量を確保した後、糞便の
重さにより、支持部が屈曲し、支持部に支持された便受
け部を傾倒させることにより、余分な便を便受け部上部
に滞留させずにオーバーフローさせ、便漕に落下させる
ことができるので、必要以上の便が溜り、使用者が大量
の便塊により不快な感じを受けることを和らげるという
効果を有する。
【0055】また、排泄物の一部を採取する採取手段を
有し、採取手段は排泄物受け手段の便受け部に挿入して
成るものであり、この採取手段が受けた便の一部を採取
することで、採取手段を便の中に挿入する手間が省け、
使用者が便塊に採取手段を突き刺す時の不快感を和らげ
るという効果を有する。
【0056】また、受け手段に確保された糞便の重さに
より、弾力性を有した支持部および弾力性を有した採取
手段が屈曲し、支持部に支持された便受け部を傾倒させ
る際に、必要な糞便量が多く支持部の弾力では不十分な
場合、採便棒の弾力性で、支持部の弾力が補強でき、確
実な糞便確保ができるという効果を有する。
【0057】また、採取手段の便受け部への挿入部分
に、受けた便に接する方向で設けた溝孔部に糞便が圧接
することにより、溝孔部による糞便採取が容易にできる
という効果を有する。
【0058】また、便受け部の支持部の反対側の端部と
支持部の便受け部の反対側の端部に貫通孔を設け、便受
け部の糞便の重さにより、両端部の貫通孔を支点として
採取手段が屈曲し、その反発力により糞便への溝孔部の
圧接力を高めることができるので、溝孔部による糞便採
取が容易になるという効果を有する。
【0059】また、支持部に設けた突起が、糞便の重さ
で採取手段が屈曲する際の支点となり、採取手段の屈曲
長さが短くなることで、屈曲の反発力が高くなり、糞便
への溝孔部の圧接力を高めることができ、糞便採取が確
実にできるという効果を有する。
【0060】また、便受け部が採取した糞便の一部を、
採取手段が溝孔部により採取し、溝孔部を含む部分の外
径とほぼ同径の貫通孔を通して採取手段を引き抜くこと
により、採取手段の溝孔部に余分に付着した糞便を掻き
取ることができ、採取手段に余分な便が付着することに
よる、使用者の不快感を防ぐという効果を有する。
【0061】また、排泄物受け手段を便器に着脱可能に
取り付けることにより、糞便で汚れた便受け部を含む排
泄物受け手段を外し、廃棄することができるという効果
を有する。
【0062】また、排泄物受け手段は水溶性材料で構成
したことにより、糞便の採取により汚れた排泄物受け手
段を、便器から脱着し廃棄する際に、便漕に落下後に汚
水配管に流すことができ、廃棄が容易になるという効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における排泄物受け手段の要
部構成図
【図2】(a)便が落下し便受け部に入る直前の状態を
示す図 (b)便が便受け部に入った時の状態を示す図 (c)便が便受け部からオーバーフローする状態を示す
【図3】本発明の実施例2における排泄物受け手段の要
部構成図
【図4】同排泄物受け手段の動作説明図
【図5】本発明の実施例3における要部構成図
【図6】本発明の実施例4における排泄物受け手段の要
部構成図
【図7】(a)便が落下し便受け部に入る直前の状態を
示す図 (b)便が便受け部に入った時の状態を示す図 (c)便が便受け部からオーバーフローする状態を示す
図同排泄物受け手段の動作説明図
【図8】本発明の実施例5における排泄物受け手段の要
部構成図
【図9】本発明の実施例6における排泄物受け手段の要
部斜視図
【図10】本発明の実施例7における排泄物受け手段の
要部構成図
【図11】従来例の採便具の斜視図
【図12】他の従来例の採便用シートの要部平面図
【符号の説明】
1 排泄物受け手段 2 便受け部 3 支持部 11 採取手段 12 スクリュー溝部 13 保持部 20 溝孔部 21、22 貫通孔 25 突起部 31 取り付け部 32 嵌合部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中西 圭子 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 篠田 ▲ひで▼穂 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】便器内で人体が排泄する排泄物を受ける排
    泄物受け手段を有し、前記排泄物受け手段は便を受ける
    便受け部と前記便受け部を支持する支持部で構成し、前
    記便受け部が一定量以上の便を受けた際に、前記便受け
    部が傾倒し、余分な便をオーバーフローさせて便槽に落
    下するようにしたことを特徴とする採便用具。
  2. 【請求項2】排泄物の一部を採取する採取手段を有し、
    前記採取手段は排泄物受け手段の便受け部に挿入するよ
    うにした請求項1記載の採便用具。
  3. 【請求項3】採取手段は弾力性を有する棒状材料で構成
    した請求項2記載の採便用具。
  4. 【請求項4】採取手段の挿入部分に溝孔部を設け、前記
    溝孔部により便受け部の便の一部を採取するように、少
    なくとも前記溝孔部を便に接する方向に向けて、採取手
    段を前記便受け部に挿入した請求項2または3記載の採
    便用具。
  5. 【請求項5】支持部および便受け部の相離れる両端部に
    夫々貫通孔を設け、採取手段は前記両端部の貫通孔を貫
    通した請求項2ないし4のいずれか1項に記載の採便用
    具。
  6. 【請求項6】支持部に採取手段が屈曲する際の支点とな
    る突起部を設けた請求項5記載の採便用具。
  7. 【請求項7】採取手段は排泄物受け手段に設けた貫通孔
    を通って、便受け部に挿入し、採取手段に設けた溝孔部
    を含む部分の外径とほぼ同径の前記貫通孔の内径とした
    請求項2ないし6のいずれか1項に記載の採便用具。
  8. 【請求項8】排泄物受け手段を便器・便座に着脱可能に
    取り付けた請求項1ないし7のいずれか1項に記載の採
    便用具。
  9. 【請求項9】排泄物受け手段は、水溶性材料で構成した
    請求項1ないし8のいずれか1項に記載の採便用具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62115124U (ja) * 1985-12-03 1987-07-22
JPH062227U (ja) * 1992-06-04 1994-01-14 明治製菓株式会社 簡易採便スティック
JPH076760U (ja) * 1993-06-30 1995-01-31 丸ノ内紙工株式会社 検便用採便具
JPH0718262U (ja) * 1993-09-10 1995-03-31 明治製菓株式会社 採便スティック

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