JPH10177104A - マイクロレンズの製造方法 - Google Patents
マイクロレンズの製造方法Info
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- JPH10177104A JPH10177104A JP8338147A JP33814796A JPH10177104A JP H10177104 A JPH10177104 A JP H10177104A JP 8338147 A JP8338147 A JP 8338147A JP 33814796 A JP33814796 A JP 33814796A JP H10177104 A JPH10177104 A JP H10177104A
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- glass layer
- low
- microlens
- melting
- layer
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【課題】高い効率で光を集光することができるマイクロ
レンズを簡単に且つ高いパターン精度で製造する。 【解決手段】支持基板1の一方の面に拡散防止層2を形
成し、該拡散防止層上に低融点ガラス層3を形成した
後、該低融点ガラス層を熱溶融し、ガラス化された低融
点ガラス層上に感光性レジスト4を塗布し、その後、所
定パターンの開口を有するマスクを介して前記感光性レ
ジストを露光・現像してレジストパターン5を形成し、
該レジストパターンをマスクとして前記低融点ガラス層
をエッチングして溝部6を形成し、その後、前記低融点
ガラス層を再度、熱溶融してマイクロレンズ9とする。
レンズを簡単に且つ高いパターン精度で製造する。 【解決手段】支持基板1の一方の面に拡散防止層2を形
成し、該拡散防止層上に低融点ガラス層3を形成した
後、該低融点ガラス層を熱溶融し、ガラス化された低融
点ガラス層上に感光性レジスト4を塗布し、その後、所
定パターンの開口を有するマスクを介して前記感光性レ
ジストを露光・現像してレジストパターン5を形成し、
該レジストパターンをマスクとして前記低融点ガラス層
をエッチングして溝部6を形成し、その後、前記低融点
ガラス層を再度、熱溶融してマイクロレンズ9とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高い効率で光を集
光することができるマイロクレンズの製造方法の技術分
野に属する。
光することができるマイロクレンズの製造方法の技術分
野に属する。
【0002】
【従来の技術】例えば、カラーの液晶ディスプレイ(L
CD)は、カラーフィルタを使用して構成画素部を3原
色(R,G,B)とし、液晶の電気的スィッチングによ
り3原色の各光の透過を制御してカラー表示を行うもの
であり、プラズマディスプレイ等に比べて消費電力が小
さいという長所がある。このような液晶ディスプレイで
は、表示を明るく鮮明なものとするために、背後に照明
用光源を備えた、いわゆるバックライト方式が近年普及
している。しかし、照明用光源を使用した場合、消費電
力が増大し、上記の消費電力が小さいという液晶ディス
プレイの長所が損なわれることになる。このため、照明
用光源からの光を効率良く画素部に集光することによ
り、照明用光源に要する電力を低減することが要求さ
れ、その手段として、マイクロレンズを配列してなるマ
イクロレンズアレイを使用した液晶ディスプレイが提案
されている(特開昭60−165623号等)。
CD)は、カラーフィルタを使用して構成画素部を3原
色(R,G,B)とし、液晶の電気的スィッチングによ
り3原色の各光の透過を制御してカラー表示を行うもの
であり、プラズマディスプレイ等に比べて消費電力が小
さいという長所がある。このような液晶ディスプレイで
は、表示を明るく鮮明なものとするために、背後に照明
用光源を備えた、いわゆるバックライト方式が近年普及
している。しかし、照明用光源を使用した場合、消費電
力が増大し、上記の消費電力が小さいという液晶ディス
プレイの長所が損なわれることになる。このため、照明
用光源からの光を効率良く画素部に集光することによ
り、照明用光源に要する電力を低減することが要求さ
れ、その手段として、マイクロレンズを配列してなるマ
イクロレンズアレイを使用した液晶ディスプレイが提案
されている(特開昭60−165623号等)。
【0003】また、CCD等を使用したカラーイメージ
センサーでは、有効開口率を上げるために各受光セルに
対応したマイクロレンズを有するマイクロレンズアレイ
を受光面に配設したものが開発されている(特開昭61
−67003号)。さらに、近年、光通信等で使用が増
大している光ファイバにおいても、光の結合を行う場合
にマイクロレンズが組み合わされて使用されている(特
開昭61−153602号)。
センサーでは、有効開口率を上げるために各受光セルに
対応したマイクロレンズを有するマイクロレンズアレイ
を受光面に配設したものが開発されている(特開昭61
−67003号)。さらに、近年、光通信等で使用が増
大している光ファイバにおいても、光の結合を行う場合
にマイクロレンズが組み合わされて使用されている(特
開昭61−153602号)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、基板の
一方の面に形成されたマイクロレンズは種々の用途で使
用されており、その製造方法には、ガラスに拡散され
たイオン濃度の分布を利用して屈折率勾配型のレンズと
する方法(Electronics Letters Vol.17,No.13.PP452(1
981)) 、金型によってプラスチックあるいはガラスの
表面をレンズ状の凹凸に成形する方法、熱可塑性樹脂
を用いてレンズの平面形状にパターン化し、その後、熱
可塑性樹脂の軟化点以上に加熱して流動させることによ
りパターンエッジにダレを生じさせて凸レンズを形成す
る方法(特開昭60−38989号等)、感光性樹脂
にプロキシミティ露光を施してパターンエッジにボケを
生じさせ、このボケに応じて光反応生成物の量に分布を
もたせて凸レンズ形状を得る方法(特開昭61−153
602号)、感光性樹脂に強度分布をもたせた光を照
射して露光し、光強度に応じた屈折率分布パターンを形
成して微小レンズとする方法(特開昭60−72927
号等)、感光性ガラスに対する光照射によって生じる
結晶化に伴った収縮を利用して凸レンズを形成する方法
(Applied Optics Vol.24,No.16,P2520(1985))、感
光性樹脂をアライナーを用いて所望のパターン状に露光
すると、非露光部から露光部に未反応のモノマーが移動
して露光部が盛り上がるという現象を利用した凸レンズ
形成方法(応用物理学会光学懇話会微小光学研究グルー
プ機関誌 Vol.5,No.2,P118(1987),同 Vol.6,No.2,P87(1
988))等がある。
一方の面に形成されたマイクロレンズは種々の用途で使
用されており、その製造方法には、ガラスに拡散され
たイオン濃度の分布を利用して屈折率勾配型のレンズと
する方法(Electronics Letters Vol.17,No.13.PP452(1
981)) 、金型によってプラスチックあるいはガラスの
表面をレンズ状の凹凸に成形する方法、熱可塑性樹脂
を用いてレンズの平面形状にパターン化し、その後、熱
可塑性樹脂の軟化点以上に加熱して流動させることによ
りパターンエッジにダレを生じさせて凸レンズを形成す
る方法(特開昭60−38989号等)、感光性樹脂
にプロキシミティ露光を施してパターンエッジにボケを
生じさせ、このボケに応じて光反応生成物の量に分布を
もたせて凸レンズ形状を得る方法(特開昭61−153
602号)、感光性樹脂に強度分布をもたせた光を照
射して露光し、光強度に応じた屈折率分布パターンを形
成して微小レンズとする方法(特開昭60−72927
号等)、感光性ガラスに対する光照射によって生じる
結晶化に伴った収縮を利用して凸レンズを形成する方法
(Applied Optics Vol.24,No.16,P2520(1985))、感
光性樹脂をアライナーを用いて所望のパターン状に露光
すると、非露光部から露光部に未反応のモノマーが移動
して露光部が盛り上がるという現象を利用した凸レンズ
形成方法(応用物理学会光学懇話会微小光学研究グルー
プ機関誌 Vol.5,No.2,P118(1987),同 Vol.6,No.2,P87(1
988))等がある。
【0005】上述のいずれのマイクロレンズの製造方法
においても、所望の特性を備えたマイクロレンズをより
簡単に且つ高いパターン精度で製造できることが要求さ
れているが、この要求に十分に応えられるマイクロレン
ズの製造方法は未だ開発されていない。
においても、所望の特性を備えたマイクロレンズをより
簡単に且つ高いパターン精度で製造できることが要求さ
れているが、この要求に十分に応えられるマイクロレン
ズの製造方法は未だ開発されていない。
【0006】本発明は、上記課題を解決するものであっ
て、高い効率で光を集光することができるマイクロレン
ズを簡単に且つ高いパターン精度で製造することができ
るマイクロレンズの製造方法を提供することを目的とす
る。
て、高い効率で光を集光することができるマイクロレン
ズを簡単に且つ高いパターン精度で製造することができ
るマイクロレンズの製造方法を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のマイクロレンズの製造方法は、支持基板の
一方の面に拡散防止層を形成し、該拡散防止層上に低融
点ガラス層を形成した後、該低融点ガラス層を熱溶融
し、ガラス化された低融点ガラス層上に感光性レジスト
を塗布し、その後、所定パターンの開口を有するマスク
を介して前記感光性レジストを露光・現像してレジスト
パターンを形成し、該レジストパターンをマスクとして
前記低融点ガラス層をエッチングして溝部を形成し、そ
の後、前記低融点ガラス層を再度、熱溶融してマイクロ
レンズとすることを特徴とする。
に、本発明のマイクロレンズの製造方法は、支持基板の
一方の面に拡散防止層を形成し、該拡散防止層上に低融
点ガラス層を形成した後、該低融点ガラス層を熱溶融
し、ガラス化された低融点ガラス層上に感光性レジスト
を塗布し、その後、所定パターンの開口を有するマスク
を介して前記感光性レジストを露光・現像してレジスト
パターンを形成し、該レジストパターンをマスクとして
前記低融点ガラス層をエッチングして溝部を形成し、そ
の後、前記低融点ガラス層を再度、熱溶融してマイクロ
レンズとすることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。図1は、本発明のマイクロレン
ズの製造方法の1例を示す縦断面図である。先ず、図A
に示す工程において、支持基板1上に拡散防止層2を形
成し、この拡散防止層2上に低融点ガラス層3を形成す
る。
を参照しつつ説明する。図1は、本発明のマイクロレン
ズの製造方法の1例を示す縦断面図である。先ず、図A
に示す工程において、支持基板1上に拡散防止層2を形
成し、この拡散防止層2上に低融点ガラス層3を形成す
る。
【0009】支持基板1は、透明ガラス基板であり、石
英ガラス、無鉛ガラス、鉛ガラス等の材料からなるもの
であり、その厚みは、マイクロレンズの用途等を考慮し
て適宜設定することができ、例えば、0.1〜3mm程
度とする。
英ガラス、無鉛ガラス、鉛ガラス等の材料からなるもの
であり、その厚みは、マイクロレンズの用途等を考慮し
て適宜設定することができ、例えば、0.1〜3mm程
度とする。
【0010】支持基板1上に形成される拡散防止層2
は、後述する低融点ガラス層3の成分が支持基板1に拡
散することを防止するためのもので、低融点ガラス層3
と支持基板1との相溶性が小さく低融点ガラスとなじみ
にくい材料、例えば、ITO(酸化インジウムスズ)、
SnO2、Al2O3、TiO2等の金属酸化物、BN、S
i3N4、TiN等の金属窒化物(反射型マイクロレンズ
の場合は、W、Mo等の高融点金属も使用可能)等の1
種または2種以上を使用して、スパッタリング法、電子
ビーム蒸発法、有機金属材料の塗布・焼成、気相成長法
(CVD法)等により形成することができる。この拡散
防止層2は、単層構造および多層構造のいずれであって
もよく、その厚みは100〜3000オングストローム
程度が好ましい。厚みは100オングストローム未満で
あると、拡散防止の作用が十分ではなく、マイクロレン
ズの表面状態が低下するので好ましくない。また、厚み
が3000オングストロームを超えると、透過型マイク
ロレンズの場合、光の透過率が低下し好ましくない。
は、後述する低融点ガラス層3の成分が支持基板1に拡
散することを防止するためのもので、低融点ガラス層3
と支持基板1との相溶性が小さく低融点ガラスとなじみ
にくい材料、例えば、ITO(酸化インジウムスズ)、
SnO2、Al2O3、TiO2等の金属酸化物、BN、S
i3N4、TiN等の金属窒化物(反射型マイクロレンズ
の場合は、W、Mo等の高融点金属も使用可能)等の1
種または2種以上を使用して、スパッタリング法、電子
ビーム蒸発法、有機金属材料の塗布・焼成、気相成長法
(CVD法)等により形成することができる。この拡散
防止層2は、単層構造および多層構造のいずれであって
もよく、その厚みは100〜3000オングストローム
程度が好ましい。厚みは100オングストローム未満で
あると、拡散防止の作用が十分ではなく、マイクロレン
ズの表面状態が低下するので好ましくない。また、厚み
が3000オングストロームを超えると、透過型マイク
ロレンズの場合、光の透過率が低下し好ましくない。
【0011】マイクロレンズの材料である低融点ガラス
層3は、PbO−ZnO−B2O3系、PbO−B2O3−
SiO2系、PbO−SiO2−B2O3系等の低融点ガラ
ス材料の1種または2種以上から、支持基板1よりも軟
化点の低い材料を用いて、スピンコート法、ロールコー
ト法、ブレードコート法、スクリーン印刷法等の公知の
方法により形成する。厚みは2〜100μm程度とす
る。
層3は、PbO−ZnO−B2O3系、PbO−B2O3−
SiO2系、PbO−SiO2−B2O3系等の低融点ガラ
ス材料の1種または2種以上から、支持基板1よりも軟
化点の低い材料を用いて、スピンコート法、ロールコー
ト法、ブレードコート法、スクリーン印刷法等の公知の
方法により形成する。厚みは2〜100μm程度とす
る。
【0012】次に、支持基板1を低融点ガラス層3の軟
化点よりも高く、かつ、支持基板1の軟化点よりも低い
温度で加熱し、低融点ガラス層3を熱溶融した後、冷却
してガラス化する。この熱溶融処理は、低融点ガラス層
3のポーラスな膜をある程度緻密化させるためで、後述
する感光性レジスト塗布工程において、レジストの塗布
性を向上させると共に、塗布の均一化、使用量の低減を
図るためであり、また、エッチング工程において、図E
に示す平坦部7の側面が不規則に浸食されてマイクロレ
ンズのパターン精度が悪くなるのを防止すると共に、低
融点ガラス層3中の樹脂成分が分解しエッチング残査が
生じるのを防止するためである。
化点よりも高く、かつ、支持基板1の軟化点よりも低い
温度で加熱し、低融点ガラス層3を熱溶融した後、冷却
してガラス化する。この熱溶融処理は、低融点ガラス層
3のポーラスな膜をある程度緻密化させるためで、後述
する感光性レジスト塗布工程において、レジストの塗布
性を向上させると共に、塗布の均一化、使用量の低減を
図るためであり、また、エッチング工程において、図E
に示す平坦部7の側面が不規則に浸食されてマイクロレ
ンズのパターン精度が悪くなるのを防止すると共に、低
融点ガラス層3中の樹脂成分が分解しエッチング残査が
生じるのを防止するためである。
【0013】以上のように低融点ガラス層3を熱溶融し
ガラス化した後、図Bに示す工程において、低融点ガラ
ス層3上に感光性レジストを塗布して感光性レジスト塗
膜4を形成する。感光性レジスト塗膜4は、ゴム系ポジ
レジスト、アクリル系ネガレジスト等の公知の感光性レ
ジストを使用し、スピンコート法、ブレードコート法等
成膜手段により形成することができ、厚みは0.5〜2
μm程度とする。また、上記の感光性レジストからなる
ドライフィルムを使用して感光性レジスト塗膜4を形成
することもできる。
ガラス化した後、図Bに示す工程において、低融点ガラ
ス層3上に感光性レジストを塗布して感光性レジスト塗
膜4を形成する。感光性レジスト塗膜4は、ゴム系ポジ
レジスト、アクリル系ネガレジスト等の公知の感光性レ
ジストを使用し、スピンコート法、ブレードコート法等
成膜手段により形成することができ、厚みは0.5〜2
μm程度とする。また、上記の感光性レジストからなる
ドライフィルムを使用して感光性レジスト塗膜4を形成
することもできる。
【0014】次に、図Cに示す工程において、マスクを
介して感光性レジスト塗膜4を露光し現像することによ
り、レジトスパターン5を形成する。このレジストパタ
ーン5は、マイクロレンズ群を構成する各マイクロレン
ズの配列の間隙部に相当するパターンで、すなわち格子
状の開口部5aが形成されている。
介して感光性レジスト塗膜4を露光し現像することによ
り、レジトスパターン5を形成する。このレジストパタ
ーン5は、マイクロレンズ群を構成する各マイクロレン
ズの配列の間隙部に相当するパターンで、すなわち格子
状の開口部5aが形成されている。
【0015】次いで、図Dに示す工程において、支持基
板1をエッチング液に浸漬し、レジストパターン5をマ
スクとして低融点ガラス層3をエッチングして、低融点
ガラス層3に溝部6を形成し、拡散防止層2を露出させ
る。この低融点ガラス層3のエッチングに使用するエッ
チング液としては、フッ化水素酸、フッ化水素酸と硫酸
との混合液等を挙げることができる。その後、レジスト
剥離液によりレジストパターン5を剥離すると、図Eに
示すように、低融点ガラス層3は、形成しようとするマ
イクロレンズの配列パターンに対応して、周囲に溝部6
が形成された平坦部7を残した状態となる。
板1をエッチング液に浸漬し、レジストパターン5をマ
スクとして低融点ガラス層3をエッチングして、低融点
ガラス層3に溝部6を形成し、拡散防止層2を露出させ
る。この低融点ガラス層3のエッチングに使用するエッ
チング液としては、フッ化水素酸、フッ化水素酸と硫酸
との混合液等を挙げることができる。その後、レジスト
剥離液によりレジストパターン5を剥離すると、図Eに
示すように、低融点ガラス層3は、形成しようとするマ
イクロレンズの配列パターンに対応して、周囲に溝部6
が形成された平坦部7を残した状態となる。
【0016】次に、支持基板1を低融点ガラス層3の軟
化点よりも高く、かつ、支持基板1の軟化点よりも低い
温度で加熱し、低融点ガラス層3を熱溶融によって流動
させ、これにより、図Fに示すように、低融点ガラスの
表面張力により(メルトフロー)レンズ形状となってマ
イクロレンズ9が形成され、このようなマイクロレンズ
9が複数配列されたマイクロレンズアレイ10が得られ
る。このような支持基板1の加熱による低融点ガラス層
3全体の熱溶融では、支持基板1と低融点ガラス層3と
の間に拡散防止層2を配置しているので、低融点ガラス
の軟化点より100〜400℃高く設定でき、具体的に
は、電気炉等の加熱手段を使用して熱溶融を行うことが
できる。
化点よりも高く、かつ、支持基板1の軟化点よりも低い
温度で加熱し、低融点ガラス層3を熱溶融によって流動
させ、これにより、図Fに示すように、低融点ガラスの
表面張力により(メルトフロー)レンズ形状となってマ
イクロレンズ9が形成され、このようなマイクロレンズ
9が複数配列されたマイクロレンズアレイ10が得られ
る。このような支持基板1の加熱による低融点ガラス層
3全体の熱溶融では、支持基板1と低融点ガラス層3と
の間に拡散防止層2を配置しているので、低融点ガラス
の軟化点より100〜400℃高く設定でき、具体的に
は、電気炉等の加熱手段を使用して熱溶融を行うことが
できる。
【0017】なお、形成するマイクロレンズ9の焦点距
離は、低融点ガラス層3の厚み(2〜100μm程
度)、マイクロレンズ9のピッチ、溝部6の深さで設定
することができ、低融点ガラス層3の厚みは2〜100
μm程度、溝部6の深さは1〜30μm、幅は5〜10
0μmの範囲で設定し、その用途等に応じて焦点距離を
10〜3000μmの範囲で、各マイクロレンズ9の形
成ピッチを10〜500μmの範囲で適宜設定する。
離は、低融点ガラス層3の厚み(2〜100μm程
度)、マイクロレンズ9のピッチ、溝部6の深さで設定
することができ、低融点ガラス層3の厚みは2〜100
μm程度、溝部6の深さは1〜30μm、幅は5〜10
0μmの範囲で設定し、その用途等に応じて焦点距離を
10〜3000μmの範囲で、各マイクロレンズ9の形
成ピッチを10〜500μmの範囲で適宜設定する。
【0018】図2は、本発明のマイクロレンズの製造方
法の他の例を示す縦断面図である。上記実施形態におい
ては、エッチング液を用いるようにしているが、本実施
形態においては、低融点ガラス層3をドライエッチング
して溝部6を形成する。このようなドライエッチング
は、カソードカップル型反応性イオンエッチング、平行
平板型イオンエッチング等を使用して行うことができ
る。溝部6の深さは1〜20μm、幅は3〜60μmの
範囲で設定することができる。本実施形態においては、
レジストパターン5の開口部5aの幅に対応して溝部6
が形成されるため、マイクロレンズ9のパターン精度を
更に向上させることができる。
法の他の例を示す縦断面図である。上記実施形態におい
ては、エッチング液を用いるようにしているが、本実施
形態においては、低融点ガラス層3をドライエッチング
して溝部6を形成する。このようなドライエッチング
は、カソードカップル型反応性イオンエッチング、平行
平板型イオンエッチング等を使用して行うことができ
る。溝部6の深さは1〜20μm、幅は3〜60μmの
範囲で設定することができる。本実施形態においては、
レジストパターン5の開口部5aの幅に対応して溝部6
が形成されるため、マイクロレンズ9のパターン精度を
更に向上させることができる。
【0019】
【実施例】次に、実施例を示して本発明を更に詳細に説
明する。
明する。
【0020】(実施例1)支持基板として、10cm角
の石英ガラス基板(厚み1.1mm、屈折率1.46、
軟化点1600℃)を準備した。この石英ガラス基板上
にスパッタリング法によりITOからなる拡散防止層
(厚み1000オングストローム)を形成し、さらに、
この拡散防止層に下記組成の低融点ガラス(軟化点35
0℃)用いてスクリーン印刷方法により低融点ガラス層
(厚み5μm)を形成した。次に、この石英ガラス基板
を電気炉により400℃に加熱し、低融点ガラス層をあ
る程度熱溶融した後、冷却しガラス化した。
の石英ガラス基板(厚み1.1mm、屈折率1.46、
軟化点1600℃)を準備した。この石英ガラス基板上
にスパッタリング法によりITOからなる拡散防止層
(厚み1000オングストローム)を形成し、さらに、
この拡散防止層に下記組成の低融点ガラス(軟化点35
0℃)用いてスクリーン印刷方法により低融点ガラス層
(厚み5μm)を形成した。次に、この石英ガラス基板
を電気炉により400℃に加熱し、低融点ガラス層をあ
る程度熱溶融した後、冷却しガラス化した。
【0021】 低融点ガラスの組成 ・PbO(酸化鉛) …65重量部 ・ZnO(亜鉛 ) …20重量部 ・B2O3(硼酸) …12重量部 ・その他(Na2O、Li2O、BaO、CaO、Al2O3)…3重量部 次に、上記のガラス化した低融点ガラス層上にスピンコ
ート法により感光性レジスト(東京応化工業(株)製O
FPR800)を塗布し乾燥して感光性レジスト塗膜
(厚み0.8μm)を形成した。次いで、所定パターン
の開口を有するマスクを介して感光性レジスト塗膜を露
光し現像してレジストパターンを形成した。このレジス
トパターンは、線幅5μm、形成ピッチ60μmの格子
形状の開口部を有し、この開口部には低融点ガラス層が
露出するものであった。次いで、石英ガラス基板の裏面
に保護フィルムを貼り、石英ガラス基板を50%フッ化
水素酸溶液中に2分間浸漬しして、レジストパターンを
マスクとし低融点ガラス層のエッチングを行い、引き上
げ後、洗浄した。これにより、低融点ガラス層には、線
幅15μmの溝部(この溝部では拡散防止層が露出して
いる)が格子形状に形成されるとともに、この溝部によ
り45μm×45μm角の平坦部が形成された。
ート法により感光性レジスト(東京応化工業(株)製O
FPR800)を塗布し乾燥して感光性レジスト塗膜
(厚み0.8μm)を形成した。次いで、所定パターン
の開口を有するマスクを介して感光性レジスト塗膜を露
光し現像してレジストパターンを形成した。このレジス
トパターンは、線幅5μm、形成ピッチ60μmの格子
形状の開口部を有し、この開口部には低融点ガラス層が
露出するものであった。次いで、石英ガラス基板の裏面
に保護フィルムを貼り、石英ガラス基板を50%フッ化
水素酸溶液中に2分間浸漬しして、レジストパターンを
マスクとし低融点ガラス層のエッチングを行い、引き上
げ後、洗浄した。これにより、低融点ガラス層には、線
幅15μmの溝部(この溝部では拡散防止層が露出して
いる)が格子形状に形成されるとともに、この溝部によ
り45μm×45μm角の平坦部が形成された。
【0022】その後、レジスト剥離液(東京応化工業
(株)製 剥離液10)によりレジストパターンを剥離
して水洗した。そして、この石英ガラス基板を電気炉に
より600℃に加熱し、平坦部を熱溶融によって流動さ
せることによって、平面視直径約50μm、焦点距離6
00μmのマイクロレンズが複数配列されたマイクロレ
ンズアレイが得られた。
(株)製 剥離液10)によりレジストパターンを剥離
して水洗した。そして、この石英ガラス基板を電気炉に
より600℃に加熱し、平坦部を熱溶融によって流動さ
せることによって、平面視直径約50μm、焦点距離6
00μmのマイクロレンズが複数配列されたマイクロレ
ンズアレイが得られた。
【0023】(実施例2)支持基板として、6インチ角
の石英ガラス板(厚み1.1mm、屈折率1.46、軟
化点1600℃)を準備した。この石英ガラス基板上に
CVD法によりSnO2 からなる拡散防止層(厚み10
00オングストローム)を形成し、さらに、この拡散防
止層に下記組成の低融点ガラス(融点400℃)を用い
てスクリーン印刷法により低融点ガラス層(厚み10μ
m)を形成した。次に、この石英ガラス基板を電気炉に
より400℃に加熱し、低融点ガラス層をある程度熱溶
融した後、冷却しガラス化した。
の石英ガラス板(厚み1.1mm、屈折率1.46、軟
化点1600℃)を準備した。この石英ガラス基板上に
CVD法によりSnO2 からなる拡散防止層(厚み10
00オングストローム)を形成し、さらに、この拡散防
止層に下記組成の低融点ガラス(融点400℃)を用い
てスクリーン印刷法により低融点ガラス層(厚み10μ
m)を形成した。次に、この石英ガラス基板を電気炉に
より400℃に加熱し、低融点ガラス層をある程度熱溶
融した後、冷却しガラス化した。
【0024】 低融点ガラスの組成 ・PbO(酸化鉛) …65重量部 ・B2O3(硼酸) …27重量部 ・SiO2(珪石粉末 ) …10重量部 ・その他(MgO、CaO、SrO、BaO、Li2O、 Na2O、Al2O3) … 3重量部 次に、上記のガラス化された低融点ガラス層上にスピン
コート法により感光性レジスト(東京応化工業(株)製
OFPR800)を塗布し乾燥して感光性レジスト塗膜
(厚み0.8μm)を形成した。次いで、所定パターン
の開口を有するマスクを介して感光性レジスト塗膜を露
光し現像してレジストパターンを形成した。このレジス
トパターンは、線幅5μm、形成ピッチ60μmの格子
形状の開口部を有し、この開口部には低融点ガラス層が
露出するものであった。次いで、この石英ガラス基板の
低融点ガラス層側に対して、カソードカップル型反応性
イオンエッチング装置を用い、下記の条件でドライエッ
チングを行った。これにより、低融点ガラス層には、線
幅5μm、深さ1μmの溝部が格子形状に形成されると
ともに、この溝部により55μm×55μm角の平坦部
が形成された。
コート法により感光性レジスト(東京応化工業(株)製
OFPR800)を塗布し乾燥して感光性レジスト塗膜
(厚み0.8μm)を形成した。次いで、所定パターン
の開口を有するマスクを介して感光性レジスト塗膜を露
光し現像してレジストパターンを形成した。このレジス
トパターンは、線幅5μm、形成ピッチ60μmの格子
形状の開口部を有し、この開口部には低融点ガラス層が
露出するものであった。次いで、この石英ガラス基板の
低融点ガラス層側に対して、カソードカップル型反応性
イオンエッチング装置を用い、下記の条件でドライエッ
チングを行った。これにより、低融点ガラス層には、線
幅5μm、深さ1μmの溝部が格子形状に形成されると
ともに、この溝部により55μm×55μm角の平坦部
が形成された。
【0025】 ドライエッチング法 ・導入ガス :CHF3(92%)とO2(8%)の混合ガス) ・圧 力 :8Pa ・出 力 :150W(電極面積900cm2) ・処理時間 :15分間 その後、レジスト剥離液(東京応化工業(株)製 剥離
液10によりレジストパターンを剥離し除去した。そし
て、この石英ガラス基板を電極炉により700℃に加熱
し、低融点ガラス層全体を熱溶融によって流動させ、平
面視直径約55μm、焦点距離350μmのマイクロレ
ンズが複数配列されたマイクロレンズアレイが得られ
た。
液10によりレジストパターンを剥離し除去した。そし
て、この石英ガラス基板を電極炉により700℃に加熱
し、低融点ガラス層全体を熱溶融によって流動させ、平
面視直径約55μm、焦点距離350μmのマイクロレ
ンズが複数配列されたマイクロレンズアレイが得られ
た。
【0026】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば拡
散防止層を介して支持基板上に形成した低融点ガラス層
に溝部を設けて平坦部を形成し、熱溶融によって上記平
坦部を流動させてマイクロレンズとするので、簡単にマ
イクロレンズを製造することができ、また、得られたマ
イクロレンズは、拡散防止層によって低融点ガラス層の
成分が支持基板に拡散することが防止されているため表
面形状が良好な凸形状を有するので高い効率で光を集光
することができる。そして、このようなマイクロレンズ
を支持基板上に複数配列することによりマイクロレンズ
アレイとすることができる。
散防止層を介して支持基板上に形成した低融点ガラス層
に溝部を設けて平坦部を形成し、熱溶融によって上記平
坦部を流動させてマイクロレンズとするので、簡単にマ
イクロレンズを製造することができ、また、得られたマ
イクロレンズは、拡散防止層によって低融点ガラス層の
成分が支持基板に拡散することが防止されているため表
面形状が良好な凸形状を有するので高い効率で光を集光
することができる。そして、このようなマイクロレンズ
を支持基板上に複数配列することによりマイクロレンズ
アレイとすることができる。
【0027】また、上記の溝部は、拡散防止層上に形成
した低融点ガラス層に塗布した感光性レジストを所定パ
ターンの開口を有するマスクを介して露光・現像してレ
ジストパターンを形成し、このレジストパターンをマス
クとして低融点ガラス層をエッチングすることにより形
成できるので、溝部を高精度で形成することができ、配
列パターン精度の高いマイクロレンズの製造が可能とな
る。
した低融点ガラス層に塗布した感光性レジストを所定パ
ターンの開口を有するマスクを介して露光・現像してレ
ジストパターンを形成し、このレジストパターンをマス
クとして低融点ガラス層をエッチングすることにより形
成できるので、溝部を高精度で形成することができ、配
列パターン精度の高いマイクロレンズの製造が可能とな
る。
【0028】さらに、低融点ガラス層を熱溶融し低融点
ガラス層のポーラスな膜を緻密化させることにより、感
光性レジストの塗布性を向上させると共に、塗布の均一
化、使用量の低減を図ることができ、また、平坦部の側
面が浸食を受けてパターン精度が悪くなるのを防止する
と共に、低融点ガラス層中の樹脂成分が分解しエッチン
グ残査が生じるのを防止することができる。
ガラス層のポーラスな膜を緻密化させることにより、感
光性レジストの塗布性を向上させると共に、塗布の均一
化、使用量の低減を図ることができ、また、平坦部の側
面が浸食を受けてパターン精度が悪くなるのを防止する
と共に、低融点ガラス層中の樹脂成分が分解しエッチン
グ残査が生じるのを防止することができる。
【図1】本発明のマイクロレンズの製造方法の1実施形
態を説明するための工程図である。
態を説明するための工程図である。
【図2】本発明のマイクロレンズの製造方法の他の例を
示す縦断面図である。
示す縦断面図である。
1…支持基板、2…拡散防止層、3…低融点ガラス層 4…感光性レジスト塗膜、5…レジストパターン、5a
…開口部、6…溝部 7…平坦部、9…マイクロレンズ、10…マイクロレン
ズアレイ
…開口部、6…溝部 7…平坦部、9…マイクロレンズ、10…マイクロレン
ズアレイ
Claims (1)
- 【請求項1】支持基板の一方の面に拡散防止層を形成
し、該拡散防止層上に低融点ガラス層を形成した後、該
低融点ガラス層を熱溶融し、ガラス化された低融点ガラ
ス層上に感光性レジストを塗布し、その後、所定パター
ンの開口を有するマスクを介して前記感光性レジストを
露光・現像してレジストパターンを形成し、該レジスト
パターンをマスクとして前記低融点ガラス層をエッチン
グして溝部を形成し、その後、前記低融点ガラス層を再
度、熱溶融してマイクロレンズとすることを特徴とする
マイクロレンズの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8338147A JPH10177104A (ja) | 1996-12-18 | 1996-12-18 | マイクロレンズの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8338147A JPH10177104A (ja) | 1996-12-18 | 1996-12-18 | マイクロレンズの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10177104A true JPH10177104A (ja) | 1998-06-30 |
Family
ID=18315360
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8338147A Pending JPH10177104A (ja) | 1996-12-18 | 1996-12-18 | マイクロレンズの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10177104A (ja) |
-
1996
- 1996-12-18 JP JP8338147A patent/JPH10177104A/ja active Pending
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