JPH1017736A - 改質プロピレン(共)重合体組成物およびその製造方法 - Google Patents
改質プロピレン(共)重合体組成物およびその製造方法Info
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- JPH1017736A JPH1017736A JP18865196A JP18865196A JPH1017736A JP H1017736 A JPH1017736 A JP H1017736A JP 18865196 A JP18865196 A JP 18865196A JP 18865196 A JP18865196 A JP 18865196A JP H1017736 A JPH1017736 A JP H1017736A
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Abstract
発泡成形等の成形性に優れた改質プロピレン(共)重合
体組成物およびその製造方法を提供する。 【解決手段】 (a)オレフィン−ジアルケニルシラン
類共重合体0.01〜5重量部、および(b)プロピレ
ン単独重合体またはプロピレンと他のオレフィンとの共
重合体100重量部、からなる高溶融張力を有するプロ
ピレン(共)重合体組成物に電離性放射線を照射して得
られる改質プロピレン(共)重合体組成物。 【効果】 上記課題を達成できたこと。
Description
(共)重合体組成物に係り、さらに詳しくは優れた成形
性を有する改質プロピレン(共)重合体組成物とその製
造方法に関する。
質、耐薬品性等に優れ、また経済性とのバランスにおい
て極めて有用なため各成形分野に広く用いられている。
しかしながら、溶融張力が不足し、中空成形、発泡成
形、押し出し成形、熱成形等の成形性に劣る場合があ
る。
化温度を高くする方法として、結晶性ポリプロピレンに
有機過酸化物と架橋助剤を混合し、該混合物を押出機に
より溶融混練する方法(特開昭59−93711号公
報、特開昭61−152754号公報)があるが、架橋
助剤を用いているため該方法によって得られた被処理結
晶性ポリプロピレン組成物の用途が限られる。
は、酸素不存在下で半結晶性ポリプロピレンに電子線を
照射して、自由端長鎖分岐を有しゲルを含まないポリプ
ロピレンを得る方法が開示されている。しかし、半結晶
性ポリプロピレンを使用するため成形品の剛性その他の
物性に劣る場合がある。
発明の方法で得られた溶融張力や結晶化温度を高くされ
たプロピレン重合体は架橋助剤の使用のため用途が限ら
れるほか、電子線による改質効率がさほど高くない等の
課題を有していた。
題がなく、製造法が容易で、しかも溶融張力の不足によ
る成形性不良の問題のないポリプロピレン樹脂を見出す
べく鋭意研究を行なった。その結果、いわゆるチーグラ
ー・ナッタ触媒すなわち、遷移金属触媒成分と周期律表
第I族〜第III 族金属の有機金属化合物触媒成分とから
なる触媒をオレフィンとジアルケニルシラン類とで予備
活性化処理して得られた予備活性化触媒を使用してプロ
ピレンを重合又はプロピレンと他のオレフィンを共重合
すると得られたプロピレン重合体組成物又はプロピレン
・オレフィン共重合体組成物について次の関係が成立す
ることが分かった。すなわち、該プロピレン重合体組成
物又はプロピレン・オレフィン共重合体組成物の230
℃における溶融張力(MS)と固有粘度〔η〕(135
℃、テトラリン中)との間に、 log(MS)>4.24log〔η〕−0.962・・・(I) なる関係を有し、通常のものより高い溶融張力が得られ
た(後述式(II)参照)。本発明においては、該プロピ
レン重合体組成物又はプロピレン・オレフィン共重合体
組成物にさらに所要量の電離性放射線を照射することに
より、さらに溶融時の強度と成形性が改善された改質プ
ロピレン重合体組成物又は改質プロピレン・オレフィン
共重合体組成物を得ることができることを見出し本発明
に到達した。以上の記述から明らかなように、本発明の
目的は、上記公知発明の有する課題を解決し、中空成
形、発泡成形、押出し成形、熱成形等に適するように溶
融時の強度の改善された改質プロピレン(共)重合体組
成物およびその製造法を提供することにある。
(6)の各構成を有する。
ラン類共重合体0.01〜5重量部、および(b)プロ
ピレン単独重合体またはプロピレンと他のオレフィンと
の共重合体100重量部、からなる高溶融張力を有する
プロピレン(共)重合体組成物に電離性放射線を照射
し、ひきつづき加熱処理してなる改質プロピレン(共)
重合体組成物。
であり、該電離性放射線の線量が0.1〜100kGy
である前記(1)に記載の組成物。
共重合体中のジアルケニルシラン重合単位とオレフィン
重合単位の重量比が0.001〜50%である前記
(1)もしくは(2)に記載の組成物。
律表第I族〜第III 族から選ばれる金属を含む有機金属
化合物触媒成分(RM1)、および必要に応じて、電
子供与体(E1)を組み合わせてなる触媒系のもとに、
オレフィンとジアルケニルシラン類を、該遷移金属化
合物触媒成分1g当たり0.01g〜5000g共重合
してプロピレン(共)重合体製造用予備活性化触媒
〔I〕を調製し、この〔I〕プロピレン(共)重合体製
造用予備活性化触媒と〔II〕有機金属化合物触媒成分
(RM2)、および必要に応じて、〔III 〕電子供与体
(E2)とからなるプロピレン(共)重合体製造用触媒
の存在下に、プロピレンの単独重合、またはプロピレン
と他のオレフィンとを共重合させ、(a)オレフィン−
ジアルケニルシラン類共重合体0.01〜5重量部、お
よび(b)プロピレン単独重合体またはプロピレンと他
のオレフィンとの共重合体100重量部、からなる高溶
融張力を有するプロピレン(共)重合体組成物を製造
し、該組成物に更に電離性放射線を照射し、しかる後加
熱処理することを特徴とする改質プロピレン(共)重合
体組成物の製造方法。
であり、該電離性放射線の線量が0.1〜100kGy
である前記(4)に記載の組成物の製造法。
活性化触媒〔I〕に含有されるオレフィン−ジアルケニ
ルシラン類共重合体中のジアルケニルシラン重合単位と
オレフィン重合単位の重量比が0.01〜50%である
前記(4)もしくは(5)に記載の組成物の製造法。
る。なお、本発明に使用するプロピレン(共)重合体と
の用語はプロピレン単独重合体のみならず、重合体中に
プロピレン以外のオレフィン重合単位を30重量%以下
含んでいるプロピレン−オレフィンランダム共重合体お
よびプロピレン−オレフィンブロック共重合体も包含し
ており、以下プロピレン(共)重合体との記述はこうし
た意味で用いる。
物は、高溶融張力を有するプロピレン(共)重合体組成
物に電離性放射線を照射することにより得られるが、前
述のようにこの照射前のプロピレン(共)重合体組成物
は、本発明の予備活性化を行なわずに得られる通常公知
の直鎖状プロピレン重合体の溶融張力よりも高い溶融張
力を有することが必須要件である。因に、本発明の予備
活性化を行なわずに得られる通常公知の直鎖状プロピレ
ン重合体の230℃における溶融張力(MS)とテトラ
リン中で135℃で測定した固有粘度〔η〕との関係
は、 log(MS)=4.24log〔η〕−1.217・・・(II) で示される関係にあることが判明した。したがって、高
溶融張力を有するプロピレン(共)重合体組成物の23
0℃における溶融張力(MS)とテトラリン中で135
℃で測定した固有粘度〔η〕との関係は、上記式(II)
で表される要件を満足することは勿論であるが、更に log(MS)>4.24×log〔η〕−0.962・・・(I) で示される関係になければならない。このようなプロピ
レン(共)重合体組成物にさらに電離性放射線を照射す
ることにより、さらに成形性が改善され、本発明の顕著
な効果を奏するものとなる。
張力(MS)は、(株)東洋精機製作所製メルトテンシ
ョンテスター2型を用いて、装置内にて樹脂を230℃
に加熱し、溶融した樹脂を直径2.095mmのノズル
から20mm/分の速度で23℃の大気中に押し出して
ストランドとし、このストランドを3.14m/分の速
度で引き取る際の糸状樹脂の張力を測定し、溶融張力
(MS)とした。
造用予備活性化触媒〔I〕は、遷移金属化合物触媒成
分と周期律表第I族〜第III 族から選択される金属を
含む有機金属化合物触媒成分(RM1)、および必要に
応じて、電子供与体(E1)を組み合わせてなる触媒
系のもとに、オレフィンとジアルケニルシラン類化合物
とを共重合させることにより製造される。ここで用いら
れるジアルケニルシラン類としては、特に限定はされな
いが、具体的には、ジメチルジアリルシラン、ジアリル
シラン、ジメチルジビニルシラン、ジメチルジブテニル
シラン、ジブテニルシラン、ジメチルジペンテニルシラ
ン、ジペンテニルシラン等が挙げら、特にジメチルジア
リルシランが好ましく挙げられる。これらのジアルケニ
ルシラン類は1種のみならず2種以上用いることも可能
である。
は、特に限定はされないが、炭素数2〜12のオレフィ
ンが好ましく用いられる。具体的には、エチレン、プロ
ピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1
−オクテン、1−デセン、4−メチル−1−ペンテン、
3−メチル−1−ペンテン等が挙げられ、なかでも、エ
チレン、プロピレン、1−ブテン、および4−メチル−
1−ペンテンを用いることがより好ましく、更に好まし
くは、エチレンが挙げられ、これらのオレフィンは1種
のみならず2種以上使用することが可能であり、主オレ
フィンとしてエチレンを用い、共重合用オレフィンとし
てプロピレンを用いることは本発明の好ましい態様であ
る。
は、予備活性化によって生成するオレフィン−ジアルケ
ニルシラン類共重合体中のジアルケニルシラン類を除く
全オレフィン成分中の主オレフィンが50〜99.99
重量%、好ましく70〜99.99重量%、特に好まし
くは90〜99.99重量%となるように2種以上のオ
レフィンの使用量を調整することが好ましい。
体製造用予備活性化触媒〔I〕を得る際に行なわれる予
備活性化は、該遷移金属化合物触媒成分1g当たり
0.01g〜5000gの量で、オレフィン−ジアルケ
ニルシラン類共重合体を生成するように行なわれる。こ
のオレフィン−ジアルケニルシラン類共重合体中のジア
ルケニルシランの重合単位の含有率は、最終的に得られ
るプロピレン(共)重合体組成物の溶融張力の向上効果
の面から、0.001重量%〜50重量%となることが
好ましい。より好ましくは0.005重量%〜40重量
%、最も好ましくは0.01重量%〜30重量%であ
る。
による触媒の予備活性化は、重合容積1リットルあた
り、遷移金属化合物触媒成分を該触媒成分中の遷移金
属原子に換算して、0.001〜5000ミリモル、好
ましくは0.01〜1000ミリモル使用する。また、
遷移金属触媒成分中の遷移金属1モルに対し、周期
律表第I族〜第III 族から選択される金属を含む有機金
属化合物を0.01〜1000モル、好ましくは0.0
5〜500モル用い、遷移金属化合物触媒成分1gに
対し、溶媒0〜100リットルを用いる。なお、該予備
活性化はブタン、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オク
タン、イソオクタン、デカン、ドデカン等の脂肪族炭化
水素、シクロペンタン、シクロヘキサン、メチルシクロ
ヘキサン等の脂環族炭化水素、トルエン、キシレン、エ
チルベンゼン等の芳香族炭化水素、他にガソリン留分や
水素化ジーゼル油留分等の不活性溶媒中や、オレフィン
自身を溶媒とした液相中で行うこともでき、また、溶媒
を用いずに気相中で行うことも可能である。
媒成分1g当たり0.01g〜5000gの量で、
(a)オレフィン−ジアルケニルシラン類共重合体を生
成し、このオレフィン−ジアルケニルシラン類共重合体
中のジアルケニルシラン類の重合単位の含有率が、得ら
れるプロピレン(共)重合体組成物の溶融張力向上効果
の面から、0.001重量%〜50重量%となれば、ど
のような予備活性化条件でもよい。しかし、−40℃〜
40℃、好ましくは−20℃〜30℃、更に好ましくは
−10〜25℃の温度下、0.1MPa〜5MPa、好
ましくは0.11〜4.5MPa、特に好ましくは0.
12MPa〜4.0MPaの圧力下で、1分〜24時
間、好ましくは5分〜18時間、特に好ましくは10分
〜12時間かけて、予備活性下を行うのが望ましい。
加的にオレフィンによる予備活性化処理を遷移金属化
合物触媒成分1gあたり100g以下の反応量で行うこ
とも可能である。このときの有機金属化合物、溶媒の使
用量は上記した本発明に係るオレフィン−ジアルケニル
シラン類共重合による予備活性化と同様な範囲が適当で
ある。また、上記の付加的な予備活性化に使用される有
機金属化合物、溶媒の種類および必要に応じて用いられ
る電子供与体については、本発明にかかるオレフィン−
ジアルケニルシラン類共重合による予備活性化と同様な
ものが使用可能である。
を製造する際に使用する遷移金属化合物触媒成分とし
ては、周期律表第III 族〜第VIII族から選択される遷移
金属を含む化合物を挙げることができ、具体的にはT
i、Zr、Hf、Nb、Ta、CrおよびVから選択さ
れる1種以上の遷移金属を含む化合物が挙げられる。
ては、公知のオレフィン重合用触媒成分を挙げることが
できるが、具体的にはチタン化合物、マグネシウム化合
物、および必要に応じて、分子内に酸素、窒素、燐、硫
黄のいずれか1種以上を含む電子供与体を接触して得ら
れる、チタン、マグネシウム、ハロゲンおよび必要に応
じて電子供与体からなる担持型触媒成分や、四塩化チタ
ンを還元して得られた三塩化チタン組成物と四価のチタ
ン化合物および/または電子供与体を接触して得られる
三塩化チタン系触媒成分が挙げられる。また、シクロペ
ンタジエニル化合物と遷移金属化合物を接触して得られ
るメタロセン化合物も使用可能である。該メタロセン化
合物は更にSiO2 、Al2 O3 等の無機化合物あるい
はポリエチレン、ポリプロピレン等の高分子化合物に担
持したものも使用可能である。
する際に使用されるもう一つの成分である周期律表第
I族〜第III 族から選択される金属を含む有機金属化合
物触媒成分〔RM1〕としては、有機アルミニウム化合
物、硼素系有機金属化合物が好適であり、有機アルミニ
ウム化合物としては、下記の一般式〔1〕、〔2〕、
〔3〕の化合物が挙げられる。
を、Xはハロゲンを表し、またp,qは0<p+q≦3
の任意の整数を表す。)
を表す。)
具体例としては、トリメチルアルミニウム、トリエチル
アルミニウム、トリn−プロピルアルミニウム、トリn
−ブチルアルミニウム、トリn−ヘキシルアルミニウ
ム、トリイソへキシルアルミニウム、トリn−オクチル
アルミニウム等のトリアルキルアルミニウム、ジエチル
アルミニウムクロライド、ジn−プロピルアルミニウム
クロライド、ジイソブチルアルミニウムクロライド、ジ
エチルアルミニウムブロマイド、ジエチルアルミニウム
アイオダイド等のジアルキルアルミニウムモノハライ
ド、ジエチルアルミニウムハイドライド等のジアルキル
アルミニウムハイドライド、エチルアルミニウムセスキ
クロライド等のアルキルアルミニウムセスキハライド、
エチルアルミニウムジクロライド等のモノアルキルアル
ミニウムジハライドなどが挙げられる。また、他にジエ
トキシモノエチルアルミニウム等のアルコキシアルキル
アルミニウムも挙げられる。これらのうちで好ましいも
のは、トリアルキルアルミニウムおよびジアルキルアル
ミニウムモノハライドである。これらの有機アルミニウ
ム化合物は1種だけでなく、2種以上を混合して用いる
こともできる。
化合物の具体例としては、R3 がメチル基、エチル基、
プロピル基、ブチル基、イソブチル基、ペンチル基、ヘ
キシル基等のアルキル基、アリル基、2−メチルアリル
基、プロペニル基、イソプロペニル基、2−メチル−1
−プロペニル基、ブテニル基等のアルケニル基、シクロ
プロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シク
ロヘキシル基等のシクロアルキル基、およびアリール基
等である化合物が挙げられる。これらのうち特に好まし
いのは、アルキル基であり、各R3 は同一でも異なって
いても良い。また、pは4〜30の整数であるが、好ま
しくは6〜30、特に好ましくは8〜30である。
択される金属を含む有機金属化合物触媒成分〔RM1〕
として、有機アルミニウム化合物のほかに、硼素系有機
金属化合物も好適であるが、この硼素系有機金属化合物
は、遷移金属化合物と硼素原子を含むイオン性化合物と
を反応させることにより得られる。このとき用いられる
遷移金属化合物としては、予備活性化触媒〔I〕を製造
する際に使用する遷移金属化合物触媒成分と同様なも
のが使用可能であるが、好ましく用いられるのは、シク
ロペンタジエニル化合物と遷移金属化合物を接触して得
られるメタロセン化合物である。また、硼素原子を含む
イオン性化合物としては、具体的には、テトラキス(ペ
ンタフルオロフェニル)硼酸トリエチルアンモニウム、
テトラキス(ペンタフルオロフェニル)硼酸トリ−n−
ブチルアンモニウム、テトラキス(ペンタフルオロフェ
ニル)硼酸トリフェニルアンモニウム、テトラキス(ペ
ンタフルオロフェニル)硼酸メチルアニリウム、テトラ
キス(ペンタフルオロフェニル)硼酸ジメチルアニリウ
ム、テトラキス(ペンタフルオロフェニル)硼酸トリメ
チルアニリウム等が挙げられる。
る際に必要に応じて用いられる電子供与体〔E1〕と
しては、分子内に酸素、窒素、燐、硫黄のいずれか1種
以上を含む化合物が挙げられ、具体的にはSi−O結合
を有する有機ケイ素化合物、エステル、エーテル等が好
ましく用いられる。
I族〜第III 族から選ばれる金属を含む〔II〕有機金属
化合物触媒成分(RM2)、および必要に応じて〔III
〕電子供与体〔E2〕を組み合わせてなる触媒を用い
てプロピレンを単独重合またはプロピレンと他のオレフ
ィンと共重合することにより、プロピレン(共)重合体
組成物は得られる。
レンと他のオレフィンとの共重合体は、プロピレン単独
重合、プロピレンと他のオレフィンとのランダム共重合
や、プロピレンの単独重合、若しくはプロピレン以外の
オレフィン含有量が3重量%以下となるようなプロピレ
ンと少量のプロピレン以外のオレフィンとの共重合後
に、プロピレンとプロピレン以外のオレフィンとのラン
ダム共重合を実施する、いわゆるブロック共重合により
得られる。
ロピレン以外のオレフィンとしては、特に限定はされな
いが、炭素数2〜12のオレフィンが好ましく用いられ
る。具体的には、エチレン、ブテン−1、ペンテン−
1、ヘキセン−1、ヘプテン−1、オクテン−1等の直
鎖モノオレフィン類、4−メチルペンテン−1、2−メ
チルペンテン−1等の枝鎖モノオレフィン類、更にはス
チレン類等が挙げられ、なかでも、エチレン、1−ブテ
ン、および4−メチル−1−ペンテンを用いることがよ
り好ましく、更に最も好ましくは、エチレンを用いる態
様が挙げられる。
フィンは1種類にかぎらず2種類以上含まれていても差
し支えない。具体的にはプロピレン−エチレン共重合、
プロピレン−ブテン−1共重合、プロピレン−ヘキセン
−1共重合、プロピレン−オクテン−1共重合、プロピ
レン−4−メチルペンテン−1共重合、プロピレン−エ
チレン−ブテン−1共重合、プロピレン−エチレン−4
−メチルペンテン−1共重合、プロピレン−エチレン−
ヘキセン−1共重合、プロピレン−エチレン−オクテン
−1共重合等があげられる。プロピレン共重合体中のプ
ロピレン以外のオレフィン含有量は特に限定されない
が、本来のプロピレン重合体の特徴を発揮させる関点か
ら、30重量%以下であることが望ましい。
体組成物を得るのに、上で詳述した予備活性化触媒
〔I〕とともに必要な周期律表第I族〜第III 族から選
択される〔II〕有機金属触媒成分(RM2)としては、
予備活性化触媒〔I〕を得るのに用いられた周期律表
第I族〜第III 族から選ばれる金属を含む有機金属化合
物触媒成分(RM1)と同様なものが使用可能である
が、具体的には、トリアルキルアルミニウム、ジアルキ
ルアルミニウムハライドハライド、アルキルアルミニウ
ムセスキハライド、アルミノキサン等の有機アルミニウ
ム化合物が好ましく用いられる。
供与体〔E2〕としては、分子内に酸素、窒素、燐、硫
黄のいずれか1種以上を含む化合物が挙げられ、具体的
にはSi−O結合を有する有機ケイ素化合物、エステ
ル、エーテル等が好ましく用いられる。
I族〜第III 族から選択される金属を含む〔II〕有機金
属化合物触媒成分(RM2)、および必要に応じて〔II
I 〕電子供与体〔E2〕を組み合わせてなる触媒を用い
て、プロピレンの単独重合またはプロピレンと他のオレ
フィンとの共重合を、不活性溶媒中で実施するスラリー
重合、プロピレン自身を溶媒とするバルク重合、プロピ
レンガスを主体とする気相重合やこれらを組み合わせた
公知の重合方法によって、行うことにより得られるプロ
ピレン(共)重合体組成物が本発明で使用されるプロピ
レン(共)重合体組成物である。
合も、重合条件として特に制限はないが、重合温度は2
0℃〜120℃、好ましくは30〜100℃、特に好ま
しくは40〜100℃の範囲、重合圧力は0.1MPa
〜5MPa、好ましくは0.3MPa〜5MPaの範囲
において、連続的、半連続的、若しくはバッチ的に、重
合時間は5分〜24時間程度の範囲で実施されるのが好
ましい。なお、重合時に水素を用いることで、得られる
重合体の分子量を調節することが可能なことは、公知の
オレフィンの重合法と同様である。また、使用する予備
活性化触媒に由来する(a)オレフィン−ジアルケニル
シラン類共重合体が、(b)プロピレン単独重合体また
はプロピレンと他のオレフィンとの共重合体100重量
部に対して、0.01重量部〜5重量部となるように重
合条件を選定することが、本発明の効果を発揮するより
好ましい態様である。
体組成物のパウダーは、溶融混練機で溶融混練され、引
き続いて粒状に切断し、ペレット化した後、各種用途に
用いても構わない。なお、溶融混練機としては公知の通
常の溶融混練機が用いられる。たとえば、一軸押出機、
二軸押出機、これらとギヤポンプを組み合わせた押出
機、ブラベンダー、バンバリーミキサー等である。また
溶融混練の際には、必要に応じて加熱溶融前に酸化防止
剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、造核剤、滑剤、難燃
剤、アンチブロッキング剤、着色剤、無機質または有機
質の充填剤等の各種添加剤を配合することができる。
(共)重合体組成物は、前述した必須要件を満足してい
なければならない。
組成物は通常公知の方法で得られたプロピレン(共)重
合体樹脂よりも溶融張力が高く、成形性に優れ、特に、
中空成形、発泡成形、押出し成形、熱成形等に好適であ
るが、該成形分野に限らず、射出成形、T−ダイ成形に
より、各種工業用部品、中空容器等の各種容器、フィル
ム、シート、パイプ、繊維等の各種成形品に供すること
ができる。
合体組成物に電離性放射線を照射することにより、さら
に成形性の優れた改質プロピレン(共)重合体組成物が
得られる。本発明の改質プロピレン(共)重合体組成物
が、上述のプロピレン(共)重合体組成物よりもさらに
中空成形、押出し成形、熱成形、発泡成形等に優れるに
は、改質プロピレン(共)重合体組成物の溶融時の強度
がさらに上述のプロピレン(共)重合体組成物よりも改
善されていることが必須要件である。
(MS)とテトラリン中で135℃で測定した固有粘度
〔η〕との関係が、 log(MS)>4.24×log〔η〕−0.740・・・(I’) で示される関係を満たすことが好ましい。しかし、厳密
には、用途により好ましい溶融時の強度が異なるため、
上記のような溶融張力では、評価できない場合もある。
例えば、発泡成形等においては、電離性放射線の照射線
量等の照射条件を調節することによりゲル分を多量に発
生させて、溶融時の強度を極端に変化させた方が成形性
がよくなる場合もある。このように、ゲル分の発生量が
多量になると、溶融張力が測定できなくなり、溶融時の
強度の改善を上記のような溶融張力と固有粘度の関係式
で表せなくなるが、この場合も、成形性の改善がなされ
てさえいれば、本発明の範囲外とはならない。
α線、β線、γ線、X線、電子線が挙げられるが、好ま
しいのは、γ線と電子線であり、実用上もっとも好まし
いのは、電子線である。これらの電離性放射線の照射線
量率は特に規定されないが、γ線の場合は、照射線量率
として約2.6×10-2C・kg-1/h程度、また電子
線の場合は、γ線の500倍以上の照射線量率での照射
が可能になる。高線量率での照射が可能な電子線の場合
には短時間で多量の改質プロピレン(共)重合体組成物
が得られるので経済的に好ましい。
る電離性放射線の線量については、特に制限はないが、
溶融時の強度の改善と経済性の面から、0.1〜100
kGyとなる範囲が適当であり、より好ましくは0.5
〜80kGyであり、最も好ましくは1〜60kGyで
ある。用途により、要される溶融時の強度も異なるの
で、それにあわせて吸収される電離性放射線の線量も調
節されるのであるが、いずれの用途も上述の線量範囲で
あれば充分である。ただし、その範囲の中で、発泡成形
は、他の用途よりも要される線量は、高くなる傾向にあ
る。
係に被照射物1Kgあたり、1Jのエネルギーの吸収を
生じる電離性放射線の量と定義される。本発明において
は、吸収線量は直接測定されないが、被照射物の表面に
おかれた公知の通常の線量計が吸収し、測定表示された
線量と等価であることを意味する。
放射線照射時の温度は、−10〜80℃、好ましくは−
5〜60℃、特に好ましくは0〜50℃の範囲であれば
適当である。また、照射時の雰囲気としては、空気中で
も実施することが可能であるが、得られる改質プロピレ
ン(共)重合体組成物の固有粘度のコントロール性と溶
融粘弾性の改善の面から、不活性ガス雰囲気下、たとえ
ば窒素雰囲気下において実施することが好ましい。
照射後の被照射物は、引き続いて80〜300℃にて加
熱処理を実施される。該加熱処理は被照射物中の残留ラ
ジカルを消滅させる目的で実施されるが、加熱処理の1
態様は、溶融混練機を用いて190〜350℃、より好
ましくは190〜300℃、最も好ましくは200〜2
80℃にて加熱溶融混練することである。該溶融混練時
間は、溶融混練機により異なり特定されないが、通常2
0秒〜30分程度で充分である。通常、溶融混練後は、
引き続いて粒状に切断しペレット化される。なお、溶融
混練機としては公知の通常の溶融混練機が用いられる。
たとえば、一軸押出機、二軸押出機、これらとギヤポン
プを組み合わせた押出機、ブラベンダー、バンバリーミ
キサー等である。また溶融混練の際には、必要に応じて
加熱溶融前に酸化防止剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、
造核剤、滑剤、難燃剤、アンチブロッキング剤、着色
剤、無機質または有機質の充填剤等の各種添加剤を配合
することができる。
℃、より好ましくは100〜150℃にて加熱処理する
方法がある。該態様は、得られる改質プロピレン(共)
重合体組成物をパウダー状態で成形品製造の用に供する
場合に好ましい態様である。さらにまた、80〜150
℃の加熱処理後、さらに190〜350℃にて溶融混練
する方法も本発明のより好ましい態様である。
とが可能であるが、得られる改質プロピレン(共)重合
体組成物の固有粘度のコントロール性と溶融時の強度の
改善の面から、不活性ガス雰囲気下、例えば窒素雰囲気
下において実施することがより好ましい。該加熱処理を
実施しないと、得られる改質プロピレン(共)重合体組
成物は経時劣化の大きい不安定なものとなってしまう。
(共)重合体組成物が、本発明の目的を達成するには、
前述した必須要件を有していなければならない。
(共)重合体組成物は、溶融時の強度が改善され、成形
性に優れ、特に中空成形、発泡成形、押し出し成形、熱
成形等に好適であるが、該成形分野に限らず、射出成
形、T−ダイ成形により、各種工業用部品、中空容器等
の各種容器、フィルム、シート、パイプ、繊維等の各種
成形品の用に供することができる。
する。実施例、比較例において用いられている用語の定
義および測定方法は以下の通りである。 (1)固有粘度:〔η〕、記述の方法により測定した。
(単位:dl/g) (2)溶融張力:(MS)、記述の方法により測定し
た。(単位:cN)
機付きの容量1000mlの反応器に窒素ガス雰囲気下
精製ヘキサン200ml、トリエチルアルミニウム3ミ
リモルおよび特開昭62−104812号公報における
実施例1記載の方法で得られた塩化マグネシウム担持型
チタン触媒成分をチタン原子換算で1.1ミリモル添加
した後、25℃の温度でプロピレンを0.13MPaの
圧力で73分間、この反応器に供給することにより、プ
ロピレン6.6グラム重合させた。プロピレンの供給が
終了したところで反応器内を窒素で置換し、上澄み液の
除去および精製ヘキサンの添加からなる操作を3回行っ
た後、精製ヘキサン200mlで再懸濁して、窒素雰囲
気を保ってジエチルアルミニウムエトキサイトを7.0
ミリモル、ジメチルジアリルシランを30ミリモル添加
した。その後、エチレンを0.17MPaの圧力、20
℃の温度で100分間供給することにより、エチレンが
25.2グラム反応するまで、ジメチルジアリルシラン
と共重合させた。エチレンの供給が終わったところで、
反応器内を窒素で置換し、上澄み液の除去および精製ヘ
キサンの添加からなる洗浄操作を5回行った後、精製ヘ
キサン200mlで再懸濁して予備活性化触媒〔I〕を
得た。
3リットルのオートクレープに窒素ガス雰囲気下、精製
ヘキサン1500ml、トリエチルアルミニウム3.0
ミリモル、ジイソプロピルジメトキシシラン0.3ミリ
モルおよび予備活性化触媒〔I〕をTi原子換算で0.
042ミリモル挿入した後、70℃の温度で水素300
mlをプロピレン圧で封入し、その後、反応器の圧力を
0.79MPaに保って、60分間、プロピレンを供給
した。重合終了後、生成固体を含む固体を濾過し、白色
粉末と液相に分離した。この白色粉末を乾燥した後、プ
ロピレン重合体組成物を346g得た。
子線の照射」得られたプロピレン重合体組成物のパウダ
ーをコック付きポリエチレンテレフタレート製の袋に2
00g入れた。ついで袋内を真空にしてから窒素ガスを
大気圧まで供給する操作を10回繰り返して袋内を窒素
ガス雰囲気とし、電子線照射用コンベア上にプロピレン
重合体組成物の厚みが1cmとなるように袋を固定し
た。電子線照射はコッククロフト・ウォルトン型電子線
加速器を使用し、加速電圧2MV、電流値1.0mAの
条件下で照射窓下20cmのところを、コンベア上のポ
リエチレンテレフタレート製の袋に入れたプロピレン重
合体組成物の吸収線量が10.0kGyとなるようにコ
ンベアを通過させることにより(コンベア速度:0.9
7m/分)行なった。このときの照射時の温度は25℃
であった。続いて電子線照射後のプロピレン重合体組成
物を、ポリエチレンテレフタレート製の袋に入った窒素
雰囲気の状態のままオーブン内に持ち込み、同オーブン
内にて135℃の温度条件下、30分間加熱処理するこ
とにより、改質プロピレン重合体組成物のパウダーを得
た。
造粒」該改質プロピレン重合体組成物100重量部に対
して、テトラキス[メチレン−3−(3’−5’−ジ−
t−ブチル−4’−ヒドロキシフェニル)プロピオネー
ト]メタン0.1重量部、およびステアリン酸カルシウ
ム0.1重量部を混合し、該混合物をスクリュー径15
mmの押出造粒機を用いて230℃にて溶融混練、造粒
し、ペレット化された改質プロピレン重合体組成物を得
た。
1と同様にして、ペレット化されたプロピレン重合体組
成物を得た。
ジメチルジアリルシランを用いないことと、実施例1の
電子線照射工程を省くこと以外は、実施例1と同様にし
て、ペレット化されたプロピレン重合体組成物を得た。
予備活性化工程と、電子線照射工程とを省くこと以外
は、実施例1と同様にして、ペレット化されたプロピレ
ン重合体を得た。
ジメチルジアリルシランを用いないこと以外は、実施例
1と同様にして、ペレット化されたプロピレン重合体組
成物を得た。
予備活性化工程を省いた以外は、実施例1と同様にして
ペレット化されたプロピレン重合体を得た。以上の実施
例1、比較例1、2、3、4、5の条件および結果を表
1に示す。
のペレットについて、260℃にてT−ダイ付きのスク
リュー径が65mmである押出機を用いて、押出シーテ
ィングを行い、厚さ0.5mmのシートを得た。次にシ
ートの加熱真空成形性をモデル的に評価するため、該シ
ートを40cm四方の枠に固定し、210℃の恒温室に
入れて、挙動を観察した。シートは加熱により、中央部
が垂下し始め、38mm垂下したところで、垂下が停止
し、逆に垂下部が上昇した。垂下停止後11秒間を経過
すると再びシートは垂下し始め、以後は垂下するのみで
あった。垂下量が少なくまた再垂下開始までの時間が1
1秒間と長く、該シートは加熱真空成形性に極めて優れ
ていることが判明した。
レットについて、260℃にてT−ダイ付きのスクリュ
ー径が65mmである押出機を用いて、押出シーティン
グを行い、厚さ0.5mmのシートを得た。次にシート
の加熱真空成形性をモデル的に評価するため、該シート
を40cm四方の枠に固定し、210℃の恒温室に入れ
て、挙動を観察した。シートは加熱により、中央部が垂
下し始め、40mm垂下したところで、垂下が停止し、
逆に垂下部が上昇した。垂下停止後7秒間を経過すると
再びシートは垂下し始め、以後は垂下するのみであっ
た。
レットについて、260℃にてT−ダイ付きのスクリュ
ー径が65mmである押出機を用いて、押出シーティン
グを行い、厚さ0.5mmのシートを得た。次にシート
の加熱真空成形性をモデル的に評価するため、該シート
を40cm四方の枠に固定し、210℃の恒温室に入れ
て、挙動を観察した。シートは加熱により、中央部が垂
下し始め、43mm垂下したところで、垂下が停止し、
逆に垂下部が上昇した。垂下停止後4秒間を経過すると
再びシートは垂下し始め、以後は垂下するのみであっ
た。上記実施例2に比較して、垂下量が大きく、また再
垂下開始までの時間が4秒間と短く、該シートは加熱真
空成形性に劣っていた。
について、260℃にてT−ダイ付きのスクリュー径が
65mmである押出機を用いて、押出シーティングを行
い、厚さ0.5mmのシートを得た。次にシートの加熱
真空成形性をモデル的に評価するため、該シートを40
cm四方の枠に固定し、210℃の恒温室に入れて、挙
動を観察した。シートは加熱により、中央部が垂下し始
め、45mm垂下したところで、垂下が停止し、逆に垂
下部が上昇した。垂下停止後3秒間を経過すると再びシ
ートは垂下し始め、以後は垂下するのみであった。上記
実施例2に比較して、垂下量が大きく、また再垂下開始
までの時間が3秒間と短く、該シートは加熱真空成形性
に劣っていた。
について、260℃にてT−ダイ付きのスクリュー径が
65mmである押出機を用いて、押出シーティングを行
い、厚さ0.5mmのシートを得た。次にシートの加熱
真空成形性をモデル的に評価するため、該シートを40
cm四方の枠に固定し、210℃の恒温室に入れて、挙
動を観察した。シートは加熱により、中央部が垂下し始
め、48mm垂下したところで、垂下が停止し、逆に垂
下部が上昇した。垂下停止後3秒間を経過すると再びシ
ートは垂下し始め、以後は垂下するのみであった。上記
実施例2に比較して、垂下量が大きく、また再垂下開始
までの時間が3秒間と短く、該シートは加熱真空成形性
に劣っていた。
について、260℃にてT−ダイ付きのスクリュー径が
65mmである押出機を用いて、押出シーティングを行
い、厚さ0.5mmのシートを得た。次にシートの加熱
真空成形性をモデル的に評価するため、該シートを40
cm四方の枠に固定し、210℃の恒温室に入れて、挙
動を観察した。シートは加熱により、中央部が垂下し始
め、49mm垂下したところで、垂下が停止し、逆に垂
下部が上昇した。垂下停止後3秒間を経過すると再びシ
ートは垂下し始め、以後は垂下するのみであった。上記
実施例2に比較して、垂下量が大きく、また再垂下開始
までの時間が3秒間と短く、該シートは加熱真空成形性
に劣っていた。
化に製造される高溶融張力を有するプロピレン(共)重
合体組成物に、電離性放射線を照射して得られる改質プ
ロピレン(共)重合体組成物は、前記実施例にも示した
ように、溶融時の強度が改善されているので、成形性に
優れている。特に中空成形、発泡成形、押出し成形、熱
成形等に好適であるが、これらの成形分野に限らず、射
出成形、T−ダイ成形により、各種工業用部品、中空容
器等の各種容器、フィルム、シート、パイプ、繊維等の
各種成形品の用に供することができる。したがって、プ
ロピレン系重合体の利用分野が大幅に拡大される。
製造方法を例示するフローシートである。
Claims (6)
- 【請求項1】 (a)オレフィン−ジアルケニルシラン
類共重合体0.01〜5重量部、および(b)プロピレ
ン単独重合体またはプロピレンと他のオレフィンとの共
重合体100重量部、からなる高溶融張力を有するプロ
ピレン(共)重合体組成物に電離性放射線を照射し、ひ
きつづき加熱処理してなる改質プロピレン(共)重合体
組成物。 - 【請求項2】 電離性放射線がγ線もしくは電子線であ
り、該電離性放射線の線量が0.1〜100kGyであ
る請求項1に記載の組成物。 - 【請求項3】 オレフィン−ジアルケニルシラン類共重
合体中のジアルケニルシラン重合単位とオレフィン重合
単位の重量比が0.001〜50%である請求項1もし
くは請求項2に記載の組成物。 - 【請求項4】 遷移金属化合物触媒成分と周期律表
第I族〜第III 族から選ばれる金属を含む有機金属化合
物触媒成分(RM1)、および必要に応じて、電子供
与体(E1)を組み合わせてなる触媒系のもとに、オレ
フィンとジアルケニルシラン類を、該遷移金属化合物
触媒成分1g当たり0.01g〜5000g共重合して
プロピレン(共)重合体製造用予備活性化触媒〔I〕を
調製し、この〔I〕プロピレン(共)重合体製造用予備
活性化触媒と〔II〕有機金属化合物触媒成分(RM
2)、および必要に応じて、〔III 〕電子供与体(E
2)とからなるプロピレン(共)重合体製造用触媒の存
在下に、プロピレンの単独重合、またはプロピレンと他
のオレフィンとを共重合させ、 (a)オレフィン−ジアルケニルシラン類共重合体0.
01〜5重量部、および(b)プロピレン単独重合体ま
たはプロピレンと他のオレフィンとの共重合体100重
量部、 からなる高溶融張力を有するプロピレン(共)重合体組
成物を製造し、該組成物に更に電離性放射線を照射し、
しかる後加熱処理することを特徴とする改質プロピレン
(共)重合体組成物の製造方法。 - 【請求項5】 電離性放射線がγ線もしくは電子線であ
り、該電離性放射線の線量が0.1〜100kGyであ
る請求項4に記載の組成物の製造法。 - 【請求項6】 プロピレン(共)重合体製造用予備活性
化触媒〔I〕に含有されるオレフィン−ジアルケニルシ
ラン類共重合体中のジアルケニルシラン重合単位とオレ
フィン重合単位の重量比が0.01〜50%である請求
項4もしくは請求項5に記載の組成物の製造法。
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|---|---|---|---|---|
| WO1998044042A1 (en) * | 1997-04-02 | 1998-10-08 | Chisso Corporation | Modified olefin (co)polymer composition, process for preparing the same, and modified olefin (co)polymer composition molding |
| US6153710A (en) * | 1997-02-18 | 2000-11-28 | Chisso Corporation | Preactivated catalyst for olefin (CO)polymer, catalyst for olefin (CO)polymerization, olefin (CO)polymer composition, and process for producing the same |
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| JP2004502797A (ja) * | 2000-07-05 | 2004-01-29 | アトフイナ・リサーチ・ソシエテ・アノニム | 向上した特性を有するポリプロピレンの製造 |
| JP2005532443A (ja) * | 2002-07-09 | 2005-10-27 | トータル・ペトロケミカルズ・リサーチ・フエリユイ | 長鎖分岐ポリプロピレン |
-
1996
- 1996-06-28 JP JP18865196A patent/JP3697322B2/ja not_active Expired - Fee Related
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