JPH10177548A - セッション管理システム - Google Patents

セッション管理システム

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JPH10177548A
JPH10177548A JP8338081A JP33808196A JPH10177548A JP H10177548 A JPH10177548 A JP H10177548A JP 8338081 A JP8338081 A JP 8338081A JP 33808196 A JP33808196 A JP 33808196A JP H10177548 A JPH10177548 A JP H10177548A
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JP
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client
session
network
computer
application
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JP8338081A
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Korekazu Shima
是一 嶋
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クライアント/サーバシステムで、クライア
ント・コンピュータ側で実行されるアプリケーションの
構成を複雑化させることなく、同一ユーザによる複数の
アプリケーションを同一のセッションで実行可能とする
ことにある。 【解決手段】 クライアント・コンピュータ105上の
ネットワーククライアント・モジュール107は、サー
バ・コンピュータ101上のネットワークサーバ・モジ
ュール103との間でセッション毎にネットワーク通信
リンク110を確立し、そのセッションに対応するリン
クID及びセッション情報をクライアント・セッション
管理テーブル108に登録すると共に、各アプリケーシ
ョン106との間でローカル通信リンク109を確立
し、クライアント・セッション管理テーブル108を参
照することにより、同一のリンクIDを有する複数のア
プリケーション106に対応する複数のローカル通信リ
ンク106を同一のネットワーク通信リンク110と接
続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クライアント/サ
ーバシステムにおけるセッション管理技術に関する。
【0002】
【従来の技術】ネットワークを含むコンピュータシステ
ムにおいて、図6に示されるようなクライアント/サー
バシステムが構築される場合が多い。クライアント/サ
ーバシステムでは、クライアント・コンピュータがサー
バ・コンピュータにサービスを要求することによって、
サーバ・コンピュータがクライアント・コンピュータに
サービスを提供するという構成が採られる。
【0003】ここで、サーバ・コンピュータからクライ
アント・コンピュータにサービスが提供される場合に、
セッションと呼ばれる単位でサービスの各種機能が提供
される。即ち、セッションとは、クライアント・コンピ
ュータ及びサーバ・コンピュータにおいて実行される一
連のプロセス群又はその集合であり、例えばクライアン
ト・コンピュータ上の1人のユーザがサーバ・コンピュ
ータ上のサービスにログインしてからログアウトするま
でに、そのサービスにおいて提供される一連の機能の集
合をいう。
【0004】従って、クライアント/サーバシステムに
おいては、そのシステムを利用するセッションに関する
情報がリアルタイムに管理される必要がある。セッショ
ンに関する情報には、ユーザ名、クライアントマシン
名、コンテキスト等があるが、従来、セッションに関す
る情報は、サーバ・コンピュータ側で一括して管理され
ていた。
【0005】そのため、クライアント・コンピュータ上
のユーザが、クライアント・コンピュータにおいて実行
されている1つのアプリケーション(プロセス群)から
新たなアプリケーション(プロセス群)を起動したよう
な場合には、その新たなアプリケーションとサーバ・コ
ンピュータとの間で新たなセッションを確立する必要が
あった。
【0006】例えば、クライアント・コンピュータ上の
ユーザが、そこで実行されている1つのインターネット
ブラウザアプリケーションから、ファイル転送アプリケ
ーション又はデータベースアクセスアプリケーションを
起動したような場合に、そのファイル転送アプリケーシ
ョン又はデータベースアクセスアプリケーションがイン
ターネットブラウザアプリケーションがアクセスしてい
るのと同じサーバ・コンピュータにアクセスするような
場合であっても、そのファイル転送アプリケーション又
はデータベースアクセスアプリケーションからサーバ・
コンピュータへのアクセス時には、新たにユーザ認証か
ら実行し直す必要があった。
【0007】図7は、従来のクライアント/サーバシス
テムの構成図である。サーバ・コンピュータ701に
は、例えば、データベース又は各種処理群を提供するプ
ロセス(群)であるサーバエンジン702と、クライア
ント・コンピュータとの間でネットワークを介した通信
機能を提供するためのプロセス(群)であるネットワー
クサーバ・モジュール703とが実行されている。
【0008】クライアント・コンピュータ705では、
ユーザが同一のものであっても、#1〜#4等のアプリケー
ション706毎に、それぞれに対応した#1〜#4等のネッ
トワーククライアント・モジュール707が、サーバ・
コンピュータ701内のネットワークサーバ・モジュー
ル703との間で#1〜#4の各ネットワーク通信リンク7
09を確立して、それぞれ独立したセッションを張る必
要があった。
【0009】この場合に、サーバ・コンピュータ701
において実行されているネットワークサーバ・モジュー
ル703は、各セッション毎に、リンクID(セッショ
ンID)、ユーザ名、クライアントマシン名、及びコン
テキスト等のセッション情報を保持するセッション管理
テーブル704を有している。このセッション管理テー
ブル704は、クライアント・コンピュータ705上で
起動されるアプリケーション706毎に、ユーザが同一
であっても、それぞれに対応するネットワーククライア
ント・モジュール707とサーバ・コンピュータ701
上の1つのネットワークサーバ・モジュール703との
間でネットワーク通信リンク709を介して張られるセ
ッションの全てを管理することになる。
【0010】また、各ネットワーククライアント・モジ
ュール707は、例えば図7※印として示されるよう
に、自分が張っているセッション(ネットワーク通信リ
ンク709)に関する情報として、リンクID(セッシ
ョンID)、ユーザ名、サーバ名、ネットワークバイン
ド等の情報を保持する各テーブル708を保持する。ネ
ットワークバインドとは、例えばソケットを用いたネッ
トワーク通信プロトコルにおいては、各ネットワークク
ライアント・モジュール707が通信の確立毎にオペレ
ーティングシステムから獲得するソケットディスクリプ
タと、サーバ・コンピュータ701のネットワークアド
レス(インターネットアドレス)及びネットワークサー
バ・モジュール703のポート番号の組との接続関係を
記述した情報をいう。
【0011】図7に示される構成を有するクライアント
/サーバシステムにおいては、図8に示されるように、
クライアント・コンピュータ705で、まずユーザAに
よって#1のアプリケーション706が起動された後(ス
テップ801)、そのユーザAによるサーバ・コンピュ
ータ701上のネットワークサーバ・モジュール703
へのログイン処理が実行され(ステップ802)、それ
から#1のネットワーククライアント・モジュール70
7、#1のネットワーク通信リンク709、及びネットワ
ークサーバ・モジュール703を介して、#1のアプリケ
ーション706とサーバ・コンピュータ701上のサー
バエンジン702との間で、通信及び各種処理が実行さ
れる。
【0012】その後、クライアント・コンピュータ70
5で、同じユーザAにより#1のアプリケーション706
から#2のアプリケーション706が起動された場合(ス
テップ804)、そのユーザAによるサーバ・コンピュ
ータ701上のネットワークサーバ・モジュール703
への再度のログイン処理が実行される(ステップ80
5)。それから#2のネットワーククライアント・モジュ
ール707、#2のネットワーク通信リンク709、及び
ネットワークサーバ・モジュール703を介して、#2の
アプリケーション706とサーバ・コンピュータ701
上のサーバエンジン702との間で、通信及び各種処理
が実行される。
【0013】最後に、ユーザAによるログアウト処理が
実行されて(ステップ807)、ユーザAに関わる全て
のセッションが終了する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】以上のようなユーザ認
証等の重複したネットワーク通信処理を回避するために
は、クライアント上で同一のユーザによって実行される
複数のアプリケーションが、同一のセッションにおいて
実行されるような機構が必要となる。
【0015】このような機構を一般的に想定した場合、
アプリケーション毎に、1つの親プロセスから新たな子
プロセス(アプリケーション)を起動させ、かつ子プロ
セスが通信するデータを親プロセスが全て把握し、子プ
ロセスに成り代わってサーバとの間の通信を実行する等
の、複雑なシステム設計が必要となり、アプリケーショ
ン間の独立性も保てなくなるという問題点を有してい
た。
【0016】本発明の課題は、クライアント・コンピュ
ータ側で実行されるアプリケーションの構成を複雑化さ
せることなく、同一ユーザによる複数のアプリケーショ
ンを同一のセッションで実行させることを可能にするこ
とにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、クライアント
・コンピュータがサーバ・コンピュータにサービスを要
求することによって、サーバ・コンピュータがクライア
ント・コンピュータにサービスを提供するクライアント
/サーバシステムにおけるセッション管理システムを前
提とする。
【0018】そしてまず、クライアント・コンピュータ
上に設けられ、セッション毎に、そのセッションを識別
するためのリンク識別情報と、そのセッションに対応す
るセッション情報を記憶するクライアント・セッション
管理テーブル手段(クライアント・セッション管理テー
ブル108)を有する。
【0019】次に、クライアント・コンピュータ上に設
けられ、サーバ・コンピュータとの間でセッション毎に
ネットワーク通信リンクを確立してそのセッションに対
応するリンク識別情報(リンクID)及びセッション情
報をクライアント・セッション管理テーブル手段に登録
すると共に、クライアント・コンピュータ上で実行され
る各アプリケーションとの間でローカル通信リンクを確
立し、クライアント・セッション管理テーブル手段を参
照して、同一のリンク識別情報を有する複数のアプリケ
ーションに対応する複数のローカル通信リンクを同一の
ネットワーク通信リンクと接続することによりそれら複
数のアプリケーションを同一のセッションのもとで実行
させるネットワーククライアント・モジュール手段(ネ
ットワーククライアント・モジュール107)を有す
る。
【0020】この場合に、クライアント・コンピュータ
上で実行される各アプリケーションは、起動時に所定の
アプリケーションからそれが有するリンク識別情報を引
き継ぎ、ネットワーククライアント・モジュール手段に
接続する際に、そのリンク識別情報をネットワーククラ
イアント・モジュール手段に通知する。
【0021】また本発明は、クライアント・コンピュー
タとして動作する計算機により使用されたときに、上述
の本発明の構成によって実現される機能と同様の機能を
計算機に行わせるための計算機読出し可能記憶媒体とし
て構成することもできる。
【0022】上述の発明の構成では、例えば同一ユーザ
によってクライアント・コンピュータ上で実行される複
数のアプリケーションが同一のリンク識別情報を継承す
ることにより、それらとサーバ・コンピュータとの間の
通信を、同一のネットワーク通信リンクを共用して同一
のセッション上で実行することができる。この結果、ア
プリケーションが起動される毎にサーバ・コンピュータ
との間でログインプロセスを実行し直さなければならな
い等の無駄を回避することができ、サーバ・コンピュー
タにおける処理負荷の軽減とネットワークトラヒックの
減少を図ることができる。
【0023】また、ネットワーク通信リンクを共用化す
る機構は、アプリケーションからは独立したネットワー
ククライアント・モジュール手段が全て処理し、各アプ
リケーションは、リンク識別情報を継承する機構と、ネ
ットワーククライアント・モジュール手段に対してロー
カル通信リンクを張る機構を備えるだけでよいため、ア
プリケーションの構成の複雑化も回避することができ、
かつアプリケーション間の独立性も損なわない。なお、
ローカル通信リンクは、一般的なソケット、パイプ、共
通メモリ等を用いたプロセス間通信機構として簡単に実
現することができ、また、ローカル通信リンクはクライ
アント・コンピュータ内に張られるものであるため、ネ
ットワークトラヒックを増大させることもない。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態について詳細に説明する。図1は、本発明
の実施の形態(クライアント/サーバシステム)の構成
図である。
【0025】サーバ・コンピュータ101の構成は、基
本的には、図7に示される従来構成におけるサーバ・コ
ンピュータ701の構成と同様であり、例えば、データ
ベース又は各種処理群を提供するプロセス(群)である
サーバエンジン102と、クライアント・コンピュータ
との間でネットワークを介した通信機能を提供するため
のプロセス(群)であるネットワークサーバ・モジュー
ル103とが実行されており、ネットワークサーバ・モ
ジュール103は、セッション管理テーブル104を管
理する。
【0026】一方、クライアント・コンピュータ105
では、そこで実行される複数のアプリケーション106
とサーバ・コンピュータ101上のネットワークサーバ
・モジュール103との間の全てのネットワーク通信リ
ンク110を集中的に管理するネットワーククライアン
ト・モジュール107が実行される。
【0027】このネットワーククライアント・モジュー
ル107は、クライアント・コンピュータ105上で実
行される各アプリケーション106との間で、それぞれ
ローカル通信リンク109を、プロセス間通信として確
立すると共に、同一のリンクID(後述する)を有する
複数のアプリケーション106(一般には同一ユーザに
よって実行されるアプリケーション群)に対応する複数
のローカル通信リンク109を束ね、ネットワークサー
バ・モジュール103との間に張られる1本のネットワ
ーク通信リンク110にアサインする。
【0028】図1の実施の形態では、ユーザAが実行
し、共通のリンクID111(#1)を有する#1、#2、及
び#3の各アプリケーション106に対応する#1、#2、及
び#3の各ローカル通信リンク109が、#1のネットワー
ク通信リンク110にアサインされ、ユーザBが実行
し、リンクID111(#2)を有する、#4のアプリケ
ーション106に対応する#4のローカル通信リンク10
9が、#2のネットワーク通信リンク110にアサインさ
れる。
【0029】ネットワーククライアント・モジュール1
07は、例えば、クライアント・コンピュータ105上
で単一のデーモンプロセスとして起動され、ネットワー
ク通信リンク110が新たに確立される毎に、その新た
なネットワーク通信リンク110上の通信を処理する新
たなプロセス(又はスレッド)を生成する。
【0030】そして、ネットワーククライアント・モジ
ュール107は、図1に示されるようなクライアント・
セッション管理テーブル108を管理する。このテーブ
ルには、ネットワーク通信リンク110毎(セッション
毎)に、リンクID(セッションID)、ユーザ名、サ
ーバ名、及びネットワークバインド等の情報が保持され
る。
【0031】このように、本発明の実施の形態では、例
えば同一ユーザによって実行される複数のアプリケーシ
ョン106が同一のリンクIDを継承することにより、
それらとネットワークサーバ・モジュール103との間
の通信を、同一のネットワーク通信リンク110を共用
して同一のセッション上で実行することができる。この
結果、アプリケーション106が起動される毎にネット
ワークサーバ・モジュール103との間でログインプロ
セスを実行し直さなければならない等の無駄を回避する
ことができ、ネットワークサーバ・モジュール103に
おける処理負荷の軽減とネットワークトラヒックの減少
を図ることができる。
【0032】また、ネットワーク通信リンク110を共
用化する機構は、アプリケーション106からは独立し
たネットワーククライアント・モジュール107が全て
処理し、各アプリケーション106は、リンクIDを継
承する機構と、ネットワーククライアント・モジュール
107に対してローカル通信リンク109を張る機構を
備えるだけでよいため、アプリケーション106の構成
の複雑化も回避することができ、かつアプリケーション
106間の独立性も損なわない。なお、ローカル通信リ
ンク109は、一般的なソケット等を用いたプロセス間
通信機構として簡単に実現することができ、また、ロー
カル通信リンク109はクライアント・コンピュータ1
05内に張られるものであるため、ネットワークトラヒ
ックを増大させることもない。
【0033】図1に示される構成を有する本発明の実施
の形態であるクライアント/サーバシステムにおいて
は、図2に示されるように、クライアント・コンピュー
タ105で、まずユーザAによって#1のアプリケーショ
ン106が起動された後(ステップ201)、そのユー
ザAによるサーバ・コンピュータ101へのログイン処
理が実行され(ステップ202)、それから#1のローカ
ル通信リンク109、ネットワーククライアント・モジ
ュール107、#1のネットワーク通信リンク109、及
びネットワークサーバ・モジュール103を介して、#1
のアプリケーション106とサーバ・コンピュータ10
1上のサーバエンジン102との間で、通信及び各種処
理が実行される。
【0034】その後、クライアント・コンピュータ10
5で、同じユーザAによって#1のアプリケーション10
6から#2のアプリケーション106が起動される場合
(ステップ205)には、#1のアプリケーション106
から#2のアプリケーション106に#1のアプリケーショ
ン106に付与されているリンクIDが引き渡される
(ステップ204)。
【0035】この結果、#2のアプリケーション106
は、ユーザAによるサーバ・コンピュータ101への再
度のログイン処理の実行を伴う必要なく、#2のローカル
通信リンク109、ネットワーククライアント・モジュ
ール107、#1のネットワーク通信リンク109、及び
ネットワークサーバ・モジュール103を介して、#2の
アプリケーション106とサーバ・コンピュータ101
上のサーバエンジン102との間で、通信及び各種処理
を実行することができる(ステップ206)。
【0036】最後に、ユーザAによるログアウト処理が
実行されて(ステップ207)、ユーザAに関わる#1及
び#2のアプリケーション106の実行が終了する。な
お、どちらか一方のアプリケーション106の実行が続
行される場合には、ログアウト処理は必要ない。
【0037】図3は、図1に示される構成を有する本発
明の実施の形態であるクライアント/サーバシステムに
おいて、ユーザAがクライアント・コンピュータ105
上で#1のアプリケーション106を起動した後に、最初
にサーバ・コンピュータ101へログインする(図2の
ステップ201、ステップ202に対応する)場合の動
作フローチャートである。
【0038】まず、ユーザAは、#1のアプリケーション
106上で、ログイン情報の入力処理を実行し(ステッ
プ301)、ネットワーククライアント・モジュール1
07に、ログイン要求を発行する(ステップ302)。
例えばソケットを用いたネットワーク通信プロトコルを
用いてより具体的に説明すると、#1のアプリケーション
106は、オペレーティングシステムからソケットディ
スクリプタを獲得した後、そのソケットディスクリプタ
と、ネットワーククライアント・モジュール107が提
供するソケット名(ファイルパス名)とを引数として、
オペレーティングシステムに対して connectシステムコ
ールを発行する。これにより、#1のローカル通信リンク
109に関するUNIXドメインバインドが作成され
る。#1のアプリケーション106は、上述のソケットデ
ィスクリプタを指定することによって、#1のローカル通
信リンク109を用いて、ネットワーククライアント・
モジュール107に、ログイン要求を発行する。この意
味では、ネットワーククライアント・モジュール107
は、各アプリケーション106に対しては、UNIXド
メインスケットを用いたプロセス間通信におけるサーバ
として動作する。
【0039】この結果、ネットワーククライアント・モ
ジュール107において、#1のネットワーク通信リンク
110に関するネットワークバインドが作成される(ス
テップ303)。例えばソケットを用いたネットワーク
通信プロトコルを用いてより具体的に説明すると、ネッ
トワーククライアント・モジュール107は、オペレー
ティングシステムからソケットディスクリプタを獲得し
た後、そのソケットディスクリプタと、サーバ・コンピ
ュータ101のネットワークアドレス(インターネット
アドレス)及びネットワークサーバ・モジュール103
のポート番号の組とを引数として、オペレーティングシ
ステムに対して connectシステムコールを発行する。こ
れにより、#1のネットワーク通信リンク110に関する
ネットワークバインド(インターネットドメインバイン
ド)が作成され、以後、ネットワーククライアント・モ
ジュール107は、上述のソケットディスクリプタを指
定することによって、#1のネットワーク通信リンク11
0を用いてサーバ・コンピュータ101上のネットワー
クサーバ・モジュール103と通信することができる。
【0040】続いて、ネットワーククライアント・モジ
ュール107は、#1のアプリケーション106が発行し
たログイン要求を、#1のネットワーク通信リンク110
を用いて、サーバ・コンピュータ101上のネットワー
クサーバ・モジュール103に送信する。例えばソケッ
トを用いたネットワーク通信プロトコルを用いてより具
体的に説明すると、ネットワーククライアント・モジュ
ール107は、上記ログイン要求の文字列と、#1のネッ
トワーク通信リンク110のソケットディスクリプタと
を指定した send システムコールをオペレーティングシ
ステムに発行する。或いは、#1のネットワーク通信リン
ク110のソケットディスクリプタを指定してファイル
をオープンした後、そのファイルディスクリプタと上記
ログイン要求の文字列とを指定した writeシステムコー
ルをオペレーティングシステムに発行する。
【0041】サーバ・コンピュータ101上のネットワ
ークサーバ・モジュール103は、クライアント・コン
ピュータ105から#1のネットワーク通信リンク110
を介して、上記ログイン要求を受信することにより、ユ
ーザ認証処理を実行する(ステップ304)。例えばソ
ケットを用いたネットワーク通信プロトコルを用いてよ
り具体的に説明すると、ネットワークサーバ・モジュー
ル103は、オペレーティングシステムに対して liste
n システムコールと accept システムコールを発行した
後、オペレーティングシステムから#1のネットワーク通
信リンク110に対応するソケットディスクリプタを返
された時点で、#1のネットワーク通信リンク110を処
理するための新たなプロセス(又はスレッド)を起動し
( forkし)、そのプロセス(又はスレッド)上で、上
述のソケットディスクリプタを指定した recv システム
コールをオペレーティングシステムに発行することによ
り上記ログイン要求の文字列を受信する。或いは、ネッ
トワークサーバ・モジュール103は、上記プロセス
(又はスレッド)上で、上記ソケットディスクリプタを
指定してファイルをオープンした後、そのファイルディ
スクリプタを指定したread システムコールをオペレー
ティングシステムに発行することによって上記ログイン
要求の文字列を受信する。そして、ネットワークサーバ
・モジュール103は、上記プロセス(又はスレッド)
上で、上記ログイン要求の文字列に対して、予め登録さ
れているユーザ認証用ファイルを参照すうことにより、
ユーザ認証を実行する。
【0042】ネットワークサーバ・モジュール103
は、ユーザ認証に成功すると、#1のネットワーク通信リ
ンク110に対応する新たなセッションのための識別子
であるリンクID111(#1)を発行する(図3のステ
ップ305)。このリンクIDとしては、例えば、前述
の#1のネットワーク通信リンク110を処理するための
プロセスのプロセスIDが設定される。
【0043】次に、ネットワークサーバ・モジュール1
03は、上述したリンクID111(#1)、ユーザ名、
クライアントマシン名、及びコンテキスト等のセッショ
ン情報を、図1に示されるセッション管理テーブル10
4に登録する(図3のステップ306)。
【0044】続いて、ネットワークサーバ・モジュール
103は、#1のネットワーク通信リンク110を用い
て、クライアント・コンピュータ105上のネットワー
ククライアント・モジュール107に、ユーザ認証成功
の通知と共に、上記リンクID111(#1)を送信す
る。
【0045】ネットワーククライアント・モジュール1
07は、この通知を受信すると、通知されたリンクID
111(#1)と、ログインに成功したユーザ名Aと、サ
ーバ・コンピュータ101のサーバ名と、ネットワーク
バインドを、図1のクライアント・セッション管理テー
ブル108に登録する(ステップ307)。
【0046】以後、#1のアプリケーション106は、#1
のローカル通信リンク109、ネットワーククライアン
ト・モジュール107、#1のネットワーク通信リンク1
09、及びネットワークサーバ・モジュール103を介
して、#1のアプリケーション106とサーバ・コンピュ
ータ101上のサーバエンジン102との間で、通信及
び各種処理を実行することが可能となる。
【0047】上述した一連のログイン処理は、クライア
ント/サーバシステムにおいて、ユーザBがクライアン
ト・コンピュータ105上で#4のアプリケーション10
6を起動した後に、最初にサーバ・コンピュータ101
へログインする場合にも、同様に実行される。
【0048】図4は、図1に示される構成を有する本発
明の実施の形態であるクライアント/サーバシステムに
おいて、ユーザAがクライアント・コンピュータ105
上で#1のアプリケーション106を起動した後に、その
#1のアプリケーション106から更に#2、#3のアプリケ
ーション106を起動する(図2のステップ205→2
06に対応する)場合の動作フローチャートである。
【0049】まず、#2(#3)のアプリケーション106
の起動時に、#1(#2)のアプリケーション106から#2
(#3)のアプリケーション106に、#1のアプリケーシ
ョン106に付与されているリンクID111(#1)が
引き渡される。
【0050】次に、#2(#3)のアプリケーション106
は、そのリンクID111(#1)を付与して、処理命令
を発行する(ステップ401)。#2(#3)のアプリケー
ション106は、最初にネットワーククライアント・モ
ジュール107にアクセスする際に、#2のローカル通信
リンク109が張られる(ステップ402)。例えばソ
ケットを用いたネットワーク通信プロトコルを用いてよ
り具体的に説明すると、#2(#3)のアプリケーション1
06は、オペレーティングシステムからソケットディス
クリプタを獲得した後に、そのソケットディスクリプタ
と、ネットワーククライアント・モジュール107が提
供するソケット名(ファイルパス名)とを引数として、
オペレーティングシステムに対してconnectシステムコ
ールを発行する。これによって、#2(#3)のローカル通
信リンク109に関するUNIXドメインバインドが作
成される。#2(#3)のアプリケーション106は、上述
のソケットディスクリプタを指定することにより、#2
(#3)のローカル通信リンク109を用いて、ネットワ
ーククライアント・モジュール107に、上記リンクI
D111(#1)が付与された処理命令を発行する。
【0051】ネットワーククライアント・モジュール1
07は、#2(#3)のローカル通信リンク109から上記
リンクID111(#1)が付与された処理命令を受信す
ると、そのリンクID111(#1)をキーとして、クラ
イアント・セッション管理テーブル108からネットワ
ークバインドを取得する(ステップ403)。
【0052】そして、ネットワーククライアント・モジ
ュール107は、その取得したネットワークバインドに
対応するネットワーク通信リンク110と前述の#2(#
3)のローカル通信リンク109を用いて、#2(#3)の
アプリケーション106とネットワークサーバ・モジュ
ール103とを接続する(ステップ404)。
【0053】この結果、#2(#3)のアプリケーション1
06で発行された処理命令は、#2(#39のローカル通信
リンク109、ネットワーククライアント・モジュール
107、#1のネットワーク通信リンク109、及びネッ
トワークサーバ・モジュール103を介して、サーバエ
ンジン102に転送され、そこで処理される(ステップ
405)。
【0054】なお、上記処理命令には、その処理命令を
実行するアプリケーション106のID(例えばプロセ
スID)が付与されることにより、ネットワーククライ
アント・モジュール107及びサーバエンジン602
は、アプリケーション106を識別することができる。
【0055】#2(#3)のアプリケーション106は、処
理の終了時に、#2(#3)のローカル通信リンク109を
切断して、プロセスをクローズする(ステップ40
6)。このように、ユーザAによる#2(#3)のアプリケ
ーション106の実行時及び終了時には、サーバ・コン
ピュータ101への再度のログイン処理及びログアウト
処理を実行する必要がないことが、本発明に関連する大
きな特徴である。
【0056】図5は、1つのネットワーク通信リンク1
10を共用する最後のアプリケーション106の終了時
のログアウト処理の動作フローチャートである。例え
ば、#1のアプリケーション106がログアウト処理を実
行する場合を例として、以下に説明する。
【0057】まず、ユーザAは、#1のアプリケーション
106上で、ログアウド情報の入力処理を実行し(ステ
ップ501)、ネットワーククライアント・モジュール
107に、ログアウト要求を発行する(ステップ50
2)。
【0058】この結果、ネットワーククライアント・モ
ジュール107は、#1のネットワーク通信リンク110
のクローズを通知するための、リンクID111(#1)
を含むクローズ通知を、ネットワークサーバ・モジュー
ル103に通知する(ステップ503)。
【0059】ネットワークサーバ・モジュール103
は、上記クローズ通知を受信すると、それに含まれてい
るリンクID111(#1)に対応するエントリ(セッシ
ョン情報)を、セッション管理テーブル104から削除
する(ステップ504)。
【0060】その後、リンクID111(#1)に対応す
る#1のネットワーク通信リンク110を処理していたネ
ットワークサーバ・モジュール103のプロセス(又は
スレッド)がクローズする(ステップ505)。
【0061】一方、ネットワーククライアント・モジュ
ール107は、クローズ通知をネットワークサーバ・モ
ジュール103に送信した後、リンクID111(#1)
に対応するエントリ(セッション情報)を、クライアン
ト・セッション管理テーブル108から削除する(ステ
ップ506)。
【0062】その後、リンクID111(#1)に対応す
る#1のネットワーク通信リンク110を処理していたネ
ットワーククライアント・モジュール107のプロセス
(又はスレッド)がクローズする(ステップ507)。
【0063】なお、本発明は、上述の実施の形態におけ
るクライアント・コンピュータにおける機能を実現する
コンピュータプログラムを記憶したフロッピィディス
ク、CD−ROMディスク、光ディスク、可搬型(リム
ーバブル)ハードディスク等の計算機読出し可能記憶媒
体として構成してもよい。
【0064】
【発明の効果】本発明によれば、例えば同一ユーザによ
ってクライアント・コンピュータ上で実行される複数の
アプリケーションが同一のリンク識別情報を継承するこ
とにより、それらとサーバ・コンピュータとの間の通信
を、同一のネットワーク通信リンクを共用して同一のセ
ッション上で実行することができる。この結果、アプリ
ケーションが起動される毎にサーバ・コンピュータとの
間でログインプロセスを実行し直さなければならない等
の無駄を回避することができ、サーバ・コンピュータに
おける処理負荷の軽減とネットワークトラヒックの減少
を図ることが可能となる。
【0065】また、ネットワーク通信リンクを共用化す
る機構は、アプリケーションからは独立したネットワー
ククライアント・モジュール手段が全て処理し、各アプ
リケーションは、リンク識別情報を継承する機構と、ネ
ットワーククライアント・モジュール手段に対してロー
カル通信リンクを張る機構を備えるだけでよいため、ア
プリケーションの構成の複雑化も回避することができ、
かつアプリケーション間の独立性も損なわない。なお、
ローカル通信リンクは、一般的なソケット、パイプ、共
通メモリ等を用いたプロセス間通信機構として簡単に実
現することができ、また、ローカル通信リンクはクライ
アント・コンピュータ内に張られるものであるため、ネ
ットワークトラヒックを増大させることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の構成図である。
【図2】本発明の実施の形態におけるアプリケーション
の実行関係を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態の動作フローチャート(そ
の1)である。
【図4】本発明の実施の形態の動作フローチャート(そ
の2)である。
【図5】本発明の実施の形態の動作フローチャート(そ
の3)である。
【図6】クライアント/サーバシステムの概念図であ
る。
【図7】従来のクライアント/サーバシステムの構成図
である。
【図8】従来のクライアント/サーバシステムにおける
アプリケーションの実行関係を示す図である。
【符号の説明】
101 サーバ・コンピュータ 102 サーバエンジン 103 ネットワークサーバ・モジュール 104 セッション管理テーブル 105 クライアント・コンピュータ 106 アプリケーション 107 ネットワーククライアント・モジュール 108 クライアント・セッション管理テーブル 109 ローカル通信リンク 110 ネットワーク通信リンク110

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クライアント・コンピュータがサーバ・
    コンピュータにサービスを要求することによって、サー
    バ・コンピュータがクライアント・コンピュータにサー
    ビスを提供するクライアント/サーバシステムにおける
    セッション管理システムであって、 前記クライアント・コンピュータ上に設けられ、セッシ
    ョン毎に、該セッションを識別するためのリンク識別情
    報と、該セッションに対応するセッション情報を記憶す
    るクライアント・セッション管理テーブル手段と、 前記クライアント・コンピュータ上に設けられ、前記サ
    ーバ・コンピュータとの間でセッション毎にネットワー
    ク通信リンクを確立して該セッションに対応する前記リ
    ンク識別情報及びセッション情報を前記クライアント・
    セッション管理テーブル手段に登録すると共に、前記ク
    ライアント・コンピュータ上で実行される各アプリケー
    ションとの間でローカル通信リンクを確立し、前記クラ
    イアント・セッション管理テーブル手段を参照して、同
    一のリンク識別情報を有する複数の前記アプリケーショ
    ンに対応する複数の前記ローカル通信リンクを同一の前
    記ネットワーク通信リンクと接続することにより該複数
    のアプリケーションを同一のセッションのもとで実行さ
    せるネットワーククライアント・モジュール手段と、 を含むことを特徴とするセッション管理システム。
  2. 【請求項2】 前記アプリケーションは、 起動時に所定のアプリケーションからそれが有する前記
    リンク識別情報を引き継ぎ、 前記ネットワーククライアント・モジュール手段に接続
    する際に、該リンク識別情報を該ネットワーククライア
    ント・モジュール手段に通知する、 ことを特徴とする請求項1に記載のセッション管理シス
    テム。
  3. 【請求項3】 クライアント・コンピュータがサーバ・
    コンピュータにサービスを要求することによって、サー
    バ・コンピュータがクライアント・コンピュータにサー
    ビスを提供するクライアント/サーバシステムにおい
    て、前記クライアント・コンピュータとして動作する計
    算機により使用されたときにそれによって読み出される
    記憶媒体であって、 セッション毎に、該セッションを識別するためのリンク
    識別情報と、該セッションに対応するセッション情報を
    記憶するクライアント・セッション管理テーブルを生成
    する機能と、 前記サーバ・コンピュータとの間でセッション毎にネッ
    トワーク通信リンクを確立して該セッションに対応する
    前記リンク識別情報及びセッション情報を前記クライア
    ント・セッション管理テーブルに登録する機能と、 前記クライアント・コンピュータ上で実行される各アプ
    リケーションとの間でローカル通信リンクを確立し、前
    記クライアント・セッション管理テーブルを参照するこ
    とにより、同一のリンク識別情報を有する複数の前記ア
    プリケーションに対応する複数の前記ローカル通信リン
    クを同一の前記ネットワーク通信リンクと接続すること
    により該複数のアプリケーションを同一のセッションの
    もとで実行させる機能と、 を前記計算機に行わせるための計算機読出し可能記憶媒
    体。
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