JPH10177655A - 動画像処理装置 - Google Patents
動画像処理装置Info
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- JPH10177655A JPH10177655A JP33590496A JP33590496A JPH10177655A JP H10177655 A JPH10177655 A JP H10177655A JP 33590496 A JP33590496 A JP 33590496A JP 33590496 A JP33590496 A JP 33590496A JP H10177655 A JPH10177655 A JP H10177655A
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Landscapes
- Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
- Image Analysis (AREA)
- Indicating Or Recording The Presence, Absence, Or Direction Of Movement (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 動きの大小に拘らず演算量がほぼ一定であ
る、しかも、画像中の対象物の一連の動きを大局的に把
握可能な、さらに、画像データに雑音が含まれても、動
き検出エラーが発生し難い動画像処理装置を提供する。 【解決手段】 水平軸、垂直軸及び時間軸の3次元空間
上で表された動画像データが入力され、その動画像デー
タに対する座標軸変換処理を通じて、入力された動画像
データにおける動きに応じた縞状パターンを含み得る座
標軸変換データを形成する座標軸変換手段と、形成され
た座標軸変換データにおける縞状パターンの情報に基づ
いて、入力された動画像データにおける動きの情報を得
る動き情報形成手段とを備える。
る、しかも、画像中の対象物の一連の動きを大局的に把
握可能な、さらに、画像データに雑音が含まれても、動
き検出エラーが発生し難い動画像処理装置を提供する。 【解決手段】 水平軸、垂直軸及び時間軸の3次元空間
上で表された動画像データが入力され、その動画像デー
タに対する座標軸変換処理を通じて、入力された動画像
データにおける動きに応じた縞状パターンを含み得る座
標軸変換データを形成する座標軸変換手段と、形成され
た座標軸変換データにおける縞状パターンの情報に基づ
いて、入力された動画像データにおける動きの情報を得
る動き情報形成手段とを備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動画像中の対象物
の動き情報を得る動画像処理装置に関するものである。
の動き情報を得る動画像処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 文献1『テレビジョン学会編、「画像情報圧縮」、オー
ム社、p.92、1991年』動画像の動き検出は、動
画像処理装置を構成する際に必要な技術である。例え
ば、動画像符号化装置においては、画像の動きを予測
し、予測誤差のみを符号化することによって符号量を削
減できる。また、対象物の動きを解析したりモデル化し
て利用するシステムにおいても、動画像の動き検出が必
要不可欠である。
ム社、p.92、1991年』動画像の動き検出は、動
画像処理装置を構成する際に必要な技術である。例え
ば、動画像符号化装置においては、画像の動きを予測
し、予測誤差のみを符号化することによって符号量を削
減できる。また、対象物の動きを解析したりモデル化し
て利用するシステムにおいても、動画像の動き検出が必
要不可欠である。
【0003】このような動画像の動きを検出する方法と
しては、従来、上記文献1に開示されるものがある。
しては、従来、上記文献1に開示されるものがある。
【0004】図2は、従来文献による動画像の動き検出
方法を説明する図である。図2において、符号201は
現フレーム内のブロック、符号202は前フレーム内の
ブロック、符号203はブロック201中の画素Xi 、
符号204はブロック202中の画素Xi-f-j を、それ
ぞれ表わしている。
方法を説明する図である。図2において、符号201は
現フレーム内のブロック、符号202は前フレーム内の
ブロック、符号203はブロック201中の画素Xi 、
符号204はブロック202中の画素Xi-f-j を、それ
ぞれ表わしている。
【0005】上記文献の方法では、画像をブロック化
し、ブロック単位でパターンマッチングを行なう。パタ
ーンマッチングの方法は、例えば、現フレーム内のブロ
ック201中の画素Xi と、これをj画素ずらした前フ
レーム内のブロック202中の画素Xi-f-j との差分の
絶対値和Sを、(1) 式に従って求め、この評価量Sを最
小にするずれ位置jを探索して動き量を検出するもので
ある。(1) 式における総和Σは、ブロック201に属す
る全ての画素Xi についてである。
し、ブロック単位でパターンマッチングを行なう。パタ
ーンマッチングの方法は、例えば、現フレーム内のブロ
ック201中の画素Xi と、これをj画素ずらした前フ
レーム内のブロック202中の画素Xi-f-j との差分の
絶対値和Sを、(1) 式に従って求め、この評価量Sを最
小にするずれ位置jを探索して動き量を検出するもので
ある。(1) 式における総和Σは、ブロック201に属す
る全ての画素Xi についてである。
【0006】 S=Σ|Xi −Xi-f-j | …(1) このブロックマッチング方法においては、現フレームを
ブロックに分割し、ブロック毎に前フレームとの類似位
置を探索することによって、フレーム間の動きを検出す
る。
ブロックに分割し、ブロック毎に前フレームとの類似位
置を探索することによって、フレーム間の動きを検出す
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ブロックマッチング方法による動き検出では、以下のよ
うな課題(1) 〜(3) が生じていた。
ブロックマッチング方法による動き検出では、以下のよ
うな課題(1) 〜(3) が生じていた。
【0008】(1) フレーム間の動きが大きい場合、パタ
ーンマッチングの探索範囲を広く設定する必要があり、
その結果、演算量が増大する。
ーンマッチングの探索範囲を広く設定する必要があり、
その結果、演算量が増大する。
【0009】(2) フレーム間のブロック毎の動き量しか
得られないので、画像中の対象物の一連の動きを大局的
に把握できない。そのため、対象物の動きを解析したり
モデル化して利用するシステムへの適用が難しい。
得られないので、画像中の対象物の一連の動きを大局的
に把握できない。そのため、対象物の動きを解析したり
モデル化して利用するシステムへの適用が難しい。
【0010】(3) 画像データに雑音が含まれる場合、正
しい動き量に対して評価値Sが最小になるとは限らない
ので、動き検出エラーが発生しやすい。
しい動き量に対して評価値Sが最小になるとは限らない
ので、動き検出エラーが発生しやすい。
【0011】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、本発明の動画像処理装置は、水平軸、垂直軸及び時
間軸の3次元空間上で表された動画像データが入力さ
れ、その動画像データに対する座標軸変換処理を通じ
て、入力された動画像データにおける動きに応じた縞状
パターンを含み得る座標軸変換データを形成する座標軸
変換手段と、形成された座標軸変換データにおける縞状
パターンの情報に基づいて、入力された動画像データに
おける動きの情報を得る動き情報形成手段とを備えたこ
とを特徴とする。
め、本発明の動画像処理装置は、水平軸、垂直軸及び時
間軸の3次元空間上で表された動画像データが入力さ
れ、その動画像データに対する座標軸変換処理を通じ
て、入力された動画像データにおける動きに応じた縞状
パターンを含み得る座標軸変換データを形成する座標軸
変換手段と、形成された座標軸変換データにおける縞状
パターンの情報に基づいて、入力された動画像データに
おける動きの情報を得る動き情報形成手段とを備えたこ
とを特徴とする。
【0012】本発明の動画像処理装置においては、座標
軸変換手段が、水平軸、垂直軸及び時間軸の3次元空間
上で表された入力された動画像データに対する座標軸変
換処理を通じて、入力された動画像データにおける動き
に応じた縞状パターンを含み得る座標軸変換データを形
成し、動き情報形成手段が、形成された座標軸変換デー
タにおける縞状パターンの情報に基づいて、入力された
動画像データにおける動きの情報を得る。
軸変換手段が、水平軸、垂直軸及び時間軸の3次元空間
上で表された入力された動画像データに対する座標軸変
換処理を通じて、入力された動画像データにおける動き
に応じた縞状パターンを含み得る座標軸変換データを形
成し、動き情報形成手段が、形成された座標軸変換デー
タにおける縞状パターンの情報に基づいて、入力された
動画像データにおける動きの情報を得る。
【0013】
(A)第1の実施形態 以下、本発明による動画像処理装置の第1の実施形態を
図面を参照しながら詳述する。
図面を参照しながら詳述する。
【0014】(A−1)第1の実施形態の構成 図1は、この第1の実施形態による動画像処理装置の構
成を示すブロック図である。図1において、第1の実施
形態の動画像処理装置は、時空間軸変換部101、投影
パターン作成部102、縞方向検出部103及び動き量
出力部104から構成されている。
成を示すブロック図である。図1において、第1の実施
形態の動画像処理装置は、時空間軸変換部101、投影
パターン作成部102、縞方向検出部103及び動き量
出力部104から構成されている。
【0015】時空間軸変換部101は、動画像データS
101を入力して記憶し、3次元空間上で表わされる動
画像データの座標系(x,y,t)(xは動画像を構成
する各フレームの水平軸、yは各フレームの垂直軸、t
は時間軸)を変換して、各yの値毎の(t,x)を座標
軸とする2次元空間上のパターン及び各xの値毎の
(t,y)を座標軸とする2次元空間上のパターンS1
02を、投影パターン作成部102に出力するものであ
る。
101を入力して記憶し、3次元空間上で表わされる動
画像データの座標系(x,y,t)(xは動画像を構成
する各フレームの水平軸、yは各フレームの垂直軸、t
は時間軸)を変換して、各yの値毎の(t,x)を座標
軸とする2次元空間上のパターン及び各xの値毎の
(t,y)を座標軸とする2次元空間上のパターンS1
02を、投影パターン作成部102に出力するものであ
る。
【0016】投影パターン作成部102は、2次元パタ
ーンS102を入力して、複数の方向毎に投影を行な
い、投影パターンS103を縞方向検出部103に出力
するものである。
ーンS102を入力して、複数の方向毎に投影を行な
い、投影パターンS103を縞方向検出部103に出力
するものである。
【0017】縞方向検出部103は、投影パターンS1
03を入力して、その方向毎の分散を計算し、該分散値
が最大となる方向を求め、これを縞方向データS104
として動き量出力部104に出力するものである。
03を入力して、その方向毎の分散を計算し、該分散値
が最大となる方向を求め、これを縞方向データS104
として動き量出力部104に出力するものである。
【0018】動き量出力部104は、複数の縞方向デー
タS104を入力して、動画像データS101に対応す
る動きの量を計算し、動画像動きデータS105を出力
するものである。
タS104を入力して、動画像データS101に対応す
る動きの量を計算し、動画像動きデータS105を出力
するものである。
【0019】(A−2)第1の実施形態の動作 次に、以上のような各部101〜104からなる第1の
実施形態の動画像処理装置の動作を説明する。
実施形態の動画像処理装置の動作を説明する。
【0020】動画像データS101が時空間軸変換部1
01に入力されると、時空間軸変換部101は、所定の
時間分の動画像データを記憶する。この時点で、時空間
軸変換部101には、(x,y,t)3次元空間上で定
義される画素データが記憶すされたことになる。次に、
時空間軸変換部101は、各yの値毎の(t,x)2次
元パターン及び各xの値毎の(t,y)2次元パターン
を順次作成して、これら2次元パターンS102を投影
パターン作成部102に対して出力する。
01に入力されると、時空間軸変換部101は、所定の
時間分の動画像データを記憶する。この時点で、時空間
軸変換部101には、(x,y,t)3次元空間上で定
義される画素データが記憶すされたことになる。次に、
時空間軸変換部101は、各yの値毎の(t,x)2次
元パターン及び各xの値毎の(t,y)2次元パターン
を順次作成して、これら2次元パターンS102を投影
パターン作成部102に対して出力する。
【0021】図3は、時空間軸変換部101における変
換パターンの特徴を示す説明図である。
換パターンの特徴を示す説明図である。
【0022】図3(a)は、フレーム中のパターンが時
間経過と共に矢印のように水平移動する場合における初
期時刻t=0でのフレームパターンを示すものである。
この場合、あるyの値yc に対応する(t,x)2次元
パターンは、図3(b)に示すように、縞状のパターン
になる。動画像上のパターンが水平方向に等速に移動す
ると、この縞状パターンは、同一方向への直線的な模様
となり、その傾きdx/dtは水平移動速度に一致す
る。また、この場合、あるxの値xc に対応する(t,
y)2次元パターンは、図3(c)に示すように、必ず
しも縞状のパターンにはならない。
間経過と共に矢印のように水平移動する場合における初
期時刻t=0でのフレームパターンを示すものである。
この場合、あるyの値yc に対応する(t,x)2次元
パターンは、図3(b)に示すように、縞状のパターン
になる。動画像上のパターンが水平方向に等速に移動す
ると、この縞状パターンは、同一方向への直線的な模様
となり、その傾きdx/dtは水平移動速度に一致す
る。また、この場合、あるxの値xc に対応する(t,
y)2次元パターンは、図3(c)に示すように、必ず
しも縞状のパターンにはならない。
【0023】また、図3(d)は、フレーム中のパター
ンが時間経過と共に失印のように垂直移動する場合にお
ける初期時刻t=0でのフレームパターンを示すもので
ある。この場合、あるyの値yc に対応する(t,x)
2次元パターンは、図3(e)に示すように、必ずしも
縞状のパターンにはならない。一方、この場合、あるx
の値xc に対応する(t,y)2次元パターンは、図3
(f)に示すように、縞状のパターンになる。動画像上
のパターンが垂直方向に等速に移動すると、この縞状パ
ターンは、同一方向への直線的な模様となり、その傾き
dy/dtは垂直移動速度に一致する。
ンが時間経過と共に失印のように垂直移動する場合にお
ける初期時刻t=0でのフレームパターンを示すもので
ある。この場合、あるyの値yc に対応する(t,x)
2次元パターンは、図3(e)に示すように、必ずしも
縞状のパターンにはならない。一方、この場合、あるx
の値xc に対応する(t,y)2次元パターンは、図3
(f)に示すように、縞状のパターンになる。動画像上
のパターンが垂直方向に等速に移動すると、この縞状パ
ターンは、同一方向への直線的な模様となり、その傾き
dy/dtは垂直移動速度に一致する。
【0024】さらに、図3(g)は、フレーム中のパタ
ーンが時間経過と共に矢印のように斜め移動する場合に
おける初期時刻t=0でのフレームパターンを示すもの
である。この場合、あるyの値yc に対応する(t,
x)2次元パターンは、図3(h)に示すように、厳密
には縞状のパターンにはならないものの、縞状パターン
に近い模様を呈する。また、同様に、あるxの値xc に
対応する(t,y)2次元パターンも、図3(i)に示
すように、縞状パターンに近い模様を呈する。図3
(h)及び(i)に見られる縞状に近い模様の向きはそ
れぞれ、動画像の移動速度dx/dt、dy/dtに一
致する。
ーンが時間経過と共に矢印のように斜め移動する場合に
おける初期時刻t=0でのフレームパターンを示すもの
である。この場合、あるyの値yc に対応する(t,
x)2次元パターンは、図3(h)に示すように、厳密
には縞状のパターンにはならないものの、縞状パターン
に近い模様を呈する。また、同様に、あるxの値xc に
対応する(t,y)2次元パターンも、図3(i)に示
すように、縞状パターンに近い模様を呈する。図3
(h)及び(i)に見られる縞状に近い模様の向きはそ
れぞれ、動画像の移動速度dx/dt、dy/dtに一
致する。
【0025】以上のように、動画像が直線的な動きをす
る場合には、時空間軸変換部101から出力される2次
元パターン(2次元パターンの集合)S102は、縞状
のパターンになりやすいことが分かる。
る場合には、時空間軸変換部101から出力される2次
元パターン(2次元パターンの集合)S102は、縞状
のパターンになりやすいことが分かる。
【0026】得られた2次元パターンS102が投影パ
ターン作成部102に入力されると、この投影パターン
作成部102によって、所走の方向θ毎(例えば、−9
0°から90°までを1°刻み)に2次元パターンS1
02の投影パターンS103が計算され、縞方向検出部
103に出力される。
ターン作成部102に入力されると、この投影パターン
作成部102によって、所走の方向θ毎(例えば、−9
0°から90°までを1°刻み)に2次元パターンS1
02の投影パターンS103が計算され、縞方向検出部
103に出力される。
【0027】図4は、投影パターン作成部102におけ
る投影パターンS103の計算方法を説明する図であ
る。
る投影パターンS103の計算方法を説明する図であ
る。
【0028】図4(a)には、縞状パターンを呈する1
個の2次元パターン401に対し、その垂直方向より時
計周りにθだけ傾いた方向(矢印にて図示)に投影を行
なった場合の投影データ(図中、PR(r))について
図示している。各投影位置rに対する投影データPR
(r)の計算方法としては、例えば、以下のような(2)
式を適用すれば良い。なお、(2) 式における総和Σは、
画素集合A(θ,r)の全ての要素についてである。
個の2次元パターン401に対し、その垂直方向より時
計周りにθだけ傾いた方向(矢印にて図示)に投影を行
なった場合の投影データ(図中、PR(r))について
図示している。各投影位置rに対する投影データPR
(r)の計算方法としては、例えば、以下のような(2)
式を適用すれば良い。なお、(2) 式における総和Σは、
画素集合A(θ,r)の全ての要素についてである。
【0029】 PR(r)=ΣL(x,y,θ,r)P(x,y)/S(θ,r)…(2) ここで、図4(a)及び(b)に、下記パラメータが意
味する幾何学的関係を図示しているように、A(θ,
r)は、投影角度θ、投影位置rの投影ライン(θ,
r)上に存在する画素の集合であり、L(x,y,θ,
r)は、投影ライン(θ,r)が画素集合A(θ,r)
に属するある画素(x,y)を通過する場合の通過の長
さ(1画素の縦横の長さを各々1とした長さ)であり、
P(x,y)は画素(x、y)の画素値(階調)であ
り、S(θ,r)は、投影ライン(θ,r)が2次元パ
ターン401を通過する長さである。
味する幾何学的関係を図示しているように、A(θ,
r)は、投影角度θ、投影位置rの投影ライン(θ,
r)上に存在する画素の集合であり、L(x,y,θ,
r)は、投影ライン(θ,r)が画素集合A(θ,r)
に属するある画素(x,y)を通過する場合の通過の長
さ(1画素の縦横の長さを各々1とした長さ)であり、
P(x,y)は画素(x、y)の画素値(階調)であ
り、S(θ,r)は、投影ライン(θ,r)が2次元パ
ターン401を通過する長さである。
【0030】なお、直前の段落における(x,y)は、
上述した図3における(x,y)とは異なる意味で用い
ている。例えば、図3における(t,x)2次元パター
ンについての投影処理であれば、直前の段落における
(x,y)は、図3における(t,x)が該当する。
上述した図3における(x,y)とは異なる意味で用い
ている。例えば、図3における(t,x)2次元パター
ンについての投影処理であれば、直前の段落における
(x,y)は、図3における(t,x)が該当する。
【0031】上述したパラメータA(θ,r)、L
(x,y,θ,r)及びS(θ,f)は、投影パターン
S103を計算する際に、投影方向、投影位置、2次元
パターンの相互の幾何学的位置関係に基づいて、その都
度計算しても良いし、予め計算しておいてテープルとし
て記憶しておき、投影パターンS103を計算する際
に、テーブルから読み出すように構成しても良い。
(x,y,θ,r)及びS(θ,f)は、投影パターン
S103を計算する際に、投影方向、投影位置、2次元
パターンの相互の幾何学的位置関係に基づいて、その都
度計算しても良いし、予め計算しておいてテープルとし
て記憶しておき、投影パターンS103を計算する際
に、テーブルから読み出すように構成しても良い。
【0032】投影パターン作成部102から投影パター
ンS103が出力されると、縞方向検出部103によっ
て、各投影方向θ毎に、投影パターンの分散値V(θ)
が計算される。続いて、縞方向検出部103によって、
分散値V(θ)が最大となる場合の投影方向θが計算さ
れ、該投影方向θが縞方向データS104として動き量
出力部104に出力される。
ンS103が出力されると、縞方向検出部103によっ
て、各投影方向θ毎に、投影パターンの分散値V(θ)
が計算される。続いて、縞方向検出部103によって、
分散値V(θ)が最大となる場合の投影方向θが計算さ
れ、該投影方向θが縞方向データS104として動き量
出力部104に出力される。
【0033】図5は、縞状パターンに対する投影パター
ンの特徴を説明する図である。一例として、縦縞模様を
呈する2次元パターン((t,x)2次元パターン又は
((t,y)2次元パターン)501に対し、垂直方向
に投影を行なった場合には、図5の上部に示すように、
分散の大きな投影パターン502が得られ、その他の方
向、例えば、水平方向に投影を行なった場合には、図5
の右側に示すように、分散の小さな投影パターン503
が得られることを示している。
ンの特徴を説明する図である。一例として、縦縞模様を
呈する2次元パターン((t,x)2次元パターン又は
((t,y)2次元パターン)501に対し、垂直方向
に投影を行なった場合には、図5の上部に示すように、
分散の大きな投影パターン502が得られ、その他の方
向、例えば、水平方向に投影を行なった場合には、図5
の右側に示すように、分散の小さな投影パターン503
が得られることを示している。
【0034】すなわち、縞状パターンに対して投影を行
なうと、縞の方向θに対応した投影パターンの分散値V
(θ)が大きくなるので、縞方向検出部103が該分散
値V(θ)が最大となる方向θを計算することによっ
て、縞方向データS104が正しく出力される。
なうと、縞の方向θに対応した投影パターンの分散値V
(θ)が大きくなるので、縞方向検出部103が該分散
値V(θ)が最大となる方向θを計算することによっ
て、縞方向データS104が正しく出力される。
【0035】なお、縞方向検出部103は、前記の分散
最大値が所定の閾値より小さい場合には、動きがないも
のとみなして、これを示すデータを縞方向データS10
4として出力する。
最大値が所定の閾値より小さい場合には、動きがないも
のとみなして、これを示すデータを縞方向データS10
4として出力する。
【0036】例えば、図3(c)に示される(t、y)
2次元パターンに対しては、明瞭な縞パターンが存在し
ないので、縞方向検出部103での処理において十分大
きな分散値が得られず、垂直方向の動きがないことを示
す識別データが縞方向データS104として出力される
ことになる。
2次元パターンに対しては、明瞭な縞パターンが存在し
ないので、縞方向検出部103での処理において十分大
きな分散値が得られず、垂直方向の動きがないことを示
す識別データが縞方向データS104として出力される
ことになる。
【0037】縞方向検出部103から縞方向データS1
04が出力されると、次に、動き量出力部104が、該
縞方向データS104を入力して記憶する。さらに、動
き量出力部104は、この画像処埋装置に入力された動
画像データS101を構成する、全ての(t,x)2次
元パターン及び(t,y)2次元パターンに対応する縞
方向データS104を入力し終えると、(x,y,t)
3次元空間上の動画像の動きを、例えば、動きベクトル
として表現し、動画像動きデータS105として出力す
る。
04が出力されると、次に、動き量出力部104が、該
縞方向データS104を入力して記憶する。さらに、動
き量出力部104は、この画像処埋装置に入力された動
画像データS101を構成する、全ての(t,x)2次
元パターン及び(t,y)2次元パターンに対応する縞
方向データS104を入力し終えると、(x,y,t)
3次元空間上の動画像の動きを、例えば、動きベクトル
として表現し、動画像動きデータS105として出力す
る。
【0038】上述したように、図3に示す(t,x)2
次元パターンの縞方向θは、その算出に用いた初期時刻
t=0からのx方向での移動速度dx/dtになってお
り、図3に示す(t,y)2次元パターンの縞方向θ
は、その算出に用いた初期時刻t=0からのy方向での
移動速度dy/dtになっている。従って、あるxの値
の移動速度dx/dtと、あるyの値での移動速度dy
/dtにより、初期時刻t=0における座標(x,y)
での移動ベクトルが求められ、これを各座標(x,y)
について求めることにより、初期時刻t=0における全
ての画素の移動ベクトルを求めることができる。この初
期時刻を順次ずらせて行くことにより、各画素位置での
移動ベクトルの時間変化である動画像動きデータS10
5を得ることができる。
次元パターンの縞方向θは、その算出に用いた初期時刻
t=0からのx方向での移動速度dx/dtになってお
り、図3に示す(t,y)2次元パターンの縞方向θ
は、その算出に用いた初期時刻t=0からのy方向での
移動速度dy/dtになっている。従って、あるxの値
の移動速度dx/dtと、あるyの値での移動速度dy
/dtにより、初期時刻t=0における座標(x,y)
での移動ベクトルが求められ、これを各座標(x,y)
について求めることにより、初期時刻t=0における全
ての画素の移動ベクトルを求めることができる。この初
期時刻を順次ずらせて行くことにより、各画素位置での
移動ベクトルの時間変化である動画像動きデータS10
5を得ることができる。
【0039】図6は、上記動画像動きデータS105を
利用した呈示の一例であり、図示したように、各フレー
ム画像を時間経過に従って並べ、(x,y)平面上の任
意点の動きを追跡するよう表示を行なっている。この実
施形態では、上記動画像動きデータS105を利用する
ことにより、(x,y,t)3次元空間上の画像の動き
を大局的に捉えることができるので、図6の方法に限ら
ず、様々な動きの呈示が可能である。
利用した呈示の一例であり、図示したように、各フレー
ム画像を時間経過に従って並べ、(x,y)平面上の任
意点の動きを追跡するよう表示を行なっている。この実
施形態では、上記動画像動きデータS105を利用する
ことにより、(x,y,t)3次元空間上の画像の動き
を大局的に捉えることができるので、図6の方法に限ら
ず、様々な動きの呈示が可能である。
【0040】(A−3)第1の実施形態の効果 以上のように、第1の実施形態は、(x,y,t)3次
元空間上で表わされる動画像データを(t,x)平面及
び(t,y)平面上でスライスした後、複数の方向毎に
投影を行ない、投影パターンの分散値が最大となる方向
を基に、動画像の動き量を検出するものである。上記ス
ライスされた(t,x)平面及び(t,y)平面上の2
次元パターンは、動画像の動きが変形や回転を含まない
平行移動で近似できる場合には、一般に縞状パターンに
なりやすいので、上記分散値が最大となる投影パターン
の方向は縞状パターンの模様の方向、すなわち、動画像
の動きに対応した方向となるので、動画像の動きを正し
く検出することができる。しかも、動きの検出は、上記
の〈t,x)平面及び(t,y)平面上で一括して検出
できるので、動画像の動きを大局的に把握できる。従っ
て、従来、ブロック単位にパターンマッチングを行なっ
て動きを検出した方法の課題を解決し、高精度かつ大局
的に動画像の動きを検出することができる。
元空間上で表わされる動画像データを(t,x)平面及
び(t,y)平面上でスライスした後、複数の方向毎に
投影を行ない、投影パターンの分散値が最大となる方向
を基に、動画像の動き量を検出するものである。上記ス
ライスされた(t,x)平面及び(t,y)平面上の2
次元パターンは、動画像の動きが変形や回転を含まない
平行移動で近似できる場合には、一般に縞状パターンに
なりやすいので、上記分散値が最大となる投影パターン
の方向は縞状パターンの模様の方向、すなわち、動画像
の動きに対応した方向となるので、動画像の動きを正し
く検出することができる。しかも、動きの検出は、上記
の〈t,x)平面及び(t,y)平面上で一括して検出
できるので、動画像の動きを大局的に把握できる。従っ
て、従来、ブロック単位にパターンマッチングを行なっ
て動きを検出した方法の課題を解決し、高精度かつ大局
的に動画像の動きを検出することができる。
【0041】(B)第2の実施形態 次に、本発明による動画像処理装置の第2の実施形態を
図面を参照しながら詳述する。
図面を参照しながら詳述する。
【0042】(B−1)第2の実施形態の構成 図7は、この第2の実施形態による動画像処理装置の構
成を示すブロック図である。図7において、第2の実施
形態の動画像処理装置は、時空間軸変換部701、有限
ラドン変換部702、縞方向検出部703、候補角度記
憶部705及び動き量出力部704から構成されてい
る。
成を示すブロック図である。図7において、第2の実施
形態の動画像処理装置は、時空間軸変換部701、有限
ラドン変換部702、縞方向検出部703、候補角度記
憶部705及び動き量出力部704から構成されてい
る。
【0043】時空間軸変換部701は、入力された動画
像データS701に対して、第1の実施形態の時空間軸
変換部101と同様な変換処理を実行し、得られた各y
の値毎の(t,x)2次元空間上のパターン及び各xの
値毎の(t,y)2次元空間上のパターンS702を有
限ラドン変換部702に出力するものである。
像データS701に対して、第1の実施形態の時空間軸
変換部101と同様な変換処理を実行し、得られた各y
の値毎の(t,x)2次元空間上のパターン及び各xの
値毎の(t,y)2次元空間上のパターンS702を有
限ラドン変換部702に出力するものである。
【0044】有限ラドン変換部702は、2次元パター
ンS702を入力して、有限ラドン変換を行ない、投影
パターンS703を縞方向検出部703に出力するもの
である。
ンS702を入力して、有限ラドン変換を行ない、投影
パターンS703を縞方向検出部703に出力するもの
である。
【0045】縞方向検出部703は、投影パターンS7
03を入力して、各投影パターン毎の分散を計算し、該
分散値が所定値以上となる投影パターン番号S706を
候補角度記憶部705に出力すると共に、候補角度デー
タS707を候補角度記憶部705から入力して縞方向
データS704を計算して動き量出力部704に出力す
るものである。
03を入力して、各投影パターン毎の分散を計算し、該
分散値が所定値以上となる投影パターン番号S706を
候補角度記憶部705に出力すると共に、候補角度デー
タS707を候補角度記憶部705から入力して縞方向
データS704を計算して動き量出力部704に出力す
るものである。
【0046】候補角度記憶部705は、投影パターン番
号S706を入力して、これに対応する候補角度データ
S707を縞方向検出部703に出力するものである。
号S706を入力して、これに対応する候補角度データ
S707を縞方向検出部703に出力するものである。
【0047】動き量出力部704は、第1の実施形態の
動き量出力部104と同様に、縞方向データS704を
入力して、動画像データS701に対応する動き量を計
算して動画像動きデータS705を出力するものであ
る。
動き量出力部104と同様に、縞方向データS704を
入力して、動画像データS701に対応する動き量を計
算して動画像動きデータS705を出力するものであ
る。
【0048】(B−2)第2の実施形態の動作 次に、以上のような各部701〜705からなる第2の
実施形態の動画像処理装置の動作を説明する。
実施形態の動画像処理装置の動作を説明する。
【0049】動画像データS701が時空間軸変換部7
01に入力され、この動画像データS701に対して時
空間軸変換部701が実行する処理は、第1の実施形態
と同様であるので、その説明は省略する。
01に入力され、この動画像データS701に対して時
空間軸変換部701が実行する処理は、第1の実施形態
と同様であるので、その説明は省略する。
【0050】時空間軸変換部701から出力された2次
元パターンS702が有限ラドン変換部702に入力さ
れると、この有限ラドン変換部702によって、その2
次元パターンS702に対し、有限ラドン変換が施さ
れ、これにより得られた投影パターンS703が縞方向
検出部703に出力される。
元パターンS702が有限ラドン変換部702に入力さ
れると、この有限ラドン変換部702によって、その2
次元パターンS702に対し、有限ラドン変換が施さ
れ、これにより得られた投影パターンS703が縞方向
検出部703に出力される。
【0051】ここで、有限ラドン変換は、例えば、文献
2に記載されているような2次元パターンから投影パタ
ーンヘの変換の方法の一つである。
2に記載されているような2次元パターンから投影パタ
ーンヘの変換の方法の一つである。
【0052】文献2『F.Matus,J.Flusser 著、「Image
Representation via a Finite Radon Transform 」、IE
EE Transactions on Pattern Analysis and Machine In
telligence、vol.15,no.10,pp.996-1006、1993年』第1
の実施形態で説明したパターン投影の方法では、投影方
向、投影位置、2次元パターンの相互の幾何学的位置関
係に基づいて、パラメータL(x,y,θ,r)、A
(θ,r)、S(θ,r)を乗除算を含む実数計算によ
り、求める必要があったが、有限ラドン変換では、それ
とは異なり、ほとんどが単純な整数の加算演算のみで投
影パターンが作成され、また、その逆変換によって元の
2次元パターンが完全に再構成できるという特徴をもっ
ている。
Representation via a Finite Radon Transform 」、IE
EE Transactions on Pattern Analysis and Machine In
telligence、vol.15,no.10,pp.996-1006、1993年』第1
の実施形態で説明したパターン投影の方法では、投影方
向、投影位置、2次元パターンの相互の幾何学的位置関
係に基づいて、パラメータL(x,y,θ,r)、A
(θ,r)、S(θ,r)を乗除算を含む実数計算によ
り、求める必要があったが、有限ラドン変換では、それ
とは異なり、ほとんどが単純な整数の加算演算のみで投
影パターンが作成され、また、その逆変換によって元の
2次元パターンが完全に再構成できるという特徴をもっ
ている。
【0053】図8は、有限ラドン変換の投影の規則を説
明する図である。有限ラドン変換では、p×p画素(p
は素数)のパターン領域を対象として、p+1種類の投
影パターンが存在する。この種類を識別する番号を、以
下では、投影パターン番号と呼ぶ。図8では、一例とし
て、図8(a)、(b)、(c)、(d)、(e)及び
(f)がそれぞれ、投影パターン番号i=0、1、2、
p−2、p−1、pの場合の投影方法を示している。
明する図である。有限ラドン変換では、p×p画素(p
は素数)のパターン領域を対象として、p+1種類の投
影パターンが存在する。この種類を識別する番号を、以
下では、投影パターン番号と呼ぶ。図8では、一例とし
て、図8(a)、(b)、(c)、(d)、(e)及び
(f)がそれぞれ、投影パターン番号i=0、1、2、
p−2、p−1、pの場合の投影方法を示している。
【0054】投影パターン番号i=0(図8(a)参
照)に対しては、2次元パターンの下端ライン上の水平
位置rに対し、垂直方向に並んだ画素値の平均を計算し
て、これを投影データPR(r)とする。
照)に対しては、2次元パターンの下端ライン上の水平
位置rに対し、垂直方向に並んだ画素値の平均を計算し
て、これを投影データPR(r)とする。
【0055】投影パターン番号i=1(図8(b)参
照)に対しては、2次元パターンの下端ライン上の水乎
位置rに対し、右方向に+1、上方向に+1ずつシフト
した画素群の画素値の乎均を計算して、これを投影デー
タPR(r)とする。但し、画素が2次元パターンの右
端を超えた場合には、超えた分をパターン左端から右方
向にシフトした画素値を用いて計算する。
照)に対しては、2次元パターンの下端ライン上の水乎
位置rに対し、右方向に+1、上方向に+1ずつシフト
した画素群の画素値の乎均を計算して、これを投影デー
タPR(r)とする。但し、画素が2次元パターンの右
端を超えた場合には、超えた分をパターン左端から右方
向にシフトした画素値を用いて計算する。
【0056】投影パターン番号i=2(図8(c)参
照)に対しては、2次元パターンの下端ライン上の水平
位置rに対し、右方向に+2、上方向に+1ずつシフト
した画素群の画素値の平均を計算して、これを投影デー
タPR(r)とする。但し、投影パターン番号i=1の
場合と同様に、画素が2次元パターンの右端を超えた場
合には、超えた分をパターン左端から右方向にシフトし
た画素値を用いて計算する。
照)に対しては、2次元パターンの下端ライン上の水平
位置rに対し、右方向に+2、上方向に+1ずつシフト
した画素群の画素値の平均を計算して、これを投影デー
タPR(r)とする。但し、投影パターン番号i=1の
場合と同様に、画素が2次元パターンの右端を超えた場
合には、超えた分をパターン左端から右方向にシフトし
た画素値を用いて計算する。
【0057】以下同様に、投影パターン番号i=3、
4、…、p−1に対して、2次元パターンの下端ライン
上の水平位置rに対し、右方向に+i、上方向に+1ず
つシフトした画素群の画素値の平均を計算して、これを
投影データPR(r)とする(なお、投影パターン番号
i=p−2及びp−1については、図8(d)及び図8
(e)参照)。
4、…、p−1に対して、2次元パターンの下端ライン
上の水平位置rに対し、右方向に+i、上方向に+1ず
つシフトした画素群の画素値の平均を計算して、これを
投影データPR(r)とする(なお、投影パターン番号
i=p−2及びp−1については、図8(d)及び図8
(e)参照)。
【0058】投影パターン番号i=p(図8(f)参
照)に対しては、2次元パターンの左端ライン上の垂直
位置rに対し、水平方向に並んだ画素値の平均を計算し
て、これを投影データPR(r)とする。
照)に対しては、2次元パターンの左端ライン上の垂直
位置rに対し、水平方向に並んだ画素値の平均を計算し
て、これを投影データPR(r)とする。
【0059】図8(g)は、各投影パターン番号i=
0、1、…、pに対する投影データPR(r)を下から
順番に上方向に並べたデータで、これが有限ラドン変換
による変換データ(投影パターンS703)となる。
0、1、…、pに対する投影データPR(r)を下から
順番に上方向に並べたデータで、これが有限ラドン変換
による変換データ(投影パターンS703)となる。
【0060】有限ラドン変換部702が投影パターンS
703を出力すると、次に、縞方向検出部703は、こ
の投影パターンS703を入力して、各投影パターン番
号i毎に分散値V(i)を計算する。続いて、縞方向検
出部703は、分散値V(i)が所定の閾値以上となる
場合の投影パターン番号S706を計算し、候補角度記
憶部705に出力する。
703を出力すると、次に、縞方向検出部703は、こ
の投影パターンS703を入力して、各投影パターン番
号i毎に分散値V(i)を計算する。続いて、縞方向検
出部703は、分散値V(i)が所定の閾値以上となる
場合の投影パターン番号S706を計算し、候補角度記
憶部705に出力する。
【0061】侯補角度記憶部705は、各投影パターン
番号に対応して、予め、縞方向角度侯補と信頼度とから
なる侯補角度データを記憶しており、投影パターン番号
S706が入力されると、対応する侯補角度データS7
07を縞方向検出部703に対して出力する。
番号に対応して、予め、縞方向角度侯補と信頼度とから
なる侯補角度データを記憶しており、投影パターン番号
S706が入力されると、対応する侯補角度データS7
07を縞方向検出部703に対して出力する。
【0062】図9は、候補角度記憶部705に予め記億
される上記候補角度データの説明図である。
される上記候補角度データの説明図である。
【0063】図9において、符号901は有限ラドン変
換を行なう2次元パターンの領域を表わし、ハッチング
を付した複数の四角は、ある投影パターン番号iに対す
る投影データPR(r)に寄与する画素群である。縞方
向角度候補は、該画素群に沿った縞模様パターンを想定
した場合の縞の方向角度であり、その角度を求めるため
に、該画素群をお互いに結ぶ複数の直線の中から、隣接
する画素間の距離が小さいものを選択し、その直線の向
きを計算する。この第2の実施形態では、画素間の距離
が小さいものから順に3本の直線を選択して、その角度
を計算する。すなわち、縞方向角度候補として、図9に
図示した画素P、Q、Rをお互いに結ぶ直線に関し、直
線PQに対する角度θ1 、直線PRに対する角度θ2 、
直線QRに対する角度θ3 を適用する。また、上記信頼
度として、隣接画素間の距離の逆数、すなわち、角度候
補θ1 に対して線分PQの長さ情報(以下では、距離の
2乗を適用してえいる)の逆数(L1)、角度候補θ2
に対して線分PRの長さ情報の逆数(L2)、角度候補
θ3 に対して線分QRの長さ情報の逆数(L3)を適用
する。
換を行なう2次元パターンの領域を表わし、ハッチング
を付した複数の四角は、ある投影パターン番号iに対す
る投影データPR(r)に寄与する画素群である。縞方
向角度候補は、該画素群に沿った縞模様パターンを想定
した場合の縞の方向角度であり、その角度を求めるため
に、該画素群をお互いに結ぶ複数の直線の中から、隣接
する画素間の距離が小さいものを選択し、その直線の向
きを計算する。この第2の実施形態では、画素間の距離
が小さいものから順に3本の直線を選択して、その角度
を計算する。すなわち、縞方向角度候補として、図9に
図示した画素P、Q、Rをお互いに結ぶ直線に関し、直
線PQに対する角度θ1 、直線PRに対する角度θ2 、
直線QRに対する角度θ3 を適用する。また、上記信頼
度として、隣接画素間の距離の逆数、すなわち、角度候
補θ1 に対して線分PQの長さ情報(以下では、距離の
2乗を適用してえいる)の逆数(L1)、角度候補θ2
に対して線分PRの長さ情報の逆数(L2)、角度候補
θ3 に対して線分QRの長さ情報の逆数(L3)を適用
する。
【0064】ここで、画素Pの座標は(0,0)で表さ
れ、画素Qの座標は(i,1)で表される。また、図9
における画素Qj の座標が(ji,j)で表されるの
で、画素Rの座標は(ji+i−p,j+1)で表され
る。なお、jは、p−1をiで割った整数部分である。
れ、画素Qの座標は(i,1)で表される。また、図9
における画素Qj の座標が(ji,j)で表されるの
で、画素Rの座標は(ji+i−p,j+1)で表され
る。なお、jは、p−1をiで割った整数部分である。
【0065】従って、上述した候補角度データ(角度候
補及び信頼度)は、投影パターン番号iに対応して、
(3) 式のように計算され、この値が予め候補角度記憶部
705に格納されている。
補及び信頼度)は、投影パターン番号iに対応して、
(3) 式のように計算され、この値が予め候補角度記憶部
705に格納されている。
【0066】 θ1 =atan(1/i) (i=1、2、…、p−1) =90° (i=0) =0° (i=p) θ2 =atan{(j+1)/(ji+i−p)} θ3 =atan{j/(ji−p)} L1=1/(i2 +1) L2=1/{(ji+i−p)2 +(j+1)2 } L3=1/{(ji−p)2 +j2 } …(3) 縞方向検出部703は、候補角度データS707を入力
すると、投影パターン番号S706(i=i1、i2、
…、in)の各々に対応する、分散値V(i)と縞方向
角度候補θ1 (i)、θ2 (i)、θ3 (i)、信頼度
L1(i)、L2(i)、L3(i)を基に、縞方向デ
ータS704(θ)を決定して出力する。上記縞方向デ
ータの決定の際は、分散値が大きく、信頼度が大きい縞
方向角度侯補を選択するならば任意好適な方法を用いて
良い。この第2の実施形態では、まず、入力された全て
の縞方向角度侯補を角度の近いもの同士を同一グループ
のものとみなしてグループ化し、さらに、同一グループ
に含まれる縞方向角度侯補について分散値と信頼度の積
和値を計算して、最も積和値の大きいグループの縞方向
角度候補の代表値を縞方向データS704として出力す
る。
すると、投影パターン番号S706(i=i1、i2、
…、in)の各々に対応する、分散値V(i)と縞方向
角度候補θ1 (i)、θ2 (i)、θ3 (i)、信頼度
L1(i)、L2(i)、L3(i)を基に、縞方向デ
ータS704(θ)を決定して出力する。上記縞方向デ
ータの決定の際は、分散値が大きく、信頼度が大きい縞
方向角度侯補を選択するならば任意好適な方法を用いて
良い。この第2の実施形態では、まず、入力された全て
の縞方向角度侯補を角度の近いもの同士を同一グループ
のものとみなしてグループ化し、さらに、同一グループ
に含まれる縞方向角度侯補について分散値と信頼度の積
和値を計算して、最も積和値の大きいグループの縞方向
角度候補の代表値を縞方向データS704として出力す
る。
【0067】第1の実施形態では、縞模様の2次元パタ
ーンに対して投影を行なう場合、投影パターンの分散値
が大きくなる投影方向は縞の方向と1:1に対応してい
たが、この第2の実施形態の場合、図9に示したよう
に、一つの投影パターン番号に対し分散値が大きくなっ
ても縞の方向は一意には決定されない。そこで第2の実
施形態では、上述のように、投影パターン番号に応じて
縞方向角度侯補とその信頼度とを予め用意し、分散値の
大きい投影パターン番号群について総合的に判断するこ
とで、縞方向データの検出精度を高めている。
ーンに対して投影を行なう場合、投影パターンの分散値
が大きくなる投影方向は縞の方向と1:1に対応してい
たが、この第2の実施形態の場合、図9に示したよう
に、一つの投影パターン番号に対し分散値が大きくなっ
ても縞の方向は一意には決定されない。そこで第2の実
施形態では、上述のように、投影パターン番号に応じて
縞方向角度侯補とその信頼度とを予め用意し、分散値の
大きい投影パターン番号群について総合的に判断するこ
とで、縞方向データの検出精度を高めている。
【0068】なお、縞方向検出部703は、上記積和値
のいずれも所定の閾値より小さい場合には、動きがない
ものとみなして、これを示すデータを縞方向データS7
04として出力する。例えば、図3(c)に示される
(t、y)パターンに対しては、明瞭な縞パターンが存
在しないので、縞方向検出部703での処理において十
分大きな積和値が得られないので、垂直方向の動きがな
いことを示す識別データが縞方向データS704として
出力されることになる。
のいずれも所定の閾値より小さい場合には、動きがない
ものとみなして、これを示すデータを縞方向データS7
04として出力する。例えば、図3(c)に示される
(t、y)パターンに対しては、明瞭な縞パターンが存
在しないので、縞方向検出部703での処理において十
分大きな積和値が得られないので、垂直方向の動きがな
いことを示す識別データが縞方向データS704として
出力されることになる。
【0069】縞方向検出部703から縞方向データS7
04が出力されると、次に、動き量出力部704がこの
縞方向データS704を入力して記億する。さらに、動
き量出力部704は、この画像処理装置に入力された動
画像データS701を構成する、全ての(t,x)2次
元パターン及び(t,y)2次元パターンに対応する縞
方向データS704を入力し終えると、(x,y,t)
3次元空間上の動画像の動きを、例えば、動きベクトル
として表現し、動画像動きデータS705として出力す
る。
04が出力されると、次に、動き量出力部704がこの
縞方向データS704を入力して記億する。さらに、動
き量出力部704は、この画像処理装置に入力された動
画像データS701を構成する、全ての(t,x)2次
元パターン及び(t,y)2次元パターンに対応する縞
方向データS704を入力し終えると、(x,y,t)
3次元空間上の動画像の動きを、例えば、動きベクトル
として表現し、動画像動きデータS705として出力す
る。
【0070】(B−3)第2の実施形態の効果 以上説明したように、第2の実施形態では、(x,y,
t)3次元空間上で表わされる動画像データを(t,
x)平面及び(t,y)平面上でスライスしたのち、有
限ラドン変換を行ない、その出力である投影パターンの
分散値が所定値以上の投影パターン番号を基に、動画像
の動き量を検出する。上記スライスされた(t,x)平
面及び(t,y)平面上の2次元パターンは、動画像の
動きが変形や回転を含まない平行移動で近似できる場合
には一般に縞状パターンになり易いので、上記分散値が
大きくなる投影パターン番号に対応する投影方向は縞状
パターンの模様の方向、すなわち動画像の動きに対応し
た方向となるので、動画像の動きを正しく検出すること
ができる。しかも、動きの検出は、(t,x)平面及び
(t,y)平面上で一括して検出できるので、動画像の
動きを大局的に把握できる。従って、ブロック単位にパ
ターンマッチングを行って動きを検出した従来の方法の
課題を解決し、高精度かつ大局的に動画像の動きを検出
することができる。
t)3次元空間上で表わされる動画像データを(t,
x)平面及び(t,y)平面上でスライスしたのち、有
限ラドン変換を行ない、その出力である投影パターンの
分散値が所定値以上の投影パターン番号を基に、動画像
の動き量を検出する。上記スライスされた(t,x)平
面及び(t,y)平面上の2次元パターンは、動画像の
動きが変形や回転を含まない平行移動で近似できる場合
には一般に縞状パターンになり易いので、上記分散値が
大きくなる投影パターン番号に対応する投影方向は縞状
パターンの模様の方向、すなわち動画像の動きに対応し
た方向となるので、動画像の動きを正しく検出すること
ができる。しかも、動きの検出は、(t,x)平面及び
(t,y)平面上で一括して検出できるので、動画像の
動きを大局的に把握できる。従って、ブロック単位にパ
ターンマッチングを行って動きを検出した従来の方法の
課題を解決し、高精度かつ大局的に動画像の動きを検出
することができる。
【0071】しかも、この第2の実施形態では、第1の
実施形態と同様の効果に加え、投影パターン作成のほと
んどが加算演算のみで実現できるので、演算量を抑えら
れるという効果もある。また、予め有限ラドン変換のデ
ータ形式で表現された動画像データに対しては、有限ラ
ドン逆変換により動画像を再構成しないままの状態で動
画像の動きを検出できるという効果もある。
実施形態と同様の効果に加え、投影パターン作成のほと
んどが加算演算のみで実現できるので、演算量を抑えら
れるという効果もある。また、予め有限ラドン変換のデ
ータ形式で表現された動画像データに対しては、有限ラ
ドン逆変換により動画像を再構成しないままの状態で動
画像の動きを検出できるという効果もある。
【0072】(C)第3の実施形態 次に、本発明による動画像処理装置の第3の実施形態を
図面を参照しながら詳述する。
図面を参照しながら詳述する。
【0073】(C−1)第3の実施形態の構成 図10は、この第3の実施形態による動画像処理装置の
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
【0074】図10において、第3の実施形態の動画像
処理装置は、時空間軸変換部1001、有限ラドン変換
部1002、低域遮断フィルタ部1006、縞方向検出
部1003、候補角度記憶部1005及び動き量出力部
1004から構成されている。ここで、時空間軸変換部
1001、有限ラドン変換部1002、縞方向検出部1
003、候補角度記憶部1005及び動き量出力部10
04は、上述した第2の実施形態のものと同様であり、
その機能説明は省略する。
処理装置は、時空間軸変換部1001、有限ラドン変換
部1002、低域遮断フィルタ部1006、縞方向検出
部1003、候補角度記憶部1005及び動き量出力部
1004から構成されている。ここで、時空間軸変換部
1001、有限ラドン変換部1002、縞方向検出部1
003、候補角度記憶部1005及び動き量出力部10
04は、上述した第2の実施形態のものと同様であり、
その機能説明は省略する。
【0075】低域遮断フィルタ部1006は、有限ラド
ン変換部1002からの投影パターンS1003を入力
して、この投影パターンS1003の低周波成分を遮断
して得た投影フィルタパターンS1013を縞方向検出
部1003に出力するものである。
ン変換部1002からの投影パターンS1003を入力
して、この投影パターンS1003の低周波成分を遮断
して得た投影フィルタパターンS1013を縞方向検出
部1003に出力するものである。
【0076】なお、縞方向検出部1003は、基本的な
機能は第2の実施形態と同様であるが、入力されるデー
タが上述のように第2の実施形態と異なっている。その
ため、縞方向検出部1003は、投影フィルタパターン
S1013を入力して、各投影フィルタパターン毎の分
散を計算し、該分散値が所定値以上となる投影パターン
番号S1006を候補角度記憶部1005に出力すると
共に、候補角度記憶部1005からの候補角度データS
1007を入力して縞方向データS1004を計算して
出力するものとなっている。
機能は第2の実施形態と同様であるが、入力されるデー
タが上述のように第2の実施形態と異なっている。その
ため、縞方向検出部1003は、投影フィルタパターン
S1013を入力して、各投影フィルタパターン毎の分
散を計算し、該分散値が所定値以上となる投影パターン
番号S1006を候補角度記憶部1005に出力すると
共に、候補角度記憶部1005からの候補角度データS
1007を入力して縞方向データS1004を計算して
出力するものとなっている。
【0077】(C−2)第3の実施形態の動作 次に、以上のような各部1001〜1006からなる第
3の実施形態の動画像処理装置の動作を説明する。
3の実施形態の動画像処理装置の動作を説明する。
【0078】まず、入力された動画像データS1001
に対して、時空間軸変換部1001及び有限ラドン変換
部1002が順次行なう処理は、第2の実施形態と同様
であるのでその説明は省略する。
に対して、時空間軸変換部1001及び有限ラドン変換
部1002が順次行なう処理は、第2の実施形態と同様
であるのでその説明は省略する。
【0079】有限ラドン変換部1002から投影パター
ンS1003が出力されると、低域遮断フィルタ部10
03は、この投影パターンS1003の低周波成分を除
いたパターンを作成し、投影フィルタパターンS101
3として縞方向検出部1003に出力する。
ンS1003が出力されると、低域遮断フィルタ部10
03は、この投影パターンS1003の低周波成分を除
いたパターンを作成し、投影フィルタパターンS101
3として縞方向検出部1003に出力する。
【0080】図11は、低域遮断フィルタ部1003の
動作の説明図である。図11において、符号1101は
投影パターンS1003の一つ(PR(r))を表わ
し、符号1102は、その投影パターン1101に対し
て低域通過のフィルタリングをかけた後のパターン(L
PR(r))を表わし、符号1103は、投影パターン
1101から低域通過パターン1102を減算して得た
低域遮断パターン(HPR(r))を表わしている。
動作の説明図である。図11において、符号1101は
投影パターンS1003の一つ(PR(r))を表わ
し、符号1102は、その投影パターン1101に対し
て低域通過のフィルタリングをかけた後のパターン(L
PR(r))を表わし、符号1103は、投影パターン
1101から低域通過パターン1102を減算して得た
低域遮断パターン(HPR(r))を表わしている。
【0081】低域遮断フィルタ部1003は、投影パタ
ーン1101が入力されると、まず、従来公知の1次元
コンボリューションフィルタにより低域成分のみを取り
出したパターン1102を計算する。上記コンボリュー
ションフィルタとしては、例えば、(4) 式において、a
=1/3、b=1/3、c=1/3として計算した値を
用いれば良い。さらに、低域遮断フィルタ部1003
は、(5) 式を計算することによって、投影パターン11
01から、低域成分を遮断した投影フィルタパターン1
103を得て縞方向検出部1003に出力する。
ーン1101が入力されると、まず、従来公知の1次元
コンボリューションフィルタにより低域成分のみを取り
出したパターン1102を計算する。上記コンボリュー
ションフィルタとしては、例えば、(4) 式において、a
=1/3、b=1/3、c=1/3として計算した値を
用いれば良い。さらに、低域遮断フィルタ部1003
は、(5) 式を計算することによって、投影パターン11
01から、低域成分を遮断した投影フィルタパターン1
103を得て縞方向検出部1003に出力する。
【0082】 LPR(r) =a・PR(r−1)+b・PR(r)+c・PR(r+1) …(4) HPR(r)=PR(r)−LPR(r) …(5) また、低域遮断フィルタ部1003における他の計算方
法として、LPR(r)を用いずに、直接、(6) 式によ
り投影フィルタパターン1103を求めるようにしても
良い。ここで、(6) 式におけるフィルタの係数d、e、
fは、低域成分を遮断する性質のものであれば、従来公
知のものを用いることができ、例えば、d=−1/2、
e=1、f=−1/2を適用することができる。
法として、LPR(r)を用いずに、直接、(6) 式によ
り投影フィルタパターン1103を求めるようにしても
良い。ここで、(6) 式におけるフィルタの係数d、e、
fは、低域成分を遮断する性質のものであれば、従来公
知のものを用いることができ、例えば、d=−1/2、
e=1、f=−1/2を適用することができる。
【0083】 HPR(r) =d・PR(r−1)+e・PR(r)+f・PR(r+1) …(6) 上記のいずれの方法を用いても、低域遮断フィルタ部1
006により、投影パターンS1003から低域成分を
遮断したパターンが投影フィルタパターンS1013と
して得られる。
006により、投影パターンS1003から低域成分を
遮断したパターンが投影フィルタパターンS1013と
して得られる。
【0084】低域遮断フィルタ部1006が投影フィル
タパターンS1013を出力すると、次に、縞方向検出
部1003は該投影フィルタパターンS1013を入力
して、各投影パターン番号i毎に分散値V(i)を計算
する。続いて、縞方向検出部1003は、分散値V
(i)が所定の閾値以上となる場合の投影パターン番号
S1006を計算し、侯補角度記憶部1005に出力す
る。候補角度記憶部1005は、第2の実施形態の候補
角度記憶部1005と同様の動作を行なうブロックで、
投影パターン番号に対応して、予め、縞方向角度候補と
信頼度とからなる候補角度データを記憶しており、投影
パターン番号S1006が入力されると、対応する侯補
角度データS1007を縞方向検出部1003に対して
出力する。縞方向検出部1003は、侯補角度データS
1007を入力すると、第2の実施形態と同様にして、
縞方向データS1004を決定して動き量出力部100
4に出力する。
タパターンS1013を出力すると、次に、縞方向検出
部1003は該投影フィルタパターンS1013を入力
して、各投影パターン番号i毎に分散値V(i)を計算
する。続いて、縞方向検出部1003は、分散値V
(i)が所定の閾値以上となる場合の投影パターン番号
S1006を計算し、侯補角度記憶部1005に出力す
る。候補角度記憶部1005は、第2の実施形態の候補
角度記憶部1005と同様の動作を行なうブロックで、
投影パターン番号に対応して、予め、縞方向角度候補と
信頼度とからなる候補角度データを記憶しており、投影
パターン番号S1006が入力されると、対応する侯補
角度データS1007を縞方向検出部1003に対して
出力する。縞方向検出部1003は、侯補角度データS
1007を入力すると、第2の実施形態と同様にして、
縞方向データS1004を決定して動き量出力部100
4に出力する。
【0085】以上のように、第2の実施形態では、縞方
向検出部603が有限ラドン変換による投影パターンの
分散値に基づいて縞方向を決定していたのに対して、こ
の第3の実施形態の縞方向検出部1003では、有限ラ
ドン変換による投影パターンそのものではなく、その低
域成分を遮断したパターンの分散値に基づいて縞方向を
決定している。
向検出部603が有限ラドン変換による投影パターンの
分散値に基づいて縞方向を決定していたのに対して、こ
の第3の実施形態の縞方向検出部1003では、有限ラ
ドン変換による投影パターンそのものではなく、その低
域成分を遮断したパターンの分散値に基づいて縞方向を
決定している。
【0086】上述した文献2によれば、2次元パターン
上での周波数フィルタを、2次元パターンの有限ラドン
変換後の投影パターンに対する周波数フィルタで代用で
きることが数学的に証明されている。従って、この第3
の実施形態のように、低域成分を遮断した投影パターン
の分散値に基づいて縞方向を決定するということは、低
域成分を遮断した2次元縞パターン、すなわち、縞の輪
郭のみを抽出したパターンの投影パターンの分散値に基
づいて縞方向を決定することと等価である。
上での周波数フィルタを、2次元パターンの有限ラドン
変換後の投影パターンに対する周波数フィルタで代用で
きることが数学的に証明されている。従って、この第3
の実施形態のように、低域成分を遮断した投影パターン
の分散値に基づいて縞方向を決定するということは、低
域成分を遮断した2次元縞パターン、すなわち、縞の輪
郭のみを抽出したパターンの投影パターンの分散値に基
づいて縞方向を決定することと等価である。
【0087】上記縞の輪郭パターンは、もとの縞パター
ンに比べ縞の方向を顕著に表わすものであるから、第2
の実施形態に比べて、縞の検出精度を高めることが可能
になっている。しかも、この第3の実施形態と同様の効
果を上げるために、元の縞パターンに対して低域遮断フ
ィルタを通過さけた後に有限ラドン変換を行なってその
投影パターンの分散値に基づいて縞方向を決定する方法
に比べても、効果が大きい。なぜならば、元の縞パター
ンに対して低域遮断フィルタを通過さける場合には、2
次元のフィルタリングを施す必要があるが、この第3の
実施形態では投影パターンに対する1次元フィルタのみ
で同じ効果が得られるので、処理量を少なく抑えること
ができるからである。
ンに比べ縞の方向を顕著に表わすものであるから、第2
の実施形態に比べて、縞の検出精度を高めることが可能
になっている。しかも、この第3の実施形態と同様の効
果を上げるために、元の縞パターンに対して低域遮断フ
ィルタを通過さけた後に有限ラドン変換を行なってその
投影パターンの分散値に基づいて縞方向を決定する方法
に比べても、効果が大きい。なぜならば、元の縞パター
ンに対して低域遮断フィルタを通過さける場合には、2
次元のフィルタリングを施す必要があるが、この第3の
実施形態では投影パターンに対する1次元フィルタのみ
で同じ効果が得られるので、処理量を少なく抑えること
ができるからである。
【0088】縞方向検出部1003から縞方向データS
1004が出力されると、次に動き量出力部1004が
該縞方向データS1004を入力して記憶し、そして、
動き量出力部1004は、この動画像処理装置に入力さ
れた動画像データS1001を構成する、全ての(t,
x)2次元パターン及び(t,y)2次元パターンに対
応する縞方向データS1004を入力し終えると、
(x,y,t)3次元空間上の動画像の動きを、例えば
動きベクトルとして表現し、動画像動きデータS100
5として出力する。
1004が出力されると、次に動き量出力部1004が
該縞方向データS1004を入力して記憶し、そして、
動き量出力部1004は、この動画像処理装置に入力さ
れた動画像データS1001を構成する、全ての(t,
x)2次元パターン及び(t,y)2次元パターンに対
応する縞方向データS1004を入力し終えると、
(x,y,t)3次元空間上の動画像の動きを、例えば
動きベクトルとして表現し、動画像動きデータS100
5として出力する。
【0089】(C−3)第3の実施形態の効果 上記第3の実施形態によれば、詳述は省略するが、上述
した第2の実施形態と同様な効果を奏することができ
る。
した第2の実施形態と同様な効果を奏することができ
る。
【0090】これに加えて、この第3の実施形態によれ
ば、投影パターンに対して単純な一次元フィルタを用い
て低域遮断パターンを求め、これに基づいて縞状パター
ンの方向を検出しているので、縞状パターンの輪郭部分
のみから縞の方向を検出するのと同等の効果が得られ
る。すなわち、動画像の動きをより高精度に検出するこ
とができる。
ば、投影パターンに対して単純な一次元フィルタを用い
て低域遮断パターンを求め、これに基づいて縞状パター
ンの方向を検出しているので、縞状パターンの輪郭部分
のみから縞の方向を検出するのと同等の効果が得られ
る。すなわち、動画像の動きをより高精度に検出するこ
とができる。
【0091】(D)第4の実施形態 次に、本発明による動画像処理装置の第4の実施形態を
図面を参照しながら詳述する。
図面を参照しながら詳述する。
【0092】(D−1)第4の実施形態の構成 図12は、この第4の実施形態による動画像処理装置の
構成を示すブロック図ある。図12において、第4の実
施形態の動画像処理装置は、時空間軸変換部1201、
投影パターン作成部1202、縞方向検出部1203、
動き量出力部1204及び低域遮断フィルタ部1205
から構成されている。ここで、時空間軸変換部120
1、投影パターン作成部1202、縞方向検出部120
3及び動き量出力部1204はそれぞれ、第1の実施形
態における対応する要素と同様なものであり、以下で
は、その詳細説明は省略する。
構成を示すブロック図ある。図12において、第4の実
施形態の動画像処理装置は、時空間軸変換部1201、
投影パターン作成部1202、縞方向検出部1203、
動き量出力部1204及び低域遮断フィルタ部1205
から構成されている。ここで、時空間軸変換部120
1、投影パターン作成部1202、縞方向検出部120
3及び動き量出力部1204はそれぞれ、第1の実施形
態における対応する要素と同様なものであり、以下で
は、その詳細説明は省略する。
【0093】第1の実施形態の構成に加えて新たに設け
られた低域遮断フィルタ部1205は、時空間軸変換部
1201からの2次元パターンS1202を入力して、
この2次元パターンS1202の低周波成分を遮断して
得た2次元フィルタパターンS1212を投影パターン
作成部1202に出力するものである。従って、この第
4の実施形態の投影パターン作成部1202は、第1の
実施形態のものに比べて、その機能は同様であるが入力
は異なっている。
られた低域遮断フィルタ部1205は、時空間軸変換部
1201からの2次元パターンS1202を入力して、
この2次元パターンS1202の低周波成分を遮断して
得た2次元フィルタパターンS1212を投影パターン
作成部1202に出力するものである。従って、この第
4の実施形態の投影パターン作成部1202は、第1の
実施形態のものに比べて、その機能は同様であるが入力
は異なっている。
【0094】ここで、低域遮断フィルタ部1205を追
加しているのは、第2の実施形態の構成に対して、第3
の実施形態で低域遮断フィルタ部1006を設けている
のと同様に、輪郭抽出した後に縞方向を検出させること
により縞方向の検出精度を向上させようとしたものであ
る。
加しているのは、第2の実施形態の構成に対して、第3
の実施形態で低域遮断フィルタ部1006を設けている
のと同様に、輪郭抽出した後に縞方向を検出させること
により縞方向の検出精度を向上させようとしたものであ
る。
【0095】(D−2)第4の実施形態の動作 次に、以上のような各部1201〜1205からなる第
4の実施形態の動画像処理装置の動作を説明する。
4の実施形態の動画像処理装置の動作を説明する。
【0096】動画像データS1201が入力されると、
時空間軸変換部1201が、所定の時間分の動画像デー
タを記憶した後、(x,y,t)3次元空間上で定義さ
れる画素データを、各yの値毎の(t,x)2次元パタ
ーン及び各xの値毎の(t,y)2次元パターンを順次
作成して、この2次元パターンS1202を低域遮断フ
ィルタ部1205に対して出力する。
時空間軸変換部1201が、所定の時間分の動画像デー
タを記憶した後、(x,y,t)3次元空間上で定義さ
れる画素データを、各yの値毎の(t,x)2次元パタ
ーン及び各xの値毎の(t,y)2次元パターンを順次
作成して、この2次元パターンS1202を低域遮断フ
ィルタ部1205に対して出力する。
【0097】このような2次元パターンS1202が低
域遮断フィルタ部1205に入力されると、低域遮断フ
ィルタ部1205は2次元パターンS1202に対して
その低周波成分を除いたパターンを作成し、2次元フィ
ルタパターンS1212として投影パターン作成部12
02に出力する。
域遮断フィルタ部1205に入力されると、低域遮断フ
ィルタ部1205は2次元パターンS1202に対して
その低周波成分を除いたパターンを作成し、2次元フィ
ルタパターンS1212として投影パターン作成部12
02に出力する。
【0098】低域遮断フィルタ部1205としては、従
来公知の方法のものを適用して良く、例えば、(7) 式に
示すフィルタリングを行なう2次元コンポリューション
フィルタを適用できる。
来公知の方法のものを適用して良く、例えば、(7) 式に
示すフィルタリングを行なう2次元コンポリューション
フィルタを適用できる。
【0099】 HP(x,y)= a・P(x−1,y−1)+b・P(x,y−1) +c・P(x+1,y−1)+d・P(x−1,y) +e・P(x,y)+f・P(x+1,y) +g・P(x−1,y+1)+h・P(x,y+1) +i・P(x+1,y+1) …(7) ここで、P(x,y)は低域遮断フィルタ部1205に
入力された2次元パターンS1202上の画素(x,
y)の画素値、HP(x,y)は2次元フィルタパター
ンS1212上の画素(x,y)の画素値、a、b、
c、d、e、f、g、h、iはフィルタの特性を決める
フィルタ係数(例えば、それぞれ−1、−1、−1、−
1、8、−1、−1、−1、−1)である。これによ
り、2次元パターンS1202が縞状のパターンである
場合には、この縞の輸郭のみが抽出されたパターンが2
次元フィルタパターンS1212として得られる。
入力された2次元パターンS1202上の画素(x,
y)の画素値、HP(x,y)は2次元フィルタパター
ンS1212上の画素(x,y)の画素値、a、b、
c、d、e、f、g、h、iはフィルタの特性を決める
フィルタ係数(例えば、それぞれ−1、−1、−1、−
1、8、−1、−1、−1、−1)である。これによ
り、2次元パターンS1202が縞状のパターンである
場合には、この縞の輸郭のみが抽出されたパターンが2
次元フィルタパターンS1212として得られる。
【0100】この第4の実施形態の場合には、以下の処
理において、2次元フィルタパターンS1212に対す
る投影パターンの分散値を求めているので、2次元パタ
ーンS1202が縞状パターンの場合にはその輪郭パタ
ーンに対する分散値を求めることになり、縞方向の分散
値とその他の方向の分散値との差がより大きくなる。従
って、縞方向データS1204の検出精度が向上する。
理において、2次元フィルタパターンS1212に対す
る投影パターンの分散値を求めているので、2次元パタ
ーンS1202が縞状パターンの場合にはその輪郭パタ
ーンに対する分散値を求めることになり、縞方向の分散
値とその他の方向の分散値との差がより大きくなる。従
って、縞方向データS1204の検出精度が向上する。
【0101】投影パターン作成部1202以降の動作
は、上述した第1の実施形態と同様であるので、その説
明は省略する。
は、上述した第1の実施形態と同様であるので、その説
明は省略する。
【0102】(D−3)第4の実施形態の効果 上記第4の実施形態によれば、詳述は省略するが、上述
した第1の実施形態と同様な効果を奏することができ
る。
した第1の実施形態と同様な効果を奏することができ
る。
【0103】これに加えて、この第4の実施形態によれ
ば、縞状パターンの投影を行なう前に、2次元パターン
から低周波成分を除去しているため、縞方向に対する分
散値とその他の方向に対する分散値との差が大きくな
り、従って動きの検出精度が向上するという効果が得ら
れる。
ば、縞状パターンの投影を行なう前に、2次元パターン
から低周波成分を除去しているため、縞方向に対する分
散値とその他の方向に対する分散値との差が大きくな
り、従って動きの検出精度が向上するという効果が得ら
れる。
【0104】(E)第5の実施形態 次に、本発明による動画像処理装置の第5の実施形態を
図面を参照しながら詳述する。
図面を参照しながら詳述する。
【0105】なお、上述した第1及び第4の実施形態は
有効なものであるが、図3(g)に示すように、入力動
画像データが斜め移動を行なっており、しかも、その移
動速度が小さい場合には、時空間軸の変換を行なっても
その変換後のデータにおける縞状パターンはさほど明確
ではなく、このように移動方向によっては他の移動方向
に比べて検出精度が低下する。
有効なものであるが、図3(g)に示すように、入力動
画像データが斜め移動を行なっており、しかも、その移
動速度が小さい場合には、時空間軸の変換を行なっても
その変換後のデータにおける縞状パターンはさほど明確
ではなく、このように移動方向によっては他の移動方向
に比べて検出精度が低下する。
【0106】この第5の実施形態から後述する第12の
実施形態までは、このような点に鑑み、入力動画像デー
タの移動方向がどんな場合であっても、明確な縞状パタ
ーンを呈する場合を作り出し、その明確な縞状パターン
に基づいて、動き量を検出するものである。
実施形態までは、このような点に鑑み、入力動画像デー
タの移動方向がどんな場合であっても、明確な縞状パタ
ーンを呈する場合を作り出し、その明確な縞状パターン
に基づいて、動き量を検出するものである。
【0107】(E−1)第5の実施形態の構成 図13は、この第5の実施形態による動画像処理装置の
構成を示すブロック図である。図13において、第5の
実施形態の動画像処理装置は、幾何変換部1301、投
影分散計算部1302及び動き検出部1303から構成
されている。
構成を示すブロック図である。図13において、第5の
実施形態の動画像処理装置は、幾何変換部1301、投
影分散計算部1302及び動き検出部1303から構成
されている。
【0108】幾何変換部1301は、装置外部より動画
像データS1301(A(X,Y,T)で図示)を入力
し、動き検出部1303より制御パラメータS104
(θで図示)を入力し、幾何変換データS1302(C
(P,T,Q)で図示)を形成して投影分散計算部13
02に出力するものである。幾何変換データS1302
は、制御パラメータS104の値によっては縞状パター
ンを含む。
像データS1301(A(X,Y,T)で図示)を入力
し、動き検出部1303より制御パラメータS104
(θで図示)を入力し、幾何変換データS1302(C
(P,T,Q)で図示)を形成して投影分散計算部13
02に出力するものである。幾何変換データS1302
は、制御パラメータS104の値によっては縞状パター
ンを含む。
【0109】投影分散計算部1302は、幾何変換部1
301より幾何変換データS1302を入力し、動き検
出部1303より制御パラメータS1305(φで図
示)を入力し、幾何変換データS1302を制御パラメ
ータS1305が規定する方向に投影した投影パターン
の投影分散データS1303(PVで図示)を形成して
動き検出部1303に出力するものである。
301より幾何変換データS1302を入力し、動き検
出部1303より制御パラメータS1305(φで図
示)を入力し、幾何変換データS1302を制御パラメ
ータS1305が規定する方向に投影した投影パターン
の投影分散データS1303(PVで図示)を形成して
動き検出部1303に出力するものである。
【0110】動き検出部1303は、幾何変換部130
1及び投影分散計算部1302にそれぞれ制御パラメー
タS1304及び制御パラメータS1305を出力し、
投影分散計算部1302より投影分散データS1303
を入力し、最大の投影分散データS1303が生じた制
御パラメータS1304及び制御パラメータS1305
の値に基づいて、動き量S1306((V,α)で図
示)を形成して装置外部に出力するものである。
1及び投影分散計算部1302にそれぞれ制御パラメー
タS1304及び制御パラメータS1305を出力し、
投影分散計算部1302より投影分散データS1303
を入力し、最大の投影分散データS1303が生じた制
御パラメータS1304及び制御パラメータS1305
の値に基づいて、動き量S1306((V,α)で図
示)を形成して装置外部に出力するものである。
【0111】ここで、動画像データA(X,Y,T)と
は、2次元空間を示す2つの座標軸X、Yと、時刻を示
す座標軸Tとから構成される3次元空間上で表現される
デジタル画像データであり、その大きさはp×p×pと
する。この動画像データA(X,Y,T)は、例えば、
ビデオカメラなどの撮像デバイスで撮影されたビデオデ
ータをアナログ/デジタル変換した後、p×p×pの大
きさの領域(以下、キューブと呼ぶ)に分割することに
よって作成される。
は、2次元空間を示す2つの座標軸X、Yと、時刻を示
す座標軸Tとから構成される3次元空間上で表現される
デジタル画像データであり、その大きさはp×p×pと
する。この動画像データA(X,Y,T)は、例えば、
ビデオカメラなどの撮像デバイスで撮影されたビデオデ
ータをアナログ/デジタル変換した後、p×p×pの大
きさの領域(以下、キューブと呼ぶ)に分割することに
よって作成される。
【0112】また、動き量(V,α)は、上記キューブ
に対応する動きを表すデータであり、動きの大きさV
(単位は画素/フレーム[pixel/frame] )と動きの方向
α(単位はラジアン[rad] )とからなる。
に対応する動きを表すデータであり、動きの大きさV
(単位は画素/フレーム[pixel/frame] )と動きの方向
α(単位はラジアン[rad] )とからなる。
【0113】幾何変換データC(P,T,Q)は、3つ
の座標軸P、T、Qで構成される3次元空間上のp×p
×pの大きさを持つデータであり、このうち座標軸Tは
動画像データA(X,Y,T)が定義される座標軸Tと
同一のものである。
の座標軸P、T、Qで構成される3次元空間上のp×p
×pの大きさを持つデータであり、このうち座標軸Tは
動画像データA(X,Y,T)が定義される座標軸Tと
同一のものである。
【0114】制御パラメータS1304(θ)及び制御
パラメータS1305(φ)は、動き量(V,α)が決
定される過程における動き量の候補値に対応付けられる
パラメータである。別の観点から言えば、制御パラメー
タS1304(θ)は、入力動画像データA(X,Y,
T)の(X,Y)平面に対する回転量を規定するもので
あり、制御パラメータS1305(φ)は投影分散計算
部102での投影方向を規定するものである。
パラメータS1305(φ)は、動き量(V,α)が決
定される過程における動き量の候補値に対応付けられる
パラメータである。別の観点から言えば、制御パラメー
タS1304(θ)は、入力動画像データA(X,Y,
T)の(X,Y)平面に対する回転量を規定するもので
あり、制御パラメータS1305(φ)は投影分散計算
部102での投影方向を規定するものである。
【0115】(E−2)第5の実施形態の動作 次に、以上のような各部1301〜1303からなる第
5の実施形態の動画像処理装置の動作を説明する。
5の実施形態の動画像処理装置の動作を説明する。
【0116】外部からの動作開始命令によりこの装置は
動作を開始する。このときまず、動き検出部1303
は、2つの制御パラメータθ及びφ([rad] )に初期値
に設定して、このうち制御パラメータθを幾何変換部1
301に、制御パラメータφを投影分散計算部1302
に、それぞれ出力する。例えば、初期値としては、θ=
φ=−π/2[rad] である。
動作を開始する。このときまず、動き検出部1303
は、2つの制御パラメータθ及びφ([rad] )に初期値
に設定して、このうち制御パラメータθを幾何変換部1
301に、制御パラメータφを投影分散計算部1302
に、それぞれ出力する。例えば、初期値としては、θ=
φ=−π/2[rad] である。
【0117】次に、幾何変換部1301は、動き検出部
1303より制御パラメータθを入力して、これに基づ
き、外部から入力された動画像データA(X,Y,T)
を変換して幾何変換データC(P,T,Q)を作成し、
投影分散計算部1302に出力する。
1303より制御パラメータθを入力して、これに基づ
き、外部から入力された動画像データA(X,Y,T)
を変換して幾何変換データC(P,T,Q)を作成し、
投影分散計算部1302に出力する。
【0118】図14は、幾何変換部1301によるデー
タA(X,Y,T)をデータC(P,T,Q)に変換す
る動作を説明する図である。
タA(X,Y,T)をデータC(P,T,Q)に変換す
る動作を説明する図である。
【0119】幾何変換部1301は、動画像データA
(X,Y,T)を入力すると、まず、各時刻T毎のフレ
ームデータを角度−θだけ回転させたフレームデータB
(P,Q,T)を作成する。ここで、P、Qは回転後の
フレームデータを構成する座標軸を表す。次に、動画像
データB(P,Q,T)の各Q毎に、座標軸Pと座標軸
Tとから構成される2次元平面上のパターンを切り出
し、これを幾何変換データC(P,T,Q)として出力
する。
(X,Y,T)を入力すると、まず、各時刻T毎のフレ
ームデータを角度−θだけ回転させたフレームデータB
(P,Q,T)を作成する。ここで、P、Qは回転後の
フレームデータを構成する座標軸を表す。次に、動画像
データB(P,Q,T)の各Q毎に、座標軸Pと座標軸
Tとから構成される2次元平面上のパターンを切り出
し、これを幾何変換データC(P,T,Q)として出力
する。
【0120】図15は幾何変換部1301における、動
画像データA(X,Y,T)から動画像データB(P,
Q,T)への回転の方法を説明する図である。
画像データA(X,Y,T)から動画像データB(P,
Q,T)への回転の方法を説明する図である。
【0121】与えられた制御パラメータθが、|θ|≦
π/4である場合(図15(a))には、(8) 式に従っ
て回転処理を行なう。但し、rndは整数化の操作を意
味し、また、{x}mod p はpを基数として数xを変換
する操作で、{x}mod p =x−np(nは、0≦x−
np<pを満足する任意の整数)である。
π/4である場合(図15(a))には、(8) 式に従っ
て回転処理を行なう。但し、rndは整数化の操作を意
味し、また、{x}mod p はpを基数として数xを変換
する操作で、{x}mod p =x−np(nは、0≦x−
np<pを満足する任意の整数)である。
【0122】 B(P,Q,T) =A(P,{rnd(Ptan θ)+Q}mod p ,T) …(8) この場合、図15(a)に示すように、(X,Y)平面
上の角度θ方向の線分(図中A、Bなど)は、(P,
Q)平面上では角度0(水平)方向の線分に変換され
る。また、図中C1とC2のように、(X,Y)平面上
では異なる位置にある2つの線分が(P,Q)平面上で
は同一の水平方向の線分として変換される場合もある。
いずれにしても、この回転操作によって角度θ方向の直
線は水平方向の直線に変換され、回転前の平面の全ての
画素が回転後の平面の画素に1対1に対応する。このこ
とにより、回転前後における画素の保存性が保証され、
回転による情報の欠落を防止していることになる。
上の角度θ方向の線分(図中A、Bなど)は、(P,
Q)平面上では角度0(水平)方向の線分に変換され
る。また、図中C1とC2のように、(X,Y)平面上
では異なる位置にある2つの線分が(P,Q)平面上で
は同一の水平方向の線分として変換される場合もある。
いずれにしても、この回転操作によって角度θ方向の直
線は水平方向の直線に変換され、回転前の平面の全ての
画素が回転後の平面の画素に1対1に対応する。このこ
とにより、回転前後における画素の保存性が保証され、
回転による情報の欠落を防止していることになる。
【0123】一方、与えられた制御パラメータθが、|
θ|>π/4である場合(図15(b))には、(9) 式
に従って回転を行なう。
θ|>π/4である場合(図15(b))には、(9) 式
に従って回転を行なう。
【0124】 B(P,Q,T) =A({rnd(Ptan (π/2−θ))+Q}mod p ,P,T)…(9) (2) この場合、図15(b)に示すように、(X,Y)平面
上の角度θ方向の線分(図中D、Eなど)は、(P,
Q)平面上では角度0(水平)方向の線分に変換され
る。また、図中F1やF2のように、(X,Y)平面上
では異なる位置にある2つの線分が(P,Q)平面上で
は同一の水平方向の線分として変換される場合もある。
いずれにしても、この回転操作によって角度θ方向の直
線は水平方向の直線に変換され、回転前の平面の全ての
画素が回転後の平面の画素に1対1に対応する。このこ
とにより、回転前後における画素の保存性が保証され、
回転による情報の欠落を防止していることになる。
上の角度θ方向の線分(図中D、Eなど)は、(P,
Q)平面上では角度0(水平)方向の線分に変換され
る。また、図中F1やF2のように、(X,Y)平面上
では異なる位置にある2つの線分が(P,Q)平面上で
は同一の水平方向の線分として変換される場合もある。
いずれにしても、この回転操作によって角度θ方向の直
線は水平方向の直線に変換され、回転前の平面の全ての
画素が回転後の平面の画素に1対1に対応する。このこ
とにより、回転前後における画素の保存性が保証され、
回転による情報の欠落を防止していることになる。
【0125】従って、動画像データA(X,Y,T)
が、時間経過と共に、(X,Y)平面上の所定の方向θ
[rad] (|θ|<π/2)に大きさV[pixel/frame] の
速度で動くならば、図14に示すように、動画像B
(P,Q,T)においては、動きは水平方向(P軸の正
の方向)に大きさVp[pixel/frame] を持つことにな
る。但し、Vpの値は(10)式に従うものとなっている。
が、時間経過と共に、(X,Y)平面上の所定の方向θ
[rad] (|θ|<π/2)に大きさV[pixel/frame] の
速度で動くならば、図14に示すように、動画像B
(P,Q,T)においては、動きは水平方向(P軸の正
の方向)に大きさVp[pixel/frame] を持つことにな
る。但し、Vpの値は(10)式に従うものとなっている。
【0126】 Vp=Vcos θ (|θ|≦π/4の場合) =Vsin θ (|θ|>π/4の場合) …(10) さらに、このとき、各Q毎の2次元パターンC(P,
T,Q)は、動画像データB(P,Q,T)上の動きの
大きさVpに応じて縞状のパターンを形成する。この縞
状パターンの方向をφとすると、(11)式の関係が成り立
つ。
T,Q)は、動画像データB(P,Q,T)上の動きの
大きさVpに応じて縞状のパターンを形成する。この縞
状パターンの方向をφとすると、(11)式の関係が成り立
つ。
【0127】 tan φ=1/Vp …(11) 一方、動画像データA(X,Y,T)が、時間経過と共
に、(X,Y)平面上の所定の方向θ+π[rad] (|θ
|<π/2)に大きさV[pixel/frame] の速度で動く場
合には、動画像B(P,Q,T)上での動きは水平方向
(P軸の負の方向)に大きさVp[pixel/frame] を持
つ。但し、Vpは(10)式に等しい。その結果、各Q毎の
2次元パターンC(P,T,Q)上の現れる縞状パター
ンの方向φは(12)式に示すようになる。
に、(X,Y)平面上の所定の方向θ+π[rad] (|θ
|<π/2)に大きさV[pixel/frame] の速度で動く場
合には、動画像B(P,Q,T)上での動きは水平方向
(P軸の負の方向)に大きさVp[pixel/frame] を持
つ。但し、Vpは(10)式に等しい。その結果、各Q毎の
2次元パターンC(P,T,Q)上の現れる縞状パター
ンの方向φは(12)式に示すようになる。
【0128】 tan φ=−1/Vp …(12) (11)式及び(12)式より、動画像データA(X,Y,T)
の動く方向が−π/2〜+π/2の範囲であれば、2次
元パターンC(P,T,Q)上の縞状パターンの方向φ
は正となり、それ以外の場合にはφは負となることがわ
かる。また、動画像データA(X,Y,T)の動きの大
きさが等しく向きが逆であるもの同士では、φの符号が
異なるだけでその大きさは等しくなることがわかる。
の動く方向が−π/2〜+π/2の範囲であれば、2次
元パターンC(P,T,Q)上の縞状パターンの方向φ
は正となり、それ以外の場合にはφは負となることがわ
かる。また、動画像データA(X,Y,T)の動きの大
きさが等しく向きが逆であるもの同士では、φの符号が
異なるだけでその大きさは等しくなることがわかる。
【0129】また、動画像データA(X,Y,T)が、
(X,Y)平面上で、時間経過と共に、θ又はθ+π以
外の方向へ動く場合には、各T毎の2次元パターンB
(P,Q,T)上での動きは水平方向(P軸に平行な方
向)とならないため、各Q毎の2次元パターンC(P,
T,Q)において、縞状パターンは必ずしも形成されな
い。
(X,Y)平面上で、時間経過と共に、θ又はθ+π以
外の方向へ動く場合には、各T毎の2次元パターンB
(P,Q,T)上での動きは水平方向(P軸に平行な方
向)とならないため、各Q毎の2次元パターンC(P,
T,Q)において、縞状パターンは必ずしも形成されな
い。
【0130】次に、投影分散計算部1302に幾何変換
データC(P,T,Q)が入力されると、投影分散計算
部1302はこのデータを記憶する。さらに、投影分散
計算部1302は、動き検出部1303より制御パラメ
ータφを入力して、各Q毎の幾何変換データC(P,
T,Q)上で投影分散データPVを計算し、動き検出部
1303に出力する。
データC(P,T,Q)が入力されると、投影分散計算
部1302はこのデータを記憶する。さらに、投影分散
計算部1302は、動き検出部1303より制御パラメ
ータφを入力して、各Q毎の幾何変換データC(P,
T,Q)上で投影分散データPVを計算し、動き検出部
1303に出力する。
【0131】図16は、この第5の実施形態による投影
分散計算部1302の動作を説明する図である。
分散計算部1302の動作を説明する図である。
【0132】投影分散計算部1302は、記憶された幾
何変換データC(P,T,Q)に対し、各Q毎の2次元
パターン上で角度φ方向の投影を行ない、投影データP
R1を計算する。すなわち、各Q毎の2次元パターンC
(P,T,Q)上、角度φ方向と直交する方向に座標軸
sを定め、座標軸s上の各点毎に、これを通過する角度
φ方向の直線上の画素値の総和を求め、これをsに対す
る投影データPR1とする。また、投影分散計算部13
02は、投影データPR1を求める際、計算に寄与した
画素の総数を各s毎に計算する。さらに、投影分散計算
部1302は、投影データPR1を、投影に寄与した画
素数で正規化した投影データPR2を求める。すなわ
ち、各sに対応する投影データPR1をPR1(s)、
投影データPR2をPR2(s)、投影に寄与した画素
数をL(s)とすると、投影分散計算部1302は、(1
3)式に基づき投影データPR2を計算する。
何変換データC(P,T,Q)に対し、各Q毎の2次元
パターン上で角度φ方向の投影を行ない、投影データP
R1を計算する。すなわち、各Q毎の2次元パターンC
(P,T,Q)上、角度φ方向と直交する方向に座標軸
sを定め、座標軸s上の各点毎に、これを通過する角度
φ方向の直線上の画素値の総和を求め、これをsに対す
る投影データPR1とする。また、投影分散計算部13
02は、投影データPR1を求める際、計算に寄与した
画素の総数を各s毎に計算する。さらに、投影分散計算
部1302は、投影データPR1を、投影に寄与した画
素数で正規化した投影データPR2を求める。すなわ
ち、各sに対応する投影データPR1をPR1(s)、
投影データPR2をPR2(s)、投影に寄与した画素
数をL(s)とすると、投影分散計算部1302は、(1
3)式に基づき投影データPR2を計算する。
【0133】 PR2(s)=PR1(s)/L(s) …(13) 次に、投影分散計算部1302は、各Q毎に求めた投影
データPR2に基づき、投影分散データPVを(14)式に
より計算し、動き検出部1303に出力する。但し、E
(x)は、全てのQに渡るデータxの平均値を表す。
データPR2に基づき、投影分散データPVを(14)式に
より計算し、動き検出部1303に出力する。但し、E
(x)は、全てのQに渡るデータxの平均値を表す。
【0134】 PV=E(PR22 )−E(PR2) …(14) 図16に示すように、各Q毎の2次元パターンC(P,
T,Q)が縞状パターンを形成している場合には、この
縞の方向と等しい角度φに対して、投影データPR2の
変化が最大となり、投影分散データPVも最大となる。
一方、この縞の方向と一致しない角度φに対しては、投
影データPR2の変化は明瞭でなく、その結果、投影分
散データPVは大きな値とはならない。
T,Q)が縞状パターンを形成している場合には、この
縞の方向と等しい角度φに対して、投影データPR2の
変化が最大となり、投影分散データPVも最大となる。
一方、この縞の方向と一致しない角度φに対しては、投
影データPR2の変化は明瞭でなく、その結果、投影分
散データPVは大きな値とはならない。
【0135】次に、動き検出部1303は、投影分散計
算部1302より投影分散データPVを入力すると、こ
のデータを内部で記憶した最大投影分散データPVm
(初期状態では値0を記憶)と比較し、投影分散データ
PVの方が大きければ、この値を最大投影分散データP
Vmとして記憶すると共に、このときの2つの制御パラ
メータθ及びφをそれぞれθm及びφmとして記憶す
る。
算部1302より投影分散データPVを入力すると、こ
のデータを内部で記憶した最大投影分散データPVm
(初期状態では値0を記憶)と比較し、投影分散データ
PVの方が大きければ、この値を最大投影分散データP
Vmとして記憶すると共に、このときの2つの制御パラ
メータθ及びφをそれぞれθm及びφmとして記憶す
る。
【0136】そして、動き検出部1303は、制御パラ
メータθ及びφを−π/2〜π/2の範囲内で変更して
再設定し、幾何変換部1301及び投影分散計算部13
02に出力する。この第5の実施形態では、上記変更は
π/100単位で行なわれる。上記制御パラメータの再
設定が行なわれる毎に、上述と同様に、幾何変換部13
01、投影分散計算部1302及び動き検出部1303
の動作が行なわれる。
メータθ及びφを−π/2〜π/2の範囲内で変更して
再設定し、幾何変換部1301及び投影分散計算部13
02に出力する。この第5の実施形態では、上記変更は
π/100単位で行なわれる。上記制御パラメータの再
設定が行なわれる毎に、上述と同様に、幾何変換部13
01、投影分散計算部1302及び動き検出部1303
の動作が行なわれる。
【0137】その結果、動き検出部1303において
は、全ての制御パラメータθ及びφの組み合わせのう
ち、幾何変換データC(P,T,Q)上の縞状パターン
が最も明瞭になる場合のパラメータθ及びそのときの縞
方向φに対して投影分散データPVが最大値PVmとな
り、そのときのθ及びφがθm及びφmとして記憶され
ることになる。
は、全ての制御パラメータθ及びφの組み合わせのう
ち、幾何変換データC(P,T,Q)上の縞状パターン
が最も明瞭になる場合のパラメータθ及びそのときの縞
方向φに対して投影分散データPVが最大値PVmとな
り、そのときのθ及びφがθm及びφmとして記憶され
ることになる。
【0138】上述したように、動画像データA(X,
Y,T)がθ又はθ+πの方向に動く場合、角度θを制
御パラメータとして幾何変換部1301より得られる幾
何変換データC(P,T,Q)には明瞭な縞状パターン
が形成され、さらに、その縞方向は投影分散計算部13
02より得られる投影分散データPVが最大値となる場
合の制御パラメータφであることから、動き検出部13
03が記憶するパラメータθm及びφmは、動画像デー
タA(X,Y,T)の動きに対応した値となる。
Y,T)がθ又はθ+πの方向に動く場合、角度θを制
御パラメータとして幾何変換部1301より得られる幾
何変換データC(P,T,Q)には明瞭な縞状パターン
が形成され、さらに、その縞方向は投影分散計算部13
02より得られる投影分散データPVが最大値となる場
合の制御パラメータφであることから、動き検出部13
03が記憶するパラメータθm及びφmは、動画像デー
タA(X,Y,T)の動きに対応した値となる。
【0139】そこで、動き検出部1303は、(15)式及
び(16)式に基づき、動画像データA(X,Y,T)の動
き量S1306((V,α))を計算して、外部へ出力
する。なお、(15)式及び(16)式は、(10)式〜(12)式より
得られるものである。
び(16)式に基づき、動画像データA(X,Y,T)の動
き量S1306((V,α))を計算して、外部へ出力
する。なお、(15)式及び(16)式は、(10)式〜(12)式より
得られるものである。
【0140】 V=1/|tan φm・cos θm| (|θm|≦π/4の場合) =1/|tan φm・sin θm| (|θm|>π/4の場合) …(15) α=θm (|φm|≦π/2の場合) =θm+π (|φm|>π/2の場合) …(16) 以上の動作の結果、この動画像処理装置は、動画像デー
タA(X,Y,T)に対する動き量(V,α)を知るこ
とができる。
タA(X,Y,T)に対する動き量(V,α)を知るこ
とができる。
【0141】以上のように、第5の実施形態では、幾何
変換部1301が制御パラメータθに基づいて動画像デ
ータA(X,Y,T)を幾何変換データC(P,T,
Q)に変換し、投影分散計算部1302が制御パラメー
タφに基づいて幾何変換データC(P,T,Q)の投影
分散データPVを計算し、動き検出部1303が投影分
散データPVが最大となる場合の制御パラメータθ及び
φを決定する。幾何変換部1301での処理は、動画像
データA(X,Y,T)を(X,Y)平面上で角度−θ
だけ回転して3次元パターンB(P,Q,T)を作成し
た後、座標軸の交換により幾何変換データC(P,T,
Q)を得るため、動画像データA(X,Y,T)が
(X,Y)平面上で角度θ又はθ+π方向に動く場合に
は、各Q毎の(P,T)平面上の幾何変換データC
(P,T,Q)には明瞭な縞状パターンが形成され、さ
らに、その縞の方向φは該動きの大きさに対応すること
になる。従って、投影分散計算部1302が幾何変換デ
ータC(P,T,Q)の方向φへの投影分散値を計算し
て、動き検出部1303が該投影分散値が最大となる場
合の制御パラメータθ及びφを検出することによって、
θ及びφの値から動画像A(X,Y,T)の動き量を決
定することができる。
変換部1301が制御パラメータθに基づいて動画像デ
ータA(X,Y,T)を幾何変換データC(P,T,
Q)に変換し、投影分散計算部1302が制御パラメー
タφに基づいて幾何変換データC(P,T,Q)の投影
分散データPVを計算し、動き検出部1303が投影分
散データPVが最大となる場合の制御パラメータθ及び
φを決定する。幾何変換部1301での処理は、動画像
データA(X,Y,T)を(X,Y)平面上で角度−θ
だけ回転して3次元パターンB(P,Q,T)を作成し
た後、座標軸の交換により幾何変換データC(P,T,
Q)を得るため、動画像データA(X,Y,T)が
(X,Y)平面上で角度θ又はθ+π方向に動く場合に
は、各Q毎の(P,T)平面上の幾何変換データC
(P,T,Q)には明瞭な縞状パターンが形成され、さ
らに、その縞の方向φは該動きの大きさに対応すること
になる。従って、投影分散計算部1302が幾何変換デ
ータC(P,T,Q)の方向φへの投影分散値を計算し
て、動き検出部1303が該投影分散値が最大となる場
合の制御パラメータθ及びφを検出することによって、
θ及びφの値から動画像A(X,Y,T)の動き量を決
定することができる。
【0142】(E−3)第5の実施形態の効果 以上のように、第5の実施形態では、時間軸Tを含む各
Q毎の(P,T)平面上の幾何変換データC(P,T,
Q)上のパターンの特徴を用いて動き量を検出するの
で、従来、ブロックマッチングによりフレーム間の動き
を検出した方法に比べ、フレーム間の動きが大きくても
精度よく動きを検出でき、また、一連の動きを大局的に
把握でき、さらに、画像中の雑音による動き検出エラー
を少なくすることができる。
Q毎の(P,T)平面上の幾何変換データC(P,T,
Q)上のパターンの特徴を用いて動き量を検出するの
で、従来、ブロックマッチングによりフレーム間の動き
を検出した方法に比べ、フレーム間の動きが大きくても
精度よく動きを検出でき、また、一連の動きを大局的に
把握でき、さらに、画像中の雑音による動き検出エラー
を少なくすることができる。
【0143】また、第5の実施形態によれば、入力動画
像データの移動方向がどんな場合であっても制御パラメ
ータθを変更することにより明確な縞状パターンを呈す
る場合を作り出し、その明確な縞状パターンに基づい
て、動き量を検出しているので、入力動画像データの移
動方向に拘らず良好に動き量を検出することができる。
像データの移動方向がどんな場合であっても制御パラメ
ータθを変更することにより明確な縞状パターンを呈す
る場合を作り出し、その明確な縞状パターンに基づい
て、動き量を検出しているので、入力動画像データの移
動方向に拘らず良好に動き量を検出することができる。
【0144】(F)第6の実施形態 次に、本発明による動画像処理装置の第6の実施形態を
図面を参照しながら詳述する。
図面を参照しながら詳述する。
【0145】(F−1)第6の実施形態の構成 図17は、この第6の実施形態による動画像処理装置の
構成を示すブロック図である。図17において、第6の
実施形態の動画像処理装置は、幾何変換部1701、水
平投影分散計算部1702及び動き検出部1703から
構成されている。
構成を示すブロック図である。図17において、第6の
実施形態の動画像処理装置は、幾何変換部1701、水
平投影分散計算部1702及び動き検出部1703から
構成されている。
【0146】幾何変換部1701は、装置外部より動画
像データS1701(A(X,Y,T)で図示)を入力
し、動き検出部1703より制御パラメータS1704
(θ、φで図示)を入力し、幾何変換データS1702
(D(R,S,Q)で図示)を形成して水平投影分散計
算部1702に出力するものである。ここで、制御パラ
メータS1704(θ、φ)の値によっては、幾何変換
データS1702(D(R,S,Q))は水平方向(R
方向)の縞状パターンを呈する。
像データS1701(A(X,Y,T)で図示)を入力
し、動き検出部1703より制御パラメータS1704
(θ、φで図示)を入力し、幾何変換データS1702
(D(R,S,Q)で図示)を形成して水平投影分散計
算部1702に出力するものである。ここで、制御パラ
メータS1704(θ、φ)の値によっては、幾何変換
データS1702(D(R,S,Q))は水平方向(R
方向)の縞状パターンを呈する。
【0147】水平投影分散計算部1702は、幾何変換
部1701より幾何変換データS1702を入力し、そ
の水平方向の投影パターンの投影分散データS1703
(PVで図示)を得て動き検出部1703に出力するも
のである。
部1701より幾何変換データS1702を入力し、そ
の水平方向の投影パターンの投影分散データS1703
(PVで図示)を得て動き検出部1703に出力するも
のである。
【0148】動き検出部1703は、幾何変換部170
1に制御パラメータS1704を出力し、水平投影分散
計算部1702より投影分散データS1703を入力
し、最大の投影分散データS1703が生じた際の制御
パラメータS1704に基づいて、動き量S1706
((V,α)で図示)を形成して装置外部に出力するも
のである。
1に制御パラメータS1704を出力し、水平投影分散
計算部1702より投影分散データS1703を入力
し、最大の投影分散データS1703が生じた際の制御
パラメータS1704に基づいて、動き量S1706
((V,α)で図示)を形成して装置外部に出力するも
のである。
【0149】ここで、幾何変換データD(R,S,Q)
は、3つの座標軸R、S、Qで構成される3次元空間上
のp×p×pの大きさを持つデータである。なお、動画
像データA(X,Y,T)、動き量(V,α)、制御パ
ラメータθ、φの意味するところは、第5の実施形態と
同じである。
は、3つの座標軸R、S、Qで構成される3次元空間上
のp×p×pの大きさを持つデータである。なお、動画
像データA(X,Y,T)、動き量(V,α)、制御パ
ラメータθ、φの意味するところは、第5の実施形態と
同じである。
【0150】(F−2)第6の実施形態の動作 次に、以上のような各部1701〜1703からなる第
6の実施形態の動画像処理装置の動作を説明する。
6の実施形態の動画像処理装置の動作を説明する。
【0151】外部からの動作開始命令により、この動画
像処理装置は動作を開始する。このときまず、動き検出
部1703は、2つの制御パラメータθ及びφ(但し、
|θ|,|φ|≦π/2)を初期値(例えば、θ=φ=
−π/2[rad] )に設定して幾何変換部1701に出力
する。
像処理装置は動作を開始する。このときまず、動き検出
部1703は、2つの制御パラメータθ及びφ(但し、
|θ|,|φ|≦π/2)を初期値(例えば、θ=φ=
−π/2[rad] )に設定して幾何変換部1701に出力
する。
【0152】次に、幾何変換部1701は、動き検出部
1703より制御パラメータθ及びφを入力して、これ
に基づき、外部から入力された動画像データA(X,
Y,T)を変換して幾何変換データD(R,S,Q)を
作成し、水平投影分散計算部1702に出力する。
1703より制御パラメータθ及びφを入力して、これ
に基づき、外部から入力された動画像データA(X,
Y,T)を変換して幾何変換データD(R,S,Q)を
作成し、水平投影分散計算部1702に出力する。
【0153】図18は、幾何変換部1701によるデー
タA(X,Y,T)からデータD(R,S,Q)を得る
変換動作を説明する図である。
タA(X,Y,T)からデータD(R,S,Q)を得る
変換動作を説明する図である。
【0154】幾何変換部1701は、動画像データA
(X,Y,T)を入力すると、まず、各時刻T毎のフレ
ームデータを角度−θだけ回転させたフレームデータB
(P,Q,T)を作成する。次に、動画像データB
(P,Q,T)の各Q毎に、座標軸Pと座標軸Tとから
構成される2次元平面上のパターンを切り出し、これを
座標交換データC(P,T,Q)として作成する。さら
に、幾何変換部1701は、各Q毎の平面データC
(P,T,Q)を角度−φだけ回転させた平面データD
(R,S,Q)を作成し、これを幾何変換データとして
水平投影分散計算部1702に出力する。
(X,Y,T)を入力すると、まず、各時刻T毎のフレ
ームデータを角度−θだけ回転させたフレームデータB
(P,Q,T)を作成する。次に、動画像データB
(P,Q,T)の各Q毎に、座標軸Pと座標軸Tとから
構成される2次元平面上のパターンを切り出し、これを
座標交換データC(P,T,Q)として作成する。さら
に、幾何変換部1701は、各Q毎の平面データC
(P,T,Q)を角度−φだけ回転させた平面データD
(R,S,Q)を作成し、これを幾何変換データとして
水平投影分散計算部1702に出力する。
【0155】データA(X,Y,T)からデータB
(P,Q,T)への変換は、第1の実施形態と同様の方
法により実施されるので、ここでは変換方法の詳細な説
明を省略する。なお、第1の実施形態で説明したよう
に、この変換によって、以下の特徴を持つデータB
(P,Q,T)が作成される。
(P,Q,T)への変換は、第1の実施形態と同様の方
法により実施されるので、ここでは変換方法の詳細な説
明を省略する。なお、第1の実施形態で説明したよう
に、この変換によって、以下の特徴を持つデータB
(P,Q,T)が作成される。
【0156】・(X,Y)上の角度θ方向の直線は、水
平方向の直線に変換される。 ・(X,Y)上の角度θ方向への速度Vの動きは、水平
方向への速度Vp((10)式に定義)の動きに変換され
る。
平方向の直線に変換される。 ・(X,Y)上の角度θ方向への速度Vの動きは、水平
方向への速度Vp((10)式に定義)の動きに変換され
る。
【0157】また、データB(P,Q,T)からデータ
C(P,T,Q)への変換も、第1の実施形態と同様の
方法により実施されるので、これにより、以下のような
特徴を持つデータC(P,T,Q)が作成される。
C(P,T,Q)への変換も、第1の実施形態と同様の
方法により実施されるので、これにより、以下のような
特徴を持つデータC(P,T,Q)が作成される。
【0158】・A(X,Y,T)において角度θ方向へ
の速度Vの動き(=B(P,Q,T)において水平方向
への速度Vpの動き)に対しては、Vpの値に応じた縞
状パターンを形成し、その縞の方向φは(11)式及び(12)
式に従う。 ・A(X,Y,T)の動きが、(X,Y)平面上で、θ
又はθ+π方向へ動く場合には、各Q毎のデータC
(P,T,Q)中に明瞭な縞状パターンが形成される
が、それ以外の場合には縞状パターンは形成されない。 ・A(X,Y,T)の動きの大きさが等しく向きが逆で
あるもの同士は、縞の方向φの符号は異なるが大きさは
等しい。なお、A(X,Y,T)の動く方向が−π/2
〜+π/2の範囲であればφは正となり、それ以外の場
合にはφは負となる。
の速度Vの動き(=B(P,Q,T)において水平方向
への速度Vpの動き)に対しては、Vpの値に応じた縞
状パターンを形成し、その縞の方向φは(11)式及び(12)
式に従う。 ・A(X,Y,T)の動きが、(X,Y)平面上で、θ
又はθ+π方向へ動く場合には、各Q毎のデータC
(P,T,Q)中に明瞭な縞状パターンが形成される
が、それ以外の場合には縞状パターンは形成されない。 ・A(X,Y,T)の動きの大きさが等しく向きが逆で
あるもの同士は、縞の方向φの符号は異なるが大きさは
等しい。なお、A(X,Y,T)の動く方向が−π/2
〜+π/2の範囲であればφは正となり、それ以外の場
合にはφは負となる。
【0159】また、データC(P,T,Q)からデータ
D(R,S,Q)への変換は、データA(X,Y,T)
からデータB(P,Q,T)への変換と同様の手法によ
り実施される。すなわち、幾何変換部1701は、動き
検出部1703より制御パラメータφを入力して、各Q
毎の平面パターンデータC(P,T,Q)を−φだけ回
転し、幾何変換データD(R,S,Q)を得る。この回
転は、データA(X,Y,T)からデータB(P,Q,
T)への変換と同様の手法によるものであり、詳細な説
明は省略する。
D(R,S,Q)への変換は、データA(X,Y,T)
からデータB(P,Q,T)への変換と同様の手法によ
り実施される。すなわち、幾何変換部1701は、動き
検出部1703より制御パラメータφを入力して、各Q
毎の平面パターンデータC(P,T,Q)を−φだけ回
転し、幾何変換データD(R,S,Q)を得る。この回
転は、データA(X,Y,T)からデータB(P,Q,
T)への変換と同様の手法によるものであり、詳細な説
明は省略する。
【0160】この処理により、制御パラメータφと同一
の縞方向を持つデータC(P,T,Q)に対しては、水
平方向(R軸に平行な方向)に沿った縞状パターンが、
各Q毎の幾何変換データD(R,S,Q)上に形成され
ることになる。一方、制御パラメータφと異なる縞方向
を持つデータC(P,T,Q)に対しては、幾何変換デ
ータD(R,S,Q)上に水平方向の縞状パターンは形
成されない。
の縞方向を持つデータC(P,T,Q)に対しては、水
平方向(R軸に平行な方向)に沿った縞状パターンが、
各Q毎の幾何変換データD(R,S,Q)上に形成され
ることになる。一方、制御パラメータφと異なる縞方向
を持つデータC(P,T,Q)に対しては、幾何変換デ
ータD(R,S,Q)上に水平方向の縞状パターンは形
成されない。
【0161】次に、水平投影分散計算部1702に幾何
変換データD(R,S,Q)が入力されると、水平投影
分散計算部1702は、このデータを記憶する。さら
に、水平投影分散計算部1702は、各Q毎の幾何変換
データD(R,S,Q)上で投影分散データPVを計算
し、動き検出部1703に出力する。
変換データD(R,S,Q)が入力されると、水平投影
分散計算部1702は、このデータを記憶する。さら
に、水平投影分散計算部1702は、各Q毎の幾何変換
データD(R,S,Q)上で投影分散データPVを計算
し、動き検出部1703に出力する。
【0162】図19は、この第6の実施形態による水平
投影分散計算部1702の動作を説明する図である。
投影分散計算部1702の動作を説明する図である。
【0163】水平投影分散計算部1702は、記憶され
た幾何変換データD(R,S,Q)に対し、各Q毎に水
平方向(R軸に平行な方向)への投影を行ない、投影デ
ータPR1を計算する。すなわち、各Q毎の(R,S)
平面内において、水平方向に画素値D(R,S,Q)の
総和を求め、これを投影データPR1とする。次に、水
平投影分散計算部1702は、各Q毎に求めた投影デー
タPR1に基づき、投影分散データPVを(17)式により
計算し、動き検出部1703に出力する。但し、E
(x)は、全てのQに渡るデータxの平均値を表す。
た幾何変換データD(R,S,Q)に対し、各Q毎に水
平方向(R軸に平行な方向)への投影を行ない、投影デ
ータPR1を計算する。すなわち、各Q毎の(R,S)
平面内において、水平方向に画素値D(R,S,Q)の
総和を求め、これを投影データPR1とする。次に、水
平投影分散計算部1702は、各Q毎に求めた投影デー
タPR1に基づき、投影分散データPVを(17)式により
計算し、動き検出部1703に出力する。但し、E
(x)は、全てのQに渡るデータxの平均値を表す。
【0164】 PV=E(PR12 )−E(PR1) …(17) 図19に示すように、各Q毎の2次元パターンD(R,
S,Q)が水平方向に沿った縞状パターンを形成してい
る場合には、投影データPR1の変化が最大となり、投
影分散データPVも最大となる。一方、各Q毎の2次元
パターンD(R,S,Q)が水平方向に沿った縞状パタ
ーンを形成していない場合には、投影データPR1の変
化は明瞭でなく、その結果、投影分散データPVは大き
な値とはならない。
S,Q)が水平方向に沿った縞状パターンを形成してい
る場合には、投影データPR1の変化が最大となり、投
影分散データPVも最大となる。一方、各Q毎の2次元
パターンD(R,S,Q)が水平方向に沿った縞状パタ
ーンを形成していない場合には、投影データPR1の変
化は明瞭でなく、その結果、投影分散データPVは大き
な値とはならない。
【0165】なお、この第6の実施形態では、データC
(P,T,Q)からデータD(R,S,Q)への変換方
法として、データA(X,Y,T)からデータB(P,
Q,T)への変換と同様の方法を用いているため、デー
タC(P,T,Q)上の異なる線分同士が結合され、一
つの線分としてデータD(R,S,Q)上に現れること
がある。図19の(R,S)平面上の不連続線は、この
ことを示すものであるが、この不連続線は(R,S)平
面中にだた1本しか発生しないので、投影データPR1
への影響は少ない。
(P,T,Q)からデータD(R,S,Q)への変換方
法として、データA(X,Y,T)からデータB(P,
Q,T)への変換と同様の方法を用いているため、デー
タC(P,T,Q)上の異なる線分同士が結合され、一
つの線分としてデータD(R,S,Q)上に現れること
がある。図19の(R,S)平面上の不連続線は、この
ことを示すものであるが、この不連続線は(R,S)平
面中にだた1本しか発生しないので、投影データPR1
への影響は少ない。
【0166】次に、動き検出部1703は、水平投影分
散計算部1702より投影分散データPVを入力する
と、このデータを内部で記憶した最大投影分散データP
Vm(初期状態では値0を記憶)と比較し、投影分散デ
ータPVの方が大きければ、この値を最大投影分散デー
タPVmとして記憶すると共に、このときの2つの制御
パラメータθ及びφをそれぞれθm及びφmとして記憶
する。
散計算部1702より投影分散データPVを入力する
と、このデータを内部で記憶した最大投影分散データP
Vm(初期状態では値0を記憶)と比較し、投影分散デ
ータPVの方が大きければ、この値を最大投影分散デー
タPVmとして記憶すると共に、このときの2つの制御
パラメータθ及びφをそれぞれθm及びφmとして記憶
する。
【0167】次に、動き検出部1703は、制御パラメ
ータθ及びφを−π/2〜π/2の範囲内で変更して再
設定し、幾何変換部1701に出力する。この第6の実
施形態では、上記変更は例えばπ/100単位で行なわ
れる。上記制御パラメータの再設定が行なわれる毎に、
上述と同様に、幾何変換部1701、水平投影分散計算
部1702及び動き検出部1703の動作が行なわれ
る。
ータθ及びφを−π/2〜π/2の範囲内で変更して再
設定し、幾何変換部1701に出力する。この第6の実
施形態では、上記変更は例えばπ/100単位で行なわ
れる。上記制御パラメータの再設定が行なわれる毎に、
上述と同様に、幾何変換部1701、水平投影分散計算
部1702及び動き検出部1703の動作が行なわれ
る。
【0168】その結果、動き検出部1703において
は、全ての制御パラメータθ及びφの組み合わせのう
ち、幾何変換データD(R,S,Q)上の縞状パターン
が最も明瞭になる場合のパラメータθ及びφに対して投
影分散データPVが最大値PVmとなり、そのときのθ
及びφがθm及びφmとして記憶されることになる。
は、全ての制御パラメータθ及びφの組み合わせのう
ち、幾何変換データD(R,S,Q)上の縞状パターン
が最も明瞭になる場合のパラメータθ及びφに対して投
影分散データPVが最大値PVmとなり、そのときのθ
及びφがθm及びφmとして記憶されることになる。
【0169】上述したように、動画像データA(X,
Y,T)がθ又はθ+πの方向に動く場合、角度θと動
きに応じた適切な角度φとを制御パラメータとして幾何
変換部1701に与えると、幾何変換データD(R,
S,Q)には明瞭な縞状パターンが形成されることか
ら、動き検出部1703が記憶するパラメータθm及び
φmは、動画像データA(X,Y,T)の動きに対応し
た値となる。
Y,T)がθ又はθ+πの方向に動く場合、角度θと動
きに応じた適切な角度φとを制御パラメータとして幾何
変換部1701に与えると、幾何変換データD(R,
S,Q)には明瞭な縞状パターンが形成されることか
ら、動き検出部1703が記憶するパラメータθm及び
φmは、動画像データA(X,Y,T)の動きに対応し
た値となる。
【0170】そこで、動き検出部1703は、第1の実
施形態と同様に、(15)式及び(16)式に基づき、動画像デ
ータA(X,Y,T)の動き量S1706((V,
α))を計算し、外部へ出力する。
施形態と同様に、(15)式及び(16)式に基づき、動画像デ
ータA(X,Y,T)の動き量S1706((V,
α))を計算し、外部へ出力する。
【0171】以上の動作の結果、この動画像処理装置
は、動画像データA(X,Y,T)に対する動き量
(V,α)を知ることができる。
は、動画像データA(X,Y,T)に対する動き量
(V,α)を知ることができる。
【0172】以上説明したように、第6の実施形態で
は、幾何変換部1701が制御パラメータθ及びφに基
づいて動画像データA(X,Y,T)を幾何変換データ
D(R,S,Q)に変換し、水平投影分散計算部170
2が制御パラメータφに基づいて幾何変換データD
(R,S,Q)の投影分散データPVを計算し、動き検
出部1703が投影分散データPVが最大となる場合の
制御パラメータθ及びφを決定する。幾何変換部170
1での処理は、動画像データA(X,Y,T)を(X,
Y)平面上で角度−θだけ回転して3次元パターンB
(P,Q,T)を作成したのち、座標軸の交換により3
次元パターンC(P,T,Q)を作成し、さらにこれを
(R,S)平面上で−φだけ回転して幾何変換データD
(R,S,Q)を得るため、動画像データA(X,Y,
T)が(X,Y)平面上で角度θ又はθ+π方向に動く
場合、その動きの大きさに応じた角度φを制御パラメー
タとして用いることにより、各Q毎の(R,S)平面上
の幾何変換データD(R,S,Q)には水平方向に沿っ
た明瞭な縞状パターンが形成される。従って、水平投影
分散計算部1702が幾何変換データD(R,S,Q)
の水平方向への投影分散値を計算して、動き検出部17
03が該投影分散値が最大となる場合の制御パラメータ
θ及びφを検出することによって、θ及びφの値から動
画像A(X,Y,T)の動き量を決定することができ
る。
は、幾何変換部1701が制御パラメータθ及びφに基
づいて動画像データA(X,Y,T)を幾何変換データ
D(R,S,Q)に変換し、水平投影分散計算部170
2が制御パラメータφに基づいて幾何変換データD
(R,S,Q)の投影分散データPVを計算し、動き検
出部1703が投影分散データPVが最大となる場合の
制御パラメータθ及びφを決定する。幾何変換部170
1での処理は、動画像データA(X,Y,T)を(X,
Y)平面上で角度−θだけ回転して3次元パターンB
(P,Q,T)を作成したのち、座標軸の交換により3
次元パターンC(P,T,Q)を作成し、さらにこれを
(R,S)平面上で−φだけ回転して幾何変換データD
(R,S,Q)を得るため、動画像データA(X,Y,
T)が(X,Y)平面上で角度θ又はθ+π方向に動く
場合、その動きの大きさに応じた角度φを制御パラメー
タとして用いることにより、各Q毎の(R,S)平面上
の幾何変換データD(R,S,Q)には水平方向に沿っ
た明瞭な縞状パターンが形成される。従って、水平投影
分散計算部1702が幾何変換データD(R,S,Q)
の水平方向への投影分散値を計算して、動き検出部17
03が該投影分散値が最大となる場合の制御パラメータ
θ及びφを検出することによって、θ及びφの値から動
画像A(X,Y,T)の動き量を決定することができ
る。
【0173】(F−3)第6の実施形態の効果 第6の実施形態によれば、時間軸Tを含む各Q毎の
(P,T)平面を幾何学的に(R,S)平面に変換し、
これにより動画像の時間変化が表現された(R,S)平
面上の幾何変換データD(R,S,Q)上のパターンの
特徴を用いて動き量を検出するので、従来、ブロックマ
ッチングによりフレーム間の動きを検出した方法に比
べ、フレーム間の動きが大きくても精度よく動きを検出
でき、また、一連の動きを大局的に把握でき、さらに、
画像中の雑音による動き検出エラーを少なくすることが
できる。
(P,T)平面を幾何学的に(R,S)平面に変換し、
これにより動画像の時間変化が表現された(R,S)平
面上の幾何変換データD(R,S,Q)上のパターンの
特徴を用いて動き量を検出するので、従来、ブロックマ
ッチングによりフレーム間の動きを検出した方法に比
べ、フレーム間の動きが大きくても精度よく動きを検出
でき、また、一連の動きを大局的に把握でき、さらに、
画像中の雑音による動き検出エラーを少なくすることが
できる。
【0174】また、第6の実施形態によれば、入力動画
像データの移動方向がどんな場合であっても制御パラメ
ータθを変更することにより明確な縞状パターンを呈す
る場合を作り出し、その明確な縞状パターンに基づい
て、動き量を検出しているので、入力動画像データの移
動方向に拘らず良好に動き量を検出することができる。
像データの移動方向がどんな場合であっても制御パラメ
ータθを変更することにより明確な縞状パターンを呈す
る場合を作り出し、その明確な縞状パターンに基づい
て、動き量を検出しているので、入力動画像データの移
動方向に拘らず良好に動き量を検出することができる。
【0175】さらに、この第6の実施形態によれば、幾
何変換部1701により、動画像データが水平方向の幾
何変換データに変換され、水平投影分散計算部1702
が水平方向だけへの投影データPR1の分散を計算すれ
ば良いので、投影に寄与する画素数は常に一定となり、
従って、第5の実施形態のように、投影に寄与する画素
数の計算及び該画素数による投影データの正規化の処理
を行なう必要がないので、計算量を減少させることがで
きる。
何変換部1701により、動画像データが水平方向の幾
何変換データに変換され、水平投影分散計算部1702
が水平方向だけへの投影データPR1の分散を計算すれ
ば良いので、投影に寄与する画素数は常に一定となり、
従って、第5の実施形態のように、投影に寄与する画素
数の計算及び該画素数による投影データの正規化の処理
を行なう必要がないので、計算量を減少させることがで
きる。
【0176】なお、計算量をより一段と減少とさせよう
とした場合には、幾何変換部1701から水平投影分散
計算部1702に与えるデータD(R,S,Q)とし
て、例えば、図20に示すように、Q1=0、Q2=p
/2、Q3=p−1の3個のデータD(R,S,Q
1)、D(R,S,Q2)及びD(R,S,Q3)を与
えるようにすれば良い。
とした場合には、幾何変換部1701から水平投影分散
計算部1702に与えるデータD(R,S,Q)とし
て、例えば、図20に示すように、Q1=0、Q2=p
/2、Q3=p−1の3個のデータD(R,S,Q
1)、D(R,S,Q2)及びD(R,S,Q3)を与
えるようにすれば良い。
【0177】(G)第7の実施形態 次に、本発明による動画像処理装置の第7の実施形態を
図面を参照しながら詳述する。
図面を参照しながら詳述する。
【0178】(G−1)第7の実施形態の構成 図21は、この第7の実施形態による動画像処理装置の
構成を示すブロック図である。図21において、第7の
実施形態の動画像処理装置は、幾何変換部2101、水
平投影分散計算部2102、動き検出部2103及び探
索範囲設定部2104から構成されている。
構成を示すブロック図である。図21において、第7の
実施形態の動画像処理装置は、幾何変換部2101、水
平投影分散計算部2102、動き検出部2103及び探
索範囲設定部2104から構成されている。
【0179】幾何変換部2101及び水平投影分散計算
部2102は、上述した第6の実施形態の対応要素と同
様に機能するものである。
部2102は、上述した第6の実施形態の対応要素と同
様に機能するものである。
【0180】動き検出部2103は、探索範囲設定部2
104より探索範囲データS2105(Gで図示)を入
力し、水平投影分散計算部2102より投影分散データ
S2103を入力し、幾何変換部2101に制御パラメ
ータS2104を出力し、装置外部に動き量S2106
((V,α)で図示)を出力するものである。動き検出
部2103は、探索範囲設定部2104からの探索範囲
データS2105(Gで図示)に基づいて、幾何変換部
2101に与える制御パラメータS2104の範囲を決
定する。
104より探索範囲データS2105(Gで図示)を入
力し、水平投影分散計算部2102より投影分散データ
S2103を入力し、幾何変換部2101に制御パラメ
ータS2104を出力し、装置外部に動き量S2106
((V,α)で図示)を出力するものである。動き検出
部2103は、探索範囲設定部2104からの探索範囲
データS2105(Gで図示)に基づいて、幾何変換部
2101に与える制御パラメータS2104の範囲を決
定する。
【0181】この第7の実施形態で新たに設けられた探
索範囲設定部2104は、外部より動画像データS21
01を入力し、探索範囲データS2105を動き検出部
2103に出力するものである。
索範囲設定部2104は、外部より動画像データS21
01を入力し、探索範囲データS2105を動き検出部
2103に出力するものである。
【0182】ここで、探索範囲データGは、V1、V
2、α1及びα2の4つのデータからなり、それぞれ、
動き量の大きさVの最小値、Vの最大値、動き量の方向
αの最小値、αの最大値を表している。
2、α1及びα2の4つのデータからなり、それぞれ、
動き量の大きさVの最小値、Vの最大値、動き量の方向
αの最小値、αの最大値を表している。
【0183】(G−2)第7の実施形態の動作 次に、以上のような各部2101〜2104からなる第
7の実施形態の動画像処理装置の動作を説明する。
7の実施形態の動画像処理装置の動作を説明する。
【0184】外部からの動作開始命令により、この動画
像処理装置は動作を開始する。このときまず、探索範囲
設定部2104は、外部より動画像データA(X,Y,
T)を入力し、その中の複数の代表領域に対してフレー
ム間の動きベクトルを計算する。この第7の実施形態で
は、上述した代表領域として、動画像データA(X,
Y,T)を構成するキューブの各面とキューブ中心部の
合わせて7カ所にブロック領域を設定する。
像処理装置は動作を開始する。このときまず、探索範囲
設定部2104は、外部より動画像データA(X,Y,
T)を入力し、その中の複数の代表領域に対してフレー
ム間の動きベクトルを計算する。この第7の実施形態で
は、上述した代表領域として、動画像データA(X,
Y,T)を構成するキューブの各面とキューブ中心部の
合わせて7カ所にブロック領域を設定する。
【0185】図22は、この代表領域の一例を示す図で
ある。図22に示すように、キューブの中心部に位置す
るブロックB0と、6つの正方面付近に位置するブロッ
クB1〜B6との合わせて7つのブロックを代表領域と
している。
ある。図22に示すように、キューブの中心部に位置す
るブロックB0と、6つの正方面付近に位置するブロッ
クB1〜B6との合わせて7つのブロックを代表領域と
している。
【0186】探索範囲設定部2104は、これら7つの
ブロック領域毎に動きベクトルの計算を行なうが、動き
ベクトルの計算方法としては、従来技術として記載した
ブロック単位のパターンマッチングを適用する。すなわ
ち、探索範囲設定部2104は、各ブロック毎に、パタ
ーンマッチングにより隣接フレームとのずれの量を検出
して、これを動きベクトルとして記憶する。なお、この
ずれの量を検出するに当たっては、キューブの範囲外の
画像データも必要となるので、探索範囲設定部2104
は、予め、処理対象のキューブよりもX方向及びY方向
に対して広い領域の画像データを入力するよう動作す
る。
ブロック領域毎に動きベクトルの計算を行なうが、動き
ベクトルの計算方法としては、従来技術として記載した
ブロック単位のパターンマッチングを適用する。すなわ
ち、探索範囲設定部2104は、各ブロック毎に、パタ
ーンマッチングにより隣接フレームとのずれの量を検出
して、これを動きベクトルとして記憶する。なお、この
ずれの量を検出するに当たっては、キューブの範囲外の
画像データも必要となるので、探索範囲設定部2104
は、予め、処理対象のキューブよりもX方向及びY方向
に対して広い領域の画像データを入力するよう動作す
る。
【0187】探索範囲設定部2104での動きベクトル
の計算により、各ブロックBi(iは0〜6)の前フレ
ームからのずれ量である動きベクトルMVi=(vxi,
vyi)が求まると、次に、探索範囲設定部2104は、
各ブロックBi毎に動きベクトルの大きさVi[pixel/f
rame] 及び方向αi[rad] (−π〜+π)を計算し、そ
の最小値及び最大値から探索範囲データG=(V1,V
2,α1,α2)を決定し、動き検出部2103に出力
する。すなわち、(18)式に示す演算を実行する。なお、
(18)式における最小値及び最大値を探索するためのパラ
メータはiについてである。
の計算により、各ブロックBi(iは0〜6)の前フレ
ームからのずれ量である動きベクトルMVi=(vxi,
vyi)が求まると、次に、探索範囲設定部2104は、
各ブロックBi毎に動きベクトルの大きさVi[pixel/f
rame] 及び方向αi[rad] (−π〜+π)を計算し、そ
の最小値及び最大値から探索範囲データG=(V1,V
2,α1,α2)を決定し、動き検出部2103に出力
する。すなわち、(18)式に示す演算を実行する。なお、
(18)式における最小値及び最大値を探索するためのパラ
メータはiについてである。
【0188】 V1=min{√(vxi2 +vyi2 )} V2=max{√(vxi2 +vyi2 )} α1=min{tan -1(vyi/vxi)} α2=min{tan -1(vyi/vxi)} …(18) 次に、動き検出部2103は探索範囲データGを入力す
ると、まず、動き量候補として、(V,α)=(V1,
α1)を設定する。さらに、動き検出部2103は、(1
9)式に基づいて上記動き量候補に対応する制御パラメー
タθ(|θ|≦π/2)及びφを計算し、幾何変換部2
101に出力する。なお、動き量(V,α)と制御パラ
メータθ、φとの関係は第5の実施形態の場合と同じで
あり、(19)式は、第5の実施形態での説明文及び(10)式
〜(12)式の関係から導かれる。
ると、まず、動き量候補として、(V,α)=(V1,
α1)を設定する。さらに、動き検出部2103は、(1
9)式に基づいて上記動き量候補に対応する制御パラメー
タθ(|θ|≦π/2)及びφを計算し、幾何変換部2
101に出力する。なお、動き量(V,α)と制御パラ
メータθ、φとの関係は第5の実施形態の場合と同じで
あり、(19)式は、第5の実施形態での説明文及び(10)式
〜(12)式の関係から導かれる。
【0189】 θ=α (|α|≦π/2の場合) =α±π (|α|>π/2の場合) φ=tan -1(1/Vcos α) (|θ|≦π/4の場合) =tan -1(1/Vsin α) (|θ|>π/4の場合) …(19) 次に、幾何変換部2101は、動き検出部2103より
制御パラメータθを入力して、これに基づき、外部から
入力された動画像データA(X,Y,T)を変換して幾
何変換データD(R,S,Q)を作成し、水平投影分散
計算部2102に出力する。なお、幾何変換部2101
の動作の詳細は、第6の実施形態と同じであるので、説
明を省略する。
制御パラメータθを入力して、これに基づき、外部から
入力された動画像データA(X,Y,T)を変換して幾
何変換データD(R,S,Q)を作成し、水平投影分散
計算部2102に出力する。なお、幾何変換部2101
の動作の詳細は、第6の実施形態と同じであるので、説
明を省略する。
【0190】この結果、幾何変換データD(R,S,
Q)は、(19)式の関係によって、動画像データA(X,
Y,T)の動き量(V,α)に対応した制御パラメータ
θ及びφに対しては、水平方向(R軸に平行な方向)に
沿った縞状パターンを形成する。一方、動画像データA
(X,Y,T)の動き量に対応していない制御パラメー
タθ及びφに対しては、幾何変換データD(R,S,
Q)上において水平方向に沿った縞状パターンは形成さ
れない。
Q)は、(19)式の関係によって、動画像データA(X,
Y,T)の動き量(V,α)に対応した制御パラメータ
θ及びφに対しては、水平方向(R軸に平行な方向)に
沿った縞状パターンを形成する。一方、動画像データA
(X,Y,T)の動き量に対応していない制御パラメー
タθ及びφに対しては、幾何変換データD(R,S,
Q)上において水平方向に沿った縞状パターンは形成さ
れない。
【0191】次に、水平投影分散計算部2102に幾何
変換データD(R,S,Q)が入力されると、水平投影
分散計算部2102はこのデータを記憶する。さらに、
水平投影分散計算部2102は各Q毎の幾何変換データ
D(R,S,Q)上で投影分散データPVを計算し、動
き検出部2103に出力する。水平投影分散計算部21
02における投影分散データPVの計算は、第6の実施
形態と同様の方法によって行なわれ、その結果、各Q毎
の2次元パターンD(R,S,Q)が水平方向に沿った
縞状パターンを形成している場合には、投影分散データ
PVは最大となり、一方、それ以外の場合には投影分散
データPVは大きな値とはならない。
変換データD(R,S,Q)が入力されると、水平投影
分散計算部2102はこのデータを記憶する。さらに、
水平投影分散計算部2102は各Q毎の幾何変換データ
D(R,S,Q)上で投影分散データPVを計算し、動
き検出部2103に出力する。水平投影分散計算部21
02における投影分散データPVの計算は、第6の実施
形態と同様の方法によって行なわれ、その結果、各Q毎
の2次元パターンD(R,S,Q)が水平方向に沿った
縞状パターンを形成している場合には、投影分散データ
PVは最大となり、一方、それ以外の場合には投影分散
データPVは大きな値とはならない。
【0192】次に、動き検出部2103は、水平投影分
散計算部2102より投影分散データPVを入力する
と、このデータを内部で記憶した最大投影分散データP
Vm(初期状態では値0を記憶)と比較し、投影分散デ
ータPVの方が大きければ、この値を最大投影分散デー
タPVmとして記憶すると共に、このときの動き量候補
(V,α)を記憶する。
散計算部2102より投影分散データPVを入力する
と、このデータを内部で記憶した最大投影分散データP
Vm(初期状態では値0を記憶)と比較し、投影分散デ
ータPVの方が大きければ、この値を最大投影分散デー
タPVmとして記憶すると共に、このときの動き量候補
(V,α)を記憶する。
【0193】次に、動き検出部2103は、動き量候補
(V,α)をV1≦V≦V2、α1≦α≦α2の範囲内
で変更して再設定し、(19)式に基づいて制御パラメータ
θ及びφを求めた後、これを幾何変換部2101に出力
する。この第7の実施形態では、上記変更は、Vについ
ては0.5[pixel/frame]単位、αについてはπ/100単
位で行なわれる。上記制御パラメータの再設定が行なわ
れる毎に、上述と同様に、幾何変換部2101、水平投
影分散計算部2102及び動き検出部2103の動作が
行なわれる。
(V,α)をV1≦V≦V2、α1≦α≦α2の範囲内
で変更して再設定し、(19)式に基づいて制御パラメータ
θ及びφを求めた後、これを幾何変換部2101に出力
する。この第7の実施形態では、上記変更は、Vについ
ては0.5[pixel/frame]単位、αについてはπ/100単
位で行なわれる。上記制御パラメータの再設定が行なわ
れる毎に、上述と同様に、幾何変換部2101、水平投
影分散計算部2102及び動き検出部2103の動作が
行なわれる。
【0194】その結果、動き検出部2103において
は、探索範囲設定部2104が定めた探索範囲のうち、
幾何変換データD(R,S,Q)上の縞状パターンが最
も明瞭になる場合の動き量候補(V,α)が記憶される
ことになる。
は、探索範囲設定部2104が定めた探索範囲のうち、
幾何変換データD(R,S,Q)上の縞状パターンが最
も明瞭になる場合の動き量候補(V,α)が記憶される
ことになる。
【0195】上述したように、幾何変換データD(R,
S,Q)上の縞状パターンが最も明瞭になるのは、動画
像A(X,Y,T)の動き(V,α)に応じ、(19)式の
関係より求められる制御パラメータθ及びφを用いて幾
何変換部2101を動作させた場合であるから、上記縞
パターンが最も明瞭になる場合の動き量候補は動画像A
(X,Y,T)の実際の動き量に等しい。
S,Q)上の縞状パターンが最も明瞭になるのは、動画
像A(X,Y,T)の動き(V,α)に応じ、(19)式の
関係より求められる制御パラメータθ及びφを用いて幾
何変換部2101を動作させた場合であるから、上記縞
パターンが最も明瞭になる場合の動き量候補は動画像A
(X,Y,T)の実際の動き量に等しい。
【0196】そこで、動き検出部2103は、内部に記
憶された動き量(V,α)を外部へ出力する。
憶された動き量(V,α)を外部へ出力する。
【0197】以上の動作の結果、この動画像処理装置
は、動画像データA(X,Y,T)に対する動き量
(V,α)を知ることができる。
は、動画像データA(X,Y,T)に対する動き量
(V,α)を知ることができる。
【0198】以上説明したように、第7の実施形態で
は、探索範囲設定部2104が動画像データA(X,
Y,T)の代表領域から動きベクトルを求め、これに基
づき動き量の探索範囲を決定し、動き検出部2103が
探索範囲に基づいて動き量候補及びこれに対応する制御
パラメータθ及びφを設定し、幾何変換部2101が制
御パラメータθ及びφに基づいて動画像データA(X,
Y,T)を幾何変換データD(R,S,Q)に変換し、
水平投影分散計算部2102が制御パラメータφに基づ
いて幾何変換データD(R,S,Q)の投影分散データ
PVを計算し、動き検出部2103が投影分散データP
Vが最大となる場合の動き量を決定する。幾何変換部2
101での処理は、動画像データA(X,Y,T)を
(X,Y)平面上で角度−θだけ回転して3次元パター
ンB(P,Q,T)を作成した後、座標軸の交換により
3次元パターンC(P,T,Q)を作成し、さらにこれ
を(R,S)平面上で−φだけ回転して幾何変換データ
D(R,S,Q)を得るため、動画像データA(X,
Y,T)が(X,Y)平面上で角度θ又はθ+π方向に
動く場合、その動きの大きさに応じた角度φを制御パラ
メータとして用いることにより、各Q毎の(R,S)平
面上の幾何変換データD(R,S,Q)には水平方向に
沿った明瞭な縞状パターンが形成される。従って、水平
投影分散計算部2102が幾何変換データD(R,S,
Q)の水平方向への投影分散値を計算して、動き検出部
2103が該投影分散値が最大となる場合の制御パラメ
ータθ及びφに対応した動き量を検出することによっ
て、動画像A(X,Y,T)の動き量を決定することが
できる。
は、探索範囲設定部2104が動画像データA(X,
Y,T)の代表領域から動きベクトルを求め、これに基
づき動き量の探索範囲を決定し、動き検出部2103が
探索範囲に基づいて動き量候補及びこれに対応する制御
パラメータθ及びφを設定し、幾何変換部2101が制
御パラメータθ及びφに基づいて動画像データA(X,
Y,T)を幾何変換データD(R,S,Q)に変換し、
水平投影分散計算部2102が制御パラメータφに基づ
いて幾何変換データD(R,S,Q)の投影分散データ
PVを計算し、動き検出部2103が投影分散データP
Vが最大となる場合の動き量を決定する。幾何変換部2
101での処理は、動画像データA(X,Y,T)を
(X,Y)平面上で角度−θだけ回転して3次元パター
ンB(P,Q,T)を作成した後、座標軸の交換により
3次元パターンC(P,T,Q)を作成し、さらにこれ
を(R,S)平面上で−φだけ回転して幾何変換データ
D(R,S,Q)を得るため、動画像データA(X,
Y,T)が(X,Y)平面上で角度θ又はθ+π方向に
動く場合、その動きの大きさに応じた角度φを制御パラ
メータとして用いることにより、各Q毎の(R,S)平
面上の幾何変換データD(R,S,Q)には水平方向に
沿った明瞭な縞状パターンが形成される。従って、水平
投影分散計算部2102が幾何変換データD(R,S,
Q)の水平方向への投影分散値を計算して、動き検出部
2103が該投影分散値が最大となる場合の制御パラメ
ータθ及びφに対応した動き量を検出することによっ
て、動画像A(X,Y,T)の動き量を決定することが
できる。
【0199】(G−3)第7の実施形態の効果 第7の実施形態によれば、上述した第6の実施形態と同
様な効果を奏することができる。
様な効果を奏することができる。
【0200】これに加えて、第7の実施形態によれば、
探索範囲設定部2104によって動き量の探索範囲を予
め限定するので、第6の実施形態に比べて、計算量を減
少できる。しかも、この第7の実施形態では、探索範囲
設定部2104が動きベクトルを検出して、動き量とし
て確からしい探索範囲を決定し、動き検出部2103が
該探索範囲内で動き量を検出するので、上記計算量減少
に伴う動き検出エラーは発生し難く、計算量が少なくか
つ高精度の動き検出が可能である。
探索範囲設定部2104によって動き量の探索範囲を予
め限定するので、第6の実施形態に比べて、計算量を減
少できる。しかも、この第7の実施形態では、探索範囲
設定部2104が動きベクトルを検出して、動き量とし
て確からしい探索範囲を決定し、動き検出部2103が
該探索範囲内で動き量を検出するので、上記計算量減少
に伴う動き検出エラーは発生し難く、計算量が少なくか
つ高精度の動き検出が可能である。
【0201】(H)第8の実施形態 次に、本発明による動画像処理装置の第8の実施形態を
図面を参照しながら詳述する。
図面を参照しながら詳述する。
【0202】(H−1)第8の実施形態の構成 図23は、この第8の実施形態による動画像処理装置の
構成を示すブロック図である。図23において、第8の
実施形態の動画像処理装置は、幾何変換部2301、投
影分散計算部2302、動き検出部2303及びフィル
タ部2310から構成されている。ここで、幾何変換部
2301、投影分散計算部2302及び動き検出部23
03はそれぞれ、上述した第5の実施形態の対応する構
成要素と同様に機能するものであり、その詳細説明は省
略する。
構成を示すブロック図である。図23において、第8の
実施形態の動画像処理装置は、幾何変換部2301、投
影分散計算部2302、動き検出部2303及びフィル
タ部2310から構成されている。ここで、幾何変換部
2301、投影分散計算部2302及び動き検出部23
03はそれぞれ、上述した第5の実施形態の対応する構
成要素と同様に機能するものであり、その詳細説明は省
略する。
【0203】この第8の実施形態で新たに設けられたフ
ィルタ部2310は、幾何変換部2301から入力され
た幾何変換データS2302(C(P,T,Q))に対
し、動き検出部2303からの制御パラメータS230
5(φ)が規定する方向について低域遮断処理を行なっ
て得た幾何変換エッジデータS2310(C’(P,
T,Q))を投影分散計算部2302に出力するもので
ある。
ィルタ部2310は、幾何変換部2301から入力され
た幾何変換データS2302(C(P,T,Q))に対
し、動き検出部2303からの制御パラメータS230
5(φ)が規定する方向について低域遮断処理を行なっ
て得た幾何変換エッジデータS2310(C’(P,
T,Q))を投影分散計算部2302に出力するもので
ある。
【0204】従って、この実施形態の投影分散計算部2
302は、フィルタ部2310より入力された幾何変換
エッジデータS2310について、投影分散データS2
303(PV)を得て動き検出部2303に出力するよ
うになされている。
302は、フィルタ部2310より入力された幾何変換
エッジデータS2310について、投影分散データS2
303(PV)を得て動き検出部2303に出力するよ
うになされている。
【0205】(H−2)第8の実施形態の動作 次に、以上のような各部2301〜2303、2310
からなる第8の実施形態の動画像処理装置の動作を説明
する。
からなる第8の実施形態の動画像処理装置の動作を説明
する。
【0206】外部からの動作開始命令によりこの動画像
処理装置は動作を開始する。このときまず、動き検出部
2303は、2つの制御パラメータθ及びφに初期値に
設定して、このうち制御パラメータθを幾何変換部23
01に、制御パラメータφをフィルタ部2310及び投
影分散計算部2302にそれぞれ出力する。
処理装置は動作を開始する。このときまず、動き検出部
2303は、2つの制御パラメータθ及びφに初期値に
設定して、このうち制御パラメータθを幾何変換部23
01に、制御パラメータφをフィルタ部2310及び投
影分散計算部2302にそれぞれ出力する。
【0207】その後は、今回の制御パラメータθ及びφ
についての幾何変換部2301、投影分散計算部230
2、動き検出部2303及びフィルタ部2310の一連
の処理が終了する毎に、動き検出部2303は、制御パ
ラメータθ及びφを所定範囲内で変更させる。
についての幾何変換部2301、投影分散計算部230
2、動き検出部2303及びフィルタ部2310の一連
の処理が終了する毎に、動き検出部2303は、制御パ
ラメータθ及びφを所定範囲内で変更させる。
【0208】ある制御パラメータθ及びφに対する幾何
変換部2301、投影分散計算部2302及び動き検出
部2303の動作は、第5の実施形態のものと同様であ
り、その詳細説明である。
変換部2301、投影分散計算部2302及び動き検出
部2303の動作は、第5の実施形態のものと同様であ
り、その詳細説明である。
【0209】外部から入力された動画像データA(X,
Y,T)を幾何変換部2301が図24に示すように変
換して得た幾何変換データC(P,T,Q)が、フィル
タ部2310に入力される。
Y,T)を幾何変換部2301が図24に示すように変
換して得た幾何変換データC(P,T,Q)が、フィル
タ部2310に入力される。
【0210】フィルタ部2310に幾何変換データC
(P,T,Q)が入力されると、フィルタ部2310
は、各Q毎の2次元パターンC(P,T,Q)中の角度
φ方向に平行なエッジパターンを検出し、検出された幾
何変換エッジデータC’(P,T,Q)を投影分散計算
部2302に出力する。
(P,T,Q)が入力されると、フィルタ部2310
は、各Q毎の2次元パターンC(P,T,Q)中の角度
φ方向に平行なエッジパターンを検出し、検出された幾
何変換エッジデータC’(P,T,Q)を投影分散計算
部2302に出力する。
【0211】この幾何変換エッジデータC’(P,T,
Q)の算出方法は、従来公知のエッジ検出方法を適用す
ることができる。この実施形態では、特に角度φ方向の
みに平行なエッジパターンを検出するため、例えば、以
下の手順(1) 及び(2) により幾何変換エッジデータC’
(P,T,Q)の算出している。
Q)の算出方法は、従来公知のエッジ検出方法を適用す
ることができる。この実施形態では、特に角度φ方向の
みに平行なエッジパターンを検出するため、例えば、以
下の手順(1) 及び(2) により幾何変換エッジデータC’
(P,T,Q)の算出している。
【0212】手順(1) パターンC(P,T,Q)の各
画素毎に画素値の傾き(gp,gt)=(√C/√P,
√T/√P)を計算する。
画素毎に画素値の傾き(gp,gt)=(√C/√P,
√T/√P)を計算する。
【0213】手順(2) 2つの条件、p1<√(gp2
+gt2 )、及び、p2<tan -1(gt/gp)<p3
を満足する画素に対してはC’(P,T,Q)=1(エ
ッジ領域)、その他の画素に対してはC’(P,T,
Q)=0(非エッジ領域)とする。但し、p1はエッジ
と判定される画素間の変化量の最小値を表すパラメータ
であり、例えば、画素値を8ビットで記述する場合には
値16〜64程度の定数とする。p2、p3はエッジが
角度φ方向に平行であると判定するためのパラメータで
あり、p2=φ−Δφ+π/2、p3=φ+Δφ+π/
2であって、Δφはπ/50程度の定数とする。
+gt2 )、及び、p2<tan -1(gt/gp)<p3
を満足する画素に対してはC’(P,T,Q)=1(エ
ッジ領域)、その他の画素に対してはC’(P,T,
Q)=0(非エッジ領域)とする。但し、p1はエッジ
と判定される画素間の変化量の最小値を表すパラメータ
であり、例えば、画素値を8ビットで記述する場合には
値16〜64程度の定数とする。p2、p3はエッジが
角度φ方向に平行であると判定するためのパラメータで
あり、p2=φ−Δφ+π/2、p3=φ+Δφ+π/
2であって、Δφはπ/50程度の定数とする。
【0214】このような算出手法を適用することによ
り、角度φ方向に近い方向に平行なエッジのうち、ある
程度急峻な変化を持つもののみを検出し、これに基づき
幾何変換エッジデータC’(P,T,Q)を投影分散計
算部2302に出力する。
り、角度φ方向に近い方向に平行なエッジのうち、ある
程度急峻な変化を持つもののみを検出し、これに基づき
幾何変換エッジデータC’(P,T,Q)を投影分散計
算部2302に出力する。
【0215】上述した図24は、フィルタ部2310が
幾何変換データC(P,T,Q)中の角度φに平行なエ
ッジパターンを取り出し、幾何変換エッジデータC’
(P,T,Q)を作成した場合を示している。
幾何変換データC(P,T,Q)中の角度φに平行なエ
ッジパターンを取り出し、幾何変換エッジデータC’
(P,T,Q)を作成した場合を示している。
【0216】投影分散計算部2302は、入力データと
して、幾何変換エッジデータC’(P,T,Q)が入力
されるという相違があるが、その処理内容は、第5の実
施形態の投影分散計算部と同様である。すなわち、動き
検出部2303より制御パラメータφを入力して、各Q
毎の幾何変換データC’(P,T,Q)上で投影分散デ
ータPVを計算し、動き検出部2303に出力する。
して、幾何変換エッジデータC’(P,T,Q)が入力
されるという相違があるが、その処理内容は、第5の実
施形態の投影分散計算部と同様である。すなわち、動き
検出部2303より制御パラメータφを入力して、各Q
毎の幾何変換データC’(P,T,Q)上で投影分散デ
ータPVを計算し、動き検出部2303に出力する。
【0217】図25は、この第8の実施形態による投影
分散計算部2302の動作を説明する図である。図25
(a)は、この第8の実施形態の構成による動作を説明
するものであり、一方、図25(b)はフィルタ部23
10がない場合(第5の実施形態参照)の動作を説明す
るもの、すなわち、フィルタ部2310の効果を説明す
るための比較例を示したものである。
分散計算部2302の動作を説明する図である。図25
(a)は、この第8の実施形態の構成による動作を説明
するものであり、一方、図25(b)はフィルタ部23
10がない場合(第5の実施形態参照)の動作を説明す
るもの、すなわち、フィルタ部2310の効果を説明す
るための比較例を示したものである。
【0218】図25(a)に示すように、各Q毎の2次
元パターンC’(P,T,Q)が縞状パターンを形成し
ている場合には、この縞の方向と等しい角度φに対し
て、投影データPR2の変化が最大となり、投影分散デ
ータPVも最大となる。一方、この縞の方向と一致しな
い角度φに対しては、投影データPR2の変化は明瞭で
なく、その結果、投影分散データPVは大きな値とはな
らない。
元パターンC’(P,T,Q)が縞状パターンを形成し
ている場合には、この縞の方向と等しい角度φに対し
て、投影データPR2の変化が最大となり、投影分散デ
ータPVも最大となる。一方、この縞の方向と一致しな
い角度φに対しては、投影データPR2の変化は明瞭で
なく、その結果、投影分散データPVは大きな値とはな
らない。
【0219】一方、仮に、フィルタ部2310を用い
ず、幾何変換データC(P,T,Q)を直接投影分散計
算部2302に入力する場合には(第5の実施形態参
照)、各Q毎の2次元パターンC(P,T,Q)が縞状
パターンを形成していても、図25(b)に示すよう
に、投影データPR1及びPR2は変化のばらつきが小
さく、投影分散データPVが最大とならない恐れがあ
る。これは入力画像を構成する画素値のダイナミックレ
ンジが狭いときに、エッジを境界とした2つの領域間の
画素値が近いために起きるものである。
ず、幾何変換データC(P,T,Q)を直接投影分散計
算部2302に入力する場合には(第5の実施形態参
照)、各Q毎の2次元パターンC(P,T,Q)が縞状
パターンを形成していても、図25(b)に示すよう
に、投影データPR1及びPR2は変化のばらつきが小
さく、投影分散データPVが最大とならない恐れがあ
る。これは入力画像を構成する画素値のダイナミックレ
ンジが狭いときに、エッジを境界とした2つの領域間の
画素値が近いために起きるものである。
【0220】このような入力画像に対しても、この第8
の実施形態のようにフィルタ部2310が幾何変換デー
タC(P,T,Q)のエッジを予め検出して、この結果
得られる幾何変換エッジデータC’(P,T,Q)に対
して投影パターンを求めれば、図25(a)のように、
投影データPR2は明瞭な変化を持つことになる。
の実施形態のようにフィルタ部2310が幾何変換デー
タC(P,T,Q)のエッジを予め検出して、この結果
得られる幾何変換エッジデータC’(P,T,Q)に対
して投影パターンを求めれば、図25(a)のように、
投影データPR2は明瞭な変化を持つことになる。
【0221】従って、この第8の実施形態におけるフィ
ルタ部2310は、縞状パターンに対する投影データに
明瞭な変化を持たせる効果がある。
ルタ部2310は、縞状パターンに対する投影データに
明瞭な変化を持たせる効果がある。
【0222】以上のようなフィルタ部2310を設けた
ことによる動作の違いを除けば、第5の実施形態と同様
な動作を行なうので、これ以上の動作説明は省略する。
ことによる動作の違いを除けば、第5の実施形態と同様
な動作を行なうので、これ以上の動作説明は省略する。
【0223】以上説明したように、第8の実施形態で
は、幾何変換部2301が制御パラメータθに基づいて
動画像データA(X,Y,T)を幾何変換データC
(P,T,Q)に変換し、フィルタ部2310が制御パ
ラメータφに基づいて幾何変換データC(P,T,Q)
中のエッジを示す幾何変換エッジデータC’(P,T,
Q)を作成し、投影分散計算部2302が制御パラメー
タφに基づいて幾何変換エッジデータC’(P,T,
Q)の投影分散データPVを計算し、動き検出部230
3が投影分散データPVが最大となる場合の制御パラメ
ータθ及びφを決定する。幾何変換部2301での処理
では、動画像データA(X,Y,T)を(X,Y)平面
上で角度−θだけ回転して3次元パターンB(P,Q,
T)を作成した後、座標軸の交換により幾何変換データ
C(P,T,Q)を得るが、さらにその後、フィルタ部
2310が幾何変換データC(P,T,Q)のエッジを
表す幾何変換エッジデータC’(P,T,Q)を計算す
るので、動画像データA(X,Y,T)が(X,Y)平
面上で角度θ又はθ+π方向に動く場合には、各Q毎の
(P,T)平面上の幾何変換エッジデータC’(P,
T,Q)には明瞭な縞状パターンが形成され、さらに、
その縞の方向φは該動きの大きさに対応することにな
る。
は、幾何変換部2301が制御パラメータθに基づいて
動画像データA(X,Y,T)を幾何変換データC
(P,T,Q)に変換し、フィルタ部2310が制御パ
ラメータφに基づいて幾何変換データC(P,T,Q)
中のエッジを示す幾何変換エッジデータC’(P,T,
Q)を作成し、投影分散計算部2302が制御パラメー
タφに基づいて幾何変換エッジデータC’(P,T,
Q)の投影分散データPVを計算し、動き検出部230
3が投影分散データPVが最大となる場合の制御パラメ
ータθ及びφを決定する。幾何変換部2301での処理
では、動画像データA(X,Y,T)を(X,Y)平面
上で角度−θだけ回転して3次元パターンB(P,Q,
T)を作成した後、座標軸の交換により幾何変換データ
C(P,T,Q)を得るが、さらにその後、フィルタ部
2310が幾何変換データC(P,T,Q)のエッジを
表す幾何変換エッジデータC’(P,T,Q)を計算す
るので、動画像データA(X,Y,T)が(X,Y)平
面上で角度θ又はθ+π方向に動く場合には、各Q毎の
(P,T)平面上の幾何変換エッジデータC’(P,
T,Q)には明瞭な縞状パターンが形成され、さらに、
その縞の方向φは該動きの大きさに対応することにな
る。
【0224】従って、投影分散計算部2302が幾何変
換エッジデータC’(P,T,Q)の方向φへの投影分
散値を計算して、動き検出部2303が該投影分散値が
最大となる場合の制御パラメータθ及びφを検出するこ
とによって、θ及びφの値から動画像A(X,Y,T)
の動き量を決定することができる。
換エッジデータC’(P,T,Q)の方向φへの投影分
散値を計算して、動き検出部2303が該投影分散値が
最大となる場合の制御パラメータθ及びφを検出するこ
とによって、θ及びφの値から動画像A(X,Y,T)
の動き量を決定することができる。
【0225】(H−3)第8の実施形態の効果 第8の実施形態によっても、上述した第5の実施形態の
動画像処理装置と同様な効果を奏することができる。
動画像処理装置と同様な効果を奏することができる。
【0226】これに加えて、第8の実施形態によれば、
フィルタ部2310を設け、幾何変換エッジデータC’
(P,T,Q)に対して投影分散の算出処理を施した
後、動き量を検出するようにしたので、入力画像を構成
する画素値のダイナミックレンジの如何に関わらず、安
定に動き量を検出することができる。
フィルタ部2310を設け、幾何変換エッジデータC’
(P,T,Q)に対して投影分散の算出処理を施した
後、動き量を検出するようにしたので、入力画像を構成
する画素値のダイナミックレンジの如何に関わらず、安
定に動き量を検出することができる。
【0227】(I)第9の実施形態 次に、本発明による動画像処理装置の第9の実施形態を
図面を参照しながら詳述する。
図面を参照しながら詳述する。
【0228】(I−1)第9の実施形態の構成 図26は、この第9の実施形態による動画像処理装置の
構成を示すブロック図である。図26において、第9の
実施形態の動画像処理装置は、幾何変換部2601、水
平投影分散計算部2602、動き検出部2603及びフ
ィルタ部2610から構成されている。
構成を示すブロック図である。図26において、第9の
実施形態の動画像処理装置は、幾何変換部2601、水
平投影分散計算部2602、動き検出部2603及びフ
ィルタ部2610から構成されている。
【0229】上述した第8の実施形態は、既述した第5
の実施形態の技術的思想にフィルタ部を追加したもので
あったが、この第9の実施形態は、既述した第6の実施
形態の技術的思想にフィルタ部を追加したものである。
そのため、幾何変換部2601、水平投影分散計算部2
602及び動き検出部2603はそれぞれ、第6の実施
形態の対応する構成要素と同様に機能するものであり、
その詳細説明は省略する。
の実施形態の技術的思想にフィルタ部を追加したもので
あったが、この第9の実施形態は、既述した第6の実施
形態の技術的思想にフィルタ部を追加したものである。
そのため、幾何変換部2601、水平投影分散計算部2
602及び動き検出部2603はそれぞれ、第6の実施
形態の対応する構成要素と同様に機能するものであり、
その詳細説明は省略する。
【0230】この第9の実施形態で新たに設けられたフ
ィルタ部2610は、幾何変換部2601から入力され
た幾何変換データS2602に対して低域遮断処理を行
なって得た幾何変換エッジデータS2610(D’
(R,S,Q))を水平投影分散計算部2602に出力
するものである。なお、フィルタ部2610を設けた意
味合いは、第8の実施形態と同様である。
ィルタ部2610は、幾何変換部2601から入力され
た幾何変換データS2602に対して低域遮断処理を行
なって得た幾何変換エッジデータS2610(D’
(R,S,Q))を水平投影分散計算部2602に出力
するものである。なお、フィルタ部2610を設けた意
味合いは、第8の実施形態と同様である。
【0231】このように水平投影分散計算部2602に
は、幾何変換部2601から出力された幾何変換データ
S2602が入力されるのではなく、フィルタ部261
0から出力された幾何変換エッジデータS2610が入
力されるので、水平投影分散計算部2602は、この幾
何変換エッジデータS2610を処理して投影分散デー
タS2603(PV)を得て動き検出部2603に出力
する。
は、幾何変換部2601から出力された幾何変換データ
S2602が入力されるのではなく、フィルタ部261
0から出力された幾何変換エッジデータS2610が入
力されるので、水平投影分散計算部2602は、この幾
何変換エッジデータS2610を処理して投影分散デー
タS2603(PV)を得て動き検出部2603に出力
する。
【0232】(I−2)第9の実施形態の動作 次に、以上のような各部2601〜2603、2610
からなる第9の実施形態の動画像処理装置の動作を説明
する。
からなる第9の実施形態の動画像処理装置の動作を説明
する。
【0233】なお、上述したように、幾何変換部260
1、水平投影分散計算部2602及び動き検出部260
3はそれぞれ、第6の実施形態の対応する構成要素と同
様に機能し、動作するものであるので、その動作説明は
省略し、以下では、フィルタ部2610の動作を中心に
説明する。
1、水平投影分散計算部2602及び動き検出部260
3はそれぞれ、第6の実施形態の対応する構成要素と同
様に機能し、動作するものであるので、その動作説明は
省略し、以下では、フィルタ部2610の動作を中心に
説明する。
【0234】幾何変換部2601が、図27に示すよう
に、また、第6の実施形態で動作説明したように、入力
された動画像データA(X,Y,T)を順次変換処理し
て得た幾何変換データD(R,S,Q)がフィルタ部2
610に与えられる。
に、また、第6の実施形態で動作説明したように、入力
された動画像データA(X,Y,T)を順次変換処理し
て得た幾何変換データD(R,S,Q)がフィルタ部2
610に与えられる。
【0235】フィルタ部2610に幾何変換データD
(R,S,Q)が入力されると、フィルタ部2610
は、各Q毎の2次元パターンD(R,S,Q)中の水平
方向に平行なエッジパターンを検出し、これにより得ら
れた幾何変換エッジデータD’(R,S,Q)を水平投
影分散計算部2602に出力する。
(R,S,Q)が入力されると、フィルタ部2610
は、各Q毎の2次元パターンD(R,S,Q)中の水平
方向に平行なエッジパターンを検出し、これにより得ら
れた幾何変換エッジデータD’(R,S,Q)を水平投
影分散計算部2602に出力する。
【0236】この幾何変換エッジデータD’(R,S,
Q)の算出方法は、第8の実施形態と同様、従来公知の
エッジ検出方法を適用することができる。この第9の実
施形態では、第8の実施形態に記載の方法を変形し、以
下の手順(1) 及び(2) により、幾何変換エッジデータ
D’(R,S,Q)の算出する。
Q)の算出方法は、第8の実施形態と同様、従来公知の
エッジ検出方法を適用することができる。この第9の実
施形態では、第8の実施形態に記載の方法を変形し、以
下の手順(1) 及び(2) により、幾何変換エッジデータ
D’(R,S,Q)の算出する。
【0237】手順(1) パターンD(R,S,Q)の各
画素毎に画素値の傾き(gr,gs)=(√D/√R,
√D/√S)を計算する。
画素毎に画素値の傾き(gr,gs)=(√D/√R,
√D/√S)を計算する。
【0238】手順(2) 2つの条件、p1<√(gr2
+gs2 )、及び、p2<tan -1(gs/gr)<p3
を満足する画素に対してはD’(R,S,Q)=1(エ
ッジ領域)、その他の画素に対してはD’(R,S,
Q)=0(非エッジ領域)とする。但し、p1はエッジ
と判定される画素間の変化量の最小値を表すパラメータ
であり、例えば、画素値を8ビットで記述する場合には
値16〜64程度の定数とする。p2、p3は水平方向
(R軸に平行な方向)に平行であると判定するためのパ
ラメータであり、p2=−Δφ+π/2、p3=Δφ+
π/2であって、Δφはπ/50程度の定数とする。
+gs2 )、及び、p2<tan -1(gs/gr)<p3
を満足する画素に対してはD’(R,S,Q)=1(エ
ッジ領域)、その他の画素に対してはD’(R,S,
Q)=0(非エッジ領域)とする。但し、p1はエッジ
と判定される画素間の変化量の最小値を表すパラメータ
であり、例えば、画素値を8ビットで記述する場合には
値16〜64程度の定数とする。p2、p3は水平方向
(R軸に平行な方向)に平行であると判定するためのパ
ラメータであり、p2=−Δφ+π/2、p3=Δφ+
π/2であって、Δφはπ/50程度の定数とする。
【0239】この算出手法を適用することにより、水平
方向に近いエッジのうちある程度急峻な変化を持つもの
のみを検出して、これに基づき幾何変換エッジデータ
D’(R,S,Q)を出力する。
方向に近いエッジのうちある程度急峻な変化を持つもの
のみを検出して、これに基づき幾何変換エッジデータ
D’(R,S,Q)を出力する。
【0240】その結果、上述した図27に示すように、
フィルタ部2610が幾何変換データD(R,S,Q)
中の水平方向のエッジパターンを取り出し、幾何変換エ
ッジデータD’(R,S,Q)を作成する。
フィルタ部2610が幾何変換データD(R,S,Q)
中の水平方向のエッジパターンを取り出し、幾何変換エ
ッジデータD’(R,S,Q)を作成する。
【0241】水平投影分散計算部2602は、入力デー
タとして、幾何変換エッジデータD’(R,S,Q)が
入力されるという相違があるが、その処理内容は、第6
の実施形態の水平投影分散計算部と同様である。すなわ
ち、水平投影分散計算部2602は、各Q毎の幾何変換
エッジデータD’(R,S,Q)上で投影分散データP
Vを計算し、動き検出部2603に出力する。
タとして、幾何変換エッジデータD’(R,S,Q)が
入力されるという相違があるが、その処理内容は、第6
の実施形態の水平投影分散計算部と同様である。すなわ
ち、水平投影分散計算部2602は、各Q毎の幾何変換
エッジデータD’(R,S,Q)上で投影分散データP
Vを計算し、動き検出部2603に出力する。
【0242】図28は、この第9の実施形態による水平
投影分散計算部2602の動作を説明する図である。図
28(a)は、この第9の実施形態の構成による動作を
説明するものであり、一方、図28(b)は、フィルタ
部2610を用いない場合の動作を説明するもの、逆に
言えば、フィルタ部2610の効果を説明するための比
較例を示したものある。
投影分散計算部2602の動作を説明する図である。図
28(a)は、この第9の実施形態の構成による動作を
説明するものであり、一方、図28(b)は、フィルタ
部2610を用いない場合の動作を説明するもの、逆に
言えば、フィルタ部2610の効果を説明するための比
較例を示したものある。
【0243】図28(a)に示すように、各Q毎の2次
元パターンD’(R,S,Q)が水平方向に沿った縞状
パターンを形成している場合には、投影データPR1の
変化が最大となり、投影分散データPVも最大となる。
一方、D’(R,S,Q)が水平方向に沿った縞状パタ
ーンを形成していない場合には、投影データPR1の変
化は明瞭でなく、その結果、投影分散データPVは大き
な値とはならない。
元パターンD’(R,S,Q)が水平方向に沿った縞状
パターンを形成している場合には、投影データPR1の
変化が最大となり、投影分散データPVも最大となる。
一方、D’(R,S,Q)が水平方向に沿った縞状パタ
ーンを形成していない場合には、投影データPR1の変
化は明瞭でなく、その結果、投影分散データPVは大き
な値とはならない。
【0244】一方、仮にフィルタ部2610を用いず、
幾何変換データD(R,S,Q)を直接投影分散計算部
2602に入力した場合には、各Q毎の2次元パターン
D(R,S,Q)が縞状パターンを形成していても、図
28(b)に示すように、投影データPR1の変化はさ
ほど大きくなく、投影分散データPVが最大とならない
恐れがある。これは入力画像を構成する画素値のダイナ
ミックレンジが狭いときに、エッジを境界とした2つの
領域間の画素値が近いために起きるものである。
幾何変換データD(R,S,Q)を直接投影分散計算部
2602に入力した場合には、各Q毎の2次元パターン
D(R,S,Q)が縞状パターンを形成していても、図
28(b)に示すように、投影データPR1の変化はさ
ほど大きくなく、投影分散データPVが最大とならない
恐れがある。これは入力画像を構成する画素値のダイナ
ミックレンジが狭いときに、エッジを境界とした2つの
領域間の画素値が近いために起きるものである。
【0245】このような入力画像に対しても、第9の実
施形態のように、フィルタ部2610が幾何変換データ
D(R,S,Q)のエッジを予め検出して、この結果得
られる幾何変換エッジデータD’(R,S,Q)に対し
て投影パターンを求めれば、図28(a)のように、投
影データPR1は明瞭な変化を持つことになる。
施形態のように、フィルタ部2610が幾何変換データ
D(R,S,Q)のエッジを予め検出して、この結果得
られる幾何変換エッジデータD’(R,S,Q)に対し
て投影パターンを求めれば、図28(a)のように、投
影データPR1は明瞭な変化を持つことになる。
【0246】従って、この第9の実施形態におけるフィ
ルタ部2610は、縞状パターンに対する投影データに
明瞭な変化を持たせる効果がある。
ルタ部2610は、縞状パターンに対する投影データに
明瞭な変化を持たせる効果がある。
【0247】以上のようなフィルタ部2610を設けた
ことによる動作の違いを除けば、第6の実施形態と同様
な動作を行なうので、これ以上の動作説明は省略する。
ことによる動作の違いを除けば、第6の実施形態と同様
な動作を行なうので、これ以上の動作説明は省略する。
【0248】以上説明したように、第9の実施形態で
は、幾何変換部2601が制御パラメータθ及びφに基
づいて動画像データA(X,Y,T)を幾何変換データ
D(R,S,Q)に変換し、フィルタ部2610が幾何
変換データD(R,S,Q)中のエッジを示す幾何変換
エッジデータD’(R,S,Q)を作成し、水平投影分
散計算部2602が幾何変換エッジデータD’(R,
S,Q)の投影分散データPVを計算し、動き検出部2
603が投影分散データPVが最大となる場合の制御パ
ラメータθ及びφを決定する。
は、幾何変換部2601が制御パラメータθ及びφに基
づいて動画像データA(X,Y,T)を幾何変換データ
D(R,S,Q)に変換し、フィルタ部2610が幾何
変換データD(R,S,Q)中のエッジを示す幾何変換
エッジデータD’(R,S,Q)を作成し、水平投影分
散計算部2602が幾何変換エッジデータD’(R,
S,Q)の投影分散データPVを計算し、動き検出部2
603が投影分散データPVが最大となる場合の制御パ
ラメータθ及びφを決定する。
【0249】幾何変換部2601での処理は、動画像デ
ータA(X,Y,T)を(X,Y)平面上で角度−θだ
け回転して3次元パターンB(P,Q,T)を作成した
後、座標軸の交換により3次元パターンC(P,T,
Q)を作成し、さらにこれを(R,S)平面上で−φだ
け回転して幾何変換データD(R,S,Q)を得るが、
さらにその後、フィルタ部2610が幾何変換データD
(R,S,Q)のエッジを表す幾何変換エッジデータ
D’(R,S,Q)を計算するので、動画像データA
(X,Y,T)が(X,Y)平面上で角度θ又はθ+π
方向に動く場合、その動きの大きさに応じた角度φを制
御パラメータとして用いることにより、各Q毎の(R,
S)平面上の幾何変換エッジデータD’(R,S,Q)
には水平方向に沿った明瞭な縞状パターンが形成され
る。
ータA(X,Y,T)を(X,Y)平面上で角度−θだ
け回転して3次元パターンB(P,Q,T)を作成した
後、座標軸の交換により3次元パターンC(P,T,
Q)を作成し、さらにこれを(R,S)平面上で−φだ
け回転して幾何変換データD(R,S,Q)を得るが、
さらにその後、フィルタ部2610が幾何変換データD
(R,S,Q)のエッジを表す幾何変換エッジデータ
D’(R,S,Q)を計算するので、動画像データA
(X,Y,T)が(X,Y)平面上で角度θ又はθ+π
方向に動く場合、その動きの大きさに応じた角度φを制
御パラメータとして用いることにより、各Q毎の(R,
S)平面上の幾何変換エッジデータD’(R,S,Q)
には水平方向に沿った明瞭な縞状パターンが形成され
る。
【0250】従って、水平投影分散計算部2602が幾
何変換エッジデータD’(R,S,Q)の水平方向への
投影分散値を計算して、動き検出部2603が該投影分
散値が最大となる場合の制御パラメータθ及びφを検出
することによって、θ及びφの値から動画像A(X,
Y,T)の動き量を決定することができる。
何変換エッジデータD’(R,S,Q)の水平方向への
投影分散値を計算して、動き検出部2603が該投影分
散値が最大となる場合の制御パラメータθ及びφを検出
することによって、θ及びφの値から動画像A(X,
Y,T)の動き量を決定することができる。
【0251】(I−3)第9の実施形態の効果 第9の実施形態によっても、上述した第6の実施形態と
同様な効果を奏することができる。
同様な効果を奏することができる。
【0252】これに加えて、第9の実施形態によれば、
時間軸Tを含む各Q毎の(P,T)平面を幾何学的に
(R,S)平面に変換し、これにより動画像の時間変化
が表現された(R,S)平面上の幾何変換エッジデータ
D’(R,S,Q)上のパターンの特徴を用いて動き量
を検出するので、入力画像を構成する画素値のダイナミ
ックレンジの如何に関わらず、安定に動き量を検出する
ことができる。
時間軸Tを含む各Q毎の(P,T)平面を幾何学的に
(R,S)平面に変換し、これにより動画像の時間変化
が表現された(R,S)平面上の幾何変換エッジデータ
D’(R,S,Q)上のパターンの特徴を用いて動き量
を検出するので、入力画像を構成する画素値のダイナミ
ックレンジの如何に関わらず、安定に動き量を検出する
ことができる。
【0253】(J)第10の実施形態 次に、本発明による動画像処理装置の第10の実施形態
を図面を参照しながら詳述する。
を図面を参照しながら詳述する。
【0254】(J−1)第10の実施形態の構成 図29は、この第10の実施形態による動画像処理装置
の構成を示すブロック図である。図29において、第1
0の実施形態の動画像処理装置は、幾何変換部290
1、フィルタ付水平投影分散計算部2902及び動き検
出部2903から構成されている。
の構成を示すブロック図である。図29において、第1
0の実施形態の動画像処理装置は、幾何変換部290
1、フィルタ付水平投影分散計算部2902及び動き検
出部2903から構成されている。
【0255】この第10の実施形態も、第9の実施形態
と同様に、既述した第6の実施形態の技術的思想にフィ
ルタリングの機能を追加したものである。しかし、第1
0の実施形態は、第9の実施形態のフィルタ部2610
及び水平投影分散計算部2602を融合させたフィルタ
付水平投影分散計算部2902を設けることにより、既
述した第6の実施形態の技術的思想にフィルタリングの
機能を追加している。そのため、幾何変換部2901及
び動き検出部2903は、第6の実施形態の対応する構
成要素と同様に機能するものであり、その詳細説明は省
略する。
と同様に、既述した第6の実施形態の技術的思想にフィ
ルタリングの機能を追加したものである。しかし、第1
0の実施形態は、第9の実施形態のフィルタ部2610
及び水平投影分散計算部2602を融合させたフィルタ
付水平投影分散計算部2902を設けることにより、既
述した第6の実施形態の技術的思想にフィルタリングの
機能を追加している。そのため、幾何変換部2901及
び動き検出部2903は、第6の実施形態の対応する構
成要素と同様に機能するものであり、その詳細説明は省
略する。
【0256】フィルタ付水平投影分散計算部2902
は、幾何変換部2901より幾何変換データS2902
(D(R,S,Q))を入力し、それに対して投影処
理、低域遮断処理を施した後に得た投影分散データS2
903(PV)を動き検出部2903に出力するもので
ある。
は、幾何変換部2901より幾何変換データS2902
(D(R,S,Q))を入力し、それに対して投影処
理、低域遮断処理を施した後に得た投影分散データS2
903(PV)を動き検出部2903に出力するもので
ある。
【0257】(J−1)第10の実施形態の動作 次に、以上のような各部2901〜2903からなる第
10の実施形態の動画像処理装置の動作を説明する。
10の実施形態の動画像処理装置の動作を説明する。
【0258】なお、上述したように、幾何変換部290
1及び動き検出部2903はそれぞれ、第6の実施形態
の対応する構成要素と同様に機能し、動作するものであ
るので、その動作説明は省略し、以下では、フィルタ付
水平投影分散計算部2902の動作を中心に説明する。
1及び動き検出部2903はそれぞれ、第6の実施形態
の対応する構成要素と同様に機能し、動作するものであ
るので、その動作説明は省略し、以下では、フィルタ付
水平投影分散計算部2902の動作を中心に説明する。
【0259】幾何変換部2601が、上述した図18に
示すように、また、第6の実施形態で動作説明したよう
に、入力された動画像データA(X,Y,T)を順次変
換処理して得た幾何変換データD(R,S,Q)がフィ
ルタ付水平投影分散計算部2902に与えられる。
示すように、また、第6の実施形態で動作説明したよう
に、入力された動画像データA(X,Y,T)を順次変
換処理して得た幾何変換データD(R,S,Q)がフィ
ルタ付水平投影分散計算部2902に与えられる。
【0260】フィルタ付水平投影分散計算部2902に
幾何変換データD(R,S,Q)が入力されると、フィ
ルタ付水平投影分散計算部2902は、まず、各Q毎の
幾何変換データD(R,S,Q)上で水平方向への投影
データPR1を計算する。
幾何変換データD(R,S,Q)が入力されると、フィ
ルタ付水平投影分散計算部2902は、まず、各Q毎の
幾何変換データD(R,S,Q)上で水平方向への投影
データPR1を計算する。
【0261】さらに、フィルタ付水平投影計算部290
2は投影データPR1に対して、エッジ検出の処理(フ
ィルタリング)を行ない、その結果を投影データPR2
とする。このエッジ検出の方法としては、従来公知のエ
ッジ検出方法を適用することができる。例えば、投影デ
ータPR1上の局所データによるコンボリューションフ
ィルタを用いる。すなわち、投影データPR2は、(20)
式によって算出することができる。但し、w(i)はフ
ィルタ係数でであり、例えば、w(0)=1.0,w
(1)=w(−1)=0.5,w(eise)=0とす
る。また、(20)式における総和Σはiについてである。
2は投影データPR1に対して、エッジ検出の処理(フ
ィルタリング)を行ない、その結果を投影データPR2
とする。このエッジ検出の方法としては、従来公知のエ
ッジ検出方法を適用することができる。例えば、投影デ
ータPR1上の局所データによるコンボリューションフ
ィルタを用いる。すなわち、投影データPR2は、(20)
式によって算出することができる。但し、w(i)はフ
ィルタ係数でであり、例えば、w(0)=1.0,w
(1)=w(−1)=0.5,w(eise)=0とす
る。また、(20)式における総和Σはiについてである。
【0262】 PR2(s)=|Σw(i)PR1(s+i)| …(20) (20)式で表されるコンボリューションフィルタを適用す
れば、投影データPR1の変化が少なければ投影データ
PR2は0に近い値となり、逆に投影データPR1の変
化が大きければ投影データPR2は大きい値となる。従
って、投影データPR2は、投影データPR1の変化量
に応じた値を持つことになる。
れば、投影データPR1の変化が少なければ投影データ
PR2は0に近い値となり、逆に投影データPR1の変
化が大きければ投影データPR2は大きい値となる。従
って、投影データPR2は、投影データPR1の変化量
に応じた値を持つことになる。
【0263】次に、フィルタ付水平投影分散計算部29
02は、全てのQの値に渡る投影データPR2の分散値
を計算し、これを投影分散データPVとして動き検出部
2903に出力する。
02は、全てのQの値に渡る投影データPR2の分散値
を計算し、これを投影分散データPVとして動き検出部
2903に出力する。
【0264】図30は、この第10の実施形態によるフ
ィルタ付水平投影分散計算部2902の動作を説明する
図である。
ィルタ付水平投影分散計算部2902の動作を説明する
図である。
【0265】入力された幾何変換データD(R,S,
Q)が水平方向の縞状パターンを形成する場合(=動画
像の動きに対応した制御パラメータθ及びφを用いて幾
何変換部2901を動作させた場合)、画像のダイナミ
ックレンジが狭ければ、フィルタ付水平投影分散計算部
2902により得られる投影データPR1は明瞭な変化
を示さない恐れがある。(20)式の計算により投影データ
PR2を求めると、投影データPR1の変化点に応じて
明瞭な変化を持つパターンが得られる。従って、投影分
散データPVは大きい値となる。
Q)が水平方向の縞状パターンを形成する場合(=動画
像の動きに対応した制御パラメータθ及びφを用いて幾
何変換部2901を動作させた場合)、画像のダイナミ
ックレンジが狭ければ、フィルタ付水平投影分散計算部
2902により得られる投影データPR1は明瞭な変化
を示さない恐れがある。(20)式の計算により投影データ
PR2を求めると、投影データPR1の変化点に応じて
明瞭な変化を持つパターンが得られる。従って、投影分
散データPVは大きい値となる。
【0266】一方、入力された幾何変換データD(R,
S,Q)が水平方向の縞状パターンを形成しない場合
(=動画像の動きに対応しない制御パラメータθ及びφ
を用いて幾何変換部2901を動作させた場合)には投
影データPR1は上記の場合に比べ、より変化の少ない
パターンとなるので、投影データPR2もまた明瞭な変
化を持たず、従って、投影分散データPVは小さい値と
なる。
S,Q)が水平方向の縞状パターンを形成しない場合
(=動画像の動きに対応しない制御パラメータθ及びφ
を用いて幾何変換部2901を動作させた場合)には投
影データPR1は上記の場合に比べ、より変化の少ない
パターンとなるので、投影データPR2もまた明瞭な変
化を持たず、従って、投影分散データPVは小さい値と
なる。
【0267】投影データPR1に対する分散値によって
も、縞状パターンを呈しているか否かの違いを知ること
は可能であるが、この第10の実施形態のように、エッ
ジ検出された投影データPR2に対する分散値を用いる
ことによって、縞状パターンを呈している場合の分散値
と縞状パターンを呈していない場合の分散値との差が広
がるので、該分散値によって両者の場合を判別すること
が容易になる。
も、縞状パターンを呈しているか否かの違いを知ること
は可能であるが、この第10の実施形態のように、エッ
ジ検出された投影データPR2に対する分散値を用いる
ことによって、縞状パターンを呈している場合の分散値
と縞状パターンを呈していない場合の分散値との差が広
がるので、該分散値によって両者の場合を判別すること
が容易になる。
【0268】これ以降に動き検出部2903が行なう処
理は、上述したように、第6の実施形態と同様である。
理は、上述したように、第6の実施形態と同様である。
【0269】以上説明したように、第10の実施形態で
は、幾何変換部2901が制御パラメータθ及びφに基
づいて動画像データA(X,Y,T)を幾何変換データ
D(R,S,Q)に変換し、フィルタ付水平投影分散計
算部2902が幾何変換データD(R,S,Q)の投影
データの変化量に基づき投影分散データPVを計算し、
動き検出部2903が投影分散データPVが最大となる
場合の制御パラメータθ及びφを決定する。
は、幾何変換部2901が制御パラメータθ及びφに基
づいて動画像データA(X,Y,T)を幾何変換データ
D(R,S,Q)に変換し、フィルタ付水平投影分散計
算部2902が幾何変換データD(R,S,Q)の投影
データの変化量に基づき投影分散データPVを計算し、
動き検出部2903が投影分散データPVが最大となる
場合の制御パラメータθ及びφを決定する。
【0270】幾何変換部2901での処理は、動画像デ
ータA(X,Y,T)を(X,Y)平面上で角度−θだ
け回転して3次元パターンB(P,Q,T)を作成した
のち、座標軸の交換により3つのQの値に対してのみ3
次元パターンC(P,T,Q)を作成し、さらにこれを
(R,S)平面上で−φだけ回転して幾何変換データD
(R,S,Q)を得るため、動画像データA(X,Y,
T)が(X,Y)平面上で角度θ又はθ+π方向に動く
場合、その動きの大きさに応じた角度φを制御パラメー
タとして用いることにより、各Q毎の(R,S)平面上
の幾何変換データD(R,S,Q)には水平方向に沿っ
た縞状パターンが形成される。さらに、フィルタ付水平
投影分散計算部2902での処理により、該縞状パター
ンのダイナミックレンジの如何にかかわらず投影分散値
は大きい値となる。
ータA(X,Y,T)を(X,Y)平面上で角度−θだ
け回転して3次元パターンB(P,Q,T)を作成した
のち、座標軸の交換により3つのQの値に対してのみ3
次元パターンC(P,T,Q)を作成し、さらにこれを
(R,S)平面上で−φだけ回転して幾何変換データD
(R,S,Q)を得るため、動画像データA(X,Y,
T)が(X,Y)平面上で角度θ又はθ+π方向に動く
場合、その動きの大きさに応じた角度φを制御パラメー
タとして用いることにより、各Q毎の(R,S)平面上
の幾何変換データD(R,S,Q)には水平方向に沿っ
た縞状パターンが形成される。さらに、フィルタ付水平
投影分散計算部2902での処理により、該縞状パター
ンのダイナミックレンジの如何にかかわらず投影分散値
は大きい値となる。
【0271】従って、動き検出部2903がこの投影分
散値が最大となる場合の制御パラメータθ及びφを検出
することによって、θ及びφの値から動画像A(X,
Y,T)の動き量を決定することができる。
散値が最大となる場合の制御パラメータθ及びφを検出
することによって、θ及びφの値から動画像A(X,
Y,T)の動き量を決定することができる。
【0272】(J−3)第10の実施形態の効果 この第10の実施形態によっても、上述した第9の実施
形態と同様な効果を奏することができる。
形態と同様な効果を奏することができる。
【0273】これに加えて、フィルタ処理を、1次元デ
ータである投影データPR1に対して行なうので、第9
の実施形態に比べ、計算量を減らすことができるという
効果もある。
ータである投影データPR1に対して行なうので、第9
の実施形態に比べ、計算量を減らすことができるという
効果もある。
【0274】(K)第11の実施形態 次に、本発明による動画像処理装置の第11の実施形態
を図面を参照しながら詳述する。
を図面を参照しながら詳述する。
【0275】(K−1)第11の実施形態の構成 図31は、この第11の実施形態による動画像処理装置
の構成を示すブロック図である。図31において、第1
1の実施形態の動画像処理装置は、幾何変換部310
1、水平投影分散計算部3102、動き検出部310
3、フィルタ部3110及びパターン重畳部3111か
ら構成されている。
の構成を示すブロック図である。図31において、第1
1の実施形態の動画像処理装置は、幾何変換部310
1、水平投影分散計算部3102、動き検出部310
3、フィルタ部3110及びパターン重畳部3111か
ら構成されている。
【0276】図31及び図26からの比較から明らかな
ように、この第11の実施形態は、上述した第9の実施
形態の構成にさらにパターン重畳部3111を設けたこ
とを特徴とするものである。そのため、幾何変換部31
01、水平投影分散計算部3102、動き検出部310
3及びフィルタ部3110は、第9の実施形態の対応す
る構成要素と同様に機能する。但し、水平投影分散計算
部3102は、パターン重畳部3111が設けられたこ
とにより、入力データが第9の実施形態と異なっている
ので、その処理は、第9の実施形態のものと僅かに異な
っている。
ように、この第11の実施形態は、上述した第9の実施
形態の構成にさらにパターン重畳部3111を設けたこ
とを特徴とするものである。そのため、幾何変換部31
01、水平投影分散計算部3102、動き検出部310
3及びフィルタ部3110は、第9の実施形態の対応す
る構成要素と同様に機能する。但し、水平投影分散計算
部3102は、パターン重畳部3111が設けられたこ
とにより、入力データが第9の実施形態と異なっている
ので、その処理は、第9の実施形態のものと僅かに異な
っている。
【0277】パターン重畳部3111は、フィルタ部3
110より幾何変換エッジデータS3110(D’
(R,S,Q))を入力し、その各Q値毎の(R,S)
2次元データを重畳して得た重畳データS3111(E
(R,S))を水平投影分散計算部3102に出力する
ものである。なお、重畳データE(R,S)は、幾何変
換エッジデータD’(R,S,Q)を定義する3つの軸
のうち、軸R及び軸Sがなす平面上で定義されるデータ
である。
110より幾何変換エッジデータS3110(D’
(R,S,Q))を入力し、その各Q値毎の(R,S)
2次元データを重畳して得た重畳データS3111(E
(R,S))を水平投影分散計算部3102に出力する
ものである。なお、重畳データE(R,S)は、幾何変
換エッジデータD’(R,S,Q)を定義する3つの軸
のうち、軸R及び軸Sがなす平面上で定義されるデータ
である。
【0278】この実施形態の水平投影分散計算部310
2は、パターン重畳部3111より重畳データS311
1を入力し、動き検出部3103に投影分散データS3
103(PV)を出力する。
2は、パターン重畳部3111より重畳データS311
1を入力し、動き検出部3103に投影分散データS3
103(PV)を出力する。
【0279】(K−2)第11の実施形態の動作 次に、以上のような各部3101〜3103、311
0、3111からなる第11の実施形態の動画像処理装
置の動作を説明する。
0、3111からなる第11の実施形態の動画像処理装
置の動作を説明する。
【0280】なお、上述したように、幾何変換部310
1、動き検出部3103及びフィルタ部3110はそれ
ぞれ、第9の実施形態の対応する構成要素と同様に機能
し、動作するものであるので、その動作説明は省略し、
以下では、パターン重畳部3111の動作を中心に説明
し、水平投影分散計算部3102についてはパターン重
畳部3111が設けられたことにより第9の実施形態と
異なる動作となった点を説明する。
1、動き検出部3103及びフィルタ部3110はそれ
ぞれ、第9の実施形態の対応する構成要素と同様に機能
し、動作するものであるので、その動作説明は省略し、
以下では、パターン重畳部3111の動作を中心に説明
し、水平投影分散計算部3102についてはパターン重
畳部3111が設けられたことにより第9の実施形態と
異なる動作となった点を説明する。
【0281】パターン重畳部3111に幾何変換エッジ
データD’(R,S,Q)が入力されると、パターン重
畳部3111は各Q毎の2次元パターンD’(R,S,
Q)を重畳して重畳データE(R,S)を計算する。こ
の第11の実施形態では、このパターン重畳方法とし
て、E(R,S)=ΣD’(R,S,Q)を計算するこ
とにより求めるが(総和ΣはQについて)、各Q毎の幾
何変換エッジデータD’(R,S,Q)上の画素(R、
S)の値が重畳データE(R,S)上の対応する画素
(R、S)の値に反映されるならば、他の好適な方法を
用いても良い。
データD’(R,S,Q)が入力されると、パターン重
畳部3111は各Q毎の2次元パターンD’(R,S,
Q)を重畳して重畳データE(R,S)を計算する。こ
の第11の実施形態では、このパターン重畳方法とし
て、E(R,S)=ΣD’(R,S,Q)を計算するこ
とにより求めるが(総和ΣはQについて)、各Q毎の幾
何変換エッジデータD’(R,S,Q)上の画素(R、
S)の値が重畳データE(R,S)上の対応する画素
(R、S)の値に反映されるならば、他の好適な方法を
用いても良い。
【0282】図32は、パターン重畳部3111の動作
を説明する図である。第9の実施形態において説明した
ように、動画像A(X,Y,T)の動きに対応した制御
パラメータθ及びφを用いることにより、幾何変換エッ
ジデータD’(R,S,Q)は、図32に示すような水
平方向に伸びるエッジパターンが形成される。これらの
パターンは、各Qの値によって異なるパターンではある
が、水平方向に伸びるエッジパターンを形成するという
共通の特徴を持つ。従って、これらのパターンを重畳す
ることによって、重畳データE(R,S)上には水平方
向へのエッジパターンがより多く形成されることにな
る。一方、動画像A(X,Y,T)の動きに対応してい
ない制御パラメータθ及びφを用いる場合には、重畳デ
ータE(R,S)上のパターンは水平方向に揃ったエッ
ジパターンは形成されない。
を説明する図である。第9の実施形態において説明した
ように、動画像A(X,Y,T)の動きに対応した制御
パラメータθ及びφを用いることにより、幾何変換エッ
ジデータD’(R,S,Q)は、図32に示すような水
平方向に伸びるエッジパターンが形成される。これらの
パターンは、各Qの値によって異なるパターンではある
が、水平方向に伸びるエッジパターンを形成するという
共通の特徴を持つ。従って、これらのパターンを重畳す
ることによって、重畳データE(R,S)上には水平方
向へのエッジパターンがより多く形成されることにな
る。一方、動画像A(X,Y,T)の動きに対応してい
ない制御パラメータθ及びφを用いる場合には、重畳デ
ータE(R,S)上のパターンは水平方向に揃ったエッ
ジパターンは形成されない。
【0283】水平投影分散計算部3102に重畳データ
E(R,S)が入力されると、水平投影分散計算部31
02は、この重畳データE(R,S)に対して水平方向
(R軸に平行な方向)への投影データPR1を計算し、
さらに投影データPR1の分散値を求め、これを投影分
散データPVとして動き検出部3101に出力する。
E(R,S)が入力されると、水平投影分散計算部31
02は、この重畳データE(R,S)に対して水平方向
(R軸に平行な方向)への投影データPR1を計算し、
さらに投影データPR1の分散値を求め、これを投影分
散データPVとして動き検出部3101に出力する。
【0284】従って、図32に示すような水平方向に沿
ったエッジパターンを持つ重畳データE(R,S)に対
しては投影データPR1は変化が大きいので、投影分散
データPVは大きい値を持つ。一方、重畳データE
(R,S)に水平方向に沿ったエッジパターンが形成さ
れない場合(=動画像の動きに対応していない制御パラ
メータθ及びφを用いて幾何変換部3101及びフィル
タ部3110及びパターン重畳部3111を動作した場
合)には、投影データPR1は明瞭な変化が得られず、
その結果投影分散データPVは小さい値となる。
ったエッジパターンを持つ重畳データE(R,S)に対
しては投影データPR1は変化が大きいので、投影分散
データPVは大きい値を持つ。一方、重畳データE
(R,S)に水平方向に沿ったエッジパターンが形成さ
れない場合(=動画像の動きに対応していない制御パラ
メータθ及びφを用いて幾何変換部3101及びフィル
タ部3110及びパターン重畳部3111を動作した場
合)には、投影データPR1は明瞭な変化が得られず、
その結果投影分散データPVは小さい値となる。
【0285】動き検出部3103は、投影分散データP
Vが入力されたときには、第9の実施形態と同様に動作
する。
Vが入力されたときには、第9の実施形態と同様に動作
する。
【0286】以上説明したように、第11の実施形態で
は、幾何変換部3101が制御パラメータθ及びφに基
づいて動画像データA(X,Y,T)を幾何変換データ
D(R,S,Q)に変換し、フィルタ部3110が幾何
変換データD(R,S,Q)中のエッジを示す幾何変換
エッジデータD’(R,S,Q)を作成し、パターン重
畳部3111が幾何変換エッジデータD’(R,S,
Q)の各Q毎のパターンを重畳して重畳パターンE
(R,S)を計算し、水平投影分散計算部3102が重
畳パターンE(R,S)の投影分散データPVを計算
し、動き検出部3103が投影分散データPVが最大と
なる場合の制御パラメータθ及びφを決定する。
は、幾何変換部3101が制御パラメータθ及びφに基
づいて動画像データA(X,Y,T)を幾何変換データ
D(R,S,Q)に変換し、フィルタ部3110が幾何
変換データD(R,S,Q)中のエッジを示す幾何変換
エッジデータD’(R,S,Q)を作成し、パターン重
畳部3111が幾何変換エッジデータD’(R,S,
Q)の各Q毎のパターンを重畳して重畳パターンE
(R,S)を計算し、水平投影分散計算部3102が重
畳パターンE(R,S)の投影分散データPVを計算
し、動き検出部3103が投影分散データPVが最大と
なる場合の制御パラメータθ及びφを決定する。
【0287】幾何変換部3101での処理は、動画像デ
ータA(X,Y,T)を(X,Y)平面上で角度−θだ
け回転して3次元パターンB(P,Q,T)を作成した
のち、座標軸の交換により3次元パターンC(P,T,
Q)を作成し、さらにこれを(R,S)平面上で−φだ
け回転して幾何変換データD(R,S,Q)を得るが、
さらにその後、フィルタ部3110が幾何変換データD
(R,S,Q)のエッジを表す幾何変換エッジデータ
D’(R,S,Q)を計算するので、動画像データA
(X,Y,T)が(X,Y)平面上で角度θ又はθ+π
方向に動く場合、その動きの大きさに応じた角度φを制
御パラメータとして用いることにより、各Q毎の(R,
S)平面上の幾何変換エッジデータD’(R,S,Q)
には水平方向に沿った明瞭な縞状パターンが形成され
る。
ータA(X,Y,T)を(X,Y)平面上で角度−θだ
け回転して3次元パターンB(P,Q,T)を作成した
のち、座標軸の交換により3次元パターンC(P,T,
Q)を作成し、さらにこれを(R,S)平面上で−φだ
け回転して幾何変換データD(R,S,Q)を得るが、
さらにその後、フィルタ部3110が幾何変換データD
(R,S,Q)のエッジを表す幾何変換エッジデータ
D’(R,S,Q)を計算するので、動画像データA
(X,Y,T)が(X,Y)平面上で角度θ又はθ+π
方向に動く場合、その動きの大きさに応じた角度φを制
御パラメータとして用いることにより、各Q毎の(R,
S)平面上の幾何変換エッジデータD’(R,S,Q)
には水平方向に沿った明瞭な縞状パターンが形成され
る。
【0288】従って、パターン重畳部3111が幾何変
換エッジデータD’(R,S,Q)を重畳して重畳デー
タE(R,S)を作成し、水平投影分散計算部3102
が重畳データE(R,S)の水平方向への投影分散値を
計算して、動き検出部3103が該投影分散値が最大と
なる場合の制御パラメータθ及びφを検出することによ
って、θ及びφの値から動画像A(X,Y,T)の動き
量を決定することができる。
換エッジデータD’(R,S,Q)を重畳して重畳デー
タE(R,S)を作成し、水平投影分散計算部3102
が重畳データE(R,S)の水平方向への投影分散値を
計算して、動き検出部3103が該投影分散値が最大と
なる場合の制御パラメータθ及びφを検出することによ
って、θ及びφの値から動画像A(X,Y,T)の動き
量を決定することができる。
【0289】(K−3)第11の実施形態の効果 この第11の実施形態によっても、上述した第9の実施
形態と同様な効果を奏することができる。
形態と同様な効果を奏することができる。
【0290】これに加えて、第11の実施形態によれ
ば、投影分散データPR1の計算は、重畳データE
(R,S)に対してだけ行なえば良いので、幾何変換エ
ッジデータD’(R,S,Q)に対して処理を行なう第
9の実施形態に比較しても、計算量を減少させることが
できる。
ば、投影分散データPR1の計算は、重畳データE
(R,S)に対してだけ行なえば良いので、幾何変換エ
ッジデータD’(R,S,Q)に対して処理を行なう第
9の実施形態に比較しても、計算量を減少させることが
できる。
【0291】(L)第12の実施形態 次に、本発明による動画像処理装置の第12の実施形態
を図面を参照しながら詳述する。
を図面を参照しながら詳述する。
【0292】(L−1)第12の実施形態の構成 図33は、この第12の実施形態による動画像処理装置
の構成を示すブロック図である。図33において、第1
2の実施形態の動画像処理装置は、幾何変換部330
1、ハフ変換部3302、動き検出部3303、フィル
タ部3310及びパターン重畳部3311から構成され
ている。
の構成を示すブロック図である。図33において、第1
2の実施形態の動画像処理装置は、幾何変換部330
1、ハフ変換部3302、動き検出部3303、フィル
タ部3310及びパターン重畳部3311から構成され
ている。
【0293】幾何変換部3301は、装置外部より動画
像データS3301(A(X,Y,T))を入力し、動
き検出部3303より制御パラメータS3304(θ)
を入力し、幾何変換データS3302(C(P,T,
Q))を得てフィルタ部3310に出力するものであ
る。この幾何変換部3301は、第8の実施形態におけ
る幾何変換部と同様なものである。
像データS3301(A(X,Y,T))を入力し、動
き検出部3303より制御パラメータS3304(θ)
を入力し、幾何変換データS3302(C(P,T,
Q))を得てフィルタ部3310に出力するものであ
る。この幾何変換部3301は、第8の実施形態におけ
る幾何変換部と同様なものである。
【0294】フィルタ部3310は、幾何変換部330
1より幾何変換データS3302を入力し、幾何変換エ
ッジデータS3310(C’(P,T,Q))をパター
ン重畳部3311に出力するものである。この第12の
実施形態のフィルタ部3310には、動き検出部330
3から制御パラメータφは与えられておらず、フィルタ
部3310は、フィルタリング方向を意識することな
く、2次元のフィルタリングによって幾何変換エッジデ
ータS3310を形成する。
1より幾何変換データS3302を入力し、幾何変換エ
ッジデータS3310(C’(P,T,Q))をパター
ン重畳部3311に出力するものである。この第12の
実施形態のフィルタ部3310には、動き検出部330
3から制御パラメータφは与えられておらず、フィルタ
部3310は、フィルタリング方向を意識することな
く、2次元のフィルタリングによって幾何変換エッジデ
ータS3310を形成する。
【0295】パターン重畳部3311は、フィルタ部3
310より幾何変換エッジデータS3310を入力し
て、重畳データS3311(F(P,T))を得てハフ
変換部3302に出力するものである。
310より幾何変換エッジデータS3310を入力し
て、重畳データS3311(F(P,T))を得てハフ
変換部3302に出力するものである。
【0296】ハフ変換部3302は、パターン重畳33
11より重畳データS3311を入力して、縞特性デー
タS3303((φ,HV))を得て動き検出部330
3に出力するものである。ハフ変換部3302の機能に
ついては動作説明で明らかにする。
11より重畳データS3311を入力して、縞特性デー
タS3303((φ,HV))を得て動き検出部330
3に出力するものである。ハフ変換部3302の機能に
ついては動作説明で明らかにする。
【0297】動き検出部3303は、幾何変換部330
1に制御パラメータS3304を出力し、ハフ変換部3
302より縞特性データS3303を入力し、制御パラ
メータS3304や縞特性データS3303に基づい
て、動き量S3306((V,α))を得て装置外部に
出力するものである。
1に制御パラメータS3304を出力し、ハフ変換部3
302より縞特性データS3303を入力し、制御パラ
メータS3304や縞特性データS3303に基づい
て、動き量S3306((V,α))を得て装置外部に
出力するものである。
【0298】ここで、重畳データF(P,T)は、幾何
変換エッジデータC’(P,T,Q)を定義する3つの
軸のうち、軸P及び軸Tがなす平面上で定義されるデー
タである。また、縞特性(φ,HV)は、パラメータφ
が第8の実施形態における制御パラメータφに相当する
量を表し、パラメータHVがハフ変換評価値を表してい
る。
変換エッジデータC’(P,T,Q)を定義する3つの
軸のうち、軸P及び軸Tがなす平面上で定義されるデー
タである。また、縞特性(φ,HV)は、パラメータφ
が第8の実施形態における制御パラメータφに相当する
量を表し、パラメータHVがハフ変換評価値を表してい
る。
【0299】(L−2)第12の実施形態の動作 次に、以上のような各部3301〜3303、331
0、3311からなる第11の実施形態の動画像処理装
置の動作を説明する。なお、幾何変換部3301だけ
が、第8の実施形態における幾何変換部と同一の機能を
持っている。
0、3311からなる第11の実施形態の動画像処理装
置の動作を説明する。なお、幾何変換部3301だけ
が、第8の実施形態における幾何変換部と同一の機能を
持っている。
【0300】外部からの動作開始命令によりこの動画像
処理装置は動作を開始する。このときまず、動き検出部
3303は、制御パラメータθ(但し、|θ|=π/
2)に初期値に設定して、これを幾何変換部101に出
力する。
処理装置は動作を開始する。このときまず、動き検出部
3303は、制御パラメータθ(但し、|θ|=π/
2)に初期値に設定して、これを幾何変換部101に出
力する。
【0301】幾何変換部3301は、動き検出部330
3より制御パラメータθを入力すると、第8の実施形態
における幾何変換部と同様に動作して、外部から入力さ
れた動画像データA(X,Y,T)を幾何変換データC
(P,T,Q)に変換してフィルタ部3310に出力す
る。
3より制御パラメータθを入力すると、第8の実施形態
における幾何変換部と同様に動作して、外部から入力さ
れた動画像データA(X,Y,T)を幾何変換データC
(P,T,Q)に変換してフィルタ部3310に出力す
る。
【0302】次に、フィルタ部3310に幾何変換デー
タC(P,T,Q)が入力されると、フィルタ部331
0は、各Q毎の2次元パターンC(P,T,Q)中のエ
ッジパターンを検出し、検出された幾何変換エッジデー
タC’(P,T,Q)をパターン重畳部3311に出力
する。
タC(P,T,Q)が入力されると、フィルタ部331
0は、各Q毎の2次元パターンC(P,T,Q)中のエ
ッジパターンを検出し、検出された幾何変換エッジデー
タC’(P,T,Q)をパターン重畳部3311に出力
する。
【0303】この幾何変換エッジデータC’(P,T,
Q)の算出方法は、従来公知のエッジ検出方法を適用す
ることができる。ここでは、3×3画素サイズの2次元
コンボリューションフィルタを用いて幾何変換エッジデ
ータC’(P,T,Q)を計算するとした。すなわち、
(21)式に従って、幾何変換エッジデータC’(P,T,
Q)を算出することとした。なお、(21)式における総和
ΣΣはi及びjについてである。また、w(i,j)は
フィルタ係数でであり、例えば、w(0,0)=4、w
(−1,0)=w(1,0)=w(0,−1)=w
(0,1)=−1、w(else)=0とする。(21)式
の処理により、幾何変換データC(P,T,Q)中のエ
ッジ部分を取り出したパターンが幾何変換エッジデータ
C’(P,T,Q)として得られる。
Q)の算出方法は、従来公知のエッジ検出方法を適用す
ることができる。ここでは、3×3画素サイズの2次元
コンボリューションフィルタを用いて幾何変換エッジデ
ータC’(P,T,Q)を計算するとした。すなわち、
(21)式に従って、幾何変換エッジデータC’(P,T,
Q)を算出することとした。なお、(21)式における総和
ΣΣはi及びjについてである。また、w(i,j)は
フィルタ係数でであり、例えば、w(0,0)=4、w
(−1,0)=w(1,0)=w(0,−1)=w
(0,1)=−1、w(else)=0とする。(21)式
の処理により、幾何変換データC(P,T,Q)中のエ
ッジ部分を取り出したパターンが幾何変換エッジデータ
C’(P,T,Q)として得られる。
【0304】 C’(P,T,Q) =ΣΣ w(i,j)C(P+i,T+j,Q) …(21) 次に、パターン重畳部3311は、幾何変換エッジデー
タC’(P,T,Q)を入力すると、各Q毎の2次元パ
ターンC’(P,T,Q)を重畳して重畳データF
(P,T)を計算する。この第12の実施形態における
パターン重畳部3311の動作は、第11の実施形態に
おけるパターン重畳部の動作と同様である。すなわち、
重畳の方法として、F(R,S)=ΣC’(P,T,
Q)を計算している。
タC’(P,T,Q)を入力すると、各Q毎の2次元パ
ターンC’(P,T,Q)を重畳して重畳データF
(P,T)を計算する。この第12の実施形態における
パターン重畳部3311の動作は、第11の実施形態に
おけるパターン重畳部の動作と同様である。すなわち、
重畳の方法として、F(R,S)=ΣC’(P,T,
Q)を計算している。
【0305】この時点において、動画像A(X,Y,
T)の動きに対応した制御パラメータθを用いて幾何変
換部3301を動作させると、重畳データF(P,T)
には縞状パターンが形成される。一方、動画像A(X,
Y,T)の動きに対応していない制御パラメータθを用
いて幾何変換部3301を動作させた場合には、重畳デ
ータF(P,T)には縞状パターンは形成されない。
T)の動きに対応した制御パラメータθを用いて幾何変
換部3301を動作させると、重畳データF(P,T)
には縞状パターンが形成される。一方、動画像A(X,
Y,T)の動きに対応していない制御パラメータθを用
いて幾何変換部3301を動作させた場合には、重畳デ
ータF(P,T)には縞状パターンは形成されない。
【0306】次に、ハフ変換部3302に重畳データF
(P,T)が入力されると、重畳パターンF(P,T)
中の縞の方向φと、その確からしさを示すハフ変換評価
値HVとからなる縞特性データ(φ,HV)を計算し、
動き検出部3303に出力する。
(P,T)が入力されると、重畳パターンF(P,T)
中の縞の方向φと、その確からしさを示すハフ変換評価
値HVとからなる縞特性データ(φ,HV)を計算し、
動き検出部3303に出力する。
【0307】図34は、このような処理を行なうハフ変
換部3302の動作を説明する図である。
換部3302の動作を説明する図である。
【0308】この第12の実施形態のハフ変換部330
2は、まず、重畳データF(P,T)をハフ変換データ
H(a,b)に変換する。すなわち、重畳データF
(P,T)において、その値が所定の閾値を越える、言
い換えるとエッジを構成している(P,T)に対して、
T=Pa+bの関係式を満足する点群(a,b)に対す
るデータH(a,b)に投票を行なう(すなわち、H
(a,b)の値をインクリメントする)。ここで、重畳
データF(P,T)が縞状パターンを形成する場合に
は、縞の方向φと上記パラメータaの間には(22)式の関
係が成り立つ。
2は、まず、重畳データF(P,T)をハフ変換データ
H(a,b)に変換する。すなわち、重畳データF
(P,T)において、その値が所定の閾値を越える、言
い換えるとエッジを構成している(P,T)に対して、
T=Pa+bの関係式を満足する点群(a,b)に対す
るデータH(a,b)に投票を行なう(すなわち、H
(a,b)の値をインクリメントする)。ここで、重畳
データF(P,T)が縞状パターンを形成する場合に
は、縞の方向φと上記パラメータaの間には(22)式の関
係が成り立つ。
【0309】 a=tan φ …(22) 従って、このような重畳データF(P,T)に対するハ
フ変換データH(a,b)においては、(22)式を満たす
パラメータaに値が集中しやすくなる。
フ変換データH(a,b)においては、(22)式を満たす
パラメータaに値が集中しやすくなる。
【0310】そこで、ハフ変換部3302は、データH
(a,b)を軸bに平行な方向に投影し、その投影デー
タ中の最大値HV=maxΣH(a,b)を与えるパラ
メータaを検出する(最大値maxの探索はaをパラメ
ータとし、総和Σはbについてである)。さらにハフ変
換部3302は、このときのパラメータaから、(22)式
に基づいてパラメータφを求め、縞特性データ(φ,H
V)を出力する。
(a,b)を軸bに平行な方向に投影し、その投影デー
タ中の最大値HV=maxΣH(a,b)を与えるパラ
メータaを検出する(最大値maxの探索はaをパラメ
ータとし、総和Σはbについてである)。さらにハフ変
換部3302は、このときのパラメータaから、(22)式
に基づいてパラメータφを求め、縞特性データ(φ,H
V)を出力する。
【0311】従って、重畳データF(P,T)が縞状パ
ターンを形成する場合には、パラメータφは縞の方向を
示すことになり、ハフ変換評価値HVは大きい値を持
つ。一方、重畳データF(P,T)が縞状パターンを形
成しない場合には、ハフ変換データH(a,b)上で特
定のパラメータaに値が集中せず、その結果ハフ変換評
価値HVは小さい値となる。
ターンを形成する場合には、パラメータφは縞の方向を
示すことになり、ハフ変換評価値HVは大きい値を持
つ。一方、重畳データF(P,T)が縞状パターンを形
成しない場合には、ハフ変換データH(a,b)上で特
定のパラメータaに値が集中せず、その結果ハフ変換評
価値HVは小さい値となる。
【0312】ハフ変換は、画像中の直線が歪んでいた
り、雑音が含まれる場合に対しても「投票」という統計
的な処理によって、直線の傾きを精度良く検出できる。
従って、ハフ変換部3302によれば、重畳データF
(P,T)が厳密な縞状パターンでない場合(動画像の
動きが微妙に揺らいでいる場合や動画像中に雑音が含ま
れる場合など)に対しても、縞の方向を正確に検出する
ことができる。
り、雑音が含まれる場合に対しても「投票」という統計
的な処理によって、直線の傾きを精度良く検出できる。
従って、ハフ変換部3302によれば、重畳データF
(P,T)が厳密な縞状パターンでない場合(動画像の
動きが微妙に揺らいでいる場合や動画像中に雑音が含ま
れる場合など)に対しても、縞の方向を正確に検出する
ことができる。
【0313】因に、上述した第8の実施形態の場合に
は、幾何変換エッジデータC’(P,T,Q)に対する
投影データに基づいて縞方向を検出するが、該C’
(P,T,Q)が厳密な縞状パターンからある程度はず
れたパターンになると、投影データには明瞭な変化が現
れなくなる恐れがある。この第12の実施形態でのハフ
変換部3302による構成は、第8の実施形態より縞の
方向を正確に検出できることが期待される。
は、幾何変換エッジデータC’(P,T,Q)に対する
投影データに基づいて縞方向を検出するが、該C’
(P,T,Q)が厳密な縞状パターンからある程度はず
れたパターンになると、投影データには明瞭な変化が現
れなくなる恐れがある。この第12の実施形態でのハフ
変換部3302による構成は、第8の実施形態より縞の
方向を正確に検出できることが期待される。
【0314】次に、動き検出部3303は、ハフ変換部
3302より縞特性データ(φ,HV)を入力すると、
このデータを内部で記憶した最大ハフ変換評価値HVm
(初期状態では値0を記憶)と比較し、入力されたハフ
変換評価値HVの方が大きければ、この値を最大投影分
散データHVmとして記憶し直すと共に、このときの2
つの制御パラメータθ及びパラメータφをそれぞれθm
及びφmとして記憶する。
3302より縞特性データ(φ,HV)を入力すると、
このデータを内部で記憶した最大ハフ変換評価値HVm
(初期状態では値0を記憶)と比較し、入力されたハフ
変換評価値HVの方が大きければ、この値を最大投影分
散データHVmとして記憶し直すと共に、このときの2
つの制御パラメータθ及びパラメータφをそれぞれθm
及びφmとして記憶する。
【0315】次に、動き検出部3303は、制御パラメ
ータθを−π/2〜π/2の範囲内で変更して再設定
し、幾何変換部3301に出力する。この実施形態で
は、上記変更はπ/100単位で行なわれる。上記制御
パラメータの再設定が行なわれる毎に、上述したと同様
に、幾何変換部3301、フィルタ部3310、パター
ン重畳部3311、ハフ変換部3302及び動き検出部
3303の動作が行なわれる。
ータθを−π/2〜π/2の範囲内で変更して再設定
し、幾何変換部3301に出力する。この実施形態で
は、上記変更はπ/100単位で行なわれる。上記制御
パラメータの再設定が行なわれる毎に、上述したと同様
に、幾何変換部3301、フィルタ部3310、パター
ン重畳部3311、ハフ変換部3302及び動き検出部
3303の動作が行なわれる。
【0316】その結果、動き検出部3303において
は、全ての制御パラメータθのうち、重畳データF
(P,T)上の縞状パターンが最も明瞭になる場合のパ
ラメータθ及びそのときの縞方向φに対してハフ変換評
価値HVが最大値HVmとなり、そのときのθ及びφが
θm及びφmとして記憶されることになる。
は、全ての制御パラメータθのうち、重畳データF
(P,T)上の縞状パターンが最も明瞭になる場合のパ
ラメータθ及びそのときの縞方向φに対してハフ変換評
価値HVが最大値HVmとなり、そのときのθ及びφが
θm及びφmとして記憶されることになる。
【0317】上述したように、動画像データA(X,
Y,T)がθ又はθ+πの方向に動く場合、角度θを制
御パラメータとして幾何変換部3301及びフィルタ部
3310より得られる幾何変換エッジデータC’(P,
T,Q)には明瞭な縞状パターンが形成され、従って、
パターン重畳部3311から得られる重畳データF
(P,T)にも明瞭な縞状パターンが形成され、さら
に、その縞方向はハフ変換部3302より得られるハフ
変換評価値HVが最大値となる場合のパラメータφであ
ることから、動き検出部3303が記憶するパラメータ
θm及びφmは、動画像データA(X,Y,T)の動き
に対応した値となる。
Y,T)がθ又はθ+πの方向に動く場合、角度θを制
御パラメータとして幾何変換部3301及びフィルタ部
3310より得られる幾何変換エッジデータC’(P,
T,Q)には明瞭な縞状パターンが形成され、従って、
パターン重畳部3311から得られる重畳データF
(P,T)にも明瞭な縞状パターンが形成され、さら
に、その縞方向はハフ変換部3302より得られるハフ
変換評価値HVが最大値となる場合のパラメータφであ
ることから、動き検出部3303が記憶するパラメータ
θm及びφmは、動画像データA(X,Y,T)の動き
に対応した値となる。
【0318】そこで、動き検出部3303は、既述した
実施形態と同様にして、パラメータθm及びφmに基づ
いて、動画像データA(X,Y,T)の動き量S330
6((V,α))を計算し、外部へ出力する。
実施形態と同様にして、パラメータθm及びφmに基づ
いて、動画像データA(X,Y,T)の動き量S330
6((V,α))を計算し、外部へ出力する。
【0319】以上説明したように、第12の実施形態で
は、幾何変換部3301が制御パラメータθに基づいて
動画像データA(X,Y,T)を幾何変換データC
(P,T,Q)に変換し、フィルタ部3310が制御パ
ラメータφに基づいて幾何変換データC(P,T,Q)
中のエッジを示す幾何変換エッジデータC’(P,T,
Q)を作成し、パターン重畳部3311が幾何変換エッ
ジデータC’(P,T,Q)の各Q毎の平面パターンを
重畳して重畳データF(P,T)を作成し、ハフ変換部
3302が重畳データF(P,T)に基づいて縞の方向
φとその確からしさを示すハフ変換評価値HVを計算
し、動き検出部3303がハフ変換評価値HVが最大と
なる場合の制御パラメータθ及びφを決定する。
は、幾何変換部3301が制御パラメータθに基づいて
動画像データA(X,Y,T)を幾何変換データC
(P,T,Q)に変換し、フィルタ部3310が制御パ
ラメータφに基づいて幾何変換データC(P,T,Q)
中のエッジを示す幾何変換エッジデータC’(P,T,
Q)を作成し、パターン重畳部3311が幾何変換エッ
ジデータC’(P,T,Q)の各Q毎の平面パターンを
重畳して重畳データF(P,T)を作成し、ハフ変換部
3302が重畳データF(P,T)に基づいて縞の方向
φとその確からしさを示すハフ変換評価値HVを計算
し、動き検出部3303がハフ変換評価値HVが最大と
なる場合の制御パラメータθ及びφを決定する。
【0320】幾何変換部3301での処理では、動画像
データA(X,Y,T)を(X,Y)平面上で角度−θ
だけ回転して3次元パターンB(P,Q,T)を作成し
たのち、座標軸の交換により幾何変換データC(P,
T,Q)を得るが、さらにその後、フィルタ部3310
が幾何変換データC(P,T,Q)のエッジを表す幾何
変換エッジデータC’(P,T,Q)を計算するので、
動画像データA(X,Y,T)が(X,Y)平面上で角
度θ又はθ+π方向に動く場合には、各Q毎の(P,
T)平面上の幾何変換エッジデータC’(P,T,Q)
には明瞭な縞状パターンが形成され、さらに、その縞の
方向φは該動きの大きさに対応することになる。
データA(X,Y,T)を(X,Y)平面上で角度−θ
だけ回転して3次元パターンB(P,Q,T)を作成し
たのち、座標軸の交換により幾何変換データC(P,
T,Q)を得るが、さらにその後、フィルタ部3310
が幾何変換データC(P,T,Q)のエッジを表す幾何
変換エッジデータC’(P,T,Q)を計算するので、
動画像データA(X,Y,T)が(X,Y)平面上で角
度θ又はθ+π方向に動く場合には、各Q毎の(P,
T)平面上の幾何変換エッジデータC’(P,T,Q)
には明瞭な縞状パターンが形成され、さらに、その縞の
方向φは該動きの大きさに対応することになる。
【0321】従って、ハフ変換部3302が重畳データ
F(P,T)をハフ変換して縞の方向φとハフ変換評価
値HVを計算し、動き検出部3303が該ハフ変換評価
値HVが最大となる場合の制御パラメータθ及びφを検
出することによって、θ及びφの値から動画像A(X,
Y,T)の動き量を決定することができる。
F(P,T)をハフ変換して縞の方向φとハフ変換評価
値HVを計算し、動き検出部3303が該ハフ変換評価
値HVが最大となる場合の制御パラメータθ及びφを検
出することによって、θ及びφの値から動画像A(X,
Y,T)の動き量を決定することができる。
【0322】(L−3)第12の実施形態の効果 この第12の実施形態によっても、上述した第12の実
施形態とほぼ同様な効果を奏することができる。
施形態とほぼ同様な効果を奏することができる。
【0323】これに加えて、第12の実施形態によれ
ば、パターン重畳部3311が幾何変換エッジデータ
C’(P,T,Q)の各Q毎の平面データを重畳して重
畳データF(P,T)を作成し、ハフ変換部3302が
ハフ変換によって重畳データF(P,T)上の縞方向を
検出するので、第8の実施形態のような幾何変換エッジ
データC’(P,T,Q)への投影データに基づいて縞
方向を検出する場合に比べ、高精度に動きを検出するこ
とができる。
ば、パターン重畳部3311が幾何変換エッジデータ
C’(P,T,Q)の各Q毎の平面データを重畳して重
畳データF(P,T)を作成し、ハフ変換部3302が
ハフ変換によって重畳データF(P,T)上の縞方向を
検出するので、第8の実施形態のような幾何変換エッジ
データC’(P,T,Q)への投影データに基づいて縞
方向を検出する場合に比べ、高精度に動きを検出するこ
とができる。
【0324】(M)他の実施形態 本発明は、上述した各実施形態のものに限定されるもの
ではなく、同一の技術的思想下にある種々の変形実施形
態を許容するものであり、そのいくつかを例示すると以
下の通りである。
ではなく、同一の技術的思想下にある種々の変形実施形
態を許容するものであり、そのいくつかを例示すると以
下の通りである。
【0325】(M-1) 第1〜第11の実施形態では、動
画像処理装置を、投影データの分散値に基づいて縞方向
を検出するよう構成した場合につき説明したが、他の構
成として、投影データの変動量を示す評価値を予め設定
し、この評価値に基づいて縞方向を検出するように構成
しても良い。例えば、投影データを1次元信号列とみな
したときの微分(又は差分)パターンを求め、その絶対
値の総和を上記評価値としても良い。この場合には、投
影データの変動が激しいほど評価値は大きい値となるの
で、第1〜第11の実施形態と同様の効果が得られる。
画像処理装置を、投影データの分散値に基づいて縞方向
を検出するよう構成した場合につき説明したが、他の構
成として、投影データの変動量を示す評価値を予め設定
し、この評価値に基づいて縞方向を検出するように構成
しても良い。例えば、投影データを1次元信号列とみな
したときの微分(又は差分)パターンを求め、その絶対
値の総和を上記評価値としても良い。この場合には、投
影データの変動が激しいほど評価値は大きい値となるの
で、第1〜第11の実施形態と同様の効果が得られる。
【0326】(M-2) 第5の実施形態では、幾何変換部
1301が動画像データA(X,Y,T)を3次元パタ
ーンB(P,Q,T)に変換し、さらに幾何変換データ
C(P,T,Q)に変換して、これを投影分散計算部1
302に出力する場合について説明したが、他の構成と
して、幾何変換部1301は投影分散計算部1302が
必要とする幾何変換データC(P,T,Q)に対応する
パラメータ(X,Y,T)を計算して出力するように
し、投影分散計算部1302は該パラメータ(X,Y,
T)を入力して対応する動画像データA(X,Y,T)
を外部から直接入力して投影パターンを計算するように
しても良い。請求項7の表現は、この場合を含むものと
する。また、第5の実施形態をベースとしている実施形
態についても同様な変形が可能である。
1301が動画像データA(X,Y,T)を3次元パタ
ーンB(P,Q,T)に変換し、さらに幾何変換データ
C(P,T,Q)に変換して、これを投影分散計算部1
302に出力する場合について説明したが、他の構成と
して、幾何変換部1301は投影分散計算部1302が
必要とする幾何変換データC(P,T,Q)に対応する
パラメータ(X,Y,T)を計算して出力するように
し、投影分散計算部1302は該パラメータ(X,Y,
T)を入力して対応する動画像データA(X,Y,T)
を外部から直接入力して投影パターンを計算するように
しても良い。請求項7の表現は、この場合を含むものと
する。また、第5の実施形態をベースとしている実施形
態についても同様な変形が可能である。
【0327】(M-3) 同様に、第6の実施形態では、幾
何変換部1701が動画像データA(X,Y,T)を3
次元パターンB(P,Q,T)に変換し、さらに3次元
パターンC(P,T,Q)に変換し、さらに3次元パタ
ーンD(R,S,Q)に変換して、これを水平投影分散
計算部1702に出力する場合について説明したが、他
の構成として、幾何変換部1701は水平投影分散計算
部1702が必要とする幾何変換データD(R,S,
Q)に対応するパラメータ(X,Y,T)を計算して出
力するようにし、水平投影分散計算部1702は該パラ
メータ(X,Y,T)を入力して対応する動画像データ
A(X,Y,T)を外部から直接入力して投影パターン
等を計算するようにしても良い。請求項16の表現は、
この場合を含むものとする。また、第6の実施形態をベ
ースとしている実施形態についても同様な変形するよう
にしても良い。
何変換部1701が動画像データA(X,Y,T)を3
次元パターンB(P,Q,T)に変換し、さらに3次元
パターンC(P,T,Q)に変換し、さらに3次元パタ
ーンD(R,S,Q)に変換して、これを水平投影分散
計算部1702に出力する場合について説明したが、他
の構成として、幾何変換部1701は水平投影分散計算
部1702が必要とする幾何変換データD(R,S,
Q)に対応するパラメータ(X,Y,T)を計算して出
力するようにし、水平投影分散計算部1702は該パラ
メータ(X,Y,T)を入力して対応する動画像データ
A(X,Y,T)を外部から直接入力して投影パターン
等を計算するようにしても良い。請求項16の表現は、
この場合を含むものとする。また、第6の実施形態をベ
ースとしている実施形態についても同様な変形するよう
にしても良い。
【0328】(M-4) 第7の実施形態では、探索範囲設
定部2104が動画像データA(X,Y,T)中の代表
領域に対して動きベクトルを求め、これに基づき探索範
囲データを決定する構成について説明したが、他の構成
として、動画像データA(X,Y,T)と同時に動きベ
クトルデータをも入力し、探索範囲設定部2104がこ
の動きベクトルに基づいて探索範囲データを決定するよ
うにしても良く、この場合には、この動画像処理装置内
で動き検出の処理を行ななう必要はなくなる。このよう
なデータ入力の例として、符号化された画像データ(例
えばMPEGデータ)を用いることができる。
定部2104が動画像データA(X,Y,T)中の代表
領域に対して動きベクトルを求め、これに基づき探索範
囲データを決定する構成について説明したが、他の構成
として、動画像データA(X,Y,T)と同時に動きベ
クトルデータをも入力し、探索範囲設定部2104がこ
の動きベクトルに基づいて探索範囲データを決定するよ
うにしても良く、この場合には、この動画像処理装置内
で動き検出の処理を行ななう必要はなくなる。このよう
なデータ入力の例として、符号化された画像データ(例
えばMPEGデータ)を用いることができる。
【0329】(M-5) 第6、第8〜第12の実施形態の
構成に、第7の実施形態の探索範囲設定部2104と同
様な探索範囲設定部を設けるようにしても良い。
構成に、第7の実施形態の探索範囲設定部2104と同
様な探索範囲設定部を設けるようにしても良い。
【0330】(M-6) 各実施形態におけるフィルタ部にお
けるフィルタリング方法(エッジ検出方法)は、上記説
明のものに限定されるものではなく、従来公知のエッジ
検出方法を適用しても良い。
けるフィルタリング方法(エッジ検出方法)は、上記説
明のものに限定されるものではなく、従来公知のエッジ
検出方法を適用しても良い。
【0331】例えば、第8の実施形態については、平面
パターンにおいて角度φ方向と直交する方向への画素値
の変化量が大きい画素をエッジとみなし、他の画素を非
エッジと判定することによって幾何変換エッジデータ
C’(P,T,Q)を作成しても良い。このとき、幾何
変換エッジデータC’(P,T,Q)の値は、0及び1
からなる2値データであっても良いし、また、上記画素
値の変化量に応じた多値データとしても良い。さらに、
フィルタ部2610のより簡単な他の構成として、角度
φに依存しない処理構成、例えば、3×3画素サイズの
2次元コンボリューションフィルタを用いて幾何変換エ
ッジデータC’(P,T,Q)を計算しても良い。
パターンにおいて角度φ方向と直交する方向への画素値
の変化量が大きい画素をエッジとみなし、他の画素を非
エッジと判定することによって幾何変換エッジデータ
C’(P,T,Q)を作成しても良い。このとき、幾何
変換エッジデータC’(P,T,Q)の値は、0及び1
からなる2値データであっても良いし、また、上記画素
値の変化量に応じた多値データとしても良い。さらに、
フィルタ部2610のより簡単な他の構成として、角度
φに依存しない処理構成、例えば、3×3画素サイズの
2次元コンボリューションフィルタを用いて幾何変換エ
ッジデータC’(P,T,Q)を計算しても良い。
【0332】第9及び第11の実施形態については、例
えば、各Q毎のD(R,S,Q)平面パターンにおい
て、水平方向と直交する方向への画素値の変化量が大き
い画素をエッジとみなし、他の画素を非エッジと判定す
ることによって幾何変換エッジデータD’(R,S,
Q)を作成しても良い。このとき、幾何変換エッジデー
タD’(R,S,Q)の値は、0及び1からなる2値デ
ータであっても良いし、また、上記画素値の変化量に応
じた多値データとしても良い。さらに、フィルタ部のよ
り簡単な他の構成として、例えば、3×3画素サイズの
2次元コンボリューションフィルタを用いて幾何変換エ
ッジデータD’(R,S,Q)を計算しても良い。
えば、各Q毎のD(R,S,Q)平面パターンにおい
て、水平方向と直交する方向への画素値の変化量が大き
い画素をエッジとみなし、他の画素を非エッジと判定す
ることによって幾何変換エッジデータD’(R,S,
Q)を作成しても良い。このとき、幾何変換エッジデー
タD’(R,S,Q)の値は、0及び1からなる2値デ
ータであっても良いし、また、上記画素値の変化量に応
じた多値データとしても良い。さらに、フィルタ部のよ
り簡単な他の構成として、例えば、3×3画素サイズの
2次元コンボリューションフィルタを用いて幾何変換エ
ッジデータD’(R,S,Q)を計算しても良い。
【0333】(M-7) 上記第5の実施形態以降の各実施
形態では、幾何変換エッジデータの計算及び投影分散デ
ータの計算は、対象するキューブ内の全領域に対して行
なったが、計算量削減のため一部領域に限定して行なっ
ても、これら実施形態と同様の効果が得られる。
形態では、幾何変換エッジデータの計算及び投影分散デ
ータの計算は、対象するキューブ内の全領域に対して行
なったが、計算量削減のため一部領域に限定して行なっ
ても、これら実施形態と同様の効果が得られる。
【0334】例えば、第9の実施形態において、幾何変
換部2601はQが取りうる範囲のうち適当な3つの値
に対してのみ幾何変換データD(R,S,Q)を求める
よう構成し、フィルタ部2610及び水平投影分散計算
部2602についても上記3つのQの値に対してのみ処
理を行なうよう構成しても良く、その結果、得られる動
き量は、既に記載した第6の実施形態から得られる動き
量とほぼ同じ値が得られる。
換部2601はQが取りうる範囲のうち適当な3つの値
に対してのみ幾何変換データD(R,S,Q)を求める
よう構成し、フィルタ部2610及び水平投影分散計算
部2602についても上記3つのQの値に対してのみ処
理を行なうよう構成しても良く、その結果、得られる動
き量は、既に記載した第6の実施形態から得られる動き
量とほぼ同じ値が得られる。
【0335】(M-8) 上記第5の実施形態以降の各実施
形態では、制御パラメータθ及び又はφを時分割で代え
て、動き量に応じた値θm及びφmを捜すものを示した
が、制御パラメータθ及び又はφの値が異なる毎の並列
処理により動き量に応じた値θm及びφmを捜すように
しても良い。
形態では、制御パラメータθ及び又はφを時分割で代え
て、動き量に応じた値θm及びφmを捜すものを示した
が、制御パラメータθ及び又はφの値が異なる毎の並列
処理により動き量に応じた値θm及びφmを捜すように
しても良い。
【0336】(M-9) 上記各実施形態は、入力動画像デ
ータがフレームの時系列であるものを示したが、フレー
ムを縦横に分割したブロックに、時間軸方向を加えた3
次元データであっても良い。
ータがフレームの時系列であるものを示したが、フレー
ムを縦横に分割したブロックに、時間軸方向を加えた3
次元データであっても良い。
【0337】(M-10) 上記第1〜第4実施形態のような
動き量の出力方法を上記第5〜第12の実施形態が採用
しても良く、また、上記第5〜第12実施形態のような
動き量の出力方法を上記第1〜第4の実施形態が採用し
ても良い。
動き量の出力方法を上記第5〜第12の実施形態が採用
しても良く、また、上記第5〜第12実施形態のような
動き量の出力方法を上記第1〜第4の実施形態が採用し
ても良い。
【0338】(M-11) 上記第2の実施形態で説明したよ
うな有限ラドン変換を、適用可能ならば、他の実施形態
の投影パターンの作成等に適用するようにしても良い。
うな有限ラドン変換を、適用可能ならば、他の実施形態
の投影パターンの作成等に適用するようにしても良い。
【0339】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、水平
軸、垂直軸及び時間軸の3次元空間上で表された動画像
データが入力され、その動画像データに対する座標軸変
換処理を通じて、入力された動画像データにおける動き
に応じた縞状パターンを含み得る座標軸変換データを形
成する座標軸変換手段と、形成された座標軸変換データ
における縞状パターンの情報に基づいて、入力された動
画像データにおける動きの情報を得る動き情報形成手段
とを備えたので、動きの大小に拘らず、演算量がほぼ一
定である、しかも、画像中の対象物の一連の動きを大局
的に把握可能な、さらに、画像データに雑音が含まれて
も、動き検出エラーが発生し難い動画像処理装置を実現
できる。
軸、垂直軸及び時間軸の3次元空間上で表された動画像
データが入力され、その動画像データに対する座標軸変
換処理を通じて、入力された動画像データにおける動き
に応じた縞状パターンを含み得る座標軸変換データを形
成する座標軸変換手段と、形成された座標軸変換データ
における縞状パターンの情報に基づいて、入力された動
画像データにおける動きの情報を得る動き情報形成手段
とを備えたので、動きの大小に拘らず、演算量がほぼ一
定である、しかも、画像中の対象物の一連の動きを大局
的に把握可能な、さらに、画像データに雑音が含まれて
も、動き検出エラーが発生し難い動画像処理装置を実現
できる。
【図1】第1の実施形態の構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図2】従来の動き検出方法の説明図である。
【図3】第1の実施形態の時空間軸変換部の動作説明図
である。
である。
【図4】第1の実施形態の投影パターン作成部の動作説
明図である。
明図である。
【図5】第1の実施形態の縞方向検出部の動作説明図で
ある。
ある。
【図6】第1の実施形態の動き量出力部の出力方法の説
明図である。
明図である。
【図7】第2の実施形態の構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図8】第2の実施形態の有限ラドン変換部の動作説明
図である。
図である。
【図9】第2の実施形態の縞方向検出部の動作説明図で
ある。
ある。
【図10】第3の実施形態の構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図11】第3の実施形態の低域遮断フィルタ部の動作
説明図である。
説明図である。
【図12】第4の実施形態の構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図13】第5の実施形態の構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図14】第5の実施形態の幾何変換部の動作説明図
(その1)である。
(その1)である。
【図15】第5の実施形態の幾何変換部の動作説明図
(その2)である。
(その2)である。
【図16】第5の実施形態の投影分散計算部の動作説明
図である。
図である。
【図17】第6の実施形態の構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図18】第6の実施形態の幾何変換部の動作説明図で
ある。
ある。
【図19】第6の実施形態の水平投影分散計算部の動作
説明図である。
説明図である。
【図20】第6の実施形態の変形実施形態の幾何変換部
の動作説明図である。
の動作説明図である。
【図21】第7の実施形態の構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図22】第7の実施形態の探索範囲設定部の動作説明
図である。
図である。
【図23】第8の実施形態の構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図24】第8の実施形態の幾何変換部及びフィルタ部
の動作説明図である。
の動作説明図である。
【図25】第8の実施形態のフィルタ部を設けた効果の
説明図である。
説明図である。
【図26】第9の実施形態の構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図27】第9の実施形態の幾何変換部及びフィルタ部
の動作説明図である。
の動作説明図である。
【図28】第9の実施形態のフィルタ部を設けた効果の
説明図である。
説明図である。
【図29】第10の実施形態の構成を示すブロック図で
ある。
ある。
【図30】第10の実施形態のフィルタ付水平投影分散
計算部の動作説明図である。
計算部の動作説明図である。
【図31】第11の実施形態の構成を示すブロック図で
ある。
ある。
【図32】第11の実施形態のパターン重畳部の動作説
明図である。
明図である。
【図33】第12の実施形態の構成を示すブロック図で
ある。
ある。
【図34】第12の実施形態のハフ変換部の動作説明図
である。
である。
101、701、1001、1201…時空間軸変換
部、 102、1202…投影パターン作成部、 103、703、1003、1203…縞方向検出部、 104、704、1004、1204…動き量出力部、 702、1002…有限ラドン変換部、 705、1005…候補角度記憶部、 1006、1205…低域遮断フィルタ部、 1301、1701、2101、2301、2601、
2901、3101、3301…幾何変換部、 1302、2302…投影分散計算部、 1303、1703、2103、2303、2603、
2901、3103、3303…動き検出部、 1702、2102、2602、3102…水平投影分
散計算部、 2104…探索範囲設定部、 2310、2610、3110、3310…フィルタ
部、 2902…フィルタ付水平投影分散計算部、 3111、3311…パターン重畳部。
部、 102、1202…投影パターン作成部、 103、703、1003、1203…縞方向検出部、 104、704、1004、1204…動き量出力部、 702、1002…有限ラドン変換部、 705、1005…候補角度記憶部、 1006、1205…低域遮断フィルタ部、 1301、1701、2101、2301、2601、
2901、3101、3301…幾何変換部、 1302、2302…投影分散計算部、 1303、1703、2103、2303、2603、
2901、3103、3303…動き検出部、 1702、2102、2602、3102…水平投影分
散計算部、 2104…探索範囲設定部、 2310、2610、3110、3310…フィルタ
部、 2902…フィルタ付水平投影分散計算部、 3111、3311…パターン重畳部。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年12月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0212
【補正方法】変更
【補正内容】
【0212】手順(1) パターンC(P,T,Q)の各
画素毎に画素値の傾き(gp,gt)=(∂C/∂P,
∂T/∂P)を計算する。
画素毎に画素値の傾き(gp,gt)=(∂C/∂P,
∂T/∂P)を計算する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0237
【補正方法】変更
【補正内容】
【0237】手順(1) パターンD(R,S,Q)の各
画素毎に画素値の傾き(gr,gs)=(∂D/∂R,
∂D/∂S)を計算する。
画素毎に画素値の傾き(gr,gs)=(∂D/∂R,
∂D/∂S)を計算する。
Claims (22)
- 【請求項1】 水平軸、垂直軸及び時間軸の3次元空間
上で表された動画像データが入力され、その動画像デー
タに対する座標軸変換処理を通じて、入力された動画像
データにおける動きに応じた縞状パターンを含み得る座
標軸変換データを形成する座標軸変換手段と、 形成された座標軸変換データにおける縞状パターンの情
報に基づいて、入力された動画像データにおける動きの
情報を得る動き情報形成手段とを備えたことを特徴とす
る動画像処理装置。 - 【請求項2】 上記座標軸変換手段は、入力された動画
像データの垂直軸方向の各値毎の時間軸及び水平軸の2
次元空間上で表された第1の座標軸変換データと、入力
された動画像データの水平軸方向の各値毎の時間軸及び
垂直軸の2次元空間上で表された第2の座標軸変換デー
タとを形成するものであり、 上記動き情報形成手段は、第1の座標軸変換データにお
ける縞状パターンの情報及び第2の座標軸変換データに
おける縞状パターンの情報に基づいて、入力された動画
像データにおける動きの情報を得るものであることを特
徴とする請求項1に記載の動画像処理装置。 - 【請求項3】 上記動き情報形成手段が、 第1及び第2の座標軸変換データのそれぞれに対して、
種々の投影方向についての投影パターンを作成する投影
パターン作成部と、 第1の座標軸変換データについて得られた複数の投影パ
ターンの中でその変動が最も大きい投影パターンの投影
方向である縞方向を検出すると共に、第2の座標軸変換
データについて得られた複数の投影パターンの中でその
変動が最も大きい投影パターンの投影方向である縞方向
を検出する縞方向検出部と、 第1の座標軸変換データに係る縞方向と、第2の座標軸
変換データに係る縞方向との情報に基づいて、入力され
た動画像データにおける動きの情報を得る動き量出力部
とを有することを特徴とする請求項2に記載の動画像処
理装置。 - 【請求項4】 上記座標軸変換手段及び上記投影パター
ン作成部の間、又は、上記投影パターン作成部及び上記
縞方向検出部の間に、入力されたデータに対して、低域
遮断処理を行なう低域遮断フィルタ部を設けたことを特
徴とする請求項3に記載の動画像処理装置。 - 【請求項5】 上記投影パターン作成部として、入力デ
ータに対して、有限ラドン変換を行なう有限ラドン変換
部を適用したことを特徴とする請求項3又は4に記載の
動画像処理装置。 - 【請求項6】 上記縞方向検出部は、上記有限ラドン変
換部から直接与えられることがあり得る有限ラドン変換
による投影パターン、又は、上記有限ラドン変換部から
出力されて上記低域遮断フィルタ部を介して与えられる
ことがあり得る有限ラドン変換による投影パターン毎
に、その縞方向角度候補とそれに対応する信頼度とを格
納している記憶部を関連して備え、 上記縞方向検出部は、入力された有限ラドン変換による
複数の投影パターンのうち、その投影パターンの変動が
大きいものの縞方向角度候補及び信頼度に基づいて、縞
方向を検出することを特徴とする請求項5に記載の動画
像処理装置。 - 【請求項7】 上記座標軸変換手段は、入力された動画
像データの時間軸方向の各値毎の水平軸及び垂直軸の2
次元空間上のデータを角度変数Θだけ回転させた後、そ
の回転後の水平軸、垂直軸及び時間軸の3次元空間上で
表された動画像データを、垂直軸方向(又は水平軸方
向)の各値毎の時間軸と水平軸(又は垂直軸)との2次
元空間上で表されたデータに変換するものであり、 上記動き情報形成手段は、上記座標軸変換手段からの座
標軸変換データにおいて縞状パターンが現れる角度変数
Θ、及び、その座標軸変換データにおける縞状パターン
の角度Φに基づいて、入力された動画像データにおける
動きの情報を得るものであることを特徴とする請求項1
に記載の動画像処理装置。 - 【請求項8】 上記動き情報形成手段が、 上記座標軸変換手段からの各角度変数Θについてのそれ
ぞれの座標軸変換データに対し、角度変数Φの投影パタ
ーンを得て、最も変動が大きい投影パターンの情報を得
る投影パターン変動計算部と、 最も変動が大きい投影パターンにおいての角度変数Θ及
びΦに基づいて、入力された動画像データにおける動き
の情報を得る動き検出部とでなることを特徴とする請求
項7に記載の動画像処理装置。 - 【請求項9】 上記座標軸変換手段及び上記動き情報形
成手段の間に、入力された回転後の水平軸、垂直軸及び
時間軸の3次元空間上で表された動画像データにおける
垂直軸方向(又は水平軸方向)の各値毎の時間軸と水平
軸(又は垂直軸)との2次元空間のデータに対して、低
域遮断処理を行なう低域遮断フィルタ部を有することを
特徴とする請求項7又は8に記載の動画像処理装置。 - 【請求項10】 上記低域遮断フィルタ部から出力され
たフィルタリング後の垂直軸方向(又は水平軸方向)の
各値毎の時間軸と水平軸(又は垂直軸)との2次元空間
データを、垂直軸方向(又は水平軸方向)に重畳合成し
て上記動き情報形成手段に出力するパターン重畳部を有
することを特徴とする請求項9に記載の動画像処理装
置。 - 【請求項11】 上記投影パターン変動計算部が、入力
データに対して、有限ラドン変換を行ない、有限ラドン
変換による投影パターンの中で最も変動が大きい投影パ
ターンの情報を得るものであることを特徴とする請求項
8〜10のいずれかに記載の動画像処理装置。 - 【請求項12】 上記投影パターン変動計算部は、有限
ラドン変換により生じることがあり得る投影パターン毎
に、その縞方向角度候補とそれに対応する信頼度とを格
納している記憶部を内蔵し、有限ラドン変換による複数
の投影パターンのうち、その投影パターンの変動が大き
いものの縞方向角度候補及び信頼度に基づいて、最も変
動が大きい投影パターンの情報を得るものであることを
特徴とする請求項11に記載の動画像処理装置。 - 【請求項13】 上記投影パターン変動計算部が、上記
座標軸変換手段からの座標軸変換データに対する角度変
数Φの投影パターンを得、各投影パターンに対して低域
遮断処理を行ない、この低域遮断処理後の投影パターン
の中で最も変動が大きい投影パターンの情報を得るもの
であることを特徴とする請求項8に記載の動画像処理装
置。 - 【請求項14】 上記座標軸変換手段及び上記動き情報
形成手段の間に、入力された回転後の水平軸、垂直軸及
び時間軸の3次元空間上で表された動画像データにおけ
る垂直軸方向(又は水平軸方向)の各値毎の時間軸と水
平軸(又は垂直軸)との2次元空間のデータに対して、
低域遮断処理を行なう低域遮断フィルタ部を有すると共
に、 上記動き情報形成手段が、 上記低域遮断フィルタ部からの各角度変数Θについての
それぞれの座標軸変換データに対し、ハフ変換を行なっ
て、その座標軸変換データにおける縞状パターンの角度
Φ及び信頼度を得るハフ変換部と、 信頼度が最も大きい角度Φ及び角度変数Θに基づいて、
入力された動画像データにおける動きの情報を得る動き
検出部とでなることを特徴とする請求項7に記載の動画
像処理装置。 - 【請求項15】 上記低域遮断フィルタ部から出力され
たフィルタリング後の垂直軸方向(又は水平軸方向)の
各値毎の時間軸と水平軸(又は垂直軸)との2次元空間
データを、垂直軸方向(又は水平軸方向)に重畳合成し
て上記動き情報形成手段に出力するパターン重畳部を有
することを特徴とする請求項14に記載の動画像処理装
置。 - 【請求項16】 上記座標軸変換手段は、入力された動
画像データの時間軸方向の各値毎の水平軸及び垂直軸の
2次元空間上のデータを角度変数Θだけ回転させた後、
その回転後の水平軸、垂直軸及び時間軸の3次元空間上
で表された動画像データを、垂直軸方向(又は水平軸方
向)の各値毎の時間軸と水平軸(又は垂直軸)との2次
元空間上で表されたデータに変換し、さらに、その変換
後の垂直軸方向(又は水平軸方向)の各値毎の時間軸と
水平軸(又は垂直軸)との2次元空間上のデータを角度
変数Φだけ回転させるものであり、 上記動き情報形成手段は、上記座標軸変換手段からの座
標軸変換データにおいて最も縞状パターンが明瞭に現れ
る角度変数Θ及びΦに基づいて、入力された動画像デー
タにおける動きの情報を得るものであることを特徴とす
る請求項1に記載の動画像処理装置。 - 【請求項17】 上記動き情報形成手段が、 上記座標軸変換手段からの各角度変数Θ及びΦの組み合
わせのそれぞれの座標軸変換データに対し、水平方向
(又は垂直方向)の投影パターンを得て、最も変動が大
きい投影パターンの情報を得る一方向投影パターン変動
計算部と、 最も変動が大きい投影パターンにおいての角度変数Θ及
びΦに基づいて、入力された動画像データにおける動き
の情報を得る動き検出部とでなることを特徴とする請求
項16に記載の動画像処理装置。 - 【請求項18】 上記座標軸変換手段及び上記動き情報
形成手段の間に、入力された回転後の垂直軸方向(又は
水平軸方向)の各値毎の時間軸と水平軸(又は垂直軸)
との2次元空間上のデータに対して、低域遮断処理を行
なう低域遮断フィルタ部を有することを特徴とする請求
項16又は17に記載の動画像処理装置。 - 【請求項19】 上記低域遮断フィルタ部から出力され
たフィルタリング後の垂直軸方向(又は水平軸方向)の
各値毎の時間軸と水平軸(又は垂直軸)との2次元空間
データを、垂直軸方向(又は水平軸方向)に重畳合成し
て上記動き情報形成手段に出力するパターン重畳部を有
することを特徴とする請求項18に記載の動画像処理装
置。 - 【請求項20】 上記一方向投影パターン変動計算部
が、上記座標軸変換手段からの各角度変数Θ及びΦの組
み合わせのそれぞれの座標軸変換データに対し、水平方
向(又は垂直方向)の投影パターンを得、各投影パター
ンに対して低域遮断処理を行ない、この低域遮断処理後
の投影パターンの中で最も変動が大きい投影パターンの
情報を得るものであることを特徴とする請求項17に記
載の動画像処理装置。 - 【請求項21】 入力された動画像データにおける動画
像中の代表領域に対しフレーム間の動きベクトルを推定
し、又は、外部からこの動きベクトルを入力し、この動
きベクトルに基づき動き量の探索範囲を設定し、上記角
度Θ及びΦの取り得る範囲を設定する探索範囲設定部を
有することを特徴とする請求項7〜20のいずれかに記
載の動画像処理装置。 - 【請求項22】 上記座標軸変換手段による角度Θ又は
Φの回転処理で、回転前の2次元データの全ての画素
が、回転後の2次元データの全ての画素に1対1で対応
するように回転処理することを特徴とする請求項8〜1
5、17〜21のいずれかに記載の動画像処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33590496A JPH10177655A (ja) | 1996-12-16 | 1996-12-16 | 動画像処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33590496A JPH10177655A (ja) | 1996-12-16 | 1996-12-16 | 動画像処理装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10177655A true JPH10177655A (ja) | 1998-06-30 |
Family
ID=18293677
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33590496A Pending JPH10177655A (ja) | 1996-12-16 | 1996-12-16 | 動画像処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10177655A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003067739A (ja) * | 2001-08-28 | 2003-03-07 | Monolith Co Ltd | 画像変換方法および装置 |
| JP2005311971A (ja) * | 2004-04-26 | 2005-11-04 | Mitsutoyo Corp | 画像処理装置及び方法並びにプログラム |
| JP2007272733A (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-18 | Sony Corp | 画像処理装置および方法、並びにプログラム |
| CN104576483A (zh) * | 2013-10-25 | 2015-04-29 | 上海微电子装备有限公司 | 一种硅片预对准装置及其方法 |
-
1996
- 1996-12-16 JP JP33590496A patent/JPH10177655A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003067739A (ja) * | 2001-08-28 | 2003-03-07 | Monolith Co Ltd | 画像変換方法および装置 |
| JP2005311971A (ja) * | 2004-04-26 | 2005-11-04 | Mitsutoyo Corp | 画像処理装置及び方法並びにプログラム |
| US7515764B2 (en) | 2004-04-26 | 2009-04-07 | Mitutoyo Corporation | Image processing apparatus using morphology |
| JP2007272733A (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-18 | Sony Corp | 画像処理装置および方法、並びにプログラム |
| CN104576483A (zh) * | 2013-10-25 | 2015-04-29 | 上海微电子装备有限公司 | 一种硅片预对准装置及其方法 |
| CN104576483B (zh) * | 2013-10-25 | 2017-06-27 | 上海微电子装备有限公司 | 一种硅片预对准装置及其方法 |
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