JPH10177703A - 磁気ヘッドおよびその製造方法 - Google Patents
磁気ヘッドおよびその製造方法Info
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- JPH10177703A JPH10177703A JP35295296A JP35295296A JPH10177703A JP H10177703 A JPH10177703 A JP H10177703A JP 35295296 A JP35295296 A JP 35295296A JP 35295296 A JP35295296 A JP 35295296A JP H10177703 A JPH10177703 A JP H10177703A
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Abstract
アに非磁性部分を設けてインダクタンスを低減したメタ
ル・イン・ギャップ型の磁気ヘッドにおいて、孤立再生
波形の主ピークの近傍にアンダーシュートが発生し、エ
ラーの原因となる。 【解決手段】 磁気ギャップを挟んで一対のコア半体が
対向して配置され、前記コア半体の対向部に金属磁性膜
が成膜されたメタル・イン・ギャップ型の磁気ヘッドで
あって、片方のコア半体を非磁性体として、前記金属磁
性膜の前記非磁性体と接する部分に切り欠きまたは凹部
を設けることにより、孤立再生波形におけるアンダーシ
ュートを低減する
Description
等の磁気記録装置において、媒体に対して情報を記録再
生する磁気ヘッドに関し、特にアンダーシュートを生じ
させることなく高記録密度を実現するものである。
著しく、特にコンピュータ用磁気ディスク装置の分野で
は、年率60%で記録密度の増加が進んでいる。図7
は、コンピュータ用磁気ディスク装置に用いられる浮上
型磁気ヘッドの構造を示したものである。
と磁気コア3からなり、磁気コア3はスライダ2の2本
の浮上面4、5のうち、浮上面4に形成されたスリット
6中にガラス等でモールド固定されている。磁気コア3
の詳細な構造を図8に示す。
出端側のI型のコア半体10(以下Iコアと称する)の
ギャップ対向面上、および酸化物磁性材料よりなる流入
端側のC型のコア半体11(以下Cコアと称する)の斜
面上に金属磁性膜12が形成されている。Iコア10と
Cコア11は磁気ギャップ13を有するようにギャップ
材を介してガラス14により接合されている。また巻線
窓15を通して所定の巻線がIコア10に巻き付けられ
るが図8では省略した。磁気コアの浮上面露出部4aの
近傍に、トラック幅Twを決定するための加工溝16を
浮上面露出部4aに対して平行に形成している。
磁気ヘッドが求められており、そのためには磁気ヘッド
のインダクタンスを低減する必要がある。即ち、インダ
クタンスの大きな磁気ヘッドでは記録電流の立ち上がり
時間が遅く、このことが記録磁界の遅れを招き、記録媒
体に期待されるビットパターンが形成されず、エラーの
原因となる。
減する必要があり、図9に示したように、金属磁性膜1
2と非磁性体101のIコアを磁気コアに用いた磁気ヘ
ッド(以下Iコア非磁性ヘッドと称す)の開発がなされ
た。これにより磁気ヘッドのインダクタンスを大幅に低
減できた。
シフト(Non Linear Transition
Sift;以下省略してNLTSと称す)という現象
が問題となっている。このNLTSとはディジタル信号
の記録において、記録される信号が本来記録すべき位置
からずれてしまう現象である。これを解決する手段とし
ては、前記のインダクタンス低減も効果があるが、さら
に有力な手段としては、記録磁界の勾配を向上させる方
法がある。
に前記浮上型磁気ヘッド1のIコア10において、酸化
物磁性材料の浮上面側の一部分、即ちIコア浮上面先端
部17を切り欠いた、もしくは非磁性体にした浮上型磁
気ヘッド(以下Iコア先端非磁性ヘッドと称す)の開発
がなされた。これにより、NLTSを低減することがで
きた。
Iコア非磁性ヘッド及びIコア先端非磁性ヘッドにおい
ては、Iコア側の浮上面に露出する磁性膜が金属磁性膜
だけとなるため、この金属磁性膜のエッジ部に磁束が集
中して、薄膜ヘッド等に見られるアンダーシュートの問
題が起こる。即ち、孤立再生波形の主ピークの近傍にア
ンダーシュートが発生し、隣接する孤立再生波形に影響
を及ぼすことから、エラーの原因となる。ここでエッジ
部とは反ギャップ側の面と浮上面側の面からなる部分を
いう。
前記金属磁性膜のエッジ部への磁束の集中を緩和して、
再生波形におけるアンダーシュートを低減することを目
的とする。
が対向して配置され、前記コア半体の対向部に金属磁性
膜が成膜されたメタル・イン・ギャップ型の磁気ヘッド
であって、片方のコア半体を非磁性体として、前記金属
磁性膜の前記片方のコアと接する側の面に切り欠きまた
は凹部を設けることにより、再生波形のアンダーシュー
トを低減する。
において、前記片方のコア半体の少なくとも浮上面に露
出する部分を非磁性体として、残部を磁性体とする。
において、前記片方のコア半体を磁性体として、少なく
とも前記片方のコアの浮上面に露出する部分を除去す
る。
のいずれかの磁気ヘッドにおいて、前記切り欠きまたは
前記凹部を設ける代わりに、前記金属磁性膜より透磁率
の低い変質領域または非磁性領域を設ける。
(4)のいずれかの磁気ヘッドにおいて、前記切り欠き
または前記凹部、あるいは前記変質領域または前記非磁
性領域が少なくとも一つ以上あり、これらのトラック幅
方向の長さの総和を、トラック幅の70%以上且つ10
0%以下とする。
(4)いずれかに記載の前記切り欠きまたは前記凹部ま
たは前記変質領域または前記非磁性領域を形成するため
に、レーザー装置と、前記レーザー装置により照射する
領域を規定するマスクとを用いて、前記金属磁性膜にレ
ーザー照射する。
る。金属磁性膜の反ギャップ側のエッジ部に磁束が集中
するのは、金属磁性膜とIコアの境界で透磁率が急変す
るためである。この急変を緩和するには浮上面側からみ
て、金属磁性膜と金属磁性膜より透磁率を低くした部分
が重なるような構造を前記境界近傍に設ける。そこで前
記金属磁性膜のエッジ部を除去したり、前記エッジ部の
透磁率を低下させたりすることにより、前記透磁率の変
化を緩やかにして、再生波形におけるアンダーシュート
を低減できる。また、金属磁性膜より透磁率を低くする
部分は、必ずしも金属磁性膜の一部である必要はなく、
Iコアの一部であって金属磁性膜側に突出する形態であ
ってもよい。
は凹部等を形成するのに、レーザーを用いる。前記金属
磁性膜のエッジ部にレーザーを照射することにより、前
記金属磁性膜のエッジ部の温度が局部的に上昇する。そ
のため、金属磁性膜は局部的に変質され、もしくは一部
がレーザーにより除去される。従って、前記金属磁性膜
エッジ部の透磁率をレーザー照射されていない部分より
低下させるか,もしくは完全に非磁性体にすることがで
きる。
て機能していた前記金属磁性膜エッジ部で磁束が集中す
ることがなくなり、再生波形におけるアンダーシュート
を低減できる。また、レーザーを用いることで、安価な
装置で生産性の良いアンダーシュート対策が可能とな
り、さらに、前記レーザーを照射する領域をマスクを用
いて規定することにより、高精度で再現性の良い製造プ
ロセスとすることができる。
は凹部等は、トラック幅の全体に及んでいなくてもアン
ダーシュート低減に効果はある。ただし、そのような場
合は前記金属磁性膜エッジ部における前記変質領域、前
記非磁性領域、前記切り欠き、または前記凹部等のトラ
ック幅方向の長さがトラック幅の70%以上かつ100
%以下であることが望ましい。これにより、前記金属磁
性膜エッジ部の疑似ギャップとしての機能を大幅に低減
でき、アンダーシュートを低減できる。
れている場合は、これらの複数の変質領域または凹部等
のトラック幅方向の長さの総和が70%以上かつ100
%以下であればよい。
する。第1の実施例として、図1に本発明のIコア非磁
性ヘッドにおけるギャップ近傍の構造を示す。金属磁性
膜12と非磁性体101のIコアにおいて、金属磁性膜
12のエッジ部18に変質領域または非磁性領域を設け
る。ここで、変質領域とは金属磁性膜12の本来の透磁
率よりも低い透磁率を有する領域をいう。
ドの磁気コアの構成を説明する。図9は、Cコア11の
酸化物磁性材料としてMnZnフェライト単結晶を用
い、Iコア101の非磁性体には結晶化ガラスを用い
る。このようにIコア101を非磁性体で構成すること
で、磁気コアのインダクタンスを大幅に低減できる。金
属磁性膜12としては、FeTaNCr微結晶膜を用い
る。金属磁性膜12の膜厚は、Iコア側を7.8μm、
Cコア側を5μmとした。また、トラック幅Twは4μ
mとする。
ッドの出力信号の孤立波再生波形を示す。また比較のた
めに、図12に図8に係る従来のIコア非磁性ヘッドの
出力信号の孤立波再生波形を示す。測定条件はともに、
巻線数33ターン、周波数25.4MHz、媒体保磁力
1900Oe、媒体周速10m/s、浮上量は40nm
である。
があるが、そのすぐ左側にメインピークと同方向(プラ
ス方向とする)の小さなピークが認められる。メインピ
ークの右側の少し離れた箇所に、メインピークと逆方向
(マイナス方向)の小さなピークが認められる。このマ
イナス方向の小さなピークが中央のメインピークに対す
るアンダーシュート21である。
ークは、隣のメインピーク(マイナス方向)に対するア
ンダーシュートである。中央のメインピーク20とアン
ダーシュート21の発生する位置を媒体周速より距離に
換算すると、ギャップ13よりIコア側に7.8μmの
箇所であり、Iコア側の前記金属磁性膜エッジ部18と
一致する。即ち、前記金属磁性膜エッジ部18が疑似ギ
ャップとして働き、アンダーシュートを発生させている
ことが分かる。一方、図2を見ると本発明によりアンダ
ーシュートはほぼ解消される。
18の透磁率を低下させる方法として、前記金属磁性膜
エッジ部18にレーザーを照射し、局部的に温度を上昇
させる方法を用いる。特に、金属磁性膜として用いてい
るFeTaNCr微結晶膜は、スパッタ直後はアモルフ
ァス状態であるが、これを最適な熱処理温度でアニール
することで微結晶化し、軟磁気特性、即ち、透磁率を向
上させている。従って、最適温度以上の温度を加えるこ
とにより、透磁率は容易に低下する。
る。前記レーザーをレンズで集光し、さらにマスクを用
いてヘッド浮上面上に長さ4μm、幅1μmのスポット
を形成できる様にした。しかる後に同スポットを前記磁
気ヘッドの前記金属磁性膜エッジ部18に一致させ、レ
ーザーを照射することにより図1に示すように前記金属
磁性膜エッジ部18に透磁率を低下させた変質領域を形
成する。
ア非磁性ヘッドにおけるギャップ近傍の構造を示す。金
属磁性膜12と非磁性体10からなるIコアにおいて、
金属磁性膜12のエッジ部に切り欠きまたは凹部を設け
る。この切り欠きまたは凹部は第1の実施例とほぼ同様
の効果をもたらし、図3に示すようにレーザー照射によ
り金属磁性膜のエッジ部を除去する。即ち、浮上面側に
凹部を形成しても第1実施形態と同様にアンダーシュー
ト低減の効果が認めらる。
2の実施例ではレーザー照射による変質領域もしくは凹
部等が、トラック幅全体に渡っていたが、図4に示すよ
うにトラック幅全体に及んでいなくてもアンダーシュー
ト低減の効果はある。但し、その場合、第1及び第2実
施例と同等の効果を得るためには、変質領域もしくは凹
部等の前記金属磁性膜エッジ部での長さaが、トラック
幅Twの70%以上を占めることが必要である。
マスクの変更により図5および図6に示した領域へのレ
ーザー照射が可能となる。この場合、変質領域もしくは
凹部等の前記金属磁性膜エッジ部での長さの総和aが、
トラック幅Twの70%以上を占めることにより、アン
ダーシュートが大幅に低減される。
造を図10に示すIコア先端非磁性ヘッドに設けること
によってもアンダーシュートが大幅に低減される。
ン・ギャップ型の磁気ヘッドにおいて、金属磁性膜の非
磁性体側のエッジ付近にレーザー照射により変質した領
域もしくは凹部等を設けることで、その透磁率を十分に
低下させまたは非磁性にすることができ、孤立波再生波
形にアンダーシュートを生じさせることなく、インダク
タンスの低減及びNLTSの低減を可能にすると共に、高記
録密度、高速転送速度で使用する小型磁気ディスク装置
に好適な磁気ヘッドを提供することが可能である。
ャップ近傍の平面図および断面図
号の孤立波再生波形を示すオシロ波形
プ近傍の平面図および断面図
面図および断面図
面図
面図
平面図および断面図
波再生波形を示すオシロ波形
Claims (6)
- 【請求項1】磁気ギャップを挟んで一対のコア半体が対
向して配置され、前記コア半体の対向部に金属磁性膜が
成膜されたメタル・イン・ギャップ型の磁気ヘッドであ
って、片方のコア半体を非磁性体として、前記金属磁性
膜の前記片方のコアと接する側の面に切り欠きまたは凹
部を有することを特徴とする磁気ヘッド。 - 【請求項2】請求項1に記載の磁気ヘッドにおいて、前
記片方のコア半体の少なくとも浮上面に露出する部分を
非磁性体として、残部を磁性体とすることを特徴とする
磁気ヘッド。 - 【請求項3】請求項1に記載の磁気ヘッドにおいて、前
記片方のコア半体を磁性体として、少なくとも前記片方
のコアの浮上面に露出する部分を除去することを特徴と
する磁気ヘッド。 - 【請求項4】請求項1、2、3のいずれかに記載の磁気
ヘッドにおいて、前記切り欠きまたは前記凹部を設ける
代わりに、前記金属磁性膜より透磁率の低い変質領域ま
たは非磁性領域を設けたことを特徴とする磁気ヘッド。 - 【請求項5】請求項1、2、3のいずれかに記載の前記
切り欠きまたは前記凹部、あるいは請求項4に記載の前
記変質領域または前記非磁性領域が少なくとも一つ以上
あり、前記切り欠きまたは前記凹部、あるいは前記変質
領域または前記非磁性領域のトラック幅方向の長さの総
和が、トラック幅の70%以上且つ100%以下である
ことを特徴とする磁気ヘッド。 - 【請求項6】請求項1、2、3、4、5のいずれかに記
載の磁気ヘッドにおいて、前記切り欠きまたは前記凹部
または前記変質領域または前記非磁性領域を形成する方
法として、レーザー装置と、前記レーザー装置により照
射する領域を規定するマスクとを用いて、前記金属磁性
膜にレーザー照射することを特徴とする磁気ヘッド製造
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35295296A JPH10177703A (ja) | 1996-12-13 | 1996-12-13 | 磁気ヘッドおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35295296A JPH10177703A (ja) | 1996-12-13 | 1996-12-13 | 磁気ヘッドおよびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10177703A true JPH10177703A (ja) | 1998-06-30 |
Family
ID=18427582
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35295296A Withdrawn JPH10177703A (ja) | 1996-12-13 | 1996-12-13 | 磁気ヘッドおよびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10177703A (ja) |
-
1996
- 1996-12-13 JP JP35295296A patent/JPH10177703A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20031110 |
|
| A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20040205 |
|
| RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20040310 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20040706 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20040803 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
| A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20040909 |