JPH10178233A - 光半導体素子及びその製造方法 - Google Patents

光半導体素子及びその製造方法

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JPH10178233A
JPH10178233A JP33669696A JP33669696A JPH10178233A JP H10178233 A JPH10178233 A JP H10178233A JP 33669696 A JP33669696 A JP 33669696A JP 33669696 A JP33669696 A JP 33669696A JP H10178233 A JPH10178233 A JP H10178233A
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semiconductor
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達也 佐々木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 導波路領域において、導波光が高濃度のp型
InP基板あるいはp型InP埋め込み層に浸み出すた
め、導波路領域における吸収損失が高くなってしまう。 【解決手段】 n型InP基板1上にメサ構造状に形成
された活性層2及びp型InPクラッド層4を埋め込む
p型InP第1埋め込み層5及びp型InP第2埋め込
み層6のキャリア濃度を、p型InP第2埋め込み層6
よりもp型InP第1埋め込み層5の方が高くなるよう
に設定し、p型InP第1埋め込み層5とn型InP基
板1とにより形成されるpn接合のビルトイン電圧を高
くし、同時に、導波路領域における導波光が低濃度のp
型InP第2埋め込み層6に浸み出させ、それにより、
低コストで発光素子の高出力化及び受動導波路の低損失
化を実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信や光情報処
理に用いられる光半導体素子及び光半導体集積素子に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年の光通信システムの進展、特に、ア
クセス系光通信や光インタコネクションにおける需要の
拡大により、低価格の半導体レーザモジュールの重要性
が高まっている。これらのモジュールにおいて、光ファ
イバあるいは石英系光導波路との結合損失を抑制するこ
とは重要であり、出射端に薄膜光導波路を集積すること
により導波光のスポットサイズを拡大させた半導体レー
ザの開発が進んでいる。
【0003】半導体基板上にいくつかの光部品が集積さ
れているモノリシック光集積素子においては、モジュー
ル実装コストの低減等の利点を有することから開発が進
められており、半導体レーザ、光検出器及び光導波路が
集積された双方向通信用光集積素子や、ゲート光アンプ
と分岐光導波路とが集積されたマトリクス光スイッチの
開発も行われている。
【0004】このような光集積素子においては、異なる
バンドギャップエネルギーを有する半導体レーザやゲー
ト光アンプの活性層と、光検出器の光吸収層と、光導波
路のコア層とを導波路方向に接続する必要があり、ま
た、スポットサイズ変換光導波路領域においては、モー
ド不整合による光損失を避けるために、導波路のコア層
厚をテーパ状に変化させる必要がある。そのため、この
ような異なる層厚またはバンドギャップエネルギーを有
する光導波層の接続には、エッチング及び再成長からな
るバットジョイント構造が広く用いられてきた。
【0005】しかしながら、上述したような構造におい
ては、製造工程が複雑であり、均一性や歩留まりの点で
懸念がある。
【0006】そこで、これらの問題を解決する製造方法
として、選択MOVPE(有機金属気相成長法)を用い
た手法が提案され、各種光集積素子の作製に用いられて
いる(特願平2−222928号公報及び特願平3−6
7498号公報参照)。
【0007】本手法は、半導体基板上に一対の誘電体薄
膜をストライプ状に形成し、その空隙に半導体光導波路
を選択的に形成するもので、マスク幅を変化させること
によって成長層の層厚及びバンドギャップエネルギーが
変化することから、導波路方向でマスク幅を変化させた
マスクパターンを用い、それにより、光集積素子の活性
層、光吸収層及びコア層等の異なるバンドギャップエネ
ルギーを有する導波層を1回の結晶成長により一括して
形成することができる。
【0008】以下に、従来のスポットサイズ変換光導波
路集積半導体レーザの製造方法について説明する。
【0009】図5は、従来のスポットサイズ変換光導波
路集積半導体レーザの製造方法の一例を示す図である。
【0010】まず、n型InP基板101上に、一対の
誘電体薄膜であるSiO2マスク121を形成する(図
5(a))。なお、SiO2マスク121によるマスク
幅は、活性領域142において50μm、スポットサイ
ズ変換導波路領域143において6μmとし、活性領域
142とスポットサイズ変換導波路領域143との間に
おいてはマスク幅がテーパ状に変化するように形成し
た。また、マスクに挟まれた導波領域141の幅は約
1.5μmとした。
【0011】次に、選択MOVPEにより、n型InP
基板101上に、n型InPクラッド層102、量子井
戸活性層103及びp型InPクラッド層104からな
るダブルヘテロ(DH)構造を成長した(図5
(b))。このとき、SiO2マスク121上には結晶
が成長せず、SiO2マスク121に挟まれた導波領域
141においては、DH構造がメサ状に形成される。ま
た、選択MOVPEの有する性質によって、マスク幅の
狭いスポットサイズ変換導波路領域143においては、
マスク幅の広い活性領域142と比べて活性層103の
層厚が減少し、それにより、活性層103ヘの光の閉じ
込めが減少してスポットサイズが拡大する。さらに、ス
ポットサイズ変換導波路領域143においては、活性領
域142と比べてバンドギャップエネルギーが大きくな
るため、活性領域142において生じたレーザ光に対し
てスポットサイズ変換導波路が透明となり、スポットサ
イズ変換導波路領域143における吸収損失が抑制され
る。
【0012】このようにして光導波路を形成した後、導
波領域141に形成されたメサ構造に接するSiO2
スク121を部分的にエッチングで除去し、その後、p
型InP埋め込み層108及びp型InGaAsコンタ
クト層107を、メサ構造を覆うように再成長した(図
5(c))。なお、p型InP埋め込み層108のキャ
リア濃度としては、一般に5×1017cm-3〜1×10
18cm-3の範囲が用いられている。
【0013】次に、スポットサイズ変換導波路領域14
3のp型InGaAsコンタクト層107を除去し、そ
の後、活性領域142のp型InGaAsコンタクト層
107表面にp側電極(不図示)を形成し、また、n型
InP基板101の裏面にn側電極(不図示)を形成
し、切り出して素子化した。
【0014】図6は、図5に示した方法により製造され
た素子の導波方向の縦断面図であり、(a)は導波路領
域及び活性領域が同一の埋め込み層によって埋め込まれ
ている例を示す図、(b)は導波路領域と活性領域とが
互いに異なる埋め込み層によって埋め込まれている例を
示す図である。
【0015】図6(a)に示すように、n型InPクラ
ッド層102、活性層103及びp型InPクラッド層
104からなるDH構造の層厚が、活性領域142とス
ポットサイズ変換導波路領域143との間でテーパ状に
変化しており、その上部にp型InP埋め込み層108
が両領域にわたって形成されている。
【0016】図7は、光半導体素子を用いた各種光集積
素子の構造を示す図であり、(a)は送受信光集積素子
の構造の一例を示す図、(b)はゲート光アンプが集積
されているマトリクス光スイッチの一例としての1×4
光スイッチの構造を示す図である。
【0017】本送受信光集積素子は図7(a)に示すよ
うに、送信側半導体レーザ(LD)44と、モニタ用フ
ォトダイオード(PD)45と、受信用フォトダイオー
ド(PD)46とが分岐導波路47と接続される構成と
なっている。
【0018】また、図7(b)に示すものにおいては、
4チャンネルの半導体光アンプゲート48と2段のY分
岐導波路47とが互いに接続されている。
【0019】図7に示したいずれの素子においても、バ
ンドギャップエネルギーが異なるLD、PD及び光アン
プ等の活性層と受動光導波路のコア層とが集積されてお
り、その手法としては選択MOVPEを用いた方法が提
案されている。
【0020】しかしながら、上述したような素子におい
ては、導波路領域が比較的長いため、図6(a)に示し
たような、全ての領域がp型InP埋め込み層108で
一括して埋め込まれている構造では、導波路領域におい
てp型InP埋め込み層108に浸み出した導波光が価
電子帯間光吸収により受ける損失が大きくなり、素子全
体の内部損失が大きくなってしまう。この価電子帯間光
吸収損失においては、p型不純物の濃度が高いほど大き
くなる。
【0021】そこで、導波損失を低減させるために、図
6(b)に示すように、導波路領域143は不純物を含
まないアンドープInP埋め込み層109で、活性領域
142はp型InP埋め込み層108で別々に埋め込む
方法が提案されている。
【0022】この方法によれば、成長回数が1回増える
ものの、導波路領域における光損失を低減させることが
できる。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】上述したような、p型
InP層によってDH構造を埋め込む構造を有する素子
においては、活性層におけるDH接合のビルトイン電圧
と、活性層両側のp型InP埋め込み層とn型InP基
板とにより形成されるpn接合のビルトイン電圧との差
によって電流狭窄がなされる。素子ヘ流れる電流が増加
するとともにpn接合部ヘの印加電圧が増加するが、こ
のときpn接合のビルトイン電圧が低い場合は、pn接
合を流れる漏れ電流が急激に増加し、光出力が飽和して
しまう。そのため、高い光出力を得るためには、pn接
合のビルトイン電圧を高くすることが重要である。
【0024】そのための方法として、pn接合を形成す
るp型InP埋め込み層のキャリア濃度を高くすること
が効果的であることが報告されている(アプライド・フ
ィジクス・レターズ、Vol.59、p.22.2
4)。
【0025】また、高濃度のp型InP埋め込み層を使
用する際に生じる、p型不純物(一般に亜鉛)の活性層
ヘの拡散による素子特性劣化を避けるために、ビルトイ
ン電圧を増加させる方法が提案ざれている。
【0026】図8は、従来の半導体レーザの一構成例を
示す図であり、(a)はInP基板及びInPクラッド
層の導電型を反転させ、n型埋め込み層に添加されるn
型不純物の濃度を所定値以上にすることによりpn接合
のビルトイン電圧を増加させる方法を用いて製造された
半導体レーザの構成を示す図、(b)はInP基板及び
InPバッファ層の導電型をn型にする一方、p型In
P埋込み層の成長初期のみをバンドギャップの大きなI
nAl(Ga)As混晶で埋め込むことによりビルトイ
ン電圧を増加させる方法により製造された半導体レーザ
の構成を示す図である。
【0027】図8(a)に示すような、InP基板15
1及びInPクラッド層152の導電型をn型からp型
に反転させ、n型InP埋め込み層155に添加される
n型不純物の濃度を1×1018cm-3以上に設定するこ
とによりpn接合のビルトイン電圧を増加させる方法
や、図8(b)に示すような、InP基板101及びI
nPバッファ層102の導電型をn型にする一方、p型
InP埋込み層108の成長初期のみをバンドギャップ
の大きなInAl(Ga)As混晶110で埋め込むこ
とによりビルトイン電圧を増加させる方法が提案されて
いる(特願平4−119765号公報参照)。
【0028】しかしながら、上述したような構造をスポ
ットサイズ変換導波路集積LDや各種光集積素子に適用
した場合に、導波路領域において、導波光が高濃度のp
型InP基板あるいはp型InP埋め込み層に浸み出す
ため、導波路領域における吸収損失が高くなってしまう
という問題点がある。
【0029】ここで、図6(b)に示したように導波路
領域だけをアンドープInP層で埋め込めば上述したよ
うな問題点が解決されるが、結晶成長回数が増加してし
まい、低コストが要求される素子の製造方法としては要
求に合致したものとは言えなかった。
【0030】本発明は、上述したような従来の技術が有
する問題点に鑑みてなされたものであって、低コストで
発光素子の高出力化及び受動導波路の低損失化を実現す
ることができる光半導体素子及びその製造方法を提供す
ることを目的とする。
【0031】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、第1導電型半導体基板と、該第1導電型半
導体基板上にメサ構造状に形成された、半導体活性層及
び第2導電型半導体クラッド層と、前記メサ構造を覆う
ように形成された、第2導電型半導体第1埋め込み層及
び第2導電型半導体第2埋め込み層とを有し、前記第2
導電型半導体第1埋め込み層が前記メサ構造の側部で前
記第1導電型半導体基板と接している光半導体素子にお
いて、前記第2導電型半導体第1埋め込み層は、そのキ
ャリア濃度が、前記第2導電型半導体第2埋め込み層の
キャリア濃度よりも高いことを特徴とする。
【0032】また、第1導電型半導体基板と、該第1導
電型半導体基板上にメサ構造状に形成された、半導体活
性層及び第2導電型半導体クラッド層と、前記メサ構造
を覆うように形成された、第2導電型半導体第1埋め込
み層及び第2導電型半導体第2埋め込み層とを有し、前
記第2導電型半導体第1埋め込み層が前記メサ構造の側
部で前記第1導電型半導体基板と接している光半導体素
子において、前記第2導電型半導体第1埋め込み層は、
そのキャリア濃度分布が、段階的に変化しており、前記
第1導電型半導体基板と接している領域において最も高
くなっていることを特徴とする。
【0033】また、前記半導体活性層は、活性領域と、
該活性領域よりもバンドギャップエネルギーの大きな半
導体光導波路領域とからなり、前記半導体活性層のスト
ライプ方向で互いに接続されるようにメサ状に形成され
ていることを特徴とする。
【0034】また、前記半導体活性層は、その層厚が、
前記活性領域における層厚よりも前記半導体光導波路領
域における層厚の方が薄く形成されており、その接続領
域においては前記活性領域から前記半導体光導波路領域
に向かうにつれて段階的に薄くなっていることを特徴と
する光半導体素子。
【0035】また、前記第2導電型半導体第1埋め込み
層のキャリア濃度は、1×1018cm-3以上であり、か
つ、前記第2導電型半導体第2埋め込み層のキャリア濃
度は、5×1017cm-3以下であることを特徴とする。
【0036】また、第1導電型半導体基板上に、光導波
領域を挟むように一対の誘電体薄膜をストライプ状に形
成する工程と、前記光導波領域に、少なくとも半導体活
性層及び第2導電型半導体クラッド層をメサ構造状に形
成する工程と、前記メサ構造に接する領域の前記誘電体
薄膜をエッチングにより除去する工程と、前記メサ構造
を第2導電型半導体第1埋め込み層、第2導電型半導体
第2埋め込み層及び第2導電型半導体コンタクト層で埋
め込む工程と、前記第2導電型半導体コンタクト層の表
面に第2の電極を、また前記第1導電型半導体基板の裏
面に第1の電極を形成する工程とを順次行うことにより
光半導体素子を製造する光半導体素子の製造方法におい
て、前記第2導電型半導体第1埋め込み層のドーピング
濃度を、前記第2導電型半導体第2埋め込み層のドーピ
ング濃度よりも高くすることを特徴とする。
【0037】また、第1導電型半導体基板上に、光導波
領域を挟むように一対の誘電体薄膜をストライプ状に形
成する工程と、前記光導波領域に、少なくとも半導体活
性層及び第2導電型半導体クラッド層をメサ構造状に形
成する工程と、前記メサ構造に接する領域の前記誘電体
薄膜をエッチングにより除去する工程と、前記メサ構造
を第2導電型半導体第1埋め込み層、第2導電型半導体
第2埋め込み層及び第2導電型半導体コンタクト層で埋
め込む工程と、前記第2導電型半導体コンタクト層の表
面に第2の電極を、また前記第1導電型半導体基板の裏
面に第1の電極を形成する工程とを順次行うことにより
光半導体素子を製造する光半導体素子の製造方法におい
て、前記第2導電型半導体第1埋め込み層のドーピング
濃度を、成長初期に最も高くし、その後、段階的に低く
していくことを特徴とする。
【0038】また、前記誘電体薄膜のストライプ幅を、
前記第1導電型半導体基板面内で変化させることを特徴
とする。
【0039】(作用)以下に、本発明の作用について説
明する。
【0040】図1は、本発明の光半導体素子の構造を示
す図である。
【0041】図1に示すように本発明においては、n型
InP基板1上に形成された、n型InPクラッド層
2、活性層3及びp型InPクラッド層4のDH構造か
らなるメサ部が、連続して成長されるp型InP第1埋
め込み層5、p型InP第2埋め込み層6及びp型In
GaAsコンタクト層7により全領域にわたって埋め込
まれており、p型InP第1埋め込み層5のキャリア濃
度がp型InP第2埋め込み層6に比ベて高く設定され
ている。
【0042】このように、埋め込み成長初期のみに高濃
度ドーピングを行うことにより、pn接合のビルトイン
電圧が十分に高く保たれる。一方、導波光は低濃度のp
型InP第2埋め込み層6に浸み出すため、導波路領域
における損失が十分低く抑えられる。それにより、1回
の埋め込み成長で、LDの高出力化と光導波路の低損失
化を両立させることができる。
【0043】以下に、本発明の光半導体素子が有する特
性について、従来のものと比較して説明する。
【0044】図2は、半導体レーザの電流−光出力特性
を示す図であり、(a)は半導体レーザ単体の特性を示
す図、(b)はスポットサイズ変換導波路が集積されて
いる半導体レーザの特性を示す図である。なお、図中、
(イ)は、ドーピング濃度1×1018cmー3のp型In
P第1埋め込み層及び3×1017cm-3のp型InP第
2埋め込み層によって活性層を含むDH構造からなるメ
サ部が埋め込まれている構造を有する本発明の半導体レ
ーザの特性、(ロ)は、ドーピング濃度1×1018cm
ー3の高濃度埋め込み層によって活性層を含むDH構造か
らなるメサ部が一様に埋め込まれている構造を有する半
導体レーザの特性、(ハ)はドーピング濃度3×1017
cm-3の低濃度埋め込み層によって活性層を含むDH構
造からなるメサ部が一様に埋め込まれている構造を有す
る半導体レーザの特性をそれぞれ示している。
【0045】図2(a)に示すように、pn接合におけ
るp型InP埋め込み層の濃度が高い(イ)及び(ロ)
の素子においては、光出力飽和が少なく、特に、(イ)
の本発明の素子においては、内部吸収損失が低いために
良好な特性を示している。一方、(ハ)の素子において
は、内部吸収損失が最も低いために発振直後の光出力効
率は高いものの、pn接合におけるビルトイン電圧が低
いために、電流の増加とともに漏れ電流が増加し、光出
力が飽和してしまう。
【0046】また、図2(b)に示すように、光導波路
が集積されている素子においては、(ロ)の素子におい
ても、光導波路領域における導波損失が高いために光出
力効率が低くなってしまい、(イ)の本発明の素子にお
いて最も良好な特性が得られる。
【0047】ただし、本発明の素子構造では、InP埋
め込み層の大部分が低濃度であるために素子抵抗が高く
なり、さらに電流を注入した時には、発熱の影響で光出
力効率が低下する。また、素子抵抗及び容量により決定
される変調周波数帯域も制限される。しかし、本発明に
おいて意図している低速、短距離用途のアクセス系光通
信システムヘの適用を考えれば特に問題とはならない。
【0048】なお、メサエッチングが施されたDH構造
の両側が電流狭窄用のp型及びn型のInP層で埋め込
まれ、さらに全面にp型InP層が形成されている3回
成長の埋め込みへテロ構造の半導体レーザにおいては、
InP埋め込み層の濃度を2段階に変化させる方法が提
案されている(特願平6−70158号公報参照)。
【0049】図9は、従来の半導体レーザの素子構造の
一例を示す図である。
【0050】本構造においては、電流狭窄をpnpnサ
イリスタ構成によって行うため、ビルトイン電圧を大き
く取るためにはn型InP埋め込み層に接するp型In
P埋め込み層の濃度を高くする必要がある。そのため、
本従来例においては図9に示すように、低濃度のp型I
nP埋め込み層211と高濃度のp型InP埋め込み層
212とによって、n型InPクラッド層202、活性
層203及びp型InPクラッド層204のDH構造か
らなるメサ部が2段階に埋め込まれる構成となってい
る。
【0051】図9に示すものにおいては、はじめに低濃
度のドーピングが行われている点が本発明と異なる。ま
た、p型InP層214の濃度が低く設定されていない
ため、光集積素子に適用した際に導波路領域での損失を
低減することができない。また、本従来例において、は
じめに低濃度のp型InP層211でメサ部を埋め込ん
でいるのは、不純物の活性層203ヘの拡散を懸念して
いるためであるが、実際には1.5×1018cm-3程度
までドーピングを行っても、大きな特性劣化は通常見ら
れない。
【0052】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0053】(第1の実施の形態)図3は、本発明の光
半導体素子を用いて作製されたスポットサイズ変換光導
波路集積半導体レーザの構造例を示す図であり、(a)
は斜視図、(b)は導波路方向の縦断面図である。
【0054】本形態における素子は、長さ300μmの
活性領域42と長さ300μmのスポットサイズ変換導
波路領域43とから構成されており、また、図5及び図
6に示した従来例と比較するとわかるように、p型ln
P埋め込み層108の代わりにp型InP第1埋め込み
層5及びp型InP第2埋め込み層6の2層構造によ
り、n型InPクラッド層2、活性層3及びp型InP
クラッド層4のDH構造からなるメサ部が埋め込まれて
おり、p型InP第1埋め込み層5が、メサ部の側部で
n型InP基板1と接していることが特徴である。ま
た、p型lnP第1埋め込み層5のキャリア濃度が、p
型InP第2埋め込み層6と比較して高く設定されてい
る。また、従来例と同様に、メサ部を構成するn型In
Pクラッド層2、活性層3及びp型InPクラッド層4
のそれぞれ層厚においては、活性領域42における層厚
よりもスポットサイズ変換導波領域43における層厚の
方が薄く、その接続領域においては活性領域42からス
ポットサイズ変換導波領域43に向かうにつれて段階的
に薄くなっている。
【0055】以下に、本形態の製造方法について説明す
る。
【0056】図4は、図3に示した半導体レーザの製造
方法を説明するための図である。
【0057】まず、(100)方位のn型InP基板1
(Snドープ、キャリア濃度1×1018cm-3)の表面
に一対の誘電体薄膜であるSiO2マスク21(膜厚1
00nm)を形成した(図4(a))。なお、SiO2
マスク21によるマスク幅は、活性領域42で50μ
m、スポットサイズ変換導波路領域43で6μmとし
た。また、マスクに挟まれた導波領域41の幅は1.5
μmとした。
【0058】次に、選択MOVPEにより、n型InP
クラッド層2(Snドープ、キャリア濃度1×1018
-3、層厚50nm)と、1.4μm組成InGaAs
Pウェル(層厚7nm)8層、1.13μm組成InG
aAsPバリア(層厚10nm)及び1.13μm組成
InGaAsP光閉じ込め層(層厚100nm)からな
る量子井戸活性層3と、p型InPクラッド層4(Zn
ドープ、キャリア濃度1×1018cm-3、層厚100n
m)とからなるDH構造を成長した(図4(b))。
【0059】なお、上記の層厚はLD、PD領域におけ
る値であり、スポットサイズ変換導波路領域43では約
1/3の値となった。また、量子井戸活性層3のフォト
ルミネッセンス測定による発光ピーク波長は、活性領域
42で13μm、スポットサイズ変換導波路領域43で
1.17μmであり、スポットサイズ変換導波路領域4
3は、LDの発振波長に対して十分透明であった。
【0060】次に、導波領域41に形成されているメサ
構造に接するSiO2マスク21を幅3μmにわたりエ
ッチングで除去し(図4(c))、その後、p型InP
第1埋め込み層5(Znドープ、キャリア濃度1.5×
1018cm-3、層厚0.2μm)、p型InP第2埋め
込み層6(Znドープ、キャリア濃度3×1017
-3、層厚4μm)及びp型InGaAsコンタクト層
7(Znドープ、キャリア濃度1×1019cm-3、層厚
0.1μm)を、メサ構造を覆うように再成長した(図
4(d))。
【0061】次に、スポットサイズ変換導波路領域43
のp型InGaAsコンタクト層7を除去し、その後、
第2の電極であるp側電極22を活性領域42のみに形
成し、また、n型InP基板1の裏面を研磨し、その
後、n型InP基板1の裏面に第1の電極であるn側電
極23を形成して、切り出して素子化した。
【0062】なお、p型InP第1埋め込み層5のキャ
リア濃度は、本形態では、1.5×1018cm-3とした
が、p型InP第2埋め込み層6の層厚や成長温度、成
長速度等の結晶成長条件によっては、埋め込み成長中に
Znが活性層3に拡散して発光効率を劣化させる可能性
がある。従って、p型InP第1埋め込み層5のキャリ
ア濃度は、7×1017cm-3程度でもよい。この場合で
もp型InP第2埋め込み層6のキャリア濃度を従来の
ものよりも低く設定することにより、スポットサイズ変
換導波路領域43における低損失化による光出力特性の
改善が実現できる。
【0063】ここで、より望ましいとされるp型InP
第1埋め込み層5及びp型InP第2埋め込み層6のキ
ャリア濃度としては、p型InP第1埋め込み層5のキ
ャリア濃度が、1.0×1018cm-3以上で、かつp型
InP第2埋め込み層6のキャリア濃度が、5×1017
cm-3以下である。
【0064】また、p型InP第1埋め込み層5のキャ
リア濃度においては、一定でなくても、段階的に変化
し、n型InP基板1と接している領域において最も高
くなるように形成されていれば同様の効果を奏する。
【0065】(第2の実施の形態)以下に、本発明の第
2の実施の形態として、第1の実施の形態において説明
した光半導体素子を、図7(a)に示した双方向光通信
用光集積素子に用いた例について説明する。
【0066】まず、(100)方位のn型InP基板1
(Snドープ、キャリア濃度1×1018cm-3)のLD
領域44表面に1次のグレーティングを形成し、その
後、一対の誘電体薄膜であるSiO2マスク21(膜厚
100nm)を形成した。なお、LD領域44の長さを
500μm、モニタPD領域45及び受信PD領域46
の長さをそれぞれ300μmとし、分岐導波路47の曲
線部曲率半径を3mm、分岐角を2゜(全幅)とした。
また、マスク幅においては、LD領域44、モニタPD
領域45及び受信PD領域46で50μm、分岐導波路
領域47で6μmとし、また、マスクに挟まれた導波領
域41の幅は1.5μmとした。
【0067】次に、選択MOVPEにより、1.13μ
m組成n型InGaAsPガイド層(Snドープ、キャ
リア濃度1×1018cm-3、層厚100nm)、1.4
μm組成InGaAsPウェル(層厚7nm)8層、
1.13μm組成InGaAsPバリア(層厚10n
m)及び1.13μm組成InGaAsP光閉じ込め層
(層厚100nm)からなる量子井戸活性層3と、p型
InPクラッド層4(Znドープ、キャリア濃度1×1
18cm-3、層厚100nm)とからなるDH構造を成
長した。
【0068】なお、上記の層厚はLD、PD領域におけ
る値であり、分岐導波路領域47では約1/3の値とな
った。また、量子井戸活性層3のフォトルミネッセンス
測定による発光ピーク波長はLD、PD領域で1.3μ
m、分岐導波路領域47で1.17μmであった。
【0069】次に、導波領域41に形成されたメサ構造
に接するSiO2マスク21を幅2μmにわたりエッチ
ングで除去し、その後、p型InP第1埋め込み層5
(Znドープ、キャリア濃度8×1017cm-3、層厚
0.2μm)、p型InP第2埋め込み層6(Znドー
プ、キャリア濃度3×1017cm-3、層厚3μm)及び
p型InGaAsコンタクト層7(Znドープ、キャリ
ア濃度1×1019cm-3,層厚0.1μm)を、メサ構
造を覆うように再成長した。
【0070】なお、本形態において、p型InP第1埋
め込み層5のキャリア濃度を第1の実施の形態に比ベて
低く設定した理由は、pn接合部のキャリア濃度を高く
するほど、LDなどの順方向バイアス条件における漏れ
電流は減少するものの、逆バイアス条件で使用するPD
において拡散電流が増加し、暗電流が増加してしまうた
めである。
【0071】次に、LD領域44、モニタPD領域45
及び受信PD領域46にp側電極22をそれぞれ形成
し、また、n型InP基板1の裏面を研磨した後にn側
電極23を形成し、切り出して素子化した。
【0072】(第3の実施の形態)以下に、本発明の第
3の実施の形態として、第1の実施の形態において説明
した光半導体素子を、図7(b)に示した1×4ゲート
光アンプ集積型マトリクス光スイッチ双方向光通信用光
集積素子に用いた例について説明する。
【0073】まず、(100)方位のn型InP基板1
(Snドープ、キャリア濃度1×1018cm-3)の表面
に一対の誘電体薄膜であるSiO2マスク21(膜厚1
00nm)を形成した。なお、光アンプゲート領域48
の長さを300μm、チャンネル間隔を250μmと
し、分岐導波路47の曲線部曲率半径を5mm、分岐角
を2゜(全幅)とした。また、マスク幅においては、光
アンプゲート領域48で50μm、分岐導波路領域47
で6μmとした。また、マスクに挟まれた導波領域41
の幅は1μmとした。
【0074】次に、選択MOVPEにより、n型InP
クラッド層2(Snドープ、キャリア濃度1×1018
-3、層厚100nm)と、1.55μm組成InGa
AsP活性層3(層厚300nm)と、p型InPクラ
ッド層4(Znドープ、キャリア濃度1×1018
-3、層厚0.3μm)とからなるDH構造を成長し
た。
【0075】なお、上記の層厚は、光アンプゲート領域
48における値であり、分岐導波路領域47では約1/
3の値となった。また、フォトルミネッセンス測定によ
る発光ピーク波長は、光アンプゲート領域48で1.5
5μm、分岐導波路領域47で1.42μmであった。
【0076】次に、導波領域41に形成されたメサ構造
に接するSiO2マスク21を幅2μmにわたりエッチ
ングで除去し、その後、p型InP第1埋め込み層5
(Znドープ、キャリア濃度2×1018cm-3、層厚
0.2μm)と、p型InP第2埋め込み層6(Znド
ープ、キャリア濃度3×1017cm、層厚2μm)と、
p型InGaAsコンタクト層7(Znドープ、キャリ
ア濃度1×1019cm-3、層厚0.1μm)とを、メサ
構造を覆うように再成長した。
【0077】次に、光アンプゲート領域48にp側電極
22を形成し、n型InP基板1の裏面を研磨した後に
n側電極23を形成し、切り出して素子化した。
【0078】以上の実施の形態はいずれも、本発明の骨
子である段階的埋め込み構造を採用しており、従来の選
択MOVPE技術の特徴を活かしつつ、受動導波路領域
の低損失化を達成している。
【0079】以上の説明から明らかなように、本発明
は、上述した実施の形態に挙げた光集積素子に留まらず
に各種光集積素子の作製に有効である。また、埋め込み
層のキャリア濃度プロファイルも、本形態では2段階埋
め込みとしたが、3段階以上、あるいは連続的にキャリ
ア濃度を下げる構成をとっても同様の効果が得られる。
さらに、選択成長を用いずにDH構造のメサエッチング
及びInP埋め込みによる従来の作製方法をとった素子
においても、本発明の埋め込み層キャリア濃度プロファ
イルを採用することにより、同様の効果が得られる。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
第1導電型半導体基板上にメサ構造状に形成された半導
体活性層及び第2導電型半導体クラッド層を埋め込む第
2導電型半導体第1埋め込み層及び第2導電型半導体第
2埋め込み層のキャリア濃度が、第2導電型半導体第2
埋め込み層よりも第2導電型半導体第1埋め込み層の方
が高くなるように構成されているため、第2導電型半導
体第1埋め込み層と第1導電型半導体基板とにより形成
されるpn接合のビルトイン電圧が高くなり、同時に、
導波路領域における導波光が低濃度の第2導電型半導体
第2埋め込み層に浸み出し、それにより、低コストで発
光素子の高出力化及び受動導波路の低損失化を実現する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光半導体素子の構造を示す図である。
【図2】図2は、半導体レーザの電流−光出力特性を示
す図であり、(a)は半導体レーザ単体の特性を示す
図、(b)はスポットサイズ変換導波路が集積されてい
る半導体レーザの特性を示す図である。
【図3】本発明の光半導体素子を用いて作製されたスポ
ットサイズ変換光導波路集積半導体レーザの構造例を示
す図であり、(a)は斜視図、(b)は導波路方向の縦
断面図である。
【図4】図3に示した半導体レーザの製造方法を説明す
るための図である。
【図5】従来のスポットサイズ変換光導波路集積半導体
レーザの製造方法の一例を示す図である。
【図6】図5に示した方法により製造された素子の導波
方向の縦断面図であり、(a)は導波路領域及び活性領
域が同一の埋め込み層によって埋め込まれている例を示
す図、(b)は導波路領域と活性領域とが互いに異なる
埋め込み層によって埋め込まれている例を示す図であ
る。
【図7】光半導体素子を用いた各種光集積素子の構造を
示す図であり、(a)は送受信光集積素子の構造の一例
を示す図、(b)はゲート光アンプが集積されているマ
トリクス光スイッチの一例としての1×4光スイッチの
構造を示す図である。
【図8】従来の半導体レーザの一構成例を示す図であ
り、(a)はInP基板及びInPクラッド層の導電型
を反転させ、n型埋め込み層に添加されるn型不純物の
濃度を所定値以上にすることによりpn接合のビルトイ
ン電圧を増加させる方法を用いて製造された半導体レー
ザの構成を示す図、(b)はInP基板及びInPバッ
ファ層の導電型をn型にする一方、p型InP埋込み層
の成長初期のみをバンドギャップの大きなInAl(G
a)As混晶で埋め込むことによりビルトイン電圧を増
加させる方法により製造された半導体レーザの構成を示
す図である。
【図9】従来の半導体レーザの素子構造の一例を示す図
である。
【符号の説明】
1 n型InP基板 2 n型InPクラッド層 3 活性層 4 p型InPクラッド層 5 p型InP第1埋め込み層 6 p型InP第2埋め込み層 7 p型InGaAsコンタクト層 21 SiO2マスク 22 p側電極 23 n側電極

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1導電型半導体基板と、 該第1導電型半導体基板上にメサ構造状に形成された、
    半導体活性層及び第2導電型半導体クラッド層と、 前記メサ構造を覆うように形成された、第2導電型半導
    体第1埋め込み層及び第2導電型半導体第2埋め込み層
    とを有し、 前記第2導電型半導体第1埋め込み層が前記メサ構造の
    側部で前記第1導電型半導体基板と接している光半導体
    素子において、 前記第2導電型半導体第1埋め込み層は、そのキャリア
    濃度が、前記第2導電型半導体第2埋め込み層のキャリ
    ア濃度よりも高いことを特徴とする光半導体素子。
  2. 【請求項2】 第1導電型半導体基板と、 該第1導電型半導体基板上にメサ構造状に形成された、
    半導体活性層及び第2導電型半導体クラッド層と、 前記メサ構造を覆うように形成された、第2導電型半導
    体第1埋め込み層及び第2導電型半導体第2埋め込み層
    とを有し、 前記第2導電型半導体第1埋め込み層が前記メサ構造の
    側部で前記第1導電型半導体基板と接している光半導体
    素子において、 前記第2導電型半導体第1埋め込み層は、そのキャリア
    濃度分布が、段階的に変化しており、前記第1導電型半
    導体基板と接している領域において最も高くなっている
    ことを特徴とする光半導体素子。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の光半導
    体素子において、 前記半導体活性層は、活性領域と、該活性領域よりもバ
    ンドギャップエネルギーの大きな半導体光導波路領域と
    からなり、前記半導体活性層のストライプ方向で互いに
    接続されるようにメサ状に形成されていることを特徴と
    する光半導体素子。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の光半導体素子におい
    て、 前記半導体活性層は、その層厚が、前記活性領域におけ
    る層厚よりも前記半導体光導波路領域における層厚の方
    が薄く形成されており、その接続領域においては前記活
    性領域から前記半導体光導波路領域に向かうにつれて段
    階的に薄くなっていることを特徴とする光半導体素子。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の
    光半導体素子において、 前記第2導電型半導体第1埋め込み層のキャリア濃度
    は、1×1018cm-3以上であり、かつ、前記第2導電
    型半導体第2埋め込み層のキャリア濃度は、5×1017
    cm-3以下であることを特徴とする光半導体素子。
  6. 【請求項6】 第1導電型半導体基板上に、光導波領域
    を挟むように一対の誘電体薄膜をストライプ状に形成す
    る工程と、 前記光導波領域に、少なくとも半導体活性層及び第2導
    電型半導体クラッド層をメサ構造状に形成する工程と、 前記メサ構造に接する領域の前記誘電体薄膜をエッチン
    グにより除去する工程と、 前記メサ構造を第2導電型半導体第1埋め込み層、第2
    導電型半導体第2埋め込み層及び第2導電型半導体コン
    タクト層で埋め込む工程と、 前記第2導電型半導体コンタクト層の表面に第2の電極
    を、また前記第1導電型半導体基板の裏面に第1の電極
    を形成する工程とを順次行うことにより光半導体素子を
    製造する光半導体素子の製造方法において、 前記第2導電型半導体第1埋め込み層のドーピング濃度
    を、前記第2導電型半導体第2埋め込み層のドーピング
    濃度よりも高くすることを特徴とする光半導体素子の製
    造方法。
  7. 【請求項7】 第1導電型半導体基板上に、光導波領域
    を挟むように一対の誘電体薄膜をストライプ状に形成す
    る工程と、 前記光導波領域に、少なくとも半導体活性層及び第2導
    電型半導体クラッド層をメサ構造状に形成する工程と、 前記メサ構造に接する領域の前記誘電体薄膜をエッチン
    グにより除去する工程と、 前記メサ構造を第2導電型半導体第1埋め込み層、第2
    導電型半導体第2埋め込み層及び第2導電型半導体コン
    タクト層で埋め込む工程と、 前記第2導電型半導体コンタクト層の表面に第2の電極
    を、また前記第1導電型半導体基板の裏面に第1の電極
    を形成する工程とを順次行うことにより光半導体素子を
    製造する光半導体素子の製造方法において、 前記第2導電型半導体第1埋め込み層のドーピング濃度
    を、成長初期に最も高くし、その後に、段階的に低くし
    ていくことを特徴とする光半導体素子の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項6または請求項7に記載の光半導
    体素子の製造方法において、 前記誘電体薄膜のストライプ幅を、前記第1導電型半導
    体基板面内で変化させることを特徴とする光半導体素子
    の製造方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006032730A (ja) * 2004-07-16 2006-02-02 Sumitomo Electric Ind Ltd 半導体光素子
JP2008227545A (ja) * 2008-06-12 2008-09-25 Sumitomo Electric Ind Ltd 半導体光素子
JP2013070027A (ja) * 2011-09-08 2013-04-18 Furukawa Electric Co Ltd:The 光集積デバイス及び光集積デバイスの製造方法
JP2016200760A (ja) * 2015-04-13 2016-12-01 住友電気工業株式会社 変換器、光半導体装置および光半導体装置の製造方法
JP2024000706A (ja) * 2022-06-21 2024-01-09 住友電気工業株式会社 半導体光素子

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