JPH10178295A - 電磁遮蔽板の製造方法 - Google Patents
電磁遮蔽板の製造方法Info
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- JPH10178295A JPH10178295A JP33850796A JP33850796A JPH10178295A JP H10178295 A JPH10178295 A JP H10178295A JP 33850796 A JP33850796 A JP 33850796A JP 33850796 A JP33850796 A JP 33850796A JP H10178295 A JPH10178295 A JP H10178295A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】開孔を有する透視可能な電磁遮蔽スクリ−ンの
両面に加熱・加圧により透明性プラスチックシ−トを融
着一体化する電磁遮蔽板を対象として、優れた電磁シ−
ルド効果を保証しつつ優れた透視性を付与できる電磁遮
蔽板を製造する方法を提供する。 【解決手段】開孔を有する透視可能な電磁遮蔽スクリ−
ン1を透明性プラスチックシ−ト2、例えばポリカ−ボ
ネ−トシ−トで挾み、各透明性プラスチックシ−ト2に
該プラスチックシ−トよりも高軟化点の剥離性プラスチ
ックシ−ト3、例えばポリエチレンテレフタレ−トフィ
ルムを介してプレス当板4を当接し、これらをプレス熱
板5で加熱・加圧して透明性プラスチックシ−ト2と電
磁遮蔽スクリ−ン1とを融着一体化し、冷却後、剥離性
プラスチックシ−トを除去する。
両面に加熱・加圧により透明性プラスチックシ−トを融
着一体化する電磁遮蔽板を対象として、優れた電磁シ−
ルド効果を保証しつつ優れた透視性を付与できる電磁遮
蔽板を製造する方法を提供する。 【解決手段】開孔を有する透視可能な電磁遮蔽スクリ−
ン1を透明性プラスチックシ−ト2、例えばポリカ−ボ
ネ−トシ−トで挾み、各透明性プラスチックシ−ト2に
該プラスチックシ−トよりも高軟化点の剥離性プラスチ
ックシ−ト3、例えばポリエチレンテレフタレ−トフィ
ルムを介してプレス当板4を当接し、これらをプレス熱
板5で加熱・加圧して透明性プラスチックシ−ト2と電
磁遮蔽スクリ−ン1とを融着一体化し、冷却後、剥離性
プラスチックシ−トを除去する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、透視可能な電磁遮
蔽スクリ−ンの両面に透明性プラスチックシ−トを融着
一体化した電磁遮蔽板を製造する方法に関するものであ
る。
蔽スクリ−ンの両面に透明性プラスチックシ−トを融着
一体化した電磁遮蔽板を製造する方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】パ−ソナルコンピュ−タ等の電子関連機
器の普及に伴い電磁波妨害対策が重要視され、その対策
の一環として各種の電磁遮蔽板が提案されている。特
に、各種電子機器を使用するオフィス内を小部屋に仕切
る場合、室内や車内に外部の電磁波が窓ガラスから侵入
するのを防止する場合、パチンコ遊技機がPHSの送受
信波で誤動作することのないようにパチンコ台の前面窓
ガラスに電磁遮蔽機能を付与する場合等、透明な電磁遮
蔽板が要求される。
器の普及に伴い電磁波妨害対策が重要視され、その対策
の一環として各種の電磁遮蔽板が提案されている。特
に、各種電子機器を使用するオフィス内を小部屋に仕切
る場合、室内や車内に外部の電磁波が窓ガラスから侵入
するのを防止する場合、パチンコ遊技機がPHSの送受
信波で誤動作することのないようにパチンコ台の前面窓
ガラスに電磁遮蔽機能を付与する場合等、透明な電磁遮
蔽板が要求される。
【0003】そこで、本出願人は、開孔率が50%以上
の導電性織布を、全光線透過率が70%以上の透明性プ
ラスチックシ−トで挾み、これらをプレスによる加熱・
加圧で融着一体化した電磁遮蔽板を既に提案した(特開
昭63−110800号)。
の導電性織布を、全光線透過率が70%以上の透明性プ
ラスチックシ−トで挾み、これらをプレスによる加熱・
加圧で融着一体化した電磁遮蔽板を既に提案した(特開
昭63−110800号)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】電磁遮蔽スクリ−ンの
電磁シ−ルド効果は、反射損失(異なる電波伝播媒質で
の反射による損失)と吸収損失(媒質の電波伝播中での
熱損失)と多重反射損失(電磁遮蔽材内部の両境界面で
の繰返し反射による損失)の総和で与えられ、電磁遮蔽
材の金属分布密度が高いほど、高い電磁シ−ルド効果が
得られる。
電磁シ−ルド効果は、反射損失(異なる電波伝播媒質で
の反射による損失)と吸収損失(媒質の電波伝播中での
熱損失)と多重反射損失(電磁遮蔽材内部の両境界面で
の繰返し反射による損失)の総和で与えられ、電磁遮蔽
材の金属分布密度が高いほど、高い電磁シ−ルド効果が
得られる。
【0005】而るに、上記の電磁遮蔽板においては、透
視性を保証するために導電性織布の開孔率50%以上と
しているが、電磁シ−ルド効果の面から開孔率の上限が
制限される。周知の通り、プレス法によりプラスチック
積層板を製造する場合、積み重ねプラスチックシ−ト
を、固定盤及び可動盤に熱板を取り付けたプレスでプレ
ス当板(通常、鏡面のステンレス鋼板が使用される)を
介して加熱・加圧することにより融着一体化している。
視性を保証するために導電性織布の開孔率50%以上と
しているが、電磁シ−ルド効果の面から開孔率の上限が
制限される。周知の通り、プレス法によりプラスチック
積層板を製造する場合、積み重ねプラスチックシ−ト
を、固定盤及び可動盤に熱板を取り付けたプレスでプレ
ス当板(通常、鏡面のステンレス鋼板が使用される)を
介して加熱・加圧することにより融着一体化している。
【0006】周知の通り、ポリカ−ボネ−トは透明度が
高く、耐衝撃性や剛性にも優れているために、上記電磁
遮蔽板の透明性プラスチックシ−トとして好適である。
しかしながら、本発明者がポリカ−ボネ−トシ−トで導
電性織布(ニッケルメッキしたポリエステル繊維の織
布)を挾み、これらを上記のプレス法により融着一体化
して透視性電磁遮蔽板を製作し、その全光線透過率を測
定したところ、その測定値は予想外に低い値であった。
すなわち、導電性織布の開孔率60%以上、ポリカ−ボ
ネ−トシ−トの全光線透過率83%以上にもかかわら
ず、電磁遮蔽板の全光線透過率は40%以下であり、以
外にも低かった。
高く、耐衝撃性や剛性にも優れているために、上記電磁
遮蔽板の透明性プラスチックシ−トとして好適である。
しかしながら、本発明者がポリカ−ボネ−トシ−トで導
電性織布(ニッケルメッキしたポリエステル繊維の織
布)を挾み、これらを上記のプレス法により融着一体化
して透視性電磁遮蔽板を製作し、その全光線透過率を測
定したところ、その測定値は予想外に低い値であった。
すなわち、導電性織布の開孔率60%以上、ポリカ−ボ
ネ−トシ−トの全光線透過率83%以上にもかかわら
ず、電磁遮蔽板の全光線透過率は40%以下であり、以
外にも低かった。
【0007】こ原因としては、上記プレス法によれば、
プレス当板としてのステンレス鋼板がポリカ−ボネ−ト
シ−トに直接接触し、プレス熱板の熱がこのステンレス
鋼板を経てポリカ−ボネ−トシ−トに伝達され、その接
触界面近傍のポリカ−ボネ−トシ−ト表面層部分が急な
温度勾配で加熱され、その表面層部分のオリゴマ−や添
加剤(例えば、難燃剤)がポリカ−ボネ−トシ−ト表面
にブリ−ドした結果であると推定できる。
プレス当板としてのステンレス鋼板がポリカ−ボネ−ト
シ−トに直接接触し、プレス熱板の熱がこのステンレス
鋼板を経てポリカ−ボネ−トシ−トに伝達され、その接
触界面近傍のポリカ−ボネ−トシ−ト表面層部分が急な
温度勾配で加熱され、その表面層部分のオリゴマ−や添
加剤(例えば、難燃剤)がポリカ−ボネ−トシ−ト表面
にブリ−ドした結果であると推定できる。
【0008】この電磁遮蔽板の全光線透過率の低下を補
償するために導電性織布の開孔度を高くすると、既述し
た通り電磁シ−ルド効果の低下が避けられない。本発明
の目的は、開孔を有する透視可能な電磁遮蔽スクリ−ン
の両面に加熱・加圧により透明性プラスチックシ−トを
融着一体化する電磁遮蔽板を対象として、優れた電磁シ
−ルド効果を保証しつつ優れた透視性を付与できる電磁
遮蔽板を製造する方法を提供することにある。
償するために導電性織布の開孔度を高くすると、既述し
た通り電磁シ−ルド効果の低下が避けられない。本発明
の目的は、開孔を有する透視可能な電磁遮蔽スクリ−ン
の両面に加熱・加圧により透明性プラスチックシ−トを
融着一体化する電磁遮蔽板を対象として、優れた電磁シ
−ルド効果を保証しつつ優れた透視性を付与できる電磁
遮蔽板を製造する方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電磁遮蔽板
の製造方法は、開孔を有する透視可能な電磁遮蔽スクリ
−ンを透明性プラスチックシ−ト、例えばポリカ−ボネ
−トシ−トで挾み、各透明性プラスチックシ−トに該プ
ラスチックシ−トよりも高軟化点の剥離性プラスチック
フィルム、例えばポリエチレンテレフタレ−トフィルム
を介してプレス当板を当接し、これらをプレス熱板で加
熱・加圧して透明性プラスチックシ−トと電磁遮蔽スク
リ−ンとを融着一体化し、冷却後、剥離性プラスチック
フィルムを除去することを特徴とする構成である。
の製造方法は、開孔を有する透視可能な電磁遮蔽スクリ
−ンを透明性プラスチックシ−ト、例えばポリカ−ボネ
−トシ−トで挾み、各透明性プラスチックシ−トに該プ
ラスチックシ−トよりも高軟化点の剥離性プラスチック
フィルム、例えばポリエチレンテレフタレ−トフィルム
を介してプレス当板を当接し、これらをプレス熱板で加
熱・加圧して透明性プラスチックシ−トと電磁遮蔽スク
リ−ンとを融着一体化し、冷却後、剥離性プラスチック
フィルムを除去することを特徴とする構成である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施の形態について説明する。図1は本発明によって製
造される電磁遮蔽板を示している。図1において、1は
開孔を有する透視可能な電磁遮蔽スクリ−ンである。こ
の電磁遮蔽スクリ−ンには、金属をメッキした有機繊維
の織布で、開孔率50%以上のものを使用できる。この
開孔率Xは、繊維径をd(μm)、1インチ当たりの縦
糸の本数をa、1インチ当たりの横糸の本数をbとすれ
ば、 X=(1−ad/2540)(1−bd/2540)×100% で与えられる。
実施の形態について説明する。図1は本発明によって製
造される電磁遮蔽板を示している。図1において、1は
開孔を有する透視可能な電磁遮蔽スクリ−ンである。こ
の電磁遮蔽スクリ−ンには、金属をメッキした有機繊維
の織布で、開孔率50%以上のものを使用できる。この
開孔率Xは、繊維径をd(μm)、1インチ当たりの縦
糸の本数をa、1インチ当たりの横糸の本数をbとすれ
ば、 X=(1−ad/2540)(1−bd/2540)×100% で与えられる。
【0011】上記有機繊維には、ポリエステル繊維やア
クリル繊維を使用できる。上記のメッキ金属について
は、光を反射・散乱により透過させて全光線透過率〔全
光線透過量(並行透過光+散乱透過光)と入射光量との
比〕を大とするためには、ニッケル等の反射性金属を使
用することが有効であり、電磁シ−ルド効果を大とする
ためには、銅等の高導電性金属を使用することが有効で
あり、繊維に銅等の高導電率の金属をメッキし、その銅
メッキ層上にニッケル等の反射性金属をメッキしたもの
を使用することが好ましい。
クリル繊維を使用できる。上記のメッキ金属について
は、光を反射・散乱により透過させて全光線透過率〔全
光線透過量(並行透過光+散乱透過光)と入射光量との
比〕を大とするためには、ニッケル等の反射性金属を使
用することが有効であり、電磁シ−ルド効果を大とする
ためには、銅等の高導電性金属を使用することが有効で
あり、繊維に銅等の高導電率の金属をメッキし、その銅
メッキ層上にニッケル等の反射性金属をメッキしたもの
を使用することが好ましい。
【0012】2,2は電磁遮蔽スクリ−ン1の両面に融
着一体化されたポリカ−ボネ−トシ−トである。このポ
リカ−ボネ−トシ−トの全光線透過率は、通常83%以
上、熱変形温度は125℃以上であり、通常、添加剤、
例えば、難燃剤を配合したものが使用される。上記にお
いて、電磁遮蔽スクリ−ン1の厚みは、通常100μm
〜10μmであり、ポリカ−ボネ−トシ−ト2の厚み
は、通常1mm〜6mmである。また、開孔を有する透
視可能な電磁遮蔽スクリ−ンとしては、上記導電性繊維
の織布の外、同導電性繊維の不織布や金属繊維の織布等
も使用できる。
着一体化されたポリカ−ボネ−トシ−トである。このポ
リカ−ボネ−トシ−トの全光線透過率は、通常83%以
上、熱変形温度は125℃以上であり、通常、添加剤、
例えば、難燃剤を配合したものが使用される。上記にお
いて、電磁遮蔽スクリ−ン1の厚みは、通常100μm
〜10μmであり、ポリカ−ボネ−トシ−ト2の厚み
は、通常1mm〜6mmである。また、開孔を有する透
視可能な電磁遮蔽スクリ−ンとしては、上記導電性繊維
の織布の外、同導電性繊維の不織布や金属繊維の織布等
も使用できる。
【0013】本発明に係る製造方法により、上記の電磁
遮蔽板を製造するには、図2に示すように、電磁遮蔽ス
クリ−ン1の上下にポリカ−ボネ−トシ−ト2を重ね、
このポリカ−ボネ−トシ−ト2上に、ポリカ−ボネ−ト
シ−ト2よりも軟化点が高い厚み数10μmの剥離性プ
ラスチックフィルム3、例えばポリエチレンテレフタレ
−トフィルム、フッ素樹脂フィルム等を介して鏡面のプ
レス当板4(通常、ステンレス鋼板)を当て、熱板5を
取り付けたプレス固定盤61と熱板5を取り付けたプレ
ス可動盤62とで、熱板5のピ−ク温度145℃〜17
0℃、圧力60kg/cm2の条件にて加熱・加圧して電磁
遮蔽スクリ−ン1とポリカ−ボネ−トシ−ト2とを融着
一体化し、ついで熱板の冷却により成形体をポリカ−ボ
ネ−トシ−トの熱変形温度よりも充分に低い温度にまで
冷却し、而るのち、成形体をプレスより取り出し、剥離
性プラスチックフィルムを除去して電磁遮蔽板を得る。
遮蔽板を製造するには、図2に示すように、電磁遮蔽ス
クリ−ン1の上下にポリカ−ボネ−トシ−ト2を重ね、
このポリカ−ボネ−トシ−ト2上に、ポリカ−ボネ−ト
シ−ト2よりも軟化点が高い厚み数10μmの剥離性プ
ラスチックフィルム3、例えばポリエチレンテレフタレ
−トフィルム、フッ素樹脂フィルム等を介して鏡面のプ
レス当板4(通常、ステンレス鋼板)を当て、熱板5を
取り付けたプレス固定盤61と熱板5を取り付けたプレ
ス可動盤62とで、熱板5のピ−ク温度145℃〜17
0℃、圧力60kg/cm2の条件にて加熱・加圧して電磁
遮蔽スクリ−ン1とポリカ−ボネ−トシ−ト2とを融着
一体化し、ついで熱板の冷却により成形体をポリカ−ボ
ネ−トシ−トの熱変形温度よりも充分に低い温度にまで
冷却し、而るのち、成形体をプレスより取り出し、剥離
性プラスチックフィルムを除去して電磁遮蔽板を得る。
【0014】上記熱板5には、電熱式、蒸気式等を使用
でき、熱板がピ−ク温度に達する時間は数10分であ
る。本発明に係る電磁遮蔽板の製造方法は、通常、多段
プレスを用いて実施され、図3はその多段プレスの一例
を示している。図3において、71はシリンダ−、72
はラム、62はプレス可動盤であり、可動盤62の上面
には熱板5が取り付けられている。61はステ−73,
73で支持された固定盤であり、下面に熱板5が取り付
けられている。51は浮動熱板であり、可動盤62と固
定盤61との間に複数枚、配されている。74,74は
マニホ−ルドパイプであり、このパイプ74と各熱板
5,51との間が可撓管75で連通されており、各熱板
5,51がマニホ−ルドパイプ74からの蒸気の供給で
加熱される。
でき、熱板がピ−ク温度に達する時間は数10分であ
る。本発明に係る電磁遮蔽板の製造方法は、通常、多段
プレスを用いて実施され、図3はその多段プレスの一例
を示している。図3において、71はシリンダ−、72
はラム、62はプレス可動盤であり、可動盤62の上面
には熱板5が取り付けられている。61はステ−73,
73で支持された固定盤であり、下面に熱板5が取り付
けられている。51は浮動熱板であり、可動盤62と固
定盤61との間に複数枚、配されている。74,74は
マニホ−ルドパイプであり、このパイプ74と各熱板
5,51との間が可撓管75で連通されており、各熱板
5,51がマニホ−ルドパイプ74からの蒸気の供給で
加熱される。
【0015】この多段プレスを用い本発明により上記の
電磁遮蔽板を製造するには、各段の熱板間において、図
2と同様にして、電磁遮蔽スクリ−ン1とその上下にポ
リカ−ボネ−トシ−ト2とを配し、更に各ポリカ−ボネ
−トシ−ト2に剥離性プラスチックフィルム3を介して
プレス当板4を当て、プレスの駆動により一挙に各段を
加熱・加圧して各段の電磁遮蔽スクリ−ン1とポリカ−
ボネ−トシ−ト2とを融着一体化し、ついで熱板の冷却
により各段の成形体をポリカ−ボネ−トシ−トの熱変形
温度よりも充分に低い温度にまで冷却し、而るのち、各
段の成形体をプレスより取り出し、剥離性プラスチック
フィルム3を除去して一度に複数枚の電磁遮蔽板を得
る。
電磁遮蔽板を製造するには、各段の熱板間において、図
2と同様にして、電磁遮蔽スクリ−ン1とその上下にポ
リカ−ボネ−トシ−ト2とを配し、更に各ポリカ−ボネ
−トシ−ト2に剥離性プラスチックフィルム3を介して
プレス当板4を当て、プレスの駆動により一挙に各段を
加熱・加圧して各段の電磁遮蔽スクリ−ン1とポリカ−
ボネ−トシ−ト2とを融着一体化し、ついで熱板の冷却
により各段の成形体をポリカ−ボネ−トシ−トの熱変形
温度よりも充分に低い温度にまで冷却し、而るのち、各
段の成形体をプレスより取り出し、剥離性プラスチック
フィルム3を除去して一度に複数枚の電磁遮蔽板を得
る。
【0016】本発明に係る電磁遮蔽板の製造方法におい
ては、プレス当板と透明性プラスチックシ−トとの間に
剥離性プラスチックフィルムを介在させており、プレス
当板と透明性プラスチックシ−トとを直接接触させてい
る従来例に較べ、後述の実施例と比較例との対比から明
らかなように、電磁遮蔽板の透視性を高くできる。その
理由は、本発明では、プレス当板と透明性プラスチック
シ−トとの間に剥離性プラスチックフィルムを介在させ
ているために、プレス当板と透明性プラスチックシ−ト
とを直接接触させる場合に較べ、透明性プラスチックシ
−トの表面直下の温度勾配を緩くでき、その結果、透明
性プラスチックシ−ト表面直下部分から表面へのオリゴ
マ−や添加剤のブリ−ドをよく抑制でき、その表面の曇
りを抑えて透明度を高くできるためと推定できる。
ては、プレス当板と透明性プラスチックシ−トとの間に
剥離性プラスチックフィルムを介在させており、プレス
当板と透明性プラスチックシ−トとを直接接触させてい
る従来例に較べ、後述の実施例と比較例との対比から明
らかなように、電磁遮蔽板の透視性を高くできる。その
理由は、本発明では、プレス当板と透明性プラスチック
シ−トとの間に剥離性プラスチックフィルムを介在させ
ているために、プレス当板と透明性プラスチックシ−ト
とを直接接触させる場合に較べ、透明性プラスチックシ
−トの表面直下の温度勾配を緩くでき、その結果、透明
性プラスチックシ−ト表面直下部分から表面へのオリゴ
マ−や添加剤のブリ−ドをよく抑制でき、その表面の曇
りを抑えて透明度を高くできるためと推定できる。
【0017】本発明において、透明性プラスチックシ−
トには、上記ポリカ−ボネ−トシ−トに限定されること
なく他のものも使用でき、例えば、塩化ビニル樹脂シ−
ト、ポリメタクリル酸メチルシ−ト、ポリスチレンシ−
ト、ABS樹脂シ−ト等の非結晶性プラスチックのシ−
トも使用できる。また、剥離性プラスチックフィルム
は、透明性プラスチックシ−トよりも高軟化点で、かつ
剥離性のものが、使用する透明性プラスチックシ−トに
応じて選定される。
トには、上記ポリカ−ボネ−トシ−トに限定されること
なく他のものも使用でき、例えば、塩化ビニル樹脂シ−
ト、ポリメタクリル酸メチルシ−ト、ポリスチレンシ−
ト、ABS樹脂シ−ト等の非結晶性プラスチックのシ−
トも使用できる。また、剥離性プラスチックフィルム
は、透明性プラスチックシ−トよりも高軟化点で、かつ
剥離性のものが、使用する透明性プラスチックシ−トに
応じて選定される。
【0018】
〔実施例〕電磁遮蔽スクリ−ンには、繊維外径40μm
のポリエステル繊維に銅をメッキし、その銅メッキ層上
にニッケルをメッキした導電性繊維を、縦糸及び横糸と
も1インチ当たり135本として織製した、開孔率がほ
ぼ60%、全光線透過率が60%以上の導電性織布を使
用し、ポリカ−ボネ−トシ−トには、熱変形温度135
℃、全光線透過率83%以上、厚み2mm、両面艶出し
のものを使用した。
のポリエステル繊維に銅をメッキし、その銅メッキ層上
にニッケルをメッキした導電性繊維を、縦糸及び横糸と
も1インチ当たり135本として織製した、開孔率がほ
ぼ60%、全光線透過率が60%以上の導電性織布を使
用し、ポリカ−ボネ−トシ−トには、熱変形温度135
℃、全光線透過率83%以上、厚み2mm、両面艶出し
のものを使用した。
【0019】剥離性プラスチックフィルムには、厚み1
00μmのポリエチレンイレフタレ−トフィルムを使用
し、プレス当板には、厚み2mmの鏡面ステンレス鋼板
を使用した。プレスの加熱・加圧条件は、加熱時間50
分(熱板の過熱開始から熱板ピ−ク温度に達するまでの
時間)、熱板ピ−ク温度150℃、圧力65kg/cm2
とした。
00μmのポリエチレンイレフタレ−トフィルムを使用
し、プレス当板には、厚み2mmの鏡面ステンレス鋼板
を使用した。プレスの加熱・加圧条件は、加熱時間50
分(熱板の過熱開始から熱板ピ−ク温度に達するまでの
時間)、熱板ピ−ク温度150℃、圧力65kg/cm2
とした。
【0020】〔比較例〕剥離性プラスチックフィルムを
使用せず、ポリカ−ボネ−トシ−トをプレス当板に直接
接触させた以外、実施例に同じとした。これら実施例及
び比較例で得た電磁遮蔽板の全光線透過率をJIS K
6714に準じ光線透過率測定装置により測定したとこ
ろ、実施例品では全光線透過率50%を得たが、比較例
品では30%以下であった。
使用せず、ポリカ−ボネ−トシ−トをプレス当板に直接
接触させた以外、実施例に同じとした。これら実施例及
び比較例で得た電磁遮蔽板の全光線透過率をJIS K
6714に準じ光線透過率測定装置により測定したとこ
ろ、実施例品では全光線透過率50%を得たが、比較例
品では30%以下であった。
【0021】また、上記実施例品及び比較例品の電界シ
−ルド効果を測定したところ、30MHzで56db、1
00MHzで55db、500MHzで41db、1000MH
zで30dbであった。しかし、比較例品の全光線透過
率を実施例品の全光線透過率まで高めるように、比較例
品において、導電性織布の目を粗くすると、繊維が切れ
る等して不良品となった。
−ルド効果を測定したところ、30MHzで56db、1
00MHzで55db、500MHzで41db、1000MH
zで30dbであった。しかし、比較例品の全光線透過
率を実施例品の全光線透過率まで高めるように、比較例
品において、導電性織布の目を粗くすると、繊維が切れ
る等して不良品となった。
【0022】
【発明の効果】本発明に係る電磁遮蔽板の製造方法によ
れば、導電性織布のような透視可能な電磁遮蔽スクリ−
ンの両面に透明性プラスチックシ−トをプレスによる加
熱・加圧で融着一体化する場合、プレス当板と透明性プ
ラスチックシ−トとの間に剥離性プラスチックフィルム
を介在させるだけで、電磁遮蔽板の透視性を高めること
ができ、または、等しい透視性のもとでは電磁シ−ルド
効果を高めることができ、透視性が要求される箇所での
電磁遮蔽に好適な電磁遮蔽板を通常のプレス法と同程度
の作業性で容易に製造できる。
れば、導電性織布のような透視可能な電磁遮蔽スクリ−
ンの両面に透明性プラスチックシ−トをプレスによる加
熱・加圧で融着一体化する場合、プレス当板と透明性プ
ラスチックシ−トとの間に剥離性プラスチックフィルム
を介在させるだけで、電磁遮蔽板の透視性を高めること
ができ、または、等しい透視性のもとでは電磁シ−ルド
効果を高めることができ、透視性が要求される箇所での
電磁遮蔽に好適な電磁遮蔽板を通常のプレス法と同程度
の作業性で容易に製造できる。
【図1】本発明に係る方法により製造される電磁遮蔽板
を示す図面である。
を示す図面である。
【図2】本発明に係る電磁遮蔽板の製造方法を示す図面
である。
である。
【図3】本発明において使用される多段プレスを示す図
面である。
面である。
1 電磁遮蔽スクリ−ン 2 透明性プラスチックシ−ト 3 剥離性プラスチックフィルム 4 プレス当板 5 熱板 61 プレス固定盤 62 プレス可動盤
Claims (2)
- 【請求項1】開孔を有する透視可能な電磁遮蔽スクリ−
ンを透明性プラスチックシ−トで挾み、各透明性プラス
チックシ−トに該プラスチックシ−トよりも高軟化点の
剥離性プラスチックフィルムを介してプレス当板を当接
し、これらをプレス熱板で加熱・加圧して透明性プラス
チックシ−トと電磁遮蔽スクリ−ンとを融着一体化し、
冷却後、剥離性プラスチックフィルムを除去することを
特徴とする電磁遮蔽板の製造方法。 - 【請求項2】透明性プラスチックシ−トがポリカ−ボネ
−トシ−トであり、剥離性プラスチックフィルムがポリ
エチレンテレフタレ−トフィルムである請求項1記載の
電磁遮蔽板の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33850796A JPH10178295A (ja) | 1996-12-18 | 1996-12-18 | 電磁遮蔽板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33850796A JPH10178295A (ja) | 1996-12-18 | 1996-12-18 | 電磁遮蔽板の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10178295A true JPH10178295A (ja) | 1998-06-30 |
Family
ID=18318814
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33850796A Pending JPH10178295A (ja) | 1996-12-18 | 1996-12-18 | 電磁遮蔽板の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10178295A (ja) |
-
1996
- 1996-12-18 JP JP33850796A patent/JPH10178295A/ja active Pending
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