JPH10178771A - 渦電流式減速装置の制動ドラム - Google Patents
渦電流式減速装置の制動ドラムInfo
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- JPH10178771A JPH10178771A JP35362596A JP35362596A JPH10178771A JP H10178771 A JPH10178771 A JP H10178771A JP 35362596 A JP35362596 A JP 35362596A JP 35362596 A JP35362596 A JP 35362596A JP H10178771 A JPH10178771 A JP H10178771A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 鉄または鉄合金製の制動ドラムの内周面に銅
層を形成する場合に、接合部の組成を緩やかに変化させ
ることにより、接合部で電気抵抗、透磁率などの物性が
急激に変化するのを抑え、全体として渦電流の電気抵抗
を減じ、高温でも安定した高い制動トルクが得られるよ
うにスル。 【解決手段】 鉄を主成分とする渦電流式減速装置の制
動ドラムにおいて、制動ドラム13の端面にニツケル層
34を厚さ0.5〜2mmに肉盛り溶接し、ニツケル層
34の表面に所望の厚さの銅層35を肉盛り溶接する。
制動ドラム13の端面の母材である鉄層33とニツケル
層34との境界および母材である銅層35とニツケル層
34との境界に、それぞれ40〜60%の母材を含みか
つ母材の含有量がニツケル層34の中心部へ向けて次第
に少くなる合金層が存在させる。
層を形成する場合に、接合部の組成を緩やかに変化させ
ることにより、接合部で電気抵抗、透磁率などの物性が
急激に変化するのを抑え、全体として渦電流の電気抵抗
を減じ、高温でも安定した高い制動トルクが得られるよ
うにスル。 【解決手段】 鉄を主成分とする渦電流式減速装置の制
動ドラムにおいて、制動ドラム13の端面にニツケル層
34を厚さ0.5〜2mmに肉盛り溶接し、ニツケル層
34の表面に所望の厚さの銅層35を肉盛り溶接する。
制動ドラム13の端面の母材である鉄層33とニツケル
層34との境界および母材である銅層35とニツケル層
34との境界に、それぞれ40〜60%の母材を含みか
つ母材の含有量がニツケル層34の中心部へ向けて次第
に少くなる合金層が存在させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は主として大型車両の
摩擦ブレーキを補助する渦電流減速装置、特に制動能力
を高めるようにした渦電流減速装置の制動ドラムに関す
るものである。
摩擦ブレーキを補助する渦電流減速装置、特に制動能力
を高めるようにした渦電流減速装置の制動ドラムに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】特開昭63-274,357号公報に開示される電
磁石式渦電流減速装置では、回転軸に結合した1対の制
動円板の間に、多数の電磁石を支持する不動の磁石支持
体が配設され、制動円板の電磁石と対向する内面に、導
電率の大きい金属層が接着されている。上述の渦電流減
速装置では、制動円板と電磁石との相対回転により、制
動円板に渦電流に基づく制動力を発生する。
磁石式渦電流減速装置では、回転軸に結合した1対の制
動円板の間に、多数の電磁石を支持する不動の磁石支持
体が配設され、制動円板の電磁石と対向する内面に、導
電率の大きい金属層が接着されている。上述の渦電流減
速装置では、制動円板と電磁石との相対回転により、制
動円板に渦電流に基づく制動力を発生する。
【0003】特開平4-88,867号公報に開示される永久磁
石式渦電流減速装置でも、制動ドラムと永久磁石との相
対回転により、制動ドラムに渦電流に基づく制動力を発
生する。渦電流式減速装置では制動ドラムの材料を鉄材
に銅材を組み合せることにより、制動ドラムの内部に発
生する渦電流が増加し、鉄材だけの場合よりも制動能力
を高めることができる。
石式渦電流減速装置でも、制動ドラムと永久磁石との相
対回転により、制動ドラムに渦電流に基づく制動力を発
生する。渦電流式減速装置では制動ドラムの材料を鉄材
に銅材を組み合せることにより、制動ドラムの内部に発
生する渦電流が増加し、鉄材だけの場合よりも制動能力
を高めることができる。
【0004】鉄材または鉄系合金材(SCM415な
ど)に銅材を接合する手段として、鉄または鉄合金から
なる制動ドラムに、銅からなる薄い筒体を圧入するかボ
ルトにより結合するものと、鉄または鉄合金材と銅材を
直接ろう付けまたは溶接により接合するものとがある。
前者の手段は鉄または鉄合金材と銅材の密着が難しく、
後者の鉄または鉄合金材と銅材を直接ろう付けする手段
では、高温でろうが溶け出し、接合強度が極端に低下
し、また、微小な空隙も制動トルクの発生に必要な渦電
流に対し大きな電気抵抗になる。また、鉄または鉄合金
材と銅材を溶接する手段では、鉄または鉄合金に銅が固
溶しにくいため直接接合することは難しく、接合された
としても鉄または鉄合金と銅の熱膨張率が大きく異なる
ので、高温で接合部にクラツクや剥離が起こる。さら
に、鉄または鉄合金材と銅材の電気抵抗率に大きな差が
あることから電気腐食の原因になり、電流密度の不均一
から局部的な発熱の原因にもなる。
ど)に銅材を接合する手段として、鉄または鉄合金から
なる制動ドラムに、銅からなる薄い筒体を圧入するかボ
ルトにより結合するものと、鉄または鉄合金材と銅材を
直接ろう付けまたは溶接により接合するものとがある。
前者の手段は鉄または鉄合金材と銅材の密着が難しく、
後者の鉄または鉄合金材と銅材を直接ろう付けする手段
では、高温でろうが溶け出し、接合強度が極端に低下
し、また、微小な空隙も制動トルクの発生に必要な渦電
流に対し大きな電気抵抗になる。また、鉄または鉄合金
材と銅材を溶接する手段では、鉄または鉄合金に銅が固
溶しにくいため直接接合することは難しく、接合された
としても鉄または鉄合金と銅の熱膨張率が大きく異なる
ので、高温で接合部にクラツクや剥離が起こる。さら
に、鉄または鉄合金材と銅材の電気抵抗率に大きな差が
あることから電気腐食の原因になり、電流密度の不均一
から局部的な発熱の原因にもなる。
【0005】特公平5−87568号公報に開示される
鉄または鉄合金材と銅材の接合方法では、SCH22な
どの耐熱鋼材と高熱伝導率を有する銅材とをニツケルろ
うによリ接合しているが、ニツケルろうのろう付け温度
は925〜1200℃であり、特にB-Ni-2相当のろう材
のろう付け温度は1010〜1175℃である。銅の融
点は1083℃であるので銅とニツケルとの間には合金
層が形成されるが、合金層の組成は銅35%までの範囲
である。一方、鉄の融点は1534℃、ニツケルの融点
は1455℃であるから、上述のろう付け温度(101
0〜1175℃)では、鉄とニツケルとの間には溶融反
応は起こらないか、起こつても表面のごく僅かの部分で
ある。
鉄または鉄合金材と銅材の接合方法では、SCH22な
どの耐熱鋼材と高熱伝導率を有する銅材とをニツケルろ
うによリ接合しているが、ニツケルろうのろう付け温度
は925〜1200℃であり、特にB-Ni-2相当のろう材
のろう付け温度は1010〜1175℃である。銅の融
点は1083℃であるので銅とニツケルとの間には合金
層が形成されるが、合金層の組成は銅35%までの範囲
である。一方、鉄の融点は1534℃、ニツケルの融点
は1455℃であるから、上述のろう付け温度(101
0〜1175℃)では、鉄とニツケルとの間には溶融反
応は起こらないか、起こつても表面のごく僅かの部分で
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は上述の
問題に鑑み、鉄または鉄合金製の制動ドラムの内周面に
銅層を形成する場合に、境界層ないし接合部の組成を緩
やかに変化させることにより、境界層ないし接合部で電
気抵抗、透磁率などの物性が急激に変化するのを抑え、
全体として渦電流の電気抵抗を減じ、高温でも安定した
高い制動トルクが得られるようにした渦電流式減速装置
の制動ドラムを提供することにある。
問題に鑑み、鉄または鉄合金製の制動ドラムの内周面に
銅層を形成する場合に、境界層ないし接合部の組成を緩
やかに変化させることにより、境界層ないし接合部で電
気抵抗、透磁率などの物性が急激に変化するのを抑え、
全体として渦電流の電気抵抗を減じ、高温でも安定した
高い制動トルクが得られるようにした渦電流式減速装置
の制動ドラムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の構成は回転軸に結合した鉄を主成分とする
制動ドラムと、該制動ドラムの内部に配置した磁性体か
らなる磁石支持筒と、該磁石支持筒に前記制動ドラムの
内周面と対向するように結合した多数の磁石とを有する
渦電流減速装置において、前記鉄を主成分とする制動ド
ラムの端面に厚さ0.5〜2mmのニツケル層を肉盛り
溶接し、前記ニツケル層の表面に銅層を肉盛り溶接した
ものである。
に、本発明の構成は回転軸に結合した鉄を主成分とする
制動ドラムと、該制動ドラムの内部に配置した磁性体か
らなる磁石支持筒と、該磁石支持筒に前記制動ドラムの
内周面と対向するように結合した多数の磁石とを有する
渦電流減速装置において、前記鉄を主成分とする制動ド
ラムの端面に厚さ0.5〜2mmのニツケル層を肉盛り
溶接し、前記ニツケル層の表面に銅層を肉盛り溶接した
ものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明では熱伝導率と導電率の大
きな銅、アルミニウムなどの材料を制動ドラムの内周部
分に、透磁率の高い鉄、鉄合金などの材料を制動ドラム
の外周部分にそれぞれ配置し、制動トルクの向上を実現
する。制動ドラムの材料として鉄または鉄系合金材と銅
材とを組み合せることにより、渦電流回路を最適化する
ことが可能になるが、鉄または鉄系合金材と銅材とを直
接的に接合することは、高温で先に述べたような弊害を
もたらす。
きな銅、アルミニウムなどの材料を制動ドラムの内周部
分に、透磁率の高い鉄、鉄合金などの材料を制動ドラム
の外周部分にそれぞれ配置し、制動トルクの向上を実現
する。制動ドラムの材料として鉄または鉄系合金材と銅
材とを組み合せることにより、渦電流回路を最適化する
ことが可能になるが、鉄または鉄系合金材と銅材とを直
接的に接合することは、高温で先に述べたような弊害を
もたらす。
【0009】本発明では、鉄または鉄合金からなる制動
ドラムの端面へ、ニツケル層を緩衝層にして銅材を接合
することにより、高温(400℃以上)で安定かつ高い
制動トルクが得られ、耐久性と信頼性が向上する。つま
り、鉄または鉄系合金材と銅材とを接合するにあたり、
高温下でも実用的な接合強度を維持できるように、鉄ま
たは鉄系合金材と銅材との間に、中間層としてニツケル
層を介在させるものである。ニツケル層を中間層とする
鉄または鉄系合金材と銅材との接合には、TIG,MI
Gなどの通常の溶接によりニツケル層を肉盛りして実現
する。
ドラムの端面へ、ニツケル層を緩衝層にして銅材を接合
することにより、高温(400℃以上)で安定かつ高い
制動トルクが得られ、耐久性と信頼性が向上する。つま
り、鉄または鉄系合金材と銅材とを接合するにあたり、
高温下でも実用的な接合強度を維持できるように、鉄ま
たは鉄系合金材と銅材との間に、中間層としてニツケル
層を介在させるものである。ニツケル層を中間層とする
鉄または鉄系合金材と銅材との接合には、TIG,MI
Gなどの通常の溶接によりニツケル層を肉盛りして実現
する。
【0010】ろう付けと溶接では、生成される合金層の
厚さが大きく異なる。ろう付けは基本的に、接合しよう
とする2つの金属母材(鉄とニツケル)よりも融点の低
い金属または合金(ろう)を溶融添加して接合しようと
するものである。したがつて、ろうは母材の内部に僅か
に拡散しているか、ろうと母材が薄い合金層を形成して
いるにすぎない。積極的に合金層を生成させ、合金層の
組成変化を利用しようとするには、少くとも接合しよう
とする金属母材(鉄と銅)を、金属母材の融点よりも高
い温度に加熱しなければならない。
厚さが大きく異なる。ろう付けは基本的に、接合しよう
とする2つの金属母材(鉄とニツケル)よりも融点の低
い金属または合金(ろう)を溶融添加して接合しようと
するものである。したがつて、ろうは母材の内部に僅か
に拡散しているか、ろうと母材が薄い合金層を形成して
いるにすぎない。積極的に合金層を生成させ、合金層の
組成変化を利用しようとするには、少くとも接合しよう
とする金属母材(鉄と銅)を、金属母材の融点よりも高
い温度に加熱しなければならない。
【0011】換言すれば、ろう付けが互いに接合しよう
とする金属母材の表面になるべく影響を与えないよう、
溶け込みや拡散をできるだけ少くするものであるのに対
し、溶接は互いに接合しようとする金属母材を溶融する
ことにより、積極的に合金層をつくるものである。した
がつて、ろう付けでは生成される合金層が薄く、接合強
度が小さいのに対し、溶接では生成される合金層が厚
く、合金層の組成も厚さ方向に傾斜的に変化(図1参
照)するので接合強度が大きい。
とする金属母材の表面になるべく影響を与えないよう、
溶け込みや拡散をできるだけ少くするものであるのに対
し、溶接は互いに接合しようとする金属母材を溶融する
ことにより、積極的に合金層をつくるものである。した
がつて、ろう付けでは生成される合金層が薄く、接合強
度が小さいのに対し、溶接では生成される合金層が厚
く、合金層の組成も厚さ方向に傾斜的に変化(図1参
照)するので接合強度が大きい。
【0012】しかし、ニツケル層またはニツケル合金層
が厚すぎると制動トルクの低下が生じ、ニツケル層また
はニツケル合金層が薄すぎると十分な接合強度が得られ
ない。ニツケル層またはニツケル合金層の厚さには最適
値が存在する。ニツケル層またはニツケル合金層の厚さ
は0.5〜2mmが好ましく、最適な厚さは約1mmで
ある。ただし、ニツケル層には合金層も含まれ、ニツケ
ル層の組成はニツケル層の50%がニツケル層の厚さ方
向に傾斜的に変化している。
が厚すぎると制動トルクの低下が生じ、ニツケル層また
はニツケル合金層が薄すぎると十分な接合強度が得られ
ない。ニツケル層またはニツケル合金層の厚さには最適
値が存在する。ニツケル層またはニツケル合金層の厚さ
は0.5〜2mmが好ましく、最適な厚さは約1mmで
ある。ただし、ニツケル層には合金層も含まれ、ニツケ
ル層の組成はニツケル層の50%がニツケル層の厚さ方
向に傾斜的に変化している。
【0013】
【実施例】図1は本発明が適用される磁石式渦電流減速
装置の正面断面図、第2図は同側面断面図である。本発
明による磁石式渦電流減速装置は、制動ドラム13を回
転軸4に結合される。このため、変速機の歯車箱2の端
壁に軸受3により支持されかつ端壁から突出する出力回
転軸4に、スプライン孔5aを有する取付フランジ5が
嵌合され、かつ抜け出ないようにナツト6により締結さ
れる。取付フランジ5に駐車ブレーキの制動ドラム7の
端壁と、渦電流減速装置の制動ドラム13のボス部9と
一体のフランジ部9aとが重ね合され、複数のボルト1
0とナツト10aにより締結される。
装置の正面断面図、第2図は同側面断面図である。本発
明による磁石式渦電流減速装置は、制動ドラム13を回
転軸4に結合される。このため、変速機の歯車箱2の端
壁に軸受3により支持されかつ端壁から突出する出力回
転軸4に、スプライン孔5aを有する取付フランジ5が
嵌合され、かつ抜け出ないようにナツト6により締結さ
れる。取付フランジ5に駐車ブレーキの制動ドラム7の
端壁と、渦電流減速装置の制動ドラム13のボス部9と
一体のフランジ部9aとが重ね合され、複数のボルト1
0とナツト10aにより締結される。
【0014】制動ドラム13は後述するように鉄、鉄合
金などの材料からなり、内周面に銅などの薄い導電層な
いし銅層35を接合される。制動ドラム13は基端部
を、ボス部9から放射方向へ延びる多数のスポーク12
に結合される。制動ドラム13の外周壁に周方向等間隔
に、多数の冷却フイン13aが一体に備えられる。
金などの材料からなり、内周面に銅などの薄い導電層な
いし銅層35を接合される。制動ドラム13は基端部
を、ボス部9から放射方向へ延びる多数のスポーク12
に結合される。制動ドラム13の外周壁に周方向等間隔
に、多数の冷却フイン13aが一体に備えられる。
【0015】制動ドラム13の内部に、断面箱形の内空
部を有する案内筒18が同軸に配設される。非磁性体か
らなる不動の案内筒18は、歯車箱2の突壁2aに外嵌
固定した枠板31に、ボルト32,32aにより固定さ
れる。案内筒18は外周壁部18aと内周壁部18bと
の両端に環状の端壁板を結合して構成してもよいが、図
示の案内筒18は鉄などの磁性体からなる左半部の断面
コ字形をなす筒部分と、アルミニウムなどの非磁性体か
らなる右半部の断面逆L字形をなす筒部分とを、多数の
ボルト14により結合して構成される。
部を有する案内筒18が同軸に配設される。非磁性体か
らなる不動の案内筒18は、歯車箱2の突壁2aに外嵌
固定した枠板31に、ボルト32,32aにより固定さ
れる。案内筒18は外周壁部18aと内周壁部18bと
の両端に環状の端壁板を結合して構成してもよいが、図
示の案内筒18は鉄などの磁性体からなる左半部の断面
コ字形をなす筒部分と、アルミニウムなどの非磁性体か
らなる右半部の断面逆L字形をなす筒部分とを、多数の
ボルト14により結合して構成される。
【0016】制動ドラム13の内周面と対向する案内筒
18の外周壁部18aに、周方向等間隔に多数の開口が
設けられ、各開口に強磁性板(ポールピース)21が嵌
合固定される。実際には、強磁性板21は外周壁部18
aをアルミニウムから鋳造する際に鋳ぐるまれる。
18の外周壁部18aに、周方向等間隔に多数の開口が
設けられ、各開口に強磁性板(ポールピース)21が嵌
合固定される。実際には、強磁性板21は外周壁部18
aをアルミニウムから鋳造する際に鋳ぐるまれる。
【0017】補強リブ31aを有する枠板31に、周方
向等間隔に複数のアクチユエータ(図示せず)が支持さ
れる。アクチユエータはシリンダにピストンを嵌合して
1対の流体圧室を区画し、ピストンから案内筒18の内
空部へ突出するロツド17の端部に磁石支持筒19を結
合される。磁石支持筒19は案内筒18の内空部に軸方
向移動可能に支持される。磁石支持筒19の外周壁に、
各強磁性板21と対向する磁石20が、極性が周方向に
交互に異なるように結合される。
向等間隔に複数のアクチユエータ(図示せず)が支持さ
れる。アクチユエータはシリンダにピストンを嵌合して
1対の流体圧室を区画し、ピストンから案内筒18の内
空部へ突出するロツド17の端部に磁石支持筒19を結
合される。磁石支持筒19は案内筒18の内空部に軸方
向移動可能に支持される。磁石支持筒19の外周壁に、
各強磁性板21と対向する磁石20が、極性が周方向に
交互に異なるように結合される。
【0018】制動時、磁石支持筒19は図1に示すよう
に、アクチユエータのロツド17により制動ドラム13
の内部へ突出される。回転する制動ドラム13が磁石2
0から強磁性板21を経て制動ドラム13の内周面へ及
ぶ磁界を横切る時、制動ドラム13に渦電流が発生し、
制動ドラム13が制動トルクを発生する。制動ドラム1
3は渦電流により発熱し、直接または冷却フイン13a
を介して外気により冷却される。この時、図2に示すよ
うに、磁石支持筒19と制動ドラム13との間に磁気回
路40が形成される。非制動時、アクチユエータにより
磁石支持筒19を図1の左方へ移動し、制動ドラム13
から引退させれば、磁石20は制動ドラム13へ磁界を
及ぼさなくなり、制動ドラム13は制動トルクを発生し
ない。上述のように、磁石式渦電流減速装置は磁石20
と制動ドラム13の相対回転により発生する渦電流に基
づく制動力を発生するので、渦電流と磁界が大きいほど
制動トルクは大きくなる。
に、アクチユエータのロツド17により制動ドラム13
の内部へ突出される。回転する制動ドラム13が磁石2
0から強磁性板21を経て制動ドラム13の内周面へ及
ぶ磁界を横切る時、制動ドラム13に渦電流が発生し、
制動ドラム13が制動トルクを発生する。制動ドラム1
3は渦電流により発熱し、直接または冷却フイン13a
を介して外気により冷却される。この時、図2に示すよ
うに、磁石支持筒19と制動ドラム13との間に磁気回
路40が形成される。非制動時、アクチユエータにより
磁石支持筒19を図1の左方へ移動し、制動ドラム13
から引退させれば、磁石20は制動ドラム13へ磁界を
及ぼさなくなり、制動ドラム13は制動トルクを発生し
ない。上述のように、磁石式渦電流減速装置は磁石20
と制動ドラム13の相対回転により発生する渦電流に基
づく制動力を発生するので、渦電流と磁界が大きいほど
制動トルクは大きくなる。
【0019】図3に示すように、本発明は制動ドラム1
3の制動トルクを高めるために、制動ドラム13の外周
部分つまり本体部分に、鉄または鉄合金のように透磁率
の大きい材料を用いて磁束密度を大きくし、渦電流の発
生部位となる制動ドラム13の内周部分に、後述の方法
によりニツケル層34を介し、導電率の大きい銅層35
を接合して渦電流を増加させるものである。
3の制動トルクを高めるために、制動ドラム13の外周
部分つまり本体部分に、鉄または鉄合金のように透磁率
の大きい材料を用いて磁束密度を大きくし、渦電流の発
生部位となる制動ドラム13の内周部分に、後述の方法
によりニツケル層34を介し、導電率の大きい銅層35
を接合して渦電流を増加させるものである。
【0020】図4,5に示すように、銅層35は制動ド
ラム13の内周部分全面でなく、制動ドラム13の内周
部分の一端または両端に設けるだけでもよい。また、図
6,7に示すように、制動ドラム13の一端面または両
端面の全面に銅層35を接合してもよい。
ラム13の内周部分全面でなく、制動ドラム13の内周
部分の一端または両端に設けるだけでもよい。また、図
6,7に示すように、制動ドラム13の一端面または両
端面の全面に銅層35を接合してもよい。
【0021】図8,9に示す実施例では、制動ドラム1
3の一端面または両端面の全面に接合した銅層35を制
動ドラム13の外周部分を覆うように延長し、さらに外
周部分を覆う筒体35aに、径外方へ突出する環状の冷
却フイン35bを一体に形成したものである。換言すれ
ば、複数の冷却フイン35bを有する断面逆L字形また
は逆U字形をなす銅製の環状体の内面の環状溝38に、
鉄または鉄合金からなる筒体(制動ドラム本体)を接合
したものである。導電率と熱伝導率の大きな銅層35と
一体に冷却フイン35bが形成されるから、銅層35に
発生する渦電流による熱が冷却フイン35bへ伝達さ
れ、冷却フイン35bの周囲の外気により効率的に冷却
される。なお、図4〜9には、制動ドラム13の本体と
銅層35との間の接合層の図示を省略した。
3の一端面または両端面の全面に接合した銅層35を制
動ドラム13の外周部分を覆うように延長し、さらに外
周部分を覆う筒体35aに、径外方へ突出する環状の冷
却フイン35bを一体に形成したものである。換言すれ
ば、複数の冷却フイン35bを有する断面逆L字形また
は逆U字形をなす銅製の環状体の内面の環状溝38に、
鉄または鉄合金からなる筒体(制動ドラム本体)を接合
したものである。導電率と熱伝導率の大きな銅層35と
一体に冷却フイン35bが形成されるから、銅層35に
発生する渦電流による熱が冷却フイン35bへ伝達さ
れ、冷却フイン35bの周囲の外気により効率的に冷却
される。なお、図4〜9には、制動ドラム13の本体と
銅層35との間の接合層の図示を省略した。
【0022】本発明では、鉄または鉄合金からなる制動
ドラム13の内面または端面へ、ニツケル層34を緩衝
層にして銅材35を接合する。つまり、鉄または鉄合金
材33と銅材35とを接合するにあたり、高温下でも実
用的な接合強度を維持できるように、鉄または鉄合金材
33と銅材35との間に、中間層としてニツケル層34
を介在させる。ニツケル層34を鉄または鉄合金材33
と銅材35に接合するには、TIG,MIGなどの通常
の溶接により、ニツケル層34を鉄または鉄合金材33
と銅材35にそれぞれ肉盛りする。
ドラム13の内面または端面へ、ニツケル層34を緩衝
層にして銅材35を接合する。つまり、鉄または鉄合金
材33と銅材35とを接合するにあたり、高温下でも実
用的な接合強度を維持できるように、鉄または鉄合金材
33と銅材35との間に、中間層としてニツケル層34
を介在させる。ニツケル層34を鉄または鉄合金材33
と銅材35に接合するには、TIG,MIGなどの通常
の溶接により、ニツケル層34を鉄または鉄合金材33
と銅材35にそれぞれ肉盛りする。
【0023】[実施例]母材として鉄(S15C)から
なる内径50mm、長さ5mmの試験筒33に、TIG
溶接によりニツケル層34を肉盛りした後、肉盛りされ
たニツケル層34を厚さ1mmにまで研磨して平滑にし
た。次いで、ニツケル層34の表面に銅層35を肉盛り
した。こうして得られた鉄層33とニツケル層34の接
合面(肉盛り面)の元素を分析した結果、ニツケル層3
4に約50%の鉄の存在が確認され、図10に線42で
示すように、傾斜的な組成変化が見られた。つまり、制
動ドラム13の端面の母材である鉄層33と、中間層と
してのニツケル層34との境界には、40〜60%の母
材としての鉄を含み(鉄がニツケル層に拡散し)かつ鉄
の含有量がニツケル層34の中心部へ向けて次第に少く
なる合金層の存在が確認された。同様に、銅層35とニ
ツケル層34の接合面(肉盛り面)の元素を分析した結
果、図10に線41で示すように、銅層35とニツケル
層34との境界には、40〜60%の銅を含み(銅がニ
ツケル層に拡散し)かつ銅の含有量がニツケル層34の
中心部へ向けて次第に少くなる合金層の存在が確認され
た。
なる内径50mm、長さ5mmの試験筒33に、TIG
溶接によりニツケル層34を肉盛りした後、肉盛りされ
たニツケル層34を厚さ1mmにまで研磨して平滑にし
た。次いで、ニツケル層34の表面に銅層35を肉盛り
した。こうして得られた鉄層33とニツケル層34の接
合面(肉盛り面)の元素を分析した結果、ニツケル層3
4に約50%の鉄の存在が確認され、図10に線42で
示すように、傾斜的な組成変化が見られた。つまり、制
動ドラム13の端面の母材である鉄層33と、中間層と
してのニツケル層34との境界には、40〜60%の母
材としての鉄を含み(鉄がニツケル層に拡散し)かつ鉄
の含有量がニツケル層34の中心部へ向けて次第に少く
なる合金層の存在が確認された。同様に、銅層35とニ
ツケル層34の接合面(肉盛り面)の元素を分析した結
果、図10に線41で示すように、銅層35とニツケル
層34との境界には、40〜60%の銅を含み(銅がニ
ツケル層に拡散し)かつ銅の含有量がニツケル層34の
中心部へ向けて次第に少くなる合金層の存在が確認され
た。
【0024】上述の実施例は、制動ドラムに対し磁石支
持筒を軸方向に往復移動させて、磁石が強磁性板と対向
する制動位置と、磁石が強磁性板と対向しない非制動位
置とに切り換える形式の磁石式渦電流減速装置の場合に
ついて説明したが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、特開平4-88,867号公報に開示されるような制動ド
ラムに対し1つの磁石支持筒を回動させて、極性が同じ
2つの磁石が共通の強磁性板に対向する制動位置と、極
性が異なる2つの磁石が共通の強磁性板に対向する非制
動位置とに切り換える形式の磁石式渦電流減速装置や、
特開平4-12,659号公報に開示されるような制動ドラムの
内部に不動の磁石支持筒と可動の磁石支持筒を配設し、
一方の磁石支持筒を回動させて、両方の磁石支持筒の極
性が同じ磁石が共通の強磁性板と全面的に対向する制動
位置と、両方の磁石支持筒の極性が異なる1対の磁石が
共通の強磁性板と全面的に対向する非制動位置とに切り
換える形式の磁石式渦電流減速装置にも適用できる。
持筒を軸方向に往復移動させて、磁石が強磁性板と対向
する制動位置と、磁石が強磁性板と対向しない非制動位
置とに切り換える形式の磁石式渦電流減速装置の場合に
ついて説明したが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、特開平4-88,867号公報に開示されるような制動ド
ラムに対し1つの磁石支持筒を回動させて、極性が同じ
2つの磁石が共通の強磁性板に対向する制動位置と、極
性が異なる2つの磁石が共通の強磁性板に対向する非制
動位置とに切り換える形式の磁石式渦電流減速装置や、
特開平4-12,659号公報に開示されるような制動ドラムの
内部に不動の磁石支持筒と可動の磁石支持筒を配設し、
一方の磁石支持筒を回動させて、両方の磁石支持筒の極
性が同じ磁石が共通の強磁性板と全面的に対向する制動
位置と、両方の磁石支持筒の極性が異なる1対の磁石が
共通の強磁性板と全面的に対向する非制動位置とに切り
換える形式の磁石式渦電流減速装置にも適用できる。
【0025】また、本発明は永久磁石式渦電流減速装置
の制動ドラムだけでなく、特開昭63-274,359号公報に開
示されるような電磁石式渦電流減速装置の制動ドラムに
も適用できる。
の制動ドラムだけでなく、特開昭63-274,359号公報に開
示されるような電磁石式渦電流減速装置の制動ドラムに
も適用できる。
【0026】
【発明の効果】本発明は上述のように、鉄または鉄合金
材と銅材との接合するに当り、中間層としてニツケルを
介在させることにより、各母材との合金層(銅とニツケ
ル、鉄とニツケル)が形成され、鉄または鉄合金材と銅
材の高温での接合強度が向上され、各合金層により熱膨
張率と電気抵抗が小さくなり、鉄または鉄合金材と銅材
との間の物性(熱膨張率と電気抵抗)の急激な変化(ギ
ヤツプ)が小さくなり、複合金属製の制動ドラムとして
の制動トルク特性が向上される。
材と銅材との接合するに当り、中間層としてニツケルを
介在させることにより、各母材との合金層(銅とニツケ
ル、鉄とニツケル)が形成され、鉄または鉄合金材と銅
材の高温での接合強度が向上され、各合金層により熱膨
張率と電気抵抗が小さくなり、鉄または鉄合金材と銅材
との間の物性(熱膨張率と電気抵抗)の急激な変化(ギ
ヤツプ)が小さくなり、複合金属製の制動ドラムとして
の制動トルク特性が向上される。
【0027】高温での鉄または鉄合金材と銅材の接合部
の耐剥離性、耐クラツク性が向上し、渦電流式減速装置
の制動ドラムの信頼性が向上する。
の耐剥離性、耐クラツク性が向上し、渦電流式減速装置
の制動ドラムの信頼性が向上する。
【0028】中間層としてのニツケルにより、鉄または
鉄合金材と銅材の電気抵抗の差を緩和できるので、耐電
食性の向上、渦電流回路の平滑化による損失の低減、発
熱の抑制が得られる。
鉄合金材と銅材の電気抵抗の差を緩和できるので、耐電
食性の向上、渦電流回路の平滑化による損失の低減、発
熱の抑制が得られる。
【図1】本発明に係る制動ドラムを備えた渦電流式減速
装置の正面断面図である。
装置の正面断面図である。
【図2】同渦電流式減速装置の側面断面図である。
【図3】本発明の他の実施例に係る制動ドラムの正面断
面図である。
面図である。
【図4】本発明の他の実施例に係る制動ドラムの正面断
面図である。
面図である。
【図5】本発明の他の実施例に係る制動ドラムの正面断
面図である。
面図である。
【図6】本発明の他の実施例に係る制動ドラムの正面断
面図である。
面図である。
【図7】本発明の他の実施例に係る制動ドラムの正面断
面図である。
面図である。
【図8】本発明の他の実施例に係る制動ドラムの正面断
面図である。
面図である。
【図9】本発明の他の実施例に係る制動ドラムの正面断
面図である。
面図である。
【図10】本発明に係る制動ドラムの母相と銅層との接
合部の組成を表す線図である。
合部の組成を表す線図である。
【符号の説明】 4:回転軸 5:取付フランジ 7:制動ドラム 9:
ボス部 9a:フランジ部 12:スポーク 13:制
動ドラム 13a:冷却フイン 18:案内筒 18a:外周壁部 18b:内周壁部 19:磁石支持
筒 20:永久磁石 21:強磁性板 31:枠板 3
1a:補強リブ 33:鉄層 34:ニツケル層 35:銅層 35a:筒体 35b:冷却フイン 3
8:環状溝
ボス部 9a:フランジ部 12:スポーク 13:制
動ドラム 13a:冷却フイン 18:案内筒 18a:外周壁部 18b:内周壁部 19:磁石支持
筒 20:永久磁石 21:強磁性板 31:枠板 3
1a:補強リブ 33:鉄層 34:ニツケル層 35:銅層 35a:筒体 35b:冷却フイン 3
8:環状溝
フロントページの続き (72)発明者 山田 忠治 神奈川県藤沢市土棚8番地 株式会社い すゞ中央研究所内 (72)発明者 小林 晋 神奈川県藤沢市土棚8番地 株式会社い すゞ中央研究所内 (72)発明者 浅野 雅樹 神奈川県藤沢市土棚8番地 株式会社い すゞ中央研究所内 (72)発明者 桑原 徹 神奈川県川崎市川崎区殿町3丁目25番1号 いすゞ自動車株式会社川崎工場内
Claims (2)
- 【請求項1】回転軸に結合した鉄を主成分とする制動ド
ラムと、該制動ドラムの内部に配置した磁性体からなる
磁石支持筒と、該磁石支持筒に前記制動ドラムの内周面
と対向するように結合した多数の磁石とを有する渦電流
減速装置において、前記鉄を主成分とする制動ドラムの
端面に厚さ0.5〜2mmのニツケル層を肉盛り溶接
し、前記ニツケル層の表面に銅層を肉盛り溶接したこと
を特徴とする渦電流式減速装置の制動ドラム。 - 【請求項2】前記制動ドラムの端面の母材である鉄層と
ニツケル層との境界および母材である銅層とニツケル層
との境界に、それぞれ40〜60%の母材を含みかつ母
材の含有量がニツケル層の中心部へ向けて次第に少くな
る合金層が存在する、請求項1に記載の渦電流式減速装
置の制動ドラム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35362596A JPH10178771A (ja) | 1996-12-17 | 1996-12-17 | 渦電流式減速装置の制動ドラム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35362596A JPH10178771A (ja) | 1996-12-17 | 1996-12-17 | 渦電流式減速装置の制動ドラム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10178771A true JPH10178771A (ja) | 1998-06-30 |
Family
ID=18432116
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35362596A Pending JPH10178771A (ja) | 1996-12-17 | 1996-12-17 | 渦電流式減速装置の制動ドラム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10178771A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103812303A (zh) * | 2012-11-07 | 2014-05-21 | 常州先进制造技术研究所 | 适应高速和低速工况的永磁涡流缓速器的转子鼓分层结构 |
-
1996
- 1996-12-17 JP JP35362596A patent/JPH10178771A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103812303A (zh) * | 2012-11-07 | 2014-05-21 | 常州先进制造技术研究所 | 适应高速和低速工况的永磁涡流缓速器的转子鼓分层结构 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040727 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041130 |