JPH10179700A - 医療器具包装体の製造方法および医療器具包装体 - Google Patents
医療器具包装体の製造方法および医療器具包装体Info
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- JPH10179700A JPH10179700A JP8357157A JP35715796A JPH10179700A JP H10179700 A JPH10179700 A JP H10179700A JP 8357157 A JP8357157 A JP 8357157A JP 35715796 A JP35715796 A JP 35715796A JP H10179700 A JPH10179700 A JP H10179700A
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- Japan
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- medical device
- sealing member
- packaging material
- tube
- sealing
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 包装を開封後、長時間医療器具内部の無菌状
態を維持できる医療器具包装体の製造方法および医療器
具包装体を提供する。 【解決手段】 医療器具3と医療器具3の内部空間を封
止し得る封止部材4とを包材2内に収納・密封する工程
と、次いで、前記医療器具3を包材2ごとガス滅菌する
工程と、前記滅菌処理後、前記封止部材4を前記包材2
の外側から操作し、封止部材4で封止して前記医療器具
3の内部に閉鎖空間を形成する工程を有する。
態を維持できる医療器具包装体の製造方法および医療器
具包装体を提供する。 【解決手段】 医療器具3と医療器具3の内部空間を封
止し得る封止部材4とを包材2内に収納・密封する工程
と、次いで、前記医療器具3を包材2ごとガス滅菌する
工程と、前記滅菌処理後、前記封止部材4を前記包材2
の外側から操作し、封止部材4で封止して前記医療器具
3の内部に閉鎖空間を形成する工程を有する。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、ガス滅菌される医
療器具、特に医療器具の包装体の製造方法および医療器
具包装体に関するものである。
療器具、特に医療器具の包装体の製造方法および医療器
具包装体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、チューブ状の部分を有する医療
器具を滅菌処理する場合、殺菌作用を有するガスが用い
られ例えばエチレンオキサイドガス(EOG)を有効成
分とするガスが多用されている。
器具を滅菌処理する場合、殺菌作用を有するガスが用い
られ例えばエチレンオキサイドガス(EOG)を有効成
分とするガスが多用されている。
【0003】その際、医療器具が内部に空間を有するも
のの場合、該医療器具の内部にガスが侵入し易くなるよ
うに、所定の部位に小孔や隙間を設けられる場合があ
り、通常、このような小孔や隙間の上には、カバーやキ
ャップ等の被覆物が設けられている。このような被覆物
は、小孔や隙間からの滅菌ガスの侵入を妨げず、また、
当該医療用具を包装から取り出し、短時間で使用する場
合には、内部の無菌性は比較的高いレベルで維持され
る。
のの場合、該医療器具の内部にガスが侵入し易くなるよ
うに、所定の部位に小孔や隙間を設けられる場合があ
り、通常、このような小孔や隙間の上には、カバーやキ
ャップ等の被覆物が設けられている。このような被覆物
は、小孔や隙間からの滅菌ガスの侵入を妨げず、また、
当該医療用具を包装から取り出し、短時間で使用する場
合には、内部の無菌性は比較的高いレベルで維持され
る。
【0004】一方、近年では包装を開封し医療器具を取
り出した後、それを使用するまでに長い時間が経過する
場合があり、このような場合を考慮して長時間内部の無
菌状態を維持できる医療器具の必要性が高まっている。
ところが、上記のように、医療器具に小孔や隙間が設け
られている場合、包装を開封した後、長時間医療器具の
内部の無菌状態を維持することは困難である。
り出した後、それを使用するまでに長い時間が経過する
場合があり、このような場合を考慮して長時間内部の無
菌状態を維持できる医療器具の必要性が高まっている。
ところが、上記のように、医療器具に小孔や隙間が設け
られている場合、包装を開封した後、長時間医療器具の
内部の無菌状態を維持することは困難である。
【0005】そのため、包装を開封後、使用時まで滅菌
された状態を長く維持できる医療器具の製造方法が求め
られている。
された状態を長く維持できる医療器具の製造方法が求め
られている。
【0006】この問題に対する具体的な対応策の一つと
して、当該医療器具の内部空間を初めから閉塞状態と
し、ガス滅菌処理を施すことが考えられる。
して、当該医療器具の内部空間を初めから閉塞状態と
し、ガス滅菌処理を施すことが考えられる。
【0007】しかし、この場合、器具内部へのガスの侵
入性が低下することにより、従来の滅菌条件と同じ条件
下では滅菌が不十分となるおそれがある。
入性が低下することにより、従来の滅菌条件と同じ条件
下では滅菌が不十分となるおそれがある。
【0008】この対応策として、滅菌条件を厳しくする
こと、例えば、滅菌ガスの濃度、圧力もしくは保温温度
を高くし、またはガス暴露時間を延長すること等が考え
られる。しかし、上記のごとく滅菌条件を厳しくする
と、滅菌装置の負担が大きくなるばかりでなく、作業時
の安全性や生産効率、コスト等の点で問題がある。さら
に、当該医療器具の一部を構成するチューブが軟質、肉
薄であると、滅菌処理の際の滅菌タンク内の圧力変化の
ために、チューブが扁平状態となって圧潰し、外観や機
能が損なわれることがある。
こと、例えば、滅菌ガスの濃度、圧力もしくは保温温度
を高くし、またはガス暴露時間を延長すること等が考え
られる。しかし、上記のごとく滅菌条件を厳しくする
と、滅菌装置の負担が大きくなるばかりでなく、作業時
の安全性や生産効率、コスト等の点で問題がある。さら
に、当該医療器具の一部を構成するチューブが軟質、肉
薄であると、滅菌処理の際の滅菌タンク内の圧力変化の
ために、チューブが扁平状態となって圧潰し、外観や機
能が損なわれることがある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、包装
を開封した後も、医療器具内部の滅菌状態を維持できる
医療器具包装体の製造方法および医療器具包装体を提供
することにある。
を開封した後も、医療器具内部の滅菌状態を維持できる
医療器具包装体の製造方法および医療器具包装体を提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(8)の本発明により達成される。
(1)〜(8)の本発明により達成される。
【0011】(1) 医療器具と医療器具の内部空間を
封止し得る少なくとも1つの封止部材とを包材内に収納
・密封する工程と、前記医療器具を前記包材ごとガス滅
菌する工程と、前記封止部材を前記包材の外側から操作
し、前記封止部材で封止して前記医療器具の内部に閉鎖
空間を形成する工程とを有することを特徴とする医療器
具包装体の製造方法。
封止し得る少なくとも1つの封止部材とを包材内に収納
・密封する工程と、前記医療器具を前記包材ごとガス滅
菌する工程と、前記封止部材を前記包材の外側から操作
し、前記封止部材で封止して前記医療器具の内部に閉鎖
空間を形成する工程とを有することを特徴とする医療器
具包装体の製造方法。
【0012】(2) 前記封止部材は、前記医療器具の
軟質部分を圧閉することにより前記閉鎖空間を形成する
ものである上記(1)に記載の医療器具包装体の製造方
法。
軟質部分を圧閉することにより前記閉鎖空間を形成する
ものである上記(1)に記載の医療器具包装体の製造方
法。
【0013】(3) 前記封止部材は、一旦封止すると
容易にその封止を解除できないように構成されたロック
機構を有する上記(1)または(2)に記載の医療器具
包装体の製造方法。
容易にその封止を解除できないように構成されたロック
機構を有する上記(1)または(2)に記載の医療器具
包装体の製造方法。
【0014】(4) 前記封止部材は、前記医療器具の
使用時にも医療行為に関連して使用されるものである上
記(1)ないし(3)のいずれかに記載の医療器具包装
体の製造方法。
使用時にも医療行為に関連して使用されるものである上
記(1)ないし(3)のいずれかに記載の医療器具包装
体の製造方法。
【0015】(5) 前記包材は、滅菌ガスの透過性を
有するものである上記(1)ないし(4)のいずれかに
記載の医療器具包装体の製造方法。
有するものである上記(1)ないし(4)のいずれかに
記載の医療器具包装体の製造方法。
【0016】(6) 前記包材は、少なくとも前記封止
部材の近傍において内部の視認性を有し、かつ柔軟なシ
ート材で構成されている上記(1)ないし(5)のいず
れかに記載の医療器具包装体の製造方法。
部材の近傍において内部の視認性を有し、かつ柔軟なシ
ート材で構成されている上記(1)ないし(5)のいず
れかに記載の医療器具包装体の製造方法。
【0017】(7) 内部が滅菌されるべき医療器具
と、前記医療器具に装着して使用され、閉鎖空間を形成
する少なくとも1つの封止部材と、前記医療器具および
前記封止部材とを密封・収納する包材とを有する包装体
であって、前記封止部材は、前記包材に前記医療器具を
密閉・収納し、ガス滅菌を行った後、前記包材の密封状
態を維持したまま包材の外側から操作して前記医療器具
の内部に閉鎖空間を形成するように使用されるものであ
ることを特徴とする医療器具包装体。
と、前記医療器具に装着して使用され、閉鎖空間を形成
する少なくとも1つの封止部材と、前記医療器具および
前記封止部材とを密封・収納する包材とを有する包装体
であって、前記封止部材は、前記包材に前記医療器具を
密閉・収納し、ガス滅菌を行った後、前記包材の密封状
態を維持したまま包材の外側から操作して前記医療器具
の内部に閉鎖空間を形成するように使用されるものであ
ることを特徴とする医療器具包装体。
【0018】(8) 前記封止部材は、医療器具使用時
にも医療行為に関連して使用可能なものである上記
(7)に記載の医療器具包装体。
にも医療行為に関連して使用可能なものである上記
(7)に記載の医療器具包装体。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の医療器具包装体の
製造方法を添付図面に示す好適実施例に基づいて詳細に
説明する。
製造方法を添付図面に示す好適実施例に基づいて詳細に
説明する。
【0020】図1は、本発明の医療器具包装体の一例を
示す一部切欠き平面図、図2は、図1に示す医療器具包
装体を構成する封止部材の一例を示す斜視図である。
示す一部切欠き平面図、図2は、図1に示す医療器具包
装体を構成する封止部材の一例を示す斜視図である。
【0021】以下、これらの各構成要素について順次説
明する。図に示すように、本発明の医療器具包装体1
は、袋状の包材2と、包材2に収納されている医療器具
3、封止部材4とから構成されている。
明する。図に示すように、本発明の医療器具包装体1
は、袋状の包材2と、包材2に収納されている医療器具
3、封止部材4とから構成されている。
【0022】包材2は、少なくとも中に収納されている
封止部材4の近傍付近が外部から見えるように透明また
は半透明であることが好ましい。これによって後述する
ように、医療器具3および封止部材4をガス滅菌した
後、包材2の外部から封止部材4を操作して前記医療器
具3に閉鎖空間を形成する操作が容易となる。
封止部材4の近傍付近が外部から見えるように透明また
は半透明であることが好ましい。これによって後述する
ように、医療器具3および封止部材4をガス滅菌した
後、包材2の外部から封止部材4を操作して前記医療器
具3に閉鎖空間を形成する操作が容易となる。
【0023】また、包材2は、柔軟なシート部材で構成
されていることが好ましい。これにより、包材2の外部
から封止部材4を容易に操作することが可能となる。
されていることが好ましい。これにより、包材2の外部
から封止部材4を容易に操作することが可能となる。
【0024】さらに、包材2は、気密性のある材料から
構成されていることが好ましい。これによって、滅菌処
理後包材2の開封時まで、収納された医療器具3の滅菌
状態を良好に保つことができる。
構成されていることが好ましい。これによって、滅菌処
理後包材2の開封時まで、収納された医療器具3の滅菌
状態を良好に保つことができる。
【0025】このような包材2の材料としては、特に限
定されないが、例えば軟質ポリ塩化ビニル、軟質ポリエ
ステル、ポリエチレン等の各種高分子材料によるフィル
ムまたはそれらの複合ラミネートフィルムが挙げられ
る。
定されないが、例えば軟質ポリ塩化ビニル、軟質ポリエ
ステル、ポリエチレン等の各種高分子材料によるフィル
ムまたはそれらの複合ラミネートフィルムが挙げられ
る。
【0026】また、包材2は滅菌ガスの透過性を有する
ものであることが好ましい。これにより、包材2に滅菌
ガスの透過性が付与され、包材2に収納されている医療
器具3のガス滅菌処理が容易となる。
ものであることが好ましい。これにより、包材2に滅菌
ガスの透過性が付与され、包材2に収納されている医療
器具3のガス滅菌処理が容易となる。
【0027】図1に示す医療器具包装体1の場合、包材
2の一部に滅菌ガスの透過性の大きい部材を設けてい
る。このような包材として、例えば、包材2の一部に紙
製のリボン21を封止したリボン包材が挙げられる。こ
れにより、ガスは紙製のリボン21部分を透過し、包材
2の内外を出入りすることができる。なお、リボン21
の材料として紙の他に、例えば織布、不織布、ガーゼ等
ガス透過性が大きい材料であれば好ましく用いることが
できる。
2の一部に滅菌ガスの透過性の大きい部材を設けてい
る。このような包材として、例えば、包材2の一部に紙
製のリボン21を封止したリボン包材が挙げられる。こ
れにより、ガスは紙製のリボン21部分を透過し、包材
2の内外を出入りすることができる。なお、リボン21
の材料として紙の他に、例えば織布、不織布、ガーゼ等
ガス透過性が大きい材料であれば好ましく用いることが
できる。
【0028】なお、包材2の縁部の少なくとも一か所
に、開封手段として例えばV字状の切欠き22を設ける
ことが好ましい。これにより包材2の開封が容易かつ医
療器具3の取出しが迅速となり、医療行為の円滑化を図
ることができる。このような開封手段として他に、開封
テープ等を設けることも好ましい。
に、開封手段として例えばV字状の切欠き22を設ける
ことが好ましい。これにより包材2の開封が容易かつ医
療器具3の取出しが迅速となり、医療行為の円滑化を図
ることができる。このような開封手段として他に、開封
テープ等を設けることも好ましい。
【0029】医療器具3は、主に可撓性を有するチュー
ブ30で構成されている。このチューブ30は、滅菌さ
れるべき内部空間(内腔)を有している。このようなチ
ューブ30の構成材料としては、例えばポリ塩化ビニ
ル、ポリプロピレン、ポリエチレン、エチレン酢酸ビニ
ル共重合体、シリコーンラバー等の各種ゴム等の軟質材
料で構成されている。
ブ30で構成されている。このチューブ30は、滅菌さ
れるべき内部空間(内腔)を有している。このようなチ
ューブ30の構成材料としては、例えばポリ塩化ビニ
ル、ポリプロピレン、ポリエチレン、エチレン酢酸ビニ
ル共重合体、シリコーンラバー等の各種ゴム等の軟質材
料で構成されている。
【0030】チューブにより構成される医療器具3の一
端部は、例えば融着(熱融着、高周波融着等)により封
止された封止部31を形成しており、一方、医療器具3
の他端32は開放している。
端部は、例えば融着(熱融着、高周波融着等)により封
止された封止部31を形成しており、一方、医療器具3
の他端32は開放している。
【0031】このようなチューブ30の用途や使用形態
は特に限定されないが、本実施例では、例えば、特開昭
61−30582号公報、特公平3−11234号公
報、実開平6−26877号公報等に記載された無菌接
続装置により他のチューブと接続される際に使用される
ものである。
は特に限定されないが、本実施例では、例えば、特開昭
61−30582号公報、特公平3−11234号公
報、実開平6−26877号公報等に記載された無菌接
続装置により他のチューブと接続される際に使用される
ものである。
【0032】封止部材4は、図2に示すようなロック機
構を有するクランプ40で構成されている。
構を有するクランプ40で構成されている。
【0033】図2に示すように、クランプ40は、凸状
の係合部402を有する第1の挟持部403と、二つの
壁部404、404を夫々有する第2の挟持部405
と、これら第1および第2の挟持部403、405を連
結するとともにチューブ30を挿通し得る大きさの孔部
707を有する屈曲部408とから成る。
の係合部402を有する第1の挟持部403と、二つの
壁部404、404を夫々有する第2の挟持部405
と、これら第1および第2の挟持部403、405を連
結するとともにチューブ30を挿通し得る大きさの孔部
707を有する屈曲部408とから成る。
【0034】前記第1の挟持部403は、合成樹脂等か
ら構成され矩形状の板から成っている。この第1の挟持
部403には前述のとおり凸状の係合部402が立設さ
れているが、この凸状の係合部402は、その先端部4
02aがくさび状に、基端部402bがくびれた状態に
夫々形成され、これら先端部402aと基端部402b
との間には段差部402cが形成されている。
ら構成され矩形状の板から成っている。この第1の挟持
部403には前述のとおり凸状の係合部402が立設さ
れているが、この凸状の係合部402は、その先端部4
02aがくさび状に、基端部402bがくびれた状態に
夫々形成され、これら先端部402aと基端部402b
との間には段差部402cが形成されている。
【0035】前記第2の挟持部405は前記第1の挟持
部403と同様に合成樹脂等から構成されると共に、矩
形状の板から成っている。この第2の挟持部405と第
1の挟持部403とは前述のとおり屈曲部408により
開閉自在に連結されている。
部403と同様に合成樹脂等から構成されると共に、矩
形状の板から成っている。この第2の挟持部405と第
1の挟持部403とは前述のとおり屈曲部408により
開閉自在に連結されている。
【0036】この第2の挟持部405の二つの壁部40
4、404にはチューブ30を挿通するための孔部40
4a、404aが穿設されている。そして、これらの二
つの壁部404および404は前述の凸状の係合部40
2を係合するための係合溝409を形成すると共に係合
部402の段差部402cに引っ掛ける引掛け部404
b、404bを夫々形成している。さらに、これら壁部
404、404の間の略中央には、前記係合部402の
先端部402aに対向して、前記チューブ30を圧閉す
るための突起410が設けられている。従って、壁部4
04、404の孔部404aおよび404a、並びに屈
曲部408の孔部407に前記チューブ30を通し、第
2挟持部405の二つの壁部404、404により形成
された係合溝409に、第1の挟持部403の凸状の係
合部402を挿入して、突起410と係合部2の先端部
402aとによりチューブ30が圧閉され、さらに係合
部402を挿入して、係合部402の段差を402c、
402cに壁部404、404の引掛け部404b、4
04bを引っ掛けると、これら第1および第2の挟持部
403、405は完全にロックされ、チューブ30の圧
閉状態が維持される。
4、404にはチューブ30を挿通するための孔部40
4a、404aが穿設されている。そして、これらの二
つの壁部404および404は前述の凸状の係合部40
2を係合するための係合溝409を形成すると共に係合
部402の段差部402cに引っ掛ける引掛け部404
b、404bを夫々形成している。さらに、これら壁部
404、404の間の略中央には、前記係合部402の
先端部402aに対向して、前記チューブ30を圧閉す
るための突起410が設けられている。従って、壁部4
04、404の孔部404aおよび404a、並びに屈
曲部408の孔部407に前記チューブ30を通し、第
2挟持部405の二つの壁部404、404により形成
された係合溝409に、第1の挟持部403の凸状の係
合部402を挿入して、突起410と係合部2の先端部
402aとによりチューブ30が圧閉され、さらに係合
部402を挿入して、係合部402の段差を402c、
402cに壁部404、404の引掛け部404b、4
04bを引っ掛けると、これら第1および第2の挟持部
403、405は完全にロックされ、チューブ30の圧
閉状態が維持される。
【0037】なお、挟持部403、405の外側には各
々滑り止め用の凹凸412が形成されている。これによ
り、チューブ30の圧閉操作を容易かつ確実に行うこと
ができる。
々滑り止め用の凹凸412が形成されている。これによ
り、チューブ30の圧閉操作を容易かつ確実に行うこと
ができる。
【0038】図3は、他の構成の医療器具3を収納した
医療器具包装体1の一部切欠き平面図である。
医療器具包装体1の一部切欠き平面図である。
【0039】同図に示す医療器具3は、その両端が開放
している以外は、前記と同様のチューブ30で構成され
たものである。チューブ30の一端部はクランプ40’
により封止され、チューブ30の他端32は、前記クラ
ンプ40により封止されている。両クランプ40、4
0’の封止によりチューブ30内に閉鎖空間34が形成
される。
している以外は、前記と同様のチューブ30で構成され
たものである。チューブ30の一端部はクランプ40’
により封止され、チューブ30の他端32は、前記クラ
ンプ40により封止されている。両クランプ40、4
0’の封止によりチューブ30内に閉鎖空間34が形成
される。
【0040】なお、クランプ40’は、前述のようなク
ランプ40のごときロック機構を有さないものである
が、チューブ30の両端に装着されるクランプは両者共
にロック機構を有するもの、またはロック機構を有さな
いものを用いてもよい。また、クランプ40’は、滅菌
前よりチューブ30を封止していてもよく、あるいはク
ランプ40と同様に滅菌後チューブ30を封止するもの
でもよい。
ランプ40のごときロック機構を有さないものである
が、チューブ30の両端に装着されるクランプは両者共
にロック機構を有するもの、またはロック機構を有さな
いものを用いてもよい。また、クランプ40’は、滅菌
前よりチューブ30を封止していてもよく、あるいはク
ランプ40と同様に滅菌後チューブ30を封止するもの
でもよい。
【0041】次に、図4は封止部材4の別の態様を示す
図であり、図5は、図4中のA−A線断面図である。
図であり、図5は、図4中のA−A線断面図である。
【0042】図4および図5は、封止部材4の別の態様
を示す図である。図4に示す封止部材は、主として本体
52および把持部55から構成される栓体50で構成さ
れている。本体52は基端部57から先端部54に向け
てその外径が漸減するテーパ部56を有している。本体
52の先端部54の外周部には、本体52の長手方向に
沿って複数の通気溝51が設けられ、基端部57には前
記把持部55が設けられている。
を示す図である。図4に示す封止部材は、主として本体
52および把持部55から構成される栓体50で構成さ
れている。本体52は基端部57から先端部54に向け
てその外径が漸減するテーパ部56を有している。本体
52の先端部54の外周部には、本体52の長手方向に
沿って複数の通気溝51が設けられ、基端部57には前
記把持部55が設けられている。
【0043】図4に示すように、該栓体50の先端部5
4をチューブ30に比較的浅く挿入し、通気溝51の形
成領域内に先端開孔部35がある場合、前記通気孔51
を介してガスが出入りできる。さらに、栓体50をチュ
ーブ30に深く挿入し、通気溝51の形成領域が先端開
孔部35より内側に没入する場合、チューブ30は本体
52の通気溝51が形成されていない部分により完全に
封止され、閉鎖空間が形成される。
4をチューブ30に比較的浅く挿入し、通気溝51の形
成領域内に先端開孔部35がある場合、前記通気孔51
を介してガスが出入りできる。さらに、栓体50をチュ
ーブ30に深く挿入し、通気溝51の形成領域が先端開
孔部35より内側に没入する場合、チューブ30は本体
52の通気溝51が形成されていない部分により完全に
封止され、閉鎖空間が形成される。
【0044】このような栓体50の構成材料としては、
特に限定されないが、各種硬質樹脂、弾性材料(例えば
合成ゴム等)が挙げられる。
特に限定されないが、各種硬質樹脂、弾性材料(例えば
合成ゴム等)が挙げられる。
【0045】図6は封止部材のさらに別の態様を示す図
である。図6に示す栓体60は、主として本体61と把
持部65とから構成される。本体61は、前記と同様の
テーパ部64を有している。前記把持部65には、可撓
性を有する帯状の連結部材63が設けられている。連結
部材63の他端は、栓体60を前記チューブ30の先端
開孔部35付近に位置させておくためのリング部材62
に接続している。該リング部材62はチューブ30の先
端外周部に固設されている。
である。図6に示す栓体60は、主として本体61と把
持部65とから構成される。本体61は、前記と同様の
テーパ部64を有している。前記把持部65には、可撓
性を有する帯状の連結部材63が設けられている。連結
部材63の他端は、栓体60を前記チューブ30の先端
開孔部35付近に位置させておくためのリング部材62
に接続している。該リング部材62はチューブ30の先
端外周部に固設されている。
【0046】この栓体60は、把持部65を把持、押圧
して本体61を先端開孔部35よりチューブ30の内腔
に圧入すると、チューブ30が封止されて、閉鎖空間が
形成される。
して本体61を先端開孔部35よりチューブ30の内腔
に圧入すると、チューブ30が封止されて、閉鎖空間が
形成される。
【0047】なお、栓体60は、チューブ30の先端開
孔35に圧入されていない場合においても、前記連結部
材63、リング部材62により先端開孔部35付近に位
置させることができる。したがって、滅菌処理後、包材
2の外側から、栓体60を先端開孔35に圧入し、医療
器具3の内部空間を封止する操作が容易となる。
孔35に圧入されていない場合においても、前記連結部
材63、リング部材62により先端開孔部35付近に位
置させることができる。したがって、滅菌処理後、包材
2の外側から、栓体60を先端開孔35に圧入し、医療
器具3の内部空間を封止する操作が容易となる。
【0048】次に、本発明の医療器具包装体1の製造方
法について図を参照しながら説明する。
法について図を参照しながら説明する。
【0049】まず、内部に滅菌すべき内部空間を有する
医療器具3を封止部材4とともに包材2内に収納し、包
材2の縁部をシールする等により包材2を密封する。こ
のとき封止部材4は、前記した図2に示すようなクラン
プである場合、チューブ30に挿着された状態、すなわ
ちクランプ40の孔部404aにチューブ30を挿通
し、かつ未封止の状態で包材2内に収納されているのが
好ましい。
医療器具3を封止部材4とともに包材2内に収納し、包
材2の縁部をシールする等により包材2を密封する。こ
のとき封止部材4は、前記した図2に示すようなクラン
プである場合、チューブ30に挿着された状態、すなわ
ちクランプ40の孔部404aにチューブ30を挿通
し、かつ未封止の状態で包材2内に収納されているのが
好ましい。
【0050】また、封止部材が前記栓体50の場合、図
4に示す状態、すなわちチューブ30の先端開孔部35
が、通気溝51の形成領域に位置するように緩やかに挿
着する。この状態にあるとき、後述するガス滅菌処理を
行う際、滅菌ガスが通気溝51を通じて医療器具3の内
部に侵入することができる。
4に示す状態、すなわちチューブ30の先端開孔部35
が、通気溝51の形成領域に位置するように緩やかに挿
着する。この状態にあるとき、後述するガス滅菌処理を
行う際、滅菌ガスが通気溝51を通じて医療器具3の内
部に侵入することができる。
【0051】封止部材を図6に示すような栓体60とす
る場合、栓体60は、リング部材62および連結部材6
3によりチューブ30の先端開孔部35付近に遊着され
ているのが好ましい。これにより、前記チューブ30の
封止すべき所定位置付近に存在させることが容易とな
り、滅菌後、開孔先端部35に栓体60を圧入すること
により封止し、閉鎖空間34を形成する操作が容易とな
る。
る場合、栓体60は、リング部材62および連結部材6
3によりチューブ30の先端開孔部35付近に遊着され
ているのが好ましい。これにより、前記チューブ30の
封止すべき所定位置付近に存在させることが容易とな
り、滅菌後、開孔先端部35に栓体60を圧入すること
により封止し、閉鎖空間34を形成する操作が容易とな
る。
【0052】次に、医療器具3および封止部材4を包材
2ごとガス滅菌する。このとき用いられる滅菌ガスとし
ては、特に限定されないが、殺菌作用を有するガスが用
いられ、例えば、主にエチレンオキサイドガス(EO
G)を有効成分とする滅菌ガスが用いられる。
2ごとガス滅菌する。このとき用いられる滅菌ガスとし
ては、特に限定されないが、殺菌作用を有するガスが用
いられ、例えば、主にエチレンオキサイドガス(EO
G)を有効成分とする滅菌ガスが用いられる。
【0053】このような滅菌ガスは、前記した包材2の
一部に設けられた紙製のリボン21を通過し内部に侵入
する。このとき、封止部材4は未封止状態であるから、
医療器具3の内部空間まで滅菌ガスが容易に侵入・充満
し、完全に滅菌することができる。
一部に設けられた紙製のリボン21を通過し内部に侵入
する。このとき、封止部材4は未封止状態であるから、
医療器具3の内部空間まで滅菌ガスが容易に侵入・充満
し、完全に滅菌することができる。
【0054】次に、包材2の内部および医療器具3の内
部空間を、通常大気に置換して滅菌処理は終了する。こ
のとき、紙製のリボンは細菌の侵入を妨げることから、
包材2の内部の空気は無菌性が確保される。
部空間を、通常大気に置換して滅菌処理は終了する。こ
のとき、紙製のリボンは細菌の侵入を妨げることから、
包材2の内部の空気は無菌性が確保される。
【0055】滅菌処理が終了した後、包材2の外側から
封止部材4を操作し、前記封止部材4でチューブ30の
他端32付近を封止する。これにより、医療器具3の内
部に閉鎖空間34が形成される。封止操作は、封止部材
4が図2に示すようなクランプの場合、第1および第2
の挟持部403、405を屈曲部408を中心として、
重合させる方向に指でつまんで押圧する。これにより、
第2の挟持部405の係合溝409に第1の挟持部40
3の凸状の係合部402が挿入される。係合部402の
先端部402aは、くさび状になっているから、強い力
で押すと、壁部404、404が外方に変形し、先端部
402aは徐々に係合溝409に深く挿入されて、医療
器具3の軟質部分32を圧閉すると共に、ついには、係
合溝409の引掛け部404b、404bに係合部40
2の段差部402aが引掛かり、これら第1および第2
の挟持部403および405は、前記ロック機構により
完全にロックされかつ医療器具3の内部空間は完全に閉
塞状態となる。
封止部材4を操作し、前記封止部材4でチューブ30の
他端32付近を封止する。これにより、医療器具3の内
部に閉鎖空間34が形成される。封止操作は、封止部材
4が図2に示すようなクランプの場合、第1および第2
の挟持部403、405を屈曲部408を中心として、
重合させる方向に指でつまんで押圧する。これにより、
第2の挟持部405の係合溝409に第1の挟持部40
3の凸状の係合部402が挿入される。係合部402の
先端部402aは、くさび状になっているから、強い力
で押すと、壁部404、404が外方に変形し、先端部
402aは徐々に係合溝409に深く挿入されて、医療
器具3の軟質部分32を圧閉すると共に、ついには、係
合溝409の引掛け部404b、404bに係合部40
2の段差部402aが引掛かり、これら第1および第2
の挟持部403および405は、前記ロック機構により
完全にロックされかつ医療器具3の内部空間は完全に閉
塞状態となる。
【0056】また、封止部材4を図4または図6に示す
ような栓体とした場合、滅菌処理が終了した後、前記栓
体50または60をチューブ30の先端開孔部35に位
置させ、該栓体50または60を圧入し、チューブ30
の内部空間を完全に閉塞する。
ような栓体とした場合、滅菌処理が終了した後、前記栓
体50または60をチューブ30の先端開孔部35に位
置させ、該栓体50または60を圧入し、チューブ30
の内部空間を完全に閉塞する。
【0057】このとき、包材2の少なくとも封止部材4
の近傍において視認性を有するのが好ましい。これによ
り、前述した封止操作を行う際、封止位置、封止状態等
を目で確認することができ、作業がより容易かつ確実に
なる。
の近傍において視認性を有するのが好ましい。これによ
り、前述した封止操作を行う際、封止位置、封止状態等
を目で確認することができ、作業がより容易かつ確実に
なる。
【0058】また、包材2は柔軟性を有することが好ま
しい。これにより包材2の外側から封止部材4を操作す
る際、封止部材4がクランプ40の場合、第1および第
2の挟持部403、405を指でつまんで押圧するこ
と、あるいは、栓体を先端開孔部35へ移動させ、圧入
することが容易となる。
しい。これにより包材2の外側から封止部材4を操作す
る際、封止部材4がクランプ40の場合、第1および第
2の挟持部403、405を指でつまんで押圧するこ
と、あるいは、栓体を先端開孔部35へ移動させ、圧入
することが容易となる。
【0059】なお、本発明の医療器具包装体を構成する
封止部材は、これらに限定されるものではなく、前述し
たものの他、例えば、ローラクランプ、スライドクレン
メ等のチューブ圧閉器具や、密封可能なキャップ、クリ
ップ、コック、三方活栓等であってもよい。
封止部材は、これらに限定されるものではなく、前述し
たものの他、例えば、ローラクランプ、スライドクレン
メ等のチューブ圧閉器具や、密封可能なキャップ、クリ
ップ、コック、三方活栓等であってもよい。
【0060】なお、クランプ40および栓体50、60
は、滅菌された閉鎖空間34を形成するための専用の部
材であるが、これらの封止部材4は、医療器具3の使用
時にも医療行為に関連して使用されるもの(兼用可能な
封止部材)であってもよい。例えば、医療器具3の使用
時において流量を制御するためにチューブの流路を開閉
するために用いられるもの(例えば、ローラクランプ、
スライドクレンメ)でもよい。
は、滅菌された閉鎖空間34を形成するための専用の部
材であるが、これらの封止部材4は、医療器具3の使用
時にも医療行為に関連して使用されるもの(兼用可能な
封止部材)であってもよい。例えば、医療器具3の使用
時において流量を制御するためにチューブの流路を開閉
するために用いられるもの(例えば、ローラクランプ、
スライドクレンメ)でもよい。
【0061】以上、本発明の医療器具包装体の製造方法
および医療器具包装体の実施態様を図を用いて説明した
が、これらに限定されるものではない。特に、医療器具
および封止部材の種類、材料、数等は、任意のものが可
能である。
および医療器具包装体の実施態様を図を用いて説明した
が、これらに限定されるものではない。特に、医療器具
および封止部材の種類、材料、数等は、任意のものが可
能である。
【0062】医療器具3は、少なくとも一部にチューブ
等の軟質部分を有するものが特に好ましい。このような
医療器具としては、内部空間を有するものであれば特に
限定されず、例えばチューブ、バッグ、ボトル、シリン
ジ、チャンバー、ケーシング、コネクタ、ハブ、針管等
が挙げられ、これらのうちの同一または異なる複数の部
材が任意の組み合わせで連結されたものであってもよ
い。
等の軟質部分を有するものが特に好ましい。このような
医療器具としては、内部空間を有するものであれば特に
限定されず、例えばチューブ、バッグ、ボトル、シリン
ジ、チャンバー、ケーシング、コネクタ、ハブ、針管等
が挙げられ、これらのうちの同一または異なる複数の部
材が任意の組み合わせで連結されたものであってもよ
い。
【0063】また、包材2内には、同一または異なる2
以上の医療器具3が収納されていてもよい。
以上の医療器具3が収納されていてもよい。
【0064】
【実施例】次に、本発明の具体的実施例について説明す
る。
る。
【0065】(実施例1)以下のような軟質プラスチッ
ク製チューブからなる医療器具、封止部材を包材に密封
・収納して滅菌処理を行って医療器具包装体を製造し
た。
ク製チューブからなる医療器具、封止部材を包材に密封
・収納して滅菌処理を行って医療器具包装体を製造し
た。
【0066】なお、本実施例で用いるチューブは、前記
のような無菌接続装置により、同径のチューブを備える
他の医療用具と無菌的に接合することによりチューブを
延長する等に使用されるものである。
のような無菌接続装置により、同径のチューブを備える
他の医療用具と無菌的に接合することによりチューブを
延長する等に使用されるものである。
【0067】チューブ材質:軟質ポリ塩化ビニル(可塑
剤含量:37(W/V)%) 内径:3.0mm 外径:4.4mm 長さ:300mm 一方端:チューブシーラーによりシール 他方端:封止部材
剤含量:37(W/V)%) 内径:3.0mm 外径:4.4mm 長さ:300mm 一方端:チューブシーラーによりシール 他方端:封止部材
【0068】他方端の封止部材として、図2に示すクラ
ンプを装着した。上記のチューブとクランプとを図1に
示すリボン付包材(厚み:PP/PE=30μm/30
μm)に収納後、包材をヒートシールして密封した。
ンプを装着した。上記のチューブとクランプとを図1に
示すリボン付包材(厚み:PP/PE=30μm/30
μm)に収納後、包材をヒートシールして密封した。
【0069】このようなリボン付包材に収納したものを
20袋ずつ紙箱(Aフルート白5×白5)に入れて滅菌
処理を行った。滅菌条件は以下の通りである。
20袋ずつ紙箱(Aフルート白5×白5)に入れて滅菌
処理を行った。滅菌条件は以下の通りである。
【0070】 滅菌タンク容量:6.8m2 滅菌ガス混合比(体積比):[EOG:CO2 =20:80] タンク占有率:上記の箱により80% 予熱キープ:45℃×60分 ガスキープ条件(EOG暴露) 温度:55〜65℃ 湿度:10〜30%RH ガス圧力:0.9〜1.1kg/cm2 時間:120min
【0071】なお、滅菌性の確認のためにチューブ内に
は予め(クランプ装着前に)指標菌を挿入した。指標菌
としては、濾紙片(2×100mm)に、Bacillus subti
lisATCC 6633 の芽胞懸濁液を10マイクロリットル
(約108 個の芽胞を含む)塗布した後、クリーンベン
チ内で一晩乾燥させたものを用いた。
は予め(クランプ装着前に)指標菌を挿入した。指標菌
としては、濾紙片(2×100mm)に、Bacillus subti
lisATCC 6633 の芽胞懸濁液を10マイクロリットル
(約108 個の芽胞を含む)塗布した後、クリーンベン
チ内で一晩乾燥させたものを用いた。
【0072】滅菌処理終了後、各包材の外側より、チュ
ーブの潰れの有無を視認により確認した。次に、包材の
外側から中に収納されているクランプでチューブを圧閉
した。
ーブの潰れの有無を視認により確認した。次に、包材の
外側から中に収納されているクランプでチューブを圧閉
した。
【0073】その後、各包材を開封し、取り出されたチ
ューブ(医療器具)の外表面に前記指標菌の懸濁液を塗
布し24時間放置した。その後、火炎滅菌済の鋏を用い
てチューブを切断して、チューブ内の濾紙片を取り出
し、5mlの滅菌蒸留水に入れた後、ホモジナイザーで破
砕し、懸濁液とした。
ューブ(医療器具)の外表面に前記指標菌の懸濁液を塗
布し24時間放置した。その後、火炎滅菌済の鋏を用い
てチューブを切断して、チューブ内の濾紙片を取り出
し、5mlの滅菌蒸留水に入れた後、ホモジナイザーで破
砕し、懸濁液とした。
【0074】懸濁液中に回収された指標菌の菌数測定を
寒天平板混釈法により行った(Trypticase Soy Agar,3
7℃、48時間培養)。結果を表1に示す。
寒天平板混釈法により行った(Trypticase Soy Agar,3
7℃、48時間培養)。結果を表1に示す。
【0075】(比較例1)軟質プラスチック製チューブ
からなる医療器具の他方端に図7に示すような通気性フ
ィルター70を接続したものを用いた以外は、実施例1
と同様に滅菌処理を行ない、チューブ潰れの有無を確認
し、菌数測定を行った。
からなる医療器具の他方端に図7に示すような通気性フ
ィルター70を接続したものを用いた以外は、実施例1
と同様に滅菌処理を行ない、チューブ潰れの有無を確認
し、菌数測定を行った。
【0076】ただし、菌数測定は包材を開封した直後に
行った。結果を表1に示す。
行った。結果を表1に示す。
【0077】この通気性フィルター70は、図5に示す
ように、アダプターキャップ71、ベントフィルター7
2およびベントアダプター73とから構成されている。
ように、アダプターキャップ71、ベントフィルター7
2およびベントアダプター73とから構成されている。
【0078】ポリカーボネート製のベントアダプター7
3は、円筒形状をなし、円筒の回転軸上に突起部74が
設けられている。前記突起部74を医療器具3の先端開
孔部35に圧入することにより、該医療器具を封止する
ことができる。ベントアダプター73の前記突起部74
が設けられていない側の上面には、通気性を有する円板
形状のポリテトラフルオロエチレン製のベントフィルタ
ー72が封設されている。さらに、その外側にポリカー
ボネート製のアダプターキャップ71が冠着されてい
る。前記アダプターキャップ71は円板形状をしてお
り、その中心部に一部にガスを通過させる孔75が設け
られている。これにより、ガスは外部と医療器具3の内
部空間とをベントフィルター72を介して通過する。
3は、円筒形状をなし、円筒の回転軸上に突起部74が
設けられている。前記突起部74を医療器具3の先端開
孔部35に圧入することにより、該医療器具を封止する
ことができる。ベントアダプター73の前記突起部74
が設けられていない側の上面には、通気性を有する円板
形状のポリテトラフルオロエチレン製のベントフィルタ
ー72が封設されている。さらに、その外側にポリカー
ボネート製のアダプターキャップ71が冠着されてい
る。前記アダプターキャップ71は円板形状をしてお
り、その中心部に一部にガスを通過させる孔75が設け
られている。これにより、ガスは外部と医療器具3の内
部空間とをベントフィルター72を介して通過する。
【0079】(比較例2)軟質プラスチック製チューブ
からなる医療器具の一方端および他方端を各々図8に示
すように、チューブシーラーによりヒートシールした以
外は、実施例と同様に滅菌処理を行い、チューブ潰れの
有無を確認し、菌数測定を行った。
からなる医療器具の一方端および他方端を各々図8に示
すように、チューブシーラーによりヒートシールした以
外は、実施例と同様に滅菌処理を行い、チューブ潰れの
有無を確認し、菌数測定を行った。
【0080】なお、菌数測定は包材を開封した直後に行
った。結果を表1に示す。
った。結果を表1に示す。
【0081】(対象実験)対象実験(ブランクテスト)
として、実施例と同様の医療器具を用い、指標菌を挿入
し、滅菌処理を行わないで、チューブ潰れの有無の確認
およびチューブ内の菌数測定を行った。
として、実施例と同様の医療器具を用い、指標菌を挿入
し、滅菌処理を行わないで、チューブ潰れの有無の確認
およびチューブ内の菌数測定を行った。
【0082】
【表1】
【0083】表1に示すとおり、実施例1ではチューブ
潰れは発生せず、また菌の生存も認めず、包材開封後長
時間放置したにも拘らずチューブ内の無菌性が高いレベ
ルで維持されることが確認された。
潰れは発生せず、また菌の生存も認めず、包材開封後長
時間放置したにも拘らずチューブ内の無菌性が高いレベ
ルで維持されることが確認された。
【0084】一方、比較例1では、軽度のチューブ潰れ
が少数発生し、また菌の存在が認められた。また、比較
例2では、全てにおいてチューブ潰れが発生し、および
菌の存在が認められた。
が少数発生し、また菌の存在が認められた。また、比較
例2では、全てにおいてチューブ潰れが発生し、および
菌の存在が認められた。
【0085】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、医
療器具および封止部材を包材内に収納・密封した後、包
材ごとガス滅菌を行い、次に前記封止部材を前記包材の
外側から操作して、封止部材で医療器具の内部に閉鎖空
間を形成するため、包材を開封した後も、前記封止部材
の封止を解除しない限り、医療器具の内部空間の滅菌状
態を維持できる。
療器具および封止部材を包材内に収納・密封した後、包
材ごとガス滅菌を行い、次に前記封止部材を前記包材の
外側から操作して、封止部材で医療器具の内部に閉鎖空
間を形成するため、包材を開封した後も、前記封止部材
の封止を解除しない限り、医療器具の内部空間の滅菌状
態を維持できる。
【0086】これにより、医療器具を使用するに際し、
包材を開封後、実際に医療に用いるまでに相当時間が経
過しても、内部空間の滅菌状態が保たれるため、安全性
をより高めることができる。
包材を開封後、実際に医療に用いるまでに相当時間が経
過しても、内部空間の滅菌状態が保たれるため、安全性
をより高めることができる。
【0087】また、封止部材を医療器具の軟質部分を圧
閉することにより閉鎖空間を形成するものとした場合、
包材の外側からの封止操作が容易となり作業効率が向上
する。さらに、前記封止部材が、一旦封止すると容易に
封止を解除できないように構成されたロック機構を備え
ることにより、過って密封状態が解除され滅菌された空
間に菌が侵入することが防止される。
閉することにより閉鎖空間を形成するものとした場合、
包材の外側からの封止操作が容易となり作業効率が向上
する。さらに、前記封止部材が、一旦封止すると容易に
封止を解除できないように構成されたロック機構を備え
ることにより、過って密封状態が解除され滅菌された空
間に菌が侵入することが防止される。
【0088】また、封止部材が医療器具の使用時にも医
療行為に関連して使用されるものである場合、滅菌処理
のための封止部材を別個に設ける必要がなく、製造上、
廃棄上有利である。
療行為に関連して使用されるものである場合、滅菌処理
のための封止部材を別個に設ける必要がなく、製造上、
廃棄上有利である。
【図1】本発明の医療器具包装体の実施例を示す一部切
欠き平面図である。
欠き平面図である。
【図2】図1に示す封止部材の拡大斜視図である。
【図3】本発明の医療器具包装体の他の実施例を示す一
部切欠き平面図である。
部切欠き平面図である。
【図4】本発明の医療器具包装体を構成する封止部材
(栓体)の他の実施例を示す縦断面図である。
(栓体)の他の実施例を示す縦断面図である。
【図5】図4中のA−A線断面図である。
【図6】本発明の医療器具包装体を構成する封止部材の
他の実施例を示す縦断面図である。
他の実施例を示す縦断面図である。
【図7】医療器具包装体を構成する封止部材の比較例を
示す図である。
示す図である。
【図8】医療器具包装体を構成する封止部材の他の比較
例を示す図である。
例を示す図である。
1 医療器具包装体 2 包材 3 医療器具 4 封止部材 21 リボン 22 V字状の切欠き 30 チューブ 31 封止部 32 他端 34 閉鎖空間 35 先端開孔部 40 クランプ 40’ クランプ 402 凸状の係合部 402a 先端部 402b 基端部 402c 段差部 403 第1の把持部 404 壁部 404a 孔部 404b 引掛け部 405 第2の把持部 407 孔部 408 屈曲部 409 係合溝 410 突起部 412 すべり止め用の凹凸 50 栓体 51 通気溝 52 本体 53 止め部材 54 先端部 55 把持部 56 テーパ部 57 基端部 60 栓体 61 本体 62 リング部材 63 連結部材 64 テーパ部 65 把持部 70 通気性フィルター 71 アダプターキャップ 72 ベントフィルタ 73 ベントアダプター 74 突起部
Claims (8)
- 【請求項1】 医療器具と医療器具の内部空間を封止し
得る少なくとも1つの封止部材とを包材内に収納・密封
する工程と、 前記医療器具を前記包材ごとガス滅菌する工程と、 前記封止部材を前記包材の外側から操作し、前記封止部
材で封止して前記医療器具の内部に閉鎖空間を形成する
工程とを有することを特徴とする医療器具包装体の製造
方法。 - 【請求項2】 前記封止部材は、前記医療器具の軟質部
分を圧閉することにより前記閉鎖空間を形成するもので
ある請求項1に記載の医療器具包装体の製造方法。 - 【請求項3】 前記封止部材は、一旦封止すると容易に
その封止を解除できないように構成されたロック機構を
有する請求項1または2に記載の医療器具包装体の製造
方法。 - 【請求項4】 前記封止部材は、前記医療器具の使用時
にも医療行為に関連して使用されるものである請求項1
ないし3のいずれかに記載の医療器具包装体の製造方
法。 - 【請求項5】 前記包材は、滅菌ガスの透過性を有する
ものである請求項1ないし4のいずれかに記載の医療器
具包装体の製造方法。 - 【請求項6】 前記包材は、少なくとも前記封止部材の
近傍において内部の視認性を有し、かつ柔軟なシート材
で構成されている請求項1ないし5のいずれかに記載の
医療器具包装体の製造方法。 - 【請求項7】 内部が滅菌されるべき医療器具と、 前記医療器具に装着して使用され、閉鎖空間を形成する
少なくとも1つの封止部材と、 前記医療器具および前記封止部材とを密封・収納する包
材とを有する包装体であって、 前記封止部材は、前記包材に前記医療器具を密閉・収納
し、ガス滅菌を行った後、前記包材の密封状態を維持し
たまま包材の外側から操作して前記医療器具の内部に閉
鎖空間を形成するように使用されるものであることを特
徴とする医療器具包装体。 - 【請求項8】 前記封止部材は、医療器具使用時にも医
療行為に関連して使用可能なものである請求項7に記載
の医療器具包装体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8357157A JPH10179700A (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | 医療器具包装体の製造方法および医療器具包装体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8357157A JPH10179700A (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | 医療器具包装体の製造方法および医療器具包装体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10179700A true JPH10179700A (ja) | 1998-07-07 |
Family
ID=18452679
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8357157A Pending JPH10179700A (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | 医療器具包装体の製造方法および医療器具包装体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10179700A (ja) |
-
1996
- 1996-12-26 JP JP8357157A patent/JPH10179700A/ja active Pending
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