JPH10180028A - ガスを冷却および溶媒との接触により処理する方法と装置 - Google Patents

ガスを冷却および溶媒との接触により処理する方法と装置

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JPH10180028A
JPH10180028A JP9350947A JP35094797A JPH10180028A JP H10180028 A JPH10180028 A JP H10180028A JP 9350947 A JP9350947 A JP 9350947A JP 35094797 A JP35094797 A JP 35094797A JP H10180028 A JPH10180028 A JP H10180028A
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    • B01D53/1456—Removing acid components
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガスを処理するのに必要な溶媒処理の費用お
よび量を低下させることを許容する新しいガス処理方法
の提供。 【解決手段】 処理されるべきガスGを、分離されるべ
き少なくとも1つの成分を選択的に保留する溶媒Sと混
合し、ガスGと溶媒Sとの混合物を少なくとも1つの熱
交換帯域で流して冷却し、該熱交換帯域の出口において
分離されるべき少なくとも1つの成分の枯渇した少なく
とも1つのガス相G1と、分離されるべき各成分の富化
された溶媒相S1とを得、該富化された溶媒相S1をガス
相G1から分離して、富化された溶媒相S1を前記ガス/
溶媒混合物の冷却のために前記熱交換帯域へ再循環し、
溶媒相S1が熱交換帯域の出口において分離されるべき
成分Aの富化された少なくとも1つのガス相G2と液体
溶媒相Sとを分離し、分離されるべき成分が枯渇した前
記溶媒相を最初の混合段階へ再循環する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、望ましくない種々
の成分を含むガスを処理するための、そして中でも天然
ガスを、輸送やその使用に障害となる種々の成分の全部
または少なくとも大部分を除去するように処理する方法
およびプラントに関する。
【0002】
【従来の技術】工業プラント、例えば精油所において作
り出されるガスはその輸送および/または使用の間に望
ましくないと考えられる種々の成分を含むことがある。
そのような成分は非制限的な例として、CO2またはH2
Sのような酸性ガスあるいは窒素のような不活性ガスで
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に用いられる処理
方法は、その処理されるべきガスを塔の中で、中でもそ
のガスの中に含まれている1つ以上の成分を選択的に抽
出することを許容するような溶媒と向流接触させること
による吸収段階を実施し、次いでその溶媒を減圧のもと
に蒸留によって再生することよりなる。このような方法
の1つを図1に示してあるが、これは特別にはそのガス
の中に比較的少量で存在している種々の不純物または1
つ以上の成分を少なくとも分離するのに適したものであ
る。これはその処理されるべきガスを予備冷却し、そし
て低い温度において溶媒を用いてその吸収段階を実施す
ることよりなる。しかしながら、そのような方法はその
成分の含有量が高い場合には、その処理されるべきガス
から分離しなければならない種々の成分の高い含有量を
有する大量の溶媒を循環し、蒸留する必要があるために
経費が高くなるであろう。実際に、その溶媒の蒸留は一
般に、その塔を底部において加熱し、そして頂部におい
て冷却するのに必要な比較的費用のかかる操作である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、従来技術
の種々の欠点を克服し、そして中でもそのガスを処理す
るのに必要な溶媒処理の費用および量を低下させること
を許容するような新しいガス処理方法を見出した。この
ような方法は特に、そのガスの成分が比較的大きな割合
で存在している場合に好適である。
【0005】本発明にしたがう方法は中でも、単一の熱
交換帯域においてガスの中に含まれている各成分を吸収
し、そしてそれら成分を吸収するのに用いた溶媒を再生
することよりなる。
【0006】すなわち本発明は、分離されるべき1つ以
上の成分を含むガスGを処理する方法に関する。この方
法は、少なくとも下記の各段階、すなわち(a)その処
理されるべきガスGを、分離されるべき少なくとも1つ
の成分を選択的に保留するように選ばれ、下記段階
(d)から少なくとも部分的に得られる溶媒Sと少なく
とも部分的に混合する段階、(b)このガスGと溶媒S
との混合物を少なくとも1つの熱交換帯域の中で流すこ
とにより冷却し、それにより前記熱交換帯域の出口にお
いてその分離されるべき少なくとも1つの成分の枯渇し
た少なくとも1つのガス相G1と、およびその分離され
るべき各成分の富化された溶媒相S1とを得る段階、
(c)前記富化された溶媒相S1を前記ガス相G1から分
離してこの富化された溶媒相S1を前記ガス/溶媒混合
物(段階b)の冷却のために前記熱交換帯域へ再循環
し、それによって前記溶媒相S1が熱交換帯域の出口に
おいてその分離されるべき成分Aの富化された少なくと
も1つのガス相G2と液体溶媒相Sとよりなるようにす
る段階、そして(d)前記段階(c)からのガス相G2
と液体溶媒相Sとを分離し、そして分離されるべき成分
が少なくとも部分的に枯渇した前記溶媒相を前記段階
(a)へ再循環する段階、を含むことを特徴とする。
【0007】具体例の1つによれば、段階(c)からの
前記溶媒相S1の少なくとも1部を、これが段階(b)
へ再循環されるに先立って膨張させる。そのガス/溶媒
混合物と冷却剤として用いられる溶媒とは、例えばその
熱交換帯域において向流で流される。
【0008】本発明の具体例の1つにおいて、段階
(b)からのガス相G1の少なくとも1部を、好ましく
はタービンを通して膨張させることによって冷却し、そ
してこれはそのガス/溶媒混合物を冷却するために例え
ばその熱交換帯域へ供給される。本発明の具体例の1つ
によれば、段階(c)からの溶媒相S1の少なくとも1
部を膨張および/または加熱および/または蒸留により
実施される補助再生段階へ送られる。段階(c)が完了
したならば、第1のガスフラクションを、例えば膨張お
よび/または加熱によってその溶媒相から分離してその
溶媒相を富化させる。
【0009】本発明にしたがう方法は、例えば段階
(b)の出口における−20℃と−100℃との間の範
囲の温度において実施される。この方法の具体例の1つ
によれば、少なくとも段階(b)および(c)をいくつ
かの接触帯域の中で行なわれるいくつかの操作により繰
り返し、その際あるる接触段階の出口において得られた
ガス相G1を次の接触帯域i+1へ供給し、そしていく
つかの成分が富化されたガス相G2は前の接触帯域i−
1へ供給する。
【0010】この方法は、例えば少なくとも酸性ガスの
含まれたガスを処理するのに用いられ、その際そのいく
つかの成分が枯渇されるガス相は二酸化炭素CO2また
は硫化水素H2Sのような少なくとも1つの酸性ガスを
含み、そしてその処理されるべきガスと混合される溶媒
Sは、例えばメタノールまたはエタノールのようなアル
コール、メチルプロピルエーテル、エチルプロピルエー
テル、メチルtert-イソブチルエーテルまたはプロ
ピレンカーボネートあるいはメトキシエタノールのよう
なエーテル、等の物理的溶媒である。
【0011】この方法はまた、例えば少なくとも水素ま
たは窒素を含むガスを処理するのにも適用でき、その際
その処理されたガスから分離されるフラクションが、例
えばメタン、エタン、プロパン、ブタンおよび/または
ペンタンのような少なくとも1つの炭化水素を含み、そ
の際その処理されるべきガスは少なくとも水素および窒
素を含む。
【0012】もう1つの適用方法によれば、その処理さ
れるべきガスは例えば水を含み、メタノールのような水
と相溶する溶媒が用いられ、そして段階(b)からの液
体溶媒相S1の1つのフラクションを向流接触帯域にお
いてその処理されるべきガスの少なくとも1つのフラク
ションと、後で例えば段階(a)へ送られる、例えば溶
媒を含んだガスをその接触帯域から、例えばその頂部よ
り抜き出すことにより、そして例えばその接触帯域の底
部から実質的に溶媒の枯渇した水性相を分離することに
より接触させる。
【0013】本発明はまた、分離されるべき1つ以上の
成分を含むガスGを処理する装置にも関する。この装置
は、これが少なくとも1つの熱交換帯域、その処理され
るべきガスと、および少なくとも1つの溶媒相とを前記
熱交換帯域へ供する各供給ライン、前記熱交換帯域を通
過した後でその処理されたガスと溶媒相とを分離するた
めの、例えばその処理されたガスを排出させるように設
計された少なくとも1つのラインと、および前記熱交換
帯域に連結されていてその富化された溶媒相を排出させ
るように設計されたラインとに連結されている分離手
段、前記熱交換帯域を流過した溶媒相を排出させるよう
に設計された少なくとも1つのライン、前記溶媒相を少
なくとも1つのガス相と1つの液体相とに分離するため
の手段、およびその溶媒相供給ラインに連結されていて
それら分離された2つの相を排出させるように設計され
た各ラインを組合わせて含むことを特徴とする。その熱
交換帯域は、例えば1つ以上のプレート熱交換器を含
む。
【0014】この装置は、例えば前記処理されたガス相
および/または前記少なくとも1つの成分の富化された
溶媒相を膨張させるための手段を備えている。その熱交
換帯域は例えばその溶媒相S1とこの熱交換帯域の中で
加熱により生じた蒸気相との向流循環を達成するように
設計されている。
【0015】従来技術において用いられ、そして記述さ
れた種々の方法に関連して、本発明にしたがう方法は中
でも下記の諸進歩性を与える。
【0016】これは、(1)圧力のもとに大型の接触塔
を用いること、(2)この方法の実施に先立ってそのガ
スを充分に低い圧力に減圧すること、(3)種々の蒸留
過程を不必要にし、そしてこれは(4)ガスと溶媒との
混合物を冷却しながら溶媒を加熱し、これが用いた溶媒
の溶媒能力および選択性を改善することを許容する。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の他の諸特徴および進歩性
は、以下に添付の図面の参照のもとに非制限的にあげる
諸実施例の記述から明らかとなるであろう。
【0018】図1に従来技術にしたがい一般に用いられ
る処理方法の1つが図式的に示されているが、これはそ
の処理されるべきガスをあるる塔の中で、中でもその処
理されるべきガスの中に含まれている1つ以上の成分を
選択的に抽出する作用を有する溶媒と接触させることに
よる吸収段階を実施し、次いでその溶媒を減圧のもとに
蒸留することによって再生することよりなる。
【0019】処理されるべきガスをライン1を介して塔
C1へ供給し、溶媒はライン3を介して塔C1の頂部へ導
入され、そしてそのガスから除去されるべき各成分を取
り込んでライン4を介してこの塔から流出する。塔C1
の頂部においてその処理されたガス、すなわちいくつか
の成分の枯渇したガスはライン2を通して排出される。
各成分が富化されてその塔から出てくる溶媒は熱交換器
E1を通過し、次いでこれは膨張弁V1を通って膨張す
る。次にこれは塔C2の中で減圧のもとに蒸留される。
その処理されたガスから取り込まれた成分は塔C2の頂
部からライン5を通って排出される。この成分と分離さ
れた溶媒は塔C2の底部において循環ポンプP1によって
吸い込まれて塔C1の頂部へ再循環される。
【0020】用いる溶媒は、例えばアミン、またはメタ
ノールのようなアルコールあるいはジメチルテトラエチ
レングリコール(DMETEG)のようなエーテル等の
物理的溶媒であることができる。
【0021】溶媒が物理的溶媒である場合にはこれはい
くつかの操作段階において、例えば外気温度よりも低い
温度において操作することによりその物理的溶媒の溶媒
能力および選択性を改善できることがよく知られてい
る。このような方法は特に、そのガスの中に比較的小さ
な割合で存在している種々の不純物の除去、あるいは1
つ以上の成分を分離するのによく適している。
【0022】もしそれらの含有量が高い場合には、この
方法は、中でもガスから分離しなければならない種々の
成分を重大に含んだ大量の溶媒を循環し、蒸留する必要
を考慮したときに高経費となるであろう。溶媒の蒸留は
一般に、塔の底部において加熱し、そして頂部において
冷却することを必要とする、比較的経費のかかる操作で
ある。
【0023】本発明にしたがう方法の原理は図2に図式
的に示されているが、これは天然ガスまたは精製ガスを
処理するための非制限的な例として説明されている。例
えばCO2のような処理されるべき少なくとも1つの成
分Aを含むその処理されるべきガスはライン10を介し
て流入する。
【0024】これは熱交換器E2へ供給されるに先立っ
て、例えばライン10に連通しているライン11を通っ
て流入する液体溶媒Sと混合される。このガス/溶媒混
合物は熱交換器E2を流過するが、ここでこれはこの熱
交換器にライン14を介して供給される溶媒相S1によ
って冷却され、そしてそのガス/溶媒混合物に対して向
流で流される。
【0025】熱交換器E2の中でその処理されるべきガ
スに対して向流で流れるガス/溶媒混合物の溶媒Sはそ
の処理されるべきガスの中に存在する分離されるべき成
分を全部または部分的に捕集する。この熱交換器の中で
その混合物はその分離されるべき成分Aを含んだ溶媒
と、そのような成分の枯渇したガスとよりなる混合物に
なる。
【0026】溶媒相Sと処理されるべきガスとの間で物
質交換が起こり、一方、熱交換はガス/溶媒混合物と、
好ましくは向流で流れるその溶媒相S1との間で起こ
る。熱交換器E2の出口からそのガス/溶媒混合物は分
離ドラムB1へ供給され、そして分離されるべき成分A
の枯渇した、ライン13から排出されるガス相G1と、
および分離されるべき成分Aの富化した、膨張弁V2の
設けられたライン14から排出される溶媒相S1とに分
離される。その膨張させた溶媒相は、例えば熱交換器E
2へ供給され、ここでこのものはそのガス/溶媒混合物
と熱交換することによって加熱され、一方その混合物は
冷却される。成分Aの富化されたガス相G2がそれによ
って生ずる。成分Aの富化され、そして加熱されたその
溶媒相はライン15を介して熱交換器E2から排出さ
れ、そして分離ドラムB2へ供給されるが、その出口か
ら富化されたガス相G2が得られてこれはライン16よ
り排出され、一方、得られた溶媒相はライン17から排
出されてポンプP2によリライン11から再巡回されて
導管10から供給されるその処理されるべきガスと混合
される。
【0027】この例にしたがう方法は、例えば、少なく
とも下記の連続した各段階を実施することにより行なわ
れる。すなわち、(a)その処理されるべきガスGを、
分離されるべき少なくとも1つの成分を選択的に保留す
るように選ばれ、下記段階(d)から少なくとも部分的
に得られる溶媒Sと少なくとも部分的に混合する段階、
(b)このガスGと溶媒Sとの混合物を少なくとも1つ
の熱交換帯域の中で流すことにより冷却し、それにより
前記熱交換帯域の出口においてその分離されるべき少な
くとも1つの成分の枯渇した少なくとも1つのガス相G
1と、およびその分離されるべき各成分の富化された溶
媒相S1とを得る段階、(c)前記富化された溶媒相S1
を前記ガス相G1から分離してこの富化された溶媒相S1
を前記ガス/溶媒混合物(段階b)の冷却のために前記
熱交換帯域へ再循環し、それによって前記溶媒相S1が
熱交換帯域の出口においてその分離されるべき成分Aの
富化された少なくとも1つのガス相G2と液体溶媒相S
とよりなるようにする段階、そして、(d)前記段階
(c)からのガス相G2と液体溶媒相Sとを分離し、そ
して分離されるべき成分が少なくとも部分的に枯渇した
前記溶媒相を前記段階(a)へ再循環する。
【0028】本発明にしたがう方法はその同じ熱交換帯
域の中で、その処理されるべきガスから除かなければな
らない各成分を、このガスと混合される溶媒に吸収させ
ることを有利に許容し、その際この混合物はその熱交換
帯域の中で冷却され、そしてその分離されるべき各成分
の枯渇した、冷却剤として用いられる溶媒相は同時に再
生される。
【0029】その処理されたガスG1が分離ドラムB1か
らライン13を介して出てゆくときに、この冷たいガス
とその冷却されるべきガス/溶媒混合物との間の、例え
ば図3の図式にしたがう熱交換を実施するのが有利であ
ると考えられる。
【0030】この具体例においては熱交換器E3の中で
循環しているガス/溶媒混合物は同時に、分離ドラムB
1からの溶媒相S1の少なくとも1部と熱交換により冷却
され、ライン14を介して熱交換器E3へ再循環され、
そして分離ドラムB1からの処理されたガスの少なくと
も1部G1はライン13を介して熱交換器E3へ再循環さ
れる。ドラムB1からの処理されたガスを分離し、そし
てこのガスの少なくとも1つのフラクションを、この熱
交換器を通過させることなく直接に排出させ、一方、1
部をライン13を介して熱交換器E3へ再循環させるこ
とも可能である。その後でこのガス相は加熱された後、
ライン18を介して排出される。
【0031】その溶媒相の少なくとも部分的な再生をも
たらし、そしてガスと溶媒との混合物を冷却することが
できるように、ドラムB1からの富化された溶媒相S
1は、例えば膨張弁V2を通過させるかまたはタービンの
中で膨張させる。後者の場合には、例えばその機械的な
膨張エネルギーを有利に回収して、例えばポンプP2を
駆動するのに用い、そしてその分離されるべき各成分が
少なくとも分離されたその溶媒相を再循環してその処理
されるべきガスと混合することが許容される。
【0032】段階(b)の間に行なわれる熱交換は好ま
しくはそのガス/溶媒混合物と他の流体とを向流で流す
ことによって行なわれ、それにより、例えばその段階
(b)の間に同時に行われる冷却および加熱の操作の効
率が改善される。段階(b)を実施するのに必要な冷却
は、当業者に知られたいかなる手段によってでももたら
すことができる。
【0033】図4は図3の変形態様を示すが、ここでは
分離ドラムB1からのガス相G1が熱交換器E3の中でそ
のガス/溶媒混合物を少なくとも部分的に冷却するのに
用いられるに先立って冷却される。
【0034】そのために、分離ドラムB1からのガス相
は、これが熱交換器E3へ供給されるに先立って、ター
ビンT1を通して供給され、ここでこれは膨張してその
温度を低下させる。この膨張エネルギーは、例えばライ
ン18を介して熱交換器E3から出てゆくガスG1を例え
ばタービンT1によって駆動される圧縮機K1の中で再圧
縮するために回収される。
【0035】この膨張エネルギーを、例えばライン16
を介して供給される、その分離されるべき成分の富化さ
れたガスフラクションG2を再圧縮するために利用する
こともできる。もう1つの具体例によれば、例えば外部
冷却サイクルから送り込まれる冷却用液体を使用するこ
とができる。
【0036】段階(b)の間に行なわれる熱交換は並列
および/または直列で作動される1つ以上の熱交換帯域
の中で行なうことができる。この熱交換帯域は1つ以上
の胴管式熱交換器および/またはプレート熱交換器を含
む。
【0037】プレート熱交換器は、中でもいくつかの流
体の間の熱交換および向流熱交換を許容すると言う利点
を有する。これらの熱交換器は、例えば鑞付けされたア
ルミニウムで作られたプレート熱交換器または例えばス
テンレス鋼でできたプレート熱交換器であってもよい。
【0038】
【実施例】本発明にしたがう方法の利点は、ドラムB1
に後続して分離ドラムが加わっている点で図3の装置と
異なっている図5について記述される以下のいくつかの
実施例の記述より明らかとなるであろう。 [実施例1]モル分率で表わして約50%のCH4と5
0%のCO2の組成を有する処理されるべきガスを6M
Paのオーダーの圧力でライン10を介して流入させ
る。熱交換帯域E3へ供給されるに先立ってこのものは
ライン11を介して流入する溶媒と混合される。
【0039】この溶媒は、モル分率で表わして例えば1
0%の水を含む、例えばメタノールよりなる。図3に示
す実質的に同じ原理にしたがい、このガスと溶媒との混
合物は、この例においては熱交換器E3の中で−20℃
の温度に冷却される。分離ドラムB1の中でガス層G1と
溶媒層S1とが分離され、その際このガス層はライン1
3を介して排出され、そして溶媒層は膨張弁V2の設け
られたライン14を通って排出される。
【0040】ライン13を介して排出される処理された
ガスフラクションG1の中のCO2のモル分率は結局その
CH4/CO2の混合物の僅かに25%である。このガス
フラクションは、例えば熱交換器E3へ供給され、ここ
でこれはライン18から排出される前に加熱される。ド
ラムB1から排出される溶媒層S1は弁V2を通して膨張
させられる。液体溶媒相とガス相とがそのようにして分
離ドラムB11の中で得られ、且つ分離され、その際その
分離ドラムの中の圧力はこの例においては3MPaであ
る。
【0041】ドラムB11の中で分離されたガス相はライ
ン19を通して排出されて熱交換器E3へ供給され、こ
こでこれはガス/溶媒混合物を冷却するのに用いられ
る。これはライン18を通して熱交換器E3から出てゆ
くガスと場合により混合されるに先立って、ライン1
9'を介してこの熱交換器から出てゆく。これはまた燃
料ガスとして利用することもできる。
【0042】ライン20を介して排出される溶媒相は熱
交換器E3へ供給されて少なくともその溶媒を部分的に
再生し、そしてそのガス/溶媒混合物の少なくとも部分
的な冷却をもたらす。このものはこの熱交換器E3の中
で、例えば向流で流れているガスと溶媒との混合物を冷
却して加温されることによる熱交換によって再生され
る。この熱交換器E3を通過した後で、ガス相と液体相
とがそのようにして得られ、そしてライン15を通して
分離ドラムB2へ供給されて分離され、その際そのガス
相の中で同伴されたそれら吸収された各成分の少なくと
も部分的に除かれた溶媒相は、例えばポンプP2によっ
てライン11へ再循環されてライン10を介して流入す
るさの処理されるべきガスと混合される。CO2に富ん
だガス相はライン16を介して排出される。
【0043】この例は、段階(c)の最後にその溶媒相
から加熱および/または膨張により第1のガスフラクシ
ョンを分離して、その溶媒相に例えば分離されるべき成
分を富化させることよりなる操作を示す。
【0044】この方法のもう1つの具体例によれば、水
およびメタンよりも重質の炭化水素類およびさらに酸性
のガスをも含むガスを処理することも可能である。図6
に図式的に示した構成のものは、例えばその処理される
べきガスの予備分離の段階を含む点で図2ないし5に示
したものと異なっている。その処理されるべきガスは、
例えば熱交換器E3へ供給されるに先立って2つのフラ
クションまたは部分に分割される。
【0045】このために、下記の操作が行なわれる。そ
の処理されるべきガスはライン10を通って流入する
が、ここでこれは下記の2つに分割される。すなわち、
(1)その処理されるべきガスの全流れの例えば半分を
構成し、そして例えばライン21を通って接触塔C3へ
供給されてこの接触塔の中で、例えばライン22を通し
て流入する、例えばメタノールと水との混合物を含む溶
媒相と向流で接触するような第1フラクションF1、お
よび(2)ライン23を通して熱交換器E3へ直接供給
される第2フラクションF2(これら2つのフラクショ
ンは熱交換器E3へ供給されるに先立って一緒に合一さ
れる)である。
【0046】塔C3の中でその処理されるべきガスの第
1フラクションF1には溶媒が移行し、実質的に溶媒の
除かれた水性相は、例えばこの塔の底部からライン24
を通して排出され、そして溶媒を取り込んだガス相はラ
イン25を通してこの塔の頂部から排出されて、塔C3
を通過することなく例えばライン23を通って流れる第
2ガスフラクションと混合される。そのようにして得ら
れたガス状混合物は、例えばライン11を通して流入す
る溶媒相と混合される。このガスと溶媒との混合物はそ
の後で熱交換器E3の中で冷却され、そして図3につい
て記述した方法原理にしたがって処理される。
【0047】このようにして3つの相が熱交換器E3の
出口において得られ、そして分離ドラムB1において分
離され、すなわち、ライン13を通して排出される処理
されたガスを構成するガス相と、ライン30を通して排
出される液体炭化水素相と、および例えばライン14を
通して排出される酸性ガスに富んだ溶媒相とである。
【0048】酸性ガスに富んだ溶媒相は、例えば弁V2
によって膨張した後で、分離ドラムB11へ供給され、そ
の出口において得られるガス相はライン19を通して排
出されるが、一方酸性ガスに富んだ溶媒相は排出されて
ライン20を通して熱交換器E3へ供給され、ここでこ
れは例えば図2示す構成にしたがって再生される。分離
ドラムB2の出口においてライン17から流出してポン
プP2により吸い出される再生された溶媒の相は分配弁
V6によって少なくとも2つのフラクションに分割され
る。次に第1のフラクションがライン23の中を流れて
いるその処理されるべきガスと混合されるようにライン
11を通して送られ、一方第2のフラクションは塔C3
の上部へ向かいライン22を通って流れる。
【0049】この方法の実施を説明するこの例におい
て、熱交換帯域の出口のところの最初のガスと溶媒との
混合物は、ガス相G1および溶媒相S1に加えて、熱交換
器E3の出口において、ドラムB1において分離されるこ
とによりライン30を通して抜き出される第2の液体相
を含む3つの相を含む。
【0050】より一般的には、図6に図式的に示した構
成のものは中でも水を含むガスを処理することを許容
し、その際その用いる溶媒Sは、中でも水と相溶すると
言う特別な特徴を有する。メタノールが、例えば接触帯
域C3の頂部から段階(a)へ再循環される溶媒の含ま
れたガスを抜き出し、そしてこの帯域の底部から実質的
に溶媒の除かれた水性相を抜き出すことによって、好ま
しくは向流接触帯域C3の中で段階(b)からの溶媒相
の1つのフラクションおよびその処理されるべきガスの
少なくとも1つのフラクションと接触させることによっ
て用いられる。
【0051】本発明にしたがう方法はまた、水素または
窒素のような、少なくとも1つの軽質ガスを含むガス相
から、例えばメタン、エタン、プロパン、ブタンおよび
/またはペンタンのような少なくとも1つの成分に富ん
だフラクションを分離するのにも有利に用いることがで
き、そしてその用いる溶媒は、例えば液体炭化水素相ま
たはメタノールのような溶媒よりなることができる。
【0052】例えば、図6に示した構成にしたがって操
作する場合には、窒素、水およびメタンよりも重質の種
々の炭化水素類を含む天然ガスを処理することができ
る。メタンに富んだガスは分離ドラムB2の出口におい
てライン16を通して排出され、そして窒素の富化され
たガスは熱交換器E3の出口から排出される。
【0053】この実施例に用いられる溶媒は、例えばメ
タノールまたは炭化水素、あるいは炭化水素類の混合物
である。そのような分離を行なうのに用いられる条件
は、例えば図5と関連して記述される次の実施例により
示される。
【0054】[実施例2]ライン10を通して流入する
その処理されるべきガス混合物の組成は、モル分率で表
わしてCH4:75%、N2:25%である。このガス混合
物の導入圧力は5MPaのオーダーである。このガス混
合物はライン11を通って流入して、この例においては
イソプレンよりなる溶媒と混合される。そのようにして
得られたガスと溶媒との混合物は熱交換器E3の中で−
110℃の温度に冷却される。
【0055】分離ドラムB1の出口において下記の各層
が得られる。すなわち、(1)メタンと窒素との混合物
の、モル分率で表わして約60%を占める窒素分を含む
ガス相(このガスフラクションはライン熱交換器E3へ
供給され、次いでライン18を通して排出される)、お
よび(2)溶媒相(これは弁V 2を通って膨張し、この
膨張により得られる蒸気相と液体相とは、内圧が例えば
3MPaである分離ドラムB11において分離される)で
ある。
【0056】分離ドラムB11からの溶媒相はライン20
を通って熱交換器E3へ供給され、ここでこれは、例え
ば向流で流れるガスと溶媒との混合物を冷却すると共に
加温されることによって再生される。そのようにしてガ
ス相と液体相とが得られ、そして分離ドラムB2の中で
分離される。その液体溶媒相はポンプP2によって再循
環され、そしてその約80%のメタンを含むガス相はラ
イン16を通して排出される。
【0057】例えば、水素のような他の軽質ガスからメ
タンを分離するために類似の構成のものを用いることも
できる。メタンと異なる、例えばエタン、プロパン、ブ
タンおよび/またはペンタンのような炭化水素類を、例
えば水素または窒素を含む軽質ガスから分離するのにも
これを用いることができる。
【0058】ガスの処理、そして中でもそのガスの少な
くとも1つの成分Aの分離は、例えば直列に配置された
図3および4に示されているような1つ以上の段階を用
いることによって改善することができる。
【0059】図7は、順に配置されて、例えば図3およ
び4において記述したものと実質的に同じ原理にしたが
って操作される2つの段階により運転することを許容す
る変形態様の装置の1例を示す。
【0060】その第1の段階は熱交換器E4、この熱交
換器に後続配置されている分離ドラムB41、溶媒相を熱
交換器E4へ送り戻すための戻りライン44に配置され
た膨張弁V41、分離ドラムB42および再循環ポンプP4
並びに種々の流体のための供給ラインおよび排出ライン
を含むが、これらの種々の要素は図2に示したものと類
似の構成にしたがって配置されている。
【0061】第2段階は同様に、熱交換器E5、この熱
交換器に後続配置された分離ドラムB51、溶媒相を熱交
換器E5へ送り戻すための戻りライン54に配置された
膨張弁V51、分離ドラムB52、圧縮機Kおよび再循環ポ
ンプP5並びに種々の流体のための供給ラインおよび排
出ラインを含むが、タービンT7またはいずれかの手段
が分離ドラムB51から抜き出されたガス相を冷却するこ
とを許容する。これらの各要素およびその構成は、少な
くとも部分的に、例えば図3または4において記述され
たものである。
【0062】タービンT7から出てくる処理されたガス
相は熱交換器E5へ流れ、次いで熱交換器E4へ流れる。
分離ドラムB41からの、その処理されたガスのための排
出ラインは熱交換器E5の入口に連結されている。
【0063】図7の構成のものによる処理方法は例えば
次のように行なわれる。処理されるべきガスはライン1
0を通って流入し、そして第2段階において処理された
ガスの少なくとも1部は、圧縮機Kを通った後ライン4
0を通して再循環される。溶媒相がライン11を通して
導入されてその合一された2つのガスフラクションと混
合される。このガス/溶媒混合物は次に熱交換器E4へ
供給される。
【0064】そのようにして得られた混合物は第1段階
水準のE4において、例えば図2について記述したと同
じ操作にしたがって処理される。その混合物は熱交換器
E4において分離ドラムB41からやって来る溶媒相S1と
の熱交換によって冷却され、膨張弁v41を通って膨張し
た後熱交換器E4の中へ導入される。熱交換器E4の出口
においてこの処理されたガスと溶媒相との混合物は、図
2について記述した各段階にしたがって分離ドラムB42
の中で分離される。
【0065】熱交換器E4の中での熱交換の間にその溶
媒相S1は加熱され、そして熱交換器E4の出口において
これは分離ドラムB42へ供給される液体/蒸気の形にな
っており、ここでこれは分離されるべき各成分の富化さ
れた少なくとも1つのガス相(これはライン16を通し
て排出される)と、そのガス相に同伴された、成分の少
なくとも1部の除かれた溶媒相Sとに分離される。この
浄化された溶媒相はポンプP4によってライン11へ再
循環され、それによりその処理されるべきガス混合物と
混合される。
【0066】分離ドラムB41における分離過程からもた
らされるガスフラクションは、その全部、または1部が
ライン50を通して第2段階へ、そして中でも第2熱交
換器E5へ供給される。このものは予めライン51を通
って流入する溶媒と混合される。
【0067】その処理されるべきガスと溶媒との混合物
は熱交換器E5の中でライン54を通って流入する溶媒
相および分離ドラムB51からやって来るガスフラクショ
ンの少なくとも1部との熱交換によって冷却され、そし
てタービンT7によって冷却される。
【0068】熱交換器E5の出口において得られたこの
混合物は分離ドラムB51において分離され、このドラム
の出口においてガス相と溶媒相とが得られ、その際これ
らの各相はそれぞれタービンT7および膨張弁V51へ送
られる。
【0069】そのガス相は、冷却剤として使用されるた
めに例えばタービンT7を通って膨張した後、熱交換器
E5へ供給され、ここでこれは冷却された後、第1段階
の熱交換器E4へ供給される。
【0070】分離ドラムB51からの溶媒フラクションは
膨張弁V51を通って膨張した後、ライン54を通して熱
交換器E5へ供給されてここでこれはそのガス/溶媒混
合物との熱交換によって加温されることにより再生され
る。そのようにして得られた液/蒸気混合物は次にライ
ン55を通して分離ドラムB52へ排出される。分離の後
で、得られたそのガス相はその処理されるべきガスと混
合されるに先立って再圧縮のために圧縮機Kへ供給さ
れ、そして得られた溶媒相は、例えばポンプP5および
ライン51によって熱交換器E5の入口のところでガス
供給ライン50へ再循環され、ここでこれはそのガスと
混合される。
【0071】図7の説明図においては段階E4およびE5
のそれぞれは、例えば各段階の水準において溶媒を流入
させることを許容する独立の溶媒循環回路を含む。この
方法の第1段階へ溶媒のみを供給し、そしてこれを例え
ば最後の段階の水準において回収することによって、単
一の回路を用いて運転することも可能である。
【0072】図8はその第2段階の熱交換器E5の出口
のところの分離ドラムB51の中で溶媒相が分離されるも
う1つの具体例を示す。これを次に膨張させ、そして熱
交換器E5へ供給してその処理されるべきガスと溶媒と
の混合物を冷却させる。熱交換器E5の出口において液
体/蒸気の形の溶媒相は分離ドラムB41へ供給され、そ
の出口においてあるる溶媒フラクションが得られ、そし
てこれはライン44を通して第1段階の熱交換器E4へ
再循環される。
【0073】図9はある段階数nにおいて運転される場
合を図式的に示す。段階iからやって来る、少なくとも
1つの分離されるべき成分、例えば成分Aの枯渇したガ
スは次の段階i+1へ送られ、一方段階iからやって来
る分離されるべき成分に富んだガスは前の段階i−1へ
送られる。
【0074】図10はその処理されるべきガスから分離
されるべき少なくとも1つの成分Aの割合を低下させる
のに適し、そしてガス相G1と、少なくとも溶媒相S1の
あるるフラクションとの間での向流接触の段階を含む方
法の特別な具体例の1つを図式的に示す。
【0075】これは例えば次のように実施される。ライ
ン10から流入するその処理されるべきガスは熱交換器
E3へ供給されるに先立ってライン11から流入する溶
媒と混合される。そのようにして得られたガス/溶媒混
合物はこの熱交換器の中で冷却され、そしてその後で分
離ドラムBへ供給されるが、これは例えばこのものの上
方部分の水準において接触帯域Cを含む。
【0076】このドラムの中でその混合物の分離により
もたらされるガスフラクションは、例えば接触帯域Cの
中でライン60を通してこのドラムの上方部分から流入
する溶媒相と向流で接触する。この接触帯域の頂部にお
いてその処理されたガスはライン61を通してこのドラ
ムから排出され、そして熱交換器E3へ供給されて、こ
こでこれは、中でも冷却剤として用いられ、そしてこれ
はライン67を通して排出される。
【0077】ライン64を通して排出されるその分離さ
れた溶媒相は、例えばそのラインに設けられた膨張弁V
2を通って膨張し、この膨張により得られた液/蒸気混
合物は次に分離ドラムB11へ供給される。この分離ドラ
ムの出口において得られる溶媒相はライン65を通して
排出され、そして熱交換器E3へ供給されて、ここでこ
れはその処理されるべきガスと溶媒との熱交換によって
再生される。そのようにして得られた液/ガス混合物は
次に分離ドラムB2において分離され、このものの出口
において成分Aの富化されたガス相はライン66を通し
て排出され、そして成分Aが少なくとも部分的に除かれ
た溶媒相は、例えばポンプP2に吸引されて分配弁Vに
よりいくつかのフラクションに分割される。少なくとも
部分的に成分が除去された溶媒フラクションの1つは次
にライン11を通して供給されてその処理されるべきガ
スと混合され、一方、その1部は熱交換器E3へ供給さ
れてこの熱交換器の中で冷却され、そして例えば分離ド
ラムBの接触帯域Cの頂部へ導入される。
【0078】接触帯域Cは、例えば充填塔要素またはプ
レート塔要素よりなる。これはまた、例えば垂直に配置
された、例えば塔熱交換器として運転される熱交換器よ
りなることもできる。例えばプレート熱交換器として構
成されたこの熱交換器の各チャンネルは交互に、例えば
接触帯域の頂部から流出する、例えば膨張によって補助
的冷却を受けていてもよい冷たいガスを通ずるのに、そ
してそのガスと溶媒との間の向流接触を行なわせるのに
用いられる。
【0079】溶媒相S1は例えば外部流体によって加熱
される熱交換器の中、あるいは蒸留塔の中で、例えば膨
張および/または加熱による追加的な再生段階を受ける
こともできる。同様に、ガス相G1およびG2は、例えば
同伴される溶媒の少なくとも1部を回収するために補助
冷却段階にかけることができる。
【0080】図11は中でも、液体溶媒相Sに対して向
流で流すことによってその液体溶媒相の熱交換帯域を通
って流れている間における加熱によって生じたガス相G
2の同時的な分離を実施すると言う利点を有する別の変
決態様の具体例を図式的に示す。
【0081】そのために、その熱交換帯域は、例えば、
実質的に垂直な、または傾斜した状態に熱交換器を配置
することによってこの向流流通が得られるのを許容する
ように設けられる。その液体溶媒相は下向流として流
れ、一方ガス相G2は向流で上昇する。これは中でも、
その熱交換器または熱交換帯域の最冷の側で生じた蒸気
相を排出させ、そして中でもその排出される蒸気相の溶
媒含有量を制限することを許容する。
【0082】熱交換器E3は、例えば垂直に配置され
る。この方法の、図3または4において記述したものと
実質的に同じ具体例の1つによれば、ライン10から流
入するその処理されるべきガスは熱交換器E3へ供給さ
れるに先立ってライン11から流入する溶媒と混合され
る。
【0083】上に記述した方法によれば、分離ドラムB
11からの溶媒相は、例えば熱交換器E3の頂部から導入
され、そしてE3の中で下降流で流れる。加熱によって
生じた蒸気相は向流で流れる。
【0084】熱交換器E3は、例えばプレート熱交換器
であり、その際各プレートの間の空間が液体相のキャリ
オーバを防ぐようなその蒸気相の流れ速度を得るのに充
分であるようなものである。熱交換器E3の頂部におい
てそのガス相または蒸気相は、例えばライン70を通し
て回収され、そしてその再生された溶媒相は熱交換器E
3の底部においてライン71を通して回収されてポンプ
P2によって再循環される。
【0085】これらの種々の具体例は、例えばメタンに
富んだ高圧天然ガス、精油所ガスまたは水素を含む合成
ガス等の種々の型のガスを処理するのに有利に用いるこ
とができる。処理されるべきガスから分離される成分
は、例えばCO2および/またはH2Sのような酸性ガス
である。
【0086】この場合には用いる溶媒は、化学的、また
は物理的な溶媒である。物理的溶媒は好ましくは、例え
ばメタノールまたはエタノールのようなアルコール、例
えばメチルプロピルエーテル、エチルプロピルエーテ
ル、メチルtert-イソブチルエーテル、ブロピレン
カーボネートまたはメトキシエタノールのようなエーテ
ル類である。
【0087】その処理されるべきガスから分離されるべ
き成分はまた、例えばメタンと分離される、例えばエタ
ン、プロパンおよびブタンのような炭化水素であること
ができる。分離されるべき成分の1つは、メタンである
こともでき、これは例えば水素や窒素を含むガスから分
離することができる。この場合には溶媒は、例えば1分
子当り5ないし6個の炭素原子を有する炭化水素留分よ
りなる軽質ガソリン、または、例えばメタノールのよう
な他の物理的溶媒である。
【0088】分離を行なう圧力(処理されるべきガスの
圧力)は例えば2PMaないし10MPaである。この
ガスと溶媒との混合物は、例えば−20℃と−100℃
との間の範囲の温度に冷却される。
【0089】
【発明の効果】本発明にしたがう方法はまた、いくつか
の成分を含むガスを処理し、中でもこのガスから、例え
ば二酸化炭素CO2および硫化水素H2Sあるいは二酸化
硫黄SO2等を含むフラクション、あるいは種々の炭化
水素類と、例えばメタンと水素またはメタンと窒素のよ
うな種々の成分の混合物を含むガスよりなるフラクショ
ンを分離するのにも有利に用いられる。
【0090】段階的運転、例えば最初にCO2に富んだ
ガスのフラクションを分離し、次いでH2Sに富んだフ
ラクションを分離する等のように、異なった組成のガス
フラクションを分離することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術による処理方法を示す説明図。
【図2】本発明の方法を単一熱交換帯域により実施する
場合の各段階を示す説明図。
【図3】本発明の方法の処理されたガスを冷却に利用す
る変形態様を示す説明図。
【図4】図3に示したものの別な変形態様を示す説明
図。
【図5】本発明の実施例にあげた方法をを示す説明図。
【図6】本発明の方法のさらに別な変形態様を示す説明
図。
【図7】2段階で行なわれる本発明の方法の具体例を示
す説明図。
【図8】図7に示した具体例の別な変形態様を示す説明
図。
【図9】多段階で行なわれる本発明の方法の具体例を示
す説明図。
【図10】処理されるガスを同時に溶媒と接触させ、そ
してこれから分離する本発明の方法の具体例を示す説明
図。
【図11】いくつかの成分の富化された溶媒相を熱交換
帯域において、これら成分から分離する本発明の方法の
具体例を示す説明図。
【符号の説明】
C,C1,C2,C3 塔 B,B1,B2,B11,B41,B42,B51,B52 分離ドラム E1,E2,E3,E4,E5 熱交換器 T1,T7 タービン K,K1 圧縮機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アレクサンドル ロジェイ フランス国 92500 リュエーユ マルメ ゾン リュ アレクサンドル デュマ 52

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分離されるべき1つ以上の成分Aを含む
    ガスGを処理する方法において、少なくとも下記の各段
    階、すなわち、(a)その処理されるべきガスGを、分
    離されるべき少なくとも1つの成分を選択的に保留する
    ように選ばれ、下記段階(d)から少なくとも部分的に
    得られる溶媒Sと少なくとも部分的に混合する段階、
    (b)このガスGと溶媒Sとの混合物を少なくとも1つ
    の熱交換帯域の中で流すことにより冷却し、それにより
    前記熱交換帯域の出口においてその分離されるべき少な
    くとも1つの成分の枯渇した少なくとも1つのガス相G
    1と、およびその分離されるべき各成分の富化された溶
    媒相S1とを得る段階、(c)前記富化された溶媒相S1
    を前記ガス相G1から分離してこの富化された溶媒相S1
    を前記ガス/溶媒混合物(段階b)の冷却のために前記
    熱交換帯域へ再循環し、それによって前記溶媒相S1が
    熱交換帯域の出口においてその分離されるべき成分Aの
    富化された少なくとも1つのガス相G2と液体溶媒相S
    とよりなるようにする段階、そして、(d)前記段階
    (c)からのガス相G2と液体溶媒相Sとを分離し、そ
    して分離されるべき成分が少なくとも部分的に枯渇した
    前記溶媒相を前記段階(a)へ再循環する段階、の各段
    階を含む、前記ガスGを処理する方法。
  2. 【請求項2】 前記段階(c)からの溶媒相S1の少な
    くとも1部を、これが段階(b)へ再循環されるに先立
    って膨張させる、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記ガス/溶媒混合物と冷却剤として用
    いられる溶媒とを、段階(b)において向流で流す、請
    求項1または2記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記段階(b)からのガス相G1の少な
    くとも1部を、好ましくはタービンを通して膨張させる
    ことによって冷却し、そしてそのガス/溶媒混合物を冷
    却するために前記熱交換帯域へ供給する、請求項1ない
    し3のいずれかに記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記段階(c)の終端において第1のガ
    スフラクションを膨張および/または加熱によってその
    溶媒相から分離し、それによってその溶媒相の中に成分
    Aを富化させる、請求項1ないし4のいずれかに記載の
    方法。
  6. 【請求項6】 前記段階(b)の終端においてその運転
    温度が、−20℃ないし−100℃の範囲である、請求
    項1ないし5のいずれかに記載の方法。
  7. 【請求項7】 少なくとも前記段階(b)および(c)
    をいくつかの接触帯域iの中で行なわれるいくつかの操
    作の間に繰り返し、その際接触段階iの出口において得
    られるガス相G1を次の接触帯域i+1へ供給し、そし
    ていくつかの成分の富化されたガス相G2を前の接触帯
    域i−1へ供給する、請求項1ないし6のいずれかに記
    載の方法。
  8. 【請求項8】 前記ガス相G1から、二酸化炭素CO2ま
    たは硫化水素H2Sのような少なくとも1つの酸性ガス
    を含むある成分を枯渇させ、そしてその処理されるべき
    ガスと混合されるその用いた溶媒Sが、例えばメタノー
    ルまたはエタノールのようなアルコール、メチルプロピ
    ルエーテル、エチルプロピルエーテル、メチルtert
    -イソブチルエーテルまたはプロピレンカーボネートあ
    るいはメトキシエタノールのようなエーテル、等の物理
    的溶媒である、少なくとも1つの酸性ガスが含まれてい
    るガスを処理するための請求項1ないし7のいずれかに
    記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記処理されたガスから分離されるフラ
    クションが、例えばメタン、エタン、プロパン、ブタン
    および/またはペンタンのような少なくとも1つの炭化
    水素を含み、その際その処理されるべきガスが少なくと
    も水素および窒素を含む、請求項1ないし7のいずれか
    に記載の方法。
  10. 【請求項10】 下記、すなわち、メタノールのような
    水と相溶する溶媒を用い、そして前記段階(a)または
    (b)が実施されるに先立って、前記ガスを第1フラク
    ションF1と第2フラクションF2とに分割し、段階
    (b)からの液体溶媒相S1の1つのフラクションを、
    向流接触帯域C3においてその処理されるべきガスの少
    なくとも前記第1フラクションF1と、前記接触帯域C3
    から溶媒を含んだガスを抜き出すことにより接触させ、
    その際溶媒の含まれた前記ガスをその後で前記第2フラ
    クションF2と混合して段階(a)へ送り込み、そして
    前記接触帯域C3から溶媒の実質的に枯渇した水性相を
    分離する、請求項1ないし9のいずれかに記載の方法。
  11. 【請求項11】 分離されるべき1つ以上の成分を含む
    ガスGを処理する装置において、少なくとも1つの熱交
    換帯域E3、その処理されるべきガスと、および少なく
    とも1つの溶媒相とを前記熱交換帯域E3へ供する各供
    給ライン10,11、前記熱交換帯域E3を通過した後で
    その処理されたガスと溶媒相とを分離するための、その
    処理されたガスを排出させる少なくとも1つの排出ライ
    ン13と、および前記熱交換帯域に連結されていてその
    富化された溶媒相を排出させる排出ライン14とに連結
    されている分離手段B1、前記熱交換帯域E3を流過した
    溶媒相を排出させる少なくとも1つの排出ライン15、
    前記溶媒相を少なくとも1つのガス相と1つの液体相と
    に分離するための分離手段B2、および供給ライン11
    に連結されていて、それら分離された2つの相を排出さ
    せるための各排出ライン17を組合わせて含む、前記ガ
    スGを処理する装置。
  12. 【請求項12】 前記熱交換帯域が、少なくとも1つの
    プレート熱交換器を含む、請求項11記載の装置。
  13. 【請求項13】 前記処理されたガス相および/または
    前記少なくとも1つの成分の富化された溶媒相を膨張さ
    せるための膨張手段(T,V2)を含む、請求項11また
    は12記載の装置。
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