JPH1018032A - イオン照射装置 - Google Patents
イオン照射装置Info
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- JPH1018032A JPH1018032A JP8191490A JP19149096A JPH1018032A JP H1018032 A JPH1018032 A JP H1018032A JP 8191490 A JP8191490 A JP 8191490A JP 19149096 A JP19149096 A JP 19149096A JP H1018032 A JPH1018032 A JP H1018032A
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- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims abstract description 39
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims abstract description 15
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- 230000001678 irradiating effect Effects 0.000 claims description 2
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- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims 1
- 150000002500 ions Chemical class 0.000 description 8
- 238000005468 ion implantation Methods 0.000 description 4
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Landscapes
- Physical Vapour Deposition (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 プラズマシャワーの過剰状態を速やかに検出
して基板の負帯電を防止する。 【解決手段】 ディスク4に流れるディスク電流ID を
計測してそのディスク電流に応じた信号Sを出力するデ
ィスク電流計測器30と、ディスク4の並進位置を検出
してその並進位置を表す位置信号Pを出力するディスク
位置検出手段32とを設けた。更に、両者30、32か
らの信号を用いて、ディスク4の先端4bにイオンビー
ム2が当たる時のディスク電流ID と、同ディスク4の
基板6よりも中心側4cにイオンビーム2が当たる時の
ディスク電流ID とを比較して、前者が後者よりも小さ
いときに異常検出信号Rを出力する判定回路40を設け
た。
して基板の負帯電を防止する。 【解決手段】 ディスク4に流れるディスク電流ID を
計測してそのディスク電流に応じた信号Sを出力するデ
ィスク電流計測器30と、ディスク4の並進位置を検出
してその並進位置を表す位置信号Pを出力するディスク
位置検出手段32とを設けた。更に、両者30、32か
らの信号を用いて、ディスク4の先端4bにイオンビー
ム2が当たる時のディスク電流ID と、同ディスク4の
基板6よりも中心側4cにイオンビーム2が当たる時の
ディスク電流ID とを比較して、前者が後者よりも小さ
いときに異常検出信号Rを出力する判定回路40を設け
た。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばイオン注
入装置のように、真空中で基板にイオンビームを照射し
てそれにイオン注入等の処理を施すイオン照射装置に関
し、より具体的には、基板の帯電(チャージアップ)を
防止するためのプラズマシャワーの過剰状態による基板
の負帯電を抑制する手段に関する。
入装置のように、真空中で基板にイオンビームを照射し
てそれにイオン注入等の処理を施すイオン照射装置に関
し、より具体的には、基板の帯電(チャージアップ)を
防止するためのプラズマシャワーの過剰状態による基板
の負帯電を抑制する手段に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来のイオン照射装置の一例を
示す図である。
示す図である。
【0003】この装置は、いわゆるメカニカルスキャン
方式のものであり、基本的には、真空容器(図示省略)
内で例えば矢印Gのように回転および矢印Hのように並
進させさられるディスク4の周縁部に装着された複数枚
の基板6にイオンビーム2を照射してそれにイオン注入
等の処理を施すよう構成されている。8はディスク4の
回転用のモータであり、10および12はディスク4の
並進用のモータおよび回転軸である。
方式のものであり、基本的には、真空容器(図示省略)
内で例えば矢印Gのように回転および矢印Hのように並
進させさられるディスク4の周縁部に装着された複数枚
の基板6にイオンビーム2を照射してそれにイオン注入
等の処理を施すよう構成されている。8はディスク4の
回転用のモータであり、10および12はディスク4の
並進用のモータおよび回転軸である。
【0004】イオンビーム2の経路上であってディスク
4の上流側および下流側に、ファラデー系を構成するも
のとして、イオンビーム2がディスク4等に当たった際
に放出される二次電子を受けてそれのアースへの逃げを
防止するファラデーカップ14、および、ディスク4が
外に並進したときにそれの代わりにイオンビーム2を受
けるキャッチプレート16がそれぞれ設けられている。
ディスク4、キャッチプレート16およびファラデーカ
ップ14は、互いに電気的に並列接続されてビーム電流
計測器18に接続されている。
4の上流側および下流側に、ファラデー系を構成するも
のとして、イオンビーム2がディスク4等に当たった際
に放出される二次電子を受けてそれのアースへの逃げを
防止するファラデーカップ14、および、ディスク4が
外に並進したときにそれの代わりにイオンビーム2を受
けるキャッチプレート16がそれぞれ設けられている。
ディスク4、キャッチプレート16およびファラデーカ
ップ14は、互いに電気的に並列接続されてビーム電流
計測器18に接続されている。
【0005】イオンビーム2はファラデーカップ14内
を通してディスク4上の基板6に照射され、それによっ
て基板6に対してイオン注入等の処理が施される。その
際に、イオンビーム2の照射に伴って基板6の表面が、
特に当該表面が絶縁物の場合、正に帯電して放電等の不
具合が発生するのを防止するために、次のような手段を
講じている。
を通してディスク4上の基板6に照射され、それによっ
て基板6に対してイオン注入等の処理が施される。その
際に、イオンビーム2の照射に伴って基板6の表面が、
特に当該表面が絶縁物の場合、正に帯電して放電等の不
具合が発生するのを防止するために、次のような手段を
講じている。
【0006】即ち、ファラデーカップ14の外側近傍に
プラズマシャワー装置20を設け、そこで発生させたプ
ラズマ22をファラデーカップ14内に導入する。ファ
ラデーカップ14内の壁面付近には、ファラデーカップ
14に対して負電位にされる筒状のリフレクタ電極24
が設けられており、ファラデーカップ14内に導入され
たプラズマ(プラズマシャワー)22中のイオンは、こ
のリフレクタ電極24に回収される。同プラズマ22中
の電子は、イオンビーム2内にその電界によって引き込
まれ、イオンビーム2と共に基板6に入り基板6の帯電
を抑制する。このようなプラズマシャワー装置20の一
例が、特開平7−78587号公報に開示されている。
プラズマシャワー装置20を設け、そこで発生させたプ
ラズマ22をファラデーカップ14内に導入する。ファ
ラデーカップ14内の壁面付近には、ファラデーカップ
14に対して負電位にされる筒状のリフレクタ電極24
が設けられており、ファラデーカップ14内に導入され
たプラズマ(プラズマシャワー)22中のイオンは、こ
のリフレクタ電極24に回収される。同プラズマ22中
の電子は、イオンビーム2内にその電界によって引き込
まれ、イオンビーム2と共に基板6に入り基板6の帯電
を抑制する。このようなプラズマシャワー装置20の一
例が、特開平7−78587号公報に開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】イオンビーム照射に伴
う基板表面の正電荷を中和させて基板6の帯電を抑制す
ることに、プラズマ22を用いるのは極めて有効な手段
であると言える。これは、プラズマシャワー装置20か
ら供給されるプラズマ22中の電子のエネルギーが例え
ば10eV程度以下と低いため、そのような低エネルギ
ーの電子が基板6に多量に供給されても、基板に大きな
負帯電を惹き起こさないからである。中和に用いる電子
のエネルギーが高いと、電子が多過ぎたときに基板はそ
の電子のエネルギーに相当する電圧まで負に帯電してし
まう。従って、基本的には、プラズマシャワー装置20
からファラデーカップ14内に導入するプラズマ22の
量が多過ぎても、基板6に大きな負帯電を惹き起こすこ
とはない。
う基板表面の正電荷を中和させて基板6の帯電を抑制す
ることに、プラズマ22を用いるのは極めて有効な手段
であると言える。これは、プラズマシャワー装置20か
ら供給されるプラズマ22中の電子のエネルギーが例え
ば10eV程度以下と低いため、そのような低エネルギ
ーの電子が基板6に多量に供給されても、基板に大きな
負帯電を惹き起こさないからである。中和に用いる電子
のエネルギーが高いと、電子が多過ぎたときに基板はそ
の電子のエネルギーに相当する電圧まで負に帯電してし
まう。従って、基本的には、プラズマシャワー装置20
からファラデーカップ14内に導入するプラズマ22の
量が多過ぎても、基板6に大きな負帯電を惹き起こすこ
とはない。
【0008】ところが、プラズマシャワー装置20から
ファラデーカップ14内に供給されるプラズマ22中の
電子は、上記のように低エネルギー成分が大部分である
けれども、実際上は、それよりも高い高エネルギー成分
も混じっている。この高エネルギー成分は、例えば、プ
ラズマシャワー装置20においてプラズマ生成に供する
フィラメント(図示省略)から放出された熱電子であ
り、そのエネルギーは例えば20eV以上にもなる。従
って、ファラデーカップ14内に供給するプラズマ22
の量が増加すると、それに伴って、基板6に供給される
高エネルギー成分の電子の量も増加することになる。
ファラデーカップ14内に供給されるプラズマ22中の
電子は、上記のように低エネルギー成分が大部分である
けれども、実際上は、それよりも高い高エネルギー成分
も混じっている。この高エネルギー成分は、例えば、プ
ラズマシャワー装置20においてプラズマ生成に供する
フィラメント(図示省略)から放出された熱電子であ
り、そのエネルギーは例えば20eV以上にもなる。従
って、ファラデーカップ14内に供給するプラズマ22
の量が増加すると、それに伴って、基板6に供給される
高エネルギー成分の電子の量も増加することになる。
【0009】従って実際上は、過剰にプラズマシャワー
をかけると、即ちプラズマシャワー装置20からファラ
デーカップ14内に過剰にプラズマ22を供給すると、
高エネルギー成分の電子によって基板6に大きな負帯電
を惹き起こす可能性がある。
をかけると、即ちプラズマシャワー装置20からファラ
デーカップ14内に過剰にプラズマ22を供給すると、
高エネルギー成分の電子によって基板6に大きな負帯電
を惹き起こす可能性がある。
【0010】従来は、プラズマ22中の電子は低エネル
ギーであるとして、プラズマシャワーのかけ過ぎは検出
していなかったけれども、上記のような理由から、プラ
ズマシャワーのかけ過ぎを検出することは、基板の負帯
電防止上から重要である。
ギーであるとして、プラズマシャワーのかけ過ぎは検出
していなかったけれども、上記のような理由から、プラ
ズマシャワーのかけ過ぎを検出することは、基板の負帯
電防止上から重要である。
【0011】そこでこの発明は、プラズマシャワーの過
剰状態を速やかに検出して基板の負帯電を防止すること
ができるようにしたイオン照射装置を提供することを主
たる目的とする。
剰状態を速やかに検出して基板の負帯電を防止すること
ができるようにしたイオン照射装置を提供することを主
たる目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明のイオン照射装
置は、前記ディスクに流れるディスク電流を計測してそ
のディスク電流に応じた信号を出力するディスク電流計
測器と、前記ディスクの並進位置を検出してその並進位
置を表す位置信号を出力するディスク位置検出手段と、
このディスク位置検出手段からの位置信号と前記ディス
ク電流計測器からの信号とを用いて、前記ディスクの先
端にイオンビームが当たる時のディスク電流と、同ディ
スクの基板よりも中心側にイオンビームが当たる時のデ
ィスク電流とを比較して、前者が後者よりも小さいとき
に異常検出信号を出力する判定回路とを備えることを特
徴とする。
置は、前記ディスクに流れるディスク電流を計測してそ
のディスク電流に応じた信号を出力するディスク電流計
測器と、前記ディスクの並進位置を検出してその並進位
置を表す位置信号を出力するディスク位置検出手段と、
このディスク位置検出手段からの位置信号と前記ディス
ク電流計測器からの信号とを用いて、前記ディスクの先
端にイオンビームが当たる時のディスク電流と、同ディ
スクの基板よりも中心側にイオンビームが当たる時のデ
ィスク電流とを比較して、前者が後者よりも小さいとき
に異常検出信号を出力する判定回路とを備えることを特
徴とする。
【0013】発明者は、研究の結果、ディスクの先端に
イオンビームが当たる時のディスク電流と、同ディスク
の基板よりも中心側にイオンビームが当たる時のディス
ク電流とを比較すると、プラズマシャワーの量が適正時
は前者の方が後者よりも大きいのに、プラズマシャワー
の量が過剰時はそれが逆転することを見い出した。
イオンビームが当たる時のディスク電流と、同ディスク
の基板よりも中心側にイオンビームが当たる時のディス
ク電流とを比較すると、プラズマシャワーの量が適正時
は前者の方が後者よりも大きいのに、プラズマシャワー
の量が過剰時はそれが逆転することを見い出した。
【0014】上記ディスク位置検出手段は、ディスクの
並進位置を検出するものであり、イオンビームは固定し
ていてそれとディスクとの相対的な位置関係は予め決ま
っているから、ディスクの並進位置によって、イオンビ
ームがディスクの先端に当たる時と、基板よりも中心側
に当たる時とを検出することができる。
並進位置を検出するものであり、イオンビームは固定し
ていてそれとディスクとの相対的な位置関係は予め決ま
っているから、ディスクの並進位置によって、イオンビ
ームがディスクの先端に当たる時と、基板よりも中心側
に当たる時とを検出することができる。
【0015】上記判定回路は、この両時点のディスク電
流を比較して、前者のディスク電流が後者のディスク電
流よりも小さいときに、即ちプラズマシャワーが過剰時
に、異常検出信号を出力するものである。これによっ
て、プラズマシャワーの過剰状態を速やかに検出するこ
とができ、それによって基板の負帯電を防止することが
できる。
流を比較して、前者のディスク電流が後者のディスク電
流よりも小さいときに、即ちプラズマシャワーが過剰時
に、異常検出信号を出力するものである。これによっ
て、プラズマシャワーの過剰状態を速やかに検出するこ
とができ、それによって基板の負帯電を防止することが
できる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、この発明に係るイオン照
射装置の一例を示す断面図である。図5の従来例と同一
または相当する部分には同一符号を付し、以下において
は当該従来例との相違点を主に説明する。
射装置の一例を示す断面図である。図5の従来例と同一
または相当する部分には同一符号を付し、以下において
は当該従来例との相違点を主に説明する。
【0017】この実施例においては、互いに並列接続さ
れたディスク4およびキャッチプレート16とビーム電
流計測器18との間に、ディスク4またはキャッチプレ
ート16に流れるディスク電流ID を計測してそのディ
スク電流ID に応じた信号Sを出力するディスク電流計
測器30を接続している。この例ではディスク4の下流
側にキャッチプレート16を設けていて、ディスク4が
外に並進したときは、それの代わりにキャッチプレート
16がイオンビーム2等を受けるので、そのときはこの
キャッチプレート16にディスク電流ID が流れること
になる。
れたディスク4およびキャッチプレート16とビーム電
流計測器18との間に、ディスク4またはキャッチプレ
ート16に流れるディスク電流ID を計測してそのディ
スク電流ID に応じた信号Sを出力するディスク電流計
測器30を接続している。この例ではディスク4の下流
側にキャッチプレート16を設けていて、ディスク4が
外に並進したときは、それの代わりにキャッチプレート
16がイオンビーム2等を受けるので、そのときはこの
キャッチプレート16にディスク電流ID が流れること
になる。
【0018】このディスク電流ID は、イオンビーム2
がディスク4等に入射したときに流れるビーム電流IB
と、イオンビーム2がディスク4等に入射したときにそ
れらから放出される二次電子がファラデーカップ14に
入ることによって流れる二次電子電流I2 と、ファラデ
ーカップ14内に導入されたプラズマ22中の電子がデ
ィスク4等に入ったときに上記電流とは逆向きに流れる
電子電流IE とを合成したものであり、次式で表され
る。
がディスク4等に入射したときに流れるビーム電流IB
と、イオンビーム2がディスク4等に入射したときにそ
れらから放出される二次電子がファラデーカップ14に
入ることによって流れる二次電子電流I2 と、ファラデ
ーカップ14内に導入されたプラズマ22中の電子がデ
ィスク4等に入ったときに上記電流とは逆向きに流れる
電子電流IE とを合成したものであり、次式で表され
る。
【0019】
【数1】ID =IB +I2 −IE
【0020】更に、前述したディスク4の並進用のモー
タ10の回転軸12の他端部に、ディスク4の並進位置
を検出してその並進位置を表す位置信号Pを出力するデ
ィスク位置検出手段32を設けている。
タ10の回転軸12の他端部に、ディスク4の並進位置
を検出してその並進位置を表す位置信号Pを出力するデ
ィスク位置検出手段32を設けている。
【0021】このディスク位置検出手段32は、この実
施例では、上記回転軸12の他端部に取り付けられてい
てスリットを有する円板34と、このスリットの通過お
よびその通過方向を検出して円板34の回転数に応じた
パルス信号を出力する光センサ36と、この光センサ3
6からのパルス信号を、前記スリットの通過方向に応じ
てアップカウントまたはダウンカウントして、回転軸1
2の回転方向および回転数に応じた、即ちディスク4の
並進位置に応じた位置信号Pを出力するアップダウンカ
ウンタ38とを備えている。
施例では、上記回転軸12の他端部に取り付けられてい
てスリットを有する円板34と、このスリットの通過お
よびその通過方向を検出して円板34の回転数に応じた
パルス信号を出力する光センサ36と、この光センサ3
6からのパルス信号を、前記スリットの通過方向に応じ
てアップカウントまたはダウンカウントして、回転軸1
2の回転方向および回転数に応じた、即ちディスク4の
並進位置に応じた位置信号Pを出力するアップダウンカ
ウンタ38とを備えている。
【0022】ディスク4とイオンビーム2との相対的な
位置関係の例を図2に示す。実際は、イオンビーム2が
固定していてそれに対してディスク4が矢印Hで示す方
向に並進するのであるが、この図では便宜上、イオンビ
ーム2の位置をずらして図示している。このようにして
も、ディスク4とイオンビーム2との相対的な位置関係
は同じである。図2中のAは、ディスク4がイオンビー
ム2外に抜けたときであり、イオンビーム2はディスク
4に当たらずその下流側のキャッチプレート16(図1
参照)に入射する。Bは、ディスク4がイオンビーム2
に当たり始める、または当たり終わるときであり、イオ
ンビーム2はディスク4の先端4bに当たる。Cは、デ
ィスク4が深く(例えば最も深く)入ったときであり、
イオンビーム2はディスク4の基板6よりも中心側4c
に当たる。
位置関係の例を図2に示す。実際は、イオンビーム2が
固定していてそれに対してディスク4が矢印Hで示す方
向に並進するのであるが、この図では便宜上、イオンビ
ーム2の位置をずらして図示している。このようにして
も、ディスク4とイオンビーム2との相対的な位置関係
は同じである。図2中のAは、ディスク4がイオンビー
ム2外に抜けたときであり、イオンビーム2はディスク
4に当たらずその下流側のキャッチプレート16(図1
参照)に入射する。Bは、ディスク4がイオンビーム2
に当たり始める、または当たり終わるときであり、イオ
ンビーム2はディスク4の先端4bに当たる。Cは、デ
ィスク4が深く(例えば最も深く)入ったときであり、
イオンビーム2はディスク4の基板6よりも中心側4c
に当たる。
【0023】上記ディスク位置検出手段32は、ディス
ク4の並進位置を検出するものであり、イオンビーム2
は固定していてそれとディスク4との相対的な位置関係
は予め決まっているから、ディスク4の並進位置によっ
て、イオンビーム2がディスク4の先端4bに当たる時
点Bと、基板6よりも中心側4cに当たる時点Cとを、
更にはディスク4が外に抜けた時点Aをも、それぞれ検
出することができる。
ク4の並進位置を検出するものであり、イオンビーム2
は固定していてそれとディスク4との相対的な位置関係
は予め決まっているから、ディスク4の並進位置によっ
て、イオンビーム2がディスク4の先端4bに当たる時
点Bと、基板6よりも中心側4cに当たる時点Cとを、
更にはディスク4が外に抜けた時点Aをも、それぞれ検
出することができる。
【0024】更にこの実施例では、上記ディスク位置検
出手段32からの位置信号Pと、ディスク電流計測器3
0からの信号Sとを用いて、ディスク4の先端4bにイ
オンビーム2が当たる時の(即ち図2中のBの時点の)
ディスク電流ID と、同ディスク4の基板6よりも中心
側4cにイオンビーム2が当たる時の(即ち図2中のC
の時点の)ディスク電流ID とを比較して、前者が後者
よりも小さいときに異常検出信号Rを出力する判定回路
40を設けている。
出手段32からの位置信号Pと、ディスク電流計測器3
0からの信号Sとを用いて、ディスク4の先端4bにイ
オンビーム2が当たる時の(即ち図2中のBの時点の)
ディスク電流ID と、同ディスク4の基板6よりも中心
側4cにイオンビーム2が当たる時の(即ち図2中のC
の時点の)ディスク電流ID とを比較して、前者が後者
よりも小さいときに異常検出信号Rを出力する判定回路
40を設けている。
【0025】この判定回路40は、この実施例では、デ
ィスク4の先端4bにイオンビーム2が当たる時点B
(これには当たり始める時点と当たり終わる時点とがあ
り、いずれでも良いがこの実施例では前者)のディスク
電流ID と、ディスク4の中心側4cにイオンビーム2
が当たる時点Cでのディスク電流ID とを記憶する記憶
回路42と、両ディスク電流ID を比較して前者のディ
スク電流ID が後者のディスク電流ID よりも小さいと
きに異常検出信号Rを出力する比較回路44とを備えて
いる。なお、このように両方の時点BおよびCでのディ
スク電流ID を記憶回路42に記憶せずに、先の時点B
のディスク電流ID だけを記憶回路42に記憶し、後の
時点Cのディスク電流ID が得られるごとに両者を比較
回路44によって比較するようにしても良い。
ィスク4の先端4bにイオンビーム2が当たる時点B
(これには当たり始める時点と当たり終わる時点とがあ
り、いずれでも良いがこの実施例では前者)のディスク
電流ID と、ディスク4の中心側4cにイオンビーム2
が当たる時点Cでのディスク電流ID とを記憶する記憶
回路42と、両ディスク電流ID を比較して前者のディ
スク電流ID が後者のディスク電流ID よりも小さいと
きに異常検出信号Rを出力する比較回路44とを備えて
いる。なお、このように両方の時点BおよびCでのディ
スク電流ID を記憶回路42に記憶せずに、先の時点B
のディスク電流ID だけを記憶回路42に記憶し、後の
時点Cのディスク電流ID が得られるごとに両者を比較
回路44によって比較するようにしても良い。
【0026】プラズマシャワー装置20からファラデー
カップ14内に導入するプラズマ22の量、即ちプラズ
マシャワーの量が適正時のディスク電流ID の波形の一
例を図3に示し、過剰時のそれを図4に示す。両図中の
時点A〜Cは、図2中の時点A〜Cにそれぞれ対応して
いる。
カップ14内に導入するプラズマ22の量、即ちプラズ
マシャワーの量が適正時のディスク電流ID の波形の一
例を図3に示し、過剰時のそれを図4に示す。両図中の
時点A〜Cは、図2中の時点A〜Cにそれぞれ対応して
いる。
【0027】この波形を適正時の図3を参照して簡単に
説明すると、基板6の正帯電を抑制するために通常はイ
オンビーム2の正電荷量よりも少し多めに電子をプラズ
マシャワーとして供給する。従ってイオンビーム2が基
板6に入射している間は、即ちBとCとの間では、ディ
スク電流ID は通常は若干負になる。ディスク4が外に
抜けた時点Aでは、キャッチプレート16にイオンビー
ム2およびプラズマシャワー中の電子が入るが、このキ
ャッチプレート16から放出された二次電子は同キャッ
チプレート16に回収されファラデーカップ14に入る
量は少ないので、前述した二次電子電流I2 が小さくな
りディスク電流ID は負になる。イオンビーム2がディ
スク4の先端4bに当たる時点Bでは、当該先端4bか
ら二次電子が過剰に放出されるので、前述した二次電子
電流I2 が大きくなりディスク電流ID は正になる。イ
オンビーム2がディスク4の中心側4cに当たる時点C
では、そこから放出される二次電子が若干増えるので、
ディスク電流ID は0付近または正になる。実際上はこ
のように単純化しきれない現象が生じるので、ディスク
電流波形は図に示すようにもっと細かく上下しているけ
れども、単純化すれば概ね上記のとおりである。
説明すると、基板6の正帯電を抑制するために通常はイ
オンビーム2の正電荷量よりも少し多めに電子をプラズ
マシャワーとして供給する。従ってイオンビーム2が基
板6に入射している間は、即ちBとCとの間では、ディ
スク電流ID は通常は若干負になる。ディスク4が外に
抜けた時点Aでは、キャッチプレート16にイオンビー
ム2およびプラズマシャワー中の電子が入るが、このキ
ャッチプレート16から放出された二次電子は同キャッ
チプレート16に回収されファラデーカップ14に入る
量は少ないので、前述した二次電子電流I2 が小さくな
りディスク電流ID は負になる。イオンビーム2がディ
スク4の先端4bに当たる時点Bでは、当該先端4bか
ら二次電子が過剰に放出されるので、前述した二次電子
電流I2 が大きくなりディスク電流ID は正になる。イ
オンビーム2がディスク4の中心側4cに当たる時点C
では、そこから放出される二次電子が若干増えるので、
ディスク電流ID は0付近または正になる。実際上はこ
のように単純化しきれない現象が生じるので、ディスク
電流波形は図に示すようにもっと細かく上下しているけ
れども、単純化すれば概ね上記のとおりである。
【0028】ところが、プラズマシャワーの量が過剰に
なると、ディスク電流波形は図4に示すようになる。こ
れと図3と比較すれば分かるように、ディスク4の先端
4bにイオンビーム2が当たっている時点Bのディスク
電流ID と、同ディスク4の基板6よりも中心側4cに
イオンビーム2が当たっている時点Cのディスク電流I
D とを対比すると、プラズマシャワーの量が適正時は前
者の方が後者よりも大きいのに、プラズマシャワーの量
が過剰時はそれが逆転している。それ以外にも違いはあ
るけれども、両時点B、Cでのディスク電流ID の逆転
現象がもっとも顕著である。これを発明者は見い出し
た。
なると、ディスク電流波形は図4に示すようになる。こ
れと図3と比較すれば分かるように、ディスク4の先端
4bにイオンビーム2が当たっている時点Bのディスク
電流ID と、同ディスク4の基板6よりも中心側4cに
イオンビーム2が当たっている時点Cのディスク電流I
D とを対比すると、プラズマシャワーの量が適正時は前
者の方が後者よりも大きいのに、プラズマシャワーの量
が過剰時はそれが逆転している。それ以外にも違いはあ
るけれども、両時点B、Cでのディスク電流ID の逆転
現象がもっとも顕著である。これを発明者は見い出し
た。
【0029】プラズマシャワー過剰時に上記のようにな
るのは、本来であれば上記時点Bではディスク4の先端
4bにイオンビーム2が当たってそこから二次電子が多
量に放出されて上記二次電子電流I2 が増大し、それに
よってディスク電流ID が正方向に増大するはずなの
に、同時点Bでディスク電流ID が正方向に増大しない
のは、それを打ち消すのに余りあるほどの多量の電子が
ディスク4に入ってきている、即ちプラズマシャワーが
過剰だからであると考えられる。
るのは、本来であれば上記時点Bではディスク4の先端
4bにイオンビーム2が当たってそこから二次電子が多
量に放出されて上記二次電子電流I2 が増大し、それに
よってディスク電流ID が正方向に増大するはずなの
に、同時点Bでディスク電流ID が正方向に増大しない
のは、それを打ち消すのに余りあるほどの多量の電子が
ディスク4に入ってきている、即ちプラズマシャワーが
過剰だからであると考えられる。
【0030】上記判定回路40は、このような逆転現象
を検出して異常検出信号Rを出力することができるの
で、プラズマシャワーの過剰状態を速やかに検出するこ
とができ、それによって基板6の負帯電を防止すること
ができる。
を検出して異常検出信号Rを出力することができるの
で、プラズマシャワーの過剰状態を速やかに検出するこ
とができ、それによって基板6の負帯電を防止すること
ができる。
【0031】この異常検出信号Rの使い方としては、例
えば、この異常検出信号Rを上位の制御装置やビームシ
ャッター(いずれも図示省略)等に供給して基板6に対
するイオンビーム2の照射を中断させても良いし、この
異常検出信号Rをプラズマシャワー装置20に供給して
それからファラデーカップ14内に導入するプラズマ2
2の量を減少させても良いし、この異常検出信号Rで警
報を出して運転員に知らせても良い。
えば、この異常検出信号Rを上位の制御装置やビームシ
ャッター(いずれも図示省略)等に供給して基板6に対
するイオンビーム2の照射を中断させても良いし、この
異常検出信号Rをプラズマシャワー装置20に供給して
それからファラデーカップ14内に導入するプラズマ2
2の量を減少させても良いし、この異常検出信号Rで警
報を出して運転員に知らせても良い。
【0032】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、上記の
ようなディスク電流計測器、ディスク位置検出手段およ
び判定回路を設けたので、ディスクの先端にイオンビー
ムが当たる時のディスク電流の方が、同ディスクの基板
よりも中心側にイオンビームが当たる時のディスク電流
よりも小さい状態を検出して、異常検出信号を出力する
ことができる。上記状態は取りも直さずプラズマシャワ
ーが過剰状態であるので、上記構成によってプラズマシ
ャワーの過剰状態を速やかに検出することができ、それ
によって基板の負帯電を防止することができる。
ようなディスク電流計測器、ディスク位置検出手段およ
び判定回路を設けたので、ディスクの先端にイオンビー
ムが当たる時のディスク電流の方が、同ディスクの基板
よりも中心側にイオンビームが当たる時のディスク電流
よりも小さい状態を検出して、異常検出信号を出力する
ことができる。上記状態は取りも直さずプラズマシャワ
ーが過剰状態であるので、上記構成によってプラズマシ
ャワーの過剰状態を速やかに検出することができ、それ
によって基板の負帯電を防止することができる。
【図1】この発明に係るイオン照射装置の一例を示す断
面図である。
面図である。
【図2】ディスクとイオンビームとの相対的な位置関係
の例を示す図である。
の例を示す図である。
【図3】プラズマシャワーの量が適正時のディスク電流
波形の一例を示す図である。
波形の一例を示す図である。
【図4】プラズマシャワーの量が過剰時のディスク電流
波形の一例を示す図である。
波形の一例を示す図である。
【図5】従来のイオン照射装置の一例を示す断面図であ
る。
る。
2 イオンビーム 4 ディスク 6 基板 14 ファラデーカップ 16 キャッチプレート 20 プラズマシャワー装置 22 プラズマ 30 ディスク電流計測器 32 ディスク位置検出手段 40 判定回路
Claims (1)
- 【請求項1】 真空容器内で回転および並進させられる
ディスクの周縁部に装着された基板にイオンビームを照
射して当該基板を処理する装置であって、ディスクの上
流側付近のイオンビームの近傍にプラズマを供給するプ
ラズマシャワー装置を備えるイオン照射装置において、
前記ディスクに流れるディスク電流を計測してそのディ
スク電流に応じた信号を出力するディスク電流計測器
と、前記ディスクの並進位置を検出してその並進位置を
表す位置信号を出力するディスク位置検出手段と、この
ディスク位置検出手段からの位置信号と前記ディスク電
流計測器からの信号とを用いて、前記ディスクの先端に
イオンビームが当たる時のディスク電流と、同ディスク
の基板よりも中心側にイオンビームが当たる時のディス
ク電流とを比較して、前者が後者よりも小さいときに異
常検出信号を出力する判定回路とを備えることを特徴と
するイオン照射装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8191490A JPH1018032A (ja) | 1996-07-01 | 1996-07-01 | イオン照射装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8191490A JPH1018032A (ja) | 1996-07-01 | 1996-07-01 | イオン照射装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1018032A true JPH1018032A (ja) | 1998-01-20 |
Family
ID=16275518
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8191490A Pending JPH1018032A (ja) | 1996-07-01 | 1996-07-01 | イオン照射装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1018032A (ja) |
-
1996
- 1996-07-01 JP JP8191490A patent/JPH1018032A/ja active Pending
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