JPH10180576A - 十字軸継ぎ手の組立方法及び組立装置 - Google Patents
十字軸継ぎ手の組立方法及び組立装置Info
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Abstract
に確実に一定の予圧を与えることのできる十字軸継ぎ手
の組立方法および装置を提供すること。 【解決手段】ヨークを拡開するためのフック41、およ
び軸受ケースを圧入するための圧入ロッド51をサーボ
モータ81,52により駆動する。フック41の拡開位
置および圧入ロッド51の進出位置を、サーボモータ8
1,52にかかる負荷に基づいて規定する。ヨーク剛
性、十字軸の軸部の全長、軸受ケースの底部の厚みがば
らついていた場合でも、ヨーク中心と十字軸中心を確実
に合致させることができる。
Description
ヨークの対向アームの軸受孔内に、十字軸の各軸部を支
承するための有底円筒状の軸受ケースが配置されてお
り、軸受ケースの底部を介して軸部の端面にヨークの拡
開反力が及ぼされている形式の十字軸継ぎ手の組立方法
及び組立装置に関する。
字軸継ぎ手の組立において、ヨークの軸受孔に軸受を圧
入し固定する場合、軸受ケースの内底面と十字軸の軸部
の端面との間に適当な予圧を与えておく必要がある。し
かしながら、軸受の圧入がヨークの外面から行われるた
め、その圧入力によってヨークの対向アームがその間隔
を狭める方向に弾性変形し、従って、軸受固定後、上記
圧入力を解除すると、上記ヨークが元の状態に弾性的に
復帰し、ケース内底面と十字軸の軸部端面との間に与え
た予圧が解消するだけでなく、その間に僅かな隙間が発
生するという不都合がある。
記圧入時に上記ヨークの対向アーム間を一定寸法だけ拡
開し、その拡開状態で軸受をヨークに固定し、固定後上
記拡開を解除して、上記対向アームを元の状態に弾性復
帰させ、軸受ケースの内底面と十字軸の軸部端面との間
に予圧を作用させるようにした組立法が提供されてい
る。
の間隔は、製造上、かなりのばらつきを持っている。こ
のため、上記対向アームにフックを引っ掛けて拡開する
際に、拡開後のフックの停止位置(即ち拡開位置)を一
定としておいた場合には、ヨークが実際に拡開される量
が異なり、予圧にばらつきを生じてしまう。
クを引っ掛けて、弾性変形を殆ど生じさせない程度の弱
い力がフックから対向アームの内端面に及ぼされる状態
に、フックを対向アームの内端面に当接させて、ヨーク
のセンタ出しをした後、拡開時に、フックを上記当接位
置から一定ストローク量だけ拡開方向に離れた拡開位置
まで移動させて、拡開することが提案されている。
を拡開させた場合、ヨークの剛性の差によってヨークの
拡開トルクが異なる結果、予圧にばらつきを生じてい
た。一方、従来、十字軸の軸受孔内に軸受ケースを圧入
するための圧入ロッドに関しても、軸受ケースの底部へ
の当接位置から、一定のストローク量を移動させて圧入
するようにしていた。このため、十字軸の各軸部の全長
や、軸受ケースの底部の厚みのばらつきにより、実際の
圧入寸法にばらつきが生じる結果、予圧にばらつきを生
じていた。
圧を得ることのできる十字軸継ぎ手の組立方法及び組立
装置を提供することである。
め、請求項1記載の発明に係る十字軸継ぎ手の組立方法
は、2つの被結合軸のヨークの対向アームの軸受孔内
に、十字軸の各軸部を支承するための有底円筒状の軸受
ケースが配置されており、軸受ケースの底部を介して軸
部の端面にヨークの拡開反力が及ぼされている形式の十
字軸継ぎ手の組立方法において、ヨーク拡開用のフック
の拡開位置をヨークを拡開するときにフックにかかる応
力に基づいて規定し、ヨークの対向アームの軸受孔内に
軸受ケースを圧入するロッドの進出位置を圧入時にロッ
ドにかかる応力に基づいて規定することを特徴とするも
のである。
のフックの応力に基づいて規定するので、ヨークの剛性
にかかわらず、ヨークの拡開トルクを一定にすることが
できる。また、ロッドの進出位置を、圧入時のロッドに
実際にかかる応力に基づいて決めるので、十字軸の軸部
の全長や、軸受ケースの底部の厚みがばらついていたと
しても、軸受ケースの底部を確実に十字軸の軸部の端面
に密着させることができ、ヨーク中心と十字軸中心とを
精度良く合致させることができる。
装置は、2つの被結合軸のヨークの対向アームの軸受孔
内に、十字軸の各軸部を支承するための有底円筒状の軸
受ケースが配置されており、軸受ケースの底部を介して
軸部の端面にヨークの拡開反力が及ぼされている形式の
十字軸継ぎ手の組立装置において、ヨーク拡開用のフッ
クを拡開位置に移動させる拡開用サーボモータと、ヨー
ク拡開時に拡開用サーボモータにかかる負荷を検出し、
この負荷に基づいて拡開用サーボモータを制御する手段
と、軸受ケース圧入用のロッドを進出させる圧入ロッド
駆動サーボモータと、軸受ケース圧入時に圧入ロッド駆
動サーボモータにかかる負荷を検出し、この負荷に基づ
いて圧入ロッド駆動サーボモータを制御する手段とを備
えたことを特徴とするものである。
力は拡開用サーボモータの負荷と相関があり、また、軸
受ケース圧入時のロッドにかかる応力は圧入ロッド駆動
サーボモータの負荷と相関があることに着目し、サーボ
モータの負荷に応じてフックの拡開位置およびロッドの
進出位置を規定するようにした。したがって、ヨークの
剛性にかかわらず、ヨークの拡開トルクを一定にするこ
とができる。また、十字軸の軸部の全長や、軸受ケース
の底部の厚みがばらついていたとしても、軸受ケースの
底部を確実に十字軸の軸部の端面に密着させることがで
き、ヨーク中心と十字軸中心とを精度良く合致させるこ
とができる。
施形態を説明する。まず、組立後の十字軸継ぎ手の斜視
図である図8を参照して、同軸上に配置された一対の被
結合軸3,3は、互いに90°位相をずらして配置され
るU字状のヨーク4を有している。図8および組立中の
十字軸継ぎ手の要部の一部破断側面図(図8のY−Y線
に沿う断面に相当)である図9を参照して、各ヨーク4
の各アーム5にそれぞれ設けた軸受孔6内には軸受ケー
ス7が挿入され、この軸受ケース7を介して、十字軸1
の各軸部2が支承されている。
周面との間に、ニードル8が転動するようになってい
る。図9では、拡開用のフック41がアーム5の内端面
5aに引っ掛けられており、また、圧入ロッド51が軸
受ケース7の底部7aを軸部2の端面2aに押圧してお
り、さらに、一対のかしめパンチ61が軸受孔6の内周
面の一部を盛り上げて軸受ケース7の外周縁にかしめて
いる。
心であり、C2は対向するアーム5,5同士間の中心で
ある。全体構成 図3は本発明の一実施形態に係る十字軸継ぎ手の組立装
置(以下、単に組立装置という)の概略平面図である。
図3を参照して、二対の組立ユニットA,A’が配置さ
れている。図3においては図示していないが、各組立ユ
ニットA,A’で囲まれる中央位置に十字軸1が取り付
けられるようになっており、各組立ユニットA,A’
は、十字軸1の各軸部2に対応している。互いに対向す
る一方の対の組立ユニットA,Aは、図8に示すような
上向きに開いたヨーク4に対応して、拡開用のフック4
1の先端が下向きになるようにされており、一方、他方
の対の組立ユニットA’,A’は、拡開用のフック41
が上向きになるようにされている。組立ユニットAと組
立ユニットA’とでは、フック41を含むフック係脱機
構の配置のみが異なり、他の構成については同様である
ので、以下では、組立ユニットAに則して説明する。
参照して、組立ユニットAは、 ベース10と、 このベース10に前後方向に(図において十字軸継ぎ
手側へ向かうX方向を前方向という)スライド自在に支
持され、ユニット駆動用サーボモータ81にて前後に進
退されるかしめユニット20と、 アーム5の内端面5a(図8参照)に引っ掛けられる
拡開用のフック41を、油圧シリンダ42にて上下動さ
せて、アーム5の内端面5aに係合、離脱させるフック
係脱機構40と、 軸受ケース7を軸受孔6内に圧入するための圧入ロッ
ド51を、圧入ロッド駆動サーボモータ52にて前後方
向に進退させる圧入機構50と、 かしめユニット20に対して前後にスライド自在に設
けられ、軸受孔6内で軸受ケース7にかしめを行うため
のかしめパンチ61を含むかしめ機構60とを主要部と
して備えている。
12と、後板13と、スライドレール14とを備えてい
る。上記かしめユニット20は可動ベッド23を備えて
おり、この可動ベッド23の下部には、前後一対のスラ
イダ21が固定されている。これらスライダ21は、ベ
ース10の上記スライドレール14によって前後方向に
スライド自在に支持されている。また、可動ベッド23
の下部には、取付ステー22が固定されている。この取
付ステー22の下部には、ボールナット24が前後に一
体移動可能に取り付けられている。
かしめユニット駆動サーボモータ81が固定されてお
り、このかしめユニット駆動サーボモータ81には、上
記ボールナット24にねじ込み貫通されたボールねじ8
2が連結されている。かしめユニット駆動サーボモータ
81がボールねじ82を回転駆動すると、スライダ21
がスライドレール14上をスライドされ、かしめユニッ
ト20全体が前後方向に進退されるようになっている。
83はスライドレール14の下面に固定され、且つボー
ルねじ82の端部を回転自在に支持する軸受である。
持体25が固定され、後側部分には前後に延びるスライ
ドレール26が固定されている。このスライドレール2
6には可動ベッド27が前後にスライド自在に設けら
れ、この可動ベッド27には、可動体28が固定されて
いる。この可動体28の内部には、圧入機構50のボー
ルねじ55とねじ結合されるボールナット33が固定さ
れている。
29が固定されている。この支持体29の上下には上板
30および下板31が固定され、これら上板30と下板
31との間に、上下にスライド自在に設けられたT字形
部材43が配置されている。このT字形部材43の前端
には、上記の拡開用のフック41が取り付けられてい
る。また、下板31の下面には、T字形部材43を上下
動させるフック係脱用油圧シリンダ42が固定されてい
る。44は下板31を貫通してT字形部材43に連結さ
れた、フック係脱駆動シリンダ42のロッドである。
を伸長させると、フック41がヨーク4から離れ、ロッ
ド44を短縮させると、フック41がヨーク4に引っ掛
けられるようになっている。フック係脱駆動シリンダ4
2およびT字形部材43によって、フック係脱機構40
が構成されている。図5(a),(b)を参照して、上
記拡開用のフック41は、フック支持体45を介してT
字形部材43に取り付けられており、このフック支持体
45は、T字形部材43に対して所定量(例えば0.1
〜0.2mm)の遊びeを持って取り付けられている。
すなわち、両者43,45は、T字形部材43に固定さ
れ且つフック支持体45の前後方向のスライド移動を許
容する頭部付きボルト46と、このボルト46の軸部に
遊嵌された圧縮コイルばね47とを介して、互いに連結
されている。したがって、かしめユニット20の後退と
共にT字形部材43が後退すると、上記の遊びeの範囲
では、圧縮コイルばね47が圧縮され、この圧縮コイル
ばね47の反力でフック41を引っ張ることになり、上
記の遊びeの範囲を超えると、図5(b)に示すよう
に、T字形部材43とフック支持体45とが直接接触し
た状態で、フック41を引っ張ることになる。なお、上
記のボルト46は、フック支持体45に形成された孔4
5aを貫通してT字形部材43にねじ込み固定されてお
り、圧縮コイルばね47は、ボルト46の頭部46aと
孔45aの底との間に介在している。
8が一体移動可能に取り付けられており、この近接セン
サ48がフック支持体45に固定された基準体49の基
準面49aに一定距離まで近づいた場合には、フック4
1がヨーク4に引っ掛かっていて正常であると判断され
る。これに対して、かしめユニット20の後退にかかわ
らず近接センサ48が基準面49aに一定距離まで近づ
かない場合には、何かの原因でフック41がヨーク4に
引っ掛かっていない等の不良が発生したと想定されるの
で、後述するCPU91が信号を発してかしめユニット
駆動サーボモータ81の駆動を停止するようにしてい
る。
しめ機構60のかしめ進退駆動シリンダ62が固定され
ている。このかしめ進退駆動シリンダ62は、筒状のス
リーブ63を介して、かしめパンチ61を前後方向に進
退させる。次いで、組立ユニットAの概略平面図である
図2を参照して、上記のかしめユニット20には、一体
に前後動する一対のロッド32が設けられている。各ロ
ッド32は、ベース10の後板13に固定されたロック
機構としての油圧式のクランプシリンダ90によって、
所要時にクランプされ、これにより、かしめユニット2
0の前後位置がロックされるようになっている。かしめ
ユニット20に支持されたかしめ機構60がかしめを行
う際に、仮に、かしめの反力をかしめユニット20のボ
ールねじ82およびかしめユニット駆動サーボモータ8
1で受けるとすると、これらが損傷したり、耐久性が低
下したりするおそれがある。これに対して、本実施形態
では、ロック機構90を介してベース10の後板13に
よってかしめ反力を受けるので、ボールねじ82および
かしめユニット駆動サーボモータ81に不要な荷重をか
けないで済む。
ンチ61を同心に貫く圧入ロッド51と、この圧入ロ
ッド51を押圧するべく同軸上に並んだ複数の中間ロッ
ド53,54と、この押圧ロッド54を押す上記可動
体28と、この可動体28をボールねじ55を介して
前後に駆動する上記圧入ロッド駆動サーボモータ52と
を備えている。
ンチ61を押圧する筒状ロッド63を貫通している。中
間ロッド53の後端部と中間ロッド54の前端部には、
それぞれ筒状部57,58が形成されており、これら筒
状部57,58同士が突き当てられている。また、両筒
状部57,58には、両者57,58に跨がる状態で圧
縮コイルばね56が収容されている。
から長尺の一体式圧入ロッドを採用していたので、圧入
ロッドが前進しないとかしめユニットが前進できず、ま
た、かしめユニットが後退しないと圧入ロッドが後退で
きないという問題があったが、本実施形態では、上記の
ように互いに離反できる複数のロッド51,53,54
を同軸上に並べて用いているので、圧入ロッド51とか
しめユニット20とが互いに独立して移動できる。すな
わち、圧入ロッド51とかしめユニット20との駆動順
序にこだわることなく、それぞれを駆動でき、また、両
者を同時に駆動することも可能となっており、その結
果、組立のサイクルタイムを大幅に短縮できる。
パンチ61を先端に形成し、且つ上記支持体29、かし
め進退駆動シリンダ62によって軸方向にスライド自在
に支持されたスリーブ63と、このスリーブ63を介
してかしめパンチ61を前後方向にスライド駆動する、
上記スリーブ63に形成されたピストン64とを備えて
いる。
リンダ本体74の両側に環状のガイドロッド75(この
ガイドロッド75はシール部材を兼用している)を挿入
し、且つシリンダ本体74の両端に環状のサイドプレー
ト76を取り付けた両軸シリンダである。図示していな
いが、ピストン64の左右の油室77,78に適宜に油
供給/油排出するための油路がそれぞれ形成されてお
り、この油供給/油排出によってピストン64を移動さ
せることにより、かしめパンチ61を軸方向に移動さ
せ、かしめ動作を行わせる。
1、第2スリーブ72および第3スリーブ73からな
り、第2スリーブ72と第3スリーブ73とは、ピニオ
ンギア66を介して一体に連結されている。このピニオ
ンギア66は、第2スリーブ72を介してかしめパンチ
61と一体回転する。また、上記かしめ機構60のスリ
ーブ63を介してかしめパンチ61をその周方向に所定
角度毎(例えば45度ずつ)に、旋回させるための旋回
機構65を備えている。この旋回機構65は、上記のピ
ニオンギア66と、このピニオンギア66と噛み合うラ
ック軸67と、このラック軸67を軸方向に進退させる
かしめ旋回駆動シリンダ68とを備えている。69はラ
ック軸67を収容したケースである。
6を参照して、本制御部Bは、各組立ユニットA,A’
を制御する。制御部Bと一つの組立ユニットAとの関係
を示す図7のブロック図を参照して、本制御部Bは、制
御中枢を司るCPU91と、予め定められた順序に従っ
て各駆動シリンダをシーケンス制御するシーケンサ92
とを備えている。
ンダ93、フック係脱駆動シリンダ42、かしめ進退駆
動シリンダ62、かしめ旋回駆動シリンダ68およびク
ランプシリンダ90への油供給をそれぞれ断続する電磁
弁94,95,96,97,104に接続されており、
各電磁弁94〜97,104に対して信号を出力するこ
とにより、チャック110(図8参照)による被結合軸
3に対するチャック開閉動作、拡開用フック41のヨー
ク4への係合・離脱動作、かしめパンチ61の進退動
作、かしめパンチ61の旋回動作、およびかしめユニッ
ト20の停止位置のロック動作をそれぞれ制御する。
2と接続されていてシーケンサ92との間で信号をやり
取りする他、近接センサ48に接続されていて近接セン
サ48からの信号を入力する。また、CPU91には、
当該CPU91が実行するプログラムを記憶したROM
98、およびCPUのワークエリアなどとして用いられ
るRAM99が接続されている。
駆動サーボモータ81に装備された位置検出器84が接
続され、また、かしめユニット駆動サーボモータ81に
装備された電流検出器85がA/D変換器86を介して
接続されている。同様に、CPU91には、圧入ロッド
駆動サーボモータ52に装備された位置検出器87が接
続され、また、圧入ロッド駆動サーボモータ52に装備
された電流検出器88がA/D変換器89を介して接続
されている。また、CPU91には、各サーボモータ8
1,52の駆動回路としてのドライバ101,102が
接続されており、各ドライバにCPU91から信号が与
えられることにより、各サーボモータ81,52が駆動
される。CPU91では、各サーボモータ81,52の
電流を検出して、これに基づいて負荷を把握し、この負
荷が所定のレベルに達した時点で、動作を停止する。
の動作と、シーケンサ92による各駆動シリンダ94〜
97の動作とを連係させて各部の動作を統括的に制御す
る。なお、シーケンサ92には、各駆動シリンダ94〜
97の動作に関連する各種のリミッタスイッチが接続さ
れているが、簡単のため図示を省略してある。CPU9
1は、対向する一対の組立ユニットA,A同士に関し
て、対応する駆動シリンダ同士や、サーボモータ同士は
互いに同調して駆動させるようにしている。対向する一
対の組立ユニットA’,A’に関しても同様である。
圧入に関して、従来では油圧シリンダ同士を同調させて
いたが、この場合、同調精度が悪いという欠点があっ
た。これに対して、本実施形態では、拡開、圧入をそれ
ぞれサーボモータ81,52で同調させるので、同調精
度が格段に向上する。動作 図10に示すタイミングチャート、および組立工程を順
次に示す図11(a)〜(f)を参照しながら、本組立
装置の動作について、一対の組立ユニットAに対応す
る、十字軸1の対向する一対の軸部2が基準側となる場
合に則して説明する。 (1) まず、予備組立された十字軸継ぎ手を、十字軸
の軸線が垂直になるように(図8に示すように)チャッ
ク110に取り付ける。 (2) 次いで図示しない押しボタンスイッチを押すこ
とにより、自動組立の自動サイクルが開始する。 (3) まず、各組立ユニットA,A’のかしめユニッ
ト20が、フック41が、図11(a)に示すようにア
ーム5に引っ掛け可能なアーム5の上方位置に到達する
状態となる位置まで前進する〔タイミング(ア)〜
(イ)〕。 (4) 次いで、図11(b)に示すように、十字軸継
ぎ手の各被結合軸3,3が対応するチャック110、1
10により同時にクランプされる〔タイミング(イ)〜
(ウ)〕。 (5) 次いで、各組立ユニットA,A’のフック係脱
機構40が図11(c)に示すようにフック41を対応
するヨーク4のアーム5に引っかける〔タイミング
(ウ)〜(エ)〕。
のフック41の駆動開始と同時に〔タイミング(ウ)
で〕、圧入ロッド51が前進を開始し、所定の負荷トル
クが得られると、すなわち所定の押圧力が生ずると、前
進を停止する〔タイミング(オ)〕。この所定の負荷ト
ルクは、相対的に弱く設定されており、4方からの圧入
ロッド41の前進により、十字軸1が本組立装置に対し
てセンタ合わせされることになる。 (6) また、基準側となる軸部を組み立てる組立ユニ
ットAでは、上記のフック41の引っかけ完了と同時に
〔タイミング(エ)で〕、かしめユニット20を後退さ
せる。タイミング(エ)からタイミング(カ)まで圧縮
コイルばね47を撓ませながら後退する、いわゆるソフ
トタッチ領域である。この領域では、フック41がアー
ム5の内端面にばね反力による微小の押圧力を及ぼす
が、アーム5自体はまだ拡開されていない状態にある。
このようにフック41によるアーム5の内端面5aの位
置の規定を通じて、対向アーム間のセンタ位置が本組立
装置に対してセンタ合わせされることになる。一方、上
記の5)の工程で、十字軸1が既にセンタ合わせされて
いることから、図8に示すように、十字軸1の中心C1
とアーム5間中心C2とがセンタ合わせされることにな
る。
時間の間停止させる〔タイミング(カ)〜タイミング
(キ)〕が、これは、ソフトタッチが確実に完了したこ
とを確認するためである。停止後、かしめユニット20
をさらに後退させ、かしめユニット駆動サーボモータ8
1に所定の負荷トルクが得られるタイミング(ク)で停
止する。すなわち図11(d)を参照してヨーク4に所
定の拡開応力が生ずる状態までフック41によりヨーク
4を拡開させて、かしめユニット20を停止させる。実
際にヨーク4にかかる力に基づいてかしめユニット20
を停止させるので、フック41の拡開位置を精度良く設
定できる。 (7) この停止後、組立ユニットAでは、ロック機構
としての油圧のクランプシリンダ90によってロッド3
2をクランプし、かしめユニット20の停止位置をロッ
クする〔タイミング(ク)〜タイミング(ケ)〕。 (8) このクランプ終了と同時に〔タイミング(ケ)
で〕、組立ユニットAでは、圧入ロッド51を相対的に
強い力で前進させ、図11(e)に示すように、軸受ケ
ース7の底部7aを押し、圧入ロッド駆動サーボモータ
81に所定の負荷トルクが得られるタイミング(コ)で
停止させる。これにより、軸受ケース7の底部7aが十
字軸1の軸部2の端面2aに密着する状態にする。実際
の圧入荷重に基づいて圧入ロッド51を停止させるの
で、圧入ロッド51の進出位置を精度良く設定できる。 (9) 次いで、組立ユニットA’の側でも、上記の
6)〜8)でタイミング(エ)〜タイミング(コ)まで
の間に、基準側となる組立ユニットAが先に行った動作
と同様の動作を、タイミング(コ)からタイミング
(ソ)までの間に行う。 (10) 次いで、各組立ユニットA,A’において、
図11(f)に示すようにかしめパンチ61を前進させ
て、図8に示すように、軸受ケース7の底部7aの外周
縁に、軸受孔6の内周面の一部を盛り上げてかしめる。
このとき、十字軸1の各軸部2に対応するかしめパンチ
進退駆動シリンダ62が同時に動作して、かしめるの
で、既に位置決めされている十字軸1と各アーム5との
位置関係がずれることがない。
を挟んで複数回、往動〔タイミング(ソ)〜(タ)およ
びタイミング(テ)〜(ト)〕および復動〔タイミング
(チ)〜(ツ)およびタイミング(ハ)〜(マ)〕し、
復動後の停止時間中〔タイミング(ツ)〜(テ)の間〕
に、かしめ旋回駆動シリンダ68によってかしめパンチ
61を円周方向に旋回させ、かしめ位置を円周方向で複
数箇所に異ならせてかしめを行う。例えば、円周方向の
対向位置に一対あるかしめパンチ61を、45度ずつ回
転させて2回のかしめを行うことにより、底部7aの円
周方向の4箇所にかしめを行うことができる。このよう
に、複数回に分けてかしめを行うのは、小型のかしめパ
ンチ進退駆動シリンダ62を用いて十分なかしめ荷重を
得るためである。また、大きなかしめ力によるヨークの
異常な変形を避け、また、フック41の劣化を抑えるた
めである。 (11) 次いで各組立ユニットA,A’では、かしめ
パンチ61の最後の復動の開始と同時に〔タイミング
(ハ)〕で圧入ロッド51の後退を開始し、かしめパン
チ61の最後の復動の終了と同時に〔タイミング
(ヒ)〕でクランプを解除して、かしめユニット20の
停止位置のロックを解除する。 (12) 次いで、各組立ユニットA,A’では、かし
めユニット20を〔タイミング(フ)〜タイミング
(ヘ)で〕前進させた後、フック41をヨーク4から
〔タイミング(ヘ)〜タイミング(ホ)で〕離脱させ、
その後、再びかしめユニット20を〔タイミング(ホ)
〜タイミング(ミ)で〕後退させると共に、被結合軸
3,3のチャックを〔タイミング(マ)〜タイミング
(ミ)で〕解除し、これにより、1サイクルが終了し
て、次のワークの組立の準備状態となる。
拡開時のフック41の応力に基づいて規定するので、ヨ
ーク4の剛性にかかわらず、ヨーク4の拡開トルクを一
定にすることができる。また、圧入ロッド41の進出位
置を、圧入時の圧入ロッド41に実際にかかる応力に基
づいて決めるので、十字軸1の軸部2の全長や、軸受ケ
ース7の底部7aの厚みがばらついていたとしても、軸
受ケース7の底部7aを確実に十字軸1の軸部2の端面
に密着させることができ、その結果、アーム間中心C2
と(ヨーク中心)と十字軸中心C1とを精度良く合致さ
せることができる。
じてフック41の拡開位置および圧入ロッド51の進出
位置を規定するようにしたので、アーム間中心C2(ヨ
ーク中心)と十字軸中心C1とを、一層精度良く合致さ
せることができる。また、従来であれば、十字軸の4つ
の軸部を同時に組み立てていたため、十字軸の基準位置
がはっきりせず位置がずれるおそれがあったが、本実施
形態では、基準となる2つの軸部2(組立ユニットAに
対応)を先に組み立てた後、残りの2つの軸部2(組立
ユニットA’に対応)を組み立てるようにしているの
で、このようなことがない。なお、本実施形態では、組
立工程の一部を相互にずらしている。すなわち、組立ユ
ニットAにおいてヨーク拡開から圧入ロッド圧入に至る
タイミング(エ)〜(コ)の工程部分と、これに相当す
る組立ユニットA’におけるタイミング(コ)〜(ソ)
の工程部分とが、相互にずらされている。このように組
立工程の一部をずらすだけでも、十字軸の基準位置のず
れ防止に十分な効果が得られる。なお、組立工程の全て
をずらすことも可能ではあるが、同時にできる工程部分
に関しては同時に行ったほうが、サイクルタイムを短縮
できる点で好ましい。
のではなく、例えば、フック41や、拡開時にフック4
1を介して引っ張り荷重を受ける中間部材(例えばフッ
ク支持体45、T字形部材43、ボールねじ82および
その他の部材)に、応力センサを設けて引っ張り荷重を
検出し、検出した引っ張り荷重に基づいて、かしめユニ
ット駆動サーボモータ81の負荷を検出するようにして
も良い。また、ボールねじ82等の回転伝達部材のトル
クを検出するトルクセンサを設け、検出したトルクに基
づいて、かしめユニット駆動サーボモータ81の負荷を
検出するようにしても良い。
ッド51を介して押圧荷重を受ける中間部材(例えば中
間ロッド53,54、可動体28、ボールねじ55およ
びその他の部材)に、応力センサを設けて押圧荷重を検
出し、検出した押圧荷重に基づいて、圧入ロッド駆動サ
ーボモータ52の負荷を検出するようにしても良い。ま
た、ボールねじ55等の回転伝達部材のトルクを検出す
るトルクセンサを設け、検出したトルクに基づいて、圧
入ロッド駆動サーボモータ52の負荷を検出するように
しても良い。
施すことができる。
拡開位置を拡開時のフックの応力に基づいて規定するの
で、ヨークの剛性にかかわらず、ヨークの拡開トルクを
一定にすることができる。また、ロッドの進出位置を、
圧入時のロッドに実際にかかる応力に基づいて決めるの
で、十字軸の軸部の全長や、軸受ケースの底部の厚みが
ばらついていたとしても、軸受ケースの底部を確実に十
字軸の軸部の端面に密着させることができ、ヨーク中心
と十字軸中心とを精度良く合致させることができる。
負荷に応じてフックの拡開位置およびロッドの進出位置
を規定するようにした。したがって、ヨークの剛性にか
かわらず、ヨークの拡開トルクを一定にすることができ
る。また、十字軸の軸部の全長や、軸受ケースの底部の
厚みがばらついていたとしても、軸受ケースの底部を確
実に十字軸の軸部の端面に密着させることができ、ヨー
ク中心と十字軸中心とを精度良く合致させることができ
る。
装置の一組立ユニットの概略側面図である。
の動作を示す図である。
る。
ク図である。
姿勢における斜視図である。
側面図である。
ャートである。
図である。
Claims (2)
- 【請求項1】2つの被結合軸のヨークの対向アームの軸
受孔内に、十字軸の各軸部を支承するための有底円筒状
の軸受ケースが配置されており、軸受ケースの底部を介
して軸部の端面にヨークの拡開反力が及ぼされている形
式の十字軸継ぎ手の組立方法において、 ヨーク拡開用のフックの拡開位置をヨークを拡開すると
きにフックにかかる応力に基づいて規定し、ヨークの対
向アームの軸受孔内に軸受ケースを圧入するロッドの進
出位置を圧入時にロッドにかかる応力に基づいて規定す
ることを特徴とする十字軸継ぎ手の組立方法。 - 【請求項2】2つの被結合軸のヨークの対向アームの軸
受孔内に、十字軸の各軸部を支承するための有底円筒状
の軸受ケースが配置されており、軸受ケースの底部を介
して軸部の端面にヨークの拡開反力が及ぼされている形
式の十字軸継ぎ手の組立装置において、 ヨーク拡開用のフックを拡開位置に移動させる拡開用サ
ーボモータと、 ヨーク拡開時に拡開用サーボモータにかかる負荷を検出
し、この負荷に基づいて拡開用サーボモータを制御する
手段と、 軸受ケース圧入用のロッドを進出させる圧入ロッド駆動
サーボモータと、 軸受ケース圧入時に圧入ロッド駆動サーボモータにかか
る負荷を検出し、この負荷に基づいて圧入ロッド駆動サ
ーボモータを制御する手段とを備えたことを特徴とする
十字軸継ぎ手の組立装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35066496A JP3703236B2 (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 十字軸継ぎ手の組立方法及び組立装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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ID=18412021
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1996
- 1996-12-27 JP JP35066496A patent/JP3703236B2/ja not_active Expired - Fee Related
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