JPH10180892A - 複合材の成形型および複合材の成形方法 - Google Patents
複合材の成形型および複合材の成形方法Info
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Abstract
する。 【解決手段】 成形型1を、成形品10と同等の熱膨脹
率を有する複合材製の成形型表面板2と、この成形型表
面板2を内側から支持する補強枠体3と、成形型表面板
2に設けられた複数のスタッドボルト4と、各スタッド
ボルト4を補強枠体3に固定するための固定金具5と、
成形型表面板2と補強枠体3との間に介装されるシム6
とで構成する。まず、成形型表面板2および補強枠体3
を正規モールドラインで製作し、シム6なしの状態で成
形品10を成形する。成形された成形品10の正規モー
ルドラインからの変形量を測定し、この変形量に合わせ
てシム6を製作する。次いでこのシム6を成形型1に装
着して最終的な成形品を成形する。
Description
ェアリング等の構造部材となる熱硬化性繊維強化樹脂複
合材の成形型および複合材の成形方法に係り、特に、曲
面や複曲面等の複雑形状の成形品を精度よく成形するこ
とができる複合材成形型および複合材の成形方法に関す
る。
−102933号に示されているように、成形型を金属
材料で構成し、成形後の寸法・角度変化を予め織り込ん
で成形型各部の寸法を設定するものや、実開平1−15
6024号公報に示されているように、成形型表面板と
補強枠体を成形すべき複合材と同等の熱膨脹率を有する
複合材で構成し、補強枠体と成形型表面板との間に隙間
を持たせ、補強枠体と成形型表面板をアングル材を介し
部分的に接合するものは知られている。
金属材料で構成したものは、成形品が曲面や複曲面等の
複雑形状の場合に、成形品自体の変形(寸法・角度変
化)予測が困難であるため、成形型に成形品の変形を予
め織り込むことができないという問題がある。
したものは、成形型と成形品との間の熱膨脹差に起因す
る変形は防止することができるが、複合材の成形品が材
質(繊維・樹脂)、積層繊維配向、板厚、形状あるいは
成形プロセス等によっても変形するため、このような要
因による成形品の変形は防止することができないという
問題がある。
た場合、航空機の構造組立において重要となる外表面の
部品のモールドが合致しない等の重大な問題が生じ、こ
の場合には、成形型の改修・再作が必要となり、過大な
コストおよび時間がかかるという問題がある。
で、成形品が曲面や複曲面等の複雑形状の場合であって
も、成形後の成形品を所望の形状・寸法に精度よく成形
することができる複合材の成形型および複合材の成形方
法を提供することを目的とする。
更が容易で、かつ正確に行なうことができることにあ
る。
から中央部までのモールドラインの調整が可能で、かつ
調整後の形状保持を安定させることができることにあ
る。
張・圧縮による成形型表面板の局部的な変形を防止する
ことができることにある。
ムがずれてモールドラインが変化するのを防止すること
ができることにある。
を大幅に向上させることができることにある。
は、繊維強化樹脂複合材製の成形品と同等の熱膨脹率を
有する複合材で形成された成形型表面板と、この成形型
表面板を内側から支持する補強枠体と、前記成形型表面
板に設けられて補強枠体側に突出する複数のスタッドボ
ルトと、各スタッドボルトを補強枠体に固定する固定金
具と、前記成形品と同等の熱膨脹率を有する複合材で形
成され成形型表面板と補強枠体との間に介装されて成形
型表面板のモールドラインを変化させるシムとを有し、
シムの板厚調整で成形型表面板のモールドラインを自在
に変化させることが可能となり、成形品が曲面や複曲面
等の複雑形状の場合であっても、成形後の成形品を所望
の形状・寸法に精度よく成形することが可能となるとと
もに、モールドラインの変更が容易で、しかも正確に行
なうことが可能となる。
タッドボルトを成形型表面板に一体化されているので、
成形型表面板の端部から中央部までのモールドラインの
調整が可能となり、また、各スタッドボルトは、固定金
具を介し補強枠体に固定されているので、成形型表面板
の形状保持を安定させることが可能となり、成形型表面
板上で真空引きを行なっても、成形型表面板が反るおそ
れがない。
形型表面板と補強枠体との間にシムが介装されているの
で、スタッドボルトの引張・圧縮による成形型表面板の
局部的な変形を防止することが可能となり、またシム
は、成形品と同等の熱膨脹率を有する複合材で形成され
ているので、熱膨脹により成形型表面板のモールドライ
ンが変化してしまうおそれがなく、また、シムに、スタ
ッドボルト用の挿通孔を設けてあるので、成形品の硬化
中にシムがずれてモールドラインが変化するといった不
具合がない。
とする繊維強化樹脂複合材成形品の複合材と同等の熱膨
脹率を有する複合材で成形型表面板を形成し、複数のス
タッドボルトを成形型表面板に内側に突出するように設
け、成形型表面板を内側から補強枠体で支持し、各スタ
ッドボルトを補強枠体に固定し、成形型表面板と同等の
熱膨脹率を有する複合材で形成したシムを成形型表面板
と補強枠体との間に介装し、介装するシムにより成形型
表面板のモールドラインを変化させ、改修モールド成形
型を完成し、この改修モールド成形型により成形品を所
望の形状・寸法に精度よく成形することを可能にする。
品が材質(繊維・樹脂)、積層繊維配向、板厚、形状あ
るいは成形プロセス等の要因で変形することがあって
も、この変形量をシムで補正し、成形品を所望の形状・
寸法に精度よく成形することを可能にする。
形型表面板の上に複合材を積層して硬化させて成形した
成形品を上記成形型表面板から外した時の上記成形品の
モールドラインと正規モールドラインとの差に基づいて
製作するようにすることで、成形品の精度がより高くな
り、成形品の品質を大幅に向上させることが可能とな
る。
を参照して説明する。
材の成形型を示すもので、この成形型1は、成形型表面
板2と、この成形型表面板2を内側から支持する補強枠
体3と、成形型表面板2の内面から突出する複数のスタ
ッドボルト4と、これら各スタッドボルト4を補強枠体
3に固定する固定金具5と、成形型表面板2と補強枠体
3との間に介装されるシム6とを備えている。
に、成形品10と同等の熱膨脹率を有するCFRP、G
FRP等の治具材を積層して形成されている。前記スタ
ッドボルト4は、成形型表面板2の大きさ、形状等によ
っても異なるが、通常は200mmピッチ程度の間隔で
頭部が成形型表面板2の層間に埋設されて補強枠体3側
に突出している。そして、このスタッドボルト4の頭部
には、成形型表面板2の層間剥離を防止するため、プラ
イマ等の表面処理が施され、頭部と成形型表面板2とが
充分接着するよう考慮されている。
両面にCFRPを積層して硬化させたハニカムサンドウ
ィッチパネルで組立てられ、成形型表面板2との接触面
は成形型表面板2の形状に合わせて加工され、さらに周
壁には軽減孔7を穿設して構成され、これにより熱伝達
性の向上と軽量化とを施したエッグクレート構造となっ
ている。上記ハニカムサンドウィッチパネルは熱膨張が
極めて小さい上に軽量なので、補強枠体3の材料として
非常に好ましいものである。
に、各スタッドボルト4の位置に合わせ補強枠体3の壁
面にボルト・ナット8を介し取付けられており、スタッ
ドボルト4は、固定金具5を介しその両側から固定ナッ
ト9を締付けることにより、固定金具5に固定されるよ
うになっている。
熱膨脹率を有するCFRP、GFRP、SiCFRP等
の治具材を積層するとともに、この素材を70mm×7
0mm程度に切断して形成されており、その板面には、
図2に示すように、スタッドボルト4用の挿通孔11が
設けられている。そして、このシム6を成形型表面板2
と補強枠体3との間に介装することにより、成形型表面
板2のモールドラインを変化させることができるように
なっている。
る。
を製作するための型であるツーリングツールに離型処理
を施した後、成形品10と同等の熱膨脹率を有する例え
ばCFRPのプリプレグを積層して成形型表面板2を製
作する。この際、成形型表面板2の大きさ、形状等によ
っても異なるが、200mm程度のピッチで成形型表面
板2の層間にスタッドボルト4の頭部を埋設しておく。
また、スタッドボルト4は、成形型表面板2の層間剥離
を防止するため、その頭部にプライマ等の表面処理を施
したものを用い、スタッドボルト4とCFRPとの接着
性をよくする。
ルト4を埋設した状態で、バギング・加熱・加圧し、成
形型表面板2を硬化させる。そして、硬化後、成形型表
面板2の外形仕上げ等を行なう。これと同時あるいは相
前後して、シム6として適当な複合材の素材も硬化させ
ておく。
作する。補強枠体3は、ハニカムサンドウィッチパネル
を組立て、成形型表面板2との接触面は、成形型表面板
2の形状に合わせて加工し、周壁には軽減孔7を穿設す
る。そしてこれにより、熱伝達性の向上および軽量化を
施したエッグクレート構造とする。
ドボルト4の位置に合わせ、補強枠体3の壁面に固定金
具5をボルト・ナット8により固定し、その後スタッド
ボルト4を、固定金具5の両側から締付けることにより
固定金具5に固定する。
体3とを一体に連結した後、成形型1のポストキュア
(二次硬化)を行なって、シム6なしの正規モールドラ
インの成形型1を完成させる。
ように、正規モールドラインの成形型1を用い、その成
形型表面板2の表面に離型処理を行なって複合材を積層
し、硬化させ成形品10を成形する。
10の変形量12、すなわち正規モールドライン13と
成形後の成形品モールドライン14との差を測定する。
変形は通常、図4に示すようにRが小さくなるように収
縮する。
すように、この変形量12と同等板厚のシム6を製作す
る。このシム6は、予め硬化させておき、変形量12に
合わせ研削して製作する。そして、このシム6を図6に
示すように成形型1に適用し、改修モールドライン15
に変更した改修モールド成形型1′とする。
い、複合材を積層して硬化させ成形品10′を成形す
る。そして、成形後の成形品10′につき、図7に示す
ようにそのモールドライン14′を測定する。
モールドライン13と一致することになるが、両モール
ドライン13,14′が一致しない場合には、両モール
ドライン13,14′の変形量を測定し、この変形量に
基づきシム6を再製作する。そして、このシム6を改修
モールド成形型1′にセットして成形品10′を再成形
する。これでも、正規モールドライン13にならない場
合には、この作業を正規モールドライン13になるまで
繰返す。
成形品10と同等の熱膨脹率を有する複合材で形成され
ているので、金属材料を用いた成形型と異なり、熱膨脹
差による成形品の変形がない。また、金属材料に比べ軽
量化を図ることができ、補強枠体3もハニカム構造体で
軽量化が図られているので、成形型1のハンドリング性
を大幅に向上させることができる。また、成形型表面板
2は低熱膨脹であるため、成形品10の硬化中に成形型
1に寸法誤差を生じることがなく、寸法精度の向上を図
ることができるとともに、品質の安定化を図ることがで
きる。
を吸収するようにしているので、成形型表面板2のモー
ルドラインを自由に変化させることができ、L型や曲面
・複曲面等の複雑形状の成形品であっても、充分に対応
することができるとともに、モールドラインの変更が容
易で、かつ正確に行なうことができる。
ルト4の頭部を埋設して一体化しているので、成形型表
面板2の端部から中央部までのモールドラインの調整を
行なうことができる。また、成形型表面板2と補強枠体
3との間にシム6が介装されているので、スタッドボル
ト4の引張・圧縮による成形型表面板2の局部的な変形
を、シム6により防止することができる。
脹率を有する複合材で形成されているので、熱膨脹によ
り成形型1の成形型表面板2のモールドラインが変化し
てしまうといった不具合がない。またシム6はスタッド
ボルト4用の挿通孔11を有しているので、成形品1
0,10′の硬化中に、シム6が位置ずれしてモールド
ラインが変化してしまうといった不具合もない。
4および固定金具5を介し補強枠体3に一体に連結され
ているので、成形型表面板2の形状保持を安定させ、成
形型表面板2上で真空引きを行なっても、成形型表面板
2が反るおそれがない。
成形型は、成形型表面板と、補強枠体と、スタッドボル
トと、固定金具と、シムとから構成したので、シムの板
厚調整のみにより成形型表面板のモールドラインを自在
に変化させることができ、成形品が曲面や複曲面等の複
雑形状の場合であっても、成形後の成形品を所望の形状
・寸法に精度よく成形することができ、モールドライン
の変更が容易で、しかも正確に行なうことができる。
ッドボルトを成形型表面板に一体化することで、成形型
表面板の端部から中央部までのモールドラインの調整が
可能となり、各スタッドボルトを補強枠体に固定するこ
とで、成形型表面板の形状保持が安定し、成形型表面板
上で真空引きを行なっても、成形型表面板が反るおそれ
がなく、成形型表面板と補強枠体との間にシムを介装す
ることで、スタッドボルトの引張・圧縮による成形型表
面板の局部的な変形をシムで防止することができる。ま
た、このシムは、成形品と同等の熱膨脹率を有する複合
材で形成することで、熱膨脹により成形型表面板のモー
ルドラインが変化してしまうといった不具合がなく、ま
た、シムにスタッドボルト用の挿通孔を設けることで、
成形品の硬化中にシムの位置がずれてモールドラインが
変化してしまうといった不具合がない。
とする繊維強化樹脂複合材成形品の複合材と同等の熱膨
脹率を有する複合材で成形型表面板を形成し、複数のス
タッドボルトを成形型表面板に内側に突出するように設
け、成形型表面板を内側から補強枠体で支持し、各スタ
ッドボルトを補強枠体に固定し、成形型表面板と同等の
熱膨脹率を有する複合材で形成したシムを成形型表面板
と補強枠体との間に介装し、介装するシムにより成形型
表面板のモールドラインを変化させることで、改修モー
ルド成形型を完成し、この改修モールド成形型を用いて
正規成形品を成形するので、成形品が、材質(繊維・樹
脂)、積層繊維配向、板厚、形状あるいは成形プロセス
等の要因で変形することがあっても、この変形量をシム
で補正し、成形品を所望の形状・寸法に精度よく成形す
ることができる。
形型表面板の上に複合材を積層して硬化させて成形した
成形品を上記成形型表面板から外した時の上記成形品の
モールドラインと正規モールドラインとの差に基づいて
製作することで、成形品の精度がより高くなり、成形品
の品質を大幅に向上させることができる。
示す斜視図。
を示す図。
の正規モールドラインからの変形量を示す図。
図。
ルド成形型を用いた成形品の成形方法を示す図。
の正規モールドラインからの変形量を示す図。
Claims (4)
- 【請求項1】繊維強化樹脂複合材製の成形品と同等の熱
膨脹率を有する複合材で形成された成形型表面板と、こ
の成形型表面板を内側から支持する補強枠体と、前記成
形型表面板に設けられて補強枠体側に突出する複数のス
タッドボルトと、各スタッドボルトを補強枠体に固定す
る固定金具と、前記成形品と同等の熱膨脹率を有する複
合材で形成され成形型表面板と補強枠体との間に介装さ
れて成形型表面板のモールドラインを変化させるシムと
を具備することを特徴とする複合材の成形型。 - 【請求項2】シムは、スタッドボルト用の挿通孔を有し
ていることを特徴とする請求項1記載の複合材の成形
型。 - 【請求項3】成形しようとする繊維強化樹脂複合材成形
品の複合材と同等の熱膨脹率を有する複合材で成形型表
面板を形成し、複数のスタッドボルトを成形型表面板に
内側に突出するように設け、成形型表面板を内側から補
強枠体で支持し、各スタッドボルトを補強枠体に固定
し、成形型表面板と同等の熱膨脹率を有する複合材で形
成したシムを成形型表面板と補強枠体との間に介装し、
介装するシムにより成形型表面板のモールドラインを変
化させることを特徴とする複合材の成形方法。 - 【請求項4】シムは、成形型表面板の上に複合材を積層
して硬化させて成形した成形品を上記成形型表面板から
外した時の上記成形品のモールドラインと正規モールド
ラインとの差に基づいて製作されることを特徴とする請
求項3に記載の複合材の成形方法。
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|---|---|---|---|
| JP34871796A JP3640751B2 (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | 複合材の成形型および複合材の成形方法 |
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| JP34871796A Expired - Fee Related JP3640751B2 (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | 複合材の成形型および複合材の成形方法 |
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-
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- 1996-12-26 JP JP34871796A patent/JP3640751B2/ja not_active Expired - Fee Related
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