JPH10181556A - 自動車ブレーキ装置の制御方法および装置 - Google Patents

自動車ブレーキ装置の制御方法および装置

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JPH10181556A
JPH10181556A JP9346505A JP34650597A JPH10181556A JP H10181556 A JPH10181556 A JP H10181556A JP 9346505 A JP9346505 A JP 9346505A JP 34650597 A JP34650597 A JP 34650597A JP H10181556 A JPH10181556 A JP H10181556A
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brake pressure
wheel brake
rear wheel
pressure
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ユールゲン・ツェヒマン
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    • B60T8/00Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
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    • B60T8/17Using electrical or electronic regulation means to control braking
    • B60T8/176Brake regulation specially adapted to prevent excessive wheel slip during vehicle deceleration, e.g. ABS
    • B60T8/1766Proportioning of brake forces according to vehicle axle loads, e.g. front to rear of vehicle

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • Hydraulic Control Valves For Brake Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車ブレーキ装置において快適でかつ安全
なブレーキ作用分配を保証する。 【解決手段】 自動車ブレーキ装置の制御装置により、
少なくとも1つの前車輪と少なくとも1つの後車輪との
間にブレーキ作用を分配するために、少なくとも1つの
後車輪の車輪ブレーキ内のブレーキ圧力が調節される。
この調節は前車輪のブレーキ圧力と後車輪のブレーキ圧
力との間に差が設定されるように行われる。設定可能な
所定の条件が存在したとき、前車輪のブレーキ圧力と後
車輪のブレーキ圧力との間に設定された差が低減され
る。設定可能な所定の条件の存在は、少なくとも車両縦
方向速度を示す測定値に基づいて検出され、これにより
設定された差が連続的に低減される。車両縦方向速度に
基づき、前車輪のブレーキと後車輪のブレーキとの間の
圧力レベルの均衡を危険なく行うことが可能な時点が確
実に求められる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両(自動車)ブレ
ーキ装置の制御方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ドイツ特許公開第19510746号か
ら自動車ブレーキ装置の制御が既知であり、ここでは、
少なくとも1つの前車輪と少なくとも1つの後車輪との
間でブレーキ作用を分配するために、少なくとも1つの
後車輪の車輪ブレーキ内のブレーキ圧力は、前車輪のブ
レーキ圧力と後車輪のブレーキ圧力との間に差が設定さ
れるように調節される。このように設定された差の低減
が、車両のドライバにより操作される前車輪ブレーキ圧
力の低下によってのみ行われる。このような装置におい
ては、それによりブレーキ圧力の差が設定される1つな
いし複数の弁に過大な熱負荷がかかることがある。さら
に、車両のドライバがブレーキをまだ操作している間に
ドライバが車両を停止させる(点火を遮断することによ
り電流/電圧の供給を遮断)ことが可能である。この場
合、設定された圧力差は、点火が遮断されたときにドラ
イバに対してブレーキペダルの不快な「降伏」を与え、
これは、ブレーキペダルにおいてドライバにより感知さ
れる反力が急激な圧力均衡により著しく小さくなること
を意味する。
【0003】電子式ブレーキ力分配のために、欧州特許
第0509237号(米国特許第5281012号)も
また参照すべきである。
【0004】出願番号DE第19620037.7号の
ドイツ特許出願から、ブレーキ圧力を制御するための電
磁弁の操作方法および装置が既知である。弁はコイルお
よび可動電機子を含み、電機子を移動させるためにコイ
ルに電流および/または電圧が加えられる。この場合、
電流および/または電圧の印加は設定可能な所定のデュ
ーティ比で周期的に行われ、これにより電磁弁は対応す
る周期的操作により切換弁として作動可能である。これ
により、ブレーキ圧力の連続過程を達成することができ
る。
【0005】ドイツ特許公開第19511152号か
ら、前車輪と後車輪との間のブレーキ力分配の設定装置
が既知である。この場合、とくに非常運転に対して制御
ユニットにより少なくとも後車輪ブレーキにおいて圧力
が上昇および低下され、一方後車輪ブレーキにおいて交
互に行われる圧力上昇および圧力低下により、ドライバ
により設定される供給圧力の下側に存在する飽和圧力値
が設定される。長いブレーキ保持が希望される場合に構
成部品を熱的過負荷から保護するために、所定の最大時
間の経過後に圧力上昇パルス列が出力され、圧力上昇パ
ルス列は、後車輪ブレーキ圧力を傾斜状にドライバによ
り設定された供給圧力に到達させる。圧力上昇パルス列
により、車両のドライバは一般にブレーキペダルにおい
て不快な脈動を感知する。さらに、安全性を高めるため
に必要な前車輪のブレーキ圧力と後車輪のブレーキ圧力
との間の差は、この差の低減が走行危険状態を導かない
ことが推定されるときにのみ低減されることが保証され
るべきである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】自動車ブレーキ装置に
おいて、快適でかつ安全なブレーキ作用分配を保証する
ことが本発明の課題である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも1
つの前車輪と少なくとも1つの後車輪との間にブレーキ
作用を分配するために、少なくとも1つの後車輪の車輪
ブレーキ内のブレーキ圧力が調節される自動車ブレーキ
装置の制御装置から出発している。この調節は、前車輪
のブレーキ圧力と後車輪のブレーキ圧力との間に差が設
定されるように行われる。設定可能な所定の条件が存在
したとき、前車輪のブレーキ圧力と後車輪のブレーキ圧
力との間に設定された差が低減される。
【0008】ここで、本発明の本質は、設定可能な所定
の条件の存在が、少なくとも車両縦方向速度を示す測定
値に基づいて検出され、これにより、設定された差が連
続的に低減されることにある。本発明により、前車輪の
ブレーキと後車輪のブレーキとの間の圧力レベルの均衡
を危険なく行うことが可能な時点が確実に求められる。
その理由は、走行安全性を高めるブレーキ力分配がもは
や必要のない時点は、車両縦方向速度と密接な関係があ
るからである。さらに、本発明により連続的に行われる
圧力均衡により、ドライバが感知するブレーキペダルに
おける上記の1回ないし複数回の反作用が低減されて快
適さが向上される。
【0009】本発明の有利な実施態様において、設定さ
れた差の低減が、後車輪のブレーキ圧力を前車輪のブレ
ーキ圧力に連続的に接近させることにより行われるよう
に設計されている。前車輪におけるブレーキ圧力は、一
般に、ドライバによりブレーキペダルおよび主ブレーキ
シリンダを介して設定される供給圧力に対応している。
【0010】とくに、本発明による圧力均衡が開始され
る設定可能な所定の条件は、車両縦方向速度を示す測定
値が設定可能な所定のしきい値を下回ったときに存在す
るように設計してもよい。これは、走行安全性を高める
ブレーキ力分配は、走行速度が小さいときに危険なく低
減ないし連続的に低下することができるということに基
づいている。
【0011】設定された差の連続的な低減は、後車輪内
のブレーキ圧力を制御する少なくとも1つの電磁弁がパ
ルス幅変調により操作されることにより行われてもよ
い。とくに、この弁としては、既知のアンチロック制御
装置、駆動滑り制御装置または走行運動制御装置におい
て、入口弁を介してブレーキ圧力が後車輪ブレーキに供
給される前記入口弁が使用されるように設計されてい
る。この場合、この弁の操作がパルス幅変調により行わ
れることがとくに有利である。この弁は一般に電流が流
れていないときに開いているので、後車輪ブレーキ圧力
を制限するために、入口弁は対応する電流を流して弁を
操作することにより閉じられる。この場合、本発明によ
る圧力均衡のために必要なパルス幅変調操作は、電磁弁
内の電流が設定可能な所定の方式で低下するように行わ
れる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、4輪車における電子式ブ
レーキ力分配の本質的な構成部品を有する全体ブロック
回路図を示す。制御ユニット102に車輪回転速度セン
サ101ijの信号が供給される。この場合、指数iは
後車軸hまたは前車軸vへの従属性を示し、指数jは車
両の右側rまたは左側lへの従属性を示す。測定された
車輪回転速度に基づき、それ自身既知の方法(欧州特許
第0509237号/米国特許第5281012号また
はドイツ特許公開第19510746号参照)により、
時点T0(図4)においてブレーキ過程を開始した後、
後車輪のブレーキ圧力PHAがもはや前車輪のブレーキ
圧力に追従しない時点T1(図4)が決定される。これ
は、後車輪ブレーキの入口弁103hrおよび103h
lの操作により行われる。この入口弁は、それ自身既知
のアンチロック制御装置、駆動滑り制御装置および走行
運動制御走行を備えた車両において、車輪へのブレーキ
圧力供給を遮断するために設けられている。この弁は一
般に、電流が流れていない状態において開かれている。
時点T1(図4)において後車輪のブレーキ圧力の制限
が行われるべき場合、入口弁103ijに、対応する大
きさの電流(制御信号PWMij)が加えられる。
【0013】図2は、たとえば上記のドイツ特許公開第
19510746号または欧州特許第0509237号
(米国特許第5281012号)から既知のような、電
子式ブレーキ力分配のプログラムの略流れ図を示す。ス
タートステップ201の後、ステップ202において、
回転速度信号Nijが読み込まれる。ステップ203に
おいて、この信号Nijから既知のように車両縦方向速
度を示す値vlが形成される。この値vlから、前車輪
および後車輪における車輪滑りに対する滑り値λvおよ
びλhを導くことができる。ステップ204において、
滑り値に基づき(または車輪速度Nijに基づき直
接)、既知のように、後車輪におけるブレーキ圧力制限
が導かれるべきか否かが決定される。これが否定の場
合、ステップ205において信号EBVoffが形成さ
れる。しかしながら、圧力制限が行われるべき場合、入
口弁103ijを対応して操作した後(ステップ20
6)、ステップ207において信号EBVonが形成さ
れる。終了ステップ208の後、図2に示すプログラム
が改めて実行される。
【0014】図2に示すプログラムのほかに、図3に示
すプログラムが実行される。スタートステップ301の
後、ステップ302において、ステップ203(図2)
において形成された、車両縦方向速度を示す値vlが読
み込まれる。ステップ303において、この速度値vl
がしきい値SWと比較され、しきい値SWは、たとえば
3km/hの範囲内に存在するようにしてもよい。車両
速度vlがしきい値SWを超えている場合、直接終了ス
テップ306に移行される。
【0015】しかしながら、車両速度vlがしきい値S
Wを下回った場合、ステップ304において、信号EB
Vがこのとき値EBVon(ステップ207)を有して
いるか否かが問い合わせられる。この場合、値EBVo
nは、そのとき圧力制限が存在し、したがって後車輪と
前車輪との間にブレーキ圧力差が存在することを意味し
ている。この場合、ステップ304からステップ305
に移行される。ステップ305において、(この時点T
3において閉じられている)電磁弁103ijに流れて
いる弁電流Ivが設定可能な所定の時間関数により連続
的に低下される。後に説明する図5ないし図8に基づ
き、弁103ijに弁のパルス幅変調操作PWMijが
入力されるべきである。
【0016】ステップ304において、ブレーキ圧力制
限が存在しないことが特定された場合、プログラムは終
了ステップ306に直接移行される。終了ステップ30
6の後、図3に示すプログラムが改めて実行される。
【0017】図4は、車両縦方向速度(信号値vl)、
供給圧力Pvorおよび後車軸のブレーキ圧力PHAの
時間線図ないし時間的相関関係を示す。この場合、供給
圧力Pvorは、既知のようにドライバによりブレーキ
ペダルを介して主ブレーキシリンダから供給され、供給
圧力Pvorは前車輪のブレーキ圧力に対応している。
【0018】時点T0においてドライバがブレーキペダ
ルを操作し、これによりまず前車輪および後車輪にブレ
ーキ圧力が同じように供給される。時点T1において、
後車輪のブレーキに圧力制限が導かれた場合(図2にお
けるステップ204)、前車輪におけるブレーキ圧力P
vorはさらに上昇するが、後車輪のブレーキ圧力PH
Aは飽和値をとることになる。車両速度vlはブレーキ
過程の間低減する。
【0019】図4からわかるように、ブレーキ圧力制限
を有するブレーキ過程の終端においては圧力差ΔPが発
生し、圧力差ΔPはブレーキ圧力PvorおよびPHA
の間の差の絶対値から求められる(ΔP=│Pvor−
PHA│)。この差は、とくにこの差を保持することが
走行安全性を高める作用をもはや有していないときに
は、あまり長時間保持すべきではない。これはたとえ
ば、ドライバがブレーキ過程の後に信号機の前で停止し
たとき(たとえば坂道における信号待ち)にみられるケ
ースである。この場合、車両が停止しているにもかかわ
らず、ドライバはブレーキペダルを踏込み位置に保持し
ている。差ΔPを長時間保持することにより、入口弁1
03ijの過大な熱負荷が発生することがある。しかし
ながら、電磁弁103ijが差ΔPを長時間保持するこ
とができないように、電磁弁103ijがたとえばパル
ス幅変調により操作されるように設計されているとき、
これにより技術的に、電子式ブレーキ力分配のような機
能を、それが必要とする時間以上に長く保持することが
なくなる。
【0020】さらに、差ΔPをきわめて長く保持するこ
とは、次のような挙動を導くことがある。
【0021】ブレーキ過程の後、ブレーキペダルをさら
に操作し続けたまま車両を停止(点火を遮断)したドラ
イバは、電流ないし電圧の供給を遮断することにより入
口弁が多少とも急激に圧力均衡を導いたとき、ブレーキ
ペダルの不快な、不意の降伏を感知することになる。
【0022】この理由から、図4からわかるように、ブ
レーキ過程の終端において圧力均衡が導かれる。
【0023】前述のドイツ特許公開第19511152
号に記載のように、所定の最大時間の経過後長い継続ブ
レーキを希望したときに構成部品を熱的過負荷から保護
するために、圧力上昇パルス列を出力してもよい。これ
は、図4において、時点T2から開始される過程Aで示
されている。前述のように、圧力上昇パルス列により一
般にブレーキペダルにおいて車両のドライバは不快な脈
動を感知する。さらに、前車輪のブレーキ圧力と後車輪
のブレーキ圧力との間の差の低減が走行危険状態を導か
ないことが推定可能なときにのみ、走行安全性を高める
ための前車輪のブレーキ圧力と後車輪のブレーキ圧力と
の間の差が低減されることが保証されなければならな
い。
【0024】ブレーキ圧力の均衡は、本発明により時点
T3で開始され、この場合、この時点は、車両縦方向速
度vlが低いしきい値SW(たとえば3km/h)を下
回ることにより与えられる(図3におけるステップ30
3)。ステップ304において問い合わせられた、ブレ
ーキ圧力制限(EBVon)したがって低下すべき差Δ
Pが存在するという条件は、時点T3において与えられ
ている。
【0025】ここで本発明により、時点T3においては
圧力均衡が圧力上昇パルス列(過程A)または弁103
ijの急激な開放により行われるのではなく、均衡が徐
々にかつ連続的に(無段に)行われる(過程Bまたは
C)ように操作される。パルス幅変調による弁操作を用
いてこのような連続的な過程がどのように形成されるか
を以下に簡単に説明するが、この場合、この説明は実質
的に出願番号DE第19620037.7号を有するド
イツ特許出願に基づいている。
【0026】図5にパルス幅変調操作の本質的な要素が
示されている。消費装置103ij′の第1の接続端は
供給電圧Ubatと接続されている。消費装置103i
j′の第2の接続端はスイッチ手段110と接触してい
る。スイッチ手段110は抵抗手段(電流測定手段)1
20を介して消費装置の第2の接続端をアースと接続し
ている。消費装置103ij′、スイッチ手段110お
よび電流測定手段120は直列に接続されている。図5
には構成要素の直列接続順序の一例が示されている。構
成要素は他の直列接続順序で接続してもよい。消費装置
103ij′として、図1に示す電磁弁103ijのコ
イルが使用されている。スイッチ手段110はトランジ
スタとして、とくに電界効果トランジスタとして形成さ
れていることが好ましい。
【0027】さらに制御ユニット130が設けられ、制
御ユニット130には種々のセンサ101ij(図1参
照)から種々の信号が供給され、この場合、制御ユニッ
ト130は制御ユニット102(図1)の一部である。
さらに、消費装置103ij′および電流測定手段12
0の入力端における電位が制御ユニット130に供給さ
れる。制御ユニット130はスイッチ手段110に操作
信号を与える。
【0028】回転速度センサ101ijの測定信号から
出発して、制御ユニット130はスイッチ手段110に
与える操作信号を計算する。この場合、消費装置103
ij′における電圧Uおよび/または消費装置103i
j′内を流れる電流Iが測定されかつ評価される。電流
Iは抵抗手段120における電圧降下に基づいて決定さ
れる。
【0029】図6に、スイッチ手段110に与えられる
操作信号の時間線図が示されている。ここでは、周期的
操作が行われている。これは、信号が設定可能な所定の
周波数でその低レベルから高レベルに移行し、これによ
りスイッチ手段110が閉じられ、電流の流れを開始さ
せることを意味する。設定可能な所定の時間経過後、信
号はその高レベルから低レベルに戻り、これによりスイ
ッチ手段110は開かれる。スイッチの投入は使用され
る弁103ijがこの周波数にもはや追従できないよう
な周波数で行われることが好ましい。したがって、弁1
03ijは平均操作信号に応答する。たとえば、周波数
として1−2KHzの間の値が選択される。信号が高レ
ベルをとっている時間と信号が低レベルをとっている時
間との間の比はデューティ比TVといわれる。デューテ
ィ比TVおよび供給電圧Ubatから出発して、有効電
圧Ueffないし有効電流Ivが得られる。有効電圧U
effへの影響を補償するために、デューティ比を設定
するとき、少なくとも供給電圧Ubatが考慮される。
【0030】図7に電磁弁内の作用力の関係を原理図で
示されている。300で電機子が示され、電機子上に電
磁力FMが作用する。310で弁座が示されている。3
20で弁ニードルが示されている。ばね330は電機子
300にばね力FFを与える。油圧力FHは弁ニードル
320に力を与え、ばね力FFに並列に作用する。油圧
力は、後車輪ブレーキ圧力PHAと前車輪ブレーキ圧力
ないし供給圧力Pvorとの間の圧力差により形成され
る。図7において、圧力Pvorは弁ニードル320に
下側から作用し、圧力PHAは弁ニードルに上側から作
用する。電磁力FMは、ばね力FFおよび油圧力FHに
抗して作用する。
【0031】スイッチ手段110がその開位置にあると
き、電流が流れないので電磁力FMは値0をとる。この
場合、電磁弁はその開位置にあり、すなわち弁ニードル
320は弁座310から持ち上げられ、油圧流体は弁座
310と弁ニードル320との間の隙間を通して流れ
る。
【0032】コイルに十分な電圧が加えられた場合、電
磁力FMはばね力FFと油圧力FHとの和より大きくな
る。これによりばね330は圧縮され、弁ニードル32
0は弁座310に当接して結合を遮断し、これにより後
車輪ブレーキ圧力PHAは供給圧力Pvorから切り離
される。
【0033】このような弁を用いて徐々に行われる連続
的な圧力均衡を達成するために、次のように操作され
る。
【0034】操作信号PWMijのパルス幅変調により
(図1、および図3におけるステップ305)すなわち
デューティ比TVの変化により、有効電圧Ueff、し
たがって有効電流Ivは、徐々にかつ設定可能な所定の
時間線図に従ってたとえば傾斜状に0に低減される。こ
れと共に同時に電磁力FMもそれに対応して低減され
る。この結果、弁をその閉位置に保持する圧力は徐々に
低下する。すなわち、弁は開き始める。
【0035】力が釣り合っているとき、弁を開こうとす
る油圧力FH、ばね力FFおよび弁を閉じようとする電
磁力FMが釣り合っている。したがって、圧力低下速度
は設定可能である。図8に、有効電圧Ueff、有効電
流Ivないしデューティ比TVおよび圧力Pvorの時
間tに対する時間線図が示されている。
【0036】電磁弁を開くために、デューティ比は、電
磁弁をその閉位置に保持するために必要な出発値から、
設定可能な所定の関数により(たとえば傾斜状に)時間
tの経過と共に0に戻される。この結果、電磁弁にかか
っている有効電圧Ueffないし有効電流Ivは同様に
この時間の経過と共に対応して(傾斜状に)低下する。
同様のことが、電磁弁がその閉位置にとどまっていると
きの圧力Pvorに対しても適用される。この圧力が実
際にかかっている供給圧力の値に達したとき、弁ニード
ル320はゆっくり上昇し、油圧流体の流れを徐々に開
始させる。デューティ比TVをさらに低下することによ
り、弁ニードル320はさらに上昇し、有効開口面積を
増大させる。
【0037】本発明によるパルス幅変調操作において
は、有効電圧Ueffないし有効電流Ivは、電機子3
00、したがって弁ニードル320が徐々に運動し始め
るように時間の経過と共に変化される。このために、デ
ューティ比は設定可能にたとえば傾斜状に変化され、す
なわちその出発値から直線状に時間の経過と共に0に低
下することが好ましい。デューティ比の代わりに、電圧
Ueffを調節する他の変数が時間の経過と共に傾斜状
に低下されてもよい。ゆっくりした運動により、油圧流
体の急激な流れがなく、弁103ijのゆっくりした連
続的な過圧が得られ、したがって圧力差ΔPのゆっくり
した連続的な低下が得られる。
【0038】圧力均衡が実際に開始される時点T3Bま
たはT3C(図4)および圧力均衡速度は、ドライバの
ブレーキペダル操作により設定される供給圧力Pvor
およびコイル電流Ivないしコイル電圧Ueffが低下
される速度の関数である。この場合、電流ないし電圧の
線図は直線状に変化する必要はなく、デューティ比TV
を介して弁特性に適応ないし適合させてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】4輪車における電子式ブレーキ力分配の本質的
な構成部品を有する全体ブロック回路図である。
【図2】従来技術から既知の電子式ブレーキ力分配のプ
ログラムの略流れ図である。
【図3】図2に示すプログラムのほかに行われる、従来
技術から既知の電子式ブレーキ力分配のプログラムの略
流れ図である。
【図4】本発明の効果を示した、圧力および速度の時間
線図である。
【図5】弁のパルス幅変調操作のための回路図である。
【図6】弁のパルス幅変調操作の操作信号の時間線図で
ある。
【図7】従来技術から弁のパルス幅変調操作における電
磁弁内の作用力の関係を示す原理図である。
【図8】有効電圧Ueff、有効電流Ivないしデュー
ティ比TVおよび圧力Pvorの時間線図である。
【符号の説明】
101ij 車輪回転速度センサ 102、130 制御ユニット 103ij 入口弁(電磁弁) 103ij′ 消費装置 110 スイッチ手段 120 抵抗手段(電流測定手段) 300 電機子 310 弁座 320 弁ニードル A、B、C ブレーキ圧力上昇過程 EBV 圧力制限信号 EBVoff ブレーキ圧力制限オフ EBVon ブレーキ圧力制限オン EVij 入口弁 FF ばね力 FH 油圧力 FM 電磁力 I 消費装置内の電流 Iv 電磁弁内の電流 i 指数:h後車軸、v前車軸 j 指数:l左側、r右側 Nij 車輪回転速度 PHA 後車輪のブレーキ圧力 PWMij 入口弁の操作信号 Pvor 供給圧力(前車輪のブレーキ圧力) SW 車両縦方向速度のしきい値 TV デューティ比 U 消費装置電圧 Ubat 供給電圧 Ueff 有効弁電圧 vl 車両縦方向速度 ΔP 圧力差 λi 車輪滑り値
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 シュテファン・ディーレ ドイツ連邦共和国 70825 コルンタル− ミュンヒンゲン,フランケンシュトラーセ 13

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つの前車輪と少なくとも1
    つの後車輪との間にブレーキ作用を分配するために、少
    なくとも1つの後車輪の車輪ブレーキ内のブレーキ圧力
    (PHA)が、前車輪のブレーキ圧力と後車輪のブレー
    キ圧力との間に差(ΔP)が設定されるように調節さ
    れ、 設定可能な所定の条件が存在したとき、前車輪のブレー
    キ圧力と後車輪のブレーキ圧力との間に設定された差が
    低減される、自動車ブレーキ装置の制御方法において、 前記設定可能な所定の条件の存在が少なくとも車両縦方
    向速度を示す測定値(vl)に基づいて検出され、これ
    により、前記設定された差(ΔP、過程A、B)が連続
    的に低減されることを特徴とする自動車ブレーキ装置の
    制御方法。
  2. 【請求項2】 前記設定された差の低減が、後車輪のブ
    レーキ圧力(PHA)を前車輪のブレーキ圧力(Pvo
    r)に連続的に接近させることにより行われることを特
    徴とする請求項1の方法。
  3. 【請求項3】 前記設定可能な所定の条件は、車両縦方
    向速度を示す測定値(vl)が設定可能な所定のしきい
    値(SW)を下回ったときに存在することを特徴とする
    請求項1の方法。
  4. 【請求項4】 前記設定された差の連続的な低減が、後
    車輪内のブレーキ圧力を制御する少なくとも1つの電磁
    弁(103ij)がパルス幅変調により操作されること
    により行われることを特徴とする請求項1または2の方
    法。
  5. 【請求項5】 前記パルス幅変調操作(PWMij)
    が、電磁弁(103ij)内の電流(Iv)が設定可能
    な所定の方式で低下するように行われることを特徴とす
    る請求項4の方法。
  6. 【請求項6】 少なくとも1つの前車輪と少なくとも1
    つの後車輪との間にブレーキ作用を分配するために、少
    なくとも1つの後車輪の車輪ブレーキ内のブレーキ圧力
    (PHA)が、前車輪のブレーキ圧力と後車輪のブレー
    キ圧力との間に差(ΔP)が設定されるように調節さ
    れ、 設定可能な所定の条件が存在したとき、前車輪のブレー
    キ圧力と後車輪のブレーキ圧力との間に設定された差を
    低減するための手段(102,103ij)が設けられ
    ている、自動車ブレーキ装置の制御装置において、 車両縦方向速度を示す値(vl)を測定するためのセン
    サ(101ij)が設けられ、且つ前記設定可能な所定
    の条件の存在が少なくとも車両縦方向速度を示す測定値
    (vl)に基づいて検出され、これにより、前記設定さ
    れた差(ΔP、過程A、B)が連続的に低減されるよう
    に、低減するための手段(102、103ij)が形成
    されていることを特徴とする自動車ブレーキ装置の制御
    装置。
  7. 【請求項7】 前記設定された差の低減が、後車輪のブ
    レーキ圧力(PHA)を前車輪のブレーキ圧力(Pvo
    r)に連続的に接近させることにより行われるように、
    低減するための手段(102、103ij)が形成され
    ていることを特徴とする請求項6の装置。
  8. 【請求項8】 前記設定可能な所定の条件は、車両縦方
    向速度を示す測定値(vl)が設定可能な所定のしきい
    値(SW)を下回ったときに存在するように、低減する
    ための手段(102、103ij)が形成されているこ
    とを特徴とする請求項6の装置。
  9. 【請求項9】 前記後車輪内のブレーキ圧力を制御する
    少なくとも1つの電磁弁(103ij)が設けられ、且
    つ前記電磁弁が操作手段(102)を介してパルス幅変
    調により操作される前記操作手段(102)が設けられ
    ていることを特徴とする請求項6または7の装置。
  10. 【請求項10】 パルス幅変調操作(PWMij)が、
    電磁弁(103ij)内の電流(Iv)が設定可能な所
    定の方式で低下するように行われるように、前記操作手
    段(102)が形成されていることを特徴とする請求項
    9の装置。
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