JPH101823A - ポリプロピレン繊維及びその製造方法 - Google Patents
ポリプロピレン繊維及びその製造方法Info
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- JPH101823A JPH101823A JP15529696A JP15529696A JPH101823A JP H101823 A JPH101823 A JP H101823A JP 15529696 A JP15529696 A JP 15529696A JP 15529696 A JP15529696 A JP 15529696A JP H101823 A JPH101823 A JP H101823A
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Abstract
大きいポリプロピレン繊維を得る。 【解決手段】ポリプロピレンと、グリシジルメタクリレ
ート等のグリシジル基を有するビニル単量体15〜70
重量%、N−フェニルマレイミド等のマレイミド系単量
体20〜75重量%及び架橋剤1〜10重量%を重合さ
せた架橋重合体粒子よりなり、該架橋重合体粒子はポリ
プロピレン中に平均粒子径0.01〜0.1μmの粒子
として微分散されてなるポリプロピレン組成物からなる
ポリプロピレン繊維。
Description
レン繊維及びその製造方法に関する。詳しくは、生産性
が高く、得られる繊維の染色性が良好なポリプロピレン
繊維、及びその製造方法に関する。
に関しては数多くの報告がなされている。その一つとし
て、ポリプロピレンの染色に有効なナイロン、ポリスチ
レン、ポリビニルピリジン、ポリグリシジルメタクリレ
ート等の極性ポリマーをブレンドする方法があり、これ
らの方法のなかでは既に実用化されているものもある。
しかし、ポリプロピレンは他のポリマーとの相溶性が乏
しく、ブレンド物は混合割合によっていわゆる海/島構
造をとる。例えば、上記極性ポリマーを有するポリプロ
ピレン繊維の場合、添加された極性ポリマーはポリプロ
ピレンに対する添加量が比較的少ない場合には一般に島
構造をとる。そのため、これを原料として溶融紡糸する
際、該極性ポリマーの添加量によっては製造時に糸切れ
が生じ易くなり、また、たとえ溶融紡糸できたとしても
得られる繊維の強度はかなり低下するという問題があっ
た。
ピレン繊維の製造方法として、平均粒子径が0.1〜
0.2μmの微細な極性ポリマーの架橋重合体粒子を予
め合成し、これをポリプロピレンに配合することによ
り、極性ポリマーの島構造を微細化し、ポリプロピレン
繊維の染色性を改良することを報告した(Yukio Mizuta
ni,Bull.Chem.Soc.Jpn.,40,1519(1967))。
法においては、極性ポリマーの架橋重合体粒子の分散性
が十分でなく、しかも、該架橋重合体粒子は凝集性が強
く、ポリプロピレン中に高い分散状態で配合することが
容易ではなかった。そのため、配合量を十分増加するこ
とが困難であり、染色性において更なる改良の余地があ
った。さらに、染色されたポリプロピレン繊維が光沢の
ない艶消しの状態となり、繊維として良好な風合いにな
らないという問題があった。
題に鑑み、染色性が良好で艶があり、かつ彩度の大きい
ポリプロピレン繊維を得るため鋭意研究を続けてきた。
その結果、ポリプロピレン中に特定の平均粒子系のグリ
シジル基を有するビニル単量体、マレイミド系単量体及
び架橋剤を重合させた架橋重合体粒子が微分散したポリ
プロピレン組成物を用いることにより、上記の課題が解
決できることを見出だし本発明を完成するに至った。
シジル基を有するビニル単量体15〜70重量%、マレ
イミド系単量体20〜75重量%及び架橋剤1〜10重
量%を重合させた架橋重合体粒子とよりなり、該架橋重
合体粒子はポリプロピレン中に平均粒子径0.01〜
0.1μmの粒子として微分散されてなるポリプロピレ
ン組成物からなるポリプロピレン繊維である。
の製造方法として、溶融状態のポリプロピレン中でグリ
シジル基を有するビニル単量体15〜70重量%、マレ
イミド系単量体20〜75重量%及び架橋剤1〜10重
量%を重合せしめて得られた請求項1記載のポリプロピ
レン組成物を溶融紡糸することを特徴とするポリプロピ
レン繊維の製造方法も提供する。
れるポリプロピレン組成物は、ポリプロピレン中に、平
均粒子径が0.01〜0.1μm、好適には0.01〜
0.08μm、さらに好適には0.01〜0.07μm
であるグリシジル基を有するビニル単量体15〜70重
量%、好適には20〜60重量%、さらに好適には12
〜47重量%、マレイミド系単量体20〜75重量%、
好適には40〜75重量%、さらに好適には48〜73
重量%及び架橋剤1〜10重量%、好適には3〜10重
量%を重合させた架橋重合体粒子が微分散していること
が必要である。このような微小な架橋重合体粒子が微分
散する事により、得られるポリプロピレン繊維は、染色
に十分な量のグリシジル系ビニル単量体及びマレイミド
系単量体ユニットを含有するにもかかわらず、溶融紡糸
時の糸切れの発生がなく、極めて生産性良く得ることが
できる。ここで、上記架橋重合体粒子の微分散は、粒子
同志の凝集が実質的に生じていない状態に良好に分散し
ていることが好ましい。
より大きい場合、溶融紡糸の際に、糸切れなどの成形性
が劣るようになり、また、染色性も劣り好適ではない。
かかる平均粒子径が0.01μmより小さいものは製造
することが困難である。
ポキシ樹脂で包埋した繊維を四酸化ルテニウムで染色
し、透過電子顕微鏡で観察することにより測定すること
ができる。粒子の径は長径をいう。
ニル単量体としては、グリシジル基を1つまたは2つ以
上有する公知のビニル単量体が使用される。例えば、グ
リシジルアクリレート、グリシジルメタクリレートが一
般に挙げられる。これらのグリシジル基を有するビニル
単量体は、単独で使用しても良いし2種以上を組み合わ
せて使用しても良い。
基を有する公知のものが使用できる。例えば、マレイミ
ド、N−メチルマレイミド、N−エチルマレイミド等の
アルキルマレイミドやN−フェニルマレイミド等のアリ
ールマレイミドが一般に挙げられる。これらのマレイミ
ド系単量体は、単独で使用しても良いし2種以上を組み
合わせて使用しても良い。
おいて使用される公知の架橋剤を何等制限なく用いるこ
とができる。例えば、ジビニル化合物、トリビニル化合
物等の架橋剤を挙げることができる。さらに具体的に
は、ジビニルベンゼン、トリビニルベンゼン、1,2−
ジスチリルエタン、エチレングリコールジメタクリレー
ト等の架橋剤を挙げることができる。
体及びマレイミド系単量体の使用量が前記本発明が特定
する範囲以外である場合においても、得られる繊維は良
好な染色性を有しているが、該範囲にある場合において
特別顕著に繊維の彩度が優れたものとなる。一方、架橋
剤の使用量が10重量%より多い場合、溶融紡糸時の成
形性が悪くなり、1重量%より少ない場合染色性が劣る
ようになる。
物は、特にその製造方法が限定されるものではないが、
一般には溶融状態のポリプロピレン中でグリシジル基を
有するビニル単量体、マレイミド系マレイミド系単量体
及び架橋剤を重合せしめることにより得ることができ
る。一般に、グリシジル基を有するビニル単量体とマレ
イミド系マレイミド系単量の重合によって得られる両者
の共重合ポリマーは、ポリプロピレンとの相溶性を持た
ないために相分離をおこす。そして、架橋剤はこの相分
離を促進する。そして、さらに溶融ポリプロピレン中で
のビニル単量体及びマレイミド系単量体の拡散速度が小
さいために、該ビニル単量体及びマレイミド系単量体は
溶融ポリプロピレン中に微分散された状態で架橋重合さ
れ、その結果、得られた架橋重合体粒子は、前記微小な
平均粒子径で凝集する事なく微分散したものとなる。
るからポリプロピレン分子へのビニル単量体及びマレイ
ミド系単量体のグラフト重合のほかに、架橋重合である
ために紡糸を困難とするゲルの生成が一般的に予測され
る。しかし、ゲルの生成について確かなることは未だ解
明されていないが、本発明においては、紡糸工程におい
て全く問題がないという予測できない効果が得られたの
である。また、本発明は、上記した効果の他に、架橋重
合体粒子を含むにもかかわらず、ポリプロピレン繊維に
艶があり、かつ、彩度が大きいという効果も有してい
る。但し、本発明によって得られる染色糸がアセトン抽
出によっても脱色しない堅牢度が得られる機構は現時点
では不明である。
グリシジル基を有するビニル単量体、マレイミド系単量
体と架橋剤との重合の具体的方法は、特に制限されない
が、一般には、各単量体とポリプロピレン粉末とを押出
機中に供給して重合させる方法が一般的である。
は、公知のラジカル重合開始剤を何等制限なく使用可能
であり、具体的には、アゾビスイソブチロニトリル、過
酸化ベンゾイル、ジクミルパーオキサイド、ジ−t−ブ
チルパーオキサイドなどを挙げることができる。重合開
始剤はポリプロピレン中に予め添加していても良いし、
上記単量体や架橋剤の添加時に同時に添加しても良い。
いが、一般にはグリシジル基を有するビニル単量体、マ
レイミド系単量体と架橋剤との合計量100重量部に対
して、0.5〜8重量部、好ましくは1〜5重量部が適
当である。
合割合によって異なり、一概に決定することはできない
が、一般に0.1〜5分程度が好適である。
リシジル基を有するビニル単量体、マレイミド系単量体
と架橋剤との架橋重合体粒子を生成させることができ
る。また、得られた組成物中に含まれるグリシジル基を
有するビニル単量体ユニット及びマレイミド系単量体ユ
ニットの合計濃度は、良好な染色性を得るためには0.
05〜1.0ミリ当量/g、好適には0.1〜0.3ミ
リ当量/gの範囲であることが好適である。
は、公知のものが特に制限なく使用される。例えば、プ
ロピレンの単独重合体、プロピレンと共重合可能な他の
モノマーとの共重合体を挙げることができる。このよう
な共重合可能な他のモノマーを具体的に示せば、エチレ
ン、ブテン−1、ペンテン−1、ヘキセン−1等のプロ
ピレン以外のα−オレフィンを挙げることができる。こ
れらの他のモノマーは、単独或いは2種以上を組み合わ
せて使用できる。また、他のモノマーの使用量は、プロ
ピレンに対して30重量%以下の割合が好適である。更
に、ポリプロピレンの分子量は、その指標であるメルト
インデックスが10〜50g/10分の範囲であること
がポリプロピレン組成物の溶融紡糸性の点で好適であ
る。
使用した溶融紡糸は、上記方法によってポリプロピレン
組成物を製造後、溶融状態のまま紡糸することも可能で
あるが、一旦、ペレット化した後、窒素ガス中で50〜
100℃で加熱し、残存している可能性のある未重合の
グリシジル基を有するビニル単量体、マレイミド系単量
体と架橋剤とを重合させた後、溶融紡糸することが好ま
しい。さらに、溶融紡糸時或いは紡糸後の延伸におい
て、ポリプロピレン組成物中に若干残存する各単量体に
よって起こる可能性のある糸切れ、作業環境の汚染等を
防止するため、ペレットを減圧下に70〜150℃の温
度で加熱し、残存する揮発成分を除去することが好まし
い。
剤を配合することが好ましい。かかる配合剤としては、
ポリプロピレンの安定剤として公知のヒンダードフェノ
ール系安定剤、ヒンダードアミン系安定剤、ホスファイ
ト系安定剤、含イオウ系安定剤等を好適に使用できる。
上記安定剤は、ポリプロピレン組成物を製造する際に予
め添加していても良いが、ポリプロピレン組成物の製造
後に添加することが好ましい。即ち、架橋重合後に得ら
れたポリプロピレン組成物のペレットを安定剤と共にベ
ントを使用して再造粒することが好ましい。安定剤の添
加量は、一般にポリプロピレンとの合計量中に占める割
合で0.1〜2.0重量%程度が好適である。
なく採用される。また、溶融紡糸によって得られたポリ
プロピレン繊維は必要に応じて延伸される。延伸は、線
倍率で5〜10倍が適当であり、かかる延伸倍率で延伸
した場合、本発明においては、繊維の糸切れ等の障害も
なく、引張強度の良好な繊維とすることもできる。
レン繊維は、公知の方法によって染色することができ
る。通常、分散染料により高温染色法もしくはキャリア
ー染色法によって染色する方法が一般的である。この
際、正確な機構は不明であるが、染色された糸をアセト
ンで処理しても染料が溶出しないという予測できなかっ
た結果が得られた。このことは、洗濯堅牢度が十分であ
ることを示す。
発明の方法によれば、染色性が極めて良好で、艶があ
り、かつ彩度の大きいポリプロピレン繊維を、溶融紡糸
時の糸切れの発生がなく、高い生産性で得ることが可能
である。また、このポリプロピレン繊維を染色した際の
彩度は、該繊維をアセトン等の有機溶剤で処理しても良
好に維持され、本発明のポリプロピレン繊維は洗濯堅牢
度が極めて優れている。
施例及び比較例を示すが、本発明はこれらの実施例に限
定されるものではない。尚、実施例に示すポリプロピレ
ン繊維の物性、及び染色性を示す彩度は以下の方法によ
り測定した値を示す。 ・デニール(g/9000m);長さ9000m当たり
の繊維の重量。 ・伸度(%);島津製作所(株)製引張試験機オートグ
ラフ200を用い、試料長100mm、引張速度300
%/分で行った。 ・破断強度(g/d);島津製作所(株)製オートグラ
フ200を用い、試料長100mm、引張速度300%
/分で行った。 ・ヤング率(g/d);島津製作所(株)製オートグラ
フ200を用い、試料長100mm、引張速度300%
/分で行った。 ・彩度;1gの繊維を直径4cmφ、高さ0.5cmの
ガラス円筒状サンプルケースにいれ、スガ試験機(株)
製SMカラーコンピューター3型を用い、H、C、L表
示にて測色した。
ルマレイミド50.0重量%及びジビニルベンゼン5重
量%よりなるモノマー混合液100重量部に、ジ−t−
ブチルパーオキサイドを1.5重量部の割合で添加し
た。上記モノマー混合液をポリプロピレン粉末(メルト
インデックス16g/10分、安定剤なし)100重量
部に対して7重量部となる割合で、予め十分に混合し、
次いで、2軸押出機中で170〜220℃の温度で加熱
溶融せしめ、重合を行った後、ペレットに造粒した。該
ペレットは、N2 中、70℃で一夜放置した後、0.5
重量%の割合で2,6−ジターシャリーブチル−4−メ
チルフェノールを安定剤として加えて溶融紡糸に供し
た。溶融紡糸は紡糸機を使用し、280℃で溶融紡糸を
行った後、130℃で6倍延伸した。その結果、糸切
れ、ノズルの詰まりなどまったく問題なく実施できた。
ニール:1.2(g/9000m) 伸度:19(%)、引張強度:7.5(g/d)、ヤン
グ率:58(g/d)であった。
顕微鏡により観察したところ、平均粒子径0.05μm
のグリシジルメタクリレート−N−フェニルマレイミド
−ジビニルベンゼン架橋重合体粒子が分散されて存在し
ていた。また、グリシジル基の濃度は0.07ミリ当量
/gで、イミド基の濃度は0.07ミリ当量/gであっ
た。
on Polyester REDBL−E、Kaya
lon Polyester EBL−E(いずれも商
品名、日本火薬(株)製)、Sumikaron Or
ange SE−B (商品名、住友化学工業(株)
製)でキャリャー染色を行った結果、艶のある良好な染
色糸が得られた。更に染色糸をアセトンで洗浄してもア
セトンに幾分の着色は認められるものの染色の状況はほ
とんど変化がなく、彩度は39.0であった。
レットは、メタキシレンを用いてソックスレー抽出を行
った結果、孔径1μmの円筒濾紙(#86R)をほぼ完
全に抽出された。このことは、重合したグリシジルメタ
クリレート−N−フェニルマレイミド−ジビニルベンゼ
ン架橋共重合体粒子が微小であることを示す。
ニルマレイミド71.25重量%及びジビニルベンゼン
5重量%よりなるモノマー混合液100重量部に、ジ−
t−ブチルパーオキサイドを1.5重量部の割合で添加
した。上記モノマー混合液をポリプロピレン粉末(メル
トインデックス16g/10分、安定剤なし)100重
量部に対して7重量部となる割合で、予め十分に混合
し、次いで、2軸押出機中で170〜220℃の温度で
加熱溶融せしめ、重合を行った後、ペレットに造粒し
た。該ペレットは、N2 中、70℃で一夜放置した後、
0.5重量%の割合で2,6−ジターシャリーブチル−
4−メチルフェノールを安定剤として加えて溶融紡糸に
供した。溶融紡糸は紡糸機を使用し、280℃で溶融紡
糸を行った後、130℃で6倍延伸した。その結果、糸
切れ、ノズルの詰まりなどなく実施できた。
ニール:1.1(g/9000m)、伸度:18
(%)、引張強度:6.6(g/d)、ヤング率:56
(g/d)であった。
顕微鏡により観察したところ、平均粒子径0.05μm
のグリシジルメタクリレート−N−フェニルマレイミド
−ジビニルベンゼン架橋重合体粒子が分散されて存在し
ていた。また、グリシジル基の濃度は0.04ミリ当量
/g、イミド基の濃度は0.11ミリ当量/gであっ
た。
on Polyester REDBL−E、Kaya
lon Polyester EBL−E(いずれも商
品名、日本火薬(株)製)、Sumikaron Or
ange SE−B (商品名、住友化学工業(株)
製)でキャリャー染色を行った結果、艶のある良好な染
色糸が得られた。更に染色糸をアセトンで洗浄してもア
セトンに幾分の着色は認められるものの染色の状況はほ
とんど変化がなく、彩度は41.8であった。
レットは、メタキシレンを用いてソックスレー抽出を行
った結果、孔径1μmの円筒濾紙(#86R)をほぼ完
全に抽出された。このことは、重合したグリシジルメタ
クリレート−N−フェニルマレイミド−ジビニルベンゼ
ン架橋共重合体粒子が微小であることを示す。
マレイミド69.75重量%及びジビニルベンゼン8重
量%よりなるモノマー混合液100重量部に、ジ−t−
ブチルパーオキサイドを1.5重量部の割合で添加し
た。上記モノマー混合液をポリプロピレン粉末(メルト
インデックス16g/10分、安定剤なし)100重量
部に対して7重量部となる割合で、予め十分に混合し、
次いで2軸押出機中で170〜220℃の温度で加熱溶
融せしめ、重合を行った後、ペレットに造粒した。該ペ
レットは、N2 中、70℃で一夜放置した後、0.5重
量%の割合で2,6−ジターシャリーブチル−4−メチ
ルフェノールを安定剤として加えて溶融紡糸に供した。
溶融紡糸は紡糸機を使用し、280℃で溶融紡糸を行っ
た後、130℃で6倍延伸した。その結果、糸切れ、ノ
ズルの詰まりなどまったく問題なく実施できた。
ニール:1.1(g/9000m) 伸度:14(%)、引張強度:6.9(g/d)、ヤン
グ率:59(g/d)であった。
顕微鏡により観察したところ、平均粒子径0.04μm
のグリシジルアクリレート−N−メチルマレイミド−ジ
ビニルベンゼン架橋重合体粒子が分散されて存在してい
た。また、グリシジル基の濃度は0.03ミリ当量/
g、イミド基の濃度は0.1ミリ当量/gであった。
on Polyester REDBL−E、Kaya
lon Polyester EBL−E(いずれも商
品名、日本火薬(株)製)、Sumikaron Or
ange SE−B (商品名、住友化学工業(株)
製)でキャリャー染色を行った結果、艶のある良好な染
色糸が得られた。更に染色糸をアセトンで洗浄してもア
セトンに幾分の着色は認められるものの染色の状況はほ
とんど変化がなく、彩度は40.0であった。
レットは、メタキシレンを用いてソックスレー抽出を行
った結果、孔径1μmの円筒濾紙(#86R)をほぼ完
全に抽出された。このことは、重合したグリシジルアク
リレート−N−メチルマレイミド−ジビニルベンゼン架
橋共重合体粒子が微小であることを示す。
ジルメタクリレート4kg、ジビニルベンゼン1kg、
エタノール0.5L、Na−ドデシルスルホネート16
0g及びジ−t−ブチルパーオキサイド48g添加し、
60℃で4時間重合して平均粒子径0.08μmの微粉
末を得た。上記微粉末をポリプロピレン粉末(メルトイ
ンデックス16g/10分、安定剤なし)100重量部
に対して7重量部となる割合で、予め十分に混合し、次
いで、2軸押出機中で170〜220℃の温度で加熱溶
融せしめペレットに造粒した。該ペレットは、0.5重
量%の割合で2,6−ジターシャリーブチル−4−メチ
ルフェノールを安定剤として加えて溶融紡糸に供した。
溶融紡糸は紡糸機を使用し、280℃で溶融紡糸を行っ
た後、130℃で6倍延伸した。その結果、ノズルの詰
まりはなかったが、糸切れの頻度がが高く紡糸成形性が
劣っていた。
ニール:2.0(g/9000m) 伸度:8(%)、引張強度:6.0(g/d)、ヤング
率:49(g/d)であった。
フェニルマレイミド−グリシジルメタクリレート−ジビ
ニルベンゼン架橋重合体粒子が部分的には数μmオーダ
ーで凝集して存在していた。また、グリシジル基の濃度
は0.07ミリ当量/g、イミド基の濃度は0.07ミ
リ当量/gであった。
on Polyester REDBL−E、Kaya
lon Polyester EBL−E(いずれも商
品名、日本火薬(株)製)、Sumikaron Or
ange SE−B (商品名、住友化学工業(株)
製)でキャリャー染色を行った結果、艶がなく染色むら
があった。更に染色糸をアセトンで洗浄してアセトンに
着色が認められ、染色の状況は艶がなく、しかも彩度は
10.0であり染色むらがあった。
ゼン5重量%よりなるモノマー混合液100重量部に、
ジ−t−ブチルパーオキサイドを1.5重量部の割合で
添加した。上記モノマー混合液をポリプロピレン粉末
(メルトインデックス16g/10分、安定剤なし)1
00重量部に対して7重量部となる割合で、予め十分に
混合し、次いで、2軸押出機中で170〜220℃の温
度で加熱溶融せしめ、重合を行った後、ペレットに造粒
した。該ペレットは、N2 中、70℃で一夜放置した
後、0.5重量%の割合で2,6−ジターシャリーブチ
ル−4−メチルフェノールを安定剤として加えて溶融紡
糸に供した。溶融紡糸は紡糸機を使用し、280℃で溶
融紡糸を行った後、130℃で6倍延伸した。その結
果、糸切れ、ノズルの詰まりなどまったく問題なく実施
できた。
ニール:1.0(g/9000m)、伸度:28
(%)、引張強度:6.3(g/d)、ヤング率:53
(g/d)であった。
粒子径0.05μmのグリシジルメタクリレート−ジビ
ニルベンゼン架橋重合体粒子が分散されて存在してい
た。またグリシジル基の濃度は0.11ミリ当量/gで
あった。
on Polyester REDBL−E、Kaya
lon Polyester EBL−E(いずれも商
品名、日本火薬(株)製)、Sumikaron Or
ange SE−B (商品名、住友化学工業(株)
製)でキャリャー染色を行った結果、艶のある良好な染
色糸が得られた。更に染色糸をアセトンで洗浄したとこ
ろ、アセトンに幾分の着色は認められ、彩度は31.7
であった。
レットは、メタキシレンを用いてソックスレー抽出を行
った結果、ほぼ完全に抽出された。このことは、重合し
たグリシジルメタクリレート−ジビニルベンゼン架橋共
重合体粒子が微小であることを示す。
ン5重量%よりなるモノマー混合液100重量部に、ジ
−t−ブチルパーオキサイドを1.5重量部の割合で添
加した。上記混合液をポリプロピレン粉末(メルトイン
デックス16g/10分、安定剤なし)100重量部に
対して7重量部となる割合で、予め十分に混合し、次い
で、2軸押出機中で170〜220℃の温度で加熱溶融
せしめペレットに造粒した。該ペレットは、0.5重量
%の割合で2,6−ジターシャリーブチル−4−メチル
フェノールを安定剤として加えて溶融紡糸に供した。溶
融紡糸は紡糸機を使用し、280℃で溶融紡糸を行った
後、130℃で6倍延伸した。その結果、糸切れ、ノズ
ルの詰まりなどまったく問題なく実施できた。
ニール:2.0(g/9000m) 伸度:15(%)、引張強度:6.2(g/d)、ヤン
グ率:58(g/d)であった。
顕微鏡により観察したところ、平均粒子径0.05μm
のN−フェニルマレイミド−ジビニルベンゼン架橋重合
体粒子が分散されて存在していた。またイミド基の濃度
は0.14ミリ当量/gであった。
on Polyester REDBL−E、Kaya
lon Polyester EBL−E(いずれも商
品名、日本火薬(株)製)、Sumikaron Or
ange SE−B (商品名、住友化学工業(株)
製)でキャリャー染色を行った結果、艶のある良好な染
色糸が得られた。更に染色糸をアセトンで洗浄してもア
セトンに幾分の着色は認められ、彩度は35.5であっ
た。
Claims (2)
- 【請求項1】ポリプロピレンと、グリシジル基を有する
ビニル単量体15〜70重量%、マレイミド系単量体2
0〜75重量%及び架橋剤1〜10重量%を重合させた
架橋重合体粒子とよりなり、該架橋重合体粒子はポリプ
ロピレン中に平均粒子径0.01〜0.1μmの粒子と
して微分散されてなるポリプロピレン組成物からなるポ
リプロピレン繊維。 - 【請求項2】溶融状態のポリプロピレン中でグリシジル
基を有するビニル単量体15〜70重量%、マレイミド
系単量体20〜75重量%及び架橋剤1〜10重量%を
重合せしめて得られた請求項1記載のポリプロピレン組
成物を溶融紡糸することを特徴とする請求項1記載のポ
リプロピレン繊維の製造方法。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15529696A JP2857104B2 (ja) | 1996-06-17 | 1996-06-17 | ポリプロピレン繊維及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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| JP15529696A JP2857104B2 (ja) | 1996-06-17 | 1996-06-17 | ポリプロピレン繊維及びその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH101823A true JPH101823A (ja) | 1998-01-06 |
| JP2857104B2 JP2857104B2 (ja) | 1999-02-10 |
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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| JP15529696A Expired - Fee Related JP2857104B2 (ja) | 1996-06-17 | 1996-06-17 | ポリプロピレン繊維及びその製造方法 |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2857104B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6537473B2 (en) * | 1997-05-14 | 2003-03-25 | Borealis Gmbh | Process of making polyolefin fibers |
-
1996
- 1996-06-17 JP JP15529696A patent/JP2857104B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6537473B2 (en) * | 1997-05-14 | 2003-03-25 | Borealis Gmbh | Process of making polyolefin fibers |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2857104B2 (ja) | 1999-02-10 |
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