JPH10182437A - 多相軟ゼラチン薬剤投与形態 - Google Patents

多相軟ゼラチン薬剤投与形態

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JPH10182437A
JPH10182437A JP9187432A JP18743297A JPH10182437A JP H10182437 A JPH10182437 A JP H10182437A JP 9187432 A JP9187432 A JP 9187432A JP 18743297 A JP18743297 A JP 18743297A JP H10182437 A JPH10182437 A JP H10182437A
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Michael R Hoy
ミカエル・アール・ホイ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軟質ゼラチンカプセルは、移動が容易であ
り、投与前に処方量の液体を患者が計る必要がないため
に、液体をまた好適に増やせる。 【解決手段】 重合材料の一般的封入物を含む投与型に
関するものである。その封入物は活性成分を含む半固体
充填材料の多相を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は治療に効果的な量の
抗鼓腸剤(antiflatulent)を含有する半固体を充填した
軟質ゼラチンカプセルに関する。この発明は、共通に譲
渡され、「軟質ゼラチン医薬投与形状物(形態)」の名
称で1994年12月29日に出願した米国特許出願番
号第08/366,945号と、「ポリエチレングリコ
−ルゲル化剤」の名称で1994年12月29日に出願
した米国特許出願番号第08/366,271号と、
「軟質ゼラチン医薬投与形状物用充填材」の名称で19
96年6月28日に出願した米国特許出願番号(代理人
ドケットMCP−155)と、「多相軟質ゼラチン投与
形状物用充填材」の名称で1996年6月28日に出願
した米国特許出願番号(代理人ドケットMCP−16
6)にも関する。なおこれら出願のすべてを参考として
本明細書に含める。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
軟質ゼラチンカプセルあるいは軟質弾性ゼラチンカプセ
ルが、治療剤、特に、店頭医薬の経口投与に対する人気
の投与形状物(形態)になっている。これらのカプセル
には通常、活性成分を含む液体が充填されている。この
軟質で弾性の特徴により、これらのカプセルは、従来の
錠剤や硬質ゼラチンカプセルよりも呑み込むのが容易で
あると考える患者もいる。この投与形状物は一般に呑み
込まれるため、医薬のしばしばいやな味を味わったり、
あるいは遮断する必要もない。軟質ゼラチンカプセル
は、移動が容易であり、投与前に処方量の液体を患者が
計る必要がないために、液体をまた好適に増やせる。
【0003】軟質ゼラチンカプセルで使用される充填材
は、カプセル壁と融和性のあるキャリヤ−に溶融あるい
は分散した医薬を含有することが普通である。L.Borkan
らによる米国特許第4,935,243号は、充填材
が、液体の他に、半固体、固体あるいはゲルの形態をと
ることができることを示唆している。活性成分を含有す
る従来の錠剤あるいはパレットは、軟質ゼラチンカプセ
ル内に包まれる固体充填材の例である。
【0004】半固体(分散)充填材は、D.Shahらによる
米国特許第4,486,412号に論じられている。
(水を含まない液体キャリヤ−に分散される経口投与制
酸性塩を含有する充填材は大きな比率の1種以上のポリ
アルキレングリコ−ルと小さな比率のプロピレンあるい
はグリセリンなどのC2−C5ポリオ−ルを含有する。)
軟質ゼラチンカプセル壁と反応しないようにする。この
分散液は任意成分としてシメチコン(simethicone )の
ようなポリシロキサン鼓腸緩和剤を含有してもよい。
【0005】Cohen らによる米国特許第4,708,8
34号は、水溶性あるいは水分散性ゲル化ポリマ−母材
(マトリックス)を包む軟質ゼラチンカプセルからなる
開放が規制された医薬投与形状物を示唆している。この
充填材は、多糖類ガムの水溶液あるいは水性分散液、活
性医薬及び場合によってはアルコ−ルを含む。液体充填
材は陽イオンゲル化剤を含む軟質ゼラチンカプセルに入
れる。液体充填材を軟質ゼラチンカプセルシェルに混合
した後、陽イオンゲル化剤は液体充填材をゲル化する。
液体充填材で使用されるアルコ−ルはポリエチレングリ
コ−ル、低アルカノ−ル、C2−C4ポリオ−ル及びその
混合物を含む。
【0006】M.Yuらによる米国特許第5,071,64
3号はまた、軟質ゼラチン医薬投与形状物内の充填材と
してポリエチレングリコ−ル(PEG)の使用も議論し
ている。400〜600の平均分子量のPEGが液体充
填材に好ましく、半固体充填材には800〜10,00
0の平均分子量のPEGが好ましく、固体充填材には1
0,000〜100,000の平均分子量のPEGが好
ましい。レミングトンの製薬科学、第18、83章、1
539〜40頁(1990年)は、医薬と化粧品のゲル
を作るために使用するゲル化剤がアルギン酸ナトリウム
とトリエタノ−ルアミンを含有することを報告してい
る。
【0007】PCT公報第WO91/07950号は、
ゲル中に溶融あるいは浮遊したベンゾジアゼピンを含有
する軟質あるいは2個構成硬質ゼラチンカプセルシェル
を記載している。そのゲルは、重量で少なくとも63%
のポリエチレングリコ−ル600と、少なくとも4%の
ポリエチレングリコ−ル4000あるいは6000と、
ゲル充填材は周囲温度で注射器で放出できず、そのため
静脈注射による薬濫用者による報告された液体充填カプ
セル濫用が防止される。錠剤にする前に、シメチコンの
ような油状物質を標準的な錠剤用補形薬と混合すること
によって抗鼓腸剤を通常、圧縮錠剤に入れる。Valentin
e らによる米国特許第5,073,384号にはシメチ
コンと水溶性マルトデキストリン凝集物からなる錠剤用
に適切な組成物を記載する。得られた配合物は、流動し
易く脱泡活性があると報告されている。
【0008】1991年、1月28日に公開されたハン
ガリ−特許第203,477号は、水溶性キャリヤ−の
分散相としてポリ(ジメチルシロキサン)を含む抗鼓腸
剤、固体分散剤を記載している。その固体分散剤は、塩
化ポリビニル、ポリアクリル酸あるいはポリビニルピロ
リドンなどの格子形成及び/又は架橋増粘高分子補助物
質及び/又は燐酸トリカルシウム、硫酸カルシウム水和
物あるいは燐酸水素カルシウムなどの無機凝固剤も含有
する。実施例1は、粉砕し固体ゼラチンカプセルに充填
され錠剤に作られる60gのポリエチレングリコ−ル6
000と、15gの塩化ポリビニル及び25gの活性化
ジメチコン(シメチコン)を含有する固体の塊(マス)
を報告している。
【0009】1989年、6月9日に公開されたフラン
ス特許出願第2,624,012号は、高粘度不活性ビ
ヒクル中の抱水クロラ−ル懸濁液あるいは溶液を含有す
る軟質ゼラチンカプセルに関する。軟質ゼラチンカプセ
ルに使用するために適切なビヒクルは、オリ−ブ油、ピ
−ナツ油、パラフィン油、ワセリン油あるいは数種の油
の混合物のような鉱物油あるいは植物油の油状溶媒と、
ジメチコンあるいはシメチコンのような液体シリコン
と、ポリエチレングリコ−ル600、800あるいは1
200のようなグリコ−ルポリマ−及びエチレングリコ
−ル、ポリエチレングリコ−ルあるいはグリセロ−ルの
ようなグリコ−ルを含有する。
【0010】シメチコンはシロップあるいは透明ベ−ス
液経口配合剤に入れてある。薬の発展と工業的製薬、1
5(5)、691〜704頁(1989年)の「シメチ
コンのシロップあるいは透明ベ−ス経口配合剤への混
合」でA.Banga らは種々のシメチコン用ビヒクルを記載
しているが、最良の結果はグリセリンとポリプロピレン
グリコ−ルの組み合わた中和CARBOPOL(商標)
(カルボキシポリメチレン)樹脂で得たことを報告して
いる。
【0011】ションマン(Schonmann )らの米国特許第
4,772,472号及び第4,894,978号は2
種類の異なる担体物質中に少なくとも2つの同等な活性
な成分をもつか、または2つの同等な担体物質中に少な
くとも2種類の異なる活性成分をもつゼラチンカプセル
に関するものである。担体物質はカプセル中に分割また
は分離壁なしに、層状に並列配列で提供される。
【0012】治療的有効量の薬剤を含む半固体充填材料
の多相または多領域を含むゼラチンカプセルが必要とさ
れている。それらの領域または相の最低1つは目ではっ
きり識別できるように実質的に半透明でなければならな
い。半固体充填材料は、注射器によってカプセル外皮か
ら容易には排出されない程十分に粘稠でなければならな
い;その結果製品が変形する可能性は最小になる。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は重合材料の一般
的封入物をもつ投与形態を提供する。その封入物は、 そ
の封入物の分離した領域に配置された、最低1つの界面
で互いに接触する第1及び第2相を含む。第1及び第2
相の各々は半固体材料を含み、その少なくとも1つの相
は活性成分を含む。第1及び第2相は組成が異なり、少
なくとも1つの相は1300NTU(ネフロメトリー濁
度単位)以下の濁度を有する。
【0014】本発明のその他の実施例において、重合材
料の一般的封入物は、実質的に半透明である第1相と、
不透明である第2相とを含む軟ゼラチンカプセルであっ
て、それは独特の外観をもつ投与形態をもたらす。本発
明のもう一つの実施例において、第1及び第2相を形成
する半固体は、室温において、好適には16ゲージ以下
の針をもつ注射器によっては投与形態から排出されない
程十分に粘稠である。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明は重合材料の封入物を含む
薬剤投与形態に関するものである。封入物は軟ゼラチン
カプセル、または2部分からなる(two−piece)硬ゼラ
チンカプセルの形をとる。重合材料の封入物は質的及び
/または量的組成に基づいて区別できる複数の相を含
む。本発明において用いる用語“相”とは、活性成分を
含むこともできる半固体充填材料であるとする。これら
の相は種々のパターンまたは順序で封入物に配置され
る。概して相は並列に並んだ層になっており、この際そ
れらは最低1つの界面で互いに接触している。或いは、
相は封入物内に非層配置または大理石模様配置でランダ
ムに配置されることもある。
【0016】各相の組成は投与形態の使用目的によって
決まる。相は実質的にあらゆる活性成分、例えば薬剤、
ビタミン及びミネラルを含むことができる。これらの活
性成分(1種類または複数種類)の治療的有効量−−経
口投与したとき所望の治療的反応をもたらし、熟練せる
当業者が容易に測定できる量−−がそれらの相に存在す
る。このような量を決定する場合、投与する特定の化合
物、その化合物のバイオアベイラビリティー、投与法、
患者の年齢及び体重及びその他の要因を考慮しなければ
ならない。それらの相は半固体であるから、隣接する2
相は、互いに相容れない活性成分を含むことができる、
なぜならば相間に拡散がほとんどおきないからである。
相は遅延−または持続的放出をもたらすように被覆され
またはその他の処理をされた活性成分も含むことができ
る。例えば、直ちに放出される形の鎮痛剤を第1相に処
方し、徐放性コーティングをほどこした同じ鎮痛剤を第
2相に用いることができる。投与した場合にこの投与形
態は持続的または長時間放出プロフィールを示す。溶解
速度に影響を与えるコーティングに加えて、腸溶性また
はその他のコーティングを用いて体内における活性成分
の放出部位をコントロールすることができる。
【0017】美的理由により、活性成分を含まない相を
1つ以上処方することが望ましい。このプラセボ相は半
透明、不透明または色つきなどの所望の視覚的外観を与
えるように処方することができる。本発明に用いる場合
の半固体は、液体を閉じ込め、液体が浸透する濃縮マス
からなる少なくとも2つの構成成分の系である。本発明
の相に用いられる半固体充填材料は、室温で16ゲージ
以下の針をつけた注射器によって目に見えるほどの量、
約1g以下、好適には約0.5g以下の量は排出されな
い程十分に粘稠である。相の視覚的外観も半固体充填材
料の生成に用いる処方に依ってコントロールできる。こ
の投与形態は不透明及び半透明の両方の相を含んでもよ
いし、2つの半透明相を含むこともできる。もしも2半
透明相を用いるならば、着色料を加えて異なる色をもつ
領域を形成することができる。本発明の好適な形におい
て多相投与形態は不透明相及び半透明相の両方を有す
る。
【0018】本発明のその他の好適な形では、投与形態
は抗膨満剤、例えばシメチコンまたはジメチコンなどを
含む第1の不透明相と、止瀉薬、例えばロペラミドHC
lなどを含む実質的に半透明の第2相とを含む。活性成
分類が異なる相に配置されるから、ロペラミドHClの
溶解プロフィールにシメチコンが与える悪影響は回避で
きる。詳しく言えば、この問題は1993年11月24
日に発行された一般に譲渡された欧州特許第05712
17号に示されるようなバリヤー層を使用せずに克服で
きる。
【0019】下記に本発明に使用される半透明及び不透
明相を説明する。 半透明相 本発明の半透明半固体は平均分子量約600以下をもつ
液体ポリアルキレングリコールを含む。ポリアルキレン
グリコールは薬剤の溶剤として役立つ。適したポリアル
キレングリコールはポリエチレングリコールである。ポ
リエチレングリコールは好適には平均分子量約200な
いし約600をもち、最も好適には約300ないし約4
00である。半透明半固体は概して約35ないし約9
9、好適には約85ないし約99パーセント溶媒を含ん
でなる。特に説明のない限り、ここに記載のパーセント
は半透明半固体充填材料、すなわち半固体及び活性成分
両方の総重量に対する重量パーセントである。
【0020】半透明半固体は溶媒をセルロースエーテル
で濃化することによって作られる。適したセルロースエ
ーテルはヒドロキシプロピルセルロースである。好適に
は濃化剤は、分子量約80,000ないし約1,15
0,000をもつヒドロキシプロピルセルロース、NF
である。ヒドロキシプロピルセルロース、NFはアカロ
ン(Aqualon)社からクルセルR(KLUCELR )の商
品名で市販されている。好適グレードは約370,00
0ないし約1,150,000の分子量範囲をもつクル
セルGF、MF、及びHFである。クルセルEF、LF
及びJFを含める低分子量ヒドロキシプロピルセルロー
スも用いられるが、この場合は高分子量グレードよりも
概して高濃度で用いられる。
【0021】好適実施例において、濃化剤は実質的に半
透明で、室温では16ゲージ以下の針をつけた注射器で
排出できないほど十分に粘稠である半固体を形成するの
に有効な量を用いる。概して半固体は1種類以上のセル
ロースエーテル約0.10ないし約10、好適には約
0.25ないし約3.5重量パーセント含む。
【0022】液体ポリアルキレングリコールの他に、半
固体は可溶化剤を含み、活性成分の半固体への溶解性ま
たは分散性を高めることができる。適した可溶化剤には
プロピレングリコール、グリセリン、エタノール、N−
メチル−2−ピロリドン、ジメチルイソソルビド、ポビ
ドン(PVP)、ポロキサマー、その他の薬物学的に容
認される表面活性剤及びこれらの混合物が含まれる。好
適ポロキサマー(ポリ(オキシエチレン)−ポリ(オキ
シプロピレン)コポリマー)はBASFからプルロニッ
ク(PLURONIC)L44の商品名で販売されるポ
ロキサマー124である。半透明半固体は概して0ない
し約8、好適には0ないし約6パーセントの可溶化剤を
含む。その他に半固体は0ないし約10パーセントの水
を含んでもよい。
【0023】アセタミノフェン、ファモチジン、ラニチ
ジン、シメチジンまたはその他の容易に酸化される物質
を活性成分として用いる場合は、分解または変色、例え
ばアセタミノフェンの“桃色化”を防ぐために抗酸化剤
を含むのが望ましい。薬物学的活性成分(1または複数
種類)は投与形態の半透明相に治療的有効量が存在す
る。半透明相に使用するのに適した薬剤はアセタミノフ
ェン、ファモチジン、クロルフェニルアミン、偽性エフ
ェドリン、デキストロメトルファン、ジフェンヒドラミ
ン、ブロムヒドラミン、クレマスチン、フェニルプロパ
ノールアミン、テルフェナジン、アステミゾール、ロラ
タジン、ロペラミド、ロペラミド−N−オキシド、ラニ
チジン、シメチジン、トラマドール、シサプリド、アセ
チルサリチル酸、ドキシルアミン スクシネート、薬物
学的に容認されるそれらの塩及びこれらの混合物を含め
る。概して薬剤は半透明半固体組成物総重量の約0.1
ないし約40、好適には約0.2ないし約30重量パー
セントを占める。
【0024】種々のその他の薬物学的に容認される賦形
薬を半透明半固体充填材料に含むことができる;それら
はメチル−またはプロピルパラベンのような保存料、着
色剤、芳香剤、香味料、流動性増加剤、抗酸化剤、表面
活性剤、可塑剤、増量剤及び、魅力的な最終製品を作り
上げるためのその他の化合物類、作用物質類及び成分類
である。半透明半固体充填材料は概して約1300NT
U以下、好適には約200NTU以下の濁度を有する。
【0025】好適実施例において約180mg/mlア
セタミノフェンを含む半透明充填材料は、アセタミノフ
ェン約10ないし約40重量パーセント、平均分子量約
400をもつポリエチレングリコール(PEG400)
約40ないし約90パーセント、水 0ないし約8パー
セント、プロピレングリコール 0ないし8パーセント
及びヒドロキシプロピルセルロース約2ないし約8パー
セントを含んでなる。
【0026】また別の好適実施例において、10−40
mg/mlファモチジンを含む半透明充填材料は、ファ
モチジン約0.5ないし約4パーセント、PEG400
約60ないし約99パーセント、水 0ないし約8パー
セント、プロピレングリコール 0ないし約8パーセン
ト、及びヒドロキシプロピルセルロース約2ないし約8
パーセントを含んでなる。
【0027】また別の好適実施例において、17mg/
mlロペラミドHClを含む半透明充填材料は、ロペラ
ミドHCl約1ないし約3パーセント、PEG400約
92ないし約99パーセント、水 0ないし約8パーセ
ント、プロピレングリコール0ないし約8パーセント、
及びヒドロキシプロピルセルロース約0.5ないし約3
パーセントを含んでなる。
【0028】不透明相 本発明の不透明半固体もポリアルキレングリコールを含
む。適したポリアルキレングリコールとしては平均分子
量約400ないし約20,000、好適には約400な
いし約3,350をもつポリエチレングリコール(PE
G)がある。不透明半固体は概して、約30ないし約7
0、好適には約40ないし約60重量パーセントのポリ
アルキレングリコールを含む。特に説明のない限り、こ
こに記載のパーセントは不透明半固体充填材料、すなわ
ち半固体及び抗膨満剤両方の総重量の重量パーセントで
ある。
【0029】種々の分子量のPEG類のブレンドも本発
明の不透明半固体充填材料として用いられる。それらの
ブレンドは概して、平均分子量約600以下の低分子量
PEGと、約600より大きく約10000までの平均
分子量をもつ高分子量PEGとの混合物を半固体を形成
する量含むであろう。好適にはこのようなブレンド類は
約0.25ないし約5パーセントの低分子量PEGと約
45ないし約50パーセントの高分子量PEGとを含
む。
【0030】液体ポリアルキレングリコールに加えて、
不透明半固体は1種類以上の補助的半固体形成剤を以下
に示す量(半固体の重量%)だけ含むことができる: % 成分 0.05−10 プロピレングリコール 0.05−15 プルロールステアリック(ポリグリセリル-6-ジステア レート) 0.05−10 ペセオール(グリセロールオレエート) 0.05−5 ヒドロキシプロピルセルロース、NF
【0031】不透明半固体は0ないし約10パーセント
の水を含む。抗膨満剤の治療的有効量が投与形態の不透
明相に存在する。本発明に使用するのに適した抗膨満剤
にはシメチコン及びジメチコンがある。概して、抗膨満
剤は総半固体充填材料の約30ないし約70重量パーセ
ント、好適には約40ないし約60重量パーセントを占
める。抗膨満剤を含む半固体充填材料の脱泡時間は好適
には約15秒以下、より好適には約9秒以下である。
【0032】種々のその他の薬物学的に容認される賦形
剤が不透明半固体充填材料に含まれる;それらはメチル
−またはプロピルパラベンなどの保存料、着色剤、香味
料、滑剤、流動性増加剤、抗酸化剤、湿潤剤(グリセリ
ン)、表面活性剤、可塑剤、増量剤及び、魅力的最終製
品を仕上げるためのその他の化合物類、作用物質類、及
び成分類である。
【0033】好適実施例において、547mg/mlシ
メチコンを含む不透明半固体充填材料はシメチコン約4
0ないし約60重量パーセント、平均分子量約300な
いし約400をもつ液体ポリエチレングリコール約1な
いし約3パーセント、平均分子量約1450ないし約4
600をもつ固体ポリエチレングリコール約40ないし
約60パーセントを含んでなる。この半固体は好適には
25℃で約900,000ないし1,000,000c
pの粘度、脱泡時間約8秒以下(下記の米国薬局方の方
法によって測定)、及び注入能力0.5g以下(下記の
方法によって測定)を有する。
【0034】本発明の半固体充填材料は市販の軟ゼラチ
ンカプセル、例えばR.P.シェラー(R.P.Sherer)ま
たはバナー ファーマキャップス(Banner Pharmacaps)
から市販されるものなどに用いることができる。種々の
活性成分に合わせて種々の寸法、形、及び色を用いるこ
とができる。カプセル壁は実質的に半透明か澄明な外観
である。不透明充填材料がそのカプセルに挿入され、半
固体を形成するとき、生成する投与形態のそこに相当す
る領域は白色不透明外観をもち、または着色剤を加えて
所望の色を得ることができる。半透明充填材料も着色剤
で着色するかまたは陰影をつけることができる。
【0035】充填材料は40℃以下の温度では非常に粘
稠であるから、 カプセルに入れる前に加熱する。空気の
詰まった軟ゼラチンカプセルには注射器で手で充填する
ことができる。熱い液体充填材料を注射器に入れる。注
射器の針を用いて軟ゼラチンカプセルの一端に孔を開
け、 適当量の充填材料を手で注入する。この操作を各半
固体充填材料で繰り返すと、生成した投与形態は並列に
並んだ分離層又は−相をもつことになる。別法として2
種類以上の識別できる半固体充填材料をランダムに挿入
し、半固体相のランダムパターンを作り出す。その充填
材料を含むカプセルを冷ます。
【0036】充填材料は当業者に公知の、ションマン
(Shonmann)らの米国特許第4,772,472号及び
第4,894,978号に記載のカプセル挿入機器及び
技術を用いて軟ゼラチンカプセルに挿入してもよい;こ
れらの特許は引例によってここに挿入される。手で充填
する方法に関して既に述べたように、 充填剤がカプセル
に流入しやすいように、充填操作中充填剤を約40℃以
上に維持しなければならない。そこで充填剤はジャケッ
トつき容器に保存し、サーモスタット制御された供給管
を通ってカプセル挿入器に運搬することができる。
【0037】本発明の特殊な実施例は次ぎの諸例によっ
て説明される。本発明はこれらの例に示される特定の制
限に限定されるものではなく、むしろ添付のクレイムの
範囲によって制限される。特に説明がなければ、以下の
パーセント及び範囲は半固体充填剤の総組成物の重量パ
ーセントである。
【0038】粘度は下記の例において25℃でRheometo
rics Fluids Spectrometer8400を用いて測定した。
25mm平行板及び一定歪み10%を用いて、周波数掃
引を行った。粘度を1.0ラジアン/秒の振動で記録し
た。下記の例の脱泡試験を米国薬局方23版、国民医薬
品集(NF)18版の規格及び操作法を用いて行った。発
泡溶液は水中、1%オクトキシナル−9及び0.000
5% FD&C Blue#1からなっていた。試験装置
は半径を13.3±0.4cm(軸中心からびん中心ま
で)にセットした重り運動振動器(Weight action sha
ker)からなる。 20mgシメチコンに相当する材料
を、あらかじめ37℃に加熱した発泡溶液100mlを
含むジャーに移した。ジャーに栓をし、10度の弧で、
振動数300±30ストローク/分で10秒間振動し
た。無泡の液体部分が出現するまでにかかった時間を記
録した。USPの規格限度はNMT15秒である。
【0039】次の例では注入能力試験を行い、コントロ
ール時間内に各組成物を注射する能力を試験した。この
試験は充填抵抗の検査として用いられた。16ゲージ針
のついた長さ1.5インチ(3.8cm)の10cc注
射器を用いた。その注射器を組成物中に入れ、プランジ
ャーを引き上げ、10秒間保持した。注射器中に引き込
まれた充填材料の重量を記録した。
【0040】下記の例に記載された半透明充填材料の濁
度を Hach Ratio/XR 濁度計で測定した。 米国薬局方
は turbidance を懸濁粒子の光散乱効果とし、混濁度
(turbidity)を与えられた懸濁液の単位長さあたりの
入射ビーム強度の減少の尺度とした。この器具は0.0
0ないし2000NTU範囲の混濁度を測定する。基準
点として水の混濁度はゼロである。充填材料サンプル、
約8ml、を製造直後にフィッシャーブランド13×1
00mm培養管に移した。充填材料サンプルを周囲室温
で保存した、というのはそれらは数日早めに作られたか
らである。各サンプル培養管の外側表面を混濁度測定の
直前にシリコンオイルで処理した。サンプルの混濁度を
周囲室温で測定した。各充填材料の2サンプル管の混濁
度を測定し、結果の平均値を報告する。
【0041】溶解試験を下記の例でUSPI型バスケッ
トセットを用いて100rpmで行い、ペプシンを含む
酢酸緩衝液(pH4.7)を溶媒とした。容量は500
ml、USP限度は30分でNMT80%である。ロペ
ラミドHCl 4.0mg量に相当する組成物の量を、
半分に切った軟ゼラチンカプセルで試験した。
【0042】例1 この例はPCT出願WO91/07950に記載された
ものに類似のPEGブレンド類を比較したものである。
下記のブレンド類を作成した: 成分 量(%w/w) サンプルA サンプルB PEG600 64.40 64.40 PEG1450 26.20 26.20 PEG3500 − 4.20 PEG8000 4.20 − グリセロール 5.20 5.20
【0043】サンプルは次のように作成した: 1)PEGs及びグリセロールを秤量する。 2)最高目盛にセットしたあらかじめ加熱したホットプ
レート上に混合物を置く。澄明溶液が得られるまで加熱
しながら(75℃)混合する。 3)混合物から熱を排除し、混合をやめる。加熱温度目
盛=69℃で超音波処理する。室温に冷まし、ゲルを生
成せしめると、両方のサンプル共2000NTUを超え
る混濁度をもつ不透明白色外観を呈する。
【0044】例2 この例は約180mg/mlのアセタミノフェンを含む
本発明の半透明半固体充填材料を開示している。この充
填材料は次のものを含む: 成分 量(%w/w) アセタミノフェン 29.0 PEG−400(400MW) 66.7 ヒドロキシプロピルセルロース 4.3 (クルセルGF;300,000MW)
【0045】サンプルは次のようにして作成した: 1)PEG−400を110−120℃に加熱し、アセ
タミノフェンを攪拌しながらゆっくりと加える。 2)アセタミノフェンが溶液になった後、ヒドロキシプ
ロピルセルロースを攪拌下で加える。 3)生成混合物が澄明溶液に見えた後、室温にまで放冷
した。
【0046】例3 この例は10mg/mlファモチジンを含む本発明の半
透明半固体充填剤を開示している。充填材料は次のもの
を含む: 成分 量(%w/w) ファモチジン 1.6 PEG400(400MW) 91.3 ヒドロキシプロピルセルロース 7.1 (クルセルGF;300,000MW)
【0047】サンプルは次のように作成した: 1)PEG−400を110−120℃に加熱し、ヒド
ロキシプロピルセルロースを攪拌下でゆっくりと加え
た。 2)ヒドロキシプロピルセルロースが溶液になった後、
その組成物を約70℃にまで冷やした。 3)ファモチジンを攪拌下で加えた。 4)生成した混合物が澄明溶液に見えた後、それを室温
にまで放冷すると澄明な半固体が生成した。生成サンプ
ルの混濁度は14.6NTUであった。
【0048】例4 この例は17mg/mlのロペラミドHClを含む本発
明の半透明半固体充填材料を開示する。充填材料は次の
ものを含む: 成分 量(%w/w) A B ヒドロキシプロピルセルロース(クルセルHF ;1,150,000MW) 0.5 0.5 プロピレングリコール − 6.0 PEG 400 98.0 92.0 ロペラミドHCl 1.5 1.5
【0049】サンプルは次のように作成した: 1)PEG400、プロピレングリコール及びヒドロキ
シプロピルセルロースをビーカーに秤取する。 2)約120℃にセットしたホットプレート上で高速度
で混合し、ポリマーを完全に溶解する。 3)熱を約70℃まで落とし、ロペラミドHClを加
え、溶解するまで混合する。 生成した組成物を室温にまで放冷すると澄明な半固体を
与える。
【0050】例5 この例は17mg/mlロペラミドHClを含む半透明
半固体充填材料を開示する。充填材料は次のものを含
む: 成分 量(%w/w) A B ヒドロキシプロピルセルロース(クルセルMF ;850,000MW) 3.0 3.0 プロピレングリコール − 6.0 PEG400 95.5 89.5 ロペラミドHCl 1.5 1.5
【0051】サンプルを次のように作成した: 1)PEG400、プロピレングリコール及びヒドロキ
シプロピルセルロースをビーカーに秤取する。 2)約120℃にセットしたホットプレート上で高速度
で混合し、ポリマーを完全に溶解する。 3)熱を約70℃に落とし、ロペラミドHClを加え、
溶解するまで混合する。 生成した組成物を放冷すると澄明な半固体が生成する。
【0052】例6 この例は17mg/mlロペラミドHClを含む半透明
半固体充填材料を開示する。充填材料は次のものを含
む: 成分 量(%w/w) ヒドロキシプロピルセルロース(クルセルHF ;1,150,000MW) 1.5 プロピレングリコール 5.5 PEG400 91.5 ロペラミドHCl 1.5
【0053】サンプルを次のように作成した: 1)PEG400、プロピレングリコール及びヒドロキ
シプロピルセルロースをビーカーに秤取する。 2)約120℃にセットしたホットプレート上で高速度
で混合し、ポリマーを完全に溶解する。 3)熱を約70℃に落とし、ロペラミドHClを加え、
溶解するまで混合する。 生成した組成物を室温まで放冷すると澄明な半固体が生
成する。
【0054】例7 この例は17mg/mlロペラミドHClを含む半透明
半固体充填材料を開示する。 成分 量(%w/w) ヒドロキシプロピルセルロース(クルセルMF ;850,000MW) 2.7 プロピレングリコール 5.5 PEG400 90.3 ロペラミドHCl 1.5
【0055】サンプルを次のように作成した: 1)PEG400、プロピレングリコール及びヒドロキ
シプロピルセルロースをビーカーに秤取する。 2)約120℃にセットしたホットプレート上で高速度
で混合し、ポリマーを完全に溶解する。 3)熱を約70℃に落とし、ロペラミドHClを加え、
溶解するまで混合する。 生成した組成物を室温まで放冷すると澄明な半固体が生
成する。 次に例1及び3−7のサンプル試験の結果をまとめる:
【0056】 例 注入能力(g) 澄明度(NTU) 粘度(cPs) 1A − >2000 − 1B − >2000 − 3 − 14.6 − 4 0.06 − 69,810 5A 0.08 34 18,200 5B 0.06 21 87,870 6 0.32 5.5 78,070 7 0.23 10.2 156,900 RobitussinR Liqui-GelsR 1.6 − − DrixoralR Cough Liqui-GelsR 3.2 − − 水 11.5 − −
【0057】例8 この例は547mg/mlのシメチコンを含む本発明の
不透明半固体充填材料を開示する。下記のサンプルを作
成した: 量(%w/w) 成分 A B C D E PEG1450 50.0 − − − − PEG3350 − 50.0 − − − PEG4600 − − 50.0 − − PEG8000 − − − 50.0 − PEG20000 − − − − 50.0 シメチコン(ダウコーニング) 50.0 50.0 50.0 50.0 50.0
【0058】サンプルを次のように作成した: 1)PEGを秤量する。 2)約80℃にセットしたホットプレート上で溶融し、
澄明になるまで攪拌する。 3)シメチコンをゆっくりと加え、高速度で約20分間
攪拌する。 4)熱を取り除き、攪拌せずに放冷する。生成したサン
プルは不透明な半固体であった。
【0059】例9 この例は547mg/mlのシメチコンを含む本発明の
不透明半固体充填材料を開示する。下記のサンプルを作
成した: 量(%w/w) 成分 A B C D PEG400 0.5 0.5 0.5 0.5 PEG1450 49.5 − − − PEG3350 − 49.5 − − PEG4600 − − 49.5 − PEG8000 − − − 49.5 シメチコン(ダウコーニング) 50.0 50.0 50.0 50.0
【0060】サンプルを次のように作成した: 1)PEGsを秤量する。 2)約80℃にセットしたホットプレート上で溶融し、
澄明になるまで攪拌する。 3)シメチコンをゆっくりと加え、高速度で約20分間
攪拌する。 4)熱を取り除き、攪拌せずに放冷する。生成したサン
プルは不透明な半固体であった。
【0061】例10 この例は547mg/mlのシメチコンを含む本発明の
不透明半固体充填材料を開示する。下記のサンプルを作
成した: 量(%w/w) 成分 A B C D PEG400 3.0 3.0 3.0 3.0 PEG1450 47.0 − − − PEG3350 − 47.0 − − PEG4600 − − 47.0 − PEG8000 − − − 47.0 シメチコン(ダウコーニング) 50.0 50.0 50.0 50.0 例9の方法を用いてサンプルを作成した。生成したサン
プルは不透明の半固体であった。
【0062】例11 この例は547mg/mlのシメチコンを含む本発明の
不透明半固体充填材料を開示する。下記のサンプルを作
成した: 成分 量(%w/w) PEG400 2.5 PEG3350 47.5 シメチコン(ダウコーニング) 50.0 サンプルを例9の方法を用いて作成した。生成したサン
プルは不透明の半固体であった。
【0063】下記は例8−11及びシメチコンコントロ
ールのサンプル試験結果をまとめたものである: 例 注入能力(g) 発泡時間(秒) 粘度(cP) 8A 0.047 11 3,009,000 8B 0.091 5 1,420,566 8C 0.180 9 331,700 8D 0.216 5 213,420 8E 0.300 8 9069 9A − − − 9B 0.054 6 2,856,000 9C − − − 9D − − − 10A − − − 10B 0.039 10 301,000 10C − − − 10D 0.165 7 116,350 11 0.347 6 1,025,633 シメチコン 1.675 9 612 (Dow Corning)
【0064】同じ組成物で複数回試験を行った場合、上
にまとめたデータはその組成物の測定値の平均である。
本発明の半固体はシメチコン対照と等しいかより早い脱
泡時間を有する。さらに本発明の半固体の注入能力はシ
メチコン対照より有意に小さく、脱泡時間はシメチコン
対照より短いかまたは実質的に同じであった。
【0065】例12 この例は17mg/mlロペラミドHClを含む半透明
半固体充填材料と、547mg/mlシメチコンを含む
不透明半固体充填材料とを詰めた軟ゼラチンカプセルを
開示する。 半透明相の製法 成分 量(%w/w) ヒドロキシプロピルセルロース(クルセル MF; 850,000MW) 2.7 プロピレングリコール 5.5 PEG400 90.3 ロペラミドHCl 1.5
【0066】サンプルを次のように作成した: 1)PEG400、プロピレングリコール及びヒドロキ
シプロピルセルロースをビーカーに秤取する。 2)約120℃にセットしたホットプレート上で高速度
で混合し、ポリマーを完全に溶解させる。 3)熱を約70℃に低下し、ロペラミドHClを加え、
溶解するまで混合する。 生成した組成物を室温まで放冷すると、混濁度7.0N
TU、30分間に約95%ロペラミドHClの溶解、及
び注入能力約0.40gの澄明な半固体が得られる。
【0067】 不透明相の製法 成分 量(%w/w) PEG400 2.5 PEG3350 47.5 シメチコン(ダウコーニング) 50.0
【0068】サンプルを次のように作成した: 1)PEGsを秤量する。 2)ホットプレート上で約80℃で溶融し、攪拌する。 3)シメチコンをゆっくり加え、高速度で攪拌する。 4)熱を除去し、放冷する。 生成した組成物は脱泡時間約6秒、粘度3,000,0
00cPをもつ不透明半固体であった。
【0069】2相(半透明/不透明)軟ゼラチンカプセ
ルの製法 半固体充填材料類をそれぞれ流動するまで温め、それか
ら次のように疎水性及び親水性軟カプセルに充填する: 1)10ccの注射器筒に不透明シメチコン組成物を針
を使わずに充填した。 2)16ゲージ針を取り付け、あらかじめ秤量した空気
の詰まっている軟ゼラチンカプセル内に挿入した。 3)シメチコン125mgを注意深く空気の詰まってい
るカプセルに注入した。 4)第2の10cc注射器筒に針なしでロペラミドHC
l組成物を充填した。 5)16ゲージ針を取り付け、シメチコン充填軟ゼラチ
ンカプセル内に置いた。 6)ロペラミドHCl2mg用量をシメチコン層の上に
注意深く注入した。 7)カプセルのてっぺんをホットアイロンで封止した。 生成した軟ゼラチンカプセルには実質的に半透明な層
(ロペラミドHCl)とside-by-side に並んだ分離し
た不透明白色層(シメチコン)が挿入された。
【0070】例13 この例は並べて配置した例7及び11の組成物及び2つ
の対照組成物で行われた溶解及び脱泡試験の結果を報告
する。全試験で、半固体をゼラチンカプセル外皮なしで
試験装置に挿入した。本発明の多相投与形態を模するた
めに、例7及び11の半固体を試験装置に並列配列で挿
入した。2つの半固体は最低1つの界面で互いに接触し
たが、これら2組成物は混ざらなかった。例7の半固体
は2mgロペラミドHClを提供する量だけ存在し、例
11の半固体は125mgシメチコンを提供する量だけ
存在した。
【0071】2つの対照サンプルも作成した。対照Aは
ロペラミドHCl 2mgを提供する例7の量と、シメ
チコン 125mgを提供する例11の量とを混合する
ことによって作成した。2つの半固体をよく混合し、生
成した混合物を試験装置に挿入した。試験装置に挿入し
た混合物は実質的に均質で、半固体の分離した相または
層を示さなかった。
【0072】対照Bは、例7の半固体の、ロペラミドH
Cl 2mgに相当する量をシメチコン油125mgと
混合することによって作成した。生成した混合物をその
後試験装置に挿入した。脱泡及び溶解試験の結果を以下
に報告する: ロペラミドHCl溶解パーセント サンプル 15分 30分 脱泡時間 対照A 59 85 16秒 対照B 3 3 >1分 例13 75 91 7秒
【0073】本発明の実施態様は以下の通りである。 1. 前記第1及び第2相が各々活性成分を含む請求項
1に記載の投与形態。 2. 第1相が実質的に不透明であり、第2相が実質的
に半透明で1300NTU以下の混濁度を有する請求項
1に記載の投与形態。 3. 前記第1及び第2活性成分が同一である請求項1
に記載の投与形態。 4. 前記第1及び第2活性成分が異なるものである請
求項1に記載の投与形態。 5. 前記第1及び第2相が前記外皮内に並べてに配置
される請求項1に記載の投与形態。
【0074】6. 前記第1及び第2相が前記外皮内に
ランダムに置かれる請求項1に記載の投与形態。 7. 前記封入物がゼラチンカプセル外皮である請求項
1に記載の投与形態。 8. 前記封入物が軟ゼラチンカプセル外皮である上記
実施態様6に記載の投与形態。 9. 活性成分が薬剤である請求項1に記載の投与形
態。 10. 前記第1半固体においてポリアルキレングリコ
ールがポリエチレングリコールである請求項2に記載の
投与形態。
【0075】11. 前記第1半固体の混濁度が約20
0NTU以下である請求項2に記載の投与形態。 12. 前記第1半固体がさらにプロピレングリコール
を含む請求項2に記載の投与形態。 13. 前記第1半固体が約35ないし約99重量パー
セントのポリアルキレングリコールと;0ないし約10
重量パーセントのプロピレングリコールと;0ないし約
10重量パーセントの水と;約0.1ないし約10重量
パーセントのセルロースエーテルとを含む請求項2に記
載の投与形態。 14. 前記第1半固体が平均分子量約200ないし約
600をもつポリエチレングリコールを含む上記実施態
様11に記載の投与形態。 15. 前記第1半固体においてセルロースエーテルが
ヒドロキシプロピルセルロースである請求項2に記載の
投与形態。
【0076】16. 前記第1半固体においてセルロー
スエーテルが分子量約80,000ないし約1,15
0,000をもつヒドロキシプロピルセルロースである
上記実施態様15に記載の投与形態。 17. 前記第1の薬剤がアセタミノフェン、ファモチ
ジン、クロルフェニラミン、偽性エフェドリン、デキス
トロメトルファン、ジフェンヒドラミン、ブロムフェニ
ラミン、クレマスチン、フェニルプロパノールアミン、
テルフェナジン、アステミゾール、ロラタジン、ロペラ
ミド、ロペラミド−N−オキシド、ラニチジン、シメチ
ジン、トラマドール、シサプリド、アセチルサリチル
酸、ドキシルアミンスクシネート、薬物学的に容認され
るそれらの塩及びこれらの混合物からなる群から選択さ
れる請求項2に記載の投与形態。 18. 前記第1半固体が平均分子量約300ないし約
400をもつポリエチレングリコールとヒドロキシプロ
ピルセルロースとを含む請求項2に記載の投与形態。
【0077】19. 第1半固体が平均分子量約300
ないし約400のポリエチレングリコール約85ないし
約99重量パーセントと;プロピレングリコール0ない
し約8重量パーセントと;平均分子量約300,000
ないし約1,200,000のヒドロキシプロピルセル
ロース約0.25ないし約3.5重量パーセントを含む
上記実施態様18に記載の組成物。 20. 前記第1半固体が25℃で最低30,000 c
entipoise の粘度をもつ上記実施態様19に記載の投与
形態。 21. 前記第1半固体が約1ないし約3重量パーセン
トのロペラミドHClと;平均分子量約400をもつポ
リエチレングリコール約92ないし約99重量パーセン
トと;0ないし約8重量パーセントの水と;0ないし約
8重量パーセントのポリエチレングリコールと;約0.
5ないし約3重量パーセントのヒドロキシプロピルセル
ロースとを含む上記実施態様20に記載の組成物。
【0078】22. 前記第2半固体においてポリアル
キレングリコールがポリエチレングリコールである請求
項2に記載の投与形態。 23. 前記第2半固体が25℃で約10,000ない
し約2,500,000centipoise の粘度を有する請
求項2に記載の投与形態。 24. 前記第2半固体が、プロピレングリコール、ポ
リグリセリル−6−ジステアレート、グリセロールオレ
エート及びヒドロキシプロピルセルロースからなる群か
ら選択される補助的半固体形成剤をさらに含む請求項2
に記載の投与形態。 25. 前記第2半固体が約30ないし約70重量パー
セントのポリエチレングリコールと約30ないし約70
重量パーセントの抗膨満剤とを含む請求項2に記載の投
与形態。 26. 前記第2半固体が平均分子量約600以下をも
つポリエチレングリコール約0.25ないし約5重量パ
ーセントと、平均分子量が約600より大きく約10,
000までであるポリエチレングリコール約45ないし
約50重量パーセントを含む請求項2に記載の投与形
態。
【0079】27. 前記第2半固体が抗膨満剤を含
み、約15秒より短い脱泡時間をもつ請求項2に記載の
投与形態。 28. 前記第2半固体が約0.5gより小さい注入能
力をもつ請求項2に記載の投与形態。 29. 前記第2半固体において薬剤がシメチコン及び
ジメチコンからなる群から選択される請求項2に記載の
投与形態。 30. 前記第2半固体が平均分子量約400ないし約
3350をもつポリエチレングリコール約40ないし約
60重量パーセントと、シメチコン約40ないし約60
重量パーセントとを含む請求項2に記載の投与形態。 31. 前記第2半固体が25℃で約400,000な
いし約2,000,000 centipoise の粘度をもつ上
記実施態様30に記載の投与形態。
【0080】32. 前記第2半固体が約40ないし約
60重量パーセントのシメチコンと;平均分子量約30
0ないし約400のポリエチレングリコール約1ないし
約3重量パーセントと;平均分子量約1450ないし約
4600をもつポリエチレングリコール約40ないし約
60重量パーセントとを含む請求項2に記載の投与形
態。 33. 前記第2半固体が25℃で約900,000な
いし約1,000,000centipoiseの粘度、約8秒よ
り短い脱泡時間及び約0.5gより小さい注入能力をも
つ上記実施態様32に記載の投与形態。
【0081】
【発明の効果】上のデータからわかるように、並列に配
置した本発明の半固体の使用は、2組成物の本来の混合
物(対照A)またはシメチコン油をロペラミドHCl半
固体と混合した組成物(対照B)と比較すると著しく高
いロペラミド溶解をもたらす。データは並列に配列した
本発明の半固体の脱泡時間が対照より有意に良かったこ
とも示している。この例は並列に配列の本発明の組成物
が、ロペラミドHClの溶解に及ぼすシメチコン油の悪
影響を実質的に除去することを示している。本発明の精
神及び範囲から逸脱することなく前記の実施例に種々の
変更を加えることができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】重合材料の一般的封入物と;第1半固体充
    填材料を含む第1相と;第2半固体充填材料を含む第2
    相;を含んでなり、前記第1及び第2相の少なくとも1
    つが活性成分を含み、前記第1及び第2相の各々が前記
    封入物内の分離した領域に配置され、互いに最低1つの
    界面で接触し、前記第1及び第2相は組成において異な
    り、前記相の少なくとも1つが1300NTU以下の混
    濁度を有する薬剤投与形態。
  2. 【請求項2】ゼラチンカプセル外皮と;平均分子量約6
    00以下のポリアルキレングリコールとポリアルキレン
    グリコールを濃化するのに有効な量のセルロースエーテ
    ルとを含む第1半固体と、前記第1半固体に溶解または
    懸濁された治療的有効量の第1の薬剤とを含む第1半固
    体を含んでなる第1相であって、前記第1半固体が13
    00NTU以下の混濁度を有する第1相と;平均分子量
    約400ないし約20000をもつポリアルキレングリ
    コールを含む第2半固体と、前記半固体内に置かれた治
    療的有効量の第2の薬剤とを含む第2相とを含んでな
    り、 前記第1及び第2相の各々が前記外皮の分離した領域に
    配置され、最低1つの界面で互いに接触している薬剤投
    与形態。
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