JPH10182924A - プロピレン系樹脂製中空成形体 - Google Patents

プロピレン系樹脂製中空成形体

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JPH10182924A
JPH10182924A JP35075596A JP35075596A JPH10182924A JP H10182924 A JPH10182924 A JP H10182924A JP 35075596 A JP35075596 A JP 35075596A JP 35075596 A JP35075596 A JP 35075596A JP H10182924 A JPH10182924 A JP H10182924A
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JP
Japan
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propylene
measured
range
ethylene
mol
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JP35075596A
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English (en)
Inventor
Shinya Matsunaga
永 慎 也 松
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Mitsui Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Chemicals Inc
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Publication date
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  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】機械的強度、柔軟性および透明性に優れたプロ
ピレン系重合体組成物製中空成形体を得ること。 【解決手段】(A) MFR が0.01〜10g/10分、Tmが 130〜17
0 ℃、メソペンタッドアイソタクティシティーが80〜10
0 %、Mw/Mnが 1.5〜3.5 、プロピレン単位を100〜90
モル%、エチレン単位を0〜10モル%含有する室温n-デ
カン不溶成分70〜98重量%と、MFR が 0.001〜50g/10
分、Mw/Mnが 1.5〜3.5 、プロピレン単位を50〜95モル
%、エチレン単位を50〜5モル%含有する室温n-デカン
可溶成分30〜2重量%とからなるプロピレン系ブロック
共重合体;65〜99重量部と、(B) MFR が 0.001〜50g/10
分、Tmが90〜140 ℃、エチレン単位を90〜99.5モル%、
炭素数4〜12のα−オレフィン単位を10〜0.5 モル%含
有するエチレン・α−オレフィン共重合体;1〜35重量
部とから形成される組成物をブロー成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プロピレン系樹脂
製中空成形体に関し、さらに詳しくは、機械的強度、耐
衝撃性および透明性に優れたプロピレン系樹脂製中空成
形体に関するものである。
【0002】
【発明の技術的背景】プロピレン重合体などのポリオレ
フィンは、剛性、耐熱性、耐衝撃性などに優れているた
め、各種成形体用など種々の分野に用いられている。こ
のようなポリオレフィンの耐衝撃強度等をさらに改良す
る方法として、たとえばプロピレンを単独重合した後
に、プロピレンとエチレンとを共重合してブロック共重
合体とする方法が知られている。
【0003】たとえば特開平4−337308号公報に
は、特定のメタロセン化合物と有機アルミニウム化合物
の存在下に、まずプロピレン単独重合体あるいはエチレ
ン単位を6重量%未満の割合で含有するプロピレン共重
合体を最終的に得られる全重合体の40〜95重量%に
なるまで重合し、次いで、エチレンとプロピレンとを1
0/90〜95/5の重量比で、最終的に得られる全重
合体の60〜5重量%となるように重合したブロック共
重合体が開示されている。そしてこのブロック共重合体
は、耐衝撃性と剛性とのバランスに優れると記載されて
いる。
【0004】また、特開平5−202152号公報に
は、(1)プロピレン単位の含有量が95重量%以上の
結晶質ポリマー20〜99重量%、(2)エチレン単位
の含有量が20〜90重量%の非結晶質エチレン−プロ
ピレン−コポリマー1〜80重量%より成るポリプロピ
レン成形材料を、遷移金属化合物と有機アルミニウム化
合物とよりなる触媒の存在下に製造するに当たり、非結
晶質エチレン−プロピレン−コポリマーの重合を特定の
架橋型メタロセン化合物とアルミノキサンを用いて実施
することを特徴とするポリプロピレン成形材料の製造方
法が開示されている。そしてこの方法により得られたポ
リプロピレン成形材料は、特に低温衝撃強度に優れると
記載されている。
【0005】オレフィン重合体の耐衝撃強度をさらに改
良する方法として、ポリプロピレンにエラストマーをブ
レンドすることも知られている。しかし、このようなエ
ラストマーをブレンドしたポリプロピレンは、透明性な
どの光学的特性が劣っているため、その用途が限定され
ていた。また、ポリプロピレンの性質を改良するため
に、アタクチックポリプロピレンをブレンドすることが
たとえば特開平6−263934号公報に記載されてい
る。
【0006】近年、ポリプロピレンに対する物性の要求
は益々厳しくなってきており、さらに優れた特性を有す
るポリプロピレン樹脂製成形体の出現が望まれている。
【0007】
【発明の目的】本発明は、このような状況に鑑みてなさ
れたものであって、機械的強度、耐衝撃性および透明性
に優れたプロピレン系樹脂製中空成形体を提供すること
を目的としている。
【0008】
【発明の概要】本発明い係るプロピレン系樹脂製中空成
形体は、 (A) (i)230℃、2.16kg荷重下で測定されるメル
トフローレートが0.01〜10g/10分の範囲にあ
り、(ii)示差走査熱量計により測定した吸熱曲線の最
大ピーク位置の温度(Tm)が130〜170℃の範囲
にあり、(iii)13C−NMRにより測定されるメソペ
ンタッドアイソタクティシティーが80〜100%の範
囲にあり、(iv)ゲルパーミエーションクロマトグラフ
ィーにより測定される分子量分布(Mw/Mn)が1.
5〜3.5の範囲にあり、(v)プロピレンから導かれ
る単位を100〜90モル%の割合で、エチレンから導
かれる単位を0〜10モル%の割合で含有する、室温n-
デカン不溶成分(A−1)70〜98重量%と、(i)
230℃、2.16kg荷重下で測定されるメルトフロ
ーレートが0.001〜50g/10分の範囲にあり、
(ii)ゲルパーミエーションクロマトグラフィーにより
測定される分子量分布(Mw/Mn)が1.5〜3.5
の範囲にあり、(iii)プロピレンから導かれる単位を
50〜95モル%の割合で、エチレンから導かれる単位
を50〜5モル%の割合で含有する、室温n-デカン可溶
成分(A−2)30〜2重量%とからなるプロピレン系
ブロック共重合体;65〜100重量部と、 (B) (i)190℃、2.16kg荷重下で測定されるメル
トフローレートが0.001〜50g/10分の範囲にあ
り、(ii)示差走査熱量計により測定した吸熱曲線の最
大ピーク位置の温度(Tm)が90〜140℃の範囲に
あり、(iii)エチレンから導かれる単位を90〜9
9.5モル%の割合で、炭素原子数が4〜12のα−オ
レフィンから導かれる単位を10〜0.5モル%の割合
で含有する。
【0009】エチレン・α−オレフィン共重合体;0〜
35重量部(但し(A)と(B)との合計量は100重
量部)とから形成されるプロピレン系樹脂をブロー成形
してなることを特徴としている。
【0010】
【発明の具体的説明】以下、本発明に係るプロピレン系
樹脂製中空成形体について具体的に説明する。本発明に
係るプロピレン系樹脂製中空成形体は、特定の(A)プ
ロピレン系ブロック重合体、または特定の(A)プロピ
レン系ブロック重合体と、(B)エチレン・α−オレフ
ィン共重合体とから形成されている。まずこれら各成分
について具体的に説明する。
【0011】(A)プロピレン系ブロック共重合体 本発明で用いられるプロピレン系ブロック共重合体
(A)は、室温n-デカン不溶成分(A−1)と、室温n
−デカン可溶成分(A−2)とからなり、室温n-デカン
不溶成分(A−1)を70〜98重量%、好ましくは8
0〜950重量%の割合で、室温n-デカン可溶成分(A
−2)を30〜2重量%、好ましくは20〜5重量%の
割合で含有している。
【0012】プロピレン系ブロック共重合体中(A)に
含まれる室温n-デカン不溶成分(A−1)は、下記のよ
うな特性を有している。 (i)230℃、2.16kg荷重下で測定されるメル
トフローレート(MFR)は0.01〜10g/10分、
好ましくは0.05〜5g/10分の範囲にある。MFR
は、ASTM D1238−65Tに準拠して、230
℃、2.16kg荷重下で測定される。
【0013】(ii)示差走査熱量計により測定した吸熱
曲線の最大ピーク位置の温度(Tm)は130〜170
℃、好ましくは135〜165℃の範囲にある。 (iii)13C−NMRにより測定されるメソペンタッド
アイソタクティシティー(mmmm分率)は80〜10
0%、好ましくは85〜100の範囲にある。
【0014】mmmm分率は、13C−NMRスペクトル
におけるPmmmm(プロピレン単位が5単位連続してイソ
タクチック結合した部位における第3単位目のメチル基
に由来する吸収強度)およびPW (プロピレン単位の全
メチル基に由来する吸収強度)の吸収強度から下記式に
より求められる。
【0015】 mmmm分率(%)=(Pmmmm/PW )×100 NMR測定は、たとえば次のようにして行われる。すな
わち、試料0.35gをヘキサクロロブタジエン2.0
mlに加熱溶解させる。この溶液をグラスフィルター
(G2)で濾過した後、重水素化ベンゼン0.5mlを
加え、内径10mmのNMRチューブに装入する。そし
て日本電子(株)製GX−500型NMR測定装置を用
い、120℃で13C−NMR測定を行う。積算回数は、
10,000回以上とする。
【0016】(iv)ゲルパーミエーションクロマトグラ
フィーにより測定される分子量分布(Mw/Mn;ただ
しMw:重量平均分子量、Mn:数平均分子量)は1.
5〜3.5、好ましくは2.0〜3.0範囲にある。
【0017】分子量分布(Mw/Mn)は、ミリポア社
製GPC−150Cを用い、以下のように測定される。
すなわち、分離カラムは、TSK GNH HTであ
り、カラムサイズは直径72mm、長さ600mmであ
り、カラム温度は140℃とし、移動相にはo-ジクロロ
ベンゼン(和光純薬工業)および酸化防止剤としてBH
T(武田薬品)0.025重量%を用い、1.0ml/
分で移動させ、試料濃度は0.1重量%とし、試料注入
量は500マイクロリットルとし、検出器として示差屈
折計を用いた。標準ポリスチレンは、分子量がMw<1
000およびMw>4×106 については東ソー社製を
用い、1000<Mw<4×106 についてはプレッシ
ャーケミカル社製を用いる。
【0018】(v)プロピレンから導かれる単位を10
0〜90モル%、好ましくは93〜100モル%の割合
で含有し、エチレンから導かれる単位を0〜10モル%
好ましくは0〜7モル%の割合で含有する。
【0019】共重合体の組成は、10mmφの試料管
中、約200mgのポリマーを1mlのヘキサクロロブ
タジエンに均一に溶解させた試料を、測定温度120
℃、測定周波数25.02MHz、スペクトル幅150
0Hz、パルス繰返し時間4.2sec.、パルス幅6μse
c.の条件下で13C−NMRスペクトル測定することによ
り求められる。
【0020】またプロピレン系ブロック共重合体(A)
中に含まれる室温n-デカン可溶成分(A−2)は、下記
のような特性を有している。 (i)230℃、2.16kg荷重下で測定されるメル
トフローレートは0.001〜50g/10分、好ましく
は0.01〜30g/10分の範囲にある。
【0021】(ii)ゲルパーミエーションクロマトグラ
フィーにより測定される分子量分布(Mw/Mn)は
1.5〜3.5、好ましくは2.0〜3.0の範囲にあ
る。 (iii)プロピレンから導かれる単位を50〜95モル
%、好ましくは60〜90モル%の割合で含有し、エチ
レンから導かれる単位を50〜5モル%、好ましくは4
0〜10モル%の割合で含有する。
【0022】室温n-デカン不溶部および室温n-デカン可
溶部は以下のようにして求められる。すなわち、ガラス
製二重管式恒温槽中のn-デカン約500ml中に、試料
約2gを精秤して入れ140℃で約1時間攪拌すること
により完全に溶解させる。その後、溶液の温度を攪拌下
で緩やかに室温まで降温する。溶液の温度が一定になっ
た後、一昼夜攪拌を続け、パウダー状のn-デカン不溶部
をグラスフィルタで濾別する。一方濾液を過剰のアセト
ン中に入れ、沈澱してきたn-デカン可溶部をグラスフィ
ルタで濾別する。パウダ状のn-デカン不溶部は約500
mlのn-デカンに約140℃で完全に溶解した後、過剰
のアセトン中で再沈澱させて濾別する。このようにして
分別されたn-デカン不溶部とn-デカン可溶部とを、それ
ぞれ約80℃の真空乾燥機において減圧下一昼夜乾燥
後、精秤する。上記のような室温n-デカン不溶成分(A
−1)と、室温n-デカン可溶成分(A−2)とからなる
プロピレン系ブロック共重合体(A)のメルトフローレ
ート(MFR:ASTM D1238;230℃、2.
16kg荷重下)は、通常0.1〜200g/10分、
好ましくは0.5〜15g/10分の範囲にある。
【0023】またこのプロピレン系ブロック共重合体
(A)は、本発明の目的を損なわない範囲で、上記α−
オレフィン以外のオレフィンから導かれる成分単位を少
量たとえば10モル%以下の割合で含んでいてもよい。
【0024】本発明では、上記のような特性を有してい
れば従来公知のプロピレン系ブロック共重合体を広く用
いることができる。本発明で用いられるプロピレン系ブ
ロック共重合体(A)は、たとえば(a)バナジウム、
ジルコニウム、チタニウムなどの遷移金属の化合物と、
(b)有機アルミニウム化合物(有機アルミニウムオキ
シ化合物)および/またはイオン化イオン性化合物とか
らなる触媒などを用いて製造することができる。このよ
うな触媒として具体的には、固体状チタン触媒成分と
有機アルミニウム化合物とからなるチタン系触媒、可
溶性バナジウム化合物と有機アルミニウム化合物とから
なるバナジウム系触媒、周期律表第4族から選ばれる
遷移金属のメタロセン化合物と、有機アルミニウムオキ
シ化合物および/またはイオン化イオン性化合物とから
なるメタロセン系触媒などが挙げられ、これらのうちで
は特にメタロセン系触媒が好ましい。
【0025】本発明に係るプロピレン系樹脂性中空成形
体は、上記のようなプロピレン系ブロック共重合体
(A)をブロー成形することにより得られるが、プロピ
レン系ブロック共重合体(A)に下記のようなエチレン
・α−オレフィン共重合体(B)をブレンドしたプロピ
レン系樹脂を用いて中空成形体を得ることもできる。プ
ロピレン系ブロック共重合体(A)にエチレン・α−オ
レフィン共重合体(B)をブレンドしたプロピレン系樹
脂からなる中空成形体は耐衝撃性に特に優れる。
【0026】(B)エチレン・α−オレフィン共重合体 本発明で用いられるエチレン・α−オレフィン共重合体
(B)は、 (i)190℃、2.16kg荷重下で測定されるメル
トフローレートは0.001〜50g/10分、好ましく
は0.01〜30g/10分の範囲にある。
【0027】(ii)示差走査熱量計により測定した吸熱
曲線の最大ピーク位置の温度(Tm)は90〜140
℃、好ましくは95〜135℃の範囲にある。 (iii)エチレンから導かれる単位を90〜99.9モ
ル%、好ましくは93〜99モル%の割合で含有し、炭
素原子数が4〜12のα−オレフィンから導かれる単位
を10〜0.1モル%、好ましくは7〜1モル%の割合
で含有する。
【0028】炭素原子数が4〜12のα−オレフィンと
して具体的には、1-ブテン、1-ペンテン、1-ヘキセン、
1-ヘプテン、1-オクテン、1-デセン、1-ドデセン、4-メ
チル-1-ペンテンおよびこれらの組合わせなどが挙げら
れる。これらのうちでは、炭素原子数が4〜8のα−オ
レフィンが好ましく、特に1-ブテン、1-ヘキセン、1-オ
クテンが好ましい。
【0029】またエチレン・α−オレフィン共重合体
(B)は、エチレンから導かれる構成単位および前記α
−オレフィンから導かれる構成単位に加えて、必要に応
じて他のオレフィン、ポリエン類などから導かれる構成
単位を含有していてもよい。具体的には、たとえば、ス
チレン、ビニルシクロペンテン、ビニルシクロヘキサ
ン、ビニルノルボルナンなどのビニル化合物、酢酸ビニ
ルなどのビニルエステル、無水マレイン酸などの不飽和
有機酸またはその誘導体、共役ジエン、ジシクロペンタ
ジエン、1,4-ヘキサジエン、ジシクロオクタジエン、メ
チレンノルボルネン、5-エチリデン-2-ノルボルネンな
どの非共役ジエンなどのポリエンなどから導かれる構成
単位を含有していてもよい。
【0030】エチレン・α−オレフィン共重合体(B)
は、エチレンとα−オレフィンとのランダム共重合体で
あってもよく、ブロック共重合体であってもよい。この
ようなエチレン・α−オレフィン共重合体のうちでも、
エチレン・α−オレフィンランダム共重合体が好まし
く、特にエチレン・1-ブテンランダム共重合体、エチレ
ン・1-ヘキセンランダム共重合体、エチレン・1-オクテ
ンランダム共重合体などが好ましく用いられる。
【0031】本発明のポリオレフィン組成物は、上記の
エチレン・α−オレフィン共重合体(B)を、2種以上
含んでいてもよい。本発明では、上記のような特性を有
していれば従来公知のエチレン・α−オレフィン共重合
体を広く用いることができる。
【0032】本発明で用いられるエチレン・α−オレフ
ィン共重合体(B)は、たとえば前記と同様のチタン
系触媒、バナジウム系触媒、メタロセン系触媒など
を用いて製造することができる。
【0033】中空成形体 本発明に係るプロピレン系樹脂製中空成形体は、 (A)プロピレン系ブロック重合体;65〜100重量
部、好ましくは65〜99.9重量部、より好ましくは
70〜98重量部、 (B)エチレン・α−オレフィン共重合体;0〜35重
量部、好ましくは0.1〜35重量部、より好ましくは
2〜30重量部(但し(A)と(B)との合計量は10
0重量部)から形成されるプロピレン系樹脂をブロー成
形することにより得られる。
【0034】ここでプロピレン系樹脂とは、(A)プロ
ピレン系ブロック重合体および、(A)プロピレン系ブ
ロック重合体と(B)エチレン・α−オレフィン共重合
体とのプロピレン系組成物の両方を意味する。
【0035】プロピレン系組成物は、上記のようなプロ
ピレン系ブロック重合体(A)およびエチレン・α−オ
レフィン共重合体(B)を、従来公知のブレンド方法に
よってブレンドすることにより形成することができる。
この際には、これら各成分を、二軸押出機などで溶融混
練することが好ましい。
【0036】プロピレン系樹脂は、本発明の目的を損な
わない範囲で、他の樹脂成分、酸化防止剤、紫外線吸収
剤、滑剤、核剤、帯電防止剤、難燃剤、顔料、染料、無
機充填剤、有機充填剤などの種々の添加剤を含有してい
てもよい。
【0037】本発明のプロピレン系樹脂製中空成形体
は、前記プロピレン系樹脂を用いて、従来公知のブロー
成形装置により製造することができる。また成形条件
も、従来公知の条件を採用することができる。たとえば
押出ブロー成形の場合には、樹脂温度100〜300℃
でダイより上記プロピレン系樹脂を溶融状態でチューブ
状パリソンを押出し、次いで付与すべき形状の金型中に
パリソンを保持した後、空気を吹き込み樹脂温度130
〜300℃で金型に着装し、中空成形品を得る。延伸倍
率は、横方向に1.5〜5倍であることが望ましい。射
出ブロー成形の場合には、樹脂温度100〜300℃で
上記プロピレン系樹脂を金型に射出してパリソンを成形
し、次いで付与すべき形状の金型中にパリソンを保持し
た後空気を吹き込み、樹脂温度120〜300℃で金型
に着装し、中空成形品を得る。延伸倍率は、縦方向に
1.1〜1.8倍であることが望ましく、横方向に1.
3〜2.5倍であることが望ましい。このような中空成
形体は、剛性および耐衝撃性に優れるとともに、透明性
に優れている。
【0038】
【発明の効果】本発明に係るプロピレン系樹脂製中空成
形体は、耐衝撃性、透明性および機械的強度に優れてい
る。
【0039】
【実施例】以下、実施例に基づいて本発明をさらに具体
的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるも
のではない。
【0040】なお下記の実施例において、プロピレン系
樹脂および中空成形体の物性は次のように測定した。曲げ試験(曲げ弾性率(FM) ASTM D790に準じて、200℃で成形した厚み
2mmのプレスシートから打ち抜いたFM試験片を、2
3℃、スパン間32mm、曲げ速度5mm/minで試
験した。
【0041】アイゾッド衝撃強度(IZ) ASTM D256に準拠して、0℃におけるIZ衝撃
強度を測定した。ヘイズ(Haze) ASTM D1003に準拠して、230℃で成形した
ボトル胴部から切り出した試験片(厚さ700μm)に
ついて測定した。
【0042】
【実施例1〜3】表1に示すようなプロピレン系ブロッ
ク共重合体と、表2に示すようなエチレン・α−オレフ
ィン共重合体との混合物に、テトラキス[メチレン-3
(3,5-ジ-t-ブチル-4-ヒドロキシフェニル)プロピオネ
ート]メタン0.2重量部およびステアリン酸カルシウ
ム0.1重量部を添加して、20mmφ2軸押出機を用い
て、200℃で溶融混練することによりプロピレン系樹
脂組成物を得た。
【0043】得られたプロピレン系樹脂組成物を成形温
度200℃でプレス成形して試験片を作製し、曲げ弾性
率(FM)および0℃におけるアイゾット衝撃強度(I
Z)を測定した。さらに、成形温度230℃でブロー成
形機により内容量350mlブローボトルを作製し、ボ
トルの曇り度(ボトルHaze)を測定した。結果を表
3に示す。
【0044】
【表1】
【0045】
【表2】
【0046】
【表3】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B29L 22:00

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A) (i)230℃、2.16kg荷重下で測定されるメル
    トフローレートが0.01〜10g/10分の範囲にあ
    り、(ii)示差走査熱量計により測定した吸熱曲線の最
    大ピーク位置の温度(Tm)が130〜170℃の範囲
    にあり、(iii)13C−NMRにより測定されるメソペ
    ンタッドアイソタクティシティーが80〜100%の範
    囲にあり、(iv)ゲルパーミエーションクロマトグラフ
    ィーにより測定される分子量分布(Mw/Mn)が1.
    5〜3.5の範囲にあり、(v)プロピレンから導かれ
    る単位を100〜90モル%の割合で、エチレンから導
    かれる単位を0〜10モル%の割合で含有する、室温n-
    デカン不溶成分(A−1)70〜98重量%と、(i)
    230℃、2.16kg荷重下で測定されるメルトフロ
    ーレートが0.001〜50g/10分の範囲にあり、
    (ii)ゲルパーミエーションクロマトグラフィーにより
    測定される分子量分布(Mw/Mn)が1.5〜3.5
    の範囲にあり、(iii)プロピレンから導かれる単位を
    50〜95モル%の割合で、エチレンから導かれる単位
    を50〜5モル%の割合で含有する、室温n-デカン可溶
    成分(A−2)30〜2重量%とからなるプロピレン系
    ブロック共重合体;65〜100重量部と、 (B) (i)190℃、2.16kg荷重下で測定されるメル
    トフローレートが0.001〜50g/10分の範囲にあ
    り、(ii)示差走査熱量計により測定した吸熱曲線の最
    大ピーク位置の温度(Tm)が90〜140℃の範囲に
    あり、(iii)エチレンから導かれる単位を90〜9
    9.9モル%の割合で、炭素原子数が4〜12のα−オ
    レフィンから導かれる単位を10〜0.1モル%の割合
    で含有するエチレン・α−オレフィン共重合体;0〜3
    5重量部(但し(A)と(B)との合計量は100重量
    部)とから形成されるプロピレン系樹脂をブロー成形し
    てなる中空成形体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006008983A (ja) * 2004-05-28 2006-01-12 Mitsui Chemicals Inc プロピレン系重合体
EP2006314B2 (en) 2006-03-29 2019-07-31 Mitsui Chemicals, Inc. Propylene random block copolymer, resin compositions containing the copolymer, and moldings of both
JP2021155613A (ja) * 2020-03-27 2021-10-07 株式会社プライムポリマー プロピレン系樹脂組成物、およびそれを用いた射出成型品

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EP2006314B2 (en) 2006-03-29 2019-07-31 Mitsui Chemicals, Inc. Propylene random block copolymer, resin compositions containing the copolymer, and moldings of both
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