JPH10183502A - 分岐器用融雪方法及び床板融雪器 - Google Patents
分岐器用融雪方法及び床板融雪器Info
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- JPH10183502A JPH10183502A JP34600796A JP34600796A JPH10183502A JP H10183502 A JPH10183502 A JP H10183502A JP 34600796 A JP34600796 A JP 34600796A JP 34600796 A JP34600796 A JP 34600796A JP H10183502 A JPH10183502 A JP H10183502A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 消費電力を少なくして融雪コストを低減する
ことができ、信頼性の高い分岐器用融雪方法及び床板融
雪器を提供する。 【解決手段】 分岐器Aにおいて、融雪が必要な基本レ
ールBおよびトングレールCに沿ってレール融雪器2を
設置し、トングレールCの下側に床板融雪器3を設置す
る。そして、レール融雪器2に常時通電して融雪作用を
維持し、持込雪の影響でトングレールCの不転換が生じ
たときには、レール融雪器2から床板融雪器3に切換え
て通電し、集中的な融雪を行う。レール融雪器2は、一
般的発熱体を用いたもので良いが、床板融雪器3は、床
板4に電極を設ける等して、大熱量加熱機構を有するも
のとする。
ことができ、信頼性の高い分岐器用融雪方法及び床板融
雪器を提供する。 【解決手段】 分岐器Aにおいて、融雪が必要な基本レ
ールBおよびトングレールCに沿ってレール融雪器2を
設置し、トングレールCの下側に床板融雪器3を設置す
る。そして、レール融雪器2に常時通電して融雪作用を
維持し、持込雪の影響でトングレールCの不転換が生じ
たときには、レール融雪器2から床板融雪器3に切換え
て通電し、集中的な融雪を行う。レール融雪器2は、一
般的発熱体を用いたもので良いが、床板融雪器3は、床
板4に電極を設ける等して、大熱量加熱機構を有するも
のとする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、雪害防止や凍結防
止等を目的として鉄道レールの分岐器に施工される分岐
器用融雪方法及び床板融雪器に関する。
止等を目的として鉄道レールの分岐器に施工される分岐
器用融雪方法及び床板融雪器に関する。
【0002】
【従来の技術】分岐器を積雪や凍結等の影響から保護す
るために、従来から次の二つの手段が採用されている。
一つは、レールの側面或いは床板にニクロム線を用いた
電気融雪器を設置し、その熱エネルギーで分岐器を温め
るもので、北海道や東北地方等のように降雪量の多い地
区で採用されているものである。もう一つは、分岐器の
下にカンテラを設置し、その中のオイルの燃焼熱で分岐
器を温めるもので、東京地区等のように降雪量の少ない
地区で採用されているものである。
るために、従来から次の二つの手段が採用されている。
一つは、レールの側面或いは床板にニクロム線を用いた
電気融雪器を設置し、その熱エネルギーで分岐器を温め
るもので、北海道や東北地方等のように降雪量の多い地
区で採用されているものである。もう一つは、分岐器の
下にカンテラを設置し、その中のオイルの燃焼熱で分岐
器を温めるもので、東京地区等のように降雪量の少ない
地区で採用されているものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、電気融雪器を
採用する前者の手段には、融雪コストに影響を及ぼす次
のような問題がある。分岐器の作動に影響を及ぼす雪に
は、時々刻々と降り積もる積雪のほかに、電車等が分岐
器を通過する時に落下させる持込雪と呼ばれる雪があ
る。このうち積雪は、雪粒同士が小さく、小さな熱エネ
ルギーを定常的に与えて融かすことができるが、持込雪
は、雪粒同士が凍結した塊状になっているため、大きな
熱エネルギーを集中的に与えなければ融かせない。この
ような事情があるにもかかわらず、従来の電気融雪器に
は、ニクロム線の発熱を利用する関係で速応性に乏し
く、集中的な熱エネルギーの供給には適さないという欠
点があった。そこで、持込雪を融かすのに必要な熱エネ
ルギーをいつでも取り出せるように、従来からいわば予
防的に電力の供給が行われており、その結果として電力
の大半が無駄に消費されていたのである。
採用する前者の手段には、融雪コストに影響を及ぼす次
のような問題がある。分岐器の作動に影響を及ぼす雪に
は、時々刻々と降り積もる積雪のほかに、電車等が分岐
器を通過する時に落下させる持込雪と呼ばれる雪があ
る。このうち積雪は、雪粒同士が小さく、小さな熱エネ
ルギーを定常的に与えて融かすことができるが、持込雪
は、雪粒同士が凍結した塊状になっているため、大きな
熱エネルギーを集中的に与えなければ融かせない。この
ような事情があるにもかかわらず、従来の電気融雪器に
は、ニクロム線の発熱を利用する関係で速応性に乏し
く、集中的な熱エネルギーの供給には適さないという欠
点があった。そこで、持込雪を融かすのに必要な熱エネ
ルギーをいつでも取り出せるように、従来からいわば予
防的に電力の供給が行われており、その結果として電力
の大半が無駄に消費されていたのである。
【0004】また電気融雪器は、発熱量を増やす目的で
ニクロム線を細くしている上に、常時電力を加えていた
ため、経時劣化が激しく断線しやすくなっていた。また
敷石がぶつかる等して物理的な損傷が加わり、破損しや
すいという欠点もあった。これも、間接的ながら融雪コ
ストに影響を与える。なお、オイルの燃焼熱を利用する
には、風雨の影響で炎が消えやすく、信頼性に乏しいと
いう点と、一定期間ごとの給油が必要であるため、作業
性に劣るという問題があった。
ニクロム線を細くしている上に、常時電力を加えていた
ため、経時劣化が激しく断線しやすくなっていた。また
敷石がぶつかる等して物理的な損傷が加わり、破損しや
すいという欠点もあった。これも、間接的ながら融雪コ
ストに影響を与える。なお、オイルの燃焼熱を利用する
には、風雨の影響で炎が消えやすく、信頼性に乏しいと
いう点と、一定期間ごとの給油が必要であるため、作業
性に劣るという問題があった。
【0005】そこで、本発明者は、このような従来技術
の問題点に着目し、その解決を図ることを目的とした。
そして、速応性に乏しい電気融雪器によって、性質の異
なる積雪と持込雪とを一律に融かさねばならない点に問
題の所在があることを見い出し、速応性に優れた持込雪
用の融雪器があれば課題を解決できることに想到し、本
発明を完成するに至ったものである。
の問題点に着目し、その解決を図ることを目的とした。
そして、速応性に乏しい電気融雪器によって、性質の異
なる積雪と持込雪とを一律に融かさねばならない点に問
題の所在があることを見い出し、速応性に優れた持込雪
用の融雪器があれば課題を解決できることに想到し、本
発明を完成するに至ったものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、分岐器において、基本レールとトングレ
ールに沿ってレール融雪器を設置すると共に、トングレ
ールの下側に床板融雪器を設置し、上記レール融雪器に
常時通電して融雪作用を維持して、トングレールに不転
換が発生したときには、上記床板融雪器に切換えて通電
することによって急速に融雪を行うようにした分岐器用
融雪方法を特徴とする。この融雪方法によれば、持込雪
の影響を受けるおそれのあるトングレールを床板融雪器
で加熱して、他の基本レール及びトングレールはレール
融雪器で加熱することができる。レール融雪器は、積雪
の融雪作用を常時維持できるもので良い。床板融雪器を
持込雪用とし、必要に応じて通電して持込雪を融かすこ
とによって、分岐器の不転換を解消することができる。
レール融雪器と床板融雪器を切換えて通電するため使用
する電力を従来の消費量に比べて低減し、かつ効率よく
加熱することができる。
め、本発明は、分岐器において、基本レールとトングレ
ールに沿ってレール融雪器を設置すると共に、トングレ
ールの下側に床板融雪器を設置し、上記レール融雪器に
常時通電して融雪作用を維持して、トングレールに不転
換が発生したときには、上記床板融雪器に切換えて通電
することによって急速に融雪を行うようにした分岐器用
融雪方法を特徴とする。この融雪方法によれば、持込雪
の影響を受けるおそれのあるトングレールを床板融雪器
で加熱して、他の基本レール及びトングレールはレール
融雪器で加熱することができる。レール融雪器は、積雪
の融雪作用を常時維持できるもので良い。床板融雪器を
持込雪用とし、必要に応じて通電して持込雪を融かすこ
とによって、分岐器の不転換を解消することができる。
レール融雪器と床板融雪器を切換えて通電するため使用
する電力を従来の消費量に比べて低減し、かつ効率よく
加熱することができる。
【0007】この融雪方法は、前記レール融雪器に連続
定格による加熱機構を採用する一方で、前記床板融雪器
に短時間定格による大熱量加熱機構を採用してなるもの
とすることができる。このようにすれば、レール融雪器
は定常的に積雪を融かせるものとなり、床板融雪器は速
応性に優れたものとなる。
定格による加熱機構を採用する一方で、前記床板融雪器
に短時間定格による大熱量加熱機構を採用してなるもの
とすることができる。このようにすれば、レール融雪器
は定常的に積雪を融かせるものとなり、床板融雪器は速
応性に優れたものとなる。
【0008】次に、本発明は、トングレール下側に敷設
する床板を、電気抵抗値が大きくなるようにして形成
し、この床板に通電させるようにしてなる床板融雪器に
も特徴がある。この床板融雪器があれば、降雪量の少な
い地方でも、カンテラを使用することなく持込雪を融か
すことができる。
する床板を、電気抵抗値が大きくなるようにして形成
し、この床板に通電させるようにしてなる床板融雪器に
も特徴がある。この床板融雪器があれば、降雪量の少な
い地方でも、カンテラを使用することなく持込雪を融か
すことができる。
【0009】またこの床板融雪器は、トングレール下側
に敷設する床板の側面または底面に電気抵抗値の大きい
発熱体を絶縁物を介して圧着し、この発熱体に通電させ
るようにしてなるものとするのが好ましい。これによ
り、当該融雪器の発熱量を増やすことができる。さら
に、発熱体の断面積を縮小することにより、電気抵抗値
を増加させることができる。このとき、断面略C字筒状
の板バネ体の圧接作用によって、前記発熱体を床板側面
に圧着させるようにするのが好ましい。
に敷設する床板の側面または底面に電気抵抗値の大きい
発熱体を絶縁物を介して圧着し、この発熱体に通電させ
るようにしてなるものとするのが好ましい。これによ
り、当該融雪器の発熱量を増やすことができる。さら
に、発熱体の断面積を縮小することにより、電気抵抗値
を増加させることができる。このとき、断面略C字筒状
の板バネ体の圧接作用によって、前記発熱体を床板側面
に圧着させるようにするのが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る分岐器用融雪
方法及び床板融雪器の一例として好適な実施の形態につ
いて、図面を用いて詳細に説明する。図1は、本発明に
かかる分岐器用融雪方法1の施工例を示したものであ
る。融雪方法1は、分岐器Aの中で、融雪が必要な基本
レールB及びトングレールCに施工されており、レール
融雪器2と、床板融雪器3の二種類の融雪器を主体とし
て構成されている。
方法及び床板融雪器の一例として好適な実施の形態につ
いて、図面を用いて詳細に説明する。図1は、本発明に
かかる分岐器用融雪方法1の施工例を示したものであ
る。融雪方法1は、分岐器Aの中で、融雪が必要な基本
レールB及びトングレールCに施工されており、レール
融雪器2と、床板融雪器3の二種類の融雪器を主体とし
て構成されている。
【0011】レール融雪器2は、図に示すように基本レ
ールBに沿って設置されるもので、連続定格による加熱
機構を有するものである。もちろん、図示していない
が、トングレールCについても同様である。図示したレ
ール融雪器2は、発熱体2aに所定の金属製ケース2b
を被せ、その外側から固定具2cによってレール側面に
装着してある。この発熱体2aは、ジュール熱による一
般的発熱体を用いたものなど、電気エネルギーを熱エネ
ルギーに変換できるもので良い。図示したもの以外に、
温風吹出用のダクトを基本レールBの下側に設置し、こ
のダクトから温風を吹出して融雪するものとすることも
できる。床板融雪器3は、トングレールCの下側に設置
されるものであって、枕木Dの上に載置した床板4に電
極を設け、この電極に電力供給用のケーブル3a,3a
を接続した短時間定格による大熱量加熱機構を有してい
る。なお、床板4の上にはトングレールCのほか、基本
レールBも載置してある。
ールBに沿って設置されるもので、連続定格による加熱
機構を有するものである。もちろん、図示していない
が、トングレールCについても同様である。図示したレ
ール融雪器2は、発熱体2aに所定の金属製ケース2b
を被せ、その外側から固定具2cによってレール側面に
装着してある。この発熱体2aは、ジュール熱による一
般的発熱体を用いたものなど、電気エネルギーを熱エネ
ルギーに変換できるもので良い。図示したもの以外に、
温風吹出用のダクトを基本レールBの下側に設置し、こ
のダクトから温風を吹出して融雪するものとすることも
できる。床板融雪器3は、トングレールCの下側に設置
されるものであって、枕木Dの上に載置した床板4に電
極を設け、この電極に電力供給用のケーブル3a,3a
を接続した短時間定格による大熱量加熱機構を有してい
る。なお、床板4の上にはトングレールCのほか、基本
レールBも載置してある。
【0012】図2には、以上の融雪方法1によって、各
融雪器に通電するための電気配線図を示してある。図示
の通り、融雪方法1では、分電盤5から端子箱6aを介
してレール融雪器2、2に通電すると共に、変圧器6b
を介して床板融雪器3に通電するようになっている。な
お、変圧器6bは、床板融雪器3用に分電盤5の電圧を
変換するためのものである。
融雪器に通電するための電気配線図を示してある。図示
の通り、融雪方法1では、分電盤5から端子箱6aを介
してレール融雪器2、2に通電すると共に、変圧器6b
を介して床板融雪器3に通電するようになっている。な
お、変圧器6bは、床板融雪器3用に分電盤5の電圧を
変換するためのものである。
【0013】次に、図1における融雪方法1により融雪
作業を行うときの手順を各融雪器の作用を含めて説明す
る。先ず、通常時(降雪時)には、レール融雪器2、2
に通電して加熱を行う。すると、レール融雪器2によっ
て、基本レールB及びトングレールCを側面から加熱
し、これを適度な温度に保持することができる。これに
より、積雪を残すことなくその場で融かすことができ
る。分岐器Aの中で、融雪が必要な基本レールB及びト
ングレールCの融雪は、通常これで十分である。ところ
が、電車が分岐器Aを通過したときに持込雪を落とすこ
とがある。この持込雪がトングレールCの作動を妨げた
ときには、分電盤5を操作してレール融雪器2に使用さ
れていた電力の送電を一時的に中止し、その電力の送電
を床板融雪器3に切り換える。すると、変圧器6cを介
して、電流が床板融雪器3に供給される。供給された電
流は、ケーブル3a,3aを介して直接床板4の内部を
流れ、発熱により床板4の温度を上昇させる。これは、
床板4自体に電流を流すことによるものであるため、床
板4の温度を上昇させる速応性に優れている。これで、
持込雪に集中的に熱エネルギーを与えて融かすことがで
きる。分岐器Aには、不転換が生じることもない。
作業を行うときの手順を各融雪器の作用を含めて説明す
る。先ず、通常時(降雪時)には、レール融雪器2、2
に通電して加熱を行う。すると、レール融雪器2によっ
て、基本レールB及びトングレールCを側面から加熱
し、これを適度な温度に保持することができる。これに
より、積雪を残すことなくその場で融かすことができ
る。分岐器Aの中で、融雪が必要な基本レールB及びト
ングレールCの融雪は、通常これで十分である。ところ
が、電車が分岐器Aを通過したときに持込雪を落とすこ
とがある。この持込雪がトングレールCの作動を妨げた
ときには、分電盤5を操作してレール融雪器2に使用さ
れていた電力の送電を一時的に中止し、その電力の送電
を床板融雪器3に切り換える。すると、変圧器6cを介
して、電流が床板融雪器3に供給される。供給された電
流は、ケーブル3a,3aを介して直接床板4の内部を
流れ、発熱により床板4の温度を上昇させる。これは、
床板4自体に電流を流すことによるものであるため、床
板4の温度を上昇させる速応性に優れている。これで、
持込雪に集中的に熱エネルギーを与えて融かすことがで
きる。分岐器Aには、不転換が生じることもない。
【0014】ところで、床板融雪器3を用いて持込雪を
融かそうとするとき、床板4によって消費される電力が
電流値の二乗とその抵抗値との積であるため、床板4か
ら発生する熱エネルギーを大きくするには、その抵抗値
を上げるのが良い。床板4の抵抗値を上げるためには、
床板4の長さ方向に垂直な方向の断面積を減らせば良
く、これには、例えば、床板4の側面や底面に溝や切り
込みを形成したり、穴を穿設する等の手段が考えられ
る。
融かそうとするとき、床板4によって消費される電力が
電流値の二乗とその抵抗値との積であるため、床板4か
ら発生する熱エネルギーを大きくするには、その抵抗値
を上げるのが良い。床板4の抵抗値を上げるためには、
床板4の長さ方向に垂直な方向の断面積を減らせば良
く、これには、例えば、床板4の側面や底面に溝や切り
込みを形成したり、穴を穿設する等の手段が考えられ
る。
【0015】床板4の抵抗値を上げるその他の手段とし
て、床板4に対して、抵抗値の大きい別の板材を圧着さ
せる手段がある。圧着させる板材の形状を床板4の側面
や底面の形状に合致するものとし、なおかつできるだけ
抵抗値の大きいものを用いれば、全体として抵抗値を高
めることができる。
て、床板4に対して、抵抗値の大きい別の板材を圧着さ
せる手段がある。圧着させる板材の形状を床板4の側面
や底面の形状に合致するものとし、なおかつできるだけ
抵抗値の大きいものを用いれば、全体として抵抗値を高
めることができる。
【0016】ここで、板材を床板底面に配置させたもの
の一例として、図3に示した床板融雪器13がある。こ
の床板融雪器13は、床板14と、これと同じ形状の板
材である発熱体15及び断熱材16とからなり、床板1
4の裏側に発熱体15を敷設し、これを断熱材16を介
して枕木D上に載置したものである。発熱体15には所
定の端子15a、15aを設けてあり、この端子15
a、15aから、ケーブル3a,3aを介して通電する
ようになっている。
の一例として、図3に示した床板融雪器13がある。こ
の床板融雪器13は、床板14と、これと同じ形状の板
材である発熱体15及び断熱材16とからなり、床板1
4の裏側に発熱体15を敷設し、これを断熱材16を介
して枕木D上に載置したものである。発熱体15には所
定の端子15a、15aを設けてあり、この端子15
a、15aから、ケーブル3a,3aを介して通電する
ようになっている。
【0017】発熱体15は、床板14と同じ形状でも良
いが、図4に示すような形状の発熱体15とし、できる
限り抵抗値を高くするのが好ましい。この発熱体15
は、長尺の金属帯15bの両端に、床板14に対応して
板部15c,15cを設けると共に、各板部15cに端
子15a、15aを設け、この金属帯15bを蛇行させ
て外周の形状を床板14に合致させ、さらにその外側に
絶縁物17を有したものである。これは、断面積の小さ
い金属帯15bを蛇行させて形成したことで、全体の抵
抗値が高くなっている。
いが、図4に示すような形状の発熱体15とし、できる
限り抵抗値を高くするのが好ましい。この発熱体15
は、長尺の金属帯15bの両端に、床板14に対応して
板部15c,15cを設けると共に、各板部15cに端
子15a、15aを設け、この金属帯15bを蛇行させ
て外周の形状を床板14に合致させ、さらにその外側に
絶縁物17を有したものである。これは、断面積の小さ
い金属帯15bを蛇行させて形成したことで、全体の抵
抗値が高くなっている。
【0018】図3及び図4において、以上の構成を有す
る床板融雪器13に対し、端子15a、15aから通電
を行うと、発熱体15に電流が流れて熱が発生する。こ
の熱は、絶縁物17を介して裏側から床板14に伝わっ
て床板14を加熱する速応性に優れたものである。こう
して、持込雪に集中的に熱エネルギーを与えることがで
きる。また、発熱体15の下側に断熱材16を敷設した
ことで、発生した熱が外部に漏れにくくなり、効率的に
床板14に伝えられる。このような効率的な加熱方法が
融雪作業におけるランニングコストの低減に寄与するこ
とは言うでもないことである。
る床板融雪器13に対し、端子15a、15aから通電
を行うと、発熱体15に電流が流れて熱が発生する。こ
の熱は、絶縁物17を介して裏側から床板14に伝わっ
て床板14を加熱する速応性に優れたものである。こう
して、持込雪に集中的に熱エネルギーを与えることがで
きる。また、発熱体15の下側に断熱材16を敷設した
ことで、発生した熱が外部に漏れにくくなり、効率的に
床板14に伝えられる。このような効率的な加熱方法が
融雪作業におけるランニングコストの低減に寄与するこ
とは言うでもないことである。
【0019】次に、図5には、床板14の長さ方向の両
側面に、側面形状に合致する発熱体18、18を圧着
し、床板14を両側面から加熱するようにした床板融雪
器19を示してある。発熱体18は、図示しないが、そ
の表面に発熱体15と同様の絶縁物を有している。この
発熱体18の形状は、図7(A)のように、床板14の
側面形状に合致させたもので良く、同図(B)のよう
に、金属帯18aを蛇行させて外形を床板14の側面形
状に合致させたもの、(C)のように、板体に適宜孔1
8bを穿設したものとすることもできるが、抵抗値を高
くするという点で(B)が好ましい。なおいずれも、両
端に18c、18cを設けてある。
側面に、側面形状に合致する発熱体18、18を圧着
し、床板14を両側面から加熱するようにした床板融雪
器19を示してある。発熱体18は、図示しないが、そ
の表面に発熱体15と同様の絶縁物を有している。この
発熱体18の形状は、図7(A)のように、床板14の
側面形状に合致させたもので良く、同図(B)のよう
に、金属帯18aを蛇行させて外形を床板14の側面形
状に合致させたもの、(C)のように、板体に適宜孔1
8bを穿設したものとすることもできるが、抵抗値を高
くするという点で(B)が好ましい。なおいずれも、両
端に18c、18cを設けてある。
【0020】以上の床板融雪器13や床板融雪器19の
ように、発熱体を用いて加熱する場合、これに通電して
発熱させると、温度上昇により、発熱体にたわみを生じ
るおそれがある。特に、発熱体18の場合は、床板14
の側面に装着するものであるため、たわみが生じると、
床板14に対する密着度が低下してその熱が床板14に
伝わりにくくなり、床板14の温度上昇が損なわれるお
それがある。そこで、発熱体18にたわみが生じても密
着度を低下させないようにするには、図8に示すような
断面略C字形状の筒状材で、当接面20a,20aの背
面に断面U字状の溝20bを設けた板バネ体20と、二
段構成の円板状座金21、21とからなる圧着体22を
用いるのが好ましい。この圧着体22は、板バネ体20
の圧接作用を利用して発熱体18を圧着させるもので、
床板14の両側面に沿った枕木D上に適当な間隔で数個
(図示では4個)固定されている。この圧着体20は、
座金21のボルト挿通孔21aにボルトを挿通し、予め
枕木D上の所定の位置に押さえつけ、ボルトで固定する
ものである。
ように、発熱体を用いて加熱する場合、これに通電して
発熱させると、温度上昇により、発熱体にたわみを生じ
るおそれがある。特に、発熱体18の場合は、床板14
の側面に装着するものであるため、たわみが生じると、
床板14に対する密着度が低下してその熱が床板14に
伝わりにくくなり、床板14の温度上昇が損なわれるお
それがある。そこで、発熱体18にたわみが生じても密
着度を低下させないようにするには、図8に示すような
断面略C字形状の筒状材で、当接面20a,20aの背
面に断面U字状の溝20bを設けた板バネ体20と、二
段構成の円板状座金21、21とからなる圧着体22を
用いるのが好ましい。この圧着体22は、板バネ体20
の圧接作用を利用して発熱体18を圧着させるもので、
床板14の両側面に沿った枕木D上に適当な間隔で数個
(図示では4個)固定されている。この圧着体20は、
座金21のボルト挿通孔21aにボルトを挿通し、予め
枕木D上の所定の位置に押さえつけ、ボルトで固定する
ものである。
【0021】この圧着体22を用いると、発熱体18の
発熱による膨張を吸収し、これを定常的に床板14に圧
着させることができる。つまり、圧着体22は、当接部
20a,20aが発熱体18の側面に押し当てられたま
ま、発熱体18の形状に沿って膨張する方向の伸縮力を
逃がし、発熱体18の変形如何に係わらず、これを圧着
させることができるのである。
発熱による膨張を吸収し、これを定常的に床板14に圧
着させることができる。つまり、圧着体22は、当接部
20a,20aが発熱体18の側面に押し当てられたま
ま、発熱体18の形状に沿って膨張する方向の伸縮力を
逃がし、発熱体18の変形如何に係わらず、これを圧着
させることができるのである。
【図1】本発明にかかる融雪方法の施工例を示す斜視図
である。
である。
【図2】図1に示す融雪方法の電気配線図の一例であ
る。
る。
【図3】床板融雪器の一例を示した斜視図である。
【図4】発熱体の一例を示す正面図である。
【図5】床板融雪器の他例を示した斜視図である。
【図6】図5のVI-VI 線断面図である。
【図7】発熱体の他例を示す正面図で、(A) は床板の側
面形状と同じもの、(B) は金属帯を蛇行させたもの、
(C) は(A) の形状のものに孔を穿設したものである。
面形状と同じもの、(B) は金属帯を蛇行させたもの、
(C) は(A) の形状のものに孔を穿設したものである。
【図8】圧着体の一例を示す斜視図である。
1 融雪方法 2 レール融雪器 3,13,19 床板融雪器 4,14 床板 15,18 発熱体 17 絶縁物 20 板バネ体 22 圧着体
Claims (6)
- 【請求項1】 分岐器において、基本レールとトングレ
ールに沿ってレール融雪器を設置すると共に、トングレ
ールの下側に床板融雪器を設置し、上記レール融雪器に
常時通電して融雪作用を維持して、トングレールに不転
換が発生したときには、上記床板融雪器に切換えて通電
することによって、急速に融雪を行うようにしたことを
特徴とする分岐器用融雪方法。 - 【請求項2】 前記レール融雪器に連続定格による加熱
機構を採用する一方で、前記床板融雪器に短時間定格に
よる大熱量加熱機構を採用してなる請求項1に記載の分
岐器用融雪方法。 - 【請求項3】 トングレール下側に敷設する床板を、電
気抵抗値が大きくなるようにして形成し、この床板に通
電させるようにしてなる床板融雪器。 - 【請求項4】 トングレール下側に敷設する床板の側面
または底面に電気抵抗値の大きい発熱体を絶縁物を介し
て圧着し、この発熱体に通電させるようにしてなる床板
融雪器。 - 【請求項5】 発熱体の断面積を縮小することにより、
電気抵抗値を増加させてなる請求項4に記載の床板融雪
器。 - 【請求項6】 断面略C字筒状の板バネ体の圧接作用に
よって、前記発熱体を床板側面に圧着させるようにした
請求項4または5に記載の床板融雪器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34600796A JPH10183502A (ja) | 1996-12-25 | 1996-12-25 | 分岐器用融雪方法及び床板融雪器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34600796A JPH10183502A (ja) | 1996-12-25 | 1996-12-25 | 分岐器用融雪方法及び床板融雪器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10183502A true JPH10183502A (ja) | 1998-07-14 |
Family
ID=18380505
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34600796A Pending JPH10183502A (ja) | 1996-12-25 | 1996-12-25 | 分岐器用融雪方法及び床板融雪器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10183502A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010526221A (ja) * | 2007-05-04 | 2010-07-29 | スェーデセーフ マーケティング アクテボラゲット | 加熱システム |
| KR101203065B1 (ko) * | 2010-01-07 | 2012-11-20 | 삼표이앤씨 주식회사 | 철도 분기기용 전기 히팅장치 및 이의 설치방법 |
| CN104562865A (zh) * | 2013-12-24 | 2015-04-29 | 北京中铁通电务技术开发有限公司 | 铁路道岔电加热融雪方法 |
-
1996
- 1996-12-25 JP JP34600796A patent/JPH10183502A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010526221A (ja) * | 2007-05-04 | 2010-07-29 | スェーデセーフ マーケティング アクテボラゲット | 加熱システム |
| KR101203065B1 (ko) * | 2010-01-07 | 2012-11-20 | 삼표이앤씨 주식회사 | 철도 분기기용 전기 히팅장치 및 이의 설치방법 |
| CN104562865A (zh) * | 2013-12-24 | 2015-04-29 | 北京中铁通电务技术开发有限公司 | 铁路道岔电加热融雪方法 |
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